JP6915745B2 - アンテナモジュールおよびそれを搭載した通信装置 - Google Patents

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Description

本開示は、アンテナモジュールおよびそれを搭載した通信装置に関し、より特定的には、アンテナ領域内に整合回路を有するアンテナモジュールに関する。
国際公開第2016/067969号(特許文献1)には、誘電体基板にアンテナ素子と高周波半導体素子とが一体化して実装されたアンテナモジュールが開示されている。特許文献1に開示されたアンテナモジュールにおいては、高周波半導体素子からアンテナ素子へ高周波信号を供給するための伝送線路は、高周波半導体素子から、当該高周波半導体素子が実装される誘電体基板の実装面と、誘電体基板の内部に配置された接地層との間を通って、アンテナ素子へと立上っている。
国際公開第2016/067969号パンフレット
このようなアンテナモジュールにおいて、アンテナの効率を確保するためには、アンテナ素子と伝送線路との間のインピーダンスを整合させることが重要となる。このインピーダンス整合のための手法の1つとして、伝送線路にスタブを配置することが知られている。
スタブを用いてインピーダンスを整合させる場合、スタブおよび伝送線路から放射される信号がアンテナ素子に影響することを抑制するために、アンテナの基準電位を規定する接地層(接地電極)よりも下方(アンテナ素子とは反対側)の接地電極と実装面との間の伝送線路が通る層(以下、「伝送線路層」とも称する。)にスタブを配置することが好ましい。
このようなアンテナモジュールは、スマートフォンなどの携帯端末でも使用されるが、このような機器では、さらなる小型化および薄型化が求められており、それに伴ってアンテナモジュール自体を小型化および薄型化することが必要とされている。
しかしながら、伝送線路に整合回路であるスタブを設けて所望のインピーダンスを達成するためには、伝送線路層において整合回路を形成するために必要となる面積を増加させることが必要となる。そうすると、かえってアンテナモジュールの小型化が困難となり得る。
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、アンテナ素子と伝送線路との間のインピーダンスを適切に整合させながら、アンテナモジュールの小型化を図ることである。
本開示のある局面に従うアンテナモジュールは、多層構造を有する誘電体基板と、誘電体基板に配置されたアンテナ素子および接地電極と、アンテナ素子と接地電極との間の領域に形成された整合回路とを備える。アンテナ素子には、整合回路を経由して高周波信号が供給される。
本開示の他の局面に従うアンテナモジュールは、多層構造を有する誘電体基板と、誘電体基板に配置されたアンテナ素子および接地電極と、アンテナ素子と接地電極との間の領域に形成された、第1整合回路および第2整合回路とを備える。第1整合回路を経由して、アンテナ素子の第1給電点に高周波信号が供給される。第2整合回路を経由して、アンテナ素子の第2給電点に高周波信号が供給される。アンテナ素子の法線方向から平面視すると、第1給電点および第2給電点は、アンテナ素子の中心を通る対称線に対して線対称の位置に配置される。
本開示によるアンテナモジュールによれば、誘電体基板のアンテナ素子と接地電極との間の領域に整合回路が形成される。これにより、伝送線路層にスタブを設ける必要がなくなるため、伝送線路層においてスタブの形成に必要とされる面積を低減することができる。したがって、アンテナ素子と伝送線路との間のインピーダンスを適切に整合させながら、アンテナモジュールの小型化を図ることができる。
実施の形態1に係るアンテナモジュールが適用される通信装置のブロック図である。 実施の形態1に係るアンテナモジュールの断面図である。 配線パターンにおけるインダクタンスの調整手法を説明するための図である。 比較例のアンテナモジュールの断面図である。 比較例のアンテナモジュールの平面図である。 変形例1に係るアンテナモジュールの断面図である。 変形例2に係るアンテナモジュールの断面図である。 変形例3に係るアンテナモジュールの断面図である。 変形例4に係るアンテナモジュールの第1の例の断面図である。 変形例4に係るアンテナモジュールの第2の例の断面図である。 変形例4に係るアンテナモジュールの第3の例の断面図である。 変形例5に係るアンテナモジュールの断面図である。 変形例6に係るアンテナモジュールの断面図である。 変形例7に係るアンテナモジュールにおけるアンテナ素子および整合回路の部分を示す斜視図である。 変形例8に係るアンテナモジュールの断面図である。 変形例9に係るアンテナモジュールの断面図である。 変形例10に係るアンテナモジュールの断面図である。 図2のアンテナモジュールの場合と図17のアンテナモジュールの場合における、伝送効率およびピークゲインのシミュレーション結果を示す図である。 実施の形態2に係るアンテナモジュールにおける給電点の配置を説明するための図である。 実施の形態2に係るアンテナモジュールの断面図である。 実施の形態2に係るアンテナモジュールにおけるアンテナ素子および整合回路の一部分を示す斜視図である。 変形例11に係るアンテナモジュールの断面図である。 変形例11に係るアンテナモジュールにおけるアンテナ素子および整合回路の一部分を示す斜視図である。 アンテナアレイの第1の配置を示す図である。 アンテナアレイの第2の配置を示す図である。 アンテナアレイの第3の配置を示す図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
(通信装置の基本構成)
図1は、本実施の形態1に係るアンテナモジュール100が適用される通信装置10の一例のブロック図である。通信装置10は、たとえば、携帯電話、スマートフォンあるいはタブレットなどの携帯端末や、通信機能を備えたパーソナルコンピュータなどである。
図1を参照して、通信装置10は、アンテナモジュール100と、ベースバンド信号処理回路を構成するBBIC200とを備える。アンテナモジュール100は、給電回路の一例であるRFIC110と、アンテナアレイ120とを備える。通信装置10は、BBIC200からアンテナモジュール100へ伝達された信号を高周波信号にアップコンバートしてアンテナアレイ120から放射するとともに、アンテナアレイ120で受信した高周波信号をダウンコンバートしてBBIC200にて信号を処理する。
なお、図1では、説明を容易にするために、アンテナアレイ120を構成する複数のアンテナ素子121のうち、4つのアンテナ素子121に対応する構成のみ示され、同様の構成を有する他のアンテナ素子121に対応する構成については省略されている。また、本実施の形態においては、アンテナ素子121が、矩形の平板形状を有するパッチアンテナである場合を例として説明する。
RFIC110は、スイッチ111A〜111D,113A〜113D,117と、パワーアンプ112AT〜112DTと、ローノイズアンプ112AR〜112DRと、減衰器114A〜114Dと、移相器115A〜115Dと、信号合成/分波器116と、ミキサ118と、増幅回路119とを備える。
高周波信号を送信する場合には、スイッチ111A〜111D,113A〜113Dがパワーアンプ112AT〜112DT側へ切換えられるとともに、スイッチ117が増幅回路119の送信側アンプに接続される。高周波信号を受信する場合には、スイッチ111A〜111D,113A〜113Dがローノイズアンプ112AR〜112DR側へ切換えられるとともに、スイッチ117が増幅回路119の受信側アンプに接続される。
BBIC200から伝達された信号は、増幅回路119で増幅され、ミキサ118でアップコンバートされる。アップコンバートされた高周波信号である送信信号は、信号合成/分波器116で4分波され、4つの信号経路を通過して、それぞれ異なるアンテナ素子121に給電される。このとき、各信号経路に配置された移相器115A〜115Dの移相度が個別に調整されることにより、アンテナアレイ120の指向性を調整することができる。
各アンテナ素子121で受信された高周波信号である受信信号は、それぞれ、異なる4つの信号経路を経由し、信号合成/分波器116で合波される。合波された受信信号は、ミキサ118でダウンコンバートされ、増幅回路119で増幅されてBBIC200へ伝達される。
RFIC110は、例えば、上記回路構成を含む1チップの集積回路部品として形成される。あるいは、RFIC110における各アンテナ素子121に対応する機器(スイッチ、パワーアンプ、ローノイズアンプ、減衰器、移相器)については、対応するアンテナ素子121毎に1チップの集積回路部品として形成されてもよい。
(アンテナモジュールの構造)
図2は、実施の形態1に従うアンテナモジュール100の断面図である。図2を参照して、アンテナモジュール100は、アンテナ素子121およびRFIC110に加えて、誘電体基板130と、伝送線路140と、整合回路300と、接地電極GNDとを備える。なお、図2においては、説明を容易にするために、アンテナ素子121が1つだけ配置される場合について説明するが、複数のアンテナ素子121が配置される構成であってもよい。
誘電体基板130は、たとえば、エポキシ、ポリイミドなどの樹脂が多層構造に形成された基板である。また、誘電体基板130は、より低い誘電率を有する液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer:LCP)あるいはフッ素系樹脂を用いて形成されてもよい。
アンテナ素子121は、誘電体基板130の第1面132あるいは誘電体基板130の内部の層に配置される。RFIC110は、誘電体基板130における、上記の第1面132とは反対側の第2面(実装面)134に、はんだバンプなどの接続用電極(図示せず)を介して実装される。接地電極GNDは、誘電体基板130において、アンテナ素子121が配置される層と第2面134との間に配置される。
伝送線路140は、接地電極GNDとRFIC110が実装される実装面134との間の層に形成される配線パターンである。伝送線路140は、RFIC110からの高周波信号を、整合回路300を介してアンテナ素子121へと供給する。
整合回路300は、アンテナ素子121と接地電極GNDとの間の領域(アンテナ領域400)に配置される。整合回路300は、RFIC110および伝送線路140とアンテナ素子121との間のインピーダンスを整合させるための回路である。整合回路300は、誘電体基板130の層内に形成された複数の配線パターン320,340,360,380と、層を貫通する複数のビア導体(以下、単に「ビア」とも称する。)310,330,350,370,390との組み合せにより形成される。図2の例では、伝送線路140からアンテナ素子121へ至る経路において、2つの層のビアがオフセットした態様の例を示している。
ビア310,350,390は、アンテナモジュール100を法線方向から平面視した場合に重なるように形成されている。ビア330,370は、ビア310,350,390からオフセットした位置に形成されている。アンテナ素子121に接続されるビア310とビア330とは配線パターン320で接続され、ビア330とビア350とは配線パターン340で接続される。また、ビア350とビア370とは配線パターン360で接続され、ビア370とビア390とは配線パターン380で接続される。ビア390は、接地電極GNDを貫通して、伝送線路140に接続される。
なお、伝送線路140は必ずしも必要ではなく、ビア390がそのままRFIC110へ接続されており、伝送線路層450が設けられない構成であってもよい。
また、整合回路300は、アンテナモジュール100を法線方向から平面視した場合に、アンテナ素子121と重なるように(内側に)配置することが好ましい。アンテナ素子121の端部から接地電極GNDに向かって電界の強い領域が生じるため、整合回路300をアンテナ素子121の内側に配置することで、整合回路300がこの電界の強い領域に入ることが抑制される。これにより、アンテナ特性の低下を抑制することができる。
整合回路300におけるインピーダンスの調整は、ビア同士を接続する配線パターンの寸法を変更することによって行なわれる。図3は、配線パターンにおけるインダクタンスの調整手法を説明するための図である。図3においては、ビア310とビア330とを接続する配線パターン320を例として説明する。
図3(a)を参照して配線パターン320は、ビア310に接続されるパッド321と、ビア330に接続されるパッド323と、2つのパッド間を接続する接続配線322とを含む。配線パターン320のインダクタンスは、この接続配線322の長さ(すなわち、ビア330のオフセット距離)および/または幅を変更することによって調整することができる。
図3(b)の配線パターン320Zは、接続配線322Zの幅W2が、配線パターン320の接続配線322の幅W1よりも狭められた例(W1>W2)を示したものである。接続配線の幅が狭められると、配線パターンのインダクタンス成分は大きくなる。つまり、幅が狭められた接続配線は、整合回路300において、RFIC110からアンテナ素子121に高周波信号が供給される主経路上に直列に設けられたインダクタである直列インダクタとして機能する。なお、接続配線をメアンダラインとすることによって、さらにインダクタンスを増加させることもできる。
なお、配線パターンは、上述のようにインダクタとして機能するだけでなく、接地電極GNDとの間においてキャパシタとしても機能し得る。特に、接地電極GNDに接続配線が近くなるほど、または、接続配線の幅が広くされるほど、キャパシタンス成分が大きくなる。すなわち、接続配線の線路幅を狭くすると、配線パターンのキャパシタンス成分は小さくなり、インダクタンス成分は大きくなる。また、接続配線の線路幅を広くすると、配線パターンのキャパシタンス成分は大きくなり、インダクタンス成分は小さくなる。したがって、接続配線の線路幅を調整することによって整合回路300のインピーダンスを調整することができる。
より具体的には、図3(b)のように、ビア310およびビア330の少なくとも一方のビア直径よりも接続配線の線路幅を狭くすることによって、整合回路300のインダクタンス成分を調整する。また、図3(a)のように、ビア310およびビア330の双方のビア直径よりも接続配線の線路幅を広くすることによって、整合回路300のキャパシタンス成分を調整することができる。
なお、図3(c)に示されるように配線パターン320Yのように、パッド321,323の直径(幅)と接続配線322Yのの線路幅とを同じ寸法としてもよい。この場合、製造上のバラツキを低減することができるので、インピーダンスを整合させやすくすることができる。
図4は、比較例のアンテナモジュール100#の断面図である。また、図5は、比較例のアンテナモジュール100#の平面図である。なお、図5においては、説明を容易にするために、接地電極GNDおよび誘電体基板130は記載されていない。
アンテナモジュール100#においては、図2の整合回路300の部分が、アンテナ素子121から伝送線路140に至る、1つのビア300#で形成されている。さらに、伝送線路140には、RFIC110からアンテナ素子121まで至る信号経路のインピーダンスを調整するためのスタブ150,152が設けられている。
このようなアンテナモジュールは、たとえばスマートフォンのような携帯通信端末に用いられている。このような機器では、さらなる小型化および薄型化が求められており、それに伴ってアンテナモジュール自体を小型化および薄型化することが必要とされている。
しかしながら、図4の比較例のようにスタブ150,152でインピーダンス整合を行なう構成では新たな問題が生じ得る。すなわち、所望のインピーダンスを達成しようとすると、スタブ150,152を形成するための面積を増加させることが必要となり、かえってアンテナモジュールの小型化が困難となり得る。
図2で示した実施の形態1のアンテナモジュール100においては、上述のように、アンテナ性能を確保するために必要とされるアンテナ領域400に整合回路300を配置してインピーダンスを整合させているため、比較例のような伝送線路層450にスタブ150,152を形成する場合に比べて、小さい面積で所望のインピーダンスを達成することが可能となる。したがって、アンテナ素子121と伝送線路140との間のインピーダンスを適切に整合させながら、アンテナモジュールの小型化を図ることができる。
なお、図2で示した実施の形態1に係るアンテナモジュール100においては、アンテナ素子として、RFIC110から高周波信号が供給される給電素子が用いられる場合について説明したが、当該給電素子と接地電極GNDとの間に無給電素子がさらに配置されていてもよい。
なお、アンテナ領域400に形成される整合回路の構成については、図2の場合に限られず、他の構成とすることも可能である。以下、図6〜図17を用いて、整合回路の他の構成のバリエーションについて説明する。
(変形例1)
図6は、変形例1に係るアンテナモジュール100Aの断面図である。アンテナモジュール100Aに含まれる整合回路300Aは、図2のアンテナモジュール100の整合回路300と同様に、配線パターンによってビアがオフセットされた構成となっている。図2の整合回路300においては、2つの層のビアがオフセットされた構成となっていたが、整合回路300Aにおいては、配線パターン320A1,320A2によって、1つの層のビアがオフセットされた構成となっている。
すなわち、オフセットさせるビアの数、および配線パターンの線路幅を調整することによってインダクタンス成分を増加させて、インピーダンスを調整することができる。
(変形例2)
図7は、変形例2に係るアンテナモジュール100Bの断面図である。アンテナモジュール100Bに含まれる整合回路300Bにおいては、アンテナ素子121に接続されたビアの端部にパッド320B1が設けられ、伝送線路140に接続されたビアの端部にパッド320B2が設けられており、これらのパッド320B1,320B2が誘電体を挟んで対向して配置されている。このようなパッド320B1,320B2は、整合回路300Bにおいて、主経路上に直列に設けられたキャパシタである直列キャパシタとして機能する。
このように、誘電体基板130のある層において、2つのパッド(電極対)を対向させて直列キャパシタを形成することによってインピーダンスを調整することができる。
なお、図7においては、1つの層においてキャパシタが形成された例となっているが、複数の層においてキャパシタが形成されてもよい。また、キャパシタを形成するパッドの面積を調整してキャパシタの容量を調整してもよい。
(変形例3)
図8は、変形例3に係るアンテナモジュール100Cの断面図である。アンテナモジュール100Cに含まれる整合回路300Cは、上記の変形例1,2を組み合わせた構成となっており、配線パターン320C2,320C3によってビアがオフセットされ、さらに、パッド320C1と配線パターン320C2とによってキャパシタが形成されている。すなわち、整合回路300Cは、インダクタとキャパシタとを含むLC整合回路となっている。
このように、整合回路においてインダクタンス成分とキャパシタンス成分とを併せ持たせることによって、インピーダンスの調整を行ないやすくすることができる。
(変形例4)
図9は、変形例4に係るアンテナモジュール100Dの断面図である。アンテナモジュール100Dに含まれる整合回路300Dは、配線パターンの一部を接地電極GNDに対向させることによって、整合回路300Dにおいて、主経路と接地電極GNDとを接続するキャパシタであるシャントキャパシタが形成された構成を有している。
図9を参照して、整合回路300Dにおいては、図6の変形例1と同様に、配線パターン320D1,320D2によって、1つの層のビアがオフセットされている。そして、配線パターン320D2の端部にさらにパッド(電極)321Dがさらに設けられており、このパッド321Dが接地電極GNDと対向している。
整合回路内にシャントキャパシタを形成することによって、インピーダンスを調整することができる。
なお、シャントキャパシタのキャパシタンス値は、パッドと接地電極GNDとの間の距離を変化させることによって調整できる。たとえば、図10に記載されたアンテナモジュール100Eの整合回路300Eのように、配線パターン320E2の端部に設けられたパッド321E1から、ビアを介してさらにパッド321E2を設けることによって、接地電極GNDとの距離を短くしている。逆に、図11のアンテナモジュール100Fのように、接地電極GNDから立上るビアにパッドGND2を形成することによって、整合回路300Fのパッド321Fとの距離を短くしてもよい。
(変形例5)
図12は、変形例5に係るアンテナモジュール100Gの断面図である。アンテナモジュール100Gに含まれる整合回路300Gにおいては、整合回路300Gを構成する要素の一部が接地電極GNDに接続された構成を有している。接地電極GNDに接続された部分は、整合回路300Gにおいて、主経路と接地電極GNDとを接続するインダクタであるシャントインダクタとして機能する。
図12の例においては、配線パターン320G2の端部に形成されたパッド321Gが、ビア310Gによって接地電極GNDと接続されている。
整合回路内にシャントインダクタを形成することによって、インピーダンスを調整することができる。また、アンテナ素子と接地電極GNDとを接続するインダクタを設けることによって、アンテナ素子から静電気放電が行なわれた場合に生じる電流を接地電極GNDへ導くことができる。そのため、RFIC110などの電子デバイスを静電放電(Electrostatic Discharge:ESD)から保護することができる。
(変形例6)
図13は、変形例6に係るアンテナモジュール100Hの断面図である。アンテナモジュール100Hに含まれる整合回路300Hは、配線パターン320H1,320H2によって、複数の連続した層のビアがオフセットされた構成を有している。すなわち、配線パターン320H1,320H2とその間に接続されるビアによって、アンテナモジュール100Hの法線方向と直交する方向(図13ではY軸方向)を巻回軸とするコイルが形成される。
たとえば、この整合回路300Hに図13中の矢印AR1の方向に電流が流れると、Y軸の負方向に向かう磁界が生じる。これによって、配線パターン320H1,320H2の経路長によるインダクタンス成分に加えて、形成されるコイルによるインダクタンス成分をさらに追加することができるので、インピーダンスの調整幅をより拡大することができる。
なお、図6等のような1つの層のビアがオフセットされた構成においても、配線パターンとオフセットされたビアによって、実質的には、図13と同様なコイルが形成されることになる。
(変形例7)
図14は、変形例7に係るアンテナモジュール100Iにおけるアンテナ素子121および整合回路300Iの一部分を示す斜視図である。整合回路300Iにおいては、誘電体基板130のある層に形成された配線パターン320Iが、アンテナモジュール100Iの法線方向を巻回軸とするコイル状に形成されている。このような構成とすることによっても、変形例6と同様に、形成されるコイルによるインダクタンス成分を用いてインピーダンス調整を行なうことができる。
(変形例8)
図15は、変形例8に係るアンテナモジュール100Jの断面図である。アンテナモジュール100Jに含まれる整合回路300Jは、上下層を複数のビアで接続する構成を備える。図15においては、配線パターン320J1と配線パターン320J2とが、2つの並列ビア310J1,310J2で接続されている。
このように、並列ビアによって上下層を接続することによって、1つのビアで接続するよりもインダクタンス成分を低減することができる。
(変形例9)
上述した変形例1〜変形例8の構成は、所望のインピーダンスに整合させるために適宜組み合わせることができる。図16は、上述した構成の一部を組み合わせた変形例9のアンテナモジュール100Kの断面図である。アンテナモジュール100Kに含まれる整合回路300Kにおいては、変形例1等で示されるオフセットされたビア、変形例2で示される直列キャパシタ、および、変形例4で示されるシャントキャパシタが形成されている。なお、図16の組み合せは一例であり、他の構成を組み合わせてインピーダンスを整合させてもよい。
(変形例10)
図17は、変形例10に係るアンテナモジュール100Lの断面図である。アンテナモジュール100Lに含まれる整合回路300Lにおいては、伝送線路140Lからアンテナ素子121の給電点まで、階段状の経路が形成されるようにビアと配線パターンとが交互に配置されている。
伝送線路は、接地電極GNDと近接しているため、伝送線路に電流が流れると接地電極GNDに誘導電流が流れ、この誘導電流で生じる電磁界の影響により、伝送線路を通過する信号の伝送効率が低減される。そのため、アンテナモジュールの伝送効率を高めるには、伝送線路層における伝送線路の長さをできるだけ短くすることが好ましい。
変形例10においては、階段状に形成された整合回路300Lによって、上記の変形例1〜9で示したアンテナモジュールと比べて、伝送線路層内の伝送線路140Lの長さを短くすることができるので、アンテナモジュールの伝送効率を向上させることができる。
一例として、図2で示したアンテナモジュール100の場合(構成A)と図17で示したアンテナモジュール100Lの場合(構成B)における、伝送効率とピークゲインについてのシミュレーション結果を図18に示す。図18からわかるように、変形例10の場合(構成B)のほうが、構成Aに比べて、高い伝送効率およびピークゲインが達成できている。
以上説明したように、実施の形態1およびその変形例においては、伝送線路層にスタブを設ける構成に代えて、アンテナ領域に配置した整合回路を設ける構成としているため、アンテナ素子と伝送線路との間のインピーダンスを適切に整合させながら、アンテナモジュールの小型化を図ることができる。
[実施の形態2]
実施の形態1およびその変形例においては、アンテナ素子の1つの給電点に高周波信号が供給される1偏波タイプのアンテナモジュールについて説明した。実施の形態2においては、アンテナ素子の2つの給電点に高周波信号が供給される2偏波タイプのアンテナモジュールの場合について説明する。
図19は、実施の形態2に係るアンテナモジュール100Mにおける給電点の配置を説明するための図である。図19はアンテナモジュール100Mの法線方向からアンテナ素子121を平面視した図である。
図19を参照して、実施の形態2のアンテナモジュール100Mに含まれるアンテナ素子121には、2つの給電点SP1,SP2が設けられる。アンテナ素子121は、正方形の形状を有しており、給電点SP1は、アンテナ素子121のある辺の二等分線上に配置される。そして、給電点SP2は、アンテナ素子121の対角線LN1に対して給電点SP1と線対称となる位置に配置される。
言い換えれば、給電点SP2は、アンテナ素子121の対角線の交点C1(すなわち、アンテナ素子121の中央)に対して、給電点SP1を90°回転させた位置となっている。このような位置に2つの給電点を配置することにより、励振方向が90°ずれた2つの偏波を1つのアンテナ素子から放射することができる。
このアンテナモジュール100Mにおいて、2つの給電点SP1,SP2を通る線XX−XXにおける断面図を図20に示す。また、アンテナモジュール100Mにおけるアンテナ素子および整合回路の一部分を示す斜視図を図21に示す。給電点SP1には、RFIC110から、伝送線路140M1および整合回路300M1を介して高周波信号が供給される。また、給電点SP2には、RFIC110から、伝送線路140M2および整合回路300M2を介して高周波信号が供給される。
図20における整合回路300M1,300M2は、アンテナ領域400に形成され、実施の形態1の図2で示した整合回路300と同じ構成を有している。整合回路300M1,300M2は、対角線LN1を通り、アンテナ素子121に垂直な面(図20中のCL1)に対して鏡像となるように配置されている。なお、整合回路300M1,300M2として他の構成を用いてもよい。
2偏波タイプのアンテナモジュールにおいて、伝送線路層450に配置したスタブを用いてインピーダンスを整合させる場合には、1偏波タイプのアンテナモジュールに比べて、スタブを形成するために必要となる面積がさらに多くなるため、アンテナモジュールを小型化することがより困難となり得る。
図19〜図21で示したように、整合回路300M1,300M2をアンテナ領域400に設けることで、アンテナモジュール全体の省スペース化を図ることができ、小型化を実現することが可能となる。また、RFIC110から2つの給電点SP1,SP2に至る経路を図20に示すように鏡像の位置に配置することによって、放射される2つの偏波の対称性を確保するとともに、2つの信号経路のアイソレーションを確保することができる。
なお、上記においては、アンテナ素子が正方形の場合の例について説明したが、アンテナ素子が円形あるいは正多角形に形成される場合には、2つの給電点SP1,SP2は、アンテナ素子の中心を通る対称線に対して線対称となる位置に配置される。
(変形例11)
なお、2つの偏波の対称性が必要とされないような場合には、必ずしも2つの整合回路は鏡像となるように配置されなくてもよい。たとえば、図22および図23に示される変形例11のアンテナモジュール100Nのように、2つの整合回路300N1,300N2を異なる構成としてもよい。アンテナモジュール100Nにおいては、整合回路300N1は実施の形態1の図2で示した構成の整合回路の構成となっており、整合回路300N2は変形例10の図17で示した整合回路の構成となっている例が示されている。整合回路300N1,300N2として、他の構成の整合回路を用いてもよい。
(アンテナアレイの配置例)
図24〜図26を用いて、2偏波タイプのアンテナモジュールを配列したアンテナアレイの配置例について説明する。図24〜図26においては、たとえば図20で示したような4個のアンテナモジュールを1列に配置した構成を例として説明する。
(配置例1)
第1の配置例である図24のアンテナアレイ120Aにおいては、4つのアンテナモジュールのアンテナ素子121A1,121A2,121A3,121A4は、すべて同じ方向に配置されている。具体的には、各アンテナ素子において、アンテナ素子の対角線の交点に対して、給電点SP1はY軸の負方向にオフセットしており、給電点SP2はX軸の負方向にオフセットしている。
スタブを用いてインピーダンスを整合する場合、アンテナ素子間にスタブを形成するための面積が必要となるが、隣り合うアンテナモジュールのスタブの干渉を抑制するために、アンテナモジュールの配置(向き)が制限されたり、アンテナ素子同士の間隔を大きくすることが必要となったりする場合がある。
実施の形態2のように、アンテナ領域に配置した整合回路を用いてインピーダンスを整合させるアンテナモジュールを用いてアンテナアレイを形成することによって、スタブを用いる場合と比べて、アンテナアレイの面積効率を改善することができ、アンテナアレイを小型化することができる。
なお、上記の説明においては、1つのアンテナ素子に対して1つのRFICが設けられるアンテナモジュールを用いる例について説明したが、1つのRFICから2つあるいは4つ等の複数のアンテナ素子に高周波信号が供給される構成のアンテナモジュールにも適用可能である。
(配置例2)
図25に示される第2の配置例のアンテナアレイ120Bにおいては、アンテナ素子121B1とアンテナ素子121B2とがX軸に対して反転した態様で配置されており、同様に、アンテナ素子121B3とアンテナ素子121B4とがX軸に対して反転した態様で配置されている。さらに、中心線CL2に対して、アンテナ素子121B1,121B2の組と、アンテナ素子121B3,121B4の組とが、線対称となる態様で配置されている。
より詳細には、アンテナ素子121B1においては、給電点SP1はY軸の負方向にオフセットしており、給電点SP2はX軸の負方向にオフセットしている。アンテナ素子121B2においては、給電点SP1はY軸の正方向にオフセットしており、給電点SP2はX軸の負方向にオフセットしている。また、アンテナ素子121B3においては、給電点SP1はY軸の正方向にオフセットしており、給電点SP2はX軸の正方向にオフセットしている。アンテナ素子121B4においては、給電点SP1はY軸の負方向にオフセットしており、給電点SP2はX軸の正方向にオフセットしている。
このように、隣り合うアンテナ素子121B1,121B2の組およびアンテナ素子121B3,121B4の組の各々において、一方のアンテナ素子の給電点SP1から放射される電波と、他方のアンテナ素子の給電点SP1から放射される電波とが逆位相となる。したがって、給電点SP1から放射される電波における交差偏波成分が互いに相殺され、交差偏波識別度(Cross Polarization Discrimination:XPD)を改善することができる。
また、アンテナ素子121B1,121B2の組とアンテナ素子121B3,121B4の組とが中心線CL2に対して線対称に配置されているため、アンテナ素子121B1,121B2の給電点SP2から放射される電波と、アンテナ素子121B3,121B4の給電点SP2から放射される電波とが逆位相となる。したがって、アンテナアレイ120B全体でみると、給電点SP2から放射される電波における交差偏波成分が互いに相殺されるため、XPDを改善することができる。
(配置例3)
図26に示される第3の配置例のアンテナアレイ120Cにおいては、4つのアンテナ素子121C1〜121C4の隣り合うアンテナ素子が、互いに180°回転した態様で配置されている。
より詳細には、アンテナ素子121C1,121C3においては、給電点SP1はY軸の負方向にオフセットしており、給電点SP2はX軸の負方向にオフセットしている。アンテナ素子121C2,121C4においては、給電点SP1はY軸の正方向にオフセットしており、給電点SP2はX軸の正方向にオフセットしている。
すなわち、隣り合うアンテナ素子において給電点SP1から放射される電波が互いに逆位相になる。したがって、給電点SP1から放射される電波における交差偏波成分が互いに相殺されるため、XPDを改善することができる。なお、給電点SP2から放射される電波についても同様である。
なお、アンテナアレイにおいて、XPDを改善するアンテナモジュールの配置については、上記の図25,図26の態様に限定されるものではない。給電点SP1,SP2の各々について、アンテナアレイ全体として互いに逆位相となる電波が放射されるように、個々のアンテナモジュールを配置することによって、アンテナアレイのXPDを改善することができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 通信装置、100,100A〜100N アンテナモジュール、111A〜111D,113A〜113D,117 スイッチ、112AR〜112DR ローノイズアンプ、112AT〜112DT パワーアンプ、114A〜114D 減衰器、115A〜115D 移相器、116 信号合成/分波器、118 ミキサ、119 増幅回路、120,120A〜120C アンテナアレイ、121,121A1〜121A4,121B1〜121B4,121C1〜121C4 アンテナ素子、130 誘電体基板、132 第1面、134 第2面、140,140L,140M1,140M2,140N1,140N2 伝送線路、150,152 スタブ、240,260,280,320,320A1,320A2,320C2,320C3,320D1,320D2,320E2,320G2,320H2,320H1,320I,320J1,320J2,320Y,320Z,340,360,380 配線パターン、300,300A〜300L,300M1,300M2,300N1,300N2 整合回路、300#,310,310G,310J1,310J2,330,350,370,390 ビア、320B1,320B2,320C1,321,321D,321E1,321E2,321F,321G,323,GND2 パッド、322,322Y,322Z 接続配線、400 アンテナ領域、450 伝送線路層、GND 接地電極、SP1,SP2 給電点。

Claims (20)

  1. 多層構造を有する誘電体基板と、
    前記誘電体基板に配置されたアンテナ素子および接地電極と、
    前記アンテナ素子と前記接地電極との間の領域に形成された整合回路とを備え、
    前記アンテナ素子には、前記整合回路を経由して高周波信号が供給され
    前記整合回路は、
    第1ビア導体、第2ビア導体および第3ビア導体と、
    前記第1ビア導体の上端と前記第2ビア導体の下端とを接続する第1配線パターンと、
    前記第2ビア導体の上端と前記第3ビア導体の下端とを接続する第2配線パターンとを含み、
    前記第1〜第3ビア導体および前記第1〜第2配線パターンは、前記誘電体基板の法線方向に直交する方向を巻回軸とするコイルを形成する、アンテナモジュール。
  2. 多層構造を有する誘電体基板と、
    前記誘電体基板に配置されたアンテナ素子および接地電極と、
    前記アンテナ素子と前記接地電極との間の領域に形成された整合回路とを備え、
    前記アンテナ素子には、前記整合回路を経由して高周波信号が供給され、
    前記整合回路は、
    第1ビア導体および第2ビア導体と、
    前記第1ビア導体の一方端と前記第2ビア導体の一方端とを接続する第1配線パターンと、
    前記第1ビア導体の他方端と前記第2ビア導体の他方端とを接続する第2配線パターンとを含む、アンテナモジュール。
  3. 前記整合回路は、インダクタおよびキャパシタの少なくとも1つの機能を有する、請求項1または2に記載のアンテナモジュール。
  4. 前記第1配線パターンおよび前記第2配線パターンの線路幅は、当該配線パターンに接続されるビア導体のビア直径の少なくとも一方よりも狭い、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアンテナモジュール。
  5. 前記第1配線パターンおよび前記第2配線パターンの線路幅は、当該配線パターンに接続されるビア導体のビア直径よりも広い、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアンテナモジュール。
  6. 前記整合回路は、前記接地電極と対向して容量結合する第1電極をさらに含む、請求項1〜のいずれか1項に記載のアンテナモジュール。
  7. 前記アンテナモジュールは、前記接地電極と前記アンテナ素子との間の層に形成され、前記接地電極に接続された第1電極をさらに備え、
    前記整合回路は、前記第1電極と対向して容量結合する第2電極をさらに含む、請求項1〜のいずれか1項に記載のアンテナモジュール。
  8. 前記整合回路は、前記接地電極に接続された電極をさらに含む、請求項1〜のいずれか1項に記載のアンテナモジュール。
  9. 多層構造を有する誘電体基板と、
    前記誘電体基板に配置されたアンテナ素子および接地電極と、
    前記アンテナ素子と前記接地電極との間の領域に形成された整合回路とを備え、
    前記アンテナ素子には、前記整合回路を経由して高周波信号が供給され、
    前記整合回路は、前記接地電極と対向して容量結合する第1電極を含む、アンテナモジュール。
  10. 多層構造を有する誘電体基板と、
    前記誘電体基板に配置されたアンテナ素子および接地電極と、
    前記アンテナ素子と前記接地電極との間の領域に形成された整合回路と、
    前記接地電極と前記アンテナ素子との間の層に形成され、前記接地電極に接続された第1電極とを備え、
    前記アンテナ素子には、前記整合回路を経由して高周波信号が供給され、
    前記整合回路は、前記第1電極と対向して容量結合する第2電極を含む、アンテナモジュール。
  11. 多層構造を有する誘電体基板と、
    前記誘電体基板に配置されたアンテナ素子および接地電極と、
    前記アンテナ素子と前記接地電極との間の領域に形成された整合回路とを備え、
    前記アンテナ素子には、前記整合回路を経由して高周波信号が供給され、
    前記整合回路は、前記接地電極に接続された電極を含む、アンテナモジュール。
  12. 前記整合回路は、
    第1ビア導体および第2ビア導体と、
    前記第1ビア導体と前記第2ビア導体とを接続する配線パターンとを含み、
    前記アンテナモジュールの法線方向から前記アンテナモジュールを平面視すると、前記第1ビア導体と前記第2ビア導体とはオフセットしている、請求項9〜11のいずれか1項に記載のアンテナモジュール。
  13. 前記整合回路は、
    第1ビア導体および第2ビア導体と、
    前記第1ビア導体および前記第2ビア導体に電気的に接続された配線パターンとを含み、
    前記第1ビア導体、前記第2ビア導体および前記配線パターンは、前記アンテナモジュールの法線方向を巻回軸とするコイルの一部を形成する、請求項9〜11のいずれか1項に記載のアンテナモジュール。
  14. 前記整合回路は、互いに対向し、キャパシタとして機能する電極対を含む、請求項1〜13のいずれか1項に記載のアンテナモジュール。
  15. 前記誘電体基板の実装面に実装され、前記アンテナ素子に高周波信号を供給する給電回路をさらに備える、請求項1〜13のいずれか1項に記載のアンテナモジュール。
  16. 多層構造を有する誘電体基板と、
    前記誘電体基板に配置されたアンテナ素子および接地電極と、
    前記アンテナ素子と前記接地電極との間の領域に形成された整合回路と、
    前記誘電体基板の実装面に実装され、前記アンテナ素子に高周波信号を供給する給電回路と、
    前記接地電極と前記実装面との間の層に形成され、前記給電回路から前記整合回路へ高周波信号を伝送する伝送線路とをさらに備え、
    前記アンテナ素子には、前記整合回路を経由して高周波信号が供給され、
    前記整合回路は、前記伝送線路と前記アンテナ素子とを接続する、複数のビア導体および複数の配線パターンを含み、
    前記複数のビア導体および前記複数の配線パターンは、前記伝送線路から前記アンテナ素子に至る階段状の経路を形成するように交互に配置される、アンテナモジュール。
  17. 多層構造を有する誘電体基板と、
    前記誘電体基板に配置されたアンテナ素子および接地電極と、
    前記アンテナ素子と前記接地電極との間の領域に形成された、第1整合回路および第2整合回路とを備え、
    前記第1整合回路を経由して、前記アンテナ素子の第1給電点に高周波信号が供給され、
    前記第2整合回路を経由して、前記アンテナ素子の第2給電点に高周波信号が供給され、
    前記アンテナ素子の法線方向から平面視すると、前記第1給電点および前記第2給電点は、前記アンテナ素子の中心を通る対称線に対して線対称の位置に配置され
    前記第1整合回路および前記第2整合回路の各々は、
    第1ビア導体、第2ビア導体および第3ビア導体と、
    前記第1ビア導体の上端と前記第2ビア導体の下端とを接続する第1配線パターンと、
    前記第2ビア導体の上端と前記第3ビア導体の下端とを接続する第2配線パターンとを含み、
    前記第1〜第3ビア導体および前記第1〜第2配線パターンは、前記誘電体基板の法線方向に直交する方向を巻回軸とするコイルを形成する、アンテナモジュール。
  18. 前記第1整合回路および前記第2整合回路は、前記対称線を通り前記アンテナ素子に垂直な面に対して鏡像となるように形成される、請求項17に記載のアンテナモジュール。
  19. 前記アンテナ素子は、正方形の平面形状を有しており、
    前記第1給電点および前記第2給電点は、前記アンテナ素子の対角線に対して線対称の位置に配置される、請求項17または18に記載のアンテナモジュール。
  20. 請求項1〜19のいずれか1項に記載のアンテナモジュールを搭載した通信装置。
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