JP6930145B2 - 印刷版用シリコーン組成物、並びに平版印刷版原版、平版印刷版および印刷物の製造方法 - Google Patents
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Description
(A)シラノール基を有するオルガノポリシロキサンと、
(B)下記一般式(VII)で表される化合物を含有し、
(一般式(VII)中、Mは炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の2価の飽和または不飽和炭化水素基を表し、Rは炭素数1〜3の直鎖状または枝分かれ状の1価のアルキル基を表す。また、Lは1価の官能基を表す。)
かつ、
前記(B)一般式(VII)で表される化合物が、下記一般式(VIII)〜(X)で表される化合物のいずれかから選択される一種類以上である印刷版用シリコーン組成物。
(一般式(VIII)〜(X)中、Mは炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の2価の飽和または不飽和炭化水素基を表し、Rは炭素数1〜3の直鎖状または枝分かれ状の1価のアルキル基を表し、Xは水素、炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の1価の飽和または不飽和炭化水素基のいずれかを表す。また、Jは炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の1価の飽和または不飽和炭化水素基を表す。)
(A)シラノール基を有するオルガノポリシロキサンと、
(B)下記一般式(VII)で表される化合物を含有し、
(一般式(VII)中、Mは炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の2価の飽和または不飽和炭化水素基を表し、Rは炭素数1〜3の直鎖状または枝分かれ状の1価のアルキル基を表す。また、Lは1価の官能基を表す。)
かつ、
前記(B)一般式(VII)で表される化合物が、下記一般式(XIV)〜(XVII)で表される化合物のいずれかから選択される一種類以上であって、
前記(B)一般式(XIV)〜(XVII)で表される化合物を前記印刷版用シリコーン組成物の全成分中に0.25質量%以上0.35質量%以下含有する印刷版用シリコーン組成物。
(一般式(XIV)〜(XVII)中、Mは炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の2価の飽和または不飽和炭化水素基を表し、Rはメチル基を表す。また、R 4 は炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の1価の飽和または不飽和炭化水素基のいずれかを表し、Xは水素、炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の1価の飽和または不飽和炭化水素基のいずれかを表す。)
まず、印刷版用シリコーン組成物について説明する。本発明の印刷版用シリコーン組成物は、(A)シラノール基を有するオルガノポリシロキサンと、(B)前述の一般式(VII)で表される化合物を含有する印刷版用シリコーン組成物である。
(一般式(IV)および(V)中、R1は水酸基または脂肪族不飽和結合を含まない一価の有機基のいずれかを示し、R2は脂肪族不飽和結合を含まない一価の有機基を示す。脂肪族不飽和結合を含まない一価の有機基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基などのアルキル基;フェニル基、トルイル基、キシリル基、ナフチル基などのアリール基;ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基;クロロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフロロプロピル基などのハロゲン化アルキル基などが挙げられる。aは0〜4,000、bは0〜5、cは0〜2,000、およびdは0〜4,000の範囲内の整数を示す。R1が脂肪族不飽和結合を含まない一価の有機基である場合、bは2以上の整数であり、R1およびR2はそれぞれ独立し、同じであっても異なっていてもよい。また、少なくともa、b、cのいずれか1つは1以上の整数であり、dは0または1以上の整数である。)
(一般式(VIII)〜(X)中、Mは炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の2価の飽和または不飽和炭化水素基を表し、Rは炭素数1〜3の直鎖状または枝分かれ状の1価のアルキル基を表し、Xは水素、炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の1価の飽和または不飽和炭化水素基のいずれかを表す。また、Jは炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の1価の飽和または不飽和炭化水素基を表す。)
(一般式(XI)〜(XIII)中、Xは水素、炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の1価の飽和または不飽和炭化水素基のいずれかを表し、Rは炭素数1〜3の直鎖状または枝分かれ状の1価のアルキル基を表す。また、Jは炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の1価の飽和または不飽和炭化水素基を表す。)
(一般式(XIV)〜(XVII)中、Mは炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の2価の飽和または不飽和炭化水素基を表し、Rは炭素数1〜3の直鎖状または枝分かれ状の1価のアルキル基を表す。また、R4は炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の1価の飽和または不飽和炭化水素基のいずれかを表し、Xは水素、炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の1価の飽和または不飽和炭化水素基のいずれかを表す。)
インキ反発性の液体の重量減少率[質量%]=100×(A−B)/A (1)
熱溶解型感熱層は、平版印刷版原版の状態で架橋剤による架橋構造が形成されており、近赤外レーザーの照射により発生する熱で、感熱層とシリコーンゴム層間の接着力が低下するタイプの感熱層である。その後の現像処理によって、レーザー光を照射した部分のシリコーンゴム層が除去される。レーザー照射部の感熱層は現像後も大部分が残存する。熱溶解型感熱層としては、例えば、活性水素を有するポリマー、架橋剤、光熱変換物質を含む組成物や、その希釈液または活性水素を有するポリマー、有機錯化合物、光熱変換物質を含む組成物や、その希釈液を塗布、(加熱)乾燥して得られる層が挙げられる。活性水素を有するポリマーとしては、p−ヒドロキシスチレンの単独重合体もしくは共重合体、ノボラック樹脂、レゾール樹脂などのフェノール性水酸基を有するポリマーが好ましい。架橋剤としては、例えば、有機錯化合物、多官能イソシアネート、多官能ブロックドイソシアネート、多官能エポキシ化合物、多官能(メタ)アクリレート化合物、多官能アルデヒド、多官能メルカプト化合物、多官能アルコキシシリル化合物、多官能アミン化合物、多官能カルボン酸、多官能ビニル化合物、多官能ジアゾニウム塩、多官能アジド化合物、ヒドラジンなどが挙げられる。有機錯化合物としては、Al(III)、Fe(II)、Fe(III)、Ti(IV)、Zr(IV)のアセチルアセトン錯体、アセト酢酸エステル錯体などが挙げられる。光熱変換物質としては、赤外線または近赤外線を吸収する染料や顔料などが挙げられる。熱溶解型感熱層の具体例としては、例えば、特開平11−221977号公報、特開2005−309126号公報、特開2009−014946号公報に記載の感熱層などを挙げることができる。
熱膨張型感熱層の具体例としては、例えば、特開2005−300586号公報、特開2005−331924号公報に記載の気泡を有する感熱層や、国際公開第2010/113989A1号に記載の液泡を有する感熱層などを挙げることができる。
近赤外レーザーの照射により熱融除するタイプの感熱層である。その後の現像処理によって、表面のシリコーンゴム層が破壊された感熱層と一緒に除去され画線部となる。例えば、特開平7−314934号公報や特開平9−086065号公報、特開平9−131981号公報、米国特許第5,353,705号明細書に記載の感熱層などを挙げることができる。
第1の層およびこれに付着された第2の層を含み、これら第1の層と第2の層がインキおよびインキ忌避性液体からなる群より選ばれる少なくとも1つの印刷液体に対して異なる親和性を有する印刷部材を加熱して、前記第2の層を実質的に融除することなしに、前記第1の層を前記第2の層からイメージに関連するパターンでもって不可逆的に分離させる画像形成システムや、第1の層と、この第1の層の下側に付着して配置された第2の層と、この第2の層の下側に配置された第3の層とを含み、前記第1の層と他の層の少なくとも一方がインキおよびインキ忌避性液体からなる群より選ばれる少なくとも1つの印刷液体に対して異なる親和性を有する印刷部材を加熱して、前記第2の層を融除することなしに、前記第1の層を前記第2の層からイメージに関連するパターンでもって不可逆的に分離させる画像形成システムである。上記システムにおいて、印刷パターンが形成される第2の層が熱分離型感熱層である。例えば、米国特許第6,107,001号明細書に記載の感熱層などを挙げることができる。
近赤外レーザーの照射により発生する熱で熱活性化架橋剤による架橋構造が形成されるタイプの感熱層である。その後の現像処理によって、レーザー光を照射した部分のシリコーンゴム層が残存し、未照射部のシリコーンゴム層が除去される。レーザー未照射部の感熱層は現像後も残存する。例えば、特開平11−157236号公報や、特開平11−240271号公報に記載の熱硬化型感熱層などを挙げることができる。
基板上に断熱層を設ける場合には、基板上に断熱層組成物またはその希釈液を塗布し、加熱下または非加熱下で乾燥、硬化することにより基板上に断熱層を形成する。
油性インキとしては、例えば、特開昭48−004107号公報、特開平01−306482号公報などで開示された公知の酸化重合型油性インキが挙げられる。また、特開2005−336301号公報、特開2005−126579号公報、特開2011−144295号公報、特開2012−224823号公報などで開示された、従来の油性インキ中の溶剤成分を鉱物油(石油)成分から植物油成分に置き換えた、大豆油インキや植物油インキ、ならびにNon−VOCインキなどと称される環境低負荷型のインキも油性インキに含まれる。
水溶性インキとしては、例えば、特開2009−57461号公報、特許第4522094号公報などで開示された水または水系洗浄液で洗浄可能な公知の水溶性インキが挙げられる。
UVインキとしては、例えば、特許第5158274号公報、特開2012−211230号公報などで開示された公知の紫外線硬化型インキが挙げられる。また、UVインキには省電力(減灯)UV印刷やLED−UV印刷に使用される高感度UVインキも含まれる。
シリコーンゴム層/感熱層間接着性の指標となるシャドー領域網点の再現性を以下の方法で評価した。
平版印刷版原版をレーザー露光機:“PlateRite”8800E(大日本スクリーン製造(株)製)に装着し、露光量:125mJ/cm2の条件で網点面積率70〜99%(1%刻み)のシャドー網点画像(AM175線(2400dpi))を露光し、以下現像条件で現像を行った。
<現像条件>
自動現像機:TWL−1160FII(東レ(株)製)
前処理液:CP−Y(東レ(株)製、液温:45℃)
現像液:水道水(液温:30℃)
後処理液:PA−1(液温:30℃)
水洗:水道水(液温:30℃)
現像速度:80cm/分
4点:面積率99%の網点が再現でき、接着性が極めて良好
3点:面積率98%の網点が再現でき、接着性が良好
2点:面積率98%の網点が再現できず、接着性がやや不良
1点:面積率95%の網点が再現できず、接着性が不良
未露光の平版印刷版原版を上記(1)と同様の現像条件で現像した。現像後の平版印刷版(6cm×6cm)を連続荷重式摩擦堅牢度試験器に取り付け、2cm×3cmにカットした毛足長さ約5mmの起毛パッド:“カペロン”NS5100(カンボークリエート(株)製)を用いて荷重100gにて150往復擦過した。擦過後の平版印刷版を厚さ0.15mmのアルミ板に貼り付け、印刷機:“OLIVER”466SD((株)桜井グラフィックシステムズ製)に装着し、以下に示す印刷条件で印刷を行った。
<印刷条件>
インキローラー:トラスト・ゼータ(テクノロール(株)製)
ブランケット:MC1300((株)金陽社製)
版面温度:28℃
印刷速度:8,000枚/時間
被印刷媒体:“OKトップコート”(登録商標)(王子製紙(株)製)
インキ:UV171CT墨M−TW((株)T&K TOKA製)
4点:傷が全く認められない
3点:薄い傷がわずかに認められる
2点:薄い傷が全面に認められる
1点:濃い傷が全面に認められる
未露光の平版印刷版原版を上記(1)と同様の現像条件で現像し、現像後の平版印刷版を印刷機:“OLIVER”466SDに装着し、上記(2)と同様の印刷条件で印刷を行った。得られた印刷物の非画線部の地汚れ程度を目視評価した。地汚れが認められない場合は、印刷速度を6,000枚/時間に落として再度印刷し、地汚れ程度を目視評価した。6,000枚/時間でも地汚れが認められない場合は、印刷速度を4,000枚/時間に落として再度印刷し、地汚れ程度を目視評価した。評点は以下の通りとした。
5点:印刷速度4,000枚/時間で地汚れなし
4点:印刷速度6,000枚/時間で地汚れなし
3点:印刷速度8,000枚/時間で地汚れなし
2点:印刷速度8,000枚/時間でくわえ部に地汚れあり
1点:印刷速度8,000枚/時間で全面に地汚れあり
加熱直後のシリコーンゴム層の硬化性を指擦り試験にて評価した。評点は以下の通りとした。
5点:指で強く擦っても白化しない状態(完全硬化)
4点:指で強く擦るとわずかに白化する状態
3点:指で強く擦ると白化する状態
2点:指で弱く擦っても白化する状態
1点:オイル状態
厚さ0.24mmの脱脂したアルミ基板(三菱アルミ(株)製)上に、下記の断熱層組成物希釈液を塗布し、200℃で90秒間乾燥し、膜質量10g/m2の断熱層を設けた。
容器中に下記(a)成分を投入し、スリーワンモーターにて攪拌しながら(b)、(c)、(d)、(e)成分を順次ゆっくりと投入し、成分が均一になるまで攪拌混合した。得られた混合液中に(f)、(g)成分を投入して10分間攪拌混合することで断熱層組成物希釈液を得た。
(a)下記酸化チタン分散液:“タイペーク”(登録商標)CR−50(石原産業(株)製)のN,N−ジメチルホルムアミド分散液(酸化チタン50質量%):60質量部
(b)エポキシ樹脂:“JER”(登録商標)1010(三菱化学(株)製):35質量部
(c)ポリウレタン:“サンプレン”(登録商標)LQ−T1331D(三洋化成工業(株)製、固形分濃度:20質量%):375質量部
(d)N,N−ジメチルホルムアミド:730質量部
(e)メチルエチルケトン:250質量部
(f)アルミキレート:“アルミキレート”ALCH−TR(川研ファインケミカル(株)製):10質量部
(g)レベリング剤:“ディスパロン”(登録商標)LC951(楠本化成(株)製、固形分:10質量%):1質量部
ジルコニアビーズ:“YTZ”(登録商標)ボール(φ1mm、(株)ニッカトー製)1,600gを充填した密閉可能なガラス製規格瓶中に、N,N−ジメチルホルムアミド:500g、“タイペーク”(登録商標)CR−50(石原産業(株)製):500gを投入し、密閉後、小型ボールミル回転架台(アズワン(株)製)にセットし、0.4m/秒の回転速度で7日間分散することで、酸化チタン分散液を得た。
次いで、下記の感熱層組成物希釈液を前記断熱層上に塗布し、140℃で90秒間加熱し、膜質量1.4g/m2の感熱層を設けた。なお、感熱層組成物希釈液は、下記成分を室温にて撹拌混合することにより得た。
(a)フェノールホルムアルデヒドノボラック樹脂:“スミライトレジン”(登録商標)PR53195(住友ベークライト(株)製):45.0質量部
(b)ポリウレタン溶液:“ニッポラン”(登録商標)5196(日本ポリウレタン(株)製、固形分濃度:30質量%):62.5質量部
(c)赤外線吸収染料:“PROJET”825LDI((株)Avecia製):12.0質量部
(d)チタニウムジ−n−ブトキシビス(アセチルアセトネート)溶液:“ナーセム”(登録商標)チタン(日本化学産業(株)製、固形分濃度:73質量%):28.5質量部
(e)ポリオキシプロピレンジアミン/グリシジルメタクリレート/3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン=1/3/1モルの反応物(固形分濃度:50質量%):22.5質量部
(f)テトラヒドロフラン:717.0質量部
(g)エタノール:112.5質量部
次いで、下記の印刷版用シリコーン組成物希釈液−1を前記感熱層上に塗布し、140℃で80秒間加熱し、膜質量2.0g/m2のシリコーンゴム層を設けた。
容器中に下記(a)、(b)成分を投入し、成分が均一になるまで攪拌混合した。得られた液を乾燥窒素で20分間バブリングすることで液中の水分を除去した。得られた液中に(c)成分を投入して1時間攪拌混合したのち、(d)成分を投入してさらに10分間攪拌混合した。さらに(e)成分を投入し10分間攪拌混合することで印刷版用シリコーン組成物希釈液−1を得た。
(a)イソパラフィン系溶剤:“アイソパー”(登録商標)E(エクソンモービルケミカル社製):900.00質量部
(b)シラノール基を有するオルガノポリシロキサン(両末端シラノールポリジメチルシロキサン):“DMS”−S45(GELEST Inc.製、重量平均分子量:110,000、分子中のシラノール基数:2個):94.65質量部
(c)前記一般式(VII)で表される化合物とは異なる3官能のシランカップリング剤:ビニルトリス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:5.00質量部
(d)反応触媒:ジブチル錫ジアセテート:0.05質量部
(e)前記一般式(VII)で表される化合物:3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部
印刷版用シリコーン組成物希釈液−1を下記の印刷版用シリコーン組成物希釈液−2に変更したこと以外は実施例1と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
容器中に下記(a)、(b)、(c)成分を投入し、成分が均一になるまで攪拌混合した。得られた液を乾燥窒素で20分間バブリングすることで液中の水分を除去した。得られた液中に(d)成分を投入して1時間攪拌混合したのち、(e)成分を投入してさらに10分間攪拌混合した。さらに(f)成分を投入し10分間攪拌混合することで印刷版用シリコーン組成物希釈液−2を得た。
(a)“アイソパー”(登録商標)E:900.00質量部
(b)“DMS”−S45:74.65質量部
(c)インキ反発性の液体:KF−96−50cs(シリコーンオイル、重量平均分子量:3,780、25℃における表面張力:20.8mN/m、1気圧環境下において150℃で24時間加熱後の質量減少率:0.1質量%、信越化学工業(株)製)20.00質量部
(d)ビニルトリス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:5.00質量部
(e)ジブチル錫ジアセテート:0.05質量部
(f)3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部
印刷版用シリコーン組成物希釈液−1を下記の印刷版用シリコーン組成物希釈液−3に変更したこと以外は実施例1と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
容器中に下記(a)、(b)成分を投入し、成分が均一になるまで攪拌混合した。得られた液を乾燥窒素で20分間バブリングすることで液中の水分を除去した。得られた液中に、予め(c)、(d)成分を混合した混合液を投入して1時間攪拌混合したのち、(e)成分を投入してさらに10分間攪拌混合した。さらに(f)成分を投入し10分間攪拌混合することで印刷版用シリコーン組成物希釈液−3を得た。
(a)“アイソパー”(登録商標)E:900.00質量部
(b)“DMS”−S45:93.65質量部
(c)ビニルトリス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:5.00質量部
(d)4官能のシランカップリング剤:テトラキス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:1.00質量部
(e)ジブチル錫ジアセテート:0.05質量部
(f)3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部
印刷版用シリコーン組成物希釈液−1を下記の印刷版用シリコーン組成物希釈液−4に変更したこと以外は実施例1と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
容器中に下記(a)、(b)、(c)成分を投入し、成分が均一になるまで攪拌混合した。得られた液を乾燥窒素で20分間バブリングすることで液中の水分を除去した。得られた液中に、予め(d)、(e)成分を混合した混合液を投入して1時間攪拌混合したのち、(f)成分を投入してさらに10分間攪拌混合した。さらに(g)成分を投入し10分間攪拌混合することで印刷版用シリコーン組成物希釈液−4を得た。
(a)“アイソパー”(登録商標)E:900.00質量部
(b)“DMS”−S45:73.65質量部
(c)KF−96−50cs:20.00質量部
(d)ビニルトリス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:5.00質量部
(e)テトラキス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:1.00質量部
(f)ジブチル錫ジアセテート:0.05質量部
(g)3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−アミノプロピルトリエトキシシラン:0.30質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部をN−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部をN,N’−ビス[3−(トリメトキシシリル)]プロピル]エチレンジアミン:0.30質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.75質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を0.20質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.55質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を0.40質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を88.65質量部に変更し、KF−96−50cs:20.00質量部を5.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を83.65質量部に変更し、KF−96−50cs:20.00質量部を10.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を63.65質量部に変更し、KF−96−50cs:20.00質量部を30.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を53.65質量部に変更し、KF−96−50cs:20.00質量部を40.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4のテトラキス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:1.00質量部をテトラアセトキシシラン:1.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を74.15質量部に変更し、テトラキス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:1.00質量部を0.50質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.15質量部に変更し、テトラキス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:1.00質量部を1.50質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を72.65質量部に変更し、テトラキス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:1.00質量部を2.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−1の“DMS”−S45:94.65質量部を94.85質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を0.10質量部に変更したこと以外は実施例1と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−1の“DMS”−S45:94.65質量部を94.45質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を0.50質量部に変更したこと以外は実施例1と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.85質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を0.10質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.70質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を0.25質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.60質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を0.35質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.45質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を0.50質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を78.65質量部に変更し、KF−96−50cs:20.00質量部を15.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を68.65質量部に変更し、KF−96−50cs:20.00質量部を25.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−1の3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部に変更したこと以外は実施例1と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−2の3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部に変更したこと以外は実施例2と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−3の3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部に変更したこと以外は実施例3と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部をメチル[3−(トリメトキシシリル)プロピル]カルバメート:0.30質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.85質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.10質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.75質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.20質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.70質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.25質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.60質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.35質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.55質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.40質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.45質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.50質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.85質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部をメチル[3−(トリメトキシシリル)プロピル]カルバメート:0.10質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.75質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部をメチル[3−(トリメトキシシリル)プロピル]カルバメート:0.20質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.70質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部をメチル[3−(トリメトキシシリル)プロピル]カルバメート:0.25質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.60質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部をメチル[3−(トリメトキシシリル)プロピル]カルバメート:0.35質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.55質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部をメチル[3−(トリメトキシシリル)プロピル]カルバメート:0.40質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.45質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部をメチル[3−(トリメトキシシリル)プロピル]カルバメート:0.50質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を88.65質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部に変更し、KF−96−50cs:20.00質量部を5.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を83.65質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部に変更し、KF−96−50cs:20.00質量部を10.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を78.65質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部に変更し、KF−96−50cs:20.00質量部を15.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を68.65質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部に変更し、KF−96−50cs:20.00質量部を25.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を63.65質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部に変更し、KF−96−50cs:20.00質量部を30.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を53.65質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部に変更し、KF−96−50cs:20.00質量部を40.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部に変更し、テトラキス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:1.00質量部をテトラアセトキシシラン:1.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を74.15質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部に変更し、テトラキス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:1.00質量部を0.50質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を73.15質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部に変更し、テトラキス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:1.00質量部を1.50質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−4の“DMS”−S45:73.65質量部を72.65質量部に変更し、3−アミノプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部を3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン:0.30質量部に変更し、テトラキス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:1.00質量部を2.00質量部に変更したこと以外は実施例4と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
印刷版用シリコーン組成物希釈液−1を下記の印刷版用シリコーン組成物希釈液−5に変更したこと以外は実施例1と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
容器中に下記(a)、(b)成分を投入し、成分が均一になるまで攪拌混合した。得られた液を乾燥窒素で20分間バブリングすることで液中の水分を除去した。得られた液中に(c)成分を投入して1時間攪拌混合したのち、(d)成分を投入してさらに10分間攪拌混合することで印刷版用シリコーン組成物希釈液−5を得た。
(a)“アイソパー”(登録商標)E:900.00質量部
(b)“DMS”−S45:94.95質量部
(c)ビニルトリス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:5.00質量部
(d)ジブチル錫ジアセテート:0.05質量部
印刷版用シリコーン組成物希釈液−1を下記の印刷版用シリコーン組成物希釈液−6に変更したこと以外は実施例1と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
容器中に下記(a)、(b)、(c)成分を投入し、成分が均一になるまで攪拌混合した。得られた液を乾燥窒素で20分間バブリングすることで液中の水分を除去した。得られた液中に(d)成分を投入して1時間攪拌混合したのち、(e)成分を投入してさらに10分間攪拌混合することで印刷版用シリコーン組成物希釈液−6を得た。
(a)“アイソパー”(登録商標)E:900.00質量部
(b)“DMS”−S45:74.95質量部
(c)KF−96−50cs:20.00質量部
(d)ビニルトリス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:5.00質量部
(e)ジブチル錫ジアセテート:0.05質量部
印刷版用シリコーン組成物希釈液−1を下記の印刷版用シリコーン組成物希釈液−7に変更したこと以外は実施例1と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
容器中に下記(a)、(b)成分を投入し、成分が均一になるまで攪拌混合した。得られた液を乾燥窒素で20分間バブリングすることで液中の水分を除去した。得られた液中に、予め(c)、(d)成分を混合した混合液を投入して1時間攪拌混合したのち、(e)成分を投入してさらに10分間攪拌混合することで印刷版用シリコーン組成物希釈液−7を得た。
(a)“アイソパー”(登録商標)E:900.00質量部
(b)“DMS”−S45:93.95質量部
(c)ビニルトリス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:5.00質量部
(d)テトラキス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:1.00質量部
(e)ジブチル錫ジアセテート:0.05質量部
印刷版用シリコーン組成物希釈液−1を下記の印刷版用シリコーン組成物希釈液−8に変更したこと以外は実施例1と同様の方法で平版印刷版原版の作製、製版、評価を行った。
容器中に下記(a)、(b)、(c)成分を投入し、成分が均一になるまで攪拌混合した。得られた液を乾燥窒素で20分間バブリングすることで液中の水分を除去した。得られた液中に、予め(d)、(e)成分を混合した混合液を投入して1時間攪拌混合したのち、(f)成分を投入してさらに10分間攪拌混合することで印刷版用シリコーン組成物希釈液−8を得た。
(a)“アイソパー”(登録商標)E:900.00質量部
(b)“DMS”−S45:73.95質量部
(c)KF−96−50cs:20.00質量部
(d)ビニルトリス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:5.00質量部
(e)テトラキス(メチルエチルケトキシミノ)シラン:1.00質量部
(f)ジブチル錫ジアセテート:0.05質量部
2 平版印刷版
3 版胴
4 ブランケット胴
5 被印刷媒体
6 圧胴
Claims (15)
- (A)シラノール基を有するオルガノポリシロキサンと、
(B)下記一般式(VII)で表される化合物を含有し、
(一般式(VII)中、Mは炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の2価の飽和または不飽和炭化水素基を表し、Rは炭素数1〜3の直鎖状または枝分かれ状の1価のアルキル基を表す。また、Lは1価の官能基を表す。)
かつ、
前記(B)一般式(VII)で表される化合物が、下記一般式(VIII)〜(X)で表される化合物のいずれかから選択される一種類以上である印刷版用シリコーン組成物。
(一般式(VIII)〜(X)中、Mは炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の2価の飽和または不飽和炭化水素基を表し、Rは炭素数1〜3の直鎖状または枝分かれ状の1価のアルキル基を表し、Xは水素、炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の1価の飽和または不飽和炭化水素基のいずれかを表す。また、Jは炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の1価の飽和または不飽和炭化水素基を表す。) - 前記(B)一般式(VII)〜(XIII)におけるRがメチル基である、請求項1または2に記載の印刷版用シリコーン組成物。
- (A)シラノール基を有するオルガノポリシロキサンと、
(B)下記一般式(VII)で表される化合物を含有し、
(一般式(VII)中、Mは炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の2価の飽和または不飽和炭化水素基を表し、Rは炭素数1〜3の直鎖状または枝分かれ状の1価のアルキル基を表す。また、Lは1価の官能基を表す。)
かつ、
前記(B)一般式(VII)で表される化合物が、下記一般式(XIV)〜(XVII)で表される化合物のいずれかから選択される一種類以上であって、
前記(B)一般式(XIV)〜(XVII)で表される化合物を前記印刷版用シリコーン組成物の全成分中に0.25質量%以上0.35質量%以下含有する印刷版用シリコーン組成物。
(一般式(XIV)〜(XVII)中、Mは炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の2価の飽和または不飽和炭化水素基を表し、Rはメチル基を表す。また、R4は炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の1価の飽和または不飽和炭化水素基のいずれかを表し、Xは水素、炭素数1〜6の直鎖状、枝分かれ状、環状の1価の飽和または不飽和炭化水素基のいずれかを表す。) - さらに(C)インキ反発性の液体を含有する、請求項1〜5のいずれかに記載の印刷版用シリコーン組成物。
- 前記(C)インキ反発性の液体が、1気圧環境下において150℃で24時間加熱後の質量減少率が0質量%以上0.5質量%以下である、請求項6に記載の印刷版用シリコーン組成物。
- 前記(C)インキ反発性の液体の25℃における表面張力が、15mN/m以上30mN/m以下である、請求項6または7に記載の印刷版用シリコーン組成物。
- 前記(C)インキ反発性の液体を、前記印刷版用シリコーン組成物の全成分中に10質量%以上30質量%以下含有する、請求項6〜8のいずれかに記載の印刷版用シリコーン組成物。
- さらに(D)4官能のシランカップリング剤を含有する、請求項1〜9のいずれかに記載の印刷版用シリコーン組成物。
- 前記(D)4官能のシランカップリング剤を前記印刷版用シリコーン組成物の全成分中に0.50質量%以上1.50質量%以下含有する、請求項10に記載の印刷版用シリコーン組成物。
- 基板上に少なくともシリコーンゴム層を有する平版印刷版原版を製造する方法であって、請求項1〜11のいずれかに記載の印刷版用シリコーン組成物を硬化して硬化物を得る工程を含む、平版印刷版原版の製造方法。
- 請求項12に記載の製造方法により得られた平版印刷版原版を用いる、平版印刷版の製造方法。
- 請求項13に記載の製造方法により得られた平版印刷版と、インキを用いる、印刷物の製造方法。
- 前記インキが活性エネルギー線硬化型インキである、請求項14に記載の印刷物の製造方法。
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