JP6931032B2 - 設定装置、設定方法および設定プログラム - Google Patents

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本発明は、設定装置、設定方法および設定プログラムに関する。
従来、利用者の属性に応じた各種のサービスを提供する技術が知られている。このような技術の一例として、クレジットカードを利用した利用者の属性に応じた特典を提供する技術や、個人情報の開示に対し、対価として各種の特典を提供する技術が知られている。
特開2013−246608号公報 特開2006−350813号公報
しかしながら、上述した従来技術では、利用者に対する利益の提供態様を改善する余地がある。
例えば、上述した従来技術では、個人情報の登録に応じた特典を提供しているに過ぎず、利用者の属性に応じて様々なキャンペーンを提供しているとは言えない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者に対する利益の提供態様を改善することを目的とする。
本願に係る設定装置は、利用者による端末装置を用いた決済を検知する検知部と、前記利用者の属性を示す属性情報を取得する取得部と、前記端末装置を用いた決済として、前記属性情報が示す属性に応じた内容の決済を設定する設定部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、利用者に対する利益の提供態様を改善することができる。
図1は、実施形態に係る情報提供装置の一例を示す図である。 図2は、情報提供装置が実行するキャンペーンの一例を説明する図である。 図3は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る利用者データベースの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る店舗データベースの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る店舗データベースの一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図8は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る設定装置、設定方法および設定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る設定装置、設定方法および設定プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[実施形態]
〔1−1.情報提供装置の一例について〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る設定装置の一例である情報提供装置10の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報提供装置の一例を示す図である。なお、図1では、情報提供装置10が実行する処理の一例として、利用者U1〜U3が利用者端末101〜103を用いて、決済を行う場合の処理の一例について説明する。
図1に示す情報提供装置10は、設定処理を行う情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、情報提供装置10は、利用者端末101〜103を用いた決済の情報を受付けると、決済を実現するための各種処理を実行する決済サーバ200に対し、決済の情報を通知することで、決済を実現する。例えば、情報提供装置10は、取引対象を販売した販売者の口座と、取引対象を購入した購入者の口座と、決済額とを決済情報として通知することで、購入者の口座から販売者の口座へと、決済額の各種電子マネーを送金させることで、決済を実現する。すなわち、情報提供装置10は、利用者端末101〜103を用いた決済の設定を行う。
利用者端末101〜103(以下、「利用者端末100」と総称する場合がある。)は、利用者U1〜U3が利用する端末装置であり、例えば、スマートフォン等の情報処理端末である。例えば、利用者端末100は、インターネット等のネットワークNを介して、情報提供装置10と通信可能である。
決済サーバ200は、各種の決済を行う情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステムにより実現される。例えば、決済サーバ200は、取引対象の販売者や購入者の口座を管理しており、決済情報に従って、口座間における電子マネーの送金等を行うことで、各種決済を実現する。なお、電子マネーとは、例えば、各種企業が独自に用いるポイントや通貨等であってもよく、日本円やドル等の国家により提供される貨幣を電子的に取引可能としたものであってもよい。
〔1−2.端末装置を用いた決済の一例について〕
ここで、情報提供装置10が実行する設定処理に先立ち、利用者端末100を用いた決済の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗S1〜S3(以下、「店舗S」と総称する場合がある。)に配置された2次元コードであって、各店舗Sを識別する識別情報QR1〜QR3(以下、「識別情報QR」と総称する場合がある。)を用いて、利用者U1が利用者端末101を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者Uが任意の利用者端末100を用いて、任意の店舗Sにて決済を行う場合においても適用可能である。また、識別情報QRは、QRコード(登録商標)のみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
例えば、利用者U1が店舗S1にて各種の商品やサービスといった決済対象の利用や購入に伴う決済を行う場合、利用者U1は、利用者端末101に予めインストールされた決済用のアプリケーションを起動する。そして、利用者U1は、アプリケーションを介して、店舗S1に設置された識別情報QR1を撮影する。このような場合、利用者端末101は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、利用者U1或いは店舗S1の店員から決済額の入力を受付ける。そして、利用者端末101は、利用者U1を識別する利用者情報と、識別情報QR1(若しくは、識別情報QR1が示す情報、すなわち、店舗S1を示す情報)と、決済額とを示す決済情報を決済サーバ200へと送信する。
このような場合、決済サーバ200は、利用者情報が示す利用者U1の口座から、識別情報QR1が示す店舗の口座へと、決済額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバ200は、決済が完了した旨の通知を利用者端末101へと送信する。このような場合、利用者端末101は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
なお、利用者端末100を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、利用者端末100を用いた決済は、店舗Sに設置された店舗端末を用いたものであってもよい。例えば、利用者端末101は、利用者U1を識別するための識別情報QRを画面上に表示させる。このような場合、店舗S1に設置された店舗端末は、利用者端末101に表示された識別情報QRを読み取り、識別情報QRと、決済額と、店舗S1を識別する情報とを示す決済情報を決済サーバ200へと送信する。このような場合、決済サーバ200は、識別情報QRが示す利用者U1の口座から、店舗S1の口座へと、決済額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗端末S1あるいは利用者端末101に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力あせることで、決済が行われた旨を通知してもよい。
また、利用者端末100を用いた決済は、利用者U1が予め電子マネーをチャージした口座から店舗S1の口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者U1が予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、決済サーバ200は、店舗S1の口座に対して決済額の電子マネーを送金するとともに、利用者U1のクレジットカードの運用会社に対し、決済額を請求してもよい。
〔1−3.設定処理の概要について〕
ここで、各種キャンペーン等により、利用者端末100を用いた決済(以下、「端末決済」と総称する場合がある。)を行った利用者に、ポイントの付与やクーポンの提供、価格の割引やキャッシュバックといった各種の利益が提供されている。しかしながら、単純なキャンペーンでは、利用者に対する利益の提供態様を改善しているとは言えない場合がある。
例えば、被災地を応援するため、被災地に居住する利用者が生活必需品を購入する場合や、他の地域の利用者が被災地の店舗を利用する際に、利用者に対する請求額から政府からの補助金分だけ決済額を割り引く一方で、店舗に対しては通常の決済額を提供したいといった要望が考えられる。また、例えば、奨学金が提供されている利用者が書籍を購入する場合には、割引を適用したいが、衣類等を購入する場合は、割引を適用したくないといった要望が考えらえる。これらの例以外にも、利用者の属性、決済対象の属性、若しくは店舗の属性の組み合わせに応じて、いわば局地的なキャンペーンを行いたいといった要望が考えられる。このようなキャンペーンの存在を利用者が知らなかったとしても、条件が満たされる場合にキャンペーンを自動的に適用することで、利用者に対する利益の提供態様を改善することができると考えられる。
そこで、情報提供装置10は、以下の設定処理を実行する。まず、情報提供装置10は、利用者の属性を示す利用者属性情報を取得する。そして、情報提供装置10は、利用者による端末装置を用いた決済が行われた場合は、利用者属性情報が示す属性に応じた内容の決済を設定する。
例えば、情報提供装置10は、利用者Uの年齢や性別等といった各種デモグラフィック属性や、趣味趣向といったサイコグラフィック属性を示す利用者属性情報を取得する。より具体的な例を挙げると、情報提供装置10は、利用者Uが居住する地域を示す利用者属性情報として取得する。そして、情報提供装置10は、端末装置を用いた決済を行う利用者の利用者属性情報が示す属性が、所定のキャンペーンが適用される条件を満たす場合は、キャンペーンの内容に応じて、決済の内容を設定する。例えば、情報提供装置10は、決済の対象となる決済対象の額を利用者属性情報が示す属性に応じた額とした決済を設定する。より具体的には、情報提供装置10は、利用者の属性が所定の条件を満たす場合、入力された決済額の割引を行う。
このような処理の結果、情報提供装置10は、局地的なキャンペーンを自動的に提供することができるので、利用者に対する利益の提供態様を改善することができる。
〔1−4.設定処理の一例について〕
以下、図1を用いて、情報提供装置10が実行する設定処理の流れの一例について説明する。例えば、情報提供装置10は、利用者に対して属性の登録を促すため、属性を登録した場合の特典を示す特典情報を提示する(ステップS1)。例えば、情報提供装置10は、属性を登録した状態で行われた端末決済が所定の条件を満たす場合、各種の値引きが適用される旨の特典情報を提示してもよい。そして、情報提供装置10は、各利用者Uの属性を示す利用者属性情報を取得する(ステップS2)。
例えば、情報提供装置10は、利用者U1が地域#1に居住する会社員の女性である旨を取得する。また、情報提供装置10は、利用者U2が地域#2に居住する学生の男性である旨を取得する。また、情報提供装置10は、利用者U3が地域#3に居住する女性であり、子供がいる旨を取得する。
ここで、情報提供装置10は、利用者に対して、登録対象となる属性の種別を示す情報を提示し、提示された種別の属性を示す利用者属性情報が登録された場合は、利用者に対して所定の特典を提供してもよい。例えば、情報提供装置10は、属性を登録した利用者に対し、各種のクーポンやポイントを提供してもよい。また、情報提供装置10は、期間限定のクーポンやポイント等を提供してもよい。
また、情報提供装置10は、利用者がさらに属性情報を登録することで適用可能となるキャンペーンの特典を示す特典情報を提示してもよい。また、情報提供装置10は、利用者U1が性別「女性」のみを登録している場合、各キャンペーンのうち、性別「女性」が適用条件の一部となっているキャンペーンを特定する。そして、情報提供装置10は、特定したキャンペーンを適用するために、利用者U1の属性がさらに必要となる場合は、かかる属性の登録を利用者U1に対して提案する。例えば、情報提供装置10は、子供がいる女性がおむつを購入した場合に、購入代金の割引を行うキャンペーンが存在する場合、「子供の有無を登録しませんか?子供がいらっしゃる場合、おむつの購入価格が値引きされますよ」といったメッセージを通知してもよい。
また、情報提供装置10は、各店舗Sの店舗属性情報を取得する(ステップS3)。例えば、情報提供装置10は、店舗S1が地域#1に所在する店舗であり、個人商店である旨を取得する。また、情報提供装置10は、店舗S2が地域#2に所在する店舗であり、大学生協である旨を取得する。また、情報提供装置10は、店舗S3が地域#3に所在する店舗であり、コンビニエンスストアである旨を取得する。
続いて、情報提供装置10は、利用者端末100を用いた決済を特定する。例えば、情報提供装置10は、端末決済を行った利用者端末100や店舗端末から、各種の決済情報を取得する。このような場合、情報提供装置10は、利用者の属性と、店舗の属性とに応じて、利用者に対する請求額と店舗に対する提供額とを決定する。例えば、情報提供装置10は、利用者の属性と店舗の属性との組み合わせが、所定の条件を満たす場合は、決済情報が示す決済額から所定の額を割り引く。すなわち、情報提供装置10は、利用者属性等に応じて、決済の内容を決定する。
より具体的な例を説明する。例えば、情報提供装置10は、利用者の属性、店舗の属性、若しくは、利用者の属性と店舗の属性との組み合わせがあるキャンペーンの条件を満たす場合、キャンペーンの内容に応じて、利用者の口座から引かれる額(以下、「請求額」と記載する。)と、店舗の口座に入金される額(以下、「入金額」と記載する)とを制御する。例えば、情報提供装置10は、決済額から所定の額を割り引いた額を請求額および入金額としてもよい。また、情報提供装置10は、例えば、決済額から所定の額を割り引いた額を請求額とする一方で、決済額と同額の入金額を設定してもよい。このような場合、情報提供装置10は、キャンペーンの主催者や端末決済に関するサービスを提供する事業者、政府等により提供される所定の原資から、割引額を補てんすることとなる。
そして、情報提供装置10は、決済情報が示す利用者と店舗とともに、設定した請求額と入金額とを決済サーバ200に通知することで、決定した内容の決済を設定する(ステップS6)。このような場合、決済サーバ200は、設定に従った決済を行う(ステップS7)。例えば、決済サーバ200は、利用者の口座から設定された請求額を引き出し、店舗の口座に対して設定された入金額を振り込む。このような処理の結果、情報提供装置10は、利用者の属性に応じた局地的なキャンペーンを適用した決済を自動で提供することができる。
また、従来技術では、決済を行った利用者に利用者に対してポイント等の特典を提供した場合、利用者の口座から決済分の料金が引かれた後に、ポイント等の特典が付与されることとなるので、利用者が決済を行ってから特典を得るまでに時間を要する場合がある。一方、情報提供装置10は、利用者の属性等に応じて請求額や入金額を調整した決済を設定するので、例えば、利用者に対して、キャンペーンの結果を即時に反映させることができる。また、情報提供装置10は、利用者が被災地に居住している場合や障害を有している場合等に、決済をった際に特典を付与することができるので、利用者に対して有用なサービスを提供することができる。
〔1−5.キャンペーンの一例について〕
ここで、情報提供装置10が実行するキャンペーンの条件について説明する。情報提供装置10は、端末決済を行う利用者の属性のみならず、決済に関する各種任意の情報が所定の条件を満たすか否かに応じて、決済額の割引等を行ってもよい。例えば、情報提供装置10は、上述したように、利用者属性情報が示す属性と、店舗属性情報が示す属性との組合せに応じた内容の決済を設定してもよい。また、情報提供装置10は、決済の対象となる決済対象の属性を示す対象属性情報をさらに取得し、利用者属性情報が示す属性と、対象属性情報が示す属性との組合せに応じた内容の決済を設定してもよい。
例えば、図2は、情報提供装置が実行するキャンペーンの一例を説明する図である。図2に示す例では、情報提供装置10が実行するキャンペーンの一例として、被災者キャンペーン、被災地応援キャンペーン、学生キャンペーン、および子育て応援キャンペーンが行われているものとする。ここで、被災者キャンペーンとは、地震などの災害が発生した地域、すなわち、被災地に居住する利用者が取引対象を購入した際に、決済額を割り引くキャンペーンである。また、被災地応援キャンペーンとは、被災地に所在する店舗で被災地ではない地域に居住する利用者が取引対象を購入した際に、決済額を割り引くキャンペーンである。また、学生キャンペーンとは、学生が書籍を購入する際に決済額を割り引くキャンペーンである。また、子育て応援キャンペーンとは、子供を有する女性がおむつを購入する際に決済額を割り引くキャンペーンである。
また、図2に示す例では、利用者U1が店舗S1で食料品を購入した場合、利用者U2が店舗S2で食料品を購入した場合、利用者U2が店舗S2で書籍を購入した場合、利用者U2が店舗S3でビールを購入した場合、利用者U3が店舗S1で食料品を購入した場合、および利用者U3が店舗S3でおむつを購入した場合の例について説明する。
例えば、情報提供装置10は、利用者U1が店舗S1で食料品を購入した場合、利用者U1が居住する地域#1が災害発生地域、すなわち、被災地として予め登録されているか否かを判定する。そして、情報提供装置10は、地域#1が被災地として予め登録されている場合、利用者U1による店舗S1での決済が被災者キャンペーンに該当すると判定し、決済額から割引を行った請求額を設定する。また、情報提供装置10は、利用者U1が店舗S2で食料品を購入した場合も、利用者U1が居住する地域#1が被災地であるため、利用者U1による店舗S2での決済が被災者キャンペーンに該当すると判定し、決済額から割引を行った請求額を設定する。なお、情報提供装置10は、被災者キャンペーンに該当する場合、入金額の割引を行ってもよく、決済額と同額の入金額を設定してもよい。
一方、情報提供装置10は、利用者U2が店舗S2で書籍を購入した場合、利用者U2が学生であり、かつ、購入対象が書籍等予め設定された種別の購入対象であるか否かを判定する。そして、情報提供装置10は、利用者U2が学生であり、かつ、購入対象が予め設定された書籍である場合、決済が学生キャンペーンに該当すると判定し、決済額から割引を行った請求額を設定する。一方、情報提供装置10は、利用者U2が店舗S3でビールを購入した場合、購入対象が予め設定された種別の購入対象ではない、すなわち、学生応援キャンペーンの対象ではないと判定し、決済額の割引を行わない。
また、情報提供装置10は、利用者U3が店舗S1で食糧品を購入した場合、店舗S1が所在する地域#1が被災地であり、かつ、利用者U3が居住する地域#3が被災地ではない地域であるか否かを判定する。そして、情報提供装置10は、店舗S1が所在する地域#1が被災地であり、かつ、利用者U3が居住する地域#3が被災地ではない地域である場合は、決済が被災地応援キャンペーンに当すると判定し、決済額から割引を行った請求額を設定する。
すなわち、情報提供装置10は、決済が行われた店舗が所在する地域を示す店舗属性情報をさらに取得し、利用者属性情報が示す属性が所定の条件を満たし、かつ、店舗属性情報が示す地域が災害発生地域に設定されている場合は、決済の対象となる決済対象の価格を所定の価格から割り引いた額とする決済を設定する。なお、情報提供装置10は、利用者に対して決済の対象となる決済対象の価格を所定の価格から割り引いた額を請求し、決済対象を販売した店舗に対して所定の価格を提供する内容の決済を設定してもよい。すなわち、情報提供装置10は、被災地応援キャンペーンにおいては、請求額の割引を行うとともに、入金額は、決済額と同額としてもよい。
また、情報提供装置10は、利用者U3が店舗S3でおむつを購入した場合、利用者U3が子供を有する女性であり、購入対象がおむつ等予め定められた商品(例えば、子育て関連商品)であるかを判定する。そして、情報提供装置10は、利用者U3が子供を有する女性であり、購入対象がおむつ等予め定められた商品である場合は、決済が子育て応援キャンペーンに当すると判定し、決済額から割引を行った請求額を設定する。なお、情報提供装置10は、決済が子育て応援キャンペーンに該当する場合、請求額と同額の入金額を設定してもよい。
なお、上述した例以外にも、情報提供装置10は、任意の条件が採用された任意のキャンペーンを提供して良い。例えば、情報提供装置10は、利用者の性別や年代、趣味趣向、購買履歴等といった各種属性が所定の条件を満たすか否か、決済を行った店舗Sの所在地や規模等といった各種属性が所定の条件を満たすか否か、購入対象となる商品が所定の条件を満たすか否か等に応じて、任意の内容のキャンペーンを適用してよい。
また、情報提供装置10は、他の情報に基づいて、キャンペーンの適用有無を判定してよい。例えば、情報提供装置10は、決済が行われた日時を示す日時情報をさらに取得し、利用者属性情報が示す属性と、日時情報が示す日時とに応じた内容の決済を設定してもよい。例えば、情報提供装置10は、所定の属性を有する利用者によって、平日や夜間、所定の曜日や日付等、所定の日時に決済が行われたか否かに応じたキャンペーンの適用有無を判定してよい。より具体的には、情報提供装置10は、18才以上の利用者が夜間に映画の決済を行った場合、女性が水曜日に映画の決済を行った場合、男性が火曜日に映画の決済を行った場合、60才以上の利用者が映画の決済を行った場合等に、映画の視聴料金を自動的に割り引いてもよい。
また、情報提供装置10は、決済の対象となる決済対象の価格を示す価格情報をさらに取得し、利用者属性情報が示す属性と、価格情報が示す価格との組合せに応じた内容の決済を設定してもよい。例えば、情報提供装置10は、22才未満の利用者が3万円以上の飛行機のチケットの決済を行った場合は、価格の割引を行ってもよい。また、情報提供装置10は、22才以上30才未満の利用者が、5万円以上の飛行機のチケットの決済を行った場合は、価格の割引を行ってもよい。
このように、情報提供装置10は、端末決済を行った利用者の属性や、端末決済に関する各種の情報が所定の条件を満たすか否かに応じて、請求額の割引や入金額の設定といった各種決済内容を決定する。そして、情報提供装置10は、決定した内容で決済が行われるように、請求額や入金額を設定するので、各利用者の属性に応じた局地的なキャンペーンを自動的に行うことができる。
〔1−6.属性の登録について〕
上述した例では、情報提供装置10は、利用者により登録された属性が所定の条件を満たすか否かに応じて、決済内容の決定を行った。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。情報提供装置10は、各種の推定技術を用いて、利用者の属性を推定し、推定した属性に応じた決済を設定してもよい。
例えば、情報提供装置10は、利用者が閲覧したコンテンツの履歴、位置履歴、利用者端末100の操作履歴、購買履歴等に応じて、利用者の属性を推定してもよい。例えば、情報提供装置10は、利用者による決済の対象の履歴に基づいて、利用者の属性を推定してもよい。より具体的な例を挙げると、情報提供装置10は、利用者U3が女性専用の商品を端末決済により購入していた場合は、利用者U3が女性であると推定してもよい。また、情報提供装置10は、利用者による決済の額の履歴に基づいて、利用者の属性を推定してもよい。例えば、情報提供装置10は、利用者U1が高額な決済を何度も行っている場合、利用者U1の所得が所定の閾値を超えると推定してもよい。このような処理の結果、例えば、情報提供装置10は、所得制限が設定されたキャンペーンを実施することができる。
また、情報提供装置10は、利用者属性が示す属性が、決済の対象となる決済対象の価格を変更するための条件に含まれる場合は、決済対象の価格が変更される旨の情報を利用者に通知してもよい。例えば、情報提供装置10は、女性がおむつを購入した際に値引きが行われるキャンペーンが存在する場合、女性の利用者に対し、おむつを購入すると値引きが行われる旨の通知を行ってもよい。
また、情報提供装置10は、キャンペーンの適用のために満たすべき他の条件を示す通知を行ってもよい。例えば、情報提供装置10は、男性の利用者がコンビニでビールを購入すると割引が行われる場合、男性の利用者に対し、「コンビニでビールを購入すると割引!」といった通知を行ってもよい。
〔1−7.割引の対象について〕
上述した例では、情報提供装置10は、決済額の割引などを行ったが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置10は、税抜前の取引対象の価格から割引を行ってもよく、税込の価格から割引を行ってもよい。また、情報提供装置10は、決済対象に対する税金の額を利用者属性情報が示す属性に応じた額とした決済を設定してもよい。例えば、情報提供装置10は、利用者の所得が所定の閾値以下であり、かつ、購入対象の商品が予め設定された種別の食料品である場合、消費税率を通常の税率から軽減税率に変更してもよい。
また、上述した例では、情報提供装置10は、各種属性に応じて請求額の割引や提供額の調整等を行った。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置10は、決済時においては、決済額と同額の請求額を設定し、月末や翌月等、所定のタイミングにおいて、割引額想到の額を利用者の口座に振り込む設定を行ってもよい。また、情報提供装置10は、利用者に対して、決済額や各種属性等に応じたポイントを決済と同時、或いは、所定のタイミングで付与してもよい。
すなわち、情報提供装置10は、利用者属性に応じた内容の決済を設定するのであれば、決済と同時に利用者に対して決済額の還元やポイントの付与等といった各種利益を設定する必要はなく、任意のタイミングで各種利益を提供してもよい。同様に、情報提供装置10は、利用者属性に応じた内容の決済を設定するのであれば、決済と同時に店舗に対して提供額の割り増しやポイントの付与等といった各種利益を設定する必要はなく、任意のタイミングで各種利益を提供してもよい。換言すると、「利用者属性に応じた内容の決済を設定する」という情報提供装置10の処理は、決済時における請求額および提供額の調整のみならず、ポイントの付与等といった各種利益の提供をも含む概念であり、さらに、決済時における利益の提供のみならず、決済とは異なるタイミングで各種利益を利用者や店舗に提供する処理をも含む概念である。
〔1−8.その他〕
上述した処理を用いて、情報提供装置10は、利用者の所得や扶養家族の有無、利用者が有する障害の内容等に応じた決済を自動的に行うことができる。例えば、情報提供装置10は、所得が所定値以下となる利用者や、傷害の内容に応じた軽減税率を自動的に適用することも可能となる。例えば、情報提供装置10は、利用者属性情報として、利用者が有する障害の内容を示す情報を取得し、利用者属性情報が示す障害の内容に応じた内容の決済を設定してもよい。
すなわち、情報提供装置10は、各種の事業主によって行われるキャンペーンに沿った決済内容の決定だけではなく、政府等の公的な機関によって一時的或いは恒久的に行われる措置に沿った決済を自動的に実現することができる。この結果、情報提供装置10は、端末決済のユーザビリティを向上させることができる。
〔2.情報提供装置の構成〕
以下、上記した情報提供装置10が有する機能構成の一例について説明する。図3は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。図3に示すように、情報提供装置10は、通信部20、記憶部30、および制御部40を有する。
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末100、決済サーバ200もしくは店舗端末300との間で情報の送受信を行う。
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部30は、利用者データベース31、店舗データベース32、およびキャンペーンデータベース33を記憶する。
以下、図4〜6を用いて、利用者データベース31、店舗データベース32、およびキャンペーンデータベース33に登録される情報の一例について説明する。利用者データベース31には、利用者属性情報が登録される。例えば、図4は、実施形態に係る利用者データベースの一例を示す図である。図4に示す例では、利用者データベース31には、「利用者ID(Identifier)」、「端末情報」、「利用者属性情報」、「決済履歴」が対応付けて登録されている。なお、図4に示す情報以外にも、利用者データベース31には、例えば、利用者に関する各種の情報が登録されていてよい。
ここで、「利用者ID」とは、利用者を示す識別子である。また、「端末情報」とは、利用者が利用する利用者端末100を示す識別子である。また、「決済履歴」とは、利用者が端末決済を用いて購入した取引対象や価格、店舗の履歴等を示す情報である。また、図4に示す例では、利用者属性情報として、「年代」、「性別」、「居住地」、「好きなもの」、「職種」、子供の有無等といった各種の属性を示す情報が登録されている。
例えば、図4に示す例では、利用者ID「UID#1」、端末情報「T#1」、年代「未登録」、性別「男性」、居住地「地域#1」、好きなもの「未登録」、職種「学生」、子供の有無「なし」、決済履歴「決済履歴#1」といった情報が対応付けて登録されている。このような情報は、利用者ID「UID#1」が示す利用者Uが、端末情報「T#1」が示す利用者端末100を利用しており、性別が「男性」、居住地が「地域#1」、職種が「学生」であり、子供を有していない旨を示す。また、このような情報は、利用者Uの決済履歴が「決済履歴#1」である旨を示す。一方、このような情報は、利用者Uが、属性のうち「年代」と「好きなもの」を登録していない旨を示す。なお、図4に示す例では、「地域#1」、「決済履歴#1」といった概念的な値を記載したが、実際には、地域を示す識別子や、決済の履歴を示す文字列等が登録されることとなる。
店舗データベース32には、店舗属性情報が登録される。例えば、図5は、実施形態に係る店舗データベースの一例を示す図である。図5に示す例では、店舗データベース32には、「店舗ID」、「店舗情報」、「利用者属性情報」が対応付けて登録されている。なお、図5に示す情報以外にも、店舗データベース32には、店舗に関する各種の情報が登録されていてよい。
ここで、「店舗ID」とは、店舗を示す識別子である。また、「店舗情報」とは、店舗の名称等、店舗に関する各種の情報である。また、図5に示す例では、店舗属性情報として、店舗の所在地を示す「所在地」、店舗の種別を示す「店舗種別」、店舗の規模を示す「店舗規模」等、各種の属性を示す情報が登録されている。
例えば、図5に示す例では、店舗ID「SID#1」、店舗情報「店舗情報#1」、所在地「地域#1」、店舗種別「個人商店」、店舗規模「小規模」といった情報が対応付けて登録されている。このような情報は、店舗ID「SID#1」が示す店舗Sの店舗情報が「店舗情報#1」であり、「地域#1」に所在する「個人商店」であり、店舗の規模が「小規模」である旨を示す。
キャンペーンデータベース33には、キャンペーンが適用される各種の条件やキャンペーンの内容が登録される。例えば、図6は、実施形態に係るキャンペーンデータベースの一例を示す図である。図6に示す例では、キャンペーンデータベース33には、「キャンペーンID」、「名称」、「対象条件」、「内容」、および「期間」が対応付けて登録されている。なお、図6に示す情報以外にも、キャンペーンデータベース33には、キャンペーンに関する各種の情報が登録されていてよい。
ここで、「キャンペーンID」とは、キャンペーンを識別する識別子である。また、「名称」とは、キャンペーンの名称を示す情報である。また、「対象条件」とは、キャンペーンを提供するための各種の条件である。また、「内容」とは、キャンペーンが適用される際に行われる入金額や請求額の設定内容を示す情報である。また、「期間」とは、キャンペーンが適用される期間を示す情報である。
ここで、キャンペーンデータベース33には、「対象条件」として、「対象利用者属性」、「対象店舗属性」、「対象商品属性」、および「対象日時属性」といった条件を示す情報が登録される。なお、キャンペーンデータベース33には、図6に示す条件以外にも、価格等の各種条件が登録されていてもよい。
例えば、図6に示す例では、キャンペーンID「CID#1」に対し、名称「被災地応援キャンペーン」、対象利用者属性「属性値=地域#1」、対象店舗属性「所在地=地域#1」、対象商品属性「食料品」、対象日時属性「日時#1」が対応付けて登録されている。また、図6に示す例では、キャンペーンID「CID#1」に対し、内容「利用者=30%割引_店舗=100%提供」および期間「期間#1」が対応付けて登録されている。このような情報は、キャンペーンID「CID#1」が示すキャンペーンとして「被災地応援キャンペーン」が設定されており、かかるキャンペーンが「期間#1」の間行われる旨を示す。また、このような情報は、地域#1に居住する利用者Uにより、地域#1に所在する店舗Sで食料品が日時#1に購入された場合に、「被災地応援キャンペーン」が適用され、利用者に対する請求額が30%割引される一方で、店舗に対する入金額が割引されずに100%提供される旨を示す。
図3に戻って説明を続ける。制御部40は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報提供装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(通知プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部40は、提示部41、提供部42、通知部43、受付部44、取得部45、設定部46および推定部47を有する。
提示部41は、利用者に対して、登録対象となる属性の種別を示す情報を提示する。例えば、提示部41は、利用者データベース31を参照し、利用者が登録していない属性の種別を特定する。そして、提示部41は、特定した属性の種別を利用者に提示するとともに、利用者属性情報の登録を推奨する情報を利用者に対して提供する。例えば、提示部41は、性別の登録を行っていない利用者に対し、「性別の登録を行いませんか?」といったメッセージを送信する。
提供部42は、提示された種別の属性を示す利用者属性情報が登録された場合は、利用者に対して所定の特典を提供する。例えば、提供部42は、提示部41により「性別の登録を行いませんか?」が送信された利用者が、性別の登録を行った場合は、クーポンやポイント等といった所定の利益を提供する。
通知部43は、利用者属性が示す属性が、決済の対象となる決済対象の価格を変更するための条件に含まれる場合は、決済対象の価格が変更される旨の情報を利用者に通知する。また、通知部43は、さらに、条件を満たすための情報を利用者に通知する。例えば、通知部43は、通知対象となる利用者Uを選択し、選択した利用者Uの属性を利用者データベース31から特定する。続いて、通知部43は、キャンペーンデータベース33を参照し、特定した利用者Uの属性が条件を満たすキャンペーンや、利用者Uの属性が条件の一部を満たすキャンペーンを特定する。そして、通知部43は、キャンペーンの内容や、キャンペーンの条件が満たされるために必要な他の属性等を示すメッセージを利用者Uに通知する。例えば、通知部43は、利用者Uの居住地が地域#1である場合、「地域#1に所在する店舗で食料品を購入すると、30%割引されますよ」といったメッセージを利用者Uに通知する。
受付部44は、決済情報を受付ける。例えば、受付部44は、端末決済が行われた場合は、決済額、支払を行う利用者、および支払先となる店舗を示す決済情報を利用者端末100若しくは店舗端末300から受付ける。
取得部45は、利用者の属性を示す利用者属性情報を取得する。例えば、取得部45は、決済情報が示す利用者が居住する地域、傷害の有無や内容等といった各種の利用者属性情報を利用者データベース31から取得する。また、取得部45は、決済が行われた店舗が所在する地域等といった各種の属性を示す店舗属性情報を店舗データベース32からさらに取得してもよい。
また、取得部45は、決済が行われた日時を示す日時情報をさらに取得してもよい。例えば、取得部45は、決済情報を取得した日時を示す日時情報を取得してもよい。また、取得部45は、決済の対象となる決済対象の属性を示す対象属性情報をさらに取得してもよい。例えば、取得部45は、決済情報に購入対象となる取引対象の情報が含まれている場合は、かかる取引対象の属性(例えば、商品種別)を示す対象属性情報をさらに取得してもよい。また、取得部45は、決済の対象となる決済対象の価格を示す価格情報をさらに取得してもよい。なお、取得部45は、利用者により登録された属性を示す利用者属性情報を取得してもよく、推定部47により推定された属性を示す利用者属性情報を取得してもよい。
設定部46は、利用者による端末装置を用いた決済が行われた場合は、利用者属性情報が示す属性に応じた内容の決済を設定する。例えば、設定部46は、決済対象の額を利用者属性情報が示す属性に応じた額とした決済を設定してもよく、決済となる決済対象に対する税金の額を利用者属性情報が示す属性に応じた額とした決済を設定してもよい。
例えば、設定部46は、キャンペーンデータベース33に登録された対象条件と、取得部45により取得された利用者属性情報や店舗属性情報とを比較し、対象条件が満たされるキャンペーンを特定する。より具体的な例を挙げると、設定部46は、利用者の居住地や店舗の所在地が、キャンペーンの対象条件として予め登録されているか否かを判定する。なお、設定部46は、利用者属性情報や店舗情報のみならず、日時情報が示す日時、対象属性情報が示す属性、価格情報が示す価格等、決済に関する各種の情報が対象条件を満たすキャンペーンを特定してもよい。
そして、設定部46は、対象条件が満たされるキャンペーンが存在する場合、かかるキャンペーンの内容に応じて、決済内容を制御する。例えば、設定部46は、利用者に対する請求額を決済額から割り引いた額としてもよく、店舗に対する入金額を決済額から割り引いてもよい。また、設定部46は、入金額はそのままに、請求額のみを割り引いてもよい。また、設定部46は、税金の割合を所定の軽減税率とした入金額および請求額を決定してもよい。
より具体的な例を挙げると、設定部46は、利用者属性情報が示す地域が災害発生地域に設定されている場合は、決済の対象となる決済対象の価格を所定の価格から割り引いた額としてもよい。また、設定部46は、利用者属性情報が示す属性が所定の条件を満たし、かつ、店舗属性情報が示す地域が災害発生地域に設定されている場合は、決済の対象となる決済対象の価格を所定の価格から割り引いた額としてもよい。また、設定部46は、利用者属性情報が示す障害の内容に応じた入金額や請求額を決定してもよい。
そして、設定部46は、決定した入金額、請求額、入金先となる店舗および請求先となる利用者を示す情報を決済サーバ200へと送信する。この結果、設定部46は、利用者の属性等に応じた決済の設定を実現することができる。
推定部47は、利用者に関する情報に基づいて、利用者の属性を推定する。例えば、推定部47は、利用者による決済の対象の履歴に基づいて、利用者の属性を推定する。また、推定部47は、利用者による決済の額の履歴に基づいて、利用者の属性を推定する。そして、推定部47は、推定した利用者の属性を示す情報を利用者データベース31に登録する。
〔3.処理手順〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る情報提供装置10による処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
例えば、情報提供装置10は、決済情報を受付けたか否かを判定する(ステップS101)。そして、情報提供装置10は、決済情報を受付けていない場合は(ステップS101:No)、受付けるまで待機する(ステップS101)。一方、情報提供装置10は、決済情報を受付けた場合は(ステップS101:Yes)、利用者の属性を取得する(ステップS102)。そして、情報提供装置10は、利用者の属性が所定の条件を満たすか否かを判定する。例えば、情報提供装置10は、利用者の属性が所定のキャンペーンの対象条件を満たすか否かを判定する。
そして、情報提供装置10は、利用者の属性が所定の条件を満たす場合は(ステップS103:Yes)、所定の割引を適用し(ステップS104)、決済を設定し(ステップS105)、処理を終了する。一方、情報提供装置10は、利用者の属性が所定の条件を満たさない場合は(ステップS103:No)、ステップS104をスキップし、決済情報が示す内容の決済をそのまま設定して(ステップS105)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上述した情報提供装置10は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてもよい。そこで、以下では、情報提供装置10の他の実施形態について説明する。
〔4−1.対象条件について〕
上述した例では、情報提供装置10は、利用者の属性が所定の条件を満たす場合に、各種の割引等を提供した。ここで、情報提供装置10は、このような割引を提供する条件として、任意の属性および属性の組み合わせを採用可能である。例えば、情報提供装置10は、店舗の属性が所定の条件を満たす場合に、請求額の割引を行ってもよく、日時と店舗の所在地との組み合わせが所定の条件を満たす場合に、請求額の割引を行ってもよい。このような条件の内容やどのような割引を行うかについては、利用者や店舗に対して提供したいキャンペーンの内容や目的に応じて任意の設定が採用可能である。
〔4−2.処理態様について〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔4−3.プログラム〕
また、上述した実施形態に係る情報提供装置10は、例えば図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図8は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が情報提供装置10として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。
〔5.効果〕
上述してきたように、情報提供装置10は、利用者の属性を示す利用者属性情報を取得する。そして、情報提供装置10は、利用者による端末装置を用いた決済が行われた場合は、利用者属性情報が示す属性に応じた内容の決済を設定する。このように、情報提供装置10は、利用者の属性に応じて局地的なキャンペーンを実現することができるので、端末決済における利用者のユーザビリティを改善することができる。
また、情報提供装置10は、決済の対象となる決済対象の額を利用者属性情報が示す属性に応じた額とした決済を設定する。また、情報提供装置10は、決済となる決済対象に対する税金の額を利用者属性情報が示す属性に応じた額とした決済を設定する。このため、情報提供装置10は、利用者の属性に応じた各種の決済を設定することができる。
また、情報提供装置10は、利用者に対して、登録対象となる属性の種別を示す情報を提示する。そして、情報提供装置10は、提示された種別の属性を示す利用者属性情報が登録された場合は、利用者に対して所定の特典を提供する。このため、情報提供装置10は、利用者に対し、各種キャンペーンを行うための属性の登録を促進させることができる。
ここで、情報提供装置10は、決済が行われた店舗の属性を示す店舗属性情報をさらに取得し、利用者属性情報が示す属性と、店舗属性情報が示す属性との組合せに応じた内容の決済を設定してもよい。また、情報提供装置10は、決済が行われた日時を示す日時情報をさらに取得し、利用者属性情報が示す属性と、日時情報が示す日時とに応じた内容の決済を設定してもよい。また、情報提供装置10は、決済の対象となる決済対象の属性を示す対象属性情報をさらに取得し、利用者属性情報が示す属性と、対象属性情報が示す属性との組合せに応じた内容の決済を設定してもい。また、情報提供装置10は、決済の対象となる決済対象の価格を示す価格情報をさらに取得し、利用者属性情報が示す属性と、価格情報が示す価格との組合せに応じた内容の決済を設定してもよい。また、情報提供装置10は、利用者が居住する地域を示す利用者属性情報を取得し、利用者属性情報が示す地域が所定の条件を満たすか否かに応じた内容の決済を設定してもよい。このように、情報提供装置10は、決済に関する各種の情報が所定の条件を満たすか否かに応じて、決済の内容を制御し、制御した内容の決済を設定するので、各種の条件に応じたキャンペーンを実現することができる。
また、情報提供装置10は、利用者属性情報が示す地域が災害発生地域に設定されている場合は、決済の対象となる決済対象の価格を所定の価格から割り引いた額とする決済を設定する。例えば、情報提供装置10は、決済が行われた店舗が所在する地域を示す店舗属性情報をさらに取得し、利用者属性情報が示す属性が所定の条件を満たし、かつ、店舗属性情報が示す地域が災害発生地域に設定されている場合は、決済の対象となる決済対象の価格を所定の価格から割り引いた額とする決済を設定する。このため、情報提供装置10は、例えば、被災地に居住する利用者や被災地に所在する店舗を応援する内容のキャンペーンを実施することができる。
また、情報提供装置10は、利用者に対して決済の対象となる決済対象の価格を所定の価格から割り引いた額を請求し、決済対象を販売した店舗に対して所定の価格を提供する内容の決済を設定する。このため、情報提供装置10は、単に決済額を割り引くだけではなく、利用者に対する請求額と、店舗に対する入金額とを個別に設定可能なキャンペーンを実施することができる。
また、情報提供装置10は、利用者に関する情報に基づいて、利用者の属性を推定し、推定された属性を示す利用者属性情報を取得する。例えば、情報提供装置10は、利用者による決済の対象の履歴に基づいて、利用者の属性を推定してもよく、利用者による決済の額の履歴に基づいて、利用者の属性を推定してもよい。このような処理の結果、情報提供装置10は、利用者が属性を登録していない場合であっても、利用者の属性に応じた決済を実現することができる。
また、情報提供装置10は、利用者属性が示す属性が、決済の対象となる決済対象の価格を変更するための条件に含まれる場合は、決済対象の価格が変更される旨の情報を利用者に通知する。なお、情報提供装置10は、さらに、条件を満たすための情報を利用者に通知してもよい。このような処理の結果、情報提供装置10は、利用者に対し、キャンペーンの適用対象となる端末決済を行わせる動機づけを与えることができ、端末決済の利用を促進することができる。
また、情報提供装置10は、利用者属性情報として、利用者が有する障害の内容を示す情報を取得し、利用者属性情報が示す障害の内容に応じた内容の決済を設定する。このような処理の結果、情報提供装置10は、利用者の障害に応じた決済額の割引や軽減税率の提供を実現することができる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
10 情報提供装置
20 通信部
30 記憶部
31 利用者データベース
32 店舗データベース
33 キャンペーンデータベース
40 制御部
41 提示部
42 提供部
43 通知部
44 受付部
45 取得部
46 設定部
47 推定部
100 利用者端末
200 決済サーバ
300 店舗端末

Claims (18)

  1. 利用者が利用する端末装置もしくは店舗に設置された店舗端末から、前記端末装置を用いた決済であって複数の取引対象を決済対象とする単一の決済の内容として、送金先と、送金元と、送金額とを示す決済情報を受け付けた場合は、当該送金元となる利用者の属性を示す利用者属性情報と、当該送金先となる決済が行われた店舗の属性を示す店舗属性情報と、前記決済対象ごとの価格と、前記決済対象ごとの属性とを示す対象属性情報とを取得する取得部と、
    前記決済対象ごとに、前記対象属性情報が示す当該決済対象の属性と、前記利用者属性情報が示す属性と、前記店舗属性情報が示す属性との組合せが、複数の条件であってそれぞれ異なる特典と紐付けられた条件のいずれかを満たすか否かを判定し、いずれかの条件を満たすと判定された決済対象については、当該決済対象の価格とは異なる価格であって、当該決済対象が満たす条件と紐づけられた特典に応じた価格を設定するとともに、前記決済対象ごとに、前記対象属性情報が示す属性と、前記利用者属性情報が示す属性との組み合わせに応じた率の税金を設定し、前記決済対象ごとに設定した価格と税金の率とに基づいて、前記単一の決済における前記送金額とは異なる新たな決済額を算出し、当該新たな決済額を前記送金元から送金先に送金する設定部と
    を有することを特徴とする設定装置。
  2. 利用者が利用する端末装置もしくは店舗に設置された店舗端末から、前記端末装置を用いた決済であって複数の取引対象を決済対象とする単一の決済の内容として、送金先と、送金元と、送金額とを示す決済情報を受け付けた場合は、当該送金元となる利用者の属性として当該利用者が居住する地域を示す利用者属性情報と、当該送金先となる決済が行われた店舗の属性として当該店舗が所在する地域を示す店舗属性情報と、前記決済対象ごとの価格と、前記決済対象ごとの属性とを示す対象属性情報とを取得する取得部と、
    前記利用者属性情報が示す地域が災害発生地域に設定されており、かつ、前記店舗属性情報が示す地域が災害発生地域に設定されている場合は、前記決済の対象となる決済対象の価格を所定の価格から割り引いた額を設定し、前記決済対象ごとに、前記対象属性情報が示す当該決済対象の属性と、前記対象属性情報が示す属性と、前記利用者属性情報が示す属性との組み合わせに応じた率の税金を設定し、前記決済対象ごとに設定した価格と税金の率とに基づいて、前記単一の決済における前記送金額とは異なる新たな決済額を算出し、当該新たな決済額を前記利用者に対して請求し、当該決済対象を販売した店舗に対して前記所定の価格と所定の率の税金とに基づいた決済額を設定する設定部と
    を有することを特徴とする設定装置。
  3. 前記設定部により送金が行われた場合は、前記端末装置に所定のコンテンツを出力させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の設定装置。
  4. 前記利用者に対して、登録対象となる属性の種別を示す情報を提示する提示部と、
    前記提示部により提示された種別の属性を示す利用者属性情報が登録された場合は、前記利用者に対して所定の特典を提供する提供部と
    を有することを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1つに記載の設定装置。
  5. 前記取得部は、前記決済が行われた日時を示す日時情報をさらに取得し、
    前記設定部は、前記利用者属性情報が示す属性と、前記日時情報が示す日時とに応じた額の決済を設定する
    ことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1つに記載の設定装置。
  6. 前記取得部は、前記利用者が居住する地域を示す利用者属性情報を取得し、
    前記設定部は、前記利用者属性情報が示す地域が所定の条件を満たすか否かに応じた額の決済を設定する
    ことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1つに記載の設定装置。
  7. 前記設定部は、前記利用者属性情報が示す地域が災害発生地域に設定されている場合は、前記決済の対象となる決済対象の価格を所定の価格から割り引いた額とする決済を設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の設定装置。
  8. 前記取得部は、前記決済が行われた店舗が所在する地域を示す店舗属性情報をさらに取得し、
    前記設定部は、前記利用者属性情報が示す属性が所定の条件を満たし、かつ、前記店舗属性情報が示す地域が災害発生地域に設定されている場合は、前記決済の対象となる決済対象の価格を所定の価格から割り引いた額とする決済を設定する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の設定装置。
  9. 前記利用者に関する情報に基づいて、前記利用者の属性を推定する推定部
    を有し、
    前記取得部は、推定された属性を示す利用者属性情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1つに記載の設定装置。
  10. 前記推定部は、前記利用者による決済の対象の履歴に基づいて、前記利用者の属性を推定する
    ことを特徴とする請求項に記載の設定装置。
  11. 前記推定部は、前記利用者による決済の額の履歴に基づいて、前記利用者の属性を推定する
    ことを特徴とする請求項または10に記載の設定装置。
  12. 前記利用者属性情報が示す属性が、決済の対象となる決済対象の価格を変更するための条件に含まれる場合は、当該決済対象の価格が変更される旨の情報を前記利用者に通知する通知部
    を有することを特徴とする請求項1〜1のうちいずれか1つに記載の設定装置。
  13. 前記通知部は、さらに、前記条件を満たすための情報を前記利用者に通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の設定装置。
  14. 前記取得部は、前記利用者属性情報として、前記利用者が有する障害の内容を示す情報を取得し、
    前記設定部は、前記利用者属性情報が示す障害の内容に応じた内容の決済を設定する
    ことを特徴とする請求項1〜1のうちいずれか1つに記載の設定装置。
  15. 設定装置が実行する設定方法であって、
    利用者が利用する端末装置もしくは店舗に設置された店舗端末から、前記端末装置を用いた決済であって複数の取引対象を決済対象とする単一の決済の内容として、送金先と、送金元と、送金額とを示す決済情報を受け付けた場合は、当該送金元となる利用者の属性を示す利用者属性情報と、当該送金先となる決済が行われた店舗の属性を示す店舗属性情報と、前記決済対象ごとの価格と、前記決済対象ごとの属性とを示す対象属性情報とを取得する取得工程と、
    前記決済対象ごとに、前記対象属性情報が示す当該決済対象の属性と、前記利用者属性情報が示す属性と、前記店舗属性情報が示す属性との組合せが、複数の条件であってそれぞれ異なる特典と紐付けられた条件のいずれかを満たすか否かを判定し、いずれかの条件を満たすと判定された決済対象については、当該決済対象の価格とは異なる価格であって、当該決済対象が満たす条件と紐づけられた特典に応じた価格を設定するとともに、前記決済対象ごとに、前記対象属性情報が示す属性と、前記利用者属性情報が示す属性との組み合わせに応じた率の税金を設定し、前記決済対象ごとに設定した価格と税金の率とに基づいて、前記単一の決済における前記送金額とは異なる新たな決済額を算出し、当該新たな決済額を前記送金元から送金先に送金する設定工程と
    を含むことを特徴とする設定方法。
  16. 利用者が利用する端末装置もしくは店舗に設置された店舗端末から、前記端末装置を用いた決済であって複数の取引対象を決済対象とする単一の決済の内容として、送金先と、送金元と、送金額とを示す決済情報を受け付けた場合は、当該送金元となる利用者の属性を示す利用者属性情報と、当該送金先となる決済が行われた店舗の属性を示す店舗属性情報と、前記決済対象ごとの価格と、前記決済対象ごとの属性とを示す対象属性情報とを取得する取得手順と、
    前記決済対象ごとに、前記対象属性情報が示す当該決済対象の属性と、前記利用者属性情報が示す属性と、前記店舗属性情報が示す属性との組合せが、複数の条件であってそれぞれ異なる特典と紐付けられた条件のいずれかを満たすか否かを判定し、いずれかの条件を満たすと判定された決済対象については、当該決済対象の価格とは異なる価格であって、当該決済対象が満たす条件と紐づけられた特典に応じた価格を設定するとともに、前記決済対象ごとに、前記対象属性情報が示す属性と、前記利用者属性情報が示す属性との組み合わせに応じた率の税金を設定し、前記決済対象ごとに設定した価格と税金の率とに基づいて、前記単一の決済における前記送金額とは異なる新たな決済額を算出し、当該新たな決済額を前記送金元から送金先に送金する設定手順と
    をコンピュータに実行させるための設定プログラム。
  17. 設定装置が実行する設定方法であって、
    利用者が利用する端末装置もしくは店舗に設置された店舗端末から、前記端末装置を用いた決済であって複数の取引対象を決済対象とする単一の決済の内容として、送金先と、送金元と、送金額とを示す決済情報を受け付けた場合は、当該送金元となる利用者の属性として当該利用者が居住する地域を示す利用者属性情報と、当該送金先となる決済が行われた店舗の属性として当該店舗が所在する地域を示す店舗属性情報と、前記決済対象ごとの価格と、前記決済対象ごとの属性とを示す対象属性情報とを取得する取得工程と、
    前記利用者属性情報が示す地域が災害発生地域に設定されており、かつ、前記店舗属性情報が示す地域が災害発生地域に設定されている場合は、前記決済の対象となる決済対象の価格を所定の価格から割り引いた額を設定し、前記決済対象ごとに、前記対象属性情報が示す当該決済対象の属性と、前記対象属性情報が示す属性と、前記利用者属性情報が示す属性との組み合わせに応じた率の税金を設定し、前記決済対象ごとに設定した価格と税金の率とに基づいて、前記単一の決済における前記送金額とは異なる新たな決済額を算出し、当該新たな決済額を前記利用者に対して請求し、当該決済対象を販売した店舗に対して前記所定の価格と所定の率の税金とに基づいた決済額を設定する設定工程と
    を含むことを特徴とする設定方法。
  18. 利用者が利用する端末装置もしくは店舗に設置された店舗端末から、前記端末装置を用いた決済であって複数の取引対象を決済対象とする単一の決済の内容として、送金先と、送金元と、送金額とを示す決済情報を受け付けた場合は、当該送金元となる利用者の属性として当該利用者が居住する地域を示す利用者属性情報と、当該送金先となる決済が行われた店舗の属性として当該店舗が所在する地域を示す店舗属性情報と、前記決済対象ごとの価格と、前記決済対象ごとの属性とを示す対象属性情報とを取得する取得手順と、
    前記利用者属性情報が示す地域が災害発生地域に設定されており、かつ、前記店舗属性情報が示す地域が災害発生地域に設定されている場合は、前記決済の対象となる決済対象の価格を所定の価格から割り引いた額を設定し、前記決済対象ごとに、前記対象属性情報が示す当該決済対象の属性と、前記対象属性情報が示す属性と、前記利用者属性情報が示す属性との組み合わせに応じた率の税金を設定し、前記決済対象ごとに設定した価格と税金の率とに基づいて、前記単一の決済における前記送金額とは異なる新たな決済額を算出し、当該新たな決済額を前記利用者に対して請求し、当該決済対象を販売した店舗に対して前記所定の価格と所定の率の税金とに基づいた決済額を設定する設定手順と
    をコンピュータに実行させるための設定プログラム。
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