JP7270491B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、誘導加熱手段と高周波加熱手段とを有する加熱調理器に関する。
従来、誘導加熱手段と高周波加熱手段とを有する加熱調理器が知られている。例えば、特許文献1には、調理庫の上方に高周波加熱手段が設けられ、調理庫の下方に誘導加熱手段が設けられた加熱調理器が記載されている。高周波加熱手段は、マグネトロン、導波管、及びマイクロ波拡散室を有している。誘導加熱手段は、誘導加熱コイルを有している。調理庫内には調理対象物が収容された容器が収納される。高周波加熱手段を駆動することにより、マイクロ波の作用による調理対象物の加熱調理が行われ、誘導加熱手段を駆動することにより容器の底部に渦電流が誘起され、ジュール熱による調理対象物の加熱調理が行われる。
特許文献1の加熱調理器の主制御部には、高周波加熱手段の駆動部であるEM駆動部と、誘導加熱手段の駆動部であるIH駆動部とが接続されている。EM駆動部にはEMインバータ回路が接続され、IH駆動部にはIHインバータ回路が接続されている。
特開2011-155012号公報
しかしながら、特許文献1に記載の加熱調理器においては、直流電源回路から主制御部への電源の供給は、1系統で行われている。そのため、IHインバータ回路のグランド電位と、EMインバータ回路のグランド電位とは同電位となっている。従って、IHインバータ回路及びEMインバータ回路のうちの一方のインバータ回路を主制御部で駆動すると、駆動されていない他方のインバータ回路に電流が流れる可能性がある。その結果、他方のインバータ回路にノイズが重畳するという課題があった。
本発明は、上述のような課題を背景としてなされたものであり、高周波加熱手段と誘導加熱手段とを有し、各加熱手段のインバータ回路におけるノイズの発生が抑制されている加熱調理器を提供するものである。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物が載置されるトッププレートと、前記トッププレートの下方に配置され、前記トッププレートに載置される被加熱物を加熱する誘導加熱手段と、前記誘導加熱手段の下方に設けられ、被加熱物が収納される加熱庫と、前記加熱庫に収納される被加熱物を加熱するマイクロ波加熱手段と、前記誘導加熱手段へ電力を供給するための誘導加熱回路部と、前記マイクロ波加熱手段へ電力を供給するためのマイクロ波加熱回路部と、を備え、前記誘導加熱回路部は、前記誘導加熱手段へ高周波電流を供給するためのIHスイッチング素子を有するIHインバータ駆動部と、前記IHスイッチング素子を駆動するIHスイッチング素子駆動手段とを有し、前記マイクロ波加熱回路部は、前記マイクロ波加熱手段に高周波電流を供給するためのレンジスイッチング素子を有するレンジインバータ駆動部と、前記レンジスイッチング素子を駆動するためのレンジスイッチング素子駆動手段とを有し、前記IHスイッチング素子駆動手段及び前記レンジスイッチング素子駆動手段に制御電源を供給する少なくとも1つの電源回路部と、前記IHインバータ駆動部と前記レンジインバータ駆動部とを制御する制御部と、を備え、前記IHスイッチング素子駆動手段の制御電源のグランド電位と、前記レンジスイッチング素子駆動手段の制御電源のグランド電位とは別電位で構成され、前記制御部の制御電源のグランド電位と、前記IHスイッチング素子駆動手段及び前記レンジスイッチング素子駆動手段のいずれか一方の制御電源のグランド電位とは同電位で構成されているものである。
また、本発明に係る加熱調理器は、被加熱物が載置されるトッププレートと、前記トッププレートの下方に配置され、前記トッププレートに載置される被加熱物を加熱する誘導加熱手段と、前記誘導加熱手段の下方に設けられ、被加熱物が収納される加熱庫と、前記加熱庫に収納される被加熱物を加熱するマイクロ波加熱手段と、前記誘導加熱手段へ電力を供給するための誘導加熱回路部と、前記マイクロ波加熱手段へ電力を供給するためのマイクロ波加熱回路部と、を備え、前記誘導加熱回路部は、前記誘導加熱手段へ高周波電流を供給するためのIHスイッチング素子を有するIHインバータ駆動部と、前記IHスイッチング素子を駆動するIHスイッチング素子駆動手段とを有し、前記マイクロ波加熱回路部は、前記マイクロ波加熱手段に高周波電流を供給するためのレンジスイッチング素子を有するレンジインバータ駆動部と、前記レンジスイッチング素子を駆動するためのレンジスイッチング素子駆動手段とを有し、前記IHスイッチング素子駆動手段及び前記レンジスイッチング素子駆動手段に制御電源を供給する少なくとも1つの電源回路部と、前記IHインバータ駆動部と前記レンジインバータ駆動部とを制御する制御部と、を備え、前記IHスイッチング素子駆動手段の制御電源のグランド電位と、前記レンジスイッチング素子駆動手段の制御電源のグランド電位とは別電位で構成され、前記制御部の制御電源のグランド電位と、前記IHスイッチング素子駆動手段の制御電源のグランド電位と、前記レンジスイッチング素子駆動手段の制御電源のグランド電位とは別電位で構成されているものである。
本発明によれば、IHスイッチング素子駆動手段の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段の制御電源のグランド電位とは別電位で構成されている。従って、誘導加熱回路部及びマイクロ波加熱回路部のうちの一方のインバータ駆動部を駆動した場合、駆動されていない他方のインバータ駆動部に電流が流れることが抑制される。その結果、他方のインバータ駆動部にノイズが重畳することが抑制されるという効果が得られる。
実施の形態1に係る加熱調理器の平面図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の断面図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の断面図である。 本実施の形態1に係る加熱調理器の電気回路構成図である。 実施の形態1の第1変形例を示す電気回路構成図である。 実施の形態1の第2変形例を示す電気回路構成図である。 実施の形態2に係る加熱調理器の電気回路構成図である。 実施の形態2の第1変形例を示す電気回路構成図である。 実施の形態2の第2変形例を示す電気回路構成図である。 実施の形態2の第3変形例を示す電気回路構成図である。 実施の形態3に係る加熱調理器の電気回路構成図である。 実施の形態3の第1変形例に係る加熱調理器の電気回路構成図である。 実施の形態3の第2変形例に係る加熱調理器の電気回路構成図である。 実施の形態4に係る加熱調理器の電気回路構成図である。 実施の形態4の第1変形例に係る加熱調理器の電気回路構成図である。 実施の形態4の第2変形例に係る加熱調理器の電気回路構成図である。 実施の形態4の第3変形例に係る加熱調理器の電気回路構成図である。 比較例の加熱調理器の電気回路における電流の流れを説明する図である。 実施の形態1の加熱調理器の電気回路における電流の流れを説明する図である。 実施の形態3に係る加熱調理器の断面図である。
以下、本発明に係る加熱調理器の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本発明は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、図面に示す加熱調理器は、本発明の加熱調理器が適用される機器の一例を示すものであり、図面に示された加熱調理器によって本発明の適用機器が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前面」、「背面」など)を適宜用いるが、これらは説明のためのものであって、本発明を限定するものではない。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。尚、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る加熱調理器の平面図である。図1の下側は加熱調理器の前面側であり、上側は加熱調理器の背面側である。図1の右側は加熱調理器を前面側から見たときの右側であり、左側は加熱調理器を前面側からみたときの左側である。すなわち、図1の上下方向は加熱調理器の前後方向に相当し、図1の左右方向は加熱調理器の左右方向に相当する。図2は、実施の形態1に係る加熱調理器の断面図である。図2は、加熱調理器を図1の線A-Aで切断し、矢印方向から示している。図3は、実施の形態1に係る加熱調理器の断面図である。図3は、加熱調理器を図2の線B-Bで切断し、矢印方向から示している。
図2に示されるように、加熱調理器1はキッチンカウンター201に組み込まれるタイプの調理器である。図2及び図3に示されるように、加熱調理器1は、上部ユニット10と下部ユニット60とを備えている。上部ユニット10は加熱調理器1の上部に配置され、下部ユニット60は加熱調理器1の下部に配置されている。
上部ユニット10は、上部ケース11と、支持板12と、トッププレート20とを有している。上部ケース11は、例えば、1枚の亜鉛鋼板等の金属製薄板をプレス加工して形成されたものである。支持板12は金属製の枠状部材である。支持板12は上部ケース11の上部に配置されている。トッププレート20は、例えば耐熱強化ガラス製又は結晶化ガラス製の板状部材である。トッププレート20は支持板12により支持されている。
図1に示されるように、トッププレート20には、右側載置部21と左側載置部22とが形成されている。右側載置部21及び左側載置部22は、それぞれ被加熱物が載置される載置部である。右側載置部21及び左側載置部22の下方には、それぞれ誘導加熱手段が配置されている。トッププレート20の前面側端部には、統合表示部30と、右側表示部31と、左側表示部32とが設けられている。統合表示部30は左右方向の略中央に配置されている。右側表示部31は右側端部に配置されている。左側表示部32は左側端部に配置されている。統合表示部30、右側表示部31、及び左側表示部32は、液晶表示画面を有している。統合表示部30には、誘導加熱手段及びマイクロ波加熱手段に関する情報が表示される。右側表示部31には、右側載置部21の下方に設けられた誘導加熱手段の動作状態等の情報が表示される。左側表示部32には、左側載置部22の下方に設けられた誘導加熱手段の動作状態等の情報が表示される。誘導加熱手段及びマイクロ波加熱手段については後述する。トッププレート20の前面側端部において、統合表示部30、右側表示部31、及び左側表示部32の前面側には、操作部33が設けられている。操作部33には、加熱調理器1の電源オンオフのための操作ボタン、誘導加熱手段及びマイクロ波加熱手段の各種操作ボタン等が設けられている。
トッププレート20の背面側には、排気口蓋23が設けられている。排気口蓋23は排気口カバー24が取り付けられている。トッププレート20の前面側にはドア65が配置され、ドア65には取っ手66が設けられている。
図2及び図3に示すように、上部ケース11において、トッププレート20の下方には誘導加熱手段51及び誘導加熱手段52が収納されている。誘導加熱手段51及び誘導加熱手段52は、例えば銅線若しくはアルミ線を渦巻状に巻いたコイル部材である。
上部ケース11には、誘導加熱回路部40が収納されている。誘導加熱回路部40は、誘導加熱手段51及び誘導加熱手段52の下方に配置されている。図2に示すように、誘導加熱回路部40はカバー44で覆われている。
誘導加熱とは、図1に示されるトッププレート20に載置された金属製である被加熱物に渦電流を発生させ、この渦電流によるジュール熱で被加熱物を発熱させるものである。誘導加熱手段51及び52に、例えば20kHz~50kHzの高周波電流を流すことにより、被加熱物を発熱させる。
下部ユニット60は、下部ケース61と、加熱庫64と、ドア65と、マイクロ波加熱手段70と、不図示のアンテナ収容室とを有している。下部ケース61は背面板62と底板63とを有している。背面板62の下部は、背面側から前面側に向かって下方に傾斜している。加熱庫64は、底板63の上部に配置されている。ドア65は、加熱庫64の前面側の開口64Aに開閉可能に取り付けられている。ドア65には取っ手66が設けられている。加熱庫64には被加熱物が収容される。被加熱物は、角皿67に載置された状態で加熱庫64に収容される。角皿67は、例えばセラミックを矩形に形成したものである。角皿67は加熱庫64の開口64Aを介して加熱庫64の内外に出し入れされる。
マイクロ波加熱手段70は、マグネトロン71と、発振部72と、導波管73と、不図示のアンテナ及びアンテナモータと、を有している。アンテナは、不図示のアンテナ収容室に収容されている。
マイクロ波加熱回路部80は、マイクロ波加熱手段70に高周波電流を供給するための回路である。マイクロ波加熱手段70により、加熱庫64に収容された被加熱物が加熱される。
波長の短いマイクロ波を被加熱物に向かって照射すると、その被加熱物に含まれる水分子はマイクロ波のエネルギーを吸収する。その結果、水分子は振動し発熱する。このように、マイクロ波加熱とは、マイクロ波を照射し被加熱物の内部から加熱するものである。
図3に示されるように、誘導加熱回路部40は、誘導加熱手段51及び52の下方であって加熱庫64の上方に配置されている。
また、図3に示されるように、マイクロ波加熱回路部80は、下部ユニット60内において、加熱庫64の外側であって、右側端部に配置されている。また、図2に示されるように、マイクロ波加熱回路部80は、マイクロ波加熱手段70の前面側に配置されている。すなわち、マイクロ波加熱回路部80は、加熱庫64の周囲において、マイクロ波加熱手段70が配置されている側に配置されている。
電源回路部90は、下部ユニット60内において、加熱調理器1の背面側の端部に設けられている。電源回路部90は、誘導加熱回路部40及びマイクロ波加熱回路部80に供給される電圧が生成される。
図2及び図3に示されるように、マイクロ波加熱回路部80は誘導加熱回路部40の下方に位置している。また、図3に示されるように、誘導加熱回路部40とマイクロ波加熱回路部80とは、左右方向において、間隔を空けて配置されている。すなわち、誘導加熱回路部40とマイクロ波加熱回路部80とは、平面視及び側方視で互いに重なり合わないよう配置されている。
図2に示されるように、統合表示部30の下方には表示基板30Aが配置されている。また、操作部33の下方には操作基板33Aが配置されている。
図4は、本実施の形態1に係る加熱調理器の電気回路構成図である。加熱調理器1は、制御部100と、上述の誘導加熱回路部40、マイクロ波加熱回路部80、及び電源回路部90と、を有している。
制御部100は、専用のハードウェア、又はメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)で構成されている。尚、CPUは、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はプロセッサともいう。
制御部100が専用のハードウェアである場合、制御部100は、例えば、単一回路、複合回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものが該当する。制御部100が実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウェアで実現してもよいし、各機能部を一つのハードウェアで実現してもよい。
制御部100がCPUの場合、制御部100が実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアはプログラムとして記述され、メモリに格納される。CPUは、メモリに格納されたプログラムを読み出して実行することにより、制御部100の各機能を実現する。ここで、メモリは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、又はEEPROM等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリである。
制御部100の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。
制御部100は、図1に示す操作部33で入力された火力設定情報に基づいて、誘導加熱回路部40のIHスイッチング素子駆動手段41とマイクロ波加熱回路部80のレンジスイッチング素子駆動手段81にオンオフ信号を出力する。IHスイッチング素子駆動手段41及びレンジスイッチング素子駆動手段81については後述する。尚、制御部100を、操作部33を操作することにより設定された火力設定情報に基づいて、統合表示部30、右側表示部31、及び左側表示部32の表示を変更するよう構成してもよい。また、制御部100とは別に操作制御部を設け、操作制御部で操作部33からの情報の受け取り、統合表示部30、右側表示部31、及び左側表示部32の表示制御を行うよう構成してもよい。
誘導加熱回路部40は、誘導加熱手段51へ電力を供給するための回路部である。誘導加熱回路部40は、直流電源回路42と、IHインバータ駆動部43と、IHスイッチング素子駆動手段41と、を有している。尚、以降の説明において、誘導加熱手段51を例にとって誘導加熱回路部40を説明するが、誘導加熱手段50についても同様の構成を有する誘導加熱回路部が構成されている。
直流電源回路42は、商用電源200から入力される交流電流を直流電流に変換して、IHインバータ駆動部43に出力する回路である。直流電源回路42は、ダイオードブリッジ421と、リアクトル422と、平滑コンデンサ423と、を有している。商用電源200から入力される交流電流は、ダイオードブリッジ421で直流電流に整流される。リアクトル422はノイズフィルタとして機能する。ダイオードブリッジ421から出力された直流電流は、リアクトル422及び平滑コンデンサ423を介しIHインバータ駆動部43へ入力される。
IHインバータ駆動部43は、誘導加熱手段51と、IHスイッチング素子401と、共振コンデンサ402と、を有している。共振コンデンサ402は、誘導加熱手段51と共に共振回路を形成している。IHスイッチング素子401は、誘導加熱手段51へ高周波電流を供給するためのものである。IHスイッチング素子401は、例えば、上スイッチング素子401Aと下スイッチング素子401Bとを備えている。IHスイッチング素子401は、IHスイッチング素子駆動手段41からの出力により、オンオフされる。IHスイッチング素子401をオンオフすることにより、IHインバータ駆動部43に入力された直流電流は交流電力に変換され、誘導加熱手段51に供給され、上述のトッププレート20に載置された被加熱物が加熱される。
上述のように、本実施の形態1において、IHインバータ駆動部43に形成されている電流共振型回路は、ハーフブリッジ型回路で構成したインバータ回路であるが、これに限るものではない。IHインバータ駆動部43を、フルブリッジ型のインバータ回路、若しくは電圧共振型のインバータ回路で構成してもよい。
マイクロ波加熱回路部80は、マイクロ波加熱手段70に高周波電流を供給するための回路である。マイクロ波加熱回路部80は、直流電源回路82と、レンジインバータ駆動部83と、レンジスイッチング素子駆動手段81と、を有している。
直流電源回路82は、商用電源200から入力される交流電流を直流電流に変換して、レンジインバータ駆動部83に出力する回路である。直流電源回路82は、ダイオードブリッジ821と、リアクトル822と、平滑コンデンサ823と、を有している。商用電源200から入力される交流電流は、ダイオードブリッジ821で直流電流に整流される。リアクトル822はノイズフィルタとして機能する。ダイオードブリッジ821から出力された直流電流は、リアクトル822及び平滑コンデンサ823を介しレンジインバータ駆動部83へ入力される。
レンジインバータ駆動部83は、巻線801と、共振コンデンサ802と、レンジスイッチング素子803と、を有している。巻線801は、リアクタンス素子である高周波トランスである。巻線801と共振コンデンサ802とで共振回路が形成されている。直流電源回路82から出力された直流電流は共振回路に入力される。レンジスイッチング素子803は、レンジスイッチング素子駆動手段81からの数百Hzの周波数成分を含む出力により、オンオフされる。レンジスイッチング素子803をオンオフすることにより、レンジインバータ駆動部83に入力された直流電流は交流電力に変換され、高周波トランスの巻線801に供給され、昇圧及び整流されて、マイクロ波加熱手段70に供給される。これにより、マイクロ波加熱手段70が発振される。
電源回路部90は、IHスイッチング素子駆動手段41の電源、レンジスイッチング素子駆動手段81の電源、及び、制御部100の制御電源を生成する。電源回路部90には、例えば不図示の直流電源回路と電源トランスとスイッチング素子とで構成されたスイッチング電源が用いられる。
電源回路部90は、電圧V1、電圧V2、及び電圧V3を生成する。電圧V1は、IHスイッチング素子駆動手段41に出力される。電圧V2は、レンジスイッチング素子駆動手段81に出力される。電圧V3は、制御部100に出力される。制御グランドVe1の電位と制御グランドVe2の電位は異なっている。
本実施の形態1において、電圧V1及び電圧V3については制御グランドVe1で構成され、電圧V2については制御グランドVe2で構成されている。IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位となっている。また、制御部100の制御電源のグランド電位と、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位とは同電位で構成されている。制御部100の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位で構成されている。
制御部100の制御電源のグランド電位はVe1であり、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位はVe2であり、両者は別電位である。そのため、制御部100とレンジスイッチング素子駆動手段81との間には絶縁回路110が接続されている。
ここで、図18及び図19を参照して、本実施の形態1の効果について説明する。図18は、比較例の加熱調理器の電気回路における電流の流れを説明する図である。図19は、実施の形態1の加熱調理器の電気回路における電流の流れを説明する図である。図18に示す比較例では、IHスイッチング素子駆動手段41のグランド電位はVe1であり、レンジスイッチング素子駆動手段81のグランド電位はVe1であり、両者のグランド電位は同電位となっている。
IHインバータ駆動部43が駆動されているとき、電流経路は図18において太線C1で示すように形成され、電流は太矢印で示す方向に流れる。このとき、比較例のように、IHスイッチング素子駆動手段41のグランド電位とレンジスイッチング素子駆動手段81のグランド電位とが同電位であると、電位Vaと電位Vbも同電位となる。電位Vaは、誘導加熱回路部40の直流電源回路42の平滑コンデンサ423の両端電位であり、電位Vbは、マイクロ波加熱回路部80の直流電源回路82の平滑コンデンサ823の両端電位である。電位Vaと電位Vbが同電位となると、図18において矢印L1で示すように電流が流れ始め、電流は矢印L2、L3及びL4で示すように流れる。矢印L2及びL3は、別の回路の制御グランド、例えば制御部100を構成するCPUの配線パターンであり、この配線パターンを経由し、電位Vaから電位Vbに電流が流れる。すなわち、誘導加熱回路部40を流れている電流がマイクロ波加熱回路部80へ回り込む。その結果、マイクロ波加熱回路部80の配線及びパターンにおいて電圧降下が発生し、電圧差が発生する。マイクロ波加熱回路部80において電圧差が発生すると、レンジスイッチング素子駆動手段81が誤動作し、レンジスイッチング素子803が誤点弧し、ノイズが重畳する可能性がある。
レンジインバータ駆動部83が駆動されているときも、同様の現象が発生する可能性がある。すなわち、IHスイッチング素子駆動手段41のグランド電位とレンジスイッチング素子駆動手段81のグランド電位とが同電位であることから、IHスイッチング素子駆動手段41が誤動作し、IHスイッチング素子401が誤点弧する可能性がある。その結果、ノイズが重畳する可能性がある。
これに対し、本実施の形態1では、IHスイッチング素子駆動手段41のグランド電位はVe1であり、レンジスイッチング素子駆動手段81のグランド電位はVe2であり、両者のグランド電位は別電位となっている。従って、図19に示すように、誘導加熱回路部40を流れている電流がマイクロ波加熱回路部80へ回り込むことはない。従って、IHインバータ駆動部43の駆動中に、レンジスイッチング素子駆動手段81が誤動作し、レンジスイッチング素子803が誤点弧することが抑制される。その結果、ノイズの発生を抑制することができる。同様に、マイクロ波加熱回路部80の駆動中に、IHスイッチング素子駆動手段41が誤動作し、IHスイッチング素子401が誤点弧することが抑制され、ノイズの発生が抑制される。
上述のように、上部ケース11は、1枚の亜鉛鋼板等の金属製薄板をプレス加工して形成されたものである。そして、誘導加熱回路部40は上部ケース11に配置され、マイクロ波加熱回路部80は、上部ケース11の下方に位置する下部ケース61に配置されている。すなわち、本実施の形態1において、誘導加熱回路部40とマイクロ波加熱回路部80との間には、図2に示すように導電性の金属板である上部ケース11の底面部分が配置されている。このように、金属板を介在させることにより、誘導加熱回路部40とマイクロ波加熱回路部80との間の距離が短くなったとしても、誘導加熱回路部40の誘導加熱で形成される磁界の影響に起因するノイズの発生を抑制することができる。
<実施の形態1の第1変形例>
図5は、実施の形態1の第1変形例を示す電気回路図である。第1変形例において、電圧V1については制御グランドVe1で構成され電圧V2及び電圧V3については制御グランドVe2で構成されている。すなわち、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位で構成されている。制御部100の制御電源のグランド電位と、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位とは別電位で構成されている。制御部100の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とを同電位で構成されている。そして、制御部100の制御電源のグランド電位はVe2であり、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位はVe1であり、両者は別電位である。そのため、制御部100とIHスイッチング素子駆動手段41との間には絶縁回路111が接続されている。その他の構成は、図4と同様である。
第1変形例においても、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位はVe1であり、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位はVe2であり、両者は別電位である。従って、上述の効果と同様の効果が得られる。
<実施の形態1の第2変形例>
図6は、実施の形態1の第2変形例を示す回路図である。第2変形例において、制御グランドVe1の電位と制御グランドVe2の電位と制御グランドVe3とはそれぞれ異なっている。第2変形例において、電圧V1については制御グランドVe1で構成され、電圧V2については制御グランドVe2で構成され、電圧V3については制御グランドVe3で構成されている。
すなわち、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位と、制御部100の制御電源のグランド電位とをそれぞれ別電位で構成されている。制御部100の制御電源のグランド電位はVe3であり、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位はVe1であり、両者は別電位である。そのため、制御部とIHスイッチング素子駆動手段41との間には絶縁回路111が接続されている。制御部100の制御電源のグランド電位はVe3であり、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位はVe2であり、両者は別電位である。そのため、制御部100とレンジスイッチング素子駆動手段81との間には絶縁回路110が接続されている。その他の構成は、図4と同様である。
第2変形例においても、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位はVe1であり、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位はVe2であり、両者は別電位である。従って、上述の効果と同様の効果が得られる。
第2変形例において、制御部100の制御電源のグランド電位とIHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位とは別電位である。従って、電流ループが短くなり、ノイズの発生を抑制することができる。制御部100の制御電源のグランド電位とレンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位である。従って、同様に、電流ループが短くなり、ノイズの発生を抑制することができる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2に係る加熱調理器の電気回路構成図である。実施の形態1の加熱調理器と同一の構成要素には、図1~図4における符号と同一の符号が付されている。本実施の形態2において、加熱調理器2は、IH制御部101とレンジ制御部102とを有している。IH制御部101及びレンジ制御部102は、実施の形態1の制御部と同様、専用のハードウェア、又はメモリに格納されるプログラムを実行するCPUで構成されている。
IH制御部101は、IHインバータ駆動部43を制御する制御部である。IH制御部101は、図1の操作部33で入力された火力設定情報に基づいて、IHスイッチング素子駆動手段41にオンオフ信号を出力する。レンジ制御部102は、レンジインバータ駆動部83を制御する制御部である。レンジ制御部102は、図1の操作部33で入力された火力設定情報に基づいて、レンジスイッチング素子駆動手段81にオンオフ信号を出力する。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態2において、電源回路部90は、電圧V1、電圧V2、電圧V3、及び電圧V4を生成する。電圧V1は、IHスイッチング素子駆動手段41に出力される。電圧V2は、レンジスイッチング素子駆動手段81に出力される。電圧V3は、IH制御部101に出力される。電圧V4は、レンジ制御部102に出力される。
また、実施の形態1と同様、制御グランドVe1の電位と制御グランドVe2の電位とは異なっている。本実施の形態2において、電圧V1、電圧V3、及び電圧V4については制御グランドVe1で構成され、電圧V2については制御グランドVe2で構成される。すなわち、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位である。また、IH制御部101の制御電源のグランド電位と、レンジ制御部102の制御電源のグランド電位と、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位とは同電位である。また、レンジ制御部102の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位である。そのため、レンジ制御部102とレンジスイッチング素子駆動手段81との間には絶縁回路110が接続されている。その他の構成は、実施の形態1の図4と同様である。
本実施の形態2によれば、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位はVe1であり、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位はVe2であり、両者の制御電源のグランド電位は異なっている。従って、実施の形態1と同様、IHインバータ駆動部43及びレンジインバータ駆動部83のいずれか一方を駆動させたとき、駆動していない他方に電流が流れることが抑制され、ノイズの発生が抑制される。
さらに、本実施の形態2によれば、IHインバータ駆動部43とレンジインバータ駆動部83とに対して、それぞれ個別の制御部、すなわち、IH制御部101とレンジ制御部102とを設けている。従って、IH制御部101とIHインバータ駆動部43との間の配線、及びレンジ制御部102とレンジインバータ駆動部83との間の配線を、それぞれ短くすることができる。その結果、各配線における電流ループが短くなり、ノイズを抑制することができる。また、配線を短くすることができるため、回路構成の設計の自由度が向上する。
<実施の形態2の第1変形例>
図8は、実施の形態2の第1変形例を示す回路図である。第1変形例において、電圧V1については制御グランドVe1で構成され、電圧V2、電圧V3、及び電圧V4については制御グランドVe2で構成される。すなわち、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位である。また、IH制御部101の制御電源のグランド電位と、レンジ制御部102の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは同電位である。また、IH制御部101の制御電源のグランド電位と、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位とは別電位である。そのため、IH制御部101とIHスイッチング素子駆動手段41との間には絶縁回路111が接続されている。その他の構成は、実施の形態2の図7と同様である。
第1変形例によれば、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位となっている。従って、上述した実施の形態1の効果と同様の効果が得られる。また、第1変形例によれば、IH制御部101とレンジ制御部102とを設けている。従って、実施の形態2の効果に関する上述の効果と同様の効果が得られる。
<実施の形態2の第2変形例>
図9は、実施の形態2の第2変形例を示す回路図である。第2変形例において、制御グランドVe1の電位と制御グランドVe2の電位と制御グランドVe3とはそれぞれ異なっている。電圧V1については制御グランドVe1で構成され、電圧V2については制御グランドVe2で構成され、電圧V3については制御グランドVe3で構成され、電圧V4については、制御グランドVe3で構成されている。すなわち、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位である。また、IH制御部101の制御電源のグランド電位と、レンジ制御部102の制御電源のグランド電位とは同電位である。IH制御部101の制御電源のグランド電位と、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位とは別電位である。レンジ制御部102の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位である。そのため、IH制御部101とIHスイッチング素子駆動手段41との間には絶縁回路111が接続され、レンジ制御部102とレンジスイッチング素子駆動手段81との間には絶縁回路110が接続されている。その他の構成は、実施の形態2の図7と同様である。
第2変形例によれば、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とを別電位となっている。従って、上述した実施の形態1の効果と同様の効果が得られる。また、第2変形例によれば、IH制御部101とレンジ制御部102とを設けている。従って、実施の形態2の効果に関する上述の効果と同様の効果が得られる。
第2変形例において、制御部の制御電源のグランド電位とIHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位とは別電位である。従って、電流ループが短くなり、ノイズの発生を抑制することができる。制御部の制御電源のグランド電位とレンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位である。従って、同様に、電流ループが短くなり、ノイズの発生を抑制することができる。
<実施の形態2の第3変形例>
図10は、実施の形態2の第3変形例を示す回路図である。第3変形例において、電源回路部90は、電圧V1、電圧V2、電圧V3、及び電圧V4を生成する。電圧V1は、IHスイッチング素子駆動手段41に出力される。電圧V2は、レンジスイッチング素子駆動手段81に出力される。電圧V3は、IH制御部101に出力される。電圧V4は、レンジ制御部102に出力される。また、制御グランドVe1の電位と制御グランドVe2の電位とは異なっている。
電圧V1及び電圧V3については制御グランドVe1で構成され、電圧V2及び電圧V4については制御グランドVe2で構成されている。すなわち、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位である。IH制御部101の制御電源のグランド電位と、レンジ制御部102の制御電源のグランド電位とは別電位である。IH制御部101の制御電源のグランド電位と、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位とは同電位である。レンジ制御部102の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは同電位である。その他の構成は、実施の形態2の図7と同様である。
第3変形例によれば、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位となっている。従って、上述した実施の形態1の効果と同様の効果が得られる。また、第3変形例によれば、IH制御部101とレンジ制御部102とを設けている。従って、実施の形態2の効果に関する上述の効果と同様の効果が得られる。
さらに、第3変形例によれば、IH制御部101の制御電源のグランド電位と、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位とは同電位であるため、IH制御部101とIHスイッチング素子駆動手段41との間に絶縁回路が不要となる。また、レンジ制御部102の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは同電位であるため、レンジ制御部102とレンジスイッチング素子駆動手段81との間に絶縁回路が不要となる。
実施の形態3.
図11は、実施の形態3に係る加熱調理器の電気回路構成図である。図20は、実施の形態3に係る加熱調理器の断面図である。図20は、加熱調理器を図1の線A-Aに相当する位置で切断し、矢印方向から示している。図11及び図20において、実施の形態1及び実施の形態2の加熱調理器と同一の構成要素には、図4~図10における符号と同一の符号が付されている。本実施の形態3において、加熱調理器3は、IH電源回路部91とレンジ電源回路部92とを有している。IH電源回路部91は、図2に示す誘導加熱手段51及び52の下方であって、加熱庫64の上方に配置されている。レンジ電源回路部92は、図3に示す加熱庫64の周囲において、マイクロ波加熱手段70が配設されている側に配置されている。
IH電源回路部91は、電圧V1と電圧V3とを生成する。電圧V1は、IHスイッチング素子駆動手段41に出力される。電圧V3は、制御部100に出力される。レンジ電源回路部92は、電圧V2を生成する。電圧V2は、レンジスイッチング素子駆動手段81に出力される。制御グランドVe1の電位と制御グランドVe2の電位とは異なっている。本実施の形態3において、電圧V1及び電圧V3について制御グランドVe1で構成されている。電圧V2について制御グランドVe2で構成されている。また、制御部100の制御電源のグランド電位はVe1であり、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位はVe2であり、両者の電位は異なっている。そのため、制御部100とレンジスイッチング素子駆動手段81との間には、絶縁回路110が接続されている。
本実施の形態3において、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位はVe1であり、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位はVe2であり、両者の制御電源のグランド電位は異なっている。従って、実施の形態1及び実施の形態2と同様、IHインバータ駆動部43及びレンジインバータ駆動部83のいずれか一方を駆動させたとき、駆動していない他方に電流が流れることが抑制され、ノイズの発生が抑制される。
また、本実施の形態3において、誘導加熱回路部40及びマイクロ波加熱回路部80のそれぞれに、個別にIH電源回路部91とレンジ電源回路部92とを設けている。すなわち、複数の制御電源の供給先のそれぞれの近傍に、電源回路部を配置することができる。従って、誘導加熱回路部40とIH電源回路部91との間の配線、及びマイクロ波加熱回路部80とレンジ電源回路部92との間の配線を短くすることができ、ノイズ発生を抑制することができる。
また、本実施の形態3において、IH電源回路部91は、誘導加熱手段51及び52の下方であって、加熱庫64の上方に配置されている。レンジ電源回路部92は、加熱庫64の周囲において、マイクロ波加熱手段70が配設されている側に配置されている。すなわち、複数ある電源回路部が、それぞれの制御電源の供給先の近傍に配置されている。従って、配線を短く構成でき、ノイズの発生が抑制される。
<実施の形態3の第1変形例>
図12は、実施の形態3の第1変形例に係る加熱調理器の電気回路構成図である。第1変形例において、電圧V1について制御グランドVe1で構成され、電圧V2及び電圧V3について制御グランドVe2で構成されている。すなわち、制御部100の制御電源のグランド電位はVe2であり、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位はVe1であり、両者の電位は異なっている。そのため、制御部100とIHスイッチング素子駆動手段41との間には、絶縁回路111が接続されている。その他の構成は、図11の構成と同様である。
第1変形例においても、誘導加熱回路部40及びマイクロ波加熱回路部80のそれぞれに、個別にIH電源回路部91とレンジ電源回路部92とを設けている。従って、上述のように、配線を短くすることができ、ノイズ発生を抑制することができる。
<実施の形態3の第2変形例>
図13は、実施の形態3の第2変形例に係る加熱調理器の電気回路構成図である。第2変形例において、制御グランドVe1の電位と制御グランドVe2の電位と制御グランドVe3の電位とはそれぞれ異なっている。電圧V1について制御グランドVe1で構成され、電圧V3について制御グランドVe3で構成されている。電圧V2について制御グランドVe2で構成されている。制御部100の制御電源のグランド電位はVe3であり、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位はVe1であり、両者の電位は異なっている。そのため、制御部100とIHスイッチング素子駆動手段41との間には、絶縁回路111が接続されている。また、制御部100の制御電源のグランド電位はVe3であり、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位はVe2であり、両者の電位は異なっている。そのため、制御部100とレンジスイッチング素子駆動手段81との間には、絶縁回路110が接続されている。その他の構成は、図11に示す回路構成と同様である。
第2変形例においても、誘導加熱回路部40及びマイクロ波加熱回路部80のそれぞれに、個別にIH電源回路部91とレンジ電源回路部92とを設けている。従って、上述のように、配線を短くすることができ、ノイズ発生を抑制することができる。
さらに、第2変形例において、制御部100の制御電源のグランド電位とIHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位とは別電位である。従って、電流ループが短くなり、ノイズの発生を抑制することができる。また、制御部100の制御電源のグランド電位とレンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位である。従って、同様に、電流ループが短くなり、ノイズの発生を抑制することができる。
実施の形態4.
図14は、実施の形態4に係る加熱調理器の電気回路構成図である。実施の形態1~実施の形態3の加熱調理器と同一の構成要素には、図4~図13、及び図20における符号と同一の符号が付されている。本実施の形態4において、加熱調理器4は、IH制御部101とレンジ制御部102とを有している。IH制御部101及びレンジ制御部102は、実施の形態1の制御部と同様、専用のハードウェア、又はメモリに格納されるプログラムを実行するCPUで構成されている。また、加熱調理器4は、IH電源回路部91とレンジ電源回路部92とを有している。図20を参照して説明した実施の形態3と同様、IH電源回路部91は、図2に示す誘導加熱手段51及び52の下方であって、加熱庫64の上方に配置されている。また、実施の形態3と同様、レンジ電源回路部92は、図3に示す加熱庫64の周囲において、図2に示すマイクロ波加熱手段70が配設されている側に配置されている。
図14に示すように、IH電源回路部91は、電圧V1と電圧V3と電圧V4とを生成する。電圧V1は、IHスイッチング素子駆動手段41に出力される。電圧V3は、IH制御部101に出力される。電圧V4は、レンジ制御部102に出力される。レンジ電源回路部92は、電圧V2を生成する。電圧V2は、レンジスイッチング素子駆動手段81に出力される。制御グランドVe1の電位と制御グランドVe2の電位とは異なっている。電圧V1、電圧V3、及び電圧V4について制御グランドVe1で構成されている。電圧V2について制御グランドVe2で構成されている。また、レンジ制御部102の制御電源のグランド電位はVe1であり、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位はVe2であり、両者の電位は異なっている。そのため、制御部とレンジスイッチング素子駆動手段81との間には、絶縁回路110が接続されている。その他の構成は、実施の形態1~実施の形態3と同様である。
本実施の形態4によれば、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位はVe1であり、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位はVe2であり、両者の制御電源のグランド電位は異なっている。従って、実施の形態1~実施の形態3と同様、IHインバータ駆動部43及びレンジインバータ駆動部83のいずれか一方を駆動させたとき、駆動していない他方に電流が流れることが抑制され、ノイズの発生が抑制される。
本実施の形態4において、IHインバータ駆動部43とレンジインバータ駆動部83とに対して、それぞれ個別の制御部、すなわち、IH制御部101とレンジ制御部102とを設けている。従って、実施の形態2と同様、IH制御部101とIHインバータ駆動部43との間の配線、及びレンジ制御部102とレンジインバータ駆動部83との間の配線を、それぞれ短くすることができる。その結果、各配線における電流ループが短くなり、ノイズを抑制することができる。また、配線を短くすることができるため、回路構成の設計の自由度が向上する。
本実施の形態4において、誘導加熱回路部40及びマイクロ波加熱回路部80のそれぞれに、個別にIH電源回路部91とレンジ電源回路部92とを設けている。すなわち、複数の制御電源の供給先のそれぞれの近傍に、電源回路部を配置することができる。従って、実施の形態3と同様、誘導加熱回路部40とIH電源回路部91との間の配線、及びマイクロ波加熱回路部80とレンジ電源回路部92との間の配線を短くすることができ、ノイズ発生を抑制することができる。
<実施の形態4の第1変形例>
図15は、実施の形態4の第1変形例に係る加熱調理器の電気回路構成図である。第1変形例において、電圧V1について制御グランドVe1で構成されている。電圧V2、電圧V3、及び電圧V4について制御グランドVe2で構成されている。また、IH制御部101の制御電源のグランド電位はVe2であり、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位はVe1であり、両者の電位は異なっている。そのため、IH制御部101とIHスイッチング素子駆動手段41との間には、絶縁回路111が接続されている。
第1変形例においても、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位はVe1であり、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位はVe2であり、両者の制御電源のグランド電位は異なっている。また、制御部として、IH制御部101とレンジ制御部102とを有している。また、電源回路部としてIH電源回路部91とレンジ電源回路部92とを有している。従って、上述した図14の電気回路構成と同様の効果が得られる。
<実施の形態4の第2変形例>
図16は、実施の形態4の第2変形例に係る加熱調理器の電気回路構成図である。IHスイッチング素子駆動手段41に出力される電圧V1については、制御電源のグランドを制御グランドVe1で構成され、IH制御部101に出力される電圧V3については、制御電源のグランドを制御グランドVe3で構成されている。レンジスイッチング素子駆動手段81に出力される電圧V2については、制御グランドVe2で構成され、レンジ制御部102に出力される電圧V4については制御グランドVe3で構成されている。このように、IH制御部101の制御電源のグランド電位と、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位とは別電位で構成されている。また、レンジ制御部102の制御電源のグランド電位と、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位で構成されている。そのため、IH制御部101とIHスイッチング素子駆動手段41との間には絶縁回路111が接続され、レンジ制御部102とレンジスイッチング素子駆動手段81との間には絶縁回路110が接続されている。その他の構成は、実施の形態4の図14の構成と同様である。
第2変形例においても、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位はVe1であり、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位はVe2であり、両者の制御電源のグランド電位は異なっている。また、制御部として、IH制御部101とレンジ制御部102とを有している。また、電源回路部としてIH電源回路部91とレンジ電源回路部92とを有している。従って、上述した図14の電気回路構成と同様の効果が得られる。
第2変形例において、IH制御部101の制御電源のグランド電位とIHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位とは別電位である。従って、電流ループが短くなり、ノイズの発生を抑制することができる。レンジ制御部102の制御電源のグランド電位とレンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とは別電位である。従って、同様に、電流ループが短くなり、ノイズの発生を抑制することができる。
<実施の形態4の第3変形例>
図17は、実施の形態4の第3変形例に係る加熱調理器の電気回路構成図である。第3変形例において、IHスイッチング素子駆動手段41に出力される電圧V1及びIH制御部101に出力される電圧V3は、制御グランドVe1で構成されている。また、レンジスイッチング素子駆動手段81に出力される電圧V2及びレンジ制御部102に出力される電圧V4は、制御グランドVe2で構成されている。IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位とIH制御部101の制御電源のグランド電位とは同電位であるため、IHスイッチング素子駆動手段41とIH制御部101との間に、絶縁回路は接続されていない。レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位とレンジ制御部102の制御電源のグランド電位とは同電位であるため、レンジスイッチング素子駆動手段81とレンジ制御部102との間に、絶縁回路は接続されていない。その他の構成は、図14~図16に示す電気回路構成と同様である。
第3変形例においても、IHスイッチング素子駆動手段41の制御電源のグランド電位はVe1であり、レンジスイッチング素子駆動手段81の制御電源のグランド電位はVe2であり、両者の制御電源のグランド電位は異なっている。また、制御部として、IH制御部101とレンジ制御部102とを有している。また、電源回路部としてIH電源回路部91とレンジ電源回路部92とを有している。従って、上述した図14の電気回路構成と同様の効果が得られる。
さらに、第3変形例によれば、IHスイッチング素子駆動手段41とIH制御部101との間、及びレンジスイッチング素子駆動手段81とレンジ制御部102との間に絶縁回路を設ける必要が無いため、電気回路を構成する要素の点数を抑えることができる。従って、コストの上昇を抑制することができる。
1 加熱調理器、10 上部ユニット、11 上部ケース、12 支持板、20 トッププレート、21 右側載置部、22 左側載置部、23 排気口蓋、24 排気口カバー、30 統合表示部、30A 表示基板、31 右側表示部、32 左側表示部、33 操作部、33A 操作基板、40 誘導加熱回路部、41 IHスイッチング素子駆動手段、42 直流電源回路、43 IHインバータ駆動部、44 カバー、50 誘導加熱手段、51 誘導加熱手段、52 誘導加熱手段、60 下部ユニット、61 下部ケース、62 背面板、63 底板、64 加熱庫、64A 開口、65 ドア、66 取っ手、67 角皿、70 マイクロ波加熱手段、71 マグネトロン、72 発振部、73 導波管、76 アンテナ収容室、80 マイクロ波加熱回路部、81 レンジスイッチング素子駆動手段、82 直流電源回路、83 レンジインバータ駆動部、90 電源回路部、100 制御部、110 絶縁回路、111 絶縁回路、200 商用電源、201 キッチンカウンター、401 IHスイッチング素子、401A 上スイッチング素子、401B 下スイッチング素子、402 共振コンデンサ、421 ダイオードブリッジ、422 リアクトル、423 平滑コンデンサ、801 1次巻線、802 共振コンデンサ、803 レンジスイッチング素子、821 ダイオードブリッジ、822 リアクトル、823 平滑コンデンサ、2 加熱調理器、101 IH制御部、102 レンジ制御部、3 加熱調理器、91 IH電源回路部、92 レンジ電源回路部、4 加熱調理器、V1 電圧、V2 電圧、V3 電圧、V4 電圧、Va 電位、Vb 電位、Ve1 制御グランド、Ve2 制御グランド、Ve3 制御グランド。

Claims (8)

  1. 被加熱物が載置されるトッププレートと、
    前記トッププレートの下方に配置され、前記トッププレートに載置される被加熱物を加熱する誘導加熱手段と、
    前記誘導加熱手段の下方に設けられ、被加熱物が収納される加熱庫と、
    前記加熱庫に収納される被加熱物を加熱するマイクロ波加熱手段と、
    前記誘導加熱手段へ電力を供給するための誘導加熱回路部と、
    前記マイクロ波加熱手段へ電力を供給するためのマイクロ波加熱回路部と、を備え、
    前記誘導加熱回路部は、前記誘導加熱手段へ高周波電流を供給するためのIHスイッチング素子を有するIHインバータ駆動部と、前記IHスイッチング素子を駆動するIHスイッチング素子駆動手段とを有し、
    前記マイクロ波加熱回路部は、前記マイクロ波加熱手段に高周波電流を供給するためのレンジスイッチング素子を有するレンジインバータ駆動部と、前記レンジスイッチング素子を駆動するためのレンジスイッチング素子駆動手段とを有し、
    前記IHスイッチング素子駆動手段及び前記レンジスイッチング素子駆動手段に制御電源を供給する少なくとも1つの電源回路部と、
    前記IHインバータ駆動部と前記レンジインバータ駆動部とを制御する制御部と、を備え、
    前記IHスイッチング素子駆動手段の制御電源のグランド電位と、前記レンジスイッチング素子駆動手段の制御電源のグランド電位とは別電位で構成され、
    前記制御部の制御電源のグランド電位と、前記IHスイッチング素子駆動手段及び前記レンジスイッチング素子駆動手段のいずれか一方の制御電源のグランド電位とは同電位で構成されている加熱調理器。
  2. 被加熱物が載置されるトッププレートと、
    前記トッププレートの下方に配置され、前記トッププレートに載置される被加熱物を加熱する誘導加熱手段と、
    前記誘導加熱手段の下方に設けられ、被加熱物が収納される加熱庫と、
    前記加熱庫に収納される被加熱物を加熱するマイクロ波加熱手段と、
    前記誘導加熱手段へ電力を供給するための誘導加熱回路部と、
    前記マイクロ波加熱手段へ電力を供給するためのマイクロ波加熱回路部と、を備え、
    前記誘導加熱回路部は、前記誘導加熱手段へ高周波電流を供給するためのIHスイッチング素子を有するIHインバータ駆動部と、前記IHスイッチング素子を駆動するIHスイッチング素子駆動手段とを有し、
    前記マイクロ波加熱回路部は、前記マイクロ波加熱手段に高周波電流を供給するためのレンジスイッチング素子を有するレンジインバータ駆動部と、前記レンジスイッチング素子を駆動するためのレンジスイッチング素子駆動手段とを有し、
    前記IHスイッチング素子駆動手段及び前記レンジスイッチング素子駆動手段に制御電源を供給する少なくとも1つの電源回路部と、
    前記IHインバータ駆動部と前記レンジインバータ駆動部とを制御する制御部と、を備え、
    前記IHスイッチング素子駆動手段の制御電源のグランド電位と、前記レンジスイッチング素子駆動手段の制御電源のグランド電位とは別電位で構成され、
    前記制御部の制御電源のグランド電位と、前記IHスイッチング素子駆動手段の制御電源のグランド電位と、前記レンジスイッチング素子駆動手段の制御電源のグランド電位とは別電位で構成されている加熱調理器。
  3. 前記誘導加熱回路部と前記マイクロ波加熱回路部とは、平面視及び側方視で互いに重なり合わないよう配置されている請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  4. 前記誘導加熱回路部は前記誘導加熱手段の下方であって前記加熱庫の上方に配置されている請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記マイクロ波加熱回路部は、前記加熱庫の周囲において、前記マイクロ波加熱手段が配置されている側に配置されている請求項3に記載の加熱調理器。
  6. 前記誘導加熱回路部と前記マイクロ波加熱回路部との間に金属板が配置されている請求項1~5のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  7. 前記IHスイッチング素子駆動手段及び前記レンジスイッチング素子駆動手段において、制御電源のグランド電位が前記制御部の制御電源のグランド電位と別電位で構成されている素子駆動手段と、前記制御部との間に、絶縁回路が接続されている請求項1~6のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  8. 前記電源回路部は、前記IHスイッチング素子駆動手段の制御電源を生成するIH電源回路部と、前記レンジスイッチング素子駆動手段の制御電源を生成するレンジ電源回路部とを含んでおり、
    前記IH電源回路部は、前記誘導加熱手段の下方であって前記加熱庫の上方に配置され、
    前記レンジ電源回路部は、前記加熱庫の周囲において、前記マイクロ波加熱手段が配設されている側に配置されている請求項1、又は請求項1に従属する請求項4~7のいずれか一項に記載の加熱調理器。
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