JP3212214U - 乳幼児洗浄用マット - Google Patents
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Abstract
【課題】例えば洗面台の洗面ボウルや浴室内に敷いて乳児や幼児を下方から支えるようにした透水性のよい乳幼児洗浄用マットを提供する。【解決手段】乳幼児洗浄用マット1は、立体メッシュ生地からなる表裏面8、9を有する収納袋に、収納袋の内部形状に略沿った外形形状の透水性のマットレス3A〜3Cが収納されて構成され、扁平な板状の外観を呈する。このような乳幼児洗浄用マット1は、洗浄の際の湯が立体メッシュ生地も透水性のマットレス3A〜3Cもいずれも透過して流れるため、マット1上に洗浄後の湯が滞ることがあまりない。また、例えば洗面台で使用する場合に乳児を洗うための湯が当たっても飛び散ることが少なく使い勝手がよい。【選択図】図2
Description
本考案は、例えば洗面台の洗面ボウルや浴室内に敷いて乳児や幼児を載せて体を洗うために使用する乳幼児洗浄用マットに関するものである。
従来から人が座ったり寝たりするためのマットは周知である。このようなマットとして水場で使用できるマットがある。そのような例として、プールの周囲や風呂場の洗い場等に敷いて使用するマットがある。そのようなマットの一例として非特許文献1のいわゆるバスマットを挙げる
ネットdeドリーム、バスマット、インターネット<URL:http://store.shopping.yahoo.co.jp/netdedream/lovermat30.html>
この非特許文献1のようなバスマットは独立気泡体の気泡構造を有する発泡プラスチック製であって、そのため、水を吸わず防水性があり、かつ可撓性や弾性があるため、水場での使用には好適である。しかし、かなり弾性が強く硬い感触であるため、例えば浴室でこのようなバスマットを敷いて大人が支えながら乳幼児をバスマットに載せて体を洗う場合に乳幼児の体重では容易に凹まない(大人の体重でも容易に凹むことはない)ので、乳幼児の体を保持させにくく使いにくい面があった。また、浴室ではなく洗面台の洗面ボウルを使用して乳児を洗うことも、洗面ボウルが十分大きい洗面台仕様であればしばしば行われてるものであるが、その際に上記のようなバスマットを洗面ボウルの曲面に合わせて湾曲させようとしても硬いため、きれいに湾曲させられず、また上記のように硬いため乳児を受けるためのマットとしては適切ではない。また、バスマットは水を弾くため、洗浄のための湯も弾かれてしまうため、特に洗面台で使用する場合には湯が周囲に飛び散りやすく後始末が面倒になるという欠点もある。
本考案は、上記課題を解決するためのものである。その主目的は、例えば洗面台の洗面ボウルや浴室内に敷いて乳児や幼児を下方から支えるようにした透水性のよい乳幼児洗浄用マットを提供することにある。
本考案は、上記課題を解決するためのものである。その主目的は、例えば洗面台の洗面ボウルや浴室内に敷いて乳児や幼児を下方から支えるようにした透水性のよい乳幼児洗浄用マットを提供することにある。
上記の目的を達成するための第1の手段として、透水性生地からなる表裏面を有する収納袋に、前記収納袋の内部形状に略沿った外形形状の透水性のスポンジ体が収納されて構成され、扁平な板状の外観を呈するようにした。
これによって、湯は透水性生地も透水性のスポンジ体もいずれも透過して流れるため、マット上に洗浄後の湯が滞ることがあまりないため乳幼児洗浄用マットに適する。また、例えば洗面台で使用する場合に乳児を洗うための湯が当たっても従来のバスマットのように飛び散ることが少なく使い勝手がよい。また、スポンジ体は収納袋に収納されるため、直接乳幼児の体に触れないのでスポンジ体の素材、形状等の選択の余地が増える。例えば、透水性が非常によいが硬い表面材質のスポンジ体であっても収納袋を比較的柔らかい素材で構成することで直接乳幼児の体に触れなくなるため、使用することが可能となる。
これによって、湯は透水性生地も透水性のスポンジ体もいずれも透過して流れるため、マット上に洗浄後の湯が滞ることがあまりないため乳幼児洗浄用マットに適する。また、例えば洗面台で使用する場合に乳児を洗うための湯が当たっても従来のバスマットのように飛び散ることが少なく使い勝手がよい。また、スポンジ体は収納袋に収納されるため、直接乳幼児の体に触れないのでスポンジ体の素材、形状等の選択の余地が増える。例えば、透水性が非常によいが硬い表面材質のスポンジ体であっても収納袋を比較的柔らかい素材で構成することで直接乳幼児の体に触れなくなるため、使用することが可能となる。
ここに透水性生地とは編み生地が可撓性に優れるためよいが、洗浄した湯が速やかに抜けるようであれば編んでいない生地であってもよい。編み生地の素材としては吸水しにくい合成繊維、例えばポリエステル糸やナイロン糸がよい。異なる種類の合成繊維を混紡させてもよく、縦糸と横糸の素材や太さ等の種類を変えてもよい。
透水性生地として、例えば立体メッシュのような三次元構造シートを使用することが十分な形状保持と透水性や通気性のためによい。また、透水性生地は粗く織り込まれていて生地を通して内部のスポンジ体の色が目視できることがよい。透水性生地の色や模様のあるなしも問わない。
透水性のスポンジ体は十分な透水性があれば素材や組成は問わない。スポンジ体とは発泡性の素材でできた可撓性及び弾性を有する物質である。一般的には化学的な手法で製造される発泡プラスチックであることが多い。スポンジ体の素材としての性質として、例えば連続気泡体の気泡構造のように透水性があってもよく、透水性のないスポンジ体に透孔を形成することで透水性を発現させるようにしてもよい。
扁平な板状の外観であるが、厚み方向に比して幅と長さが十分あれば形状は特に問わない。大きさは乳幼児に対応する大きさであれば特に限定されない。乳幼児の成長に合わせて何種類かのサイズを用意することがよい。しかし、洗面ボウルや浴室での使用を考えれば大きすぎることは好ましくない。最大幅30〜50cm程度、最大長さ50〜80cm程度がよい。厚みは洗面ボウルに適用するのであればそれほど厚くないほうがよいが、厚ければ乳幼児の沈み込みが大きくなって安定する。2〜7cm程度がよい。
透水性生地として、例えば立体メッシュのような三次元構造シートを使用することが十分な形状保持と透水性や通気性のためによい。また、透水性生地は粗く織り込まれていて生地を通して内部のスポンジ体の色が目視できることがよい。透水性生地の色や模様のあるなしも問わない。
透水性のスポンジ体は十分な透水性があれば素材や組成は問わない。スポンジ体とは発泡性の素材でできた可撓性及び弾性を有する物質である。一般的には化学的な手法で製造される発泡プラスチックであることが多い。スポンジ体の素材としての性質として、例えば連続気泡体の気泡構造のように透水性があってもよく、透水性のないスポンジ体に透孔を形成することで透水性を発現させるようにしてもよい。
扁平な板状の外観であるが、厚み方向に比して幅と長さが十分あれば形状は特に問わない。大きさは乳幼児に対応する大きさであれば特に限定されない。乳幼児の成長に合わせて何種類かのサイズを用意することがよい。しかし、洗面ボウルや浴室での使用を考えれば大きすぎることは好ましくない。最大幅30〜50cm程度、最大長さ50〜80cm程度がよい。厚みは洗面ボウルに適用するのであればそれほど厚くないほうがよいが、厚ければ乳幼児の沈み込みが大きくなって安定する。2〜7cm程度がよい。
また、第2の手段として、前記スポンジ体の表裏面は前記収納袋の表裏面を通してそれぞれ異なる色に透けて見えるようにした。
このようにすることで、本考案の乳幼児洗浄用マットにスポンジ体の表裏方向がある場合に、スポンジ体を収納袋に収納したままで収納袋の外から視認することができる。スポンジ体の表裏とは例えばスポンジ体の固さが表裏面で異なる場合にどちらの面を下にするか等を判断する指標となる。透けて見えるのは収納袋の表裏面全領域でも一部領域であってもよい。スポンジ体が複数のスポンジ片から構成されている場合には、収納袋の表裏面に面した位置に配置されたスポンジ片の色がそれぞれ異なることとなる。
また、第3の手段として、前記スポンジ体は複数のスポンジ片から構成され、前記複数のスポンジ片は前記収納袋内に前記収納袋内の表裏面方向に積層されるようにした。
これによって、状況に応じて乳幼児洗浄用マットの厚みを変更することができる。
また、第4の手段として、複数の前記スポンジ片のうち少なくとも2つは異なる弾性性能であり、異なる弾性性能の2つの前記複数のスポンジ片はそれぞれ前記収納袋内において前記収納袋内の表裏面に面して配置されているようにした。
これによって、乳幼児洗浄用マットに表裏反転させることで異なる性質の弾性を持たせることができ、使用状況に応じた向きを反転させるだけで実現させることができる。異なる弾性性能とは、例えば相対的に一方より他方が硬い(逆にいえば柔らかい)く、弾性が強い場合である。
また、第5の手段として、異なる弾性性能の2つの前記スポンジ片の色は前記収納袋の表面側に面したものと、前記収納袋の裏面側に面したもので異なっているようにした。
このようにすれば、異なる弾性性能のスポンジ片を収納袋に収納した場合に色の違いだけでどのような弾性性能か判断することができる。
このようにすることで、本考案の乳幼児洗浄用マットにスポンジ体の表裏方向がある場合に、スポンジ体を収納袋に収納したままで収納袋の外から視認することができる。スポンジ体の表裏とは例えばスポンジ体の固さが表裏面で異なる場合にどちらの面を下にするか等を判断する指標となる。透けて見えるのは収納袋の表裏面全領域でも一部領域であってもよい。スポンジ体が複数のスポンジ片から構成されている場合には、収納袋の表裏面に面した位置に配置されたスポンジ片の色がそれぞれ異なることとなる。
また、第3の手段として、前記スポンジ体は複数のスポンジ片から構成され、前記複数のスポンジ片は前記収納袋内に前記収納袋内の表裏面方向に積層されるようにした。
これによって、状況に応じて乳幼児洗浄用マットの厚みを変更することができる。
また、第4の手段として、複数の前記スポンジ片のうち少なくとも2つは異なる弾性性能であり、異なる弾性性能の2つの前記複数のスポンジ片はそれぞれ前記収納袋内において前記収納袋内の表裏面に面して配置されているようにした。
これによって、乳幼児洗浄用マットに表裏反転させることで異なる性質の弾性を持たせることができ、使用状況に応じた向きを反転させるだけで実現させることができる。異なる弾性性能とは、例えば相対的に一方より他方が硬い(逆にいえば柔らかい)く、弾性が強い場合である。
また、第5の手段として、異なる弾性性能の2つの前記スポンジ片の色は前記収納袋の表面側に面したものと、前記収納袋の裏面側に面したもので異なっているようにした。
このようにすれば、異なる弾性性能のスポンジ片を収納袋に収納した場合に色の違いだけでどのような弾性性能か判断することができる。
また、第6の手段として、前記スポンジ体は連続気泡体の気泡構造を有するようにした。
このような構成とすれば、スポンジ体は素材自体の性質として透水性を有することとなる。逆に独立気泡では可撓性素材自体の性質として透水性有さない。また、独立気泡に比べてよりクッション性のよい柔らかい素材であるため、乳幼児の体重で凹みやすく、そのため乳幼児の体を支えやすい。
また、第7の手段として、前記スポンジ体は軟質ポリウレタンフォームであるようにした。
軟質ポリウレタンフォームは続気泡体の気泡構造を有するため、透水性があり本考案のスポンジ体として容易に材料として入手できるため好適である。
このような構成とすれば、スポンジ体は素材自体の性質として透水性を有することとなる。逆に独立気泡では可撓性素材自体の性質として透水性有さない。また、独立気泡に比べてよりクッション性のよい柔らかい素材であるため、乳幼児の体重で凹みやすく、そのため乳幼児の体を支えやすい。
また、第7の手段として、前記スポンジ体は軟質ポリウレタンフォームであるようにした。
軟質ポリウレタンフォームは続気泡体の気泡構造を有するため、透水性があり本考案のスポンジ体として容易に材料として入手できるため好適である。
また、第8の手段として、前記収納袋の外側には吊り下げ用の把手が取り付けられているようにした。
このようにすれば、例えば使用していない際に乳幼児洗浄用マットを吊して保管したり、収納袋を洗濯した際に干すために吊すのに使用したりすることができる。
また、第9の手段として、前記収納袋は前記スポンジ体を出し入れする収納口を備えており、前記スポンジ体を前記収納口から前記収納袋内部に収納した状態で前記収納口から前記スポンジ体が露出しないように前記収納口を塞ぐ封塞手段を備えるようにした。
これによって、収納袋からスポンジ体を取り出して収納袋又は/及びスポンジ体を別々に洗濯したりスポンジ体を交換したりすることが容易にできることになる。また、例えば複数のスポンジ片からスポンジ体が構成される際には一部取り出して厚みを変更する作業 また、第10の手段として、前記透水性生地はメッシュ生地であるようにした。
メッシュ生地は透水性がよく、また内部のスポンジ体もメッシュの目を通して視認しやすいためである。メッシュ生地としては例えば立体メッシュのようなクッション性のよい三次元構造シートを使用することがよい。
また、第11の手段として、前記透水性生地は非吸水性であるようにした。
このように透水性生地は非吸水性であると、使用後の水切れもよく清潔に保つことができるからである。
このようにすれば、例えば使用していない際に乳幼児洗浄用マットを吊して保管したり、収納袋を洗濯した際に干すために吊すのに使用したりすることができる。
また、第9の手段として、前記収納袋は前記スポンジ体を出し入れする収納口を備えており、前記スポンジ体を前記収納口から前記収納袋内部に収納した状態で前記収納口から前記スポンジ体が露出しないように前記収納口を塞ぐ封塞手段を備えるようにした。
これによって、収納袋からスポンジ体を取り出して収納袋又は/及びスポンジ体を別々に洗濯したりスポンジ体を交換したりすることが容易にできることになる。また、例えば複数のスポンジ片からスポンジ体が構成される際には一部取り出して厚みを変更する作業 また、第10の手段として、前記透水性生地はメッシュ生地であるようにした。
メッシュ生地は透水性がよく、また内部のスポンジ体もメッシュの目を通して視認しやすいためである。メッシュ生地としては例えば立体メッシュのようなクッション性のよい三次元構造シートを使用することがよい。
また、第11の手段として、前記透水性生地は非吸水性であるようにした。
このように透水性生地は非吸水性であると、使用後の水切れもよく清潔に保つことができるからである。
本考案によれば、洗浄の際の湯は透水性生地も透水性のスポンジ体もいずれも透過して流れるため、マット上に洗浄後の湯が滞ることがあまりないため乳幼児洗浄用マットに適する。また、例えば洗面台で使用する場合に乳児を洗うための湯が当たっても従来のバスマットのように飛び散ることが少なく使い勝手がよい。
以下、本考案の実施の形態の乳幼児洗浄用マットについて図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、乳幼児洗浄用マット1は収納袋2と、収納袋2に収納された3枚のスポンジ体としてのマットレス3A〜3Cとから構成されている。
収納袋2はマットレス3A〜3Cが収納された段階で扁平な略直方体形状の板状となるように縫製された全体が透水性及び通気性の性能を有した柔らかで可撓性のあるメッシュ生地からなる外皮である。本実施の形態の収納袋2は図3に示すように立体構造を有する立体メッシュと呼称される三次元構造のシート体である。具体的には2mm×1.5mm程度の楕円形状のメッシュ孔4が縦横に整然と配置されるように編み込まれた表面メッシュ層5と、メッシュ孔はなく均等な粗い目で編み込まれた裏面ベース層6と、表面メッシュ層5と裏面ベース層6との間に編み込まれた連結層7とから構成されている。連結層7は弾性のあるパイル状の繊維又は糸で形成されており、連結層7によって表面メッシュ層5と裏面ベース層6とが所定の間隔に保持されている。表面メッシュ層5、裏面ベース層6、連結層7はいずれも吸水性のない合成繊維から構成されている。収納袋2はこのような三層構造であり、連結層7がクッション層となるため、それ自体でクッション性がある。収納袋2は表面メッシュ層5が外側面となって使用時に目視される面となり、裏面ベース層6がマットレス3A〜3Cと面した内側面となる。
図1及び図2に示すように、乳幼児洗浄用マット1は収納袋2と、収納袋2に収納された3枚のスポンジ体としてのマットレス3A〜3Cとから構成されている。
収納袋2はマットレス3A〜3Cが収納された段階で扁平な略直方体形状の板状となるように縫製された全体が透水性及び通気性の性能を有した柔らかで可撓性のあるメッシュ生地からなる外皮である。本実施の形態の収納袋2は図3に示すように立体構造を有する立体メッシュと呼称される三次元構造のシート体である。具体的には2mm×1.5mm程度の楕円形状のメッシュ孔4が縦横に整然と配置されるように編み込まれた表面メッシュ層5と、メッシュ孔はなく均等な粗い目で編み込まれた裏面ベース層6と、表面メッシュ層5と裏面ベース層6との間に編み込まれた連結層7とから構成されている。連結層7は弾性のあるパイル状の繊維又は糸で形成されており、連結層7によって表面メッシュ層5と裏面ベース層6とが所定の間隔に保持されている。表面メッシュ層5、裏面ベース層6、連結層7はいずれも吸水性のない合成繊維から構成されている。収納袋2はこのような三層構造であり、連結層7がクッション層となるため、それ自体でクッション性がある。収納袋2は表面メッシュ層5が外側面となって使用時に目視される面となり、裏面ベース層6がマットレス3A〜3Cと面した内側面となる。
収納袋2は略長方形形状の表面8と、長方形形状の裏面9と、表面8と裏面9との周囲を周回するまち部10とを有している。表面8及び裏面9とまち部10との境界部分は不明瞭で角隅部は緩やかな曲面状に構成されている。図1及び図2に示すように、まち部10の中央位置には封塞手段としての線ファスナー11が形成されている。線ファスナー11はマットレス3A〜3Cの出し入れが容易なように収納袋2の1つの長辺と2つの短辺にかけて形成されている。尚、図1では線ファスナー11のつまみ12が線ファスナー11の基部位置、つまり線ファスナー11を開放させるための一方の短辺の初期位置に配置されている。図示しない線ファスナー11を最も開放させた位置、つまりつまみ12の最進出位置は、他方の短辺のこの線ファスナー11の基部位置と鏡像対称位置となる位置に配置されている。
収納袋2の一方の短辺には両端がまち部10に対して縫製で固定された平ロープからなる把手13が形成されている。
収納袋2の一方の短辺には両端がまち部10に対して縫製で固定された平ロープからなる把手13が形成されている。
マットレス3A〜3Cは、扁平な直方体形状の軟質ポリウレタンフォームからなるスポンジ体(スポンジ片)である。マットレス3A〜3Cは軟質ポリウレタンフォームであるため、可撓性及び弾性を有するとともに、連続気泡体の気泡構造であるため、透水性及び通気性の性能が高い。マットレス3A〜3Cはいずれも縦×横が65cm×40cmに構成されている。マットレス3Aとマットレス3Bは厚み1.5cmに構成され、マットレス3Cはそれらより若干厚い2.0cmに構成されている。つまり、同じ縦×横サイズの複数のマットレスであって、異なる厚みのマットレスが含まれることとなる。また、マットレス3Bとマットレス3Cは同じ固さ(逆にいえば同じ柔らかさ)となる弾性性能を有し、マットレス3Aはそれらよりも相対的に柔らかい弾性性能を有する。マットレス3Bとマットレス3Cは同色(例えば黄色)であり、マットレス3Aはそれらとは異なる色(例えば緑色)である。マットレス3Aは収納袋2の表面8に面して配置され、マットレス3Cは収納袋2の裏面9に面して配置される。
マットレス3A〜3Cは3枚を積層したサイズはわずかに収納袋2の内寸法より大きくなるため、収納袋2に収納する際に若干圧縮気味に収納される。また、マットレス3Bを使用せずに収納袋2に2枚を積層して収納してもよく、その場合には3枚を収納する場合に比べて圧縮がなく、乳幼児洗浄用マット1としてより柔らかな感触となる。
マットレス3A〜3Cが収納された状態で、収納袋2の目を通して内部のマットレス3Aとマットレス3Cがそれぞれ収納袋2の表面8と裏面9からそれらの色が透けて視認できる。この場合の透け具合は、はっきりとマットレス3Aとマットレス3Cが収納袋2を通して認識できるというよりも、収納袋2の生地の小さな目からのぞく僅かな色合いが多数集合することで、収納袋2と混ざり合い収納袋2単独の色と異なるように視認できるものである。
マットレス3A〜3Cは3枚を積層したサイズはわずかに収納袋2の内寸法より大きくなるため、収納袋2に収納する際に若干圧縮気味に収納される。また、マットレス3Bを使用せずに収納袋2に2枚を積層して収納してもよく、その場合には3枚を収納する場合に比べて圧縮がなく、乳幼児洗浄用マット1としてより柔らかな感触となる。
マットレス3A〜3Cが収納された状態で、収納袋2の目を通して内部のマットレス3Aとマットレス3Cがそれぞれ収納袋2の表面8と裏面9からそれらの色が透けて視認できる。この場合の透け具合は、はっきりとマットレス3Aとマットレス3Cが収納袋2を通して認識できるというよりも、収納袋2の生地の小さな目からのぞく僅かな色合いが多数集合することで、収納袋2と混ざり合い収納袋2単独の色と異なるように視認できるものである。
このような構成の乳幼児洗浄用マット1では次のような効果が奏される。
(1)収納袋2もマットレス3A〜3Cもいずれも透水性が高いので、風呂場の洗い場に敷いて使用しても、洗面台の洗面ボウルに敷いて使用しても、洗浄した湯が速やかに透過するため、乳幼児を洗うのに好適である。また、マットレス3A〜3Cは軟質ポリウレタンフォームであるため乳幼児の体重でも凹むため、乳幼児洗浄用マット1に乳幼児を寝かした際の体の保持性能も高く、収納袋2にもクッション性があるので皮膚が薄い乳幼児を圧迫することなく支えることができる。
(2)複数のマットレス3A〜3Cを収納袋2に積層して使用するようにしているため、状況に応じて反発力(弾性)を調整するためにその枚数を適宜変更することができる。例えば、洗面台の洗面ボウルに敷くために風呂場で使用する場合よりも枚数を減らすようにしてもよい。マットレス3A〜3Cは収納袋2に収容されているためこのような枚数の変更にも対応しやすい。
(3)マットレス3Aとマットレス3Cの弾性が異なるため、状況に応じて反転させて使用することができるが、その際にどちらの面であるかを収納袋2の外から視認してマットレス3Aとマットレス3Cの色の違いによって判別できるため、収納袋の線ファスナー11を開放して内部を確認する必要がない。
(4)収納袋2とマットレス3A〜3Cは別々にばらすことができるので、例えばマットレス3A〜3Cが劣化した場合に交換して収納袋2はそのまま交換せずに使用することができる。
(5)把手13があるため、吊して干したり保管したりするのに便利である。
(6)収納袋2もマットレス3A〜3Cもいずれも通気性がよいため、水が付着していたも水切れがよく乾きやすい。また、収納袋2は非吸水性であるため、その点でも乾きやすい。
(7)線ファスナー11は収納袋2の3つの辺に渡って形成され、収納袋2を大きく開放させることができるため、摩擦力の大きな連続気泡体の気泡構造を有するマットレス3A〜3Cを収容するのに適している。
(1)収納袋2もマットレス3A〜3Cもいずれも透水性が高いので、風呂場の洗い場に敷いて使用しても、洗面台の洗面ボウルに敷いて使用しても、洗浄した湯が速やかに透過するため、乳幼児を洗うのに好適である。また、マットレス3A〜3Cは軟質ポリウレタンフォームであるため乳幼児の体重でも凹むため、乳幼児洗浄用マット1に乳幼児を寝かした際の体の保持性能も高く、収納袋2にもクッション性があるので皮膚が薄い乳幼児を圧迫することなく支えることができる。
(2)複数のマットレス3A〜3Cを収納袋2に積層して使用するようにしているため、状況に応じて反発力(弾性)を調整するためにその枚数を適宜変更することができる。例えば、洗面台の洗面ボウルに敷くために風呂場で使用する場合よりも枚数を減らすようにしてもよい。マットレス3A〜3Cは収納袋2に収容されているためこのような枚数の変更にも対応しやすい。
(3)マットレス3Aとマットレス3Cの弾性が異なるため、状況に応じて反転させて使用することができるが、その際にどちらの面であるかを収納袋2の外から視認してマットレス3Aとマットレス3Cの色の違いによって判別できるため、収納袋の線ファスナー11を開放して内部を確認する必要がない。
(4)収納袋2とマットレス3A〜3Cは別々にばらすことができるので、例えばマットレス3A〜3Cが劣化した場合に交換して収納袋2はそのまま交換せずに使用することができる。
(5)把手13があるため、吊して干したり保管したりするのに便利である。
(6)収納袋2もマットレス3A〜3Cもいずれも通気性がよいため、水が付着していたも水切れがよく乾きやすい。また、収納袋2は非吸水性であるため、その点でも乾きやすい。
(7)線ファスナー11は収納袋2の3つの辺に渡って形成され、収納袋2を大きく開放させることができるため、摩擦力の大きな連続気泡体の気泡構造を有するマットレス3A〜3Cを収容するのに適している。
上記実施の形態は本考案の原理およびその概念を例示するための具体的な実施の形態として記載したにすぎない。つまり、本考案は上記の実施の形態に限定されるものではない。本考案は、例えば次のように変更した態様で具体化することも可能である。
・マットレス3A〜3Cの種類や数量や素材は上記は一例であって、それらは変更可能である。また、収納袋2の素材も変更可能である。
・マットレス3A〜3Cの形状は上記では扁平な直方体形状であったが、これに限らない。また、上下方向に積層状に配置するものであったが、必ずしもその方向だけに積層されるものでもない。収納袋2で外形形状は規制されるため、マットレス(スポンジ片)は必ずしも扁平である必要もない。また例えば、マットレス(スポンジ片)の表面が平面ではなく凹凸があるようなより保持力の大きな形状で構成するようにしてもよい。
・マットレス3A〜3Cは上記実施の形態では2又は3枚を収納袋2に収納して使用するような仕様であったが、それ以外の枚数(1枚又は4枚以上)を収納袋2に収納する仕様であってもよい。
・乳幼児洗浄用マット1の形状も扁平な板状であれば上記のような略長方形以外の形状であってもよい。
・封塞手段として線ファスナー11以外の手段。例えば面ファスナーを使用してもよい。
・把手13はなくともよい。
・マットレス3A〜3Cの色は上記以外でもよい。
本考案は上述した実施の形態に記載の構成に限定されない。上述した各実施の形態や変形例の構成要素は任意に選択して組み合わせて構成するとよい。また各実施の形態や変形例の任意の構成要素と、考案を解決するための手段に記載の任意の構成要素または考案を解決するための手段に記載の任意の構成要素を具体化した構成要素とは任意に組み合わせて構成するとよい。これらについても本願の補正または特許出願への変更等において権利取得する意思を有する。
・マットレス3A〜3Cの種類や数量や素材は上記は一例であって、それらは変更可能である。また、収納袋2の素材も変更可能である。
・マットレス3A〜3Cの形状は上記では扁平な直方体形状であったが、これに限らない。また、上下方向に積層状に配置するものであったが、必ずしもその方向だけに積層されるものでもない。収納袋2で外形形状は規制されるため、マットレス(スポンジ片)は必ずしも扁平である必要もない。また例えば、マットレス(スポンジ片)の表面が平面ではなく凹凸があるようなより保持力の大きな形状で構成するようにしてもよい。
・マットレス3A〜3Cは上記実施の形態では2又は3枚を収納袋2に収納して使用するような仕様であったが、それ以外の枚数(1枚又は4枚以上)を収納袋2に収納する仕様であってもよい。
・乳幼児洗浄用マット1の形状も扁平な板状であれば上記のような略長方形以外の形状であってもよい。
・封塞手段として線ファスナー11以外の手段。例えば面ファスナーを使用してもよい。
・把手13はなくともよい。
・マットレス3A〜3Cの色は上記以外でもよい。
本考案は上述した実施の形態に記載の構成に限定されない。上述した各実施の形態や変形例の構成要素は任意に選択して組み合わせて構成するとよい。また各実施の形態や変形例の任意の構成要素と、考案を解決するための手段に記載の任意の構成要素または考案を解決するための手段に記載の任意の構成要素を具体化した構成要素とは任意に組み合わせて構成するとよい。これらについても本願の補正または特許出願への変更等において権利取得する意思を有する。
1…乳幼児洗浄用マット、2…収納袋、3A〜3C…スポンジ体(スポンジ片)としてのマットレス。
Claims (11)
- 透水性生地からなる表裏面を有する収納袋に、前記収納袋の内部形状に略沿った外形形状の透水性のスポンジ体が収納されて構成され、扁平な板状の外観を呈することを特徴とする乳幼児洗浄用マット。
- 前記スポンジ体の表裏面は前記収納袋の表裏面を通してそれぞれ異なる色に透けて見えることを特徴とする請求項1に記載の乳幼児洗浄用マット。
- 前記スポンジ体は複数のスポンジ片から構成され、前記複数のスポンジ片は前記収納袋内に前記収納袋内の表裏面方向に積層されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乳幼児洗浄用マット。
- 複数の前記スポンジ片のうち少なくとも2つは異なる弾性性能であり、異なる弾性性能の2つの前記複数のスポンジ片はそれぞれ前記収納袋内において前記収納袋内の表裏面に面して配置されていることを特徴とする請求項3に記載の乳幼児洗浄用マット。
- 異なる弾性性能の2つの前記スポンジ片の色は前記収納袋の表面側に面したものと、前記収納袋の裏面側に面したもので異なっていることを特徴とする請求項4に記載の乳幼児洗浄用マット。
- 前記スポンジ体は連続気泡体の気泡構造を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の乳幼児洗浄用マット。
- 前記スポンジ体は軟質ポリウレタンフォームであることを特徴とする請求項6に記載の乳幼児洗浄用マット。
- 前記収納袋の外側には吊り下げ用の把手が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の乳幼児洗浄用マット。
- 前記収納袋は前記スポンジ体を出し入れする収納口を備えており、前記スポンジ体を前記収納口から前記収納袋内部に収納した状態で前記収納口から前記スポンジ体が露出しないように前記収納口を塞ぐ封塞手段を備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の乳幼児洗浄用マット。
- 前記透水性生地はメッシュ生地であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の乳幼児洗浄用マット。
- 前記透水性生地は非吸水性であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の乳幼児洗浄用マット。
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