JP6933972B2 - 交換サービスシステム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に記載のガスコンロは、清掃時においては、作業者が左側ゴトクを上方に引き上げると、シャフト部はゴトクと一体に持ち上げられる。その際、スプリングの付勢により小さな力でゴトクを引き上げることができる。ロックピンがピンガイド溝の最上端部の位置に至ると、ロックピンはピンガイド溝の規制からフリーとなる。この位置で、ゴトクを水平方向に回動させ、さらにロックピンを外筒部の上端部に乗せる。このようにして、天板部の掃除可能な所望の位置でゴトクを保持することができる。
本発明は、部品の状態を確度高く把握することができる交換サービスシステムを提供することを目的とする。
ここで、前記部品には、RFタグ又はコード情報が付されており、前記識別情報は、前記部品に付されたRFタグ又はコード情報を用いて把握されても良い。
また、前記部品に付されたRFタグ又はコード情報を読み取り、当該部品の識別情報と、当該部品の状態とを出力する出力手段をさらに備えても良い。
また、前記部品の状態は、使用中、清掃中、保管中、清掃前の準備状態である清掃準備中を含んでも良い。
また、前記部品は、前記RFタグが付されたレンジフィルタであっても良い。
また、前記部品は、前記コード情報が刻印された五徳であっても良い。
また、前記記憶手段は、前記部品の使用者の情報を、前記識別情報と関連付けて記憶しても良い。
図1は、実施の形態に係る交換サービスシステム1の概略構成を示す図である。
実施の形態に係る交換サービスシステム1は、業務用厨房機器10の部品の汚れ度合いを推定するとともに、推定した汚れ度合いから当該部品を交換すべき時期である交換時期を把握するシステムである。交換サービスシステム1は、業務用厨房機器10にて用いられる部品の交換サービスを行う事業者(以下、「交換サービス業者」と称する場合がある。)が部品交換サービスを提供するのに有効なシステムである。
また、交換サービスシステム1は、複数の業務用厨房機器10に対するサービスに伴う情報処理を行うサーバ装置30と、サーバ装置30からの情報を受け付けたりサーバ装置30に対して情報を出力したりする端末装置40とを備えている。
なお、業務用厨房機器10は複数でなくても良い。
交換サービス業者は、交換サービスを行うにあたって、各部品の状態を管理する。部品の状態としては、部品が業務用厨房機器10に取り付けられて使用されている「使用中」の状態と、清掃中である「清掃中」の状態と、清掃が完了した後に保管している「保管中」の状態とがある。部品が購入された後、使用開始される前までの状態も「保管中」の状態である。また、部品の状態としては、業務用厨房機器10から取り外された後、清掃を開始するまでの状態である、「清掃準備中」の状態もある。
複数の業務用厨房機器10は、互いに同じでも良いし、異なっていても良い。
業務用厨房機器10は、ガスを熱源とする調理用のガスレンジ11と、ガスレンジ11の上方に設けられて、調理の際に出る油煙、蒸気、臭い等を排出するレンジフード12とを備えている。
ガスレンジ11は、天板111と、天板111に形成された開口部に設けられた複数(本実施形態においては3つ)のバーナー112と、複数のバーナー112の上方に配置されて加熱用の容器を支持するための五徳113とを備えている。五徳113は、ガスレンジ11の上部全面を覆う、鋳物製の全面五徳である。五徳113は、複数のバーナー112それぞれの上方に配置された複数(本実施形態においては3つ)の上部五徳113aと、上部五徳113a間に配置された補助五徳113bとを有している。複数のバーナー112の内の一のバーナー112の上方に配置された上部五徳113aは、他のバーナー112の上方に配置された上部五徳113aや補助五徳113bとは一体的ではなく単独で取り外し可能である。
レンジフード12は、フード121と、換気扇(不図示)と、フード121内において換気扇の手前に配置されたレンジフィルタ122とを備えている。
五徳113には、この五徳113の識別情報が埋め込まれた、コード情報114が刻印されている。コード情報114は、図2に示したバーコードや、QRコード(登録商標)であることを例示することができる。コード情報114は、図2に示すように、五徳113の補助五徳113bの側面に刻印されていることを例示することができる。
レンジフィルタ122には、このレンジフィルタ122の識別情報が埋め込まれたRFタグ123が付されている。レンジフィルタ122には、レンジフィルタ122の識別情報が埋め込まれた、バーコードやQRコード(登録商標)等のコード情報が刻印されていても良い。
以下の説明においては、交換サービス業者が部品交換サービスを行う部品として、ガスレンジ11の五徳113を例にして説明する。
交換サービス業者は、UI22を介して、部品の状態が、「使用中」の状態、「清掃準備中」の状態、「清掃中」の状態、「保管中」の状態のいずれであるかを入力することが可能である。
なお、部品が、RFタグが付されたレンジフィルタ122である場合には、読取器20は、RFタグのデータを読み取る。
また、サーバ装置30及び端末装置40は、それぞれ、外部との通信を行うための通信インターフェース(以下、「通信I/F」と表記する)と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構と、キーボードやマウス等の入力デバイスとを備えている。
サーバ装置30は、読取器20から部品の識別情報等を受信する受信部31と、識別情報や状態等の部品に関する情報を記憶する記憶部32とを備えている。また、サーバ装置30は、部品の汚れ度合いを推定する推定部33と、推定部33により推定された汚れ度合いに基づいて部品の交換時期を把握する把握部34と、部品を交換すべきことを端末装置40に送信する送信部35とを備えている。
受信部31は、部品の状態や熱源量を受信した場合には記憶部32に記憶された情報を更新する。
記憶部32は、部品の名称、当該部品の状態、当該部品における熱源の使用量(当該部品が取付けられた業務用厨房機器10にて使用された熱源の使用量)、汚れ度合い、及び、使用者の情報等を、当該部品の識別情報に関連付けて記憶する。使用者の情報は、使用者が営む施設名(中華料理店、給食センタ、そば屋等)、住所、電話番号及びメールアドレス等であることを例示することができる。また、記憶部32は、当該部品の使用者が所有する、当該部品と同じ名称の他の部品の識別情報を、当該部品の識別情報に関連付けて記憶する。例えば、当該部品が第1部品である場合には、記憶部32は、第2部品の識別情報を、第1部品の識別情報に関連付けて記憶する。
また、図4の表に示すように、識別情報が「87654321」である部品は、部品の名称が「五徳」、機器名称が「ガスレンジ」、部品の状態が「使用中」、部品における熱源の使用量(ガス使用量)が「5111」、汚れ度合いが汚れレベル5であると記憶されている。また、そば屋等の使用者の情報も識別情報に関連付けて記憶されている。また、識別情報が「87654321」である部品の使用者が所有する、当該部品と同じ名称の他の部品の識別情報「87654320」も当該部品の識別情報に関連付けて記憶されている。
また、図4の表に示すように、識別情報が「11111111」である部品は、部品の名称が「レンジフィルタ」、機器名称が「レンジフード」、部品の状態が「保管中」、部品における熱源の使用量(ガス使用量)が「0」、汚れ度合いが汚れレベル0であると記憶されている。また、給食センタ等の使用者の情報も識別情報に関連付けて記憶されている。また、識別情報が「11111111」である部品の使用者が所有する、当該部品と同じ名称の他の部品の識別情報「11111110」も当該部品の識別情報に関連付けて記憶されている。
推定部33は、取得した熱源量が多いほど、業務用厨房機器10に取り付けられた部品の汚れ度合いが大きいと推定する。
推定部33は、例えば、業務用厨房機器10において使用された熱源量が第1所定値以上であって、予め定められた第2所定値未満である場合には、汚れレベル1であると推定する。なお、熱源がガスである場合、第2所定値は、200m3であることを例示することができる。
推定部33は、例えば、業務用厨房機器10において使用された熱源量が第3所定値以上であって、予め定められた第4所定値未満である場合には、汚れレベル3であると推定する。なお、熱源がガスである場合、第4所定値は、400m3であることを例示することができる。
推定部33は、例えば、業務用厨房機器10において使用された熱源量が第5所定値以上である場合には、汚れレベル5であると推定する。
推定部33は、汚れ度合いを推定した場合には、記憶部32に記憶された情報を更新する。
より具体的には、把握部34は、推定部33が汚れレベル5であると推定した部品が、交換時期に到達していることを把握する。
表示部42は、受信部41が受信した、交換時期に到達している部品のリスト、及び、交換時期に到達している部品に関する情報をディスプレイに表示する。交換サービス業者は、交換時期に到達している部品のリストがディスプレイに表示されることで、交換を行うべき部品があることを把握する。また、交換サービス業者は、交換時期に到達している部品に関する情報がディスプレイに表示されることで、その部品を使用する使用者の情報等を把握する。
送信部43は、受信部41が交換時期に到達している部品のリスト、及び、その部品に関する情報を受信したとの情報を取得したら、交換時期に到達している部品の使用者に対して、この部品の交換を行う旨や交換を行う時期等を記載したメールを送信する。交換を行う時期としては、交換用の部品を新たに取付可能な時期である。もし、新たに取り付ける交換用の部品が清掃中である場合には、清掃が終了した後の日時である。
サーバ装置30は、業務用厨房機器10において使用された熱源量を取得する(S501)。これは、受信部31が、通信回線50を介して、業務用厨房機器10において使用された熱源量を受信する処理である。
その後、サーバ装置30は、部品ごとの汚れ度合いを推定する(S503)。これは、推定部33が、部品における熱源の使用量に応じて汚れ度合いを推定する処理である。
その後、サーバ装置30は、使用中である部品の汚れ度合いを更新する(S504)。これは、推定部33が、記憶部32に記憶している部品における汚れ度合いを更新する処理である。
その後、サーバ装置30は、交換時期に到達している部品があるか否かを判別する(S505)。これは、把握部34が、汚れ度合いが汚れレベル5である部品があるか否かを判別し、汚れレベル5である部品が交換時期に到達していると把握する処理である。
他方、交換時期に到達している部品がない場合(S505でNo)、サーバ装置30は、本処理を終了する。
サーバ装置30は、交換時期に到達している部品があることを把握した場合、交換時期に到達している部品のリスト等を端末装置40に対して送信する(S601)。このシーケンス図においては、第1部品がリストに含まれている。
ディスプレイの表示を見る等して、交換時期に到達している部品があることを把握した交換サービス業者の作業者は、その部品が使用されている使用者の施設に赴き、使用中の第1部品を取り外す(S604)。その後、交換サービス業者は、読取器20を用いて取り外した第1部品に付されたコード情報を読み取る。これにより、読取器20は、で第1部品の識別情報を把握する(読取器20は、作業者によるコード情報又は識別情報の手入力により第1部品の識別情報を把握しても良い)。また、作業者は、読取器20のUI22を介して、第1部品の状態が、「清掃準備中」の状態であることを入力し、第1部品の識別情報と「清掃準備中」の状態であるとの情報をサーバ装置30に送信する(S605)。
サーバ装置30は、受信した第1部品の情報を更新する(S607)。つまり、サーバ装置30は、第1部品が「清掃準備中」との状態を、識別情報と関連付けて記憶する。現在、第1部品は、「使用中」の状態であることを記憶していることから、「使用中」から「清掃準備中」へ変更する。また、サーバ装置30は、第1部品の熱源量を0とし、汚れ度合いを汚れレベル0とする。
サーバ装置30は、受信した第2部品の情報を更新する(S611)。つまり、サーバ装置30は、第2部品が「使用中」との状態を、識別情報と関連付けて記憶する。現在、第2部品は、「保管中」の状態であることを記憶していることから、「保管中」から「使用中」へ変更する。また、サーバ装置30は、第2部品の熱源量として0をセットするとともに、汚れ度合いとして汚れレベル0をセットする。
サーバ装置30は、受信した第1部品の情報を更新する(S615)。つまり、サーバ装置30は、第1部品が「清掃中」との状態を、識別情報と関連付けて記憶する。現在、第1部品は、「清掃準備中」の状態であることを記憶していることから、「清掃準備中」から「清掃中」へ変更する。
サーバ装置30は、受信した第1部品の情報を更新する(S619)。つまり、サーバ装置30は、第1部品が「保管中」との状態を、識別情報と関連付けて記憶する。現在、第1部品は、「清掃中」の状態であることを記憶していることから、「清掃中」から「保管中」へ変更する。
また、第1所定値〜第5所定値は、業務用厨房機器10の種類に応じて定めても良い。
例えば、推定部33は、使用者が例えばスマートフォンにて撮影した部品の画像であって受信部31が受信した画像を用いて部品の汚れ度合いをリアルタイムで推定しても良い。かかる場合、推定部33は、例えば、撮影された部品の画像が示す汚れ度合いが、予め定められた所定画像の汚れ度合い以上である場合に、汚れレベル5であると推定すると良い。
また、推定部33は、業務用厨房機器10が使用された積算時間が予め定められた所定時間以上である場合に、汚れレベル5であると推定しても良い。業務用厨房機器10が使用された時間は、例えば使用者から取得することを例示することができる。例えば、使用者から定期的に送信されてくる使用時間が記入されたメールを、受信部31が受信するとともに使用時間を記憶部32に記憶すると良い。使用者が送信するメールは、例えば使用時間についてのアンケートに回答するものであることを例示することができる。また、交換サービス業者の従業者が、電話にて使用者から定期的に使用時間を聞き、記憶部32に記憶しても良い。
また、使用者に、部品の交換を行う旨や交換を行う時期等を記載したメールを送信するのは、端末装置40ではなく、サーバ装置30が行っても良い。
また、使用者に、部品の交換を行う旨や交換を行う時期等を通知する手段は、メールではなく、電話やはがきであっても良い。電話やはがきは、交換サービス業者の従業者が行うことを例示することができる。
上述したように、交換サービス業者は、使用者が現在使用中の部品が交換時期に到達した場合には、汚れていない部品(清掃が終了した部品や購入後に未だ使用されていない部品)と交換するために、その汚れていない部品を持参して使用者の施設に赴く必要がある。本実施の形態に係るサーバ装置30は、記憶部32が部品の識別情報と、部品の状態、例えば清掃中なのか保管中なのかを関連付けて記憶するので、汚れていない部品の状態を把握することができる。それゆえ、交換サービス業者は、新たに取り付ける部品を、いつ取り付けることができるのかを容易に把握することができる。
また、サーバ装置30は、記憶部32が部品の識別情報に関連付けて部品の使用者の情報を記憶するので、現在使用中の部品が交換時期に到達したことを把握した場合に、交換すべき部品がどこで使用されているのか等を確度高く把握することができる。
例えば、部品は、コード情報が刻印された五徳であることを例示することができる。五徳にコード情報が刻印されていることにより、一の使用者の五徳を他の使用者の五徳と区別することができるので、特に汚れ易く、かつ、加熱されて高温となる五徳を、他の使用者の五徳と一緒に清掃したり、同じ場所に保管したりすることができる。
Claims (7)
- 厨房の機器と、当該機器に対するサービスに伴う情報処理を行う情報処理装置と、を含む当該機器の部品の交換サービスシステムであって、
前記情報処理装置は、
前記部品の識別情報と前記部品の状態とを取得するとともに、スマートメータを介して前記機器において使用された熱源量を取得する取得手段と、
前記識別情報と、前記状態とを関連付けて記憶するとともに、使用中である前記部品における熱源の使用量を記憶する記憶手段と、
前記部品における熱源の使用量に基づいて当該部品の汚れ度合いを推定する推定手段と、
前記推定手段より推定された汚れ度合いから、前記部品の交換時期を把握する把握手段と、
を備える交換サービスシステム。 - 前記部品には、RFタグ又はコード情報が付されており、
前記識別情報は、前記部品に付されたRFタグ又はコード情報を用いて把握される
請求項1に記載の交換サービスシステム。 - 前記部品に付されたRFタグ又はコード情報を読み取り、当該部品の識別情報と、当該部品の状態とを出力する出力手段をさらに備える
請求項1又は2に記載の交換サービスシステム。 - 前記部品の状態は、使用中、清掃中、保管中、清掃前の準備状態である清掃準備中を含む
請求項1から3のいずれか1項に記載の交換サービスシステム。 - 前記部品は、前記RFタグが付されたレンジフィルタである
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の交換サービスシステム。 - 前記部品は、前記コード情報が刻印された五徳である
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の交換サービスシステム。 - 前記記憶手段は、前記部品の使用者の情報を、前記識別情報と関連付けて記憶する
請求項1から6のいずれか1項に記載の交換サービスシステム。
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