JP6687552B2 - 情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、インターネットを介したサービスが盛んに行われている。この一例として、店舗で商品を購入したユーザに対して、クーポンを発行する技術がある。
例えば、特許文献1には、複数の企業店舗間にわたるサービスクーポンの管理発行を一括して行うシステムが開示されている。
特開2009−163533号公報
しかしながら、上記の従来技術では、店舗で購入された商品に関する情報を効果的に収集することができるとは限らない。例えば、上記の従来技術では、会員企業それぞれから顧客に関する顧客属性情報と購買情報とを受け付け、この顧客属性情報と購買情報とに基づいて、顧客に対してサービスクーポンを提供する。
このように、上記の従来技術では、顧客属性情報や購買情報の提供元は、会員となっている企業に限定されているため、必ずしも、店舗で購入された商品に関する情報を効果的に収集することができるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、店舗で購入された商品に関する情報を効果的に収集することができる情報処理システムを提供することを目的とする。
本願にかかる情報処理システムは、店舗から提供される当該店舗で購入された商品に関する情報である購買データを受信する受信部と、前記店舗による購買データの提供に関する情報に基づいて、当該店舗との間における決済の手数料である決済手数料に関する制御処理を行う制御部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、店舗で購入された商品に関する情報を効果的に収集することができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態にかかるシステムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態にかかる管理サーバの構成例を示す図である。 図4は、実施形態にかかるユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態にかかる配信サーバの構成例を示す図である。 図6は、実施形態にかかるクーポン情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態にかかる購買データ記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施形態にかかる情報処理システムによる算定処理手順を示すフローチャートである。 図9は、実施形態にかかる情報処理システムによる配信処理手順を示すフローチャートである。 図10は、管理サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願にかかる情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態により本願にかかる情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理〕
まず、図1を用いて、実施形態にかかる情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態にかかる情報処理の一例を示す図である。実施形態にかかる情報処理は、図1に示す情報処理システム100によって行われる。
まず、図1に示すシステム構成について説明する。図1に示す全ての装置を含む全体システム1について説明する。全体システム1は、端末装置10と、店舗サーバ30と、店舗サーバ30と、店舗サーバ30と、カード会社サーバ40と、管理サーバ200と、配信サーバ300とを含む。端末装置10、店舗サーバ30、店舗サーバ30、店舗サーバ30、カード会社サーバ40、管理サーバ200、配信サーバ300は、ネットワークを介して有線または無線により通信可能に接続される。
なお、図1に示す全体システム1には、複数台の管理サーバ200や、複数台の配信サーバ300が含まれてもよい。また、店舗サーバ30、店舗サーバ30と、店舗サーバ30とを短縮して、「店舗サーバ30〜30」と表記する場合がある。
また、図1に示すように、全体システム1に含まれる管理サーバ200と、配信サーバ300とから構成されるシステムを情報処理システム100とする。実施形態にかかる情報処理は、この情報処理システム100によって行われる。また、管理サーバ200と、配信サーバ300とは、管理会社T(以下、単に「会社T」と表記する)によって管理されるものとする。
なお、実施形態にかかる情報処理は、管理サーバ200の機能と、配信サーバ300の機能とを有する一台の装置によって行われてもよい。かかる場合、情報処理システム100は、例えば、情報処理装置100と見なすことができる。
次に、全体システム1および情報処理システム100に含まれる各装置について説明する。端末装置10は、ユーザによって利用される端末装置であり、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。
本実施形態では、端末装置10には、クレジットカード利用や電子マネー利用により商品を購入可能とするアプリケーション(以下、「アプリAP」と表記する場合がある)が予めインストールされているものとする。例えば、店舗においてカード利用で商品を購入したい場合、ユーザはアプリAP1によって表示されたQRコード(登録商標)を、店舗の端末装置(例えば、PoS端末)に読み込ませることにより、カードの暗証番号入力操作を行わずとも商品を購入することができる。
また、上記のように、QRコード(登録商標)の読み込みがカード利用の代わりとして認識されるよう、ユーザは、例えば、事前にアプリAPを介して、会社Tに対して、個人情報、クレジットカードに関する情報、および、自身の銀行口座に関する情報等を登録しているものとする。なお、個人情報、クレジットカードに関する情報、および、自身の銀行口座に関する情報等の一連のユーザ情報は、例えば、会社Tの所定のサーバ装置に蓄積される。例えば、かかるサーバ装置は、ユーザ情報をユーザ毎に区別して蓄積している。具体的には、かかるサーバ装置は、ユーザを識別する識別情報に対して、ユーザ情報を紐付けて蓄積している。そして、上記のようにして、会社Tがユーザ情報を所持していることで、以下に示す情報処理システム100が各種処理を実行することができる。
次に店舗サーバ30、店舗サーバ30と、店舗サーバ30について説明する。図1に示すように、店舗サーバ30は、店舗SH1に属するサーバ装置である。また、店舗サーバ30は、店舗SH2に属するサーバ装置である。店舗サーバ30は、店舗SH3に属するサーバ装置である。
店舗サーバ30を例に説明すると、店舗サーバ30は、店舗SH1において会計処理を行う際に利用される端末装置であるPoS(Point of Sale)端末(レジスターとも呼ばれる)に対して読み込まれた情報を一括管理する。例えば、店舗サーバ30は、店舗SH1で購入された商品に関する情報である購買データを自装置内の所定の記憶部に記憶する。店舗サーバ30および店舗サーバ30についても、対象となる店舗が異なるだけで、同様の処理が行われる。
また、購買データには、例えば、店舗を識別する識別情報(店舗ID)、商品が購入された日付を示す情報である取引年月日、購入された商品の商品名、購入価格等が対応付けられた状態で含まれる。また、上述したように、アプリAPを介したカード利用により商品が購入された場合には、例えば、購買データには、その商品を購入したユーザの識別情報(ユーザID)に対して、店舗ID、取引年月日、商品名および購入価格が紐付られた状態で含まれる。
なお、本実施形態で例示する店舗は、全て実店舗であるものとするが、例えば、所定のサイトを介して商品をオンライン販売するオンラインショップであってもよい。
次に、カード会社サーバ40について説明する。カード会社サーバ40は、クレジットカードの管理および運営を行っているカード会社CD1に属するサーバ装置である。カード会社サーバ40は、対応するクレジットカードの利用履歴を記憶している。また、カード会社サーバ40は、例えば、ログインIDおよびクレジットカード暗証番号を用いてアクセスしてきたユーザに対して、当該ユーザの利用明細を提示する。
また、カード会社サーバ40は、管理サーバ200との間で決済処理を行う。例えば、カード会社CD1により発行されるクレジットカードが利用されて商品が購入された場合、カード会社サーバ40は、購入された旨の情報を管理サーバ200から受信する。そして、カード会社サーバ40は、商品購入者に代わって店舗に対して購入代金を支払うための支払処理、および、所定の期日に、かかる商品購入者に対して購入代金を請求する(商品購入者の銀行口座から購入代金を引き落とす)といった請求処理を含む一連の決済処理を行う。
なお、図1では、1台のカード会社サーバ40のみ例示しているが、例えば、カード会社CD2に属するカード会社サーバ40や、カード会社CD3に属するカード会社サーバ40といったように、全体システム1には、各カード会社毎のサーバ装置が含まれてよいものである。
ここで、決済事業には、次のような背景がある。まず、決済処理が行われるに当たって、決済手数料が発生するが、この決済手数料をクレジットカードが利用された店舗側に負担させるといった仕組みが広がってきている。しかしながら、店舗も収益から決済手数料を賄っていることから決済手数料の低減を望んでいる。
そこで、カード会社や決済代行業者の多くは、店舗に負担させる決済手数料をより低減させようとする傾向にあり、消耗戦になってきている。ここで、本実施形態では、決済処理において、例えば、ユーザに代わってカード会社CD1から店舗に支払われる代金は、会社Tによって賄われる。このようなことから、店舗は決済手数料を会社Tに支払うことになる。また、会社Tは、自社の有料コンテンツ等を利用したユーザに対して所定の電子ポイントを付与する場合があるが、その原資を支払手数料で賄う場合がある。
このため、会社Tは、上記のように、決済手数料をより低減させようとする傾向にある現状に合わせて、店舗に対して当該店舗固有の購買データを提供するよう求めるとともに、購買データを提供した店舗に対して、決済手数料の低減を実現する。しかしながら、購買データ、すなわち顧客情報は、店舗にとって重要なものであり、決済手数料をより低減させようとする企業が増えてきている中で、会社Tにだけ購買データを提供することが拒まれることも考えられる。
そこで、会社Tは、このような店舗も含めより多くの店舗から購買データの提供を受けられるよう、決済手数料の低減を図りつつ、店舗に対して有益となるような情報処理を情報処理システム100を用いて実現する。
具体的には、情報処理システム100は、店舗から提供される当該店舗で購入された商品に関する情報である購買データを受信する。そして、情報処理システム100は、購買データの提供に関する情報に基づく制御処理を行う。
より具体的には、情報処理システム100は、店舗での商品購入に関する決済要求を受け付ける。例えば、情報処理システム100は、店舗において商品が購入されたことにより決済処理を行わせるための決済要求を受け付ける。そして、情報処理システム100は、決済要求に応じた決済処理に対応する購買データを受信し、購買データの提供に関する情報に基づいて、店舗に請求される決済手数料を算定する。例えば、情報処理システム100は、購買データの提供に関する情報に基づき購買データを提供した店舗には、当初の手数料よりも安い手数料を算定する。
また、情報処理システム100は、提供された購買データに基づいて、ユーザに対して電子クーポンを配信する。例えば、情報処理システム100は、ユーザが購入した商品に関連するクーポンを当該ユーザに対して配信する。以下では、情報処理システム100によって行われる情報処理の一例について具体的に説明する。
(算定処理)
まず、情報処理システム100によって行われる情報処理のうち、決済手数料を算定する算定処理について説明する。ここで、購買データの提供に関する情報とは、会社Tと各店舗との間で事前に取り決められた契約であり、店舗が会社Tに対して購買データを提供する旨の契約を結んでいるか否かといったものである。図1の例では、店舗SH1およびSH2が、会社Tに対して購買データを提供するといった契約を会社Tと結んでいる例を示す。一方、店舗SH3は、会社Tに対して購買データを提供するといった契約を結んでいない例を示す。
なお、契約を結んでいることにより提供される購買データは、決済要求に含まれるような簡易的な購買データではなく、商品購入に関するより詳細な情報を含むものである。したがって以下では、契約を結んでいることにより提供される購買データを「詳細データ」と表記する場合がある。
また、会社Tは、かかる契約において、詳細データを提供した店舗に対して、決済処理を行うことにより店舗に負担させる手数料である決済手数料を、通常の決済手数料より安くすることを取り決めている。本実施例では、会社Tは、通常、決済手数料を商品価格の「10%」分としているところを、詳細データを提供した店舗には、商品価格の「5%」分とすることを取り決めているものとする。
なお、不図示であるが、例えば、管理サーバ200は、上記のような詳細データの提供に関する情報を店舗毎に対応付けて所定の記憶部に記憶している。これにより、管理サーバ200は、各店舗が購買データを提供するといった契約を結んでいるか否かを瞬時に特定することができる。
このような状態において、ユーザU1が、店舗SH1においてカード利用で商品を購入したとする。例えば、ユーザU1が、アプリAPによって表示されたQRコードを、店舗SH1のPoS端末に読み込ませることで、商品を購入したとする。かかる場合、会計処理を行ったPoS端末を介して、店舗サーバ30へと詳細データが送信される(ステップS1)。詳細データには、商品購入するユーザに関する情報が含まれる。例えば、詳細データには、ユーザID、店舗ID、取引年月日、商品名、購入価格が含まれる。また、ユーザU1のクレジットカード番号、暗証番号等も含まれる。
店舗サーバ30は、PoS端末を介して端末装置10から受信したユーザ情報を購買データに含めて自装置内の所定の記憶部に記憶しておく。例えば、店舗サーバ30は、ユーザIDに対して、店舗ID、取引年月日、商品名、購入価格等を紐付けた状態で、自装置内の所定の記憶部に記憶しておく。また、店舗サーバ30は、ユーザ情報を受信したことにより、購入価格を決済させる決済処理を要求する決済要求を管理サーバ200に対して送信する(ステップS2)。
かかる決済要求には、例えば、ユーザID、クレジットカード番号、店舗ID、購入価格といった購買データが含まれる。このように、店舗からの決済要求には、一般に、どのような商品が購入されたかといった商品名や、取引日時のような詳細な情報までは含まれない。決済するうえで、例えば、商品名を示す情報は不要であるためである。
一方で、商品名まで把握できれば、ユーザにより適したクーポン配信が可能となるため、結果的に、店舗の利益向上にもつながる。このようなことから、情報処理システム100は、購買データを提供するよう契約している店舗から商品名等まで含むより詳細な購買データを受信する。そして、この対価として、情報処理システム100は、決済手数料を安くする。
処理の説明に戻る。次に、管理サーバ200によって決済要求が受け付けられることにより、管理サーバ200とカード会社CD1のカード会社サーバ40との間で、ユーザU1が購入した商品の購入価格を決済する決済処理が行われる(ステップS3)。例えば、管理サーバ200は、決済要求に含まれるユーザIDおよびクレジットカード番号に基づいて、ユーザU1によって利用されたクレジットカードに対応するカード会社を特定する。ここでは、管理サーバ200は、カード会社CD1を特定したとすると、カード会社CD1に対応するカード会社サーバ40に対して、ユーザU1が購入した商品の購入価格を決済するよう指示する。
カード会社CD1は、管理サーバ200からの指示に応じて、暗証番号の認証やカード利用上限額を超えていないか等の判定を行い、これらを承認した場合に決済を完了する。
さて、ここまでの処理(ステップS1〜S3)は、店頭おいて会計の際に瞬時あるいは数分の間に行われる。また、ここまでの処理では、ユーザU1が店舗SH1で商品購入した場合を例に説明したが、店舗SH1以外の店舗(例えば、店舗SH2や店舗SH3)で商品購入された場合には、対応する店舗のサーバ装置(例えば、店舗サーバ30や店舗サーバ30)と、情報処理システム100との間でも同様の処理が行われる。また、当然であるが、ユーザは、ユーザU1に限定されるものではなく、例えば、アプリAPを利用して商品を購入したユーザは、全て対象となる。
次に、詳細データを提供することを承認している店舗である店舗SH1、SH2それぞれに属する店舗サーバ30および店舗サーバ30は、決済要求に応じた決済処理に対応する詳細データを配信サーバ300に対して送信する(ステップS4)。以降、店舗サーバ30を例に説明する。例えば、店舗サーバ30は、決済要求を送信することにより決済処理された商品に対応する詳細データを配信サーバ300に対して送信する。例えば、店舗サーバ30は、所定期間毎(例えば、1週間毎あるいは1ヶ月毎)に、当該所定期間内において、決済要求を送信することにより決済処理された商品に対応する詳細データを送信する。
配信サーバ300は、詳細データを受信すると、受信した詳細データを購買データ記憶部322に格納する。なお、本実施形態では、図1に示す通り、詳細データは、配信サーバ300に送信されるものとするが、管理サーバ200に送信されることで管理サーバ200内で管理されてもよい。
ここで、購買データ記憶部322について説明する。購買データ記憶部322は、決済要求に含まれる購買データ、および、店舗から提供された詳細な詳細データを一括して記憶する記憶部である。また、図1に示す購買データ記憶部322は、決済処理が行われた商品に関する購買データであって所定期間内に店舗サーバ30〜30から送信された購買データの一例を示すものとする。購買データ記憶部322には、「ユーザID」、「店舗ID」、「取引年月日」、「商品名」、「購入価格」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、商品を購入したユーザを識別する識別情報を示す。「店舗ID」は、対応するユーザが商品を購入した店舗を識別する識別情報を示す。「取引年月日」は、対応するユーザと店舗との間で行われた商品売買が行われた年月日を示す。言い換えれば、対応する店舗でユーザが商品を購入した年月日を示す。なお、「取引年月日」は、決済要求が送信された年月日にも対応する。「商品名」は、対応する店舗でユーザによって購入された商品の名称を示す。「商品名」は、商品名を識別可能な所定の識別情報(例えば、JANコード)等であってもよい。「購入価格」は、対応する「商品名」が示す商品を購入する際に支払われた金額を示す。
図1の例では、店舗SH1は、詳細データを提供することを承認している。このため、図1に示す購買データ記憶部322は、配信サーバ300が、店舗SH1の店舗サーバ30から、ユーザID「U1」によって識別されるユーザ(ユーザU1)が、店舗ID「SH1」によって識別される店舗(店舗SH1)において、「平成28年10月2日」に「自転車NA1」を「20,000円」で購入したといった一連の詳細データの提供を受けた例を示す。また、かかる例のように、店舗SH1から提供された詳細データには、「商品名」や「取引年月日」といった詳細な情報まで含まれる。なお、「コートNA2」や「バッグNA3」については、同様に解釈できるため説明を省略する。
図1の例では、店舗SH2も詳細データを提供することを承認している。このため、図1に示す購買データ記憶部322は、配信サーバ300が、店舗SH2の店舗サーバ30から、ユーザID「U2」によって識別されるユーザ(ユーザU2)が、店舗ID「SH2」によって識別される店舗(店舗SH2)において、「平成28年10月3日」に「パソコンNA5」を「55,000円」で購入したといった一連の詳細データの提供を受けた例を示す。
ここで、店舗SH3は詳細データを提供することを承認していない。つまり、店舗SH3は、会社Tと契約を結んでいない。このようなことから、店舗SH3の店舗サーバ30は、ユーザID、クレジットカード番号、暗証番号、店舗ID、購入価格といった最低限の購買データが決済要求に含まれて、配信サーバ300に送信されるだけである。したがって、図1に示すように、購買データ記憶部322には、ユーザID「U2」に、店舗ID「SH3」および購入価格「8,000円」が対応付けられるだけである。つまり、配信サーバ300は、ユーザU2が店舗SH3で何を購入したかといったことまでを特定することはできない。
次に、管理サーバ200は、詳細データの提供に関する情報に基づいて、店舗SH1〜SH3に請求される決済手数料を算定する(ステップS5)。なお、決済手数料が算定され、それが請求されるタイミングは限定されるものではない。例えば、管理サーバ200は、店舗から所定期間分の詳細データを受信したタイミングで、詳細データの提供を承認している店舗に対する決済手数料を算定してもよい。また、管理サーバ200は、所定の期日(例えば、月末)毎に、詳細データの提供有無に関係なく全ての店舗に対して決済手数料を算定してもよい。
ここで、上記の通り、会社Tは、通常、決済手数料を商品価格の「10%」分としているところを、詳細データを提供した店舗には、商品価格の「5%」分とすることを取り決めている。したがって、管理サーバ200は、購入価格の合計である合計購入価格に対する5%に相当する金額を決済手数料として算定する。
図1の例では、管理サーバ200は、店舗SH1について、合計購入価格「65,000円」の「5%」である決済手数料「3,250円」を算定する。また、管理サーバ200は、店舗SH2について、合計購入価格「58,000円」の「5%」である決済手数料「2,900円」を算定する。また、管理サーバ200は、店舗SH3について、合計購入価格「8,000円」の「10%」である決済手数料「800円」を算定する。
そして、管理サーバ200は、ステップS5で算定した決済手数料を店舗SH1〜SH3それぞれに請求する(ステップS6)。例えば、管理サーバ200は、請求する決済手数料を店舗サーバ30〜30に送信することにより、所定の手段で会社Tに対して決済手数料を支払うよう請求する。
なお、不図示であるが、カード会社CD1は、所定の期日にユーザU1に代わって、決済金額を店舗SH1に対して支払う。例えば、カード会社サーバ40は、店舗SH1の口座への入金を自動で行う。
なお、上記例では、管理サーバ200が決済手数料を各店舗に対して請求する例を示した。しかしながら、管理サーバ200が決済手数料を請求するのではなく、カード会社CD1が決済金額から決済手数料を差し引いた額を店舗に対して入金してもよい。この点について店舗SH1を例に挙げると、カード会社サーバ40は、合計購入価格「65,000円」から、上記のように算定された決済手数料「3,250円」を差し引いた額「61,750円」を店舗SH1の口座へ自動入金する。
(配信処理)
次に、情報処理システム100によって行われる情報処理のうち、クーポンを配信する配信処理について説明する。かかる配信処理は、配信サーバ300によって行われる。例えば、配信サーバ300は、各店舗から提供された詳細データに基づいて、商品を購入したユーザに対して電子クーポンを配信する。
配信サーバ300は、クーポンを配信するにあたって、詳細データを提供した店舗に対して、当該店舗とは異なる他の店舗の詳細データを閲覧可能な状態とする。一例を示すと、例えば、店舗SH1の従業員は、配信サーバ300の購買データ記憶部322にアクセスすることで、購買データ記憶部322内を全て閲覧することができる。例えば、店舗SH1の従業員は、他店舗である店舗SH2の詳細データも閲覧することができる。また、逆に、店舗SH2の従業員は、他店舗である店舗SH1の詳細データも閲覧することができる。
一方で、詳細データの提供を承認していない店舗SH3は、他店舗である店舗SH1や店舗SH2の詳細データを閲覧することができない。また、そもそも店舗SH3は、購買データ記憶部322にアクセスすることができない。
そして、これにより詳細データを提供した店舗は、例えば、他店舗の詳細データも参照して、クーポン配信対象のユーザを効果的にターゲティングすることができる。例えば、店舗SH2は、自転車部品のクーポンを配信したい場合、店舗SH2は、詳細データを閲覧することで他店舗で自転車を購入したユーザを把握することができるため、例えば、自転車を購入したユーザに対して自店舗の自転車部品のクーポンを配信するよう指定することができる。
例えば、店舗SH2は、詳細データを閲覧し、配信サーバ300に対して「過去1ヶ月の間に他店舗で自転車を購入したユーザ」といった情報をターゲティング情報として指定したとする。また、店舗SH2は、このようなユーザに対して配信させるクーポンを配信サーバ300に対して入稿したとする。
これに応じて、配信サーバ300は、購買データ記憶部322を参照し、かかるターゲティング情報を満たすユーザを特定する特定処理を行う(ステップS7)。例えば、配信サーバ300は、かかるターゲティング情報を満たすユーザとしてユーザU1を特定したとすると、ユーザU1の端末装置10に店舗SH2のクーポンを配信する(ステップS8)。
さて、上述してきたように、実施形態にかかる情報処理システム100は、店舗から提供される当該店舗で購入された商品に関する情報である購買データを受信する。そして、情報処理システム100は、購買データの提供に関する情報に基づく制御処理として、例えば、購買データを提供した店舗には決済処理にかかる決済手数料を割り引くといった処理を行う。また、情報処理システム100は、購買データを提供した店舗に対して、他店舗の購買データも含めて閲覧可能とし、店舗からの指示に応じたクーポン配信を行う。
このように、情報処理システム100は、購買データを提供した店舗に対しては、決済手数料を安くするとともに、効果的なクーポン配信を行わせることができるといったメリットを与えることができるため、通常の決済処理では店舗から取得できないような詳細な購買データを効果的に収集することができる。
また、詳細な購買データを効果的に収集することができるということは、購買データを提供した店舗に対して閲覧可能とする購買データを充実させることができることを意味する。すなわち、情報処理システム100は、購買データを提供した店舗に対して、より店舗のニーズに応じたユーザターゲティングを行わせることができるため、ユーザが利用する可能性の高いクーポンを的確に配信することができる。また、このようなことから、情報処理システム100は、クーポンの利用率を高めることができるため、店舗の収益を高めることができる。また、購買データを提供した店舗は、他店舗でのユーザの買物動向(何を購入したか)を把握することができるため、ピンポイントな商品を対象としたクーポンを配信させることや、他店舗で買物したユーザを自店舗へ誘導することができる。
〔2.システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態にかかるシステムの構成について説明する。図2は、実施形態にかかるシステムの構成例を示す図である。図2に示すように、全体システム1には、端末装置10と、店舗サーバ30と、店舗サーバ30と、店舗サーバ30と、カード会社サーバ40と、カード会社サーバ40と、カード会社サーバ40と、管理サーバ200と、配信サーバ300とが含まれる。端末装置10、店舗サーバ30、店舗サーバ30、店舗サーバ30、カード会社サーバ40、カード会社サーバ40、カード会社サーバ40、管理サーバ200、配信サーバ300は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。
また、全体システム1のうち、実施形態にかかる情報処理システム100は、管理サーバ200と、配信サーバ300とを含む。管理サーバ200と、配信サーバ300とは、統合されて、一台の装置として構成されてもよい。なお、以下の実施形態では、店舗サーバ30と、店舗サーバ30と、店舗サーバ30とおったように、各店舗のサーバ装置を区別する必要が無い場合には、これらを総称して「店舗サーバ30」と表記する。また、各カード会社や決済代行会社のサーバ装置(例えば、カード会社サーバ40やカード会社サーバ40等)を区別する必要が無い場合には、これらを総称して「金融機関サーバ40」と表記する。
〔3.管理サーバの構成〕
次に、図3を用いて、実施形態にかかる管理サーバ200について説明する。図3は、実施形態にかかる管理サーバ200の構成例を示す図である。図3に示すように、管理サーバ200は、通信部210と、記憶部220と、制御部230とを有する。
(通信部210について)
通信部210は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部210は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、店舗サーバ30、金融機関サーバ40、配信サーバ300との間で情報の送受信を行う。
(記憶部220について)
記憶部220は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部220は、ユーザ情報記憶部221を有する。
(ユーザ情報記憶部221について)
ユーザ情報記憶部221は、ユーザに関する各種情報を記憶する記憶部である。図1で説明したように、会社Tは、アプリAPを介して事前に、クレジットカードや銀行口座に関する情報の登録を受け付けている。例えば、ユーザ情報記憶部221は、このとき、クレジットカードや銀行口座に関する情報とともに受け付けられたユーザに関する各種情報を記憶する。
ここで、図4に実施形態にかかるユーザ情報記憶部221の一例を示す。図4の例では、ユーザ情報記憶部221は、「ユーザID」、「住所」、「氏名」、「年齢」、「性別」、「年収」、「家族構成」、「クレカ番号」、「口座番号」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザまたはユーザの端末装置10を識別するための識別情報を示す。「住所」は、対応するユーザの居住地を示す。「氏名」は、対応するユーザの氏名を示す。「年齢」は、対応するユーザの年齢を示す。「性別」は、対応するユーザの性別を示す。「年収」は、対応するユーザの年収を示す。「家族構成」は、対応するユーザの家族構成を示す。
「クレカ番号」は、ユーザによって利用されるクレジットカードの番号を示す。「口座番号」は、ユーザによって利用される銀行の口座番号を示す。なお、図4の例では、省略したが、クレジットカードの種別、銀行の名称、銀行支店のコード等も記憶されてよい。
すなわち、図4の例では、ユーザID「U1」によって識別されるユーザは、住所「ADD1」、氏名「NA1」、年齢「35歳」、性別「男」、年収「550万」、家族構成「妻と子1人」である例を示す。また、ユーザU1のクレカ番号が「NO11−1」、口座番号が「NO11−2」である例を示す。
(その他の記憶部について)
管理サーバ200は、店舗IDに対して、当該店舗IDによって識別される店舗が、会社Tへ詳細データを提供する旨の契約を会社Tとの間で結んでいるか否か、すなわち詳細データの提供を承認しているか否かを示す情報を対応付けて記憶する記憶部を有してもよい。
(制御部230について)
図3に戻り、制御部230は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、管理サーバ200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部230は、受付部231と、決済制御部232と、請求部233とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部230が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部231について)
受付部231は、店舗での商品購入に関する決済要求を店舗サーバ30から受け付ける。例えば、受付部231は、店舗において商品が購入されたことにより決済処理を行わせるための決済要求を店舗サーバ30から受け付ける。例えば、決済要求には、アプリAPに登録されたクレジットカード利用で商品を購入したユーザのユーザID、クレジットカード番号、暗証番号、店舗ID、購入価格といった簡易な購買データが含まれる。
また、決済要求は、会計処理が行われる度に送信される。例えば、店舗のPoS端末は、会計の際にバーコードリーダ等から読み込まれた購入商品に関する情報と、ユーザID、クレジットカード番号および暗証番号とを対応付けて、店舗サーバ30に送信するといった一連の処理を会計処理として行う。そして、店舗サーバ30は、1つの会計処理が行われる度に、上記のような決済要求を管理サーバ200に送信する。
(決済制御部232について)
決済制御部232は、店舗が有する(店舗サーバ30に格納される)詳細な購買データである詳細データの提供に関する情報に基づいて、当該店舗との間における決済の手数料である決済手数料に関する制御処理を行う。具体的には、決済制御部232は、制御処理として、詳細データの提供に関する情報に基づいて、店舗に請求される決済手数料を算定する算定処理を行う。より具体的には、決済制御部232は、制御処理として、店舗による購買データの提供に関する情報に基づいて、当該店舗においてクレジットカードを用いた取引が行われることにより当該店舗に請求される決済手数料を算定する。
例えば、決済制御部232は、決済処理を行うことにより店舗に負担させる手数料である決済手数料を、通常の決済手数料より安く算定するといった処理を行う。例えば、決済制御部232は、通常、商品価格の「10%」を決済手数料として算定するところを、詳細データを提供した店舗には、商品価格の「5%」を決済手数料として算定する。
決済制御部232による算定処理の一例を示す。例えば、決済制御部232は、所定期間毎に算定処理を行う。例えば、決済制御部232は、算定処理の期日となった場合に、購買データ記憶部322を参照し、詳細データの提供を承認している店舗が、例えば、所定期間の間に決済された商品に対応する詳細データを提供しているか否かを判定する。言い換えれば、決済制御部232は、購買データ記憶部322を参照し、後述する受信部332によって、詳細データの提供を承認している店舗から送信された詳細データであって所定期間の間に決済された商品に対応する詳細データが受信されているか否かを判定する。
そして、決済制御部232は、詳細データが提供されていることを認識できた場合には、詳細データに含まれる商品の購入価格を合計した合計購入価格に対する5%に相当する金額を決済手数料として算定する。一方で、決済制御部232は、詳細データを提供していない店舗については、その店舗から受け付けた決済要求に含まれる購入価格であって所定期間分の購入価格を合計した合計購入価格に対する10%に相当する金額を決済手数料として算定する。
図1の例では、決済制御部232は、詳細データを提供した店舗SH1について、合計購入価格「65,000円」の「5%」である決済手数料「3,250円」を算定する。また、決済制御部232は、詳細データを提供した店舗SH2について、合計購入価格「58,000円」の「5%」である決済手数料「2,900円」を算定する。また、決済制御部232は、詳細データを提供していない店舗SH3について、合計購入価格「8,000円」の「10%」である決済手数料「800円」を算定する。
(請求部233について)
請求部233は、決済制御部232によって算定された決済手数料を店舗に請求するための処理を行う。例えば、請求部233は、決済手数料を店舗サーバ30に送信することにより、所定の手段で会社Tに対して決済手数料を支払うよう店舗に対して請求する。
〔4.配信サーバの構成〕
次に、図5を用いて、実施形態にかかる配信サーバ300について説明する。図5は、実施形態にかかる配信サーバ300の構成例を示す図である。図5に示すように、配信サーバ300は、通信部310と、記憶部320と、制御部330とを有する。
(通信部310について)
通信部310は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部310は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、端末装置10、店舗サーバ30、管理サーバ200との間で情報の送受信を行う。
(記憶部320について)
記憶部320は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部320は、クーポン情報記憶部321と、購買データ記憶部322とを有する。
(クーポン情報記憶部321について)
クーポン情報記憶部321は、店舗によって入稿されたクーポンおよびクーポンに関する各種情報を記憶する記憶部である。ここで、図6に実施形態にかかるクーポン情報記憶部321の一例を示す。図6の例では、クーポン情報記憶部321は、「店舗ID」、「クーポンID」、「クーポンデータ」、「ターゲティング情報」といった項目を有する。
「店舗ID」は、店舗を識別する識別情報を示す。「クーポンデータ」は、店舗によって入稿されたクーポンであって、テキストデータや画像データを含む。図6では、テキストデータがクーポンとして入稿されている例を示す。「ターゲティング情報」は、クーポンが配信される配信対象のユーザをどのようなユーザとするかを指定した情報を示す。
すなわち、図6の例では、店舗ID「SH1」によって識別される店舗(店舗SH1)が、クーポンID「CP1」によって識別されるクーポンを入稿している例を示す。また、クーポンID「CP1」によって識別されるクーポン(クーポンCP1)とは、「化粧品NA3 40%offクーポン」といったテキストデータを含むものであり、店舗SH1によって「化粧品NA3を購入したユーザ」にクーポンCP1を配信するよう指定されている例を示す。
(購買データ記憶部322について)
購買データ記憶部322は、購買データを記憶する記憶部である。例えば、購買データ記憶部322は、決済要求に含まれる購買データ、および、店舗から提供された詳細データを一括して記憶する。ここで、図7に実施形態にかかる購買データ記憶部322の一例を示す。図7の例では、購買データ記憶部322は、「ユーザID」、「店舗ID」、「取引年月日」、「商品名」、「購入価格」といった項目を有する。なお、図に示す購買データ記憶部322は、図1に示したものに対応する。
「ユーザID」は、商品を購入したユーザを識別する識別情報を示す。「店舗ID」は、対応するユーザが商品を購入した店舗を識別する識別情報を示す。「取引年月日」は、対応するユーザと店舗との間で商品売買が行われた年月日を示す。言い換えれば、対応する店舗でユーザが商品を購入した年月日を示す。なお、「取引年月日」は、決済要求が送信された年月日にも対応する。「商品名」は、対応する店舗でユーザによって購入された商品の名称を示す。「商品名」は、商品名を識別可能な所定の識別情報(例えば、JANコード)等であってもよい。「購入価格」は、対応する「商品名」が示す商品を購入する際に支払われた金額を示す。
なお、購買データ記憶部322には、ユーザ支払手段を識別可能な情報も記憶されてよい。一例を示すと、支払手段が「クレジットカード」であるのか、あるいは、「電子マネー」であるのかといったことを識別可能な情報も記憶されてよい。
ここで、図1に示す通り、店舗SH1は、詳細データを提供することを承認している。このため、図7に示す購買データ記憶部322は、配信サーバ300が、店舗SH1の店舗サーバ30から、ユーザU1が店舗SH1において「平成28年10月2日」に「自転車NA1」を「20,000円」で購入した、といった一連の詳細データの提供を受けた例を示す。
また、店舗SH2も詳細データを提供することを承認している。このため、図7に示す購買データ記憶部322は、配信サーバ300が、店舗SH2の店舗サーバ30から、ユーザID「U2」によって識別されるユーザ(ユーザU2)が、店舗ID「SH2」によって識別される店舗(店舗SH2)において、「平成28年10月3日」に「パソコンNA5」を「55,000円」で購入したといった一連の詳細データの提供を受けた例を示す。
一方で、店舗SH3は詳細データを提供することを承認していない。つまり、店舗SH3は、会社Tと契約を結んでいない。したがって、配信サーバ300は、店舗SH3から詳細データの提供を受けることができない。このため、購買データ記憶部322は、店舗SH3については、店舗SH3の店舗サーバ30から送信される決済要求に含まれる購買データのみを記憶する。
(制御部330について)
図5に戻り、制御部330は、CPUやMPU等によって、配信サーバ300内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部330は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部330は、入稿受付部331と、受信部332と、配信部333とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部330の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部330が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(入稿受付部331について)
入稿受付部331は、クーポンの入稿を受け付ける。例えば、入稿受付部331は、クーポンデータの入稿およびターゲティング情報の指定を受け付ける。また、入稿受付部331は、受け付けたクーポンデータおよびターゲティング情報をクーポン情報記憶部321に格納する。
(受信部332について)
受信部332は、店舗から提供される当該店舗で購入された商品に関する情報である購買データを受信する。例えば、受信部332は、契約を結んでいる店舗から当該店舗において各ユーザにどのような商品が購入されたかといった商品名等を含む詳細な購買データである詳細データを受信する。つまり、受信部332は、契約を結んでいる店舗において購入された商品の商品名を示す情報を含む購買データを受信する。
また、例えば、受信部332は、決済要求に応じた決済処理に対応する購買データを受信する。一例を示すと、受信部332は、管理サーバ200の受付部231により決済要求が受け付けられたことにより管理サーバ200からの指示に応じて金融機関サーバ40によって決済処理が行われた後において、かかる決済処理において決済された商品に関する詳細データを受信する。
(算定処理が行われるまで)
さて、以下では、図1の例を用いて、決済要求が受け付けられてから決済手数料が算定されるまでの一連の決済処理について、各処理部を明確にして説明する。なお、上記図1の説明と同様に、店舗SH1で商品が購入された場合を例に説明する。
例えば、店舗SH1のPoS端末によってユーザU1に対する会計処理が行われたとすると、店舗サーバ30は、かかるPoS端末からユーザID、店舗ID、取引年月日、商品名、購入価格を含む詳細データを受信する。なお、ここでのユーザID、店舗ID、取引年月日、商品名、購入価格は、店舗SH1においてユーザU1が商品購入したことによる購買データ(詳細データ)を示すものである。
店舗サーバ30は、かかる詳細データを自装置内の記憶部に格納するとともに、会計処理の対象となった商品の購入価格を決済させる決済要求を管理サーバ200に送信する。これにより、管理サーバ200の受付部231は、ユーザID、クレジットカード番号、暗証番号、店舗ID、購入価格といった決済処理に必要とされる最低限の購買データのみを含む決済要求を受け付ける。
受付部231によって決済要求が受け付けられると、管理サーバ200と金融機関サーバ40との間で、ユーザU1が購入した商品の購入価格を決済する決済処理が行われる。例えば、管理サーバ200の決済制御部232は、決済要求に含まれるユーザIDおよびクレジットカード番号に基づいて、ユーザU1によって利用されたクレジットカードに対応するカード会社を特定する。決済制御部232は、カード会社CD1を特定したとすると、カード会社CD1に対応するカード会社サーバ40に対して、ユーザU1が購入した商品の購入価格を決済するよう指示する。そして、カード会社サーバ40は、指示に応じて決済を行う。なお、図1でも説明したが、このように決済が行われるまでの処理は、店頭において会計の際に瞬時あるいは数分の間に行われる。
次に、店舗サーバ30は、決済要求を送信することにより決済処理された商品に対応する詳細データを配信サーバ300に対して送信する。例えば、店舗サーバ30は、所定期間毎(例えば、1週間毎あるいは1ヶ月毎)に、当該所定期間内において、決済要求を送信することにより決済処理された商品に対応する詳細データを送信する。なお、店舗サーバ30は、このような詳細データの提供を自動で行ってもよいし、例えば、店舗SH1の従業員による操作に従って行ってもよい。
ここで、配信サーバ300の受信部332は、店舗サーバ30から送信された詳細データを受信し、受信した詳細データを購買データ記憶部322に格納する。次に、管理サーバ200の決済制御部232は、詳細データの提供に関する情報に基づいて、決済手数料を算定する。算定処理の詳細についは、上述したためここでは省略する。
(配信部333について)
図5に戻り、配信部333について説明する。配信部333は、商品を購入したユーザに対してクーポンを配信する。例えば、配信部333は、購買データ記憶部322に記憶される各店舗において商品を購入したユーザに対してクーポンを配信する。
また、配信部333は、詳細データを提供した提供元の店舗から指定された情報(例えば、ターゲティング情報)に応じて、当該情報に対応するユーザに対してクーポンを配信する。
まず、上記例では、決済制御部232が、決済手数料に関する制御処理を行う例を示した。しかし、決済制御部232は、購買データを提供した提供元の店舗に対して、当該提供元の店舗とは異なる店舗によって提供された購買データを閲覧可能な状態とする、といった処理も行う。そして、配信部333は、閲覧可能にされた購買データを参照することにより店舗から指定された情報に応じて、ユーザに対してクーポンを配信する。この点について一例を示す。
例えば、店舗SH1の従業員は、購買データ記憶部322にアクセスすることで、購買データ記憶部322内を全て閲覧することができる。例えば、店舗SH1の従業員は、他店舗である店舗SH2の詳細データを閲覧することができる。また、逆に、店舗SH2の従業員は、他店舗である店舗SH1の詳細データを閲覧することができる。一方で、詳細データの提供を承認していない店舗SH3は、他店舗である店舗SH1や店舗SH2の詳細データを閲覧することができない。
このような状態において、店舗SH2が、購買データ記憶部322を参照し、「過去1ヶ月の間に他店舗で自転車を購入したユーザ」といった情報をターゲティング情報として指定したとする。かかる場合、配信部333は、購買データ記憶部322を参照し、このターゲティング情報を満たすユーザを特定する。そして、配信部333は、特定したユーザに対して、店舗SH2によって入稿されたクーポンを配信する。
〔5.処理手順〕
次に、図8および図9を用いて、実施形態にかかる情報処理システム100が実行する情報処理の手順について説明する。まず、情報処理システム100が実行する情報処理のうち決済手数料を算定する算定処理について説明する。図8は、実施形態にかかる情報処理システム100による算定処理手順を示すフローチャートである。なお、情報処理システム100を管理する会社Tは、取引を有する店舗の中には、会社Tに対して詳細データを提供する代わりに、購買データを提供した店舗に対して決済手数料を安くする、また、他の店舗の詳細データを閲覧可能とする、といった契約を事前に結んでいる店舗が存在する。
まず、管理サーバ200の受付部231は、決済要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。受付部231は、決済要求を受け付けていない場合には(ステップS101;No)、決済要求を受け付けるまで待機する。一方、決済制御部232は、受付部231によって決済要求が受け付けられた場合には(ステップS101;Yes)、対応する金融機関に対して決済処理を行うよう指示する(ステップS102)。
次に、配信サーバ300の受信部332は、上記のように契約している店舗から提供される詳細データを受信したか否かを判定する(ステップS103)。受信部332は、詳細データを受信していない場合には(ステップS103;No)、受信するまで待機する。一方、管理サーバ200の決済制御部232は、受信部332によって詳細データが受信された場合には(ステップS103;Yes)、詳細データの提供に関する情報、すなわち店舗が上記のような契約を結んでいるか否かといった情報に基づいて、各店舗に対する決済手数料を算定する(ステップS104)。例えば、決済制御部232は、詳細データを提供した店舗に対しては、通常の方式で算定される決済手数料より安い決済手数料を算定する。一方、決済制御部232は、詳細データを提供しない店舗に対しては、通常通りの方式で決済手数料を算定する。
そして、請求部233は、決済制御部232により算定された決済手数料を対応する店舗に請求するための処理を行う(ステップS105)。例えば、請求部233は、店舗サーバ30に決済手数料に関する情報を送信することにより、会社T指定の所定の口座に決済手数料を振り込むよう通知する。
次に、情報処理システム100が実行する情報処理のうちクーポンを配信する配信処理について説明する。図9は、実施形態にかかる情報処理システム100による配信処理手順を示すフローチャートである。
まず、配信サーバ300の入稿受付部331は、クーポン配信に関する各種情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。例えば、入稿受付部331は、店舗からクーポンの入稿、および、配信対象のユーザを指定するターゲティング情報を受け付けたか否かを判定する。入稿受付部331は、各種情報を受け付けていない場合には(ステップS201;No)、受け付けるまで待機する。一方、配信部333は、入稿受付部331によってクーポン配信に関する各種情報が受け付けられた場合には(ステップS201;Yes)、ターゲティング情報を用いて、ユーザターゲティングを行う(ステップS202)。そして、配信部333は、ターゲティング情報を満たすユーザに対して、当該ターゲティング情報に対応付けられるクーポンを配信する(ステップS203)。
〔6.変形例〕
上記実施形態にかかる情報処理システム100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理システム100の他の実施形態について説明する。
〔6−1.決済手数料について〕
上記実施形態では、決済制御部232が、通常、合計購入価格に対する「10%」を決済手数料として算定するところを、詳細データを提供した店舗について、提供された詳細データの量に拘わらず、合計購入価格に対する「5%」を決済手数料として算定する例を示した。
しかし、決済制御部232は、提供された購買データの量に応じて、決済手数料を算定してもよい。例えば、決済制御部232は、提供された購買データの量が多いほど、決済手数料を安く算定する。すなわち、決済制御部232は、受信部332により受信された購買データの量が多いほど、決済手数料を安く算定する。例えば、決済制御部232は、受信部332により受信された購買データの量(レコード数)が多いほど小さくなる割合であって受信部332により受信された決済要求に含まれる商品の購入価格に対する割合に基づいて、決済手数料を算定する。この点について、図7に示す購買データ記憶部322の例を用いて説明する。
まず、1つの商品に対応する詳細データを1レコードと見なす。例えば、図7の例では、ユーザID「U1」、店舗ID「SH1」、取引年月日「28−10−02」、商品名「自転車NA1」、購入価格「20,000円」といった対応付けを1レコードと見なす。
かかる場合、図7の例では、受信部332は、所定期間の間に店舗SH1から「3レコード」分の詳細データを受信している。また、受信部332は、所定期間の間に店舗SH2から「2レコード」分の詳細データを受信している。
ここで、決済制御部232は、店舗SH1から提供された「3レコード」分の詳細データに含まれる商品の合計購入価格「65,000円」の「3%」である「1,950円」を店舗SH1への決済手数料として算定する。決済制御部232は、店舗SH2から提供された「2レコード」分の詳細データに含まれる商品の合計購入価格「58,000円」の「4%」である「2,320円」を店舗SH2への決済手数料として算定する。
このように、決済制御部232は、提供される詳細データの量が多いほど、かかる詳細データに対応する購入価格に適用する割合を小さくすることで、詳細データを提供しない場合の割合(例えば、「10%」)が適用された際の決済手数料よりも、より決済手数料が安くなるようにする。
これにより、実施形態にかかる情報処理システム100は、詳細データを提供するほど決済手数料が安くなるといったお得感を店舗に与えることができるため、店舗からより多くの詳細データを効果的に収集することができる。
なお、詳細データをどれだけ提供すれば、どれだけ手数料が安くなるか(適用される割合がどれだけ小さくなるか)といったことを、会社Tは契約の際に店舗に提示してよい。また、上記例では、説明を簡単にするために、「3レコード」で「3%」、「2レコード」で「4%」といった単純な例を示した。しかしながら、決済制御部232は、例えば、レコード数範囲「100件未満」で「決済手数料6%」、レコード数範囲「100〜500件で「決済手数料4%」、レコード数範囲「501〜1,000件」で「決済手数料4%」といったように、レコード数範囲が大きくなるほど小さくなる割合を用いて、決済手数料を算定してもよい。
〔6−2.クーポン配信について〕
上記実施形態では、配信部333が、詳細データを参照することにより店舗によって指定されたターゲティング情報に基づいて、クーポンを配信する例を示した。しかし、配信部333は、購買データに基づいて、ユーザが購入した商品に関連するクーポンを自動で特定し、特定したクーポンを配信してもよい。
例えば、配信部333は、自転車部品に関するクーポンが入稿されている状態において、購買データ記憶部322を参照し、自転車を購入したユーザが存在することを特定したとする。かかる場合、配信部333は、この自転車を購入したユーザに対して、自転車部品に関するクーポンを配信する。
また、配信部333は、詳細データに含まれるユーザのユーザ情報に基づいて、クーポンを自動で配信してもよい。例えば、配信部333は、自転車に関するクーポンが入稿されている状態において、所定のユーザ情報(例えば、ユーザの家族構成等)、あるいは、所定の履歴情報(例えば、ショッピング履歴)を参照し、小学校入学をひかえた子をもつユーザを特定したとする。また、配信部333は、かかるユーザが詳細データにも含まれることを特定したとする。かかる場合、配信部333は、この小学校入学をひかえた子をもつユーザに対して、自転車に関するクーポンを配信する。
〔6−3.配信提案〕
また、配信部333は、詳細データを提供した提供元の店舗と同一カテゴリに属する店舗によって提供された購買データに基づいて、当該提供元の店舗に対してクーポン配信に関する提案を行ってもよい。例えば、配信部333は、クーポン配信に関して提案する提案情報を提供元の店舗に送信してもよい。したがって、配信部333は、提案部に対応する処理部といえる。例えば、不図示であるが、購買データ記憶部322に記憶される店舗IDによって識別される店舗、すなわち会社Tの取引相手となっている店舗には、予め所定の店舗種別が対応付けられているものとする。例えば、「高級百貨店」、「ブランドショップ」、「スーパー」、「家電量販店」といった店舗業種を示すカテゴリが対応付けられているものとする。なお、このようなカテゴリは、店舗側で指定されたものであってもよいし、情報処理システム100内の所定の処理部によって、自動で割り当てられてもよい。
ここで、詳細データを提供している店舗SH10、SH11、SH12があるとする。そして、店舗SH10には「高級百貨店」、店舗SH11には「ブランドショップ」、店舗SH12には「スーパー」が対応付けられているものとする。
このような状態において、配信部333は、対応付けられる店舗種別に基づいて、各店舗をカテゴリ分けする。例えば、配信部333は、「高級百貨店」が対応付けられる店舗SH10を「富裕層ユーザ向け」といったカテゴリに指定する。同様に、配信部333は、「ブランドショップ」が対応付けられる店舗SH11を「富裕層ユーザ向け」といったカテゴリに指定する。このようなカテゴリ分けは、店舗SH10およびSH11を利用する客の客層が富裕層であることに起因する。
一方、配信部333は、「スーパー」が対応付けられる店舗SH12を「一般ユーザ向け」といったカテゴリに指定する。このようなカテゴリ分けは、店舗SH12を利用する客の客層が一般層(富裕層以外)であることに起因する。
このようなことから、配信部333は、客層が富裕層である店舗SH10に対して、同様に客層が富裕層である店舗SH11の購買データを参照するよう提案するとともに、富裕層を対象としたターゲティング情報の設定、および、クーポンの入稿を行うよう提案する提案情報を送信する。
例えば、配信部333は、店舗SH10に対して、高級品を中心に購入する傾向にあるユーザ、あるいは、所定額以上の買い物をする傾向にあるユーザが配信対象となるようなターゲティング情報を設定するとともに、このようなユーザ向けのクーポンを入稿するよう提案する。
これにより、実施形態にかかる情報処理システム100は、店舗の客層に見合ったユーザに対して、そのユーザが興味を持ちそうなクーポンを配信させることができるため、店舗にユーザを効果的に誘導することができる。また、このようなことから情報処理システム100は、店舗の売り上げ向上に貢献することができる。
さて、本変形例では、配信部333が、購買データを提供した提供元の店舗に対してクーポン配信に関する提案を行う例を示した。しかし、配信部333は、購買データを提供した提供元の店舗と同一カテゴリに属する店舗によって提供された購買データに基づいて、クーポンを配信してもよい。具体的には、配信部333は、提案することにより店舗側に指定された情報に応じてクーポン配信するだけでなく、店舗側の指定の有無に拘わらず、購買データを提供した提供元の店舗と同一カテゴリに属する店舗によって提供された購買データに基づいて、動的にクーポン配信してもよい。
例えば、配信部333は、上記の通り、「高級百貨店」が対応付けられる店舗SH10を「富裕層ユーザ向け」といったカテゴリに指定したとする。また、配信部333は、「ブランドショップ」が対応付けられる店舗SH11を「富裕層ユーザ向け」といったカテゴリに指定したとする。
かかる場合、配信部333は、例えば、店舗SH10で商品を購入したことのあるユーザに対して、店舗SH10と同一カテゴリに属する店舗SH11によって入稿されたクーポンを配信する。また、配信部333は、店舗SH11で商品を購入したことのあるユーザに対して、店舗SH10によって入稿されたクーポンを配信する。
〔6−4.広告配信〕
また、配信部333は、店舗において商品を購入したユーザに対して、所定の広告コンテンツを配信してもよい。かかる場合、例えば、図1の例では、店舗SH1、SH2、SH3が広告主となる。
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態にかかる管理サーバ200および配信サーバ300は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、管理サーバ200を例に挙げて説明する。図10は、管理サーバ200の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態にかかる管理サーバ200として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部230の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部220内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
また、例えば、コンピュータ1000が実施形態にかかる配信サーバ300として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部330の機能を実現する。
〔8.その他〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔9.効果〕
実施形態にかかる情報処理システム100は、受信部332と、決済制御部232とを有する。受信部332は、店舗から提供される当該店舗で購入された商品に関する情報である購買データを受信する。決済制御部232は、店舗による購買データの提供に関する情報に基づいて、当該店舗との間における決済の手数料である決済手数料に関する制御処理を行う。
これにより、実施形態にかかる情報処理システム100は、店舗から購買データをより効率的に収集することができる。
また、実施形態にかかる情報処理システム100は、受付部231を有する。受付部231は、店舗での商品購入に関する決済要求を受け付ける。そして、受信部332は、決済要求に応じた決済処理に対応する購買データを受信し、決済制御部232は、制御処理として、店舗による購買データの提供に関する情報に基づいて、店舗に請求される決済手数料を算定する。
これにより、実施形態にかかる情報処理システム100は、決済要求に応じた決済処理に対応する購買データを用いることができるため、店舗に請求される決済手数料を精度よく制御することができる。
決済制御部232は、受信部332により受信された購買データの量に応じて、決済手数料を算定する。
これにより、実施形態にかかる情報処理システム100は、例えば、購買データの量が多いほど決済手数料を安く算定することができるため、店舗に対してお得感を与えることができる。すなわち、情報処理システム100は、店舗から購買データをより効率的に収集することができる。
決済制御部232は、受信部332により受信された購買データの量が多いほど小さくなる割合であって受信部332により受信された決済要求に含まれる商品の購入価格に対する割合に基づいて、決済手数料を算定する。
これにより、実施形態にかかる情報処理システム100は、店舗に対してお得感を与えることができるため、店舗から購買データをより効率的に収集することができる。
受信部332は、少なくとも店舗において購入された商品の商品名を示す情報を含む購買データを受信する。
これにより、実施形態にかかる情報処理システム100は、店舗が有する購買データのうち、通常では、店舗から受け取ることができないような詳細情報である商品名を示す情報を受け取ることができる。
また、実施形態にかかる情報処理システム100は、配信部333を有する。配信部333は、受信部332により受信された購買データに基づいて、店舗において商品を購入したユーザに対して、クーポンを配信する。
これにより、実施形態にかかる情報処理システム100は、クーポンを利用する可能性が高いユーザに効果的にクーポンを配信することができるため、店舗への集客を図ることができる。
配信部333は、購買データに基づいて、ユーザが購入した商品に関連するクーポンを前記ユーザに対して配信する。
これにより、実施形態にかかる情報処理システム100は、クーポンを利用する可能性が高いユーザに効果的にクーポンを配信することができるため、店舗への集客を図ることができる。
また、決済制御部232は、購買データを提供した提供元の店舗に対して、当該提供元の店舗とは異なる店舗によって提供された購買データを閲覧可能な状態とする。そして、配信部333は、提供元の店舗から指定された情報に応じて、ユーザに対してクーポンを配信する。
これにより、実施形態にかかる情報処理システム100は、店舗に対して訴求力の高いクーポン配信を行わせることができる。
また、配信部333は、購買データを提供した提供元の店舗と同一カテゴリに属する店舗によって提供された購買データに基づいて、クーポンを配信する。
これにより、実施形態にかかる情報処理システム100は、例えば、店舗の客層に見合ったユーザに対して、そのユーザが興味を持ちそうなクーポンを配信させることができるため、店舗にユーザを効果的に誘導することができる。
また、配信部333(提案部)は、購買データを提供した提供元の店舗と同一カテゴリに属する店舗によって提供された購買データに基づいて、当該提供元の店舗に対してクーポンの配信に関する提案を行う。
これにより、実施形態にかかる情報処理システム100は、例えば、店舗の客層に見合ったユーザに対して、そのユーザが興味を持ちそうなクーポンを配信させることができるため、店舗にユーザを効果的に誘導することができる。
また、配信部333は、購買データに基づいて、店舗において商品を購入したユーザに対して、所定の広告コンテンツを配信する。
これにより、実施形態にかかる情報処理システム100は、クーポン配信だけでなく広告配信にも対応することができる。
以上、本願の実施形態をいくつかの図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受信部は、受信手段や受信回路に読み替えることができる。
1 全体システム
10 端末装置
30 店舗サーバ
40 金融機関サーバ
100 情報処理システム
200 管理サーバ
230 制御部
231 受付部
232 決済制御部
233 請求部
300 配信サーバ
321 クーポン情報記憶部
322 購買データ記憶部
330 制御部
331 入稿受付部
332 受信部
333 配信部

Claims (12)

  1. 店舗から提供される当該店舗で購入された商品に関する情報である購買データを受信する受信部と、
    前記店舗による購買データの提供に関する情報に基づいて、当該店舗との間における決済の手数料である決済手数料に関する制御処理を行うとともに、前記店舗に対して前記店舗とは異なる店舗の購買データを利用可能に制御する制御部と、
    前記購買データを提供した提供元の店舗が、ユーザの経済力に応じたカテゴリのうち、どのカテゴリに属するユーザに対応する店舗であるかを特定し、前記購買データを提供した提供元の店舗とは異なる店舗のうち、前記提供元の店舗が特定されたカテゴリと同一カテゴリとして特定された店舗によって提供された購買データを利用したクーポン配信を行うよう提案する提案情報を前記提供元の店舗に送信する配信部と
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記店舗での商品購入に関する決済要求を受け付ける受付部をさらに有し、
    前記受信部は、前記決済要求に応じた決済処理に対応する購買データを受信し、
    前記制御部は、前記制御処理として、前記店舗による購買データの提供に関する情報に基づいて、前記店舗に請求される前記決済手数料を算定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記制御部は、前記受信部により受信された購買データの量に応じて、前記決済手数料を算定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記制御部は、前記受信部により受信された購買データの量が多いほど小さくなる割合であって前記受信部により受信された決済要求に含まれる前記商品の購入価格に対する割合に基づいて、前記決済手数料を算定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記受信部は、少なくとも前記店舗において購入された商品の商品名を示す情報を含む購買データを受信する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  6. 前記配信部は、前記受信部により受信された購買データに基づいて、前記店舗において商品を購入したユーザに対して、クーポンを配信す
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  7. 前記配信部は、前記購買データに基づいて、前記ユーザが購入した商品に関連するクーポンを前記ユーザに対して配信する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記制御部は、前記購買データを提供した提供元の店舗に対して、当該提供元の店舗とは異なる店舗によって提供された購買データを閲覧可能な状態とし、
    前記配信部は、提供元の店舗から指定された情報に応じて、前記ユーザに対して前記クーポンを配信する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の情報処理システム。
  9. 前記配信部は、前記購買データを提供した提供元の店舗と同一カテゴリに属する店舗によって提供された購買データに基づいて、クーポンを配信する
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  10. 前記配信部は、前記購買データに基づいて、前記店舗において商品を購入したユーザに対して、所定の広告コンテンツを配信する
    ことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  11. 情報処理システムで実行される情報処理方法であって、
    店舗から提供される当該店舗で購入された商品に関する情報である購買データを受信する受信工程と、
    前記店舗による購買データの提供に関する情報に基づいて、当該店舗との間における決済の手数料である決済手数料に関する制御処理を行うとともに、前記店舗に対して前記店舗とは異なる店舗の購買データを利用可能に制御する制御工程と、
    前記購買データを提供した提供元の店舗が、ユーザの経済力に応じたカテゴリのうち、どのカテゴリに属するユーザに対応する店舗であるかを特定し、前記購買データを提供した提供元の店舗とは異なる店舗のうち、前記提供元の店舗が特定されたカテゴリと同一カテゴリとして特定された店舗によって提供された購買データを利用したクーポン配信を行うよう提案する提案情報を前記提供元の店舗に送信する配信工程と
    を含んだことを特徴とする情報処理方法。
  12. 店舗から提供される当該店舗で購入された商品に関する情報である購買データを受信する受信手順と、
    前記店舗による購買データの提供に関する情報に基づいて、当該店舗との間における決済の手数料である決済手数料制御処理を行うとともに、前記店舗に対して前記店舗とは異なる店舗の購買データを利用可能に制御する制御手順と、
    前記購買データを提供した提供元の店舗が、ユーザの経済力に応じたカテゴリのうち、どのカテゴリに属するユーザに対応する店舗であるかを特定し、前記購買データを提供した提供元の店舗とは異なる店舗のうち、前記提供元の店舗が特定されたカテゴリと同一カテゴリとして特定された店舗によって提供された購買データを利用したクーポン配信を行うよう提案する提案情報を前記提供元の店舗に送信する配信手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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