JP6917839B2 - 洗浄器具、洗浄方法および液体供給装置 - Google Patents

洗浄器具、洗浄方法および液体供給装置 Download PDF

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Description

この発明は、液体貯留体に対して着脱自在な蓋部に貫通して設けられた配管を液体貯留体の内部に挿入して上記配管を介して内部に貯留された液体を取り出すカプラーを洗浄液により洗浄する洗浄技術および洗浄技術を適用した液体供給装置に関するものである。
従来、基板に対して塗布液を塗布する基板処理装置では、例えば特許文献1に記載されているように塗布液を吐出口から吐出するノズルが一般に用いられている。この特許文献1には詳述されていないが、ノズルに塗布液を供給するために塗布液を貯留する液体貯留体内の塗布液をノズルに供給する液体供給装置が基板処理装置に装備されている。この液体供給装置としては、例えば特許文献2に記載されたものを用いることができる。
特許文献2では、液体貯留体の一例として間接加圧タンクが設けられている。この間接加圧タンクの内部には処理液ボトルが配置されている。そして、処理液ボトルに対して送液配管が挿入され、間接加圧タンクに加圧ガスが与えられることで処理液ボトル内の塗布液が送液配管を通じて間接加圧タンクの外部に取り出される。この塗布液はトラップタンクやポンプなどを有する送液機構を介してノズルに送液される。
特許第5346643号公報 特開2000−153213号公報
ところで、処理液ボトルを交換する際には送液配管を処理液ボトルから取り外す必要がある。そして、当該送液配管を別の種類の塗布液あるいは別の液体を貯留した処理液ボトルに挿入する場合、当該挿入前に送液配管を洗浄する必要がある。この洗浄作業をオペレータの人的作業により行っていたため、洗浄処理に時間を要するという問題があった。また、洗浄仕上がりにムラが発生するという問題もあった。
また、送液配管は単独で処理液ボトルに挿入されるのではなく、送液配管を蓋部に貫通してなるカプラーを間接加圧タンクに装着して行われる。したがって、送液配管のみならず蓋部の裏面にも塗布液が付着することもあり、蓋部の洗浄も考慮するのが好適である。なお、このような問題は間接加圧タンクに特有なものというわけではなく、他の液体貯留体(ペール缶やナウパック(登録商標)など)に対してカプラーを着脱する場合にも発生する問題である。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、液体貯留体に対して着脱自在な蓋部に貫通して設けられた配管を液体貯留体の内部に挿入して配管を介して内部に貯留された液体を取り出すカプラーを洗浄液により良好に、しかも短時間に洗浄することができる洗浄技術、ならびに当該洗浄技術を用いた液体供給装置を提供することを目的とする。
この発明の第1の態様は、液体貯留体に対して着脱自在な蓋部と、蓋部に貫通して設けられた配管とを有し、配管を液体貯留体の内部に挿入して配管を介して内部に貯留された液体を取り出すカプラーを洗浄液により洗浄するために用いられる洗浄器具であって、配管を挿通可能な開口と、開口を介して配管を収納可能に設けられる内部空間とを有する容器と、容器の開口近傍に取り付けられ、液体貯留体から取り外されたカプラーを保持する保持部とを備え、配管が内部空間に収納されることで容器の内面と配管の外面との間に形成される隙間空間および配管の内部の順序または逆の順序で洗浄液を流通させて配管を洗浄することを特徴としている。
また、この発明の第2の態様は、液体貯留体に対して着脱自在な蓋部と、蓋部に貫通して設けられた配管とを有し、配管を液体貯留体の内部に挿入して配管を介して内部に貯留された液体を取り出すカプラーを洗浄する洗浄方法であって、液体貯留体から取り外したカプラーの配管を洗浄器具の容器に挿入するとともに洗浄器具で蓋部を保持する工程と、容器の内面と配管の外面との間に形成される隙間空間および配管の内部の順序または逆の順序で洗浄液を流通させて配管を洗浄する工程とを備えることを特徴としている。
さらに、発明の第3の態様は、液体貯留体に貯留された液体を被供給部に供給する液体供給装置であって、液体貯留体に対して着脱自在な蓋部と、蓋部に貫通して設けられた配管とを有し、配管を液体貯留体の内部に挿入して配管を介して液体を取り出すカプラーと、カプラーから取り出された液体を被供給部に供給する供給部と、液体貯留体から取り外された、カプラーを洗浄液により洗浄するために用いられる洗浄器具とを備え、洗浄器具は、配管を挿通可能な開口と、開口を介して配管を収納可能に設けられる内部空間とを有する容器と、容器の開口近傍に取り付けられ、液体貯留体から取り外されたカプラーを保持する保持部とを備え、 配管が内部空間に収納されることで容器の内面と配管の外面との間に形成される隙間空間および配管の内部の順序または逆の順序で洗浄液を流通させて配管を洗浄することを特徴としている。
このように構成された発明では、カプラーが液体貯留体から取り外された後で当該カプラーの配管が洗浄器具の容器に挿入される。そして、容器の内面と配管の外面との間に形成される隙間空間と配管の内部とに洗浄液が流通して配管を洗浄する。このように容器内でカプラーの配管が洗浄液によって洗浄される。
以上のように、カプラーの配管が挿入された洗浄器具の容器内で上記隙間空間と配管の内部とに洗浄液が流れて配管を洗浄するように構成しているため、オペレータなどの人的作業により配管の洗浄を行う場合よりも短時間で、しかも良好にカプラーを洗浄することができる。
本発明に係る液体供給装置の一実施形態を装備する塗布装置の全体構成を模式的に示す図である。 本発明に係る液体供給装置の一実施形態の構成を示す図である。 ペール缶、カプラーおよび洗浄器具の外観を示す斜視図である。 カプラーと洗浄器具との部分断面図である。 洗浄器具によりカプラーを洗浄する際の配管状況を示す図である。 洗浄器具の内部における流通空間、隙間空間および流入経路の相対位置関係を模式的に示す図である。 本発明に係る液体供給装置の他の実施形態の構成を示す図である。
図1は本発明に係る液体供給装置の一実施形態を装備する塗布装置の全体構成を模式的に示す図である。この塗布装置1は、図1の左手側から右手側に向けて水平姿勢で搬送される基板Wの上面Wfに塗布液を塗布するスリットコータである。なお、以下の各図において装置各部の配置関係を明確にするために、基板Wの搬送方向を「X方向」とし、図1の左手側から右手側に向かう水平方向を「+X方向」と称し、逆方向を「−X方向」と称する。また、X方向と直交する水平方向Yのうち、装置の正面側を「−Y方向」と称するとともに、装置の背面側を「+Y方向」と称する。さらに、鉛直方向Zにおける上方向および下方向をそれぞれ「+Z方向」および「−Z方向」と称する。
まず図1を用いてこの塗布装置1の構成および動作の概要を説明し、その後で液体供給装置の構成および動作について詳述する。なお、塗布装置1の基本的な構成や動作原理は、本願出願人が先に開示した特許文献1に記載されたものと共通している。そこで、本明細書では、塗布装置1の各構成のうちこれらの公知文献に記載のものと同様の構成を適用可能なもの、およびこれらの文献の記載から構造を容易に理解することのできるものについては詳しい説明を省略し、本実施形態の特徴的な部分を主に説明することとする。
塗布装置1では、基板Wの搬送方向Dt(+X方向)に沿って、入力コンベア100、入力移載部2、浮上ステージ部3、出力移載部4、出力コンベア110がこの順に近接して配置されており、以下に詳述するように、これらにより略水平方向に延びる基板Wの搬送経路が形成されている。なお、以下の説明において基板Wの搬送方向Dtと関連付けて位置関係を示すとき、「基板Wの搬送方向Dtにおける上流側」を単に「上流側」と、また「基板Wの搬送方向Dtにおける下流側」を単に「下流側」と略することがある。この例では、ある基準位置から見て相対的に(−X)側が「上流側」、(+X)側が「下流側」に相当する。
処理対象である基板Wは図1の左手側から入力コンベア100に搬入される。入力コンベア100は、コロコンベア101と、これを回転駆動する回転駆動機構102とを備えており、コロコンベア101の回転により基板Wは水平姿勢で下流側、つまり(+X)方向に搬送される。入力移載部2は、コロコンベア21と、これを回転駆動する機能および昇降させる機能を有する回転・昇降駆動機構22とを備えている。コロコンベア21が回転することで、基板Wはさらに(+X)方向に搬送される。また、コロコンベア21が昇降することで基板Wの鉛直方向位置が変更される。このように構成された入力移載部2により、基板Wは入力コンベア100から浮上ステージ部3に移載される。
浮上ステージ部3は、基板の搬送方向Dtに沿って3分割された平板状のステージを備える。すなわち、浮上ステージ部3は入口浮上ステージ31、塗布ステージ32および出口浮上ステージ33を備えており、これらの各ステージの上面は互いに同一平面の一部をなしている。入口浮上ステージ31および出口浮上ステージ33のそれぞれの上面には浮上制御機構35から供給される圧縮空気を噴出する噴出孔がマトリクス状に多数設けられており、噴出される気流から付与される浮力により基板Wが浮上する。こうして基板Wの下面Wbがステージ上面から離間した状態で水平姿勢に支持される。基板Wの下面Wbとステージ上面との距離、つまり浮上量は、例えば10マイクロメートルないし500マイクロメートルとすることができる。
一方、塗布ステージ32の上面では、圧縮空気を噴出する噴出孔と、基板Wの下面Wbとステージ上面との間の空気を吸引する吸引孔とが交互に配置されている。浮上制御機構35が噴出孔からの圧縮空気の噴出量と吸引孔からの吸引量とを制御することにより、基板Wの下面Wbと塗布ステージ32の上面との距離が精密に制御される。これにより、塗布ステージ32の上方を通過する基板Wの上面Wfの鉛直方向位置が規定値に制御される。浮上ステージ部3の具体的構成としては、例えば特許第5346643号(特許文献1)に記載のものを適用可能である。なお、塗布ステージ32での浮上量については後で詳述するセンサ61、62による検出結果に基づいて制御ユニット9により算出され、また気流制御によって高精度に調整可能となっている。
なお、入口浮上ステージ31には、図には現れていないリフトピンが配設されており、浮上ステージ部3にはこのリフトピンを昇降させるリフトピン駆動機構34が設けられている。
入力移載部2を介して浮上ステージ部3に搬入される基板Wは、コロコンベア21の回転により(+X)方向への推進力を付与されて、入口浮上ステージ31上に搬送される。入口浮上ステージ31、塗布ステージ32および出口浮上ステージ33は基板Wを浮上状態に支持するが、基板Wを水平方向に移動させる機能を有していない。浮上ステージ部3における基板Wの搬送は、入口浮上ステージ31、塗布ステージ32および出口浮上ステージ33の下方に配置された基板搬送部5により行われる。
基板搬送部5は、基板Wの下面周縁部に部分的に当接することで基板Wを下方から支持するチャック機構51と、チャック機構51上端の吸着部材に設けられた吸着パッド(図示省略)に負圧を与えて基板Wを吸着保持させる機能およびチャック機構51をX方向に往復走行させる機能を有する吸着・走行制御機構52とを備えている。チャック機構51が基板Wを保持した状態では、基板Wの下面Wbは浮上ステージ部3の各ステージの上面よりも高い位置に位置している。したがって、基板Wは、チャック機構51により周縁部を吸着保持されつつ、浮上ステージ部3から付与される浮力により全体として水平姿勢を維持する。なお、チャック機構51により基板Wの下面Wbを部分的に保持した段階で基板Wの上面の鉛直方向位置を検出するために板厚測定用のセンサ61がコロコンベア21の近傍に配置されている。このセンサ61の直下位置に基板Wを保持していない状態のチャック(図示省略)が位置することで、センサ61は吸着部材の上面、つまり吸着面の鉛直方向位置を検出可能となっている。
入力移載部2から浮上ステージ部3に搬入された基板Wをチャック機構51が保持し、この状態でチャック機構51が(+X)方向に移動することで、基板Wが入口浮上ステージ31の上方から塗布ステージ32の上方を経由して出口浮上ステージ33の上方へ搬送される。搬送された基板Wは、出口浮上ステージ33の(+X)側に配置された出力移載部4に受け渡される。
出力移載部4は、コロコンベア41と、これを回転駆動する機能および昇降させる機能を有する回転・昇降駆動機構42とを備えている。コロコンベア41が回転することで、基板Wに(+X)方向への推進力が付与され、基板Wは搬送方向Dtに沿ってさらに搬送される。また、コロコンベア41が昇降することで基板Wの鉛直方向位置が変更される。コロコンベア41の昇降により実現される作用については後述する。出力移載部4により、基板Wは出口浮上ステージ33の上方から出力コンベア110に移載される。
出力コンベア110は、コロコンベア111と、これを回転駆動する回転駆動機構112とを備えており、コロコンベア111の回転により基板Wはさらに(+X)方向に搬送され、最終的に塗布装置1外へと払い出される。なお、入力コンベア100および出力コンベア110は塗布装置1の構成の一部として設けられてもよいが、塗布装置1とは別体のものであってもよい。また例えば、塗布装置1の上流側に設けられる別ユニットの基板払い出し機構が入力コンベア100として用いられてもよい。また、塗布装置1の下流側に設けられる別ユニットの基板受け入れ機構が出力コンベア110として用いられてもよい。
このようにして搬送される基板Wの搬送経路上に、基板Wの上面Wfに塗布液を塗布するための塗布機構7が配置される。塗布機構7はスリットノズルであるノズル71を有している。ノズル71には、後で詳述する液体供給装置8から塗布液が供給され、ノズル下部に下向きに開口する吐出口から塗布液が吐出される。
ノズル71は、位置決め機構79によりX方向およびZ方向に移動位置決め可能となっている。位置決め機構79により、ノズル71が塗布ステージ32の上方の塗布位置(点線で示される位置)に位置決めされる。塗布位置に位置決めされたノズル71から塗布液が吐出されて、塗布ステージ32との間を搬送されてくる基板Wに塗布される。こうして基板Wへの塗布液の塗布が行われる。
この他、塗布装置1には、装置各部の動作を制御するための制御ユニット9が設けられている。制御ユニット9は所定の制御プログラムや各種データを記憶する記憶手段、この制御プログラムを実行することで装置各部に所定の動作を実行させるCPUなどの演算手段、ユーザや外部装置との情報交換を担うインターフェース手段などを備えている。本実施形態では、演算手段が制御プログラムのひとつであるカプラー洗浄プログラムにしたがって液体供給装置8に設けられるカプラーの洗浄処理を実行する。以下、液体供給装置8の構成およびカプラーの洗浄処理について詳述する。
図2は本発明に係る液体供給装置の一実施形態の構成を示す図である。液体供給装置8は、塗布液を貯留するペール缶81と、ペール缶81に対して着脱自在に取り付けられたカプラー82と、カプラー82により取り出された塗布液をノズル71に送液する送液機構83と、洗浄液によりカプラー82を洗浄するための洗浄器具84とを備えている。
図3はペール缶、カプラーおよび洗浄器具の外観を示す斜視図である。ペール缶81は耐薬合成樹脂製の内側容器811(図2)と金属製の外側容器812を備えている。内側容器811は筒状形状を有しており、その内部で塗布液を貯留する。そして、内側容器811の外殻として外側容器812が設けられている。内側容器811は塗布液を取出可能に開口する口部813と連結されている。口部813の外周には雄ネジが形成されており、ペール缶81の運搬時においては口部813の開口をキャップ(図示省略)で封止し、更に口部813を蓋(図示省略)で螺合することにより密閉される。一方、ペール缶81から塗布液を取り出してノズル71に供給する時には、口部813に対してカプラー82が装着される。
カプラー82は、口部813に対して螺合可能な蓋部821と、蓋部821を貫通してペール缶81の内側容器811の内部に延びる送液配管822と、蓋部821に接続されて内側容器811の内部に圧縮空気を通気可能な通気配管823とを有している。蓋部821では、一端が円形に開口されており、この開口の内周に雌ネジが形成されている。このため、カプラー82をペール缶81に装着した状態で蓋部821を口部813にネジ結合させて口部813を密封させることが可能となっている。そして、図2に示すように、図示を省略する圧縮空気供給源から圧縮空気が弁V0を介して通気配管823に与えられると、内側容器811の内部に圧縮空気が導入される。これにより、送液配管822を介して塗布液が取り出され、送液機構83に送られる。
送液機構83は、フィルタ831、脱ガス部832、トラップタンク833およびポンプ834、835を備えており、これらの構成要素およびノズル71が配管で接続されている。また、配管に介挿された弁の開閉を演算手段が制御することでノズル71に対して塗布液を送液することが可能となっている。より詳しくは以下のとおりである。
カプラー82の送液配管822のうち内側容器811に挿入された側(図2の下方側)の端部と反対側(図2の上方側)の端部は、2つの弁V1、V2が介挿された配管P1によりフィルタ831と接続されている。また、フィルタ831は、1つの弁V3が介挿された配管P2により脱ガス部832に接続されている。さらに、脱ガス部832は、三方弁V4が介挿された配管P3によりトラップタンク833に接続されている。この三方弁V4は、脱ガス部832およびトラップタンク833以外にリンス液供給源(図示省略)と接続されている。このため、演算手段からの指令に応じて当該三方弁V4が脱ガス部832およびトラップタンク833を接続した状態に切り替えられるとともに弁V1〜V3が開成状態に切り替えられた状態で弁V0を開成して圧縮空気をペール缶81に与えることで送液配管822を介して塗布液がフィルタ831に向けて取り出される。そして、当該塗布液はフィルタ831により異物除去処理を受け、さらに脱ガス部832による脱気処理を受けた後でトラップタンク833に一時的に貯留される。
トラップタンク833にはエアーベント用排気配管P4が接続されており、演算手段からの指令に応じて排気配管P4に介挿された弁V5を開くことでトラップタンク833に貯まった気体成分をトラップタンク833から除去可能となっている。また、トラップタンク833は、弁V6が介挿された配管P5により送液ポンプ834と接続されている。また、送液ポンプ834は配管P6によりノズル71と接続されている。この配管P6は途中で2つに分岐し、分岐配管がそれぞれノズル71の両端部に接続されている。配管P6では、分岐部分よりも送液ポンプ834側で三方弁V7が介挿されるとともに、分岐配管に弁V8、V9がそれぞれ介挿されている。三方弁V7は送液ポンプ834およびノズル71以外にリンス液供給源(図示省略)と接続されている。このため、演算手段からの指令に応じて当該三方弁V7が送液ポンプ834およびノズル71を接続した状態に切り替えられるとともに弁V6、V8、V9が開成状態に切り替えられた状態で送液ポンプ834が作動することでトラップタンク833内の塗布液がノズル71に圧送される。これによって、ノズル71から塗布液が吐出される。
ノズル71の上面には排出口が設けられ、当該排出口に対して排出配管P7が接続されている。排出配管P7には、弁V10が介挿されている。そして、演算手段からの指令に応じて弁V10が開いた状態で三方弁V7を介してリンス液がノズル71に供給されると、ノズル71の内部に混入した気泡がリンス液とともに排出配管P7を介して外部に排出される。これにより、ノズル71から気泡が除去される。
また、図2に示すように、配管P5の途中で配管P51が分岐して設けられているが、分岐配管P51はドレイン配管である。この配管P51に介挿された弁V11を開いた状態でドレインポンプ835が作動することでトラップタンク833に残留する塗布液を排出可能となっている。
上記したようにペール缶81に貯留された塗布液を基板Wの塗布する間、カプラー82は図2に示すようにペール缶81に装着されている。一方、ペール缶81の交換時期に達すると、カプラー82はオペレータによりペール缶81から取り外される。ここで、交換後のペール缶81に貯留されている塗布液が交換直前と同一種類である場合には、交換後のペール缶81にカプラー82をそのまま装着してもよい。しかしながら、種類が異なる塗布液あるいは塗布液以外の処理液が交換後のペール缶81に貯留されている場合には、取り外したカプラー82を新たなペール缶81に装着する前に当該カプラー82を洗浄する必要がある。
そこで、本実施形態では、ペール缶81の設置場所に隣接して洗浄器具84が配置されている。以下、図3ないし図6を参照しつつ洗浄器具84の構成および洗浄器具84を用いたカプラー82の洗浄方法について詳述する。
図4はカプラーと洗浄器具との部分断面図であり、洗浄器具にカプラーが装着された状態を示している。また、図5は洗浄器具によりカプラーを洗浄する際の配管状況を示す図である。さらに、図6は洗浄器具の内部における流通空間、隙間空間および流入経路の相対位置関係を模式的に示す図である。洗浄器具84は図5に示すようにペール缶81の設置位置近傍に配置されている。洗浄器具84は容器841、支持部材842(図4)および保持部843を有している。保持部843では、ペール缶81と同様に、鉛直上方に突設した円柱状の突起部843aが設けられている。この突起部843aの上面に図3に示すように送液配管822を挿通可能な開口843bおよび通気配管823を塞ぐ封止部材843cが設けられている。また、開口843bを介して送液配管822を収納可能に設けられる内部空間841bが鉛直下方に延設されている。さらに、図4に示すように、容器841の上端から一定距離だけ下方側に離間した位置で略円筒形状の支持部材842が容器841に外挿される一方、支持部材842よりも上方側端部および下方側端部は支持部材842で支持されておらず、外面が露出した露出端部となっている。そして、図4に示すように容器841の開口841aが保持部843の開口843bと面一状態となるように、上方側の露出端部および支持部材842の上端部が保持部843に固定されている。このような接続構造を採用することで、図3に示すように、容器841は保持部843から鉛直下方に延びている。
保持部843では、突起部843aの外周には雄ネジが形成されている。この雄ネジはカプラー82の蓋部821に設けられた雌ネジと螺合可能となっている。このため、カプラー82の送液配管822を開口843bより容器841の内部空間841bに挿入して収納した状態で蓋部821を突起部843aにネジ結合させることでカプラー82は保持部843に保持される。なお、送液配管822を容器841の内部空間841bに挿入するために、内部空間841bの内径は送液配管822の外径よりも大きく、特に本実施形態では、その差を10mm以内に設定している。これにより、容器841の内面と送液配管822の外面との間に形成される隙間空間SP2が大幅に広がるのを抑制することができる。また、本実施形態では、上記のようにして保持部843によりカプラー82が保持されると、蓋部821の下面中央領域と突起部843aの上面中央領域とが互いに対向しながら離間して流通空間SP1を形成する。この流通空間SP1は上記隙間空間SP2と連通している。
保持部843では、図4に示すように、側面から水平方向に横穴843dが設けられ、さらに横穴843dの底部から鉛直方向に対して傾斜しながら突起部843aの上面中央領域に縦穴843eが穿設されている。こうして形成された横穴843dおよび縦穴843eは互いに連通しており、保持部843の側面から突起部843aの上面中央領域に向かって流体を流通させる経路として機能する。本実施形態では、横穴843dに対してパイプ形状の流通部844の先端部が挿入されている。流通部844は、図5に示すように配管P8によりカプラー82を洗浄するための洗浄液を供給する洗浄液供給源(図示省略)と接続されている。この配管P8には弁V12が介挿されている。また、配管P8は弁V12と流通部844との間で分岐し、その分岐配管P9は圧縮空気供給源と接続されており、当該分岐配管P9に弁V13が介挿されている。このため、演算手段により弁V12、V13を開閉制御することで洗浄液および圧縮空気を選択的に流通部844に与えることが可能となっている。本実施形態では、カプラー82を洗浄する際には、弁V12、V13をそれぞれ開成および閉成して洗浄液を供給する洗浄液供給動作と、弁V12、V13をそれぞれ閉成および開成して圧縮空気を供給する圧縮空気供給動作とを交互に繰り返す。
こうして流通部844に与えられた流体(洗浄液、圧縮空気)は横穴843dおよび縦穴843eを介して流通空間SP1に送り込まれ、さらに流通空間SP1から隙間空間SP2に流れ込む。ここで、縦穴843e、流通空間SP1および容器841の開口843bを抽出して図示すると、これらは図6に示すような位置関係を有している。つまり、流通空間SP1に対して縦穴843eおよび開口843bは互いに異なる位置で連通しており、流入部から流通空間SP1に流入する流入位置PS1は流通空間SP1から隙間空間SP2に流出する流出位置PS2と異なる。しかも、隙間空間SP2は鉛直方向に延設されているのに対し、縦穴843eは鉛直方向に対して傾斜している。このため、流通部844から流通空間SP1に流入する流入方向D1は流通空間SP1から隙間空間SP2に流出する流出方向D2と非平行となっている。このため、流通部844から流通空間SP1に流入した流体は流通空間SP1全体に広がり、蓋部821の下面全体と接触した後で隙間空間SP2に流入する。また、隙間空間SP2に流入した流体は、図4に示すように、鉛直下方に進んで容器841の内底面で折り返され、送液配管822の内部を流れて送液機構83に送られる。
また、保持部843では、図4に示すように、流入部用の横穴843d以外に排気用の横穴843fが設けられている。この横穴843fは容器841に設けられた貫通孔(図示省略)に連通するように形成されている。そして、横穴843fに対して排気部845の先端部が挿入されている。排気部845は、図5に示すようにエアーベント用排気配管P10が接続されており、演算手段からの指令に応じて排気配管P10に介挿された弁V14を開くことで容器841の内部空間841bから気体成分を除去可能となっている。
さらに、図5に示すように容器841の内底部に対してドレイン配管P11が接続されている。演算手段からの指令に応じてドレイン配管P11に介挿された弁V15を開くことで容器841の内部空間841bから液体成分を除去可能となっている。
次に、上記ように構成された洗浄器具84を用いてカプラー82を洗浄する動作について説明する。ペール缶81から取り外されたカプラー82の洗浄が必要となると、オペレータは当該カプラー82の送液配管822を開口843bより容器841の内部空間841bに挿入して収納する。このとき、弁V12、V13は閉成されており、洗浄器具84への圧縮空気および洗浄液の供給は停止されている。また、弁V0も閉成されている。
送液配管822の収納が完了すると、オペレータは蓋部821を突起部843aにネジ結合させてカプラー82を保持部843で保持させてカプラー82の洗浄準備を完了させる。なお、洗浄器具84に対するカプラー82の保持はネジ方式に限定されるものではなく、他の方式で保持してもよい。
続いて、オペレータがインターフェース手段を操作して洗浄指令を制御ユニット9に与えると、予め記憶手段に記憶されているカプラー洗浄プログラムにしたがって演算手段が装置各部を制御してカプラー洗浄を実行する。すなわち、上記した洗浄液供給動作と圧縮空気供給動作とが交互に複数回繰り返される。このような繰り返し動作を実行する主たる理由は以下の理由からである。洗浄液供給動作を実行すると、洗浄液が流通部844から洗浄器具84の内部に流入し、流通空間SP1、隙間空間SP2および送液配管822の内部をこの順序で流れてカプラー82の被洗浄部位(蓋部821の下面+送液配管822)に付着する塗布液を除去する。また、カプラー洗浄に使用された洗浄液は送液配管822を通じて送液機構83に送られ、送液機構83の各部を洗浄しながら最終的にはノズル71から吐出される。ここで、配管内を流れる洗浄液の流速は管中央部で比較的大きいのに対し、管壁近傍で急速に弱まるため、洗浄液供給動作を連続して行うと、配管の管壁に塗布液が残存する可能である。これに対し、洗浄液の供給後に配管に圧縮空気が供給されると、圧縮空気によって洗浄液が配管内の全体に広がり、押し出される。その結果、配管の管壁に存在する塗布液も効果的に除去することができ、洗浄効率を高めることができる。そこで、本実施形態では、上記したように洗浄液供給動作と圧縮空気供給動作とを併用している。
上記繰り返し動作後に、演算手段は圧縮空気供給動作を一定時間だけ継続させてカプラー82を乾燥させる。その後で、演算手段は弁V14、V15を開成する。これによって、容器841の内底面に残留する洗浄液がドレイン配管P11を介して排出されるとともに排気配管P10を介して容器841の内部空間641cが大気開放される。その後で演算手段は弁V14、V15を閉成し、オペレータに洗浄処理の完了した旨をインターフェース手段により報知する。当該報知を受け取ったオペレータによりカプラー82は洗浄器具84から取り外され、図2に示すように新たに設置されたペール缶81に装着される。
以上のように、本実施形態では、ペール缶81から取り外されたカプラー82を洗浄器具84に装着した後で、流通空間SP1、隙間空間SP2および送液配管822の内部の順序で洗浄液を流してカプラー82の被洗浄部位(蓋部821の下面+送液配管822)に付着する塗布液を除去している。このため、人的作業はカプラー82の付け替え作業のみとなり、全工程を人的作業に頼っていた従来技術に比べ、より良好に、しかも短時間でカプラー82を洗浄することができる。また、洗浄処理の主要工程、つまり洗浄液による洗浄が人の作業を伴わないため、洗浄作業を行う人によって洗浄性が相違するという問題は発生せず、均一で、しかも再現性の高い洗浄性が得られる。さらに、人的作業によりカプラー82を洗浄する場合には、比較的大容量の容器にカプラー82を浸漬させて洗浄処理を行う必要があるのに対し、本実施形態ではカプラー82の送液配管822を収納できる程度の容器841を用いて洗浄処理を行うことができるため、洗浄液の使用量を大幅に削減することができ、環境保全の観点からも有益である。
また、カプラー82の送液配管822を送液機構83に接続した状態のままカプラー82の洗浄処理を行っており、カプラー82の洗浄に用いた洗浄液はそのまま送液機構83に送られ、最終的にはノズル71に送られて吐出される。したがって、カプラー82の洗浄とともに送液機構83およびノズル71の洗浄を併せて行うことができる。
また、図6に示すように流通部844から流通空間SP1に流入する流入位置PS1は流通空間SP1から隙間空間SP2に流出する流出位置PS2と異なり、しかも流通部844から流通空間SP1に流入する流入方向D1は流通空間SP1から隙間空間SP2に流出する流出方向D2と非平行となっている。このため、流通部844から流通空間SP1に流入した流体は流通空間SP1全体に広がり、蓋部821の下面全体と接触して洗浄することができる。
また、保持部843に対してゴムシートなどの封止部材843cが設けられ、カプラー82が保持部843により保持された際に通気配管823が封止部材843cにより塞がれるように構成されている。このため、カプラー82の洗浄中に通気配管823を介して洗浄液が漏れ出すのを効果的に防止することができ、洗浄処理を安定的に実行することができる。
このように本実施形態では、塗布液およびそれを貯留するペール缶81がそれぞれ本発明の「液体」および「液体貯留体」の一例に相当している。また、カプラー82を構成する送液配管822が本発明の「蓋部に貫通して設けられた配管」の一例に相当している。また、流通部844が本発明の「流入部」の一例に相当している。また、ノズル71が本発明の「被供給部」の一例に相当している。さらに、送液機構83が本発明の「供給部」の一例に相当している。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば上記実施形態では、カプラー82の送液配管822を送液機構83に接続した状態のままカプラー82の洗浄処理を行っているが、カプラー82を送液機構83から分離して洗浄器具84により洗浄処理を施すように構成してもよい。
また、上記実施形態では、流通部844から洗浄液を供給して流通空間SP1、隙間空間SP2および送液配管822の内部の順序で洗浄液を流しているが、これとは逆の順序で洗浄液を流してカプラー82を洗浄してもよい。例えば図7に示すように配管P1に三方弁V16を追加し、同図中の太線で示すようにカプラー82の洗浄処理を行う際には三方弁V16を介して洗浄液を送液配管822に送り込み、送液配管822の内部、隙間空間SP2および流通空間SP1の順序で洗浄液および圧縮空気を流入させ、流通部844から洗浄液および圧縮空気を排出してもよい。この場合、流通部844は本発明の「流出部」の一例に相当している。
また、上記実施形態では、洗浄液供給動作と圧縮空気供給動作とを交互に繰り返しているが、洗浄液供給動作のみを継続して実行するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、容器841内を大気開放するエアー抜き機構(排気部845+排気配管P10+弁V14)が設けられている。また、容器841から洗浄液を排出するドレイン機構(配管P11+弁V15)が設けられている。これらの機構は本発明の必須構成ではなく、エアー抜き機構およびドレイン機構の一方を省略したり、両方を省略したりしてもよい。
また、圧縮空気の代わりに、窒素ガスなどの不活性ガスを用いてもよい。
また、上記実施形態では、本発明の「液体貯留体」としてペール缶81を用いた液体供給装置8に本発明を適用しているが、その他の液体貯留体、例えばナウパック(登録商標)や間接加圧タンクなどを用いた液体供給装置に本発明を適用することができる。また、本発明の適用対象は塗布装置1に装置される液体供給装置8に限定されるものではなく、液体貯留体に貯留された液体(薬液や処理液など)をノズルなどの被供給部に供給する液体供給装置全般に対して本発明を適用することができる。
この発明は、液体貯留体に対して着脱自在な蓋部に貫通して設けられた配管を液体貯留体の内部に挿入して配管を介して内部に貯留された液体を取り出すカプラーを洗浄液により洗浄する洗浄技術および洗浄技術を適用した液体供給装置全般に適用することができる。
8…液体供給装置
71…ノズル(被供給部)
81…ペール缶(液体貯留体)
82…カプラー
83…送液機構(供給部)
84…洗浄器具
841…容器
841a…開口
841b…(容器の)内部空間
843…保持部
844…流通部(流入部、流出部)
845…排気部
D1…流入方向
D2…流出方向
PS1…流入位置
PS2…流出位置
SP1…流通空間
SP2…隙間空間

Claims (11)

  1. 液体貯留体に対して着脱自在な蓋部と、前記蓋部に貫通して設けられた配管とを有し、前記配管を前記液体貯留体の内部に挿入して前記配管を介して前記内部に貯留された液体を取り出すカプラーを洗浄液により洗浄するために用いられる洗浄器具であって、
    前記配管を挿通可能な開口と、前記開口を介して前記配管を収納可能に設けられる内部空間とを有する容器と、
    前記容器の前記開口近傍に取り付けられ、前記液体貯留体から取り外された前記カプラーを保持する保持部とを備え、
    前記配管が前記内部空間に収納されることで前記容器の内面と前記配管の外面との間に形成される隙間空間および前記配管の内部の順序または逆の順序で前記洗浄液を流通させて前記配管を洗浄することを特徴とする洗浄器具。
  2. 請求項1に記載の洗浄器具であって、
    前記保持部は、前記配管が前記内部空間に収納された状態で前記蓋部と係合して保持するとともに部分的に前記蓋部と対向して前記隙間空間と連通する流通空間を形成し、
    前記流通空間と前記隙間空間との間での前記洗浄液の流通が可能となっている洗浄器具。
  3. 請求項2に記載の洗浄器具であって、
    前記保持部に取り付けられ、前記流通空間に前記洗浄液を流入させて前記隙間空間および前記配管の内部の順に前記洗浄液を流入させる流入部をさらに備える洗浄器具。
  4. 請求項3に記載の洗浄器具であって、
    前記流入部から前記流通空間に流入する流入位置は前記流通空間から前記隙間空間に流出する流出位置と異なり、
    前記流入部から前記流通空間に流入する流入方向は前記流通空間から前記隙間空間に流出する流出方向と非平行である洗浄器具。
  5. 請求項2に記載の洗浄器具であって、
    前記保持部に取り付けられ、前記配管の内部および前記隙間空間を介して前記流通空間に流出してきた前記洗浄液を流出させる流出部をさらに備える洗浄器具。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の洗浄器具であって、
    前記容器の鉛直下方端部に接続されて前記内部空間内の前記洗浄液を排出するドレイン配管をさらに備える洗浄器具。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の洗浄器具であって、
    前記保持部に取り付けられ、前記内部空間内の気体を抜き出す排気部をさらに備える洗浄器具。
  8. 液体貯留体に対して着脱自在な蓋部と、前記蓋部に貫通して設けられた配管とを有し、前記配管を前記液体貯留体の内部に挿入して前記配管を介して前記内部に貯留された液体を取り出すカプラーを洗浄する洗浄方法であって、
    前記液体貯留体から取り外した前記カプラーの前記配管を洗浄器具の容器に挿入するとともに前記洗浄器具で前記蓋部を保持する工程と、
    前記容器の内面と前記配管の外面との間に形成される隙間空間および前記配管の内部の順序または逆の順序で洗浄液を流通させて前記配管を洗浄する工程と
    を備えることを特徴とする洗浄方法。
  9. 液体貯留体に貯留された液体を被供給部に供給する液体供給装置であって、
    前記液体貯留体に対して着脱自在な蓋部と、前記蓋部に貫通して設けられた配管とを有し、前記配管を前記液体貯留体の内部に挿入して前記配管を介して前記液体を取り出すカプラーと、
    前記カプラーから取り出された前記液体を前記被供給部に供給する供給部と、
    前記液体貯留体から取り外された、前記カプラーを洗浄液により洗浄するために用いられる洗浄器具とを備え、
    前記洗浄器具は、
    前記配管を挿通可能な開口と、前記開口を介して前記配管を収納可能に設けられる内部空間とを有する容器と、
    前記容器の前記開口近傍に取り付けられ、前記液体貯留体から取り外された前記カプラーを保持する保持部とを備え、
    前記配管が前記内部空間に収納されることで前記容器の内面と前記配管の外面との間に形成される隙間空間および前記配管の内部の順序または逆の順序で前記洗浄液を流通させて前記配管を洗浄することを特徴とする液体供給装置。
  10. 請求項9に記載の液体供給装置であって、
    前記保持部は、前記配管が前記内部空間に収納された状態で前記蓋部と係合して保持するとともに部分的に前記蓋部と対向して前記隙間空間と連通する流通空間を形成し、
    前記流通空間と前記隙間空間との間での前記洗浄液の流通が可能となっている液体供給装置。
  11. 請求項10に記載の液体供給装置であって、
    前記洗浄器具は、前記保持部に取り付けられ、前記流通空間に前記洗浄液を流入させて前記隙間空間および前記配管の内部の順に前記洗浄液を流入させる流入部をさらに備え、前記配管から流出する前記洗浄液が前記供給部を介して前記被供給部に供給される液体供給装置。
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