JP6919598B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関するものである。
特許文献1には、ハウジングの端子収容室に後方から挿入した端子金具を、ランスの係止作用によって抜止めするコネクタが開示されている。ランスは、端子収容室の内壁面に沿って前方へ片持ち状に延出した形態である。端子金具の挿入過程では、ランスが端子金具と干渉することによって端子金具の挿入経路外へ退避するように弾性変位する。端子金具が正規の挿入位置に到達すると、ランスが弾性復帰して端子金具に係止するので、端子金具は抜止め状態となる。
特開2014−107233号公報
ランスが端子金具を抜止めしている状態において、端子金具が後方へ引っ張られると、ランスが端子金具の挿入経路側へ弾性変位させられ、端子金具からの押圧力によってランスには剪断応力が生じる。このときのランスにおける剪断面積が大きいほど、ランスの保持力が高くなる。剪断面積を大きく確保するためには、ランスの弾性変位方向の厚さ寸法を大きくすればよい。
ところが、ランスの変位方向の厚さ寸法を大きくすると、ランスの撓み剛性が増大する。ランスの撓み剛性が高くなると、端子金具の挿入過程でランスが弾性変形したときのランスの弾性復元力が大きくなり、ランスと端子金具との摩擦力に起因する挿入抵抗が大きくなる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子金具を抜止めする状態におけるランスの保持力を低下させることなく、端子金具の挿入過程における挿入抵抗を低減することを目的とする。
本発明は、
端子収容室が形成されたハウジングと、
前記ハウジングの後方から前記端子収容室に挿入される端子金具と、
前記端子収容室に臨むように配されて前方へ片持ち状に延出した形態であり、前記端子収容室から遠ざかる方向と、前記端子収容室内へ進出する方向への弾性変位が可能なランスと、
前記ランスの外面のうち前記端子収容室とは反対側の領域に形成された凹部とを備えていることを特徴とする。
ランスは、局部的に厚さ寸法が小さくなっている凹部の形成部分を支点として弾性変位するので、ランスの撓み剛性が低く抑えられている。また、凹部は、ランスの外面のうち端子収容室と反対側の領域に形成されているので、ランスで抜止めされている端子金具が後方へ引っ張られて、ランスが端子収容室側へ弾性変位させられたときのランスの剪断面積は、凹部を形成したことが原因で小さくなることはない。したがって、本願発明によれば、端子金具を抜止めする状態におけるランスの保持力を低下させることなく、端子金具の挿入過程における挿入抵抗を低減することができる。
実施例1のコネクタの斜視図 コネクタの正面図 図2のX−X線断面図 アッパハウジングの斜視図 アッパハウジングの上下反転した状態の斜視図 ロアハウジングの斜視図 ロアハウジングにおいて端子金具の挿入過程でランスが弾性変位している状態をあらわす部分拡大側断面図 ロアハウジングにおいて端子金具が後方へ引っ張られるのに伴い、ランスが弾性変位した状態をあらわす部分拡大側断面図 図8の状態から端子金具が更に後方へ引っ張られるのに伴い、ランスが更に弾性変位した状態をあらわす部分拡大側断面図 ランスの拡大側面図 実施例2のランスの拡大側面図 実施例3のランスの拡大側面図
本発明は、前記凹部が前記ランスの後端部に配されていてもよい。この構成によれば、ランスの撓み剛性を最小に抑えることができるので、挿入抵抗をより低減することができる。
本発明は、前記凹部の内面が曲面を含んでいてもよい。この構成によれば、ランスが弾性変位したときに凹部に生じる応力が分散されるので、応力集中に起因するランスの不正な変形を防止できる。
本発明は、前記ハウジングは、前記凹部が外面に露出した形態の一対のサブハウジングを、前記凹部同士が対向するように積層して構成されていてもよい。この構成によれば、凹部がサブハウジングの外面に露出した形態なので、凹部がサブハウジングの外面に露出しない形態である場合に比べると、サブハウジングを成形するための金型の構造を簡素化することが可能である。
本発明は、前記ランスの前端面は、前記ランスを弾性変位させた状態で前記端子金具に対し後方から係止する第1係止面と、前記端子金具が前記第1係止面との係止位置から後方へ変位したときに、前記ランスの弾性変位量を増大させた状態で前記端子金具に対して後方から係止する第2係止面とを備えていてもよい。この構成によれば、ランスの弾性変位に伴ってランスの傾き角度が変化しても、第1係止面と第2係止面が端子金具に対して適正な向きで係止するので、端子金具を抜止めする機能の信頼性に優れている。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図10を参照して説明する。尚、以下の説明において、前後の方向については、図1,3〜10における左方を前方と定義する。上下の方向については、図1〜10あらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。
本実施例1のコネクタは、ハウジング10と、複数の端子金具21とを備えて構成されている。ハウジング10は、全体として偏平で平面視形状が略方形をなす合成樹脂製のアッパハウジング11(請求項に記載のサブハウジング)と、全体として偏平で平面視形状が略方形をなす合成樹脂製のロアハウジング12(請求項に記載のサブハウジング)とを備えて構成されている。アッパハウジング11とロアハウジング12は、アッパハウジング11のアッパ側積層面11S(下面)とロアハウジング12のロア側積層面12S(上面)とを接近して対向させた状態又は面当たりさせた状態で上下に積層されている。
アッパハウジング11には、アッパハウジング11を前後方向に貫通した形態の複数の端子収容室13が、左右に並列して形成されている。アッパハウジング11には、各端子収容室13内に臨むように配されたランス14が形成されている。ランス14は、端子収容室13の下壁部の一部を構成し、アッパ側積層面11Sにおいてアッパハウジング11の外部に露出している。
アッパハウジング11のランス14は、前方へ片持ち状に延出した形態であり、後端部を支点として上下方向に弾性変位し得るようになっている。ランス14の外面のうち端子収容室13に臨む領域(上面)は、端子収容室13内の端子金具21の下面と対向する端子対向面15となっている。端子金具21と端子対向面15が対向する方向は、ランス14の弾性変位方向と略平行な方向である。ランス14の外面のうち端子対向面15と反対側の領域(下面)は、アッパ側積層面11Sに対して面一状に連なる積層背面16となっている。
ランス14の前端面は、傾斜角度の異なる2つの係止面(第1係止面17と第2係止面18)によって構成されている。第1係止面17は平面からなる。第1係止面17の一方の端部(上端部)は、端子対向面15に対し、鋭角をなして繋がっている。ランス14が弾性変位していない自由状態において、アッパ側積層面11Sに対する第1係止面17の傾斜角度は、直角に近く且つ直角より少し小さい角度である。
第2係止面18は平面からなる。第2係止面18の一方の端部(上端部)は、第1係止面17の他方の端部(下端部)に対して鈍角状に繋がっている。ランス14の自由状態において、アッパ側積層面11Sに対する第2係止面18の傾斜角度は、第1係止面17より小さい角度である。第2係止面18の他端部(下端部)は、積層背面16に対して鈍角状に繋がっている。
ランス14の端子対向面15には、端子対向面15の幅方向における略半分領域を端子収容室13側へ突出させた形態の規制突起19が形成されている。規制突起19の後面には、端子収容室13に対し端子金具21が上下反転した不正な姿勢で挿入されたときに、端子金具21のスタビライザが突き当たるようになっている。この突き当たりにより、端子金具21が不正な姿勢で挿入されることが防止される。端子対向面15のうち幅方向において規制突起19が形成されていない領域は、前方に向かって上り勾配となるように緩やかに傾斜している。
ロアハウジング12にも、アッパハウジング11と同様の形態の複数の端子収容室13が、左右に並列して形成されている。ロアハウジング12にも、アッパハウジング11と同様、各端子収容室13内に臨むように配されたランス14が形成されている。ロアハウジング12のランス14は、端子収容室13の上壁部の一部を構成し、ロア側積層面12Sにおいてロアハウジング12の外部に露出している。
ロアハウジング12のランス14の前端面は、前後方向(端子収容室13に対する端子金具21の挿抜方向)の軸線に関してアッパハウジング11のランス14と点対称な形状であり、平面からなる第1係止面17と平面からなる第2係止面18とによって構成されている。第1係止面17の一方の端部(下端部)は、端子対向面15に対し鋭角をなして繋がっている。ランス14が弾性変位していない自由状態において、ロア側積層面12Sに対する第1係止面17の傾斜角度は、直角に近く且つ直角より少し小さい角度である。第2係止面18の一方の端部(下端部)は、第1係止面17の他方の端部(上端部)に対して鈍角状に繋がっている。ランス14の自由状態において、ロア側積層面12Sに対する第2係止面18の傾斜角度は、第1係止面17より小さい角度である。
アッパハウジング11のランス14とロアハウジング12のランス14には、夫々、そのランス14の積層背面16の一部を部分的に凹ませた形態の凹部20が形成されている。アッパハウジング11とロアハウジング12を分離した状態では、アッパハウジング11の凹部20はアッパ側積層面11Sにおいてアッパハウジング11の外部に露出している。ロアハウジング12とロアハウジング12を分離した状態では、ロアハウジング12の凹部20はロア側積層面12Sにおいてロアハウジング12の外部に露出している。
凹部20は、前後方向において、ランス14の後端部に配されている。左右方向(ランス14の幅方向)において、凹部20はランス14の全幅に亘って形成され、凹部20の左右両端はランス14の左右両外側面に開放されている。凹部20の内面は、側面視において曲率一定の曲面(つまり、円弧面)のみで構成されている。凹部20の内面の前端部は、積層背面16の後端部に対し鈍角状をなして繋がっている。凹部20の内面の後端部は、アッパ側積層面11Sに対し鈍角状をなして繋がっている。
端子金具21は、全体として前後方向に細長い形状をなす。端子金具21の前端部には、角筒状の端子本体部22が形成され、端子金具21の後端部には電線(図示省略)に接続されるオープンバレル状の圧着部(図示省略)が形成されている。端子本体部22には、係止部23と、係止突起24と、スタビライザ(図示省略)とが形成されている。係止部23は、端子本体部22の外面を切欠した形態である。係止突起24は係止部23の開口縁における前縁部から外方へ突出した形態である。スタビライザは、端子本体部22の外面のうち係止部23及び係止突起24とは上下反対側の領域に形成されている。
端子金具21を端子収容室13に挿入する過程では、ランス14が、端子本体部22との干渉によりランス14の後端部(即ち、凹部20)を支点として端子収容室13から遠ざかる方向へ弾性変位し、アッパ側積層面11S又はロア側積層面12Sよりも外方へ突出する。このときのランス14の撓みの支点である凹部20の上下方向(ランス14の弾性変位方向)の厚さ寸法は、ランス14における凹部20以外の領域の厚さ寸法より小さい。
したがって、ランス14が弾性変位したときの弾性復元力は小さく抑えられ、ランス14と端子金具21との間の摩擦に起因する挿入抵抗が低減される。端子収容室13に対する端子金具21の挿入作業及び抜取り作業は、アッパハウジング11とロアハウジング12を分離させた状態で行われる。全ての端子金具21を端子収容室13に挿入した後に、アッパハウジング11とロアハウジング12が上下に合体される。
端子金具21が端子収容室13の正規位置まで挿入された状態では、図3に示すように、端子金具21の係止突起24に対しランス14の前端部が後方から対向するように位置する。この状態から、端子金具21が後方へ引っ張られると、図8及び図9に示すように、端子金具21が少し後退したところで、係止突起24が第1係止面17に当接する。ランス14が弾性変位していない状態では、第1係止面17は前後方向(端子収容室13に対する端子金具21の挿抜方向)に対して傾斜しているので、ランス14が端子収容室13内へ進出する方向(下方)へ弾性変位させられ、ランス14の前端部が係止部23内に進入する。ランス14が弾性変位するのに伴い、第1係止面17の向きが、端子金具21の挿抜方向に対して直角に近い角度になるので、端子金具21は第1係止面17によって確実に抜止めされる。
ランス14が端子収容室13側へ弾性変位させられた状態では、ランス14に、端子金具21の引張り方向と平行な向きの剪断応力が生じる。ランス14の第1係止面17と係止突起24との当接位置を起点して剪断応力と平行をなす仮想剪断面(図示省略)を想定したときに、この仮想剪断面の面積が大きい程、ランス14の剪断強度が高く、ひいては、ランス14による端子金具21の保持力(端子金具21を抜止めする力)が高くなる。
また、端子金具21が図9に示すように第1係止面17と係止している位置から、後方へ引っ張られて更に後方へ変位すると、ランス14が更に端子収容室13側へ弾性変位し、第2係止面18と係止突起24が係止する状態となる。ランス14の弾性変位量が増大すると、ランス14の傾き角度が大きくなるので、第2係止面18が端子金具21の変位方向に対して直角に近い角度となる。これにより、端子金具21が第2係止面18によって確実に抜止めされる。
ランス14には、端子金具21の挿入抵抗を低減するための手段として凹部20が形成されているのであるが、凹部20は、上下方向において第1係止面17とは反対側(第2係止面18に近い側)に配されているので、仮想剪断面が凹部20を横切ることはない。したがって、凹部20が形成されていても、ランス14の保持力が低下することはない。
上述のように本実施例1のコネクタは、端子収容室13が形成されたハウジング10と、ハウジング10の後方から端子収容室13に挿入される端子金具21と、端子収容室13に臨むように配されて前方へ片持ち状に延出した形態のランス14とを有する。ランス14は、端子収容室13から遠ざかる方向と、端子収容室13内へ進出する方向への弾性変位が可能である。ランス14には、凹部20が形成されている。凹部20は、ランス14の外面のうち端子収容室13とは反対側の領域(積層背面16)に形成されている。
ランス14は、局部的に厚さ寸法が小さくなっている凹部20の形成部分を支点として弾性変位するので、ランス14の撓み剛性が低く抑えられている。また、凹部20は、ランス14の外面のうち端子収容室13と反対側の領域に形成されているので、ランス14で抜止めされている端子金具21が後方へ引っ張られて、ランス14が端子収容室13側へ弾性変位させられたときのランス14の剪断面積は、凹部20を形成したことが原因で小さくなることはない。したがって、端子金具21を抜止めする状態におけるランス14の保持力を低下させることなく、端子金具21の挿入過程における挿入抵抗を低減することができる。
また、凹部20がランス14の後端部に配されているので、ランス14の撓み剛性が最小に抑えられている。これにより、挿入抵抗がより低減されている。また、凹部20の内面は曲面を含んでいるので、ランス14が弾性変位したときに凹部20に生じる応力が分散される。これにより、ランス14が弾性変位したときに凹部20に応力が集中する虞がなく、凹部20における応力に集中に起因してランス14が不正に変形することを防止できる。
また、ハウジング10は、凹部20が外面に露出した形態の一対のサブハウジング(アッパハウジング11とロアハウジング12)を、凹部20同士が対向するように積層して構成されている。凹部20がアッパハウジング11とロアハウジング12の外面(アッパ側積層面11Sとロア側積層面12S)に露出した形態なので、凹部20がアッパハウジング11とロアハウジング12の外面に露出しない形態である場合に比べると、アッパハウジング11とロアハウジング12を成形するための金型の構造を簡素化することが可能である。
また、ランス14の前端面は、ランス14を弾性変位させた状態で端子金具21に対し後方から係止する第1係止面17と、端子金具21が第1係止面17との係止位置から後方へ変位したときに、ランス14の弾性変位量を増大させた状態で端子金具21に対して後方から係止する第2係止面18とを備えている。この構成によれば、ランス14の弾性変位に伴ってランス14の傾き角度が変化しても、第1係止面17と第2係止面18が端子金具21に対して適正な向きで係止するので、端子金具21を抜止めする機能の信頼性に優れている。
<実施例2>
図11には、本発明の実施例2に係るロアハウジング12のランス30を示す。このランス30の前端面は、実施例1のランス14と同じく、第1係止面17と第2係止面18とを備えて構成されている。ランス30の外面のうち前端面(第2係止面18)と積層背面16(凹部20が形成されている面)の前端部とを繋ぐ領域は、側面視において弧状をなす連結曲面31となっている。連結曲面31の下端部は、第2係止面18の上端部に対して接線状に滑らかに連なっている。連結曲面31の後端部は、壁層背面16の前端部に対して接線状に滑らかに連なっている。尚、上記以外の構成については、実施例1と同じであるため、説明は省略する。
<実施例3>
図12には、本発明の実施例3に係るロアハウジング12のランス32を示す。このランス32の前端面は、実施例1のランス14及び実施例2のランス30と同じく、第1係止面17と第2係止面18とを備えて構成されている。ランス32の外面のうち前端面(第2係止面18)と積層背面16(凹部20が形成されている面)の前端部とを繋ぐ領域は、側面視において直線状をなす連結平面33となっている。連結平面33の下端部は、第2係止面18の上端部に対して鈍角をなして連なっている。連結平面33の後端部は、壁層背面16の前端部に対して鈍角をなして連なっている。ランス32の自由状態において、ロア側積層面12Sに対する連結平面33の傾斜角度は、第1係止面17の傾斜角度及び第2係止面18の傾斜角度より小さい角度である。尚、上記以外の構成については、実施例1と同じであるため、説明は省略する。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、凹部をランスの後端部に配したが、凹部は、ランスの後端部よりも前方の位置に形成してもよい。
(2)上記実施例では、凹部の内面が一定曲率の曲面のみで構成されているが、凹部の内面は、曲率の異なる複数の曲面で構成されていてもよく、曲面と平面とによって構成されていてもよく、曲面を含まずに複数の平面のみで構成されていてもよい。
(3)上記実施例では、凹部がサブハウジングの外面に露出した形態であるが、凹部はサブハウジングの外面に露出しない形態であってもよい。
(4)上記実施例では、ハウジングが一対のサブハウジングを積層した形態であるが、ハウジングは単一部材であってもよい。
(5)上記実施例では、ランスの前端面を、傾斜角度の異なる2つの平面(係止面)で構成したが、ランスの前端面は、傾斜角度が一定の1つの平面(係止面)だけで構成されていてもよく、曲率が一定の曲面だけで構成されていてもよく、曲率が異なる複数の曲面で構成されていてもよく、平面(係止面)と曲面とを組み合わせて構成されていてもよい。
10…ハウジング
11…アッパハウジング(サブハウジング)
12…ロアハウジング(サブハウジング)
13…端子収容室
14…ランス
17…第1係止面
18…第2係止面
20…凹部
21…端子金具

Claims (4)

  1. 端子収容室が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングの後方から前記端子収容室に挿入される端子金具と、
    前記端子収容室に臨むように配されて前方へ片持ち状に延出した形態であり、前記端子収容室から遠ざかる方向と、前記端子収容室内へ進出する方向への弾性変位が可能なランスと、
    前記ランスの外面のうち前記端子収容室とは反対側の領域に形成された凹部とを備え、
    前記凹部が前記ランスの後端部に配されているコネクタ。
  2. 端子収容室が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングの後方から前記端子収容室に挿入される端子金具と、
    前記端子収容室に臨むように配されて前方へ片持ち状に延出した形態であり、前記端子収容室から遠ざかる方向と、前記端子収容室内へ進出する方向への弾性変位が可能なランスと、
    前記ランスの外面のうち前記端子収容室とは反対側の領域に形成された凹部とを備え、
    前記ハウジングは、前記凹部が外面に露出した形態の一対のサブハウジングを、前記凹部同士が対向するように積層して構成されているコネクタ。
  3. 端子収容室が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングの後方から前記端子収容室に挿入される端子金具と、
    前記端子収容室に臨むように配されて前方へ片持ち状に延出した形態であり、前記端子収容室から遠ざかる方向と、前記端子収容室内へ進出する方向への弾性変位が可能なランスと、
    前記ランスの外面のうち前記端子収容室とは反対側の領域に形成された凹部とを備え、
    前記ランスの前端面は、
    前記ランスを弾性変位させた状態で前記端子金具に対し後方から係止する第1係止面と、
    前記端子金具が前記第1係止面との係止位置から後方へ変位したときに、前記ランスの弾性変位量を増大させた状態で前記端子金具に対して後方から係止する第2係止面とを備えているコネクタ。
  4. 前記凹部の内面が曲面を含んでいる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
JP2018038414A 2018-03-05 2018-03-05 コネクタ Active JP6919598B2 (ja)

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