JP2013186503A - 割引情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ETCシステムからの情報に基づき、臨時に特定の利用者に対し、指定した地域の有料道路の料金を割引できる割引情報処理装置を提供することである。
【解決手段】実施形態の割引情報処理装置は、走行情報保存手段と割引対象者情報保存手段と対象エリアIC情報保存手段と判定手段とを備える。
走行情報保存手段は、車両が有料道路を走行した走行区間とICカードのカード番号と通行料金とを持つ走行情報をETCシステムから受信して保存する。割引対象者情報保存手段は、ICカードのカード番号に通行料金の割引区間と割引率とを対応付けた割引対象者情報を保存する。対象エリアIC情報保存手段は、割引の対象となる区間を特定する対象エリアIC情報を保存する。判定手段は、保存した情報を参照して通行料金の割引が適用される場合には割引後の通行料金を算出し、電子料金収受システムに送信する。
【選択図】図1
【解決手段】実施形態の割引情報処理装置は、走行情報保存手段と割引対象者情報保存手段と対象エリアIC情報保存手段と判定手段とを備える。
走行情報保存手段は、車両が有料道路を走行した走行区間とICカードのカード番号と通行料金とを持つ走行情報をETCシステムから受信して保存する。割引対象者情報保存手段は、ICカードのカード番号に通行料金の割引区間と割引率とを対応付けた割引対象者情報を保存する。対象エリアIC情報保存手段は、割引の対象となる区間を特定する対象エリアIC情報を保存する。判定手段は、保存した情報を参照して通行料金の割引が適用される場合には割引後の通行料金を算出し、電子料金収受システムに送信する。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、有料道路の通行料金を算出するためのETCシステムの割引情報を処理する割引情報処理装置に関する。
近年、有料道路では、ETC(Electronic Toll Collection(電子料金収受))システムによって、ETCカードを車載器に挿入しておくと、通行料金をポストペイ(後払い)方式で課金される。
ポストペイ方式では、ETC装置を搭載した車両(以下、ETC車両と呼ぶ)が入口を通過した時点でETCカードに入口情報を書き込み、出口を通過する時点で利用区間に応じた通行料金を算出し、一定の期間ごとにクレジットカード会社等の決済事業者へ情報を送信することで、利用者の銀行口座から通行料金を徴収することが可能となっている。
利用者の通過経路に応じて通行料金を割引くため、ETC車両が入口を通過したという情報と、出口を通過したという双方の情報からETC車両の走行区間を判定して通行料金を料金所や駅などでの支払いではなく、事後処理で精算する方法が知られている。
ETCシステムでは、災害の発生時に、被災者や救援者等の特定の利用者に対し、被災地域の有料道路を無料にしたり、割引したりすることには対応できていない。
割引等を受けるには、係員による被災証明書/罹災証明書等の確認が必要で、ETCシステムが利用できず、渋滞発生の要因となっている。また、被災証明書/罹災証明書等による確認では、詳細な走行情報が把握できないので、政策による割引制度を悪用した不正利用を防止できない。
このように、臨時に特定の人や団体が利用しているETC車両を対象に通行料金の割引等をする場合は、ETCシステムが利用できないという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、ETCシステムからの情報に基づいて、臨時に特定の利用者に対し、指定した地域の有料道路の料金を割引できる割引情報処理装置を提供することである。
実施形態の割引情報処理装置は、走行情報保存手段と割引対象者情報保存手段と対象エリアIC情報保存手段と判定手段とを備える。
走行情報保存手段は、電子料金収受システムの車載器を搭載した車両が有料道路を走行した走行区間と車載器に挿入されたICカードのカード番号と通行料金とを持つ走行情報を電子料金収受システムから受信して保存する。割引対象者情報保存手段は、ICカードのカード番号に通行料金の割引区間と割引率とを対応付けた割引対象者情報を保存する。対象エリアIC情報保存手段は、割引の対象となる区間を特定する対象エリアIC情報を保存する。判定手段は、走行情報と前記割引対象者情報と前記対象エリアIC情報とを参照して通行料金の割引が適用される場合には割引後の通行料金を算出し、電子料金収受システムに送信する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(1)システム構成
本実施形態の割引情報処理装置1の構成を示すブロック図を図1に示す。同図に示すように割引情報処理装置1は、通信部2、制御部3、データベース4で構成されたコンピュータである。割引情報処理装置1は、道路事業者のETCシステム6や地方自治体の外部システム11とネットワーク5を介して接続されている。通信部2は、ETCシステム6や外部システム11との間で後述する各種データを送受信する通信装置である。制御部3は、アプリケーションプログラムで実現され、割引情報処理装置1の各部を制御する。データベース4は、受信した割引対象者情報21、対象エリアIC情報22、走行情報23、割引区分情報24を保存するデータベースである。なお、有料道路の入口、出口、本線料金所を以降、ICと称する。
本実施形態の割引情報処理装置1の構成を示すブロック図を図1に示す。同図に示すように割引情報処理装置1は、通信部2、制御部3、データベース4で構成されたコンピュータである。割引情報処理装置1は、道路事業者のETCシステム6や地方自治体の外部システム11とネットワーク5を介して接続されている。通信部2は、ETCシステム6や外部システム11との間で後述する各種データを送受信する通信装置である。制御部3は、アプリケーションプログラムで実現され、割引情報処理装置1の各部を制御する。データベース4は、受信した割引対象者情報21、対象エリアIC情報22、走行情報23、割引区分情報24を保存するデータベースである。なお、有料道路の入口、出口、本線料金所を以降、ICと称する。
割引対象者情報21は、少なくとも図2に示すように名称(ア)、カード番号(イ)、支援区分(ウ)、申請区間IC1(エ)、申請区間IC2(オ)、適用状況(カ)で構成されている。
名称(ア)は、氏名や団体名などカード番号(イ)のカード所有者の名称である。
カード番号(イ)は、ETC車両が使用しているETCカードのカード番号である。
支援区分(ウ)は、被災等の程度に応じた支援をするための区分を示す情報である。支援区分(ウ)の詳細は後述する。
申請区間IC1(エ)は、ICを一意に識別するために付けられたIC番号のうち、割引を申請して登録された区間の一端のIC番号である。
申請区間IC2(オ)は、ICを一意に識別するために付けられたIC番号のうち、割引を申請して登録された区間のもう一端のIC番号である。
適用状況(カ)は、通行料金割引の適用対象かどうかを示すものである。「可」であれば通行料金の割引対象である。「不可」であれば料金不払いや不正走行などにより、通行料金の割引適用外であることを示している。つまり「不可」のレコードは、ブラックリストに載っていることを意味する。
例えば図2のレコードR1−1は、利用者Aが所有するETCカードのカード番号(イ)が「1234567890111110」で、支援区分(ウ)が「01」であることを示している。申請区間IC1(エ)、申請区間IC2(オ)は空欄であり、申請区間が登録されていないことを示している。また、適用状況(カ)は、「可」なので、通行料金を割引できることを示している。
例えば図2のレコードR1−3は、利用者Cが所有するETCカードのカード番号(イ)が「1234567890333330」で、支援区分(ウ)が「03」であることを示している。申請区間IC1(エ)に「XX3」、申請区間IC2(オ)に「YY1」が登録されていることを示している。また、適用状況(カ)は、「不可」なので、通行料金を割引できないことを示している。
対象エリアIC情報22は、図3に示すように被災エリアIC(キ)で構成されている。被災エリアIC(キ)は、割引が適用される被災エリアに設けられたICのIC番号である。
図4にIC配置を示す。破線で囲まれた範囲が被災エリアで、被災エリアIC(キ)は、XX1〜XX5、YY1〜YY3である。
走行情報23は、図5(a)に示すようにETC車両が有料道路のICを通行した際に収集され、ETCシステム6に保存された情報で、カード番号(イ)、入口IC(コ)、出口IC(サ)、通行料金(シ)で構成されている。
入口IC(コ)は、ETC車両が有料道路へ入った入口のIC番号である。
出口IC(サ)は、ETC車両が有料道路から出た出口のIC番号である。
通行料金(シ)は、入口IC(コ)、出口IC(サ)に基づいて、ETCシステム6で求められた有料道路の通行料金である。
例えば図5(a)に示すR5−1のレコードは、カード番号(イ)「1234567890111110」を使ったETC車両がIC番号「XX1」のICから有料道路に入り、IC番号「YY1」のICで有料道路から出て、割引適用前の通行料金(シ)が「1,000円」であることを示している。
割引区分情報24は、少なくとも図6に示すように支援区分(ウ)、割引率(ク)、ICチェック(ケ)で構成されている。
割引率(ク)は、各支援区分(ウ)での通行料金の割引率を示すものである。
ICチェック(ケ)は、各支援区分(ウ)について、走行情報23の入口IC(コ)と出口IC(サ)が、割引対象者情報21の申請区間IC1(エ)と申請区間IC2(オ)と一致しているか、判定する必要があるか不要かを示す情報である。
図7に被災エリア通行パターンの例を示す。この図は、入口と出口が図4に示す被災エリア内のICか、被災エリア外のICかによって、通行料金の割引が適用されるか、非適用となるかを示すものである。入口と出口が共に被災エリア外のICの場合には、通行料金の割引が適用されないことを示している。この被災エリア通行パターンは、制御部3のアプリケーションプログラムで実装されている。
ICチェック(ケ)が「不要」の場合、ETC車両が申請区間IC1(エ)と申請区間IC2(オ)で有料道路へ出入りをした場合に限らず、被災エリアIC(キ)に基づき図7に示す被災エリア通行パターンで適用となるか判定し、適用対象と判定されれば通行料金が割引される。ICチェック(ケ)が「必要」なら、走行区間の入口IC(コ)と出口IC(サ)が、割引対象者情報21の申請区間IC1(エ)と申請区間IC2(オ)に一致しているかどうかを判定し、一致していれば通行料金が割引される。
支援区分(ウ)は、割引率(ク)が高く、ICチェック(ケ)が不要であれば、支援の程度が高いことを意味する。
例えば図6のレコードR6−1の場合、支援区分(ウ)が「01」、割引率(ク)が「100%」で、通行料金が無料となることを示している。ICチェック(ケ)が「不要」なので、ETC車両が申請区間IC1(エ)と申請区間IC2(オ)で有料道路へ出入りをした場合に限らず、被災エリアIC(キ)に基づき図7に示す被災エリア通行パターンで適用対象と判定されれば、割引が適用される。なお、申請区間IC1(エ)、申請区間IC2(オ)が登録されていなくても、ETC車両への有料道路への出入りが被災エリアIC(キ)の間であれば、割引が適用される。
例えば図6のレコードR6−4の場合、支援区分(ウ)が「11」、割引率(ク)が「50%」で、通行料金が半額となることを示している。ICチェック(ケ)が「必要」なので、ETC車両の有料道路への出入りが申請区間IC1(エ)と申請区間IC2(オ)と一致すれば、通行料金が割引される。なお、車載器に挿入されているETCカードに対して登録されている割引対象者情報21において、申請区間IC1(エ)と申請区間IC2(オ)が登録されていなければ、通行料金は割引されない。
災害が発生した地域等で有料道路の通行料金を、被災者や救援団体のETC車両について割引する場合、外部システム11で割引対象者について名称(ア)、カード番号(イ)、支援区分(ウ)、申請区間IC1(エ)、申請区間IC2(オ)を入力する。割引情報処理装置1は、ネットワーク5を介して名称(ア)、カード番号(イ)、支援区分(ウ)、申請区間IC1(エ)、申請区間IC2(オ)をデータベース4に割引対象者情報21として保存する。
ETCシステム6で割引が適用される被災エリアIC(キ)を入力する。割引情報処理装置1は、ネットワーク5を介して被災エリアIC(キ)をデータベース4に対象エリアIC情報22として保存する。また、ETCシステム6で支援区分(ウ)、割引率(ク)、ICチェック(ケ)を入力する。割引情報処理装置1は、ネットワーク5を介してデータベース4に支援区分(ウ)、割引率(ク)、ICチェック(ケ)を割引区分情報24として保存する。
ETCシステム6には、入口IC(コ)と出口IC(サ)に基づいて通行料金(シ)を算出するための料金表が保存されている。ETCシステム6は、ETC車両から受信した入口IC(コ)と出口IC(サ)に基づいて、料金表から通行料金(シ)を算出する。割引情報処理装置1は、定期的に例えば1日1回、ネットワーク5を介してETCシステム6からカード番号(イ)、入口IC(コ)、出口IC(サ)、通行料金(シ)を受信してデータベース4に走行情報23として保存する。
(2)処理
本実施形態の割引情報処理装置1の処理を示すフローチャートを図8に示す。
本実施形態の割引情報処理装置1の処理を示すフローチャートを図8に示す。
割引情報処理装置1の制御部3は、通信部2を介しETCシステム6から図5(a)に示す走行情報23を受信する。(ST1)
制御部3は受信した走行情報23のカード番号(イ)を持つレコードが、図2に示す割引対象者情報21のレコードにあるかを判定する。(ST2)
レコードがある場合は(ST2がYes)、そのレコードに記録されたカード番号(イ)を持つETCカードは割引対象なので、ST3に進む。レコードがない場合は(ST2がNo)、通行料金を割引しないのでST9へ進む。
制御部3は受信した走行情報23のカード番号(イ)を持つレコードが、図2に示す割引対象者情報21のレコードにあるかを判定する。(ST2)
レコードがある場合は(ST2がYes)、そのレコードに記録されたカード番号(イ)を持つETCカードは割引対象なので、ST3に進む。レコードがない場合は(ST2がNo)、通行料金を割引しないのでST9へ進む。
次に制御部3は、上記存在を判定したレコードにおいて、適用状況(カ)が、「可」であるか「不可」であるかを判定する。(ST3)
適用状況(カ)が「可」(ST3がYes)の場合には割引対象なので、ST4に進む。適用状況(カ)が「不可」(ST3がNo)の場合には割引しないのでST9へ進む。
適用状況(カ)が「可」(ST3がYes)の場合には割引対象なので、ST4に進む。適用状況(カ)が「不可」(ST3がNo)の場合には割引しないのでST9へ進む。
次に制御部3は、上記存在を判定したレコードに登録された支援区分(ウ)に基づいて、図6を参照して割引区分情報24のICチェック(ケ)が「必要」であるかを判定する。(ST4)
ICチェック(ケ)が「不要」(ST4がNo)の場合は割引対象なので、ST5に進む。ICチェック(ケ)が「必要」(ST4がYes)の場合はST6へ進む。
ICチェック(ケ)が「不要」(ST4がNo)の場合は割引対象なので、ST5に進む。ICチェック(ケ)が「必要」(ST4がYes)の場合はST6へ進む。
ICチェック(ケ)が「不要」の場合、受信した走行情報23の入口IC(コ)と出口IC(サ)のどちらかが、対象エリアIC情報22の被災エリアIC(キ)と一致するか判定する。(ST5)
入口IC(コ)と出口IC(サ)のどちらか一方でも、対象エリアIC情報22の被災エリアIC(キ)と一致すれば(ST5がYes)、割引対象なので、図6に示す割引区分情報24の割引率(ク)に基づいて割引後の通行料金(シ)を算出し、受信した走行情報23の通行料金を更新してST9へ進む。(ST8)
受信した走行情報23の入口IC(コ)と出口IC(サ)の両方とも、対象エリアIC情報22の被災エリアIC(キ)と一致しなければ(ST5がNo)、通行料金を割引しないのでST9へ進む。
入口IC(コ)と出口IC(サ)のどちらか一方でも、対象エリアIC情報22の被災エリアIC(キ)と一致すれば(ST5がYes)、割引対象なので、図6に示す割引区分情報24の割引率(ク)に基づいて割引後の通行料金(シ)を算出し、受信した走行情報23の通行料金を更新してST9へ進む。(ST8)
受信した走行情報23の入口IC(コ)と出口IC(サ)の両方とも、対象エリアIC情報22の被災エリアIC(キ)と一致しなければ(ST5がNo)、通行料金を割引しないのでST9へ進む。
ICチェック(ケ)が「必要」の場合、受信した走行情報23の入口IC(コ)と出口IC(サ)が割引対象者情報21の申請区間IC1(エ)とIC2(オ)に一致するか判定する。(ST6)
走行区間の入口IC(コ)と出口IC(サ)が割引対象者情報21の申請区間IC1(エ)とIC2(オ)に一致すれば(ST6がYes)、割引対象なので図6に示す割引区分情報24の割引率(ク)に基づいて割引後の通行料金(シ)を算出し、受信した走行情報23を更新してST9へ進む。(ST7)
一致しない場合(ST6がNo)、通行料金を割引しないのでST9へ進む。
走行区間の入口IC(コ)と出口IC(サ)が割引対象者情報21の申請区間IC1(エ)とIC2(オ)に一致すれば(ST6がYes)、割引対象なので図6に示す割引区分情報24の割引率(ク)に基づいて割引後の通行料金(シ)を算出し、受信した走行情報23を更新してST9へ進む。(ST7)
一致しない場合(ST6がNo)、通行料金を割引しないのでST9へ進む。
割引情報処理装置1は、ST7またはST8で走行情報23が更新された場合には、更新後の走行情報23をデータベース4に保存する。一方、割引情報処理装置1は、ST5またはST6で走行情報23が更新されなかった場合には、受信した走行情報23をデータベース4に保存する。その後、割引情報処理装置1はデータベース4に保存した走行情報23の通行料金(シ)を、ネットワーク5を介してETCシステム6に送信する(ST9)。
以下に割引情報処理装置1がETCシステム6から図5(a)に示した走行情報23を受信した場合における、通行料金(シ)の割引計算の具体例を説明する。
図5(a)のレコードR5−1に記録されたカード番号(イ)が「1234567890111110」のETCカードを挿入された車載器を持つETC車両の走行情報23の場合について説明する。
利用者Aが保有するETCカード(カード番号が「1234567890111110」)は、図2の割引対象者情報21を参照すると、適用状況(カ)が「可」で、支援区分(ウ)が「01」と登録されている。適用状況(カ)が「可」なので、通行料金は割引対象である。支援区分(ウ)が「01」なので、図6の割引区分情報24を参照すると、割引率(ク)が「100%」で、ICチェック(ケ)が「不要」と登録されている。ICチェック(ケ)が「不要」なので、ETC車両が走行した区間が申請区間IC1(エ)とIC2(オ)の間に限らず、有料道路に入った走行区間の入口IC(コ)「XX1」または出口IC(サ)「YY1」のいずれかが図3に示した被災エリアIC(キ)であれば、図7に示す被災エリア通行パターンで適用対象と判定され通行料金が割引される。
よって、通行料金は「0円」となり、更新された走行情報23は、図5(b)のレコードR5−11に示すようになる。
図5(a)のレコードR5−2に記録されたカード番号(イ)が「1234567890222220」のETCカードを挿入された車載器を持つETC車両の走行情報23の場合について説明する。
利用者Bが保有するETCカード(カード番号が「1234567890222220」)は、図2の割引対象者情報21を参照すると、適用状況(カ)が「可」で、支援区分(ウ)が「02」と登録されている。適用状況(カ)が「可」なので、通行料金は割引対象である。支援区分(ウ)が「02」なので、図6の割引区分情報24を参照すると、割引率(ク)が「80%」で、ICチェック(ケ)が「不要」と登録されている。ICチェック(ケ)が「不要」なので、ETC車両が走行した区間が申請区間IC1(エ)「XX4」とIC2(オ)「XX5」の間に限らず、有料道路に入った入口IC(コ)「XX2」または有料道路から出た出口IC(サ)「BB2」のいずれかが図3に示した被災エリアIC(キ)であれば、図7に示す被災エリア通行パターンで適用対象と判定され通行料金が割引される。
よって、通行料金は「400円」となり、更新された走行情報23は、図5(b)のレコードR5−12に示すようになる。
図5(a)のレコードR5−3に記録されたカード番号(イ)が「1234567890333330」のETCカードを挿入された車載器を持つETC車両の走行情報23の場合について説明する。
利用者Cが保有するETCカード(カード番号が「1234567890333330」)は、図2の割引対象者情報21を参照すると、適用状況(カ)が「不可」と登録されているので、通行料金は割引されない。
よって、通行料金は「3,000円」のまま、走行情報23は、図5(b)のレコードR5−13に示すようになる。
なお、利用者Cが保有するETCカードの適用状況(カ)が「可」、支援区分(ウ)が「03」と登録されている場合についても説明する。
適用状況(カ)が「可」なので、通行料金は割引対象である。支援区分(ウ)が「03」なので、図6の割引区分情報24を参照すると、割引率(ク)が「70%」で、ICチェック(ケ)が「必要」と登録されている。
ICチェック(ケ)が「必要」なので、受信した走行情報23の入口IC(コ)と出口IC(サ)が割引対象者情報21の申請区間IC1(エ)とIC2(オ)に一致するか判定する。ETC車両はIC(CC1)から有料道路に入り、IC(XX3)で有料道路から出たので、申請区間(IC1(エ)とIC2(オ))が「XX3」と「YY1」で一致しないため、通行料金は割引されない。
図5(a)のレコードR5−4に記録されたカード番号(イ)が「1234567890444440」のETCカードを挿入された車載器を持つETC車両の走行情報23の場合について説明する。
利用者Dが保有するETCカード(カード番号が「1234567890444440」)は、図2の割引対象者情報21を参照すると、適用状況(カ)が「可」で、支援区分(ウ)が「11」と登録されている。適用状況(カ)が「可」なので、通行料金は割引対象である。支援区分(ウ)が「11」なので、図6の割引区分情報24を参照すると、割引率(ク)が「50%」で、ICチェック(ケ)が「必要」と登録されている。ICチェック(ケ)が「必要」なので、受信した走行情報23の入口IC(コ)「DD1」と出口IC(サ)「YY2」が割引対象者情報21の申請区間IC1(エ)とIC2(オ)に一致するか判定する。
ETC車両はIC(DD1)から有料道路に入り、IC(YY2)で有料道路から出ており、申請区間(IC1(エ)とIC2(オ))が「DD1」と「YY2」であるため、走行区間が申請区間と一致するので、通行料金は割引される。
よって、通行料金は「2,000円」となり、更新された走行情報23は、図5(b)のレコードR5−14に示すようになる。
図5(a)のレコードR5−5に記録されたカード番号(イ)が「1234567890555550」のETCカードを挿入された車載器を持つETC車両の走行情報23の場合について説明する。
適用状況(カ)が「可」なので、通行料金は割引対象である。支援区分(ウ)が「12」なので、図6の割引区分情報24を参照すると、割引率(ク)が「30%」で、ICチェック(ケ)が「必要」と登録されている。
ICチェック(ケ)が「必要」なので、受信した走行情報23の入口IC(コ)と出口IC(サ)が割引対象者情報21の申請区間IC1(エ)とIC2(オ)に一致するか判定する。ETC車両はIC(EE1)から有料道路に入り、IC(EE2)で有料道路から出たので、申請区間(IC1(エ)とIC2(オ))が「EE1」と「YY3」で一致しないため、通行料金は割引されない。
よって、通行料金は「5,000円」のままで、図5(b)のレコードR5−15に示すようになる。
本実施形態によれば、被災地へETCレーンを利用して有料道路を走行する特定の利用者に対し、利用者ごとに異なる割引率で通行料金を割引できる。
さらに、料金不払いや不正走行があった利用者は、通行料金の割引適用外とすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・割引情報処理装置
2・・・通信部
3・・・制御部
4・・・データベース
5・・・ネットワーク
6・・・ETCシステム
11・・・外部システム
21・・・割引対象者情報
22・・・対象エリアIC情報
23・・・走行情報
24・・・割引区分情報
2・・・通信部
3・・・制御部
4・・・データベース
5・・・ネットワーク
6・・・ETCシステム
11・・・外部システム
21・・・割引対象者情報
22・・・対象エリアIC情報
23・・・走行情報
24・・・割引区分情報
Claims (2)
- 電子料金収受システムの車載器を搭載した車両が有料道路を走行した走行区間と前記車載器に挿入されたICカードのカード番号と通行料金とを持つ走行情報を前記電子料金収受システムから受信して保存する走行情報保存手段と、
前記ICカードのカード番号に通行料金の割引区間と割引率とを対応付けた割引対象者情報を保存する割引対象者情報保存手段と、
割引の対象となる区間を特定する対象エリアIC情報を保存する対象エリアIC情報保存手段と、
前記走行情報と前記割引対象者情報と前記対象エリアIC情報とを参照して通行料金の割引が適用される場合には割引後の通行料金を算出し、前記電子料金収受システムに送信する判定手段と、
を備えたことを特徴とする有料道路の割引情報処理装置。 - 電子料金収受システムの車載器を搭載した車両が有料道路を走行した走行区間と前記車載器に挿入されたICカードのカード番号と通行料金とを持つ走行情報を前記電子料金収受システムから受信して保存する走行情報保存手段と、
前記ICカードのカード番号に通行料金の割引区間と割引程度を示す支援区分と割引の適用可否を示す適用状況とを対応付けた割引対象者情報を保存する割引対象者情報保存手段と、
割引の対象となる区間を特定する対象エリアIC情報を保存する対象エリアIC情報保存手段と、
前記支援区分ごとに割引率と前記走行区間が前記割引区間に含まれるか判定するか否かを示す情報とを持つ割引区分情報を保存する割引区分情報保存手段と、
前記走行情報と前記割引対象者情報と前記対象エリアIC情報と前記割引区分情報とを参照して通行料金の割引が適用される場合には割引後の通行料金を算出し、前記電子料金収受システムに送信する判定手段と、
を備えたことを特徴とする有料道路の割引情報処理装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021071998A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | PayPay株式会社 | 設定装置、設定方法および設定プログラム |
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2012
- 2012-03-05 JP JP2012048606A patent/JP2013186503A/ja active Pending
Cited By (1)
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JP2021071998A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | PayPay株式会社 | 設定装置、設定方法および設定プログラム |
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