JP4248330B2 - 部品使用履歴収集システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両を構成する部品の使用履歴を収集し管理するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、中古車両の売買を行う際には、専門の査定士が車両の使用状態を調べて査定価格を決定している。最近では、地球環境保護の観点からリサイクルパーツやリビルトパーツなどの中古部品への関心も高まり、車両全体ではなく部品単位で取引を行うといった新たな流通市場も確立されはじめている。
【0003】
本来、車両本体および部品の適正価格を算定するためには、車両を分解し個々の部品の劣化具合を正確に把握することが好ましい。車両のメンテナンス時に部品の修理・交換の必要性を判断するにあたっても同様のことがいえる。しかし、車両を構成する部品は数万点にも及び、全ての部品を検査するためには高度なスキルと多大な労力・コストが必要となる。それゆえ、実際には、個々の部品検査は行わず、車両の走行距離、年式、外観などに基づいて車体や部品の劣化具合を推定しているのが現状である。
【0004】
なお、部品検査を行うことなく中古部品の適正価格を算出する仕組みとしては、特許文献1に開示された価額算定システムが知られている。このシステムでは、市場に流通している新品部品の数量などに基づいて中古部品の価格を推測している。また、部品検査の労力を軽減するための仕組みとしては、特許文献2に開示された管理システムが知られている。このシステムでは、個々の部品に耐用年数を記録した無線タグを装着し、車両点検の際にタグリーダーで一括して各部品の耐用年数を読み取ることで、交換の時期にきている部品を自動的にリストアップすることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−229237号公報
【特許文献2】
特開2002−334134号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、運転者(ユーザ)によって車両の利用形態は千差万別であり、同じ使用年数で同じ走行距離の車両であっても、部品の劣化具合は異なることが通常である。しかも、外観の状態(塗装や傷の状態)と部品の劣化具合とが必ずしも比例するとは限らない。
【0007】
たとえば、市街地で主に利用される車両は、交通量の少ない地域で利用される車両に比べて、ブレーキ、アクセル、ハンドルなどの操作や加減速の頻度が多いため、部品に作用するストレスも当然大きくなる。また、海辺で利用される車両は塗装の劣化や部品の腐食が比較的早く進むであろうし、山中で利用される車両はサスペンションなど足まわり部品の劣化が比較的早く進むと考えられる。さらに、オイル交換などのメンテナンスをこまめに行うかどうかでもエンジン部品などの劣化の進行に違いがでる。
【0008】
したがって、従来のように年式、走行距離、外観、あるいは、部品の使用年数などからだけでは、中古部品の劣化具合を正確に把握することは困難であった。
【0009】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、車両の利用形態によって異なってくる個々の部品の劣化具合を容易かつ正確に把握することを可能にし、中古車両や中古部品の適正価格の算出、並びに、部品の修理・交換時期の正確な判断に役立てることのできる技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、次の手段ないし処理によって車両部品の使用履歴を収集し管理する。なお、以下に述べる手段および処理は、プログラムがコンピュータシステムに読み込まれ実行されることで実現されるものである。
【0011】
本発明では、固有のパーツIDが付された部品を有する車両を対象とする。車両に搭載された車載端末は、定期的に、または、必要に応じて、車両を構成する個々の部品からパーツIDを取得する。そして、車載端末はパーツIDと車両の走行記録とをコンピュータネットワークを通じて本発明に係る部品使用履歴収集システムに送信する。なお、パーツIDは車両を構成する全ての部品が備えていてもよいし、一部の部品だけが備えていてもよい。
【0012】
本発明では、受信手段が車両からパーツIDと車両走行記録とを定期的に受信し、算出手段が車両走行記録に基づき部品に作用したストレスを算出する。そして、管理手段が部品使用履歴(部品に作用したストレスの累積)をその部品のパーツIDとともに記憶し管理する。
【0013】
本発明によれば、車両走行記録を用いて個々の部品に実際に作用したストレスを算出するので、車両の利用状態に応じて異なってくる部品の劣化具合を正確に把握することが可能となる。
【0014】
また、パーツIDと車両走行記録を定期的に受信し、部品に作用したストレスを累積していくので、部品の劣化具合を正確に把握することができる。そして、この劣化具合に基づいて、部品の残存価値を算定したり、部品の修理・交換時期を判断することが可能となる。
【0015】
また、本発明では、車両側ではなくシステム側でストレスの算出および部品使用履歴の管理を行うこととしたので、履歴の改ざんを防止することができ、部品の劣化具合や残存価値などの情報の信頼性を高めることができる。
【0016】
また、パーツIDは部品に固有の情報であり、かつ、部品使用履歴はパーツIDとともに管理されているため、ある車両の部品がリサイクルパーツとして他の車両に付け替えられた場合であっても、継続してその部品の部品使用履歴を更新していくことができるという利点もある。
【0017】
本発明で用いる車両走行記録としては、車両が走行した地点に関する走行地点情報、走行中の車両運動に関する車両運動情報、車両に対して行われた操作に関する車両操作情報、および、車両の使用環境に関する車両環境情報のうち少なくともいずれか1つを含むとよい。
【0018】
パーツIDは、たとえば、無線タグにより部品に付されていることが好ましい。無線タグであれば、部品の構成や構造を変更することなく取り付け可能であるし、かなり小さな部品にも取り付け可能である。また、部品製造時に無線タグを埋め込んでおけばパーツIDの改ざん防止にもなる。さらに、無線タグであればタグリーダーを用いてパーツIDをデジタルデータとして読み取ることができるので、コンピュータでの取り扱いが容易となる。
【0019】
パーツIDとしては、部品ごとに固有の値を設定できれば、どのような形式の情報を用いてもよい。たとえば、IPv6アドレス(Internet Protocol version 6 Address)などを用いることができる。
【0020】
ところで、車両には数万点に及ぶ部品が含まれており、(その一部の部品についての使用履歴を収集するにしても)その情報量は膨大となる。そこで、受信手段がパーツIDおよび車両走行記録とともにその車両の車両IDを受信し、管理手段が部品使用履歴およびその部品のパーツIDを車両IDと関連付けて記憶し管理することが好ましい。車両IDは車両ごとに固有の情報であり、車両IDとしてはたとえば車体番号や自動車登録番号などを用いることができる。これにより、部品使用履歴を車両単位で管理することが可能となり、情報の取り扱いや利用が簡単となる。
【0021】
本発明は、端末から車両IDまたはパーツIDを含む閲覧要求を受信したときに、その車両IDまたはパーツIDに関連付けられている部品の部品使用履歴を管理手段から取得して、その部品使用履歴を端末に送信する閲覧手段をさらに備えることも好ましい。これにより、外部の端末から部品使用履歴を簡単に閲覧することができるので、中古車の査定、中古部品の査定、部品の修理・交換時期の判断に役立てることが可能となる。
【0022】
なお、本発明は、上記手段の少なくとも一部を有する部品使用履歴収集システムとして捉えることができる。また、本発明は、上記処理の少なくとも一部を含む部品使用履歴収集方法、または、かかる方法を実現するためのプログラムとして捉えることもできる。なお、上記手段および処理の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
【0023】
たとえば、本発明の一態様としての部品使用履歴収集システムは、固有のパーツIDが付された部品を有する車両から、そのパーツIDと車両走行記録とを定期的に受信する受信手段と、車両走行記録に基づき部品に作用したストレスを算出する算出手段と、部品に作用したストレスの累積である部品使用履歴をその部品のパーツIDとともに記憶し管理する管理手段と、を備えることが好ましい。
【0024】
また、本発明の一態様としての部品使用履歴収集方法では、コンピュータシステムが、固有のパーツIDが付された部品を有する車両から、そのパーツIDと車両走行記録とを定期的に受信し、車両走行記録に基づき部品に作用したストレスを算出し、部品に作用したストレスの累積である部品使用履歴をその部品のパーツIDとともに記憶し管理することが好ましい。
【0025】
また、本発明の一態様としての部品使用履歴収集プログラムは、コンピュータシステムに、固有のパーツIDが付された部品を有する車両から、そのパーツIDと車両走行記録とを定期的に受信する処理と、車両走行記録に基づき部品に作用したストレスを算出する処理と、部品に作用したストレスの累積である部品使用履歴をその部品のパーツIDとともに記憶し管理する処理と、を実行させることが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
【0027】
図1は、本発明の実施形態に係る部品使用履歴収集システムの構成を示す構成図である。
【0028】
部品使用履歴収集システム(以下、「センター」という。)1は、基本ハードウエアとして、CPU(中央演算処理装置)、メモリ、ハードディスク、通信IF(インターフェース)などを備える汎用のコンピュータシステムにより構成される。センター1は、その機能として、劣化判定処理部10、劣化判定DB(データベース)11、車両ID DB12、パーツ情報DB13、閲覧処理部14などを有する。これらの機能は、ハードディスクに記憶されたプログラムがCPUに読み込まれ実行されることにより実現されるものである。
【0029】
センター1は、広域ネットワークであるインターネット2に接続されており、インターネット2を通じて車両3や端末4との間でデータの送受信を行うことができる。
【0030】
車両3は、車載端末30を搭載している。車載端末30は、携帯電話、無線LAN(Local Area Network)もしくはDSRC(Dedicated Short Range Communication)などによる無線通信機能を有するコンピュータであり、無線基地局5を介してインターネット2に接続可能である。
【0031】
車両3を構成する部品のうち利用状態に応じて劣化の度合いが変化するもの(たとえば、エンジン、ミッション、ブレーキマスター、シリンダー、サスペンションなど)には、部品の製造時または車両の製造時に無線(RFID)タグが取り付けられている。無線タグは、無線通信ICとアンテナから構成される微小なモジュールである。無線通信ICのメモリにはパーツIDが記録されている。このパーツIDは部品ごとに固有の値をとる部品識別情報であって、本実施形態ではIPv6アドレスをパーツIDとして用いている。
【0032】
このように、パーツIDを無線タグにより部品に付すこととしたのは次の理由による。すなわち、無線タグであれば、部品の構成や構造を変更することなく取り付け可能であるし、かなり小さな部品にも取り付け可能である。また、部品製造時に無線タグを埋め込んでおけばパーツIDの改ざん防止にもなる。さらに、無線タグであれば、タグリーダーを用いてパーツIDをデジタルデータとして読み取ることができるので、コンピュータでの取り扱いが容易となる。
【0033】
車両3には、1つ又は複数のタグリーダーが設けられている。タグリーダーは車載端末30からの制御信号にしたがって各部品の無線タグからパーツIDを読み取るパーツID取得手段である。読み取ったパーツIDは車載端末30に入力される。
【0034】
また、車両3には、車両状態を検出する各種センサ類が設けられている。たとえば、カーナビゲーション装置(GPSセンサ)、Gセンサ、ヨーレートセンサ、サスストロークセンサ、アクセル開度センサ、ブレーキストロークセンサ、油圧センサ、ハンドル操舵角センサ、エンジンオイルセンサ、外気温センサ、内気温センサ、振動センサなどである。これらのセンサの出力は、通常、車両の各部の動態を制御するために用いられるものであるが、本実施形態では車載端末30にも入力される。
【0035】
車載端末30は、センサの出力に基づいて車両走行記録を生成する。車両走行記録には、車両が走行した地点に関する情報(走行地点情報)、走行中の車両運動に関する情報(車両運動情報)、車両に対して行われた操作に関する情報(車両操作情報)、車両の使用環境に関する情報(車両環境情報)などが含まれる。
【0036】
走行地点情報としては、たとえば、緯度経度情報、方位ベクトルの集合、走行した道路(高速道路か一般道路か、舗装路か未舗装路か、など)、走行した車線などの情報が該当する。車両運動情報としては、たとえば、G、ヨー、サスストローク、ブレーキ油圧、エンジン回転数などの情報が該当する。車両操作情報としては、たとえば、アクセル開度、ブレーキストローク、ハンドル操舵角、ワイパーの動作時間、アイドリング停止時のギヤ状態などの情報が該当する。また、車両環境情報としては、たとえば、外気温、内気温、湿度、振動、エンジンオイルの汚れなどの情報が該当する。なお、車両走行記録にこれら全ての情報が含まれる必要はなく、実施態様に応じて収集する情報を適宜選択すればよい。また、これら以外の情報を収集してもよい。
【0037】
車載端末30は、車両3に付与された車両IDを記憶している。車両IDは車両ごとに固有の車両識別情報である。車両IDとしてはたとえば車体番号や自動車登録番号などを用いることができる。
【0038】
車両3の車両IDおよびパーツIDは、車両3の製造時または出荷時に、センター1に登録される。登録の際には、車両3の車載端末30が車内のタグリーダーを用いて各部品のパーツIDを収集し、それらのパーツIDを車両IDとともにセンター1に送信すればよい。また、車載端末30を用いず、工場またはディーラーに設置されたタグリーダーによって車両3のパーツIDを一括して読み取り、センター1に登録してもよい。あるいは、車両の製造ラインにおいて各部品のパーツIDがコンピュータ管理されているならば、その製造ラインのコンピュータから直接センター1にパーツIDと車両IDの登録を行ってもよい。
【0039】
センター1は、車両IDとパーツIDの登録情報を受信すると、それらを互いに関連付けて車両ID DB12に登録する。
【0040】
一方、センター1の劣化判定DB11には、車両走行記録から部品に作用するストレスを算出するための劣化判定情報(演算式、テーブル、しきい値など)が格納されている。この劣化判定情報は、各部品の設計時の耐久テストや評価テスト、製造時の製品検査などに用いられる情報を活用したものであり、部品の種類やスペックに応じて多数の情報が用意されている。なお、パーツIDは部品に固有の情報であるため、パーツIDから部品の種類やスペックを知ることが可能である。
【0041】
次に、図2を参照して、センター1における部品使用履歴収集方法について説明する。図2は、部品使用履歴収集方法の処理の流れを示すフローチャートである。
【0042】
車両3の車載端末30は、作動状態にあるときには随時車両走行記録を収集している。そして、車載端末30は、1日に1回や1週間に1回など定期的な間隔で、各部品のパーツIDを収集し、その間に収集した車両走行記録とともにセンター1に送信する。このとき、車載端末30は、パーツIDおよび車両走行記録とともに車両IDもセンター1に送信する(図1参照)。
【0043】
このように本実施形態では、車載端末30が定期的に部品からパーツIDを取得する構成を採用したことによって、交換された部品の検出が可能になる。また、パーツIDの改ざんを防止できるという利点もある。
【0044】
ここで、車載端末30が、収集した各部品のパーツIDと前回送信時に収集したパーツIDとを比較して、その間に交換された部品があったかどうかを調べ、交換部品がなかった場合には(パーツIDを送信せずに)車両IDと車両走行記録だけをセンター1に送信する構成も好ましい。これにより、センター1に送信するデータ量が小さくなるので、送信処理にかかる負荷を低減することが可能となる。
【0045】
センター1の劣化判定処理部10は、車載端末30から送信されてきたデータを受信する(ステップS1)。つまり、劣化判定処理部10は、車両3からパーツIDと車両走行記録とを定期的に受信する受信手段として機能している。
【0046】
次に、劣化判定処理部10は、受信データにパーツIDが含まれているか否かを調べる(ステップS2)。パーツIDが含まれていない場合には、劣化判定処理部10は車両IDに基づいて車両ID DB12から車両3の各部品のパーツIDを取得する(ステップS3)。一方、パーツIDが含まれている場合には、車両ID DB12に登録されているパーツIDとの比較を行い、異なるパーツIDが見つかった場合には、登録パーツIDの更新処理を行う(ステップS4)。
【0047】
続いて、劣化判定処理部10は、パーツIDに基づいて部品の種類やスペックを割り出し、その部品に対応した劣化判定情報を劣化判定DB11から読み出す。そして、車両走行記録と劣化判定情報から、各部品に実際に作用したストレスを算出する(ステップS5)。つまり、劣化判定処理部10は、車両走行記録に基づき部品に作用したストレスを算出する算出手段として機能している。
【0048】
劣化判定処理部10は、算出したストレスに基づいてパーツ情報DB13の部品使用履歴を更新する(ステップS6)。パーツ情報DB13では、部品使用履歴がその部品のパーツIDとともに記憶し管理されている。よって、劣化判定処理部10は、まず、パーツIDに基づいてパーツ情報DB13からその部品の部品使用履歴を読み出し、その履歴に今回算出したストレスを追加し、追加後の履歴をパーツ情報DB13に書き込む処理を行う。
【0049】
部品使用履歴は、部品に作用したストレスの累積を表すものであれば、どのような形式のデータであっても構わない。たとえば、単純にストレスの累積値であってもよいし、その累積値と部品の寿命とから計算した部品の劣化度であってもよいし、さらに部品の劣化度から計算した部品の残存価値であってもよい。つまり、中古部品を売買する際の価格査定に有用な情報、あるいは、部品の修理・交換時期を判断するために有用な情報であればよいのである。
【0050】
以上の処理により、パーツ情報DB13には定期的に部品使用履歴が蓄積されていくことになる。
【0051】
閲覧処理部14は、このようにして蓄積された部品使用履歴を外部の端末4から閲覧可能にするための機能(閲覧手段)である。閲覧処理部14はWebサーバー機能を有しており、端末4はWebクライアントソフトを用いることで閲覧処理部14にアクセス可能である。したがって、端末4の形態としては、パーソナルコンピュータ、情報携帯端末(PDA)、キオスク端末、携帯電話など種々のものが想定される。また、端末4の設置態様としては、車両のユーザが所有または操作する端末、中古車の販売ディーラーや車両の修理工場に設置される端末などが想定される。
【0052】
閲覧処理部14は、端末4から車両IDを含む閲覧要求を受信したときに、その車両IDに関連付けられているパーツIDを車両ID DB12から取得する。そして、各パーツIDに係る部品の部品使用履歴をパーツ情報DB13から取得して、その部品使用履歴を端末4に送信する。これにより、端末4のユーザは、いつでもどこからでも車両3に含まれる部品すべての部品使用履歴を一括して閲覧することができる。このような車両全体の情報は、たとえば、中古車の査定などに利用することができる。
【0053】
また、閲覧要求には車両IDでなくパーツIDを指定できるようにすることも好ましい。この場合は、そのパーツIDに係る部品の部品使用履歴のみを閲覧できる。これにより、端末4のユーザは、いつでもどこからでも部品個別の使用履歴を閲覧できるので、システムの利便性が増す。このような部品の情報は、たとえば、中古部品の査定や部品の修理・交換時期の判断などに利用することができる。
【0054】
以上述べた本実施形態の部品使用履歴収集システムによれば、車両走行記録を用いて個々の部品に実際に作用したストレスを算出するので、車両の利用状態に応じて異なってくる部品の劣化具合を正確に把握することが可能となる。
【0055】
また、パーツIDと車両走行記録を定期的に受信し、部品に作用したストレスを累積していくので、部品の劣化具合を正確に把握することができる。そして、この劣化具合に基づいて、部品の残存価値を算定したり、部品の修理・交換時期を判断することが可能となる。
【0056】
また、車両側ではなくシステム側でストレスの算出および部品使用履歴の管理を行うこととしたので、履歴の改ざんを防止することができ、部品の劣化具合や残存価値などの情報の信頼性を高めることができる。
【0057】
また、劣化判定に係る処理をシステム側で行うこととしたことにより、車両側の機能の簡易化、処理負荷の軽減、並びに、コストダウンを図ることができるという利点もある。加えて、車両メーカーの重要なノウハウである劣化判定情報の秘密保持を図ることができるという利点もある。
【0058】
また、パーツIDは部品に固有の情報であり、かつ、部品使用履歴はパーツIDとともに管理されているため、ある車両の部品がリサイクルパーツとして他の車両に付け替えられた場合であっても、継続してその部品の部品使用履歴を更新していくことができるという利点もある。
【0059】
なお、上記構成は本発明の一実施形態を例示したものにすぎない。本発明の範囲は上記実施形態に限られるものではなく、その技術思想の範囲内で種々の変形が可能である。
【0060】
上記実施形態ではパーツIDが無線タグにより部品に付されているが、パーツIDの付し方はこれに限るものではない。たとえば、部品にパーツIDが記録されたICチップを装着し、そのICチップから有線または無線によりパーツIDを読み出してもよい。また、部品にパーツIDを符号化したバーコードや2次元コードを貼付し、コードリーダーでパーツIDを読み取ってもよい。あるいは、部品にパーツIDを刻印し、機械的または光学的にパーツIDを読み取ることも可能である。
【0061】
また、上記実施形態では、センター1に常に車両IDを送信しているが、対象となる部品点数が少ない場合には、パーツIDだけでも構わない。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、車両の利用形態によって異なってくる個々の部品の劣化具合を容易かつ正確に把握することを可能にし、中古車両や中古部品の適正価格の算出、並びに、部品の修理・交換時期の正確な判断に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る部品使用履歴収集システムの構成を示す構成図である。
【図2】部品使用履歴収集方法の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 センター(部品使用履歴収集システム)
2 インターネット(広域ネットワーク)
3 車両
4 端末
5 無線基地局
10 劣化判定処理部(受信手段、算出手段)
11 劣化判定DB
12 車両ID DB
13 パーツ情報DB(管理手段)
14 閲覧処理部(閲覧手段)
30 車載端末
Claims (7)
- 固有のパーツIDが付された部品を有する車両が送信した、そのパーツIDと車両走行記録とを定期的に受信する受信手段と、
車両に対して行われた操作に関する情報である車両操作情報を少なくとも含む前記車両の車両走行記録に基づき前記部品に作用したストレスを算出する算出手段と、
前記部品が他の車両に付け替えられた場合であっても、前記算出したストレスを、前記部品に作用したストレスの累積である部品使用履歴に累積させていくと共に、前記部品使用履歴をその部品のパーツIDと関連付けて記憶し管理する管理手段とを備え、
さらに、前記受信手段は、前記パーツIDおよび前記車両走行記録とともに前記車両の車両IDを受信し、
前記管理手段は、前記部品使用履歴および前記部品のパーツIDを前記車両IDと関連付けて記憶し管理する部品使用履歴収集システム。 - パーツIDは無線タグにより部品に付されている請求項1記載の部品使用履歴収集システム。
- パーツIDはIPv6アドレスである請求項1または2記載の部品使用履歴収集システム。
- 端末から車両IDまたはパーツIDを含む閲覧要求を受信したときに、その車両IDまたはパーツIDに関連付けられている部品の部品使用履歴を管理手段から取得して、その部品使用履歴を端末に送信する閲覧手段をさらに備える請求項1〜3のうちいずれか1項記載の部品使用履歴収集システム。
- 前記車両において前回の送信時以降に交換された部品がなかった場合には、前記受信手段が受信する前記車両による送信情報にはパーツIDが含まれない請求項1〜4のいずれか1項記載の部品使用履歴収集システム。
- コンピュータシステムが、
固有のパーツIDが付された部品を有する車両から、そのパーツIDと車両走行記録とを定期的に受信し、
車両に対して行われた操作に関する情報である車両操作情報を少なくとも含む前記車両の車両走行記録に基づき前記部品に作用したストレスを算出し、
前記部品が他の車両に付け替えられた場合であっても、前記算出したストレスを、前記部品に作用したストレスの累積である部品使用履歴に累積させていくと共に、前記部品使用履歴をその部品のパーツIDと関連付けて記憶し管理し、
さらに、前記受信の際には、前記パーツIDおよび前記車両走行記録とともに前記車両の車両IDを受信し、
前記部品使用履歴および前記部品のパーツIDを記憶し管理する際には、前記車両IDと関連付けて記憶し管理する部品使用履歴収集方法。 - コンピュータシステムに、
固有のパーツIDが付された部品を有する車両から、そのパーツIDと車両走行記録とを定期的に受信する処理と、
車両に対して行われた操作に関する情報である車両操作情報を少なくとも含む前記車両の車両走行記録に基づき前記部品に作用したストレスを算出する処理と、
前記部品が他の車両に付け替えられた場合であっても、前記算出したストレスを、前記部品に作用したストレスの累積である部品使用履歴に累積させていくと共に、前記部品使用履歴をその部品のパーツIDと関連付けて記憶し管理する処理と、を実行させ、
さらに、前記受信処理の際には、前記パーツIDおよび前記車両走行記録とともに前記車両の車両IDを受信し、
前記部品使用履歴および前記部品のパーツIDを記憶し管理する処理の際には、前記車両IDと関連付けて記憶し管理する部品使用履歴収集プログラム。
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