JP6311597B2 - コネクタハウジング - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタハウジングに関する。
従来、端子金具が収容される端子収容部と、端子収容部に前方から装着されるフロントリテーナと、を備えたコネクタハウジングが知られている(例えば下記特許文献1に記載)。端子収容部には、端子金具が個別に収容される端子収容室が設けられ、各端子収容室には、正規の位置まで挿入された端子金具に係止して抜け止めするランスが設けられている。ランスは、端子金具の挿入途中には端子金具に押されて撓み空間に退避し、端子金具が正規挿入されると弾性復帰して端子金具に係止する。
フロントリテーナには、端子金具の正規挿入時に撓み空間に挿入されてランスの撓みを制限する撓み制限部が設けられている。そして、正規の挿入位置に至っていない半挿入状態の端子金具が存在する場合には、撓み制限部が撓み空間に退避しているランスに突き当たり、これによってフロントリテーナの前進が阻まれ、半挿入状態の端子金具の存在を検知することができる。
特開2014−203699号公報
しかしながら、上記のように、半挿入状態の端子金具が存在している場合に撓み制限部がランスの先端に突き当たる構成では、特にコネクタハウジングの小型化等に伴ってランスが細く形成されていると、ランスが破損してしまう虞がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、半挿入状態の端子金具が存在している場合にランスが破損することを防ぐことが可能なコネクタハウジングを提供することを目的とする。
本発明のコネクタハウジングは、端子金具が収容される端子収容室が設けられた端子収容部と、前記端子収容部に前方から装着されるフロントリテーナと、を備え、前記端子収容室には、前記端子金具が前記端子収容室の正規の位置に至っていない半挿入時には前記端子金具に押されて撓み空間に変位し、前記端子金具が前記端子収容室の正規の位置に至った正規挿入時には前記撓み空間から出て前記端子金具に係止して抜け止めするランスが設けられ、前記フロントリテーナには、前記端子金具の正規挿入時に前記撓み空間に前方から挿入されて前記ランスの係止解除方向への変位を制限する変位制限部と、半挿入状態の前記端子金具の存在を検知する検知部とが設けられ、前記ランスの前端部に、前記端子金具の半挿入時に前記撓み空間に挿入された前記変位制限部が摺動する傾斜面が形成され、前記検知部が、前記変位制限部と一体に形成され、前記端子金具の正規挿入時には、前記端子収容部に設けられた収容空間に収容され、前記端子金具の半挿入時には、前記変位制限部が前記傾斜面との摺動によって傾くのと一緒に傾いて前記端子収容部の壁面に接触し、前記フロントリテーナの装着動作を阻むようになっている。
本発明によれば、全ての端子金具が正規挿入状態である場合には検知部が収容空間に収容されるから、フロントリテーナをスムーズに装着でき、半挿入状態の端子金具が存在する場合には検知部が端子収容部の壁面に接触してフロントリテーナの装着動作が阻まれる。したがって、半挿入状態の端子金具が存在している場合に、変位制限部がランスの先端部に突き当たらないから、ランスの破損を妨ぐことができる。
本実施例におけるコネクタハウジングであって、フロントリテーナを取り外した状態を示す正面図 フロントリテーナを示す背面図 フロントリテーナを示す断面図であって、図2のA−A位置における断面に相当する断面図 フロントリテーナが本係止位置に装着されて変位制限部が撓み空間に進入している状態を示すコネクタハウジングの断面図 フロントリテーナが本係止位置に装着されて検知部が収容空間に収容されている状態を示すコネクタハウジングの断面図 フロントリテーナが仮係止位置に装着されて変位制限部が撓み空間から退避している状態を示すコネクタハウジングの断面図 フロントリテーナが仮係止位置に装着されて検知部が収容空間の略前半部分に収容されている状態を示すコネクタハウジングの断面図 変位制限部がランスの第1傾斜面に摺動して傾いた状態を示すコネクタハウジングの断面図 検知部が傾いて突当り面に突き当たった状態を示すコネクタハウジングの断面図 検知部が傾いて突当り面に突き当たった状態を示すコネクタハウジングの一部拡大断面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明のコネクタハウジングは、前記変位制限部の先端部に、前記傾斜面に摺動する傾斜面が設けられているものとしてもよい。このような構成によれば、変位制限部の先端部がランスの前端部に引っ掛かりにくいから、端子金具の半挿入時に変位制限部とランスとにかかる負荷をより小さくすることができる。
また、本発明のコネクタハウジングは、前記端子収容部のうち前記検知部が接触する壁面が、前記フロントリテーナの装着方向に対して略直交する突当り面とされているものとしてもよい。このような構成によれば、半挿入状態の端子金具が存在する場合には検知部が端子収容部の突当り面に突き当たるから、フロントリテーナの装着動作を確実に阻止することができる。
<実施例>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図10を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例におけるコネクタハウジングHは合成樹脂製であって、端子金具10が収容される端子収容部20と、端子収容部20に前方から装着されるフロントリテーナ30と、を備えている。以下、各構成部材において、図示しない相手側ハウジングとの嵌合面側(図4の左側)を前方、その反対側(図4の右側)を後方とし、また、図4の上側を上方、下側を下方として説明する。
端子金具10は、図示しない相手側の端子金具に挿入されて電気的に接続されるタブ部11を有する雄型の端子金具であり、全体として前後方向に細長い形状に形成されている。端子金具10の後端部には、電線Wの端末部に接続される電線接続部13が設けられ、その前方には、ランス23が係止する本体部14が設けられている。そして、タブ部11は、本体部14の前端から前方に突出している。本体部14は略筒状をなし、その前後方向における中間部に、後方からランス23が係止可能なランス係止部16が設けられている。
コネクタハウジングHの端子収容部20には、端子金具10が個別に収容される端子収容室21が複数設けられている。複数の端子収容室21は、上下方向に複数段(本実施例では3段)にわけて配され、各段毎に複数の端子収容室21が幅方向(左右方向)に並べられている。各端子収容室21は、前後方向に細長く形成され、電線Wの端末部に接続された端子金具10が後方から挿入される。端子収容部20の前方には、相手側コネクタが嵌合可能な筒状嵌合部22が設けられている。
各端子収容室21には、図4に示すように、端子収容室21の正規の位置に挿入された端子金具10に係止して抜け止めをするランス23が設けられている。ランス23は、各端子収容室21の下面側に設けられ、下面に沿って前方へ片持ち状に延出する延出部23Eと、延出部23Eの上面に突設された突出部23Tとを有している。ランス23は、後端部を支点としてその前端側が上下方向に弾性撓み可能とされている。
突出部23Tは、延出部23Eの前後方向における略中心部に設けられている。突出部23Tの前面は、端子金具10のランス係止部16に後方から係止する係止面24とされている。係止面24は、挿抜方向に対して略垂直をなすように延出部23Eの上面に切り立って設けられている。係止面24は、延出部23Eの前端寄りに位置している。
ランス23の下方には、端子金具10に押されたランス23が下方に弾性変位するための撓み空間26が設けられている。撓み空間26は、弾性変位していない自然状態のランス23の延出部23Eと端子収容室21の下面との間に形成される空間であり、その全体が前方に開放されている。
フロントリテーナ30は合成樹脂製であり、端子収容部20の前面側に装着されたときに端子収容部20の前側の開放部分を塞ぐ前壁部31を有している。前壁部31には、フロントリテーナ30を端子収容部20に組み付けた状態で端子収容室21と対応する位置に、タブ挿通口32が貫通形成されている。このタブ挿入口を通って端子金具10のタブ部11が筒状嵌合部22内に突出して配される。
フロントリテーナ30には、図4に示すように、端子金具10の正規挿入時に撓み空間26に前方から挿入されてランス23の係止解除方向への変位を制限する変位制限部33が設けられている。撓み空間26に挿入された変位制限部33は、撓み空間26の上下方向の略全体を埋めることが可能とされている。変位制限部33は、前壁部31から片持ち状をなして後方に突出している。変位制限部33は、図2に示すように、上下方向に薄い(左右方向の幅よりも上下方向の幅が小さい)扁平な平板形状とされている。なお、変位制限部33の上面および下面は略平行な面とされている。
さて、ランス23の前端部には、図8に示すように、端子金具10の半挿入時に前方から撓み空間26に挿入された変位制限部33が摺動する傾斜面(以下、第1傾斜面25と称する)が形成されている。第1傾斜面25は、延出部23Eの上面のうち突出部23Tよりも前側の部分の全体に形成されている。第1傾斜面25は、延出部23Eの前端から後方に向かって次第に上る傾斜をなしている。第1傾斜面25は、延出部23Eの全幅にわたり一定の傾斜で形成されている。なお、延出部23Eの前端面(第1傾斜面25より前側の面)は、その上端側が下端側よりも若干後方に位置するようにわずかに傾斜している。
そして、各変位制限部33の先端部(後端部)には、図8に示すように、第1傾斜面25に摺動する傾斜面(以後、第2傾斜面34と称する)が設けられている。第2傾斜面34は、変位制限部33の後端部の下面に形成され、後端の角部を斜めに切り取った形態で傾く面である。第2傾斜面34は、変位制限部33の後端から前方に向かって次第に下がる傾斜をなしている。第2傾斜面34は、変位制限部33の全幅にわたり一定の勾配で形成されている。
また、フロントリテーナ30には、図2および図3に示すように、半挿入状態の端子金具10の存在を検知する検知部35が設けられている。検知部35は、前壁部31から片持ち状をなして後方に突出している。検知部35は、図2に示すように、変位制限部33の側方に並んで設けられ、検知部35と変位制限部33とは、側面同士が連結された形態で一体に形成されている。検知部35の前端部(前壁部31との連結部)の上下方向の寸法は、他の部分に比して小さく、変位制限部33の上下方向の寸法と同等とされている。
検知部35は、図3に示すように、変位制限部33よりも若干後方まで突出するとともに、変位制限部33よりも上下方向の寸法が大きくされている。検知部35は、後方から見ると、図2に示すように、左右方向の寸法よりも上下方向の寸法が大きい長方形状をなしている。検知部35の下面は、変位制限部33の下面と段差なく水平に連なっており、上面側が変位制限部33よりも一段上側に突出している。検知部35の後端面は、フロントリテーナ30の装着方向に対して略直角な面とされている。なお、検知部35の後面および上面の左右両側には、後端面および上端面に向かって検知部35の幅寸法を若干狭めるようなテーパ部36が形成されている。
そして、端子収容部20には、図5に示すように、フロントリテーナ30の検知部35が収容される収容空間27が設けられている。収容空間27は、各段に並べられた端子収容室21の間を仕切る仕切り壁28の前端部を切り欠いて形成された形態をなしている。収容空間27によって、隣り合うランス23の撓み空間26が左右方向に連通している。
各収容空間27は、正規挿入された端子金具10の本体部14の前後方向における中心あたりまで形成されている。収容空間27のうち略後半部分の上下方向の間隔は、検知部35の上下方向の寸法に整合している。検知部35の後側の部分は、収容空間27に対して上下方向にほぼ隙間なく嵌って収容される。
収容空間27の上方には、図9および図10に示すように、検知部35が斜め上方に傾いたときに突き当たる突当り面(端子収容部20の壁面)29が設けられている。突当り面29は、前後方向(フロントリテーナ30の装着方向)に対して略直角をなす面であり、収容空間27の前後方向における中心よりも若干後端寄りの位置に設けられている。突当り面29の前側には、収容空間27から上方に広がった形態の空間が形成され、突当り面29は前方に開放されている。
フロントリテーナ30は、端子収容部20に対して前方から組み付けられ、組み付けられたフロントリテーナ30は、仮係止位置(図6および図7参照)と本係止位置(図4および図5参照)とに保持されるようになっている。
フロントリテーナ30が仮係止位置にある状態では、図6および図7に示すように、前壁部31が端子収容部20の前面から前方へ退避し、変位制限部33が撓み空間26から前方に退避し、検知部35が収容空間27の略前半部分(突当り面29よりも前方)に収容される。そして、フロントリテーナ30が仮係止位置にある状態では、ランス23が撓み空間26へ変位することが可能となっている。
フロントリテーナ30が本係止位置にある状態では、図4および図5に示すように、前壁部31が端子収容部20の前面側の開放部分に嵌合し、変位制限部33が撓み空間26に進入し、検知部35が収容空間27の奥側に入り込んで収容される。そして、フロントリテーナ30が本係止位置にある状態では、ランス23が撓み空間26へ変位することが制限される。
次に、本実施例のコネクタハウジングHに端子金具10を組み付ける作業の一例を説明する。
まず、端子金具10をコネクタハウジングHに収容する。この際、フロントホルダを仮係止位置に保持しておく。そして、コネクタハウジングHの後方から端子金具10を端子収容室21に挿入する。挿入過程では、端子金具10の本体部14がランス23の突出部23Tと接触してランス23を撓み空間26に弾性変位させる。そして、端子金具10が正規の挿入位置に到達すると、ランス23が弾性復帰して突出部23Tの係止面24がランス係止部16に後方から係止する。この係止作用により、端子金具10が一次的に抜け止めされる。そして、端子金具10は、タブ部11が所定の寸法だけ端子収容部20から前方に突出した状態で保持される。このような端子金具10の収容作業をすべての端子金具10について順に行う。
次に、フロントリテーナ30を本係止位置に移動させる。フロントリテーナ30を後方に押し動かすと、すべての端子金具10が正規挿入状態の場合には、図4に示すように、変位制限部33がそれぞれ対応する撓み空間26に進入し、図5に示すように、検知部35がそれぞれ対応する収容空間27に収容される。そして、フロントリテーナ30は本係止位置に至って保持され、フロントリテーナ30の移動が完了する。
ここで、半挿入状態の端子金具10が存在する場合には、図6および図7に示すように、その端子金具10に押されたランス23が、撓み空間26を塞ぐように傾いて第1傾斜面25が前面側を向いた姿勢になっている。そして、フロントリテーナ30を後方に押し動かすと、図8に示すように、変位制限部33の第2傾斜面34がランス23の第1傾斜面25に当接し、その傾斜によって変位制限部33の後端部がランス23の前端部の上側に乗り上がる。変位制限部33が上方に傾くのと一緒に検知部35が上方に傾き、図9に示すように、その後端面が突当り面29の前方に対向して配され、フロントリテーナ30を押し込む力によって突当り面29に突き当たる。これにより、フロントリテーナ30の装着動作が阻まれ、作業者は半挿入状態の端子金具10の存在に気付くことができる。そして、作業者は、フロントリテーナ30を仮係止位置に戻してから半挿入状態の端子金具10を正規挿入位置に挿入し、フロントリテーナ30を本係止位置に移動させる。すると、フロントリテーナ30は本係止位置に至って保持され、フロントリテーナ30の移動が完了する。
こうしてフロントリテーナ30の本係止位置への移動が完了すると、全てのランス23の係止解除方向への撓み変形が制限され、端子金具10が二次的に抜け止めされた状態になる。
以上により、コネクタハウジングHに端子金具10を組み付ける作業が完了する。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例のコネクタハウジングHは、端子金具10が収容される端子収容室21が設けられた端子収容部20と、端子収容部20に前方から装着されるフロントリテーナ30と、を備え、端子収容室21には、端子金具10が端子収容室21の正規の位置に至っていない半挿入時には、端子金具10に押されて撓み空間26に変位し、端子金具10が端子収容室21の正規の位置に至った正規挿入時には、撓み空間26から出て端子金具10に係止して抜け止めするランス23が設けられ、フロントリテーナ30には、端子金具10の正規挿入時に撓み空間26に前方から挿入されてランス23の係止解除方向への変位を制限する変位制限部33と、半挿入状態の端子金具10の存在を検知する検知部35とが設けられ、ランス23の前端部に、端子金具10の半挿入時に撓み空間26に挿入された変位制限部33が摺動する第1傾斜面25が形成され、検知部35が、変位制限部33と一体に形成され、端子金具10の正規挿入時には、端子収容部20に設けられた収容空間27に収容され、端子金具10の半挿入時には、変位制限部33が第1傾斜面25との摺動によって傾くのと一緒に傾いて端子収容部20の壁面に接触し、フロントリテーナ30の装着動作を阻むようになっている。
この構成によれば、全ての端子金具10が正規挿入状態である場合には検知部35が収容空間27に収容されるから、フロントリテーナ30をスムーズに装着でき、半挿入状態の端子金具10が存在する場合には検知部35が端子収容部20の壁面に接触してフロントリテーナ30の装着動作が阻まれる。したがって、半挿入状態の端子金具10が存在している場合に、変位制限部33がランス23の先端部に突き当たらないから、ランス23の破損を妨ぐことができる。
また、変位制限部33の先端部に、第1傾斜面25に摺動する第2傾斜面34が設けられている。この構成によれば、変位制限部33の先端部がランス23の第1傾斜面25に引っ掛かりにくいから、端子金具10の半挿入時に変位制限部33とランス23とにかかる負荷をより小さくすることができる。
また、端子収容部20のうち検知部35が接触する壁面が、フロントリテーナ30の装着方向に対して略直交する突当り面29とされている。この構成によれば、半挿入状態の端子金具10が存在する場合には検知部35が端子収容部20の突当り面29に突き当たるから、フロントリテーナ30の装着動作を確実に阻止することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、端子金具10が雄型である場合について説明したが、これに限らず、端子金具は雌型であってもよい。
(2)上記実施例では、フロンリテーナの変位制限部33と検知部35とが側面同士を連結させた形態で一体化しているが、これに限らず、変位制限部と検知部との連結形態は、変位制限部の傾動に伴って検知部が傾動可能であればどのような形態であってもよく、例えば、変位制限部と検知部とが後端部のみで連結されてもよい。
(3)上記実施例では、変位制限部33の先端部のうちランス23の第1傾斜面25に摺動する部分が第2傾斜面34とされているが、これに限らず、変位制限部の先端部のうち第1傾斜面に摺動する部分は必ずしも傾斜面でなくてもよく、例えば角部でもよいし、また丸み部等であってもよい。
(4)上記実施例では、端子収容部20のうち検知部35が接触する壁面が、フロントリテーナ30の装着方向に対して略直交する突当り面29とされているが、これに限らず、端子収容部のうち検知部が接触する壁面は、その接触によりフロントリテーナの装着動作を阻むことが可能であればどのような壁面であってもよく、例えば、端子収容部のうち検知部が接触する壁面がフロントリテーナの装着方向に対して略平行な面であり、傾いた検知部が接触することによって生じる摩擦力でフロントリテーナの装着動作を阻むようにしてもよい。
H…コネクタハウジング
10…端子金具
20…端子収容部
21…端子収容室
23…ランス
25…第1傾斜面(傾斜面)
26…撓み空間
27…収容空間
29…突当り面(端子収容部の壁面)
30…フロントリテーナ
33…変位制限部
34…第2傾斜面(傾斜面)
35…検知部

Claims (3)

  1. 端子金具が収容される端子収容室が設けられた端子収容部と、
    前記端子収容部に前方から装着されるフロントリテーナと、を備え、
    前記端子収容室には、前記端子金具が前記端子収容室の正規の位置に至っていない半挿入時には前記端子金具に押されて撓み空間に変位し、前記端子金具が前記端子収容室の正規の位置に至った正規挿入時には前記撓み空間から出て前記端子金具に係止して抜け止めするランスが設けられ、
    前記フロントリテーナには、前記端子金具の正規挿入時に前記撓み空間に前方から挿入されて前記ランスの係止解除方向への変位を制限する変位制限部と、半挿入状態の前記端子金具の存在を検知する検知部とが設けられ、
    前記ランスの前端部に、前記端子金具の半挿入時に前記撓み空間に挿入された前記変位制限部が摺動する傾斜面が形成され、
    前記検知部が、前記変位制限部と一体に形成され、前記端子金具の正規挿入時には、前記端子収容部に設けられた収容空間に収容され、前記端子金具の半挿入時には、前記変位制限部が前記傾斜面との摺動によって傾くのと一緒に傾いて前記端子収容部の壁面に接触し、前記フロントリテーナの装着動作を阻むようになっているコネクタハウジング。
  2. 前記変位制限部の先端部に、前記傾斜面に摺動する傾斜面が設けられている請求項1に記載のコネクタハウジング。
  3. 前記端子収容部のうち前記検知部が接触する壁面が、前記フロントリテーナの装着方向に対して略直交する突当り面とされている請求項1または請求項2に記載のコネクタハウジング。
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