JP5592208B2 - 芯材、芯材を備えた枕、及び芯材を備えた敷布団 - Google Patents

芯材、芯材を備えた枕、及び芯材を備えた敷布団 Download PDF

Info

Publication number
JP5592208B2
JP5592208B2 JP2010198169A JP2010198169A JP5592208B2 JP 5592208 B2 JP5592208 B2 JP 5592208B2 JP 2010198169 A JP2010198169 A JP 2010198169A JP 2010198169 A JP2010198169 A JP 2010198169A JP 5592208 B2 JP5592208 B2 JP 5592208B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core material
pillow
columnar body
hole
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010198169A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012055335A (ja
Inventor
郁男 浅井
Original Assignee
株式会社丸八プロダクト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社丸八プロダクト filed Critical 株式会社丸八プロダクト
Priority to JP2010198169A priority Critical patent/JP5592208B2/ja
Publication of JP2012055335A publication Critical patent/JP2012055335A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5592208B2 publication Critical patent/JP5592208B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Bedding Items (AREA)

Description

本発明は、寝具に用いられる芯材、及び芯材を用いた枕及び敷布団に関する。
寝具に用いられる芯材は、一定の厚みを有する弾性変形可能な部材により、就寝時に就寝者の体圧を均等に分散して受け止め、身体を適切に支持し安眠を促進するために枕や敷布団等の内部に配置されるものであるため、容易に型崩れしたり、へたりを生じたりしないことが求められる。従来より、長期間使用できるようにした、例えば下記特許文献1に開示された芯材が提案されている。
特許文献1に開示された芯材は、略矩形の板状に形成されたポリエステル硬綿に複数の断面円形の貫通孔を形成し、該貫通孔にポリエステル硬綿よりも硬いポリウレタンやゴム、樹脂製スプリングにより形成された柱状の弾性体を嵌合して形成されている。
柱状の弾性体は、ポリエステル硬綿の厚みと高さ寸法を略同一とし、貫通孔の断面円形の直径と略同寸法の直径で形成された円柱形状とされ、貫通孔に嵌入可能になっている。
特開2000−93262号公報
しかし、上記特許文献1の芯材によると、芯材の弾性体がポリウレタン又はゴムにより形成されているため、芯材の重量が重くなり、該芯材を用いた寝具の取り扱いに不便であるという問題があった。また、弾性体をポリウレタンにより形成し、芯材全体を軽量に形成する場合には、ポリウレタンの発泡倍率を高くする必要があり、その場合、長期間の型崩れ又はへたり防止に耐えられないという問題があった。
また、弾性体がポリエステル硬綿の貫通孔の内部と略同寸法の円柱状により形成されているものであるため、芯材に圧が掛かった場合に、ポリエステル硬綿と弾性体との相対移動により弾性体が貫通孔からずれやすいという問題があった。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供している。
請求項1の発明は、寝具に用いられる芯材であって、複数の貫通孔が間隔をおいて形成されたポリエステル硬綿と、前記複数の貫通孔の断面積よりも大きい断面積を有し、前記複数の貫通孔に嵌入されたポリオレフィン発泡体よりなる柱状体とを備えていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載された芯材において、前記柱状体は、上端部及び下端部の断面がそれぞれ漸次拡大された略鼓型とされていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された芯材において、前記ポリエステル硬綿には、一の貫通孔と異なる断面積で形成された他の貫通孔を含み、前記柱状体には、他の柱状体と異なる断面積で形成され、前記他の貫通孔に嵌入された柱状体を含むことを特徴とする。
請求項4の発明は、枕であって、請求項1から3のいずれかに記載の芯材を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、敷布団であって、請求項1から3のいずれかに記載の芯材を備えたことを特徴とする。
本願の請求項1に記載の芯材によれば、柱状体がポリオレフィン発泡体により形成されているため、軽量で芯材の取り扱いが容易であるとともに、長期間に亘って型崩れ又はへたりが生じ難いため、該芯材の型崩れ及びへたり防止を効果的に図ることができるという効果を奏する。
また、芯材に圧が掛かった場合にも、柱状体がポリエステル硬綿の貫通孔に対して付勢しながら当接するため、柱状体と貫通孔との間で相対移動がし難く、柱状体がポリエステル硬綿からずれ難いことにより芯材を適切な状態で維持できるという効果を奏する。
また、請求項2に記載の芯材によれば、柱状体の上下端部の断面が漸次大とされた鼓形状とされているため、ポリエステル硬綿の貫通孔内において柱状体が上下動し難くなり、ポリエステル硬綿とのズレを一層効果的に防止することができるという効果を奏する。
請求項3に記載の芯材によれば、貫通孔及び弾性体の断面積を荷重が掛かり易い箇所と掛かり難い場所とに分けて変更することができるので、芯材のへたり防止を効果的に図ることができるという効果を奏する。
請求項4に記載の枕によれば、軽量で長期間に亘って型崩れし難い芯材により、取り扱いが容易であるとともに、長期間に亘って就寝時に就寝者の頭部を適切に保持し得るという効果が得られる。
請求項5に記載の枕によれば、軽量で長期間に亘って型崩れし難い芯材により、取り扱いが容易であるとともに、長期間に亘って就寝時に就寝者の身体を適切に保持し得るという効果が得られる。
(a)、(b)は、本発明の第1の実施形態として示した枕を示した図であり、(a)は、枕を広げた状態を示す平面図であり、(b)は、使用される状態に折り畳まれた枕を一部内部を表して示した斜視図である。 は、本発明の第1の実施形態として示した枕の内部構造を分解して示した斜視図である。 は、本発明の第1の実施形態として示した枕の芯材を示した斜視図である。 は、本発明の第1の実施形態として示した枕の芯材の断面図である。 は、本発明の第1の実施形態として示した枕の芯材の収納状態を示した斜視図である。 は、本発明の第1の実施形態として示した枕の芯材の変形例を示した断面図である。 は、本発明の第1の実施形態として示した枕の芯材の変形例を示した斜視図である。 は、本発明の第2の実施形態として示した敷布団を分解して示した斜視図である。 は、本発明の第2の実施形態として示した敷布団の構造を示した断面図である。
以下、図を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1(a)、(b)は、本発明の第1の実施形態による枕1を示す図であり、図1(a)は枕1を広げた状態を示す図であり、同図(b)は使用される際の状態に折り畳まれ途中までファスナーで閉じられた枕1を示した斜視図である。
図1(b)に示すように、枕1は、クッション材3、調整部材4、芯材2Aと、これらクッション材3、調整部材4、及び芯材2Aを重ねた状態で収納する袋体5を備えて構成されている。
クッション材3は、例えばラテックス等の素材により、折り畳んだ状態の枕1の形状とほぼ同形状で板状に形成されている。このクッション材3は、図1(b)に示すように枕1を折り畳んだ際に枕1の最上層に位置し、芯材2Aの硬質感を緩和して頭の形に沿って柔らかく弾性変形するようになっている。
図2に示すように、クッション材3には、板面間方向に貫通する多数の小孔p、p・・が形成されており、放湿性及び通気性が保たれるようになっている。
調整部材4は、例えばハニカムメッシュ状に形成されたポリエステル等の発泡性合成樹脂により略矩形の板状体に形成されたものである。この調整部材4としては、厚み寸法が、例えば5mmのものと10mmのものとが用意されており、それぞれを適宜組み合わせて就寝者の身体的特徴に応じて枕の高さを調整できるようになっている。
袋体5は、クッション材3、調整部材4、及び芯材2Aを重ね合わせた状態で、これらが互いに相対移動しないように収容するものであって、図1(a)に示すように、略矩形の2つの袋体5A、5Bを備えて構成されている。
2つの袋体5A、5Bは、1枚の略長方形の外側生地9と1枚の略長方形の内側生地10が上下に重ね合わせられ、長手方向の互いに対向する端縁部m1、m1において縫い合わされるとともに、長手方向の中央部n1において短手方向に縫い合わされ、互いに反対方向に開口する開口部15A、15Bを有するように形成されている。この開口部15A、15Bはクッション材3等を出し入れできるようになっている。
開口部15A、15Bには、外側生地9の内側生地10の側に一組のファスナーの一方16aと他方16bとがそれぞれ取り付けられており、図1(b)に示すように内側生地10を対向させるように長手方向中央部n1の縫い目において折り畳み、開口部15A、15B同士を重ね合わせた際に、ファスナー16a、16bで閉口できるようになっている。
図1(b)に示すように、袋体5の外側生地9は、ポリエステル繊維等からなる袋部9a内に羊毛綿などの不図示の中綿を充填したものである。袋部9aには、ジグザグ状のキルティング加工Kが施されており、羊毛綿が外側生地9に均一に分布されるようになっている。下側生地10は、綿製の生地により形成されている。
図2に示すように、芯材2Aは、ベース材2aと中芯2bとを備えてなるものである。
ベース材2aは、ウール混綿加工綿等により形成されている。
中芯2bは、ポリエステル硬綿6とポリオレフィン発泡体よりなる柱状体7とを備えている。
ポリエステル硬綿6は、図3に示すように、図1に示す2つに折り畳んだ状態の枕1よりも僅かに小寸法で板状体に形成されたものであり、該板状体の板面には、厚さ方向に貫通する貫通孔8が複数形成されている。
貫通孔8は、直径が例えば約25φの寸法とされた略円筒状に形成され、ポリエステル硬綿6の縦横の方向に間隔を置いて複数形成されている。
図3に示すように、柱状体7は、ポリエステル硬綿6の貫通孔8に着脱自在に嵌入され、弾性を保持する軸となる円柱形状の部材である。柱状体7の材質は、ポリエステル硬綿6よりも硬質で、弾性を有するポリオレフィン発泡体、具体的にはポリエチレン発泡体及びポリプロピレン発泡体が挙げられ、特にポリエチレン発泡体が好ましい。ポリエチレン発泡体の中でも例えば、低密度ポリエチレン、又は高密度ポリエチレンが挙げられる。
柱状体7の発泡倍率は、約5〜20倍で、約40〜80Kg/m3とされていることが望ましい。
この柱状体7の高さ寸法は、図4に示すように、ポリエステル硬綿6の厚み寸法と略同寸法とされている。また、柱状体7の断面の径寸法は、例えば約30φと貫通孔8内部の断面の径寸法よりも大寸法とされており、貫通孔8に嵌入された際に貫通孔8の内面に対して付勢しながら収まるようになっている。
上記の構成の下に、柱状体7を備えたポリエステル硬綿6は、その厚さ寸法を維持し得るようになっているとともに、ポリエステル硬綿6により通気性が保たれるようになっている。
ベース材2aと中芯2bとは、図5に示すように、通気性、滑り性が良好な例えばメッシュ生地からなる袋12に収納されており、図1に示す袋体5に一体的に出し入れできるようになっている。また、ベース材2aと中芯2bとを上記袋12に収めることにより他の部材の繊維や埃等が付着し難いようになっている。
以上の構成の下に、枕1は、外側生地9の側にクッション材3が配置され内側生地10の側に調整部材4が配置されるように、これらクッション材3等を袋体5Aに収納し、また、外側生地9の側に芯材2Aが配置され、内側生地10の側に必要に応じて追加の調整部材4が配置されるように、これら芯材2A等を袋体5Bに収納し、枕1を内側生地10同士が対向するように2つに折り畳んでファスナー16a、16bを閉じて形成されている。
次に、上記の構成を有する枕1を使用した場合の状態について説明する。
まず、クッション材3が上側に位置し芯材2Aが下側に位置するように、すなわち袋体5Aが袋体5Bの上方に位置するように枕1を布団(不図示)の上面に配置する。その状態で、就寝者が頭部を例えば枕1の中央に載せた場合、袋体5の外側生地9とクッション材3が頭部を柔らかく包みながら頭部の重さにより弾性変形し、更に芯材2Aが頭部の形状に沿って弾性変形する。
この際、図3に示すように、ポリエチレン発泡体よりなる柱状体7がポリエステル硬綿6の全体に縦横に間隔をおいて均等に配置されているため、これら複数の柱状体7により就寝者の頭部を複数点で支持し、芯材2Aがやや弾性変形しながらも一定の高さを保った状態で維持され、柱状体7の周囲に位置するポリエステル硬綿6もこれらの柱状体7に随伴して柔軟に弾性変形する。
就寝者が寝返りをした場合には、就寝者の頭部の位置が中央から左右のいずれかにずれるが、枕1の中央部は就寝者の後頭部又は顔面部に沿ってゆっくりと弾性復帰し、頭部の重心が置かれる位置周辺がその形状に沿って弾性変形して凹む。
就寝者の頭部が枕から離脱した場合には、枕1から頭部による圧がなくなるため、枕1が再び弾性復帰し、略元の形状に戻る。この際、芯材2Aの中芯2bには、柱状体7が嵌入されていることから、芯材2A全体の凹みが抑えられており、弾性復帰しやすくなっている。
上記の枕1によれば、芯材2Aのポリエステル硬綿6に間隔をおいて貫通孔8が形成され、該貫通孔8にポリエステル硬綿6よりも硬質でかつ弾性変形可能な柱状体7が嵌入されていることにより、就寝者の頭部を複数点で支持するとともに、柱状体7の周辺の軟質なポリエステル硬綿6で柔軟に頭部を包むことができるため、芯材2Aにおける凹みを抑えながら頭部をソフトに支持することができ、かつ、長期間に亘って型崩れ又はへたり防止を図ることができるという効果が得られる。また、ポリエチレン発泡体が軽量であるため、枕1の取り扱いが容易であるという効果を奏する。
また、芯材2Aに就寝者の頭部による圧が掛かった場合にも、柱状体7がポリエステル硬綿6の貫通孔8に対して付勢しながら当接するため、柱状体7と貫通孔8との間で相対移動がし難く、柱状体7がポリエステル硬綿6からずれ難いことにより適切な嵌入状態を維持できるという効果を奏する。
上記の実施形態において、芯材2Aは、ベース材2aと中芯2bとを備えた構成とされているが、中芯2bだけを芯材2Aとしたものであっても良い。
また、貫通孔8は断面径が一定の円筒状とされ、これに嵌入される柱状体7も断面径が一定の円柱形状とされているが、図6に示すように、貫通孔8の上下端部8a、8bを開口部に向かってやや拡開させた形状とし、これに嵌入する柱状体7の外形を上下端部7a、7bの断面積が漸次大とされた側断面視鼓形状にしたものであってもよい。
柱状体7を上記のような形状とすることにより、ポリエステル硬綿6の貫通孔8内に嵌入された場合に柱状体7の上下端部7a、7bが貫通孔8の上下端部8a、8bに係合して上下動がし難くなり、ポリエステル硬綿6とのズレを一層効果的に防止することができるという効果を奏する。
また、貫通孔8及び柱状体7は平面視円形の円筒状及び円柱状に形成されているが、これらに限られず、三角形以上の多角形に形成したものであっても良い。
また、上記の実施形態においては、互いに同形状の柱状体7、7・・がポリエステル硬綿6に嵌入された構成とされているが、例えば図7に示すように、枕1において、就寝者の頭部の荷重が掛かり易い位置の柱状体7W、7W・・を他の部分に位置する柱状体7よりも大きい断面積となるよう形成したり、又は断面積を小さくするとともに同位置における柱状体7の分布密度を高めたりする構成としてもよい。
このように、柱状体7の断面積を変更して枕1における芯材2Aの強度を適宜調整することにより、型崩れ又はへたり防止の効果を一層高めることが可能となるという効果を奏する。
次に、本発明の第2の実施形態として、本発明の芯材2Bを敷布団20に適用した場合について説明する。
図8に示すように、敷布団20は、本発明による敷布団の一例を示したものである。この敷布団20は、人体に接する上側生地21と床に接する下側生地22とを備えた袋体30と、袋体30に挿入される芯材2Bと、芯材2Bを収容する内袋31とを備えて構成されている。
袋体30の上側生地21は、図9に示すように、ポリエステル繊維などからなる袋部23内に、羊毛綿などの中綿24を充填したものである。この袋部23には、ジグザグ状に図8に示すキルティング加工Kが施されており、羊毛綿24が上側生地21内に均一に分散されるようになっている。この上側生地21は、芯材2Bの上方に配されているため、芯材2Bによる硬質感を緩和するとともに、良好な肌触りを得ることが可能になる。
下側生地22は、図9に示すように、ポリエステル繊維などからなる袋部25内に、ポリエステル繊維とポリアクリレート繊維などからなる吸湿性に優れた中綿26を充填したものである。この下側生地22は、芯材2Bの下方に配されているため、身体から発散される水分を吸収し、上側生地21および芯材2B内の湿度を減少させる機能を有する。なお、上側生地21は下側生地22よりも厚く作製されている。
上側生地21と下側生地22の外縁部には、マチ27が連続して設けられ、両者を全周に渡って結んでいる。このマチ27の上下端部と上側生地21および下側生地22とは縫合されており、ヘムが形成されている。また、図8に示すように、マチ27の長手方向に延在する部分と該長手方向の部分と連続する短手方向に延在する部分の一部には、ファスナー28が取り付けられており、芯材2Bの出入口となっている。
図8に示すように、内袋31は、袋体30よりも僅かに小寸法に形成されており、上下の綿生地の短手方向の両端部n2、n2及び長手方向の一端部m2側が縫い合わされ袋状に形成されている。この内袋31の内部は、その内部の空間を3等分する位置n3、n3において長手方向に直交する方向に上下の綿生地が縫い合わされている。
また、長手方向の一端部m2側に対向する他端部側は開口部32とされるとともに、ファスナー(不図示)を有しており、3等分された内部のそれぞれの開口部32a、32b、32cを開閉できるようになっている。芯材2Bは、これらの開口部32a、32b、32cから出し入れできるようになっている。
芯材2Bは、敷布団20を長手方向に略3等分した寸法で形成されている。
芯材2Bは、ベースとなるポリエステル硬綿6の寸法を除いて、上記第1の実施形態において示した芯材2Aの中芯2bと略同様の構成であり、ポリエステル硬綿6に貫通孔8が縦及び横方向に等間隔に形成され、貫通孔8にポリエチレン発泡体からなる柱状体7が嵌入された構成とされている。
上記の構成の下に、芯材2B、2B・・を内袋の各開口部32a、32b、32cから1つずつ挿入してファスナーによって閉口し、内袋31に収納された芯材2B、2B・・を袋体30に挿入してファスナー28を閉じることにより敷布団20が形成される。
本実施形態による敷布団20によれば、芯材2Bが第1の実施形態で示した芯材2Aの中芯1bと同様の構成を有することにより、就寝者の身体を複数点で支持するとともに、柱状体7の周辺の軟質なポリエステル硬綿6で柔軟に身体の全体を包むことができるため、芯材2Bにおける凹みを抑えながら身体をソフトに支持することができ、かつ、長期間に亘って型崩れ又はへたり防止を図ることができるという効果が得られる。また、ポリエチレン発泡体が軽量であるため、敷布団20の取り扱いが容易であるという効果を奏する。
また、芯材2Bに就寝者の身体による圧が掛かった場合にも、柱状体7がポリエステル硬綿6の貫通孔8に対して付勢しながら当接するため、柱状体7と貫通孔8との間で相対移動がし難く、柱状体7がポリエステル硬綿6の貫通孔8からずれ難いことによりポリエステル硬綿6と柱状体7との嵌合状態を適切に維持できるという効果を奏する。
本実施形態においても、貫通孔8及び柱状体7について第1の実施形態で示したのと同様の変形を加えることができる。
また、敷布団20に対する荷重が掛かり易い就寝者の肩部や臀部付近の柱状体7を大寸法に形成したり、断面形状を小さくするとともに同位置における柱状体7の分布密度を高めたりして、敷布団20における芯材2Bの強度を適宜調整することにより、型崩れ又はへたり防止の効果を一層高めることが可能となる。
1 枕
2A 芯材
2B 芯材
6 ポリエステル硬綿
7 柱状体
8 貫通孔
20 敷布団

Claims (5)

  1. 寝具に用いられる芯材であって、
    複数の貫通孔が間隔をおいて形成されたポリエステル硬綿と、
    前記複数の貫通孔の断面積よりも大きい断面積を有し、前記複数の貫通孔に嵌入されたポリオレフィン発泡体よりなる柱状体とを備えていることを特徴とする芯材。
  2. 請求項1に記載された芯材において、
    前記柱状体は、上端部及び下端部の断面がそれぞれ漸次拡大された略鼓型とされていることを特徴とする芯材。
  3. 請求項1又は2に記載された芯材において、
    前記ポリエステル硬綿には、一の貫通孔と異なる断面積で形成された他の貫通孔を含み、
    前記柱状体には、他の柱状体と異なる断面積で形成され、前記他の貫通孔に嵌入された柱状体を含むことを特徴とする芯材。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の芯材を備えたことを特徴とする枕。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載の芯材を備えたことを特徴とする敷布団。
JP2010198169A 2010-09-03 2010-09-03 芯材、芯材を備えた枕、及び芯材を備えた敷布団 Active JP5592208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010198169A JP5592208B2 (ja) 2010-09-03 2010-09-03 芯材、芯材を備えた枕、及び芯材を備えた敷布団

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010198169A JP5592208B2 (ja) 2010-09-03 2010-09-03 芯材、芯材を備えた枕、及び芯材を備えた敷布団

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012055335A JP2012055335A (ja) 2012-03-22
JP5592208B2 true JP5592208B2 (ja) 2014-09-17

Family

ID=46053170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010198169A Active JP5592208B2 (ja) 2010-09-03 2010-09-03 芯材、芯材を備えた枕、及び芯材を備えた敷布団

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5592208B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITUA20164247A1 (it) * 2016-06-09 2017-12-09 Rinaldi Group Srl Supporto ammortizzato per il corpo umano
JP6951130B2 (ja) * 2017-06-14 2021-10-20 Dmノバフォーム株式会社 クッション材及び寝具
CN110859467A (zh) * 2018-08-27 2020-03-06 李杨 一种三棱柱形多支撑度颈椎枕

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000093262A (ja) * 1998-09-22 2000-04-04 Tetsuo Tokuda 芯 材
JP3066670U (ja) * 1999-08-17 2000-03-03 株式会社丸八真綿 敷きふとん
JP2005193007A (ja) * 2003-12-11 2005-07-21 Maruhachi Mawata Co Ltd 敷き布団

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012055335A (ja) 2012-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7562407B2 (en) Air permeable fabric sheet member
JP6736590B2 (ja) マットレス
US10835052B2 (en) Lie-flat mattress pad
JP4680057B2 (ja)
WO2019021736A1 (ja) マットレス構造体
JP5592208B2 (ja) 芯材、芯材を備えた枕、及び芯材を備えた敷布団
WO2014196114A1 (ja) シートクッション
JP5622146B2 (ja) 寝具
JP6778437B2 (ja) シートクッション
JP2000217658A (ja) クッション構造
JP2007144100A (ja) 敷きマット
JP3207916U (ja) 体向クッション
CN117545405A (zh) 混合式枕头
JP2017196326A (ja) 敷きパッド
JP3197717U (ja) 敷き布団
EP3158892B1 (en) Bag body
JP2004242797A (ja) 布団装置
JP2007021017A (ja) マットレス装置
JP2020115996A (ja)
JP3231912U (ja) 三折マットレス
KR200496846Y1 (ko) 차박용 매트
JP2004236857A (ja) クッション材
JPH0718657U (ja) クッションマット
JP3168353U (ja) 三角まくら付きマット
JP3099895U (ja) ランドセル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5592208

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250