JP6928378B2 - 釣針外し器 - Google Patents

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本発明は、釣りにおいて、針掛かりした魚等から釣針を外すための釣針外し器に関する。
釣りにおいて、針掛かりした魚等から釣針を外す作業がある。釣針は針先に返し(カカリ)がついているものが殆どであり、返しがある釣針を外す場合、返しが引っ掛かって外しづらくなる。特に、骨等の硬質部位が強くなった大物では、この傾向が顕著である。このような場合、一般に、プライヤー等適宜の工具を用いて、釣針の胴部やフック部を挟持した状態から、針先側を強制的に引き抜くように移動させることで針外しをすることが行われている。このとき釣り人は、挟持する釣針が工具から外れないよう把持部を強く握った状態で引き抜き作業を強いられることになる。加えて、工具の把持位置が釣針の引き抜き方向線上にない場合には、充分な引き抜き力を得ることが難しいうえ、工具に無理な負担がかかって工具枢軸が偏心状態に変形して破損しやすい等の問題がある。
そこで、先端部に釣針の胴部を保持可能なフック部を有して外筒体に移動自在に挿通された棒状体を設け、フック部に釣針を保持した状態で棒状体を外筒に対して後退させることで、釣針をフック部と外筒の先端部とのあいだで挟持状態にし、釣針を引き抜くようにした釣針外し器が提唱されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、針掛かりの状態によっては、単純に針を挟持して引き抜く操作では外しづらく、釣針の針先側を胴部側に退避移動させるよう回動させることで容易に針外しができるような場合がある。このような場合には、特許文献1に記載されたような、単純に釣針を挟持した状態で適宜引き抜く釣針外し器では対応しづらい。
そこで、外筒体と棒状体からなる釣針外し器において、外筒体の先端部に深さが異なる一対の凹溝を形成し、この凹溝間に釣針を架け渡した状態で棒状体を後退させることで釣針を強制的に回動させることで、針外しをするようにしたものが提唱されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−320435号公報 特開平11−318304号公報
上記の特許文献1、2に記載された釣針外し器は、個々の針外し機能しか有しないものであるため、針掛かりの状態に応じた対応をするためには、2種類の釣針外し器を用意しておく必要がある。しかも、魚が針掛かりした状態でいずれの釣針外し器を用いるべきかを瞬間的に判断することは難しく、一方の釣針外し器で対応できると判断して使用したところ、無理な姿勢での針外しが要求されることになって他方の針外し器の方が有効であると認識する場合がある。こうした場合、一方の釣針外し器による針挟持を中止し、他方の釣針外し器で再度釣針の挟持をして針外しをすることとなり、手間がかかる。
特に近年、スポーツフィッシングとして盛んなキャッチアンドリリースのような釣りをする場合、魚に対するダメージ軽減のため、魚には可及的に人体を触れさせず、速やかに釣針を外して魚を海(水)に戻すことが求められる。このような場合に釣針外し器を交換していると、魚に対するダメージも大きくなってしまうという問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するため鋭意創作されたものであって、請求項1の発明は、対向する一対の釣針用切欠きが前端に設けられた筒状の本体筒と、該本体筒に対して前後方向に相対移動可能に取り付けられ、釣針を挿通可能な釣針保持部を前端部に有する移動体とを備え、前記一対の釣針用切欠きは、本体筒の前端から後方に向けて釣針を挿通可能に切り欠かれたものであって、第一切欠きと、該第一切欠きより後方に長く切り欠かれた第二切欠きとからなり、前記移動体が本体筒に対して後方に相対移動すると、前記釣針保持部に挿通された釣針が、前記第一切欠き及び第二切欠き内を、移動体に当接した状態で本体筒に対して後方に相対移動するよう構成された、釣針外し器であって、該釣針外し器はさらに、前記本体筒の前端部に取り付けられて前記本体筒に対して相対移動可能な規制体を備え、前記移動体の釣針保持部に釣針を挿通させた状態で前記移動体を本体筒に対して後方に相対移動させた場合において、前記釣針保持部に挿通された釣針は、前記規制体が所定の移動位置である規制位置にあるときは、本体筒の第一切欠き内に挿通された部位と前後方向同位置で、本体筒の第二切欠き内に挿通された部位が前記規制体と当接して挟持される一方、前記規制体が規制位置とは異なる所定の移動位置である非規制位置にあるときは、本体筒の第一切欠き内に挿通された部位よりも後方位置で、本体筒の第二切欠き内に挿通された部位が本体筒又は規制体と当接して挟持されるよう構成されていることを特徴とする釣針外し器である。
請求項2の発明は、前記規制体は、前記本体筒に対して周回り方向に相対回動可能であり、前記規制位置及び非規制位置は、規制体のそれぞれ異なる所定の回動位置であることを特徴とする請求項1記載の釣針外し器である。
請求項3の発明は、前記規制体は、所定の回動範囲内において前記本体筒に対して周回り方向に相対回動可能であり、前記規制位置又は非規制位置は、規制体の回動範囲の少なくとも一端の位置であることを特徴とする請求項2記載の釣針外し器である。
請求項4の発明は、前記規制体は、規制位置にあるときは、本体筒に対して前後方向への相対移動が規制される一方、非規制位置にあるときは、本体筒に対して前後方向に相対移動可能であることを特徴とする請求項1〜3の何れか記載の釣針外し器である。
請求項5の発明は、前記移動体は、後退時に直接又は間接に規制体を後方に押圧することにより、非規制位置にある規制体を後退させるよう構成されていることを特徴とする請求項4記載の釣針外し器である。
請求項6の発明は、前記規制体は、規制体バネによって前方に向けて付勢されていることを特徴とする請求項4又は5記載の釣針外し器である。
請求項7の発明は、前記規制体の前端部には、溝底の前後位置が本体筒の第一切欠きと同位置の第三切欠きと、第一切欠きより後方位置の第四切欠きとが設けられており、前記規制体が規制位置にあるときは、本体筒の第二切欠きと規制体の第三切欠きとが周回り方向同位置に配される一方、非規制位置にあるときは、本体筒の第二切欠きと規制体の第四切欠きとが周回り方向同位置に配されるよう構成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の釣針外し器である。
請求項8の発明は、前記移動体の釣針保持部は、前記本体筒の内径よりも径方向外方に広がっており、前記本体筒には、釣針保持部を挿通させるための第一保持部用切欠きが設けられており、前記規制体には、規制位置及び非規制位置において前記本体筒の第一保持部用切欠きと重なって釣針保持部を挿通可能とするための第二保持部用切欠きが設けられていることを特徴とする請求項1〜7の何れか記載の釣針外し器である。
請求項9の発明は、前記規制体は、0〜90度以内の所定の回動範囲内において前記本体筒に対して周回り方向に相対回動可能であり、前記第二保持部用切欠きは、規制体が前記回動範囲内のいずれの位置にあっても釣針保持部が挿通可能となるよう連続して切り欠かれていることを特徴とする請求項8記載の釣針外し器である。
請求項1の発明とすることにより、移動体を後方に相対移動させた場合に、規制体が規制位置にあるときは、釣針を強制的に回動させずに挟持できる一方、規制体が非規制位置にあるときは、釣針を強制的に回動させて挟持できることとなる。これによって、1つの釣針外し器によって、釣掛かりの具合に応じて釣針の外し方を切り替えることが可能となる。
請求項2、7の発明とすることにより、規制体を相対回動させることにより、規制位置と非規制位置を切替可能となるため、操作性が良い。
請求項3の発明とすることにより、規制体を回動し切ることで非規制位置又は非規制位置に達することとなり、切り替えを容易なものとすることができる。
請求項4の発明とすることにより、釣針の第二切欠き内での後方への移動の規制の有無を、規制体の前後方向の相対移動の可否によって切り替えることができるようになるため、規制体が規制位置にあるか非規制位置にあるかの判別性を向上させることが向上する。
請求項5の発明とすることにより、移動体の後退操作のみで規制体も後退させることができるため、操作性が良い。
請求項6の発明とすることにより、規制体を後退させた場合であっても、規制体バネによって前方に弾性復帰するため、操作性が良い。
請求項8の発明とすることにより、移動体の釣針保持部のみを大型にすることができるため、太い釣針であっても安定して挟持可能としつつ、釣針外し器全体の大型化を避けることができる。
請求項9の発明とすることにより、規制体の回動範囲を小さくしつつ、移動体の大型化を可能とすることができる。
第一実施形態に係る釣針外し器の(A)平面図、(B)正面図である。 第一実施形態に係る釣針外し器の左側面図である。 (A)図1(A)の要部拡大図、(B)図1(B)の要部拡大図である。 図1(A)のA−A断面図である。 第一実施形態に係る本体筒の前端部材の(A)平面図、(B)底面図、(C)(D)のD−D断面図、(D)左側面図、(E)(A)のB−B断面図、(F)(A)のC−C断面図である。 第一実施形態に係る規制体の(A)左側面図、(B)正面図、(C)平面図、(D)(B)のE−E断面図である。 第一実施形態に係る釣針外し器の前端部の動作図であって、(A)規制体が規制位置にあるときの左側面図、(B)規制体が規制位置にあるときの底面図、(C)規制体が非規制位置にあるときの左側面図、(D)規制体が非規制位置にあるときの底面図である。 第一実施形態に係る釣針外し器の前端部の動作図であって、(A)規制体が規制位置にあるときの正面図、(B)規制体が非規制位置にあるときの正面図である。 第二実施形態において、規制体が規制位置にあるときの前端部の主要な構成を示す(A)正面図、(B)平面図、(C)底面図、(D)背面図である。 第二実施形態において、規制体が非規制位置にあるときの前端部の主要な構成を示す(A)正面図、(B)平面図、(C)底面図、(D)背面図である。 (A)図9(A)のF−F断面図、(B)図9(A)のG−G断面図、(C)図10(A)のH−H断面図、(D)図10(A)のI−I断面図である。 第二実施形態に係る本体筒の前端部材の(A)正面図、(B)底面図、(C)背面図、(D)平面図である。 第二実施形態に係る規制体の(A)正面図、(B)底面図、(C)背面図、(D)平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1〜8は本発明の第1実施形態に係る釣針外し器1を示す図面である。釣針外し器1は、魚等に掛かった釣針101を取り外すために用いられる器具であって、中空筒状の本体筒2と、本体筒2の筒内を軸方向に移動可能な棒状の移動体3と、本体筒2の一端部に回動自在に外嵌された筒状の規制体4と、本体筒2の他端に設けられたハンドル部5と、移動体3と連動して本体筒2の外径方向に突出したレバー部6とを備えて構成されている。説明の便宜上、本体筒2の長さ方向を前後方向とし、本体筒2の規制体4が設けられる側を前方、ハンドル部5が設けられた他端を後方として方向を定義する。
本体筒2は、側面視で十字状に計4つの切欠きが前端に形成された筒状の前端部材2aと、前端部材2aの後方からハンドル部5に至る筒状の本体部材2bと、前端部材2aと本体部材2bとを連結させるべく外嵌されたカバー体2cとが一体となって構成されている。
前端部材2aの構造は図5各図に示されているが、前端部材2aに設けられた4つの切欠きのうち、対向する一対が釣針用切欠き2d、他方の一対が第一保持部用切欠き2eとなっている。釣針用切欠き2dはさらに、第一切欠き2fと、この第一切欠き2fよりも後方に長く切り欠かれた第二切欠き2gとからなる。他方、一対の第一保持部用切欠き2eは、第二切欠きよりも更に後方に長く、互いに前後方向に同じ長さだけ切り欠かれている。
釣針用切欠き2dは、釣針101の、特に湾曲部103又は胴部104を挿通させるためのものである。後述するように、使用時において、移動体3の釣針保持部であるフック部7に釣針101の部位をあてがった状態で移動体3を後退させることにより、当該あてがわれた部位が釣針用切欠き2dに挿通されることとなる。そして、一対の釣針用切欠き2dに挿通された釣針101は、移動体3を本体筒2に対して後方に相対移動(以下、単に「後退」という場合がある。)させることにより、後述する移動体3の当接部3bと、釣針用切欠き2dの溝底又は後述する規制体4の釣針当接部4dとによって前後方向から挟持されることとなる。
第一保持部用切欠き2eは、移動体3が本体筒2内を前後移動するに際して、フック部7が本体筒2の前端縁に当接することを回避するために設けられている。したがって第一保持部用切欠き2eは、フック部7が切欠き内を移動できる程度の幅で切り欠かれていればよい。また、一対の第一保持部用切欠き2eは、互いに前後方向に同じ長さだけ切り欠かれたものとしているが、フック部7の移動を妨げない範囲であれば、互いの長さが相違していてもよい。
図5に示されるように、前端部材2aには、後述する規制体4の係合突起4cが摺動自在に係合するための一対の係合溝2hが対向して形成されている。係合溝2hは、周回り方向に切り欠かれた縦溝2iと、縦溝2iの一端(図5(A)では上端)から後方に向けて切り欠かれた横溝2jとからなる。後述するように、規制体4は本体筒2に対して所定範囲内で周回り方向に相対回動、前後方向に相対移動可能となっており、この縦溝2iの長さによって規制体4が相対回動可能な範囲が、横溝2jの長さによって規制体4が前後方向に相対移動可能な範囲が、それぞれ制限される。本実施の形態では、縦溝2iは、規制体4が本体筒2に対して周回り方向に約0〜60度の範囲で回動可能となるよう設けられている。
本体部材2bの後端近傍には、移動体3にレバー部6を取り付けるための、前後方向に長い一対の長孔2kが設けられている。この長孔2kの前後方向の長さによって、移動体3が本体筒2に対して前後方向に相対移動可能な範囲が制限される。
移動体3は棒状部材であって、その前端には、後方の1辺が欠けた菱形状のフック部7が折曲形成されており、欠けた1辺の部分が開口した開口部3aとなっている。フック部7は移動体3の釣針保持部に相当し、開口部3a側の端部である先端部7aと、前後方向で前端側となる第一折曲部7bと、先端部7aと対向する第二折曲部7cとを備えている。開口部3aは、釣針101をフック部7に挿通させるためのスペースである。そして、第一折曲部7bの後端部が、移動体3が釣針101にあてがわれて前方から当接する部位である、移動体3の当接部3bに相当する。また、先端部7aと、第二折曲部7cとは、本体筒2及び規制体4の内径よりも径方向外方に広がっている。これら先端部7aと第二折曲部7cとは、移動体3を本体筒2に対して後方に相対移動(以下、単に「後退」という場合がある。)させたときに、前述した本体筒2の第一保持部用切欠き2e及び後述する規制体4の第二保持部用切欠き4aが径方向に重なって、これら切欠き2e、4a内に挿通されることとなるため、所定の位置まで移動体3の後退が妨げられないようになっている。
移動体3はさらに、本体筒2内に挿通される、前後方向に長尺な軸部3cと、軸部3cの後端部に取り付けられて移動体3とレバー部6を連結する連結部材3dとを有している。連結部材3dが本体筒2の一対の長孔2kに挿通されたレバー部6の挿通軸6aと連結されることで、移動体3はレバー部6と一体化されている。そして、移動体3は、連結部材3dの後端部に設けられた移動体バネ8によって前方に付勢されている。すなわち、一体となった移動体3及びレバー部6は、本体筒2に対して所定範囲で前後方向に移動可能であるが、後方に移動させる力が働かない限り、移動体バネ8の弾性力によって、挿通軸6aは長孔2kの前端に位置することとなり、移動体3及びレバー部6も可動範囲内の前端に位置することとなる。そして、移動体3及びレバー部6は、移動体バネ8の弾性力に抗する力を加えることにより、後方に移動し、この力が解除されれば、移動体3及びレバー部6は移動体バネ8の弾性力によって前端の位置に復帰移動することとなる。
規制体4は、本体筒2の前端部材2aに外嵌する筒状部材である。規制体4には、前端側に凹状に切り欠かれた一対の第二保持部用切欠き4aが設けられている。この第二保持部用切欠き4aは、移動体3の後退時に、フック部7の先端部7a及び第二折曲部7cが、所定位置まで規制体4の前端に当接することを防ぐためのものである。規制体4は、所定範囲内で本体筒2に対して相対回動可能であるため、この回動可能な範囲内ではいずれの位置であってもフック部7が当接しないよう、第二保持部用切欠き4aは幅広に切り欠かれている。より具体的には、規制体4は約0〜60度の範囲で本体筒2に対して相対回動可能であるところ、当該範囲内では常に、釣針保持部であるフック部7が切欠き内に挿通可能となるよう、第二保持部用切欠き4aは連続して幅広に切り欠かれている。他方、規制体4が回動可能な範囲内において、本体筒2の一対の釣針用切欠き2dと重なる範囲には、第二保持部用切欠き4aが至らないようになっており、当該範囲には後述する前端筒壁4eが配されている。
第二保持部用切欠き4aの溝底4bの位置は、規制体4が非規制位置にあるときでも釣針を保持できることを要するため、少なくとも、移動体3の後退時に、移動体3の当接部3bが本体筒2の第一切欠き2fの溝底の位置に至るまでは、フック部7に当接しないよう設計されている。
規制体4の内周面には、本体筒2の一対の係合溝2hにそれぞれ摺動自在に係合するよう内径方向に突出した一対の係合突起4cが対向して設けられている。これによって、規制体4は、係合溝2hの形状に沿って、本体筒2に対して相対移動可能となっている。より具体的には、規制体4を本体筒2に対して周回り方向に相対回動させると、係合溝2hの縦溝2iに沿って係合突起4cが移動する。そして、係合突起4cが縦溝2iの横溝2j側の一端に至ったときには、係合突起4cが横溝2jに沿って相対移動可能となって、規制体4が本体筒2に対して前後方向に相対移動可能となる(特に図7(D)参照)。第一実施形態においては、係合突起4cが周回り方向で横溝2jの位置にあるときが、規制体4が非規制位置にあるときに相当し、それ以外の位置にあるときが、非規制位置にあるときに相当する。
規制体4の前端縁は、規制体4が釣針101と当接する釣針当接部4dであり、第二保持部用切欠き4aが設けられていない規制体4の前端部位は、前端筒壁4eである。釣針当接部4dは、規制体4の係合突起4cが縦溝2i内に位置するとき、すなわち、規制体4が前端に位置するときに、前端部材2aの第一切欠き2fの溝底と前後方向で略同位置となるように構成されている。したがって、規制体4が規制位置にある場合、移動体3の後退操作をすると、第一切欠き2f及び第二切欠き2g内に挿通された釣針101は、第一切欠き2f側では第一切欠き2fの溝底又はこれと同位置にある規制体4の釣針当接部4dに当接する一方、第二切欠き2g側では、第二切欠き2gの溝底には当接せず、前方位置にある規制体4の釣針当接部4dと当接する。すなわち、この場合に釣針101は、釣針外し器1の前端部において、後退が規制された規制体4との当接によって第二切欠き2g内での後退を規制されるため、第一切欠き2f内及び第二切欠き2g内のいずれにおいても、第一切欠き2fの溝底の位置で前端部材2a又は規制体4に当接して、強制的に回動することなく挟持されることとなる。
これに対して、規制体4が非規制位置にある場合は規制体4が後退可能であるため、移動体3を後退させると、挿通された釣針101を介して規制体4も後退することとなる。このとき、釣針101は、第一切欠き2f側では第一切欠き2fの溝底と当接したままである一方で、第二切欠き2g側では釣針当接部4dと共に後退していくこととなる。したがって、釣針101は移動体3の後退に応じて、第一切欠き2fの溝底を支点として、規制体4の釣針当接部4dと当接して規制体4を後退させながら回動することとなる。したがって、挿通させる釣針101の針先102側を第二切欠き2g側とすることにより、針先102が胴部104側に退避移動するよう釣針101を配することとなり、針先102が抜ける方向に強制的に回動させることができる。
規制体4の前端筒壁4eは、第二保持部用切欠き4aによって対向する一対の筒壁に区分けされている。そして、一方の前端筒壁4eは前端部材2aの第一切欠き2fと、他方の前端筒壁4eは前端部材2aの第二切欠き2gと重なるように配されている。
規制体4の後端部には、本体筒2の前端部材2aの外周を巻回して配された圧縮バネである規制体バネ9が設けられている。規制体バネ9は、後端が本体筒2のカバー体2cに固定されており、規制体4を本体筒2に対して前方に付勢するよう配されている。よって、係合突起4cが係合溝2hの横溝2j内に位置し、規制体4を後退させる力が働いていないときは、規制体4は前端に弾性復帰することとなる。なお、規制体4の後端縁は、本体筒2のカバー体2c内に入り込むように構成されている。
ハンドル部5は、本体筒2の後端に固設された部材であり、釣針101を外す際に把持される部位である。ハンドル部5は、本体筒2の径方向に突出した形状をしており、連結部材5aによって本体筒2と一体化されている。連結部材5aには、移動体バネ8の後端が連結されている。また、ハンドル部5の径方向の両端部には、蓋部材5bがそれぞれ取り付けられている。
レバー部6は、前述したように本体筒2の長孔2kに挿通される挿通軸6aと、本体筒2の径方向であってハンドル部5の長さ方向と同方向に向けて外方に突出したレバー体6bと、これら挿通軸6a及びレバー体6bを一体に取付けられて本体筒2の長孔2kの周囲を覆蓋するカバー体6cとを備えている。レバー部6は、挿通軸6aによって移動体3の連結部材3dに連結されており、レバー体6bを把持して前後移動させることにより、本体筒2に対してレバー部6及び移動体3を前後方向に相対移動させることができる。
次に、上記構成の釣針外し器1の使用方法を説明する。まず、釣針101の針掛かり状態に応じて、規制体4を任意の位置に回動させる。すなわち、釣針101を強制的に回動させて外すことが望まれる場合には、規制体4を非規制位置に相対回動させる。それ以外の場合には、非規制位置に規制体4を回動させる。特に、規制体4を正面視で上端まで回し切ることで、規制体4を非規制位置にすることができ、下端まで回し切ることで、規制体4を規制位置にすることができる。規制体4がいずれの位置であるかを確認するためには、一度レバー部6を後退させて、規制体4が後退移動するか否かを確認すればよい。
次に、針掛かりした釣針101の湾曲部103又は胴部104に、第一折曲部7bをあてがう。この際、釣針101自体を移動体3の開口部3aを通じてフック部7内に挿通させてもよいが、先立って第一折曲部7bをハリスにあてがってから、ハリスに案内される状態でフック部7を釣針101側に移動させていくことで、例えば釣針101が飲み込まれて魚の口腔の奥に釣針101が針掛かりして釣針101の位置が分かりづらいような場合であっても、釣針101にフック部7を容易にあてがうことができる。規制体4が非規制位置にある場合には、釣針101の針先102側が第二切欠き2g側に位置するように釣針101をあてがう。
そして、ハンドル部5とレバー部6を把持して、レバー部6をハンドル部5に対して後方に相対移動させることにより、移動体3のフック部7が連動して後方に相対移動し、あてがった釣針101が移動体3の当接部3bと、前端部材2aの釣針用切欠き2d又は規制体4の釣針当接部4dとで挟持される。
この際、規制体4が非規制位置にある場合には、規制体4の後退が可能であるため、挟持された釣針101を介して規制体4の釣針当接部4dに規制体4を後退させるよう力が働く結果、釣針101は、第一切欠き2fの溝底を支点として、第二切欠き2gの外周部で規制体4を押圧して後退させながら回動することとなる。このように、移動体3の後退時に、釣針101を介して間接に規制体4が後方に押圧されることによって、釣針101を強制的に回動させて魚等から引き抜くことができる。
他方、規制体4が規制位置にある場合には、規制体4の後退は規制されるため、釣針101の湾曲部103又は胴部104は、第一切欠き2fの溝底(又は第一切欠き2fと同径方向側の規制体当接部4d)と、第二切欠き2g内で第一切欠き2fの溝底と前後方向で略同位置に位置する規制体4の釣針当接部4dとに当接した状態で挟持される。したがってこの場合には、釣針101は回動することなく真っ直ぐの状態で挟持され、操作者が釣針外し器1を前後左右に移動させたり捻ったりすることにより、魚等に掛かった釣針101を引き抜くことができる。
魚等から釣針101を引き抜いた後には、レバー部6の保持を解除することにより、移動体バネ8の付勢によって移動体4は前端まで復帰移動して、釣針101の保持が解除される。規制体4が規制位置にあった場合には、併せて規制体バネ9の付勢により、規制体4も前端まで復帰移動する。
なお、例えば、規制体4を非規制位置にした場合に、うまく釣針101を引き抜けないようなときには、一度レバー部6の保持を解除して規制体4を前端位置に復帰させたうえで、規制体4を規制位置に回動させることで釣針101を挟持する機構を切り替え、再度レバー部6を後退させることで、釣針101を真っ直ぐに挟持することができる。また、その逆も可能であるが、その場合には、規制体4は前端位置にあるため、前記のようなレバー部6の保持解除は必要はなく、規制体4を回動可能な程度にレバー部6の保持を少し緩めることで、規制体4を非規制位置に回動させて切り替えることができる。
第一実施形態の変形例として、例えば規制体4を本体筒2に内嵌するように構成してもよい。また、対象とする釣針101が大型の場合にはフック部7を太い部材とすることが好ましいことから、先端部7a及び第二折曲部7cを外径方向に突出したものとしているが、対象とする釣針101が小型の場合には、フック部7を細い部材としてもよく、このような場合には、フック部7の径方向の長さを本体筒2の内周内のものとして、第一保持部用切欠き2eや第二保持部用切欠き4aを設けなくてもよい。
また、規制体4の一対の釣針当接部4dと前端筒壁4eについて、第一切欠き2f側と第二切欠き2g側とで色分けや形状の差異を設けたものとしてもよい。このようにすると、いずれの側が第一切欠き2f側であるかを一見して把握できるため、規制体4が非規制位置にある場合に釣針101を配すべき方向を即座に判断することができるようになる。
さらに第一実施形態では、釣針保持部をフック部7としているが、必ずしも釣針保持部をフック形状にする必要はなく、移動体3の移動によって、釣針101を保持して第一切欠き2f及び第二切欠き2g内に挿通させることができるものであればよい。
また第一実施形態では、規制体4の後方への相対移動のための機構は、移動体3の後退時に釣針101を介して間接に規制体4を後方に押圧することによるものとしているが、釣針101を介さずに、移動体3が直接に規制体4を後方に押圧するような構成としてもよい。そのような機構としては、例えば、移動体3の後退時に、フック部7の第二折曲部7cの下部を、規制体4の第二保持部用切欠き4aの溝底4bに当接させるように溝底4bの位置を設定すればよい。もっとも、このような連動機構を備えずに、別個の操作で後退位置へ移動可能としたものであってもよい。また、レバー部6やハンドル部5自体は発明に必須の構成ではないが、操作性の観点からは、これらを備えた構成とすることが好ましい。その他、各要素の形状・材質・数等は適宜のものとすることができる。
叙述の如く構成された本発明の第1実施形態において、釣針外し器1は、釣針用切欠き2dが設けられた前端部材2aを前端部に有する本体筒2と、釣針保持部であるフック部7を有する移動体3と、本体筒2の前端部である前端部材2aに取り付けられた規制体4とを備えている。そして、フック部7に挿通された釣針101は、フック部7を本体筒2に対して後方に相対移動させると、規制体4が規制位置にあるときは、第一切欠き内2f内に挿通された部位と前後方向同位置で第二切欠き2g内に挿通された部位が規制体4の釣針当接部4dと当接して挟持されるため、釣針101を回動させることなく、真っ直ぐに挟持した状態で引き抜くことが可能である。他方、規制体4が非規制位置にあるときは、釣針101は、第一切欠き2f内に挿通された部位よりも後方位置で、第二切欠き2g内に挿通された部位が第二切欠き2fの溝底又は規制体4の釣針当接部4dと当接して挟持されるため、釣針101を強制的に回動させて引き抜くことができる。したがって、釣針外し器1は、1つの器具でありながら、釣針の掛かり具合に応じて釣針の外し方を切り替えることが可能である。
さらに、規制体4は本体筒2に対して周回り方向に相対回動可能であり、規制位置及び非規制位置はそれぞれ異なる所定位置であるため、規制体4の回動操作によって切り替えが可能であり、操作性が良い。しかも、非規制位置は規制体4の回動範囲の一端であり、回動範囲の他端は規制位置であるため、規制体4を回動し切ることで規制位置又は非規制位置に達することとなるため、切り替えが容易である。
そして、規制体4は、規制位置にあるときは本体筒2に対して前後方向への相対移動が規制される一方、非規制位置にあるときは、本体筒2に対して前後方向に相対移動可能であるため、釣針101の第二切欠き2g内での後方への移動の規制の有無を規制体4の前後方向の相対移動の可否によって判別でき、規制体4が規制位置にあるか非規制位置にあるかの判別性に優れる。しかも、移動体3のフック部7は、後退時に挟持された釣針101により間接に規制体4を後方に押圧することで、非規制位置にある規制体4を後退させるため、移動体3の後退操作に伴って規制体4を後退させることができ、操作性が良い。加えて、規制体4は規制体バネ9によって前方に向けて付勢されているため、規制体4を後退させた場合に、後退操作を解除すれば、規制体4が規制体バネ9によって前方に弾性復帰するため、操作性が良い。
また、移動体3のフック部7は、先端部7a及び第二折曲部7cが前端部材2aの内径よりも径方向外方に広がっているが、前端部材2aには、第一保持部用切欠き2eが設けられているとともに、規制体4には、規制位置及び非規制位置いずれに位置する場合であっても、第一保持部用切欠き2eと重なってフック部7を挿通可能とする第二保持部用切欠き4aが設けられている。これによって、フック部のみを大型にすることができるため、太い釣針であっても安定して挟持可能としつつ、釣針外し器1の全体の大型化を避けることができる。しかも、規制体4は0〜60度の回動範囲内において本体筒2に対して周回り方向に相対回動可能であり、第二保持部用切欠き4aは、規制体4が回動可能範囲内のいずれの位置でもフック部7が挿通可能となるよう連続して切り欠かれているため、規制体の回動範囲を小さくしつつ、釣針保持部のみの大型化が可能となっている。
続いて、本発明に係る第二実施形態を図9〜13に基づき説明する。第一実施形態と共通の構成については説明を適宜簡潔化又は省略し、主として相違する構成である、本体筒52の前端部材52aと、規制体54の構造について説明する。
本体筒52は、前端部材52aと図示しない本体部材を備える一方で、カバー体は備えていない。そして、前端部材52aには、第一実施形態同様に、第一保持部用切欠き52e、第一切欠き52f、第一切欠き52fより長い第二切欠き52gが設けられている。また、前端部材52aの前端部は、外径方向に突出した突出部52mを有しており、これによって規制体54の前方への抜け止めがなされている。
また、前端部材52aの後端部には、外径方向に突出した係合突起52nが設けられている。この係合突起52nが、後述する規制体54の係合溝54eに摺動自在に係合することで、規制体54が本体筒52に対して相対回動可能となっている。
規制体54には、後端部に周回り方向に切り欠かれた係合溝54eが設けられており、この係合溝54eに本体筒52の前端部材52aに設けられた突出部52mが摺動自在に係合するようになっている。この係合溝54eは、規制体54が0度〜180度の範囲で相対回動可能とすべく、周回り方向の約半周にわたって設けられている。そして、係合溝54eの外周は、リング部材54hに外嵌されて覆蓋されている。なお、本実施の形態では、規制体54は本体筒52に対して前後方向には相対移動する必要がないため、第一実施形態の横溝2jに相当する構成は設けられていない。なお、第一実施形態とは係合溝と係合突起が設けられる対象が入れ替わっているが、第一実施形態同様に本体筒に係合溝、規制体に係合突起を設けた構成としても差し支えない。
規制体54の前端部には、切欠きが後方に向けて4つ、十字状に設けられている。各切欠きは、対向する一対の長尺な第二保持部用切欠き54aと、本体筒52の第一切欠き52fと略同じ長さの第三切欠き54fと、本体筒52の第二切欠き52gと略同じ長さの第四切欠き54gとからなる。そして、規制体54が本体筒52に対し相対回動可能な範囲において、一端においては、本体筒52の第一切欠き52fと規制体54の第三切欠き54f、本体筒52の第二切欠き52gと規制体54の第四切欠き54g、本体筒52の一対の第一保持部用切欠き52bと規制体54の一対の第二保持部用切欠き54aがそれぞれ径方向同位置に重なり合う(図9各図及び図11(A)、(B)参照)。第二実施形態では、規制体54が当該一端に位置するときが、規制体54が非規制位置にあるときに相当する。
他方、規制体54が本体筒52に対し相対回動可能な範囲における他端に位置する場合、すなわち、非規制位置から180度回動した場合には、本体筒52の第一切欠き52fと規制体54の第四切欠き54g、本体筒52の第二切欠き52gと規制体54の第三切欠き54f、本体筒52の一対の第一保持部用切欠き52bと規制体54の一対の第二保持部用切欠き54aがそれぞれ径方向同位置に重なり合う(図10各図及び図11(C)、(D)参照)。第二実施形態では、規制体54が当該他端に位置するときが、規制体54が規制位置にあるときに相当する。
規制体54が非規制位置にあるときは、移動体によって後方に押圧された釣針は、本体筒52の第一切欠き52f又は規制体54の第三切欠き54fの溝底と、本体筒52の第二切欠き52g又は規制体54の第四切欠き54gの溝底に当接するよう強制的に回動して挟持されることとなる。他方、規制体54が規制位置にあるときは、釣針の第二切欠き52g内の移動は、規制体54と釣針の当接部である第三切欠き54fの溝底によって規制され、第一切欠き52fの溝底と前後方向同位置で第三切欠き54fの溝底に当接して、釣針が回動せずに本体筒52と移動体によって挟持されることとなる。
本実施形態に係る規制体54は、第一実施形態と異なり前後方向へ相対移動する必要がないため、規制体54を付勢するバネは設けられていない。
第二実施形態に係る釣針外し器の使用方法は、規制体54の回動可能範囲の一端が非規制位置、他端の場合が規制位置であるため、使用時には必ず規制体54を回し切る必要があり、規制体54の前後方向への相対移動を要しないが、その他は第一実施形態に係る釣針外し器の使用方法と同様である。
なお、第二実施形態に係る釣針外し器においても、第一実施形態同様に種々の変形が可能なものである。例えば、本体筒52の各切欠きと規制体54の各切欠きは、操作性の観点からは両端部で重なり合うことが好ましいが、回動範囲の中途位置で重なり合う構成とすることができる。
叙述の如く構成された本発明の第2実施形態において、規制体54は本体筒52に対して0〜180度の範囲で相対回動可能であり、その一端の非規制位置するときは本体筒52の第一切欠き52fと規制体54の第三切欠き54f、本体筒52の第二切欠き52gと規制体54の第四切欠き54gとがそれぞれ同径方向で重なって、釣針を強制的に回動させて挟持することができる。他方、規制体54が回動範囲の他端である規制位置に位置するときは、本体筒52の第一切欠き52fと規制体54の第四切欠き54g、本体筒52の第二切欠き52gと規制体54の第三切欠き54fとがそれぞれ同径方向で重なって、釣針は第一切欠き52f及び第三切欠き54fに当接することとなるため、釣針を回動させずに挟持することができる。このように、規制体54を本体筒52に対して相対回動させることにより、1つの釣針外し器によって釣針の外し方切り替えを容易にすることができる。
なお、本発明に係る針外し器は、魚等の釣りのターゲットに掛かった釣針を外す場合のみならず、誤ってターゲット以外に引っ掛かってしまったような場合にも用いることができる。また、疑似餌を用いた釣りや、返しのないスレ針を用いた釣りにおいても用いることができる。
本発明は、釣り上げた魚等から釣針を取り外すための釣用具に係る分野に利用可能である。
1 釣針外し器
2、52 本体筒
2a、52a 前端部材
2d 釣針用切欠き
2e、52e 第一保持部用切欠き
2f、52f 第一切欠き
2g、52g 第二切欠き
2h 係合溝
2i 縦溝
2g 横溝
2h 長孔
52n 係合突起
3 移動体
3a 開口部
3b 当接部
4、54 規制体
4a、54a 第二保持部用切欠き
4b 溝底
4c 係合突起
4d 釣針当接部
54e 係合溝
54f 第三切欠き
54g 第四切欠き
5 ハンドル部
6 レバー部
7 フック部(釣針保持部)
7a 先端部
7b 第一折曲部
7c 第二折曲部
8 移動体バネ
9 規制体バネ
101 釣針
102 針先
103 湾曲部
104 胴部

Claims (9)

  1. 対向する一対の釣針用切欠きが前端に設けられた筒状の本体筒と、
    該本体筒に対して前後方向に相対移動可能に取り付けられ、釣針を挿通可能な釣針保持部を前端部に有する移動体とを備え、
    前記一対の釣針用切欠きは、本体筒の前端から後方に向けて釣針を挿通可能に切り欠かれたものであって、第一切欠きと、該第一切欠きより後方に長く切り欠かれた第二切欠きとからなり、
    前記移動体が本体筒に対して後方に相対移動すると、前記釣針保持部に挿通された釣針が、前記第一切欠き及び第二切欠き内を、移動体に当接した状態で本体筒に対して後方に相対移動するよう構成された、釣針外し器であって、
    該釣針外し器はさらに、前記本体筒の前端部に取り付けられて前記本体筒に対して相対移動可能な規制体を備え、
    前記移動体の釣針保持部に釣針を挿通させた状態で前記移動体を本体筒に対して後方に相対移動させた場合において、
    前記釣針保持部に挿通された釣針は、
    前記規制体が所定の移動位置である規制位置にあるときは、本体筒の第一切欠き内に挿通された部位と前後方向同位置で、本体筒の第二切欠き内に挿通された部位が前記規制体と当接して挟持される一方、
    前記規制体が規制位置とは異なる所定の移動位置である非規制位置にあるときは、本体筒の第一切欠き内に挿通された部位よりも後方位置で、本体筒の第二切欠き内に挿通された部位が本体筒又は規制体と当接して挟持されるよう構成されていることを特徴とする釣針外し器。
  2. 前記規制体は、前記本体筒に対して周回り方向に相対回動可能であり、前記規制位置及び非規制位置は、規制体のそれぞれ異なる所定の回動位置であることを特徴とする請求項1記載の釣針外し器。
  3. 前記規制体は、所定の回動範囲内において前記本体筒に対して周回り方向に相対回動可能であり、前記規制位置又は非規制位置は、規制体の回動範囲の少なくとも一端の位置であることを特徴とする請求項2記載の釣針外し器。
  4. 前記規制体は、規制位置にあるときは、本体筒に対して前後方向への相対移動が規制される一方、非規制位置にあるときは、本体筒に対して前後方向に相対移動可能であることを特徴とする請求項1〜3の何れか記載の釣針外し器。
  5. 前記移動体は、後退時に直接又は間接に規制体を後方に押圧することにより、非規制位置にある規制体を後退させるよう構成されていることを特徴とする請求項4記載の釣針外し器。
  6. 前記規制体は、規制体バネによって前方に向けて付勢されていることを特徴とする請求項4又は5記載の釣針外し器。
  7. 前記規制体の前端部には、溝底の前後位置が本体筒の第一切欠きと同位置の第三切欠きと、第一切欠きより後方位置の第四切欠きとが設けられており、
    前記規制体が規制位置にあるときは、本体筒の第二切欠きと規制体の第三切欠きとが周回り方向同位置に配される一方、非規制位置にあるときは、本体筒の第二切欠きと規制体の第四切欠きとが周回り方向同位置に配されるよう構成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の釣針外し器。
  8. 前記移動体の釣針保持部は、前記本体筒の内径よりも径方向外方に広がっており、
    前記本体筒には、釣針保持部を挿通させるための第一保持部用切欠きが設けられており、
    前記規制体には、規制位置及び非規制位置において前記本体筒の第一保持部用切欠きと重なって釣針保持部を挿通可能とするための第二保持部用切欠きが設けられていることを特徴とする請求項1〜7の何れか記載の釣針外し器。
  9. 前記規制体は、0〜90度以内の所定の回動範囲内において前記本体筒に対して周回り方向に相対回動可能であり、前記第二保持部用切欠きは、規制体が前記回動範囲内のいずれの位置にあっても釣針保持部が挿通可能となるよう連続して切り欠かれていることを特徴とする請求項8記載の釣針外し器。
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