JP2018125167A - リテーナ付きコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】端子金具の挿入時にタブ部が変形することを防ぐことが可能なリテーナ付きコネクタを提供する。【解決手段】ハウジング20と、ハウジング20に前方から取り付けられるフロントリテーナ40と、を備え、ハウジング20は、正規位置に挿入された端子金具10に係止可能なランス31を有し、ランス31は、端子金具10の挿入時には端子金具10に押されて撓み空間S1に退避し、端子金具10が正規挿入されると弾性復帰して端子金具10に係止するものであり、フロントリテーナ40は、撓み空間S1に入り込んでランス31の撓み変形を規制する撓み規制部42を有し、撓み規制部42が撓み空間S1から前方に退避した仮係止位置と、撓み空間S1に入り込んだ本係止位置とに取り付け可能であり、仮係止位置において、端子金具10の挿入途中にタブ部11が傾いた場合に、タブ部11の先端部が当接可能なリブ45を備えている。【選択図】図12

Description

本発明は、リテーナ付きコネクタに関する。
従来、タブ部を有する雄型の端子金具が後方から挿入されるハウジングと、ハウジングに前方から取り付けられるフロントリテーナと、を備えたリテーナ付きコネクタが知られている(例えば下記特許文献1に記載)。ハウジングには、正規挿入された端子金具に係止可能なランスが設けられている。ランスは、端子金具の挿入時には端子金具に押されて撓み空間に退避し、端子金具が正規挿入されると弾性復帰して端子金具に係止する。フロントリテーナは、ランスの撓み空間に入り込んでランスの退避を制限する変位制限部を備えている。フロントリテーナは、端子金具の挿入時には、変位制限部が撓み空間から前方に退避した仮係止位置に取り付けられ、端子金具を正規挿入後に、変位制限部が撓み空間に入り込んだ本係止位置に取り付けられる。これにより、端子金具に係止したランスの退避が制限され、端子金具の抜け止めが確実になされる。
特開2016−122573号公報
しかしながら、上記のような構成では、フロントリテーナが前方に退避している仮係止位置においては、ランスの前方の空間が広くあいている。このため、挿入途中の端子金具のタブ部が傾いてランス前方の空間に入り込み、フロントリテーナに突き当たって折れてしまう虞がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子金具の挿入時にタブ部が変形することを防ぐことが可能なリテーナ付きコネクタを提供することを目的とする。
本発明のリテーナ付きコネクタは、タブ部を有する端子金具が後方から挿入されるハウジングと、前記ハウジングに前方から取り付けられるフロントリテーナと、を備え、前記ハウジングは、正規位置に挿入された前記端子金具に係止可能なランスを有し、前記ランスは、前記端子金具の挿入時には前記端子金具に押されて撓み空間に退避し、前記端子金具が正規挿入されると弾性復帰して前記端子金具に係止するものであり、前記フロントリテーナは、前記撓み空間に入り込んで前記ランスの撓み変形を規制する撓み規制部を有し、前記撓み規制部が前記撓み空間から前方に退避した仮係止位置と、前記撓み規制部が前記撓み空間に入り込んだ本係止位置とに取り付け可能であり、前記仮係止位置において、前記端子金具の挿入途中に前記タブ部が傾いた場合に、前記タブ部の先端部が当接可能なリブを備えているものである。
本発明によれば、端子金具の挿入時にタブ部が傾いてランス前方の空間に入り込むことを防ぐことができるから、タブ部が折れることを防ぐことができる。
本実施例におけるコネクタであって、端子金具が正規挿入された状態を示す正面図 端子金具が正規挿入された状態のコネクタを示す断面図であって、図1のA−A位置における断面に相当する断面図 端子金具を示す側面図 端子金具を示す底面図 フロントリテーナを示す斜視図 フロントリテーナを示す正面図 フロントリテーナを示す側面図 フロントリテーナを示す平面図 フロントリテーナが仮係止位置に取り付けられている状態のコネクタを示す側面図 端子金具の挿入途中にタブ部がリブに当接した状態を示すコネクタの正面図 端子金具の挿入途中にタブ部がリブに当接した状態を示すコネクタの断面図であって、図10のB−B位置における断面に相当する断面図 端子金具の挿入途中にタブ部がリブに当接した状態を示すコネクタの断面図であって、図10のC−C位置における断面に相当する断面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明のリテーナ付きコネクタは、前記ハウジングの前壁に、前記タブ部が挿通されるタブ挿通孔が設けられ、前記リブが、前記タブ部を前記タブ挿通孔側へ案内する案内面を備えているものとしてもよい。このような構成によれば、案内面によってタブ部がタブ挿通孔側へ案内されるから、端子金具の挿入作業を容易に行うことができる。
<実施例>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図12を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例におけるリテーナ付きコネクタ(以下、単にコネクタCと称する)は、前端にタブ部11を有する雄型の端子金具10が後方から挿入されるハウジング20と、ハウジング20に前方から取り付けられるフロントリテーナ40と、を備えた雄型のコネクタである。以下、各構成部材において、図示しない相手側コネクタとの嵌合面側(図2の左側)を前方、その反対側(図2の右側)を後方とし、また、図2の上側を上方、下側を下方として説明する。
端子金具10は、図3及び図4に示すように、全体として細長い形状をなし、後端部には、電線Wの端末部に接続される電線接続部12が設けられている。タブ部11は、本体部(以後、端子本体部13と称する)の前端から前方に突出して設けられ、図示しない雌型の端子金具と接触して電気的に接続される。タブ部11は、図1に示すように、金属板材を折り重ねて形成された略扁平(金属板材の重ね合わせ方向の寸法よりも重ね合わせ方向と交差する方向の寸法が大きい)板状をなしている。なお、タブ部11の先端は、先細り形状とされている。
端子本体部13には、後述するハウジング20のランス31が係止可能な係止受け部14が設けられている。係止受け部14は、端子本体部13の前後方向における中間部に設けられ、端子本体部13の外面から外側に突出している。係止受け部14は、端子本体部13の幅方向における略中心に位置している。
ハウジング20は、合成樹脂製であって、端子金具10が収容される端子収容部21と、相手側のハウジング20に嵌合可能なフード部22とを備えている。
端子収容部21には、端子金具10が個別に収容されるキャビティ23が複数設けられている。複数のキャビティ23は、上下方向に複数段(本実施例では2段)にわけて設けられ、各段には複数(本実施例では2室)のキャビティ23が並べられている。
端子収容部21には、各キャビティ23の前壁24、天井壁25、左右両側の側壁26、及び底壁27が設けられている。天井壁25及び側壁26は、各キャビティ23の全長にわたっている。
前壁24には、タブ部11が挿通されるタブ挿通孔28が設けられている。タブ挿通孔28は、全周が閉じた孔であり、横長の長方形状をなして前壁24を前後方向に貫通している。前壁24の後面には、タブ部11をタブ挿通孔28に誘い込むことが可能な誘導面29が形成されている。誘導面29は、タブ挿通孔28の周囲(上下左右)に設けられ、タブ挿通孔28に向かって次第にキャビティ23の幅が狭まるように傾斜している。
底壁27は、各キャビティ23の略後半部に設けられ、底壁27の前方には、正規位置に挿入された端子金具10に係止可能なランス31が設けられている。ランス31は、基端側が底壁27に連結された片持ち状をなして前方に延出している。ランス31は、上下方向に弾性撓み可能とされている。ランス31の幅寸法は、タブ部11の幅寸法よりも小さくされている。
ランス31の上面には、係止受け部14に後方から係止可能な係止面32が設けられている(図2参照)。係止面32は、端子金具10の挿抜方向に対して略垂直をなすように切り立っている。なお、ランス31の前端部は、係止面32よりも一段前方に突出している。
ランス31の下方には、ランス31が弾性撓みするための撓み空間S1が設けられている。ランス31は、端子金具10の挿入時には端子金具10に押されて撓み空間S1に退避し、端子金具10が正規挿入されると弾性復帰して端子金具10に係止する。撓み空間S1は、前方に開放されている。
端子収容部21には、フロントリテーナ40が収容されるリテーナ収容部33が設けられている。リテーナ収容部33は、端子収容部21の前端部に設けられ、ランス31の周囲を前方に開放する空間である。
リテーナ収容部33は、後述するフロントリテーナ40のリブ45が前方から挿入される挿入空間S2を有している(図11参照)。挿入空間S2は、ランス31の側方に設けられている。挿入空間S2は、ランス31の高さ寸法と同等の高さを有して前方に開放されるとともに、撓み空間S1と左右方向に連通している。
ハウジング20には、後述するフロントリテーナ40の嵌合部46が嵌合可能な嵌合受け部34が設けられている(図9参照)。嵌合受け部34は、端子収容部21の両側面に設けられている。嵌合受け部34の上下両側には、前後方向に延びる突条部35が設けられている。
嵌合受け部34には、フロントリテーナ40が仮係止位置にあるときに係止可能な仮係止突起36、及び本係止位置にあるときに係止可能な本係止突起37が設けられている。仮係止突起36及び本係止突起37は、端子収容部21の両側面に突設されている。仮係止突起36が前側、本係止突起37が後側に位置し、また仮係止突起36が上側、本係止突起37が下側に位置している。仮係止突起36の突出寸法は、本係止突起37の突出寸法よりも小さくされている(図1参照)。
フード部22は、筒状をなして端子収容部21から前方に突出している。フード部22は、端子収容部21よりも一段外側に大きくなっている。フード部22の奥壁には、フロントリテーナ40の嵌合部46を嵌合受け部34へ通過させる通過部38が設けられている(図11参照)。通過部38は、縦長の方形状をなしてフード部22の奥壁を前後方向に貫通する孔である。
フロントリテーナ40は、撓み空間S1に入り込んでランス31の撓み変形を規制する撓み規制部42を有している。フロントリテーナ40は、撓み規制部42が撓み空間S1から前方に退避した仮係止位置(図12参照)と、撓み空間S1に入り込んだ本係止位置(図2参照)とに取り付け可能とされている。
撓み規制部42は、フロントリテーナ40の本体部(以後、リテーナ本体部41と称する)に設けられている(図8参照)。リテーナ本体部41は、図5に示すように、キャビティ23の段数に対応して設けられた複数(本実施例では2段)の本体構成部43と、本体構成部43を上下方向に連結する連結壁44とを有している。連結壁44は、本体構成部43の左右両端部に設けられ、リテーナ本体部41は、全体として前後両側に開口した角筒状をなしている。
撓み規制部42は、各ランス31に対応して設けられ、各本体構成部43に2つずつ横並びに設けられている。撓み規制部42は、ランス31が弾性撓みしていない自然状態における撓み空間S1の高さ寸法と同等の厚さ寸法と、ランス31の幅寸法と同等の幅寸法とを有している。撓み規制部42の両側には、端子金具10の挿入途中にタブ部11が傾いた場合に、タブ部11の先端部が当接可能なリブ45が設けられている。リブ45については、後ほど詳しく説明する。
連結壁44は、図5に示すように、本体構成部43よりも後方に突出して設けられ、本体構成部43から後方に突出した部分が嵌合部46とされている。嵌合部46は壁状をなし、フロントリテーナ40の左右両側に一対が対向して設けられている。嵌合部46には、フロントリテーナ40が仮係止位置にあるときに仮係止突起36に係止し、本係止位置にあるときに本係止突起37に係止可能な係止部47が設けられている。係止部47は、嵌合部46の外縁部に沿って突設されている。係止部47は、嵌合部46の後縁に沿う部分と、上下両縁に沿う部分とを有している。
フロントリテーナ40の前端部には、メンテナンス等のために端子金具10を抜き取る際に、ランス31を撓み空間S1に退避させるための図示しない治具を挿入可能な治具孔48が設けられている。治具孔48は、前後両側及び上側に開放された溝状をなしている。治具孔48は、フロントリテーナ40が仮係止位置にあるときには、図12に示すように、リテーナ収容部33の外側に位置して全体が開放され、フロントリテーナ40が本係止位置にあるときには、図2に示すように、リテーナ収容部33の内側に位置して上側が前壁24で塞がれる。
治具孔48の底面と撓み規制部42の上面との間には、段差面49が形成されている。段差面49は、治具孔48から撓み規制部42側へ向かって下がる傾斜をなしている。段差面49は、リテーナ本体部41の前後方向における略中心に位置している。
さて、リブ45は、図8に示すように、各撓み規制部42の両側に突設されている。上側の本体構成部43のリブ45は、連結壁44よりも一段上方に突出している。リブ45は、リテーナ本体部41の前端から後端にわたっている。言い換えると、リブ45の後端と撓み規制部42の後端とは前後方向の位置が揃っている。
リブの45の高さ寸法は、挿入空間S2の高さ寸法に整合している。また、リブ45の幅寸法は、図11に示すように、前後方向に対応する側壁26よりもキャビティ23の中心側へ一段突出する寸法とされている。撓み規制部42を間にして並ぶリブ45の間隔は、タブ部11の幅寸法より小さくされている。なお、リブ45の間隔は、治具孔48の幅寸法より大きくされている。
リブ45の上面(以後、突出端面51と称する)は、端子金具10の挿入方向に略平行な平坦な面とされている(図7参照)。フロントリテーナ40がハウジング20に取り付けられると、突出端面51は、誘導面29の下端と同等の高さに位置する。リブ45は、タブ部11を上側(タブ挿通孔28側)へ案内する案内面52を備えている。案内面52は、リブ45の後端部に設けられ、前方に向かって次第に上る傾斜をなし、前端が突出端面51に連なっている。
フロントリテーナ40が仮係止位置にあるときには、図12に示すように、リブ45の略半分がリテーナ収容部33に収容され、案内面52の全体、及び突出端面51の半分がキャビティ23に臨んで配される。フロントリテーナ40が本係止位置にあるときには、図2に示すように、リブ45の全体がリテーナ収容部33に収容され、リブ45の半分がランス31の両側の挿入空間S2に入り込む。
次に、本実施例のコネクタCの組み付け作業の一例を説明する。
まず、フロントリテーナ40を仮係止位置に取り付ける。フロントリテーナ40をフード部22の前方から内部に入れて嵌合部46を通過部38に挿入する。嵌合部46は嵌合受け部34に至り、係止部47が仮係止突起36を乗り越えて仮係止突起36に係止する(図9参照)。係止部47は、仮係止突起36と本係止突起37との間に嵌合し、フロントリテーナ40の前後方向の移動が規制される。このとき、リテーナ本体部41の略半分はリテーナ収容部33から前方に突出し、撓み規制部42及びリブ45はランス31の前方に退避している(図12参照)。
次に、端子金具10をキャビティ23に挿入する。キャビティ23に後方から端子金具10を挿入すると、タブ部11はランス31の上方を通ってタブ挿通孔28に向かう。このとき、タブ部11がタブ挿通孔28に入る前に斜めに傾いてしまう場合がある。図12に示すように、タブ部11が斜め下向きに傾いた場合には、タブ部11の先端部がリブ45の案内面52または突出端面51に接触する。タブ部11が案内面52に接触した場合には、案内面52の傾斜により突出端面51に案内される。タブ部11は、突出端面51に沿った後、誘導面29に至りタブ挿通孔28に入る。こうして、端子金具10の挿入途中にタブ部11が傾いたとしても、タブ部11はランス31前方の空間に潜り込むことなく、タブ挿通孔28に挿通される。なお、タブ部11が斜め上向きに傾いた場合には、タブ部11の先端部が天井壁25に接触し、天井壁25に沿って誘導面29に至りタブ挿通孔28に入る。
タブ部11がタブ挿通孔28に入ると、端子金具10は略水平姿勢に保持される。係止受け部14がランス31を押して撓み空間S1に退避させ、端子金具10は前進する。端子金具10が正規の位置に至ると、係止受け部14はランス31の係止面32を乗り越え、ランス31が弾性復帰し、係止面32が係止受け部14に係止する。これにより、端子金具10が抜け止めされる。
次に、フロントリテーナ40を本係止位置に取り付ける。全ての端子金具10を正規位置に挿入し終えたら、仮係止位置に保持されているフロントリテーナ40を後方に押す。図9の二点鎖線で示すように嵌合部46が移動し、係止部47が本係止突起37を乗り越えて本係止突起37の後面に係止する。これにより、リテーナの前方移動が規制される。
また、リテーナ本体部41の全体がリテーナ収容部33に収容される(図2参照)。撓み規制部42は撓み空間S1に入り込み、リブ45は挿入空間S2に入り込む。端子本体部13は、ランス31及びフロントリテーナ40のリブ45によって下面が支持された状態になる。
撓み空間S1に入り込んだ撓み規制部42によって、ランス31の弾性撓みが規制され、端子金具10は確実に抜け止めされる。
挿入空間S2に入り込んだリブ45は側壁26に突き当たり、フロントリテーナ40のさらなる押し込みが規制される。また、挿入空間S2に入り込んだリブ45によって隣接するランス31の間が仕切られるとともに、ランス31の側方の空間が埋められる。これにより、電線Wが強く引っ張られたとしてもランス31は左右に屈曲変形することが規制され、正規の形状を維持することができる。
以上により、コネクタCの組み付け作業が完了する。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例のコネクタCは、タブ部11を有する端子金具10が後方から挿入されるハウジング20と、ハウジング20に前方から取り付けられるフロントリテーナ40と、を備えている。ハウジング20は、正規位置に挿入された端子金具10に係止可能なランス31を有している。ランス31は、端子金具10の挿入時には端子金具10に押されて撓み空間S1に退避し、端子金具10が正規挿入されると弾性復帰して端子金具10に係止するものである。フロントリテーナ40は、撓み空間S1に入り込んでランス31の撓み変形を規制する撓み規制部42を有している。フロントリテーナ40は、撓み規制部42が撓み空間S1から前方に退避した仮係止位置と、撓み空間S1に入り込んだ本係止位置とに取り付け可能である。フロントリテーナ40は、仮係止位置において、端子金具10の挿入途中にタブ部11が傾いた場合に、タブ部11の先端部が当接可能なリブ45を備えている。この構成によれば、端子金具10の挿入時にタブ部11が傾いてランス31の前方の空間に入り込むことを防ぐことができるから、タブ部11が変形することを防ぐことができる。
また、ハウジング20の前壁24に、タブ部11が挿通されるタブ挿通孔28が設けられ、リブ45が、タブ部11をタブ挿通孔28側へ案内する案内面52を備えている。この構成によれば、案内面52によってタブ部11がタブ挿通孔28側へ案内されるから、端子金具10の挿入作業を容易に行うことができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、リブ45が、ランス31の両側の挿入空間S2に入り込むように設けられているが、これに限らず、例えばランスがキャビティの片側に寄って設けられている場合などには、リブを、各ランスの片側のみに入り込むように設けてもよい。
(2)上記実施例では、リブ45に案内面52が備えられているが、必ずしも案内面を設けなくてもよい。
C…コネクタ
S1…撓み空間
10…端子金具
11…タブ部
20…ハウジング
24…前壁
28…タブ挿通孔
31…ランス
40…フロントリテーナ
42…撓み規制部
45…リブ
52…案内面

Claims (2)

  1. タブ部を有する端子金具が後方から挿入されるハウジングと、前記ハウジングに前方から取り付けられるフロントリテーナと、を備え、
    前記ハウジングは、正規位置に挿入された前記端子金具に係止可能なランスを有し、
    前記ランスは、前記端子金具の挿入時には前記端子金具に押されて撓み空間に退避し、前記端子金具が正規挿入されると弾性復帰して前記端子金具に係止するものであり、
    前記フロントリテーナは、前記撓み空間に入り込んで前記ランスの撓み変形を規制する撓み規制部を有し、前記撓み規制部が前記撓み空間から前方に退避した仮係止位置と、前記撓み規制部が前記撓み空間に入り込んだ本係止位置とに取り付け可能であり、前記仮係止位置において、前記端子金具の挿入途中に前記タブ部が傾いた場合に、前記タブ部の先端部が当接可能なリブを備えているリテーナ付きコネクタ。
  2. 前記ハウジングの前壁に、前記タブ部が挿通されるタブ挿通孔が設けられ、
    前記リブが、前記タブ部を前記タブ挿通孔側へ案内する案内面を備えている請求項1に記載のリテーナ付きコネクタ。
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