JP6933696B2 - 車両吸気装置 - Google Patents

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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Description

本発明は、車両に搭載された内燃機関に吸気を取り込む車両吸気装置に関する。
この種の装置として、従来、エンジンルームの前面に配置された熱交換機の前方に、フロントバンパーの開口を介して吸気取入れ口を配置し、これにより、エンジンルーム内の熱風が吸気取入れ口を介して吸気経路内に吸い込まれることを抑制するようにした装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2018−105267号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の装置のように吸気取入れ口を熱交換機の前方に配置すると、雨や雪等の水分が空気とともに吸気経路内に吸い込まれ、吸気性能等に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明の一態様である車両吸気装置は、車両に搭載される内燃機関が収容される収容空間の前端部を構成する隔壁部材と、隔壁部材の前方に配置されるとともに、空気導入口が開口されたフロントバンパーと、隔壁部材とフロントバンパーとの間の前部空間に面して空気導入口の車幅方向中心よりも車幅方向一方側に配置され、空気導入口を介して導入された空気を取り込む空気取込みユニットと、空気取込みユニットから内燃機関にかけて吸気通路を形成する通路形成部材と、を備える
そして、空気取込みユニットは、前部空間に面する空気取込み口を有するとともに、上面に上面開口を有する下ケース部材と、通路形成部材に接続された空気吹出し口を有するとともに、底面に前記上面開口に連通する底面開口を有する上ケース部材と、を有する。下ケース部材は、空気取込み口から上面開口にかけて第1内部通路を形成するように、底壁と、底壁の前部、後部、車幅方向一方側の端部および車幅方向他方側の端部からそれぞれ立設された前壁、後壁、第1側壁および第2側壁と、を有するとともに、第1側壁の前後方向一方側に空気取込み口が開口される。上ケース部材は、後面に空気吹出し口を有するとともに、底面開口から空気吹出し口にかけて第1内部通路に連通する第2内部通路を形成するように構成される。
本発明によれば、空気導入口を介して流入した雨水等の水分が空気取込みユニット内に流入することが阻止され、水分の流入により吸気性能等に悪影響を及ぼすことを防止できる。
本発明の実施形態に係る車両吸気装置を有する車両の要部構成を示す正面図。 本発明の実施形態に係る車両吸気装置を有する車両の要部構成を示す平面図。 本発明の実施形態に係る車両吸気装置を構成する空気取込みユニットの全体構成を車体フレームとともに示す斜視図。 車体フレームの一部を省略した状態における空気取込みユニットを右斜め後方から見た斜視図。 車体フレームの一部を省略した状態における空気取込みユニットを図4Aとは異なる方向から見た斜視図。 図3の空気取込みユニットを構成する下ケースを右斜め前方から見た斜視図。 図3の空気取込みユニットを構成する下ケースを図5Aとは異なる方向から見た斜視図。 図5A,図5Bの下ケースを車体フレームに取り付けた状態を示す斜視図。 図5A,図5Bの下ケースにラバー部材を装着した状態を示す断面斜視図。 図3の空気取込みユニットを構成する上ケースを右斜め前方から見た斜視図。 図8の上ケースに装着されるラバー部材の単体の斜視図。 図3の空気取込みユニットに図9のラバー部材が組み込まれた状態を示す断面図。 図3の空気取込みユニットの平面図。 図3の空気取込みユニットに図7のラバー部材が組み込まれた状態を示す断面図。 本発明の実施形態に係る車両吸気装置による空気の流れを模式的に示す図。
以下、図1〜図13を参照して本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る車両吸気装置は、車両に搭載された内燃機関に吸い込まれる空気(吸気)が流れる吸気経路を構成するものである。図1は、本発明の実施形態に係る車両吸気装置を有する車両の要部構成を示す正面図(車両前方から見た図)であり、図2は、平面図(車両上方から見た図)である。なお、以下では、便宜上、図示のように車両の前後方向(長さ方向)、左右方向(幅方向)および上下方向(高さ方向)を定義し、この定義に従い各部の構成を説明する。
図1,2に示すように、車両の最前部には、左右方向中央の軸線CL1を中心にして左右対称に、かつ、左右方向中央部から左右方向両端部にかけて略円弧状(凸曲面状)に滑らかに形成されたフロントバンパー1が配置される。フロントバンパー1の左右両端部の上方には、それぞれ車両前方を照明する灯体2が配置される。フロントバンパー1の左右方向中央部には、灯体2よりも下方において、左右方向に延在する上下一対の空気導入口1aが開口される。
詳細な図示は省略するが、図1に示すように、フロントバンパー1の左右方向中央部の後方には、空気導入口1aに面して熱交換器3が配置される。熱交換器3は、空気導入口1aを介して導入された冷却風によりエンジン冷却水を冷却するラジエータ、空調用冷媒を冷却するコンデンサなどである。熱交換器3の左右両側には、空気導入口1aの左右両端部に面してカバー部材4が配置される。カバー部材4は、空気導入口1aを介した車両前方からエンジンルームへの視線を遮るために設けられ、カバー部材4を設けることで前方から見た車両の美観を損なうことを防止できる。
図2に示すように、フロントバンパー1の後方には、フロントバルクヘッド5が設けられる。フロントバルクヘッド5は、左右方向に延在するフレーム部材によって構成され、エンジンルーム6の前端部に位置する。すなわち、フロントバルクヘッド5は、エンジンルーム6を区画する隔壁部材を構成し、フロントバルクヘッド5の後方のエンジンルーム6に内燃機関としてのエンジン7が配置される。エンジン7は、例えば火花点火式のガソリンエンジンである。エンジン7は、ディーゼルエンジンやアルコールエンジンであってもよい。
フロントバンパー1の後方には、フロントバンパー1とフロントバルクヘッド5との間の上下左右方向に延在する空間8(前部空間と呼ぶ)に面して空気取込みユニット10が設けられる。図1,2に示すように、空気取込みユニット10は、フロントバンパー1の空気導入口1aの上方および左側のカバー部材4の上方であって、かつ、軸線CL1の左側、より詳しくは灯体2の近傍に配置される。カバー部材4の後面とフロントバルクヘッド5の前面との間、およびカバー部材4の上面と空気取込みユニット10の底面との間には、それぞれ隙間が設けられる。空気導入口1aを介して前部空間8内に流入した空気の一部は、これら隙間を介して空気取込みユニット10に取り込まれる。
図2に示すように、空気取込みユニット10は、吸気通路9aを構成する通路形成部材9(パイプ等)の一端部に接続され、通路形成部材9の他端部は、エンジン7に接続される。これにより、空気取込みユニット10に取り込まれた空気は、吸気通路9aを介してエンジン7に吸い込まれる。図示は省略するが、吸気通路9aの途中には、吸気中のごみなどを除去するエアクリーナ、吸気量を調整するスロットルバルブ、吸気をエンジン7の各気筒に分配する吸気マニホールドなどが、吸気通路9aの上流側から順に配置される。
以上説明した構成のうち、本実施形態に係る車両吸気装置100は、空気導入口1aが開口されるフロントバンパー1と、エンジンルーム6の前端部を形成するフロントバルクヘッド5と、フロントバンパー1とフロントバルクヘッド5との間の前部空間8に面して軸線CL1よりも左側に配置された空気取込みユニット10と、空気取込みユニット10からエンジン7にかけて吸気通路9aを形成する通路形成部材9と、により主に構成される。このようにエンジンルーム6の前方の前部空間8に面して軸線CL1よりも左側に空気取込みユニット10を配置することで、比較的低温の空気を吸い込むことができる。したがって、吸気温度が低下して単位容積当たりの吸気の質量が増加し、エンジン7の効率を高めることができる。
一方、フロントバンパー1の後方の前部空間8に空気取込みユニット10を配置すると、降雨時や降雪時の走行中などに、空気導入口1aを介して前部空間8内に流入した水分が空気取込みユニット10から吸い込まれるおそれがある。そして、空気取込みユニット10から水分が吸い込まれると、その水分は吸気通路9a内に至り、吸気性能に悪影響を及ぼすおそれがある。そこで、このような空気取込みユニット10からの水分の吸い込みを抑えるため、本実施形態は、以下のように空気取込みユニット10を構成する。
図3,4A,4Bは、それぞれ空気取込みユニット10の全体構成を示す斜視図である。図中、空気取込みユニット10以外の部品、すなわちフロントバルクヘッド5と、フロントバルクヘッド5の前方において左右方向に延在するフロントアッパービーム51と、フロントバルクヘッド5の上端部から前方に延在してフロントアッパービーム51を支持する左右方向複数の連結フレーム52とを、それぞれ2点鎖線で示す。フロントバルクヘッド5と連結フレーム52およびフロントアッパービーム51と連結フレーム52とは、例えばボルトにより締結される。なお、図中の符号53は、フロントバルクヘッド5の左端部から下方に延在する支柱である。図4A,4Bでは、フロントアッパービーム51と連結フレーム52と支柱53の図示を省略する。
フロントバルクヘッド5、フロントアッパービーム51、連結フレーム52および支柱53は、いずれも車両の構造体(強度メンバ)であり、車体フレーム50を構成する。図2に示すように、フロントアッパービーム51は、フロントバンパー1に沿って延在し、フロントアッパービーム51とフロントバルクヘッド5との間に前部空間8が形成される。
図3,4A,4Bに示すように、空気取込みユニット10は、下ケース20と、下ケース20の上方に配置された上ケース30とを有する。図3に示すように、下ケース20は、フロントバルクヘッド5の前面5aに面して、かつ、フロントアッパービーム51および連結フレーム52の下方に配置される。上ケース30は、前部空間8をまたぐようにフロントバルクヘッド5、フロントアッパービーム51および連結フレーム52の上方に配置される。下ケース20と上ケース30とは、例えば耐熱性を有する樹脂を構成材とし、樹脂成形により形成される。
図5A,5Bは、それぞれ下ケース20の単体の構成を示す斜視図である。図6は、下ケース20の取り付け状態を示す斜視図、すなわち図1から上ケース30を取り外した状態を示す斜視図である。なお、図6では、下ケース20の左右に位置する連結フレーム52がそれぞれ符号521,522で示される。
図5A,5Bに示すように、下ケース20は、それぞれ板状に形成された平面視略矩形状の底壁21と、底壁21の前縁部から上方に立ち上がる前壁22と、底壁21の後縁部から上方に立ち上がる後壁23と、底壁21の左縁部から上方に立ち上がる左壁24と、底壁21の右縁部から上方に立ち上がる右壁25とを有する。下ケース20は全体が、上面が開口された略ボックス形状を呈する。
下ケース20の上面の一部、すなわち前側は、前壁22と右壁25の前側部分とに連なる上壁26によって覆われ、上壁26の後方に、下ケース20の上面開口27が形成される。上壁26には、左右2箇所に貫通孔26aが開口される。図6に示すように、上壁26は、貫通孔26aに挿入されるクリップ11により、フロントアッパービーム51の底面に固定される。図5Aに示すように、後壁23には、左右2箇所に貫通孔23aが開口される。図6に示すように、後壁23は、貫通孔23aに挿入されるクリップ12により、フロントバルクヘッド5の前面5aに固定される。
図5Aに示すように、左壁24は、前壁22よりも所定長さだけ後方において立設され、図4Bに示すように、左壁24の前縁24aの前方に、左方から見て略矩形の開口28が形成される。この開口28は、空気取込みユニット10の空気取込み口を構成する。なお、空気取込み口28に連なる底壁21の前側かつ左側の端部21aは、下方に凹状に形成され、これにより所定の開口面積が確保される。
図5Aに示すように、後壁23の端部の上面には、凹状に切り欠き23bが設けられ、さらに、前壁22および上壁26の左端部22a,26bは、底壁21の左縁まで延在せずに途中で切断される。これにより、図6に示すように、下ケース20の車体フレーム50への取り付け時に、下ケース20の側上方を前後方向に延在する連結フレーム521が、下ケース20と干渉することを防止することができる。なお、下ケース20が取り付けられた状態では、左壁24の上縁は、連結フレーム521よりも左側において、連結フレーム521の底面よりも上方に位置する。したがって、図示は省略するが、下ケース20を左方から見ると、左壁24の上端部は連結フレーム521と重なる。
右壁25は、下ケース20の右側の連結フレーム522の左側面に沿って曲面状に延在する。図5Aに示すように、上壁26の前側部26cは凹状に形成される。さらに右壁25の前側部には、上壁26よりも下方において右方に向けて水平にプレート部26dが突設される。これにより、図6に示すように、下ケース20の車体フレーム50への取り付け時に、下ケース20の前側上方を左右方向に延在するフロントアッパービーム51と、右壁25の右側かつプレート部26dの上方を前後方向に延在する連結フレーム522とが、下ケース20と干渉することを防止することができる。
図5A,6に示すように、右壁25は、フロントアッパービーム51の後方において連結フレーム522よりも上方に突出する突出部250を有する。図5Bに示すように、突出部250には、前後方向にわたって3箇所の貫通孔250aが開口され、各貫通孔250aを介して突出部250に、ゴムやラバーを構成材とした弾力性を有するラバー部材13が突出部250の前後方向全域にわたって装着される。
図7は、ラバー部材13の装着状態を示す断面図である。図7に示すように、ラバー部材13は、突出部250の上端を越えて左側から右側に延在するベース部131と、ベース部131の下端部から右方に突出するクリップ132とを有する。クリップ132は、貫通孔250aの位置に対応して前後方向3箇所に設けられ、クリップ132が突出部250の左側から貫通孔250aに圧入されることで、ラバー部材13が突出部250に装着される。クリップ132が圧入された状態では、ベース部131が突出部250の左面に密着する。一方、突出部250の右側では、ベース部131が右斜め下方に延在するとともに、ベース部131の右側の下端部131aは右方に水平に延在する。
図8は、上ケース30の単体の斜視図(斜め上方から見た図)である。上ケース30は、下ケース20が車体フレーム50に取り付けられた後、車体フレーム50に取り付けられる。すなわち、下ケース20がフロントバルクヘッド5の前面5aおよびフロントアッパービーム51の底面に取り付けられた後(図6)、上ケース30はフロントバルクヘッド5およびフロントアッパービーム51の上面に取り付けられる。
図8に示すように、上ケース30は、平面視略矩形状のプレート部31と、プレート部31の右側かつ前後方向中央部から後方に延在するパイプ部32とを有する。パイプ部32は、プレート部31と接続する前端部において略矩形状に形成され、後方に向かうに従い円筒状に形成される。パイプ部32は、プレート部31の後端よりも後方に突設され、その突出領域ではほぼ円筒形状を呈する。なお、パイプ部32は、プレート部31の上面から膨出するだけでなく、プレート部31の底面からも膨出する。上ケース30は、例えばパイプ部32の膨出領域を基準として上下に分割した複数の部品、すなわち上方に膨出した部分を有する部品と下方に膨出した部分を有する部品とを、互いに溶着することにより形成することができる。
上ケース30の底面には、プレート部31とパイプ部32との接続部において、略矩形状の開口部、すなわち底面開口33が形成される。パイプ部32の内部には、前後方向に沿って通路34が形成され、通路34の前端部は底面開口33に連通する。通路34の後端部、すなわちパイプ部32の後端部の開口35は、空気取込みユニット10の空気吹出し口を形成し、空気吹出し口35に通路形成部材9(図2)の前端部が接続される。
プレート部31の前端部には、左右方向2箇所の貫通孔31aが開口される。右側の貫通孔31aはプレート部31の右端部に位置するのに対し、左側の貫通孔31aはプレート部31の左右方向ほぼ中央部に位置する。図6に示すように、フロントアッパービーム51には、クリップ11の左右両側にそれぞれ貫通孔51aが開口される。これら貫通孔51aに、図3に示すように、プレート部31の各貫通孔31aを貫通したクリップ36が係合される。これにより上ケース30の前端部がフロントアッパービーム51の上面に固定される。
図8に示すように、プレート部31の後端部には、左右方向3箇所の貫通孔31bが開口される。右側および中央の貫通孔31bは、パイプ部32の左右両側に位置し、左側の貫通孔31bはプレート部31の左端部に位置する。図6に示すように、フロントバルクヘッド5の上面には、左右方向に3箇所の貫通孔5bが開口される。これら貫通孔5bに、図3に示すように、プレート部31の各貫通孔31bを貫通したクリップ37が係合される。これにより上ケース30の後端部がフロントバルクヘッド5の上面に固定される。
図8に示すように、上ケース30の底面には、ゴムやラバーを構成材とした弾力性を有するラバー部材14が、パイプ部32の底面をまたいで左右方向にわたって装着される。図9は、ラバー部材14の単体を斜め後方から見た斜視図であり、図10は、ラバー部材14の取り付け状態を示す上ケース30の断面図である。図11は、空気取込みユニット10の車体フレーム50への取付状態を示す平面図である。
図8に示すように、上ケース30のプレート部31の底面には、ラバー部材14の取付用の突出部38が下方に向けて突設される。突出部38は、パイプ部32をまたいで左右方向に延在する。突出部38には、左側の突出部38には1箇所の、右側の突出部には左右2箇所の貫通孔38aがそれぞれ開口される。図9,図10に示すように、ラバー部材14は、左右方向に延在するベース部141と、貫通孔38aの位置に対応してベース部141の前面の左右方向3箇所から前方に突出する3個のクリップ142(1つのみ図示)とを有する。
ベース部141の左右方向長さは、突出部38の左端部から右端部までの長さにほぼ等しく、ベース部141の上縁には、パイプ部32の底面との干渉を避けるためにパイプ部32の底面形状に対応した凹状の切り欠き143が設けられる。図10に示すように、クリップ142は、突出部38の後方から貫通孔38aに圧入され、これによりラバー部材14が突出部38に装着される。クリップ142が圧入された状態では、ベース部141が突出部38の後面に密着する。
ベース部141の下端部は後方に向けて屈曲して形成され、上ケース30が車体フレーム50に固定されると、ベース部141の下端部がフロントバルクヘッド5の上面に押圧される。これにより、フロントバルクヘッド5の上面と上ケース30の底面との間の隙間がラバー部材14によってシールされる。すなわち、フロントバルクヘッド5の上面は凹凸状に形成されるため、フロントバルクヘッド5と上ケース30との隙間が生じやすいが、ラバー部材14を設けることで、この隙間をシールすることができる。
このときのラバー部材14によるシール領域は、図11の点線領域AR1であり、下ケース20の後壁23(図6)の左右方向全域にわたる。これにより、図10の矢印A1に示すような、ラバー部材14の後方から空気取込みユニット10内への空気および水分の吸い込みを防止することができる。この場合、ラバー部材14には、空気の流れによってラバー部材14の下端部をフロントバルクヘッド5の上面に押し付ける方向に圧力が作用するので、シール性が良好である。
図8に示すように、上ケース30の底面の右端部には、さらに下方に向けて突出部39が突設される。突出部39は、下ケース20のラバー部材13の位置に対応して、図6の連結フレーム522の左側面に沿って前後方向に延在する。図12は、下ケース20と上ケース30とが車体フレーム50に取り付けられた状態における突出部39とラバー部材13との位置関係を示す断面図である。
図12に示すように、下ケース20の右壁25の突出部250の上端を越えて右方に延びるラバー部材13の下端部131aは、上ケース30の底面の突出部39により上方から押圧される。これにより、下ケース20の右壁25と上ケース30との間の隙間がラバー部材13によってシールされる。
このときのラバー部材13によるシール領域は、図11の点線領域AR2であり、フロントバルクヘッド5とフロントアッパービーム51との間の空間(図6)の前後方向全域にわたる。これにより、図12の矢印A2に示すような、ラバー部材13の右方から空気取込みユニット10内への空気および水分の吸い込みを防止することができる。この場合、ラバー部材13には、空気の流れによってラバー部材13の下端部131aを突出部39に押し付ける方向に圧力が作用するので、シール性が良好である。
図13は、本実施形態に係る車両吸気装置100による吸気の流れを模式的に示す平面図である。空気取込みユニット10の内部には、下ケース20の右面の空気取込み口28から上面開口27にかけて第1内部通路PA1が形成される。さらに、上ケース30の底面開口33から後面の空気吹出し口35にかけて、第1内部通路PA1に連通する第2内部通路PA2が形成される。
エンジン7の作動時には、図13の矢印B1に示すように、フロントバンパー1とフロントバルクヘッド5との間の前部空間8内に、フロントバンパー1の空気導入口1aを介して空気が取り込まれる。取り込まれた空気は、導風板として機能するカバー部材4に沿って左方に流れる。すなわち、例えば矢印B11に示すようにカバー部材4の後方を通って、あるいは例えば矢印B21に示すようにカバー部材4の上方を通って、左方に流れる。
空気取込みユニット10の右面は、下ケース20の右壁25によって閉鎖されるため、矢印B11,B21の空気が空気取込みユニット10内に右面から流入することが阻止される。また、空気取込みユニット10の底面、前面および後面は、それぞれ下ケース20の底壁21、前壁22および後壁23によって閉鎖されるため、矢印B11,B21の空気が空気取込みユニット10内に底面、前面および後面から流入することも阻止される。したがって、矢印B11,B21の空気は、矢印B12に示すように、カバー部材4の後方かつ空気取込みユニット10の下方を通って、あるいは矢印B22に示すように、カバー部材4の上方かつ空気取込みユニット10の下方を通って、空気取込みユニット10とその左側の灯体2との間の空間8aに導かれる。
空気取込みユニット10の左面は、後側が左壁24によって閉鎖される。このため、矢印B13に示すように、空間8a内の空気が空気取込みユニット10の右面の後側から空気取込みユニット10内へ流入することが阻止される。したがって、空間8a内の空気は、主に空気取込みユニット10の面の前側の空気取込み口28を介して、空気取込みユニット10内に流入する。このように所定の開口28から空気が取り込まれることで、吸気量の管理が容易となる。空気取込みユニット10内に流入した空気は、矢印に示すように第1内部通路PA1および第2内部通路PA2を通過し、吸気通路9aへと流れる。
降雨や降雪等において、フロントバンパー1の空気導入口1aを介して前部空間8内に雨水や雪等の水分が流入すると、流入した水分が、例えば前部空間8内で飛散し、あるいは空気の流れに沿って前部空間8内を左方に流れることがある。しかし、本実施形態では、空気取込みユニット10の空気取込み口28は、空気導入口1aの左右反対側に設けられ、空気取込みユニット10の面、底面、前面および後面はそれぞれ閉塞されている。このため、前部空間8内を流れる水分が空気取込み口28から流入することを阻止することができる。
特に、空気取込み口28の下方にはカバー部材4が配置され、空気取込み口28の下方空間は左壁24の下方空間よりも狭い。このため、空気取込み口28の下方空間を水分は通過しにくく、空気取込みユニット10内への水分の流入を良好に防止することができる。また、左壁24の上端は連結フレーム521の底面よりも上方に位置するため、空気取込み口28を介さずに左壁24の上方から空気取込みユニット10内に水分が流入することも防止できる。図13に示すように、下ケース20の下方におけるカバー部材4の後端部は、空気取込み口28の下方に位置する。換言すると、空気取込み口28の後端部は、下ケース20の下方におけるカバー部材4の後端部よりも後方に位置する。このため、前部空間8内の空気のみを、スムーズに空気取込み口28から取り込むことができる。
空気取込みユニット10の面には、下ケース20と上ケース30との間の隙間を塞ぐように、下ケース20の前後方向にわたる領域AR2(図11)にラバー部材13が設けられる。前部空間8内では左方に向かって水分が流れやすいが、ラバー部材13によってシールすることで、左方へ向かう流れによって空気取込みユニット10内に水分が流入することを、確実に防止することができる。
空気取込みユニット10の後面には、下ケース20と上ケース30との間の隙間を塞ぐように、下ケース20の左右方向にわたる領域AR1(図11)にラバー部材14が設けられる。これにより、例えば前部空間8内で雨水等が何らかの部品に衝突して前方に反射する状況で、フロントバルクヘッド5の上方を通って後方から空気取込みユニット10内に水分が流入することを、確実に防止することができる。また、空気取込みユニット10の後面はエンジンルーム6(図2)に面しているため、空気取込みユニット10の後方の空気温度は比較的高くなるが、ラバー部材14によってシールすることにより、高温の空気の吸い込みを抑制できる。
なお、本実施形態では、空気取込みユニット10の前面には、下ケース20と上ケース30との間にラバー部材を設けていない。しかし、例えばフロントアッパービーム51の上面および底面の凹凸の程度が大きく、下ケース20と上ケース30との隙間が大きい場合には、右面および後面と同様に、ラバー部材を設けてもよい。但し、下ケース20の前壁22の下方にはカバー部材4があるため、前壁22の下方空間は狭く、また、前壁22の前面にはフロントバンパー1等が存在するため、前壁22の前方空間も狭い。このため、ラバー部材がなくても、空気取込みユニット10の前面から水分が流入する可能性は小さい。
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)車両吸気装置100は、車両に搭載されるエンジン7が収容されるエンジンルーム6の前端部を構成するフロントバルクヘッド5と、フロントバルクヘッド5の前方に配置されるとともに、空気導入口1aが開口されたフロントバンパー1と、フロントバルクヘッド5とフロントバンパー1との間の前部空間8に面して空気導入口1aの車幅方向中心の軸線CL1よりも左側に配置され、空気導入口1aを介して導入された空気を取り込む空気取込みユニット10と、空気取込みユニット10からエンジン7にかけて吸気通路9aを形成する通路形成部材9と、を備える(図1,2)。空気取込みユニット10は、前部空間8に面する空気取込み口28を有するとともに、上面に上面開口27を有する下ケース20と、通路形成部材9に接続された空気吹出し口35を有するとともに、底面に上面開口27に連通する底面開口33を有する上ケース30と、を有する(図5A,8)。下ケース20は、空気取込み口28から上面開口27にかけて第1内部通路PA1を形成するように、底壁21と、底壁21の前部、後部、左部および右部からそれぞれ立設された前壁22、後壁23、左壁24および右壁25と、を有し、左壁24の前側に空気取込み口28が開口される(図5A,5B,13)。上ケース30は、後面に空気吹出し口35を有するとともに、底面開口33から空気吹出し口35にかけて第1内部通路PA1に連通する第2内部通路PA2を形成するように構成される(図8,13)。
このように、空気取込み口28が、空気導入口1aの車幅方向中心(軸線CL1)側とは左右反対側である左壁24の前側に形成されることで、走行中に空気導入口1aから流入した雨水や雪等の水分が空気取込み口28を介して空気取込みユニット10内に取り込まれることを阻止できる。これにより、エンジン7の吸気性能に悪影響を与えることを防止できる。
(2)空気取込みユニット10は、下ケース20の右壁25(突出部250)と上ケース30との間に介装されたラバー部材13をさらに備える(図12)。これにより、右側の空気導入口1aを介して流入した水分が空気取込みユニット10内に流入することを確実に防止することができる。
(3)下ケース20は、ラバー部材13を支持する突出部250を有し、ラバー部材13は、下ケース20の右壁25(突出部250)の上方を通って右方に延設され、上ケース30は、右壁25よりも右側でラバー部材13を下方に押圧するように突出された突出部39を有する(図12)。これにより、前部空間8内における方への空気の流れによりラバー部材13が突出部39側に押し付けられるため、良好なシール性を確保できる。
(4)上ケース30の後端部は、フロントバルクヘッド5の上面に固定される貫通孔31bを有するとともに、その後端側の底部に、フロントバルクヘッド5の上面との隙間をシールするラバー部材14を有する(図8,10)。これにより、空気導入口1aから流入した雨水等が前部空間8で反射して空気取込みユニット10内に流入することを確実に防止できる。
(5)車両吸気装置100は、前部空間8で空気導入口1aの後方から下ケース20の下方にかけて車幅方向に延設されたカバー部材4をさらに備える(図1)。空気取込み口28は、下ケース20の前端部から、下ケース20の下方に位置するカバー部材4の上面の後端部よりも後方にわたって設けられる(図13)。これにより、空気取込み口28に向けて下ケース20の周囲の空間の面積が絞られるため、空気導入口1aから流入した雨水等の水分は空気取込み口28に到達しにくく、空気取込み口28から水分が取り込まれることを確実に防止できる。
上記実施形態は種々の形態に変形することができる。以下、変形例について説明する。上記実施形態では、下ケース20の底壁21から前壁22、後壁23、左壁24(第1側壁)および右壁25(第2側壁)を立設させ、左壁24の前側に空気取込み口28を開口したが、空気取込み口を第1側壁の後側に開口してもよく、下ケース部材の構成は上述したものに限らない。すなわち、空気取込み口が設けられる前後方向一方側および空気取込み口が設けられずに閉塞される前後方向他方側は、前側および後側のいずれであってもよい。空気取込みユニットを車両左側ではなく、車両右側に配置してもよく、その場合には、空気取込み口が開口される第1側壁は右壁となる。上記実施形態では、プレート部31とパイプ部32とを有するも上ケース30の後面に空気吹出し口35を開口すけるようにしたが、上ケース部材の構成はこれに限らない。例えば下ケース部材ではなく上ケース部材に上壁から下方に向けて前壁、後壁、および左右の側壁を設け、吸気導入口の車幅方向中心側とは左右反対側の側壁に空気取込み口を開口してもよい。
上記実施形態では、空気取込みユニット10を上下に2分割した下ケース20と上ケース30とにより構成したが、前部空間8に面する空気取込み口と、吸気通路9aに接続された空気吹出し口と、を有するとともに、空気取込み口から空気吹出し口にかけて内部通路を形成するように構成され、さらに空気取込み口が空気取込みユニットの車幅方向一方側(車両中央の軸線CL1の反対側)の側面に設けられるのであれば、空気取込みユニットの構成はいかなるものでもよい。例えば3個以上のケース部材により空気取込みユニットを構成してもよい。上下一対のケース部材、すなわち上面に上面開口を有する下ケース部材と、底面に上面開口に連通する底面開口を有する上ケース部材とにより空気取込みユニットを構成する場合、車幅方向一方側の側面の前後方向一方側に空気取込み口が設けられるように下ケース部材が形成され、後面に空気吹出し口が設けられるように上ケース部材が形成されるのであれば、下ケース部材と上ケース部材の形状はいかなるものでもよい。
上記実施形態では、フロントバルクヘッド5を、内燃機関の収容空間としてのエンジンルーム6の前端部を構成する隔壁部材として用いたが、隔壁部材の構成はこれに限らない。上記実施形態では、下ケース20の右壁25と上ケース30との隙間をラバー部材13によりシールするようにしたが、下ケース部材の側壁(第2側壁)と上ケース部材との間に介装されるシール部材の構成は上述したものに限らない。上記実施形態では、下ケース20の突出部250の貫通孔250aでラバー部材13を支持するようにしたが、シール部材の支持部の構成はこれに限らない。上記実施形態では、上ケース30の後端部に上ケース30をフロントバルクヘッド5の上面に固定するための貫通孔31bを設けるようにしたが、固定部の構成はこれに限らない。上記実施形態では、上ケース30の後端部の底部に、フロントバルクヘッド5の上面との隙間をシールするラバー部材14を設けるようにしたが、シール部材の構成は上述したものに限らない。
上記実施形態では、フロントバンパー1の後方の前部空間8に、空気導入口1aの後方から下ケース20の下方にかけて車幅方向に延設されたカバー部材4を設け、カバー部材4の後方および上方をカバー部材4に沿って空気が流れるようにしたが、カバー部材(導風部材)の構成はこれに限らない。例えばカバー部材の前面に沿って左右方向あるいは上下方向に空気が流れるようにカバー部材を構成してもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能であり、変形例同士を組み合わせることも可能である。
1 フロントバンパー、1a 空気導入口、4 カバー部材、5 フロントバルクヘッド、6 エンジンルーム、7 エンジン、8 前部空間、9 通路形成部材、10 空気取込みユニット、13,14 ラバー部材、20 下ケース、21 底壁、22 前壁、23 後壁、24 左壁、25 右壁、27 上面開口、28 空気取込み口、30 上ケース、33 底面開口、35 空気吹出し口、100 車両吸気装置、PA1 第1内部通路、PA2 第2内部通路

Claims (5)

  1. 車両に搭載される内燃機関が収容される収容空間の前端部を構成する隔壁部材と、
    前記隔壁部材の前方に配置されるとともに、空気導入口が開口されたフロントバンパーと、
    前記隔壁部材と前記フロントバンパーとの間の前部空間に面して前記空気導入口の車幅方向中心よりも車幅方向一方側に配置され、前記空気導入口を介して導入された空気を取り込む空気取込みユニットと、
    前記空気取込みユニットから前記内燃機関にかけて吸気通路を形成する通路形成部材と、を備える車両吸気装置であって、
    前記空気取込みユニットは、
    前記前部空間に面する空気取込み口を有するとともに、上面に上面開口を有する下ケース部材と、
    前記通路形成部材に接続された空気吹出し口を有するとともに、底面に前記上面開口に連通する底面開口を有する上ケース部材と、を有し、
    前記下ケース部材は、前記空気取込み口から前記上面開口にかけて第1内部通路を形成するように、底壁と、前記底壁の前部、後部、前記車幅方向一方側の端部および車幅方向他方側の端部からそれぞれ立設された前壁、後壁、第1側壁および第2側壁と、を有するとともに、前記第1側壁の前後方向一方側に前記空気取込み口が開口され、
    前記上ケース部材は、後面に前記空気吹出し口を有するとともに、前記底面開口から前記空気吹出し口にかけて前記第1内部通路に連通する第2内部通路を形成するように構成されることを特徴とする車両吸気装置。
  2. 請求項1に記載の車両吸気装置において、
    前記空気取込みユニットは、前記下ケース部材の前記第2側壁と前記上ケース部材との間に介装されたシール部材をさらに備えることを特徴とする車両吸気装置。
  3. 請求項2に記載の車両吸気装置において、
    前記下ケース部材は、前記シール部材を支持する支持部を有し、
    前記シール部材は、前記下ケース部材の前記第2側壁の上方を通って前記車幅方向他方側に延設され、
    前記上ケース部材は、前記第2側壁よりも前記車幅方向他方側で前記シール部材を下方に押圧するように突出された突出部を有することを特徴とする車両吸気装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両吸気装置において、
    前記上ケース部材の後端部は、前記隔壁部材の上面に固定される固定部を有するとともに、前記後端側の底部に、前記隔壁部材の上面との隙間をシールするシール部材を有することを特徴とする車両吸気装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両吸気装置において、
    前記前部空間で前記空気導入口の後方から前記下ケース部材の下方にかけて車幅方向に延設された導風部材をさらに備え、
    前記空気取込み口は、前記下ケース部材の前端部から、前記下ケース部材の下方に位置する前記導風部材の上面の後端部よりも後方にわたって設けられることを特徴とする車両吸気装置。
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