JP6916023B2 - 光ファイバ多孔質母材の製造装置及び製造方法 - Google Patents

光ファイバ多孔質母材の製造装置及び製造方法 Download PDF

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本発明は、光ファイバ多孔質母材の製造装置及び製造方法に関する。
一般的に、石英ガラス系光ファイバは、石英ガラスからなる光ファイバ用ガラス母材(以下、光ファイバ母材ともいう)を線引きして製造される。光ファイバ母材は、ターゲット(出発材)の外周にガラス微粒子を堆積して多孔質層を形成した後、多孔質層を脱水、焼結させてガラス化することによって製造される。光ファイバ母材は、例えば、VAD(Vapor Phase Axial Deposition)法やMCVD(Modified Chemical Vapor Deposition)法、OVD(Outside Vapor Deposition)法などの周知の方法によって作製される。
これらのうち、VAD法においては、ガラス微粒子合成用バーナーに、可燃ガス、助燃ガス、及びガラス原料を導入して火炎加水分解反応させて生成されるガラス微粒子を、回転するターゲット(出発材)の回転軸方向に堆積させて、光ファイバ母材の元となる光ファイバ多孔質母材(以下、多孔質母材ともいう)を製造する。多孔質母材はさらにガラス化工程によってガラス化されて光ファイバ母材になる。
特許文献1には、VAD装置において、循環流は発生しつつも、反応室内における空気の流動方向を可能な範囲で水平方向に維持するために、水平配置された第1〜第4水平仕切り板(邪魔板)を設ける構成が提案されている。特許文献2には、気泡のない光ファイバ多孔質母材を製造するために、VAD装置において、ガラス微粒子堆積後の多孔質母材を、反応室内の最大内径より小さい内径の丸穴や円筒内に通過させることで、バーナーの火炎の上昇対流を抑止する方法が提案されている。
特開2004−161606号公報 特開2001−322825号公報
しかしながら、上述した特許文献1においては、反応室内にガスの循環流が発生するという問題が未だ存在することが記載されている。反応室内にガスの循環流が発生すると、生成されたガラス微粒子が反応室内の壁面に付着しやすくなる。ガラス微粒子が壁面に付着すると、剥離したガラス微粒子が多孔質母材に再付着する可能性が生じる。また、特許文献2においては、仕切り板(邪魔板)よりも上方に浮遊したガラス微粒子が仕切り板に堆積し、このガラス微粒子が多孔質母材に再付着する可能性があった。このようなガラス微粒子が製造中の多孔質母材に再付着すると、多孔質母材において割れ(クラック)が発生したり、多孔質母材をガラス化した光ファイバ母材において気泡が発生したりする可能性が高くなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、反応室内におけるガスの循環流を抑制でき、反応室内の壁面に付着するガラス微粒子の量を低減でき、光ファイバ多孔質母材におけるクラックの発生や、光ファイバ多孔質母材をガラス化した光ファイバ母材における気泡の発生を低減できる光ファイバ多孔質母材の製造装置及び製造方法を提供することにある。
上述した課題を解決し、上記目的を達成するために、本発明に係る光ファイバ多孔質母材の製造装置は、反応室と、前記反応室内に設けられたバーナーと、前記バーナーに原料ガス及び可燃ガスを含むガスを供給するガス供給部と、を備え、前記反応室内において、前記バーナーから前記ガスを出発材に供給して、前記出発材の外周に前記ガスの反応によって生じる微粒子を堆積させて多孔質母材を形成する光ファイバ多孔質母材の製造装置であって、前記反応室内に前記多孔質母材が通過可能な仕切り板が設けられ、前記仕切り板によって、前記反応室内は、前記バーナーが存在する反応室と前記バーナーが存在しない反応室とに略仕切られ、前記バーナーが存在する反応室に排気流量を制御可能な第1排気部が設けられているとともに、前記バーナーが存在しない反応室に排気流量を制御可能な第2排気部が設けられていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ多孔質母材の製造装置は、上記の発明において、前記仕切り板が複数設けられ、前記バーナーが存在しない反応室がさらに少なくとも2つの反応室に仕切られていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ多孔質母材の製造装置は、上記の発明において、前記バーナーが存在する反応室及び前記バーナーが存在しない反応室に、外部から気体を導入可能な給気部が設けられていることを特徴とする。本発明の一態様に係る光ファイバ多孔質母材の製造装置は、この構成において、前記バーナーが存在する反応室に設けられた給気部と、前記バーナーが存在しない反応室に設けられた給気部とが互いに独立して設けられていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る多孔質母材の製造方法は、反応室内において、バーナーから原料ガス及び可燃ガスを含むガスを出発材に供給して、前記出発材の外周に前記ガスの反応によって生じる微粒子を堆積させて多孔質母材を形成する光ファイバ多孔質母材の製造方法であって、前記反応室内を、前記多孔質母材が通過可能な仕切り板によって、前記バーナーが存在する反応室と前記バーナーが存在しない反応室とに略仕切った状態で、前記バーナーが存在する反応室に設けられた排気流量を制御可能な第1排気部によって、前記バーナーが存在する反応室内のガスを排気するとともに、前記バーナーが存在しない反応室に設けられた排気流量を制御可能な第2排気部によって、前記バーナーが存在しない反応室内のガスを排気することを特徴とする。
本発明に係る光ファイバ多孔質母材の製造装置及び製造方法によれば、反応室内におけるガスの循環流を抑制でき、反応室内の壁面に付着するガラス微粒子の量を低減でき、光ファイバ多孔質母材におけるクラックの発生や、光ファイバ多孔質母材をガラス化した光ファイバ母材における気泡の発生を低減することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態によるVAD装置である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の一実施形態により本発明が限定されるものではない。図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係などは、現実のものとは異なる場合があることに留意する必要がある。
(光ファイバ多孔質母材の製造装置)
まず、本発明の一実施形態によるVAD装置について説明する。図1は、この一実施形態に用いるVAD装置を示す。
図1に示すように、この一実施形態による光ファイバ多孔質母材の製造装置としてのVAD装置1は、反応室11、仕切り板12、バーナー14,15、ガス供給部17、及び制御部18を備えて構成される。仕切り板12は、反応室11内において、反応室11に対して着脱可能に設けられている。バーナー14,15はそれぞれ、例えば同心円状の構造を有するバーナーであり、少なくとも1本、この一実施形態においては例えば2本設けられている。ガス供給部17及び制御部18は、反応室11の例えば外部の所定部分に設けられる。
反応室11は、仕切り板12によって、バーナー14,15が存在する第1反応室11Aと、バーナー14、15が存在しない第2反応室11Bとに略仕切られている。仕切り板12は、耐熱性及び耐腐食性に優れた材料、具体的には例えば、石英製や金属製、金属にコーティングを施した材料等から構成されるが、必ずしもこれらの材料に限定されない。なお、仕切り板を複数設けて、第2反応室11B内をさらに仕切り板によって略仕切るようにしてもよい。
VAD装置1において製造される光ファイバ多孔質母材(以下、多孔質母材)2は、出発材としてのターゲットロッド3の外周に形成され、内側に合成される内側堆積スート2aと、この内側堆積スート2aの外側に合成される外側堆積スート2bとからなる。内側堆積スート2aは、最終製品としての光ファイバにおいてコア部となる。外側堆積スート2bは、最終製品としての光ファイバにおいてコア部周辺のクラッド部となる。引上機構4は、ターゲットロッド3を保持しつつ回転させながら引き上げ可能に構成される。仕切り板12には、引き上げられる多孔質母材2が接触することなく通過可能な大きさの開口12aが設けられている。
VAD装置1におけるバーナー14は、内側堆積スート2aを合成するためのバーナーである。バーナー15は、外側堆積スート2bを合成するためのバーナーである。バーナー14,15にはそれぞれ、ガス供給部17から、例えば、四塩化珪素(SiCl4)やシロキサンなどの原料ガス、可燃ガスである水素(H2)ガス、助燃ガスである酸素(O2)ガス、及びキャリアガスなどが流される。なお、内側堆積スート2aと外側堆積スート2bとの境界の部分を焼き締めるための補助バーナーを別途設けてもよい。これらのガスの火炎中の加水分解反応によって、合成石英ガラス微粒子(以下、ガラス微粒子)がターゲットロッド3に吹き付けられて堆積し、内側堆積スート2aと外側堆積スート2bとが形成される。
反応室11の側部には、反応室11内に気体としての清浄な空気を導入可能な給気部としての第1給気口19及び第2給気口20が互いに独立して設けられている。第1給気口19は、第1反応室11Aに設けられ、少なくとも1つの給気口から構成されている。なお、第1給気口19を複数の給気口から構成してもよい。また、第2給気口20は、第2反応室11Bに設けられ、この一実施形態においては1つの給気口から構成されているが、複数の給気口から構成してもよい。
反応室11の側部における第1給気口19及び第2給気口20に対向した位置にそれぞれ、第1排気ダクト21及び第2排気ダクト22が設けられている。すなわち、多孔質母材2が、第1給気口19と第1排気ダクト21との間、及び第2給気口20と第2排気ダクト22との間に位置するように構成されている。第1排気ダクト21は、第1反応室11Aに設けられ、主として第1反応室11A内のガスを排出可能に構成されている。これにより、第1反応室11A内からガラス微粒子を含むガス42aが排気される。第2排気ダクト22は、第2反応室11Bに設けられ、主として第2反応室11B内のガスを排出可能に構成される。これにより、第2反応室11B内からガラス微粒子を含むガス42bが排気される。
第1排気部としての第1排気ダクト21は、配管31aを通じて第1流量調整手段としての第1流量調整部31に接続されている。第1流量調整部31は、第1排気ダクト21を通じて排出されるガス42aの流量を調整可能な例えば流量調整弁から構成されている。第2排気部としての第2排気ダクト22は、配管32aを通じて第2流量調整手段としての第2流量調整部32に接続されている。第2流量調整部32は、第2排気ダクト22を通じて排出されるガス42bの流量を調整可能な例えば流量調整弁から構成されている。配管31a,32aはそれぞれ外部排気管34に連通している。すなわち、第1排気ダクト21及び第2排気ダクト22はそれぞれ、第1流量調整部31及び第2流量調整部32を介して、外部排気管34に接続されている。外部排気管34はポンプ(図示せず)に接続され、反応室11内のガスは、ポンプによって外部排気管34を通じて排気可能に構成されている。第1流量調整部31、第2流量調整部32、及びポンプはそれぞれ、制御部18によって制御される。なお、第1流量調整部31、第2流量調整部32、及びポンプは、作業者が手動で設定可能に構成してもよい。
(光ファイバ多孔質母材の製造方法)
次に、以上のように構成された一実施形態によるVAD装置1を用いたVAD法による光ファイバ多孔質母材の製造方法について説明する。
すなわち、図1に示すように、バーナー14からターゲットロッド3に対して、ガラス微粒子を噴霧して堆積させることにより、内側堆積スート2aを形成する。これとともに、内側堆積スート2aの外側に、バーナー15から各ガスを噴霧させてガラス微粒子を堆積させることにより、外側堆積スート2bを堆積させる。これにより、内側堆積スート2aの外側に外側堆積スート2bが堆積されて多孔質母材2が製造される。なお、VAD装置1のバーナー14,15から流すH2ガスとO2ガスとの流量を調整することで火力を調整することができる。
多孔質母材2の製造中において、反応室11の第1反応室11A内においては、バーナー14,15から噴霧されて合成されたガラス微粒子のうち、内側堆積スート2a又は外側堆積スート2bとして堆積されなかったガラス微粒子が浮遊している。同様に、仕切り板12によって第1反応室11Aと仕切られた状態の第2反応室11B内においても、仕切り板12と多孔質母材2との開口12a周辺の隙間を通じて、第1反応室11Aから進入したガラス微粒子が浮遊している。特に、多孔質母材2の製造の開始初期においては、外側堆積スート2bの外径が小さいため、仕切り板12と多孔質母材2との開口12a周辺の隙間が大きく、浮遊しているガラス微粒子の多くが隙間を通じて第2反応室11Bに進入する。
そこで、制御部18により第1流量調整部31を制御することによって、第1反応室11A内からガラス微粒子を含むガス42aの排気流量、及び第1反応室11Aに導入される空気41aの流量を制御して、第1反応室11A内に所望の気流を形成する。同様に、制御部18により第2流量調整部32を制御することによって、第2反応室11B内から排出されるガス42bの流量、及び第2反応室11Bに導入される空気41bの流量を制御して、第2反応室11B内に所望の気流を形成する。第1流量調整部31及び第2流量調整部32をそれぞれ独立させて適切に制御することにより、第1反応室11A及び第2反応室11Bの内部において、ガラス微粒子を含むガスの循環流の発生が抑制される。
以上説明した本発明の一実施形態によれば、反応室11において仕切り板12によって略仕切られた、バーナー14,15が存在する第1反応室11Aと存在しない第2反応室11Bとにそれぞれ、第1排気ダクト21及び第2排気ダクト22を設け、それぞれの第1反応室11A及び第2反応室11Bにおいて排気量を調整している。これにより、仕切り板12によって略仕切られた反応室11内の空間ごとに給気及び排気を設定できるので、反応室11内においてガラス微粒子を含むガスの循環流を抑制できる。したがって、反応室11の壁面に付着したり、仕切り板12に堆積したりするガラス微粒子の量を低減できるので、ガラス微粒子が多孔質母材2に再付着する可能性が低減され、多孔質母材2にクラックが発生したり、多孔質母材2をガラス化した光ファイバ母材に気泡が発生したりすることを抑制できる。
以上、本発明の一実施形態について具体的に説明したが、本発明は、上述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の一実施形態において挙げた数値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値を用いてもよい。
上述の一実施形態においては、ポンプを共通に用いて排気ダクトにそれぞれ流量調整部を設け、それぞれの排気ダクトにおいて排気流量を調整しているが、複数の排気ダクトのそれぞれに、制御部18によって排気流量を制御可能なポンプを接続するようにしてもよい。
また、上述の一実施形態においては、本発明をVAD装置に適用した例について説明したが、本発明をOVD(Outside Vapor Deposition)装置に適用することも可能である。
また、上述の一実施形態においては、第1給気口19と第2給気口20とが互いに独立して設けられているが、第1給気口19と第2給気口20とを同一の給気口から構成してもよい。
また、上述の一実施形態においては、反応室11内に1枚の仕切り板12を設けた例について説明したが、仕切り板は複数設けてもよい。さらなる仕切り板によって、第2反応室11Bが略仕切られることによって、第2反応室11B内において、仕切られた反応室11の上部への浮遊したガラス微粒子の移動を抑制できるので、反応室11の上部の壁面に付着したり、仕切り板に堆積したりするガラス微粒子の量をより一層低減でき、ガラス微粒子の多孔質母材2への再付着をさらに抑制できる。
また、上述の一実施形態においては、第1排気部としての第1排気ダクト21及び第2排気部としての第2排気ダクト22をそれぞれ1つのダクトから構成しているが、必ずしも1つのダクトに限定されるものではない。第1排気部及び第2排気部をそれぞれ、複数の排気ダクトから構成してもよい。
1 VAD装置
2 多孔質母材
2a 内側堆積スート
2b 外側堆積スート
3 ターゲットロッド
4 引上機構
11 反応室
11A 第1反応室
11B 第2反応室
12 仕切り板
12a 開口
14,15 バーナー
17 ガス供給部
18 制御部
19 第1給気口
20 第2給気口
21 第1排気ダクト
22 第2排気ダクト
31 第1流量調整部
31a,32a 配管
32 第2流量調整部
34 外部排気管
41a,41b 空気
42a,42b ガス

Claims (3)

  1. 反応室と、
    前記反応室内に設けられたバーナーと、
    前記バーナーに原料ガス及び可燃ガスを含むガスを供給するガス供給部と、を備え、
    前記反応室内において、前記バーナーから前記ガスを出発材に供給して、前記出発材の外周に前記ガスの反応によって生じる微粒子を堆積させて多孔質母材を形成する光ファイバ多孔質母材の製造装置であって、
    前記反応室内に前記多孔質母材が通過可能な仕切り板が設けられ、
    前記仕切り板によって、前記反応室内は、前記バーナーが存在する反応室と前記バーナーが存在しない反応室とに略仕切られ、
    前記バーナーが存在する反応室に、第1流量調整部によって排気流量を制御可能な第1排気部が設けられているとともに、前記バーナーが存在しない反応室に、第2流量調整部によって排気流量を制御可能な第2排気部が設けられ、
    前記第1流量調整部によって制御される前記第1排気部の排気流量と、前記第2排気部の排気流量によって制御される前記第2排気部の排気流量とは、それぞれ独立して制御され、
    前記バーナーが存在する反応室に設けられた外部から気体を導入可能な給気部と、前記バーナーが存在しない反応室に設けられた外部から気体を導入可能な給気部とが、互いに独立して設けられ、
    前記反応室内は、前記バーナーが存在する反応室及び前記バーナーが存在しない反応室のそれぞれにおいて気流が形成されるように構成された
    ことを特徴とする光ファイバ多孔質母材の製造装置。
  2. 前記仕切り板が複数設けられ、前記バーナーが存在しない反応室がさらに少なくとも2つの反応室に仕切られている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ多孔質母材の製造装置。
  3. 反応室内において、バーナーから原料ガス及び可燃ガスを含むガスを出発材に供給して、前記出発材の外周に前記ガスの反応によって生じる微粒子を堆積させて多孔質母材を形成する光ファイバ多孔質母材の製造方法であって、
    前記反応室内を、前記多孔質母材が通過可能な仕切り板によって、前記バーナーが存在する反応室と前記バーナーが存在しない反応室とに略仕切った状態で、前記バーナーが存在する反応室に設けられた排気流量を第1流量調整部により制御可能な第1排気部によって、前記バーナーが存在する反応室内のガスを排気するとともに、前記バーナーが存在しない反応室に設けられた排気流量を第2流量調整部により制御可能な第2排気部によって、前記バーナーが存在しない反応室内のガスを排気し、
    前記第1流量調整部によって制御される前記第1排気部の排気流量と、前記第2排気部の排気流量によって制御される前記第2排気部の排気流量とを、それぞれ独立して制御し、
    前記反応室内において、互いに独立して設けられた、前記バーナーが存在する反応室に設けられた外部から気体を導入可能な給気部と、前記バーナーが存在しない反応室に設けられた外部から気体を導入可能な給気部とのそれぞれによって気流を形成する
    ことを特徴とする光ファイバ多孔質母材の製造方法。
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