JP6920595B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本開示は、複数の加熱コイルを備えた誘導加熱調理器に関する。
従来、誘導加熱調理器において、一つの加熱コイルの大きさによって決定される加熱領域の大きさを超える鍋を用いるのは困難であった。
近年の特許出願には、複数の加熱コイルを用いて一つの鍋を加熱する誘導加熱調理器が開示される(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載の誘導加熱調理器は、互いに近接して配置された、平面視で楕円形の形状を有する二つの加熱コイルを有する。この誘導加熱調理器によれば、鍋の載置状況に応じて二つの加熱コイルが作動する。特許文献2に記載の誘導加熱調理器は、各々が複数の加熱コイルを含む二つの加熱領域と、それらの加熱領域の間に配置された一つの補助加熱コイルとを有する。
特開2014−175303号公報 国際公開第2015/015373号
特許文献1に記載の誘導加熱調理器は、一つの鍋を加熱するために二つの加熱コイルを同時に作動させる。このため、二つの加熱コイルは、単一の加熱領域として機能する。特許文献2に記載の誘導加熱調理器において、補助加熱コイルは、単独で作動するのではなく、常に二つの加熱領域のいずれかとともに作動するものである。
本開示は、載置された鍋の位置および大きさに応じて、加熱領域の位置および大きさを適宜変更することができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
本開示の一態様の誘導加熱調理器は、被加熱物が載置されるように構成された天板と、天板の下方に互いに隣接して設けられた第1の加熱コイルユニットおよび第2の加熱コイルユニットと、第1の加熱コイルユニットと第2の加熱コイルユニットとを制御するように構成された制御部とを備える。
第1の加熱コイルユニットは、第1の加熱コイルと第2の加熱コイルと第1のインバータとを有する。第2の加熱コイルユニットは、第3の加熱コイルと第4の加熱コイルと第2のインバータとを有する。
第1から第4の加熱コイルは、平面視で長径と短径とを有する楕円形状を有する。
第1および第2の加熱コイルは、第1の方向に向く長径を有し、短径の方向に互いに隣接して設けられる。第3および第4の加熱コイルは、第1の方向と直交する第2の方向に向く長径を有し、短径の方向に互いに隣接して設けられる。
第1のインバータは、第1および第2の加熱コイルに高周波電流を供給するように構成される。第2のインバータは、第3および第4の加熱コイルに高周波電流を供給するように構成される。第1のコイルユニットと第2のコイルユニットとは、第1の方向に隣接して配置されている。
本態様によれば、上方に鍋が載置された加熱コイルを作動させることにより、載置される鍋の位置および大きさに応じて、加熱領域の位置および大きさを適宜変更することができる。
図1は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器の分解斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器の、天板を透視した状態における平面図である。 図3は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器のブロック図である。 図4は、実施の形態2に係る誘導加熱調理器の分解斜視図である。 図5は、実施の形態2に係る誘導加熱調理器の、天板を透視した状態における平面図である。 図6は、実施の形態3に係る誘導加熱調理器の分解斜視図である。 図7は、実施の形態3に係る誘導加熱調理器の、天板を透視した状態における平面図である。 図8は、実施の形態4に係る誘導加熱調理器の分解斜視図である。 図9Aは、実施の形態4に係る誘導加熱調理器の、天板を透視した状態における平面図である。 図9Bは、実施の形態4に係る誘導加熱調理器の変形例の、天板を透視した状態における平面図である。 図9Cは、実施の形態4に係る誘導加熱調理器の変形例の、天板を透視した状態における平面図である。 図10Aは、鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図10Bは、図10Aに示す状況を表現するための表示部における表示を示す図である。 図11Aは、鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図11Bは、図11Aに示す状況を表現するための表示部における表示を示す図である。 図12Aは、種々の大きさの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図12Bは、種々の大きさの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図12Cは、種々の大きさの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図12Dは、種々の大きさの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図12Eは、種々の大きさの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図12Fは、種々の大きさの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図12Gは、種々の大きさの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図12Hは、種々の大きさの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図12Iは、種々の大きさの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図12Jは、種々の大きさの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図12Kは、種々の大きさの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図12Lは、種々の大きさの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図13Aは、種々の大きさの二つの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図13Bは、種々の大きさの二つの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図13Cは、種々の大きさの二つの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図13Dは、種々の大きさの二つの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図13Eは、種々の大きさの二つの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図13Fは、種々の大きさの二つの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図13Gは、種々の大きさの二つの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図13Hは、種々の大きさの二つの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図13Iは、種々の大きさの二つの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す平面図である。 図14Aは、鍋が二つの区画に跨って載置された状況を模式的に示す図である。 図14Bは、鍋が二つの区画に跨って載置された状況を模式的に示す図である。 図15は、鍋が二つの区画に跨って載置された場合における加熱制御を示すフローチャートである。
本開示の第1の態様の誘導加熱調理器は、被加熱物が載置されるように構成された天板と、天板の下方に互いに隣接して設けられた第1の加熱コイルユニットおよび第2の加熱コイルユニットと、第1の加熱コイルユニットと第2の加熱コイルユニットとを制御するように構成された制御部とを備える。
第1の加熱コイルユニットは、第1の加熱コイルと第2の加熱コイルと第1のインバータとを有する。第2の加熱コイルユニットは、第3の加熱コイルと第4の加熱コイルと第2のインバータとを有する。
第1から第4の加熱コイルは、平面視で長径と短径とを有する楕円形状を有する。
第1および第2の加熱コイルは、第1の方向に向く長径を有し、短径の方向に互いに隣接して設けられる。第3および第4の加熱コイルは、第1の方向と直交する第2の方向に向く長径を有し、短径の方向に互いに隣接して設けられる。
第1のインバータは、第1および第2の加熱コイルに高周波電流を供給するように構成される。第2のインバータは、第3および第4の加熱コイルに高周波電流を供給するように構成される。
本開示の第2の態様の誘導加熱調理器によれば、第1の態様において、第1の加熱コイルユニットが、第2の加熱コイルユニットの第3の加熱コイルの側に設けられる。
本開示の第3の態様の誘導加熱調理器によれば、第1の態様において、第2の方向が天板の奥行き方向である。
本開示の第4の態様の誘導加熱調理器によれば、第1の態様において、第1の加熱コイルユニットが、第1の加熱コイルと第1のインバータとの間に設けられた第1の切替部と、第2の加熱コイルと第1のインバータとの間に設けられた第2の切替部とを有する。
第2の加熱コイルユニットが、第3の加熱コイルと第2のインバータとの間に設けられた第3の切替部と、第4の加熱コイルと第2のインバータとの間に設けられた第4の切替部とを有する。
本開示の第5の態様の誘導加熱調理器によれば、第1の態様において、第1の加熱コイルユニットが、第1の加熱コイルと第2の加熱コイルとの間に設けられた温度センサを有する。第2の加熱コイルユニットが、第3の加熱コイルと第4の加熱コイルとの間に設けられた温度センサを有する。
本開示の第6の態様の誘導加熱調理器は、第1の態様に加えて、天板の下方に第2の加熱コイルユニットに隣接して設けられ、制御部により制御される第3の加熱コイルユニットをさらに有する。
第3の加熱コイルユニットは、第5の加熱コイルと第6の加熱コイルと第3のインバータとを有する。第5および第6の加熱コイルは、平面視で長径と短径とを有する楕円形状を有する。第5および第6の加熱コイルは、第1の方向に向く長径を有し、短径の方向に互いに隣接して設けられる。第3のインバータは、第5および第6の加熱コイルに高周波電流を供給するように構成される。
本開示の第7の態様の誘導加熱調理器によれば、第6の態様において、第3の加熱コイルユニットが、第2の加熱コイルユニットの第4の加熱コイルの側に設けられる。
本開示の第8の態様の誘導加熱調理器によれば、第6の態様において、第3の加熱コイルユニットが、第5の加熱コイルと第3のインバータとの間に設けられた第5の切替部と、第6の加熱コイルと第3のインバータとの間に設けられた第6の切替部とを有する。
本開示の第9の態様の誘導加熱調理器によれば、第6の態様において、第3の加熱コイルユニットが、第5の加熱コイルと第6の加熱コイルとの間に設けられた温度センサを有する。
以下、実施の形態に係る誘導加熱調理器について、添付図面を参照しながら説明する。
以下のすべての図において、同一または相当部分には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
<全体構成>
図1は、本開示の実施の形態1に係る誘導加熱調理器20Aの分解斜視図である。図2は、誘導加熱調理器20Aの、天板1を透視した状態における平面図である。図1に示す加熱コイルユニット5A、5Bの配置を示す平面図である。図3は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器20Aのブロック図である。
図1〜図3に示すように、誘導加熱調理器20Aは、天板1と筐体3とを備える。
筐体3内には、加熱コイルユニット5Aおよび加熱コイルユニット5Bと制御部9とが設けられる。
天板1は、筐体3の上方を覆い、被加熱物である鍋2が載置されるように構成される。例えば、天板1はガラス製である。
加熱コイルユニット5A、5Bは、天板1の下方に配置され、天板1上に載置された鍋2を誘導加熱するように構成される。制御部9は、加熱コイルユニット5A、5Bを制御する。
本開示において、図1に示すように、天板1に平行な水平面において、左から右への方向をx方向、手前からの奥行き方向をy方向と定義する。天板1に対して垂直に下から上への方向をz方向と定義する。
誘導加熱調理器20Aは、天板1上に区画1A、1Bを有する。区画1Aは、加熱コイルユニット5Aの上方に位置し、区画1Bは、加熱コイルユニット5Bの上方に位置する。
誘導加熱調理器20Aによれば、鍋2が加熱コイルユニット5A、5Bに跨って載置された場合、加熱コイルユニット5A、5Bを連動させ、一つの加熱領域として作動させることができる。加熱コイルユニット5A、5Bを個別に使用することもできる。
以下の説明において、簡単のため、例えば「鍋が加熱コイルの上方の天板1に載置される」と表現するべき記述を、「鍋が加熱コイルに載置される」と表現する。
以下、誘導加熱調理器20Aの各要素について説明する。
<加熱コイルユニット>
加熱コイルユニット5Aは、加熱コイル4A、4Bとインバータ10Aとリレー11A、11Bとを有する。加熱コイル4A、4Bは、平面視で長径と短径とを有する略楕円形の形状を有し、長径が第1の方向(x方向)を向き、短径の方向(y方向)に互いに隣接して配置される。
加熱コイルユニット5Aにおいて、リレー11Aは、制御部9によりオンまたはオフされて、インバータ10Aと加熱コイル4Aとの間の経路を接続または切断する。リレー11Bは、制御部9によりオンまたはオフされて、インバータ10Aと加熱コイル4Bとの間の経路を接続または切断する。
加熱コイルユニット5Bは、加熱コイル4C、4Dとインバータ10Bとリレー11C、11Dとを有する。加熱コイル4C、4Dは、平面視で長径と短径とを有する略楕円形の形状を有し、長径が第2の方向(y方向)を向き、短径の方向(x方向)に互いに隣接して配置される。
加熱コイルユニット5Bにおいて、リレー11Cは、制御部9によりオンまたはオフされて、インバータ10Bと加熱コイル4Cとの間の経路を接続または切断する。リレー11Dは、制御部9によりオンまたはオフされて、インバータ10Bと加熱コイル4Dとの間の経路を接続または切断する。
本実施の形態では、加熱コイルユニット5A、5Bが、第1、第2の加熱コイルユニットにそれぞれ相当する。リレー11A〜11Dが、第1〜第4の切替部にそれぞれ相当する。
<インバータ>
インバータ10Aは、リレー11Aを介して加熱コイル4Aに接続され、制御部9に制御されて加熱コイル4Aに高周波電流を供給する。インバータ10Aは、リレー11Bを介して加熱コイル4Bに接続され、制御部9に制御されて加熱コイル4Bに高周波電流を供給する。
インバータ10Bは、リレー11Cを介して加熱コイル4Cに接続され、制御部9に制御されて加熱コイル4Cに高周波電流を供給する。インバータ10Bは、リレー11Dを介して加熱コイル4Dに接続され、制御部9に制御されて加熱コイル4Dに高周波電流を供給する。
インバータ10A、10Bは、三つ以上の加熱コイルに接続されてもよい。
本実施の形態では、インバータ10A、10Bが、第1、第2のインバータにそれぞれ相当する。
<加熱コイル>
上述のように、加熱コイル4A〜4Dは、平面視で略楕円形の形状を有する。本実施の形態において、楕円形は、二つの焦点を有する典型的なものに限られない。楕円形は、例えば、少なくとも長径と短径を有していればよく、直線部分を含む外形を有してもよい。ただし、加熱コイル4A〜4Dは、角がなく全体として曲線的な外形を有するのが好ましい。
このように、楕円形の形状を有する加熱コイル4A〜4Dにより、二つの円形コイルを用いる場合より出力を大きくすることができ、加熱効率を向上させることができる。
加熱コイル4A、4Bは、x方向に向いた長径を有する。加熱コイル4C、4Dは、y方向に向いた長径を有する。すなわち、加熱コイル4A、4Bの長径は、加熱コイル4C、4Dの長径と直交する。この配置により、単一の加熱コイルユニットによる加熱と、二つの加熱コイルユニットを連動させた加熱とが可能となる。
具体的には、加熱コイルユニット5Aと、加熱コイルユニット5Bの一部とを覆うように、鍋2が天板1上に載置された場合、加熱コイルユニット5Aの加熱コイル4A、4Bと、加熱コイルユニット5Bの加熱コイル4Cとを用いて、鍋2を加熱することができる。このようにして、鍋の大きさに応じて加熱領域の大きさを適宜変更することができる。
本実施の形態では、加熱コイル4A〜4Dが、第1〜第4の加熱コイルにそれぞれ相当する。
<温度センサ>
誘導加熱調理器20Aは、鍋2の温度を直接または間接に計測するために、複数の温度センサ(サーミスタ、赤外線センサ)を有する。
図2に示すように、加熱コイル4A、4B、4C、4Dの中心には、サーミスタ6A、サーミスタ6B、サーミスタ6C、サーミスタ6Dがそれぞれ設けられる。加熱コイル4Aと加熱コイル4Bとの間、および、加熱コイル4Cと加熱コイル4Dとの間には、赤外線センサ7A、7Bがそれぞれ設けられる。
赤外線センサ7A、7Bに、検出可能範囲の異なる2種類の赤外線センサを用いてもよい。例えば、加熱コイル4A、4Bの間に配置された赤外線センサ7Aは、下限値が70℃である検出可能範囲を有してもよい。加熱コイル4C、4Dの間に配置された赤外線センサ7Bは、下限値が140℃である検出可能範囲を有してもよい。
加熱コイルユニット5A、5Bの間に、温度センサを設けてもよい。この温度センサにより、鍋2が加熱コイルユニット5A、5Bに跨って載置された場合でも、より正確に鍋2の温度を検出することができる。
サーミスタ6Aを、加熱コイル4Bと反対側の加熱コイル4Aの外周付近に設けてもよい。サーミスタ6Bを、加熱コイル4Aと反対側の加熱コイル4Bの外周付近に設けてもよい。サーミスタ6Cを、加熱コイル4Dと反対側の加熱コイル4Cの外周付近に設けてもよい。サーミスタ6Dを、加熱コイル4Cと反対側の加熱コイル4Dの外周付近に設けてもよい。
<表示部>
誘導加熱調理器20Aは、天板1に設けられた表示部8を備える。表示部8は、制御部9に制御され、表示部8を天板1に見立てた場合に上方に鍋2が載置された加熱コイルに対応する領域を点灯させる。
表示部8は、一つの鍋が複数の加熱コイルに跨って載置された場合や、複数の鍋が複数の加熱コイルユニットに別々に載置された場合に、それらの状況の違いが認識されるように、上方に鍋2が載置された加熱コイルに対応する領域を点灯させる。
<変形例>
図4は、本実施の形態の変形例に係る誘導加熱調理器20Bの分解斜視図である。図5は、誘導加熱調理器20Bの、天板1を透視した状態における平面図である。図5に示す点線は、鍋2が区画1A、1Bに跨って載置されていることを表す。
図4、図5に示すように、誘導加熱調理器20Bは、誘導加熱調理器20Aとほぼ同じ構成を有する。誘導加熱調理器20Bが誘導加熱調理器20Aと異なるのは、誘導加熱調理器20Bにおける加熱コイル4Cと加熱コイル4Dとの間隔が、誘導加熱調理器20Aのそれより広いことである。
加熱コイル4Cと加熱コイル4Dとの間が離れているため、鍋2が加熱コイルユニット5A、5Bに跨って載置された場合でも、鍋2が加熱コイル4Dの上方の領域にまで及びにくい。加熱コイル4C、4Dにより二つの鍋をそれぞれ加熱する場合には、二つの鍋に対する加熱が互いに干渉し合うのを抑制することができる。
(実施の形態2)
図6は、本開示の実施の形態2に係る誘導加熱調理器20Cの分解斜視図である。図7は、誘導加熱調理器20Cの、天板1を透視した状態における平面図である。図7に示す点線は、鍋2が区画1A、1Bに跨って載置されていることを表す。
図6、図7に示すように、誘導加熱調理器20Cは、誘導加熱調理器20Aの構成に加えて、加熱コイルユニット5Bのx方向の側に隣接する加熱コイルユニット5Cを有する。すなわち、加熱コイルユニット5Bは、加熱コイルユニット5A、5Cの間に配置される。
加熱コイルユニット5Cは、図3に示す加熱コイルユニット5Aと同様の構成を有する。すなわち、加熱コイルユニット5Cは、加熱コイル4Eと加熱コイル4Fとインバータ(図示せず)と二つのリレー(図示せず)とを有する。インバータと二つのリレーは制御部9に制御される。
加熱コイル4E、4Fは、平面視で長径と短径とを有する略楕円形の形状を有し、長径が第1の方向(x方向)を向き、短径の方向(y方向)に互いに隣接して配置される。すなわち、加熱コイル4E、4Fの長径は、加熱コイル4C、4Dの長径と直交する。
第3のインバータは、二つのリレーを介して加熱コイル4E、4Fに接続され、加熱コイル4E、4Fに高周波電流を供給する。
加熱コイル4E、4Fの中心には、サーミスタ6E、サーミスタ6Fがそれぞれ設けられる。加熱コイル4Eと加熱コイル4Fとの間には、赤外線センサ7Cが設けられる。赤外線センサ7Cは、下限値が70℃である検出可能範囲を有してもよい。
加熱コイルユニット5B、5Cの間に、温度センサを設けてもよい。この温度センサにより、鍋2が加熱コイルユニット5B、5Cに跨って載置された場合でも、より正確に鍋2の温度を検出することができる。
本実施の形態では、加熱コイルユニット5Cの上方に位置する天板1上に、区画1Cが構成される。
上記構成により、誘導加熱調理器20Cは、例えば、加熱コイルユニット5A、5Cを用いて二つの鍋をそれぞれ加熱することができる。
二つの鍋の一方が、例えば、加熱コイルユニット5A、5Bに跨って載置された場合、誘導加熱調理器20Cは、加熱コイルユニット5A、5Bを連動させて、この鍋を加熱することもできる。
図7に示すように、鍋2が、加熱コイルユニット5Aの加熱コイル4A、4Bと、加熱コイルユニット5Bの加熱コイル4Cとに跨って載置された場合、加熱コイルユニット5Bにおいて、加熱コイル4Cに対応するリレーがオンされ、加熱コイル4Dに対応するリレーがオフされる。
この状態において、加熱コイルユニット5Bに含まれたインバータを加熱コイルユニット5Aに含まれたインバータに連動させると、加熱コイル4Cが加熱コイルユニット5Aの補助加熱コイルとして機能する。
本実施の形態では、加熱コイルユニット5Cが、第3の加熱コイルユニットに相当する。加熱コイル4E、4Fが、第5、第6の加熱コイルにそれぞれ相当する。加熱コイルユニット5Cに含まれたインバータと二つリレーとが、第3のインバータ、第5、第6の切替部にそれぞれ相当する。
(実施の形態3)
<全体構成>
図8は、本開示の実施の形態3に係る誘導加熱調理器20Dの分解斜視図である。図9Aは、誘導加熱調理器20Dの、天板1を透視した状態における平面図である。
図8、図9Aに示すように、誘導加熱調理器20Dは、天板1上に区画1D、1E、1Fを有する。
区画1Dの下方には、加熱コイルユニット5D、5Eが隣接して配置される。加熱コイルユニット5Dは、加熱コイル4G、加熱コイル4Hを含む。加熱コイルユニット5Eは、加熱コイル4I、加熱コイル4Jを含む。加熱コイル4G〜4Jは、長径が第1の方向(x方向)を向き、短径の方向(y方向)に互いに隣接して配置される。
区画1Eの下方には、加熱コイルユニット5F、5Gが隣接して配置される。加熱コイルユニット5Fは、加熱コイル4K、加熱コイル4Lを含む。加熱コイルユニット5Gは加熱コイル4Mを含む。加熱コイル4K〜4Mは、長径が第2の方向(y方向)を向き、短径の方向(x方向)に互いに隣接して配置される。
区画1Fの下方には、加熱コイルユニット5H、5Iが隣接して配置される。加熱コイルユニット5Hは、加熱コイル4N、加熱コイル4Oを含む。加熱コイルユニット5Iは、加熱コイル4P、加熱コイル4Qを含む。加熱コイル4N〜4Qは、長径が第1の方向(x方向)を向き、短径の方向(y方向)に互いに隣接して配置される。
図3に示す加熱コイルユニット5A、5Bと同様に、加熱コイルユニット5D〜5F、5H、5Iの各々は、インバータおよび二つのリレー(ともに図示せず)をさらに有する。二つのリレーの一方は、インバータと二つの加熱コイルの一方との間に設けられ、二つのリレーの他方は、インバータと二つの加熱コイルの他方との間に設けられる。
加熱コイルユニット5D〜5F、5H、5Iの各々において、二つのリレーは、オンまたはオフされると、インバータと二つの加熱コイルとの間の経路をそれぞれ接続または切断する。加熱コイルユニット5Gは、加熱コイル4Mに接続されたインバータを有する。
制御部が、全てのインバータと全てのリレーとを制御する。各インバータが、各加熱コイルユニットに含まれた一つまたは二つの加熱コイルを駆動する。
加熱コイル4G〜4Qの中心には、サーミスタ6G、サーミスタ6H、サーミスタ6I、サーミスタ6J、サーミスタ6K、サーミスタ6L、サーミスタ6M、サーミスタ6N、サーミスタ6O、サーミスタ6P、サーミスタ6Qがそれぞれ設けられる。
加熱コイル4Gと加熱コイル4Hとの間、加熱コイル4Hと加熱コイル4Iとの間、加熱コイル4Iと加熱コイル4Jとの間には、赤外線センサ7D、赤外線センサ7E、赤外線センサ7Fがそれぞれ設けられる。
加熱コイル4Kと加熱コイル4Lとの間、加熱コイル4Lと加熱コイル4Mとの間には、赤外線センサ7G、赤外線センサ7Hがそれぞれ設けられる。加熱コイル4Nと加熱コイル4Oとの間、加熱コイル4Oと加熱コイル4Pとの間、加熱コイル4Pと加熱コイル4Qとの間には、赤外線センサ7I、赤外線センサ7J、赤外線センサ7Kがそれぞれ設けられる。
上記構成により、誘導加熱調理器20Dは、加熱コイルユニット5D〜5Iを用いて、複数の鍋をそれぞれ加熱することができる。
例えば、一つの鍋が、加熱コイルユニット5D、5Fに跨って載置された場合に、加熱コイルユニット5D、5Fを連動させて、その鍋を加熱することができる。別の鍋が、加熱コイルユニット5G、5Hに跨って載置された場合に、加熱コイルユニット5G、5Hを連動させて、その鍋を加熱することができる。
本実施の形態では、加熱コイルユニット5D、5F、5Hが、第1、第2、第3の加熱コイルユニットにそれぞれ相当する。加熱コイル4D、4Eが、第1、第2の加熱コイルにそれぞれ相当する。加熱コイル4K、4Lが、第3、第4の加熱コイルにそれぞれ相当する。加熱コイル4O、4Pが、第5、第6の加熱コイルにそれぞれ相当する。
加熱コイルユニット5Dに含まれたインバータと二つリレーとが、第1のインバータ、第1、第2の切替部にそれぞれ相当する。加熱コイルユニット5Fに含まれたインバータと二つリレーとが、第2のインバータ、第3、第4の切替部にそれぞれ相当する。加熱コイルユニット5Hに含まれたインバータと二つリレーとが、第3のインバータ、第5、第6の切替部にそれぞれ相当する。
図9B、図9Cは、誘導加熱調理器20Dの変形例の平面図である。図9Bでは、加熱コイル4K〜4Mがジグザグに配置される。図9Cでは、加熱コイル4K、4L、4Mが斜めに配置される。
<表示部における表示>
図10A、図11Aは、鍋が複数の加熱コイルに跨って載置された状況を模式的に示す、誘導加熱調理器20Dの平面図である。図10A、図10Bに示す点線は、鍋2A、2Bが区画1D、1Eに跨って載置されていることを表す。
図10B、図11Bはそれぞれ、図10A、図11Aに示す状況を表現するための表示部8における表示を示す。
図10Aに示すように、鍋2Aが、加熱コイル4G、4H、4Iと、加熱コイル4Kとに跨って載置されている。図10Aに示すように鍋2Aが載置されると、図10Bに示すように、表示部8は、鍋2Aの載置位置に対応する領域を点灯させる(以下、この領域を点灯領域8Aという)。
この場合、点灯領域8Aは、加熱コイル4G、4H、4I、4Kに対応する表示部8内の領域である。境界マーク8Bは、隣り合う二つの加熱コイル間の境界を表す。
図11Aに示すように、鍋2Bが、関連する加熱コイル4G、4Hと、加熱コイル4Kとに跨って載置されている。図11Aに示すように鍋2Bが載置されると、図11Bに示すように、表示部8は、鍋2Bの載置位置に対応する領域を点灯させる。この場合、点灯領域8Aは、加熱コイル4G、4H、4Kに対応する領域である。
表示部8は、複数の加熱コイルに跨って載置された鍋2Bの載置状況を、鍋2Bが単一の物体であることが視認できるように表示する。
<一つの鍋が複数の区画に跨って載置された場合の動作>
図12A〜図12Lは、幅の種々の大きさの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す、誘導加熱調理器20Dの平面図である。
図12Aでは、鍋2Aが、区画1Dに関連する加熱コイル4G〜4Iと、区画1Eに関連する加熱コイル4Kとに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Eでは、加熱コイル4Iに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Jに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Fでは、加熱コイル4Kに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Lに対応するリレーはオフされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D〜5Fに含まれた三つのインバータを連動させることで、鍋2Aが、加熱コイル4G〜4I、4Kにより加熱される。
図12Bでは、鍋2Cが、区画1Dに関連する加熱コイル4G〜4Iと、区画1Eに関連する加熱コイル4K、4Lとに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Eでは、加熱コイル4Iに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Jに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Fでは、二つのリレーがともにオンされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D〜5Fに含まれた三つのインバータを連動させることで、鍋2Cが、加熱コイル4G〜4I、4K、4Lにより加熱される。
図12Cでは、鍋2Dが、区画1Dに関連する加熱コイル4G〜4Iと、区画1Eに関連する加熱コイル4K〜4Mとに跨って載置されている。この場合、鍋2Dは、加熱コイル4G〜4I、4K〜4Mにより加熱される。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Eでは、加熱コイル4Iに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Jに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Fでは、二つのリレーがともにオンされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D〜5Gに含まれた四つのインバータを連動させることで、鍋2Dが、加熱コイル4G〜4I、4K〜4Mにより加熱される。
図12Dでは、鍋2Eが、区画1Dに関連する加熱コイル4G〜4Iと、区画1Eに関連する加熱コイル4K〜4Mと、区画1Fに関連する加熱コイル4N〜4Pとに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Eでは、加熱コイル4Iに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Jに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Fでは、二つのリレーがともにオンされる。
加熱コイルユニット5Hでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Iでは、加熱コイル4Pに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Qに対応するリレーはオフされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D〜5Iに含まれた六つのインバータを連動させることで、鍋2Eが、加熱コイル4G〜4I、4K〜4M、4N〜4Pにより加熱される。
図12Eでは、鍋2Bが、区画1Dに関連する加熱コイル4G、4Hと、区画1Eに関連する加熱コイル4Kに跨って載置されている。この場合、鍋2Bは、加熱コイル4G、4H、4Kにより加熱される。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Fでは、加熱コイル4Kに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Lに対応するリレーはオフされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D、5Fに含まれた二つのインバータを連動させることで、鍋2Bが、加熱コイル4G、4H、4Kにより加熱される。
図12Fでは、鍋2Fが、区画1Dに関連する加熱コイル4G、4Hと、区画1Eに関連する加熱コイル4K、4Lに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Fでは、二つのリレーがともにオンされる。この状態で、加熱コイルユニット5D、5Fに含まれた二つのインバータを連動させることで、鍋2Fが、加熱コイル4G、4H、4K、4Lにより加熱される。
図12Gでは、鍋2Gが、区画1Dに関連する加熱コイル4G、4Hと、区画1Eに関連する加熱コイル4K〜4Mに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Fでは、二つのリレーがともにオンされる。この状態で、加熱コイルユニット5D、5F、5Gに含まれた三つのインバータを連動させることで、鍋2Gが、加熱コイル4G、4H、4K〜4Mにより加熱される。
図12Hでは、鍋2Hが、区画1Dに関連する加熱コイル4G、4Hと、区画1Eに関連する加熱コイル4K〜4Mと、区画1Fに関連する加熱コイル4N、4Oとに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Fでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Hでは、二つのリレーがともにオンされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D、5F、5G、5Hに含まれた四つのインバータを連動させることで、鍋2Hが、加熱コイル4G、4H、4K〜4M、4N、4Oにより加熱される。
図12Iでは、鍋2Bが、区画1Dに関連する加熱コイル4H、4Iと、区画1Eに関連する加熱コイル4Kに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、加熱コイル4Gに対応するリレーはオフされ、加熱コイル4Hに対応するリレーはオンされる。加熱コイルユニット5Eでは、加熱コイル4Iに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Jに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Fでは、加熱コイル4Kに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Lに対応するリレーはオフされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D〜5Fに含まれた三つのインバータを連動させることで、鍋2Bが、加熱コイル4H、4I、4Kにより加熱される。
図12Jでは、鍋2Fが、区画1Dに関連する加熱コイル4H、4Iと、区画1Eに関連する加熱コイル4K、4Lに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、加熱コイル4Gに対応するリレーはオフされ、加熱コイル4Hに対応するリレーはオンされる。加熱コイルユニット5Eでは、加熱コイル4Iに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Jに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Fでは、二つのリレーがともにオンされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D〜5Fに含まれた三つのインバータを連動させることで、鍋2Fが、加熱コイル4H、4I、4K、4Lにより加熱される。
図12Kでは、鍋2Gが、区画1Dに関連する加熱コイル4H、4Iと、区画1Eに関連する加熱コイル4K〜4Mに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、加熱コイル4Gに対応するリレーはオフされ、加熱コイル4Hに対応するリレーはオンされる。加熱コイルユニット5Eでは、加熱コイル4Iに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Jに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Fでは、二つのリレーがともにオンされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D〜5Gに含まれた四つのインバータを連動させることで、鍋2Gが、加熱コイル4H、4I、4K〜4Mにより加熱される。
図12Lでは、鍋2Hが、区画1Dに関連する加熱コイル4H、4Iと、区画1Eに関連する加熱コイル4K〜4Mと、区画1Fに関連する加熱コイル4O、4Pとに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、加熱コイル4Gに対応するリレーはオフされ、加熱コイル4Hに対応するリレーはオンされる。加熱コイルユニット5Eでは、加熱コイル4Iに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Jに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Fでは、二つのリレーがともにオンされる。
加熱コイルユニット5Hでは、加熱コイル4Nに対応するリレーはオフされ、加熱コイル4Oに対応するリレーはオンされる。加熱コイルユニット5Iでは、加熱コイル4Pに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Qに対応するリレーはオフされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D〜5Iに含まれた六つのインバータを連動させることで、鍋2Hが、加熱コイル4H、4I、4K〜4M、4O、4Pにより加熱される。
本実施の形態によれば、図12A〜図12Lに示すように、大きさが異なる鍋2A〜2Hが、複数の加熱コイルに跨って載置された場合において、上方に鍋が載置された加熱コイルを作動させることができる。これにより、載置された鍋の位置および大きさに応じて、加熱領域の位置および大きさを適宜変更することができる。
<二つの鍋が複数の区画に跨って載置された場合の動作>
図13A〜図13Iは、種々の大きさの二つの鍋が複数の区画に跨って載置された状況を模式的に示す、誘導加熱調理器20Dの平面図である。
図13Aに示すように、二つの鍋2Aが誘導加熱調理器20Dに載置されている。図13Aでは、二つの鍋2Aの一方は、区画1Dに関連する加熱コイル4G〜4Iと、区画1Eに関連する加熱コイル4Kとに跨って載置されている。二つの鍋2Aのもう一方は、区画1Eに関連する加熱コイル4Mと、区画1Fに関連する加熱コイル4N〜4Pとに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Eでは、加熱コイル4Iに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Jに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Fでは、加熱コイル4Kに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Lに対応するリレーはオフされる。
加熱コイルユニット5Hでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Iでは、加熱コイル4Pに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Qに対応するリレーはオフされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D〜5Fに含まれた三つのインバータを連動させることで、二つの鍋2Aの一方が、加熱コイル4G〜4I、4Kにより加熱される。加熱コイルユニット5G〜5Iに含まれた三つのインバータを連動させることで、二つの鍋2Aの他方が、加熱コイル4M〜4Pにより加熱される。
図13Bに示すように、鍋2A、2Bが誘導加熱調理器20Dに載置されている。図13Bでは、鍋2Aは、区画1Dに関連する加熱コイル4G〜4Iと、区画1Eに関連する加熱コイル4Kとに跨って載置されている。鍋2Bは、区画1Eに関連する加熱コイル4Mと、区画1Fに関連する加熱コイル4N、4Oとに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Eでは、加熱コイル4Iに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Jに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Fでは、加熱コイル4Kに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Lに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Hでは、二つのリレーがともにオンされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D〜5Fに含まれた三つのインバータを連動させることで、鍋2Aが、加熱コイル4G〜4I、4Kにより加熱される。加熱コイルユニット5G、5Hに含まれた二つのインバータを連動させることで、鍋2Bが、加熱コイル4M〜4Oにより加熱される。
図13Cに示すように、鍋2A、2Bが誘導加熱調理器20Dに載置されている。図13Cでは、鍋2Aは、区画1Dに関連する加熱コイル4G〜4Iと、区画1Eに関連する加熱コイル4Kとに跨って載置されている。鍋2Bは、区画1Eに関連する加熱コイル4Mと、区画1Fに関連する加熱コイル4O、4Pとに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Eでは、加熱コイル4Iに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Jに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Fでは、加熱コイル4Kに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Lに対応するリレーはオフされる。
加熱コイルユニット5Hでは、加熱コイル4Nに対応するリレーはオフされ、加熱コイル4Oに対応するリレーはオンされる。加熱コイルユニット5Iでは、加熱コイル4Pに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Qに対応するリレーはオフされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D〜5Fに含まれた三つのインバータを連動させることで、鍋2Aが、加熱コイル4G〜4I、4Kにより加熱される。加熱コイルユニット5G〜5Iに含まれた三つのインバータを連動させることで、鍋2Bが、加熱コイル4M、4O、4Pにより加熱される。
図13Dに示すように、鍋2A、2Bが誘導加熱調理器20Dに載置されている。図13Dでは、鍋2Aは、区画1Eに関連する加熱コイル4Mと、区画1Fに関連する加熱コイル4N〜4Pとに跨って載置されている。鍋2Bは、区画1Dに関連する加熱コイル4G、4Hと、区画1Eに関連する加熱コイル4Kとに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Fでは、加熱コイル4Kに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Lに対応するリレーはオフされる。
加熱コイルユニット5Hでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Iでは、加熱コイル4Pに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Qに対応するリレーはオフされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D、5Fに含まれた二つのインバータを連動させることで、鍋2Bが、加熱コイル4G、4H、4Kにより加熱される。加熱コイルユニット5G〜5Iに含まれた三つのインバータを連動させることで、鍋2Aが、加熱コイル4M〜4Pにより加熱される。
図13Eに示すように、二つの鍋2Bが誘導加熱調理器20Dに載置されている。図13Eでは、二つの鍋2Bの一方は、区画1Dに関連する加熱コイル4G、4Hと、区画1Eに関連する加熱コイル4Kとに跨って載置されている。二つの鍋2Bのもう一方は、区画1Eに関連する加熱コイル4Mと、区画1Fに関連する加熱コイル4N、4Oとに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Fでは、加熱コイル4Kに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Lに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Hでは、二つのリレーがともにオンされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D、5Fに含まれた二つのインバータを連動させることで、二つの鍋2Bの一方が、加熱コイル4G、4H、4Kにより加熱される。加熱コイルユニット5G、5Hに含まれた二つのインバータを連動させることで、二つの鍋2Bのもう一方が、加熱コイル4M〜4Oにより加熱される。
図13Fに示すように、二つの鍋2Bが誘導加熱調理器20Dに載置されている。図13Fでは、二つの鍋2Bの一方は、区画1Dに関連する加熱コイル4G、4Hと、区画1Eに関連する加熱コイル4Kとに跨って載置されている。二つの鍋2Bのもう一方は、区画1Eに関連する加熱コイル4Mと、区画1Fに関連する加熱コイル4O、4Pとに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Fでは、加熱コイル4Kに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Lに対応するリレーはオフされる。
加熱コイルユニット5Hでは、加熱コイル4Nに対応するリレーはオフされ、加熱コイル4Oに対応するリレーはオンされる。加熱コイルユニット5Iでは、加熱コイル4Pに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Qに対応するリレーはオフされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D、5Fに含まれた二つのインバータを連動させることで、二つの鍋2Bの一方が、加熱コイル4G、4H、4Kにより加熱される。加熱コイルユニット5G〜5Iに含まれた三つのインバータを連動させることで、二つの鍋2Bのもう一方が、加熱コイル4M、4O、4Pにより加熱される。
図13Gに示すように、鍋2A、2Bが誘導加熱調理器20Dに載置されている。図13Gでは、鍋2Aは、区画1Fに関連する加熱コイル4N〜4Pと、区画1Eに関連する加熱コイル4Mとに跨って載置されている。鍋2Bは、区画1Dに関連する加熱コイル4H、4Iと、区画1Eに関連する加熱コイル4Kとに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、加熱コイル4Gに対応するリレーはオフされ、加熱コイル4Hに対応するリレーはオンされる。加熱コイルユニット5Eでは、加熱コイル4Iに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Jに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Fでは、加熱コイル4Kに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Lに対応するリレーはオフされる。
加熱コイルユニット5Hでは、二つのリレーがともにオンされる。加熱コイルユニット5Iでは、加熱コイル4Pに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Qに対応するリレーはオフされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D〜5Fに含まれた三つのインバータを連動させることで、鍋2Bが、加熱コイル4H、4I、4Kにより加熱される。加熱コイルユニット5G〜5Iに含まれた三つのインバータを連動させることで、鍋2Aが、加熱コイル4M〜4Pにより加熱される。
図13Hに示すように、二つの鍋2Bが誘導加熱調理器20Dに載置されている。図13Hでは、二つの鍋2Bの一方は、区画1Dに関連する加熱コイル4H、4Iと、区画1Eに関連する加熱コイル4Kとに跨って載置されている。二つの鍋2Bのもう一方は、区画1Fに関連する加熱コイル4N、4Oと、区画1Eに関連する加熱コイル4Mとに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、加熱コイル4Gに対応するリレーはオフされ、加熱コイル4Hに対応するリレーはオンされる。加熱コイルユニット5Eでは、加熱コイル4Iに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Jに対応するリレーはオフされる。
加熱コイルユニット5Fでは、加熱コイル4Kに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Lに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Hでは、二つのリレーがともにオンされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D〜5Fに含まれた三つのインバータを連動させることで、二つの鍋2Bの一方が、加熱コイル4H、4I、4Kにより加熱される。加熱コイルユニット5G、5Hに含まれた二つのインバータを連動させることで、二つの鍋2Bのもう一方が、加熱コイル4M〜4Oにより加熱される。
図13Iに示すように、二つの鍋2Bが誘導加熱調理器20Dに載置されている。図13Hでは、二つの鍋2Bの一方は、区画1Dに関連する加熱コイル4H、4Iと、区画1Eに関連する加熱コイル4Kとに跨って載置されている。二つの鍋2Bのもう一方は、区画1Fに関連する加熱コイル4O、4Pと、区画1Eに関連する加熱コイル4Mとに跨って載置されている。
この場合、加熱コイルユニット5Dでは、加熱コイル4Gに対応するリレーはオフされ、加熱コイル4Hに対応するリレーはオンされる。加熱コイルユニット5Eでは、加熱コイル4Iに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Jに対応するリレーはオフされる。加熱コイルユニット5Fでは、加熱コイル4Kに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Lに対応するリレーはオフされる。
加熱コイルユニット5Hでは、加熱コイル4Nに対応するリレーはオフされ、加熱コイル4Oに対応するリレーはオンされる。加熱コイルユニット5Iでは、加熱コイル4Pに対応するリレーはオンされ、加熱コイル4Qに対応するリレーはオフされる。
この状態で、加熱コイルユニット5D〜5Fに含まれた三つのインバータを連動させることで、二つの鍋2Bの一方が、加熱コイル4H、4I、4Kにより加熱される。加熱コイルユニット5G〜5Iに含まれた三つのインバータを連動させることで、二つの鍋2Bのもう一方が、加熱コイル4M、4O、4Pにより加熱される。
本実施の形態によれば、図13A〜図13Iに示すように、大きさが異なる鍋2A、2Bが、複数の加熱コイルに跨って載置された場合において、上方に鍋が載置された加熱コイルを作動させることができる。これにより、載置された鍋の位置および大きさに応じて、加熱領域の位置および大きさを適宜変更することができる。
<補助加熱コイルとしての機能>
図14A、図14Bはそれぞれ、鍋2が区画1Dおよび1Eに載置された状況を模式的に示す図である。
図14Aに示すように、鍋2は、区画1Dに関連する加熱コイル4G〜4Iと区画1Eに関連する加熱コイル4K、4Lとに覆うように載置されている。図14Bに示すように、鍋2は、区画1Dに関連する加熱コイル4G〜4Iと区画1Eに関連する加熱コイル4Kのごく一部とを覆うように載置されている。
図15は、鍋が区画1Dと区画1Eとに跨って載置された場合における加熱制御を示すフローチャートである。図15に示すように、ステップS01において、鍋2が、加熱コイルを一定の割合以上覆うように載置されているか否かが判断される。
図14Aに示すように、鍋2が加熱コイル4Kの全体と加熱コイル4Lのほぼ全体とを覆うように載置されている場合、処理はステップS01からステップS02に移行する。
図8、図9Aに示すように、誘導加熱調理器20Dにおいて、区画1Eに関連する加熱コイル4K〜4Mの間の間隔は、区画1Dに関連する加熱コイル4G〜4Jより広い。そこで、ステップS02において、区画1Dに関連する加熱コイルの一つあたりの電力より、加熱コイル4K、4Lの電力を大きくする。
これにより、区画1Eに関連する加熱コイルにおける電力密度を、区画1Dに関連する加熱コイルにおける電力密度と同じにすることができる。その結果、加熱ムラが抑制される。このようにして、加熱コイル4K、4Lは、加熱コイルユニット5D、5Eを補助する補助加熱コイルとして機能する。
図14Bに示すように、鍋2が、区画1Eの加熱コイル4Kのごく一部だけを覆うように載置されている場合、処理はステップS01からステップS03に移行する。
ステップS03において、区画1Eに関連する加熱コイルには、区画1Dに関連する加熱コイルに供給される電力より小さい電力が供給される。これにより、加熱ムラが抑制される。この場合、加熱コイル4Kは、加熱コイルユニット5D、5Eを補助する補助加熱コイルとして機能する。
上述のように、赤外線センサ7D、7E、7Fは、下限値が70℃である検出可能範囲を有する。赤外線センサ7D、7Eは、下限値が140℃である検出可能範囲を有する。
鍋2が区画1Dおよび区画1Eに跨って載置される場合、制御部9は、区画1Dに関連する検出可能範囲の大きい赤外線センサ7A〜7Fによる検出値に基づいて、区画1Eに関連する加熱コイル4K〜4Mを制御する。これにより、区画1Eに関連する加熱コイル4K〜4Mが、区画1Dに関連する加熱コイル4G〜4Jと連動する。その結果、加熱ムラが抑制される。
本開示は、複数の加熱コイルを有する誘導加熱調理器に適用可能である。
1 天板
1A,1B,1C,1D,1E,1F 区画
2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G,2H 鍋
3 筐体
4A,4B,4C,4D,4E,4F,4G,4H,4I,4J,4K,4L,4M,4N,4O,4P,4Q 加熱コイル
5A,5B,5C,5D,5E,5F,5G,5H,5I 加熱コイルユニット
6A,6B,6C,6D,6E,6F,6G,6H,6I,6J,6K,6L,6M,6N,6O,6P,6Q サーミスタ
7A,7B,7C,7D,7E,7F,7G,7H,7I,7J,7K 赤外線センサ
8 表示部
8A 点灯領域
8B 境界マーク
9 制御部
10A,10B インバータ
11A,11B,11C,11D リレー
20A,20B,20C,20D 誘導加熱調理器

Claims (10)

  1. 被加熱物が載置されるように構成された天板と、
    前記天板の下方に互いに隣接して設けられた第1の加熱コイルユニットおよび第2の加熱コイルユニットと、
    前記第1の加熱コイルユニットと前記第2の加熱コイルユニットとを制御するように構成された制御部と、を備え、
    前記第1の加熱コイルユニットは、第1の加熱コイルと第2の加熱コイルと第1のインバータとを有し、前記第2の加熱コイルユニットは、第3の加熱コイルと第4の加熱コイルと第2のインバータとを有し、
    前記第1から第4の加熱コイルは、平面視で長径と短径とを有する楕円形状を有し、
    前記第1および第2の加熱コイルは、第1の方向に向く前記長径を有し、前記短径の方向に互いに隣接して設けられ、前記第3および第4の加熱コイルは、前記第1の方向と直交する第2の方向に向く前記長径を有し、前記短径の方向に互いに隣接して設けられ、
    前記第1のインバータは、前記第1および前記第2の加熱コイルに高周波電流を供給するように構成され、前記第2のインバータは、前記第3および前記第4の加熱コイルに高周波電流を供給するように構成され
    前記第1のコイルユニットと前記第2のコイルユニットとは、前記第1の方向に隣接して配置された、誘導加熱調理器。
  2. 前記第1の加熱コイルユニットが、前記第2の加熱コイルユニットの前記第3の加熱コイルの側に設けられた、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記第2の方向が前記天板の奥行き方向である、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記第1の加熱コイルユニットが、前記第1の加熱コイルと前記第1のインバータとの間に設けられた第1の切替部と、前記第2の加熱コイルと前記第1のインバータとの間に設けられた第2の切替部とを有し、
    前記第2の加熱コイルユニットが、前記第3の加熱コイルと前記第2のインバータとの間に設けられた第3の切替部と、前記第4の加熱コイルと前記第2のインバータとの間に設けられた第4の切替部とを有する、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記第1の加熱コイルユニットが、前記第1の加熱コイルと前記第2の加熱コイルとの間に設けられた温度センサを有し、
    前記第2の加熱コイルユニットが、前記第3の加熱コイルと前記第4の加熱コイルとの間に設けられた温度センサを有する、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記天板の下方に前記第2の加熱コイルユニットに隣接して設けられ、前記制御部により制御される第3の加熱コイルユニットをさらに有し、
    前記第3の加熱コイルユニットは、第5の加熱コイルと第6の加熱コイルと第3のインバータとを有し、
    前記第5および第6の加熱コイルは、平面視で前記長径と前記短径とを有する前記楕円形状を有し、
    前記第5および第6の加熱コイルは、前記第1の方向に向く前記長径を有し、前記短径の方向に互いに隣接して設けられ、
    前記第3のインバータは、前記第5および前記第6の加熱コイルに高周波電流を供給するように構成された、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  7. 前記第3の加熱コイルユニットが、前記第2の加熱コイルユニットの前記第4の加熱コイルの側に設けられた、請求項6に記載の誘導加熱調理器。
  8. 前記第3の加熱コイルユニットが、前記第5の加熱コイルと前記第3のインバータとの間に設けられた第5の切替部と、前記第6の加熱コイルと前記第3のインバータとの間に設けられた第6の切替部とを有する、請求項6に記載の誘導加熱調理器。
  9. 前記第3の加熱コイルユニットが、前記第5の加熱コイルと前記第6の加熱コイルとの間に設けられた温度センサを有する、請求項6に記載の誘導加熱調理器。
  10. 前記第1の方向は、左右方向である、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
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