JP2021089584A - 提案装置、提案方法及び提案プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子マネーの利用を促進する。【解決手段】本願に係る提案装置は、利用者に関する利用者情報(例えば、利用者の属性や、電子決済の利用履歴(電子決済を用いた決済の支払先、決済金額、電子マネーの残高等)や、各種のサービスにおける利用者の行動に関する行動情報)を取得する取得部と、取得部により取得された利用者情報に基づいて、所定の決済手段における利用者の口座に対する電子マネーの入金を行うことを利用者に提案する提案部とを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、提案装置、提案方法及び提案プログラムに関する。
従来、電子マネーを管理する各種のサービスを提供する技術が知られている。このような技術の一例として、サービスに対して利用される仮想通貨の残高を管理し、仮想通貨の残高からサービスを提供するためのサービス提供額を減じた値が下限値以下である場合に、残高にチャージ額を加算するためのチャージ処理を実行する技術が知られている。
特開2014−132497号公報
しかしながら、上述した技術では、電子マネーの利用を促進しているとは言えない場合がある。
例えば、上述した技術では、仮想通貨の残高が下限値以下となる場合に自動的にチャージ処理を実行しているに過ぎず、仮想通貨を用いるサービスを利用者が利用しない場合には自動的にチャージされた仮想通貨が放置されることとなるため、電子マネーの利用を促進しているとは言えない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、電子マネーの利用を促進することを目的とする。
本願に係る提案装置は、利用者に関する利用者情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された利用者情報に基づいて、所定の決済手段における前記利用者の口座に対する電子マネーの入金を行うことを前記利用者に提案する提案部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、電子マネーの利用を促進することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る提案処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る利用者データベースの一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る利用履歴データベースの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る店舗データベースの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る利益情報データベースの一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る提案処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、情報提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る提案装置、提案方法及び提案プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提案装置、提案方法及び提案プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の提案装置等により実現される提案処理を説明する。図1は、実施形態に係る提案処理の一例を示す図である。なお、図1では、本実施形態に係る提案装置の一例である情報提供装置10によって、実施形態に係る提案処理などが実現されるものとする。
図1に示すように、実施形態に係る情報提供システム1は、情報提供装置10と、端末装置100と、決済サーバ200と、外部サーバ300と、店舗サーバ400とを含む。情報提供装置10、端末装置100、決済サーバ200、外部サーバ300及び店舗サーバ400は、ネットワークN(例えば、図2参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図1に示した情報提供システム1には、複数台の情報提供装置10、複数台の端末装置100、複数台の決済サーバ200、複数台の外部サーバ300及び複数台の店舗サーバ400が含まれていてもよい。
図1に示す情報提供装置10は、提案処理を行う情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、情報提供装置10は、決済を実現するための各種処理を実行する決済サーバ200から、端末装置100を用いた決済に関する情報を取得する。また、情報提供装置10は、利用者に各種のウェブサービスを提供する外部サーバ300から、サービスにおける利用者の行動に関する情報を取得する。また、情報提供装置10は、実店舗若しくはウェブ上の店舗によって利用される店舗サーバ400から店舗に関する情報を取得する。そして、情報提供装置10は、取得した情報に応じた情報を端末装置100に提供する。
図1に示す端末装置100は、利用者によって利用される情報処理装置である。端末装置100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、端末装置100は、情報提供装置10や決済サーバ200、外部サーバ300、店舗サーバ400などによって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、端末装置100がスマートフォンである場合を示す。
図1に示す決済サーバ200は、端末装置100を用いる電子決済に関する電子決済サービスを提供し、各種の決済を行う情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステムにより実現される。例えば、決済サーバ200は、取引対象の販売者(店舗)や購入者の口座を管理しており、利用者からの決済要求に従って、口座間における電子マネーの送金等を行うことで、各種決済を実現する。なお、電子マネーとは、例えば、各種企業が独自に用いるポイントや通貨等であってもよく、日本円やドル等の国家により提供される貨幣を電子的に取引可能としたものであってもよい。
図1に示す外部サーバ300は、任意のウェブサービスを利用者に対して提供する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステムにより実現される。例えば、外部サーバ300は、ポータルサイト、インターネットオークション、電子商店街、ウェブ検索、経路検索、地図検索、ゲーム、不動産情報の提供、金融情報の提供、宿泊施設の予約サービス等、任意のウェブサービスを提供する。なお、外部サーバ300は、利用者の購買履歴や、検索履歴、コンテンツの閲覧履歴など、実社会またはネットワーク上における行動を示すログを収集するサーバ装置であってもよい。また、各ウェブサービスはそれぞれ異なる外部サーバ300から提供されてもよい。また、各ウェブサービスにおける利用者の識別情報(利用者ID)は、複数のウェブサービスで統一された利用者IDであってもよく、複数のウェブサービスにおいて予め連携された複数の利用者IDであってもよい。
図1に示す店舗サーバ400は、実店舗若しくはウェブ上の店舗によって利用される情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステムにより実現される。例えば、店舗サーバ400は、店舗の位置(例えば、住所や店舗のURL)や、店舗で販売する商品の情報や、店舗で提供するサービスの情報、客の平均単価などといった情報を管理する。
ここで、情報提供装置10が実行する提案処理に先立ち、端末装置100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗に配置された2次元コードであって、店舗を識別する店舗識別情報を用いて、利用者が端末装置100を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者が任意の端末装置100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報は、QRコード(登録商標)のみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
例えば、利用者が店舗にて各種の商品やサービスといった決済対象の利用や購入に伴う決済を行う場合、利用者は、端末装置100に予めインストールされた決済用のアプリケーションを起動する。そして、利用者は、アプリケーションを介して、店舗に設置された店舗識別情報を撮影する。このような場合、端末装置100は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、利用者或いは店舗の店員から決済額の入力を受付ける。そして、端末装置100は、利用者を識別する利用者情報と、店舗識別情報(若しくは、店舗識別情報が示す情報、すなわち、店舗を示す情報)と、決済額とを示す決済情報を決済サーバ200へと送信する。
このような場合、決済サーバ200は、利用者情報が示す利用者の口座から、店舗識別情報が示す店舗の口座へと、決済額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバ200は、決済が完了した旨の通知を端末装置100へと送信する。このような場合、端末装置100は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
なお、端末装置100を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、端末装置100を用いた決済は、店舗に設置された店舗端末を用いたものであってもよい。例えば、端末装置100は、利用者を識別するための利用者識別情報を画面上に表示させる。このような場合、店舗に設置された店舗端末は、端末装置100に表示された利用者識別情報を読み取り、利用者識別情報と、決済額と、店舗を識別する情報とを示す決済情報を決済サーバ200へと送信する。このような場合、決済サーバ200は、利用者識別情報が示す利用者の口座から、店舗の口座へと、決済額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗の店舗端末あるいは端末装置100に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、決済が行われた旨を通知してもよい。
また、端末装置100を用いた決済は、利用者が予め電子マネーをチャージした口座から店舗の口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者が予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、決済サーバ200は、店舗の口座に対して決済額の電子マネーを送金するとともに、利用者Uのクレジットカードの運用会社に対し、決済額を請求してもよい。
ここで、電子マネーの残高を管理し、残高が下限値となった場合に自動的に電子マネーの入金処理を実行するサービスが提供されている。しかしながら、自動的に電子マネーの入金を実行するだけでは、利用者の電子マネーの利用を促進しているとはいえず、改善の余地がある。
そこで、情報提供装置10は、実施形態に係る提案処理を実行する。以下、図1を用いて、情報提供装置10が実行する提案処理について説明する。なお、以下の説明では、端末装置100を利用する利用者に応じて、端末装置100を端末装置100−1〜100−N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、端末装置100−1は、利用者ID「U1」により識別される利用者(利用者U1)により使用される端末装置100である。また、以下では、端末装置100−1〜100−Nについて、特に区別なく説明する場合には、端末装置100と記載する。また、以下の説明では、端末装置100を利用者と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者を端末装置100と読み替えることもできる。
まず、決済サーバ200は、利用者の電子決済に関する処理を実行する(ステップS1)。例えば、各利用者は、上述したQRコード等を用いた決済手法により、店舗にて各種の商品やサービスといった決済対象の利用や購入に伴う決済に関する決済情報を、決済サーバ200に送信する。そして、決済サーバ200は、上述したQRコード等を用いた決済手法により、利用者の電子決済に関する処理を実行する。
続いて、情報提供装置10は、電子決済の利用履歴を決済サーバ200から取得する(ステップS2)。例えば、情報提供装置10は、電子決済による支払先(店舗)を示す情報や、決済額、電子マネーの残高、口座に電子マネーを入金した日時(入金日時)、電子マネーの入金額などといった情報を利用履歴として取得する。
続いて、外部サーバ300は、利用者に各種のサービスを提供する(ステップS3)。例えば、外部サーバ300は、利用者にポータルサイトや、電子商店街などといったウェブサービスを提供し、利用者の行動を示すログを収集する。
続いて、情報提供装置10は、利用者の行動に関する行動情報を外部サーバ300から取得する(ステップS4)。例えば、情報提供装置10は、利用者の行動情報として、外部サーバ300により提供されるウェブサービスにおける利用者の検索履歴や、購買履歴などといった情報を取得する。
続いて、情報提供装置10は、店舗に関する店舗情報を店舗サーバ400から取得する(ステップS5)。例えば、情報提供装置10は、店舗情報として、店舗の位置や、店舗で販売する商品の情報、客の平均単価などといった情報を取得する。
続いて、情報提供装置10は、取得した情報に基づいて、利用者に提案する入金額と、入金後の残高により購入可能な商品と、入金に応じた利益とを決定する(ステップS6)。例えば、情報提供装置10は、電子マネーの平均入金額が「1000円」である利用者U1に対して提案する入金額を「1000円」と決定する。そして、情報提供装置10は、利用者U1の電子マネーの残高「400円」よりも高く、且つ、決定した入金額と残高との合計額「1400円」以下の価格帯の商品の中から、利用者U1に対して情報提供を行う商品(以下、「対象商品」と記載する場合がある)を決定する。より具体的には、情報提供装置10は、利用者U1が購入意欲を示したと推定される商品(例えば、利用者U1の検索履歴に対応する商品)であって、利用者U1が電子決済を用いて決済を行った店舗(支払先)「店舗#11、店舗#12、・・・」において販売される上記価格帯の商品の中から、利用者U1に対して情報提供を行う対象商品を決定する。そして、情報提供装置10は、決定した入金額及び対象商品に基づいて利用者に提供する利益を決定する。例えば、情報提供装置10は、決定した入金額以上の電子マネーを入金した場合に利用者U1に付与される対象商品の割引クーポンを、利用者に提供する利益として決定する。
なお、情報提供装置10は、利用者に対して提案する入金額に関して実施されたA/Bテストの結果に基づいて、提案する入金額を決定してもよい。例えば、A/Bテストでは、利用者が1度に入金する電子マネーの額や、入金日時の履歴(入金頻度)、利用者の年収などといった情報に基づいて区分されるターゲット群内の複数のグループに対しそれぞれ異なる額の入金を提案し、提案後の各グループにおけるコンバージョン(提案した額の入金)の有無を検証する。そして、情報提供装置10は、A/Bテストの検証結果に基づき、利用者が属するターゲット群に応じた入金額を決定する。
続いて、情報提供装置10は、利用者に入金の提案を行うと共に、商品情報及び利益情報を提供する(ステップS7)。例えば、情報提供装置10は、利用者U1の入金日時の履歴に基づくタイミングで、決定した入金額の入金を提案すると共に、対象商品や対象商品を販売する店舗などを示す商品情報、並びに、決定した利益を示す利益情報を提供する。具体的な例を挙げると、情報提供装置10は、利用者U1が最後に入金した日時から所定の期間(例えば、10日、30日)が経過した後、利用者U1が過去に入金を行った時間帯において、決定した入金額の入金を提案すると共に、商品情報及び利益情報を提供する。そして、端末装置100−1は、入金の提案、商品情報及び利益情報に関するコンテンツ(例えば、プッシュ通知)を画面に表示する。
以上のように、実施形態に係る情報提供装置10は、利用者に電子マネーの入金の提案を行うと共に、利用者が購入意欲を示した商品であって、提案した入金を行った後の電子マネーの残高により購入可能な商品の情報、並びに、当該商品に関連する利益を提供する。これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、利用者に対して電子マネーを入金する動機付けを行うと共に、電子マネーの積極的な利用を促すことができる。すなわち、実施形態に係る情報提供装置10は、電子マネーの利用を促進することができる。
〔2.情報提供装置の構成〕
次に、図2を用いて、情報提供装置10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。図2に示すように、情報提供装置10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100、決済サーバ200、外部サーバ300、店舗サーバ400等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部30は、利用者データベース31と、利用履歴データベース32と、店舗データベース33と、利益情報データベース34を有する。
(利用者データベース31について)
利用者データベース31は、利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図3を用いて、利用者データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図3は、実施形態に係る利用者データベースの一例を示す図である。図3の例において、利用者データベース31は、「利用者ID」、「属性」、「行動情報」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「属性」は、利用者のデモグラフィック属性(例えば、年収)や、サイコグラフィック属性などの情報を示す。「行動情報」は、外部サーバ300が提供する各種のサービスにおける利用者の行動に関する情報を示し、「検索履歴」、「閲覧コンテンツ」などといった項目を有する。「検索履歴」は、利用者が入力した検索クエリを示す。「閲覧コンテンツ」は、利用者が閲覧したコンテンツを示す。
すなわち、図3では、利用者ID「UID#1」によって識別される利用者の属性が「属性#1」であり、検索履歴が「検索クエリ#1」、閲覧コンテンツが「コンテンツ#1」である例を示す。
(利用履歴データベース32について)
利用履歴データベース32は、決済サーバ200が提供する電子決済サービスにおける利用者の利用履歴に関する情報を記憶する。ここで、図4を用いて、利用履歴データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る利用履歴データベースの一例を示す図である。図4の例において、利用履歴データベース32は、「利用者ID」、「決済ID」、「決済日時」、「支払先」、「決済金額」、「入金履歴」、「残高」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「決済ID」は、電子決済を用いた決済を識別するための識別情報を示す。「決済日時」は、電子決済を行った日時を示す。「支払先」は、電子決済による支払先を示す。「決済金額」は、電子決済による決済金額を示す。「入金履歴」は、利用者が電子決済サービスの口座に電子マネーを入金した履歴を示し、例えば、入金日時や、入金額などといった情報が格納される。「残高」は、利用者の電子決済サービスの口座における電子マネーの残高を示す。
すなわち、図4では、利用者ID「UID#1」によって識別される利用者が、決済ID「PID#1」によって識別され、支払先「SID#1」、決済金額「500円」である決済を決済日時「決済日時#1」に行い、電子マネーの入金履歴が「入金履歴#1」であり、電子決済サービスの口座における電子マネーの残高が「500円」である例を示す。
(店舗データベース33について)
店舗データベース33は、店舗サーバ400から取得された店舗に関する各種の情報を記憶する。ここで、図5を用いて、店舗データベース33が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る店舗データベースの一例を示す図である。図4の例において、店舗データベース33は、「店舗ID」、「店舗名称」、「店舗位置」、「店舗種別」、「提供内容」、「平均単価」などといった項目を有する。
「店舗ID」は、店舗を識別するための識別情報を示す。「店舗名称」は、店舗の名称を示す。「店舗位置」は、店舗の位置(例えば、住所、URL)を示す。「店舗種別」は、店舗の種別を示す。「提供内容」は、店舗において提供されるサービスの内容や、店舗において提供(販売)される商品に関する情報(例えば、商品名、価格)を示す。「平均客価」は、店舗を利用する客の平均単価を示す。
すなわち、図5では、店舗ID「SID#1」により識別される店舗の店舗名称が「店舗#1」、店舗位置が「位置#1」、店舗種別が「コンビニ」、提供内容が「提供内容#1」、平均単価が「1000円」である例を示す。
(利益情報データベース34について)
利益情報データベース34は、利用者に対して提供される利益情報(キャンペーン)に関連する情報を記憶する。ここで、図6を用いて、利益情報データベース34が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る利益情報データベースの一例を示す図である。図6の例において、利益情報データベース34は、「キャンペーンID」、「対象行動」、「利益内容」といった項目を有する。
「キャンペーンID」は、利益情報を識別するための識別情報を示す。「対象行動」は、利益情報に関する利益が利用者に提供される条件となる行動を示す。「利益内容」は、利用者に提供される利益の内容を示す。
すなわち、図4では、キャンペーンID「CID#1」によって識別される利益情報が、対象行動が「入金額:1000円以上」、利益内容が「利益内容#1」である例を示す。
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報提供装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図2に示すように、取得部41と、決定部42と、提案部43と、提供部44とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(取得部41について)
取得部41は、利用者に関する利用者情報を取得する。例えば、図1の例において、取得部41は、利用者に関する各種の情報を各サーバ装置から取得し、利用者データベース31及び利用履歴データベース32に格納する。
また、取得部41は、利用者の現在の電子マネーの残高を含む利用者情報を取得してもよい。例えば、図1の例において、取得部41は、利用者の電子マネーの残高を含む電子決済の利用履歴を決済サーバ200から取得する。
また、取得部41は、利用者の行動に関する行動情報を含む利用者情報を取得してもよい。例えば、図1の例において、取得部41は、利用者の行動情報として、外部サーバ300により提供されるウェブサービスにおける利用者の検索履歴や、購買履歴(例えば、購買した商品を示す情報や、決済方法、決済金額)などといった情報を取得する。
また、取得部41は、所定の決済手段の利用態様を含む利用者情報を取得してもよい。例えば、図1の例において、取得部41は、電子決済による支払先(店舗)を示す情報や、決済額、電子マネーの残高、口座に電子マネーを入金した日時(入金日時)、電子マネーの入金額などといった情報を利用履歴(利用態様)として、決済サーバ200から取得する。
(決定部42について)
決定部42は、取得部41により取得された情報に基づいて、利用者に提案する入金額と、利用者が口座に入金を行った場合の電子マネーの残高により購入可能な商品と、入金に応じた利益とを決定する。例えば、図1の例において、決定部42は、電子マネーの平均入金額が「1000円」である利用者U1に対して提案する入金額を「1000円」と決定する。そして、決定部42は、利用者U1の電子マネーの残高「400円」よりも高く、且つ、決定した入金額と残高との合計額「1400円」以下の価格帯の商品の中から、利用者U1に対して情報提供を行う対象商品を決定する。また、決定部42は、決定した入金額及び対象商品に基づいて利用者に提供する利益を決定する。
なお、決定部42による処理内容は、提案部43や提供部44により実行されてもよい。
(提案部43について)
提案部43は、取得部41により取得された利用者情報に基づいて、所定の決済手段における利用者の口座に対する電子マネーの入金を行うことを利用者に提案する。例えば、図1の例において、提案部43は、利用者データベース31及び利用履歴データベース32を参照し、取得部41により取得された情報に基づく入金額を、当該情報に基づくタイミングで利用者に提案する。
ここで、利用者に情報を提供する商品(例えば、購入意欲を示したと推定される商品)の決済を利用者が電子決済により行う際、電子マネーが不足する事態を回避し、電子マネーの利用を促進させたいといった要望が考えられる。したがって、提案部43は、口座に対して、商品情報が示す商品の価格と、利用者の現在の電子マネーの残高との差額分以上の電子マネーの入金を行うことを提案してもよい。例えば、提案部43は、提供部44により提供される商品情報が示す商品の価格と、利用者の現在の電子マネーの残高との差額分以上の電子マネーの入金を行うことを提案する。
さらに、利用者の利便性を考慮して、情報提供された商品に対して利用者が電子決済を用いた決済を行った際、電子マネーの残高が、少なくとも利用者が日常的に利用する額が担保されるように入金を提案したいといった要望が考えられる。したがって、提案部43は、商品情報が示す商品の決済を所定の決済手段を用いて行った場合に、電子マネーの残高が所定の閾値以上となるように口座に対し電子マネーの入金を行うことを提案してもよい。例えば、提案部43は、電子決済を用いて、提供部44により提供される商品情報が示す商品の決済を行った場合、電子マネーの残高が、利用者が普段利用する金額以上となるように電子マネーの入金を行うことを提案する。具体的な例を挙げると、商品情報が示す商品の決済を行った場合の電子マネーの残高が、利用者の所定期間(例えば、1日、1週間)における電子マネーの利用額の平均値以上となるように、電子マネーの入金を行うことを提案する。
さらに、電子マネーの入金を促進することを目的として、利用者に応じた入金を提案することで、入金に対する利用者の抵抗を可能な限り軽減させたいといった要望が考えられる。したがって、提案部43は、口座に対して、利用者情報に応じた金額分の電子マネーの入金を行うことを提案してもよい。例えば、提案部43は、利用者のデモグラフィック属性やサイコグラフィック属性に基づくセグメント(例えば、富裕層であるか否か)に応じた金額分の電子マネーの入金を行うことを提案する。
また、提案部43は、利用態様に基づいて、口座に対する電子マネーの入金を行うことを提案してもよい。例えば、提案部43は、利用者の電子決済の利用態様(利用履歴)に基づく入金額を、利用態様に基づくタイミングで利用者に提案する。
また、提案部43は、口座に対して、利用態様に応じた金額分の電子マネーの入金を行うことを提案してもよい。例えば、図1の例において、提案部43は、電子マネーの平均入金額が「1000円」である利用者U1に対して、「1000円」分の電子マネーを入金することを提案する。
また、提案部43は、利用態様に基づくタイミングで提案を行ってもよい。例えば、図1の例において、提案部43は、利用者U1が最後に入金した日時から所定の期間(例えば、10日、30日)が経過した後、利用者U1が過去に入金を行った時間帯において入金を提案する。
なお、提案部43は、利用者の入金を行う頻度に応じた金額の入金を提案してもよい。例えば、利用者の入金を行う頻度が高い程低い金額の入金を提案し、利用者の入金を行う頻度が低い程高い金額の入金を提案する。
さらに、利用者の利便性を考慮して、入金の提案と共に、入金手段の提案も行いたいという要望が考えられる。したがって、提案部43は、所定の決済手段とは異なる決済手段によって、口座に対する電子マネーの入金を行うことを提案してもよい。例えば、提案部43は、利用者が利用するクレジットカードや銀行口座から電子マネーの入金を行うことを提案する。具体的な例を挙げると、提案部43は、実店舗若しくはウェブ上の店舗においてクレジットカード決済を行う頻度が、電子マネーを用いた決済を行う頻度よりも高い利用者に対し、クレジットカードから電子マネーの入金を行うことを提案すると共に、電子マネーを用いた決済を行うことを提案する。また、提案部43は、クレジットカードの利用可能残高が残っていると推定される利用者(例えば、クレジットカード決済による決済金額が所定の閾値以下である利用者)に対し、クレジットカードから電子マネーの入金を行うことを提案し、クレジットカードの利用可能残高が残っていないと推定される利用者(例えば、クレジットカード決済による決済金額が所定の閾値以上である利用者)に対し、銀行口座から電子マネーの入金を行うことを提案する。
(提供部44について)
提供部44は、利用者が口座に入金を行った場合の電子マネーの残高により購入可能である商品を示す商品情報を利用者に提供する。例えば、提供部44は、店舗データベース33を参照し、提案部43が提案する額と、利用者の現在の電子マネーの残高との合計額よりも高い価格が設定された商品を示す商品情報を利用者に提供する。
ここで、利用者の現状に応じた商品の情報を提供することで、電子マネーの入金及び利用を促進させたいといった要望が考えられる。したがって、提供部44は、利用者の現在の電子マネーの残高に応じた商品を示す商品情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、利用者の現在の電子マネーの残高と対応する価格帯の商品を示す商品情報を提供する。
また、提供部44は、利用者の現在の電子マネーの残高では購入不可能である商品を示す商品情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、利用者の現在の電子マネーの残高よりも高い価格が設定された商品を示す商品情報を提供する。
また、提供部44は、行動情報に基づいて決定される商品情報を提供してもよい。例えば、外部サーバ300が提供する各種のサービスにおける利用者の行動に基づいて決定される商品情報を提供する。具体的な例を挙げると、提供部44は、利用者が閲覧したコンテンツに対応する商品や、利用者が購入した商品に関連する商品などを示す商品情報を提供する。また、提供部44は、利用者が入力した検索クエリに基づいて決定される商品情報を提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部44は、利用者U1の検索履歴に対応する商品を示す商品情報を提供する。また、提供部44は、所定の決済手段を用いた利用者の決済の履歴に基づいて決定される商品情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、電子決済を用いて決済を行った商品の価格帯に対応する商品を示す商品情報を提供する。これらの処理により、提供部44は、利用者が購入する可能性が高い商品の情報を提供する。
また、提供部44は、利用者が所定の決済手段を用いて決済を行った店舗により提供可能な商品を示す商品情報を提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部44は、利用者U1が電子決済を用いて決済を行った店舗において販売される商品を示す商品情報を提供する。
なお、提供部44は、利用者が所定の決済手段を用いて決済を行ったことがない店舗により提供可能な商品を示す商品情報を提供してもよい。また、提供部44は、利用者の位置情報に基づいて商品情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、利用者の現在位置や、利用者の拠点(例えば、自宅、勤務先)から所定の範囲内の店舗において販売される商品を示す商品情報を提供する。
さらに、電子マネーの入金に伴い享受可能な利益に関する情報を利用者に提供することで、電子マネーの入金及び利用を促進させたいといった要望が考えられる。したがって、提供部44は、提案部43により提案された入金を行った場合に享受可能な利益に関する利益情報を利用者に提供してもよい。例えば、提供部44は、利益情報データベース34を参照し、提案部43により提案された入金額以上の電子マネーを入金した場合に利用者U1に付与される利益に関する利益情報を提供する。
また、提供部44は、口座に対して入金する電子マネーの金額に応じた利益に関する利益情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、利用者が入金する電子マネーの金額に応じたポイントや、電子マネー、クーポンなどといった利益に関する利益情報を提供する。
また、提供部44は、所定の商品に関連する利益に関する利益情報を提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部44は、商品情報が示す商品の割引クーポンに関する利益情報を提供する。
なお、提供部44は、上記の処理を複数組み合わせ、商品情報及び利益情報を提供してもよい。例えば、提供部44は、利用者の検索履歴に基づき、利用者の購入意欲が高い商品のうち、利用者の現在の電子マネーの残高よりも価格が高い商品であって、価格が所定の範囲(例えば、利用者の購入履歴に含まれる商品に対応する価格帯)に収まる商品を示す商品情報を提供すると共に、当該商品の割引クーポンを提供してもよい。
〔3.提案処理のフロー〕
ここで、図7を用いて、実施形態に係る情報提供装置10の提案処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る提案処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、情報提供装置10は、利用者の電子決済の利用履歴及び各種サービスにおける行動情報を取得する(ステップS101)。続いて、情報提供装置10は、取得した情報に基づき、利用者に入金を提案するタイミングであるか否かを判定する(ステップS102)。ここで、入金を提案するタイミングではない場合(ステップS102;No)、入金を提案するタイミングとなるまで待機する。
一方、入金を提案するタイミングである場合(ステップS102;Yes)、情報提供装置10は、利用者に提案する入金額を決定する(ステップS103)。続いて、情報提供装置10は、決定した入金額を入金した場合の電子マネーの残高で購入可能な商品を決定する(ステップS104)。続いて、情報提供装置10は、決定した入金額に応じた利益を決定する(ステップS105)。続いて、情報提供装置10は、入金の提案と共に、商品情報及び利益情報を提供し(ステップS106)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
〔4−1.利用者に提供する情報について〕
上述の実施形態では、提供部44が、利用者が口座に入金を行った場合の電子マネーの残高により購入可能である商品を示す商品情報を利用者に提供すると共に、当該商品に関連する利益に関する利益情報を提供する例を示したが、提供部44の機能はこのような例に限定されない。例えば、提供部44は、利用者が口座に入金を行った場合の電子マネーの残高により享受可能なサービスを示す情報と、当該サービスに関連する利益に関する利益情報を提供してもよい。具体的な例を挙げると、提供部44は、店舗データベース33を参照し、平均単価が、利用者の電子マネーの残高よりも高く、且つ、提案部43により提案された入金を行った場合の残高よりも低い店舗(例えば、飲食店)により提供されるサービスを示す情報を利用者に提供すると共に、当該店舗に関連する利益(例えば、クーポン)に関する利益情報を提供する。
〔4−2.処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報提供装置10は、取得部41と、決定部42と、提案部43と、提供部44とを有する。取得部41は、利用者に関する利用者情報を取得する。決定部42は、取得部41により取得された情報に基づいて、利用者に提案する入金額と、利用者が口座に入金を行った場合の電子マネーの残高により購入可能な商品と、入金に応じた利益とを決定する。提案部43は、利用者が口座に入金を行った場合の電子マネーの残高により購入可能である商品を示す商品情報を利用者に提供する。取得部41により取得された利用者情報に基づいて、所定の決済手段における利用者の口座に対する電子マネーの入金を行うことを利用者に提案する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、利用者に電子マネーの入金の提案を行うと共に、利用者が購入意欲を示した商品であって、提案した入金を行った後の電子マネーの残高により購入可能な商品の情報を提供することにより、利用者に対して電子マネーを入金する動機付けを行うと共に、電子マネーの積極的な利用を促すことができため、利用者に応じて適切に電子マネーの入金を提案できる。
また、実施形態に係る情報提供装置10において、例えば、取得部41は、利用者の現在の電子マネーの残高を含む利用者情報を取得する。そして、提供部44は、利用者の現在の電子マネーの残高に応じた商品を示す商品情報を提供する。また、提供部44は、利用者の現在の電子マネーの残高では購入不可能である商品を示す商品情報を提供する。また、提案部43は、口座に対して、商品情報が示す商品の価格と、利用者の現在の電子マネーの残高との差額分以上の電子マネーの入金を行うことを提案する。また、提案部43は、商品情報が示す商品の決済を所定の決済手段を用いて行った場合に、電子マネーの残高が所定の閾値以上となるように口座に対し電子マネーの入金を行うことを提案する。また、取得部41は、利用者の行動に関する行動情報を含む利用者情報を取得する。そして、提供部44は、行動情報に基づいて決定される商品情報を提供する。また、提供部44は、利用者が入力した検索クエリに基づいて決定される商品情報を提供する。また、提供部44は、所定の決済手段を用いた利用者の決済の履歴に基づいて決定される商品情報を提供する。また、提供部44は、利用者が所定の決済手段を用いて決済を行った店舗により提供可能な商品を示す商品情報を提供する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、各種の情報に基づいて利用者が購入する可能性の高い商品の情報を提供することにより、電子マネーの積極的な利用を促すことができため、電子マネーの入金及び電子マネーの利用を促進できる。
また、実施形態に係る情報提供装置10において、例えば、提供部44は、提案部43により提案された入金を行った場合に享受可能な利益に関する利益情報を利用者に提供する。また、提供部44は、口座に対して入金する電子マネーの金額に応じた利益に関する利益情報を提供する。また、提供部44は、所定の商品に関連する利益に関する利益情報を提供する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、利用者に電子マネーの入金の提案を行うと共に、入金に関連する利益を提供することにより、利用者に対して電子マネーを入金する動機付けを行うことができるため、利用者に応じて適切に電子マネーの入金を提案できる。
また、実施形態に係る情報提供装置10において、例えば、提案部43は、口座に対して、利用者情報に応じた金額分の電子マネーの入金を行うことを提案する。また、取得部41は、所定の決済手段の利用態様を含む利用者情報を取得する。そして、提案部43は、利用態様に基づいて、口座に対する電子マネーの入金を行うことを提案する。また、提案部43は、口座に対して、利用態様に応じた金額分の電子マネーの入金を行うことを提案する。また、提案部43は、利用態様に基づくタイミングで提案を行う。また、提案部43は、所定の決済手段とは異なる決済手段によって、口座に対する電子マネーの入金を行うことを提案する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、利用者に応じた額の入金を、利用者に応じたタイミングで提案することができため、利用者に応じて適切に電子マネーの入金を提案できる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る情報提供装置10は、例えば、図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報提供装置10を例に挙げて説明する。図8は、情報提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、ROM1200、RAM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1200又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1200は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1300を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1300上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が情報提供装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1300上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、情報提供装置10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した情報提供装置10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
10 情報提供装置
20 通信部
30 記憶部
31 利用者データベース
32 利用履歴データベース
33 店舗データベース
34 利益情報データベース
40 制御部
41 取得部
42 決定部
43 提案部
44 提供部
100 端末装置
200 決済サーバ
300 外部サーバ
400 店舗サーバ

Claims (20)

  1. 利用者に関する利用者情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された利用者情報に基づいて、所定の決済手段における前記利用者の口座に対する電子マネーの入金を行うことを前記利用者に提案する提案部と
    を有することを特徴とする提案装置。
  2. 前記利用者が前記口座に入金を行った場合の電子マネーの残高により購入可能である商品を示す商品情報を前記利用者に提供する第1提供部
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の提案装置。
  3. 前記取得部は、
    前記利用者の現在の電子マネーの残高を含む前記利用者情報を取得し、
    前記第1提供部は、
    前記利用者の現在の電子マネーの残高に応じた商品を示す前記商品情報を提供する
    ことを特徴とする請求項2に記載の提案装置。
  4. 前記第1提供部は、
    前記利用者の現在の電子マネーの残高では購入不可能である商品を示す前記商品情報を提供する
    ことを特徴とする請求項3に記載の提案装置。
  5. 前記提案部は、
    前記口座に対して、前記商品情報が示す商品の価格と、前記利用者の現在の電子マネーの残高との差額分以上の電子マネーの入金を行うことを提案する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の提案装置。
  6. 前記提案部は、
    前記商品情報が示す商品の決済を前記所定の決済手段を用いて行った場合に、電子マネーの残高が所定の閾値以上となるように前記口座に対し電子マネーの入金を行うことを提案する
    ことを特徴とする請求項2から5のうちいずれか一つに記載の提案装置。
  7. 前記取得部は、
    前記利用者の行動に関する行動情報を含む前記利用者情報を取得し、
    前記第1提供部は、
    前記行動情報に基づいて決定される前記商品情報を提供する
    ことを特徴とする請求項2から6のうちいずれか一つに記載の提案装置。
  8. 前記第1提供部は、
    前記利用者が入力した検索クエリに基づいて決定される前記商品情報を提供する
    ことを特徴とする請求項7に記載の提案装置。
  9. 前記第1提供部は、
    前記所定の決済手段を用いた前記利用者の決済の履歴に基づいて決定される前記商品情報を提供する
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の提案装置。
  10. 前記第1提供部は、
    前記利用者が前記所定の決済手段を用いて決済を行った店舗により提供可能な商品を示す前記商品情報を提供する
    ことを特徴とする請求項9に記載の提案装置。
  11. 前記提案部により提案された入金を行った場合に享受可能な利益に関する利益情報を前記利用者に提供する第2提供部
    をさらに有することを特徴とする請求項1から10のうちいずれか一つに記載の提案装置。
  12. 前記第2提供部は、
    前記口座に対して入金する電子マネーの金額に応じた利益に関する前記利益情報を提供する
    ことを特徴とする請求項11に記載の提案装置。
  13. 前記第2提供部は、
    所定の商品に関連する利益に関する前記利益情報を提供する
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の提案装置。
  14. 前記提案部は
    前記口座に対して、前記利用者情報に応じた金額分の電子マネーの入金を行うことを提案する
    ことを特徴とする請求項1から12のうちいずれか一つに記載の提案装置。
  15. 前記取得部は
    前記所定の決済手段の利用態様を含む前記利用者情報を取得し、
    前記提案部は、
    前記利用態様に基づいて、前記口座に対する電子マネーの入金を行うことを提案する
    ことを特徴とする請求項1から13のうちいずれか一つに記載の提案装置。
  16. 前記提案部は、
    前記口座に対して、前記利用態様に応じた金額分の電子マネーの入金を行うことを提案する
    ことを特徴とする請求項15に記載の提案装置。
  17. 前記提案部は、
    前記利用態様に基づくタイミングで提案を行う
    ことを特徴とする請求項15または16に記載の提案装置。
  18. 前記提案部は、
    前記所定の決済手段とは異なる決済手段によって、前記口座に対する電子マネーの入金を行うことを提案する
    ことを特徴とする請求項1から17のうちいずれか一つに記載の提案装置。
  19. コンピュータが実行する提案方法であって、
    利用者に関する利用者情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された利用者情報に基づいて、所定の決済手段における前記利用者の口座に対する電子マネーの入金を行うことを前記利用者に提案する提案工程と
    を含むことを特徴とする提案方法。
  20. 利用者に関する利用者情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された利用者情報に基づいて、所定の決済手段における前記利用者の口座に対する電子マネーの入金を行うことを前記利用者に提案する提案手順と
    をコンピュータに実行させるための提案プログラム。
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