JP3804801B2 - 釣針外し具 - Google Patents

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本発明は、魚が飲み込んだ釣針を外すための釣針外し具に関する。
魚に飲み込まれた釣針を外すのは大変な作業である。そのため、魚に飲み込まれた釣針を外す場合、例えば、特許文献1に記載のような道具を使用して、魚の口の奥深くに突き刺さった釣針を外している。ところが、このような道具を用いた場合、魚の口の奥深くに突き刺さった釣針を外しても、それを引き出す際に別の部位に刺さってしまうので、釣針を取り出しにくいという問題がある。
そこで、特許文献2において、魚の口の奥深くに刺さって見えない釣針の針先の向きを変え、釣針の引き出し時に別の部位に刺さらないように意識して取り出すことが可能な釣針外し具が提案されている。また、特許文献3には、2本のポールの先端に、糸通し用溝と、針通し用穴とを装着した回転針外し装置を備えた釣針外し具が開示されている。この釣針外し具では、第2ポールをスライドさせることにより、先端の回転針外し装置を回転させ、簡単に魚から釣針を外すことができる。
特開平8−172996号公報(第2頁第1欄、図8) 特許第3447245号公報 特開平9−134号公報
ところが、特許文献2,3に記載の釣針外し具では、釣針外し具の先端が非常に複雑な構造となっているため、製造コストが高くなってしまうという問題がある。特に、特許文献3に記載の釣針外し具では、先端の回転針外し装置がリンク機構を有しているため、非常に構造が複雑であり、このリンク機構が繰り返しの使用に耐えられるよう充分な強度を持たせる必要がある。
そこで、本発明においては、簡単な構造により、魚の口の奥深くに刺さって見えない釣針の針先の向きを変え、釣針の引き出し時に別の部位に刺さらないように意識することなく取り出すことが可能な釣針外し具を提供することを目的とする。
本発明の釣針外し具は、中空パイプと、この中空パイプの内部先端から進退可能な釣針外し部材とを備え、釣針外し部材は、先端部に釣針が通る径で形成された釣針通し穴と、ハリスを通すことが可能な幅で形成された釣針通し穴に通じる切り欠きとを備え、中空パイプは、釣針外し部材の収容時に少なくとも釣針通し穴の一部を収容するものであることを特徴とする。
本発明の釣針外し具によれば、中空パイプの内部先端から釣針外し部材を進めて突出させた状態で、釣針通し穴に通じる切り欠きにハリスを通し、魚の口に挿入していくことで、ハリスの先の釣針の腰曲がりから先曲がりの間の突端部分を釣針通し穴に通すことができる。さらに、そのまま釣針外し具を押し進めると、この釣針の突端部分が釣針通し穴の内壁により押され、魚の口の中に刺さっている釣針が外れる。
そして、釣針外し部材を退かせて中空パイプ内に少なくとも釣針通し穴の一部を収容すると、釣針が中空パイプの先端と釣針通し穴の内壁とに挟まれて、釣針通し穴の中で釣針の突端部分を軸として釣針が回転し、針先の向きを釣針外し具の引き出し方向と反対方向に変える。この状態で、釣針外し具を魚の口の中から引き出すことにより、釣針が魚の口の中の別の部位に刺さることなく釣針を取り出すことができる。
釣針通し穴は、中空パイプの軸方向に対して傾斜させた面に形成されたものであることが望ましい。釣針通し穴が、中空パイプの軸方向に対して平行な面に形成されたものである場合には、ハリスを伝って釣針を釣針通し穴に通す際、釣針が釣針通し穴内に入るように中空パイプを傾斜させなければならない。一方、釣針通し穴が、中空パイプの軸方向に対して傾斜させた面に形成されたものである場合には、初めから釣針通し穴が傾斜しているため、釣針が釣針通し穴内に入りやすくなる。
(1)中空パイプと、この中空パイプの内部先端から進退可能な釣針外し部材とを備え、釣針外し部材は、先端部に釣針が通る径で形成された釣針通し穴と、ハリスを通すことが可能な幅で形成された釣針通し穴に通じる切り欠きとを備え、中空パイプは、釣針外し部材の収容時に少なくとも釣針通し穴の一部を収容するものである釣針外し具により、魚の口の奥深くに刺さって見えない釣針の針先の向きを釣針外し具の引き出し方向と反対方向に変え、釣針の引き出し時に別の部位に刺さらないように意識することなく取り出すことが可能となる。このような釣針通し具は、先端にリンク機構等の複雑な構造を有する必要がないため、簡単な構造となり、製造コストの低い釣針外し具となる。
(2)釣針通し穴が、中空パイプの軸方向に対して傾斜させた面に形成されたものであることにより、ハリスを伝って釣針を釣針通し穴に通す際、初めから釣針通し穴が傾斜しているため、釣針が釣針通し穴内に入りやすくなり、容易に釣針を取り外すことが可能となる。
図1は本発明の実施の形態における釣針外し具の一部を切り欠いた側面図、図2は図1の釣針外し部の拡大側面図、図3は図2の上面図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態における釣針外し具1は、中空パイプ2と、中空パイプ2を貫通させて設けた釣針外し部材3と、釣針外し部材3の基端を支持するピストル型の握り柄4と、ピストル型の握り柄4の引き金の位置に配置された引き部5と、握り柄4内部で引き部5を前方へ押圧する弾性部材としてのバネ6とにより構成される。
中空パイプ2は、握り柄4内で引き部5に固定されており、引き部5を図の矢印Aで示す方向(中空パイプ2の軸方向)に引くことで、中空パイプ2が後方へ移動し、この中空パイプ2の内部先端から釣針外し部材3が進み出る。一方、この引き部5を引く力を開放すると、バネ6の復元作用により引き部5とともに中空パイプ2が前方へ移動し、この中空パイプ2の先端から釣針外し部材3が退き、中空パイプ2の内部へ全部収容される。
図2および図3に示すように、釣針外し部材3は、断面円状の軸部3aと、先端部3cが折り曲げられた細長い平板状のヘラ部3bとから構成される。ヘラ部3bの先端部3cは、軸部3aの軸方向、すなわち中空パイプ2の軸方向に対して30度程度傾斜している。この傾斜角は適宜変更可能である。また、先端部3cは、魚の口の中に挿入し易いように先細り形状としている。
ヘラ部3bの先端部3cには、釣針が通る径で形成された釣針通し穴3dが形成されている。また、ヘラ部3bには、ハリスを通すことが可能な幅で形成された釣針通し穴3dに通じる切り欠き3eが形成されている。
本実施形態においては、切り欠き3eは、ヘラ部3bの後方へ向かって開かれており、中空パイプ2がバネ6により前方へ押圧されたときに中空パイプ2内に収容される位置にある。また、中空パイプ2が最も前方へ押圧されたとき、釣針通し穴3dを含めて釣針外し部材3は全て中空パイプ2内に収容される。
上記構成の釣針外し具の使用方法について、以下に説明する。図4の(a)〜(e)は本実施形態における釣針外し具1の使用手順を示す説明図である。
まず、引き部5を引いて中空パイプ2を後方へ移動させ、中空パイプの内部先端から釣針外し部材3を進めて突出させた状態とする。そして、図4(a)に示すように、切り欠き3eを通じて釣針通し穴3dに、魚(図示せず。)が飲み込んだ釣針Fに結ばれたハリスHを通し、図4(b)に示すように釣針外し具1(中空パイプ2および釣針外し部材3)を魚の口の中に挿入していく。
このとき、本実施形態における釣針外し具1では、釣針通し穴3dが、中空パイプ2の軸方向に対して傾斜させた先端部3cの面に形成されたものであることにより、ハリスHを伝って釣針Fを釣針通し穴3dに通す際、釣針Fを釣針通し穴3d内に入れやすい。
これにより、図4(c)に示すように、ハリスHの先の釣針Fの腰曲がりF1から先曲がりF2の間の突端部分F3が釣針通し穴3dに通ることになる。さらに、そのまま釣針外し具1を押し進めると、この釣針Fの突端部分F3が釣針通し穴3dの内壁により押され、魚の口の中に刺さっている釣針Fを魚の口から外すことができる。
そして、引き部5を開放するとバネ6の復元力によって、図4(d)に示すように、中空パイプ2が前方へ移動し、中空パイプ2内に釣針通し穴3dの一部が収容され、中空パイプ2の先端と釣針通し穴3dの内壁との間で釣針Fの突端部分F3が狭持される。このとき、湾曲している釣針Fの突端部分F3の一部が中空パイプ2の内部に入り込み、中空パイプ2の先端との間に挟み込まれることにより、図4(e)の拡大図に示すように、釣針Fは突端部分F3を軸として回転する。これにより、針先F4の向きが釣針外し具1の引き出し方向と反対方向に変わる。この状態で魚の口の中から釣針外し具1を引くと、釣針通し穴3dの中で狭持された釣針Fの突端部分F3を軸として釣針Fが回転し、図4(e)に示すように針先F4の向きが釣針外し具1の引き出し方向と反対方向に変わる。
この状態で、釣針外し具1を魚の口の中から引き出すと、釣針Fの針先F4が釣針外し具1の引き出し方向と反対方向を向いているため、釣針Fが魚の口の中の別の部位に刺さることがない。また、引き部5を開放したときのバネ6の復元力だけでは釣針Fの針先F4の向きが完全に釣針外し具1の引き出し方向と反対方向に変わっていない場合であっても、釣針外し具1を引き出すときの力によって針先F4の向きが釣針外し具1の引き出し方向と完全に反対方向に変わるため、釣針Fが魚の口の中の別の部位に刺さることがない。したがって、釣針の引き出し時に別の部位に刺さらないように意識することなく、容易に釣針Fを魚の口の奥深くから取り出すことができる。
また、本実施形態においては、ヘラ部3bを細長い平板状としていることから、このヘラ部bの先端部3cの釣針通し穴3dの内壁と釣針Fとの接触面積が小さい。そのため、中空パイプ2の内部に釣針通し穴3dの一部が収容される際、釣針通し穴3d内で釣針Fが回転し易く、より容易に釣針Fの針先F4の向きを変えて釣針Fを取り出すことができる。
本発明の釣針外し具は、魚が飲み込んだ釣針を外すための道具として有用であり、特に、魚の口の奥深くに刺さって見えない釣針を別の部位に刺さらないように意識することなく取り出すことが可能な道具として好適である。
本発明の実施の形態における釣針外し具の一部を切り欠いた側面図である。 図1の釣針外し部の拡大側面図である。 図2の上面図である。 本実施形態における釣針外し具の使用手順を示す説明図である。
符号の説明
1 釣針外し具
2 中空パイプ
3 釣針外し部材
3a 軸部
3b ヘラ部
3c 先端部
3d 釣針通し穴
3e 切り欠き
4 握り柄
5 引き部
6 バネ

Claims (2)

  1. 中空パイプと、
    この中空パイプが固定された引き部と、
    握り柄に基端が支持された釣針外し部材と、
    前記握り柄内部で前記引き部を前方へ押圧するバネとを備え、
    前記釣針外し部材は、前記引き部を引くことで前記中空パイプが後方へ移動し、この中空パイプの内部先端から進み出る一方、この引き部を引く力を開放することで、前記バネの復元作用により前記引き部とともに前記中空パイプが前方へ移動し、この中空パイプの先端から退くものであり
    前記釣針外し部材は、先端部に釣針が通る径で形成された釣針通し穴と、ハリスを通すことが可能な幅で形成された前記釣針通し穴に通じる切り欠きとを備え、
    前記中空パイプは、前記釣針外し部材の収容時に少なくとも前記釣針通し穴の一部を収容するものである釣針外し具。
  2. 前記釣針通し穴は、前記中空パイプの軸方向に対して傾斜させた面に形成されたものである請求項1記載の釣針外し具。
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