JP6933787B2 - 熱収縮性密閉型ボルトキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、熱収縮性密閉型ボルトキャップに関し、ボルト・ナットの防食又は絶縁を必要とされるボルト、ナットに適用される、熱収縮性密閉型ボルトキャップに関する。
屋内外若しくは腐食環境下(沿岸部、塩分及び水分の滞留がおこなわれる現場等)におけるボルトやナット及びボルトとナットの締付・係合部は、腐食しやすく、腐食によりその強度が劣化する。そのため、これらボルトやナットについては、様々な劣化防止(防錆)構造が提案され、採用されている。
このようなボルトやナットの劣化防止(防錆)構造のうち、ロックボルトの防錆を狙ったものとして、ボルトの頭部に防錆剤を塗布する方法、防錆剤を塗布した後熱収縮性のフィルムを被せて防錆剤層を保護して防錆効果を高める方法(特許文献1、2)などが提案されているが、いずれもナットの防錆及びボルト・ナット全体の防錆については考慮されていない。
また、可撓性物質でなるボルト・ナットカバーをカバー内面に形成されたねじ溝によりボルトに固定してカバーする構成(特許文献3)が提案されているが、本構成においても、カバーとワッシャ等との間の密封性が充分ではなく、ナット・ワッシャ間に水がしみ込んでしまい、錆びが発生してしまっていた。また、ねじで締め付けるタイプであるため、振動等でゆるみが発生し、密封性が不十分になってしまう恐れもあった。
更に、軟質塩ビ樹脂を用いたボルトキャップも提案されているが、現場でボルトキャップ内に樹脂を充填し、樹脂が硬化するまで保持して固定する必要があった。そのため、天井部における作業等、ボルトの位置によっては、作業者が手で連続的に保持することが難しかった。例えば、天井に固定されたボルト・ナットに脚立に登ってキャップをする作業を行う場合には、足元の不安定さと上向きの作業姿勢により、樹脂が硬化する間に亘ってキャップを保持することは、かなりの重労働であった。また、作業者が現場でボルトキャップ内に樹脂を充填して保持・固定しているため、樹脂充填量や抑えの力加減のバラつきにより、施工結果が均一でなく、接地面との間の密閉が完全にはできず、隙間から水が浸入して錆を発生する場合があった。
また、熱収縮樹脂を用いたキャップも存在しているが、いずれもハーネス先端の保護のためのものであり、ボルト・ナットの保護をするボルトキャップとして、熱収縮性樹脂を用いたものはこれまでになかった。
特開2014−159678号公報 特開2007−239300号公報 実開平3−43113号公報
本発明は、屋内外や腐食環境下において使用されるボルト・ナットの腐食防止又は絶縁を達成することを目的とし、簡単な構成かつ簡単な作業によって、ボルト・ナットの腐食防止又は絶縁をすることができるボルトキャップを提供することを目的とする。
本発明によるボルトキャップは、被締結物の締結に使用されるボルト・ナットに適用されるものであって、頭部、本体部及びつばからなり、熱収縮性樹脂で形成され、頭部の頂部が閉鎖され、つば側が開口された構成とされており、当該ボルトキャップの本体部の内面の少なくとも一部及び被締結物と接するボルトキャップのつばの面の少なくとも一方に熱可塑性樹脂を塗布したことを特徴とする。ボルトキャップ製造時に熱可塑性樹脂が予め塗布される事で密着性等の品質が均一化される。また、熱可塑性樹脂がボルトキャップの本体部の内面の少なくとも一部に塗布される場合には、ボルトキャップの頭部及び本体部の内面の全面に塗布されてもよい。これによれば、熱可塑性樹脂によるボルト・ナットとの接着部を常に最大にすることができる。
本発明のボルトキャップは、いずれの熱収縮性樹脂でも形成されることができるが、特にポリオレフィン樹脂が好ましい。
本発明のボルトキャップは、つばがせりだした形状であることが好ましい。
本発明のボルトキャップの熱収縮性樹脂は、半透明であることが好ましい。
本発明のボルトキャップは、熱収縮性樹脂で形成されているので、現場での加熱処理による熱収縮性樹脂の熱収縮によって、容易にボルトキャップの本体部をボルト・ナットに密着させることができる。そして、熱可塑性樹脂がボルトキャップの本体部の内面に塗布されている場合には、加熱処理により融けた熱可塑性樹脂がボルト・ナットとボルトキャップの本体部との間を接着する。この時、熱可塑性樹脂が被締結物と接するボルトキャップのつばの面に塗布されていなくても、つばの面が被締結物に密接した状態でボルト・ナットとボルトキャップの本体部との間が熱可塑性樹脂によって接着されることで、被締結物とボルトキャップのつばの面の間を密封することができる。これにより、ボルト・ナットの防食及び絶縁をすることができる。
また、熱可塑性樹脂が被締結物と接するボルトキャップのつばの面に塗布されている場合には、加熱処理により融けた熱可塑性樹脂が被締結物とボルトキャップのつばの面の間を密封することで、ボルト・ナットの防食及び絶縁をすることができる。この時、熱可塑性樹脂がボルトキャップの本体部の内面に塗布されていなくても、ボルトキャップの少なくとも本体部は熱収縮によってボルト・ナットに密着するため、ボルトキャップがゆるみ難くなることでボルトキャップの密封性の保持に寄与する。
そのため、本発明のボルトキャップによれば、ボルト・ナットを確実に密封することで、ボルト・ナットの防食及び絶縁をすることができる。
また、ボルトキャップに塗布した熱可塑性樹脂の効果により、1分程度の短時間、ボルトキャップを保持して加熱処理するだけで、ボルトキャップをボルト・ナット及び/又は被締結物に接着して固定することができる。そのため、現場での作業効率が改善する。
また、ボルトキャップを半透明とすることで、施工後にボルトキャップ内部の腐食状況を確認することができ、腐食状況を確認するためにボルトキャップを破壊する必要がなくなる。
本発明の実施例の斜視図である。 図1の実施例の断面図である。 本発明のボルトキャップのボルト・ナットへの施工を説明する図である。
本発明によるボルトキャップの実施例を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例によるボルトキャップを示す斜視図、図2はその実施例の断面図、図3は実施例によるボルトキャップを被締結物に使用したボルト、ナットに施工する様子を示す図である。
図1、2において、ボルトキャップ1は、頭部2、本体部3、つば4、及び熱可塑性樹脂5からなる。ボルトキャップ1は、熱収縮性樹脂で形成され、頭部2、本体部3、つば4が段階的に半径を拡大されて一体的に形成された段付き円筒状に形成されている。また、頭部2の上面は塞がれており、つば4の下方は開口されて、ボルトキャップ1は、このつば4側からボルト6、ナット7(図3参照)に被せるようになっている。ボルトキャップ1の本体部3の内面の一部、並びにつば4の被締結物と接触する下面側には、熱可塑性樹脂5が予め塗布されている。熱可塑性樹脂5の塗布は、ボルトキャップ1の本体部3の内面及びつば4の下面側のいずれか一方であってもよい。また、熱可塑性樹脂5がボルトキャップ1の本体部3の内面に塗布される場合には、ボルトキャップ1の頭部2及び本体部3の内面の全面に塗布されてもよい。
図3は、本実施例のボルトキャップ1を既存のボルト6とナット7の部分に適用する施工を示す図であり、(a)はボルトキャップ1を適用する前の状態を示し、(b)はボルトキャップ1をボルト6とナット7に被せた状態を示し、(c)はボルトキャップ1に熱を加えてボルト6とナット7に密着させた状態を示している。ボルトキャップ1は、ボルト6及びナット7の寸法に応じて、それらを覆うことができかつ大き過ぎない適度な大きさのものが選択される。
本実施例のボルトキャップ1は、熱収縮性樹脂で形成されているので、熱を加えることによって図2(c)に示すようにボルトキャップ1自体が収縮して、頭部2の少なくとも側面部及び本体部3がボルト6及びナット7に密着する。同時に熱可塑性樹脂5が熱によって溶融して、ボルト6及びナット7とボルトキャップ1との間を密封する。更に、つば4の熱可塑性樹脂5が熱によって溶融して、つば4と被締結物の間を接着して密封する。これらにより、ボルトキャップ1によって、ボルト6及びナット7を密封することができる。
本実施例のボルトキャップ1は、熱可塑性樹脂5によって内面とつば4下面がボルト6、ナット7及び被締結物に接着されるので、接着までの約1分間保持するだけで、ボルトキャップ1がボルト6、ナット7に固定される。
以上説明したように、本発明のボルトキャップ1によれば、既存及び新たな被締結物でのボルト6、ナット7に対してボルトキャップ1が確実に密封固定されるので、従来問題となっていた、水の浸入等によるボルト6、ナット7及びボルト6、ナット7による被締結物の接合部分の腐食を確実に防止することができる。また、ナット7及びボルト6を確実に絶縁することができる。加えて、熱可塑性樹脂を塗布しているので、現場での取付作業が容易になり、作業効率が上がる。
1 ボルトキャップ
2 頭部
3 本体部
4 つば
5 熱可塑性樹脂
6 ボルト
7 ナット

Claims (2)

  1. 被締結物の締結に使用されるボルト・ナットを密閉するためのボルトキャップであって、頭部、本体部及びつばからなり、熱収縮性樹脂で形成され、前記頭部の頂部が閉鎖され、前記つば側が開口された構成とされており、前記頭部及び前記本体部が、前記ボルト・ナットの前記被締結物から突出した部分を覆い、前記つばが前記被締結物と接することで、前記ボルトキャップと前記被締結物により前記部分を密閉し、前記ボルトキャップの前記本体部の内面の少なくとも一部及び被締結物と接するボルトキャップのつばの面の少なくとも一方に熱可塑性樹脂を塗布したことを特徴とするボルトキャップ。
  2. 前記ボルトキャップが半透明であることを特徴とする、請求項に記載のボルトキャップ。
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