JP6915192B2 - カード作成システム及びカード裁断機 - Google Patents

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Description

本発明は、規格サイズの用紙に所定の情報を印刷し、印刷された用紙を所定サイズに裁断することで、名刺やはがきなどのカード類を作成するシステムに関し、特に、サイズの異なるカードが印刷された用紙をそのサイズごとに裁断することを可能とするカード作成システム、及びそれに使用されるカード裁断機に関する。
A4判などの規格サイズの用紙に所定のカード情報を複数印刷し、その印刷された用紙をカード情報ごとに所定サイズに裁断してカードを作成するシステムとして、カードに表示すべき情報を印刷する印刷システムと、印刷された用紙を搬送しながら裁断するカード裁断機と、とからなるカード作成システムが各種提案されている。特許文献1のカード作成システムでは、カード情報とともに、搬送方向の先端に位置すべき上部カード領域の縁部を示す先端位置情報を印刷し、カード裁断機に設けられたセンサが、その先端位置情報を検出することで切断開始信号を出力し、それに基づいて搬送制御を行う技術が開示されている。
このシステムに使用されるカード裁断機は、搬送路上に、給紙機構と、カッタ機構と、必要に応じてスリッタ機構、排出機構を順次設けたもので、その間に配設された複数のローラで、給紙トレイから一枚ずつ用紙を繰り出しつつ排出機構に向けて搬送される。搬送方向の先端に位置すべきカード領域の縁部を示す先端位置情報がカード情報と共に印刷された用紙が搬送されてきた際には、その先端位置がセンサによって検出され、その際に出力される切断開始信号に基づいて切断が開始される。カードのレイアウトに応じて予めプログラムされたステッピングモータを使用することで、用紙に印刷されているカードの枚数に応じたパルス送りで搬送し、カッタ機構の位置で停止し、切断後に送りを再開させるように設計されている。例えば、1つの用紙に4段のカード領域を設ける場合は、図14に示すように、用紙の送り停止・切断・送り再開の動作を4回繰り返した後、最終段の後端を示す位置情報を検出することで、カッタ機構の動作を停止し、次の用紙が給紙されるようになっている。
特開2011‐073382号公報
しかしながら、上記カード作成システムでは、同じサイズのカードしか裁断できないという問題があった。また、レイアウトに応じた搬送制御がなされるように、裁断前に、モータの動作を選択しておく必要があり、その選択を忘れた場合には、正しい位置で裁断されないことがあった。
そこで、本願発明は、1枚の用紙に異なるサイズのカードを含めることができ、裁断前のレイアウト選択を不要にすると共に、任意のサイズのカード裁断を可能とするカード作成システム、及びそのシステムに使用されるカード裁断機の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るカード作成システムは、カードとしての領域と該カード領域が所定サイズの用紙に配置されるレイアウトとを示す表示部と、該表示部を介して前記カード領域に表示すべきカード情報を入力する入力部と、前記カード情報を用紙に印刷させるための印刷情報を作成する印刷情報作成手段と、該印刷情報にもとづいて用紙に前記カード情報を印刷するプリンタと、からなるカード印刷システムと、該カード印刷システムによって印刷された用紙を搬送路に送り出す給紙機構と、該搬送路の途中に設けられた切断刃によって前記用紙を前記カード情報ごとに切断するカッタ機構と、裁断された前記用紙をカード部と残部とに分して排出する排出機構と、からなるカード裁断機と、を含むカード作成システムであって、前記印刷情報に、前記カッタ機構によって切断されるべき位置を示す切断位置情報と、切断位置情報とは異なる寸法の最終切断位置情報と、を加え前記切断位置情報と前記最終切断位置情報が、前記カード情報と共に用紙に印刷されるように前記カード印刷システムを構成すると共に、前記切断位置情報を検出した際に出力される切断信号に基づいて前記用紙の送りを停止して切断した後に送りを再開し、前記最終切断位置情報を検出した際に出力される最終切断信号に基づいて前記用紙の送りを停止して切断した後に前記排出機構へと搬送するように前記カッタ機構を構成したことを特徴とするものである。
この場合前記カッタ機構は、低明度から高明度への色調の変化によって用紙先端信号を送信する用紙検出部と、低明度領域として構成された前記切断位置情報の寸法を検出して切断信号を送出するカットマーク検出部と、前記切断位置情報とは異なる寸法の最終切断位置情報を検出して最終切断信号を送出する最終カットマーク検出部と、を有するセンサを備え、前記用紙先端信号が発せられてから前記用紙の送りが停止されるまでの送り量と、前記用紙先端信号が発せられてから次の送りが停止されるまでの送り量との差分からステッピングモータの送り量を計測し該送り量に応じて前記カッタ機構を制御するように構成されており前記切断位置情報とも前記最終切断位置情報とも異なる寸法の位置情報を検出した際に、通常モード信号が送出され、ステッピングモータにおいて予め設定されているパルス送りで、前記用紙を搬送して切断を行うように構成されていてもよい
本発明に係るカード裁断機は、所定サイズの用紙に、カード領域に表示すべきカード情報と共に、該カード領域の縁部を示す切断位置情報を印刷し、当該印刷された用紙を裁断して前記カード情報が表示されたカードを作成するカード作成システムに使用されるカード裁断機であって、前記用紙を搬送路に送り出す給紙機構と、前記搬送路の途中に設けられた切断刃によって前記用紙を前記カード情報ごとに切断するカッタ機構と、切断された前記用紙をカード部と残部とに分して排出する排出機構と、を設けると共に、前記カッタ機構を、前記切断位置情報を検出した際に切断信号を送出するカットマーク検出部と、該切断位置情報とは異なる寸法の最終切断位置情報を検出した際に最終切断信号を送出する最終カットマーク検出部とを備えたセンサを設けた構成とし、前記切断信号を受けて、前記用紙の送りを停止し前記切断刃を動作させた後前記用紙の送りを再開されるようにステッピングモータを動作させ、前記最終切断信号を受けて、前記用紙の送りを停止し前記切断刃を動作させたのち記排出機構へと搬送するように構成したことを特徴とするものとした。
この場合、前記カッタ機構は、低明度から高明度への色調の変化によって用紙先端信号を送信する用紙検出部と、低明度領域として構成された前記切断位置情報の寸法を検出して切断信号を送出するカットマーク検出部と、前記切断位置情報とは異なる寸法の最終切断位置情報を検出して最終切断信号を送出する最終カットマーク検出部と、からなるセンサを前記用紙の搬送路の側縁部に備え、前記用紙先端信号が発せられてから前記用紙の送りが停止されるまでの送り量と、前記用紙先端信号が発せられてから次の送りが停止されるまでの送り量と、の差分からステッピングモータの送り量を計測し、該送り量に応じて前記カッタ機構を制御するように構成されており、前記切断位置情報とも前記最終切断位置情報とも異なる寸法の位置情報を検出した際に、通常モード信号が送出され、ステッピングモータにおいて予め設定されているパルス送りで、前記用紙を搬送し切断を行うと共に、カード領域以外の余白部を記用紙の搬送方向に沿って切り落とすスリッタ機構と、搬送路に直交する方向の中間部に設けられた第2のセンサと更に設け、該第2のセンサからの前記切断信号基づき、前記スリッタ機構を動作させるように構成されたことを特徴とするものであってもよい。
請求項1に係るカード作成システムは、カード情報と共にカッタ機構によって切断されるべき位置を示す切断位置情報を印刷し、その切断位置情報に従って用紙の切断が行われるので、様々なサイズのカードを作成することができる。切断位置を検出しながら用紙が切断されるので、1枚の用紙で異なるサイズのカードを作成されるように印刷された用紙であっても、それぞれのカード領域に応じた位置で切断することができる。これによって、任意のサイズのカード裁断が可能となり、裁断作業の前に、マニュアルでレイアウト選択をしておく必要がなくなる。そのため、レイアウト選択の失念による裁断ミスを防止することができる。
請求項2に係るカード作成システムは、切断位置情報とも最終切断位置情報とも異なる寸法の第3の切断位置情報を検出した際に、予め設定されたパルス送りで搬送と裁断を行うので、従来品として提供された印刷システムにおいて作成されたカード用紙を、本発明のカード裁断機で裁断することが可能となる。
この場合、カード裁断機のカッ機構を、用紙先端信号を送出する用紙検出部と、切断信号を送出するカットマーク検出部と、前記切断位置情報とは異なる最終切断位置情報を検出して最終切断信号を送出する最終カットマーク検出部と、を有するセンサを含んだ構成とし、用紙先端信号が発せられてから用紙の送りが停止されるまでの送り量と、用紙先端信号が発せられてから用紙の送りが停止されるまでの送り量との差分からステッピングモータの送りパルスを計測して記憶させ、その送りパルスに応じてカッタ機構の動作を制御させるようにしたので、ステッピングモータを使用して、用紙送りと切断を連携させたカード切断の制御を行うことが可能となる
請求項に係るカード裁断機は、カード情報と共に印刷された切断位置情報に従って用紙の切断が行われるので、様々なサイズのカードを作成することができる。切断位置を検出しながらカッタ機構が制御されるので、1枚の用紙に異なるサイズのカードを含めた印刷用紙であっても、それぞれのカード領域に応じた位置において切断することが可能となる。これによって、任意のサイズのカード裁断が可能となり、裁断作業の前に、マニュアルでレイアウト選択をしておく必要がなくなる。そのため、レイアウト選択の失念による裁断ミスを防止することができる。
請求項に係るカード裁断機は、センサを、低明度から高明度への色調の変化によって用紙先端信号を送信する用紙検出部と、低明度領域として構成された前記切断位置情報の寸法を検出して切断信号を送出する前記カットマーク検出部と、前記切断位置情報とは異なる最終切断位置情報を検出して最終切断信号を送出する前記最終カットマーク検出部と、を有する構成とし、用紙先端信号が発せられてから前記用紙の送りが停止されるまでの送り量と、前記用紙先端信号が発せられてから次の送りが停止されるまでの送り量との差分からステッピングモータの送り量を計測し該送り量に応じて前記カッタ機構の動作を制御させようにしたので、用紙送りの制御を正確なものとすることができる
特に、センサを、切断位置情報とも最終切断位置情報とも異なる寸法の位置情報を検出した際に、通常モード信号を送出する構成とし、通常モード信号をステッピングモータが受けることで、予め設定されているパルス送りで用紙を搬送して切断を行うようにしたので、従来品として提供された印刷システムにおいて作成されたカード用紙を裁断することが可能となる。
また、カード領域以外の余白部を用紙の搬送方向に沿って切り落とすスリッタ機構を有する構成とし、用紙の搬送路の側縁部に設けられた前記センサに加えて、搬送路に直交する方向の中間部に設けられた第2のセンサを設け、そのセンサからの前記切断信号に基づいてスリッタ機構を動作させるように構成したので、スリッタ機構の制御も同時に行うことが可能となる。
本発明の実施形態に係るカード作成システムの構成を示すブロック図である。 上記カード作成システムに適用される用紙のレイアウトの一例を示す説明図である。 上記カード作成システムのカード印刷システムの表示画面を示す説明図である。 上記カード印刷システムの印刷情報作成手段における処理を示すフローチャートである。 上記カード印刷システムによって作成された用紙の一例を示す説明図である。 上記用紙のシングルカットのレイアウトの一例を示す説明図である。 上記カード作成システムのカード裁断機を示す説明図である。 上記カード裁断機のハウジングの蓋を開けた状態を示す斜視図である。 図8において、給紙ローラが収容される筐体を回動させた状態を示す斜視図である。 上記カード裁断機の内部を上方から見た状態を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るカード裁断機の使用状態を示すフローチャートである。 カットマーク検出センサによって通常モードと判定される用紙の一例を示す説明図である。 上記カード裁断機のスリッタ機構を示す説明図である。 従来のカード裁断機の使用状態を示すフローチャートである。
本発明の好適な実施形態について、添付図面に基づいて説明する。なお、実施形態は以下の形態に限定されるものではなく、本発明の課題を解決しうるものであれば他の態様も実施可能である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るカード作成システム1の構成を示すブロック図である。
このカード作成システム1は、A4判などの規格サイズの用紙を使用してカードを作成するためのシステムであり、カード用の用紙2にカード情報を印刷するカード印刷システム3と、その印刷された用紙4を裁断して所定大のカード5,5,5を作成するカード裁断機6と、によって構成される。
なお、本発明のカード作成システム1は、名刺や診察券などの小さなサイズ(図2(a)参照)、官製はがき用のサイズ(図2(b)参照)、写真用のサイズ(図2(c)参照)など、様々な大きさのカードを、様々なレイアウトで作成可能なものであるが、特に、図2(d)に示すように、多様なサイズのカード5a,5b,5c,5d,5eを1つの用紙4で作成することを可能とするものである。
用紙4の両側又は中間部に設けられた余白部8,9にカード裁断の際に必要とされる切断位置情報(18,18’、19)を印刷しておくことを特徴とするものである。
先ず、本実施形態のカード作成システム1におけるカード印刷システム3について説明する。
このカード印刷システム3は、作成しようとするカードに関する情報(即ち、用紙におけるカードのレイアウトやカード情報D)をコンピュータ装置10の画面11を介して、キーボードやマウスなどから入力し、入力されたカード情報Dに基づいて印刷情報Eを作成し、そして、その印刷情報Eに基づいて、電気的に接続されたプリンタ20により、用紙2にカード情報Dを印刷するものである。
このコンピュータ装置10は、汎用型のパーソナルコンピュータ装置であり、表示部としての画面11と、入力部としてのキーボード等12と、メモリ13と、処理装置14と、を備えたもので、内部又は外部メモリ13には、入力されたカード情報Dに基づいて印刷情報Eを作成するためのプログラムが格納されており、その印刷情報作成プログラムに沿った処理が施されることによって、処理装置14に印刷情報Eが作成され、作成された印刷情報Eを出力ポート15から電気信号として送出するように構成されている。
コンピュータ装置10の画面11には、図3に示すように、用紙におけるカード領域Rのレイアウト16の選択を促す表示や、カードに表示しようとする文字や図形などを入力するための手段などが設けられており、その表示に従って、カード領域Rに表示されるべきカード情報Dを入力する。
入力されたカード情報Dは、処理装置14によって、メモリ13から読み出された印刷情報作成プログラムに沿った処理が施され、印刷情報Eが生成される。
以下、印刷情報Eを生成するための印刷情報作成プログラムを、図4を参照して説明する。
先ず、キーボード12などから入力されたレイアウト情報17、カード情報Dなどに基づいて、カード領域Rにカード情報Dを表示させるための情報を作成する。
そして、カード裁断機6への挿入方向の先端に位置すべきカード領域R1の縁部から延長された位置に、切断されるべき位置をカットマーク18として表示するための情報を作成する。この場合、後端に位置することとなる下部カード領域R4の最後端の縁部には、他のカットマーク18とは異なる寸法(幅)の最終カットマーク18’が表示される。
本実施形態のように、縦方向のドブ9(即ち、ドブ)を介して複数のカード領域が作成されるレイアウト16が選択されている場合は、切り落とされることとなるドブ9にも同様のカットマーク18,18’が表示される。
このようにして、用紙を図5に示す状態に印刷するための印刷情報Eを作成し、その印刷情報Eを電気信号として、出力ポート15から電気的に接続されたプリンタ20へと送出する。なお、横方向の余白部8を設けないレイアウト(シングルカット方式)が選択された場合は、図6のように印刷される。
プリンタ20には、A4判など規格サイズの用紙がカード用の用紙2として供給され、コンピュータ装置10から入力された印刷情報Eに従って、その用紙2に印刷を施す。
カード印刷システム3によって印刷された用紙4は、カード裁断機6で切断されることで、所定大のカード5a,5b,5c、5dとなる(図1を参照)。
以下、カード裁断機6の構成を、図7を参照して説明する。
カード裁断機6は、カード印刷システム3によって作成された用紙4を搬送するための搬送路40上に、給紙機構50、カッタ機構60、スリッタ機構70、排出機構80を順次設けたものであるが、それぞれの機構は、図8に示すように、ハウジング30内において、それぞれ筺体に収容された状態で配設されており、その間に配設された複数のローラ41、42、43によって、給紙用トレイ51から排出機構80に向けて搬送されるようになっている。
搬送路40の最上流に設けられた給紙ローラ41は、トレイ51に供給された用紙4を搬送路に送り出すためのローラであり、ゴムなどの摩擦計数の高い部材によって構成されており、用紙4に対して所定の押圧力を作用させながら搬送方向に向けて回転することで、束状の用紙4が一枚ずつ繰り出されるように設計されている。
先ず、給紙機構50について説明する。給紙機構50は、プリンタ20によって印刷された用紙4を裁断機6へと供給するための給紙トレイ51と、筺体52に保持された給紙ユニットと、によって構成される。
給紙ユニットは、給紙ローラ41と、搬送制御ローラ41が設けられた搬送路40上に配置されており、これらのローラ41,42によって、用紙4が一枚ずつ制御されながら、カッタ機構60へと供給される。
給紙ローラ41は、図9に示すように、筺体52内に収容されている。その筺体52は、ハウジング30の内側の壁面に設けられた軸受31、31に軸支されて、回動可能に取り付けられている。
そして、給紙ローラ41が収容される筺体52の両側の外壁面には突起部53、53が形成されている。この突起部53、53は、後述する搬送制御ローラ42、42の回転軸42aを支承する軸受部材54、54に設けられた円弧形状のガイド孔55、55に挿入されており、筺体52の回動に伴って曲線状に移動する。
筐体52の最下流には、カッタ機構60における搬送制御ローラ42が、その回転軸42aを、ハウジング30の内壁面に設けられた長孔32に挿入した状態で取り付けられている。
搬送制御ローラ42の回転軸42aは、ハウジング30との間に配設された圧縮バネ(図示しない)によって、搬送路40に向けて付勢されており、筐体52の側壁の突起部53,53が、筐体52の回動に伴って、軸受部材54,54のガイド孔55,55内を移動している間は圧縮バネの付勢力が維持される。
突起部53,53がガイド孔55にて係止された状態で筺体52が持ち上げられ、軸受部材54,54が上昇することで、圧縮バネの付勢力が解除され、搬送制御ローラ42が搬送路40から離反する。
この搬送制御ローラ42によってカッタ機構60における用紙4の切断が制御される。
カッタ機構60は、用紙4を搬送方向に直交する方向(即ち、幅方向)に切断するための機構であり、用紙4の送り量を制御するための搬送制御ローラ42と、搬送路40に対して幅方向に配設された上下2つの切断刃61,62と、これらの動作を制御する切断制御機構と、を含んで構成される(図7参照)。
切断制御機構は、用紙4の到来を検出し、裁断のための送り量を判定するためのセンサと、センサからの信号によって動作されるステッピングモータと、そのステッピングモータによって動作される裁断搬送制御ローラ42と、ステッピングモータから発生されるパルスに応じたタイミングで切断刃61,62を動作させるアクチュエータとを含んで構成される。
本実施例では、切断刃としての上刃61は、センサからの切断開始信号を受けて駆動し、用紙4における幅方向の裁断線の数に応じて上下動を繰り返す。下刃62は、略搬送路41の高さまで刃先を位置させた状態で下方に固定されており、その刃先に摺接するように、上刃61が昇降可能に配設されている。
以下、カッタ機構60において、用紙4の送り量を制御して上刃61を駆動させるための切断制御機構を詳述する。
搬送制御ローラ42は、その回転軸42aに接続されたステッピングモータによって回転される。ステッピングモータは、パルス波を発生させ、そのパルス波に同期されたタイミングで、用紙4を間欠搬送するように設計されている。その間欠搬送は、内臓するメモリに保持されたプログラムに沿って実行される。本実施例では、予め設定されたタイミングで上刃61が動作するモード(通常モード、従来例としての図14を参照)と、センサからの信号を受けて上刃61を動作させるモード(マルチモード)と、の2通りのモードに対応できるようにプログラミングされている。
センサは、図10に示すように、搬送方向に直行する方向の中間部と、一側部の2か所に設けられており、いずれも用紙の到来を検知し、切断されるべき位置を検出するように構成されている。
中間部に設けられたセンサSdは、中間部に設けられた余白部の有無を検出するためのドブ検出用のセンサである。搬送路の幅方向中間部にこのセンサSdを設けたことで、用紙4の中間部に余白部(ドブ9)を設けたレイアウトの場合であって、その余白部にカットマーク18,18’を表示する印刷システムにおいて作成されたカード用紙4にも対応できるように設けられたものである。
いずれのセンサSも、低明度から高明度への色調の変化によって用紙先端信号を送信するための用紙検出部S1と、低明度領域として構成されたカットマークの寸法(幅)を検出して切断信号を送出するためのカットマーク検出部S2と、を含んで構成されたフォトセンサであり、各検出部において送出された信号にもとづいて、ステッピングモータを動作させるようにプログラムされている。
以下、ステッピングモータの動作の制御について、図11を参照して説明する。
センサの用紙検出部S1は、低明度から高明度への色調の変化によって用紙先端信号を送信する。即ち、低明度色で彩色された搬送路に白色の用紙が到来したことを、センサの電圧の変化によって判定する。所定電圧(本実施例の場合40mV)以上であった場合は用紙が到来したと判定する。この際の動作を詳述すると以下のようになる。
操作開始ボタンを押してセンサに電気を流すと、搬送路の色彩の明度に応じた電圧が検出される。この際、搬送路との明度の差を検知できるような閾値を予め設定しておき、その閾値以下の電圧で通電されるようになっている。
所定時間内に電圧の変化がなかった場合は用紙が送られてこなかったとみなし、自動的に停止される。なお、電源入力後、所定時間内に電圧変化がなかった場合は、給紙機構50においてトラブルが発生したものとみなし、「エラー」が表示される。
閾値以上の電圧が検出された際、用紙4が到来したものと判定し、用紙検出部S1によって用紙先端信号が発生される。
用紙先端信号を受信したステッピングモータは、送り量を計測するためのパルス波を発生させる。
カットマーク検出部S2では、低明度領域として構成されたカットマーク18の寸法(幅)を検出して切断信号を送出する。この場合、デフォルトとして設定された寸法(本実施例の場合は2mm幅)と同一寸法の低明度領域を検出することで、その低明度領域を切断位置表示としてのカットマーク18であると判断し、切断信号をステッピングモータに送出する。
切断信号が入力されたステッピングモータは、搬送制御ローラ42による用紙の送りを停止させ、上刃61を動作させる。そして、用紙4が切断された後、用紙送りが再開されるように、搬送制御ローラ42を動作させる。
次のカットマーク(カード領域の後端部としての切断表示)を検出した際にも、同様に低明度領域の寸法が計測され、デフォルトの寸法であれば、同様に切断信号を送出する。この際、カットマーク間の距離が計測される。カットマーク間の距離の計測は、ステッピングモータのパルスをカウントし、それを記憶させることで可能となる。マーク間の距離は、用紙先端信号が発せられてからn+1度目の切断信号までのパルス数と、用紙先端信号が発せられてからn度目の切断信号までのパルス数との差分として計測される。
即ち、用紙の先端から2度目の送り停止時までのパルス数から、用紙の先端から1度目の送り停止時までのパルス数を減じた値が、カットマーク間の距離としてメモリ内に保持される。図5のようなカード領域間に余白を設けたレイアウトの場合は、第1のカードの先端部と後端部との間の距離R1,余白距離Y1,第2のカードの先端部と後端部との間の距離R2,余白距離L2…として、パルス数が記憶される。記憶された余白距離に応じて、ステッピングモータが発生するパルスの周波数が補正されるようにすれば、より正確な位置での切断が可能となる。
カットマーク検出部S2において、デフォルトとして設定されたカットマークとは異なる寸法の低明度領域(本実施例の場合は1mm幅)を検出した場合、最終カットマーク18’と判断し、その用紙4における最終切断であることを示す最終切断信号をステッピングモータに送出する。
最終切断信号の入力を受けたステッピングモータはパルス波の発生を停止した状態で、通常搬送を行う。そして、次の用紙4の到来を示す信号の入力を待つ。所定時間入力のない場合はカード裁断作業の終了とみなしてモータを停止させる。
この場合、最終切断信号の入力を受けて、次の用紙が繰り出されるよう給紙ローラ41を制御してもよい。
カットマーク検出センサS2が、図12に示すように、いずれのカットマークとも異なる寸法の低明度領域(本実施例の場合は6mm幅のカットマーク19)を検出した場合、従来品として採用されている通常モードと判定される。そして、ステッピングモータにおいて予め設定されているパルス送りで動作させるための信号(通常モード信号)を送出する。
この場合の通常モードとは、1つの用紙で同一サイズのカードのみを作成する場合に選択されるモードであり、従来品として図14に示す制御方法である。即ち、予め操作パネルにおいてレイアウトを選択しておき、その選択に応じて、予めステッピングモータにおいて設定されたタイミングで、搬送停止・切断・搬送再開が段数分繰り返されるものである。
本実施例では、一般的な名刺サイズのカードを作成するためのプログラムが、通常モード用のデフォルトとして予め設定されており、何れのカットマーク18,18’とも異なる寸法の低明度領域を検出した場合は、そのプログラムに準じた動作で搬送制御ローラ42が回転されるようになっている。
図3に示すレイアウト16のように、上下方向に4段のカード領域Rを有する切断の場合は、最上段のカード領域Rの上端ラインL1を切断した後、下端ラインL2を切断し、次のカード領域Rの上端ラインL3に至るまでのサイクルを1単位として、4サイクルの切断と、最後のラインL8の切断が行なわれる。
この際、同様に先端位置検出センサS1によって動作される搬送制御ローラ42と同期し、カード領域Rの長さ(m)及び幅方向の余白の長さ(n)に応じたタイミングで切断刃61、62が動作することで、正確な位置で用紙が切断される。
中間部のセンサSdから、上記寸法の低明度領域(第3のカットマーク)が検出された場合、通常モードとして多用されているレイアウト(図12を参照)と判断し、ステッピングモータにおいてデフォルト設定されているプログラムに沿って処理されるように設計する。
カッタ機構60をこのように構成すれば、操作パネルでレイアウトの選択などを行うことなく、名刺裁断機として使用されているカード裁断機を、多様なレイアウトのカードを作成するためのカード裁断機として利用することが可能となる。
この場合、中間部に設けられたセンサSdからの信号を受けて、このカッタ機構60の下流にドブ用スリッタ機構70(図13を参照)が装着されていることが検出されるようにしてもよい。ドブ用のスリッタ機構70が装着されていない場合はエラー表示を発することで、裁断ミスを事前に防止することができる。
スリッタ機構70は、複数の搬送ローラ43を介して、カッタ機構60の下流に設けられている。このスリッタ機構70は、用紙4を搬送方向に向けて縦方向に裁断するためのものであり、互いに逆方向に回転する一対の回転刃71、72によって構成される。
回転刃71,72は、搬送路40を挟んで上下に設けられており、回転する刃先に沿って用紙4が搬送されることで、用紙4が搬送方向に裁断される。回転刃71、72は、用紙4に設けられるべき裁断線の数に応じ、搬送路40の幅方向に複数配置されている。
このスリッタ機構70は、スリッタユニットとして筐体内に収容されており、用紙4のレイアウトに応じたスリットユニットを、適宜取り換えて使用される。
スリッタ機構の下流には、裁断された用紙4が排出される排出機構80が設けられる。この排出機構は、作成されたカードを受けるためのカード受け部81と、切り落とされたカード間の余白を回収するための余白回収部82と、スリッタ機構70によって裁断されたドブ用の余白を回収する為のドブ回収部83とによって構成される。
カード受け部81は、カード搬送ローラ44を介して、搬送路40の延長方向のハウジング30の外に設けられる(図7を参照)。
余白回収部82は、スリッタ機構70とカード搬送ローラ44との間の隙間からハウジング外に排出された余白部を受ける。
ハウジング内には、ドブ用の回転刃72b,72bによって切り落とされたドブ(搬送方向に長い余白部)が回転刃間に挟まって回り込むのを防止するためのガイド部材76が設けられており、その下流に、ドブをハウジング外へと排出させるための案内部77が設けられる。その下流に、ドブ回収部83が配置される。
上記構成のカード作成システムによって、カードを作成する方法を説明する。
先ず、作成しようとするカードに関する情報をコンピュータ装置10の画面11を介して入力する。
すると、入力されたカード情報Dに基づいて印刷情報Eが作成され、印刷指示の信号を受けて、その印刷情報Eに基づいた印刷が用紙2に施される。
そして、印刷された用紙4を裁断機6の給紙トレイ51に供給し、裁断スイッチ(電源スイッチ)を入れることで、給紙ローラ41が回転し、用紙4が1枚ずつ搬送される。
給紙トレイ51から送り出される用紙4には、カード情報Dと共に、切断位置に関わる情報を示す目印(即ち、カットマーク18)が印刷されているが、先ず、センサSの用紙検出部S1によって、用紙4の到来の有無を検出する。即ち、低明度から高明度への色調の変化を検出し、その変化によって、用紙が到来したものと判定し、切断位置を計測するためのパルス波を発生させる。
次に、カットマーク検出部S2において、カットマークを検出し、その寸法を計測する。デフォルトとして設定された寸法(通常の切断位置情報としての幅)と同一寸法の低明度領域を、そのパルス数によって検出することで、切断信号をステッピングモータに送出する。すると、搬送制御ローラ42による用紙の送りが停止され、上刃61が動作する。これによって最初の切断がなされ、その後、用紙送りが再開される。
カットマーク検出部S2によって、次のカットマークが検出された際にも同様に寸法を計測する。
同一寸法であった場合は、カード領域の後端部(或いは、図6に示すようなシングルカットの場合は次のカード領域の先端部)と判定し、同様の動作(搬送停止、切断、搬送再開)が行われる。そして、これまでにカウントされたパルス数と、前回のカットマーク検出時のパルス数との差分が算出され、カットマーク間の距離としてメモリ内に保持される。
同様に、カットマークを検出するたびに、その前のカットマークにおけるパルス数との差分を算出し、当該用紙において上刃61を動作させる際のタイミングとして、メモリ内に保持される。用紙4が連続して供給される場合は、そのタイミングを全ての用紙裁断に適応させることで、処理速度を向上させることができる。
カットマーク検出部S2によって、デフォルトとして設定された寸法とは異なる幅の低明度領域を検出した際に、最終カットマーク18’と判定し、最終切断信号がステッピングモータに送出される。
最終切断信号の入力を受けたステッピングモータはパルス波の発生を停止し、その状態で通常搬送を行う。そして、次の用紙4の到来を待つ。次の用紙も同様に搬送制御がなされるので、異なるレイアウトの用紙を同時に裁断することが可能となる。
所定時間入力のない場合はカード裁断作業の終了とみなしてモータを停止させる。
カットマーク検出センサS2が、いずれのカットマーク18,18’とも異なる寸法の低明度領域(本実施例の場合は6mm幅)を検出した場合、従来品として採用されている通常モードと判定する。従来品においては6mm幅のカットマークが採用されているものが多いので、その差が明確に判別できるような幅のマークと「マルチモード型のカード作成システムにおける切断位置情報」として用いることで、あらゆるカード印刷システムにおいて作成されたカード用紙4に適用可能なカード裁断機とすることが可能となる。
給紙トレイ51に異なるレイアウトの用紙4を入れても、そのレイアウトに応じた裁断がなされる。印刷ズレのある用紙4が混ざっていてもカード作成が可能となり、裁断ミスの発生が少ない。
本実施形態では、中央に配設されたセンサSdから、6mm幅の低明度領域が検出された場合、通常モードとして多用されている名刺用のレイアウトと判断し、ステッピングモータにおいてデフォルト設定されているプログラムに沿って処理されるように設計したので、操作パネルでレイアウトの選択などを行うことなく、名刺裁断機として使用されているカード裁断機を、必要に応じて、多様なレイアウトのカードを作成するための装置として機能させることができる。
カッタ機構60における切断工程の後、スリッタ機構70における裁断工程へと搬送され、搬送方向に向けて設けられた余白部(ドブ)が切り落とされる。切り落とされた部分は余白回収部82やドブ回収部83へと排出され、所定サイズに裁断されたカード5のみがカード受け部81に収容される。
給紙トレイ51から給紙ローラ41へと向かう途上で、紙詰まりが発生した場合は、筺体52を持ち上げて給紙ローラ41を開放するが、この際、筺体52の外壁面に設けられた突起部53、53が、軸受部材54、54のガイド孔55、55内を移動し、その上端部において停止する。これによって、詰まった紙を取り除くのに必要な分、給紙ローラ41が持ち上げられる。
なお、本発明におけるカッタ機構60は、搬送制御ローラ42とカット用の切断刃61,62との連動において用紙の切断を行うものであれば、その駆動モータは如何なる構造のものであってもよい。即ち、本実施形態において使用されたステッピングモータのように、プログラムに応じて多様な動作が可能なものである必要はなく、それぞれの駆動モータによって動作される複数の装置を機械的に組み合わせて構成されたものであってもよい。
本発明は、事務用に限らず、あらゆる産業分野で使用されるカードの作成のためのシステムとして適用することができる。
1・・・カード作成システム
2・・・カード用の用紙
3・・・カード印刷システム
4・・・用紙
5・・・カード
6・・・カード裁断機
8・・・余白部
9・・・ドブ(余白部)
10・・・コンピュータ装置
11・・・画面(表示部)
12・・・キーボード
13・・・メモリ
14・・・処理装置
15・・・出力ポート
16・・・レイアウト
17・・・レイアウト情報
18、19・・・カットマーク(切断位置情報)
20・・・プリンタ
30・・・ハウジング
40・・・搬送路
41、42,43、44・・・ローラ
50・・・給紙機構
51・・・給紙トレイ
52・・・筐体
53・・・突起部
54・・・軸受部材
55・・・ガイド孔
60・・・カッタ機構
61・・・上刃(切断刃)
62・・・下刃(切断刃)
70・・・スリッタ機構
71、72・・・回転刃
80・・・排出機構
81・・・カード受け部
82・・・余白回収部
83・・・ドブ回収部

Claims (4)

  1. カード(5)としての領域と該カード領域が所定サイズの用紙(2)に配置されるレイアウト(16)とを示す表示部(11)と、該表示部(11)を介して前記カード領域に表示すべきカード情報を入力する入力部(12)と、前記カード情報を用紙に印刷させるための印刷情報を作成する印刷情報作成手段(14)と、該印刷情報にもとづいて用紙(2)に前記カード情報を印刷するプリンタ(20)と、からなるカード印刷システム(3)と、
    該カード印刷システム(3)によって印刷された用紙(4)を搬送路(40)に送り出す給紙機構(50)と、該搬送路(40)の途中に設けられた切断刃(61,62)によって前記用紙(4)を前記カード情報ごとに切断するカッタ機構(60)と、裁断された前記用紙(4)をカード部と残部とに分して排出する排出機構(80)と、からなるカード裁断機(6)と、
    を含むカード作成システム(1)であって、
    前記印刷情報に、前記カッタ機構(60)によって切断されるべき位置を示す切断位置情報(18)と、切断位置情報(18)とは異なる寸法の最終切断位置情報(18’)と、を加え
    前記切断位置情報(18)と前記最終切断位置情報(18’)が、前記カード情報と共に用紙(2)に印刷されるように前記カード印刷システム(3)を構成すると共に、
    前記切断位置情報(18)を検出した際に出力される切断信号に基づいて前記用紙の送りを停止して切断した後に送りを再開し、前記最終切断位置情報(18’)を検出した際に出力される最終切断信号に基づいて前記用紙(4)の送りを停止して切断した後に前記排出機構(80)へと搬送するように前記カッタ機構(60)を構成したことを特徴とするカード作成システム。
  2. 前記カッタ機構(60)は、低明度から高明度への色調の変化によって用紙先端信号を送信する用紙検出部(S1)と、低明度領域として構成された前記切断位置情報(18)の寸法を検出して切断信号を送出するカットマーク検出部(S2)と、前記切断位置情報とは異なる寸法の最終切断位置情報(18’)を検出して最終切断信号を送出する最終カットマーク検出部(S3)と、を有するセンサ(S)を備え、前記用紙先端信号が発せられてから前記用紙(4)の送りが停止されるまでの送り量と、前記用紙先端信号が発せられてから次の送りが停止されるまでの送り量と、の差分からステッピングモータの送り量を計測し、該送り量に応じて前記カッタ機構(60)を制御するように構成されており
    前記切断位置情報(18)とも前記最終切断位置情報(18’)とも異なる寸法の位置情報(19)を検出した際に、通常モード信号が送出され、ステッピングモータにおいて予め設定されているパルス送りで、前記用紙(4)を搬送して切断を行うように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のカード作成システム。
  3. 所定サイズの用紙(2)に、カード領域に表示すべきカード情報と共に、該カード領域の縁部を示す切断位置情報(18)を印刷し、当該印刷された用紙(4)を裁断して前記カード情報が表示されたカード(5)を作成するカード作成システム(1)に使用されるカード裁断機(6)であって、
    前記用紙(4)を搬送路(40)に送り出す給紙機構(50)と、
    前記搬送路(40)の途中に設けられた切断刃(61,62)によって前記用紙(4)を前記カード情報ごとに切断するカッタ機構(60)と、
    切断された前記用紙(4)をカード部と残部とに分離して排出する排出機構(80)と、を設けると共に、
    前記カッタ機構(60)を、前記切断位置情報(18)を検出した際に切断信号を送出するカットマーク検出部と、該切断位置情報とは異なる寸法の最終切断位置情報を検出した際に最終切断信号を送出する最終カットマーク検出部とを備えたセンサ(S)を設けた構成とし、
    前記切断信号を受け、前記用紙(4)の送りを停止して前記切断刃(61,62)を動作させた後に前記用紙(4)の送りを再開されるようにステッピングモータを動作させ、前記最終切断信号を受け、前記用紙(4)の送りを停止して前記切断刃(61,62)を動作させたのち前記排出機構(80)へと搬送するように構成したことを特徴とするカード裁断
  4. 前記カッタ機構(60)は、低明度から高明度への色調の変化によって用紙先端信号を送信する用紙検出部(S1)と、低明度領域として構成された前記切断位置情報(18)の寸法を検出して切断信号を送出するカットマーク検出部(S2)と、前記切断位置情報とは異なる寸法の最終切断位置情報(18’)を検出して最終切断信号を送出する最終カットマーク検出部(S3)と、を前記用紙(4)の搬送路(40)の側縁部に備え、前記用紙先端信号が発せられてから前記用紙(4)の送りが停止されるまでの送り量と、前記用紙先端信号が発せられてから次の送りが停止されるまでの送り量と、の差分からステッピングモータの送り量を計測し、該送り量に応じて前記カッタ機構(60)を制御するように構成されており
    前記切断位置情報(18)とも前記最終切断位置情報(18’)とも異なる寸法の位置情報(19)を検出した際に、通常モード信号が送出され、ステッピングモータにおいて予め設定されているパルス送りで、前記用紙(4)を搬送して切断を行うと共に、
    前記カード領域以外の余白部を記用紙(4)の搬送方向に沿って切り落とすスリッタ機構(70)と、搬送路(40)に直交する方向の中間部に設けられた第2のセンサ(Sd)と更に設け、該第2のセンサ(Sd)からの前記切断信号基づき、前記スリッタ機構(70)を動作させるように構成したことを特徴とする請求項に記載のカード裁断
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