JP6910505B1 - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のDC−DCコンバータが並列に接続された電力変換装置において、DC−DCコンバータを流れる電流が0Aを跨ぐ場合に生じる出力電圧のオーバーシュート量を低減できる電力変換装置を提供する。【解決手段】n個のDC−DCコンバータのそれぞれを流れる分流電流を検出し、出力電圧を、目標出力電圧に近づける電圧制御量を算出し、n個のDC−DCコンバータの間の分流電流の差を、目標電流差に近づける電流差制御量を算出し、電圧制御量及び電流差制御量に基づいて、n個のDC−DCコンバータのスイッチング素子をPWM制御によりオンオフし、n個のDC−DCコンバータの分流電流を合計した合計電流に基づいて、目標電流差を変化させる電力変換装置。【選択図】図1

Description

本願は、電力変換装置に関する。
電力変換装置に関して特許文献1が開示されている。特許文献1の技術では、複数のDC−DCコンバータが並列に接続されている。特許文献1の技術では、複数のDC−DCコンバータから出力された合計電流をDC−DCコンバータの数mで除算して、各DC−DCコンバータを流れる分流電流の平均値を算出し、各DC−DCコンバータを流れる分流電流と分流電流の平均値との偏差を算出し、これをPID調節器へ入力させる。PID調節器の積分時間が長くても微分演算機能を備えているので、当該PID調節器は電流偏差の時間的変化の大きさに対応した補正量を出力する。
特開平9−215322号公報
ところで、振動している各DC−DCコンバータを流れる分流電流が0Aを跨ぐ際に、出力電圧のオーバーシュートが生じる。各DC−DCコンバータの分流電流が、同時時期に0Aを跨ぐと、各DC−DCコンバータによる出力電圧のオーバーシュート量が合計されて、オーバーシュート量が大きくなる問題があった。しかし、特許文献1の技術では、複数のDC−DCコンバータを均等に電流が流れることを前提としており、電流が0Aを跨ぐ際の出力電圧のオーバーシュートの問題が考慮されていない。
そこで、本願は、複数のDC−DCコンバータが並列に接続された電力変換装置において、DC−DCコンバータを流れる電流が0Aを跨ぐ場合に生じる出力電圧のオーバーシュート量を低減できる電力変換装置を提供することを目的とする。
本願に係る電力変換装置は、
入力端子と出力端子との間で直流電力を変換し、リアクトル及びスイッチング素子を有するDC−DCコンバータが、前記入力端子と前記出力端子との間に並列にn個(nは2以上の整数)接続された並列DC−DCコンバータと、
前記出力端子の電圧である出力電圧を検出する電圧検出部と、
n個の前記DC−DCコンバータのそれぞれを流れる電流である分流電流を検出する電流検出部と、
前記出力電圧を、目標出力電圧に近づける電圧制御量を算出し、n個の前記DC−DCコンバータの間の前記分流電流の差を、目標電流差に近づける電流差制御量を算出し、前記電圧制御量及び前記電流差制御量に基づいて、n個の前記DC−DCコンバータの前記スイッチング素子をPWM制御によりオンオフするスイッチング制御部と、を備え、
前記スイッチング制御部は、n個の前記DC−DCコンバータの前記分流電流を合計した合計電流に基づいて、前記目標電流差を変化させるものである。
本願の電力変換装置によれば、合計電流により、各DC−DCコンバータの分流電流が、0Aを跨いで振動する可能性があるかを判定できる。そして、合計電流に基づいて、目標電流差を変化させることで、分流電流が同時期に0Aを跨いで振動するDC−DCコンバータの個数を減少させることができる。よって、0Aを跨ぐ場合に生じる出力電圧のオーバーシュート量を低減できる。また、各DC−DCコンバータのリアクトルは、分流電流値に応じてインダクタンス値が変化する直流重畳特性を有しており、合計電流に応じて、各DC−DCコンバータのリアクトルのインダクタンス値を変化させることができる。これにより、制御応答性に関わるクロスオーバ周波数、ゲイン余裕、位相余裕を変化させることができる。また、リップル電流量が変化することにより、リアクトル及びスイッチング素子の発熱量を変化させることができる。
実施の形態1に係る電力変換装置の構成図である。 実施の形態1に係る制御回路のブロック図である。 実施の形態1に係る制御回路のハードウェア構成図である。 実施の形態1に係るPWM制御及び電流挙動を説明するためのタイムチャートである。 実施の形態1に係る出力電圧のオーバーシュートを説明するためのタイムチャートである。 実施の形態1に係る出力電圧のオーバーシュートを説明するためのタイムチャートである。 実施の形態1に係る目標電流差の設定を説明するためのタイムチャートである。 実施の形態1に係る目標電流差の設定を説明するためのタイムチャートである。 比較例に係る電流挙動及び出力電圧のオーバーシュートを説明するためのタイムチャートである。 実施の形態1に係る電流挙動及び出力電圧のオーバーシュートを説明するためのタイムチャートである。 実施の形態1に係る目標電流差の設定を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1に係る目標電流差の設定を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1に係る目標電流差の設定を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2に係る電力変換装置及び回転電機の構成図である。
1.実施の形態1
実施の形態1に係る電力変換装置について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係る電力変換装置の構成図である。電力変換装置は、並列DC−DCコンバータ200と制御回路100とを備えている。
1−1.並列DC−DCコンバータ200
並列DC−DCコンバータ200は、入力端子1と出力端子2との間に、並列に接続されたn個(nは2以上の整数)のDC−DCコンバータを有している。本実施の形態では、n=2とされており、第1のDC−DCコンバータ10と第2のDC−DCコンバータ20とが、入力端子1と出力端子2との間に並列に接続されている。各DC−DCコンバータ10、20は、入力端子1と出力端子2との間で、直流電力を変換し、リアクトル及びスイッチング素子を有している。
本実施の形態では、各DC−DCコンバータ10、20は、入力端子1から出力端子2に直流電圧を昇圧して供給する昇圧チョッパ回路と、出力端子2から入力端子1に直流電圧を降圧して供給する降圧チョッパ回路とから構成される双方向のチョッパ回路とされている。
第1のDC−DCコンバータ10は、出力端子2の正極側端子2aと負極側端子2bとの間に直列接続された第1の正極側のスイッチング素子Sa1と第1の負極側のスイッチング素子Sb1とを有している。第1の正極側のスイッチング素子Sa1と第1の負極側のスイッチング素子Sb1との間の接続点と、入力端子1の正極側端子1aとの間に、第1のリアクトルL1が直列接続されている。
第2のDC−DCコンバータ20は、出力端子2の正極側端子2aと負極側端子2bとの間に直列接続された第2の正極側のスイッチング素子Sa2と第2の負極側のスイッチング素子Sb2とを有している。第2の正極側のスイッチング素子Sa2と第2の負極側のスイッチング素子Sb2との間の接続点と、入力端子1の正極側端子1aとの間に、第2のリアクトルL2が直列接続されている。
各スイッチング素子には、ダイオードが逆並列接続されたIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、ダイオードが逆並列接続されたFET(Field Effect Transistor)、逆並列接続されたダイオードの機能を有するMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、ダイオードが逆並列接続されたバイポーラトランジスタ等が用いられる。各スイッチング素子のゲート端子は、制御回路100に接続されている。各スイッチング素子は、制御回路100から出力される制御信号によりオン又はオフされる。
第1のリアクトルL1と第1の正極側及び負極側のスイッチング素子Sa1、Sb1の接続点との接続経路に、第1のDC−DCコンバータ10(本例では、第1のリアクトルL1)を流れる第1の分流電流I1を検出する第1の電流センサ14が設けられている。第1の電流センサ14の出力信号は、制御回路100に入力される。第2のリアクトルL2と第2の正極側及び負極側のスイッチング素子Sa2、Sb2の接続点との接続経路に、第2のDC−DCコンバータ20(本例では、第2のリアクトルL2)を流れる第2の分流電流I2を検出する第2の電流センサ24が設けられている。第2の電流センサ24の出力信号は、制御回路100に入力される。各電流センサ14、24には、ホール素子、シャント抵抗、CT(Current Transformer)等が用いられる。
入力端子1の正極側端子1aと負極側端子1bとの間には、入力側の平滑コンデンサC1が接続されている。出力端子2の正極側端子2aと負極側端子2bとの間には、出力側の平滑コンデンサC2が接続されている。
入力端子1の正極側端子1aと負極側端子1bとの間には、入力端子1の電圧である入力電圧Vinを検出する入力電圧センサ3が設けられている。入力電圧センサ3の出力信号は、制御回路100に入力される。出力端子2の正極側端子2aと負極側端子2bとの間には、出力端子2の電圧である出力電圧Voutを検出する出力電圧センサ4が設けられている。出力電圧センサ4の出力信号は、制御回路100に入力される。
入力端子1は、外部の直流電源30に接続されている。出力端子2は、外部の電気負荷31に接続されている。
1−2.制御回路100
制御回路100は、並列DC−DCコンバータ200を制御する。図2に示すように、制御回路100は、後述する電圧検出部51、電流検出部52、及びスイッチング制御部53等を備えている。制御回路100の各機能は、制御回路100が備えた処理回路により実現される。具体的には、制御回路100は、図3に示すように、処理回路として、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置90(コンピュータ)、演算処理装置90とデータのやり取りする記憶装置91、演算処理装置90に外部の信号を入力する入力回路92、及び演算処理装置90から外部に信号を出力する出力回路93等を備えている。
演算処理装置90として、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、IC(Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、各種の論理回路、及び各種の信号処理回路等が備えられてもよい。また、演算処理装置90として、同じ種類のもの又は異なる種類のものが複数備えられ、各処理が分担して実行されてもよい。記憶装置91として、演算処理装置90からデータを読み出し及び書き込みが可能に構成されたRAM(Random Access Memory)、演算処理装置90からデータを読み出し可能に構成されたROM(Read Only Memory)等が備えられている。入力回路92は、入力電圧センサ3、出力電圧センサ4、第1の電流センサ14、及び第2の電流センサ24等の各種のセンサが接続され、これらセンサ、スイッチの出力信号を演算処理装置90に入力するA/D変換器等を備えている。出力回路93は、スイッチング素子をオンオフ駆動するゲート駆動回路等の電気負荷が接続され、これら電気負荷に演算処理装置90から制御信号を出力する駆動回路等を備えている。
そして、制御回路100が備える図2の各制御部51〜53等の各機能は、演算処理装置90が、ROM等の記憶装置91に記憶されたソフトウェア(プログラム)を実行し、記憶装置91、入力回路92、及び出力回路93等の制御回路100の他のハードウェアと協働することにより実現される。なお、各制御部51〜53等が用いる電流判定値、目標電流差等の設定データは、ソフトウェア(プログラム)の一部として、ROM等の記憶装置91に記憶されている。以下、制御回路100の各機能について詳細に説明する。
<電圧検出部51>
電圧検出部51は、出力端子2の電圧である出力電圧Voutを検出する。本実施の形態では、電圧検出部51は、出力電圧センサ4の出力信号に基づいて、出力電圧Voutを検出する。また、電圧検出部51は、入力端子1の電圧である入力電圧Vinを検出する。本実施の形態では、電圧検出部51は、入力電圧センサ3の出力信号に基づいて、入力電圧Vinを検出する。
<電流検出部52>
電流検出部52は、各DC−DCコンバータを流れる電流である分流電流を検出する。本実施の形態では、電流検出部52は、第1の電流センサ14の出力信号に基づいて、第1のDC−DCコンバータ10(第1のリアクトルL1)を流れる第1の分流電流I1を検出する。また、電流検出部52は、第2の電流センサ24の出力信号に基づいて、第2のDC−DCコンバータ20(第2のリアクトルL2)を流れる第2の分流電流I2を検出する。
本実施の形態では、電流検出部52は、PWM制御によりPWM制御周期Tpwmで振動している各分流電流の平均値を検出する。例えば、図4に示すように、分流電流Iは、各スイッチング素子のオン期間の中心タイミング及びオフ期間の中心タイミングで、PWM制御周期Tpwmの分流電流の平均値に近くなる。よって、電流検出部52は、各DC−DCコンバータのスイッチング素子のオン期間の中心タイミング及びオフ期間の中心タイミングの一方又は双方で、各DC−DCコンバータの分流電流を検出する。
オン期間の中心タイミング及びオフ期間の中心タイミングは、キャリア波CAの山の頂点及び谷の頂点に一致している。よって、電流検出部52は、各DC−DCコンバータのPWM制御で用いられるキャリア波CAの山の頂点及び谷の頂点の一方又は双方のタイミングで、各DC−DCコンバータの分流電流を検出する。このように検出した分流電流は、PWM制御により振動している分流電流の平均値に相当する。
或いは、電流検出部52は、PWM制御周期Tpwmよりも短い周期で、分流電流を検出し、検出した分流電流に移動平均処理、又はローパスフィルタ処理を行って、分流電流の平均値を算出してもよい。
<スイッチング制御部53>
本実施の形態では、スイッチング制御部53は、電圧制御部531、分流制御部532、PWM信号生成部533、及び目標電流差設定部534を備えている。
電圧制御部531は、出力電圧Voutを、目標出力電圧Voutoに近づける電圧制御量Dvを算出する。目標出力電圧Voutoは、入力電圧Vin以上に設定される。目標出力電圧Voutoは、制御回路100の内部で算出されてもよく、制御回路100の外部から伝達されてもよい。例えば、電圧制御部531は、次式に示すように、目標出力電圧Voutoと出力電圧Voutとの偏差ΔVoutに対してPID制御を行って、電圧制御量Dvを算出する。PID制御の他に、PI制御等の各種のフィーバック制御が用いられてもよい。ここで、Kpvは、比例ゲインであり、Kivは、積分ゲインであり、Kdvは、微分ゲインである。
ΔVout=Vouto−Vout
Dv=Kpv×ΔVout+∫(Kiv×ΔVout)dt
+d/dt(Kdv×ΔVout) ・・・(1)
分流制御部532は、n個(本例では2個)のDC−DCコンバータの間の分流電流の差DfIを、目標電流差DfIoに近づける電流差制御量Diを算出する。本実施の形態では、分流制御部532は、第1の分流電流I1と第2の分流電流I2との間の分流電流の差DfIを算出し、分流電流の差DfIを、目標電流差DfIoに近づける電流差制御量Diを算出する。目標電流差DfIoは、後述する目標電流差設定部534により設定される。例えば、分流制御部532は、次式に示すように、目標電流差DfIoと分流電流の差DfIとの偏差ΔIに対してPID制御を行って、電流差制御量Diを算出する。PID制御の他に、PI制御等の各種のフィーバック制御が用いられてもよい。ここで、Kpiは、比例ゲインであり、Kiiは、積分ゲインであり、Kdiは、微分ゲインである。
DfI=I1−I2
ΔI=DfIo−DfI
Di=Kpi×ΔI+∫(Kii×ΔI)dt+d/dt(Kdi×ΔI)
・・・(2)
PWM信号生成部533は、電圧制御量Dv及び電流差制御量Diに基づいて、n個(本例では2個)のDC−DCコンバータのスイッチング素子をPWM制御(Pulse Width Modulation)によりオンオフする。本実施の形態では、PWM信号生成部533は、電圧制御量Dv及び電流差制御量Diに基づいて、各DC−DCコンバータの制御量(本例では、第1のDC−DCコンバータ10の第1の制御量D1、第2のDC−DCコンバータ20の第2の制御量D2)を算出する。各DC−DCコンバータの制御量は、PWM制御のデューティ比とされている。PWM信号生成部533は、各DC−DCコンバータの制御量を、0から1の範囲内に制限する(0≦D1≦1、0≦D2≦1)。
例えば、PWM信号生成部533は、次式に示すように、電圧制御量Dvに電流差制御量Diを加算して、第1の制御量D1を算出し、電圧制御量Dvから電流差制御量Diを減算して、第2の制御量D2を算出する。
D1=Dv+Di
D2=Dv−Di ・・・(3)
PWM信号生成部533は、各DC−DCコンバータの制御量(デューティ比)に基づいて、PWM制御により、各DC−DCコンバータの正極側及び負極側のスイッチング素子をオンオフするパルス信号を生成する。本実施の形態では、PWM信号生成部533は、各DC−DCコンバータの制御量(デューティ比)でオンする各DC−DCコンバータの正極側のスイッチング素子のパルス信号を生成し、正極側のスイッチング素子のパルス信号を反転させて負極側のスイッチング素子のパルス信号を生成する。各パルス信号は、対応するスイッチング素子のゲート端子に入力される。各DC−DCコンバータにおいて、正極側のスイッチング素子のオン期間と負極側のスイッチング素子のオン期間との間には、正極側及び負極側のスイッチング素子の双方をオフにするデッドタイム(短絡防止期間)が設けられる。各DC−DCコンバータのPWM制御周期には互いに位相差(PWM制御周期Tpwm/n)が設けられている。
例えば、図4に示すように、PWM信号生成部533は、各DC−DCコンバータの制御量D(デューティ比)とキャリア波CAとを比較して、各DC−DCコンバータの正極側及び負極側のスイッチング素子Sa、Sbのパルス信号Pa、Pbを生成する。キャリア波CAは、PWM制御周期Tpwmで0と1との間を振動する三角波とされている。PWM信号生成部533は、デッドタイムが設けられるように、各DC−DCコンバータの制御量Dに対して、デッドタイム値を加算した正極側の制御量Daと、デッドタイム値を減算した負極側の制御量Dbとを算出する。PWM信号生成部533は、キャリア波CAが各DC−DCコンバータの正極側の制御量Daを上回った場合は、各DC−DCコンバータの正極側のスイッチング素子Saのパルス信号Paをオンにし、キャリア波CAが正極側の制御量Daを下回った場合は、正極側のスイッチング素子Saのパルス信号Paをオフにする。PWM信号生成部533は、キャリア波CAが各DC−DCコンバータの負極側の制御量Dbを上回った場合は、各DC−DCコンバータの負極側のスイッチング素子Sbのパルス信号Pbをオフにし、キャリア波CAが負極側の制御量Dbを下回った場合は、負極側のスイッチング素子Sbのパルス信号Pbをオンにする。
各DC−DCコンバータのキャリア波CAには、相互に位相差(360度/n、PWM制御周期Tpwm/n)が設けられている。位相差により、各DCーDCコンバータの分流電流の振動成分を互いに打ち消し合わせて、負荷電流(合計電流)の振動を低減させることができる。
<出力電圧のオーバーシュート>
図4に示すように、デッドタイム期間中に、分流電流Iが正の値である場合は、正極側のスイッチング素子Saのダイオード部分を電流が流れる。一方、デッドタイム期間中に、分流電流Iが負の値である場合は、負極側のスイッチング素子Sbのダイオード部分を電流が流れる。分流電流Iが0Aを跨いで振動する場合は、デッドタイム期間中に、分流電流Iが正の値であるか負の値であるかに応じて、正極側のスイッチング素子Saのダイオード部分を電流が流れるか、負極側のスイッチング素子Sbのダイオード部分を電流が流れるかが切り替わる。よって、分流電流Iが正の値であるか負の値であるかに応じて、制御量Dに対する、正極側のスイッチング素子Saを電流が流れる期間、及び負極側のスイッチング素子Sbを電流が流れる期間が相補的に延び縮みする。
負荷電流が減少していき、振動している分流電流Iが0Aを跨ぐ場合を図5に示す。負荷電流が大きく、振動している分流電流Iが0Aよりも大きい場合は、デッドタイム期間中は、負極側のスイッチング素子Sbを電流が流れず、正極側のスイッチング素子Saを電流が流れる。
一方、負荷電流の減少により、分流電流Iが0Aを跨いで振動し始めると、分流電流Iが0Aよりも大きいデッドタイム期間中は、負極側のスイッチング素子Sbを電流が流れず、正極側のスイッチング素子Saを電流が流れるが、分流電流Iが0Aよりも小さいデッドタイム期間中は、負極側のスイッチング素子Sbを電流が流れ、正極側のスイッチング素子Saを電流が流れない。
従って、負荷電流が減少していき、振動している分流電流Iが0Aを跨ぎ始める前後で、制御量Dに対する実際の分流電流Iの挙動が変化する。図5に、振動している分流電流Iが0Aよりも大きいと仮定した場合の分流電流Iの挙動を破線でしめす。分流電流Iが0Aを跨ぎ始める前の制御量Dでは、分流電流Iが0Aを跨ぎ始めると、期待される分流電流Iよりも実際の分流電流Iが増加し、出力電圧Voutが目標出力電圧Voutoよりも増加する。
図6に示すように、その後、出力電圧のフィードバック制御により制御量Dを変化させることにより出力電圧Voutが目標出力電圧Voutoまで低下する。負荷電流が更に減少していき、0Aを跨いで振動している分流電流Iが、0Aを跨がなくなる前後で、同様に、制御量Dに対する実際の分流電流Iの挙動が変化し、出力電圧Voutが目標出力電圧Voutoよりも増加した後、出力電圧のフィードバック制御により出力電圧Voutが目標出力電圧Voutoまで低下する。
このように、デッドタイム期間中の電流経路の変化、及び出力電圧のフィードバック制御の追従遅れにより、0Aを跨がずに振動している分流電流Iが0Aを跨ぎ始める前後、及び0Aを跨いで振動している分流電流Iが0Aを跨がなくなる前後で、一時的に出力電圧Voutが目標出力電圧Voutoをオーバーシュートする。なお、負荷電流が次第に増加する場合も同様のオーバーシュートが発生する。
<オーバーシュートの重なりの防止>
本実施の形態では、n個のDC−DCコンバータが並列に接続されており、各DC−DCコンバータにおいて生じた制御量Dに対する分流電流Iの挙動の乱れが、合計されて出力電圧のオーバーシュートが生じる。従って、各DC−DCコンバータの分流電流を、同様に制御し、同時期に0Aを跨いで振動させると、各DC−DCコンバータによる出力電圧のオーバーシュートが同時期に発生し、出力電圧のオーバーシュート量が大きくなる。出力電圧のオーバーシュート量を低減するためには、分流電流が同時期に0Aを跨いで振動するDC−DCコンバータの個数を減少させる必要がある。
そこで、目標電流差設定部534は、n個のDC−DCコンバータの分流電流を合計した合計電流Iallに基づいて、目標電流差DfIoを変化させる。
合計電流Iallは、出力端子2から電気負荷31に流れる負荷電流であり、合計電流Iallにより、各DC−DCコンバータの分流電流が、0Aを跨いで振動する可能性があるかを判定できる。そして、合計電流Iallに基づいて、目標電流差DfIoを変化させることで、分流電流が同時期に0Aを跨いで振動するDC−DCコンバータの個数を減少させることができる。また、各DC−DCコンバータのリアクトルは、分流電流値に応じてインダクタンス値が変化する直流重畳特性を有しており、合計電流Iallに応じて、各DC−DCコンバータのリアクトルのインダクタンス値を変化させることができる。これにより、制御応答性に関わるクロスオーバ周波数、ゲイン余裕、位相余裕を変化させることができる。また、リップル電流量が変化することにより、リアクトル及びスイッチング素子の発熱量を変化させることができる。
本実施の形態では、目標電流差設定部534は、PWM制御により振動している分流電流が、0Aを跨ぐDC−DCコンバータがn−1個(本例では、1個)以下になるように、合計電流Iallに基づいて、目標電流差DfIoを変化させる。
この構成によれば、分流電流が同時期に0Aを跨いで振動するDC−DCコンバータの個数をn−1個以下に減少させることができ、出力電圧のオーバーシュート量を低減させることができる。
図7に示すように、目標電流差設定部534は、合計電流Iallの平均値の絶対値が、電流判定値Ith以下である場合は、合計電流Iallの平均値の絶対値が電流判定値Ithより大きい場合よりも、目標電流差DfIoの絶対値を大きくする。
この構成によれば、合計電流Iallの平均値の絶対値が、電流判定値Ith以下である場合は、各DC−DCコンバータの分流電流が、0Aを跨いで振動する可能性が高くなるため、目標電流差DfIoを比較的に大きくすることにより、各DC−DCコンバータの分流電流を離すことができ、分流電流が同時期に0Aを跨いで振動するDC−DCコンバータの個数を減少させることができる。また、合計電流Iallの平均値の絶対値が、電流判定値Ithより大きい場合は、目標電流差DfIoを比較的に小さくすることにより、各DC−DCコンバータの分流電流に偏りが生じることを抑制でき、分流電流の偏りにより、各DC−DCコンバータの各部品の定格電流値を超過すること、及び過電流保護の閾値を超過することを抑制できる。
なお、合計電流Iallの平均値が正である場合の電流判定値Ithと、合計電流Iallの平均値が負である場合の電流判定値Ithとが、異なる値に設定されてもよい。
本実施の形態では、各分流電流I1、I2は、振動している分流電流の平均値に相当し、各分流電流I1、I2の合計電流Iallは、合計電流Iallの平均値に相当する。また、各DC−DCコンバータのPWM制御周期(キャリア波CA)には位相差が設けられており、各分流電流I1、I2の振動が互いに打ち消されるため、各分流電流I1、I2の合計電流Iallは、合計電流Iallの平均値に相当する。
目標電流差設定部534は、合計電流Iallの平均値の絶対値が電流判定値Ith以下である場合の目標電流差DfIoの絶対値を、PWM制御により振動している分流電流の振幅DIの2倍値より大きく設定する。
この構成によれば、図8に示すように、第1の分流電流I1の振動範囲と、第2の分流電流I2の振動範囲とを離すことができ、各DC−DCコンバータの分流電流が同時期に0Aを跨いで振動しないようにできる。
また、目標電流差設定部534は、電流判定値Ithを、PWM制御により振動している分流電流の振幅DIより大きく設定する。
仮に目標電流差DfIoが0に設定されている状態で、合計電流Iallの平均値の絶対値が、分流電流の振幅DI以下になると、振動している各DC−DCコンバータの分流電流が0Aを跨ぐ。そのため、上記のように、電流判定値Ithを、分流電流の振幅DIより大きく設定することで、各DC−DCコンバータの分流電流が同時期に0Aを跨ぎ始める前に、目標電流差DfIoを大きくし、各DC−DCコンバータの分流電流が同時期に0Aを跨いで振動しないようにできる。
本時の形態では、合計電流Iallの平均値の絶対値が電流判定値Ith以下である場合の目標電流差DfIo、及び電流判定値Ithは、各部品のばらつき及び経年変化、分流電流差のフィードバック制御系の応答遅れ等を考慮して、分流電流の振幅DIに基づく値よりも大きい値に設定されている。
目標電流差設定部534は、合計電流Iallの平均値の絶対値が電流判定値Ithより大きい場合の目標電流差DfIoを0に設定する。
この構成によれば、合計電流Iallの平均値の絶対値が大きくなる場合に、各DC−DCコンバータの分流電流に偏りが生じることを防止でき、分流電流の偏りにより、各DC−DCコンバータの各部品の定格電流値を超過すること、及び過電流保護の閾値を超過することを防止できる。
目標電流差設定部534は、図7に示すような合計電流Iallと目標電流差DfIoとの関係が予め設定された目標電流差マップを参照し、現在の合計電流Iallに対応する目標電流差DfIoを算出する。
<制御挙動>
図9に、合計電流Iallに関わらず目標電流差DfIoを常に0に設定する比較例の制御挙動を示し、図10に、合計電流Iallに基づいて目標電流差DfIoを変化させる本実施の形態に係る制御挙動を示す。図9及び図10では、負荷電流が次第に減少されている。
図9の比較例では、第1の分流電流I1と第2の分流電流I2との電流差DfIが0であり、第1の分流電流I1と第2の分流電流I2とが重なって表示されている。振動している第1の分流電流I1及び第2の分流電流I2が、同時期に0Aを跨いでいるため、第1及び第2のDC−DCコンバータ10、20による出力電圧Voutのオーバーシュートが同時期に発生し、出力電圧Voutのオーバーシュート量が大きくなっている。
図10の本実施の形態の例では、合計電流Iallの平均値が、電流判定値Ith以下になった時刻t1で、目標電流差DfIoが0から増加されており、第1の分流電流I1が、平均値よりも増加し、第2の分流電流I2が平均値よりも減少している。その結果、第1の分流電流I1の振動範囲と、第2の分流電流I2の振動範囲とを離すことができており、第1の分流電流I1と第2の分流電流I2とが同時期に0Aを跨いで振動しないようにできている。よって、第1の分流電流I1が0Aを跨いで振動する期間と、第2の分流電流I2が0Aを跨いで振動する期間とを、前後にずらすことができており、第1の分流電流I1により出力電圧Voutのオーバーシュートが発生する期間と、第2の分流電流I2により出力電圧Voutのオーバーシュートが発生する期間とを、前後にずらすことができ、同時期に発生しないようにできている。よって、比較例に比べ、出力電圧Voutのオーバーシュート量を低減できており、電気負荷に対する悪影響を低減できる。なお、時刻t1以降の電流差の増加には、分流電流差のフィードバック制御系の応答遅れにより遅れが生じているが、電流判定値Ith及び目標電流差DfIoが、余裕を持って設定されているので、第1の分流電流I1と第2の分流電流I2とが同時期に0Aを跨いで振動しないようにできている。
合計電流Iallの平均値が、−電流判定値Ith以下になった時刻t2で、目標電流差DfIoが0に減少されている。時刻t2以降の電流差の減少には、分流電流差のフィードバック制御系の応答遅れにより遅れが生じている。合計電流Iallの平均値の絶対値が大きくなる場合に、第1の分流電流I1と第2の分流電流I2とに偏りが生じることを防止でき、分流電流の偏りにより、第1及び第2のDC−DCコンバータ10、20の各部品の定格電流値を超過すること、及び過電流保護の閾値を超過することを防止できる。
<他の判定条件例(1)>
目標電流差設定部534は、合計電流Iallの平均値の絶対値が、電流判定値Ith以下であって、合計電流Iallの平均値の変化速度SIallの絶対値が速度判定値Sth以上である場合は、それ以外の場合よりも、目標電流差DfIoの絶対値を大きくしてもよい。
合計電流Iallの平均値の変化速度SIallは、単位時間当たりの合計電流Iallの平均値の変化量である。変化速度SIallの絶対値が減少すると、出力電圧Voutの目標出力電圧Voutoからの逸脱速度が減少し、出力電圧のフィードバック制御により、出力電圧のオーバーシュート量が低下する。そのため、変化速度SIallの絶対値が、ある程度小さくなると、各DC−DCコンバータの分流電流が同時期に0Aを跨いで振動したとしても、合計の出力電圧のオーバーシュート量が小さくなり許容できる。よって、合計電流Iallの平均値の変化速度SIallの絶対値が、速度判定値Sthよりも小さい場合に、目標電流差DfIoの絶対値を比較的に小さくしても、出力電圧のオーバーシュート量を許容範囲内に抑制できる。
この処理は、図11のフローチャートのように構成できる。ステップS11で、目標電流差設定部534は、合計電流Iallの平均値の変化速度SIallの絶対値が速度判定値Sth以上であるか否かを判定し、速度判定値Sth以上である場合は、ステップS12に進み、速度判定値Sth以上でない場合は、ステップS13に進む。
ステップS12で、上述したように、目標電流差設定部534は、合計電流Iallに基づいて、目標電流差DfIoを変化させる。例えば、目標電流差設定部534は、図7に示した目標電流差マップを参照し、目標電流差DfIoを設定する。一方、ステップS13で、目標電流差設定部534は、目標電流差DfIoを、ステップS13において合計電流Iallの平均値の絶対値が電流判定値Ith以下である場合に設定される目標電流差DfIoよりも小さい値(例えば、0)に設定する。
<他の判定条件例(2)>
目標電流差設定部534は、合計電流Iallの平均値の絶対値が、電流判定値Ith以下であって、PWM制御の周波数fpswが、第1の周波数判定値fth1以上である、又は第1の周波数判定値fth1よりも小さい値に設定された第2の周波数判定値fth2以下である場合は、それ以外の場合よりも、目標電流差DfIoの絶対値を大きくしてもよい。
PWM制御の周波数fpswは、PWM制御周期Tpwmの逆数である。PWM制御の周波数fpswが大きくなると、パルス信号のオン期間に対するデッドタイムの比率が大きくなり、出力電圧のオーバーシュート量が大きくなる。逆に、PWM制御の周波数fpswが小さくなると、パルス信号のオン期間に対するデッドタイムの比率が小さくなり、出力電圧のオーバーシュート量が小さくなる。そのため、PWM制御の周波数fpswが、ある程度大きくなると、各DC−DCコンバータの分流電流が同時期に0Aを跨いで振動したとしても、出力電圧のオーバーシュート量が小さくなり許容できる。よって、PWM制御の周波数fpswが、第1の周波数判定値fth1よりも小さい場合に、目標電流差DfIoの絶対値を比較的に小さくしても、出力電圧のオーバーシュート量を許容範囲内に抑制できる。
一方、PWM制御の周波数fpswを小さくし過ぎると、出力電圧のフィードバック制御系の応答遅れが大きくなりすぎ、出力電圧のオーバーシュート量が大きくなる。よって、PWM制御の周波数fpswが、第2の周波数判定値fth2以上である場合に、目標電流差DfIoの絶対値を比較的に大きくして、出力電圧のオーバーシュート量を低減させる必要がある。
なお、この場合は、PWM信号生成部533は、出力電圧Vout、合計電流Iallの平均値等の運転状態に基づいて、PWM制御周期Tpwm(PWM制御の周波数fpsw)を変化させてもよい。
この処理は、図12のフローチャートのように構成できる。ステップS21で、目標電流差設定部534は、PWM制御の周波数fpswが、第1の周波数判定値fth1以上である、又は第1の周波数判定値fth1よりも小さい値に設定された第2の周波数判定値fth2以下であるか否かを判定し、PWM制御の周波数fpswが、第1の周波数判定値fth1以上である、又は第2の周波数判定値fth2以下である場合は、ステップS22に進み、PWM制御の周波数fpswが、第2の周波数判定値fth2から第1の周波数判定値fth1までの範囲内になる場合は、ステップS23に進む。
ステップS22で、上述したように、目標電流差設定部534は、合計電流Iallに基づいて、目標電流差DfIoを変化させる。例えば、目標電流差設定部534は、図7に示した目標電流差マップを参照し、目標電流差DfIoを設定する。一方、ステップS23で、目標電流差設定部534は、目標電流差DfIoを、ステップS22において合計電流Iallの平均値の絶対値が電流判定値Ith以下である場合に設定される目標電流差DfIoよりも小さい値(例えば、0)に設定する。
<他の判定条件例(3)>
目標電流差設定部534は、合計電流Iallの平均値の絶対値が、電流判定値Ith以下であって、目標出力電圧Voutoが、出力電圧判定値Vth以上である場合は、それ以外の場合よりも、目標電流差DfIoの絶対値を大きくしてもよい。
目標出力電圧Voutoが大きくなると、オーバーシュート時の出力電圧のピーク電圧値が高くなる。ピーク電圧値が高くなると、電気負荷の許容値を超える恐れがある。よって、目標出力電圧Voutoが、出力電圧判定値Vth以上である場合に、目標電流差DfIoの絶対値を比較的に大きくすることにより、出力電圧のピーク電圧値を許容範囲内に抑制できる。
この処理は、図13のフローチャートのように構成できる。ステップS31で、目標電流差設定部534は、目標出力電圧Voutoが、出力電圧判定値Vth以上であるか否かを判定し、出力電圧判定値Vth以上である場合は、ステップS32に進み、出力電圧判定値Vth以上でない場合は、ステップS33に進む。
ステップS32で、上述したように、目標電流差設定部534は、合計電流Iallに基づいて、目標電流差DfIoを変化させる。例えば、目標電流差設定部534は、図7に示した目標電流差マップを参照し、目標電流差DfIoを設定する。一方、ステップS33で、目標電流差設定部534は、目標電流差DfIoを、ステップS32において合計電流Iallの平均値の絶対値が電流判定値Ith以下である場合に設定される目標電流差DfIoよりも小さい値(例えば、0)に設定する。
2.実施の形態2
実施の形態2に係る電力変換装置について説明する。上記の実施の形態1と同様の構成部分は説明を省略する。本実施の形態に係る電力変換装置の基本的な構成は実施の形態1と同様であるが、電気負荷31が回転電機に特定されている点が、実施の形態1と異なる。図14は、本実施の形態に係る電力変換装置及び回転電機の概略構成図である。
回転電機は、直流電力を交流電力に変化して複数相(本例では、U相、V相、W相の3相)の巻線に供給するインバータ32と、複数相の巻線が設けられたステータ及びロータを有する回転電機本体部33と、を備えている。インバータ32には、正極側のスイッチング素子Smaと負極側のスイッチング素子Smbとの直列回路が、3相各相に対応して3セット設けられている。各スイッチング素子は、制御回路100によりオンオフされる。各相の直列回路の2つのスイッチング素子Sma、Smbの間の接続点が、対応する相の巻線に接続されている。各相の巻線の接続線上に、各相の巻線を流れる電流を検出する巻線電流センサ34が設けられている。また、回転電機本体部33には、ロータの回転角度を検出する回転センサ35が設けられている。巻線電流センサ34及び回転センサ35の出力信号は、制御回路100に入力される。
本実施の形態では、制御回路100は、回転電機も制御するように構成されている。制御回路100は、巻線電流センサ34及び回転センサ35の出力信号に基づいて、ロータの回転角度θ、回転角速度ω、及び各相の巻線電流Iu、Iv、Iwを検出する。そして、制御回路100は、公知の電流ベクトル制御法を用い、回転角度θ、回転角速度ω、及び各相の巻線電流Iu、Iv、Iwに基づいて、回転電機が目標トルクを出力するように、各相の巻線に印加する電圧指令値を算出し、各相の電圧指令値及び出力電圧Voutに基づいて、PWM制御により、各相の2つのスイッチング素子Sma、Smbをオンオフする。
並列DC−DCコンバータ200の出力端子2は、回転電機のインバータ32に接続されている。目標電流差設定部534は、合計電流Iallに相当する値として、回転電機の回転角速度ω及びトルクに基づいて、目標電流差DfIoを変化させる。回転角速度ωとトルクの乗算値が、負荷電力に相当する。負荷電力を、出力電圧Voutで除算した値が、合計電流Iallに相当する。よって、回転角速度ω及びトルクに基づいて、合計電流Iallに相当する値を算出することができ、実施の形態1と同様に、合計電流Iallの相当値に基づいて、目標電流差DfIoを変化させることができる。
例えば、目標電流差設定部534は、回転角速度ωとトルク指令値の乗算値を、出力電圧Voutで乗算した値を、合計電流Iallの相当値として算出し、合計電流Iallの相当値に基づいて、実施の形態1の各構成と同様に、目標電流差DfIoを変化させる。
〔その他の実施の形態〕
(1)上記の各実施の形態においては、2個のDC−DCコンバータ10、20が、入力端子1と出力端子2との間に並列に接続されている場合を例として説明した。しかし、3個以上のDC−DCコンバータが、入力端子1と出力端子2との間に並列に接続されてもよい。
この場合は、3個以上のDC−DCコンバータが、2つの組に組分けされ、組間の分流電流差が、目標電流差に近づくように、電流差制御量が変化され、電圧制御量及び電流差制御量に基づいて、各組の制御量が算出され、各組の制御量に基づいて、各組のDC−DCコンバータの複数のスイッチング素子がPWM制御によりオンオフされてもよい。例えば、3個のDC−DCコンバータが設けられる場合は、第1のDC−DCコンバータ及び第2のDC−DCコンバータが第1組に組分けされ、第3のDC−DCコンバータが第2組に組分けされ、第1のDC−DCコンバータの分流電流及び第2のDC−DCコンバータの分流電流の平均値が、第1組の分流電流に設定され、第3のDC−DCコンバータの分流電流が、第2組の分流電流に設定され、第1組の分流電流と第2組の分流電流との間の分流電流の差が、目標電流差に近づくように、電流差制御量が算出され、電圧制御量に電流差制御量を加算して第1組の制御量が算出され、電圧制御量から電流差制御量を減算して第2組の制御量が算出され、第1組の制御量に基づいて、PWM制御により、第1組(第1のDC−DCコンバータ及び第2のDC−DCコンバータ)の複数のスイッチング素子がオンオフ制御され、第2組の制御量に基づいて、PWM制御により、第2組(第3のDC−DCコンバータ)の複数のスイッチング素子がオンオフ制御されてもよい。この構成によれば、第1組の分流電流、第2組の分流電流の順に、2段階に間隔を空けることができる。よって、同時期に0Aを跨ぐDC−DCコンバータがn−1個(本例では、2個)以下になるようにすることができる。
或いは、3個以上のDC−DCコンバータが、3つ以上の組に組分けされ、3つ以上の組から一組ずつ選択した2つの選択組が複数設定され、複数の2つの選択組のそれぞれについて、組間の分流電流差が、目標電流差に近づくように、電流差制御量が変化され、電圧制御量、及び複数の選択組の電流差制御量に基づいて、各組の制御量が算出され、各組の制御量に基づいて、各組のDC−DCコンバータの複数のスイッチング素子がPWM制御によりオンオフされてもよい。例えば、3個のDC−DCコンバータが設けられる場合は、第1のDC−DCコンバータが第1組に組分けされ、第2のDC−DCコンバータが第2組に組分けされ、第3のDC−DCコンバータが第3組に組分けされ、第1組と第2組とが第1選択組に設定され、第2組と第3組とが第2選択組に設定され、第1組の分流電流と第2組の分流電流との間の分流電流の差が、第1選択組の目標電流差に近づくように、第1選択組の電流差制御量が算出され、第2組の分流電流と第3組の分流電流との間の分流電流の差が、第2選択組の目標電流差に近づくように、第2選択組の電流差制御量が算出され、電圧制御量に第1選択組の電流差制御量を加算して第1組の制御量が算出され、電圧制御量が第2組の制御量に設定され、電圧制御量から第2選択組の電流差制御量を減算して第3組の制御量が算出され、第1組の制御量に基づいて、PWM制御により、第1組(第1のDC−DCコンバータ)のスイッチング素子がオンオフ制御され、第2組の制御量に基づいて、PWM制御により、第2組(第2のDC−DCコンバータ)のスイッチング素子がオンオフ制御され、第3組の制御量に基づいて、PWM制御により、第3組(第3のDC−DCコンバータ)のスイッチング素子がオンオフ制御されてもよい。この構成によれば、第1組の分流電流、第2組の分流電流、第3組の分流電流の順に、3段階に間隔を空けることができる。よって、同時期に0Aを跨ぐDC−DCコンバータがn−2個(本例では、1個)以下になるようにすることができる。
(2)上記の各実施の形態においては、各DC−DCコンバータが、双方向のチョッパ回路である場合を例として説明した。しかし、各DC−DCコンバータは、入力端子1と出力端子2との間で、直流電力を変換し、リアクトル及びスイッチング素子を有しているDC−DCコンバータであれば、他の種類のものであってもよい。例えば、各DC−DCコンバータは、入力端子1から出力端子2に直流電圧を昇圧して供給する昇圧チョッパ回路であってもよい、この場合は、正極側のスイッチング素子Saが、ダイオードであってもよい。或いは、各DC−DCコンバータは、出力端子2から入力端子1に直流電圧を降圧して供給する降圧チョッパ回路であってもよい、この場合は、負極側のスイッチング素子Sbが、ダイオードであってもよい。或いは、DC−DCコンバータは、トランス絶縁型であってもよい。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 入力端子、2 出力端子、51 電圧検出部、52 電流検出部、53 スイッチング制御部、DfIo 目標電流差、Di 電流差制御量、Dv 電圧制御量、Iall 合計電流、Ith 電流判定値、Vout 出力電圧、Vouto 目標出力電圧、Vth 出力電圧判定値、fpsw PWM制御の周波数、fth1 第1の周波数判定値、fth2 第2の周波数判定値

Claims (10)

  1. 入力端子と出力端子との間で直流電力を変換し、リアクトル及びスイッチング素子を有するDC−DCコンバータが、前記入力端子と前記出力端子との間に並列にn個(nは2以上の整数)接続された並列DC−DCコンバータと、
    前記出力端子の電圧である出力電圧を検出する電圧検出部と、
    n個の前記DC−DCコンバータのそれぞれを流れる電流である分流電流を検出する電流検出部と、
    前記出力電圧を、目標出力電圧に近づける電圧制御量を算出し、n個の前記DC−DCコンバータの間の前記分流電流の差を、目標電流差に近づける電流差制御量を算出し、前記電圧制御量及び前記電流差制御量に基づいて、n個の前記DC−DCコンバータの前記スイッチング素子をPWM制御によりオンオフするスイッチング制御部と、を備え、
    前記スイッチング制御部は、n個の前記DC−DCコンバータの前記分流電流を合計した合計電流に基づいて、前記目標電流差を変化させる電力変換装置。
  2. 前記スイッチング制御部は、前記PWM制御により振動している前記分流電流が、0を跨ぐ前記DC−DCコンバータがn−1個以下になるように、前記合計電流に基づいて、前記目標電流差を変化させる請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記スイッチング制御部は、前記合計電流の平均値の絶対値が、電流判定値以下である場合は、前記電流判定値より大きい場合よりも、前記目標電流差の絶対値を大きくする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 前記スイッチング制御部は、前記合計電流の平均値の絶対値が前記電流判定値以下である場合の前記目標電流差の絶対値を、前記PWM制御により振動している前記分流電流の振幅の2倍値より大きく設定する請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記スイッチング制御部は、前記電流判定値を、前記PWM制御により振動している前記分流電流の振幅より大きく設定する請求項3又は4に記載の電力変換装置。
  6. 前記スイッチング制御部は、前記合計電流の平均値の絶対値が前記電流判定値より大きい場合の前記目標電流差を0に設定する請求項3から5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. 前記スイッチング制御部は、前記合計電流の平均値の絶対値が、電流判定値以下であって、前記合計電流の平均値の変化速度の絶対値が速度判定値以上である場合は、それ以外の場合よりも、前記目標電流差の絶対値を大きくする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  8. 前記スイッチング制御部は、前記合計電流の平均値の絶対値が、電流判定値以下であって、前記PWM制御の周波数が、第1の周波数判定値以上である、又は前記第1の周波数判定値よりも小さい値に設定された第2の周波数判定値以下である場合は、それ以外の場合よりも、前記目標電流差の絶対値を大きくする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  9. 前記スイッチング制御部は、前記合計電流の平均値の絶対値が、電流判定値以下であって、前記目標出力電圧が、出力電圧判定値以上である場合は、それ以外の場合よりも、前記目標電流差の絶対値を大きくする請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  10. 前記出力端子は、回転電機に接続され、
    前記スイッチング制御部は、前記合計電流に相当する値として、前記回転電機の回転速度及びトルクに基づいて、前記目標電流差を変化させる請求項1から9のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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