JP3447245B2 - 釣針外し具 - Google Patents
釣針外し具Info
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- JP3447245B2 JP3447245B2 JP22869999A JP22869999A JP3447245B2 JP 3447245 B2 JP3447245 B2 JP 3447245B2 JP 22869999 A JP22869999 A JP 22869999A JP 22869999 A JP22869999 A JP 22869999A JP 3447245 B2 JP3447245 B2 JP 3447245B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚が飲み込んだ釣
針を外すための釣針外し具に関する。
針を外すための釣針外し具に関する。
【0002】
【従来の技術】魚を釣り上げた際、釣針が魚の口の浅い
ところに掛かっている場合、この釣針は手で掴んで容易
に外せる。しかし、釣った魚が釣針を飲み込んでしま
い、その魚から釣針を手では外せない場合がある。この
ような場合、道具を使用して、魚の口の奥深くに突き刺
さった釣針を外している。従来、使用されている道具と
しては、図8に示すような、棒状の柄本体の先端に釣針
Hを掛けるC字状のフック11が形成された釣針外し具
10がある。
ところに掛かっている場合、この釣針は手で掴んで容易
に外せる。しかし、釣った魚が釣針を飲み込んでしま
い、その魚から釣針を手では外せない場合がある。この
ような場合、道具を使用して、魚の口の奥深くに突き刺
さった釣針を外している。従来、使用されている道具と
しては、図8に示すような、棒状の柄本体の先端に釣針
Hを掛けるC字状のフック11が形成された釣針外し具
10がある。
【0003】この釣針外し具10の使用方法は次の通り
である。まず、釣針外し具10のフック11の孔12に
ハリスSを通し、片手でハリスSを僅かに緊張させた状
態で魚の口の中へ入れる。ハリスSを伝うようにして釣
針外し具10を奥へ挿入し、手探りで釣針Hが刺さって
いる部位を探り当てる。そして、図8に示すような状態
に釣針Hを釣針外し具10の孔12に引っ掛け、釣針外
し具10ごと押し込みながらその部位から外し、ハリス
Sを釣針外し具10と共に魚の口から引き抜いて取り除
く。もし、釣針Hが刺さっている方向が悪くてうまく抜
けない場合は、釣針外し具10をねじりながら押し込ん
で抜くように進める。
である。まず、釣針外し具10のフック11の孔12に
ハリスSを通し、片手でハリスSを僅かに緊張させた状
態で魚の口の中へ入れる。ハリスSを伝うようにして釣
針外し具10を奥へ挿入し、手探りで釣針Hが刺さって
いる部位を探り当てる。そして、図8に示すような状態
に釣針Hを釣針外し具10の孔12に引っ掛け、釣針外
し具10ごと押し込みながらその部位から外し、ハリス
Sを釣針外し具10と共に魚の口から引き抜いて取り除
く。もし、釣針Hが刺さっている方向が悪くてうまく抜
けない場合は、釣針外し具10をねじりながら押し込ん
で抜くように進める。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、魚の口
の奥深くに刺さっている釣針Hは目に見えないため、刺
さっている方向を特定することができない。そのため、
上手く抜けない場合に釣針外し具10をねじる際、反対
にねじってしまうとC字状のフック11が釣針Hから外
れてしまう。したがって、釣針Hが外れるまで何度も上
記操作を繰り返さなくてはならず、それによって魚の内
臓を傷つけてしまうという問題がある。一方、釣針Hが
上手く抜けたとしても、その針先は図8に示すように剥
き出しの状態であるため、魚の口の中から取り出す途中
で再び別の部位に刺さってしまい、さらに同じ操作を繰
り返さなくてはならないという問題がある。
の奥深くに刺さっている釣針Hは目に見えないため、刺
さっている方向を特定することができない。そのため、
上手く抜けない場合に釣針外し具10をねじる際、反対
にねじってしまうとC字状のフック11が釣針Hから外
れてしまう。したがって、釣針Hが外れるまで何度も上
記操作を繰り返さなくてはならず、それによって魚の内
臓を傷つけてしまうという問題がある。一方、釣針Hが
上手く抜けたとしても、その針先は図8に示すように剥
き出しの状態であるため、魚の口の中から取り出す途中
で再び別の部位に刺さってしまい、さらに同じ操作を繰
り返さなくてはならないという問題がある。
【0005】そこで、本発明においては、魚に飲み込ま
れた釣針を容易に抜き取ることができ、さらにそれを取
り外す際に再び別の部位に刺さることを防止できる釣針
外し具を提供する。
れた釣針を容易に抜き取ることができ、さらにそれを取
り外す際に再び別の部位に刺さることを防止できる釣針
外し具を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の釣針外し具は、
魚の口内に引っ掛かった釣針を引き抜くための釣針外し
具であって、ハリスを伝って魚の口内に挿入し釣針の根
元部を導入する中空パイプの先端が斜めに形成されたこ
とを特徴とするものである。この釣針外し具の中空パイ
プの内部に釣針の根元部を導入すると、根元部から針先
に向かって湾曲した釣針は斜めに形成された中空パイプ
の先端によってガイドされて針先の向きを変え、中空パ
イプ先端の傾斜の最も手前側を向くようになる。すなわ
ち、魚の口の奥深くに刺さって見えない状態の釣針の針
先の向きが特定されるため、釣針の引き出し時に別の部
位に刺さらないように意識して取り出すことが可能とな
る。
魚の口内に引っ掛かった釣針を引き抜くための釣針外し
具であって、ハリスを伝って魚の口内に挿入し釣針の根
元部を導入する中空パイプの先端が斜めに形成されたこ
とを特徴とするものである。この釣針外し具の中空パイ
プの内部に釣針の根元部を導入すると、根元部から針先
に向かって湾曲した釣針は斜めに形成された中空パイプ
の先端によってガイドされて針先の向きを変え、中空パ
イプ先端の傾斜の最も手前側を向くようになる。すなわ
ち、魚の口の奥深くに刺さって見えない状態の釣針の針
先の向きが特定されるため、釣針の引き出し時に別の部
位に刺さらないように意識して取り出すことが可能とな
る。
【0007】ここで、中空パイプの先端部には、引き延
ばし可能な屈曲部を備えておくのが望ましい。これによ
り、中空パイプの先端に支持された釣針の針先が屈曲部
の陰に隠れるため、釣針の引き出し時に針先を意識せず
とも魚の口の中に針掛かりすることがない。一方、釣針
外し具を魚の口の中に挿入する際には、屈曲部を引き延
ばした状態としておくことによって、中空パイプの先端
部を入口の狭い魚の口の中に容易に挿入することが可能
となる。
ばし可能な屈曲部を備えておくのが望ましい。これによ
り、中空パイプの先端に支持された釣針の針先が屈曲部
の陰に隠れるため、釣針の引き出し時に針先を意識せず
とも魚の口の中に針掛かりすることがない。一方、釣針
外し具を魚の口の中に挿入する際には、屈曲部を引き延
ばした状態としておくことによって、中空パイプの先端
部を入口の狭い魚の口の中に容易に挿入することが可能
となる。
【0008】さらに、本発明の釣針外し具には、ハリス
を挟持する挟持部を備えておくのが望ましい。ハリスを
伝って中空パイプの内部に釣針の根元部を導入した後、
ハリスを挟持部に挟持しておくことによって片手がフリ
ーとなり、釣針の抜き取り時、暴れる魚をこの空いた手
によって掴んで押さえておくことができ、釣針が再び魚
の口の中に刺さらないように容易に取り出すことが可能
となる。
を挟持する挟持部を備えておくのが望ましい。ハリスを
伝って中空パイプの内部に釣針の根元部を導入した後、
ハリスを挟持部に挟持しておくことによって片手がフリ
ーとなり、釣針の抜き取り時、暴れる魚をこの空いた手
によって掴んで押さえておくことができ、釣針が再び魚
の口の中に刺さらないように容易に取り出すことが可能
となる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態におけ
る釣針外し具の一部を切り欠いた側面図、図2は図1の
釣針外し具の使用状態を示す斜視図、図3は図1の釣針
外し具の中空パイプ先端部の詳細であって、(a)は屈
曲部を屈曲させた状態を示す図、(b)は屈曲部を引き
延ばした状態を示す図である。
る釣針外し具の一部を切り欠いた側面図、図2は図1の
釣針外し具の使用状態を示す斜視図、図3は図1の釣針
外し具の中空パイプ先端部の詳細であって、(a)は屈
曲部を屈曲させた状態を示す図、(b)は屈曲部を引き
延ばした状態を示す図である。
【0010】図1および図2において、本発明の実施の
形態における釣針外し具1は、ハリスSを伝って釣針H
の根元部HB を導入する中空パイプ2と、中空パイプ2
を囲んで前後に摺動する外パイプ3と、中空パイプ2と
外パイプ3とに両端部をそれぞれ固着させた引き延ばし
可能な屈曲部4と、中空パイプ2の基端を内部に固着さ
せたピストル型の握り柄5と、外パイプ3に固着されて
握り柄5の指を掛ける位置で摺動する引き部6と、握り
柄5内部で引き部6を前方へ押圧するバネ7と、ハリス
Sを2枚の板状部材の間に挟持する挟持部8とにより構
成される。
形態における釣針外し具1は、ハリスSを伝って釣針H
の根元部HB を導入する中空パイプ2と、中空パイプ2
を囲んで前後に摺動する外パイプ3と、中空パイプ2と
外パイプ3とに両端部をそれぞれ固着させた引き延ばし
可能な屈曲部4と、中空パイプ2の基端を内部に固着さ
せたピストル型の握り柄5と、外パイプ3に固着されて
握り柄5の指を掛ける位置で摺動する引き部6と、握り
柄5内部で引き部6を前方へ押圧するバネ7と、ハリス
Sを2枚の板状部材の間に挟持する挟持部8とにより構
成される。
【0011】中空パイプ2の先端は、握り柄5の握り部
5aを握って使用する場合の上方が前方(挿入方向
側)、下方が後方(引出方向側)となるように斜めに切
断し、切断面の形状を楕円とした傾斜面9としている。
また、この傾斜面9の中空パイプ2の長手方向、すなわ
ち中空パイプの挿入方向に対する傾斜角度θは約30°
としている。
5aを握って使用する場合の上方が前方(挿入方向
側)、下方が後方(引出方向側)となるように斜めに切
断し、切断面の形状を楕円とした傾斜面9としている。
また、この傾斜面9の中空パイプ2の長手方向、すなわ
ち中空パイプの挿入方向に対する傾斜角度θは約30°
としている。
【0012】屈曲部4は、中空パイプ2先端部の傾斜の
最も手前側となる部分、すなわち中空パイプ2の下側に
帯板状の弾性体としての薄い金属板によって形成されて
いる。このような屈曲部4は、外パイプ3を引き部6と
共に指で手前に引くことによって、図3(a)の状態か
ら同図(b)の状態のように引き延ばされる。引き部6
から指を離すと、バネ7によって外パイプ3は前方へ押
し出され、図3(a)の状態へ戻る。
最も手前側となる部分、すなわち中空パイプ2の下側に
帯板状の弾性体としての薄い金属板によって形成されて
いる。このような屈曲部4は、外パイプ3を引き部6と
共に指で手前に引くことによって、図3(a)の状態か
ら同図(b)の状態のように引き延ばされる。引き部6
から指を離すと、バネ7によって外パイプ3は前方へ押
し出され、図3(a)の状態へ戻る。
【0013】また、中空パイプ2の先端部には、ハリス
Sを挿通するための切り欠き2a,2bが設けられてい
る。図4は図1の釣針外し具の中空パイプ先端部を上か
ら見た図、図5は図1の釣針外し具の中空パイプ先端部
を下からみた図である。切り欠き2aは、図5に示すよ
うに中空パイプ2先端の傾斜の下端部から斜め上方に向
かって円弧状に設けられている。もう一方の切り欠き2
bは、図4に示すように中空パイプ2の上端部の長手方
向に切り欠き2aと交差させて直線状に設けられてい
る。また、この切り欠き2aと対応させて、外パイプ3
の先端部には同様の切り欠き3aが設けられている。
Sを挿通するための切り欠き2a,2bが設けられてい
る。図4は図1の釣針外し具の中空パイプ先端部を上か
ら見た図、図5は図1の釣針外し具の中空パイプ先端部
を下からみた図である。切り欠き2aは、図5に示すよ
うに中空パイプ2先端の傾斜の下端部から斜め上方に向
かって円弧状に設けられている。もう一方の切り欠き2
bは、図4に示すように中空パイプ2の上端部の長手方
向に切り欠き2aと交差させて直線状に設けられてい
る。また、この切り欠き2aと対応させて、外パイプ3
の先端部には同様の切り欠き3aが設けられている。
【0014】次に、図6を用いて、図1の釣針外し具の
中空パイプ先端によってガイドされる釣針の様子につい
て説明する。図6(a)において、まず、中空パイプ2
先端部の切り欠き2aにハリスSを押し入れて、切り欠
き2a側にハリスSを手繰り寄せると、釣針Hの根元部
HB が中空パイプ2の内部に導入される。このとき、釣
針Hの針先HT はどの方向に位置していても構わない。
図示の例では、針先HT が中空パイプ2の上方に位置す
る場合を表している。
中空パイプ先端によってガイドされる釣針の様子につい
て説明する。図6(a)において、まず、中空パイプ2
先端部の切り欠き2aにハリスSを押し入れて、切り欠
き2a側にハリスSを手繰り寄せると、釣針Hの根元部
HB が中空パイプ2の内部に導入される。このとき、釣
針Hの針先HT はどの方向に位置していても構わない。
図示の例では、針先HT が中空パイプ2の上方に位置す
る場合を表している。
【0015】さらにハリスSを手繰り寄せて緊張させる
と、根元部HB から針先HT に向かって湾曲した釣針H
は、図6(b)および同図(c)に示すように、中空パ
イプ2先端の傾斜面9にガイドされて、徐々にその針先
HT を中空パイプ2の下方へと移動させる。釣針Hの針
先HT は、最終的に図6(d)に示すように、中空パイ
プ2の最も下側に位置し、屈曲部4に隣接する。
と、根元部HB から針先HT に向かって湾曲した釣針H
は、図6(b)および同図(c)に示すように、中空パ
イプ2先端の傾斜面9にガイドされて、徐々にその針先
HT を中空パイプ2の下方へと移動させる。釣針Hの針
先HT は、最終的に図6(d)に示すように、中空パイ
プ2の最も下側に位置し、屈曲部4に隣接する。
【0016】このように、中空パイプ2の先端に傾斜面
9を備えることによって、根元部HB から針先HT に向
かって湾曲した釣針Hはこの傾斜面9によってガイドさ
れて針先HT の向きを変え、中空パイプ2先端の傾斜の
最も手前側を向くようになる。したがって、魚の口の奥
深くに刺さって見えない状態であっても、釣針Hの針先
HT の向きが特定される。さらに、その手前に屈曲部4
が隣接することによって、釣針Hの針先HT が屈曲部4
の陰に隠れるため、釣針Hの引き出し時に針先HT を意
識せずとも魚の口の中に針掛かりすることがない。
9を備えることによって、根元部HB から針先HT に向
かって湾曲した釣針Hはこの傾斜面9によってガイドさ
れて針先HT の向きを変え、中空パイプ2先端の傾斜の
最も手前側を向くようになる。したがって、魚の口の奥
深くに刺さって見えない状態であっても、釣針Hの針先
HT の向きが特定される。さらに、その手前に屈曲部4
が隣接することによって、釣針Hの針先HT が屈曲部4
の陰に隠れるため、釣針Hの引き出し時に針先HT を意
識せずとも魚の口の中に針掛かりすることがない。
【0017】なお、上記過程は、ハリスSを緊張させて
釣針Hを引っ張ることにより傾斜面9にガイドさせるよ
うにしているが、実際の魚の口の中では、中空パイプ2
を押し込むことによって釣針Hを傾斜面9に沿って移動
させることになる。また、本実施形態においては、傾斜
面9の傾斜角度θを約30°として釣針Hがガイドされ
るようにしているが、この傾斜角度θは60°以下、よ
り好ましくは45°以下とするのが望ましい。傾斜角度
θが60°以下であれば、効率よく釣針Hはガイドされ
てその針先HT を傾斜にあわせて移動させることが可能
であり、45°以下であれば、より小さな外力で釣針H
がガイドされるようになる。
釣針Hを引っ張ることにより傾斜面9にガイドさせるよ
うにしているが、実際の魚の口の中では、中空パイプ2
を押し込むことによって釣針Hを傾斜面9に沿って移動
させることになる。また、本実施形態においては、傾斜
面9の傾斜角度θを約30°として釣針Hがガイドされ
るようにしているが、この傾斜角度θは60°以下、よ
り好ましくは45°以下とするのが望ましい。傾斜角度
θが60°以下であれば、効率よく釣針Hはガイドされ
てその針先HT を傾斜にあわせて移動させることが可能
であり、45°以下であれば、より小さな外力で釣針H
がガイドされるようになる。
【0018】続けて、図7を用いて、図1の釣針外し具
1を用いて魚から釣針を抜く手順について説明する。図
7(a)において、まず、魚Fが飲み込んだ釣針Hのハ
リスSを釣針外し具1の中空パイプ2先端部の切り欠き
2aに押し入れる。次に、図7(b)に示すように、釣
針外し具1を魚Fの口の中に、切り欠き2a側にハリス
Sを伝って挿入する。この釣針外し具1の挿入時、引き
部6を引き寄せて屈曲部4を引き延ばした状態にしてお
く。こうすることによって、中空パイプの先端部を入口
の狭い魚の口の中に容易に挿入することができる。
1を用いて魚から釣針を抜く手順について説明する。図
7(a)において、まず、魚Fが飲み込んだ釣針Hのハ
リスSを釣針外し具1の中空パイプ2先端部の切り欠き
2aに押し入れる。次に、図7(b)に示すように、釣
針外し具1を魚Fの口の中に、切り欠き2a側にハリス
Sを伝って挿入する。この釣針外し具1の挿入時、引き
部6を引き寄せて屈曲部4を引き延ばした状態にしてお
く。こうすることによって、中空パイプの先端部を入口
の狭い魚の口の中に容易に挿入することができる。
【0019】そして、釣針Hの根元部HB が中空パイプ
2の内部に導入されるまで押し込む。その後、ハリスS
を釣針外し具1の握り柄5上部の挟持部8に挟み込む。
このように、ハリスSを挟持部8に挟持しておくことに
よって、ハリスSを掴んでいた片手がフリーとなり、暴
れる魚をこの空いた手によって掴んで押さえておくこと
ができる。
2の内部に導入されるまで押し込む。その後、ハリスS
を釣針外し具1の握り柄5上部の挟持部8に挟み込む。
このように、ハリスSを挟持部8に挟持しておくことに
よって、ハリスSを掴んでいた片手がフリーとなり、暴
れる魚をこの空いた手によって掴んで押さえておくこと
ができる。
【0020】さらに、釣針外し具1を深く押し込むと、
釣針Hは刺さっていた部位から抜けるとともに、その針
先HT が中空パイプ2先端の傾斜面9によってガイドさ
れて屈曲部4に隣接する位置へと移動する。そして、引
き部6を開放して屈曲部4を屈曲させた状態として釣針
外し具1を魚の口から引き抜く。この際、針先HT は屈
曲部4の陰に隠れるため、引き抜く途中で他の部位に再
び刺さることはない。
釣針Hは刺さっていた部位から抜けるとともに、その針
先HT が中空パイプ2先端の傾斜面9によってガイドさ
れて屈曲部4に隣接する位置へと移動する。そして、引
き部6を開放して屈曲部4を屈曲させた状態として釣針
外し具1を魚の口から引き抜く。この際、針先HT は屈
曲部4の陰に隠れるため、引き抜く途中で他の部位に再
び刺さることはない。
【0021】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
ができる。
【0022】(1)ハリスを伝って魚の口内に挿入し釣
針の根元部を導入する中空パイプの先端が斜めに形成さ
れることによって、根元部から針先に向かって湾曲した
釣針は中空パイプの先端によってガイドされて針先の向
きが特定されるため、魚の口の奥深くに刺さって見えな
い状態の釣針の引き出し時に別の部位に刺さらないよう
に意識して取り出すことが可能となり、魚に飲み込まれ
た釣針を容易に抜き取ることができる。
針の根元部を導入する中空パイプの先端が斜めに形成さ
れることによって、根元部から針先に向かって湾曲した
釣針は中空パイプの先端によってガイドされて針先の向
きが特定されるため、魚の口の奥深くに刺さって見えな
い状態の釣針の引き出し時に別の部位に刺さらないよう
に意識して取り出すことが可能となり、魚に飲み込まれ
た釣針を容易に抜き取ることができる。
【0023】(2)中空パイプの先端部に引き延ばし可
能な屈曲部を備えることによって、釣針の引き出し時に
釣針の針先が屈曲部の陰に隠れるため、針先を意識せず
とも魚の口の中に針掛かりすることがなく、釣針外し具
を魚の口の中に挿入する際には、屈曲部を引き延ばした
状態として中空パイプの先端部を入口の狭い魚の口の中
に容易に挿入することが可能となる。すなわち、中空パ
イプの挿入および引出作業が容易となり、釣針を容易に
抜き取ることができる。
能な屈曲部を備えることによって、釣針の引き出し時に
釣針の針先が屈曲部の陰に隠れるため、針先を意識せず
とも魚の口の中に針掛かりすることがなく、釣針外し具
を魚の口の中に挿入する際には、屈曲部を引き延ばした
状態として中空パイプの先端部を入口の狭い魚の口の中
に容易に挿入することが可能となる。すなわち、中空パ
イプの挿入および引出作業が容易となり、釣針を容易に
抜き取ることができる。
【0024】(3)ハリスを挟持する挟持部を備えるこ
とによって、ハリスを挟持部に挟持し、釣針の抜き取り
時、暴れる魚をこの空いた手によって掴んで押さえてお
くことができ、釣針が再び魚の口の中に刺さらないよう
に容易に取り出すことが可能となる。
とによって、ハリスを挟持部に挟持し、釣針の抜き取り
時、暴れる魚をこの空いた手によって掴んで押さえてお
くことができ、釣針が再び魚の口の中に刺さらないよう
に容易に取り出すことが可能となる。
【図1】 本発明の実施の形態における釣針外し具の一
部を切り欠いた側面図である。
部を切り欠いた側面図である。
【図2】 図1の釣針外し具の使用状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】 図1の釣針外し具の中空パイプ先端部の詳細
であって、(a)は屈曲部を屈曲させた状態を示す図、
(b)は屈曲部を引き延ばした状態を示す図である。
であって、(a)は屈曲部を屈曲させた状態を示す図、
(b)は屈曲部を引き延ばした状態を示す図である。
【図4】 図1の釣針外し具の中空パイプ先端部を上か
ら見た図である。
ら見た図である。
【図5】 図1の釣針外し具の中空パイプ先端部を下か
らみた図である。
らみた図である。
【図6】 図1の釣針外し具の中空パイプ先端によって
ガイドされる釣針の様子を示す説明図である。
ガイドされる釣針の様子を示す説明図である。
【図7】 図1の釣針外し具を用いて魚から釣針を抜く
手順を示す説明図である。
手順を示す説明図である。
【図8】 従来の釣針外し具を示す部分拡大斜視図であ
る。
る。
1 釣針外し具
2 中空パイプ
2a,2b 切り欠き
3 外パイプ
4 屈曲部
5 握り柄
5a 握り部
6 引き部
7 バネ
8 挟持部
H 釣針
HT 針先
HB 根元部
S ハリス
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平8−172996(JP,A)
特開 平2−195835(JP,A)
特開 平9−107858(JP,A)
特開 平10−33102(JP,A)
実開 平2−31473(JP,U)
実開 昭61−15975(JP,U)
実開 平2−49876(JP,U)
実開 平6−38546(JP,U)
登録実用新案3011072(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A01K 97/18
Claims (2)
- 【請求項1】 魚の口内に引っ掛かった釣針を引き抜く
ための釣針外し具であって、ハリスを伝って前記魚の口
内に挿入し釣針の根元部を導入する中空パイプの先端が
斜めに形成され、前記中空パイプの先端部の傾斜の最も
手前側となる部分の下側に帯板状の弾性体によって形成
された屈曲部を備え、同屈曲部は、屈曲させた状態から
引き延ばし可能であることを特徴とする釣針外し具。 - 【請求項2】 さらに、前記ハリスを挟持する挟持部を
備えた請求項1記載の釣針外し具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22869999A JP3447245B2 (ja) | 1999-08-12 | 1999-08-12 | 釣針外し具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22869999A JP3447245B2 (ja) | 1999-08-12 | 1999-08-12 | 釣針外し具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001045944A JP2001045944A (ja) | 2001-02-20 |
JP3447245B2 true JP3447245B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=16880425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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-
1999
- 1999-08-12 JP JP22869999A patent/JP3447245B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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