JP7466724B2 - 提供装置、提供方法及び提供プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、提供装置、提供方法及び提供プログラムに関する。
従来、店舗への利用者の誘因を目的としたサービスを提供するための技術が知られている。このような技術の一例として、ショッピングサービスにおいて電子化されたスタンプに関するサービスを利用者に提供する技術が提案されている。
特開2019-219962号公報 特開2016-106286号公報
しかしながら、上記の従来技術では、利用者や事業者にとって利便性が良いとは限らない。
例えば、上記の従来技術では、店舗に対する利用者の電子商取引による注文に応じてスタンプを付与しているに過ぎないため、利用者が実店舗において商取引を行った場合にはスタンプを付与できず、利用者にとって利便性が良いとは限らない。
また、利用者が実店舗においても商取引を行った場合には、事業者が所定の媒体に印刷されたスタンプカードを別途発行してスタンプを付与する必要があり、事業者にとっても利便性が良いとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者や事業者の利便性を向上させる提供装置、提供方法及び提供プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る提供装置は、店舗に対する決済であって、利用者が利用する利用者端末を用いる決済に関する決済情報を受け付ける受付部と、前記店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードに対し、前記受付部により受け付けられた決済情報に基づいて前記決済を行う決済サービスを提供するアプリケーションを介してスタンプを付与する付与部と、前記付与部により付与されたスタンプを示す情報を前記利用者に提供し、前記付与部により付与されたスタンプの数が所定の条件を満たす場合は、前記店舗に関する所定の特典を前記利用者に提供する提供部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、利用者や事業者の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る利用者端末の画面の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るスタンプカード情報データベースの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る事業者情報データベースの一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る課金情報データベースの一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る事業者端末及び利用者端末の画面の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の提供装置等により実現される提供処理について説明する。図1は、実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。なお、図1では、本実施形態に係る提供装置の一例である決済サーバ10によって、実施形態に係る提供処理などが実現されるものとする。
図1に示すように、実施形態に係る提供処理システム1は、決済サーバ10と、利用者端末100と、事業者端末200とを含む。決済サーバ10、利用者端末100及び事業者端末200は、ネットワークN(例えば、図3参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図1に示した提供処理システム1には、複数台の決済サーバ10、複数台の利用者端末100及び複数台の事業者端末200が含まれていてもよい。
図1に示す決済サーバ10は、実施形態に係る提供処理を実行する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、決済サーバ10は、利用者端末100を用いる電子決済に関する電子決済サービスを提供する。例えば、決済サーバ10は、取引対象の提供者(事業者)や取引対象が提供される利用者の口座を管理しており、利用者からの決済要求に従って、口座間において電子マネーの移行等を行うことで、各種決済を実現する。なお、電子マネーとは、例えば、各種企業が独自に用いるポイントや通貨等であってもよく、日本円やドル等の国家により提供される貨幣を電子的に取引可能としたものであってもよい。
図1に示す利用者端末100は、利用者によって利用される情報処理装置である。利用者端末100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末、ノート型PC(Personal Computer)、デスクトップPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、利用者端末100は、決済サーバ10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、利用者端末100がスマートフォンである場合を示す。
図1に示す事業者端末200は、利用者に取引対象を提供する事業者によって利用される情報処理装置である。事業者端末200は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末、ノート型PC、デスクトップPC、携帯電話機、PDA等により実現される。また、事業者端末200は、決済サーバ10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、事業者端末200がスマートフォンである場合を示す。
なお、利用者端末100及び事業者端末200は、所定の情報処理を実現する制御情報を決済サーバ10から受け取った場合には、制御情報に従って情報処理を実現する。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語、Java(登録商標)等のプログラミング言語、HTML(HyperText Markup Language)等のマークアップ言語等により記述される。なお、決済サーバ10から配信される所定のアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
〔1-1.利用者端末100を用いた決済について〕
ここで、決済サーバ10が実行する提供処理に先立ち、利用者端末100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗Aに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗Aを識別する店舗識別情報C1を示す2次元コードを用いて、利用者U1が利用者端末100を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者が任意の利用者端末100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報C1は、QRコードのみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
例えば、利用者U1が店舗Aにて各種の商品やサービスといった決済対象(取引対象)の利用や購入に伴う決済を行う場合、利用者U1は、利用者端末100に予めインストールされた決済アプリを起動する。そして、利用者U1は、決済アプリを介して、店舗Aに設置された店舗識別情報C1を撮影する。このような場合、利用者端末100は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、利用者U1或いは店舗Aの店員から決済金額の入力を受け付ける。そして、利用者端末100は、利用者U1を識別する利用者識別情報と、店舗識別情報C1(若しくは、店舗識別情報C1が示す情報、すなわち、店舗Aを示す情報(例えば、店舗ID))と、決済金額とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。
このような場合、決済サーバ10は、利用者識別情報が示す利用者U1の口座から、店舗識別情報C1が示す店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバ10は、決済が完了した旨の通知を利用者端末100へと送信する。このような場合、利用者端末100は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
なお、利用者端末100を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、利用者端末100を用いた決済は、店舗Aに設置された店舗端末を用いたものであってもよい。例えば、利用者端末100は、利用者U1を識別するための利用者識別情報を画面上に表示させる。このような場合、店舗Aに設置された店舗端末は、利用者端末100に表示された利用者識別情報を読み取り、利用者識別情報(若しくは、利用者識別情報が示す情報、すなわち、利用者U1を示す情報(例えば、利用者ID))と、決済金額と、店舗Aを識別する情報とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。このような場合、決済サーバ10は、利用者識別情報が示す利用者U1の口座から、店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗Aの店舗端末或いは利用者端末100に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、決済が行われた旨を通知してもよい。
また、利用者端末100を用いた決済は、利用者U1が予め電子マネーをチャージした口座から店舗Aの口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者U1が予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、利用者端末100は、店舗Aの口座に対して決済金額の電子マネーを移行させるとともに、利用者U1のクレジットカードの運用会社に対し、決済金額を請求してもよい。
〔1-2.実施形態の概要について〕
ここで、従来、店舗への利用者の誘因を目的としたサービスを提供するための技術として、ショッピングサービスにおいて電子化されたスタンプに関するサービスを利用者に提供する技術が提案されている。しかしながら、このような技術では、店舗に対する利用者の電子商取引による注文に応じてスタンプを付与しているに過ぎないため、利用者が実店舗において商取引を行った場合にはスタンプを付与できず、利用者にとって利便性が良いとは限らない。また、利用者が実店舗においても商取引を行った場合には、事業者が所定の媒体に印刷されたスタンプカードを別途発行してスタンプを付与する必要があり、事業者にとっても利便性が良いとは限らない。
そこで、決済サーバ10は、実施形態に係る提供処理を実行する。以下、図1を用いて、決済サーバ10が実行する提供処理について説明する。なお、以下の説明では、利用者端末100が利用者U1により利用される例を示す。また、以下の説明では、利用者端末100を利用者U1と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者U1を利用者端末100と読み替えることもできる。
また、以下の説明では、事業者端末200が事業者M1により利用される例を示す。また、以下の説明では、事業者端末200を事業者M1と同一視する場合がある。すなわち、以下では、事業者M1を事業者端末200と読み替えることもできる。
また、以下の説明において、決済サーバ10が、上述の電子決済が利用可能な店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードであって、各利用者が所有するスタンプカードに関する情報を自装置の記憶部で管理しているものとする。例えば、決済サーバ10は、スタンプカードに紐付けられた店舗(言い換えると、スタンプカードを利用可能な店舗)を示す情報や、スタンプカードに付与されたスタンプの数などを示す情報を管理する。
まず、事業者端末200は、店舗Aが利用者に提供する電子化されたスタンプカードに関する設定を事業者M1から受け付ける(ステップS1)。例えば、事業者端末200は、事業者M1からの操作に応じて決済アプリ(例えば、事業者向けの決済アプリ)を起動してスタンプカードに関する設定を入力するための画面を表示し、当該画面に入力される情報を受け付ける。具体的な例を挙げると、事業者端末200は、スタンプカードにスタンプを付与する付与条件(例えば、決済金額が何円以上でスタンプを1個付与、決済金額の何円ごとにスタンプを1個付与など)や、特典を提供する提供条件(例えば、スタンプが何個付与されたときに特典を提供)、特典の内容(例えば、店舗Aから提供する所定の物品や、電子マネーのキャッシュバックなど)などの情報を受け付ける。
続いて、決済サーバ10は、スタンプカードの設定に関する情報を事業者端末200から受け付ける(ステップS2)。例えば、決済サーバ10は、ステップS1において入力された情報を受け付け、店舗Aを識別する識別情報(店舗ID)に紐付けて自装置の記憶部に格納する。
続いて、店舗Aに来店し、店舗Aから取引対象の提供を受ける利用者U1は、利用者端末100を用いて店舗Aに設置された店舗識別情報C1を読み取る(ステップS3)。例えば、利用者U1は、利用者端末100に予めインストールされた決済アプリを起動し、決済アプリを介して、店舗Aに設置された店舗識別情報C1を撮影する。
続いて、利用者端末100は、利用者U1から決済情報の入力を受け付ける(ステップS4)。例えば、利用者端末100は、決済対象である取引対象の価格を入力するための画面を表示し、利用者U1から決済金額の入力を受け付ける。
続いて、決済サーバ10は、利用者端末100から決済情報を受け付ける(ステップS5)。例えば、決済サーバ10は、店舗識別情報C1が示す店舗Aの店舗IDと、利用者U1が入力した決済金額と、利用者U1の利用者IDとを含む決済情報を受け付ける。
続いて、決済サーバ10は、決済情報に基づく決済処理を実行し、利用者U1が所有する店舗Aのスタンプカードに対し、決済情報に基づいてスタンプを付与する(ステップS6)。例えば、決済サーバ10は、利用者U1の口座から店舗Aの口座へと、利用者U1が入力した決済金額分の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバ10は、利用者U1が所有するスタンプカードのうち、店舗Aに紐付けられたスタンプカード(ステップS2において受け付けた設定に基づくスタンプカード)に対し、事業者M1が設定したスタンプの付与条件と、決済金額とに基づいてスタンプを付与する。すなわち、決済サーバ10は、QRコード(登録商標)を用いた決済が行われたことを契機として、決済が行われた店舗と紐づけられたスタンプカードに対し、スタンプを自動的に付与する。
なお、決済サーバ10は、利用者U1が店舗Aに紐付けられたスタンプカードを所有していない場合、事業者M1が発行したスタンプカードを取得し、取得したスタンプカードに対してスタンプを付与する。また、決済サーバ10は、利用者U1が店舗Aに紐付けられたスタンプカードを所有していない場合、利用者U1に対してスタンプカードを新たに発行し、発行したスタンプカードに対してスタンプを付与してもよい。すなわち、決済サーバ10は、利用者U1が最初の取引にあたってスタンプカードを持っていない場合であっても、決済時に自動でスタンプカードを取得または発行し、そのスタンプカードにスタンプを付与することができる。
具体的には、まず、決済サーバ10は、利用者U1が所有するスタンプカードから、決済の対象となった店舗Aのスタンプカードがあるか否かを判定する。次に、決済サーバ10は、店舗Aのスタンプカードがない場合、決済の対象となった店舗Aがスタンプカードを提供しているか否かを、データベースを参照して判定する。すなわち、決済サーバ10は、利用者U1が所有するスタンプカードのみならず、店舗Aが提供しているスタンプカードであって、利用者U1が所有していないスタンプカードの中からも、決済の対象となった店舗Aのスタンプカードの特定や選択を行うことができる。そして、決済サーバ10は、特定や選択を行ったスタンプカードに、決済内容に応じた数のスタンプを付与し、利用者に提供する。このように、決済サーバ10は、様々な店舗が提供している複数のスタンプカードの中から、決済の対象となった店舗Aのスタンプカードを特定や選択を行い、当該スタンプカードにスタンプを付与し、利用者U1に提供してもよい。
続いて、決済サーバ10は、付与したスタンプに応じた情報を利用者端末100に表示させる(ステップS7)。例えば、ステップS6において付与したスタンプにより、特典を提供する提供条件を満たさない場合、決済サーバ10は、店舗Aに紐付けられたスタンプカードに対して付与されたスタンプに関する情報(例えば、スタンプに付与済みのスタンプの数)を示す画面SC1を表示させる。
一方、ステップS6において付与したスタンプにより提供条件を満たす場合、決済サーバ10は、利用者U1に対し店舗Aが設定した特典を提供し、特典を提供した旨を示す画面SC2を利用者端末100に表示させる。具体的な例を挙げると、決済サーバ10は、上述の電子決済を店舗Aに対して行う際に適用される特典(例えば、所定額の割引や、所定額のキャッシュバックなど)を提供する。
続いて、決済サーバ10は、利用者U1が所有するスタンプカードに付与されたスタンプに関する情報を通知する(ステップS8)。例えば、特典の提供条件を満たすまでに要するスタンプの数が所定の閾値以下であるスタンプカードを利用者U1が所有している場合、決済サーバ10は、提供条件が達成間近である旨の通知(プッシュ通知等)を利用者端末100に表示させる。
続いて、決済サーバ10は、利用者U1が所有するスタンプカードを示すコンテンツを配信する(ステップS9)。例えば、決済サーバ10は、利用者U1が所有する各スタンプカードに付与されたスタンプの数や、提供される特典の内容などを示すコンテンツを利用者端末100に配信する。
なお、決済サーバ10は、ステップS8における情報の通知を任意のタイミングで行ってよい。また、決済サーバ10は、ステップS9におけるコンテンツの配信を任意のタイミングで行ってよい。
一方、ステップS6において付与したスタンプにより特典の提供条件を満たす場合、決済サーバ10は、事業者M1に対するスタンプカードの手数料である課金額を算出する(ステップS10)。例えば、決済サーバ10は、店舗Aから提供された特典の金額に応じた金額を課金額として算出する。すなわち、決済サーバ10は、店舗Aから提供された特典の原価や、利用者に対して提供した特典の金額(景品金額)を課金額として算出する。また、決済サーバ10は、上記の景品金額の所定の割合を課金額として算出してもよい。
また、決済サーバ10は、利用者U1の所有するスタンプカードのうち、店舗Aの特典の提供条件を満たしたスタンプカードのスタンプの付与対象となった決済金額を累計し、累計した決済金額の所定の割合を課金額として算出することもできる。
続いて、決済サーバ10は、事業者端末200に対して、算出した課金額を含む課金情報を送信する(ステップS11)。例えば、決済サーバ10は、課金額の他、課金対象となった累計決済金額、スタンプカードのカードID、店舗ID、利用者ID、スタンプの数、特典の内容などを含む課金情報を事業者端末200に送信する。
ここで、図2を用いて、決済サーバ10から通知される情報、並びに、決済サーバ10から配信されるコンテンツの例を説明する。図2は、実施形態に係る利用者端末の画面の一例を示す図である。
図2に示すように、利用者端末100は、利用者U1が所有するスタンプカードに付与されたスタンプに関する情報を示す画面SC11を表示する。例えば、利用者端末100は、特典の提供条件を満たすまでに要するスタンプの数が所定の閾値以下であるスタンプカードを示すコンテンツや、当該特典の内容、スタンプカード紐付けられた店舗を示す情報を画面SC11に表示する。
また、利用者端末100は、利用者U1が所有するスタンプカードを示すコンテンツを含む画面SC12を表示する。例えば、利用者端末100は、スタンプカードに関する広告情報を領域AR11に表示する。また、利用者端末100は、利用者U1が所有するスタンプカードに付与されたスタンプの数や、スタンプカードに紐付けられた店舗を示す情報、特典の内容などを示すコンテンツを領域AR12に表示する。
以上のように、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者に電子化されたスタンプカードを発行してスタンプを付与し、条件を満たした場合に特典を提供する。これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者が所定の媒体に印刷されたスタンプカードを持ち歩くことなく、電子決済に応じてスタンプを自動的に付与することができる。すなわち、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者の利便性を向上させることができる。
また、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者に電子化されたスタンプカードを発行してスタンプを付与し、特典の提供条件を満たした場合は、特典の原価に相当する金額を事業者に対する手数料として算出する。これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、事業者が所定の媒体に印刷されたスタンプカードを発行することなく、電子決済に応じてスタンプを自動的に付与することができるとともに、当該事業者の取引対象を愛好する「ファン利用者」の獲得の対価としてスタンプカードの手数料を算出し、事業者に対してファン利用者獲得のタイミング(景品獲得のタイミング)で課金することができる。すなわち、実施形態に係る決済サーバ10は、事業者の利便性を向上させることができる。
〔2.決済サーバの構成〕
次に、図3を用いて、決済サーバ10の構成について説明する。図3は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。図3に示すように、決済サーバ10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末100、事業者端末200等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部30は、口座データベース31と、スタンプカード情報データベース32と、利用者情報データベース33と、事業者情報データベース34と、課金情報データベース35とを有する。
(口座データベース31について)
口座データベース31は、利用者や店舗(事業者)などが電子決済サービスにおいて所有する口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、図4を用いて、口座データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。図4の例において、口座データベース31は、「口座ID」、「所有者情報」、「口座残高」といった項目を有する。
「口座ID」は、口座を識別するための識別情報を示す。「所有者情報」は、口座を所有する所有者に関する情報を示し、例えば、所有者を識別するための識別情報が格納される。「口座残高」は、口座の残高を示す。
すなわち、図4では、口座ID「AID#1」によって識別される口座の保有者の情報が「利用者#1」であり、口座残高が「7,800円」である例を示す。
(スタンプカード情報データベース32について)
スタンプカード情報データベース32は、事業者(店舗)が設定したスタンプカードに関する各種の情報を記憶する。ここで、図5を用いて、スタンプカード情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係るスタンプカード情報データベースの一例を示す図である。図5の例において、スタンプカード情報データベース32は、「事業者ID」、「カード情報」といった項目を有する。
「事業者ID」は、スタンプカードの設定を行った事業者(言い換えると、スタンプカードに紐付けられる事業者)を識別するための識別情報を示す。「カード情報」は、事業者が設定したいスタンプカードに関する情報を示し、「カードID」、「付与条件」、「提供条件」、「特典内容」といった項目を有する。「カードID」は、スタンプカードを識別するための識別情報を示す。「付与条件」は、スタンプカードにスタンプが付与される条件(例えば、決済金額が何円以上でスタンプを1個付与、決済金額の何円ごとにスタンプを1個付与など)を示す。「提供条件」は、特典を提供する条件(例えば、スタンプが何個付与されたときに特典を提供)を示す。「特典内容」は、提供条件を満たした利用者に提供される特典の内容(例えば、特典の名称、特典の種別、特典の提供価格、特典の原価、特典の原価率)を示す。
すなわち、図5では、事業者ID「MID#1」により識別される事業者により設定されたスタンプカードがカードID「CID#1」により識別され、スタンプの付与条件が「付与条件#1」、特典の提供条件が「提供条件#1」、特典の内容が「特典内容#1」である例を示す。
(利用者情報データベース33について)
利用者情報データベース33は、決済サーバ10が提供する電子決済サービスの利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図6を用いて、利用者情報データベース33が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。図6の例において、利用者情報データベース33は、「利用者ID」、「決済履歴」、「利用履歴」、「スタンプ付与状況」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「決済履歴」は、電子決済サービスを利用して行った決済の履歴を示し、例えば、決済先や、決済金額などといった情報が格納される。「利用履歴」は、電子決済サービスやその他の各種サービスの利用履歴を示す。「スタンプ付与状況」は、利用者が所有するスタンプカードに付与されたスタンプに関する情報を示し、例えば、「カードID」、「スタンプ数」などといった項目を有する。「カードID」は、利用者が所有するスタンプカードを識別するための識別情報を示す。「スタンプ数」が、スタンプカードに付与されたスタンプの数を示す。
すなわち、図6では、利用者ID「UID#1」によって識別される利用者の決済履歴が「決済履歴#1」、利用履歴が「利用履歴#1」、「CID#1」により識別されるスタンプカードを所有し、当該スタンプカードに付与されたスタンプの数が「4」である例を示す。
(事業者情報データベース34について)
事業者情報データベース34は、決済サーバ10が提供する電子決済サービスの事業者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図7を用いて、事業者情報データベース34が記憶する情報の一例を説明する。図7は、実施形態に係る事業者情報データベースの一例を示す図である。図7の例において、事業者情報データベース34は、「事業者ID」、「店舗情報」、「店舗評価」といった項目を有する。
「事業者ID」は、スタンプカードの設定を行った事業者を識別するための識別情報を示す。「店舗情報」は、事業者(店舗)全般に関する情報を示し、例えば、店舗住所や、系列店舗の有無、商材の種別、店舗の規模、平均売上などといった情報が格納される。「店舗評価」は、店舗に対する利用者からの評価などを示し、例えば、利用者がウェブサイト上で行った投稿や、「高評価」や「低評価」の評価に基づいて計算された店舗に対する評価値が格納される。
すなわち、図7では、事業者ID「MID#1」によって識別される事業者の店舗情報が「店舗情報#1」、店舗評価が「店舗評価#1」であり、事業者ID「MID#2」によって識別される事業者の店舗情報が「店舗情報#2」、店舗評価が「店舗評価#2」である例を示す。
(課金情報データベース35について)
課金情報データベース35は、決済サーバ10が提供する電子決済サービスの事業者に対する課金に関する情報を記憶する。ここで、図8を用いて、課金情報データベース35が記憶する情報の一例を説明する。図8は、実施形態に係る課金情報データベースの一例を示す図である。図8の例において、課金情報データベース35は、「事業者ID」、「利用者ID」、「累計決算金額」、「課金額」といった項目を有する。
「事業者ID」は、課金対象となる決済サービスにおける事業者を識別するための識別情報を示す。「利用者ID」は、課金対象となる決済サービスにおける利用者を識別するための識別情報を示す。「累計決済金額」は、利用者ごとに算出された決済サービスの決済金額の累計値が格納される。「課金額」は、利用者やスタンプカードごとに算出された事業者に対する課金額が格納される。
すなわち、図8では、事業者ID「MID#1」により識別される事業者に対する課金情報として、利用者ID「UID#1」によって識別される累計決済金額が「累計決算金額#1」、課金額が「課金額#1」であり、利用者ID「UID#2」によって識別される累計決済金額が「累計決算金額#2」、課金額が「課金額#2」である例を示す。
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決済サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図3に示すように、受付部41と、決済処理部42と、付与部43と、提供部44と、通知部45と、配信部46と、算出部47とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(受付部41について)
受付部41は、利用者が決済を行う店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードに付与されるスタンプに関する情報を受け付ける。例えば、受付部41は、店舗Aに関する所定の特典を利用者U1に提供する条件を受け付ける。また、受付部41は、店舗に対する決済に関する決済情報を受け付ける。例えば、受付部41は、決済情報が示す決済金額を受け付ける。また、受付部41は、店舗に対する決済であって、利用者が利用する利用者端末を用いる決済に関する決済情報を受け付ける。このとき、受付部41は、利用者端末を用いる決済に関する決済情報以外にも、現金を用いる決済に関する決済情報や、インターネットショッピングによる決済に関する決済情報を受け付けてもよい。また、受付部41は、店舗を識別する店舗識別情報を含む決済情報を受け付ける。例えば、図1の例において、受付部41は、店舗識別情報C1が示す店舗Aの店舗IDと、利用者U1が入力した決済金額と、利用者U1の利用者IDとを含む決済情報を利用者端末100から受け付ける。
なお、受付部41は、決済情報を事業者端末200から受け付けてもよい。例えば、受付部41は、利用者端末100に表示された、利用者を識別するための利用者識別情報を、事業者端末200(店舗端末)が読み取ることで決済が行われた場合、当該決済を示す決済情報を事業者端末200から受け付ける。
また、受付部41は、所定の店舗で提供される取引対象の提供要求であって、利用者端末を用いる所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームを介して利用者により行われる提供要求に関する決済情報を受け付けてもよい。例えば、受付部41は、利用者端末100にインストールされた決済アプリ内の事前注文サービスを介して、店舗で提供される商品の提供要求に関する決済情報を受け付ける。
また、受付部41は、電子化されたスタンプカードに関する設定を、利用者に取引対象を提供する提供者(事業者)から受け付けてもよい。例えば、図1の例において、受付部41は、スタンプカードに関する設定を入力するための画面(コンテンツ)を事業者端末200に表示させ、当該画面に入力された情報を受け付け、スタンプカード情報データベース32に格納する。このとき、受付部41は、スタンプカード情報として、特典の内容が示す特典の価格に関する情報を受け付ける。ここで、特典の価格に関する情報とは、例えば特典の原価、原価率、提供金額等の情報であるが、特に限定されない。
ここで、図9を用いて、スタンプカードに関する設定を入力するための設定画面が事業者端末200に表示される例、並びに、当該画面において入力された設定に基づくスタンプカードが利用者端末100に表示される例を説明する。図9は、実施形態に係る事業者端末及び利用者端末の画面の一例を示す図である。なお、図9では、店舗Dの事業者が設定画面に対し情報の入力を行うものとする。
まず、スタンプカードに関する設定を入力するための設定画面について説明する。図9に示すように、事業者端末200は、設定画面として画面SC21を表示する。例えば、事業者端末200は、スタンプカードにスタンプを付与する付与条件を入力するための領域AR21-AR23と、特典を提供する提供条件及び特典の内容を入力するための領域AR24と、新たな提供条件及び特典の内容の入力を指示するための領域AR25と、領域AR25の選択に応じて表示する領域AR26とを含む画面SC21を表示する。
具体的な例を挙げると、事業者端末200は、付与条件として、決済金額が何円以上でスタンプを1個付与、若しくは、決済金額の何円ごとにスタンプを1個付与のいずれかを選択し、スタンプを付与する基準となる金額を入力するための領域AR21を表示する。
また、事業者端末200は、決済アプリ内で起動するアプリケーションにおいて提供するサービスであって、店舗Dの情報配信に関するサービスにおいて店舗Dをフォローしている利用者(フォロワー)にのみスタンプを付与するか否かを指定するための領域AR22を表示する。なお、事業者端末200は、フォロワーに対してのみスタンプがより多く付与されるような設定を受け付けてもよい。
また、事業者端末200は、スタンプを付与する対象となる利用者の条件(電子決済サービスにおける利用者のランク)を入力するための領域AR23を表示する。例えば、事業者端末200は、店舗Dに対する電子決済を用いた決済金額の総額や、店舗Dに対して電子決済を行った回数、店舗Dに紐付けられるスタンプカードに付与されたスタンプの数などに基づき決定される利用者のランク(例えば、付与されたスタンプの数が所定の閾値以上であるヘビーユーザや、付与されたスタンプの数が所定の閾値より少ないであるライトユーザ)の入力を受け付ける。なお、事業者端末200は、ランクがヘビーユーザである利用者に対してのみスタンプがより多く付与されるような設定や、ランクがライトユーザである利用者に対してのみスタンプがより多く付与されるような設定などを受け付けてもよい。
また、事業者端末200は、特典を提供する提供条件となるスタンプの数(達成個数)や、特典種別(例えば、店舗Dにおいて提供される物品や、所定金額のキャッシュバック)、特典名称を入力するための領域AR24を表示する。さらに、事業者端末200は、特典種別として物品が指定された場合に、当該物品の売値換算額の入力を受け付け、特典種別としてキャッシュバックが指定された場合に、店舗Dへの決済金額に対するキャッシュバックの率、若しくは、キャッシュバックの額(固定額)の入力を受け付ける。また、事業者端末200は、特典種別として物品が指定された場合に、当該物品の原価、原価率、提供金額の入力を受け付けてもよい。
また、事業者端末200は、領域AR25が選択された場合、新たな提供条件及び特典の内容を入力するための領域AR26をさらに表示し、情報の入力を受け付ける。すなわち、事業者端末200は、一のスタンプカードに対し複数の特典の設定を受け付け可能とする。以下、領域AR24に入力された情報に基づく特典を「第1の特典」、領域AR26に入力された情報に基づく特典を「第2の特典」と記載する場合がある。
なお、受付部41が受け付けるスタンプカードに関する設定は、画面SC21に示したものに限らず、任意の設定を受け付けてもよい。例えば、受付部41は、電子決済が行われる日時に応じてより多く付与されるような設定を受け付けてもよい。また、受付部41は、スタンプの有効期間を受け付けてもよい。
また、受付部41は、店舗で提供される所定の取引対象の購入を、スタンプの付与条件として受け付けてもよい。このような場合、受付部41は、まず、スタンプの付与の対象とする取引対象を示す情報(例えば、取引対象に添付されるバーコードが示す取引対象識別情報)をスタンプの付与条件として受け付け、スタンプカード情報データベース32に格納する。そして、受付部41は、決済の対象である取引対象を識別する取引対象識別情報を含む決済情報を受け付ける。具体的な例を挙げると、受付部41は、商品に添付されるバーコードが示す商品IDを受け付ける。そして、後述する付与部43は、商品IDが示す商品が、スタンプの付与条件として設定された商品である場合にスタンプを付与する。
なお、受付部41は、店舗が利用する店舗端末により読み取られる取引対象識別情報を含む決済情報を受け付けてもよい。例えば、利用者端末100に表示される利用者識別情報を店舗端末(POS端末等)が読み取ることにより実現される決済が行われる場合、受付部41は、店舗端末がバーコードリーダ等で読み取った利用者識別情報と、商品のバーコードが示す商品IDとを含む決済情報を受け付ける。
次に、画面SC21に入力された情報に基づくスタンプカードに関する情報が利用者端末100に表示される例について説明する。図9に示すように、利用者端末100は、利用者からの所定の操作(例えば、図2に示すAR12に表示されるコンテンツに対する選択操作)に応じて、店舗Dに紐付けられるスタンプカードに関する情報を示す画面SC22を表示する。例えば、利用者端末100は、電子化されたスタンプカードを表示する領域AR27と、第1の特典の提供条件及び第1の特典の内容を表示する領域AR28と、第2の特典の提供条件及び第2の特典の内容を表示する領域AR29と、スタンプの付与条件を表示する領域AR30とを含む画面SC22を表示する。
具体的な例を挙げると、利用者端末100は、領域AR27において、第1の特典の提供条件(スタンプ3個)を視覚化するためのアイコンIC21と、第2の特典の提供条件(スタンプ8個)を視覚化するためのアイコンIC22とをスタンプカードに表示させる。
また、利用者端末100は、画面SC21の領域AR24に入力された情報に基づく情報を領域AR28に表示する。また、利用者端末100は、画面SC21の領域AR26に入力された情報に基づく情報を領域AR29に表示する。また、利用者端末100は、画面SC21の領域AR21-AR23に入力された情報に基づく情報を領域AR30に表示する。
なお、領域AR27に示すスタンプカード(以下、「第1のスタンプカード」と記載する場合がある)に8個のスタンプが付与された場合(すなわち、スタンプカードの押印欄が全て埋まった場合)、受付部41は、店舗Dに紐付けられる新たなスタンプカード(以下、「第2のスタンプカード」と記載する場合がある)を利用者に対し発行してもよい。ここで、第2のスタンプカードにより提供される特典の内容及び特典の提供条件は、第1のスタンプカードと同一でもよく、異なるもの(例えば、第1のスタンプカードによる特典よりもより高額の物品や、より高額のキャッシュバックが設定された特典)でもよい。言い換えると、受付部41は、第1のスタンプカードの設定に関する情報とは別に、第2のスタンプカードの設定に関する情報を事業者から受け付け、受け付けた情報に基づいて第2のスタンプカードを発行してもよい。第2のスタンプカード以降に発行されるスタンプカードについても同様である。
また、後述する付与部43は、店舗Dに紐付けられるスタンプカードを新たに発行した回数に基づいて決定される利用者のランクに応じてスタンプを付与してもよい。具体的な例を挙げると、付与部43は、第1のスタンプカードにスタンプを付与する場合よりも、第2のスタンプカードに付与する場合の方がスタンプの数の方が多くなるようにしてもよい。
一方、受付部41は、決済を行う利用者に関する利用者情報を受け付ける。例えば、受付部41は、利用者情報に含まれる決済履歴が示す決済金額を受け付ける。なお、受付部41は、受け付けた利用者情報を利用者情報データベース33に格納する。
また、受付部41は、事業者端末200から事業者情報を受け付けてもよい。例えば、受付部41は、事業者M1の店舗Aの店舗情報や店舗評価を含む事業者情報を受け付ける。なお、受付部41は、受け付けた事業者情報を事業者情報データベース34に格納する。
(決済処理部42について)
決済処理部42は、受付部41が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する。例えば、図1の例において、決済処理部42は、利用者IDが示す利用者U1の口座から、店舗IDが示す店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。
(付与部43について)
付与部43は、店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードに対し、受付部41により受け付けられた決済情報に基づいてスタンプを付与する。例えば、図1の例において、付与部43は、スタンプカード情報データベース32及び利用者情報データベース33を参照し、利用者U1が所有するスタンプカードのうち、店舗Aに紐付けられたスタンプカードに対し、事業者M1が設定したスタンプの付与条件と、決済金額とに基づいてスタンプを付与する。
ここで、付与部43がスタンプを付与するスタンプカードは、利用者が店舗Aへの初回時に所有していなくても、自動発行または自動取得されてスタンプを付与されたスタンプカードも含む。また、上記のスタンプカードは、利用者が取得済みのスタンプカードのみならず、利用者に対して提供可能なスタンプカード(すなわち、利用者が将来取得しうるスタンプカード)の中から、決済に対応するスタンプカードとして特定され、スタンプを付与されたスタンプカードも含む。
すなわち、付与部43は、利用者がスタンプカードを所有していない場合は、スタンプカードを発行してスタンプを付与してもよい。例えば、図1の例において、利用者U1が店舗Aに紐付けられたスタンプカードを所有していない場合、付与部43は、利用者U1に対してスタンプカードを新たに発行し、発行したスタンプカードに対してスタンプを付与する。また、付与部43は、利用者がスタンプカードを所有していない場合は、事業者M1が作成したスタンプカードを取得してスタンプを付与することもできる。
また、付与部43は、利用者が所有するスタンプカードのうち、店舗識別情報に紐付けられるスタンプカードに対してスタンプを付与してもよい。例えば、図1の例において、付与部43は、店舗識別情報C1が示す店舗Aに紐付けられるスタンプカードに対してスタンプを付与する。
また、付与部43は、利用者が所有するスタンプカードのうち、店舗を含む所定の店舗群に紐付けられるスタンプカードに対してスタンプを付与してもよい。例えば、利用者が、所定の関連性を有する複数の店舗(例えば、系列店や、チェーン店、フランチャイズ店など)のいずれかの店舗において決済を行った場合、付与部43は、当該複数の店舗に紐付けられる一のスタンプカードにスタンプを付与する。
また、付与部43は、決済情報が示す決済金額に応じてスタンプを付与してもよい。例えば、図1の例において、付与部43は、事業者M1が設定したスタンプの付与条件と、決済金額とに基づいてスタンプを付与する。
また、付与部43は、店舗に対する利用者端末を用いる決済の履歴が示す決済金額と、決済情報が示す決済金額との総額に応じてスタンプを付与してもよい。例えば、付与部43は、受付部41が受け付けた決済情報が示す決済金額と、当該決済情報が示す決済先の店舗に対する利用者の決済履歴が示す決済金額とに応じてスタンプを付与する。具体的な例を挙げると、店舗のスタンプの付与条件が、「決済金額1000円ごとに1個スタンプ付与」と設定され、当該店舗に対する利用者の前回の決済金額が800円であり、当該利用者から受付部41が新たに受け付けた当該店舗に対する決済金額が1200円である場合、付与部43は、前回の決済金額800円と、今回の決済金額1200円との総額2000円に基づき、当該利用者にスタンプを2個付与する。
また、付与部43は、取引対象識別情報が所定の取引対象を示す場合は、スタンプカードにスタンプを付与してもよい。例えば、所定の商品の購入がスタンプの付与条件として設定されている場合、付与部43は、受付部41が受け付けた決済情報が示す商品IDが当該所定の商品に対応する場合にスタンプを付与する。
また、付与部43は、決済が行われる日時に応じてスタンプを付与してもよい。例えば、事業者が設定した所定の日時に決済が行われる場合、付与部43は、他の日時に行われる場合よりもスタンプを多く付与する。
また、付与部43は、決済情報と、利用者に関する利用者情報とに基づいてスタンプを付与してもよい。例えば、付与部43は、決済先の店舗に対する利用者の決済の履歴(例えば、店舗に対する決済金額の総額や、店舗に対して行った電子決済の回数)に基づいて決定される利用者のランクに応じてスタンプを付与する。
また、付与部43は、利用者端末を用いる所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームであって、当該所定の決済手段が利用可能な店舗に関する情報を配信する所定のプラットフォームにおいて店舗をフォローしているか否かに応じてスタンプを付与してもよい。例えば、付与部43は、決済アプリ内で起動するアプリケーションにおいて提供するサービスであって、店舗の情報配信に関するサービスにおいて決済先の店舗を利用者がフォローしているか否かに応じてスタンプを付与する。
また、付与部43は、スタンプカードに付与済みのスタンプの数に応じてスタンプを付与してもよい。例えば、付与部43は、店舗に紐付けられるスタンプカードに付与されたスタンプの数に基づき決定される利用者のランクに応じてスタンプを付与する。
また、付与部43は、店舗により設定された条件に応じてスタンプを付与してもよい。例えば、付与部43は、受付部41が店舗から受け付けたスタンプカードに関する設定に応じてスタンプを付与する。
(提供部44について)
提供部44は、付与部43により付与されたスタンプを示す情報を利用者に提供する。例えば、図1の例において、提供部44は、店舗Aに紐付けられたスタンプカードに対して付与されたスタンプに関する情報を利用者端末100に提供し、画面に表示させる。
また、提供部44は、付与部43により付与されたスタンプの数が所定の条件を満たす場合は、店舗に関する所定の特典を前記利用者に提供してもよい。例えば、図1の例において、スタンプカード情報データベース32及び利用者情報データベース33を参照し、利用者U1に付与されたスタンプにより提供条件を満たす場合、提供部44は、利用者U1に対し店舗Aが設定した特典を提供し、特典を提供した旨を示す画面SC2を利用者端末100に表示させる。一方、特典を提供する提供条件を満たさない場合、決済サーバ10は、店舗Aに紐付けられたスタンプカードに対して付与されたスタンプに関する情報(例えば、スタンプに付与済みのスタンプの数)を示す画面SC1を表示させる。
また、提供部44は、スタンプカードに付与済みのスタンプの数に応じた特典を提供してもよい。例えば、図9に示すように、一のスタンプカードに対し複数の特典が設定されている場合、提供部44は、スタンプカードに付与済みのスタンプの数がいずれかの特典の提供条件を満たした際に対応する特典を提供する。
また、提供部44は、スタンプカードに付与されたスタンプの数が店舗により設定された条件を満たす場合は、所定の特典を利用者に提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部44は、店舗Aに紐付けられたスタンプカードに付与されたスタンプの数が、店舗Aの事業者M1により設定された提供条件を満たす場合、提供部44は、利用者U1に特典を提供する。
また、提供部44は、スタンプカードに付与されたスタンプの数が所定の条件を満たす場合は、店舗により設定された特典を利用者に提供してもよい。例えば、図1の例において、店舗Aに紐付けられたスタンプカードに付与されたスタンプの数が特典の提供条件を満たす場合、提供部44は、店舗Aの事業者M1により設定された特典を利用者U1に提供する。
(通知部45について)
通知部45は、所定の条件を満たすまでに要するスタンプの数が所定の閾値以下である場合に、所定の条件が達成間近である旨の情報を利用者に通知する。例えば、図1の例において、提供部44は、スタンプカード情報データベース32及び利用者情報データベース33を参照し、特典の提供条件を満たすまでに要するスタンプの数が所定の閾値以下であるスタンプカードを利用者U1が所有している場合、提供部44は、提供条件が達成間近である旨の通知を利用者端末100に表示させる。
また、通知部45は、スタンプカードに対して付与済みのスタンプに設定された有効期限に応じた情報を利用者に通知してもよい。例えば、通知部45は、スタンプに設定された有効期限までの期間に応じた情報を利用者に通知する。具体的な例を挙げると、現時点からスタンプの有効期限までの期間が所定の閾値以下であるスタンプカードを利用者が所有している場合、提供部44は、当該スタンプカードを示す情報を通知する。
また、通知部45は、スタンプカードに対してスタンプを付与するための条件を示す情報を利用者に通知してもよい。例えば、通知部45は、スタンプの付与条件として設定された決済金額や取引対象などを示す情報を通知する。
なお、通知部45は、情報の優先度に基づいて情報を利用者に通知してもよい。例えば、通知部45は、利用者の現在位置からより近い位置に所在する店舗に紐付けられたスタンプカードに関する情報ほど優先度を高く設定し、利用者の現在位置からより遠い位置に所在する店舗に紐付けられたスタンプカードに関する情報ほど優先度を低く設定し、情報を通知する。また、通知部45は、スタンプに設定された有効期限までの期間が短いスタンプカードに関する情報ほど優先度を高く設定し、スタンプに設定された有効期限までの期間が長いスタンプカードに関する情報ほど優先度を低く設定し、情報を通知する。
(配信部46について)
配信部46は、利用者が所有するスタンプカードであって、利用者端末を用いる所定の決済手段が利用可能な店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードに関するカード情報を、所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームを介して利用者に配信する。例えば、図1の例において、配信部46は、利用者U1が所有する各スタンプカードに付与されたスタンプの数や、提供される特典の内容などを示すコンテンツを、決済アプリを介して利用者端末100に配信する。
また、配信部46は、カード情報を配信する優先度であって、利用者が所有するスタンプカードに付与済みのスタンプの数に基づく優先度に基づいてカード情報を配信してもよい。例えば、配信部46は、付与済みのスタンプの数が多いスタンプカードほど優先度を高く設定し、付与済みのスタンプの数が少ないスタンプカードほど優先度を低く設定し、カード情報を配信する。また、配信部46は、特典の提供条件を満たすまでに要するスタンプの数が少ないスタンプカードほど優先度を高く設定し、特典の提供条件を満たすまでに要するスタンプの数が多いスタンプカードほど優先度を高く設定し、カード情報を配信する。
また、配信部46は、カード情報を配信する優先度であって、利用者が所有するスタンプカードに付与済みのスタンプに設定された有効期限に基づく優先度に基づいてカード情報を配信してもよい。例えば、配信部46は、スタンプの有効期限が早いスタンプカードほど優先度を高く設定し、有効期限が遅いスタンプカードほど優先度を低く設定し、カード情報を配信する。また、例えば、配信部46は、現時点からスタンプに設定された有効期限までの残りの期間が短いスタンプカードほど優先度を高く設定し、残りの期間が長いスタンプカードほど優先度を低く設定し、カード情報を配信する。
また、配信部46は、カード情報を配信する優先度であって、利用者が所有するスタンプカードに紐付けられた店舗の所在地と、利用者の所在地との位置関係に基づく優先度に基づいてカード情報を配信してもよい。例えば、配信部46は、利用者の現在位置からより近い位置に所在する店舗に紐付けられたスタンプカードほど優先度を高く設定し、利用者の現在位置からより遠い位置に所在する店舗に紐付けられたスタンプカードほど優先度を低く設定し、カード情報を配信する。また、配信部46は、利用者の拠点(例えば、自宅や、勤務先、通勤先)からより近い位置に所在する店舗に紐付けられたスタンプカードほど優先度を高く設定し、利用者の拠点からより遠い位置に所在する店舗に紐付けられたスタンプカードほど優先度を低く設定し、カード情報を配信する。
なお、配信部46がカード情報を配信する優先度は上述の例に限定されない。例えば、配信部46は、利用者の嗜好に基づく優先度でカード情報を配信してもよい。具体的な例を挙げると、配信部46は、利用者の属性(デモグラフィック属性、サイコグラフィック属性)に対応する店舗に紐付けられたスタンプカードほど優先度を高く設定し、利用者の属性に対応しない店舗に紐付けられたスタンプカードほど優先度を低く設定し、カード情報を配信する。
(算出部47について)
算出部47は、付与部43により付与されたスタンプの数が所定の条件を満たす場合は、特典の内容に基づいて店舗に対する課金額を算出する。算出部47は、例えば、算出部47は、特典の価格に関する情報に基づいて課金額を算出する。具体的な例を挙げると、算出部47は、特典の原価を課金額として算出する。すなわち、算出部47は、例えば特典が物品である場合には、当該物品の原価に相当する金額を課金額(手数料)として算出する。また、算出部47は、特典の提供価格を課金額として算出する。すなわち、算出部47は、例えば特典がキャッシュバックや割引クーポンである場合には、提供する特典の価格を課金額として算出する。また、算出部47は、特典の提供価格に所定の比率を乗じた金額を課金額として算出する。すなわち、算出部47は、例えば特典が物品であり、原価が不明の場合には、当該物品の一般的な原価率を提供価格に乗じた金額を課金額(手数料)として算出する。
また、算出部47は、付与部43により付与されたスタンプの数が所定の条件を満たし、店舗に関する所定の特典を提供された場合は、課金額を算出する。すなわち、算出部47は、利用者の景品獲得のタイミングで、手数料に相当する課金額を算出し、店舗に課金する。ここで、景品獲得のタイミングとは、実際に利用者が景品を獲得したタイミング(例:パン屋の店舗で特典のクロワッサンを受け取ったタイミング)でもよいし、利用者が景品獲得の権利を付与されたタイミング(例:パン屋の店舗で特典のクロワッサン引換券を受け取ったタイミング)でもよい。
また、算出部47は、付与部43により付与されたスタンプの数が所定の条件を満たし、店舗に関する所定の特典を提供された利用者が特典を利用した場合は、課金額を算出してもよい。すなわち、算出部47は、利用者が景品を獲得したタイミング(例:割引クーポンを受け取った)ではなく、利用者が景品を利用したタイミング(例:割引クーポンを利用して買い物をしたタイミング)で、課金額を算出することもできる。
また、算出部47は、以下で説明するように、利用者の決済金額に応じて課金額を算出することもできる。すなわち、算出部47は、付与部43により付与されたスタンプの数が所定の条件を満たす場合は、利用者情報に含まれる利用者の決済履歴に基づいて店舗に対する課金額を算出する。例えば、算出部47は、決済履歴が示す決済金額であって、店舗に対する利用者のスタンプの付与対象となった決済金額を所定の期間において累計し、累計した決済金額に対して所定の比率を乗算することにより課金額を算出する。具体的な例を挙げると、店舗のスタンプの付与条件が「決済金額1000円ごとに1個スタンプ付与」であり、特典の獲得条件が「スタンプ5個」であり、利用者の決済金額が、「1回目:500円、2回目:1000円、3回目:1500円、4回目:1500円、5回目:1000円、6回目:1000円」であり、所定の比率が事業者一律で「3%」であった場合、算出部47は、特典の獲得までに付与された1000円以上の決済金額を累計した「6000円」を累計決済金額として算出し、累計決算金額6000円に0.03を乗じた「180円」を課金額として算出する。
また、算出部47は、付与されたスタンプの群(スタンプ群)が利用者U1に提供する各特典に設定された条件を満たすごとに、課金額を算出する。例えば、算出部47は、店舗に関する所定の特典の提供対象となったスタンプ群に対応する決済金額を累計し、提供する各特典に設定された条件を満たすごとに課金額を算出する。具体的な例を挙げると、図9の画面SC22の例において、算出部47は、第1の特典の提供条件(スタンプ3個)を満たす場合、スタンプ3個に対応する決済金額を累計し、課金額を算出し、さらに第2の特典の提供条件(スタンプ8個)を満たす場合、追加分のスタンプ5個に対応する決済金額を累計し、その都度課金額を算出する。
また、算出部47は、所定の期間ごとに所定の比率を決定し、課金額を算出する。例えば、図9の画面SC22の例において、算出部47は、第1の特典の提供条件(スタンプ3個)に対応する累計決済金額に「3%」を乗じて課金額を算出し、さらに第2の特典の提供条件(追加スタンプ5個)に対応する累計決済金額に「2%」を乗じて課金額を算出する。さらに、算出部47は、スタンプの付与期間やスタンプの有効期間などのキャンペーン期間ごとに所定の比率を決定し、課金額を算出することもできる。
また、算出部47は、利用者に取引対象を提供する事業者に関する事業者情報に基づいて所定の比率を決定し、課金額を算出する。例えば、算出部47は、事業者情報データベース34を参照し、「店舗情報」(例:店舗住所、系列店舗の有無、商材の種別、店舗の規模、平均売上)や、「店舗評価」(例:ウェブサイト上での利用者による評価値)に応じて、累計決済金額に乗算する所定の比率を決定し、課金額を算出する。具体的な例を挙げると、算出部47は、店舗の規模が小さい事業者や、利用者による評価値が高い店舗の事業者に対する課金額を算出するための比率を低く設定することができる。
また、算出部47は、利用者情報に基づいて所定の比率を決定し、課金額を算出する。例えば、算出部47は、利用者情報データベース33を参照し、「決済履歴」(例:決済先、決済金額)や、「利用履歴」(例:電子決済サービスの利用履歴)に応じて、累計決済金額に乗算する所定の比率を決定し、課金額を算出する。具体的な例を挙げると、算出部47は、過去の店舗に対する決済金額の総額が大きい利用者や、電子決済サービスの利用回数が多い利用者の決済に対応する課金額を算出するための比率を低く設定することができる。
なお、算出部47は、算出した累計決済金額や課金額を課金情報データベース35に格納する。また、算出部47は、算出した累計決済金額や課金額を含む課金情報を、紐づけられた事業者M1の事業者端末200に対して送信してもよい。
〔3.提供処理のフロー〕
図10を用いて、実施形態に係る決済サーバ10の提供処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、決済サーバ10は、店舗に対する決済であって、利用者が利用する利用者端末を用いる決済に関する決済情報を受け付ける(ステップS101)。続いて、決済サーバ10は、店舗が設定したスタンプの付与条件と、決済情報とに基づいて、スタンプを付与するか否かを判定する(ステップS102)。スタンプを付与しないと判定した場合(ステップS102;No)、決済サーバ10は、決済情報に基づく決済処理を実行し、処理を終了する。
一方、スタンプを付与すると判定した場合(ステップS102;Yes)、決済サーバ10は、店舗に紐付けられたスタンプカードが利用者に対して発行済みであるか否かを判定する。発行済みであると判定した場合(ステップS103;Yes)、決済サーバ10は、決済情報に基づく決済処理を実行し、スタンプカードにスタンプを付与する(ステップS104)。発行済みではないと判定した場合(ステップS103;No)、決済サーバ10は、決済情報に基づく決済処理を実行するとともに利用者に対してスタンプカードを発行し、発行したスタンプカードにスタンプを付与する(ステップS105)。
続いて、決済サーバ10は、スタンプカードに付与されたスタンプの数が、特典を提供するための所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS106)。所定の条件を満たさないと判定した場合(ステップS106;No)、決済サーバ10は、処理を終了する。一方、所定の条件を満たすと判定した場合(ステップS106;Yes)、決済サーバ10は、店舗に関する所定の特典を利用者に提供する(ステップS107)。
最後に、決済サーバ10は、特典の内容(特典の原価、提供価格等)から事業者に対する課金額を算出し、処理を終了する(ステップS108)。このとき、決済サーバ10は、課金額を含む課金情報を生成し、事業者端末200に送信してもよい。
〔4.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
〔4-1.決済の手法について〕
上述の実施形態において、付与部43が、実店舗に設置されたQRコード(登録商標)を利用者端末100が読み取ることにより実現される決済に関する決済情報に基づきスタンプを付与する例を示したが、付与部43の機能はこのような例に限定されない。例えば、付与部43は、利用者端末100に表示される利用者識別情報を店舗端末が読み取ることにより実現される決済に関する決済情報に基づきスタンプを付与してもよい。
また、付与部43は、事前注文サービスにおける店舗への決済に関する決済情報に基づきスタンプを付与してもよい。例えば、付与部43は、決済アプリ内で起動するアプリケーションにおいて提供される事前注文サービスにおける決済に関する決済情報に基づきスタンプを付与する。
また、付与部43は、実店舗に対する決済に限らず、電子商取引サービスでの取引対象に対する決済(すなわち、オンライン決済)に関する決済情報に基づきスタンプを付与してもよい。例えば、付与部43は、決済アプリ内で起動するアプリケーションにおいて提供される電子商取引サービスにおける決済に関する決済情報に基づきスタンプを付与する。
〔4-2.特典の原資について〕
上述の提供部44が提供する特典の原資は、店舗から提供されるものでもよく、決済サーバ10の管理者から提供されるものであってもよい。例えば、提供部44は、まず店舗が原資のすべてを負担する特典を提供し、当該店舗における電子決済の利用状況に応じて、原資の少なくとも一部に該当する額を決済サーバ10の管理者が負担する特典を提供してもよい。
〔4-3.提供処理システム1の構成について〕
上述の実施形態において、提供処理システム1に含まれる決済サーバ10が、スタンプカードに関する設定を店舗から受け付け、利用者が所有するスタンプカードに関する情報を管理する例を示したが、提供処理システム1の構成はこのような例に限定されない。例えば、スタンプカードに関する設定を店舗から受け付けるサーバと、利用者が所有するスタンプカードに関する情報を管理するサーバとは、それぞれ異なるサーバであってもよく、それぞれ異なるシステムに属するサーバであってもよい。
〔4-4.処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る決済サーバ10は、受付部41と、決済処理部42と、付与部43と、提供部44と、通知部45と、配信部46と、算出部47とを有する。
受付部41は、利用者が決済を行う店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードに付与されるスタンプに関する情報であって、当該店舗に関する所定の特典を当該利用者に提供する条件を受け付ける。受付部41は、店舗に対する決済に関する決済情報と、当該決済を行う利用者に対して提供される所定の特典の内容とを受け付ける。また、受付部41は、決済情報が示す決済金額と、特典の内容が示す特典の価格に関する情報とを受け付ける。決済処理部42は、受付部41が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する。付与部43は、店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードに対して、決済情報に基づいてスタンプを付与する。また、付与部43は、決済情報が示す決済金額に応じてスタンプを付与する。算出部47は、スタンプカードに付与されたスタンプが条件を満たす場合は、店舗に対する課金額を算出する。また、算出部47は、付与部43により付与されたスタンプの数が所定の条件を満たす場合は、特典の内容に基づいて店舗に対する課金額を算出する。また、算出部47は、決済情報が示す決済金額に基づいて課金額を算出する課金額を算出する。
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、事業者が所定の媒体に印刷されたスタンプカードを発行することなく、電子決済に応じてスタンプを自動的に付与することができるとともに、ファン利用者の獲得の対価を、事業者に対してファン利用者獲得のタイミングで課金することができるため、利用者や事業者の利便性を向上させることができる。
また、算出部47は、特典の原価を課金額として算出する。また、算出部47は、特典の提供価格を課金額として算出する。また、算出部47は、特典の提供価格に所定の比率を乗じた金額を課金額として算出する。さらに、算出部47は、付与部43により付与されたスタンプの数が所定の条件を満たし、店舗に関する所定の特典を提供された場合は、課金額を算出する。また、算出部47は、付与部43により付与されたスタンプの数が所定の条件を満たし、店舗に関する所定の特典を提供された利用者が特典を利用した場合は、課金額を算出する。また、算出部47は、付与されたスタンプの群が利用者に提供する各特典に設定された条件を満たすごとに、課金額を算出する。
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、景品の種別などに応じて柔軟に課金額や課金のタイミングを変更することができるため、利用者や事業者の利便性をより向上させることができる。
また、受付部41は、店舗に対する決済であって、利用者が利用する利用者端末を用いる決済に関する決済情報を受け付ける。また、受付部41は、店舗を識別する店舗識別情報を含む決済情報を受け付ける。付与部43は、利用者が所有するスタンプカードのうち、店舗識別情報に紐付けられるスタンプカードに対してスタンプを付与する。また、付与部43は、利用者が所有するスタンプカードのうち、店舗を含む所定の店舗群に紐付けられるスタンプカードに対してスタンプを付与する。提供部44は、付与部43により付与されたスタンプを示す情報を利用者に提供する。また、提供部44は、付与部43により付与されたスタンプの数が所定の条件を満たす場合は、店舗に関する所定の特典を利用者に提供する。通知部45は、所定の条件を満たすまでに要するスタンプの数が所定の閾値以下である場合に、所定の条件が達成間近である旨の情報を利用者に通知する。配信部46は、利用者が所有するスタンプカードであって、利用者端末を用いる所定の決済手段が利用可能な店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードに関するカード情報を、所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームを介して利用者に配信する。
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者が所定の媒体に印刷されたスタンプカードを持ち歩くことなく、電子決済に応じてスタンプを自動的に付与することができるため、利用者の利便性を向上させることができる。
また、実施形態に係る決済サーバ10において、例えば、付与部43は、利用者がスタンプカードを所有していない場合は、スタンプカードを発行してスタンプを付与する。また、付与部43は、店舗に対する利用者端末を用いる決済の履歴が示す決済金額と、決済情報が示す決済金額との総額に応じてスタンプを付与する。また、付与部43は、また、付与部43は、決済が行われる日時に応じてスタンプを付与する。また、付与部43は、決済情報と、利用者に関する利用者情報とに基づいてスタンプを付与する。また、付与部43は、利用者端末を用いる所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームであって、当該所定の決済手段が利用可能な店舗に関する情報を配信する所定のプラットフォームにおいて店舗をフォローしているか否かに応じてスタンプを付与する。また、付与部43は、スタンプカードに付与済みのスタンプの数に応じてスタンプを付与する。また、付与部43は、店舗により設定された条件に応じてスタンプを付与する。
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者の決済の内容や、利用者に関する情報、店舗が設定した条件などに応じてスタンプを柔軟に付与することができるため、スタンプカードを提供する店舗の利便性を向上させることができる。
また、実施形態に係る決済サーバ10において、例えば、受付部41は、決済の対象である取引対象を識別する取引対象識別情報を含む決済情報を受け付ける。そして、付与部43は、取引対象識別情報が所定の取引対象を示す場合は、スタンプカードにスタンプを付与する。また、受付部41は、店舗が利用する店舗端末により読み取られる取引対象識別情報を含む決済情報を受け付ける。
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、所定の商品を利用者が購入した場合にでもスタンプを付与することができるため、スタンプカードを提供する店舗の利便性を向上させることができる。
また、実施形態に係る決済サーバ10において、例えば、提供部44は、スタンプカードに付与済みのスタンプの数に応じた特典を提供する。また、提供部44は、スタンプカードに付与されたスタンプの数が店舗により設定された条件を満たす場合は、所定の特典を利用者に提供する。また、提供部44は、スタンプカードに付与されたスタンプの数が所定の条件を満たす場合は、店舗により設定された特典を利用者に提供する。
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、スタンプに応じた特典や、店舗が設定した条件に基づく特典を利用者に提供することができるため、スタンプカードを提供する店舗の利便性を向上させることができる。
また、実施形態に係る決済サーバ10において、例えば、通知部45は、スタンプカードに対して付与済みのスタンプに設定された有効期限に応じた情報を利用者に通知する。また、通知部45は、スタンプカードに対してスタンプを付与するための条件を示す情報を利用者に通知する。
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者に対してスタンプカードの利用を想起させることができるため、スタンプカードによる店舗への誘因効果を高めることができる。
また、実施形態に係る決済サーバ10において、例えば、配信部46は、カード情報を配信する優先度であって、利用者が所有するスタンプカードに付与済みのスタンプの数に基づく優先度に基づいてカード情報を配信する。また、配信部46は、カード情報を配信する優先度であって、利用者が所有するスタンプカードに付与済みのスタンプに設定された有効期限に基づく優先度に基づいてカード情報を配信する。また、配信部46は、カード情報を配信する優先度であって、利用者が所有するスタンプカードに紐付けられた店舗の所在地と、利用者の所在地との位置関係に基づく優先度に基づいてカード情報を配信する。
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、有用なカード情報を優先的に配信することができるため、利用者の利便性を向上させることができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る決済サーバ10は、例えば、図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、決済サーバ10を例に挙げて説明する。図11は、決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が決済サーバ10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、決済サーバ10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した決済サーバ10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。
1 提供処理システム
10 決済サーバ
20 通信部
30 記憶部
31 口座データベース
32 スタンプカード情報データベース
33 利用者情報データベース
34 事業者情報データベース
35 課金情報データベース
40 制御部
41 受付部
42 決済処理部
43 付与部
44 提供部
45 通知部
46 配信部
47 算出部
100 利用者端末
200 事業者端末

Claims (25)

  1. 店舗に対する決済であって、利用者が利用する利用者端末を用いる決済に関する決済情報を受け付ける受付部と、
    前記決済が行われるごとに、前記店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードに対し、前記受付部により受け付けられた決済情報に基づいて前記決済を行う決済サービスを提供するアプリケーションを介してスタンプを付与する付与部と、
    前記アプリケーションを介して、前記決済が行われるごとに、前記決済情報に基づいて行われた決済の完了を示す情報とともに、前記付与部により付与されたスタンプを示す情報を前記利用者に提供し、前記付与部により付与されたスタンプの数が所定の条件を満たす場合は、前記店舗に関する所定の特典を前記利用者に提供する提供部と
    を有することを特徴とする提供装置。
  2. 前記受付部は、
    利用者が決済を行う店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードに付与されるスタンプに関する情報であって、当該店舗に関する所定の特典を当該利用者に提供する条件を受け付け、
    前記スタンプカードに付与されたスタンプが前記条件を満たす場合は、前記店舗に対する課金額を算出する算出部、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の提供装置。
  3. 前記受付部は、前記特典の価格に関する情報をさらに受け付け、
    前記算出部は、前記特典の価格に関する情報に基づいて前記課金額を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の提供装置。
  4. 前記算出部は、
    前記特典の原価を前記課金額として算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の提供装置。
  5. 前記算出部は、
    前記特典の提供価格を前記課金額として算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の提供装置。
  6. 前記算出部は、
    前記特典の提供価格に所定の比率を乗じた金額を前記課金額として算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の提供装置。
  7. 前記受付部は、
    前記店舗に対する決済に関する決済情報をさらに受け付け、
    前記算出部は、
    前記決済情報が示す決済金額に基づいて前記課金額を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の提供装置。
  8. 前記算出部は、
    付与されたスタンプの数が前記条件を満たし、前記特典を提供された場合は、前記課金額を算出する
    ことを特徴とする請求項2から7のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  9. 前記算出部は、
    付与されたスタンプの数が前記条件を満たし、前記特典を提供された前記利用者が前記特典を利用した場合は、前記課金額を算出する
    ことを特徴とする請求項2から7のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  10. 前記算出部は、
    付与されたスタンプの群が前記利用者に提供する各特典に設定された前記条件を満たすごとに、前記課金額を算出する
    ことを特徴とする請求項2から9のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  11. 前記付与部は、
    前記利用者が前記スタンプカードを所有していない場合は、前記スタンプカードを取得してスタンプを付与する
    ことを特徴とする請求項2から10のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  12. 前記付与部は、
    前記利用者が所有するスタンプカードのうち、前記店舗を含む所定の店舗群に紐付けられるスタンプカードに対してスタンプを付与する
    ことを特徴とする請求項2から11のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  13. 前記付与部は、
    前記店舗に対する前記利用者端末を用いる決済履歴が示す決済金額と、前記決済情報が示す決済金額との総額に応じてスタンプを付与する
    ことを特徴とする請求項2から12のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  14. 前記受付部は、
    前記決済の対象である取引対象を識別する取引対象識別情報を含む前記決済情報を受け付け、
    前記付与部は、
    前記取引対象識別情報が所定の取引対象を示す場合は、前記スタンプカードにスタンプを付与する
    ことを特徴とする請求項2から13のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  15. 前記付与部は、
    前記決済が行われる日時に応じてスタンプを付与する
    ことを特徴とする請求項2から14のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  16. 前記付与部は、
    前記決済情報と、前記決済を行う利用者に関する利用者情報とに基づいてスタンプを付与する
    ことを特徴とする請求項2から15のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  17. 前記付与部は、
    前記利用者端末を用いる所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームであって、当該所定の決済手段が利用可能な店舗に関する情報を配信する所定のプラットフォームにおいて前記店舗をフォローしているか否かに応じてスタンプを付与する
    ことを特徴とする請求項2から16のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  18. 前記付与部は、
    前記スタンプカードに付与済みのスタンプの数に応じてスタンプを付与する
    ことを特徴とする請求項2から17のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  19. 前記付与部は、
    前記店舗により設定された条件に応じてスタンプを付与する
    ことを特徴とする請求項2から18のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  20. 所定の条件を満たすまでに要するスタンプの数が所定の閾値以下である場合に、前記所定の条件が達成間近である旨の情報を前記利用者に通知する第1通知部
    をさらに有することを特徴とする請求項2から19のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  21. 前記スタンプカードに対して付与済みのスタンプに設定された有効期限に応じた情報を前記利用者に通知する第2通知部
    をさらに有することを特徴とする請求項2から20のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  22. 前記スタンプカードに対してスタンプを付与するための条件を示す情報を前記利用者に通知する第3通知部
    をさらに有することを特徴とする請求項2から21のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  23. 前記利用者が所有するスタンプカードであって、前記利用者端末を用いる所定の決済手段が利用可能な店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードに関するカード情報を、前記所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームを介して前記利用者に配信する配信部
    をさらに有することを特徴とする請求項2から22のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  24. コンピュータが実行する提供方法であって、
    店舗に対する決済であって、利用者が利用する利用者端末を用いる決済に関する決済情報を受け付ける受付工程と、
    前記決済が行われるごとに、前記店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードに対し、前記受付工程により受け付けられた決済情報に基づいて前記決済を行う決済サービスを提供するアプリケーションを介してスタンプを付与する付与工程と、
    前記アプリケーションを介して、前記決済が行われるごとに、前記決済情報に基づいて行われた決済の完了を示す情報とともに、前記付与工程により付与されたスタンプを示す情報を前記利用者に提供し、前記付与工程により付与されたスタンプの数が所定の条件を満たす場合は、前記店舗に関する所定の特典を前記利用者に提供する提供工程と
    を含むことを特徴とする提供方法。
  25. 店舗に対する決済であって、利用者が利用する利用者端末を用いる決済に関する決済情報を受け付ける受付手順と、
    前記決済が行われるごとに、前記店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードに対し、前記受付手順により受け付けられた決済情報に基づいて前記決済を行う決済サービスを提供するアプリケーションを介してスタンプを付与する付与手順と、
    前記アプリケーションを介して、前記決済が行われるごとに、前記決済情報に基づいて行われた決済の完了を示す情報とともに、前記付与手順により付与されたスタンプを示す情報を前記利用者に提供し、前記付与手順により付与されたスタンプの数が所定の条件を満たす場合は、前記店舗に関する所定の特典を前記利用者に提供する提供手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする提供プログラム。
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