JP2000284622A - 定着器 - Google Patents

定着器

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JP2000284622A
JP2000284622A JP11092287A JP9228799A JP2000284622A JP 2000284622 A JP2000284622 A JP 2000284622A JP 11092287 A JP11092287 A JP 11092287A JP 9228799 A JP9228799 A JP 9228799A JP 2000284622 A JP2000284622 A JP 2000284622A
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JP
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heater
fixing
power supply
roller
fixing device
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Makoto Hasegawa
誠 長谷川
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/28Clamped connections, spring connections
    • H01R4/48Clamped connections, spring connections utilising a spring, clip, or other resilient member
    • H01R4/4809Clamped connections, spring connections utilising a spring, clip, or other resilient member using a leaf spring to bias the conductor toward the busbar

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  • Control Of Resistance Heating (AREA)
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータ管を破損することなく安定して支持す
るとともに、且つ安定した給電が可能な低コストの定着
器を提供すること。 【解決手段】 本発明の定着器の給電部材である可動給
電部57は、画像形成装置1の定着部15のヒートロー
ラ52内のハロゲンヒータ53の一方の端子53aを支
持し且つ給電する。可動給電部57は、リン青銅の薄板
が屈曲されて一体に形成され、第1、第2固定板571
a,571bが積層され固定ねじ579により固定さ
れ、第1固定板571aのトンネル状の把持部573が
端子53aを把持する。第1、第2固定板571a,5
71bは弾性を有する支持部577により支持されてい
るため、ハロゲンヒータ53が発熱して熱膨張しても、
端子53aは把持部573に強固に支持され且つ安定し
た給電が可能な状態で変位し、ハロゲンヒータ53のひ
ずみによる破損を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加熱用の管状のヒー
タを支持可能な給電部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばプリンタなどの熱定着
などにおいて、内部中空のアルミニウム製の円筒ドラム
表面を耐熱性のゴムで覆った定着ドラムを用い、ドラム
内に管状のヒータ、例えばハロゲンヒータを配して定着
ドラムを加熱するような方法が用いられていた。そし
て、ハロゲンヒータのような管状のヒータを支持する方
法として、例えば、管状のヒータから柔軟なリード線を
引き出し、ヒータ管を支持する部材と給電する部材をそ
れぞれ備えて、ヒータの支持部材によりヒータを支持す
るとともに、別途給電部材により給電を行うものがあっ
た。しかし、このような構成のヒータでは、ヒータを支
持するための部材とこれを組み付ける工程が必要で、さ
らにこれとは別に給電部材とこれを組み付ける工程が必
要で、部品数が多くなるとともに、工数も多くなり生産
性が悪かった。また、フレームに直接押しつけて固定す
るためヒータ管を破損しやすかった。そこで、例えば特
開平8−44233号公報に記載されているような、ヒ
ータを支持するとともに、給電を兼ねて行うために柔軟
なリード線代えて、剛性の高いピン状の端子を両端に備
えたヒータ管を支持するものが提案された。このような
ヒータ管であれば、両端の端子を支持し且つこの端子に
給電すれば、ヒータ管の支持と、ヒータ管への給電が同
時にできることになる。ここで、図12は、従来のヒー
タの給電部材の1例を示す図である。この発明では、ヒ
ータ管の給電部材は、図12に示すように、金属製の薄
板101をU字形に折り曲げて、定着ローラ102の中
心に配置されたヒータ管103の端子104を把持させ
て、電源の給電端子105を積層してねじ106により
フレーム107に固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
ハロゲンヒータは、短時間に高温になり、石英ガラスは
通常のアルカリ石灰ガラスに比較すれば線膨張率が小さ
く急激な温度変化によっても安定性が大きいのではある
が、機械的強度が小さいため衝撃やひずみに弱い。その
ため、ヒータ管の端子を直接フレームの給電端子に固定
すると、ヒータ管とフレームとの熱膨張率の違いによる
ひずみによりヒータ管が破損してしまうという問題があ
った。また、このヒータ管の端子をばねで付勢された給
電端子で把持するようなものも提案されたが、この場合
はヒータ管とフレームとの熱膨張率の違いによりばねの
付勢力が変化して電気的な接触が不安定になるという問
題があった。さらに、ヒータ管の端子とこれを支持する
部材の接触面を平滑にして、ねじにより所定の力で把持
し摺動可能に支持するようなものも提案されたが、その
ように平滑に研磨することが困難である上に、通常ヒー
タ管の端子はタングステンにより形成され、電極は弾性
や導電率の関係からリン青銅などにより形成されるた
め、その硬度の差から食いつきを生じて、摺動不能にな
るという問題があった。
【0004】この発明は上記課題を解決するものであ
り、ヒータ管を破損することなく安定して支持するとと
もに、且つ安定した給電が可能な低コストの給電部材を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係る発明の定着器では、用紙を加熱する
ヒートローラと、当該ヒートローラに対向配置され、前
記用紙を前記ヒートローラに圧接させるように構成され
た加圧ローラと、前記ヒートローラと前記加圧ローラと
を支持するように構成されたフレームと、前記ヒートロ
ーラの内部に配置され、両端に給電を受ける端子部が配
設された管状の本体部を有するヒータと、当該ヒータの
端子部に固定され、前記ヒータに給電をする電極と、前
記電極と前記フレームとの間に設けられ、前記電極を変
位可能に支持する支持部材とを備えたことを特徴とす
る。
【0006】この構成に係る定着器では、給電部材の電
極が支持部材により変位可能に支持されているため、ヒ
ータが熱膨張した場合でも、膨張に応じて電極が変位す
るためヒータに機械的なひずみを与えずこれを破損する
ことがない。また、ヒータの端子部は電極に確実に固定
されているため、安定して支持できるだけでなく、電気
的な接触不良を生じることなく安定して給電することが
できる。さらに、支持部材と給電部材が同一の部材で兼
用できるため、部品数が少なくなり、これを組み付ける
工数も減少するため生産コストが低く又生産性も高くな
る。
【0007】また、請求項2に係る発明の定着器では、
請求項1に記載の定着器の構成に加え、前記支持部材
は、前記ヒータを発熱させた場合に、前記ヒータの線膨
張率と、前記フレームの線膨張率の差から生じる伸びの
差を吸収できる変位が可能に構成されたことを特徴とす
る。
【0008】この構成に係る定着器では、ヒータの熱膨
張とフレームの熱膨張との差により生じるひずみを支持
部材で吸収できるため、ヒータを確実に破損から守るこ
とができる。
【0009】請求項3に係る発明の定着器では、請求項
1又は請求項2に記載の定着器の構成に加え、前記支持
部材は、弾性変形することで変位可能なバネ弾性を有す
る材料から構成されたことを特徴とする。
【0010】この構成に係る定着器では、支持部材が弾
性変形するため、その弾性によりヒータを所定位置に安
定して支持できる。
【0011】請求項4に係る発明の定着器では、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の定着器の構成に加
え、前記支持部材は、弾性変形可能な導体からなり、前
記電極と一体に構成されていることを特徴とする。
【0012】この構成に係る定着器では、支持部材が電
極と一体に構成されているため、ヒータを支持する部材
と給電部材が同一の部材で兼用できるばかりか、この電
極を支持する支持部材も同一の部材で支持できるため、
支持部材を別途用いるものに比べ、さらに部品数が少な
くなり、これを組み付ける工数も減少するためさらに生
産コストが低く又生産性も高くなる。
【0013】請求項5に係る発明の定着器では、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の定着器の構成に加
え、前記支持部材は、前記フレームに一体的に設けられ
た弾性変形可能な支持部により構成されることを特徴と
する。
【0014】この構成に係る定着器では、電極を支持す
る支持部材を、フレームの一部により構成するため、支
持部材を別途用いるものに比べ、さらに部品数が少なく
なり、これを組み付ける工数も減少するためさらに生産
コストが低く又生産性も高くなる。
【0015】請求項6に係る発明の定着器では、請求項
1乃至請求項5のいずれかに記載の定着器の構成に加
え、前記ヒータは、石英ガラス管を用いたハロゲンヒー
タであることを特徴とする。
【0016】この構成に係る定着器では、発熱量が大き
く短時間に高温になり、通常のアルカリ石灰ガラスに比
較すれば線膨張率が小さく急激な温度変化によっても安
定性が大きい石英ガラスを用いたハロゲンヒータを用
い、このハロゲンヒータを破損することなく安定して支
持できるので、熱定着器などの性能を高めることができ
る。
【0017】請求項7に係る発明の定着器では、請求項
1乃至請求項6のいずれかに記載の定着器の構成に加
え、前記端子部は、前記ヒータの前記本体部を支持可能
な剛性を有するピン状の端子であることを特徴とする。
【0018】この構成に係る定着器では、ヒータの本体
部を剛性の高い端子部だけで安定して支持でき、別段の
ヒータの支持部材等を用いることなく、ヒータ自体のコ
ストを下げることができる。
【0019】請求項8に係る発明の定着器では、請求項
1乃至請求項7のいずれかに記載の定着器の構成に加
え、前記支持部材は、前記ヒータの一方の端子部に接続
される前記電極のみを変位可能に支持し、他の電極は前
記フレームに固定されていることを特徴とする。
【0020】この構成に係る定着器では、ヒータの一方
のみの端子を、変位可能な電極で支持するため、他方
は、構造が簡単な電極とすることができ、両端の端子を
変位可能な電極で支持するものに比較して、さらに部品
数が少なくなり、これを組み付ける工数も減少するため
さらに生産コストが低く又生産性も高くなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る定着器を用い
た好ましい1の実施の形態である画像形成装置1を例
に、添付図面を参照して説明する。まず最初に画像形成
装置1の構成について図1を参照しながらその概略を説
明する。
【0022】図1は、画像形成装置1を用紙搬送方向に
直交する方向から側面視した断面図である。画像形成装
置1は、全体形状が本体フレーム11により概ね直方体
に形成されている。図1において、右方を画像形成装置
前面、手前側を画像形成装置左面とする。本体フレーム
11の下部に用紙Pを収納して給紙する給紙カセットか
らなる給紙部19が設けられ、給紙部19に収納された
用紙Pが装置前方部から搬送部18により搬送される。
搬送部18の上部には、プロセスユニットとして一体に
構成された現像部17が配置され、さらに現像部17の
上方にレーザスキャナとして構成された光走査装置12
が配置される。現像部17では、スコロトロンからなる
帯電器78によって一様に帯電された感光体ドラム77
上に光走査装置12により画像信号によって変調された
レーザビームLBが走査されて潜像が形成される。この
潜像を現像ローラ75によって搬送される現像剤Tによ
り現像して顕在化し画像を形成する。この顕在化された
画像を転写ローラ87により用紙Pに転写する。画像を
転写された用紙Pは、搬送部18により現像部17の左
方にある定着部15に搬送される。定着ユニットとして
一体に構成された定着部15では、画像が形成された用
紙Pを加熱しつつ加圧して現像剤Tを定着する。定着
後、排紙方向が切り替え可能な排紙部16により画像形
成装置1の後方或いは装置上部の印刷済み用紙載置部6
9に排紙する。画像形成装置1の概略の構成は以上の通
りである。以下、各部の構成を詳説する。
【0023】給紙部19は、図1に示すように、全体が
フレーム91により、概ね上部が開放した直方体の箱状
で、前面に取っ手97が配置された引き出し状の構成に
なっており、内部に用紙Pを多数積層して収納できる収
納部92を備える。収納部92の底部の中央部近傍に、
その基部を枢着された揺動可能な用紙押さえ93が設け
られ、用紙押さえ93の下部には、図示しないコイルば
ねが配設されており、用紙押さえ93を上方に付勢して
いる。従って、用紙Pを多数積層して収納している場合
でも、あるいは、用紙Pが少なくなって積層された厚み
が薄くなった場合でも収納された用紙Pの一番上の用紙
を常に給紙ローラ81に適当な力の大きさで当接させる
ことができる。用紙押さえ93の前方(図1において右
側)には、用紙Pに対して摩擦係数の大きい材質から形
成された分離パッド94が配設され、分離パッド94
は、給紙ローラ81方向に用紙Pを圧接するようにその
下方に配設されたコイルばねからなる分離パッドばね9
5により付勢されている。分離パッド94は給紙ローラ
81により搬送される用紙以外の用紙Pを、その摩擦力
により引き留め、1枚だけを搬送部18に給紙するもの
である。
【0024】なお、給紙部19は、取っ手97を前方に
引くことにより、前方に引き出し可能に構成され、用紙
Pの補充や紙詰まりの処理が容易にできる。その際は、
給紙部19の引き出しと共に、分離パッド94や従動ロ
ーラ96が給紙ローラ81から分離し、用紙Pが挟まれ
たりすることがなく処理できる。
【0025】次に、搬送部18について説明する。給紙
ローラ81と従動ローラ96により給紙部19から斜め
前方(図1において右上)に向けて引き出された用紙P
は、ガイド82により用紙先端を上方に案内され、さら
にガイド82に沿って後方に案内される。さらに給紙ロ
ーラ81と従動ローラ96により用紙Pが搬送される
と、用紙P先端が第1の給紙センサ83を押し倒して進
入する。そして、レジストローラ84とこれと連れ回る
従動ローラ85との当接部に用紙Pの先端が当接する。
【0026】このレジストローラ84と従動ローラ85
は用紙Pの斜行補正を行う。即ち、このレジストローラ
84は、第1の給紙センサ83が用紙Pの先端を検出
後、所定時間停止状態とされる。用紙Pは引き続き給紙
ローラ81と従動ローラ96により搬送され続けている
ため用紙Pの最先端は停止状態のレジストローラ84と
従動ローラ85の当接部分に当接して噛み込まれること
なくその進入を阻まれるが、さらに給紙ローラ81と従
動ローラ96により用紙P全体が搬送されるため、既に
先端をレジストローラ84と従動ローラ85に当接させ
ている用紙Pの中間部分はガイド82の空間で撓まされ
る。その間に給紙ローラ81と従動ローラ85により用
紙Pは搬送されて用紙Pの先端がすべてレジストローラ
84と従動ローラ85の当接部分に当接する。このよう
に当接した時点では、レジストローラ84の回転軸に対
して用紙P先端が完全に平行になっている、つまり斜行
が補正されていることになる。この段階で制御部20に
より、レジストローラ84が用紙搬送方向に回転されれ
ば、用紙Pの斜行は修正されて正しい姿勢で搬送され
る。
【0027】レジストローラ84により斜行補正が終了
すると、用紙Pはさらに搬送され、先端部で第2の給紙
センサ86を押し倒してさらに先端が感光体ドラム77
と転写ローラ87とに挟み込まれる。この第2の給紙セ
ンサ86により用紙Pの先端部分の位置が制御部20に
より認識され、制御部20は、用紙Pの所定の印刷開始
部分までのマージン分を含めて用紙Pを搬送するように
制御され、所定の用紙Pの印刷開始部分から印刷が行わ
れる。ここで、先に光走査装置12の説明を簡単にす
る。
【0028】図4は、光走査装置12を蓋体22を外し
て上方(図1の反Y方向)から見た平面図である。図4
に示すように、光走査装置12の周囲が支持部材21の
側壁部21dで囲まれて、上面側(図2参照)は、レー
ザダイオード41と、これを支持するレーザダイオード
ホルダ42と、レーザダイオード41のリード線が接続
された基板43とから構成される発光部47と、発光部
47から発光されたレーザビームLBの拡散光を平行光
にするコリメートレンズ45と、この平行光を所定の幅
に規制するスリットとを備えたレンズセル44と(以下
発光部47とレンズセル44を併せて平行光ユニットと
いう。)、この平行なレーザビームLBをポリゴンミラ
ー23の鏡面に収斂させる第1シリンドリカルレンズ4
6と、この収斂された光を高速で回転する六角柱形状の
側面に配置された6枚の平面鏡に順次反射させて光束を
偏向させ走査するポリゴンミラー23と、ポリゴンミラ
ー23により等速の角速度で偏向するレーザビームLB
を走査対象である感光体ドラム77(図3参照)表面に
対して等速で走査させるfθレンズ31と、fθレンズ
31を透過した光束を下方に屈曲させる第1固定ミラー
32の光学要素が配設される。
【0029】図2は、図4のA−A部分における断面図
である。図2に示すように、光走査装置12は、本発明
のフレームである支持部材21の隔壁部21eにより上
面側と下面側に隔離され、その両面に各光学要素が配置
されている。ポリゴンミラー23に反射され上下方向
(Y軸方向)に拡散しながらfθレンズ31を透過して
第1固定ミラー32により下方に屈曲された光束は、さ
らに第2固定ミラー33により偏向されて、上面側の光
束と略平行で且つ逆方向に進む。下側面は、第2固定ミ
ラー33と、第2固定ミラー33により反射された拡散
する光束を、走査対象である感光体ドラム77に結像さ
せるために光束を上下方向に収斂させる第2シリンドリ
カルレンズ34と、この収束する光束を感光体ドラム7
7に向かって偏向させて反射する第3固定ミラー35の
各光学要素が配設される。図3に示すように光走査装置
12はこのような構成で、現像部17に配設された感光
体ドラム77に対して画像データに基づいて変調された
レーザビームLBにより走査して潜像を形成する。
【0030】図3は、図1に示す画像形成装置1の光走
査装置12、現像部17と本体フレーム11の一部を拡
大した図である。図3に示すように、現像部17は、全
体をプロセスユニットとして収納・支持するフレーム7
0を備え、ここに各構成要素が配置される。フレーム7
0は、現像剤室71と現像室73に大きく分けられる。
現像剤室71は、非磁性一成分の現像剤Tが収容され、
アジテータと呼ばれるブレード状の攪拌部材72が、図
示しないモータに駆動された回転軸に支持されている。
そのため、攪拌部材72が回転運動をすることで常に現
像剤室71から現像剤Tが現像室73に補充される。
【0031】現像室73には、感光体ドラム77と、そ
の前方(図3において右側)に配置され感光体ドラム7
7に接触して感光体ドラム77と逆方向に回転されてい
る現像ローラ75と、さらにその前方に配置され現像ロ
ーラ75と同方向に回転される供給ローラ74と、感光
体ドラム77後方に配置された紙粉除去ユニット79
と、感光体ドラム77上方に配置された帯電器78等が
設けられる。
【0032】供給ローラ74は、回転しながらスポンジ
面で微細な粒状の現像剤Tを現像ローラ75に圧接して
付着させるものである。層圧規制ブレード76は、供給
ローラ74により現像ローラ75に付着された現像剤T
の付着量を適正なレベルに均一化するため、所定の圧力
で付勢されて接触し、過剰な現像剤Tを掻き落とすよう
にして現像剤Tの付着量を調整している。
【0033】感光体ドラム77は、用紙搬送方向(図3
において時計回り)に回転するように駆動され、転写ロ
ーラ87と協動して用紙Pを搬送することができる。ま
ず、感光体ドラム77は、紙粉除去ユニット79によ
り、感光体ドラム77に付着した紙粉を除去される。本
実施の形態の紙粉除去ユニット79は、細部の図示を省
略するがブラシや不織布等を用い、感光体ドラム77表
面の残留現像剤は通過させ、紙粉は捕捉するように構成
されている。紙粉除去ユニット79を通過した感光体ド
ラム77の部分は、その後感光体ドラム77の回転によ
り帯電器78に対向する位置に移動する。
【0034】帯電器78は、コロナワイヤと呼ばれる直
径50〜100μmのタングステンワイヤから構成され
る帯電線78aが感光体ドラム77から10mm程度離
して平行に配置され、周囲をアルミニウム製のシールド
電極78dにより覆われ、感光体ドラム77に対向する
部分にこれに沿った溝状の開口部を設けられて、この開
口部にシールド電極78dとは絶縁して数本のワイヤ又
はメッシュからなるグリッド電極78bを配置されてス
コロトロンとして構成される。なお、シールド電極78
dの感光体ドラム77に対向する面と反対側には、汚れ
た帯電線78aを挟持してスライドするクリーニング部
材をスライド可能に案内するための孔であるクリーニン
グ用孔78cが感光ドラム77の長手方向に沿って、光
走査装置支持部11aに対向して溝状に開口されてい
る。
【0035】帯電線78aは、図示しない電源装置のプ
ラス極に接続され5〜10kvの高電圧が印加され、こ
れによって発生した正イオンが、感光体ドラム77の表
面に移動して帯電する。また、グリッド電極78bにバ
イアス電圧を印加することで帯電電位が規制され、又電
圧を変化させることで帯電を制御をすることも可能であ
る。この帯電器78により感光体ドラム77の表面がプ
ラスに帯電する。尚、帯電器78は、実施の形態に示す
スコロトロンでなくグリッド電極78bを有さないコロ
トロンでもよく、さらにブラシ帯電などコロナ放電を生
じうるものであれば他の方式によるものであってもよ
い。
【0036】帯電器78によりその表面がプラスに帯電
された感光体ドラム77の部分は、回転により移動し、
前述の光走査装置により、レーザビームLBが照射され
る。感光体ドラム77は、プロセスユニットとして現像
剤Tの交換と一体で交換されるため、耐久性は比較的低
いが、軽量で比較的安価な有機系のOPC(Organ
ic PhotoConductor)感光体から構成
されている。レーザビームLBが照射されるとレーザビ
ームLBの当たった感光体ドラム77の表面の導電性が
高まるため帯電電位が下がり、電位の差による潜像が形
成される。なお、感光体ドラム77は、高速で感光でき
長寿命な光導電性を有するaSi(アモルファスシリコ
ン)、SeやSe系合金からなるセレン系感光体や、C
dS(硫化カドミウム)等により構成されてもよい。
【0037】このレーザビームLBにより潜像を形成さ
れた感光体ドラム77の部分は、感光体ドラム77の回
転により、現像剤Tをその表面に付着させた現像ローラ
75と接触する。この現像ローラ75は、ステンレスの
金属製のローラ軸にシリコンゴム又はウレタンゴムにカ
ーボンブラックを分散させ導電性を付与した基材からな
るゴムローラで、ローラ表面にはフッ素樹脂コーティン
グがされている。このとき現像ローラ75に付着した現
像剤Tは、供給ローラ74及び層厚規制ブレード76に
より摩擦帯電されてプラスに帯電している。
【0038】現像ローラ75が感光体ドラム77に接触
すると、レーザビームLBが照射されて帯電電位が下が
っている部分に、現像剤Tが付着する。そのため現像剤
Tにより潜像が顕在化され可視化されて現像が終了す
る。このとき感光体ドラム77上に残留していた現像剤
Tは、現像ローラ75によって回収される。ここで現像
された画像は、さらに感光体ドラム77の回転により転
写ローラ87とのニップ部にある用紙Pに対向する位置
に搬送される。
【0039】転写ローラ87は、表面がシリコンゴム又
はウレタンゴムにカーボンブラックを分散させて導電性
を付与した基材に覆われた導電ローラとして構成されて
図示しない電源部のマイナス極に接続され電圧を印加さ
れているため、用紙Pに電圧を印加し、感光体ドラム7
7方向に付勢された転写ローラ87により用紙Pと感光
体ドラム77が接触されて、感光体ドラム77上に形成
された現像剤Tによる画像が用紙Pに転写されるように
構成されている。
【0040】このように構成された現像部17により、
図1に示すように用紙Pに画像が形成され、搬送部18
により用紙Pはさらに搬送され定着部15に進入する。
【0041】次に、定着部15について、詳説する。図
5は、図1の下側から(反Y方向に)見た、用紙Pの下
方を省略した定着部15の概略を示す図である。又、図
6は図5のC−C部分からZ方向に見た定着部15の断
面図である。定着部15は、フレーム51に各構成要素
が配置され、一体の定着ユニットとして、画像形成装置
1に脱着可能に構成される。定着部15は、図6に示す
ようにフレーム51に、ハロゲンヒータ53を備えたヒ
ートローラ52と、用紙Pをヒートローラ52に付勢す
る加圧ローラ54と、その用紙搬送方向下流側に設けら
れた第1排紙ローラ55(図6参照)と、これに従動す
る第1従動ローラ56と第2従動ローラ57と、排紙セ
ンサ61とが一体に配設された定着ユニットとして構成
される。
【0042】ヒートローラ52は、図5に一部を省略し
て示すように、略用紙幅の長さで用紙搬送方向と直交す
る方向(Z軸方向)に両端をベアリング59a,59b
を介して、フレーム51e,51fに固定され、回転可
能に配置されて、搬送される用紙P上に現像部17で形
成された画像に対して、その表面が密着されるように配
置される。ヒートローラ52は、アルミニウム合金製の
中空の円筒状に形成され、外側表面は、加熱によって現
像剤T等が付着しないようにアルミニウム合金の基材の
上にフッ素樹脂のコーティング処理がされている。両端
部をベアリング52a,52bにより回転可能に支持さ
れ、図示しないモータによりギヤ列を介して駆動される
駆動ギヤがヒートローラ52の一方のZ方向側端部(図
5左側)に設けられたギヤ部52cに当接されて用紙搬
送方向(図6において時計回り)に回転する。
【0043】ハロゲンヒータ53は、ヒートローラ52
の中心部に配置され、両端に備えられた端子53a、5
3bが、それぞれ可動給電部57及び固定給電部58に
把持されて固定される。このハロゲンヒータ53は、石
英ガラス管からなる本体部53cにタングステンフィラ
メント(図示せず)を備え、ハロゲンガスを封入したハ
ロゲンランプで、点灯により短時間に内部温度を高温度
に上昇可能なヒータである。そして、いわゆるハロゲン
サイクルにより、タングステンフィラメントから蒸発し
たタングステンを石英ガラス管内部に付着させず、再び
フィラメントに戻す。そのため、石英ガラス管内部の黒
化を防いで放射する熱量を衰えさせず、且つフィラメン
トを細らせず長寿命となる。このハロゲンヒータ53を
点灯させ発熱させると、ヒートローラ52を内部から加
温し、ヒートローラ52の表面温度を上昇させる。
【0044】このヒートローラ52に搬送される用紙P
を圧接するように、加圧ローラ54が配置される。加圧
ローラ54は、表面がヒートローラ52に密着可能にシ
リコンゴム等の耐熱性のゴム素材で形成され、さらに現
像剤T等の付着防止のためフッ素樹脂のコーティング処
理がされている。加圧ローラ54は、ヒートローラ52
の回転に連れ回るように構成され、このときヒートロー
ラ52と加圧ローラ54とのニップ部で用紙Pを圧接す
るように、加圧ローラ54の両端は、図示しないコイル
ばねによってヒートローラ52へ向かって付勢される軸
受に支持される。
【0045】このように構成された定着部15に、図1
に示すように、搬送部18により搬送された用紙Pが進
入すると、用紙P上に形成された現像剤Tによる画像が
ヒートローラ52の表面に加圧ローラ54により付勢さ
れて圧接される。このとき前述のようにヒートローラ5
2の表面は高温になっており、現像剤Tを融解させると
ともに、用紙Pの繊維内に浸透する。なお、この段階で
は、現像剤Tは、比較的高温に保たれ完全には凝固して
いない。そのため、用紙Pが外気により冷却された段階
で現像剤Tが凝固し用紙P上に形成された画像が完全に
定着される。
【0046】そして、ヒートローラ52の用紙搬送方向
下流側に配置され、図示しない駆動手段により駆動され
る第1排紙ローラ55とこれに従動する第1従動ローラ
56a及び第2従動ローラ56bにより用紙Pは、定着
部15から排紙される。
【0047】定着部15により画像が定着された用紙P
は、定着部15に備えられた第1排紙ローラ55と第1
従動ローラ56aと第2従動ローラ56bにより排紙さ
れるが、この用紙搬送方向下流側に排紙方向切り替え装
置62が配設される。排紙方向切り替え装置62は、用
紙Pを印刷済み用紙載置部69に案内するように、用紙
P先端部を装置後方向き(図1において左向き)から上
向きに案内し、さらに前方に向きを変えるように湾曲し
た用紙Pの通路を形成した案内部であるガイドリブ62
aを備える。ガイドリブ62aは、その上部を軸支部6
2bにより軸支される。この軸支部62bは、軸支部6
2bを上下方向のみに移動可能に規制する規制部62d
により規制され、軸支部62bを下方に付勢する線ばね
からなる付勢部62eにより下方に付勢されている。ま
た、軸支部62bには付勢部62eと一体的に形成され
たねじり用コイルばねが配設されて、ガイドリブ62a
を後上方(図1において左上)に跳ね上げるように付勢
している。そして、ガイドリブ62aを閉じた状態にお
けるガイドリブ62aの下端近傍の本体フレーム11に
は、ガイドリブ62aを掛止する掛止部63が設けられ
てガイドリブ62aの下端を掛止している。
【0048】このように構成された排紙方向切り替え装
置62によれば、ガイドリブ62aの下端を掛止部63
に掛止しておけば、付勢部62eによりガイドリブ62
aが下方に付勢されているため掛止は解除されず、図示
しないコイルばねによっては後上方に跳ね上げられるこ
とがない。そのため第1排出ローラ55と第1従動ロー
ラ56a、第2従動ローラ56bにより、定着部15か
ら排紙された用紙Pの先端がガイドリブ62aに進入す
ることにより印刷済み用紙載置部69に案内され、案内
された用紙Pは、第2排紙ローラ65と従動ローラ66
によりさらに搬送されて印刷済み用紙載置部69に排紙
される。なお、印刷済み用紙載置部69の前部には、排
紙延長トレイ68が前方に展開可能に枢着される。
【0049】一方、ガイドリブ62aの指掛部62fに
指を掛けて上方にずらすと、軸支部62bが付勢部62
eの付勢に抗して規制部62dに沿って上方にずれて、
掛止部63による掛止がはずれる。そのため、図示しな
いねじりコイルばねによりガイドリブ62aは軸支部6
2bを中心に後上方に跳ね上げられた状態に変位する。
この状態では、第1排出ローラ55と従動ローラ56に
より、定着部15から排紙された用紙Pは、ガイドリブ
62aには進入せず、そのまま装置の後方に排紙され
る。なお、装置後方には図示しない排紙トレイを装着し
て排紙された用紙Pを積層して載置できる。
【0050】図1に示すように本体フレーム11の後部
には、装置の制御を行う図示しないCPU、ROM、R
AMを備えた制御部20が設けられている。制御部20
は、画像データの入力、処理、レーザダイオード41の
発振の変調の制御、ポリゴンミラー駆動モータ24の制
御、搬送部18の制御、ハロゲンヒータ53の制御の
他、電源の制御等の装置全般の制御も行う。
【0051】以下、本発明の定着器である可動給電部5
7及び固定給電部58についてさらに、詳説する。
【0052】可動給電部57は、図5に示すように、定
着部15のヒートローラ52の反Z方向(図5において
右側)に配置される。ここで、図6に示すように、ヒー
トローラ52の中心において、可動給電部57及び固定
給電部58は、ハロゲンヒータ53の端子53a,53
bを支持する。なお、図6は説明の便宜から、ベアリン
グ52a,52b及びギヤ部52c等一部を省略してい
る。
【0053】図7は、可動給電部57を図5のW方向か
ら見た斜視図である。また、図8は、可動給電部57を
反Y方向から見た図である。そして、図9は、可動給電
部57を一部を省略してY方向から見た図である。
【0054】図7に示すように、可動給電部57は、ば
ね弾性を有し、且つ伝導率の高い金属材料からなる薄板
が屈曲されて形成され、例えば、リン青銅やステンレス
スチールなどから形成される。本実施の形態ではリン青
銅を用いて形成される。
【0055】図8に示すように、第1固定板571a
と、これにX方向側の端部が180度下方(Y方向)に
屈曲されて、第1固定板571aと連続する第2固の定
板571bが積層され、固定ねじ孔574に図示しない
固定ねじ579により固定される。なお、屈曲部にはク
ラックを防止するためにアールが適宜設けられる。
【0056】図7から図9に示すように、第1固定板5
71aのX方向側の部分は、Z方向側が開口した半割ロ
ート状の挿入ガイド572が形成される。この挿入ガイ
ド572は、後述する把持部573に端子53a先端を
容易に挿入させるガイドである。この挿入ガイド572
に連通するように、反Z方向に沿って半割円筒状のトン
ネル状の空間を有する把持部573が形成される。この
把持部573の内部は、ハロゲンヒータ53の端子53
aの太さよりやや狭い空間が形成され、ここに、ハロゲ
ンヒータ53の端子53aが貫入され、第2固定板57
1bの面と共に端子53aを把持する。
【0057】図8に示すように固定ねじ579が、第1
固定板571aおよび第2固定板571bのX側の部分
に連通された固定ねじ孔574に螺入される。この固定
ねじ孔579は、第2固定板571bの部分にねじ溝が
刻設されて、固定ねじ579と螺合し、第1固定板57
1aと第2固定板571bとを圧接し、もって保持され
たハロゲンヒータ53の端子53aを強固に把持させて
固定する。従って、第1固定板571aと第2固定板5
71bと端子53aの間は、電気的に導通が良好に接続
される。
【0058】第2固定板571bの挿入ガイド572の
Y側の部分は、Z方向よりのY方向に矩形エプロン状の
案内部575が形成される。この案内部575は、端子
53aを挿入ガイド572に案内するガイドである。
【0059】図8及び図9に示すように、可動給電部5
7の近傍にはフレーム51aが配設され、第2固定板5
71bの反X側端部には、Y方向に矩形の回り止め57
6が延設される。回り止め576は、図8に示すように
近傍のフレーム51aに沿設されて、第1固定板571
a及び第2固定板571bのX軸方向の移動を規制す
る。なお、フレーム51aと可動給電部57とは、通常
は互いに接触しないように構成されている。
【0060】図7に示すように、第2固定板571bの
固定ねじ孔574の近傍のZ方向側端部からは、Y方向
に帯状に支持部577が延設される。これまで述べた第
1固定板571a、第2固定板571b、案内部57
5、回り止め576は、定着部15のフレーム51には
接触しておらず、これらの部分は、支持部577のみに
より支持されている。
【0061】支持部577のY方向側の端部からはZ方
向にY軸と垂直な帯状の第1導電部578aが、フレー
ム51のスリット(図示しない)に嵌入されて延設さ
れ、その反Z側の端部に設けられた突起部をフレーム5
1に設けられた孔(図示しない)に嵌入し、さらに、そ
のY方向側の端部からはZ方向にY軸と垂直な帯状の第
2導電部578bがフレーム51に接して延設される。
これらの形状は、フレーム51の形状に沿うような形状
になっているとともに、ヒートローラ52から離隔され
るための形状である。そして、第2導電部578bのZ
方向側端部からは、X方向に接続部578cが同一平面
上に突設される。接続部578cには、図5に示すよう
に、固定ねじ578dにより、図示しない電源から電気
的な接続をするための固定用のねじ孔が穿設されてい
る。またここに固定ねじを螺着することで第1導電部5
78aをの反Z側の端部に設けられた突起部がフレーム
51に固定され、もって可動給電部57がフレームに強
固に固定される。
【0062】このように、構成された可動給電部57
は、第1固定板571a、第2固定板571b、案内部
575、回り止め576が、定着部15のフレーム51
には接触しておらず、これらの部分は、支持部577に
より支持されているため、ばね弾性を有する支持部57
7により、把持部573はZ方向に変位可能となる。従
って、端子53aがZ方向に移動しても、把持部573
は端子53aを強固に固定したまま端子53aの位置の
移動に伴って変位する。
【0063】図5においてハロゲンヒータ53の左側
(Z方向側)の端子53bは、固定給電部58に固定さ
れる。
【0064】図10は、固定給電部58を反Y方向から
見た図である。図10に示すように、固定給電部58
は、可動給電部57と同様に伝導率の高い金属材料から
なる薄板が屈曲されて形成され、例えば、リン青銅やス
テンレススチールなどから形成される。本実施の形態で
はリン青銅を用いて形成される。
【0065】図10に示すように、第1固定板581a
と、これに反X方向側の端部が180度下方(Y方向)
に屈曲されて、第1固定板581aと連続する第2固定
板581bが積層され、固定ねじ孔584に固定ねじ5
89(図5参照)により固定される。なお、屈曲部には
クラックを防止するためにアールが適宜設けられる。
【0066】図10に示すように、第1固定板581a
のX方向側の部分は、反Z方向側が開口した半割ロート
状の挿入ガイド582が形成される。この挿入ガイド5
82は、後述する把持部583に端子53b先端を容易
に挿入させるガイドである。この挿入ガイド582に連
通するように、反Z方向に沿って半割円筒状のトンネル
状の空間を有する把持部583が形成される。この把持
部583の内部は、ハロゲンヒータ53の端子53bの
太さよりやや狭い空間が形成され、ここに、図5に示す
ようにハロゲンヒータ53の端子53bが貫入され、第
2固定板571bの面と共に端子53aを把持する。
【0067】図5に示すように、固定給電部58の反Y
方向側にはフレーム51dが配設され、固定ねじ589
が、第1固定板581aおよび第2固定板581bのX
側の部分に連通された固定ねじ孔584に貫入され、フ
レーム51dに螺着される。この固定ねじ孔589は、
第1固定板581aと第2固定板581bとをフレーム
51dに変位不能に固定するとともに、保持されたハロ
ゲンヒータ53の端子53bを強固に把持させて固定す
る。従って、第1固定板581aと第2固定板581b
と端子53bの間は、電気的に導通が良好に接続され
る。
【0068】図10に示すように、固定給電部58の第
1固定板581aのZ側にはプレートが延長して設けら
れ、図示しないフレーム51dに設けられたボスを嵌入
させるようなボス孔586bが設けられて、さらに、X
方向端部側に切り欠き部からなる回り止め586aが設
けられて、第2固定板581bが回転してずれるのを防
止している。
【0069】図10に示すように、前述のように延長さ
れた第1固定板のさらにZ側に帯状に延設され、そのZ
側の先端部には開口部が穿設されて、図示しない接続用
のコードが半田付けされて、電源部から給電を受ける接
続部588が設けられる。
【0070】固定給電部58は、上記のように構成され
ており、ハロゲンヒータ53の端子53bを強固に把持
して、且つフレーム51dに固定して、ハロゲンヒータ
53を支持するとともに、接続部589に給電用のコー
ドが接続されて、確実な給電が行われる。
【0071】ここで、ハロゲンヒータ53は、ヒートロ
ーラ52の中心部に配置され、両端に備えられた端子5
3a、53bが、それぞれ可動給電部57及び固定給電
部58に把持されて固定されるが、このハロゲンヒータ
53は、石英ガラス管からなる本体部53cにタングス
テンフィラメント(図示せず)を備え、ハロゲンガスを
封入したハロゲンランプで、点灯により短時間に内部温
度を高温度に上昇可能なヒータである。ここで、本実施
の形態の画像形成装置1では、用紙Pの最大幅が、およ
そ210mmで、ヒートローラ52及びハロゲンヒータ
53の用紙幅方向の長さも同程度である。また、石英ガ
ラスの熱による線膨張率は5.5×10 −7程度である
ので、このように構成されたハロゲンヒータ53が、点
灯され加熱された場合に、石英ガラス管からなる本体部
53cは熱膨張により、およそ0.05mm伸びること
になる。
【0072】一方、このハロゲンヒータ53を点灯させ
発熱させると、その表面温度は上昇し、ヒートローラ5
2を内部から加温する。ヒートローラ52の表面温度
は、およそ200℃前後に上昇する。さらに周囲のフレ
ーム51も加熱し、フレーム51の温度を160℃程度
に上昇させる。この場合、フレーム51は、寸法安定性
が強いPETにより形成されており、PETの熱による
線膨張率は2.0×10 −5程度であるので、このよう
に構成されたフレームの可動給電部51aと固定給電部
51dの間隔はハロゲンヒータ53が、点灯され加熱さ
れた場合に、変性PPEにより形成されたフレーム51
は熱膨張により、およそ0.8mm伸びることになる。
【0073】従って、ハロゲンヒータ53と、これを支
持するフレーム51は、熱による膨張において、およそ
0.8mm近い差が生じ、もし、従来のようにフレーム
51に固定的にハロゲンヒータ53を支持した場合は、
機械的なひずみが生じ、機械的な強度の弱い石英ガラス
は、破損してしまう場合がある。
【0074】本実施の形態においては、この機械的なひ
ずみを弾性を有する支持部577で吸収することで、ハ
ロゲンヒータ53に機械的なひずみを与えることがな
い。そのため、ハロゲンヒータ53を破損することがな
い。
【0075】また、ハロゲンヒータ53の端子53a,
53bは、把持部573,583により強固に把持され
ているため、この可動給電部57の把持部573のZ方
向の変位によっても、電気的な接触の不良を起こすこと
なく確実に安定した給電を行うことができる。
【0076】次に、温度ヒューズ578fについて説明
する。図5に示すように、可動給電部57のZ方向端部
の接続部578cに穿設されたねじ孔に固定ねじ578
dが貫入され、フレーム51の一部である接続部固定部
51bに固定ねじ578dが螺着される。接続部578
cと温度ヒューズ固定部51bの間には、温度ヒューズ
578fの端子の一方が挟入されて、把持される。温度
ヒューズ578fは接続部固定部51bのZ方向(図5
左方向)にヒートローラ52の表面に近接されて配置さ
れ、他の一方の端子は、フレーム51の一部である温度
ヒューズ固定部51cとリン青銅からなる固定板578
gとの間に挟入され、固定ねじ578eが固定板578
gに貫入され、温度ヒューズ固定部51cに螺着され
て、把持される。そして、この温度ヒューズ578fの
先端は、フレーム51に穿設された孔から図5の背面方
向(反Y方向)に配線される。そして図示しない電源部
に接続される。
【0077】なお、図5に示すヒートローラ52の中央
部分の上方(反X方向)には、温度センサ59が配設さ
れる。温度センサ59は、温度を検知するサーミスタ5
9aと、これを支持する耐熱性の樹脂、例えばポリイミ
ド(PI)テープからなり、一端をフレーム51に固定
され、サーミスタ59aを支持するとともに、サーミス
タ59aをヒートローラ52に摺接するように付勢する
サーミスタ支持部59bとから構成される。サーミスタ
59aは、ヒートローラ52に摺接して、ヒートローラ
の表面温度を測定して、制御部20(図1参照)にその
信号を送る。サーミスタからの信号を受けた制御部20
は、ヒートローラ52の温度が所定の温度より高い場合
には、ハロゲンヒータ53の電源を切断或いは出力を小
さくして、ヒートローラ52の表面温度を制御する。
【0078】もし、サーミスタ59aと制御部20によ
る温度調整が不調な場合は、ヒートローラ52が過熱
し、用紙Pの画像形成の質の低下や、フレーム51の変
形などが生じる虞もある。そのため、ヒートローラ52
が、制御不良で過熱してしまったような場合は、前述の
ヒートローラ52の表面に近接されて配置された温度ヒ
ューズ578fによりハロゲンヒータ53への給電を物
理的に停止させて、ヒートローラ52の過熱を未然に防
止する。
【0079】本実施の形態では、上記のような構成を有
するため、以下のような効果がある。即ち、ハロゲンヒ
ータ53の端子53a,53bは可動給電部57及び固
定給電部58の把持部573,583に固定ねじ57
9,589により締め付けられて把持され、可動給電部
57、固定給電部58を介してフレーム51に強固に支
持されるため、ハロゲンヒータ53を安定して支持する
ことができるという効果とともに、ハロゲンヒータ53
が点灯して急激に温度が上昇して熱によりZ方向に膨張
しても膨張による長さの差はばね弾性を有する可動給電
部57の支持部577により吸収され、ハロゲンヒータ
53にはこれを支持する部分との間に機械的ひずみが生
じずハロゲンランプ53を機械的ひずみにより破損して
しまうようなことがないという効果がある。
【0080】また、このような構成を採ることから、熱
効率の高いハロゲンランプ53を用いることができ、迅
速な熱定着を達成することができるという効果がある。
【0081】また、図示しない電源部から、ハロゲンヒ
ータ53に給電するに際し、可動給電部57及び固定給
電部58の把持部573,583に端子53a,53b
が強固に締め付けられて固定的に接触し電気的に良好な
接続がなされており、摺動部や接離する部分がないの
で、接触面の汚損・付勢力の低下による接触不良や、金
属の硬度差を原因とする噛み込みによる摺動不良等を起
こすことなく、長期間安定した確実な給電を行うことが
できる。
【0082】特に、可動給電部57は、端子53aを把
持し、電極として機能する第1固定板571aの把持部
573と、これらを支持する支持部577と、電源部か
ら給電を受けるための配線部材としての第2固定板57
1a・支持部577・第1導電部578a・第2導電部
578b等が一体に形成され、これらの部品は、1枚の
リン青銅の薄板を打ち抜いて屈曲させて製作できるた
め、単一の部品で構成でき、部品が安価に且つ容易に製
作できるという効果がある。
【0083】以上、1の実施の形態に基づき本発明を説
明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の
改良変更が可能であることは容易に推察できるものであ
る。
【0084】例えば、本実施の形態では、ハロゲンヒー
タ53の片方の端子53aのみを可動給電部57で支持
しているが、もちろん両方の端子53a,53bを可動
給電部と同様の構成にしてもよい。
【0085】また、本実施の形態の可動給電部57で
は、電極である把持部573とこれを支持する支持部5
77が一体の構成となっているが、これらは別部材によ
って構成されていてもよい。
【0086】この場合、支持部577をフレーム51の
一部を用いて、構成してもよい。ここで、図11は、支
持部577をフレーム51の一部により構成した51g
に代えた変形例を示す図である。図11に示すように、
本実施の形態の支持部577に代えて、フレーム51と
一体に成形した薄い板状の部分からなる支持部51gを
形成し、この支持部51gにより給電部を可動にしたも
ので、支持部51gは、ハロゲンヒータ53を破損しな
いようにひずみを吸収できる程度の弾性を有し、フレー
ム51が熱膨張した場合でも、このひずみを吸収しハロ
ゲンヒータ53を破損を防止する。この場合は、支持部
51gが絶縁体であるので、第2固定板571bの一部
に固定部571cを設けて、ここに可撓性のあるコード
により給電をする。可撓性のある給電用のコードの先端
には、リング状の端子がハンダ付けされて接続され、こ
のリング状の端子の孔に固定ねじ579を貫入し、固定
ねじ579を固定ねじ孔574に貫入し支持部51gに
螺着して固定することにより電気的に安定した接続をす
る。このようにすることで、本実施の形態と同様に、ハ
ロゲンヒータ53の端子53aと把持部573を電気的
に確実に接続するとともに、ハロゲンヒータ53に対す
る機械的なひずみを薄板状に形成したフレームの弾性を
利用することによりこれを吸収して、ハロゲンヒータ5
3を破損から守るとともに確実に支持することができ
る。
【0087】さらに、ハロゲンヒータ53の端子53
a,53bの形状も直線状のピン型に限らず、テープ状
の形状や、J形、或いはループ形のものであってもよ
い。その際は、把持部573の形状は、平板な形状や、
或いは固定ねじで直接J形やループ形の部分を固定ねじ
で固定する。その他、確実にハロゲンヒータ53の端子
53aを支持でき且つ電気的に確実に接続できれば、そ
の形状に限定はない。
【0088】そして、熱定着のヒータ自体も、ハロゲン
ヒータ53に限定されず、Ni−Cr合金をガラス管に
支持させたものや、セラミックヒータなどであってもよ
く、高熱を発して熱膨張し、且つ機械的な強度が弱いヒ
ータであれば本発明が適用できる。
【0089】
【発明の効果】上記説明より明らかなように、請求項1
に係る発明の定着器によれば、給電部材の電極が支持部
材により変位可能に支持されているため、ヒータが熱膨
張した場合でも、膨張に応じて電極が変位するという効
果がある。そのためヒータに機械的なひずみを与えずこ
れを破損することがないという効果を奏する。また、ヒ
ータの端子部は電極に固定されているため、安定して支
持できるという効果があり、電気的な接触不良を生じる
ことなく安定して給電することができるという効果があ
る。さらに、支持部材と給電部材が同一の部材で兼用で
きるため、部品数が少なくなり、これを組み付ける工数
も減少するため生産コストが低く又生産性も高くなると
いう効果を奏する。
【0090】また、請求項2に係る発明の定着器によれ
ば、請求項1に記載の定着器の効果に加え、ヒータの熱
膨張とフレームの熱膨張との差により生じるひずみを支
持部材で吸収できるという効果がある。そのため、ヒー
タを確実に破損から守ることができるという効果を奏す
る。
【0091】請求項3に係る発明の定着器によれば、請
求項1又は請求項2に記載の定着器の効果に加え、支持
部材が弾性変形するという効果がある。そのため、その
弾性によりヒータを所定位置に安定して支持できるとい
う効果を奏する。
【0092】請求項4に係る発明の定着器によれば、請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載の定着器の効果に
加え、支持部材が電極と一体に構成されているため、ヒ
ータを支持する部材と給電部材が同一の部材で兼用でき
るばかりか、この電極を支持する支持部材も同一の部材
で支持できるという効果がある。そのため、支持部材を
別途用いるものに比べ、さらに部品数が少なくなり、こ
れを組み付ける工数も減少するためさらに生産コストが
低く又生産性も高くなるという効果を奏する。
【0093】請求項5に係る発明の定着器によれば、請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載の定着器の効果に
加え、電極を支持する支持部材を、フレームの一部によ
り構成するため、支持部材を別途用いるものに比べ、さ
らに部品数が少なくなり、これを組み付ける工数も減少
するためさらに生産コストが低く又生産性も高くなると
いう効果がある。
【0094】請求項6に係る発明の定着器によれば、請
求項1乃至請求項5のいずれかに記載の定着器の効果に
加え、発熱量が大きく短時間に高温になり、通常のアル
カリ石灰ガラスに比較すれば線膨張率が小さく急激な温
度変化によっても安定性が大きい石英ガラスを用いたハ
ロゲンヒータを用い、このハロゲンヒータを破損するこ
となく安定して支持できるので、熱定着器などの性能を
高めることができるという効果がある。
【0095】請求項7に係る発明の定着器によれば、請
求項1乃至請求項6のいずれかに記載の定着器の効果に
加え、ヒータの本体部を剛性の高い端子部だけで安定し
て支持できるという効果がある。そのため、別段のヒー
タの支持部材等を用いることなく、ヒータ自体のコスト
を下げることができるという効果を奏する。
【0096】請求項8に係る発明の定着器によれば、請
求項1乃至請求項7のいずれかに記載の定着器の効果に
加え、ヒータの一方のみの端子を、変位可能な電極で支
持するため、他方は、構造が簡単な電極とすることがで
き、両端の端子を変位可能な電極で支持するものに比較
して、さらに部品数が少なくなり、これを組み付ける工
数も減少するためさらに生産コストが低く又生産性も高
くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置1を用紙搬送方向に直交する方向
から側面視した断面図である。
【図2】図4のA−A部分における断面図である。
【図3】図1に示す画像形成装置1の光走査装置12、
現像部17と本体フレーム11の一部を拡大した図であ
る。
【図4】光走査装置12を蓋体を外して上方(図1の反
Y方向)から見た平面図である。
【図5】図1の下側(反Y方向)に見た、用紙Pの下方
を省略した定着部15の概略を示す図である。
【図6】図5のC−C部分から反Z方向に見た定着部1
5の断面図である。
【図7】可動給電部57を図5のW方向から見た斜視図
である。
【図8】可動給電部57を反Y方向から見た図である。
【図9】可動給電部57を一部を省略してY方向から見
た図である。
【図10】固定給電部58を反Y方向から見た図であ
る。
【図11】支持部577をフレーム51の一部により構
成した51gに代えた変形例を示す図である。
【図12】従来のヒータの給電部材の1例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置 15 定着部(定着ユニット) 51,51a,51b,51c,51d,51e,51
f フレーム 52 ヒートローラ 52a,52b ベアリング 52c ギヤ部 53 ハロゲンヒータ 53a (可動給電部側)端子 53b (固定給電部側)端子 53c 本体部 57 可動給電部 571a 第1固定板 571b 第2固定板 571c 固定部 572 挿入ガイド 573 把持部 574 固定ねじ孔 575 案内部 576 回り止め 577 支持部 578a 第1導電部 578b 第2導電部 578c 接続部 578d 固定ねじ 578e 固定ねじ 578f 温度ヒューズ 578g 固定板 579 固定ねじ 58 固定給電部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を加熱するヒートローラと、 当該ヒートローラに対向配置され、前記用紙を前記ヒー
    トローラに圧接させるように構成された加圧ローラと、 前記ヒートローラと前記加圧ローラとを支持するように
    構成されたフレームと、 前記ヒートローラの内部に配置され、両端に給電を受け
    る端子部が配設された管状の本体部を有するヒータと、 当該ヒータの端子部に固定され、前記ヒータに給電をす
    る電極と、 前記電極と前記フレームとの間に設けられ、前記電極を
    変位可能に支持する支持部材とを備えたことを特徴とす
    る定着器。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、 前記ヒータを発熱させた場合に、前記ヒータの線膨張率
    と、前記フレームの線膨張率の差から生じる伸びの差を
    吸収できる変位が可能に構成されたことを特徴とする請
    求項1に記載の定着器。
  3. 【請求項3】 前記支持部材は、 弾性変形することで変位可能なバネ弾性を有する材料か
    ら構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の定着器。
  4. 【請求項4】 前記支持部材は、 弾性変形可能な導体からなり、前記電極と一体に構成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の定着器。
  5. 【請求項5】 前記支持部材は、 前記フレームに一体的に設けられた弾性変形可能な支持
    部により構成されることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載の定着器。
  6. 【請求項6】 前記ヒータは、 石英ガラス管を用いたハロゲンヒータであることを特徴
    とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の定着
    器。
  7. 【請求項7】 前記端子部は、 前記ヒータの前記本体部を支持可能な剛性を有するピン
    状の端子であることを特徴とする請求項1乃至請求項6
    のいずれかに記載の定着器。
  8. 【請求項8】 前記支持部材は、 前記ヒータの一方の端子部に接続される前記電極のみを
    変位可能に支持し、他の電極は前記フレームに固定され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれ
    かに記載の定着器。
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