JP6888449B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒータを備える定着装置に関する。
従来、画像形成装置に備えられる定着装置において、ヒートローラ内に、2本のヒータを備えたものが知られている。例えば、特許文献1で開示されている定着装置では、2本のヒータの各端部に平端子が接続されており、平端子がフレームにネジ止めされることで、各ヒータがフレームに固定されている。
特開2006−184719号公報
スリープ状態にある定着装置をスタンバイ状態まで立ち上げるときには、ヒートローラ全体を素早く加熱することが望まれる。しかしながら、ヒートローラは、軸線方向中央部よりも端部の方が温まりにくい。しかし、単に、ヒータを長くしてヒータ端部の出力を大きくしようとすると、定着装置が大型化してしまうという問題点がある。
そこで、本発明は、大型化を抑制しつつ、ヒータ端部の出力を大きくできる定着装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の定着装置は、フレームと、第1ヒータと、第2ヒータと、第1端子板と、第2端子板と、を備えている。
第1ヒータは、第1発熱体と、第1発熱体を収容するとともに軸線方向に沿って延びる第1ガラス管であって、軸線方向において、第1端面および当該第1端面と反対側の第2端面を有する第1ガラス管と、第1ガラス管の第1端面から突出する第1リードピンと、を有する。
第2ヒータは、第2発熱体と、第2発熱体を収容するとともに軸線方向に沿って延びる第2ガラス管であって、軸線方向において、第3端面および当該第3端面と反対側の第4端面を有する第2ガラス管と、第2ガラス管の各端面の内、第1端面に近い方の端面である第3端面から突出する第2リードピンと、を有する。
第1端子板は、第1リードピンが固定されている。第2端子板は、第2リードピンが固定されている。軸線方向において、第2端面から第1端面までの距離は、第2端面から第3端面までの距離より大きい。第1端子板は、フレームと接触する第1接触面を有している。第2端子板は、フレームと接触する第2接触面を有している。軸線方向において、第1接触面の寸法は、第2接触面の寸法より小さい。
このように構成された定着装置によれば、軸線方向において、第2端面から第1端面までの距離が、第2端面からの第3端面までの距離より大きい構成であっても、定着装置が大型化するのを抑制しつつ、第1ヒータの端部の出力を大きくできる。
前記した目的を達成するため、本発明の定着装置は、フレームと、第1ヒータと、第2ヒータと、第3端子板と、を備えている。
第1ヒータは、第1発熱体と、第1発熱体を収容するとともに軸線方向に沿って延びる第1ガラス管であって、軸線方向において、第1端面および当該第1端面と反対側の第2端面を有する第1ガラス管と、第1ガラス管の第2端面から突出する第3リードピンと、を有する。
第2ヒータは、第2発熱体と、第2発熱体を収容するとともに軸線方向に沿って延びる第2ガラス管であって、軸線方向において、第3端面および当該第3端面と反対側の第4端面を有する第2ガラス管と、第2ガラス管の各端面の内、第2端面に近い方の端面である第4端面から突出する第4リードピンと、を有する。
第3端子板は、第3リードピンおよび第4リードピンが固定されている。軸線方向において、第1端面から第2端面までの距離は、第1端面から第4端面までの距離より大きい。第3端子板は、第3リードピンが固定された第1部分と、第4リードピンが固定された第2部分と、を有している。第1部分は、フレームと接触する第3接触面を有している。第2部分は、フレームと接触する第4接触面を有している。軸線方向において、第3接触面の寸法は、第4接触面の寸法より小さい。
このように構成された定着装置によれば、軸線方向において、第1端面から第2端面までの距離が、第1端面から第4端面までの距離より大きい構成であっても、定着装置が大型化するのを抑制しつつ、第1ヒータの端部の出力を大きくできる。
前記した目的を達成するため、本発明の定着装置は、フレームと、第1ヒータと、第2ヒータと、碍子と、を備えている。
第1ヒータは、第1発熱体と、第1発熱体を収容するとともに軸線方向に沿って延びる第1ガラス管であって、軸線方向において、第1端面および当該第1端面と反対側の第2端面を有する第1ガラス管と、を有する。
第2ヒータは、第2発熱体と、第2発熱体を収容するとともに軸線方向に沿って延びる第2ガラス管であって、軸線方向において、第3端面および当該第3端面と反対側の第4端面を有する第2ガラス管と、を有する。
碍子は、フレームに固定される碍子であって、第1端面を含む第1ガラス管の端部が入った第1穴と、第3端面を含む第2ガラス管の端部が入った第2穴と、を有する。
軸線方向において、第2端面から第1端面までの距離は、第2端面から第3端面までの距離より大きい。第1穴は、第2端面に最も近い端に、第1端縁を有している。第2穴は、第4端面に最も近い端に、第2端縁を有している。軸線方向において、第2端面から、第1端縁までの距離は、第2端面から、第2端縁までの距離より大きい。
このように構成された定着装置によれば、第2端面から第1端面までの距離が、第2端面から第3端面までの距離より大きい構成であっても、定着装置が大型化するのを抑制しつつ、第1ヒータの端部の出力を大きくできる。
本発明によれば、大型化を抑制しつつ、定着装置のヒータ端部の出力を大きくできる。
本発明の一実施形態に係る定着装置を備えたレーザプリンタの概略構成を示す図である。 定着フレームを下から見た図(a)と、ヒートローラとヒータを配置した定着フレームを下から見た図(b)である。 各ヒータの端部付近を示す拡大斜視図(a),(b)である。 図2におけるヒータ端部付近の拡大図(a),(b)である 図2(b)におけるX−X断面図である。 第2ヒータの発熱量の分布(a)と、第1ヒータの発熱量の分布(b)を示す図である。 第1変形例に係る、図2(b)のX−X断面に相当する図である。 第2変形例に係る、各ヒータの端部付近を示す図である。 碍子をネジで固定する場合の側面図(a)と、碍子をボスで位置決めする場合の側面図(b)である。 第3変形例に係る、各ヒータの端部付近を示す図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、定着装置を備えたレーザプリンタの全体構成を簡単に説明した後、本発明の特徴部分を詳細に説明することとする。
以下の説明において、方向は、レーザプリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって右側を「前側」、紙面に向かって左側を「後側」とし、紙面に向かって手前側を「左側」、紙面に向かって奥側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体フレーム2内に、用紙3を給紙するためのフィーダ部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5と、制御装置90と、を備えている。
フィーダ部4は、本体フレーム2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7を備えている。また、フィーダ部4は、給紙トレイ6の前側上部に設けられる給紙ローラ8および給紙パット9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる紙粉取りローラ10,11を備えている。さらに、フィーダ部4は、紙粉取りローラ11に対して下流側に設けられるレジストローラ12を備えている。
そして、このように構成されるフィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって給紙ローラ8側に寄せられ、この給紙ローラ8および給紙パット9で一枚ずつに分離されて送り出され、本体フレーム2の前側においてUターンするように各種ローラ10〜12を通り、本体フレーム2の前側から後側に向かって画像形成部5に搬送される。
画像形成部5は、スキャナ部16と、プロセスカートリッジ17と、定着装置100とを備えている。
スキャナ部16は、本体フレーム2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20,21、反射鏡22,23,24などを備えている。そして、スキャナ部16では、レーザビームが図の鎖線で示す経路を通って、プロセスカートリッジ17の感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ17は、スキャナ部16の下方に配設され、本体フレーム2に対して着脱可能となっている。プロセスカートリッジ17は、現像カートリッジ28とドラムユニット51とで主に構成されている。
現像カートリッジ28は、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナーホッパ34を備えている。そして、トナーホッパ34内のトナーは、アジテータ(符号略)で攪拌された後、供給ローラ33により現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード32と現像ローラ31との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
ドラムユニット51は、感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29および転写ローラ30を備えている。そして、このドラムユニット51内において、感光ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に帯電された後、スキャナ部16からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されているトナーが、感光ドラム27に対向して接触するときに、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像に供給される。そして、トナーは、感光ドラム27の表面上で選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。その後、感光ドラム27と転写ローラ30の間で用紙3が搬送されることで、感光ドラム27の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
トナー像が転写された用紙3は、定着装置100によりトナー像が熱定着された後、搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送され、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
定着装置100は、左右方向に延びる回転軸線Gを中心に回転するヒートローラ110と、ヒートローラ110の内側に位置する第1ヒータ120および第2ヒータ130と、ヒートローラ110の下方に位置し、ヒートローラ110に対して押圧される加圧ローラ140と、フレームの一例としての定着フレーム160と、を主に備えている。この定着装置100では、第1ヒータ120および第2ヒータ130でヒートローラ110が加熱されることで、用紙3がヒートローラ110と加圧ローラ140との間を前側から後側へ向けて通過する間に、用紙3上に転写されたトナー像が熱定着される。
ヒートローラ110は、加圧ローラ140との間でニップ領域を形成し、ニップ領域において、用紙3を所定の搬送方向Tへ搬送する。ニップ領域の搬送方向Tの寸法は、回転軸線Gの方向における端部の方が中央部より大きい。
本実施形態において、第1ヒータ120および第2ヒータ130は、それぞれ、通電により発熱するように構成されたハロゲンランプである。第1ヒータ120および第2ヒータ130は、ヒートローラ110の回転軸線Gに沿った方向に延びている。以下、第1ヒータが延びる方向を「軸線方向」という。第1ヒータ120および第2ヒータ130は、前後方向に並んで位置している。具体的に、第1ヒータ120は、第2ヒータ130の前側に位置している。また、第2ヒータ130は、第1ヒータ120よりも出力(ワット数)が大きい。
定着フレーム160は、ヒートローラ110を挟んで、加圧ローラ140とは反対側に位置している。図2(a)に示すように、定着フレーム160は、軸線方向の一端側の一例としての左端側に位置する第1壁160Aと、他端側の一例としての右端側に位置する第2壁160Bとを有している。第1壁160Aは、下方を向く面に、第1面161と、第2面162と、を有している。第1面161と第2面162は、第1ヒータ120と第2ヒータ130が並ぶ方向(以下、単に「並び方向」という。)に並んでいる。具体的に、第1面161は、並び方向において、第2面162より第1ヒータ120側に位置している。第1面161と第2面162の間には、第1面161と第2面162を区切るリブ165が設けられている。第2壁160Bは、下方を向く面に、第3面163を有している。
第1面161の前端部には、第1穴H1が設けられている。第2面162の後端部には、第2穴H2が設けられている。第2面162の前端部には、第2面162から突出する第1ボス162Aが設けられ、第1ボス162Aの下端面には、第3穴H3が設けられている。第3面163には、第3面から突出する第2ボス163Aが設けられ、第2ボス163Aの下端面には、第4穴H4が設けられている。
図2(b)に示すように、ヒートローラ110は、図示しないベアリングを介して、定着フレーム160に回転可能に支持されている。ヒートローラ110は、端部に開口を有する中空のローラであり、軸線方向に延びる筒形状を有している。
定着装置100には、ヒートローラ110の外周面から所定距離離れて位置する第1サーミスタ111と第2サーミスタ112が設けられている。第1サーミスタ111は、軸線方向におけるヒートローラ110の端部110Aに対向し、ヒートローラ110の端部110Aの温度を検出する。第2サーミスタ112は、軸線方向におけるヒートローラ110の中央部110Bに対向し、ヒートローラ110の中央部110Bの温度を検出する。なお、第1サーミスタ111および第2サーミスタ112は、非接触式の温度センサであるが、接触式であってもよい。
第1ヒータ120および第2ヒータ130は、一端が定着フレーム160の第1壁160Aに固定され、他端が定着フレーム160の第2壁160Bに固定されている。第1ヒータ120の軸線方向の寸法は、第2ヒータ130の軸線方向の寸法より大きい。
第1ヒータ120は、第1発熱体121と、第1ガラス管122と、第1リードピン123と、第3リードピン124と、を有している。第1ガラス管122は、内部に第1発熱体121を収容するとともに軸線方向に沿って延びている。
第1ガラス管122は、軸線方向に延びる円筒状の第1ガラス管本体部122Aと、第1ガラス管122の左端部を封止する第1封止部122Bと、第1ガラス管122の右端部を封止する第2封止部122Cと、を有している。第1封止部122Bは、第1ガラス管122の左側の端面である第1端面122Lを含む。第2封止部122Cは、第1ガラス管122の第1端面122Lの反対側の端面、すなわち第1ガラス管122の右側の端面である第2端面122Rを含む。
第1リードピン123は、第1発熱体121と接続され、第1端面122Lから左方に突出している。第1リードピン123の先端部は、板状の第1端子板170に、溶接等により固定されている。第3リードピン124は、第1発熱体121と接続され、第2端面122Rから右方に突出している。第3リードピン124の先端部は、板状の第3端子板190に、溶接等により固定されている。
第2ヒータ130は、第2発熱体131と、第2ガラス管132と、第2リードピン133と、第4リードピン134と、を有している。第2ガラス管132は、内部に第2発熱体131を収容している。第2ガラス管132は、軸線方向に沿って延びている。
第2ガラス管132は、軸線方向に延びる円筒状の第2ガラス管本体部132Aと、第2ガラス管132の左端部を封止する第3封止部132Bと、第2ガラス管132の右端部を封止する第4封止部132Cと、を有している。第3封止部132Bは、第2ガラス管132の左側の端面である第3端面132Lを含む。第4封止部132Cは、第2ガラス管132の第3端面132Lの反対側の端面、すなわち第2ガラス管132の右側の端面である第4端面132Rを含む。
第2リードピン133は、第2発熱体131と接続され、第3端面132Lから左方に突出している。第2リードピン133の先端部は、板状の第2端子板180に、溶接等により固定されている。第4リードピン134は、第2発熱体131と接続され、第4端面132Rから右方に突出している。第4リードピン134の先端部は、板状の第3端子板190に、溶接等により固定されている。
軸線方向において、第1ガラス管122の第2端面122Rから第1ガラス管122の第1端面122Lまでの距離L1は、第1ガラス管122の第2端面122Rから第2ガラス管132の第3端面132Lまでの距離L2より大きい。つまり、軸線方向において、第1ガラス管122の第1封止部122Bは、第2ガラス管132の第3封止部132Bより左方に突出している。
軸線方向において、第1ガラス管122の第1端面122Lから第1ガラス管122の第2端面122Rまでの距離L1は、第1ガラス管122の第1端面122Lから第2ガラス管132の第4端面132Rまでの距離L3より大きい。つまり、軸線方向において、第1ガラス管122の第2封止部122Cは、第2ガラス管132の第4封止部132Cより右方に突出している。
第1発熱体121は、軸線方向において、中央部よりも端部の発熱抵抗体が密となっている。つまり、図6(b)に示すように、第1発熱体121の発熱量Q1は、軸線方向において、中央部より端部の方が大きい。
第2発熱体131は、軸線方向において、端部よりも中央部の発熱抵抗体が密となっている。つまり、図6(a)に示すように、第2発熱体131の発熱量Q2は、軸線方向において、端部より中央部の方が大きい。
図3(a)に示すように、定着装置100は、第1ガラス管122と第2ガラス管132を連結する連結部材200をさらに備えている。連結部材200は、並び方向に並ぶ第1穴201と第2穴202を有している。第1穴201は、第1ガラス管122の端部すなわち第1封止部122Bが入っている。第2穴202は、第2ガラス管132の端部すなわち第3封止部132Bが入っている。
図4(a)に示すように、第1封止部122Bは、第1穴201に接着剤201Aにより接着されている。第3封止部132Bは、第2穴202に接着剤により接着されておらず、第2穴202に遊嵌されている。
図2(b)に示すように、第1端子板170は、定着フレーム160の第1面161に接触している。図3(a)に示すように、第1端子板170は、1枚の板金からなり、板状のベース部171と、ベース部171の左端から上方に向かって延びる接続部172と、を有している。ベース部171は、ベース部171の上側の面に、第1面161と接触する第1接触面171Aを有している。第1接触面171Aは、第1面161の上側の面のうち第1面161と直交する方向から見て第1面161と重なる部分である。なお、第1接触面171Aは、第1面161と接触可能であればよく、第1端子板170と第1面161が常に接触している必要はない。ベース部171の下側の面には、第1リードピン123が固定されている。ベース部171は、ネジが通る孔を有していない。接続部172は、電源と接続する部分である。
第2端子板180は、1枚の板金からなり、板状のベース部181と、ベース部181の左端から上方に向かって延びる接続部182と、を有している。ベース部181は、ベース部181の上側の面に、第2面162と接触する第2接触面181Aを有している。第2接触面181Aは、第2面162の上側の部分のうち第2面162と直交する方向から見て第2面162と重なる部分である。なお、第2接触面181Aは、第2面162と接触可能であればよく、第2端子板180と第2面162が常に接触している必要はない。ベース部181の下側の面には、第2リードピン133が固定されている。ベース部181は、ネジNおよび第1ボス162Aが通る孔181Bを有している。つまり、孔181Bは、ネジが通る孔の一例であるとともに、位置決め孔の一例である。孔181Bを通ったネジNは、第2面162の第3穴H3にねじ込まれている。接続部182は、電源と接続する部分である。
図5に示すように、第2端子板180は、定着フレーム160の第2面162に、ネジNによって、組み付けられている。第2端子板180は、第2端子板180の孔181Bに第2面162の第1ボス162Aが通ることにより、並び方向の位置決めがされている。なお、第2端子板180は、第2面162とネジNの座面の間に位置するが、第1ボス162Aの突出量は第2端子板180の板厚より大きいので、第2端子板180は、厚み方向に遊びをもって組み付けられている。このため、第2端子板180は、第2面162と接触していない場合がある。
図4(a)に示すように、軸線方向において、第1接触面171Aの寸法D1は、第2接触面181Aの寸法D2より小さい。
図3(b)に示すように、第3端子板190は、1枚の板金からなり、板状のベース部191と、ベース部191の右端から上方に向かって延びる接続部192と、を有している。ベース部191は、矩形の第1部分193と、第1部分193より大きい矩形の第2部分194と、を有している。詳しくは、第1部分193は、軸線方向の寸法が第2部分194より小さい。軸線方向において、第1部分193の第1端面122L側の端部は、第2部分194の第1端面122L側の端部より、第1端面122Lから離れている。接続部192は、電源と接続する部分である。ベース部194は、ネジNおよび第2ボス163Aが通る孔194Bを有している。つまり、孔194Bは、ネジが通る孔の一例であるとともに、位置決め孔の一例である。
図2(a),(b)に示すように、第3端子板190は、定着フレーム160の第3面163に組み付けられている。第3端子板190は、図5に示した第2端子板180と第1ボス162Aと同様にして、第3端子板190の孔194Bに第3面163の第2ボス163Aが通ることにより、第3面163に沿った方向の位置決めがされている。なお、第3端子板190も、第2端子板180と同様の遊びをもって組み付けられている。
図4(b)に示すように、第1部分193は、第1部分193の上側の面に、第3面163と接触する第3接触面193Aを有している。第3接触面193Aは、第1部分193の上側の面のうち、第3面163と直交する方向から見て第3面163と重なる部分である。なお、第3接触面193Aは、第3面163と接触可能であればよく、第1部分193と第3面163が常に接触している必要はない。第1部分193の下側の面には、第3リードピン124が固定されている。第1部分193は、ネジが通る孔を有していない。
第2部分194は、第2部分194の上側の面に、第3面163と接触する第4接触面194Aを有している。第4接触面194Aは、第2部分194の上側の面のうち、第3面163と直交する方向から見て第3面163と重なる部分である。なお、第4接触面194Aは、第3面163と接触可能であればよく、第2部分194と第3面163が常に接触している必要はない。第2部分194の下側の面には、第4リードピン134が固定されている。第2部分194は、ネジNが通る孔194B(図3(b)参照)を有している。孔194Bを通ったネジNは、第3面163の第4穴H4にねじ込まれている。
図4(b)に示すように、軸線方向において、第3接触面193Aの寸法D3は、第4接触面194Aの寸法D4より小さい。
図5に示すように、定着装置100は、定着フレーム160の第1面161から第1端子板170が外れるのを規制する規制部材210と、規制部材210を定着フレーム160に固定する2つのネジNと、を備えている。なお、図面を見やすくするため、図2および図4においては、規制部材210の図示を省略している。
規制部材210は、第1固定部211と、第2固定部212と、第1固定部211および第2固定部212を連結する連結部213と、を有している。第1固定部211は、第1穴H1に対応する位置に、上下方向に貫通した第1固定孔211Aを有している。第2固定部212は、第2穴H2に対応する位置に、上下方向に貫通した第2固定孔212Aを有している。
第1固定部211は、ネジNによって、定着フレーム160の第1面161に固定されている。第1固定孔211Aを通ったネジNは、第1面161の第1穴H1にねじ込まれている。第2固定部212は、ネジNによって、定着フレーム160の第2面162に固定されている。第2固定孔212Aを通ったネジNは、第2面162の第2穴H2にねじ込まれている。
連結部213は、上方に突出する突出部214を有している。突出部214の先端は、第1端子板170と接触している。つまり、第1端子板170は、第1面161と突出部214に挟持されている。
制御装置90は、第1サーミスタ111の検出温度と第1目標温度との差分に基づき、第1サーミスタ111の検出温度が第1目標温度に近づくように第1ヒータ120をフィードバック制御する。制御装置90は、第2サーミスタ112の検出温度と第2目標温度との差分に基づき、第2サーミスタ112の検出温度が第2目標温度に近づくように第2ヒータ130をフィードバック制御する。本実施形態において、第1目標温度は第2目標温度より低く設定されている。
制御装置90は、軸線方向の幅が大きな用紙、例えばA4サイズ(210mm幅)の用紙に現像剤材像を定着する場合には、第1ヒータ120および第2ヒータ130の両方を点灯させる。定着装置は、軸線方向の幅が小さな用紙、例えばハガキサイズ(100mm幅)の用紙に現像剤像を定着する場合には、第2ヒータ130のみを点灯させる。
以上のような本実施形態の定着装置100によれば、以下のような効果を得ることができる。
定着装置100は、第1ヒータ120の第1ガラス管122の左側の端部が、第2ヒータ130の第2ガラス管132の左側の端部より突出しているので、第1ヒータ120が第2ヒータ130より突出している分だけ端部に発熱体を配置できるため、ヒータ端部の出力を大きくすることができる。一方、軸線方向において、第1端子板170の第1接触面171Aの寸法D1が、第2端子板180の第2接触面181Aの寸法D2より小さいので、定着装置100が、軸線方向において、大型化することを抑制することができる。この結果、定着装置100は、大型化を抑制しつつ、ヒータ端部の出力を大きくすることができる。
また、第2端子板180が、ネジNにより、定着フレーム160の第2面162に組み付けられているので、第2ヒータ130は、定着フレーム160から外れることはない。一方、第1端子板170は、突出部214と第1面161に挟持されているので、上下方向の位置が規制される。そして、第1端子板170は、第1端子板170と第1面161との摩擦力によって第1面161に沿った方向の位置も規制されている。このため、第1端子板170が、ネジが通る孔を有していなくても、第1端子板170の位置を規制することができる。この結果、第1端子部材170は、第2端子板180に比べて、軸線方向の寸法を小さくすることができる。
また、連結部材200が第1ガラス管122と第2ガラス管132を連結しているので、第2ヒータ130が第1ヒータ120に対してがたつくことを抑制することができる。
また、定着装置100は、第1ヒータ120の第1ガラス管122の右側の端部が、第2ヒータ130の第2ガラス管132の右側の端部より突出しているので、第1ヒータ120が第2ヒータ130より突出している分だけ端部に発熱体を配置できるため、ヒータ端部の出力を大きくすることができる。一方、軸線方向において、第3端子板190の第3接触面193Aの寸法D3が、第4接触面194Aの寸法D4より小さいので、定着装置100が、軸線方向において、大型化することを抑制することができる。この結果、定着装置100は、大型化を抑制しつつ、ヒータ端部の出力を大きくすることができる。
また、第2部分194がネジNにより、定着フレーム160の第3面163に固定されるので、第3端子板190が定着フレーム160に安定して固定される。そして、第1部分193が、ネジが通る孔を有していないので、第1部分193の軸線方向の寸法を第2部分194に比べて小さくすることができる。
図6(b)は、軸線方向において、第1ヒータが第2ヒータと同じ長さである場合、つまり、本実施形態のように、第1ヒータの端部が第2ヒータの端部より突出していない場合の第1ヒータの発熱量Q0を破線で示している。これに対し、同図において実線で示した本実施形態の第1ヒータ120の発熱量Q1は、第1ヒータ120の両端が第2ヒータ130よりも突出している分だけ、軸線方向の両端部において、出力が大きくなっている。これにより、定着装置100は、例えば、中央部より温まりにくいヒートローラ110の端部を素早く加熱することができ、定着装置100の立ち上げを早くすることができる。
軸線方向の幅が大きな用紙を定着させるときには、制御装置90が第1ヒータ120および第2ヒータ130の両方を点灯させる。このとき、第2ヒータ130の端部は、第1ヒータ120の端部より高温となる傾向にある。これは、第2ヒータ130が第1ヒータ120より出力が大きいことと、第2ヒータ130の第2目標温度が第1ヒータの第1目標温度より高く設定されていることによる。第2目標温度が第1目標温度より高く設定されているので、第2ヒータ130の点灯頻度は、第1ヒータ120の点灯頻度より大きくなる傾向にある。なお、制御装置90は、点灯頻度で制御する代わりに点灯デューティ(点灯時における単位時間当たりの通電割合)によって制御するときには、第2ヒータ130の点灯デューティは、第1ヒータ120の点灯デューティより高くなる傾向にある。
軸方法の幅が小さな用紙を定着させるときには、制御装置90が第2ヒータ130のみを点灯させる。このときも、第2ヒータ130の端部は、第1ヒータ120の端部より高温となる。
そして、第2ヒータ130の端部が第1ヒータ120の端部より高温となったときであっても、第2ヒータ130の端部は連結部材200の第2穴202に接着されていないため、連結部材200に接着されている第1ヒータ120の端部より効率的に放熱することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。なお、前記実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
[第1変形例]
前記実施形態では、第2端子板180がネジNによって、定着フレーム160に固定されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第2端子板180をボスで位置決めする構成としてもよい。
例えば、図7に示すように、第1変形例における定着装置300は、定着フレーム360が第3ボス364を有している。第2端子板380は、第3ボス364が通る位置決め孔181Cを有している。規制部材310の連結部213は、第2面162に向かって突出する第2突起315と第3突起316を有している。第3ボス364は、第2突起315と第3突起316との間に位置している。
この定着装置300では、第2端子部材380は、第3ボス364に通ることで、第2面162に沿った方向において位置決めされている。そして、第2突起315および第3突起316が第2端子板380に接触していることで、第2端子部材380は、第2突起315および第3突起316と第2面162に挟持されている。このため、第2端子部材380は、第2面162から外れないように規制されている。この構成によっても、前記した実施形態と同様に、定着装置の大型化を抑制しつつ、ヒータ端部の出力を大きくすることができる。
[第2変形例]
前記実施形態では、ヒータ端部に固定された端子板を定着フレームに固定することで、各ヒータを定着フレームに固定していたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各ヒータを碍子で連結し、碍子を定着フレームに固定する構成としてもよい。
例えば、図8に示すように、第2変形例における定着装置400は、第1ヒータ120と第2ヒータ130を連結する碍子410を備えている。碍子410は、第1封止部122Bが入った第1穴411と、第3封止部132Bが入った第2穴412と、ネジNが通る孔415と、を有している。なお、第2変形例の定着装置400は左右対称の構成を有するため、軸線方向の一端側の構成についてのみ説明する。
第1穴411は、第2端面122Rに最も近い端に、第1端縁411Bを有している。
第2穴412は、第4端面132Rに最も近い端に、第2端縁412Bを有している。軸線方向において、第2端面122Rから、第1端縁411Bまでの距離D5は、第2端面122Rから、第2端縁412Bまでの距離D6より大きい。
第1穴411は、碍子410の内部で第1ケーブル穴413と繋がっている。第1ケーブル穴413には、第1ケーブルC1が入っている。第1ケーブルC1は、第1リードピン123と電源を接続する導線である。
第2穴412は、碍子410の内部で第2ケーブル穴414と繋がっている。第2ケーブル穴414は、第4端面132Rから最も遠い端に、第3端縁414Bを有している。第3端縁414Bは、第1ヒータ120と第2ヒータ130との中間に位置する中間面Sより第1ヒータ120側に位置している。第2ケーブル穴414には、第2ケーブルC2が入っている。第2ケーブルC2は、第2リードピン133と電源を接続する導線である。
孔415は、中間面Sより第2ヒータ130側に位置している。孔415は、軸線方向および並び方向に直交する方向に延び、碍子410を貫通している。図9(a)に示すように、定着装置400の定着フレーム460は、碍子410を固定するネジNがねじ込まれる穴H5を有している。碍子410は、孔415を通ったネジNが、穴H5にねじ込まれることで、定着フレーム460に固定されている。
この定着装置400の構成によっても、碍子410が第1ヒータ120の端部と第2ヒータ130の端部を連結し、碍子410を定着フレーム460に固定することにより、第1ヒータ120および第2ヒータ130を安定して定着フレーム460に位置決めすることができる。
また、第1ヒータ120の端部が第2ヒータ130の端部より突出しているので、第1ヒータ120が第2ヒータ130より突出している分だけ、第1ヒータ120の端部の出力を向上させることができる。このとき、軸線方向において、第2端面122Rから、第1端縁411Bまでの距離D5が、第2端面122Rから、第2端縁412Bまでの距離D6より大きいので、碍子410が第1ヒータ120の端部から出力された熱に干渉して、ヒートローラ110の加熱効率が下がることを抑制することができる。
また、碍子410の孔415が、中間面Sより第2ヒータ130側に位置しているので、碍子410の軸線方向の端部のうち短いヒータである第2ヒータ130側の端部を碍子410の固定のために有効利用することができる。このため、碍子410が軸線方向に大型化するのを抑制できる。その結果、定着装置400が大型化するのを抑制できる。
また、図9(b)に示すように、第2変形例においても、碍子410をネジによって定着フレームに固定する代わりに、定着フレーム470にボス471を設け、このボス471を孔415に係合することによって位置決めする構成としてもよい。
[第3変形例]
碍子によりヒータを支持する構成としては、図10に示すような碍子が切欠部を有する構成であってもよい。
第3変形例の定着装置500における碍子510は、軸線方向における端部に切欠部515を有している。切欠部515は、少なくとも一部が中間面Sより第2ヒータ130側に位置している。
定着フレーム560は、第1壁160Aに突起561を有している。突起561の一部は、切欠部515に入り込んでいる。すなわち、定着フレーム560の一部は切欠部515に入り込んでいる。
これにより、碍子510を前後逆に組み付けようとした場合には、碍子510に突起561が干渉するので、碍子510と組み合わされた第1ヒータ120および第2ヒータ130を誤った向きで定着フレーム560に組み付けることを抑制することができる。
また、この第3変形例では、第1ヒータ120と接続された第3ケーブルC3は、切欠部515の並び方向に交差する側面515Aから引き出されている。すなわち、第3ケーブルC3が入る第3ケーブル穴513は、第1穴411と繋がるとともに、切欠部515の側面515Aに開口している。そして、第2ヒータ130と接続された第4ケーブルC4は、軸線方向において、切欠部515よりも第1ヒータ120の第2端面122R(図8参照)に近い位置における碍子510の側面510Aから引き出されている。すなわち、第4ケーブルC4が入る第4ケーブル穴514は、第2穴412と繋がるとともに、碍子510の並び方向に交差する側面510Aに開口している。
なお、第3変形例において、碍子510の切欠部515に入り込むのは、定着フレーム560の一部に限定されず、定着フレーム560に固定された部材の少なくとも一部であってもよい。
[第4変形例]
前記実施形態では、第2ヒータ130が第1ヒータ120よりも出力が大きい構成であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1ヒータ120が第2ヒータ130よりも出力が大きい構成としてもよい。
第4変形例における定着装置では、前記実施形態と比べて、第2ヒータ130の端部の発熱量が小さくなっている。そして、第1目標温度が第2目標温度以上に設定されている。また、第3封止部132Bは、第2穴202に接着剤により接着されている。第1封止部122Bは、第1穴201に接着剤により接着されておらず、第1穴201に遊嵌されている。
軸線方向の幅が大きな用紙を定着させるときには、制御装置90が第1ヒータ120および第2ヒータ130の両方を点灯させる。このとき、この第4変形例における定着装置では、第1ヒータ120の端部は、第2ヒータ130の端部より高温となる傾向にある。これは、第1ヒータ120が第2ヒータ130より出力が大きいことと、第1ヒータ120の第1目標温度が第2ヒータ130の第2目標温度以上に設定されていることによる。
そして、第1ヒータ120の端部は連結部材200の第1穴201に接着されていないため、連結部材200の第2穴202に接着されている第2ヒータ130の端部より効率的に放熱することができる。
前記実施形態では、第1面161と、第2面162を区切るリブ165を設けていたが、これに限定されず、第1面と第2面が区切られていなくてもよい。
前記実施形態では、第1端子板、第2端子板および第3端子板の各接続部が上方に向かって延びていたが、これに限定されず、各接続部は上方以外の方向に向かって延びていてもよい。
前記実施形態では、ヒータの発熱体と端子板を接続する部材としてリードピンを例示したが、これに限定されるものではない。例えば、ヒータの発熱体と端子板を接続する部材は、板状の部品であってもよい。
前記各実施形態では、定着装置が、2本のヒータを備えていたが、ヒータの数はこれに限定されるものではない。例えば、定着装置が3本以上のヒータを備えていてもよい。
前記各実施形態では、第1ヒータおよび第2ヒータとしてハロゲンランプを例示したが、第1ヒータ及び第2ヒータは、これに限定されるものではない。例えば、第1ヒータおよび第2ヒータは、カーボンヒータ等であってもよい。
また、前記した各実施形態及び各変形例の各要素は、任意に組み合わせて実施することが可能である。
100 定着装置
120 第1ヒータ
121 第1発熱体
122 第1ガラス管
122L 第1端面
122R 第2端面
123 第1リードピン
130 第2ヒータ
131 第2発熱体
132 第2ガラス管
132L 第3端面
132R 第4端面
133 第2リードピン
160 定着フレーム
170 第1端子板
171A 第1接触面
180 第2端子板
181A 第2接触面

Claims (12)

  1. フレームと、
    第1発熱体と、前記第1発熱体を収容するとともに軸線方向に沿って延びる第1ガラス管であって、前記軸線方向において、第1端面および当該第1端面と反対側の第2端面を有する第1ガラス管と、前記第1ガラス管の第1端面から突出する第1リードピンと、を有する第1ヒータと、
    第2発熱体と、前記第2発熱体を収容するとともに前記軸線方向に沿って延びる第2ガラス管であって、前記軸線方向において、第3端面および当該第3端面と反対側の第4端面を有する第2ガラス管と、前記第2ガラス管の各端面の内、前記第1端面に近い方の端面である前記第3端面から突出する第2リードピンと、を有する第2ヒータと、
    前記第1リードピンが固定された第1端子板と、
    前記第2リードピンが固定された第2端子板と、を備え、
    前記軸線方向において、前記第2端面から前記第1端面までの距離は、前記第2端面から前記第3端面までの距離より大きく、
    前記第1端子板は、前記フレームと接触する第1接触面を有し、
    前記第2端子板は、前記フレームと接触する第2接触面を有し、
    前記軸線方向において、前記第1接触面の寸法は、前記第2接触面の寸法より小さいことを特徴とする定着装置。
  2. 前記フレームに固定され、前記フレームから前記第1端子板が外れるのを規制する規制部材と、
    前記フレームに固定されるネジと、をさらに備え、
    前記第2端子板は、前記ネジが通る孔を有し、
    前記第1端子板は、前記ネジが通る孔を有していないことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記フレームに固定され、前記フレームから前記第1端子板が外れるのを規制する規制部材をさらに備え、
    前記第2端子板は、位置決め孔を有し、
    前記フレームは、前記位置決め孔を通るボスを有し、
    前記第1端子板は、位置決め孔を有していないことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記第1端面を含む前記第1ガラス管の端部が入った第1穴と、前記第3端面を含む前記第2ガラス管の端部が入った第2穴と、を有し、前記第1ガラス管および前記第2ガラス管を連結する連結部材をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. フレームと、
    第1発熱体と、前記第1発熱体を収容するとともに軸線方向に沿って延びる第1ガラス管であって、前記軸線方向において、第1端面および当該第1端面と反対側の第2端面を有する第1ガラス管と、前記第2端面から突出する第3リードピンと、を有する第1ヒータと、
    第2発熱体と、前記第2発熱体を収容するとともに前記軸線方向に沿って延びる第2ガラス管であって、前記軸線方向において、第3端面および当該第3端面と反対側の第4端面を有する第2ガラス管と、前記第2ガラス管の各端面の内、前記第2端面に近い方の端面である前記第4端面から突出する第4リードピンと、を有する第2ヒータと、
    前記第3リードピンおよび前記第4リードピンが固定された第3端子板と、を備え、
    前記軸線方向において、前記第1端面から前記第2端面までの距離は、前記第1端面から前記第4端面までの距離より大きく、
    前記第3端子板は、前記第3リードピンが固定された第1部分と、前記第4リードピンが固定された第2部分と、有し、
    前記第1部分は、前記フレームと接触する第3接触面を有し、
    前記第2部分は、前記フレームと接触する第4接触面を有し、
    前記軸線方向において、前記第3接触面の寸法は、前記第4接触面の寸法より小さいことを特徴とする定着装置。
  6. 前記フレームに固定されるネジをさらに備え、
    前記第2部分は、前記ネジが通る孔を有し、
    前記第1部分は、ネジが通る孔を有していないことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記第2部分は、位置決め孔を有し、
    前記フレームは、前記位置決め孔を通るボスを有し、
    前記第1部分は、位置決め孔を有していないことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  8. フレームと、
    第1発熱体と、前記第1発熱体を収容するとともに軸線方向に沿って延びる第1ガラス管であって、前記軸線方向において、第1端面および当該第1端面と反対側の第2端面を有する第1ガラス管と、を有する第1ヒータと、
    第2発熱体と、前記第2発熱体を収容するとともに前記軸線方向に沿って延びる第2ガラス管であって、前記軸線方向において、第3端面および当該第3端面と反対側の第4端面を有する第2ガラス管と、を有する第2ヒータと、
    前記フレームに固定される碍子であって、前記第1端面を含む前記第1ガラス管の端部が入った第1穴と、前記第3端面を含む前記第2ガラス管の端部が入った第2穴と、を有する碍子と、を備え、
    前記軸線方向において、前記第2端面から前記第1端面までの距離は、前記第2端面から前記第3端面までの距離より大きく、
    前記第1穴は、前記第2端面に最も近い端に、第1端縁を有し、
    前記第2穴は、前記第4端面に最も近い端に、第2端縁を有し、
    前記軸線方向において、前記第2端面から、前記第1端縁までの距離は、前記第2端面から、前記第2端縁までの距離より大きいことを特徴とする定着装置。
  9. 前記フレームに固定されるネジをさらに備え、
    前記碍子は、前記第1ヒータと前記第2ヒータとの中間面より前記第2ヒータ側に前記ネジが通る孔を有することを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
  10. 前記碍子は、前記第1ヒータと前記第2ヒータとの中間面より前記第2ヒータ側に、位置決め孔を有し、
    前記フレームは、前記位置決め孔が通るボスを有することを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
  11. 前記碍子は、前記第1ヒータと前記第2ヒータとの中間面より前記第2ヒータ側に切欠部を有し、
    前記切欠部には、前記フレームの一部、または、前記フレームに固定された部材の少なくとも一部が入り込んでいることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の定着装置。
  12. 前記第1発熱体は、前記軸線方向において、中央部よりも端部の発熱量が大きく、
    前記第2発熱体は、前記軸線方向において、端部よりも中央部の発熱量が大きいことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の定着装置。
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