JP2013239818A - 伝票作成システム - Google Patents

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清香 松浦
Hitoshi Kawachi
仁 河内
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Abstract

【課題】汎用されている規格サイズの用紙を使用して、複数種類の伝票を同時に作成することができる伝票作成システムを提供する。
【解決手段】受取人に関する情報が入力される受取人情報入力手段と、取引に関する情報が入力される取引情報入力手段と、受取人情報と取引情報とに基づいて複数の伝票を作成し、それらを1つの画像として表示するための画像情報を作成する画像作成手段と、を有するコンピュータ装置10と、前記画像情報に基づいて、前記複数の伝票を1枚の用紙に印刷するプリンタ20と、プリンタによって作成された印刷済用紙を、伝票ごとに裁断する裁断機6と、を含んで構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の伝票を同時に作成することができる伝票作成システムに関する。
商取引においては、送り主と受取人との間で、納品書や請求書など、複数種類の伝票の授受が行われるが、これらの伝票を同時に作成する手段として、カーボン紙やノンカーボン紙を含む一綴りの伝票用紙に、所定の圧力をかけて記載又は印字し、下側の用紙に同一内容を転写させる感圧複写構造のものが多用されている。
しかしながら、このような伝票用紙は一般的に高額である上に、手書きで鮮明に転写させようとすると、ある程度の筆圧が必要となる。タイプライターやドットプリンタなどの印刷器具を使用すれば、鮮明に転写させることができるが、事務経費が更に嵩む要因となる。
一方、取引や物流に関する情報は、コンピュータ装置によって管理されることが多く、コンピュータ装置を利用した伝票作成システムも各種提案されている。
例えば、特許文献1には、顧客情報に関するデータベースを有し、入力された受取人に関する情報をキーとして、データベースを参照して受取人の住所・氏名等を取得し、伝票を作成するシステムが開示されているし、特許文献2には、用紙に伝票用の画像を形成する画像形成手段を有し、その用紙から画像を読み取って画像データを生成し、それを記憶することで、伝票作成と共に伝票情報の管理を行うシステムも提案されている。
特開2002−104619号公報 特開2012−4680号公報
しかしながら、上記の伝票作成システムでは、いずれも、用紙ごとに1つの伝票が作成されるに過ぎず、納品書や請求書、それらの書類の控えなど、複数種類の伝票を同時に作成することはできない。
また、A4サイズなどの比較的大きな用紙が、納品伝票や請求伝票として、受取人に発送されるので、書類の取扱や保管に不都合が生ずるのみならず、紙資源の削減という環境上の観点からも好ましくなかった。
そこで、本発明は、汎用されている規格サイズの用紙を使用して、複数の伝票を同時に作成することができる伝票作成システムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る伝票作成システムは、受取人に関する情報が入力される受取人情報入力手段と、取引に関する情報が入力される取引情報入力手段と、受取人情報と取引情報とに基づいて複数の伝票を作成し、それらを1つの画像として表示するための画像情報を作成する画像作成手段と、を有するコンピュータ装置と、前記画像情報に基づいて、前記複数の伝票を1枚の用紙に印刷する印刷装置と、前記印刷装置によって作成された印刷済用紙を、伝票ごとに裁断する裁断装置と、を含んで構成されたことを特徴とするものである。
この場合、前記コンピュータ装置に、顧客に関する情報を保持する顧客情報記憶部を設け、入力された前記受取人に関する情報をキーとして前記顧客情報記憶部を参照し、前記複数の伝票に共通して記載すべき受取人情報を取得するように構成したことを特徴とするものであってもよい。
また、前記コンピュータ装置に、商品に単価を対応づけた状態で保持する商品情報記憶部を設け、前記取引情報入力手段を介して、取引に係わる商品を示す商品情報とその数量に係わる数量情報とが入力され、前記商品情報をキーとして、前記商品情報記憶部から商品単価を取得して、該商品単価と前記数量情報とに基づいて前記複数の伝票に共通して記載すべき金額情報を算出するように構成したことを特徴とするものであってもよい。
この場合、前記コンピュータ装置は、前記画像作成手段によって作成された前記画像情報に伝票識別番号を付与すると共に、該伝票識別番号に前記金額情報を対応づけた状態で保持する伝票情報記憶部を備えたことを特徴とするものであってもよい。
また、前記裁断装置は、前記印刷済用紙を搬送する搬送機構と、搬送路の途中に設けられた切断刃によって前記印刷済用紙を伝票ごとに搬送方向に直交する方向に切断するカッタ機構と、を含んで構成され、前記搬送機構は、用紙供給部に載置された前記印刷済用紙を送り出す給紙ローラと、該給紙ローラの下流に設けられて前記印刷済用紙を所定の押圧力を加えながら前記カッタ機構に供給する搬送制御ローラと、前記給紙ローラと搬送制御ローラの押圧力を調節することで薄紙用と厚紙用との切り換えを可能とする紙厚切換機構と、を含んで構成されたことを特徴とするものであってもよい。
また、前記裁断装置は、前記印刷済用紙を搬送する搬送路の途中に設けられた回転刃によって前記印刷済用紙を搬送方向に沿って裁断するスリッタ機構を含んで構成されたことを特徴とするものであってもよい。
また、前記裁断装置は、前記コンピュータ装置と電気的に接続されており、前記コンピュータ装置に入力されたレイアウト情報に基づいて、前記搬送制御ローラが、前記印刷済用紙を前記カッタ機構に供給するタイミングを制御するように構成されたことを特徴とするものであってもよい。
請求項1に係る伝票作成システムは、複数の伝票を作成し、それらを1つの画像として表示する画像情報作成手段を備えたコンピュータ装置と、その画像情報に基づいて、1枚の用紙に複数の伝票が印刷された印刷済用紙を作成する印刷装置と、印刷済用紙を、伝票ごとに裁断する裁断装置と、を含んで構成されたので、カーボン紙やノンカーボン紙などの特殊な伝票用紙を用いることなく、汎用されている規格サイズの用紙を使用して、複数の伝票を作成することが可能となる。
また、パーソナルコンピュータ、プリンタ、コピー用紙といった汎用品を使用して、複数の伝票を同時に作成することができるので、コストや手間の削減を図ることができる。
さらに、1枚の用紙で複数の伝票を作成することができるので、伝票のサイズを小さくすることができ、紙資源の削減、保管スペースの小型化が図れる。
請求項2に係る伝票作成システムは、受取人に関する情報をキーとして顧客情報記憶部を参照し、伝票に共通して記載すべき受取人情報を取得するので、名宛人欄への記載を迅速且つ的確に行うことができる。
請求項3に係る伝票作成システムは、商品情報記憶部において、商品の種類と単価が対応づけられた状態で記憶されているので、取引情報入力手段を介して入力された商品情報と数量情報とに基づいて、請求書等に記載すべき金額を、容易に算出することができる。これによって、伝票に記載される金額の計算を省力化することができると共に、計算ミスの発生を防止できる。
請求項4に係る伝票作成システムは、作成された画像情報に伝票識別番号を付与し、それに金額情報を対応づけた状態で伝票情報記憶領域に記憶させるので、伝票の作成と同時に伝票情報の管理が可能となる。また、伝票識別番号をキーとして会計処理を行うことができるので、経理上の作業を、容易且つ迅速に行うことが可能となる。
請求項5に係る伝票作成システムは、裁断装置の搬送機構を、印刷済用紙を送り出す給紙ローラと、送り出された印刷済用紙を所定の押圧力を加えながらカッタ機構に供給する搬送制御ローラと、給紙ローラと搬送制御ローラの押圧力を調節することで薄紙用と厚紙用との切り換えを可能とする紙厚切換機構と、を含んで構成したので、厚みのある用紙を所定のサイズに切断し、名刺やカードなどを作成することも可能となる。これによって、裁断装置の汎用性を高めることができる。
請求項6に係る伝票作成システムの裁断装置は、搬送方向に沿った方向に裁断するスリッタ機構を含むので、簡単な機構によって伝票の裁断を可能とする。また、カッタ機構と共にスリッタ機構を含む裁断装置を構成した場合にあっては、縦方向及び横方向に複数の伝票が印刷された印刷済用紙を、容易に切断することができる。これによって、伝票のサイズを小さくすることができ、一度に作成できる伝票の数を増大させることができる。
請求項7に係る伝票作成システムは、裁断装置をコンピュータ装置と電気的に接続し、コンピュータ装置に入力されたレイアウト情報に基づいて、前記搬送制御ローラが印刷済用紙をカッタ機構に供給するように制御されるので、裁断装置において各種の設定を行うことなく、伝票のレイアウトに応じた位置で、正確に切断されるようにすることができる。
本発明の第1実施形態に係る伝票作成システムを示すブロック図である。 上記システムのコンピュータ装置における処理を示す説明図である。 伝票のレイアウトの例を示す説明図である。 窓付き封筒のレイアウトの例を示す説明図である。 上記システムにおける裁断機を示す説明図である。 上記裁断機のハウジングの蓋を開けた状態を示す斜視図である。 図6において、給紙ローラが収容される筐体を回動させた状態を示す斜視図である。 前記裁断機のスリッタの構造を示す説明図である。
本発明の好適な実施形態について、添付図面に基づいて説明する。なお、実施形態は以下の形態に限定されるものではなく、本発明の課題を解決しうるものであれば他の態様も実施可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る伝票作成システム1の構成を示すブロック図である。
この伝票作成システム1は、納品書、請求書、その控えの書類など、複数の伝票2を、A4判などの規格サイズの用紙3を使用して同時に作成するためのシステムであり、複数の伝票を1枚の用紙2に印刷するための伝票印刷システム4と、それによって作成された印刷済用紙5を伝票毎に切断する裁断機6とを含んで構成される。
伝票印刷システム4は、パーソナルコンピュータなどの汎用型のコンピュータ装置10と、プリンタ20と、によって構成される。
コンピュータ装置10は、作成しようとする伝票に関する情報を、画面11に表示される入力指示に従って入力部12から入力し、入力された情報に基づいて、内部又は外部メモリー13に保持された各種情報を参照しながら、処理装置14において画像情報を作成し、その画像情報を出力部15からプリンタ20へと送出するように構成されている。
即ち、コンピュータ装置10は、表示部としての画面11と、ポインティングデバイスやキーボード等の入力部12と、所定の記憶領域を有するメモリー13と、CPUに基づいて各種の演算を行う処理装置14と、無線又は有線によりプリンタ20に電気的に接続される出力部15と、を備えて構成される。
画面11と入力部12は、伝票の種類やレイアウトなどを選択するためのレイアウト選択手段、受取人に関する情報が入力される受取人情報入力手段、及び取引に関する情報が入力される取引情報入力手段として機能するものであり、画面11を介して対話形式で各種情報の入力を促す。
メモリー13は、所定の演算処理を行うためのプログラムを保持すると共に、伝票のレイアウトに関するデータベース、顧客に関する情報が保持された顧客データベース、商品に関する情報が保持された商品データベース、作成された伝票に関する情報が保持される会計データベース等、各種のデータが格納された記憶領域を有する。
この場合、顧客データベースには、顧客を識別するための顧客番号に、名称、住所、電話番号等が対応付けられた状態で保持されている。
商品データベースは、各種の取扱商品に関する情報(例えば、品番や名称)に、その単価が対応づけられた状態で保持されている。
会計データベースは、後述する画像情報作成手段によって作成された画像情報を特定するための番号(即ち、伝票識別番号)に、その画像に記載された金額情報を対応付けた状態で保持されている。
処理装置14は、メモリー13に格納されたプログラムに基づいて、以下の流れで、複数の伝票を1枚の用紙に印刷させるための画像情報を作成する。以下、処理装置14の動作を、図2を参照して説明する。
先ず、画面11において、作成しようとする伝票の種類を選択させる。この場合、画面11において、納品書、請求書、受領書、領収書、仕入伝票、或いはそれらの控えなどの項目が提示され、作成しようとする伝票を、チェックボックス等などの選択手段を介して選択させる。
また、図3に示すように、作成しようとする伝票のレイアウトを複数提示し、選択を促してもよいし、図4に示すように、窓付き封筒7における受取人表示用の窓7aや差出人表示用の窓7bのレイアウトを複数提示してもよい。
この際、名宛人欄に記載すべき事項、発送元の欄に記載すべき事項として、顧客番号、名称、住所、電話番号等の中から選択できるようにしてもよい。
このようにして、伝票やレイアウトに関するレイアウト情報を受け付けた後、画面11を介して、受取人を特定するための情報の入力を受け付ける。
この場合、顧客番号、電話番号、名称等の伝票に記載すべき事項の入力を促すが、何れか1つの情報が入力された際に、その情報をキーとして、顧客データベースを参照して、1枚の用紙に作成される各伝票に共通して記載すべき受取人情報を取得するように構成してもよい。
また、入力された受付人情報が、受取人データベースの中に存在しない場合は、その情報を新たにデータベースに記憶させるようにしてもよい。
次に、取引に関する情報の入力を受け付ける。この場合、商品名や金額を直接入力してもよいし、品番等の商品に関する何らかの情報をキーとして、伝票に記載すべき事項(即ち、商品名や単価など)を取得してもよい。
また、商品を特定するための情報と、その取引に係わる数量の入力を促し、その商品に対応する単価を商品データベースから取得し、その単価に取引数量を掛け合わせることによって、請求に係わる商品代金を算出してもよい。この際、複数の商品代金を合計することによって、合計請求金額を算出してもよい。
このようにして算出された金額情報が、その商品に関する情報(即ち、商品名や品番など)に対応づけられた状態で夫々の伝票の該当欄に表示され、受取人に関する情報も該当欄に表示されるように、汎用の表計算用ソフトウエアを使用してデータを作成し、それらの伝票が、規格サイズの1枚の用紙に印刷されるように、例えばPDF形式の画像情報を作成する。
作成された画像情報は、画面11を介して表示されており、オペレーターによる内容確認と印刷指示を待って、出力部15を介してプリンタ20に送出される。
プリンタ20は、有線又は無線手段によってコンピュータ装置10に電気的に接続されており、供給された規格サイズの用紙3に、コンピュータ装置10から入力された画像情報に即した印刷を施す。
このようにして作成された印刷済用紙5は、裁断機6で切断されることで、所定大の伝票5となる。
以下、裁断機6の構成を、図5を参照して説明する。
裁断機6は、印刷済用紙5を搬送するための搬送路40上に、給紙機構50、カッタ機構60、スリッタ機構70、排出部80を順次設けたものであるが、それぞれの機構は、図6に示すように、ハウジング30内において、筺体に収容された状態で配設されており、その間に配設された複数のローラ41、42,43によって、給紙用トレイ51から排出部80に向けて搬送されるようになっている。
ハウジング30の壁面には、用紙の厚みと、伝票のレイアウトとに応じた裁断が可能となるように厚み切換用のスイッチ又はレバーと、レイアウト切換用のスイッチとが設けられている。
搬送路40の最上流に設けられた給紙ローラ41は、トレイ51に供給された印刷済用紙5を搬送路に送り出すためのローラであり、ゴムなどの摩擦計数の高い部材によって構成されており、用紙に対して所定の押圧力を作用させながら搬送方向に向けて回転することで、束状の用紙が一枚ずつ繰り出されるように設計されている。
給紙ローラ41の下流に設けられた搬送制御ローラ42は、その回転軸42aに接続されたステップモーターによって回転される。このステップモーターは、予め設定された送り量に基づいて、用紙を間欠搬送するように設計されており、先端位置検出センサS1からの切断開始信号に基づいて駆動される。
先端位置検出センサS1は、搬送制御ローラ42の手前を通過しようとする用紙の先端位置を検出することができる位置に設けられたものである。
伝票印刷システム4によって作成された印刷済用紙5には、受取人情報や金額情報などの情報とともに、先端位置を示すマーク5a、カットすべき余白の位置を示すためのマーク5bなども同時に印刷されており、通過中の印刷済用紙5の先端位置マーク5aを検出することで切断開始信号を生成し、搬送制御ローラ42へと送出するように構成されている。
搬送制御ローラ42、42は、バネ等の押圧手段によって、印刷済用紙5に所定の押圧力を作用させており、先端位置検出センサS1からの切断開始信号を受けることで、印刷済用紙5に施すべき切断ラインの間隔に相当するタイミングを取りながら、カッタ機構60に向けて用紙を送り出すように設計されている。
カッタ機構60からスリッタ機構70の間には、幅方向に切断された用紙を搬送するための送りローラ43が複数設けられている。
給紙機構50は、プリンタ20によって作成された印刷済用紙5を裁断機6へと供給するための給紙トレイ51と、筺体52に保持された給紙ユニットと、によって構成される。
給紙ユニットは、給紙ローラ41と、搬送制御ローラ41が設けられた搬送路40上に配置されており、これらのローラ41,42によって、印刷済用紙5が一枚ずつ制御されながら、カッタ機構60へと供給される。
給紙ローラ41は、図7に示すように、筺体52内に収容されており、その筺体52は、ハウジング30の内側の壁面に設けられた軸受31、31に軸支されて、回動可能に取り付けられている。
そして、給紙ローラ41が収容される筺体52の両側の外壁面には突起部53、53が形成されている。この突起部53、53は、後述する搬送制御ローラ42、42の回転軸42aを支承する軸受部材54、54に設けられた円弧形状のガイド孔55、55に挿入されており、筺体52の回動に伴って曲線状に移動する。
搬送制御ローラ42の回転軸42aは、ハウジング30の内壁面に設けられた長孔32に挿入されている。
この搬送制御ローラ42の回転軸42aは、ハウジング30との間に配設された圧縮バネ(図示しない)によって、搬送路40に向けて付勢されており、筐体52の側壁の突起部53,53が、筐体52の回動に伴って、軸受部材54,54のガイド孔55,55内を移動している間は圧縮バネの付勢力が維持される。
突起部53,53がガイド孔55にて係止された状態で筺体52が持ち上げられ、軸受部材54,54が上昇することで、圧縮バネの付勢力が解除され、搬送制御ローラ42が搬送路40から離反するように構成されている。
このように、搬送制御ローラ42の回転軸42aの両端部を、ハウジング30の内壁面に設けられた長孔32、32に挿入すると共に、筺体52の回動に伴って上下動する軸受部材54,54で支承したので、長孔32,32の長さ設計に応じて、筺体52の回動範囲や搬送制御ローラ42の昇降範囲を規制することができる。
即ち、長孔32の長さを、詰まった紙を取り除くために搬送制御ローラ42を持ち上げるに充分な長さに設定することで、搬送制御ローラ42が過度に持ち上げられて、押圧設計や搬送制御機能にくるいが生ずるのを防止できる。
給紙機構50の下流には、カッタ機構60が設けられる。
カッタ機構60は、印刷済用紙5を搬送方向に直交する方向(即ち、幅方向)に切断するための機構であり、搬送路40に対して幅方向に配設された上下2つの切断刃61,62を含んで構成される。
この場合、下刃62は、略搬送路41の高さまで刃先を位置させた状態で下方に固定されており、その刃先に摺接するように、上刃61が昇降可能に配設されている。
上刃61は、先端位置検出センサS1からの切断開始信号を受けて駆動し、印刷済用紙5における幅方向の切断線の数に応じて上下動を繰り返す。
例えば、図3(c)に示すレイアウトのように、印刷済用紙5の上下及び左右の端部、及び伝票間に余白を有する場合は、1段目の上端ラインと下端ライン、2段目の伝票の上端ラインL3に至るまでのサイクルを1単位として、段数に応じたサイクルの切断と、最後のラインの切断が行なわれる。
この際、同様に先端位置検出センサS1によって動作される搬送制御ローラ42と同期し、伝票及び余白の幅に応じたタイミングで切断刃61、62が協働することで、正確な位置で用紙が切断されるようになっている。切断タイミングの制御は、ハウジング30の壁面に設けられたレイアウト切換スイッチによって可能となる。
また、厚み切換スイッチによって、上側の切断刃61と,下側の切断刃62とが擦れ合う角度を、用紙の厚みに応じて調節できるようにしている。
カッタ機構60の下流には、複数の送りローラ43を介し、スリッタ機構70が設けられる。
スリッタ機構70は、図3(c)に示すレイアウトのように、印刷済用紙5を搬送方向に沿った方向に裁断する場合に使用されるものであり、図3(a)及び図3(b)のレイアウトのように、幅方向の切断のみの場合には、取り外して使用される。
搬送方向に沿って3列に裁断する場合、或いはミシン目を設ける場合など、レイアウトに応じたスリッタを各種取り揃えておき、選択されたレイアウトに応じたものを着脱して使用される。
スリッタ機構70は、互いに逆方向に回転する一対の回転刃71、72によって構成される。この回転刃71,72は、搬送路40を挟んで上下に設けられており、回転する刃先に沿って印刷済用紙5が搬送されることで、印刷済用紙5が搬送方向に裁断される。
回転刃71、72は、印刷済用紙5に設けられるべき裁断線の数に応じ、搬送路40の幅方向に複数配置されている。
図3(c)に示すように、印刷済用紙5の両側と中央に余白部(即ち、ドブ)を有するレイアウトの場合、図8に示すように、両端に縁落とし用の回転刃71a、72aを設け、中央にドブ落とし用の回転刃71b,72bを設けた構成が採用される。
これらの回転刃71,72の回転軸は、少なくとも一方に設けられた駆動手段によって回転されるが、一方の回転刃72a,72bはボス73を介して設けられた弾性部材74によって、他方の回転刃71a,71bに向けて付勢されているので、夫々の回転刃71,72の周縁同士が互いに摺り合い、その摺り合った隙間を用紙3が通過することで、搬送方向に裁断されるようになっている。
本実施形態では、両端の縁落とし用の回転刃を、片刃厚刃(71a)と薄刃(72a)のセットとして構成し、中央のドブ落とし用の回転刃を両刃厚刃(71b)と、その両側に配された2枚の薄刃(72b,72b)として構成している。
ドブ落とし用の回転刃71b、72bの下流には、切断された余白部9の切り屑が回り込むのを防止するためのガイド部材75が設けられており、切り屑は屑箱81に収容されるようになっている。
なお、図3(a)及び(b)のように、搬送方向には裁断しないレイアウトを選択した場合は、スリッタ機構70を取り外し、その代わりに、切断された伝票2を排出部へ80へと搬送するための送りローラユニットを取り付けて使用する。
余白部が切り落とされて出来た伝票2は、排出部80からハウジング30の外部へと排出される。
排出部80には、伝票のサイズに応じた収容部を有する受け部材82が取り付けられている。
上記構成の伝票作成システムによって、伝票を作成する方法を説明する。
先ず、作成しようとする伝票に関する情報をコンピュータ装置10の画面11を介して入力する。
すると、入力された情報に基づいて画像情報が作成され、印刷指示の入力を受けて、その画像情報に基づいた印刷が用紙2に施される。
そして、印刷された印刷済用紙5を裁断機6の給紙トレイ51に供給し、裁断スイッチ(電源スイッチ)を入れることで、給紙ローラ41が回転し、印刷済用紙5が搬送される。
印刷済用紙5には、最先端を示す目印5aが印刷されており、搬送制御ローラ42の手前の先端位置センサS1によって先端位置が検出されることで、搬送制御ローラ42が駆動され、カッタ機構60へと所定のタイミングで印刷済用紙5が供給される。これによって、印刷済用紙5を幅方向に向けて(即ち、搬送方向に対して直交する方向に向けて)切断することができる。
その後、スリッタ機構70によって、搬送方向に沿って裁断され、排出部80から所定大の伝票2が排出される。
給紙トレイ51から給紙ローラ41へと向かう途上で、紙詰まりが発生した場合は、筺体52を持ち上げて給紙ローラ41を開放するが、この際、筺体52の外壁面に設けられた突起部53、53が、軸受部材54、54のガイド孔55、55内を移動し、その上端部において停止する。これによって、詰まった紙を取り除くのに必要な分、給紙ローラ41が持ち上げられる。
紙詰まりが奥まで達している場合は、更に力を入れて、筺体52を持ち上げる。
すると、軸受部材54,45が上昇し、それに支承されている搬送制御ローラ42が上昇する。この際、搬送制御ローラ42の回転軸42aは、ハウジング30の内壁面に設けられた長孔32、32内を移動するので、搬送制御ローラ42の昇降範囲が規制され、制御ローラ42が過度に持ち上げられるのを防止できる。
このように、詰まった紙を引き抜きながら筺体42を持ち上げる、という単一の動作の中で、持ち上げる際の力の量を段階的に変えることによって、給紙ローラ41の開放と、搬送制御ローラ42の開放を独立して行うことが可能となる。これによって、ローラ41、42が必要以上に持ち上げられ、押圧設計や搬送制御機能にくるいが生ずるのを防止できる。
なお、本発明において、コンピュータ装置10とプリンタ20とを一体化させて、コンピュータ装置内蔵のプリンタを構成してもよいし、プリンタ20と裁断機6とを一体化させて、印刷と裁断を同時に行う装置を構成してもよい。
また、裁断機6とコンピュータ装置10とを電気的に接続することで、コンピュータ装置10において選択されたレイアウト情報等を裁断機6において取得し、所定の切断位置で切断されるように、搬送制御モータ42を制御してもよい。
さらに、コンピュータ装置を内蔵した裁断機を構成してもよいし、コンピュータ装置と印刷装置と裁断装置を一体化させた専用装置を構成してもよい。
また、本発明の裁断機にあっては、カッタ機構を有さないものであってもよい。即ち、伝票レイアウトの縦と横を逆にした場合、スリッタ機構のみを備えた裁断機であっても、搬送路の途中に設けられた回転刃により用紙を搬送方向に沿って裁断して、伝票ごとに切断することが可能となる。
本発明に係る伝票作成システムは、1枚の用紙を使用して複数の伝票状の書類を作成するシステムとして、例えばカードやはがきの同時に作成するシステムに適用することもできる。
1・・・伝票作成システム
2・・・伝票
3・・・用紙
4・・・伝票印刷システム
5・・・印刷済伝票
6・・・裁断機(裁断装置)
7・・・窓付き封筒
10・・・コンピュータ装置
11・・・画面
12・・・入力部
13・・・メモリー
14・・・処理装置
15・・・出力部
20・・・プリンタ(印刷装置)
30・・・ハウジング
31・・・軸受
32・・・長孔
40・・・搬送路
41・・・給紙ローラ
42・・・搬送制御ローラ
43・・・送りローラ
50・・・給紙機構
51・・・給紙用トレイ
52・・・筺体
53・・・突起部
54・・・軸受部材
55・・・ガイド孔
60・・・カッタ機構
61・・・切断刃
70・・・スリッタ機構
71,72・・・回転刃
75・・・ガイド部材
80・・・排出部
81・・・屑箱

Claims (7)

  1. 受取人に関する情報が入力される受取人情報入力手段と、取引に関する情報が入力される取引情報入力手段と、受取人情報と取引情報とに基づいて複数の伝票(2a,2b,2c)を作成し、それらを1つの画像として表示するための画像情報を作成する画像作成手段と、を有するコンピュータ装置(10)と、
    前記画像情報に基づいて、前記複数の伝票を1枚の用紙(3)に印刷する印刷装置(20)と、
    前記印刷装置によって作成された印刷済用紙を、伝票ごとに裁断する裁断装置(6)と、を含んで構成されたことを特徴とする伝票作成システム。
  2. 前記コンピュータ装置(10)に、顧客に関する情報を保持する顧客情報記憶部を設け、
    入力された前記受取人に関する情報をキーとして前記顧客情報記憶部を参照し、前記複数の伝票(2a,2b,2c)に共通して記載すべき受取人情報を取得するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の伝票作成システム。
  3. 前記コンピュータ装置(10)に、商品に単価を対応づけた状態で保持する商品情報記憶部を設け、
    前記取引情報入力手段を介して、取引に係わる商品を示す商品情報とその数量に係わる数量情報とが入力され、
    前記商品情報をキーとして、前記商品情報記憶部から商品単価を取得して、該商品単価と前記数量情報とに基づいて前記複数の伝票に共通して記載すべき金額情報を算出するように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の伝票作成システム。
  4. 前記コンピュータ装置(10)は、前記画像作成手段によって作成された前記画像情報に伝票識別番号を付与すると共に、
    該伝票識別番号に前記金額情報を対応づけた状態で保持する伝票情報記憶部を備えたことを特徴とする請求項3に記載の伝票作成システム。
  5. 前記裁断装置(6)は、前記印刷済用紙(5)を搬送する搬送機構(41,42,43)と、搬送路の途中に設けられた切断刃(61)によって前記印刷済用紙(5)を伝票(2)ごとに搬送方向に直交する方向に切断するカッタ機構(60)と、を含んで構成され、
    前記搬送機構(41,42,43)は、用紙供給部(51)に載置された前記印刷済用紙(5)を送り出す給紙ローラ(41)と、該給紙ローラ(41)の下流に設けられて前記印刷済用紙(5)を所定の押圧力を加えながら前記カッタ機構(60)に供給する搬送制御ローラ(42)と、前記給紙ローラ(41)と搬送制御ローラ(42)の押圧力を調節することで薄紙用と厚紙用との切り換えを可能とする紙厚切換機構と、を含んで構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1つの請求項に記載の伝票作成システム。
  6. 前記裁断装置(6)は、前記印刷済用紙(5)を搬送する搬送路の途中に設けられた回転刃(71,72)によって前記印刷済用紙(5)を搬送方向に沿って裁断するスリッタ機構(70)を含んで構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1つの請求項に記載の伝票作成システム。
  7. 前記裁断装置(6)は、前記コンピュータ装置(10)と電気的に接続されており、
    前記コンピュータ装置(10)に入力されたレイアウト情報に基づいて、前記搬送制御ローラ(42)が、前記印刷済用紙(5)を前記カッタ機構(60)に供給するタイミングを制御するように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1つの請求項に記載の伝票作成システム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018118355A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 インターテクノ株式会社 カード作成システム及びカード裁断機
US10353647B2 (en) 2016-08-12 2019-07-16 Canon Kabushiki Kaisha Printing control apparatus, printing control method, and storage medium

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