JP6917614B2 - 運搬用容器およびパレット - Google Patents

運搬用容器およびパレット Download PDF

Info

Publication number
JP6917614B2
JP6917614B2 JP2017075256A JP2017075256A JP6917614B2 JP 6917614 B2 JP6917614 B2 JP 6917614B2 JP 2017075256 A JP2017075256 A JP 2017075256A JP 2017075256 A JP2017075256 A JP 2017075256A JP 6917614 B2 JP6917614 B2 JP 6917614B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
recess
convex portion
transport container
facing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017075256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018177251A (ja
Inventor
小林 章一
章一 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Co Ltd
Original Assignee
Sanko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanko Co Ltd filed Critical Sanko Co Ltd
Priority to JP2017075256A priority Critical patent/JP6917614B2/ja
Publication of JP2018177251A publication Critical patent/JP2018177251A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6917614B2 publication Critical patent/JP6917614B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stackable Containers (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Pallets (AREA)

Description

本発明は、物品の運搬などに使用する段積み可能な合成樹脂製の運搬用容器および運搬用容器を載置するパレットに関する。
図11(a)は、本出願人が先の出願(特許文献1)において提案したダネッジ(運搬用容器)の縦断面の一部を拡大して示す説明図である。同図に示すように、上側に段積みされるダネッジD1の下面83から嵌合凸部80が突出されており、下側に段積みされるダネッジD2の頂部領域93には、嵌合凹部90が形成されている。そして、ダネッジD2の上にダネッジD1を段積みする際は、図11(b)に示すように、嵌合凸部80が嵌合凹部90に嵌合される。
特開2004−161313号公報
ところで、図11(a)に示すように、嵌合凸部80の外壁81と下面83との境界である基部82はR形状(円弧状)に形成されている。また、嵌合凹部90の内壁91と頂部領域93との境界である基部92もR形状(円弧状)に形成されている。このため、図11(b)に示すように、嵌合凸部80を嵌合凹部90に嵌合すると、嵌合凸部80の基部82と、嵌合凹部90の基部92とが干渉するため、ダネッジD1の下面83とダネッジD2の頂部領域93との間に高さt1の隙間S1が形成されるおそれがある。これにより、安定した段積みが行えず、運搬時の振動などにより、上側に段積みされたダネッジがずれ落ちることが考えられ得る。また、ダネッジD1,D2間の接触面積が減少してダネッジD1,D2間の摩擦が小さくなるため、運搬時の振動などにより、嵌合凸部80および嵌合凹部90の嵌合が外れ、ダネッジD1,D2の水平方向へのずれ、いわゆる横ずれが発生することが考えられ得る。
また、パレットの上面に形成された嵌合凹部に、ダネッジの下面に形成された嵌合凸部を嵌合する際にも上記と同様の問題が発生することが考えられ得る。
なお、図11(c)に示すように、嵌合凸部80の径を細くし、隙間S1が形成されないようにする構造も考えられるが、嵌合凸部80の外壁81と嵌合凹部90の内壁91との間に幅t2の隙間S2が形成されるため、嵌合凸部80および嵌合凹部90の嵌合強度が低下し、段積み状態が不安定になることが考えられ得る。
特に、真空成形によってダネッジD1,D2を成形する場合、その成形方法の特性上、前述した基部82,92など、壁が交差する境界のR形状の径が大きくなるため、上述した諸問題が発生し易い。また、基部82,92など、壁が交差する境界がC形状(直角の角部を直線状に切り落とした形状)に形成される場合も、R形状の場合と同様の理由により上述した諸問題が発生することが考えられ得る。
そこで、本願発明は、上記の諸問題を解決するために創出されたものであって、運搬時の振動などによる水平方向へのずれが発生し難い運搬用容器およびパレットを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明の運搬用容器は、物品が収容される収容部が形成されており、上下に段積み可能な合成樹脂製の運搬用容器であって、上下に段積みされる際に互いに対向する一方の対向面に形成される凸部と、互いに対向する他方の対向面に形成されており、上下に段積みされる際に凸部に対向して凸部に嵌合される凹部と、を備える。さらに、一方および他方の対向面のうち、他方の対向面との境界である凹部の内壁の基部および一方の対向面との境界である凸部の外壁の基部の少なくとも一方と対向する部分に陥凹部が形成されており、陥凹部は、一方の対向面のうち、凹部の内壁の基部と対向する部分に形成されており、かつ、凸部が凹部に嵌合されたときに一方の対向面と他方の対向面とが接触した状態となるように構成されている。以上を第1の特徴とする。
一方および他方の対向面のうち、他方の対向面との境界である凹部の内壁の基部および一方の対向面との境界である凸部の外壁の基部の少なくとも一方と対向する部分に陥凹部が形成されているため、上下に段積みされる際に、凹部の内壁の基部および凸部の外壁の基部の少なくとも一方を陥凹部の内部に逃がすことができるので、凹部の内壁の基部と凸部の外壁の基部とが干渉しない。これにより、上下に段積みされた際に、互いに対向する対向面間に隙間が形成され難いので、運搬時の振動などによる水平方向へのずれが発生し難い。
さらに、陥凹部は、一方の対向面のうち、凹部の内壁の基部と対向する部分に形成されているため、他方の対向面のうち、凸部の外壁の基部と対向する部分に陥凹部を形成する場合と比較して、嵌合の深さを深くすることができるので、嵌合強度を高くすることができる。
しかも、凸部が凹部に嵌合されたときに一方の対向面と他方の対向面とが接触した状態となるため、上下に段積みされた運搬用容器間の接触面積が増加するので、その分、運搬用容器間の摩擦が大きくなる。
したがって、運搬時の振動などによる水平方向へのずれが、より一層発生し難い
また、本発明の運搬用容器は、物品が収容される収容部が形成されており、上下に段積み可能な合成樹脂製の運搬用容器であって、上下に段積みされる際に互いに対向する一方の対向面に形成される凸部と、互いに対向する他方の対向面に形成されており、上下に段積みされる際に凸部に対向して凸部に嵌合される凹部と、を備えており、一方および他方の対向面のうち、他方の対向面との境界である凹部の内壁の基部および一方の対向面との境界である凸部の外壁の基部の少なくとも一方と対向する部分に陥凹部が形成されており、収容部が複数形成されており、他方の対向面のうち、所定の収容部間には溝が形成されており、凹部のうち、所定の凹部は前記溝を跨いで形成されていることを第2の特徴とする。
収容部が複数形成されており、他方の対向面のうち、所定の収容部間には溝が形成されているため、運搬用容器の強度を高めることができるので、運搬用容器の変形を抑制することができる。しかも、凹部のうち、所定の凹部は溝を跨いで形成されているため、凹部を形成するための領域を溝とは別個に確保する必要がない。このため、運搬用容器を上下に段積みした場合に、一方の対向面と対向する他方の対向面の面積減少を抑制することもでき、安定する
また、本発明の運搬用容器は、前述した第1または第2の特徴において、一方の対向面には複数の凸部が形成されており、かつ、少なくとも一方の対向面の中央領域に形成された凸部は、中央領域以外の少なくとも一部の領域に形成された凸部よりも突出長さが長いことを第3の特徴とする。
一方の対向面には複数の凸部が形成されており、かつ、少なくとも一方の対向面の中央領域に形成された凸部は、中央領域以外の少なくとも一部の領域に形成された凸部よりも突出長さが長いため、中央領域における凸部および凹部の嵌合強度を高めることができる。
したがって、応力による変形や熱収縮などの要因により、中央領域以外の領域において凸部および凹部の嵌合強度が低くなった場合であっても、運搬時の振動などによる水平方向へのずれが発生し難い。
また、本発明の運搬用容器は、前述した第1ないし第のいずれか1つの特徴において、凹部および凸部は、収容部が形成されていない箇所にそれぞれ形成されていることを第の特徴とする。
凹部および凸部は、収容部が形成されていない箇所にそれぞれ形成されているため、収容部に収容された物品の重量により凹部および凸部の嵌合状態が解除されてしまうおそれがない。
また、本発明の運搬用容器は、前述した第1ないし第のいずれか1つの特徴において、凸部が凹部に嵌合されたときに凸部の外壁と凹部の内壁とが接触した状態となるように構成されていることを第の特徴とする。
凸部が凹部に嵌合されたときに凸部の外壁と凹部の内壁とが接触した状態となるため、凸部および凹部の嵌合強度をより一層高めることができるので、運搬時の振動などによる水平方向へのずれが、より一層発生し難い。
また、本発明のパレットは、前述した第1ないし第のいずれか1つの特徴を有する運搬用容器が段積みされるパレットである。そして、運搬用容器が段積みされる際に互いに対向する一方の対向面に形成される凸部と、互いに対向する他方の対向面に形成されており、運搬用容器が段積みされる際に凸部に対向して凸部に嵌合される凹部と、を備える。さらに、一方および他方の対向面のうち、他方の対向面との境界である凹部の内壁の基部および一方の対向面との境界である凸部の外壁の基部の少なくとも一方と対向する部分に陥凹部が形成されている。以上を特徴とする。
一方および他方の対向面のうち、他方の対向面との境界である凹部の内壁の基部および一方の対向面との境界である凸部の外壁の基部の少なくとも一方と対応する部分に陥凹部が形成されているため、運搬用容器が段積みされる際に、凹部の内壁の基部および凸部の外壁の基部の少なくとも一方を陥凹部の内部に逃がすことができるので、凹部の内壁の基部と凸部の外壁の基部とが干渉しない。これにより、運搬用容器が段積みされた際に、互いに対向する対向面間に隙間が形成され難いので、段積みされた運搬用容器が運搬時の振動などにより、水平方向にずれ難い。
本発明の運搬用容器およびパレットを実施すれば、運搬時の振動などによる水平方向へのずれが発生し難い運搬用容器およびパレットを提供することができる。
本発明の実施形態に係る運搬用容器の上面の斜視図である。 (a)は図1に示す運搬用容器の下面の斜視図であり、(b)は(a)において一点鎖線で囲んだ部分の拡大図である。 図1に示す運搬用容器の平面図であり、かつ、上側に段積みされた運搬用容器の接触部分を示す説明図である。 パレットおよびパレットに段積みされる運搬用容器の斜視図である。 図4に示すパレットに運搬用容器が段積みされた状態のA−A矢視断面図である。 図4に示すパレットに運搬用容器が段積みされた状態のB−B矢視断面図である。 (a)は(b)に示す運搬用容器が段積される前の状態を示し、(b)は図5において、一点鎖線で囲んだ部分の拡大図である。 (a)は図4に示す運搬用容器が段積される前の状態を示すB−B矢視断面図の一部を示し、(b)は(a)に示す運搬用容器がパレットに段積みされた状態を示す。 図4に示すパレットに運搬用容器が段積みされた状態のC−C矢視断面斜視図である。 複数の運搬用容器がパレット上に段積みされた状態を示す斜視図である。 (a)は、本出願人が先の出願(特許文献1)において提案したダネッジ(運搬用容器)の一部を拡大して示す説明図であり、(b),(c)は、同図(a)に示した嵌合凸部が嵌合凹部に嵌合された状態を示す説明図である。
本発明の実施形態に係る運搬用容器およびパレットについて図を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る運搬用容器1は、矩形に形成された容器基体10を備える。容器基体10には、物品(ワーク)を収容する複数の収容部20が形成されている。各収容部20は、物品を支持する支持部21と、物品の凸部を収容する収容凹部22とをそれぞれ備える。各収容部20は、収容される物品の外形に対応した形状にそれぞれ形成されている。この実施形態では、物品は、円板状部材と、この円板状部材の上下面中心からそれぞれ上方と下方へ突出した円柱状部材とを有する。支持部21は、上記の円板状部材の外形に対応した形状に形成されており、容器基体10の上面11から下面に向けて窪んだ形状に形成されている。収容凹部22は、上記の円柱状部材の外形に対応した形状に形成されており、支持部21からさらに窪んだ形状に形成されている。また、収容部20は、物品が収容された状態において円板状部材が支持部21から突出しない大きさに形成されている。つまり、容器基体10は、各収容部20に物品が収容された状態において上面11から突出した部分が発生しないように形成されている。
容器基体10の周縁には、長手方向に沿って形成された第1長側縁14と、この第1長側縁14と対向する第2長側縁15と、短手方向に沿って形成された第1短側縁12と、この第1短側縁12と対向する第2短側縁13とがそれぞれ形成されている。短手方向に沿って配置された4個の収容部20を1列とすると、容器基体10には、計6列の計24個の収容部20が形成されている。各列の間には溝17がそれぞれ短手方向に沿って形成されている。また、収容部20が形成されていない領域には、嵌合凹部30,31が形成されている。嵌合凹部30,31には、上面11に段積みされる運搬用容器1の下面に形成された嵌合凸部40,41(図2)がそれぞれ嵌合される。各嵌合凹部31はそれぞれ溝17を跨いで形成されており、各嵌合凹部30の一部もそれぞれ溝17を跨いで形成されている。運搬用容器1の中央領域E(図中一点鎖線で囲んだ領域)に形成された嵌合凹部31は、中央領域E以外の領域に形成された嵌合凹部30よりも深く形成されている(図6,図7参照)。また、嵌合凹部31と嵌合される嵌合凸部41の突出長さは、嵌合凸部40よりも長く形成されている。以下、嵌合凹部30,31を区別する場合は、嵌合凹部31を中央嵌合凹部31という。また、嵌合凸部40,41を区別する場合は、嵌合凸部41を中央嵌合凸部41という。
また、各収容部20間には、第1長側縁14および第2長側縁15に沿って溝23が形成されている。各溝23は、収容部20間を貫通して形成されており、収容部20と略同等の深さを有する。また、各溝23は、それぞれ溝17と直交している。
また、第1長側縁14,第2長側縁15,第1短側縁12および第2短側縁13には、段積みされた各運搬用容器1をパレット60(図10)などに固定するバンドを掛けるための切り欠き部16がそれぞれ形成されている。切り欠き部16は、各側縁に所定間隔を置いてそれぞれ2個ずつ形成されている。また、容器基体10には、第2長側縁15に沿って溝18が形成されている。溝18は溝17よりも幅広に形成されている。
図2(a)は図1に示す運搬用容器の下面の斜視図であり、(b)は(a)において一点鎖線で囲んだ部分の拡大図である。 図2(a)に示すように、各収容部20および各溝17,18,23は、それぞれ容器基体10の下面19から下方に突出形成されている。収容凹部22の下面22aが形成されていない領域であって溝23の下面23aには、嵌合凸部40,41が突出形成されている。中央領域E(図1)に対応する領域、つまり中央の溝17と直交する各溝23の下面23aには中央嵌合凸部41が突出形成されている。
図10に示すように、運搬用容器1を上下に段積みする場合、下側の運搬用容器1の第1短側縁12と上側の運搬用容器1の第2短側縁13とが相対向するように段積みする。つまり、上下の運搬用容器1が水平方向に180度互い違いの姿勢となるように段積みする。このように段積みする際に、上側の運搬用容器1の下面23aから突出した各嵌合凸部40,41が、下側の運搬用容器1の上面11に形成された各嵌合凹部30,31にそれぞれ嵌合される。中央の溝17に沿って形成された各中央嵌合凸部41は、運搬用容器1の中央領域E(図1)に形成された各中央嵌合凹部31と嵌合される。また、各嵌合凸部40は、各嵌合凹部30と嵌合される。
上述したように、上下の運搬用容器1が水平方向に180度互い違いの姿勢となるように段積みすることにより、段積みされた運搬用容器の重量バランスを取ることができる。また、各嵌合凸部40,41および各嵌合凹部30,31は、上記の段積みを行うことができる位置に形成されている。また、図9に示すように、上下の運搬用容器1が水平方向に180度互い違いの姿勢となるように段積みすることにより、下側の運搬用容器1の収容凹部22の上方に空間を形成することができる。これにより、上方へ突出した円柱状部材を有する物品を収容部20に収容することができる。さらに、最上部に段積みした運搬用容器1を蓋として使用することができるため、塵芥などが物品に付着するのを防止することができる。
図5は図4に示すパレットに運搬用容器1が段積みされた状態のA−A矢視断面図であり、図7(a)は(b)に示す運搬用容器が段積される前の状態を示し、(b)は図5において、一点鎖線で囲んだ部分の拡大図である。図9は図4に示すパレットに運搬用容器1が段積みされた状態のC−C矢視断面斜視図である。
図7(a)に示すように、下側に段積みされる運搬用容器1の上面11には、嵌合凹部30および中央嵌合凹部31がそれぞれ形成されている。嵌合凹部30および中央嵌合凹部31は、それぞれ縦断面が略矩形であって横断面も略矩形であり、略直方体状に形成されている(図2,図9参照)。また、各嵌合凹部30および中央嵌合凹部31は、それぞれ溝17を跨いで形成されている。嵌合凹部30の内壁30a,30aと上面11との境界である基部30b,30bは、それぞれR形状(円弧状)に形成されており、丸みを帯びている。また、嵌合凹部30の底壁30cは溝17と連通している。
中央嵌合凹部31の内壁31a,31aと上面11との境界である基部31b,31bは、それぞれR形状(円弧状)に形成されており、丸みを帯びている。また、中央嵌合凹部31は、嵌合凹部30よりも幅広で、かつ、深く形成されている。また、中央嵌合凹部31の底壁31cは溝17と連通している。
上側に段積みされる運搬用容器1の溝23,23の下面23a,23aからは、それぞれ嵌合凸部40および中央嵌合凸部41が突出形成されている。嵌合凸部40は、底壁40cと、この底壁40cの相対向する周縁からそれぞれ立ち上がり形成された外壁40a,40aとを有する。また、中央嵌合凸部41は、底壁41cと、この底壁41cの相対向する周縁からそれぞれ立ち上がり形成された外壁41a,41aとを有する(図2(b)参照)。嵌合凸部40および中央嵌合凸部41は、それぞれ縦断面が略矩形であって横断面も略矩形であり、略直方体状に形成されている(図2,図9参照)。嵌合凸部40の外壁40a,40aと溝23の下面23aとの境界である基部40b,40bには上方に膨出した陥凹部50がそれぞれ形成されている。各陥凹部50は、各外壁40aの基部40bに沿ってそれぞれ形成されている。各陥凹部50は、溝23の下面23aのうち、嵌合凹部30の各基部30bと対向する部分に形成されている。
また、中央嵌合凸部41の外壁41a,41aと溝23の下面23aとの境界である基部41b,41bには上方に膨出した陥凹部51がそれぞれ形成されている。各陥凹部51は、溝23の下面23aのうち、中央嵌合凹部31の各基部31bと対向する部分に形成されている(図2(b)参照)。
運搬用容器1は、上側の運搬用容器1を下側の運搬用容器1に段積みした際に、嵌合凹部30の各基部30bが対応する各陥凹部50に内包され、かつ、中央嵌合凹部31の各基部31bが対応する各陥凹部51に内包される状態になる。換言すると、嵌合凹部30の各基部30bが各陥凹部50の内部に逃げ、かつ、中央嵌合凹部31の各基部31bが各陥凹部51の内部に逃げた状態になる。つまり、嵌合凸部40の各基部40bと嵌合凹部30の各基部30bとが干渉せず、かつ、中央嵌合凸部41の各基部41bと中央嵌合凹部31の各基部31bとが干渉しない構造になっている。
また、図7(b)に示すように、嵌合凹部30および中央嵌合凹部31の各基部30b,31bと、それらに対応する陥凹部50,51の底部との間には、それぞれ空間50a,51aが形成されている。このような空間50a,51aを形成することにより、製造上の誤差、製造後の熱変形、または、外部からの応力などの要因により、基部30b、31bが突出したり、あるいは、陥凹部50,51の深さが浅くなったりした場合であっても、嵌合凸部40の各基部40bと嵌合凹部30の各基部30bとが干渉せず、かつ、中央嵌合凸部41の各基部41bと中央嵌合凹部31の各基部31bとが干渉しないようにすることができる。
また、図7(b)に示すように、運搬用容器1は、嵌合凸部40および中央嵌合凸部41が、それぞれ嵌合凹部30および中央嵌合凹部31に嵌合されたときに上側の運搬用容器1の溝23の下面23aおよび収容凹部22の下面22aと、下側の運搬用容器1の上面11とが、それぞれ接触した状態となるように構成されている。
図3は、運搬用容器1の平面図であり、かつ、上側に段積みされた運搬用容器1の接触部分を示す説明図である。図中においてハッチングが施された領域は、上側の運搬用容器1が接触する領域、つまり上側の運搬用容器1を支持する支持領域である。上側の運搬用容器1の各収容凹部22の下面22aを支持する支持領域22bは、各収容凹部22の底面形状に形成されており、下側の運搬用容器1の収容凹部22に重ならない領域に形成されている。また、上側の運搬用容器1の溝18の下面18a(図2(a))を支持する支持領域18bは、下側の運搬用容器1の溝18のある第2長側縁15と対向する第1長側縁14側の領域であって、収容凹部22に重ならない領域に形成されており、溝18の底面形状に形成されている。このように、運搬用容器1は、上側の運搬用容器1を支持するための多くの支持領域22b,18bが、それぞれ収容凹部22に重ならないように形成されているため、上下に段積みされた運搬用容器1間の接触面積が大きくなるので、安定した段積みが行えるとともに、運搬用容器1間の摩擦を大きくすることができる。
したがって、運搬時の振動などによる水平方向へのずれ、いわゆる横ずれを発生し難くすることができる。
さらに、図7(b)に示すように、運搬用容器1は、嵌合凸部40および中央嵌合凸部41が、それぞれ嵌合凹部30および中央嵌合凹部31に嵌合されたときに嵌合凸部40および中央嵌合凸部41の各外壁40a,41aと、嵌合凹部30および中央嵌合凹部31の各内壁30a,31aとが、それぞれ接触した状態となるように構成されている。
したがって、嵌合凸部40および中央嵌合凸部41と、嵌合凹部30および中央嵌合凹部31との嵌合強度をより一層高めることができるので、運搬時の振動などによる水平方向へのずれ、いわゆる横ずれをより一層発生し難くすることができる。
図4に示すように、この実施形態に係るパレット60は、平面視矩形で肉厚の板状に形成されている。パレット60の長手方向に沿った側面67から内方に向けて空洞部69,69が形成されている。また、短手方向に沿った側面68から内方に向けて空洞部70,70が形成されている。また、側面67と対向する側面(図示せず)から内方に向けて空洞部69,69(図示せず)が形成されており、側面68と対向する側面(図示せず)から内方に向けて空洞部70,70(図示せず)が形成されている。各空洞部69,70はフォークリフトなど、フォークを使った運搬手段によってパレット60を持ち上げるといった作業を行う場合に、フォークを挿入するために使用される。
パレット60の上面61の中央には、嵌合凹部64,65が形成されている。両嵌合凹部64,65は、十字状に交差している。嵌合凹部64は、パレット60の短手方向に沿って溝状に形成されており、嵌合凹部65は、パレット60の長手方向に沿って溝状に形成されている。嵌合凹部64の長手方向の両端と隣接する各領域には、溝状に形成された嵌合凹部63が、それぞれ3本ずつ形成されている。各嵌合凹部63は、パレット60の短手方向に沿ってそれぞれ形成されている。また、嵌合凹部65の長手方向の両端と隣接する各領域には、溝状に形成された嵌合凹部66が、それぞれ3本ずつ形成されている。各嵌合凹部66は、パレット60の長手方向に沿ってそれぞれ形成されている。外側の嵌合凹部63と外側の嵌合凹部66とによって区画された4つの領域には、断面四角形の凹形状に形成された複数の嵌合凹部62が升目状にそれぞれ形成されている。
各嵌合凹部62,66は、パレット60の上面61に段積みされる運搬用容器1の溝23の下面23aから突出した各嵌合凸部40と嵌合され、各嵌合凹部63,64は、運搬用容器1の中央の溝17と直交する各溝23の各下面23aからそれぞれ突出した各中央嵌合凸部41と嵌合される。各嵌合凹部62,66は、運搬用容器1の嵌合凸部40の形成位置が変更された場合、あるいは、運搬用容器1の段積み方向が水平方向に変化した場合であっても、各嵌合凸部40と嵌合できるように複数形成されている。また、嵌合凹部63〜65は、運搬用容器1の中央嵌合凸部41の形成位置が変更された場合、あるいは、運搬用容器1の段積み方向が水平方向に変化した場合であっても、各中央嵌合凸部41と嵌合できるように複数本、かつ、異なる位置に形成されている。
図6は、図4に示すパレットに運搬用容器1が段積みされた状態のB−B矢視断面図である。同図に示すように、最下段の運搬用容器1の各嵌合凸部40は、パレット60の上面61に形成された嵌合凹部66に嵌合されている。また、各中央嵌合凸部41は、嵌合凹部64にそれぞれ嵌合されており、その嵌合深さは、嵌合凹部66に嵌合される嵌合凸部40の嵌合深さよりも深くなっている。
図8(a)は図4に示す運搬用容器1が段積みされる前の状態を示すB−B矢視断面図の一部を示し、(b)は(a)に示す運搬用容器1がパレットに段積みされた状態を示す。 図8(a)に示すように、嵌合凹部64の内壁64aと上面61との境界である基部64bは、R形状(円弧状)に形成されており、丸みを帯びている。また、パレット60に段積みされる運搬用容器1の溝23の下面23aには、嵌合凹部64に嵌合する中央嵌合凸部41が突出している。運搬用容器1の下面23aのうち、パレット60の嵌合凹部64の基部64bと対向する部分には、陥凹部51が形成されている。
パレット60は、その上面61に運搬用容器1を段積みした際に、嵌合凹部64の各基部64bが対応する各陥凹部51に内包される状態になることで、中央嵌合凸部41の各基部41bおよび嵌合凹部64の各基部64bが干渉しない構造になっている。また、拡大して図示しないが、運搬用容器1の嵌合凸部40およびパレット60の嵌合凹部62,66も同様に干渉しない構造になっている。
また、図8(b)に示すように、嵌合凹部64の各基部64bと、それらに対応する各陥凹部51の底部との間には、それぞれ空間51aが形成されている。このような空間51aを形成することにより、製造上の誤差、製造後の熱変形、または、外部からの応力などの要因により、基部64bが突出したり、あるいは、陥凹部51の深さが浅くなったりする現象が発生した場合であっても、嵌合凹部64の基部64bと中央嵌合凸部41の基部41bとが干渉しないようにすることができる。また、拡大して図示しないが、嵌合凹部62,66の基部と、それに対応する陥凹部50の底部との間にも空間が形成されており、上記の現象が発生した場合であっても、嵌合凹部62,66の基部と嵌合凸部40の基部40bとが干渉しないようにすることができる。
この実施形態では、運搬用容器1は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS樹脂などの合成樹脂製原料を使用した真空成形により成形されている。また、真空成形の際に用いる成形金型は、収容部20、溝17,18および嵌合凹部30,31などに対応した外形を有する成形金型である。このように合成樹脂製原料を使用した真空成形により運搬用容器1を成形する場合、前述した嵌合凸部40,41の基部40b、41b、嵌合凹部30,31の基部30b、31bのように、各基部のR形状の径が大きくなり易く(雄型(凸型)の成形金型を使用する場合は、嵌合凸部40,41の基部40b、41bのR形状の径が大きくなり易く)、干渉が生じ易くなるが、前述したように、嵌合凹部30,31の基部30b、31bと対向する部分に陥凹部50,51を形成することにより、干渉しないようにすることができる。
つまり、上述した実施形態の運搬用容器1は、真空成形時に発生する特有の問題を解決することができる。
[実施形態の効果]
(1)上述した実施形態の運搬用容器1は、上側の運搬用容器1の溝23の下面23aのうち、下側の運搬用容器1の嵌合凹部30,31の基部30b、31bと対向する部分にそれぞれ陥凹部50,51が形成されているため、上下に段積みされる際に、嵌合凹部30,31の基部30b、31bと、上側の運搬用容器1の嵌合凸部40,41の基部40b、41bとが干渉しない。
しかも、段積みした際に、上側の運搬用容器1の下面19(18a,22a,23a)と下側の運搬用容器1の上面11とを接触させることができる。
したがって、上述した実施形態の運搬用容器1を実施すれば、運搬時の振動などによる水平方向へのずれを発生し難くすることができる。
(2)さらに、上述した実施形態の運搬用容器1は、嵌合凸部40,41が嵌合凹部30,31にそれぞれ嵌合されたときに、嵌合凸部40,41の外壁40a,41aと嵌合凹部30,31の内壁30a,31aとがそれぞれ接触した状態となるように構成されている。
したがって、上述した実施形態の運搬用容器1を実施すれば、嵌合凸部40,41および嵌合凹部30,31の嵌合強度をより一層高めることができるので、運搬時の振動などによる水平方向へのずれをより一層発生し難くすることができる。
(3)さらに、上述した実施形態の運搬用容器1は、中央領域Eに形成された中央嵌合凸部41は、中央領域E以外の領域に形成された嵌合凸部40よりも幅広で突出長さが長いため、中央領域Eにおける中央嵌合凸部41および中央嵌合凹部31の嵌合強度を高めることができる。
したがって、上述した実施形態の運搬用容器1を実施すれば、応力による変形や熱収縮などの要因により、中央領域E以外の領域において嵌合凸部40および嵌合凹部30の嵌合強度が低くなった場合であっても、運搬時の振動などによる水平方向へのずれを発生し難くすることができる。
(4)さらに、上述した実施形態の運搬用容器1は、所定の収容部20間には溝17が形成され、更に隣接する列の収容部20を連結して溝23が形成されており、これらの溝17、23がリブの機能を奏しているため、運搬用容器1の強度を高めることができるので、運搬用容器1の変形を抑制することができる。
(5)さらに、上述した実施形態の運搬用容器1は、各嵌合凹部30、31がそれぞれ溝17を跨いで形成されているため、嵌合凹部30,31を形成するための領域を溝17とは別個に確保する必要がない。このため、運搬用容器1を上下に段積みした場合に、一方の対向面と対向する他方の対向面の面積減少を抑制することもでき、安定する。
(6)さらに、上述した実施形態の運搬用容器1は、嵌合凹部30,31および嵌合凸部40,41は、収容部20が形成されていない箇所にそれぞれ形成されているため、収容部20に収容された物品の重量により嵌合凹部30,31および嵌合凸部40,41の嵌合状態が解除されてしまうおそれがない。
(7)また、上述した実施形態のパレット60は、上面61に段積みされる運搬用容器1の溝23の下面23aに形成された嵌合凸部40,41に嵌合される嵌合凹部62〜66を備えており、嵌合凸部40,41が嵌合凹部62〜66に嵌合された際、嵌合凹部62〜66の基部と、嵌合凸部40,41の基部40b、41bとが干渉しないように構成されている。
したがって、運搬用容器1の嵌合凸部40,41およびパレット60の嵌合凹部62〜66の嵌合強度を高めることができるので、パレット60に段積みされた運搬用容器1の運搬時の振動などによる水平方向へのずれを発生し難くすることができる。
〈他の実施形態〉
(1)上側に段積みされる運搬用容器1の溝23の下面23aに嵌合凹部30,31を形成し、下側に段積みされる運搬用容器1の上面11に、嵌合凹部30,31と嵌合する嵌合凸部40,41を形成することもできる。この構成の場合も前述した実施形態と同じ効果を奏することができる。
(2)上側に段積みされる運搬用容器1の溝23の下面23aに嵌合凹部30,31を形成し、パレット60の上面61に、嵌合凹部30,31と嵌合する嵌合凸部を形成することもできる。この構成の場合も前述した実施形態と同じ効果を奏することができる。
(3)嵌合凸部40、41の基部40b、41bにそれぞれ形成される陥凹部50、51に代えて、嵌合凹部30,31の基部30b、31bに陥凹部をそれぞれ形成するなど、基部30b、31bの形状を工夫することにより、嵌合凸部40,41の基部40b、41bと干渉しないように構成することもできる。また、陥凹部50、51に加えて嵌合凹部30,31の基部30b、31bに陥凹部をそれぞれ形成しても干渉しない構成とすることができる。
(4)嵌合凸部41の基部41bに形成される陥凹部51に代えて、パレット60の嵌合凹部64の基部64bに陥凹部をそれぞれ形成するなど、基部64bの形状を工夫することにより、パレット60に段積みされる運搬用容器1の嵌合凸部41の基部41bと干渉しないように構成することもできる。また、陥凹部51に加えて嵌合凹部64の基部64bに陥凹部を形成しても干渉しない構成とすることができる。また、パレット60の他の嵌合凹部62,63,65,66についても同様に、各基部の形状を工夫することにより、各嵌合凸部40の基部40bと干渉しないように構成することもできる。
(5)中央領域E以外の領域に形成された嵌合凸部40のうち、いくつかの嵌合凸部40を中央嵌合凸部41と同じ突出長さおよび幅に形成し、その嵌合凸部40と嵌合される嵌合凹部30を中央嵌合凹部31と同じ深さに形成することにより、段積み時の安定が増すように構成することもできる。
[特許請求の範囲と実施形態との対応関係]
収容凹部22の下面22a、溝23の下面23aおよび溝18の下面18aが請求項1に記載の一方の対向面に、上面11が請求項1に記載の他方の対向面にそれぞれ対応する。嵌合凸部40,41が請求項1および請求項2に記載の凸部に、嵌合凹部30,31が請求項1および請求項2に記載の凹部にそれぞれ対応する。嵌合凸部40,41が請求項に記載の凸部、嵌合凹部62〜66が凹部にそれぞれ対応する。
1 運搬用容器
10 容器基体
11 上面
17,23 溝
18a,19,22a,23a 下面
20 収容部
21 支持部
22 収容凹部
30,31 嵌合凹部
30a,31a 内壁
30b,31b 基部
40,41 嵌合凸部
40a,41a 外壁
40b,41b 基部
50,51 陥凹部
50a,51a 空間
60 パレット
61 上面
62〜66 嵌合凹部
E 中央領域

Claims (6)

  1. 物品が収容される収容部が形成されており、上下に段積み可能な合成樹脂製の運搬用容器であって、
    上下に段積みされる際に互いに対向する一方の対向面に形成される凸部と、
    前記互いに対向する他方の対向面に形成されており、上下に段積みされる際に前記凸部に対向して前記凸部に嵌合される凹部と、を備えており、
    前記一方および他方の対向面のうち、前記他方の対向面との境界である前記凹部の内壁の基部および前記一方の対向面との境界である前記凸部の外壁の基部の少なくとも一方と対向する部分に陥凹部が形成されており、
    前記陥凹部は、前記一方の対向面のうち、前記凹部の内壁の基部と対向する部分に形成されており、かつ、前記凸部が前記凹部に嵌合されたときに前記一方の対向面と前記他方の対向面とが接触した状態となるように構成されていることを特徴とする運搬用容器。
  2. 物品が収容される収容部が形成されており、上下に段積み可能な合成樹脂製の運搬用容器であって、
    上下に段積みされる際に互いに対向する一方の対向面に形成される凸部と、
    前記互いに対向する他方の対向面に形成されており、上下に段積みされる際に前記凸部に対向して前記凸部に嵌合される凹部と、を備えており、
    前記一方および他方の対向面のうち、前記他方の対向面との境界である前記凹部の内壁の基部および前記一方の対向面との境界である前記凸部の外壁の基部の少なくとも一方と対向する部分に陥凹部が形成されており、
    前記収容部が複数形成されており、
    前記他方の対向面のうち、所定の収容部間には溝が形成されており、
    前記凹部のうち、所定の凹部は前記溝を跨いで形成されていることを特徴とする運搬用容器。
  3. 前記一方の対向面には複数の前記凸部が形成されており、かつ、少なくとも前記一方の対向面の中央領域に形成された凸部は、前記中央領域以外の少なくとも一部の領域に形成された凸部よりも突出長さが長いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の運搬用容器。
  4. 前記凹部および凸部は、前記収容部が形成されていない箇所にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の運搬用容器。
  5. 前記凸部が前記凹部に嵌合されたときに前記凸部の外壁と前記凹部の内壁とが接触した状態となるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の運搬用容器。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の運搬用容器が段積みされるパレットであって、
    前記運搬用容器が段積みされる際に互いに対向する一方の対向面に形成される凸部と、
    前記互いに対向する他方の対向面に形成されており、前記運搬用容器が段積みされる際に前記凸部に対向して前記凸部に嵌合される凹部と、を備えており、
    前記一方および他方の対向面のうち、前記他方の対向面との境界である前記凹部の内壁の基部および前記一方の対向面との境界である前記凸部の外壁の基部の少なくとも一方と対向する部分に陥凹部が形成されていることを特徴とするパレット
JP2017075256A 2017-04-05 2017-04-05 運搬用容器およびパレット Active JP6917614B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017075256A JP6917614B2 (ja) 2017-04-05 2017-04-05 運搬用容器およびパレット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017075256A JP6917614B2 (ja) 2017-04-05 2017-04-05 運搬用容器およびパレット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018177251A JP2018177251A (ja) 2018-11-15
JP6917614B2 true JP6917614B2 (ja) 2021-08-11

Family

ID=64282673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017075256A Active JP6917614B2 (ja) 2017-04-05 2017-04-05 運搬用容器およびパレット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6917614B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3921368B2 (ja) * 2001-09-28 2007-05-30 積水化成品工業株式会社 パレットに対する板状体搬送用容器の位置決め方法および位置決め装置
JP2003104458A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 保冷容器
JP6153420B2 (ja) * 2013-08-12 2017-06-28 トッパン・フォームズ株式会社 パレット台座
JP2015163530A (ja) * 2014-01-31 2015-09-10 三菱樹脂株式会社 断熱容器積重体運搬車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018177251A (ja) 2018-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5951978B2 (ja) 収納トレー
US20070144931A1 (en) Two stacking position square container
US6389989B1 (en) Twin sheet pressure formed pallet
CN103253426A (zh) 运送托盘及采用该运送托盘的运送包装组件和方法
JP4572899B2 (ja) 合成樹脂製パレット
CA2532266A1 (en) Two stacking position square container
JP6917614B2 (ja) 運搬用容器およびパレット
JP2008044636A (ja) 収納用トレー
JP7094542B2 (ja) 蓋部材
JP5769240B2 (ja) パレット
JP5063796B1 (ja) 梱包構造体および梱包方法
KR20190066168A (ko) 적재 트레이 및 적재 트레이 모듈
JP6552995B2 (ja) トレー
JP6691413B2 (ja) 集合包装容器及びその積層体
JP6175150B2 (ja) 集合包装容器及びその積層体
CN215399981U (zh) 一种运输液体容器的托盘
JP7355376B2 (ja) 物品の運搬ユニット構造
JP3180302U (ja) 梱包材
JP5504185B2 (ja) 梱包材、これにより梱包された梱包体
JP6290051B2 (ja) パレット
KR102271859B1 (ko) 강도보강 부품적재트레이
JPH0326126Y2 (ja)
JP7259191B2 (ja) 包装用容器
JP5940929B2 (ja) 箱型容器
KR101150521B1 (ko) 파레트 적층을 위한 모서리연결부재

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6917614

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250