JP6932307B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置に関するものであり、例えば、開閉ユニットや開閉カバーなどの回動部材と連動する保護部材を備えたプリンタや複合機に適用して好適なものである。
従来、プリンタや複合機などの情報処理装置は、外装部の開閉ユニットや開閉カバーを開けて内部を露出させ、内部にアクセスすることで消耗品の交換や障害対応などの保守作業を行うようになっている。また、この種の情報処理装置として、開閉ユニットや開閉カバーなどの開閉に連動して内部の所定部分を保護する保護部材を備えるものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2007−65125号公報
しかしながら、従来の情報処理装置では、作業者による誤操作などで保護部材に想定外の外力が加わった際に、保護部材に位相ずれが発生して、以降、保護部材が正常に動作しなくなってしまう場合があった。
本発明は以上の点を考慮したものであり、保護部材が正常に動作しなくなる状況を容易に解消し得る情報処理装置を提案しようとするものである。
本発明は、装置本体部と、前記装置本体部に対し開閉する開閉部材と、前記開閉部材と連動して回動することで所定部分を保護する保護部材と、前記開閉部材と前記保護部材を連動させる連動部とを備え、前記連動部は、前記保護部材側に設けられた第1の係合部と、前記開閉部材側に設けられた第2の係合部とを有し、前記第1の係合部と前記第2の係合部とを係合させて前記保護部材と前記開閉部材とを連動させ、前記開閉部材が前記装置本体部に対し開いている開状態にあるときに、前記第1の係合部と前記第2の係合部との係合を維持し、前記開閉部材が前記装置本体部に対し閉じている閉状態にあるときに、前記第1の係合部と前記第2の係合部との係合を解除させるようにした。また本発明は、装置本体部と、前記装置本体部に対し開閉する開閉部材と、前記開閉部材と連動して回動することで所定部分を保護する保護部材と、前記開閉部材と前記保護部材を連動させる連動部とを備え、前記保護部材と、前記保護部材が保護する前記所定部分は、前記開閉部材に設けられ、前記連動部は、前記保護部材側に設けられた第1の係合部と、前記開閉部材側に設けられた第2の係合部とを有し、前記第1の係合部と前記第2の係合部とを係合させて前記保護部材と前記開閉部材とを連動させ、前記開閉部材が所定の開閉状態にあるときに、前記第1の係合部と前記第2の係合部との係合を解除させるようにした。
このように本発明は、開閉部材が所定の開閉状態(例えば閉状態)にあるときに、第1の係合部と第2の係合部との係合を解除させるようにしたことにより、保護部材に位相ずれが発生しても、第1の係合部と第2の係合部との係合を解除することで位相ずれがリセットされ、その後位相ずれがリセットされた状態で第1の係合部と第2の係合部を再係合することができる。つまり、本発明は、開閉部材を開閉させるだけで、保護部材の位相ずれを解消して、保護部材を正常な動作に戻すことができる。
かくして本発明は、保護部材が正常に動作しなくなる状況を容易に解消し得る情報処理装置を実現できる。
第1の実施の形態による画像形成装置の構成を示す側面図である。 第1の実施の形態による上側開閉カバーが閉状態のときの画像形成装置の構成を示す側面図である。 第1の実施の形態による上側開閉カバーが閉状態から開状態へと遷移するときの画像形成装置の構成を示す側面図である。 第1の実施の形態による上側開閉カバーが開状態のときの画像形成装置の構成を示す側面図である。 第1の実施の形態による開状態のときの上側開閉カバーの構成を示す斜視図である。 第2の実施の形態によるストッパーの構成及び動作を示す斜視図である。 第2の実施の形態による保護カバーと係合したときのストッパーを示す側面図である。 第3の実施の形態による上側開閉カバーが閉状態のときの画像形成装置の構成を示す側面図である。 第3の実施の形態による上側開閉カバーが閉状態から開状態へと遷移するときの画像形成装置の構成を示す側面図である。 第3の実施の形態による上側開閉カバーが開状態のときの画像形成装置の構成を示す側面図である。 第3の実施の形態による開状態のときの上側開閉カバーの構成を示す斜視図である。 他の実施の形態によるストッパーの構成を示す斜視図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、これを実施の形態と呼ぶ)について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.画像形成装置の構成]
図1に、第1の実施の形態の画像形成装置1の外観構成及び内部構成を示す。尚、図1は、画像形成装置1の側面図であり、図中実線が外観構成、図中点線が内部構成を示している。またこの画像形成装置1は、図1中右側が後側、図1中左側が前側となっている。この図1に示すように、画像形成装置1は、箱型の装置本体部10と、装置本体部10の上側に設けられ、装置本体部10に対して上下方向に開閉可能な蓋状の上側開閉カバー11と、装置本体部10の前側に設けられ、装置本体部10に対して前後方向に開閉可能な蓋状の前側開閉カバー12とによって外装が形成されている。尚、図1は、上側開閉カバー11と前側開閉カバー12がともに装置本体部10に対し閉じた閉状態であり、これら上側開閉カバー11と前側開閉カバー12とにより、画像形成装置1の内部を遮蔽した状態を示している。
装置本体部10は、用紙給紙部20、第1の搬送ローラ対21、画像形成ユニット22、定着ユニット23、第2の搬送ローラ対24、搬送路25などを有している。用紙給紙部20は、装置本体部10内部の下端に設けられている。この用紙給紙部20は、給紙ローラ20Rを備え、収納している用紙Pを給紙ローラ20Rにより搬送路25に繰り出すようになっている。
搬送路25は、用紙給紙部20の前端上部から後方へ延び、装置本体部10内部の後端近傍で上方にカーブして装置本体部10内部の上端近傍まで延び、そこから前方にカーブして装置本体部10内部の前端上部まで延び、さらにそこから後方へと折り返されて、上側開閉カバー11に設けられた用紙排出部26まで延びている。
第1の搬送ローラ対21は、用紙給紙部20の搬送方向下流側に設けられていて、具体的には、搬送路25における、用紙給紙部20の前端上部近傍に配置されている。画像形成ユニット22は、第1の搬送ローラ対21の搬送方向下流側に設けられていて、具体的には、搬送路25における、装置本体部10内部の上端近傍で前後方向に延びている直線部分の下側に配置されている。画像形成ユニット22は、複数(例えば4個)の画像形成部22pを有している。複数の画像形成部22pは、それぞれ現像剤としてのトナーを収容するトナーカートリッジTcや図示しない感光体ドラムなどを有し、感光体ドラム上にトナー画像を形成するようになっている。
定着ユニット23は、画像形成ユニット22の搬送方向下流側に設けられていて、具体的には、搬送路25における、画像形成ユニット22の前端近傍に配置されている。第2の搬送ローラ対24は、定着ユニット23の搬送方向下流側に設けられていて、具体的には、搬送路25における、後方へと折り返される部分に配置されている。装置本体部10は、上面が開口していて、画像形成ユニット22及び定着ユニット23を露出するようになっている。
上側開閉カバー11は、用紙排出部26、用紙積載部27、転写ベルト28などを有している。用紙排出部26は、第2の搬送ローラ対24の搬送方向下流側に設けられていて、具体的には、上側開閉カバー11内側の前端側に配置されている。用紙排出部26は、搬送路25に沿って搬送されてくる用紙Pを、用紙排出部26の搬送方向下流側に設けられた用紙積載部27へ排出するようになっている。転写ベルト28は、上側開閉カバー11の底面から下方に突出するように設けられていて、図1に示すように、上側開閉カバー11が閉状態のときに画像形成ユニット22と対向する位置に配置されている。
この上側開閉カバー11は、その後端部が、装置本体部10の後端上部に位置する左右方向に平行な回動軸30により回動自在に支持されていて、これにより、この回動軸30を中心に、前端部が装置本体部10から離れる又は近づくように回動して、開閉できるようになっている。そして、上側開閉カバー11は、閉状態のときには、装置本体部10の上面を覆うことで画像形成ユニット22及び定着ユニット23を覆い、装置本体部10に対し開いた開状態(図4参照))のときには、画像形成ユニット22及び定着ユニット23を露出させて、これらにアクセスできるようになっている。この上側開閉カバー11は、例えば、容易に開くことができるよう開方向に付勢されている。尚、図1では省略しているが、上側開閉カバー11は、開状態のときに転写ベルト28を保護する保護カバー31(図2〜図4参照)と、保護カバー31を上側開閉カバー11の開閉動作と連動させる連動部32(図2〜図4参照)を有している。
前側開閉カバー12は、その上端部に、画像形成装置1への動作指示を行うための操作部33が設けられている。また、前側開閉カバー12は、その下端部が、装置本体部10の前端下部に位置する左右方向に延びる回動軸34により回動自在に支持されていて、これにより、この回動軸34を中心に、上端部が装置本体部10から離れる又は近づくように回動して、開閉できるようになっている。そして、前側開閉カバー12は、閉状態のときには、装置本体部10の前端部及び閉状態の上側開閉カバー11の前端部を覆い、装置本体部10に対し開いた開状態(図2参照)のときには、装置本体部10の前端部及び上側開閉カバー11の前端部を露出させて、これらにアクセスできるようになっている。尚、上側開閉カバー11は、例えば、この前側開閉カバー12を開いてからでないと開くことができないようになっている。
さらに、装置本体部10に設けられた定着ユニット23が、この前側開閉カバー12の開閉動作と連動して回動するようになっている。定着ユニット23は、下端部が、装置本体部10に設けられた左右方向に延びる回動軸35により回動自在に支持されていて、前側開閉カバー12を開くと、これにともなって、回動軸35を中心に上端部が前側に倒れるように回動する(図2参照)。また、定着ユニット23は、前側開閉カバー12を閉じると、これにともなって、回動軸35を中心に、前側に倒れていた上端部が後側に起き上がるように回動するようになっている。
ここで、図2〜図5を用いて、上側開閉カバー11に設けられた保護カバー31と連動部32について詳しく説明する。図2〜図4は、図1と同様、画像形成装置1の側面図であるが、上側開閉カバー11に設けられた用紙排出部26と用紙積載部27については省略し、代わりに保護カバー31と連動部32を示している。尚、保護カバー31の一部と連動部32の一部は、上側開閉カバー11の内側に設けられているが、構成を分かり易くするため、図2〜図4では実線で示している。また、図2〜図4は、構成を分かり易くするため、図1と比べて、転写ベルト28などの一部をデフォルメした図となっている。図5は、上側開閉カバー11に設けられた保護カバー31と連動部32を部分的に示す斜視図である。
また、図2は、上側開閉カバー11が閉状態、前側開閉カバー12が開状態のときの画像形成装置1を示し、図3は、上側開閉カバー11が閉状態から開状態へもしくはその逆へ遷移する途中の画像形成装置1を示し、図4は、上側開閉カバー11が開状態のときの画像形成装置1を示している。
保護カバー31は、閉状態の上側開閉カバー11の前面開口部11a(図2)を覆うように設けられていて、上側開閉カバー11の前面開口部11aと比べて上下方向の長さが同程度で左右方向の長さが短い四角形の板状部材31Aと、板状部材31Aの左右方向に平行な一辺側に設けられた左右方向に延びる回動軸31Bとを有している。この保護カバー31は、回動軸31Bの左右両端部が、上側開閉カバー11の前端下部の左右両側面の内側に回動自在に支持されていて、回動軸31Bを中心に回動可能となっている。尚、保護カバー31は、360度回動できるわけではなく、保護カバー31の先端部(回動軸31Bから遠い方の一端部)が、上側開閉カバー11の前面上端に当接する第1の回動位置(図2での位置)と、保護カバー31の一面が、上側開閉カバー11の底面から突出している転写ベルト28の前端に当接する第2の回動位置(図4での位置)との間で回動できるようになっている。また、この保護カバー31は、回動軸31Bに取り付けられた図5に示すトーションスプリング40によって、第2の回動位置へ向かう方向(つまり転写ベルト28に近づく方向)に付勢されている。さらに、この保護カバー31は、回動軸31Bの一端(例えば右端)近傍に、円筒状のピニオンギヤ41が設けられている。
一方、連動部32は、リンクレバー32Aとリンク部材32Bとを有している。リンクレバー32Aは、角棒部材をヘの字型に折り曲げたような形状であり、上側開閉カバー11の底面に沿って延びる第1の部分42と、第1の部分42の後端から後方ななめ上に延びる第2の部分43とで構成されている。
リンクレバー32Aは、上側開閉カバー11の左右方向の一側面(例えば右側面)の内側に設けられていて、第1の部分42の上面がピニオンギヤ41の下側を通るようにして上側開閉カバー11の底面に沿ってスライド可能に取り付けられている。また、リンクレバー32Aの第1の部分42は、前端部と後端部を除く中央部が、ピニオンギヤ41と噛み合う(つまり係合する)ラックギヤ44となっている。つまり、リンクレバー32Aは、ラックギヤ44が形成されている部分(中央部)と、ラックギヤ44が形成されていない部分(前端部及び後端部)とが、スライド方向に隣接して設けられている。尚、ピニオンギヤ41とラックギヤ44も、連動部32の一部である。
このリンクレバー32Aは、図2に示すように、中央部のラックギヤ44がピニオンギヤ41の下側に位置するときには、ピニオンギヤ41とラックギヤ44が係合し、図4に示すように、前端部がピニオンギヤ41の下側に位置するときには、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合が解除されるようになっている。尚、詳しくは後述するが、ピニオンギヤ41とラックギヤ44は、上側開閉カバー11が開状態のときに係合が解除されるようになっていて、係合が解除されると、保護カバー31が、トーションスプリング40の付勢力により転写ベルト28に当接して第1の回動位置に保持されることで転写ベルト28を保護するようになっている。また、このリンクレバー32Aは、第2の部分43の側面に、第2の部分43に沿って延びる孔(もしくは溝)45が形成されている。
一方、リンク部材32Bは、円盤状の部材であり、その中心部が、上側開閉カバー11の前後方向の中央付近に位置する左右方向に平行な回動軸46により回動自在に支持されていて、円形の一面がリンクレバー32Aの内側に隣接して配置されている。このリンク部材32Bは、その下端を、リンクレバー32Aの下端に揃えるように配置されていて、その中心が、リンクレバー32Aの第1の部分42より上方に位置する大きさとなっている。さらに、このリンク部材32Bは、リンクレバー32Aと隣接する一面の外周部に、リンクレバー32Aの孔45に嵌合する円柱状の突起部47が設けられている。つまり、リンク部材32Bは、この突起部47が、リンクレバー32Aの孔45に嵌合することでリンクレバー32Aと連結されている。さらに、このリンク部材32Bは、図示しない機構により、上側開閉カバー11の開閉動作と連動して回動するようになっている。
つまり、このリンク部材32Bは、上側開閉カバー11が開く方向に回動すると、これにともなって図3中反時計回り方向に回動することにより、連結しているリンクレバー32Aを後方にスライドさせる。リンクレバー32Aを後方にスライドさせると、ピニオンギヤ41とラックギヤ44が噛み合っている間、ピニオンギヤ41が、図3中反時計回り方向に回動することにより、保護カバー31も、図3中反時計回り方向に回動する。
また、リンク部材32Bは、上側開閉カバー11が閉じる方向に回動すると、これにともなって図3中時計回り方向に回動することにより、連結しているリンクレバー32Aを前方にスライドさせる。リンクレバー32Aを前方にスライドさせると、ピニオンギヤ41とラックギヤ44が噛み合っている間、ピニオンギヤ41が、図3中時計回り方向に回動することにより、保護カバー31も、図3中時計回り方向に回動する。
このように、リンクレバー32A、リンク部材32B、ピニオンギヤ41、ラックギヤ44を有する連動部32は、上側開閉カバー11の開閉動作に連動して保護カバー31を回動するようになっている。尚、ここでは、保護カバー31の回動軸31Bの一端側(右端側)に連動部32を設けた例について説明したが、保護カバー31の回動軸31Bの他端側(左端側)にも、一端側と左右対称の構成を有する連動部32を設け、左右の連動部32により保護カバー31を回動させるようにしてもよい。
[1−2.画像形成装置の動作]
次に、画像形成装置1の動作について説明する。まず、画像形成装置1が用紙Pに画像を形成(すなわち印刷)するときの動作について説明する。画像形成装置1は、有線もしくは無線で接続されたPC(パーソナルコンピュータ)などの上位装置から印刷する画像データを受信すると、受信した画像データを処理するとともに各部の駆動を開始して、用紙給紙部20に収納されている用紙Pを給紙ローラ20Rにより1枚ずつ給紙する。
用紙給紙部20から給紙された用紙Pは、第1の搬送ローラ対21により搬送路25に沿って搬送され、画像形成ユニット22へと送られる。画像形成ユニット22は、各画像形成部22pの感光体ドラム上に静電潜像を形成して、その静電潜像をトナーにより現像してトナー画像とする。そして、画像形成ユニット22は、各画像形成部22pの感光体ドラム上に形成したトナー画像を転写ベルト28により用紙P上に転写する。トナー画像が転写された用紙Pは、定着ユニット23へと送られ、定着ユニット23により、用紙P上に転写されたトナー画像が用紙P上に定着する。
その後、用紙Pは、第2の搬送ローラ対24により搬送路25に沿って搬送されて、用紙排出部26へと送られ、用紙排出部26により用紙積載部27に排出される。以上が、用紙に画像を形成するときの動作である。
次に、保守作業時などに、画像形成装置1の上側開閉カバー11を開閉するときの動作について、図2〜図4を用いて説明する。図2に示すように、上側開閉カバー11を開く前に、まず前側開閉カバー12を開く。このとき、定着ユニット23は、前側に倒れた状態となる。
図2では、上側開閉カバー11は、まだ閉状態であり、このとき、保護カバー31は、第1の回動位置、つまり保護カバー31の先端部が上側開閉カバー11の前面上端に当接する位置まで回動した状態となっている。またこのように上側開閉カバー11が閉状態のとき、保護カバー31側のピニオンギヤ41とリンクレバー32A側のラックギヤ44が係合する位置でリンクレバー32Aが保持されることにより、保護カバー31は、第1の回動位置に保持される。
ここで、上側開閉カバー11を、図2に示す閉状態から、開く方向に回動させていくと、図3に示すように、リンク部材32Bが図中反時計回り方向に回動する。このとき、リンク部材32Bの突起部47がリンクレバー32Aの孔45に沿って移動しながらリンクレバー32Aを後方に引っ張ることで、リンクレバー32Aが後方にスライドしていく。
リンクレバー32Aが後方にスライドしていくと、これにともなってラックギヤ44と係合しているピニオンギヤ41が図中反時計回り方向に回動することにより、保護カバー31が、図中反時計回り方向(つまり第1の回動位置から第2の回動位置へと向かう方向)に回動していく。
そして、保護カバー31が転写ベルト28と当接する第2の回動位置まで(もしくは第2の回動位置近傍まで)回動すると、このとき、ピニオンギヤ41の下側に、リンクレバー32Aの前端部(ラックギヤ44を形成していない部分)が到達することにより、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合が解除される。このとき、保護カバー31は、トーションスプリング40による付勢力により第2の回動位置に保持される。
その後、図4に示すように、上側開閉カバー11をさらに回動させて開状態となるまでの間、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合は解除されたままとなり、保護カバー31は、第2の回動位置に保持され続ける。このように、画像形成装置1は、上側開閉カバー11が開状態のときには、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合を解除して保護カバー31を第2の回動位置で保持することにより、保護カバー31により転写ベルト28を保護するようになっている。これにより、例えば、保守作業を行う作業者は、転写ベルト28を傷付けたりすることなく、画像形成装置1の装置本体部10の内部にアクセスして消耗品の交換や障害対応などの保守作業を行うことができる。
保守作業完了後、上側開閉カバー11を、図4に示す開状態から、閉じる方向に回動させていくと、リンク部材32Bが図中時計回り方向に回動して、リンクレバー32Aが前方にスライドしていく。そして、再び図3に示すように、ピニオンギヤ41の下側に、リンクレバー32Aの中央部に形成されているラックギヤ44が到達するまでリンクレバー32Aがスライドすると、このとき、保護カバー31が第2の回動位置に位置する状態で、ピニオンギヤ41とラックギヤ44が再び係合する。
その後、上側開閉カバー11をさらに回動させて、リンクレバー32Aが前方にスライドしていくと、これにともなってラックギヤ44と係合しているピニオンギヤ41が図中時計回り方向に回動することにより、保護カバー31が、図中時計回り方向(つまり第2の回動位置から第1の回動位置へと向かう方向)に回動していく。
そして、上側開閉カバー11を図2に示す閉状態まで回動させると、このとき、保護カバー31が再び第1の回動位置まで回動する。このとき、保護カバー31は、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合により、第1の回動位置に保持される。
このように、画像形成装置1は、上側開閉カバー11を閉状態から開状態に遷移させることにともなって、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合により保護カバー31を第1の回動位置から第2の回動位置まで回動させた後、ピニオンギヤ41とラックギヤ44の係合を解除する。そして、上側開閉カバー11を開状態から閉状態に遷移させることにともなって、ピニオンギヤ41とラックギヤ44を再び係合させ、保護カバー31を第2の回動位置から第1の回動位置まで回動させるようになっている。以上が、上側開閉カバー11を開閉するときの動作である。
[1−3.まとめと効果]
ここまで説明したように、第1の実施の形態の画像形成装置1は、上側開閉カバー11が閉状態から開状態へ回動することにともなって、連動部32のピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合により保護カバー31を第1の回動位置から第2の回動位置まで回動させた後、ピニオンギヤ41とラックギヤ44の係合を解除するようにした。また、画像形成装置1は、上側開閉カバー11が開状態から閉状態に回動することにともなって、保護カバー31を第2の回動位置に保持している状態で、ピニオンギヤ41とラックギヤ44を再び係合させ、保護カバー31を第2の回動位置から第1の回動位置まで回動させるようにした。
ところで、画像形成装置1は、例えば上側開閉カバー11を開く途中で、保護カバー31に想定外の外力が加わると、連動部32のピニオンギヤ41とラックギヤ44との位相(つまり噛み合う位置)がずれてしまうことがある。そして、仮に位相がずれたまま上側開閉カバー11を閉じると、保護カバー31が正常な位置である第1の回動位置からずれてしまい、正常に回動できなくなってしまう。
そこで、本実施の形態の画像形成装置1では、上側開閉カバー11が閉状態から開状態に回動する際に、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合を一旦解除するようにした。こうすることで、画像形成装置1では、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との位相がずれてしまったとしても、上側開閉カバー11を開状態まで開くことで、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との位相ずれをリセットできる。
さらに、画像形成装置1は、上側開閉カバー11を開状態から閉状態に回動する際に、保護カバー31を基準位置(つまり保護カバー31の回動を開始する際の正常な回動位置)となる第2の回動位置に位置決めした状態で、ピニオンギヤ41とラックギヤ44とを再係合するようにした。
これにより、画像形成装置1は、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との位相ずれをリセットした後、保護カバー31の回動を基準位置から開始できるので、保護カバー31を正常な動作に戻すことがきる。つまり、画像形成装置1は、ピニオンギヤ41とラックギヤ44とに位相ずれが発生しても、保護カバー31の動作を、上側開閉カバー11の開閉動作と連動して第1の回動位置と第2の回動位置との間で回動する正常な動作に戻すことができるので、保護カバー31が正常に動作しなくなる状況を解消することができる。
また、画像形成装置1は、上側開閉カバー11を開閉するだけで、保護カバー31を正常な動作に戻すことができるので、上側開閉カバー11を分解してピニオンギヤ41とラックギヤ44の位相ずれを修正するような面倒な作業を行うことなく、容易に、保護カバー31を正常な動作に戻すことができる。
[2.第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、上側開閉カバー11が開状態のときに保護カバー31の回動を制限するストッパー50(図6参照)を、上側開閉カバー11に追加した実施の形態である。ゆえに、ここでは、図6、図7を用いて、ストッパー50と、ストッパー50の動作に係る保護カバー31及びリンクレバー32Aについてのみ説明することとし、これら以外の部分については、説明を省略する。
[2−1.ストッパーの構成]
図6、図7に、ストッパー50、保護カバー31及びリンクレバー32Aの外観構成を示す。尚、図6は、ストッパー50、保護カバー31及びリンクレバー32Aの斜視図であり、構成を分かり易くするため、一部をデフォルメした図となっている。また、図7は、ストッパー50及び保護カバー31の側面図である。さらに、図6(A)は、保護カバー31が第1の回動位置にあるとき(つまり上側開閉カバー11が閉状態のとき)、図6(B)は、保護カバー31が第2の回動位置の近傍にあるとき、図6(C)及び図7は、保護カバー31が第2の回動位置にあるとき(つまり上側開閉カバー11が開状態のとき)を示している。
ストッパー50は、保護カバー31の後方近傍且つリンクレバー32Aの内側に設けられている。このストッパー50は、保護カバー31の回動軸31Bと平行で左右方向に延びる回動軸50Aと、回動軸50Aの外周面に設けられた、保護カバー31と係合する保護カバー係合部50B及びリンクレバー32Aと係合するリンクレバー係合部50Cとを有している。
ストッパー50の回動軸50Aは、保護カバー31の回動軸31Bの後方且つ下方に設けられ、上側開閉カバー11により回動自在に支持されている。これにより、ストッパー50は、回動軸50Aを中心に回動可能となっている。保護カバー係合部50Bは、図7に示すように、回動軸50Aの外周面から垂直に延びる板状の根本部60と、根本部60の先端から根本部60に対して直交する方向で且つ保護カバー31側に延びる板状の先端部61とで構成され、全体として断面L字型の板状となっている。リンクレバー係合部50Cは、回動軸50Aを間に挟んで保護カバー係合部50Bとは反対側に設けられ、回動軸50Aの外周面から垂直に延びる板状となっている。このストッパー50は、図示しないトーションスプリングによって、保護カバー係合部50Bが保護カバー31に近づく方向(図7中時計回り方向)に付勢されている。
一方、保護カバー31には、回動軸31Bを間に挟んで板状部材31Aとは反対側に、ストッパー50と係合するストッパー係合部31Cが追加されている。ストッパー係合部31Cは、図7に示すように、回動軸31Bの外周面から垂直に延びる板状の根本部62と、根本部62の先端から根本部62に対して直交する方向で且つストッパー50側に延びる板状の先端部63とで構成され、全体として断面L字型の板状を有している。
ストッパー50と保護カバー31は、図6(C)及び図7に示すように、保護カバー31が第2の回動位置(上側開閉カバー11が開状態のときの位置)にあるときに、ストッパー50の保護カバー係合部50Bと、保護カバー31のストッパー係合部31Cとが係合するように、それぞれの位置及び大きさが選定されている。具体的には、保護カバー31が第2の回動位置にあるときに、図7に示すように、ストッパー50側の保護カバー係合部50Bの先端部61が、保護カバー31側のストッパー係合部31Cの先端部63と根本部62の角に入り込み、保護カバー係合部50Bの先端部61がストッパー係合部31Cの根本部62に当接するようになっている。
また、図6(A)〜(C)に示すように、リンクレバー32Aには、ラックギヤ44を有する第1の部分42の内側の側面に、ストッパー50と係合するストッパー係合部64が追加されている。ストッパー係合部64は、左右方向に延びる板状であり、その上面が、第1の部分42の上面と平行で、且つ第1の部分42の上面より一段低い段差となっている。このストッパー係合部64は、第1の部分42の後端付近からラックギヤ44の前端付近まで延びている。
ストッパー50とリンクレバー32Aは、図6(A)に示すように、ピニオンギヤ41とラックギヤ44が係合しているとき(つまり上側開閉カバー11が閉状態のとき)には、ストッパー50のリンクレバー係合部50Cとリンクレバー32Aのストッパー係合部64とが係合し、図6(C)に示すように、ピニオンギヤ41とラックギヤ44の係合が解除されているとき(つまり上側開閉カバー11が開状態のとき)、ストッパー50のリンクレバー係合部50Cとリンクレバー32Aのストッパー係合部64の係合が解除されるように、それぞれの位置及び大きさが選定されている。具体的には、ピニオンギヤ41とラックギヤ44が係合しているときには、ストッパー50側のリンクレバー係合部50Cの下端が、リンクレバー32A側のストッパー係合部64の上面と当接することで、リンクレバー32Aが、保護カバー31をストッパー50との係合が解除される回動位置で保持する。また、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合が解除されているときには、リンクレバー係合部50Cの下端がストッパー係合部64の上面から離れることで、保護カバー31が回動してストッパー50と係合するようになっている。
[2−2.ストッパーの動作]
次に、上側開閉カバー11を開閉するときのストッパー50の動作について、図6、図7を用いて説明する。図6(A)に示すように、上側開閉カバー11(図6、図7では省略)が閉状態であり、保護カバー31が第1の回動位置にあるとき、ピニオンギヤ41とラックギヤ44が係合した状態であり、ストッパー50は、リンクレバー32Aと係合している一方で、保護カバー31とは係合していない。よって、この時点で、ストッパー50は、保護カバー31の回動を制限していない。
その後、図6(B)に示すように、上側開閉カバー11が開くことにともなって、リンクレバー32Aが後方へスライドして保護カバー31が第2の回動位置へ向かう方向に回動していく。このときも、ストッパー50は、保護カバー31とは係合していない。よって、このときも、ストッパー50は、保護カバー31の回動を制限してはいない。
その後、図6(C)に示すように、上側開閉カバー11がさらに開いて開状態になると、このとき、保護カバー31が第2の回動位置へ到達する。このとき、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合が解除され、ストッパー50とリンクレバー32Aとの係合も解除される。またこのとき、ストッパー50は、図中時計回り方向(つまり保護カバー31と係合する方向)に回動して、第2の回動位置にある保護カバー31と係合することにより、保護カバー31の回動を制限する。
実際、図7に示すように、ストッパー50と保護カバー31とが係合したとき、ストッパー50の回動軸50Aが保護カバー31の回動軸31Bより下側に位置していて、且つ、保護カバー31のストッパー係合部31Cの先端部63の下側に、ストッパー50の保護カバー係合部50Bの先端部61が位置する。この状態で、ストッパー50と係合している保護カバー31を、例えば、図中反時計回り方向に回動させようとしても、ストッパー係合部31Cの先端部63が保護カバー係合部50Bの先端部61に当接して、それ以上回動させることができない。また、このとき、保護カバー31は、転写ベルト28(図中省略)と当接しているため、そもそも、図中時計回り方向に回動することはできない。ゆえに、このとき、保護カバー31は、その回動を制限された状態(つまり回動位置を固定された状態)となる。
その後、上側開閉カバー11が閉じていくと、図6(B)に示すように、ピニオンギヤ41とラックギヤ44とが再係合し、ストッパー50とリンクレバー32Aが再係合してストッパー50が図中反時計回り方向(つまり保護カバー31と係合する方向とは逆方向)に回動することにより、ストッパー50と保護カバー31との係合が解除される。
このように、ストッパー50は、保護カバー31が第2の回動位置にあるときに、保護カバー31と係合して、保護カバー31の回動を制限するようになっている。以上が、上側開閉カバー11を開閉するときのストッパー50の動作である。
[2−3.まとめと効果]
ここまで説明したように、第2の実施の形態の画像形成装置1は、上側開閉カバー11が開状態のとき(つまりピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合が解除されているとき)、転写ベルト28と当接する第2の回動位置にある保護カバー31とストッパー50とが係合することで、保護カバー31の回動を制限するようにした。
上述した第1の実施の形態では、上側開閉カバー11を開くことにともなって、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合を解除してこれらの位相ずれをリセットし、その後、上側開閉カバー11を閉じることにともなって、ピニオンギヤ41とラックギヤ44とを再係合することで、保護カバー31を正常な動作に戻すようになっている。
しかしながら、上側開閉カバー11を閉じる際、ピニオンギヤ41とラックギヤ44とが再係合する前に転写ベルト28側に付勢されている保護カバー31に外力が加わって、保護カバー31が転写ベルト28から離れる方向に回動したまま、ピニオンギヤ41とラックギヤ44とが再係合してしまうと、ピニオンギヤ41とラックギヤ44の位相がずれたまま上側開閉カバー11が閉じることになり、保護カバー31を正常な動作に戻すことができなくなってしまう。
そこで、第2の実施の形態の画像形成装置1では、ストッパー50により、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合が解除されて第2の回動位置にある保護カバー31を固定するようにした。こうすることで、画像形成装置1は、保護カバー31が基準位置である第2の回動位置からずれた状態でピニオンギヤ41とラックギヤ44とが再係合してしまう状況を回避することができる。かくして、第2の実施の形態の画像形成装置1では、上側開閉カバー11が閉じる際、必ず位相がリセットされた状態でピニオンギヤ41とラックギヤ44を再係合することができるので、第1の実施の形態と比べて、より確実に保護カバー31を正常な動作に戻すことができる。
[3.第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について説明する。上述した第1の実施の形態では、上側開閉カバー11が閉状態のときに、ピニオンギヤ41とラックギヤ44が係合し(つまり噛み合い)、上側開閉カバー11が開状態のときに、ピニオンギヤ41とラックギヤ44の係合が解除されるようにしたが、この第3の実施の形態は、第1の実施の形態とは反対に、上側開閉カバー11が開状態のときに、ピニオンギヤ41とラックギヤ44が係合し、上側開閉カバー11が閉状態のときに、ピニオンギヤ41とラックギヤ44の係合が解除されるようにした実施の形態である。ゆえに、ここでは、図2〜図5に対応する図8〜図11を用いて、上側開閉カバー11に設けられた保護カバー31と連動部70についてのみ説明することとし、それ以外の部分については、説明を省略する。
[3−1.上側開閉カバーの構成]
図8〜図11に、第3の実施の形態の画像形成装置100の上側開閉カバー11に設けられた保護カバー31と連動部70の構成を示す。保護カバー31は、第1の実施の形態の保護カバー31と同一構成であるが、第1の実施の形態とは反対に、図11に示すトーションスプリング101によって、第1の回動位置へ向かう方向(つまり上側開閉カバー11の前面上端に近づく方向)に付勢されている。連動部70は、第1の実施の形態の連動部32と比較して、リンクレバー32Aのラックギヤ44の位置が異なっていて、それ以外の構成は同一である。すなわち、連動部70は、リンクレバー32Aの第1の部分42の中央部ではなく、前端部にラックギヤ44が形成されている。
このように、リンクレバー32Aは、前端部にラックギヤ44が形成されていることにより、上側開閉カバー11が閉状態のとき(図8のとき)には、中央部がピニオンギヤ41の下側に位置することで、ピニオンギヤ41とラックギヤ44の係合が解除され、上側開閉カバー11が開状態のとき(図10のとき)には、前端部に位置するラックギヤ44がピニオンギヤ41の下側に位置することで、ピニオンギヤ41とラックギヤ44とが係合するようになっている。
[3−2.上側開閉カバーの開閉動作]
次に、画像形成装置1の上側開閉カバー11を開閉するときの動作について、図8〜図10を用いて説明する。図8に示すように、上側開閉カバー11が閉状態のとき、保護カバー31側のピニオンギヤ41とリンクレバー32A側のラックギヤ44との係合が解除されている。このとき、保護カバー31は、トーションスプリング101による付勢力により上側開閉カバー11の前面上端に当接して第1の回動位置に保持される。
ここで、上側開閉カバー11を、図8に示す閉状態から、開く方向に回動させていくと、図9に示すように、リンク部材32Bが図中反時計回り方向に回動することにともなって、リンクレバー32Aが後方にスライドしていく。そして、ピニオンギヤ41の下側に、リンクレバー32Aの前端部に位置するラックギヤ44が到達すると、このとき、保護カバー31が第1の回動位置に位置する状態で、ピニオンギヤ41とラックギヤ44とが係合する。
その後、上側開閉カバー11をさらに回動させて、リンクレバー32Aが後方にスライドしていくと、これにともなってラックギヤ44と係合しているピニオンギヤ41が図中反時計回り方向に回動することにより、保護カバー31が、図中反時計回り方向(つまり第1の回動位置から第2の回動位置へと向かう方向)に回動していく。
そして、上側開閉カバー11を図10に示す開状態まで回動させると、このとき、保護カバー31が第2の回動位置まで回動する。このとき、保護カバー31は、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合により、第2の回動位置に保持される。このとき、保護カバー31は、転写ベルト28を保護する。
その後、上側開閉カバー11を、図10に示す開状態から閉じる方向に回動させていくと、リンク部材32Bが図中時計回り方向に回動して、リンクレバー32Aが前方にスライドしていく。そして、図9に示すように、保護カバー31が第1の回動位置まで回動すると、ピニオンギヤ41の下側にリンクレバー32Aの中央部(ラックギヤ44が形成されていない部分)が到達することにより、このとき、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合が解除される。このとき、保護カバー31は、トーションスプリング101による付勢力により、第1の回動位置に保持される。
このように、第3の実施の形態の画像形成装置100は、上側開閉カバー11を閉状態から開状態に遷移させることにともなって、係合が解除されていたピニオンギヤ41とラックギヤ44とが係合して保護カバー31を第1の回動位置から第2の回動位置まで回動させる。そして、上側開閉カバー11を開状態から閉状態に遷移させることにともなって、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合により、保護カバー31を第2の回動位置から第1の回動位置まで回動させた後、ピニオンギヤ41とラックギヤ44の係合を再び解除するようになっている。以上が、上側開閉カバー11を開閉するときの動作である。
[3−3.まとめと効果]
ここまで説明したように、第3の実施の形態の画像形成装置100は、上側開閉カバー11が閉状態から開状態へ回動することにともなって、係合が解除されていたピニオンギヤ41とラックギヤ44とを係合させて保護カバー31を第1の回動位置から第2の回動位置まで回動させる。また、画像形成装置100は、上側開閉カバー11が開状態から閉状態に回動することにともなって、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合により保護カバー31を第1の回動位置まで回動させた後、ピニオンギヤ41とラックギヤ44の係合を再び解除するようにした。
つまり、画像形成装置100では、上側開閉カバー11が開状態から閉状態に回動する際に、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合を一旦解除するようにした。こうすることで、画像形成装置100では、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との位相がずれてしまったとしても、上側開閉カバー11を開いて閉じることで、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との位相ずれをリセットできる。
さらに、画像形成装置100は、上側開閉カバー11を閉状態から開状態に回動する際に、保護カバー31を基準位置(つまり保護カバー31の回動を開始する際の正常な回動位置)となる第1の回動位置に位置決めした状態で、ピニオンギヤ41とラックギヤ44とを再係合するようにした。
これにより、画像形成装置100は、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との位相ずれをリセットした後、保護カバー31の回動を基準位置から開始できるので、保護カバー31を正常な動作に戻すことがきる。
このように、第3の実施の形態の画像形成装置100は、第1の実施の形態と同様、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との位相がずれてしまったとしても、上側開閉カバー11を開閉することで、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との位相ずれをリセットして、保護カバー31の動作を正常な動作に戻すことができる。
また、第3の実施の形態の画像形成装置100では、上側開閉カバー11が開状態のとき、つまり保護カバー31が第2の回動位置にあるときに、ピニオンギヤ41とラックギヤ44とが係合した状態となるので、第2の実施の形態ほどではないが、第1の実施の形態と比べてより強固に保護カバー31を第2の回動位置に保持することができる。
[4.他の実施の形態]
[4−1.他の実施の形態1]
尚、上述した第2の実施の形態では、第1の実施の形態の画像形成装置1に、保護カバー31が第2の回動位置にあるときに回動を制限するストッパー50を追加したが、これに限らず、このストッパー50を、第3の実施の形態の画像形成装置100に追加してもよい。この場合、図12に示すように、ピニオンギヤ41とラックギヤ44が係合して保護カバー31が第2の回動位置まで回動したとき(つまり上側開閉カバー11が開状態にあるとき)に、ストッパー50のリンクレバー係合部50Cとリンクレバー32Aのストッパー係合部64との係合が解除されるように、リンクレバー32Aの内側の側面におけるストッパー係合部64の前端の位置を選定すればよい。
この場合、保護カバー31は、第2の回動位置にあるとき、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合により保持されることにくわえて、ストッパー50により回動が制限されることになる。ゆえに、この場合、保護カバー31をより強固に第2の回動位置に固定することができる。
[4−2.他の実施の形態2]
また、上述した各実施の形態では、リンクレバー32A、リンク部材32B、ピニオンギヤ41及びラックギヤ44を有する連動部32又は連動部70によって、上側開閉カバー11の開閉動作と連動して保護カバー31を回動させるようにした。これに限らず、上側開閉カバー11の開閉動作と連動して保護カバー31を回動させることができるものであれば、連動部32又は連動部70とは異なる構成の連動部を用いてもよい。
また、上述した各実施の形態では、リンク部材32Bが、図示しない機構により上側開閉カバー11の開閉動作と連動して回動するようにしたが、この機構については、上側開閉カバー11の開閉とリンク部材32Bの回動とを連動させることができるものであればよく、例えば、既知の機構を用いればよい。具体的な例としては、例えば、図2に示すリンク部材32Bを、図示しないトーションスプリングなどにより、図中反時計回り方向に回動するように付勢して、且つ上側開閉カバー11が閉状態のときに、リンク部材32Bに図示しないストッパーが係合して図2に示す回動位置を保持させるようにする。そして、上側開閉カバー11が開くと、これにともなって、リンク部材32Bと図示しないストッパーとの係合が解除され、リンク部材32Bが付勢力により図中反時計回り方向に回動して、リンクレバー32Aをスライドさせるようにする。
また、上述した各実施の形態では、第1の係合部としてのピニオンギヤ41と第2の係合部としてのラックギヤ44との係合によって、保護カバー31を上側開閉カバー11の開閉動作と連動させて回動させるようにした。これに限らず、上側開閉カバー11の開閉動作にともなって、係合した状態と係合が解除された状態を切り替えることができる係合部であれば、ピニオンギヤ41及びラックギヤ44とは異なる係合部を、連動部32又は連動部70に設けるようにしてもよい。例えば、リンクレバー32Aの代わりに、円筒状で外周面の一部にギヤ歯のない部分が存在する欠歯ギヤを設けるようにしてもよい。この場合、例えば、上側開閉カバー11が開状態のときには、ピニオンギヤ41と対向する位置に欠歯ギヤのギヤ歯のない部分が位置するように、欠歯ギヤを回動させることで、ピニオンギヤ41と欠歯ギヤとの係合を解除する。そして、上側開閉カバー11を開状態から閉じていくと、欠歯ギヤが回動して、ピニオンギヤ41と対向する位置に欠歯ギヤのギヤ歯が到達することで、ピニオンギヤ41と欠歯ギヤとが係合する。
[4−3.他の実施の形態3]
さらに、上述した第1の実施の形態では、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合が解除されているとき(つまり上側開閉カバー11が開状態のとき)に、保護カバー31が転写ベルト28に当接することにより第2の回動位置に位置決めされた状態で保持されるようにした。つまり、保護カバー31を基準位置に位置決めする位置決め手段として、転写ベルト28を用いるようにした。
これに限らず、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合が解除されているときに保護カバー31と当接する当接部を上側開閉カバー11に別途設け、この当接部を位置決め手段として用いるようにしてもよい。
また、上述した第3の実施の形態では、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合が解除されているとき(つまり上側開閉カバー11が閉状態のとき)に、保護カバー31が上側開閉カバー11の前面上端に当接することにより第1の回動位置に位置決めされた状態で保持されるようにした。つまり、保護カバー31を基準位置に位置決めする位置決め手段として、上側開閉カバー11の前面上端を用いるようにした。
これに限らず、ピニオンギヤ41とラックギヤ44との係合が解除されているときに保護カバー31と当接する当接部を上側開閉カバー11に別途設け、この当接部を位置決め手段として用いるようにしてもよい。
[4−4.他の実施の形態4]
さらに、上述した各実施の形態では、装置本体部としての装置本体部10と、回動部材としての上側開閉カバー11と、所定部分を保護する保護部材としての保護カバー31と、回動部材と保護部材とを連動させる連動部32又は連動部70とを有する画像形成装置1又は画像形成装置100に本発明を適用したが、装置本体部、回動部材、保護部材及び連動部を備える装置であれば、プリンタ、コピー機、ファクシミリ、複合機などの画像形成装置だけでなく、パーソナルコンピュータやゲーム機などの様々な情報処理装置に適用できる。
[4−5.他の実施の形態5]
さらに、上述した各実施の形態では、情報処理装置が備える回動部材及び開閉部材の具体例として、上側開閉カバー11を用いたが、これに限らず、装置本体部に対し回動自在に設けられた回動部材又は装置本体部に対し開閉する開閉部材であれば、上側開閉カバー11とは異なる回動部材又は開閉部材を用いてもよい。さらに、上述した各実施の形態では、情報処理装置が備える保護部材の具体例として、保護カバー31を用いたが、これに限らず、回動部材と連動して回動することで所定部分を保護する保護部材であれば、保護カバー31とは異なる保護部材を用いてもよい。さらに、上述した各実施の形態では、情報処理装置が備えるスライド部材の具体例として、リンクレバー32Aを用いたが、これに限らず、開閉部材の開閉と連動してスライドするスライド部材であれば、リンクレバー32Aとは異なるスライド部材を用いてもよい。さらに、上述した各実施の形態では、情報処理装置が備える転写部の具体例として、転写ベルト28を用いたが、これに限らず、画像形成部により形成された画像を媒体に転写する転写部であれば、転写ベルト28とは異なる転写部を用いてもよい。
[4−6.他の実施の形態6]
さらに、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態と他の実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、開閉ユニットや開閉カバーなどの回動部材と連動する保護部材を備えた情報処理装置で広く利用することができる。
1、100……画像形成装置、10……装置本体部、11……上側開閉カバー、22p……画像形成部、28……転写ベルト、31……保護カバー、32、70……連動部、32A……リンクレバー、32B……リンク部材、40、101……トーションスプリング、41……ピニオンギヤ、44……ラックギヤ、50……ストッパー、64……ストッパー係合部。

Claims (8)

  1. 装置本体部と、
    前記装置本体部に対し開閉する開閉部材と、
    前記開閉部材と連動して回動することで所定部分を保護する保護部材と、
    前記開閉部材と前記保護部材を連動させる連動部と
    を備え、
    前記連動部は、
    前記保護部材側に設けられた第1の係合部と、前記開閉部材側に設けられた第2の係合部とを有し、前記第1の係合部と前記第2の係合部とを係合させて前記保護部材と前記開閉部材とを連動させ、前記開閉部材が前記装置本体部に対し開いている開状態にあるときに、前記第1の係合部と前記第2の係合部との係合を維持し、前記開閉部材が前記装置本体部に対し閉じている閉状態にあるときに、前記第1の係合部と前記第2の係合部との係合を解除させる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の係合部と前記第2の係合部との係合が解除されているときに、前記保護部材を基準位置に位置決めする位置決め手段をさらに備え、
    前記保護部材は、
    前記基準位置へ向かう方向に付勢されていて、
    前記連動部は、
    前記開閉部材が開状態から閉状態に遷移することにともなって、前記第1の係合部と前記第2の係合部との係合を解除して、前記位置決め手段により前記保護部材を前記基準位置に位置させ、前記開閉部材が閉状態から開状態に遷移することにともなって、前記保護部材が前記基準位置に位置している状態で、前記第1の係合部と前記第2の係合部とを再係合する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記保護部材と、前記保護部材が保護する前記所定部分は、前記開閉部材に設けられ、
    前記保護部材は、
    前記開閉部材が開状態にあるとき、前記所定部分を保護する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記連動部は、
    前記保護部材とともに回動する前記第1の係合部としてのピニオンギヤと、
    前記開閉部材の開閉と連動してスライドするスライド部材と、
    前記スライド部材に設けられた前記第2の係合部としてのラックギヤと
    を有し、
    前記スライド部材には、前記ラックギヤを形成している部分と形成していない部分とがスライド方向に隣接して設けられ、前記ラックギヤを形成していない部分が前記ピニオンギヤと対向する位置までスライドしたときに、前記ラックギヤと前記ピニオンギヤとの係合が解除される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記保護部材の回動を制限するストッパーをさらに備え、
    前記ストッパーは、
    前記開閉部材が前記装置本体部に対し開いている開状態にあるときに、前記保護部材と係合することで前記保護部材の回動を制限し、前記開閉部材が開状態から閉状態へと遷移することにともなって、前記保護部材との係合が解除される
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記保護部材は、
    前記開閉部材に対し回動自在に設けられ、
    前記ストッパーは、
    前記開閉部材に対し回動自在に設けられ、且つ前記保護部材と係合する方向に付勢されていて、
    前記スライド部材は、
    前記ストッパーと係合して前記ストッパーを前記保護部材と係合する方向とは逆方向に回動させるストッパー係合部を有し、
    前記ストッパーは、
    前記開閉部材が前記装置本体部に対し開いている開状態にあるときに、前記スライド部材の前記ストッパー係合部との係合が解除されることで前記保護部材と係合する方向に回動して前記保護部材と係合し、前記開閉部材が開状態から閉状態へと遷移することにともなって、前記スライド部材の前記ストッパー係合部と係合することで前記保護部材と係合する方向とは逆方向に回動して前記保護部材との係合が解除される
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  7. 装置本体部と、
    前記装置本体部に対し開閉する開閉部材と、
    前記開閉部材と連動して回動することで所定部分を保護する保護部材と、
    前記開閉部材と前記保護部材を連動させる連動部と
    を備え、
    前記保護部材と、前記保護部材が保護する前記所定部分は、前記開閉部材に設けられ、
    前記連動部は、
    前記保護部材側に設けられた第1の係合部と、前記開閉部材側に設けられた第2の係合部とを有し、前記第1の係合部と前記第2の係合部とを係合させて前記保護部材と前記開閉部材とを連動させ、前記開閉部材が所定の開閉状態にあるときに、前記第1の係合部と前記第2の係合部との係合を解除させる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記装置本体部は、
    現像剤を用いて画像を形成する画像形成部を有し、
    前記開閉部材は、
    前記画像形成部により形成された画像を媒体に転写する転写部を有し、
    前記転写部は、
    前記開閉部材が前記装置本体部に対し閉じている閉状態にあるときに、前記画像形成部と対向するように設けられ、
    前記保護部材は、
    前記開閉部材が前記装置本体部に対し開いている開状態にあるときに、前記転写部を保護する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の情報処理装置。
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