JP2000107664A - 版胴に対する塗布液供給装置およびその洗浄方法 - Google Patents

版胴に対する塗布液供給装置およびその洗浄方法

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JP2000107664A JP10280986A JP28098698A JP2000107664A JP 2000107664 A JP2000107664 A JP 2000107664A JP 10280986 A JP10280986 A JP 10280986A JP 28098698 A JP28098698 A JP 28098698A JP 2000107664 A JP2000107664 A JP 2000107664A
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cleaning
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保昌 富永
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徹 磯崎
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孝洋 水野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 版胴60の版面61に塗布液を供給する塗布
液供給装置の洗浄作業において、チャンバー10内の液
溜まり11底部近くに蓄積する比重の大きなゴミ等を排
出する。 【解決手段】 塗布作業時においては、塗布液を液溜ま
り11の下部口14から供給して上部口15から排出す
るのに対して、洗浄作業時には、逆に洗浄液を上部口1
5から供給して下部口から排出することにより、下部口
から排出される洗浄液の流れに乗せて比重の大きなゴミ
等を液溜まり11から排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーティング機や
グラビア印刷機等において、コーティングロールや印刷
版胴等の版胴にコーティング剤やインク等の塗布液を供
給する版胴に対する塗布液供給装置およびその洗浄方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に、従来のコーティング機やグラビ
ア印刷機等のシート材に対する塗布液の塗布装置の一例
を示す。
【0003】この塗布装置は、コーティングロールや印
刷版胴等の版胴60の版面61に、圧胴62によってシ
ート材Sを押し付け、該シート材Sの表面に版面61に
付着したコーティング剤やインク等の塗布液を転写する
ものである。
【0004】この版胴60の版面61に、塗布液を供給
する塗布液供給装置は、版胴60の側面位置に配置され
たチャンバー10と、塗布液を貯える塗布液タンク50
と、この塗布液タンク50からチャンバー10に供給ポ
ンプ40を介して塗布液を供給する供給管路28と、チ
ャンバー10から塗布液タンク50に塗布液を戻すリタ
ーン管路29とから構成されている。
【0005】チャンバー10内には、版胴60の版面6
1に対向して開口する液溜まり11が形成され、前記供
給管路28はこの液溜まり11の下部に連通する下部口
14に、前記リターン管路29はこの液溜まり11の上
部に連通する上部口15にそれぞれ接続している。ま
た、この液溜まり11の開口の下端部に設けられたシー
ルプレート12によって、液溜まり11の開口の下端部
分と版面11管がシールされるとともに、該開口の上端
位置に設けられたドクター刃13によって、版面61に
付着した余分な塗布液を除去するようになっている。
【0006】このような塗布液供給装置では、塗布液を
変更する場合や装置の保守点検を行う場合などにおい
て、該装置内の塗布液を抜き去り、該装置内を洗浄する
ことが求められる。
【0007】従来、このような塗布液供給装置の洗浄
は、上述したような塗布作業を行う場合に用いる塗布液
が貯えられた塗布液タンク50を洗浄液が貯えられた洗
浄液タンクに換えて、上述した塗布作業における塗布液
の循環流路と同じ流路を用いて装置内に洗浄液を循環さ
せることによって行われていた。すなわち、従来のこの
ような塗布液供給装置の洗浄は、塗布液タンク50と交
換された洗浄液タンク内の洗浄液を供給管路28を介し
てチャンバー10内の液溜まり11に供給し、チャンバ
ー10内の液溜まり11からリターン管路29を介して
洗浄液を排出することにより、該装置内に洗浄液を循環
させることによって行われていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような版
胴に対する塗布液供給装置においては、シート材Sに対
する塗布液の塗布作業を続けていると、チャンバー10
の液溜まり11内の塗布液中にゴミ、摩耗粉、錆等が混
じることがあるが、この液溜まり11から排出される塗
布液は液溜まり11上部の上部口15から排出されるた
め、塗布液より比重の大きなゴミ等90…が液溜まり1
1の底部近くに蓄積しやすい。
【0009】ところが、上述したような洗浄方法によれ
ば、洗浄液は、塗布作業時における塗布液と同じく、チ
ャンバー10に対して液溜まり11の下部口14から供
給されて上部口15から排出されるため、このような洗
浄作業によっては、このような比重の大きなゴミ等90
…がチャンバー10内の液溜まり11から排出されずに
残ってしまい、十分な洗浄効果が得られないという問題
があった。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、チャンバーの液溜まり内に蓄積した比重の大き
なゴミ等も容易に排出して、高い洗浄効果を得ることの
できる版胴に対する塗布液供給装置およびその洗浄方法
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明にかかる版胴に対する塗布液供給装置の洗浄
方法は、シート材の表面に塗布液を塗布する版胴の側面
位置に、前記版胴の版面に沿って設置されたチャンバー
と、前記版胴の版面に対向する開口部を有する、前記チ
ャンバー内に形成された液溜まりと、前記液溜まりの上
部に連通する上部口と、前記液溜まりの下部に連通する
下部口とを備えた版胴に対する塗布液供給装置の洗浄方
法であって、前記チャンバーに対し、洗浄液を前記上部
口から供給して前記下部口から排出することにより、該
塗布液供給装置を洗浄することを特徴とするものである
(請求項1)。
【0012】このような洗浄方法によれば、チャンバー
の液溜まりに供給された洗浄液は液溜まり下部の下部口
から排出されるため、液溜まり内に比重の大きなゴミ等
が蓄積している場合であっても、このゴミ等を洗浄液の
流れに乗せて容易に排出することができる。
【0013】さらに、このような洗浄方法においては、
前記チャンバーに対し、洗浄液を前記上部口から供給し
て前記下部口から排出することにより、該塗布液供給装
置を洗浄する工程と、前記チャンバーに対し、洗浄液を
前記下部口から供給して前記上部口から排出することに
より、該塗布液供給装置を洗浄する工程とを有すること
が望ましい(請求項2)。
【0014】このような2つの洗浄工程を有する洗浄方
法によれば、上部口からチャンバー内の液溜まりに供給
された洗浄液を下部口から排出する洗浄工程で、液溜ま
り内に蓄積する比重の大きなゴミ等を排出することがで
きるとともに、下部口からチャンバーの液溜まりに供給
された洗浄液を上部口から排出する洗浄工程中、洗浄液
は液溜まり内の上部口の高さ位置まで溜まり、この液溜
まり内の上部も十分に洗浄することができる。また、こ
の後者の洗浄工程において、版胴が回転動作すれば、版
胴の版面も、液溜まりに溜まった洗浄液に曝されること
で十分に洗浄することができる。なお、これら2つの洗
浄工程はどちらから行ってもよい。
【0015】一方、上記洗浄方法を実施するに好適な本
発明にかかる版胴に対する塗布液供給装置は、シート材
の表面に塗布液を塗布する版胴の側面位置に、前記版胴
の版面に沿って設置されたチャンバーと、前記版胴の版
面に対向する開口部を有する、前記チャンバー内に形成
された液溜まりと、前記液溜まりの上部に連通する上部
口と、前記液溜まりの下部に連通する下部口と、塗布液
が貯えられる塗布液タンクと、前記下部口を介して、前
記塗布液タンクから前記チャンバー内の前記液溜まりに
塗布液を供給する塗布液供給手段と、前記上部口を介し
て、前記チャンバー内の前記液溜まりから塗布液を排出
する塗布液排出手段と、洗浄液が貯えられる洗浄液タン
クと、前記上部口を介して、前記洗浄液タンクから前記
チャンバー内の前記液溜まりに洗浄液を供給する洗浄液
供給手段と、前記下部口を介して、前記チャンバー内の
前記液溜まりから洗浄液を排出する洗浄液排出手段とを
備えたものである(請求項3)。
【0016】このような塗布液供給装置によれば、この
装置の洗浄を行う際には、洗浄液供給手段および洗浄液
排出手段によって、洗浄液はチャンバーの液溜まりの上
部口から供給されて下部口から排出されるため、チャン
バーの液溜まり内に蓄積した比重の大きなゴミ等も容易
に排出することができる。
【0017】このような塗布液供給装置においては、塗
布液供給手段および洗浄液供給手段が、塗布液および洗
浄液を給送する供給ポンプと、前記供給ポンプの吸込口
に接続された流路を前記塗布液タンクまたは前記洗浄液
タンクのいずれかに連通させる第1の流路切換手段と、
前記供給ポンプの吐出口に接続された流路を前記チャン
バーの前記上部口または前記下部口のいずれかに連通さ
せる第2の流路切換手段とを備えることが望ましい(請
求項4)。
【0018】このようにすれば、第1および第2の流路
切換手段を適宜切り換えることにより、塗布液供給手段
および洗浄液供給手段が1つの供給ポンプを共有するこ
とができるため、この塗布液供給装置を簡素な構成とす
ることができる。
【0019】また、塗布液排出手段および洗浄液排出手
段が、塗布液および洗浄液を排出する排出流路と、前記
排出流路を前記チャンバーの前記上部口または前記下部
口のいずれかに連通させる第3の流路切換手段と備える
ことが望ましい(請求項5)。
【0020】このようにすれば、第3の流路切換手段を
適宜切り換えることにより、塗布液排出手段および洗浄
液排出手段が排出流路を共有することとなるため、この
塗布液供給装置を簡素な構成とすることができる。
【0021】また、塗布液供給装置が、上記第2の流路
切換手段および上記第3の流路切換手段を備えた場合に
は、これら第2の流路切換手段および第3の流路切換手
段を、前記チャンバーの前記上部口に接続された流路、
前記チャンバーの前記下部口に接続された流路、前記供
給ポンプの吐出口に接続された流路および前記排出流路
に接続された流路切換手段によって構成し、この流路切
換手段を、前記供給ポンプの吐出口に接続された流路と
前記チャンバーの前記下部口に接続された流路とを連通
させると同時に、前記チャンバーの前記上部口に接続さ
れた流路と前記排出流路とを連通させる塗布液流通状態
と、前記供給ポンプの吐出口に接続された流路と前記チ
ャンバーの前記上部口に接続された流路とを連通させる
と同時に、前記チャンバーの前記下部口に接続された流
路と前記排出流路とを連通させる洗浄液流通状態とを選
択的に切り換え可能に構成することが望ましい(請求項
6)。
【0022】このように、第2および第3の流路切換手
段を1つの流路切換バルブによって構成すれば、この塗
布液供給装置を全体として簡素な構成とすることができ
るとともに、この流路切換バルブの切換操作によって、
第2および第3の流路切換手段を同時に切換操作するこ
ととなるため、塗布液の塗布作業と装置の洗浄作業とを
容易に切り換えることができる。
【0023】このような流路切換バルブは、具体的に
は、バルブケースと、前記バルブケース内で回転動作
し、横断面形状が略円形に形成されたバルブ本体と、前
記バルブ本体の回転周面に対向する前記バルブケースの
内壁面に略等間隔に形成された4つの弁口と、前記4つ
の弁口に対して、互いに隣接する2つずつ2組の弁口を
各組同時に連通させるように、前記バルブ本体内に略平
行に形成された2本の流路とを備え、前記4つの弁口に
は、前記供給ポンプの吐出口に接続された流路、前記チ
ャンバーの前記下部口に接続された流路、前記排出流
路、および前記チャンバーの前記上部口に接続された流
路を、前記バルブケース内壁面の周方向に沿って、この
順序でそれぞれ接続することによって実現することがで
きる(請求項7)。
【0024】また、前記塗布液排出手段および前記洗浄
液排出手段が、前記排出流路を前記塗布液タンクまたは
前記洗浄液タンクのいずれかに連通させる第4の流路切
換手段を備え、前記チャンバーから排出される塗布液を
前記塗布液タンクに戻し、前記チャンバーから排出され
る洗浄液を前記洗浄液タンクに戻すように構成すること
が望ましい(請求項8)。
【0025】このようにすれば、チャンバーに供給した
塗布液および洗浄液をそれぞれ塗布液タンクおよび洗浄
液タンクに戻して、これら塗布液および洗浄液を装置内
で循環させる場合に、この第4の切換手段を適宜切り換
えることにより、チャンバーから排出される塗布液およ
び洗浄液が流通する排出流路を、塗布液が循環する流路
と洗浄液が循環する流路として兼用することができるた
め、この塗布液供給装置を全体として簡素な構成とする
ことができる。
【0026】このような第4の流路切換手段を備える場
合には、前記第1の流路切換手段および前記第4の流路
切換手段を、前記供給ポンプの吐出口に接続された流路
および前記排出流路を一体的に保持する保持部材と、前
記塗布液タンクおよび前記洗浄液タンクに対して前記保
持部材を相対移動させることにより、前記保持部材に保
持された前記供給ポンプの吐出口に接続された流路およ
び前記排出流路を前記塗布液タンクまたは前記洗浄液タ
ンクのいずれかに連通させる相対移動手段とから構成す
ることができる(請求項9)。
【0027】このようにすれば、前記相対移動手段によ
って、第1および第4の流路切換手段を同時に切換操作
することとなるため、塗布液の塗布作業と装置の洗浄作
業とを容易に切り換えることができる。
【0028】また、このような塗布液供給装置において
は、さらに、仕上げ洗浄用の仕上げ洗浄液が貯えられる
仕上げ洗浄液タンクと、前記下部口を介して、前記仕上
げ洗浄液タンクから前記チャンバー内の前記液溜まりに
仕上げ洗浄液を供給する仕上げ洗浄液供給手段と、前記
上部口を介して、前記チャンバー内の前記液溜まりから
仕上げ洗浄液を排出する仕上げ洗浄液排出手段とを備え
ることが望ましい(請求項10)。
【0029】このようにすれば、仕上げ洗浄液タンクか
らチャンバーの液溜まりに供給される仕上げ洗浄液は、
液溜まり上部の上部口から排出されるため、この仕上げ
洗浄液は液溜まり内の上部口の高さ位置まで溜まり、こ
の液溜まり内の上部についても十分に洗浄することがで
きる。また、このとき、版胴の版面も液溜まりに溜まっ
た仕上げ洗浄液に曝されるため、版胴を回転動作させる
ことにより、この版面も同時に洗浄することができる。
【0030】さらに、このような仕上げ洗浄を行うため
の仕上げ洗浄タンク、仕上げ洗浄液供給手段および仕上
げ洗浄液排出手段を備える場合には、前記第1の流路切
換手段を、前記供給ポンプの吸込口に接続された流路を
前記塗布液タンク、前記洗浄液タンクまたは前記仕上げ
洗浄液タンクのいずれかに連通させるように構成し、前
記仕上げ洗浄液供給手段が、該第1の流路切換手段、前
記供給ポンプおよび前記第2の流路切換手段を、前記塗
布液供給手段および前記洗浄液供給手段と共有するとと
もに、前記第4の流路切換手段を、前記排出流路を前記
塗布液タンク、前記洗浄液タンクまたは前記仕上げ洗浄
液タンクのいずれかに連通させるように構成し、前記仕
上げ洗浄液排出手段が、該第4の流路切換手段、前記排
出流路および前記第3の流路切換手段を、前記塗布液排
出手段および前記洗浄液排出手段と共有することが望ま
しい(請求項11)。
【0031】このようにすれば、第1および第4の流路
切換手段を適宜切り換えることにより、塗布液供給手
段、洗浄液供給手段および仕上げ洗浄液供給手段が、第
1の流路切換手段、供給ポンプおよび第2の流路切換手
段を共有するとともに、塗布液排出手段、洗浄液排出手
段および仕上げ洗浄液排出手段が第4の流路切換手段、
排出流路および第3の流路切換手段を共有することとな
るため、塗布液供給装置を全体として簡素な構成とする
ことができる。
【0032】また、オペレータにより操作される入力手
段からの信号に応じて所定の流路を形成するように、前
記第1〜第4の流路切換手段を作動させる流路制御手段
を備えることが望ましい(請求項12)。
【0033】このようにすれば、塗布液、洗浄液、さら
に仕上げ洗浄液を流通させる所定の流路を容易に形成す
ることができる。
【0034】また、このような版胴に対する塗布液供給
装置においては、前記液溜まりの壁面に、塗布液付着防
止用のコーティング処理を施すことが望ましい(請求項
13)。
【0035】このように液溜まりの壁面にコーティング
処理を行えば、塗布液の付着が抑えられるため、この液
溜まりに洗浄液あるいは仕上げ洗浄液を流通させること
により容易に高い洗浄効果を得ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1に、本発明にかかる版胴に対
する塗布液供給装置を備えた塗布装置の一例を示す。な
お、図7に示した従来の同装置と同様の構成部分には同
一の符号を付している。
【0037】この図に示すように、この塗布装置は、コ
ーティングロールや印刷版胴等の版胴60の版面61
に、上方から圧胴62によって、紙またはプラスチック
フィルム等からなるシート材Sを押し付け、該シート材
Sの表面に版面61に付着したコーティング剤やインク
等の塗布液を転写するものである。
【0038】この版胴60の版面61に、塗布液を供給
する塗布液供給装置は、版胴60の側面位置に配置され
たチャンバー10と、塗布液を貯える塗布液タンク50
と、荒洗浄液を貯える荒洗浄液タンク51と、仕上げ洗
浄液を貯える仕上げ洗浄液タンク52と、これら塗布液
タンク50、荒洗浄液タンクおよび仕上げ洗浄液タンク
からチャンバー10に塗布液や洗浄液を供給し、またチ
ャンバー10からこれら塗布液タンク50、荒洗浄液タ
ンクおよび仕上げ洗浄液タンクに塗布液や洗浄液を排出
する複数の流路21〜25等から構成されている。な
お、63は、塗布液等の液ダレを受ける受け皿である。
【0039】図2〜図4に、この塗布装置の側面断面図
を示す。
【0040】図2は、チャンバー10に塗布液タンク5
0内の塗布液を供給している塗布作業状態、図3は、チ
ャンバー10に荒洗浄液タンク51の荒洗浄液を供給し
ている荒洗浄作業状態、図4は、チャンバー10に仕上
げ洗浄液タンク52の仕上げ洗浄液を供給している仕上
げ洗浄作業状態を、それぞれ示している。
【0041】これらの図に示すように、チャンバー10
内には、版胴60に対向するように設けられた凹部が、
その内部に塗布液等を溜める液溜まり11となってお
り、この液溜まり11の壁面は、塗布液付着防止用のコ
ーティング処理がなされている。
【0042】この液溜まり11の前面下端部、すなわち
上記版胴60の回転方向の上流側部分には、版胴60の
回転方向に対向するように、プラスチック板等からなる
シールプレート12が設けられており、このシールプレ
ート12の先端部が版胴60の版面61に圧接されるこ
とにより、上記液溜まり11の前面下端部がシールされ
ている。
【0043】また、上記液溜まり11の前面上端部、す
なわち版胴60の回転方向の下流側部分には、版胴60
の回転方向に対向するように、ステンレス板または鋼板
材等からなるドクター刃13が設けられており、このド
クター刃13の先端部が版胴60の版面61に圧接され
ることにより、上記液溜まり11の前面上端部がシール
されるとともに、版胴60の回転に応じて、その版面6
1に付着した余分な塗布液等が上記ドクター刃13によ
って掻き取られるようになっている。
【0044】そして、この液溜まり11には、その下部
に設けられた下部口14および上部に設けられた上部口
15に、流路22および流路24がそれぞれ接続されて
いる。これら下部口14に接続された流路22および上
部口15に接続された流路24は、他端側を流路切換バ
ルブ30に接続されている。
【0045】また、図2に示す塗布作業状態において
は、供給ポンプ40の吸込口側に接続された流路25は
塗布液タンク50内の塗布液中に挿し込まれており、こ
の供給ポンプ40の吐出口に接続された流路21は、そ
の他端側が上記流路切換バルブ30に接続されている。
【0046】また、塗布液タンク50には、チャンバー
10から排出されてくる塗布液をこの塗布液タンク50
中に戻す排出流路23が接続されており、この排出流路
23もその他端側を上記流路切換バルブ30に接続され
ている。
【0047】これら流路25および排出流路23は、塗
布液タンク50、荒洗浄液タンク51および仕上げ洗浄
液タンク52の蓋となる保持部材53に一体的に保持さ
れており、この保持部材53はこれら流路25および排
出流路23とともに、昇降動作手段54によって略上下
方向に昇降動作することができるようになっている。
【0048】また、塗布液タンク50は、荒洗浄液タン
ク51および仕上げ洗浄液タンク52とともに、キャス
ター56,56を備えた台車55上に載置されており、
この台車55は、動作駆動源57によってこれら塗布液
タンク50、荒洗浄液タンク51および仕上げ洗浄液タ
ンク52を台車55ごと略水平方向に移動動作させるこ
とができるようになっている。
【0049】このように、流路25および排出流路23
が保持部材53とともに昇降動作し、かつ塗布液タンク
50、荒洗浄液タンク51および仕上げ洗浄液タンク5
2が台車55とともに略水平方向に移動動作することに
よって、これら流路25および排出流路23は、塗布液
タンク50、荒洗浄液タンク51および仕上げ洗浄液タ
ンク52ののうちいずれかと連通することができるよう
になっており、これら流路25および排出流路23が塗
布液タンク50と連通する図2に示す塗布作業状態と、
これら流路25および排出流路23が荒洗浄液タンク5
1と連通する図3に示す荒洗浄作業状態と、これら流路
25および排出流路23が仕上げ洗浄液タンク52と連
通する図4に示す仕上げ洗浄作業状態とを選択的に切り
換えることができるようになっている。
【0050】すなわち、これら流路25および排出流路
23を昇降動作させる保持部材53および昇降動作手段
54、ならびに塗布液タンク50、荒洗浄液タンク51
および仕上げ洗浄液タンク52を略水平方向に移動動作
させる台車55および動作駆動源57は、供給ポンプ4
0の吸込口に接続された流路25をこれら塗布液タンク
50、荒洗浄液タンク51および仕上げ洗浄液タンク5
2のいずれかと連通させるように流路を選択的に切り換
える第1の流路切換手段を構成するとともに、排出流路
23をこれら塗布液タンク50、荒洗浄液タンク51お
よび仕上げ洗浄液タンク52のいずれかと連通させるよ
うに流路を選択的に切り換える第4の流路切換手段を構
成している。
【0051】流路切換バルブ30は、バルブケース32
と、断面形状が略円形に形成され、レバー33によって
このバルブケース32内で回転動作するバルブ本体31
とを備えている。
【0052】バルブケース32には、バルブケース32
の周壁面を貫通してバルブ本体31の回転周面に対向す
る4つの弁口34〜37が、バルブケース32内壁面の
周方向に略等間隔に形成されている。
【0053】これら4つの弁口34〜37には、前記供
給ポンプ40の吐出口に接続された流路21、前記チャ
ンバー10の前記下部口14に接続された流路22、前
記排出流路23、および前記チャンバー10の前記上部
口15に接続された流路24が、バルブケース32内壁
面の周方向に沿って、この順序でそれぞれ接続されてい
る。
【0054】バルブ本体31には、バルブケースに形成
された上記4つの弁口34〜37のうち、互い隣接して
設けられている2つの弁口を連通させる2本の流路3
8,39が略平行に形成されている。
【0055】このようなバルブケース32の弁口34〜
37の配置、およびバルブ本体31内の2本の流路3
8,39によって、この流路切換バルブ30によれば、
図2および図4に示すように、弁口34と弁口35とを
連通させ、同時に弁口36と弁口37を連通させる状態
(塗布液流通状態)と、図3に示すように、弁口34と
弁口37とを連通させ、同時に弁口35と弁口36とを
連通させる状態(洗浄液流通状態)とを、このバルブ本
体31を前記レバー33によって回転動作させることに
より、選択的に切り換えることができるようになってい
る。
【0056】すなわち、この流路切換バルブ30は、供
給ポンプ40の吐出口に接続された流路21をチャンバ
ー10の上部口15および下部口14のいずれかと連通
させるように流路を選択的に切り換える第2の流路切換
手段を構成するとともに、排出流路23を前記チャンバ
ー10の上部口15および下部口14のいずれかと連通
させるように流路を選択的に切り換える第3の流路切換
手段を構成している。
【0057】次に、このように構成された第1〜第4の
流路切換手段を適宜切り換えることによって形成され
る、図2に示す塗布作業状態、図3に示す荒洗浄作業状
態および図4に示す仕上げ洗浄作業状態についてそれぞ
れ説明する。
【0058】図2に示す塗布作業状態は、チャンバー3
0に塗布液を供給してシート材Sに塗布作業を行う状態
である。
【0059】この塗布作業状態においては、上述した昇
降動作手段54、動作駆動源57等からなる第1および
第4の流路切換手段により、排出流路23および供給ポ
ンプ40の吸込口に接続された流路25は、塗布液タン
ク50に連通し、また流路切換バルブ30からなる第2
および第3の流路切換手段により、供給ポンプ40の吐
出口に接続された流路21はチャンバー10の下部口に
接続された流路22と連通し、チャンバー10の上部口
15に接続された流路24は排出流路23と連通してい
る。
【0060】したがって、この塗布作業状態において
は、塗布液タンク50内の塗布液は流路25を介して供
給ポンプ40によって吸い上げられ、流路21、流路切
換バルブ30内の流路38および流路22を通って、チ
ャンバー30の下部口14からチャンバー10内の液溜
まり11に供給される。
【0061】こうして液溜まり11に供給された塗布液
は、液溜まり11内の上部口15の高さ位置近傍まで溜
まり、この液溜まり11の上部口15から溢れ出た塗布
液は、流路24、流路切換バルブ30内の流路39およ
び排出流路23を通って、塗布液タンク50に戻され
る。
【0062】このように、塗布作業状態においては、チ
ャンバー10の液溜まり11内に塗布液が所定高さまで
溜まって版胴60の版面61に付着し、版胴60が回転
動作することにより、塗布液がシート材Sに転写される
ようになっている。
【0063】このような塗布作業を続けると、版胴60
の版面61に付着したゴミや、固化した塗布液、さらに
摩耗粉や錆等がチャンバー10の液溜まり11内の塗布
液中に混じることが多いが、この塗布作業状態における
液溜まり11内の塗布液は、上述したように下部口14
から供給されて上部口15から排出されるため、このよ
うなゴミ等のうち、塗布液より比重の大きなものが液溜
まり11の底部近傍に蓄積してしまいやすい。
【0064】また、液溜まり11内壁面の上部や、上部
口15に連通する流路24の内壁部等は、この塗布作業
時において、図2に示すように、空気層に曝されている
ため、これらの内壁面に付着した塗布液は、その揮発成
分がこの空気中に揮発することで非揮発成分がこの内壁
面に付着したまま固化しやすい。
【0065】そこで、この塗布液供給装置においては、
装置の保守点検を行う場合や塗布液を変更する場合等
に、このようなゴミ等を排出し、塗布液が流通する流路
等に付着した塗布液を除去するため、装置の洗浄作業が
行われる。この塗布液供給装置においては、この洗浄作
業を荒洗浄作業と仕上げ洗浄作業の2段階に分けて行う
ようになっている。
【0066】図3に示す荒洗浄作業状態は、チャンバー
30に荒洗浄液を供給して、チャンバー10内の液溜ま
り11、版胴60の版面11および流路21〜25等の
荒洗浄作業を行う状態である。
【0067】この荒洗浄作業状態においては、上述した
昇降動作手段54、動作駆動源57等からなる第1およ
び第4の流路切換手段により、排出流路23および供給
ポンプ40の吸込口に接続された流路25は、荒洗浄液
タンク51に連通し、また流路切換バルブ30からなる
第2および第3の流路切換手段により、供給ポンプ40
の吐出口に接続された流路21はチャンバー10の上部
口15に接続された流路24と連通し、チャンバー10
の下部口14に接続された流路22は排出流路23と連
通している。
【0068】したがって、この荒洗浄作業状態において
は、荒洗浄液タンク51内の荒洗浄液は、流路25を介
して供給ポンプ40に吸い上げられ、流路21、流路切
換バルブ30内の流路38および流路24を通って、チ
ャンバー30の上部口15からチャンバー10内の液溜
まり11に供給される。
【0069】こうして液溜まり11に供給された荒洗浄
液は、チャンバー30の下部口14から排出され、この
液溜まり11の下部口から排出される荒洗浄液は、流路
22、流路切換バルブ30内の流路39および排出流路
23を通って、荒洗浄液タンク51に戻される。
【0070】このような荒洗浄作業によれば、荒洗浄液
はチャンバー10の液溜まり11に対して上部口15か
ら供給され、下部口14から排出されるため、液溜まり
11の底部近傍に蓄積された比重の大きなゴミ等を下部
口14から排出される荒洗浄液の流れに乗せて容易に排
出することができる。
【0071】また、荒洗浄液は、上部口15に連通する
流路24を介してチャンバー10に送り込まれることか
ら、この荒洗浄作業中、この上部口15に連通する流路
24内は、供給ポンプ40で加圧された荒洗浄液で満た
されながら、この荒洗浄液が流通することとなるため、
この流路24内壁に付着し、固化した塗布液等も十分に
洗浄することができる。
【0072】また、液溜まり11の内壁面には、塗布液
付着防止用のコーティング処理が施されているため、こ
の液溜まり11内壁面に付着した塗布液は容易に洗い落
とすことができる。
【0073】この塗布液供給装置では、このような荒洗
浄作業につづいて仕上げ洗浄作業が行われる。
【0074】図4に示す仕上げ洗浄作業状態は、チャン
バー30に仕上げ洗浄液を供給して、チャンバー10内
の液溜まり11、版胴60の版面11および流路21〜
25等の仕上げ洗浄作業を行う状態である。
【0075】この仕上げ洗浄作業状態においては、上述
した昇降動作手段54,動作駆動源57等からなる第1
および第4の流路切換手段により、排出流路23および
供給ポンプ40の吸込口に接続された流路25は、仕上
げ洗浄液タンク52に連通し、また流路切換バルブ30
からなる第2および第3の流路切換手段により、上記塗
布作業状態と同様に、供給ポンプ40の吐出口に接続さ
れた流路21はチャンバー10の下部口に接続された流
路22と連通し、チャンバー10の上部口15に接続さ
れた流路24は排出流路23と連通している。
【0076】したがって、この仕上げ洗浄作業状態にお
いては、仕上げ洗浄液タンク52内の仕上げ洗浄液は、
流路25を介して供給ポンプ40によって吸い上げら
れ、流路21、流路切換バルブ30内の流路38および
流路22を通って、チャンバー10の下部口14からチ
ャンバー10内の液溜まり11に供給される。
【0077】こうして液溜まり11に供給された仕上げ
洗浄液は、液溜まり11内の上部口15の高さ位置近傍
まで溜まり、この液溜まり11の上部口15から溢れ出
た仕上げ洗浄液は、流路24、流路切換バルブ30内の
流路39および排出流路23を通って、仕上げ洗浄液タ
ンク52に戻される。
【0078】このように、仕上げ洗浄作業状態において
は、チャンバー10の液溜まり11内に仕上げ洗浄液が
所定高さまで溜まるため、液溜まり11内壁面の上部等
が上記荒仕上げ作業によって十分に洗浄されなかった場
合であっても、この仕上げ洗浄作業によって十分に洗浄
することができる。
【0079】また、この仕上げ洗浄作業においても、液
溜まり11の内壁面に施されたコーティング処理のため
に、この液溜まり11の内壁面に付着した塗布液は容易
に洗い落とされる。
【0080】また、この仕上げ洗浄作業時には、版胴6
0の版面61も、この液溜まり11内に溜まった仕上げ
洗浄液中に曝されることとなるため、この仕上げ洗浄作
業時に版胴60を回転動作させることにより、この版胴
60の版面61についても十分に洗浄することができ
る。特にこのとき、版胴60の版面61に付着した仕上
げ洗浄液が版胴60の回転動作により液溜まり11上部
のドクター刃13によって掻き落とされることにより、
非常に高い洗浄効果を得ることができる。
【0081】以上のように、このような版胴に対する塗
布液供給装置によれば、塗布作業によって液溜まり11
内に蓄積した比重の大きなゴミ等は荒洗浄作業によって
排出することができるとともに、液溜まり11内壁面の
上部や液溜まり11の上部口15と接続された流路24
内に付着した塗布液についても仕上げ洗浄作業によって
十分に洗い落とすことができる。
【0082】また、これら塗布作業状態、荒洗浄作業状
態および仕上げ洗浄状態を形成する塗布液、荒洗浄液お
よび仕上げ洗浄液を流通させる流路は、第1〜第4の流
路切換手段を適宜切り換えることにより、すべて同じ流
路21〜25によって構成されるため、このような高い
洗浄効果を備えた塗布液供給装置全体を簡素な構成とす
ることができる。
【0083】次に、本発明にかかる塗布液供給装置の他
の実施形態について説明する。
【0084】図5に、この実施形態の全体図を示す。な
お、上記実施形態と同様の構成部分には、同一の符号を
付し、重複説明を省略する。
【0085】この塗布液供給装置は、塗布液タンク5
0、荒洗浄液タンク51および仕上げ洗浄液タンク52
が、ターンテーブル58上に載置し、このターンテーブ
ル58を回転動作させることによって、これら塗布液タ
ンク50等の位置を切り換えるように構成したものであ
る。
【0086】塗布液タンク50,荒洗浄液タンク51お
よび仕上げ洗浄液タンク52が載置されたターンテーブ
ル58は、台車55上にベアリング59…を介して配置
されており、台車55上に載置されたターンテーブル回
転駆動手段571によって、この台車55に対して回転
動作するようになっている。なお、台車55には、キャ
スター56が取り付けられており、移動が容易なものと
なっている。
【0087】このような構成によっても、昇降動作駆動
源54によって流路25および排出流路23が取り付け
られた蓋53を昇降動作させながら、このターンテーブ
ル回転駆動手段571によって塗布液タンク50,荒洗
浄液タンク51および仕上げ洗浄液タンク52の位置を
適宜切り換えることにより、上記実施形態と同様に、塗
布作業状態、荒洗浄状態および仕上げ洗浄状態に対応す
る流路を形成し、上記実施形態と同様の作用効果を得る
ことができる。
【0088】また、この構成によれば、塗布液タンク5
0、荒洗浄液タンク51および仕上げ洗浄液タンク52
に対して塗布液や洗浄液の入れ替え作業を行う場合にお
いて、ターンテーブル58を回転動作させることによ
り、順に各タンク50,51,52を作業者の前に移動
させることができることから、この塗布液等の入れ替え
作業を容易に行うことができる。
【0089】また、上記図1の塗布装置では、塗布作業
状態、荒洗浄状態および仕上げ洗浄状態を切り換えるた
め、塗布液タンク50等を移動させるスペースが必要で
あるが、この図5の構成の塗布装置では、このターンテ
ーブル58(あるいは台車55)が置かれた円形スペー
ス内で塗布液タンク50等の切換が行われるため、塗布
液タンク50等を設置するためのスペースが小さくて済
むという利点がある。
【0090】次に、本発明にかかる塗布液供給装置のさ
らに他の実施形態について説明する。
【0091】図6に、この実施形態の全体図を示す。
【0092】この塗布液供給装置は、塗布液タンク5
0、荒洗浄液タンク51および仕上げ洗浄液タンク52
から塗布液、荒洗浄液および仕上げ洗浄液を流路切換バ
ルブ30に送り、また流路切換バルブ30を介して戻さ
れる流路を切り換える第1および第4の流路切換手段
が、1つの流路切換バルブ70によって構成されてい
る。このような流路切換バルブ70を備えた構成によっ
ても、この流路切換バルブ70を適宜切り換えることに
より、上記実施形態と同様に、塗布作業状態、荒洗浄状
態および仕上げ洗浄状態に対応する流路を形成して、上
記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0093】また、この実施形態にかかる塗布液供給装
置の流路切換バルブ30は、レバー駆動手段80によっ
てレバー33を動作させて流路の切換動作を行うことが
できるようになっている。
【0094】さらに、この塗布液供給装置は、入力手段
82を介して入力されるオペレータからの指示に応じ
て、前記レバー操作手段80,供給ポンプ40および流
路切換バルブ70を作動させるコントローラ90を備え
ている。このコントローラ81は、オペレータに操作さ
れる入力手段からの信号に応じて所定の流路を構成する
ように第1〜第4の流路切換手段(流路切換バルブ3
0,70)を作動させる流路制御手段を構成している。
【0095】したがって、この塗布液供給装置によれ
ば、オペレータが入力手段82を介してコントローラ8
1に指示を与えることによって、コントローラ81が自
動的に装置内の流路21〜25を切り換え、塗布作業、
荒洗浄作業および仕上げ洗浄作業を行うことができ、こ
れらの作業の切換を非常に容易に行うことができる。
【0096】また、このような構成によれば、塗布液タ
ンク50等を移動させずに、チャンバー10に接続する
タンクを切り換えることができるため、これら塗布液タ
ンク50等のために必要なスペースが小さくて済むとい
う利点がある。
【0097】以上、実施形態に即して本発明を説明した
が、本発明にかかる版胴に対する塗布液供給装置は、上
記実施形態に限定されるものではなく、以下のように構
成してもよい。
【0098】(1)上記実施形態においては、チャンバ
ー10から排出される塗布液、荒洗浄液および仕上げ洗
浄液を塗布液タンク50、荒洗浄液タンク51および仕
上げ洗浄液タンク52に戻すように構成したが、チャン
バー10から排出される塗布液、荒洗浄液および仕上げ
洗浄液は、これらのタンク50〜52に戻さず、これら
のタンク50とは別の回収タンク等に排出するように構
成してもよい。
【0099】(2)上記実施形態においては、第1〜第
4の流路切換手段を流路切換バルブ30(図1〜6)、
流路切換バルブ70(図6)や、昇降動作手段54、動
作駆動源57,571等(図1〜4、図5)で構成した
が、これら第1〜第4の流路切換手段は、それぞれ所定
の流路切換機能を備えていれば、いかなる公知の流路切
換手段を用いて構成してもよい。
【0100】また、第1の流路切換手段と第4の流路切
換手段は、昇降動作手段54、動作駆動源57,571
等(図1〜図5)や流路切換バルブ70(図6)によっ
て一体的に構成し、かつ、第2の流路切換手段と第3の
流路切換手段は、流路切換バルブ30(図1〜図6)に
よって一体的に構成したが、これらの流路切換手段はそ
れぞれ別々に構成してもよい。
【0101】(3)上記実施形態においては、装置の洗
浄作業を荒洗浄作業と仕上げ洗浄作業の2段階に分けて
行うものとしたが、本発明にかかる塗布液供給装置およ
びその洗浄方法は、洗浄液を液溜まり11の上部口15
から供給して下部口14から排出する上記実施形態にお
ける荒洗浄作業を行うことができる構成を備えていれば
よい。
【0102】また、これら荒洗浄作業と仕上げ洗浄作業
に加えてさらなる洗浄作業を行うこととしてもよい。
【0103】また、荒洗浄作業に用いる荒洗浄液と仕上
げ洗浄作業に用いる仕上げ洗浄液を共通にしてもよい。
【0104】また、洗浄液を液溜まり11の下部口14
から供給して上部口15から排出する上記実施形態にお
ける仕上げ洗浄作業を、洗浄液を液溜まり11の上部口
15から供給して下部口14から排出する上記実施形態
における荒洗浄作業の前に行うこととしてもよい。
【0105】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる版胴に
対する塗布液の供給装置およびその洗浄方法によれば、
チャンバーの液溜まりに対して、洗浄液をチャンバーの
上部口から供給し、チャンバーの下部口から排出するた
め、チャンバーの液溜まり内に蓄積した比重の大きなゴ
ミ等を容易に液溜まり外に排出して、高い洗浄効果を得
ることができる。
【0106】また、このような洗浄液をチャンバーの上
部口から供給して下部口から排出する洗浄作業に加え
て、逆に洗浄液をチャンバーの下部口から供給して上部
口から排出する洗浄作業を合わせて行えば、この洗浄液
をチャンバーの下部口から供給して上部口から排出する
洗浄作業中、洗浄液は液溜まり内の上部口の高さ位置近
傍まで溜まるため、液溜まり内の上部まで十分に洗浄し
て、さらに高い洗浄効果を得ることができるとともに、
このとき版胴を回転動作させることによって、版胴の版
面も液溜まり内に溜まった洗浄液によって十分に洗浄す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる版胴に対する塗布液供給装置の
一実施形態を示す概略図である。
【図2】同装置の塗布作業状態における側面断面図であ
る。
【図3】同装置の荒洗浄作業状態における側面断面図で
ある。
【図4】同装置の仕上げ洗浄作業状態における側面断面
図である。
【図5】本発明にかかる版胴に対する塗布液供給装置の
他の実施形態を示す概略図である。
【図6】本発明にかかる版胴に対する塗布液供給装置の
さらに他の実施形態を示す概略図である。
【図7】従来の版胴に対する塗布液供給装置を示す側面
断面図である。
【符号の説明】
10 チャンバー 11 液溜まり 12 シールプレート 13 ドクター刃 14 下部口 15 上部口 21〜25 流路 30 流路切換バルブ 31 バルブ本体 32 バルブケース 34〜37 弁口 38,39 バルブ内流路 40 供給ポンプ 50 塗布液タンク 51 荒洗浄液タンク 52 仕上げ洗浄液タンク 53 保持部材 60 版胴 61 版面 62 圧胴
フロントページの続き (72)発明者 水野 孝洋 広島県安芸郡府中町茂陰2丁目3番17号 富士機械工業株式会社内 Fターム(参考) 2C250 DB19 DB22 DC10 FB23 4F040 DB23 4F042 BA01 CA01 CB02 CB08 CB18 CB24 CC01 CC07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材の表面に塗布液を塗布する版胴
    の側面位置に、前記版胴の版面に沿って設置されたチャ
    ンバーと、 前記版胴の版面に対向する開口部を有する、前記チャン
    バー内に形成された液溜まりと、 前記液溜まりの上部に連通する上部口と、 前記液溜まりの下部に連通する下部口とを備えた版胴に
    対する塗布液供給装置の洗浄方法であって、 前記チャンバーに対し、洗浄液を前記上部口から供給し
    て前記下部口から排出することにより、該塗布液供給装
    置を洗浄することを特徴とする版胴に対する塗布液供給
    装置の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記チャンバーに対し、洗浄液を前記上
    部口から供給して前記下部口から排出することにより、
    該塗布液供給装置を洗浄する工程と、 前記チャンバーに対し、洗浄液を前記下部口から供給し
    て前記上部口から排出することにより、該塗布液供給装
    置を洗浄する工程とを有する請求項1記載の版胴に対す
    る塗布液供給装置の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 シート材の表面に塗布液を塗布する版胴
    の側面位置に、前記版胴の版面に沿って設置されたチャ
    ンバーと、 前記版胴の版面に対向する開口部を有する、前記チャン
    バー内に形成された液溜まりと、 前記液溜まりの上部に連通する上部口と、 前記液溜まりの下部に連通する下部口と、 塗布液が貯えられる塗布液タンクと、 前記下部口を介して、前記塗布液タンクから前記チャン
    バー内の前記液溜まりに塗布液を供給する塗布液供給手
    段と、 前記上部口を介して、前記チャンバー内の前記液溜まり
    から塗布液を排出する塗布液排出手段と、 洗浄液が貯えられる洗浄液タンクと、 前記上部口を介して、前記洗浄液タンクから前記チャン
    バー内の前記液溜まりに洗浄液を供給する洗浄液供給手
    段と、 前記下部口を介して、前記チャンバー内の前記液溜まり
    から洗浄液を排出する洗浄液排出手段とを備えたことを
    特徴とする版胴に対する塗布液供給装置。
  4. 【請求項4】 前記塗布液供給手段および前記洗浄液供
    給手段が、 塗布液および洗浄液を給送する供給ポンプと、 前記供給ポンプの吸込口に接続された流路を前記塗布液
    タンクまたは前記洗浄液タンクのいずれか連通させる第
    1の流路切換手段と、 前記供給ポンプの吐出口に接続された流路を前記チャン
    バーの前記上部口または前記下部口のいずれかに連通さ
    せる第2の流路切換手段とを備えた請求項3記載の版胴
    に対する塗布液供給装置。
  5. 【請求項5】 前記塗布液排出手段および前記洗浄液排
    出手段が、 塗布液および洗浄液を排出する排出流路と、 前記排出流路を前記チャンバーの前記上部口または前記
    下部口のいずれかに連通させる第3の流路切換手段とを
    備えた請求項4記載の版胴に対する塗布液供給装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の流路切換手段および前記第3
    の流路切換手段が、 前記チャンバーの前記上部口に接続された流路、前記チ
    ャンバーの前記下部口に接続された流路、前記供給ポン
    プの吐出口に接続された流路および前記排出流路に接続
    された流路切換バルブによって構成され、 この流路切換バルブが、 前記供給ポンプの吐出口に接続された流路と前記チャン
    バーの前記下部口に接続された流路とを連通させると同
    時に、前記チャンバーの前記上部口に接続された流路と
    前記排出流路とを連通させる塗布液流通状態と、 前記供給ポンプの吐出口に接続された流路と前記チャン
    バーの前記上部口に接続された流路とを連通させると同
    時に、前記チャンバーの前記下部口に接続された流路と
    前記排出流路とを連通させる洗浄液流通状態とを選択的
    に切り換え可能に構成された請求項5記載の版胴に対す
    る塗布液供給装置。
  7. 【請求項7】 前記流路切換バルブが、 バルブケースと、 前記バルブケース内で回転動作し、横断面形状が略円形
    に形成されたバルブ本体と、 前記バルブ本体の回転周面に対向する前記バルブケース
    の内壁面に略等間隔に形成された4つの弁口と、 前記4つの弁口に対して、互いに隣接する2つずつ2組
    の弁口を各組同時に連通させるように、前記バルブ本体
    内に略平行に形成された2本の流路とを備え、 前記4つの弁口には、前記供給ポンプの吐出口に接続さ
    れた流路、前記チャンバーの前記下部口に接続された流
    路、前記排出流路、および前記チャンバーの前記上部口
    に接続された流路が、前記バルブケース内壁面の周方向
    に沿って、この順序でそれぞれ接続された請求項6記載
    の版胴に対する塗布液供給装置。
  8. 【請求項8】 前記塗布液排出手段および前記洗浄液排
    出手段が、 前記排出流路を前記塗布液タンクまたは前記洗浄液タン
    クのいずれかに連通させる第4の流路切換手段を備え、 前記チャンバーから排出される塗布液を前記塗布液タン
    クに戻し、前記チャンバーから排出される洗浄液を前記
    洗浄液タンクに戻すように構成された請求項5〜7のい
    ずれかに記載の版胴に対する塗布液供給装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の流路切換手段および前記第4
    の流路切換手段が、 前記供給ポンプの吐出口に接続された流路および前記排
    出流路を一体的に保持する保持部材と、 前記塗布液タンクおよび前記洗浄液タンクに対して前記
    保持部材を相対移動させることにより、前記保持部材に
    保持された前記供給ポンプの吐出口に接続された流路お
    よび前記排出流路を前記塗布液タンクまたは前記洗浄液
    タンクのいずれかに連通させる相対移動手段とから構成
    された請求項8記載の版胴に対する塗布液供給装置。
  10. 【請求項10】 仕上げ洗浄用の仕上げ洗浄液が貯えら
    れる仕上げ洗浄液タンクと、 前記下部口を介して、前記仕上げ洗浄液タンクから前記
    チャンバー内の前記液溜まりに仕上げ洗浄液を供給する
    仕上げ洗浄液供給手段と、 前記上部口を介して、前記チャンバー内の前記液溜まり
    から仕上げ洗浄液を排出する仕上げ洗浄液排出手段とを
    備えた請求項3〜9のいずれかに記載の版胴に対する塗
    布液供給装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の流路切換手段が、前記供給
    ポンプの吸込口に接続された流路を前記塗布液タンク、
    前記洗浄液タンクまたは前記仕上げ洗浄液タンクのいず
    れかに連通させるように構成され、 前記仕上げ洗浄液供給手段が、該第1の流路切換手段、
    前記供給ポンプおよび前記第2の流路切換手段を、前記
    塗布液供給手段および前記洗浄液供給手段と共有すると
    ともに、 前記第4の流路切換手段が、前記排出流路を前記塗布液
    タンク、前記洗浄液タンクまたは前記仕上げ洗浄液タン
    クのいずれかに連通させるように構成され、 前記仕上げ洗浄液排出手段が、該第4の流路切換手段、
    前記排出流路および前記第3の流路切換手段を、前記塗
    布液排出手段および前記洗浄液排出手段と共有する請求
    項10記載の版胴に対する塗布液供給装置。
  12. 【請求項12】 オペレータにより操作される入力手段
    からの信号に応じて所定の流路を形成するように、前記
    第1〜第4の流路切換手段を作動させる流路制御手段を
    備えた請求項11記載の版胴に対する塗布液供給装置。
  13. 【請求項13】 前記液溜まりの壁面に、塗布液付着防
    止用のコーティング処理を施した請求項3〜12のいず
    れかに記載の版胴に対する塗布液供給装置。
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