JP5238732B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents
光走査装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5238732B2 JP5238732B2 JP2010018315A JP2010018315A JP5238732B2 JP 5238732 B2 JP5238732 B2 JP 5238732B2 JP 2010018315 A JP2010018315 A JP 2010018315A JP 2010018315 A JP2010018315 A JP 2010018315A JP 5238732 B2 JP5238732 B2 JP 5238732B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- light beam
- heat
- optical scanning
- scanning device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Laser Beam Printer (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Description
また、特許文献2の構成では、光学素子が設置されるベースに十分な厚みがないと流路を確保することが難しく、光走査装置の薄型化は難しい。
また、特許文献3の構成では、光走査装置を小型化した場合には、ヒートパイプにおける伝熱量を確保することが難しくなる。
このように、従来の光走査装置に採用されている構成を用いる場合には、光走査装置の薄型化を実現することが難しい。
さらに、ハウジング自体に流体が流れる放熱流路が形成されるため、ファンをハウジングの上下に設ける必要もなく、また光学素子が設置されるベース部を厚くする必要もなく、さらには薄型化された場合であっても上述のように効率よく熱を放出することができる。
したがって、本発明によれば、光走査装置において、ハウジング内部の熱を確実に放熱させつつ薄型化を図ることが可能となる。
図1は、本実施形態の複写機Pの概略構成を示す断面図である。この図に示すように、本実施形態の複写機Pは、原稿の画像を読み取る画像読取部1と、読み取った画像データに基づいて記録紙(記録媒体)に印刷を行う印刷部2とを備えている。
中間転写ベルト61は、駆動ローラ62、従動ローラ63及びテンションローラ64に張架される構成となっている。
駆動ローラ62は、モータ等の駆動源を有する駆動部に接続され、中間転写ベルト61に対しグリップ力を付与しつつ回走させるものである。
従動ローラ63は、駆動ローラ62の回転駆動に従動して回転駆動するものである。
テンションローラ64は、駆動ローラ62の回転駆動に従動して回転駆動する従動ローラの一種であり、バネ機構を有して中間転写ベルト61にテンションを与えるものである。
また、ベルトユニット6には、不図示のクリーニング部が併設されており、中間転写ベルト61に残留したトナー等を除去する構成となっている。
感光体71は、円柱に形状設定され、その周面に静電潜像及び当該静電潜像に基づくトナー像が形成されるものである。帯電器72は、感光体71に対して対向配置され、感光体71の周面を帯電状態とするものである。レーザスキャニングユニット73は、印刷形式の画像データに基づいて射出されるレーザ光を帯電状態の感光体71の周面において走査するものである。現像装置74は、感光体71の周面に対してトナーを供給することによって感光体71の周面上に静電潜像に基づくトナー像を現像するものである。一次転写ローラ75は、中間転写ベルト61を挟んで感光体71と対向配置され、感光体71に現像されたトナー像を中間転写ベルト61に一次転写するものである。クリーニング装置76は、一次転写の後に感光体71上に残留したトナーを除去するものである。
二次転写部10は、中間転写ベルト61上に形成された画像を記憶媒体に二次転写するものであって、中間転写ベルト61を駆動させる駆動ローラ62と、中間転写ベルト61を挟んで該駆動ローラ62と対向配置される二次転写ローラ10aとから構成されている。
定着部11は、記憶媒体上に二次転写されたトナー像を記録紙に定着させるものであり、加圧及び加熱することによりトナー像を記録紙に定着させる加熱ローラを備える。
搬送路13は、給紙カセット8から記憶紙を搬出するピックアップローラ13a、記憶媒体を搬送する給紙ローラ13b、排紙トレイ12に記憶媒体を排紙する排紙ローラ13c等を備える。
なお、各レーザスキャニングユニット73a,73bは、同一構成であるため、以下の説明においては、1つのレーザスキャニングユニット73aのみについて説明する。
そして、図2がレーザスキャニングユニット73aの断面図であり、図3がレーザスキャニングユニット73aの下面図であり、図4がレーザスキャニングユニット73aの上面図である。
なお、本実施形態においては、ポリゴンミラー32及びポリゴンモータ33によって光ビームが偏向される。すなわち、本実施形態において、本発明における偏向手段は、ポリゴンミラー32及びポリゴンモータ33によって構成されている。
また、本実施形態においては、光学素子35a〜39a,35b〜39bによって光ビームが導光される。すなわち、本実施形態において、本発明における導光手段は、光学素子35a〜39a,35b〜39bによって構成されている。
また、上蓋部30bはベース部30aの上端を閉じ、下蓋部30cはベース部30aの下端を閉じる。そして、各上蓋部30bと下蓋部30cとは、ハウジング30の内部の熱を空気流に伝熱する凹条の放熱流路30b1,30b2,30c1を有している。つまり、本実施形態の複写機Pは、ベース部30aの上下に対して各々蓋部(上蓋部30bと下蓋部30c)が配置され、各蓋部(上蓋部30bと下蓋部30c)が放熱流路30b1,30b2,30c1を備えている。
上蓋部30bの外側の両側(図2において左右側)近くには、後述の下蓋部30cの外側に設けられている放熱流路30c1と重畳しない位置で、その放熱流路30c1と平行するように、その上蓋部30b全部(図4では、上端から下端に亘る全部)に亘って凹条の放熱流路30b1,31b2がそれぞれ形成されている。
下蓋部30cの外側には、その中央部分を通過するとともに、その下蓋部30c全部(図3では、上端から下端に亘る全部)に亘って凹条の放熱流路30c1が形成されている。
すなわち、このハウジング30は、ハウジング基板30dにより、その上側に上室Xが形成され、ハウジング基板30dの下側には、ハウジング基板30dにより二分された下室Y1,Y2が形成されている。
なお、図2では省略されているが、制御基板34の表面側には、ポリゴンモータ33の駆動用IC等の電子部品が実装されている。そして、この制御基板34は、ポリゴンミラー32がハウジング基板30dの上面の中央部分に設けられる関係から、制御基板34もハウジング基板30dの上面の中央部分に設けられる。
光学素子36a,36bは反射ミラーであって、光学素子35a,35bの外側にそれぞれ設けられ、ポリゴンミラー32から照射されてくる光ビームをスリット30c2,30c3を介して下室Y1,Y2にそれぞれ導けるように構成されている。
光学素子37a,37bは下室Y1,Y2にそれぞれ設けられた反射ミラーであって、スリット30a1,30a2を介して導かれた光ビームを下室Y1,Y2にそれぞれ照射できるように構成されている。
光学素子38a,38bは下室Y1,Y2にそれぞれ設けられた長尺レンズであって、光学素子37a,37bよりもそれぞれ内側に設けられている。これら光学素子38a,38bは、光学素子37a,37bからそれぞれ照射されてくる光ビームを感光体71上に倍率差なく均一に照射できるように作用する。
光学素子39a,39bは反射ミラーであって、光学素子38a,38bよりも内側にそれぞれ設けられていて、スリット30c2,30c3を介して感光体71上に照射できるように構成されている。
そして、本実施形態においては、これらのファン装置14,15によって、図2に示すように、上蓋部30bの放熱流路30b1,30b2には紙面手前から奥側に向かう空気流a1が形成され、下蓋部30cの放熱流路30c1には紙面奥側から手前に向かう空気流a2が形成される。つまり、本実施形態においては、上蓋部30bの放熱流路30b1,30b2に対して流れる空気流a1の流れ方向と、下蓋部30cの放熱流路30c1に対して流れる空気流a2の流れ方向とが反対とされている。
なお、従来から、複写機には、感光体71を冷却するため等にファン装置が設置されている場合がある。このような場合には、既設のファン装置を上記ファン装置14,15のいずれかと兼用することができる。これによってファン装置の設置個数を減らし、複写機を小型化することができる。
さらに、ハウジング30自体に空気流が流れる放熱流路30b1,30b,30c1が形成されるため、ファン装置14,15をハウジング30の上下に設ける必要もなく、また光学素子等が設置されるベース部30aを厚くする必要もなく、さらには薄型化された場合であっても上述のように効率よく熱を放出することができる。
したがって、本実施形態の複写機Pが備えるレーザスキャニングユニット73a,73bによれば、ハウジング30内部の熱を確実に放熱させつつ薄型化を図ることが可能となる。
このため、放熱流路30b1,30b2,30c1の延在方向において、両側から冷たい空気流が放熱流路30b1,30b2,30c1に流れ、これによってレーザスキャニングユニット73を均一に冷却することができる。
このため、別途2つの領域(下室Y1及び下室Y2)を分けるための隔壁を設ける必要がなくなり、ハウジングの形成材料を削減することが可能となる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同一の構成要素については、その説明を省略あるいは簡略化する。
この放熱フィン40は、放熱流路30c1における空気流a2の流れ方向に沿って立設される複数のフィン部材によって構成されている。
図6は、シミュレーションにおいて、同図(a)に示されるように、上記実施形態と同様に、ハウジング30の上面に二つの放熱流路30b1,30b2を設け、その底面に一個の放熱流路30c1を設けたときのハウジング30の熱分布を示している。そして、同図(b)はハウジング30の上面の熱分布を示し、同図(c)はハウジング30の底面の熱分布を示している。ここで明度の高い部分(白色に近い部分)は、温度が高く、明度の低い部分(黒色に近い部分)は、温度が低いことを示している。
同図(b),(c)中の矢印は、冷却用空気の通過方向を示している。上面側及び底面側の通風量は、同量である。この条件は、後述の図7の場合も同じである。
このグラフから明らかなように、冷却効果は、上面の放熱流路30b1,30b2及び底面の放熱流路30c1の両方に通風したときが高く、この場合であっても、上面と底面の通風方向が反対のときが最も優れていることが分かる。
しかしながら、本発明の光走査装置は、これに限定されるものではなく、複写機等の画像形成装置以外に、計測器、検査装置等の機器に搭載しても良い。
Claims (4)
- 光ビームを射出する光ビーム射出手段と、前記光ビームを導光する導光手段と、前記光ビームを偏向する偏向手段と、前記光ビーム射出手段、前記導光手段及び前記偏向手段を保持する箱状のハウジングとを備える光走査装置であって、
前記ハウジングの上部及び下部に設けられると共に前記ハウジング内部の熱を流体に伝熱する複数の放熱流路を備え、前記放熱流路が上下方向から見て重畳せずに配置され、
前記放熱流路は、
前記ハウジングの上部に直線状に延在して形成されると共に一方向に向けて流体が流れる第1放熱流路と、
前記ハウジングの下部に前記第1放熱流路と平行に直線状に延在して形成されると共に前記第1放熱流路を流れる流体の流れ方向と反対の方向を流れ方向とする流体が流れる第2放熱流路と
を有する
ことを特徴とする光走査装置。 - 前記偏向手段として前記ハウジングの中央に配置されるポリゴンミラー及びポリゴンモータを備え、前記第2放熱流路が前記ポリゴンミラー及びポリゴンモータの直下に配置されていることを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
- 前記放熱流路は、1つの第2放熱流路と、上下方向から見て前記第2放熱流路を挟んで配置される2つの第1放熱流路を有することを特徴とする請求項2記載の光走査装置。
- 光ビームを射出すると共に走査する光走査装置と、前記光ビームが照射されることにより静電潜像が形成される感光体と、前記静電潜像を現像することでトナー像を形成する現像装置とを備える画像形成装置であって、
前記光走査装置として、請求項1〜3いずれかに記載の光走査装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010018315A JP5238732B2 (ja) | 2010-01-29 | 2010-01-29 | 光走査装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010018315A JP5238732B2 (ja) | 2010-01-29 | 2010-01-29 | 光走査装置及び画像形成装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013019915A Division JP5589108B2 (ja) | 2013-02-04 | 2013-02-04 | 光走査装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011158565A JP2011158565A (ja) | 2011-08-18 |
JP5238732B2 true JP5238732B2 (ja) | 2013-07-17 |
Family
ID=44590593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010018315A Expired - Fee Related JP5238732B2 (ja) | 2010-01-29 | 2010-01-29 | 光走査装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5238732B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6112907B2 (ja) * | 2013-02-26 | 2017-04-12 | キヤノン株式会社 | 走査光学装置及び画像形成装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0688945A (ja) * | 1992-06-17 | 1994-03-29 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP5370798B2 (ja) * | 2006-07-31 | 2013-12-18 | 株式会社リコー | 光走査装置および光走査装置を備えた画像形成装置 |
-
2010
- 2010-01-29 JP JP2010018315A patent/JP5238732B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011158565A (ja) | 2011-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8654173B2 (en) | Optical scanning apparatus and image forming apparatus | |
JP2007203708A (ja) | 光走査装置および画像形成装置 | |
JP5817544B2 (ja) | 装置の遮音構造及び画像形成装置 | |
JP5061178B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP5589108B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP5238732B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
US10425550B2 (en) | Optical scanning device with duct for heat dissipation, and image forming device having the same | |
JP2006326901A (ja) | 光学ハウジング、光走査装置および画像形成装置 | |
JP5398767B2 (ja) | 放熱装置及び光学走査装置並びに画像形成装置 | |
JP6170461B2 (ja) | 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置 | |
JP5255795B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US10382641B2 (en) | Optical scanning device that directs heat away from a deflector and image forming device including same | |
JP5693690B2 (ja) | 光走査装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP5450558B2 (ja) | 光走査装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP4402009B2 (ja) | 光学装置及び画像形成装置 | |
JP5297597B2 (ja) | 走査光学装置及びこれを搭載した画像形成装置 | |
JP5151899B2 (ja) | 走査装置および画像形成装置 | |
JP2011154208A (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP2010217240A (ja) | 光源装置、光走査装置およびそれを備えた画像形成装置 | |
JP6493528B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP2010049042A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000162524A (ja) | 複数ビーム光走査装置 | |
JP5145378B2 (ja) | 走査光学装置及びこれを搭載した画像形成装置 | |
JP4591144B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006259352A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130305 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130401 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5238732 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |