JP6917609B2 - マットレス - Google Patents

マットレス Download PDF

Info

Publication number
JP6917609B2
JP6917609B2 JP2017024867A JP2017024867A JP6917609B2 JP 6917609 B2 JP6917609 B2 JP 6917609B2 JP 2017024867 A JP2017024867 A JP 2017024867A JP 2017024867 A JP2017024867 A JP 2017024867A JP 6917609 B2 JP6917609 B2 JP 6917609B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
cushion body
mattress
sample
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017024867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018130216A (ja
Inventor
直幹 高尾
直幹 高尾
乙村 幸明
幸明 乙村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Airweave Inc
Original Assignee
Airweave Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Airweave Inc filed Critical Airweave Inc
Priority to JP2017024867A priority Critical patent/JP6917609B2/ja
Publication of JP2018130216A publication Critical patent/JP2018130216A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6917609B2 publication Critical patent/JP6917609B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

本発明は、フィラメント3次元結合体を用いたマットレスに関する。
熱可塑性樹脂からなるフィラメントどうしを3次元的に融着結合させて得られるフィラメント3次元結合体〔以下において3DF(3−dimensional filaments−linked structure)と呼ぶことがある〕を用いた高反発マットレスやマットレスパッドが、注目されている。このマットレスは、体圧分散性に優れ、寝返りがし易く、汚れても水洗いできるといった特徴がある(特許文献1を参照)。
さらに最近では、通気性と保温性とを有するカバーを、前述のフィラメント3次元結合体(3DF)の上側に被せることにより、マットレスをそのまま敷布団として利用できるので、和室用のマットレス(敷布団)としての用途も広がってきている。
特許第4966438号公報
ところで、前述のフィラメント3次元結合体(3DF)を用いたマットレスを、和室の畳や床板等の上に、じかに設置して使用しようとする場合、膝をついて起き上がった際に、畳や床板の硬さが膝に伝わるような感触(以下、「底突き感」と呼ぶ)が生じることがある。
このような底突き感を低減するためには、マットレスの厚みはできるだけ厚い方(たとえば200mm以上)が好ましい。しかしながら、マットレスを厚くすればするほど、自重が重くなることから、マットレスを押入れから取り出して敷設したり、押入れに収納したりする作業が、特に高齢者にとって、大きな負担になる場合があった。
本発明は上記現状に鑑み、通気性と体圧分散性に優れ、底突き感がなく、軽くて敷設作業が楽なマットレスを提供することを目的とする。
本発明のマットレスは、使用時に上側となる第1クッション体と、使用時に下側となる第2クッション体と、からなるクッション部材を含み、
前記第1クッション体は、フィラメント3次元結合体であり、前記第2クッション体は、構成する繊維が点接触する弾性体であり、
下記式(1)を用いて計算される、前記第2クッション体の見かけ密度が、前記第1クッション体の見かけ密度より小さいことを特徴とする。
gm = w/(v×d×h) ・・・(1)
上記式(1)において、wは供試品の質量(kg)、vは供試品の横幅(m)、dは供試品の奥行き(m)、hは供試品の高さ(m)であり、見かけ密度gmはkg/mで表される。
また、本発明のマットレスは、前記第2クッション体が、繊維の接触点が部分的に融着結合されているポリエステル繊維で形成された弾性体であることを特徴とする。
さらに、本発明のマットレスは、前記マットレスが、複数に分画されたカバーの中に収納され、折り曲げまたは折り畳み可能であることを特徴とする。
一方、本発明のマットレスは、後記(A)の「平面荷重圧縮反発力」測定法を用いて測定した、前記第1クッション体の平面荷重圧縮反発力が、50N以上200N以下であり、
JIS L 1096「織物及び編物の生地試験方法」に規定されるフラジール形通気性試験機を用いて測定した、前記第2クッション体の厚さ3mmの時の通気性が、30cm/cm・秒以上300cm/cm・秒以下であり、
後記(B)のJIS S 1102「住宅用普通ベッド」に準拠した「たわみ量」測定法を用いて測定した、前記第2クッション体のたわみ量が、2mm以上20mm以下であることを特徴とする。
また、本発明のマットレスは、前記式(1)を用いて計算される、前記第1クッション体の見かけ密度が、45kg/m以上80kg/m以下であり、前記第2クッション体の見かけ密度が、25kg/m以上40kg/m以下であり、かつ、
前記第1クッション体の無負荷(無加重)時の厚さが、15mm以上35mm以下であり、前記第2クッション体の無負荷(無加重)時の厚さが、40mm以上100mm以下であることを特徴とする。
前記構成により、本発明のマットレスは、通気性と体圧分散性に優れ、底突き感がなく、軽くて敷設作業が楽なマットレスとすることができる。
また、前記第1クッション体の平面荷重圧縮反発力が、50N以上200N以下であり、前記第2クッション体の厚さ3mmの時の通気性が、30cm/cm・秒以上300cm/cm・秒以下であり、前記第2クッション体のたわみ量が、2mm以上20mm以下であるマットレスは、軽くて中折れしにくく、折りたたんで運搬しやすいマットレスになる。
さらに、前記第1クッション体が、その見かけ密度45kg/m以上80kg/m以下で、かつ、無負荷(無荷重)状態の時の厚さが15mm以上35mm以下であり、
前記第2クッション体が、その見かけ密度25kg/m以上40kg/m以下で、かつ、無負荷(無荷重)状態の時の厚さが40mm以上100mm以下であるマットレスも、軽くて中折れしにくく、折りたたんで運搬しやすいマットレスとすることができる。
一方、本発明のなかでも、前記第2クッション体が、繊維の接触点が部分的に融着結合されているポリエステル繊維で形成された弾性体であるマットレスは、下側の床材に接する第2クッション体が、繊維どうしの接触点において融着結合したポリエステル繊維で形成されているので、長期間の使用においてもへたり難く、型崩れすることによる通気性の低下が、発生しにくい。また、クッション部材が汚れても、第1クッション体も第2クッション体も、同様に洗濯することができるので、長期間の使用においても清潔に使用できるという特徴を有する。
さらに、第1クッション体または第2クッション体の一方が汚れたり、へたったりした場合、へたりや汚れが生じたクッション体だけを、簡単に取り替えることができるという利点がある。
カバーに収容された、本発明の実施形態のマットレスの外観斜視図(a)と模式的断面図(b)、およびカバーに収容されたクッション部材単体の断面図(c)である。 (a)外観斜視図、(b)模式的断面図はともに、カバーに収容されたマットレスを折り畳む様子を示す。 (a)外観斜視図、(b)模式的断面図はともに、カバーに収容されたマットレスが折り畳まれた状態を示す。 (a)はマットレスの平面荷重圧縮反発力の測定方法を説明する模式図であり、(b),(c),(d)はマットレスのたわみ量の測定方法を説明する模式図であり、(e)はマットレスの球面荷重圧縮変形率の測定方法を説明する模式図である。
以下、本発明の実施形態に係るマットレスについて、図面を参照しつつ説明する。
なお、以下の内容は、本発明の一実施形態を例示するものであって、本発明はこれらの実施形態の例に限定されるものではない。
本実施形態のマットレス10は、図1(b)の断面模式図に示すように、3つの区画(11A,11B,11C)に分画されたマットレスカバー11に収納された、直方体形状のクッション部材1(ブロックごとに図示左から、第1クッション部材1A,第2クッション部材1B,第3クッション部材1C)で構成されている。各クッション部材1A,1B,1Cは、それぞれ、図1(c)に示すように、使用時の上側でかつ就寝する人に接する側に位置する第1クッション体2と、使用時の下側でかつ床材(床部材)に接する側に位置する第2クッション体3とを重ね合わせて形成されている。なお、これら第1クッション体2と第2クッション体3の重ね方向(第1クッション体が上、第2クッション体が下)は、使用時において不変であり、上下(天地)を逆にしてマットレスを敷設・使用することは想定されていない。
第1クッション体2は、熱可塑性樹脂からなるフィラメントどうしを3次元的に融着結合させて得られるフィラメント3次元結合体〔3DF〕で形成されており、無負荷(無加重)状態の時の厚さが15mm以上35mm以下になるように設定されている。
第1クッション体2の特性としては、下記式(1)を用いて計算される、
gm = w/(v×d×h) ・・・(1)
〔wは供試品の質量(kg)、vは供試品の横幅(m)、dは供試品の奥行き(m)、hは供試品の高さ(m)である。〕
見かけ密度gm(kg/m)が、45kg/m以上80kg/m以下であることが好ましい。見かけ密度が45kg/m未満であると、クッション体がへたりやすくなり、80kg/mを越えると、クッション体が重くなり過ぎる傾向がみられる。
また、第1クッション体2の特性として、後記条件により測定された平面荷重圧縮反発力〔図4(a)参照〕が、50N以上200N以下であることが好ましい。この平面荷重圧縮反発力が50N未満であると、充分な反発力が得られず寝返りしにくくなる。逆に、平面荷重圧縮反発力が200Nを超えると、体圧分散性が得られず、柔らかな寝心地が損なわれる。
なお、他の特性にも左右されるが、第1クッション体2の無負荷状態の時の厚さが15mm未満であると、圧縮時の厚みが小さくなり過ぎて水平方向の通気性が不充分になる可能性がある。逆に、無負荷状態の時の厚さが35mmを越えると、クッション体が重くなり過ぎる傾向がみられる。
つぎに、第2クッション体3は、構成する繊維が点接触する弾性体であり、具体的には、繊維の接触点が部分的に融着結合されている合成繊維(本例においてはポリエステル繊維)で形成されている弾性体であり、無負荷(無加重)状態の時の厚さが40mm以上100mm以下になるように設定されている。なお、第2クッション体3の例としては、シート状の不織布を重ねた構造であって、たとえば、帝人株式会社製 ファイバークッション(商品名)を使用することができる。
第2クッション体3の特性としては、下記式(1)を用いて計算される、
gm = w/(v×d×h) ・・・(1)
〔wは供試品の質量(kg)、vは供試品の横幅(m)、dは供試品の奥行き(m)、hは供試品の高さ(m)である。〕
見かけ密度gm(kg/m)が、25kg/m以上40kg/m以下であることが好ましい。見かけ密度が25kg/m未満であると、クッション体がへたりやすくなり、40kg/mを越えると、クッション体が重くなり過ぎる傾向がみられる。
なお、第2クッション体3の見かけ密度(25〜40kg/m)は、前述の第1クッション体2の見かけ密度(45〜80kg/m)より低くなっている。これにより、本実施形態のマットレス10は、全体として充分に厚いが軽量なマットレスとすることができる。
また、第2クッション体3の特性として、JIS L 1096「織物及び編物の生地試験方法」に規定されるフラジール形通気性試験機を用いて測定した通気性が、厚さ3mmの試験体の場合で、30cm/cm・秒以上300cm/cm・秒以下であることが好ましい。通気性が厚さ3mmあたり30cm/cm・秒未満であると、マットレスの通気性が損なわれる。逆に、通気性が厚さ3mmあたり300cm/cm・秒を越えると、隙間風が入りやすくなり、保温性が損なわれる。
また、第2クッション体3の特性として、後記のJIS S 1102「住宅用普通ベッド」に記載のマットレスの試験方法に準拠する試験条件により測定された、たわみ量〔図4(b)参照〕が、2mm以上20mm以下であることが好ましい。このたわみ量が2mm未満であると、底突き感が生じやすくなる。逆に、たわみ量が20mmを超えると、浮遊感が生じて、寝心地や寝返り性が悪くなる傾向がみられる。
なお、他の特性にも左右されるが、第2クッション体3の無負荷状態の時の厚さが40mm未満であると、圧縮時の厚みが小さくなり過ぎて水平方向の通気性が不充分になるとともに、マットレスを折り曲げたまたは折り畳んだ状態で運搬する際、幅方向中央部が折れ曲がりやすくなってしまい、押入れへ片付けなどの作業性が低下するおそれがある。逆に、無負荷状態の時の厚さが100mmを越えると、クッション体が重くなり過ぎる傾向がみられ、同様に、押入れへ片付けなどの作業性が低下するおそれがある。
また、底突き感を判断する第2クッション体3の参考物性として、後記条件により測定された球面荷重圧縮変形率〔図4(e)参照〕を測定した。この球面荷重圧縮変形率は、10%以上50%以下であることが好ましい。球面荷重圧縮変形率が10%未満であると、マットレスが硬くなり、局所的荷重(たとえば、肘で体重を支える場合)に対して、圧力分散性が損なわれる。逆に、球面荷重圧縮変形率が50%を超えると、前記局所的荷重(肘で体重を支える場合)に対して、底突き感が生じやすくなる傾向がみられる。
つぎに、マットレス10を収容するカバー(マットレスカバー11)は、図1のように、3つの収容室(図示左から順に、第1収納室11A,第2収納室11B,第3収納室11C)に分画されている。そして、その各々の収納室には、前述の直方体形状のクッション部材1(図示左から、第1クッション部材1A,第2クッション部材1B,第3クッション部材1C)が収容され、その状態で、たとえば図1→図2→図3の順のように、カバーの繋ぎ目11d,11eで折り畳みできるようになっている。
なお、各収納室の側面には、それぞれ、滑り式留金具(スライドファスナー)F1,F2,F3が設けられており、これらスライドファスナーを開けることにより、クッション部材1を出し入れできるようになっている。
また、マットレスカバー11の生地としては、通気性を確保できれば特に制限はなく、たとえば、ポリエステル糸,ナイロン糸,アクリル糸等で編まれたパイル生地、ジャガード編み生地、ダブルラッセル生地、キルト生地等を使用することができる。
以上の構成によれば、本実施形態のマットレス10は、通気性と体圧分散性に優れ、底突き感がなく、軽くて敷設作業が楽なマットレスとすることができる。
また、本実施形態のマットレス10は、第1クッション体2が、その見かけ密度45kg/m以上80kg/m以下で、かつ、無負荷(無荷重)状態の時の厚さが15mm以上35mm以下であり、第2クッション体3が、その見かけ密度25kg/m以上40kg/m以下で、かつ、無負荷(無荷重)状態の時の厚さが40mm以上100mm以下であるため、軽くて中折れしにくく、折りたたんでも運搬しやすいマットレス、とすることができる。
なお、本発明の実施形態で、フィラメント3次元結合体〔3DF」の材料として用いることのできる熱可塑性樹脂としては、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂およびポリスチレン樹脂や、スチレン系エラストマー、塩ビ系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ニトリル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、フッ素系エラストマー等の熱可塑性エラストマーなどがあげられる。
また、本実施形態におけるマットレスの「見かけ密度」の測定方法は、まず、供試品(サンプル)の質量w(kg)と、サンプルの外形サイズ(横幅v,奥行きd,高さh)(m)を測定する。そして、見かけ密度gm(kg/m)は、サンプルの質量w(kg)を、サンプルの外形サイズ(v,d,h)(m)から算出される体積(m)で割ることにより算出する。
gm = w/(v×d×h) ・・・(1)
さらに、実施形態におけるマットレスの「平面荷重圧縮反発力」の測定方法は、まず、測定するサンプル(クッション部材)を、図4(a)に示すように水平台の上に載せ、サンプルの未圧縮時の厚さを測定し、L1(mm)とする。ついで、先端部に直径150mmの円形板を水平に設けた棒状加圧部材(荷重子)を、サンプルの上面の中央部に垂直に接触させ、荷重子に荷重を加えてサンプルを厚さ方向に圧縮する。その時、圧縮時のサンプルの厚さとして、サンプルの底面(水平台上面)と荷重子(円形板)の先端との距離L2(mm)を測定し、L2が、未圧縮時のサンプルの厚さL1(mm)より7.5mm短くなる時(L2=L1−7.5)の荷重を、荷重子の重さを含む値として測定し、その値(N)を、平面荷重圧縮反発力とする。
また、実施形態におけるマットレスの「たわみ量」の測定方法は、まず、測定するサンプル(クッション部材)を、図4(b)に示すように水平台の上に載せ、先端部に、JIS S 1102「住宅用普通ベッド」 SS8.1マットレスの試験方法に準拠する加圧板〔長径H=250mm,短径V=200mm,曲率半径R=100mm,高さD=50mmの楕円形上面と、曲率半径R=30mmの接触面角部が曲面化処理された垂直断面と、を有する加圧版、図4(c)の平面図および図4(d)の側面図を参照〕を取り付けた棒状加圧部材(荷重子)を、サンプルの上面の中央部に垂直に接触させ、荷重子に800N(荷重子の重さを含む、以下同じ)の荷重を加えて、サンプルを厚さ方向に圧縮し、サンプルの底面(水平台上面)と荷重子の先端(下端)との距離を測定して、その距離を、サンプルの初期厚さL3(mm)とする。ついで、荷重子に対する荷重をさらに増加させ、荷重子に1000Nの荷重を加えた状態で荷重子を止め、サンプルの底面と荷重子の先端との距離を測定して、その距離を、サンプルの荷重後厚さL4(mm)とする。たわみ量は、これら800N荷重時の厚さL3と1000N荷重時の厚さL4の差[L3−L4](mm)で表される。
そして、実施形態におけるマットレスの「通気性」の測定は、JIS L 1096「織物及び編物の生地試験方法」に規定されているフラジール形通気性試験機(図示省略)を用いて、以下の方法で測定する。供試品(サンプル:本例においては厚さを3mmに限定)を試験機に取り付けた後、加減抵抗器によって、傾斜形気圧計が125Pa(水柱1.27cmHO)の圧力(風速換算で15m/sに相当)を示すように、空気の吸い込みファンを調整し、試験片の表裏両面の圧力差を一定に保つときの「垂直形気圧計」の示す圧力と、使用した空気孔の種類とから、試験片を通過する「通過空気量(cm/cm・秒)」とを求める。
ちなみに、実施形態におけるマットレスの「球面荷重圧縮変形率」の測定方法は、まず、測定するサンプル(クッション部材)を、図4(e)のように水平台の上に載せ、サンプルの未圧縮時の厚さを測定し、L5(mm)とする。ついで、先端部に直径100mmの球体を設けた棒状加圧部材(荷重子)を、サンプルの上面の中央部に垂直に接触させ、荷重子に500N(荷重子の重さを含む)の荷重を加えて、サンプルを厚さ方向に圧縮する。そして、圧縮時のサンプルの厚さL6(mm)として、サンプルの底面(水平台上面)と荷重子(球体)の先端との距離を測定し、その厚さL6(mm)を未圧縮時の厚さL5(mm)に対する百分率として、演算式[L6/L5]により算出し、その値を、球面荷重圧縮変形率(%)とする。
1 クッション部材
1A,1B,1C クッション部材
2 第1クッション体
3 第2クッション体
10 マットレス
11 マットレスカバー
11A,11B,11C 収納室
F1,F2,F3 スライドファスナー

Claims (4)

  1. 使用時に上側となる第1クッション体と、使用時に下側となる第2クッション体と、からなるクッション部材を含み、
    前記第1クッション体は、通気性を有するフィラメント3次元結合体であり、
    前記第2クッション体は、通気性を有し、構成する繊維が点接触する弾性体(ただし、フィラメント3次元結合体を除く)であり、
    下記式(1)を用いて計算される、前記第2クッション体の見かけ密度が、前記第1クッション体の見かけ密度より小さく、
    前記第1クッション体の見かけ密度が、45kg/m 以上80kg/m 以下であり、
    前記第2クッション体の見かけ密度が、25kg/m 以上40kg/m 以下であり、かつ、
    前記第1クッション体の無負荷時の厚さが、15mm以上35mm以下であり、
    前記第2クッション体の無負荷時の厚さが、40mm以上100mm以下であり、
    下記(A)の測定条件を用いて測定した、前記第1クッション体の平面荷重圧縮反発力が、50N以上200N以下であり、
    下記(B)のJIS S 1102「住宅用普通ベッド」に記載のマットレスの試験方法に準拠する試験条件を用いて測定した、前記第2クッション体のたわみ量が、2mm以上20mm以下である、マットレス。
    gm = w/(v×d×h) ・・・(1)
    上記式(1)において、wは供試品の質量(kg)、vは供試品の横幅(m)、dは供試品の奥行き(m)、hは供試品の高さ(m)であり、見かけ密度gmはkg/mで表される。
    (A)平面荷重圧縮反発力
    供試品の未圧縮時の厚さを測定し、L1(mm)とする。その後、先端部に直径150mmの円形状の加圧板を取り付けた荷重子を、供試品の上面に載置し、その荷重子に荷重を加えて、荷重子下の供試品の厚さL2(mm)が、L1−7.5mmとなるまで供試品を圧縮する。このL2=L1−7.5mmとなった時の荷重(N)を、平面荷重圧縮反発力とする。
    (B)たわみ量
    先端部に、JIS S 1102「住宅用普通ベッド」に準拠する〔長径250mm,短径200mm,高さ50mmの楕円形上面と、接触面角部が曲率半径30mmに曲面化された垂直断面とを有する加圧板〕を取り付けた荷重子を、供試品に垂直に押し当て、その荷重子に800Nの荷重を加えて供試品を圧縮し、荷重子下の供試品の厚さL3(mm)を測定する。続いて、さらに荷重を加え、荷重子に1000Nの荷重を加えて供試品を圧縮し、その際の荷重子下の供試品の厚さL4(mm)を測定して、これらの差[L3−L4](mm)を、たわみ量とする。
  2. 前記第2クッション体が、繊維の接触点が部分的に融着結合されているポリエステル繊維で形成された弾性体である、請求項1記載のマットレス。
  3. 前記マットレスが、複数に分画されたカバーの中に収納され、折り曲げまたは折り畳み可能である、請求項1または2記載のマットレス。
  4. IS L 1096「織物及び編物の生地試験方法」に規定されるフラジール形通気性試験機を用いて測定した、厚さ3mmの前記第2クッション体の通気性が、30cm/cm・秒以上300cm/cm・秒以下である、請求項1〜3のいずれか1つに記載のマットレス。
JP2017024867A 2017-02-14 2017-02-14 マットレス Active JP6917609B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017024867A JP6917609B2 (ja) 2017-02-14 2017-02-14 マットレス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017024867A JP6917609B2 (ja) 2017-02-14 2017-02-14 マットレス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018130216A JP2018130216A (ja) 2018-08-23
JP6917609B2 true JP6917609B2 (ja) 2021-08-11

Family

ID=63249116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017024867A Active JP6917609B2 (ja) 2017-02-14 2017-02-14 マットレス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6917609B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020141784A (ja) * 2019-03-05 2020-09-10 株式会社エアウィーヴ クッション部材およびその製造方法
EP4378359A1 (en) * 2021-07-29 2024-06-05 Airweave Inc. Mattress, and method for taking order of mattress

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58105267U (ja) * 1982-01-13 1983-07-18 日本ヘルス工業株式会社 複合寝具
WO2015125497A1 (ja) * 2014-02-23 2015-08-27 株式会社シーエンジ クッション用中材及びクッション

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018130216A (ja) 2018-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109303440A (zh) 包括间隔织物的床垫及相关方法
JP6912471B2 (ja) マットレス用芯材およびベッド用マットレス
US20190231086A1 (en) Comfort item comprising foam filling elements
JP6917609B2 (ja) マットレス
JP6175254B2 (ja) クッションシート
JP2022069693A (ja) マットレス
WO2019021736A1 (ja) マットレス構造体
US6925669B1 (en) Support cushion and system of cushions
JP4947621B2 (ja) 敷きマット
JP2019000301A (ja) 弾性材及びクッション材並びに寝具
US8790765B2 (en) Pad structure for absorbing vibration and dispersing pressure
JP4402241B2 (ja) 三次元立体シート
JP5592208B2 (ja) 芯材、芯材を備えた枕、及び芯材を備えた敷布団
JP3175182U (ja) 洗える腰痛対策敷き布団
JP3790856B2 (ja) クッション材及びこれを使用した床ずれ防止マット
JP4584403B2 (ja) マット
JP4866030B2 (ja) マットレス装置
JP2022063779A (ja) クッション体およびクッション体セット
JPH053894A (ja) マツトレス
JP2017196326A (ja) 敷きパッド
JP4895539B2 (ja) ベッドマットレス
JP6474279B2 (ja) クッション
JP3212214U (ja) 乳幼児洗浄用マット
JP6353220B2 (ja) 清掃具
JPH0718657U (ja) クッションマット

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20171005

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210615

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6917609

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150