JP5750633B2 - 足拭き乾燥マット - Google Patents

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Description

本発明は、脱衣場、洗面台付近、台所などの水周り設備周辺に施設して用いる場合において吸水性・保水性・乾燥性を確保しつつ、足下の良好な肌触りと安全対策として滑り止め効果を確保することのできる敷物に関する。
従来、ジュート(黄麻)繊維製のマットや、吸湿性に富む綿繊維やセルロース系繊維を束ねて形成されたパイル織り製(タオル地タイプ)のシート状マットが、足拭き乾燥マットとして使用されていた。
しかし、これらの足拭き乾燥マットは、継続使用するにつれて全体が湿気を帯びていき、次の人の使用時に水分が上面に滲出し、使用者に不快なべとつき感を与え、足拭き乾燥マットの頻繁な交換作業を必要としていた。
更に、保水性を確保するために、織り組織を密にしたものは、湿潤すると足拭き乾燥マットが乾燥し難いという不具合もあった。
このために、最近では、このような問題を解決し、継続使用しても、使用者に不快なべとつき感を与えず、長期間清潔な状態を保つことが可能な足拭き乾燥マットが種々研究されている。(例えば、特許文献1〜3)
特開2002−209709号公報 特開2003−220659号公報 特開2006−34797号公報
特許文献1に記載の足拭き乾燥マットは、立体メッシュシートと、この立体メッシュシートの上面側に設けられる透水シートと、この透水シートと前記立体メッシュシートとの間に介在される吸水部材とが、一体的な積層構造をなしていることを特徴とするものである。また、特許文献2に記載の足拭き乾燥マットは、ライナー材の透水シート(テクノファイン(登録商標)繊維/成分:ポリエステル85%・ポリウレタン15%製)で水分を吸収し、インナー材のウレタンフォーム内部に有する多数の連立気泡を連ねた通路(気泡がとなり同士がつながっている連続気泡)により水分を外部に放出するものであり、インナー材が上下のライナー材にサンドイッチ状に挟まれた積層シートになっており、吸収する水分の量に合わせてシートを1枚でも3枚以上でも自由に重ねて使用できる。さらに、特許文献3に記載の足拭き乾燥マットは、吸水性、保水性、乾燥性の各機能を備えた珪藻土を含む調湿材を用いて、多孔質のセラミック状にしたタイルで水分の吸放出を行う。珪藻土は細孔が非常に多い稚内珪藻土を使用し、一度吸湿した水分を再び放出する呼吸性(調湿性、吸放湿性)を有しているため、好天時に天日干しを行い、或いは風に当てるなど内部の水分を容易に放出させることにより半永久的に使用でき、しかもカビ、雑菌などの発生の恐れなく衛生状態を維持しうると記載されている。
前記特許文献1に記載の足拭き乾燥マットは、立体メッシュ構造をなすシート内の空隙により通気性が保たれるので、足拭き乾燥マットが優れた速乾性を発揮し、これにより、使用者が常に快適な使用感を得られるものであるが、しかし、保水量の限界が定かでなく、容量オーバーに対する対処法が不明確である。つまり、一般家庭レベルの5人以下程度の使用に対応は出来ても、それ以上の公衆浴場等業務用での多人数の使用に対して、吸収・保水の定量オーバーになる可能性があり、限界を越えて長期間にわたり優れた水分吸収・保水性を有してドライ感を維持し、心地よい風合いも維持するようになっておらず、多人数が使用する足拭き乾燥マットとしては未だ完全とは言えない。
前記特許文献2に記載の足拭き乾燥マットは、積層状のシート1枚の厚みが約1cm、左右の幅が約50〜60cm(通常、奥行き寸法も左右の幅と同等となる。)の大きさである。インナー材に3cc以上の水分を投下すると約10分で容量オーバーし、水滴投下した面と反対側の面(裏面)に水滴が現れると記述されている(前記特許文献2の、0024欄、0025欄、および、図7参照)。風呂上りに全く拭かない状態で足拭き乾燥マットに乗った場合、1人/約50ccの水分が吸水・保水される。拭いて出た場合でも1人/約20ccの水分として吸水・保水される。前記特許文献2において、インナー材+ライナー材の合計での吸水・保水される水分量は記載されていないが、インナー材だけで算出した場合の必要枚数が約6.7枚(シート1枚の厚み約1cm)となり、合計高さ(厚み)が約7cmになるなど、通常の足拭き乾燥マットとして使用されない高さとなる。しかも、1人でこの状態なので5人が使用した場合、高さが35cmとなり、通常の足拭き乾燥マットの高さを越え、階段の1段以上の高さになるなど実用的ではないと考えられる。すなわち、多人数が使用する足拭き乾燥マットとしては未だ完全とは言えない。
前記特許文献3に記載の足拭き乾燥マットも、特許文献1と同様に、保水量の限界が定かではない。業務用使用などを想定した場合、使用人数に対し、吸水・保水が追い付かず、吸収・保水の定量オーバーになる可能性がある。また、カビ等の菌の発生がないとしているが、定量オーバーの場合は、吸収しきれない水分に含まれる雑菌などがマット上に浮遊している可能性があり、カビや雑菌の繁殖を防ぐことにはならないと思われる。よって、使用人数と乾燥速度が、前記特許文献3に記載の足拭き乾燥マットの想定内であれば、長時間使用されても、乾燥した表面状態を維持でき常に快適な感触が得られ、しかも良好な衛生状態を維持しうる機能を最大限発揮できると思われるが、容量オーバーの場合は難しいと断じざるを得ない。すなわち、多人数が使用する足拭き乾燥マットとしては未だ完全とは言えない。
ところで、現在、業務用として使用されている足拭き乾燥マットの70%以上はタオル地タイプ(素材:コットン)である。しかし、数十人から数百人が利用する温泉旅館・日帰り温泉等の公衆浴場・プール等の施設側からは、利用頻度と自然乾燥の時間との「差」から、常にマット表面或いはマット深部まで濡れた状態になり、利用者の不快の原因にもなっている。このため、施設側は不快解消としてマットの交換を頻繁にしているのが現状である。この結果、リネンコストが増大し、温浴施設運営の大きな問題となっている。
この問題のポイントは、施設営業時間内における「使用中のマットの乾燥性の優劣」が交換回数の減少と共に経費節減、洗う枚数が少なくなることからCOの排出を抑えるなど、経費面から地球環境面まで改善されるなど、「使用中のマットの乾燥性」を高めた「製品」が利用者、温浴施設運営者双方から求められている。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、上述した従来の問題を解消し、多人数が使用しても長期間にわたり優れたドライ感を維持し、しかも優れた風合いを具備するようにした足拭き乾燥マットを提供することにある。
上述の目的を達成する請求項1の発明は、
抗菌加工を施し撥水性の高い合成繊維としてアクリル繊維の構成糸を用いて、
ドビー織り、又は、ワッフル織り、又は、パイル織りの内のいずれか一種の織りの
所定形状に織布してなる上層マットと、
上方から一層目マット、二層目マット、三層目マットを積層してなる下敷きマットとを具備し、
前記一層目マットが、表面と裏面に各々凹部と凸部とが隣接しながら全面に形成され、発泡体の密度35〜40kg/m 3 のポリウレタン多孔質体からなり、
前記二層目マットが、発泡体の密度50〜60kg/m 3 のポリウレタン多孔質体からなり、
三層目マットが、裏面に薄膜が形成され、発泡体の密度35〜45kg/m 3 のポリウレタン多孔質体からなる足拭き乾燥マットであって、
前記二層目マットが、上面側に、複数の所定の大きさの円筒孔を有する二層目マット本体と、下面側に薄膜を設けてなり、この薄膜に前記複数の円筒孔の各々に対応して、複数の円弧の切り込みに囲まれた大きさの薄膜の面の部分を形成し、この複数の円弧の切り込みに囲まれた大きさの薄膜の面の部分の各々は、前記円筒孔の下端面の各々に密着して塞ぐ動作と、前記円筒孔の各々の下端面から離間して、前記円筒孔と前記複数の円弧の切り込みの隙間を連通孔として開口する動作を可能とし、これ等の複数の円弧の切り込みに囲まれた大きさの薄膜の面の部分以外の薄膜部分は、前記二層目マット本体の下面側に固着されてなることを特徴とする足拭き乾燥マットである。
本発明によれば、自然乾燥が促進される素材として保水力の極力低減した合成繊維(乾燥性、抗菌剤配合)を使用した上層マット(表層マット)とウレタンフォーム(ポリウレタン多孔質体)3層構造(空気層を持つ水分吸収層、水分遮断層、水分吸収・保水層)を有する下敷きマット(下層マット)からなる足拭き乾燥マットは、浴室出入り口に発生する人力足圧エネルギーを乾燥エネルギーに転換し、上層マット(表層マット)の自然乾燥を最大限発揮させるなど、今までの足拭き乾燥マットの概念をすべて打ち破り、環境的にも電力を使わなくても乾燥性能が高められたマットとして、当該足拭き乾燥マットを使用することでエコにもつながるなど地球環境にも配慮できる。
また、上層マット(表層マット)が持つ吸収・拡散機能と並行して、踏まれる毎に下層マット(下敷きマット)に水分移動が促進され、上層マット(表層マット)の乾燥性が向上する。さらに、踏まれる事で下層マット(下敷きマット)の反発力が生じ、踏まれた周辺の空気が下層マット(下敷きマット)及び上層マット(表層マット)に拡散されて、上下層マットの乾燥をさらに促進する。
本発明の足拭き乾燥マットは導入した温浴施設、クリーニングを担当するリネンサプライ業者の経費節減(乾燥性能の高さと使用枚数の減少で約75%燃料コスト削減可能)と洗う枚数減少に伴うCOの削減にも寄与するなど、温暖化対策製品としても普及できる。
本発明に係る足拭き乾燥マットの断面図である。 本発明に係る足拭き乾燥マットの使用時の状態説明図である。 図2の状態から待機状態に戻った状態の説明図である。 本発明に係る足拭き乾燥マットの、第2の二層目マット12の平面図を示す。 図4に示される第2の二層目マット12のV−V矢視断面図である。 図4に示される第2の二層目マット12の背面図(裏面図)である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示す本願発明の足拭き乾燥マット1は、上層マット(表層マット)2と、下敷きマット(下層マット)4とからなる積層タイプである。上層マット(表層マット)2は、抗菌加工を施し撥水性の高い合成繊維の構成糸を使用して所定形状に織布を使用し、凹凸のふんわり感の柔らかで優しい風合いのドビー織り、又は、ワッフル織り、又は、パイル織りの内のいずれか一種の織りの織布からなるものである。さらに、上層マット(表層マット)2は、自然乾燥が促進される素材として保水力の低減された合成繊維であって水分の乾燥性・抗菌剤配合の繊維を使用しているので、人に踏まれる度毎に下方の下敷きマット(下層マット)4に水分移動が促進され、上層マット(表層マット)2の乾燥がさらに促進される。
上層マット(表層マット)2は、前記構成糸を形成する合成繊維として保水力の低減された抗菌アクリル繊維を用いて、ドビー織り、又は、ワッフル織り、又は、パイル織りの内のいずれか一種の織りの織布からなるので、人に踏まれる度毎に下層の下敷きマット(下層マット)4に水分移動が促進され、上層マット(表層マット)2の乾燥がさらに促進される。
下敷きマット(下層マット)4は、上方から一層目マット5、二層目マット7、三層目マット9を形成する、3種類の発泡体の密度の異なるポリウレタン多孔質体からなる。例えば、一層目マット5は、発泡体の密度35〜40のポリウレタン多孔質体であり、二層目マット7は、発泡体の密度50〜60のポリウレタン多孔質体であり、三層目マット9は、発泡体の密度35〜45のポリウレタン多孔質体から構成されている。
下敷きマット(下層マット)4を構成する一層目マット5の形状は、表面において比較的大きな曲率半径の凹部5aと凸部5bとが隣接しながら全面に配置されており、同様に、裏面において比較的小さな曲率半径の凹部6aと凸部6bとが隣接して全面に配置されている。この表面の凸部5bは、上層マット(表層マット)2の裏面側に接しており、上層マット(表層マット)2の裏面側と一層目マット5の比較的大きな曲率半径の凹部5aとの空間に空気が蓄えられている。一層目マット5の裏面の凸部6bは、後述する二層目マット7の表面に接する状態となっていて、一層目マット5の比較的小さな曲率半径の凹部6aと後述する二層目マット7の表面との空間にも空気が蓄えられている。足拭き乾燥マット1が使用状態の場合、蓄えられている空気と共に水分が、使用者の足圧(踏圧)により(図2参照)周囲の矢印方向に強制的に分散移動する。
ところで足で踏みつけられるウレタンフォーム(ポリウレタン多孔質体)が圧密(圧縮)され、周囲に分散された体積分の空気の内、前記上層マットを通過する空気と水分に関して、例えば図2を参照して、前記上層マット2の表面に接触した水分は、前記上層マット2が保水力の低い合成繊維のために、前記上層マット2を透過して、水分は下敷きマット(下層マット)4の一層目マット5である発泡体の密度35〜40のポリウレタン多孔質体に吸収される。そして、人が足拭き乾燥マット1に乗り、足圧が上層マット2を介して、下敷きマット(下層マット)4を構成する一層目マット5であるポリウレタン多孔質体に加わると、前記上層マット2から放出された水分は、空気と共に、更に、二層目マットのポリウレタン多孔質体を通過し、更に三層目のマットに水分が吸収・保水されるように移動する。
本発明の足拭き乾燥マット1において、前記一層目マット5は、発泡体の密度(35〜40)の低いポリウレタン多孔質体であるから、吸収性に優れて、また空気層空間を多く確保するために表面に凹部5と凸部5、及び、裏面の凹部6と凸部6が形成されている。前記二層目マット7が、発泡体の密度(50〜60)の若干高いポリウレタン多孔質体であるから、吸収性と同時に水分遮断性を有している。前記三層目マット9が、三層目マットの本体9aの下側面にスキン(薄膜)9bが形成され、且つ、発泡体の密度(35〜45)の少し硬質のポリウレタン多孔質体であることから、吸収した水分が逃げにくく保水性が保たれる。特に前記二層目マット7が、一層目マット及び三層目マットの発泡体の密度と比較して、若干高い発泡体の密度(50〜60)のポリウレタン多孔質体であり、上方から踏み付けられた際に、前記二層目マット7において、空気と水分は強制的に通過させられて前記三層目マット9に送付される。逆に、踏み付けられた力(踏力)が取り去られて、変形していた足拭き乾燥マット1が平坦状態に復元する際に、前記二層目マット7の若干高い発泡体の密度(50〜60)が抵抗となって、前記三層目マット9方向からの空気と水分の逆流入が阻止され、平坦状態の復元は後述する様に周囲の方向から(主に上方部の)空気が、足拭き乾燥マット1に流入することによりなされる。
前記下敷マット(下層マット)4はこのように3層の異なる機能が合わさることで、前記上層マット(表層マット)2の水分を素早く吸収するが、吸収した水分を前記上層マット(表層マット)2には逆戻りし難い性質を持たせているため、前記上層マット(表層マット)2の乾燥性を保つことが可能である。また、体重をかけて足を踏み付け、且つ、足を拭く動作により、特に前記一層目マット5は空気を多く抱え込んでいることから、足で踏み付けられた力(踏圧)を受けるウレタンフォーム(ポリウレタン多孔質体)が圧密(圧縮)され、周囲に分散された体積分の空気の内、前記上層マット(表層マット)2を通過する空気では、上層マット(表層マット)2の乾燥を促進させる。そして、足を踏み換えるために踏み付けていた足を、足拭き乾燥マット1から足を離す際に、図2に示す様に踏圧により変形している足拭き乾燥マット1が、平坦状態に復元するために、図3に示すように、逆に、空気が、上層マット(表層マット)2を通過し、下敷きマット(下層マット)4へ流入する。即ち、空気が、上層マット(表層マット)2を通過し、更に、下敷きマット(下層マット)4の一層目マット5を通過し、更に、二層目マット7を通過し、そして三層目マット9に到達して停止する。この状態は、周囲の方向から(主に上方部の)空気が足拭き乾燥マット1に流入され、ウレタンフォーム(ポリウレタン多孔質体)が元に戻る体積分の空気が上層マット(表層マット)2を通過し、下敷きマット(下層マット)4の一層目マット5を通過し、更に、二層目マット7を通過し、そして三層目マット9に到達して停止することになる(図3参照)。この様に足拭き乾燥マット1において、上層マット(表層マット)2を通過する空気の量は、利用者による足を踏めば踏むほど多くなることから、利用者が多くても上層マット(表層マット)2の乾燥性を持続させることが可能となる。
図4は、前記下敷きマット(下層マット)4を構成する二層目マットの代わりに配設され得る、第2の二層目マット12の平面図を示し、図5は、図4に示される第2の二層目マット12のV−V矢視断面図であり、図6は、図4に示される第2の二層目マット12の背面図(裏面図)である。図4、図5、図6を参照して、第2の二層目マット12の構成を説明する。第2の二層目マット12は、上面側に、複数の所定の大きさの円筒孔(円筒形状でも多角柱形状でも良い)13aを有する第2の二層目マット本体13と、下面側(裏面側)に、前記複数の円筒孔13aに対応し、且つ、前記円筒孔13aの下端面を覆う大きさの面であって、複数の円弧の切り込み(多角形の辺の切り込みでも良い。)14aに囲まれた大きさの面を有する第2の薄膜(第2のスキン)14を有してなる。上層マット(表層マット)2を通過し、更に、下敷きマット(下層マット)4の一層目マット5を通過した、空気と水分が、この前記複数の円筒孔13aに導かれて、複数の円弧の切り込み14aを通過して、三層目マット9に到達して停止する。しかし、空気と水分が、三層目マット9から、第2の二層目マット12上面方向に、逆流しようとする場合、各々前記複数の円筒孔13aの下端面を覆う大きさの複数の円弧の切り込み(多角形の辺の切り込みでも良い。)14aに囲まれた大きさの面の各々が、逆止弁の機能を果たし、各々前記複数の円筒孔13aの下端面を覆い空気と水分の遮断性を発揮する。よって、本発明の足拭き乾燥マット1において、前記下敷きマット(下層マット)4を構成する二層目マット6の代わりに、第2の二層目マット12を使用しても第2の二層目マット12は、前記二層目マット7と同様に、吸収性と同時に水分遮断性を有しており、足拭き乾燥マット1において、上層マット(表層マット)2を通過する空気の量は、利用者による足を踏めば踏むほど多くなることから、利用者が多くても上層マット(表層マット)2の乾燥性を持続させることが可能となる。尚、第2の二層目マット12において、第2の二層目マット本体13の下端面に設けられる第2の薄膜(第2のスキン)14の複数の円弧の切り込み14aに囲まれた面の部分は、各々前記複数の円筒孔13aの下端面に密着する動作と、各々前記複数の円筒孔13aの下端面から離間して複数の円弧の切り込み14aの隙間を連通孔として開口する動作との逆止弁機能を有する様に、複数の円弧の切り込み14aに囲まれた面は開可能に自由に動作でき、その他の第2の薄膜(第2のスキン)14部分は、第2の二層目マット本体13の下端面に、接着又は溶着等により固着されているものとする。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明は、全国の旅館・ホテル、日帰り温泉施設、スポーツクラブ等へ利用できる。
1 足拭き乾燥マット、
2 上層マット、
4 下敷きマット、
5 一層目マット、
7 二層目マット、
9 三層目マット、
12 第2の二層目マット
13 第2の二層目マット本体、
13a 円筒孔、
14 第2の薄膜、
14a 複数の円弧の切り込み。

Claims (1)

  1. 抗菌加工を施し撥水性の高い合成繊維としてアクリル繊維の構成糸を用いて、
    ドビー織り、又は、ワッフル織り、又は、パイル織りの内のいずれか一種の織りの
    所定形状に織布してなる上層マットと、
    上方から一層目マット、二層目マット、三層目マットを積層してなる下敷きマットとを具備し、
    前記一層目マットが、表面と裏面に各々凹部と凸部とが隣接しながら全面に形成され、発泡体の密度35〜40kg/m 3 のポリウレタン多孔質体からなり、
    前記二層目マットが、発泡体の密度50〜60kg/m 3 のポリウレタン多孔質体からなり、
    三層目マットが、裏面に薄膜が形成され、発泡体の密度35〜45kg/m 3 のポリウレタン多孔質体からなる足拭き乾燥マットであって、
    前記二層目マットが、上面側に、複数の所定の大きさの円筒孔を有する二層目マット本体と、下面側に薄膜を設けてなり、この薄膜に前記複数の円筒孔の各々に対応して、複数の円弧の切り込みに囲まれた大きさの薄膜の面の部分を形成し、この複数の円弧の切り込みに囲まれた大きさの薄膜の面の部分の各々は、前記円筒孔の下端面の各々に密着して塞ぐ動作と、前記円筒孔の各々の下端面から離間して、前記円筒孔と前記複数の円弧の切り込みの隙間を連通孔として開口する動作を可能とし、これ等の複数の円弧の切り込みに囲まれた大きさの薄膜の面の部分以外の薄膜部分は、前記二層目マット本体の下面側に固着されてなることを特徴とする足拭き乾燥マット。
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