JP6932678B2 - 電磁弁 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁駆動部で弁体を駆動して弁ポートを開閉し、流体の流れを制御する電磁弁に関する。
従来、この種の電磁弁として、例えば特開2002−213635号公報(特許文献1)及び特開2017−129171号公報(特許文献2)に開示されたものがある。これらの従来の電磁弁は、吸引子とプランジャを備えた電磁駆動部により弁体を駆動し、流体が流入する一次側継手と流体が流出する二次側継手との間の弁ポートを開閉するよう構成されている。そして、特許文献1の図6に開示されている電磁弁は、電磁駆動部への通電により弁開状態となる「通電開仕様」の電磁弁である。また、特許文献2の図9に開示されている電磁弁は、電磁駆動部への通電により弁閉状態となる「通電閉仕様」の電磁弁である。また、上記は2方電磁弁であるが、入り口1方に対して2方の出口を切替える3方電磁弁も公知であり、よく知られている。
特開2002−213635号公報 特開2017−129171号公報
前記従来の2方電磁弁では、特許文献1の図6及び特許文献2の図9に開示されているように、通電開仕様の電磁弁と通電閉仕様の電磁弁とでその構造が大きく異なるように、この仕様を変更する際には大幅な構造変更が必要であり、それぞれの仕様に応じて、専用部品や専用製造設備が必要となり、コストアップするという問題がある。また、2方電磁弁から3方電磁弁等に仕様を変更する場合も、同様の問題があった。
本発明は、電磁弁において、通電開仕様と通電閉仕様のいずれの仕様の2方電磁弁や、3方電磁弁でも、できるだけ部品と製造設備を共通化して構成できるようにすることを課題とする。
請求項1の電磁弁は、弁体を収容する弁室が形成された弁ハウジングと、前記弁体を軸線方向に移動させる電磁駆動部と、を備えた電磁弁において、前記弁ハウジングは、前記弁室と該弁室に連通して流体が導入される一次側ポートとが形成された本体部と、該本体部に組み付けられて前記弁室側に前記軸線と平行な弁座面を配置して該弁座面から前記弁室に弁ポートを開口する弁座部材と、で構成されるとともに、前記弁体が前記弁座面上を前記軸線方向に摺動することで該弁体により前記弁ポートを開閉するよう構成され、前記弁座部材の前記本体部に組み付けられる基部が、前記本体部の該基部に整合する弁座嵌合孔に嵌合され、前記基部と前記弁座嵌合孔とが、該基部の前記軸線方向の位置を固定し、かつ、前記軸線と直交する直交軸の回りの回転を規制する回り止め構造とされるとともに、前記弁ポートの前記弁座面における開口部が前記直交軸に対して前記軸線方向に偏在して形成されていることを特徴とする。
請求項2の電磁弁は、請求項1に記載の電磁弁であって、前記基部の弁座面と平行な断面は、前記直交軸から外周までの長さが部分的に異なる形状であることを特徴とする。
請求項3の電磁弁は、請求項2に記載の電磁弁であって、前記基部と前記弁座嵌合孔とは、前記直交軸を基準に前記基部を回転しても一箇所しか前記弁座嵌合孔に嵌合しないことを特徴とする。
請求項4の電磁弁は、請求項3に記載の電磁弁であって、前記電磁駆動部にて通電によりプランジャが吸引子側に吸引された位置で、前記弁体が前記弁ポートを開状態とすることを特徴とする。
請求項5の電磁弁は、請求項3に記載の電磁弁であって、前記電磁駆動部にて通電によりプランジャが吸引子側に吸引された位置で、前記弁体が前記弁ポートを閉状態とすることを特徴とする。
請求項6の電磁弁は、請求項4または5に記載の電磁弁であって、前記弁座部材に、前記直交軸に対して前記弁ポートと対称となる位置に第2のポートが形成されていることを特徴とする。
請求項7の電磁弁は、請求項6に記載の電磁弁であって、前記弁座部材に取り付けられ、前記弁ポート及び前記第2のポートにそれぞれ連通する流路が形成された継手部材を備えたことを特徴とする。
請求項1乃至7の電磁弁によれば、弁ハウジングが、本体部に弁座部材を嵌合するように構成されるとともに、弁座部材の回転を規制する回り止め構造を有しているので、本体部に対して弁座部材を適正に位置に固定でき、さらに弁座部材の弁ポートの開口部は、弁体が移動する軸線と直交する直交軸に対して軸線方向に偏在して形成されている。したがって、本体部に対する弁座部材に応じて、弁ポートの開口部の位置を、直交軸に対する180°対称となる2箇所の異なる位置に配置するだけで、通電開仕様と、通電閉仕様との2種類の電磁弁を製造するために、弁ハウジングの本体部と電磁駆動部を共通にすることができる。また、製造設備も出口継手(管部)以外は、共通化できる。また、弁座部材の回り止め構造により、弁座部材の前記直交軸回りの回転規制ができる為、弁座部材の弁ポート位置が安定し、弁漏れバラツキが少なくなる。
さらに、請求項6の電磁弁によれば、弁座部材に第2のポートを設けるだけで多方弁を構成することができる。
本発明の第1実施形態の電磁弁の非通電時の縦断面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 第1実施形態の変形例を示す図である。 本発明の第2実施形態の電磁弁の非通電時の縦断面図である。 図4のA−A矢視断面図である。 第2実施形態の変形例を示す図である。 本発明の第3実施形態の電磁弁の非通電時の縦断面図である。 本発明の第4実施形態の電磁弁の非通電時の縦断面図である。 第4実施形態の電磁弁における継手部材の実施例を示す図である。
次に、本発明の電磁弁の実施形態について図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の電磁弁の非通電時(弁閉状態)の縦断面図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は図1のA−A矢視に対応する第1実施形態の変形例の断面図である。なお、以下の説明における「上下」の概念は図面における上下に対応する。この実施形態の電磁弁は、弁ハウジング1と、電磁駆動部2と、連結部3と、弁体4とを備えている。
弁ハウジング1は、本体部1Aと弁座部材1Bとで構成されており、本体部1Aの電磁駆動部2側の上端面には薄型円環状の段部1aが形成され、この段部1aの内側に下部に向けて軸線Xを中心線とする縦長円筒状の弁室10が形成されている。なお、この軸線Xは後述のプランジャケース21の中心線でもある。また、本体部1Aは下部に突出する管部1A1を有しており、この管部1A1を通して弁室10に連通し、流体が導入される一次側ポート11が形成されている。また、弁室10の側部には弁室10に開口する略円柱形状の弁座嵌合孔1bが形成されている。この弁座嵌合孔1bは、円筒の内周面の一部に軸線Xと直交する平面を構成する後述のDカット面1B1aと対向する梁部1b1を有する形状となっている。そして、弁座嵌合孔1b内に弁座部材1Bが嵌合されている。
弁座部材1Bは、弁座嵌合孔1bに整合する略円柱形状の基部1B1と、基部1B1から突出する管部1B2と、基部1B1の外周部に形成されたフランジ部1B3とを有して構成されている。基部1B1の弁室10側の端面は、後述の弁体4が摺動する平坦な弁座面12aとなっており、この弁座面12aから管部1B2内にかけて流体が流出する弁ポート12が形成されている。これにより、弁座面12aは軸線Xと平行に配置され、弁ポート12は、この弁座面12aにて弁室10に開口している。また、この弁座部材1Bの基部1B1は、円柱の側面の一部に軸線Xと直交する平面であるDカット面1B1aを形成した柱状体となっており、基部1B1には直交軸Lが設定されている。この直交軸Lは、軸線Xに直交する軸で、かつ、基部1B1の中心軸である。そして、弁ポート12(及び管部1B2)はこの直交軸Lから軸線X方向(この実施形態では上方に)偏在して形成されている。すなわち、弁ポート12の弁座面12aにおける開口部が直交軸Lに対して軸線X方向に偏在して形成されている。なお、弁座部材1Bと本体部1Aとの間はフランジ部1B3の内側で基部1B1の外周に配設されたOリング13により封止されている。
電磁駆動部2は、非磁性体からなるプランジャケース21と、プランジャケース21の下端に固定された磁性体からなる吸引子22と、プランジャケース21内で吸引子22に対向して配置されたプランジャ23と、吸引子22とプランジャ23との間に配設されたプランジャばね24とを備えている。また、吸引子22の下端に固着された固定用スリーブ25と、プランジャケース21の外周に配置されボビン26aに巻線が巻回された電磁コイル26と、電磁コイル26とボビン26aを内包する外函27と、外函27の下部から吸引子22までの磁路を確保する継鉄28とを備えている。なお、本体部1Aの電磁駆動部2側の段部1a内にはOリング14が収容され、このOリング14が電磁駆動部2の外函27と本体部1Aとにより挟み付けられるようにして、電磁駆動部2と本体部1Aとの間が気密に封止されている。
プランジャケース21は、下方側が開口した有底筒状に形成され、内部にプランジャ室20を画定している。また、プランジャケース21は、その側面の一部によって吸引子22を覆うように吸引子22に溶接等により固定されている。吸引子22は、プランジャ23側に開口するすり鉢状の吸引面22aと、プランジャばね24を収容するばね収容孔22bと、ばね収容孔22bの底部を貫通する挿通孔22cとを有している。
プランジャ23は、吸引子22に吸引されるように適宜な磁性体によって構成され、プランジャ室20内に収容されている。また、プランジャ23は、吸引子22側にテーパ部231を有している。そして、プランジャ23はその外周面がプランジャケース21の内周面に摺接するように、軸線X方向に移動可能に設けられている。さらに、プランジャ23は、その上面から吸引子22側端部に連通する縦孔23aと後述の連結ロッド31を固定するための挿通孔23bとが中央部に形成されている。
連結部3は、上端部がプランジャ23に連結される連結ロッド31と、連結ロッドの下端部に一体に形成されて弁体4を保持する弁ホルダ部32とで構成されている。連結ロッド31は、その上端部にプランジャ23に結合する結合軸31aを有している。弁ホルダ部32には、弁座部材1Bの弁座面12aに対向するように円柱状の弁体取付孔32aが形成されている。また、弁体取付孔32aと同軸にして、弁ばね収容孔32b及び弁室10側に開口する連通孔32cが形成されている。さらに、弁ホルダ部32は略円柱形状で、弁座面12aに対向する平行なDカット面32dを有している。そして、弁ばね収容孔32b内に弁ばね41が収容されるとともに、弁体取付孔32a内に、弁ばね41に当接するようにして弁体4が装着されている。
連結部3の連結ロッド31は、吸引子22の挿通孔22cに挿通されるとともに、上端部の結合軸31aがプランジャ23の挿通孔23bに挿通され、この結合軸31aの端部をかしめることにより、連結ロッド31(連結部3)がプランジャ23に固定されている。なお、連結ロッド31には、縦孔と横孔からなる均圧路31bが形成されており、この均圧路31bによりプランジャ室20におけるプランジャ23の上下の空間が連通されている。
弁体4は、略円柱形状で、弁座部材1Bの弁座面12a上を摺動するシール面4aを有している。シール面4aは弁ポート12の内径より大きな径を有する面である。これにより、弁体4は連結部3(プランジャ23)の移動により弁座部材1Bの弁座面12aに対して摺動可能となっている。
以上の構成により、図1に示す非通電時、すなわち電磁コイル26に通電がなされていないときは、プランジャばね24のばね力により、プランジャ23、連結部3及び弁体4が上方に付勢されて、弁ホルダ部32と連結ロッド31との境界の段部3aが吸引子22の下端に当接した所定位置で停止される。そして、この所定位置で、弁体4は弁座面12a上で、弁ポート12の開口部を閉じており、弁閉状態となる。一方、通電時、すなわち電磁コイル26に通電がなされると、吸引子22とプランジャ23との間に吸引力が発生して、プランジャ23、連結部3及び弁体4が下降し、弁体4は弁ポート12の開口部を開とし、弁開状態となる。
このように、この第1実施形態の電磁弁は通電により弁開状態となる「通電開仕様」の電磁弁である。弁閉状態での弁体4の位置と弁開状態での弁体4の位置は、直交軸Lから軸線X方向に等距離の位置となるが、各部の寸法等がそのように設定されている。なお、弁開状態では一次側ポート11から流入した流体は、弁室10から弁ポート12に流出するが、その時の流体の流れは、弁ホルダ部32の外周からDカット面33dと弁座面12aとの間を介して弁ポート12に流出する。
また、第1実施形態の電磁弁は、本体部1Aに形成した弁座嵌合孔1bに弁座部材1Bを嵌合することで、弁座嵌合孔1bと基部1B1のDカット形状により、本体部1Aに対する弁座部材1Bの直交軸L回りの回転を防止することができる。すなわち、基部1B1と弁座嵌合孔1bとが、基部1B1の軸線X方向の位置を固定するとともに、軸線Xと直交する直交軸Lの回りの回転を規制する回り止め構造となっている。これにより、弁体4の移動方向である軸線X方向に偏在する弁ポート12の位置を適正に設定でき、「通電開仕様」の電磁弁を構成できる。
図3は第1実施形態の変形例を示す図である。なお、以下の変形例及び各実施形態において第1実施形態と同様な要素には図1と同符号を付記して重複する説明は適宜省略する。図3(A)の変形例1は弁座嵌合孔1bに突条1b2を形成するとともに、弁座部材1Bの基部1B1に溝1B1bを形成し、この突条1b2を溝1B1bに嵌合することにより、基部1B1の直交軸Lの回りの回転を規制する回り止め構造を構成したものである。図3(B)の変形例2は弁座嵌合孔1b′と基部1B1′を5角形の筒状及び5角柱状に形成したものであり、この5角形の嵌合により、基部1B1′の直交軸Lの回りの回転を規制する回り止め構造を構成したものである。
なお、回り止め構造は、基部(と弁座嵌合孔)の弁座面と平行な断面の中心線(直交軸L)から断面の外周までの長さが全周において部分的に異なることで成り立っている。例えば、円形では、この長さが全周において全て同じ(半径)であり、回り止めが無く回転できるが、上記の様に部分的に長さが異なると回転できない為、回り止めとして機能する。また、回り止め構造とされる基部と弁座嵌合孔とは、基部の中心線(直交軸L)を基準に基部を回転しても一箇所しか弁座嵌合孔に嵌合しない形状が好ましい形態である。基部の中心線を基準に回転しても一箇所しか嵌合しない形状の代表として、Dカット円形の図2や、一箇所溝付円形の図3(A)などが挙げられる。この形状とすることで、例えば図3(B)の5角形の様に弁座部材の中心軸に対する回転方向で5箇所も嵌合する箇所が無い為、組み付ければ弁ポートや管部の位置が一定に決まる為、組み付け間違いでポート位置、継手位置が変わってしまうことがなくなる。
図4は第2実施形態の電磁弁の非通電時(弁開状態)の縦断面図、図5は図4のA−A矢視断面図である。この第2実施形態の電磁弁は電磁駆動部2の電磁コイル26へ通電することにより弁閉状態となる「通電閉仕様」の電磁弁である。
この第2実施形態において第1実施形態と異なる点は、弁座部材1B′における弁ポート12の位置であり、弁座部材1B′の基部1B1の外周の形状、本体部1Aに形成した弁座嵌合孔1bの形状は第1実施形態と同じである。この第2実施形態における弁ポート12は、第1実施形態における弁ポート12に対して直交軸L回りに180°回転した位置として、直交軸Lの下側に位置している。これにより、図4に示す非通電時には、弁ホルダ部32と連結ロッド31との境界の段部3aが吸引子22の下端に当接した所定位置で、弁体4は弁ポート12の開口部を開とし、弁開状態となる。また、通電時には、弁体4は弁座面12a上で弁ポート12の開口部を閉じ、弁閉状態となる。
図6は第2実施形態の変形例を示す図であり、図6(A)の変形例1は第1実施形態の変形例1と同様に、弁座嵌合孔1bに形成した突条1b2と、弁座部材1B′の基部1B1に形成した溝1B1bとにより、基部1B1の直交軸Lの回りの回転を規制する回り止め構造を構成したものである。図6(B)の変形例2は第1実施形態の変形例2と同様に、弁座嵌合孔1b′と基部1B1′を5角形の筒状及び5角柱状に形成し、この5角形の嵌合により、基部1B1′の直交軸Lの回りの回転を規制する回り止め構造を構成したものである。
以上の第1実施形態の電磁弁と第2実施形態の電磁弁は、本体部1Aと電磁駆動部2の構成は同一であり、同一構成の本体部1Aに対して弁座部材1Bと弁座部材1B′とを取り替えて組み付けるだけで、「通電開仕様」の電磁弁と「通電閉仕様」の電磁弁とを構成することができる。
図7は第3実施形態の電磁弁の非通電時の縦断面図である。この第3実施形態の電磁弁は、「通電開仕様」の電磁弁である。この第3実施形態において第2実施形態と異なる点は以下のとおりである。この第3実施形態における電磁駆動部2′は、非磁性体からなるプランジャケース21′と、プランジャケース21′の上端に固定された磁性体からなる吸引子22′と、プランジャケース21′内で吸引子22′に対向して配置されたプランジャ23′と、吸引子22′とプランジャ23′との間に配設されたプランジャばね24′とを備えている。また、プランジャケース21′の下端内側に固着された固定用スリーブ25′と、プランジャケース21′の外周に配置されボビン26aに巻線が巻回された電磁コイル26と、電磁コイル26とボビン26aを内包する外函27′と、外函27′の下部からプランジャ23′までの磁路を確保する継鉄28′とを備えている。
プランジャケース21′は、筒状に形成されて内部にプランジャ室20を画定している。また、プランジャケース21′は、その側面の一部によって吸引子22′を覆うように吸引子22′に溶接等により固定されている。吸引子22′は、プランジャ23′側に開口するすり鉢状の吸引面22a′を有している。
プランジャ23′は、吸引子22′に吸引されるように適宜な磁性体によって構成され、プランジャ室20内に収容されている。また、プランジャ23′、吸引子22′側にテーパ部231′を有している。そして、プランジャ23′はその外周面がプランジャケース21′の内周面に摺接するように、軸線X方向に移動可能に設けられている。なお、プランジャ23′には、その上端側のばね収容孔23d′と、縦孔と横孔からなる均圧路23e′が形成されており、この均圧路23e′によりプランジャ室20と弁室10とが連通されている。
また、この第3実施形態では、連結部3′はプランジャ23′と一体に形成されたものであり、その下端部に弁ホルダ部32′を有している。弁ホルダ部32′は略円柱形状で、弁座面12aに対向する平行なDカット面32d′を有している。そして、第2実施形態と同様に、弁ホルダ部32′には、弁体取付孔32a、ばね収容孔32b及び弁室連通孔32cが形成され、弁ばね収容孔32b内に弁ばね41が収容されるとともに、弁体取付孔32a内に、弁ばね41に当接するようにして弁体4が装着されている。
以上の構成により、図7に示す非通電時、すなわち電磁コイル26に通電がなされていないときは、プランジャばね24′のばね力により、プランジャ23′及び弁体4が下方に付勢されて、プランジャ23′の段部23a′が固定用スリーブ25′に当接した所定位置で停止される。そして、この所定位置で、弁体4は弁座面12a上で、弁ポート12の開口部を閉じており、弁閉状態となる。一方、通電時、すなわち電磁コイル26に通電がなされると、吸引子22′とプランジャ23′との間に吸引力が発生して、プランジャ23′及び弁体4が上昇し、弁体4は弁ポート12の開口部を開とし、弁開状態となる。このように、この第3実施形態の電磁弁は通電により弁開状態となる「通電開仕様」の電磁弁である。弁閉状態での弁体4の位置と弁開状態での弁体4の位置は、直交軸Lから軸線X方向に等距離の位置となるが、各部の寸法等がそのように設定されている。
この第3実施形態の電磁弁においても、弁座部材1B′を第1実施形態の弁座部材1Bに取り替えることもできる。すなわち、本体部1Aを同一の構成として、「通電閉仕様」の電磁弁を得ることができる。このことは、第1実施形態及び第2実施形態の相互の関係と同様である。
図8は第4実施形態の電磁弁の非通電時の縦断面図である。この第4実施形態の電磁弁は、3方弁である。この第4実施形態において第1実施形態と異なる点は、弁座部材1B″の基部1B1に弁ポート12の他に第2のポート15が形成されている点と、継手部材1Cを備えている点である。基部1B1の第2の弁ポート15は、直交軸Lに対して弁ポート12と対称となる位置、すなわち軸線X方向の下方に形成されている。また、継手部材1Cは弁座部材1B″に取り付けられ、この継手部材1Cには、弁ポート12及び第2のポート15にそれぞれ連通する流路16,17が形成されている。
図9は図8のB矢視に対応する継手部材1Cの各実施例を示す図である。図9(A)の実施例1の継手部材1Cは、弁ポート12に連通する流路16と、第2の弁ポート15に連通する流路17とを、直交軸Lと直角となる方向で互いに逆方向に延設したものである。図9(B)の実施例2の継手部材1Cは、弁ポート12に連通する流路16を直交軸Lと直角となる方向に延設し、第2の弁ポート15に連通する流路17を軸線X方向に延設したものである。図9(C)の実施例3の継手部材1Cは、弁ポート12に連通する流路16を直交軸Lと直角となる方向に延設し、第2の弁ポート15に連通する流路17を直交軸Lと平行となる方向に延設したものである。
なお、以上各実施形態について説明したが、弁ハウジング1において、本体部1Aと弁座部材1B(1B′)との固定方法、弁座部材1B″と継手部材1Cとの固定方法は、溶接やネジ止め等を適用することができる。
なお、以上の第1実施形態から第4実施形態については、上述の説明や、図1、図4、図7、図8の通り本体部1Aは下部に突出する管部1A1を有しているとしていたが、下部への突出した管部に限定されることはなく、横部や他の方向に突出した管部としてもよい。
なお、図9(A),(B),(C)では、継手部材の実施例を3パターン挙げたが、この図の継手方向だけとは限らなく、2つの継手が干渉しなければ、どんなパターンの継手の出方でもよい。例えば各継手は、水平方向や垂直方向に描かれているが、水平・垂直に限られず、例えば45°などの角度が付いていてもよい。
なお、第1実施形態から第4実施形態 及びその変形例について上述の説明文と各図を基に説明してきたが、弁座嵌合孔と基部の形状は上述の説明に限られたものではなく、弁座部材の回り止めとして機能する形状であればどんな形状としてもよい。例えば、基部の弁座面と平行な断面形状として、三角、四角などの多角形や、楕円、台形、星形、円形の一部に溝など、円形以外のあらゆる形状が該当する。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1 弁ハウジング
1A 本体部
1B 弁座部材
10 弁室
11 一次側ポート
1b 弁座嵌合孔
1B1 基部
1B2 管部
1B3 フランジ部
12a 弁座面
12 弁ポート
L 直交軸
X 軸線
2 電磁駆動部
21 プランジャケース
22 吸引子
23 プランジャ
24 プランジャばね
25 固定用スリーブ
26 電磁コイル
27 外函
28 継鉄
3 連結部
31 連結ロッド
32 弁ホルダ部
32a 弁体取付孔
32b 弁ばね収容孔
32c 連通孔
4 弁体
4a シール面
41 弁ばね
1B′ 弁座部材
2′ 電磁駆動部
21′ プランジャケース
22′ 吸引子
23′ プランジャ
24′ プランジャばね
25′ 固定用スリーブ
27′ 外函
28′ 継鉄
3′ 連結部
32′ 弁ホルダ部
1B″ 弁座部材
1C 継手部材
15 第2のポート
16 流路
17 流路

Claims (7)

  1. 弁体を収容する弁室が形成された弁ハウジングと、前記弁体を軸線方向に移動させる電磁駆動部と、を備えた電磁弁において、
    前記弁ハウジングは、前記弁室と該弁室に連通して流体が導入される一次側ポートとが形成された本体部と、該本体部に組み付けられて前記弁室側に前記軸線と平行な弁座面を配置して該弁座面から前記弁室に弁ポートを開口する弁座部材と、で構成されるとともに、前記弁体が前記弁座面上を前記軸線方向に摺動することで該弁体により前記弁ポートを開閉するよう構成され、
    前記弁座部材の前記本体部に組み付けられる基部が、前記本体部の該基部に整合する弁座嵌合孔に嵌合され、
    前記基部と前記弁座嵌合孔とが、該基部の前記軸線方向の位置を固定し、かつ、前記軸線と直交する直交軸の回りの回転を規制する回り止め構造とされるとともに、前記弁ポートの前記弁座面における開口部が前記直交軸に対して前記軸線方向に偏在して形成されていることを特徴とする電磁弁。
  2. 前記基部の弁座面と平行な断面は、前記直交軸から外周までの長さが部分的に異なる形状であることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  3. 前記基部と前記弁座嵌合孔とは、前記直交軸を基準に前記基部を回転しても一箇所しか前記弁座嵌合孔に嵌合しないことを特徴とする請求項2に記載の電磁弁。
  4. 前記電磁駆動部にて通電によりプランジャが吸引子側に吸引された位置で、前記弁体が前記弁ポートを開状態とすることを特徴とする請求項3に記載の電磁弁。
  5. 前記電磁駆動部にて通電によりプランジャが吸引子側に吸引された位置で、前記弁体が前記弁ポートを閉状態とすることを特徴とする請求項3に記載の電磁弁。
  6. 前記弁座部材に、前記直交軸に対して前記弁ポートと対称となる位置に第2のポートが形成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の電磁弁。
  7. 前記弁座部材に取り付けられ、前記弁ポート及び前記第2のポートにそれぞれ連通する流路が形成された継手部材を備えたことを特徴とする請求項6に記載の電磁弁。
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