JP6910280B2 - 歩行型作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、畝間を走行しながらの耕耘作業が可能な耕耘装置、及び耕耘装置の後方に位置して耕起された土を左右に掻き上げ可能な手段を備えた歩行型作業機に関する。
歩行型作業機では、除草、土壌の通気性向上等を目的とする中耕作業や、不定根の発生や作物の倒伏防止等を主目的とする培土作業を行うことがある。この中耕作業や培土作業は、耕耘装置によって耕耘された土を左右に掻き上げるようにして行われる。
この種の歩行型作業機としては、例えば、下記[1],[2]に記載の技術が既に知られている。
[1] 耕耘装置の後方側箇所に、培土手段として、下端側ほど前方に位置する前板と、左右の側板と、を備えて鋤状に形成された培土器、及び成形板を備え、その培土器及び成形板の後方側にゲージ輪を配置した歩行型作業機が示されている(特許文献1参照)。
[2] 耕耘装置の後方側箇所に、ゴム板や合成樹脂板で構成された培土プレートを備え、その培土プレートの後方側で一本の抵抗棒を接地させることにより、培土作業を行えるように構成されたもの(特許文献2参照)。
特開平8−126409号公報(段落「0015」、「図1」参照) 特開2013−236587号公報(段落「0027」、「0037」、「図1」、及び「図4」参照)
上記[1]に記載のように、鋤状に形成された培土器を採用した場合には、培土器自体の重量が大きくて、軽量小型な歩行型作業機には採用し難いという問題がある。また、培土器の後方側にゲージ輪が位置しているので、操縦ハンドルを後方側へ向けると、ゲージ輪が操縦ハンドルを把持する作業者の足元近くに位置し、歩行の妨げになる虞がある。このため、操縦ハンドルを前方に向けて引きながら操縦できるようにしているが、これでは、操作性の面で問題がある。
上記[2]に記載のように、ゴム板や合成樹脂板で構成された培土プレートを用いた構造のものでは、培土手段の軽量化を図り得る点で有利である。しかしながらこの構造では、培土作業は、下端側を土中に埋入させる抵抗棒の接地による作業であるため、走行機体の姿勢安定性が尾輪を用いた場合に比べては劣り、安定した培土作業を行い難い点で改善の余地がある。また、培土プレートの後方側に設けられた抵抗棒が、操縦ハンドルを把持する作業者の足元近くに位置した状態で培土作業が行われることになるため、やはり抵抗棒が歩行の妨げになる虞がある。
本発明は、耕起された土を左右に掻き上げ可能な手段の小型軽量化を図るとともに、操縦ハンドルを把持しながらの培土作業を、安定良く、かつ操作性良く行えるようにしようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明による歩行型作業機は、駆動走行装置が備えられ、畝間での耕耘作業走行が可能な歩行型作業機であって、操縦ハンドルが連結され、作業者によって操縦される機体本体と、前記機体本体の後部に支持された耕耘装置と、前記耕耘装置の後方に位置する状態で前記機体本体に支持され、前記耕耘作業走行時に機体左右方向での複数箇所で圃場に接地する抵抗部が備えられた抵抗棒と、前記耕耘装置の後方に設けられ、前記耕耘作業走行時に前記耕耘装置によって耕耘された土を弾性変形しながら左右の畝に掻き上げ可能な板状部材と、が備えられ、前記板状部材は、前記抵抗棒の左右両側方に亘って位置する状態、かつ、機体側面視において前記抵抗棒と重複する状態で設けられ、前記板状部材の左右方向中央部の下部に、上下方向に沿って延びる切欠部が形成され、前記抵抗棒は、前記切欠部に入り込む状態で設けられ、前記板状部材に、前記板状部材よりも剛性の高い補強部材が、前記切欠部に沿う状態で支持され、前記抵抗棒は、前記切欠部よりも上側において前記補強部材の後方に位置するように前記切欠部に入り込んでおり、前記耕耘作業走行時に、前記補強部材に機体後方から当接して前記板状部材の後方への変形量を制限している。
本発明によれば、耕耘された土を弾性変形しながら左右の畝に掻き上げ可能な板状部材を用いているので、大掛かりな鋤状の培土装置を要さず、軽量かつ小型な板状部材によって培土作業を行うことができる。
そして、機体本体の走行姿勢を安定させ易くするために、機体左右方向での複数箇所で圃場に接地する抵抗部が備えられた抵抗棒を用いている。このように、複数箇所で圃場に接地する抵抗部を備えた抵抗棒は、一般に推進抵抗を与えながら耕耘作業を行うために用いる単なる一本の抵抗棒を用いた構造のものに比べ、抵抗部に作用する沈下抵抗が増え、機体本体の走行姿勢を安定させ易くできる。
しかしながら、抵抗部が機体左右方向での複数箇所に存在するので、板状部材の後方側から後方へ延出されていると、操縦ハンドルを把持する作業者の足元との干渉を招く虞があるが、本発明のものでは、その抵抗棒が板状部材と機体側面視で重複する状態に、つまり、板状部材の存在位置と同程度の前方側寄りに設けられているので、操縦ハンドルを把持する作業車の足元との干渉を避け易い。
これにより、耕起された土を左右に掻き上げ可能な手段の小型軽量化を図るとともに、培土作業を、安定良く、かつ操作性良く行い得る利点がある。
また、本構成によれば、切欠部に抵抗棒が入り込む状態とすることで、板状部材の形状を大きく変更させる必要はない。
つまり、切欠部が存在しない状態で、機体側面視において抵抗棒を板状部材に前後方向で重複させるには、板状部材に抵抗棒を押し当てて板状部材の当接箇所が前方へ突曲するように変形させるか、予め抵抗棒の入り込みを許すように変形させた突曲部分を板状部材に形成しておく必要がある。
抵抗棒を押し当てて板状部材の中央部を突曲状態に変形させると、板状部材の左右側端部の端縁形状が崩れる傾向があって、作業性能の低下を招く虞がある。
予め抵抗棒の入り込みを許すように変形させた突曲部分を板状部材に形成するには、板状部材を成形加工する等、予め突曲部分を形成しておく必要があって、製作加工コストが高騰する虞がある。
これに比べて、板状部材の左右方向中央部の下部に切欠部を形成して、切欠部に抵抗棒が入り込むようにした本構成のものでは、板状部材の形状を大きく変更させずに済み、板状部材の左右側端部の端縁形状を崩さずに、中耕あるいは培土作業を行い易い。
さらに、本構成によれば、切欠部の存在に関わらず、補強部材が切欠部周辺の変形を抑制して、板状部材の全体形状を適正な状態に維持させ易い。
さらにまた、本構成によれば、抵抗棒が補強部材に後方から当接して板状部材の変形を制限するので、前方側からの土圧等による外力に抗する強度を、補強部材のみならず抵抗棒でも受け持つことになるので、補強部材自体を、極端に強度の高い重量部品で作成する必要がない。これにより、補強部材の軽量化が図られ、この補強部材を含めての板状部材全体の重量軽減を図り得る点で有用である。
上記構成において、前記板状部材は、前記耕耘作業走行時において、前記板状部材の下端部の機体前後方向での位置が前記抵抗棒のうちの圃場に接地する箇所の機体前後方向での位置と一致または略一致するように構成されていると好適である。
本構成によれば、作業対象箇所における畝間の地面の凹凸や障害物の有無に対応して、瞬時に板状部材が上下作動するため、板状部材に不要な負荷が作用し難い。
上記構成において、前記抵抗棒の下端部は、機体後方に向けて屈曲されていると好適である。
本構成によれば、抵抗棒の下端部が機体後方に向けて屈曲されているので、抵抗棒の全体が直線的に形成されて上下向きに配置された構造に比べて、抵抗棒の下端部を地面に沿う方向に近づけ易い。したがって、複数箇所で接地する抵抗部を備えていることと相俟って、より一層、抵抗部における沈下抵抗を増して、さらに機体本体の走行姿勢を安定させ易い。
上記構成において、前記補強部材は、前記耕耘作業走行時において、前記補強部材の下端部の上下方向での位置が、前記抵抗棒の下端部の上下方向での位置と一致または略一致するように構成されていると好適である。
本構成によれば、抵抗棒の下端部の上下方向での位置が補強部材の下端部と一致または略一致しているので、接地している補強部材の下端部のみが下方側から突き上げ方向に外力を受けて変形する虞が少なくなる。つまり、補強部材の下端部に下方側から突き上げ方向に外力が作用するときには、抵抗棒の下端部にも同様に下方側からの突き上げ外力が作用し易く、板状部材だけが下方側から押し上げられて変形する虞は少なくなり、良好な培土作業が行われ易い。
上記構成において、前記板状部材の下端部は、前記補強部材の下端部よりも下方に突出していると好適である。
本構成によれば、板状部材の下端部が補強部材の下端部よりも下方に突出することで、突出した板状部材の下端部が水平方向に沿うように屈曲して接地する状態となり易い。これにより、板状部材の下端部における接地面積が増大し、抵抗棒の接地箇所における面圧は低減するので、抵抗棒や板状部材の下端部が圃場の地中へ沈降する傾向を抑制し易い。
歩行型作業機の全体を示す左側面図である。 歩行型作業機の全体を示す正面図である。 培土装置を示す左側面図である。 培土装置を示す背面図である。 培土装置を示す分解斜視図である。 図4におけるVI-VI線矢視図である。 図4におけるVII-VII線矢視図である。 固定機構の操作状態を示す説明図である。 ロープ掛け用のロープフック部を示す背面図である。
本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。図1及び図2に示すように、操縦ハンドルを後方側へ向けて延出した歩行型作業機において、操縦ハンドルの延出方向とは逆の作業走行時における前進側Fの進行方向が「前」であり、後進側Bの進行方向が「後」である。そして前後方向での前向き姿勢を基準として右側Rに相当する方向が「右」であり、左側Lに相当する方向が「左」である。
〔歩行型作業機の全体構成〕
図1及び図2に示すように、歩行型作業機の機体本体には、機体フレーム1の一部を構成するエンジンフレーム10上に、駆動源となるエンジン11が搭載されている。エンジンフレーム10の後方側に、エンジンフレーム10とともに機体フレーム1を構成するミッションケース12が一体に連結されている。
エンジン11とミッションケース12はベルト伝動機構13を介して動力伝達可能に連動連結されている。
エンジン11の動力が入力されるミッションケース12は、前方下方に延出された前部ケース12Aと、後方下方に延出された後部ケース12Bとを備えて二股状に形成されている。前部ケース12Aの下部に、駆動走行装置としての走行輪14が車軸14aを介して支持され、後部ケース12Bに駆動軸20を介してロータリ耕耘装置2(耕耘装置に相当する)が支持されている。
機体フレーム1を兼ねる前記ミッションケース12の上部には、ハンドル取付台15を介して操縦ハンドル16が設けられている。
この操縦ハンドル16は、ハンドル取付台15への連結側端部が、横軸心x1を有した横軸で枢支連結されている。そして、握り部16a側の端部は前記横軸心x1周りで上下位置変更可能に取り付けられている。
操縦ハンドル16の上下位置変更は、ハンドル取付台15に備えた角度調節機構17によって行われる。角度調節機構17は、ハンドル取付台15から上方へ向けて立設された調節ブラケット17aと操縦ハンドル16の基部近くに位置する係止部17bとを備えている。調節ブラケット17aに形成されている複数個の調節孔(図示せず)に対して、係止部17b側の係止ピン(図示せず)を選択的に係脱させることにより、前記横軸心x1周りでの操縦ハンドル16の取付角度を変更できるように構成されている。
係止部17bには、図9に示すように、操縦ハンドル16の基部近くで、左右の杆身部分16b,16b同士にわたって連結された前後一対の板状連結ステー16cに溶接固定された筒状部17cが備えられている。この筒状部17cに対して前記係止ピンが出退可能に支持され、筒状部17cから突出させた係止ピンを調節ブラケット17aの調節孔に選択的に係合させることにより、操縦ハンドル16の取付角度を多段に調節することができる。
操縦ハンドル16の基部近くを連結する板状連結ステー16cの左右両側部と、左右の杆身部分16b,16bと、にわたって、図9に示すように左右一対のロープフック16dが溶接固定されている。
ロープフック16dは左右方向での中央側が開放された、背面視でC字状に形成されている。したがって、歩行型作業機を運搬車で搬送する場合に、ロープフック16dにロープを掛けて、荷台上に固定する等の作業を行い易い。
前記ハンドル取付台15は、ミッションケース12の上部に対して上下方向の縦軸心y1周りで回動可能に取り付けられている。したがって、ハンドル取付台15を、縦軸心y1周りで回動させて、例えば、図1に示されている後方延出状態から、180度向き変更すると、操縦ハンドル16の握り部16aが前方に向けられた前方延出状態となる。このように前方延出状態に姿勢変更して固定することにより、前方側から操縦ハンドル16を把持して走行操作させることも可能である。
操縦ハンドル16を前方延出状態に姿勢変更し、かつ角度調節機構17を操作して、操縦ハンドル16がエンジン11の上側へより近づくように姿勢変更すると、歩行型作業機の全体を嵩低い状態にすることができる。これによって、格納時や運搬時に扱い易いコンパクトな姿勢とすることができる。
ミッションケース12の上部から斜め後方上方に主変速レバー18が延出されており、この主変速レバー18を操作することにより、走行輪14の変速操作及び正逆転操作、並びにロータリ耕耘装置2の正逆転操作を行うことができる。
走行輪14は、左右一対設けられているが、その左右方向幅W1は、図2に示すように、ロータリ耕耘装置2の耕耘爪20aによる耕耘作業幅W2よりも狭く設定されており、畝間での走行を行い易く構成されている。
〔ロータリ耕耘装置〕
ロータリ耕耘装置2について説明する。
図1に示されるように、ロータリ耕耘装置2は、機体前後方向において走行輪14の後方位置に配置され、ミッションケース12の後部ケース12Bに駆動軸20を介して支持されている。
ロータリ耕耘装置2は、耕耘爪軸21と、ロータリカバー22と、抵抗棒3と、後カバー23とを装備している。
ロータリカバー22は、上カバー部分と、その上カバー部分の左右両端部に設けた横側板とを備えている。上カバー部分は、左右方向で三分割され、中央部に位置する上カバー部分に対して、左右両側の上カバー部分が、図4に仮想線で示すように、左右の各前後方向軸心z1,z1の周りに揺動して、左右端部側の上下位置を変更した状態で位置固定可能に構成してある。横側板部分は、上カバー部分の左右方向の両端部に備えた前後方向軸心z2,z2周りで、同図に示すように揺動開閉可能に構成されている。
耕耘爪軸21は、ミッションケース12の後部ケース12Bに支持された駆動軸20のうち、ミッションケース12の左右両側に突出する軸部分に多数のナタ状の耕耘爪20aが植設されたものである。耕耘爪軸21は、駆動軸20の回転に伴って耕耘爪20aによる土壌の耕起作用を行う周知の構造のものである。
ロータリカバー22は、耕耘爪軸21の上半側を覆って、耕耘爪軸21の回転に伴って跳ね上げられる泥土の上方及び横側方への飛散を制限するように設けられている。
抵抗棒3は、ロータリカバー22の後端側で左右方向の中央部に位置している。この抵抗棒3は、ミッションケース12の後部ケース12Bから後方側へ向けて延出された後部フレーム19に対して上下位置調節可能に取り付けられている。
つまり、後部フレーム19の後端部に筒状の支持筒部19aを備え、この支持筒部19aに長尺の丸パイプ状の抵抗棒3が挿通された状態で上下位置調節可能に構成されている。そして、支持筒部19aに備えた固定ボルト19bにより、支持筒部19a内における抵抗棒3の位置を、固定又は固定解除状態とすることができる。これにより、後部フレーム19に対する抵抗棒3の上下方向高さ位置を調節可能に構成されている。
後カバー23は、ロータリカバー22の後端側下部から下方へ垂設された複数枚のゴム製可撓板で構成され、耕耘土の後方側への飛散を制限する役割を有したものである。
この後カバー23は、図1及び図2に示すように、使用姿勢では、細い二点鎖線で示されるように後方側に垂れ下がって耕耘爪軸21の後方側を覆う状態で使用される。不使用姿勢では、後カバー23の全体をロータリカバー22の後端部から取り外す、もしくは、図1に太い二点鎖線で示されるように、下端部を上方側へ折り返した状態とする。
後述する培土装置4を用いて培土作業を行う場合には、後カバー23は、ロータリカバー22の後端部から取り外すか、下端部を上方側へ折り返すかして、不使用姿勢とする。
〔培土装置〕
培土装置4は、後部フレーム19の後端部に支持された抵抗棒3に取り付けられている。
抵抗棒3は、耕耘作業走行時に機体左右方向での複数箇所で圃場に接地する抵抗部30と、その抵抗部30の上側に接続された丸パイプ状の支持部31を備えている。そして、この支持部31が後部フレーム19の後端部に支持され、この支持部31の上下方向中間部に培土装置4が支持されている。
ここで説明する培土装置4は、便宜的な名称であり、培土作業だけではなく、中耕作業時にも用いることができるものである。
抵抗棒3の下端側に設けられる抵抗部30は、図4及び図5に示すように二股状に分岐され、分岐した抵抗部30の下端部が機体後方に向けて屈曲されている。
培土装置4は、ロータリ耕耘装置2の後方側に位置して、耕耘作業走行時にロータリ耕耘装置2によって耕耘された土を左右の畝に掻き上げ可能な板状部材40を備えている。
板状部材40は、ゴム又は合成樹脂材等の、ある程度の可撓性を有した板材で弾性変形可能な素材により構成されている。板状部材40の左右両側縁40b,40bは、下方側よりも上方側が横外側に位置するように上拡がり状に形成されている。そして、板状部材40の全体形状は、前後方向視で、下端縁40cよりも上端縁40aの左右方向長さが長い逆台形状に形成されている。
板状部材40の下端縁40c側における左右方向中央部の下部には、図4及び図5に示すように、上下方向に沿って延びる二箇所の切欠部40dが形成されている。この切欠部40dの周縁には、図4及び図5に示されるように、切欠部40dに沿う状態で板状部材40よりも剛性の高い補強部材41が装着されている。
補強部材41は、耕耘作業走行時に、泥に押された板状部材40が後方側へ変位しようとしたとき、後方に位置している抵抗棒3が後方側から当接して、切欠部40dを設けた箇所付近における板状部材40の後方への変形量を制限するためのものである。
つまり、補強部材41には、補強部材41自身の切欠部41dの上側位置で左右方向に沿う後方突出上片41aと、補強部材41の上端位置で左右方向に沿う後方突出上端片41bと、が形成されている。
そして、図3及び図6に示すように、後方突出上片41aが、支持部31に当接して、補強部材41の後方側へ変位を抑制し、板状部材40の後方への変形量を制限することができる。
後方突出上端片41bは、後方突出上片41aとともに、補強部材41自身の変形を抑制するためのリブ部材として機能する。これにより、板状部材40の左右方向端部側に前方から後方への外力が作用した場合に、板状部材40の左右方向での中央部や補強部材41が、左右方向での横外方側ほど後退するように屈曲変形させられる度合いを制限することができる。
また、補強部材41の下端部の上下方向での位置は、図4及び図6に示されるように、耕耘作業走行時における抵抗棒3のうちの圃場に接地する箇所の位置と一致または略一致する位置関係にあり、板状部材40の下端部は、補強部材41の下端部よりも下方に突出している。
したがって、抵抗棒3を接地させての耕耘作業走行時には、図6に仮想線で示すように、補強部材41の下端部よりも下方に突出した板状部材40の下端部が、後方側へ屈曲させられた状態で接地し、板状部材40のそれ以上の沈降を制限し易くなっている。
板状部材40の切欠部40d及び補強部材41の切欠部41cの左右方向幅は、抵抗部30の左右方向幅よりも広幅に形成されている。この切欠部40d,41cに抵抗部30が入り込む状態で、抵抗棒3と板状部材40を取り付けることにより、図3及び図6に示すように、機体側面視において、板状部材40が抵抗棒3と重複する状態で設けられる。
このようにして、板状部材40は、耕耘作業走行時において、板状部材40の下端部の機体前後方向での位置が抵抗棒3のうちの圃場に接地する箇所の機体前後方向での位置と一致または略一致するように構成されている。
板状部材40の上端部には、上端縁40aに沿って機体左右方向に延びる金属板製のフレーム材42が取付けられている。このフレーム材42は、板状部材40よりも剛性が高く、板状部材40の左右に亘る状態かつ板状部材40の表面と対向する状態で取り付けられた補強部材として作用する。この補強部材として作用するフレーム材42が板状部材40の上端部に取り付けられたことにより、板状部材40の弾性変形可能な範囲が制限されている。抵抗棒3に対する板状部材40の連結は、この上端部のフレーム材42を介して行われる。
板状部材40が連結される抵抗棒3の支持部31は、後部フレーム19の後端部に備えた支持筒部19aに上端側を挿通されて、下端側を下向きに延出されている。この支持部31には、板状部材40を取り付けるための取付部として、機体左右方向に延びるステー3Aが設けられている。
ステー3Aは、下向きに延出されている支持部31の延び方向中間部に、支持部31に対して溶接固定された固定ステー35と、その固定ステー35に対して脱着可能に取り付けられた中間ステー36と、が備えられたものである。
固定ステー35と中間ステー36は、固定ステー35側に設けた連結孔35aに、中間ステー36側に固定された連結ボルト36aを挿通して、ボルトナットによる締め付けで連結固定されている。
上記のステー3Aに対して、板状部材40のフレーム材42が、機体前後方向において面合わせされた状態で、後述する固定機構5によって連結されている。
〔固定機構〕
固定機構5は、機体本体側に支持された取付部としての機能を有するステー3Aに設けた第一係止部50と、板状部材40のフレーム材42に設けた第二係止部51と、を備えている。
第一係止部50は、ステー3Aのうち、固定ステー35に脱着可能に連結された中間ステー36に、その中間ステー36を前記板状部材40の厚さ方向で貫通するように形成されたダルマ孔52(孔に相当する)である。第二係止部51は、ダルマ孔52に対して係脱可能に、前記板状部材40の厚さ方向に沿って突出させた頭付きピン53(突起部材に相当する)である。
第一係止部50と第二係止部51の係脱は次のようにして行われる。
図7及び図8に示すように、中間ステー36の前面部に、前側からフレーム材42を面合わせした状態で、ダルマ孔52の大径孔部52aに頭付きピン53の頭部53aを挿入する(図8(a)参照)。
この状態から、図8(b)に示すように、フレーム材42を図中右横方向へスライド移動させて、頭付きピン53の軸部53bを、ダルマ孔52の小径孔部52b内に位置させる。この頭付きピン53の軸部53bを小径孔部52b内の最奥部に位置させた状態が、板状部材40を耕耘作業用の使用位置に位置させた状態である。この使用位置では、第一係止部50のダルマ孔52に第二係止部51の頭付きピン53が係合した状態で、機体前後方向における相対移動が規制されている。
逆に、フレーム材42を図中左横方向へスライド移動させて、頭付きピン53の頭部53aをダルマ孔52の大径孔部52a内に位置させると、頭付きピン53をダルマ孔52から抜き出すことができる。
この固定機構5は、ダルマ孔52と頭付きピン53が使用位置で係止状態となるように、第一係止部50であるダルマ孔52の小径孔部52bに対して、第二係止部51である頭付きピン53の軸部53bを案内するガイド機構5Aと、板状部材40を前記使用位置に位置保持するためのロック機構5Bと、を備えている。
〔ガイド機構〕
ガイド機構5Aは、上記のダルマ孔52自身の形状と、頭付きピン53の軸部53bと、によって構成されている。
つまり、ダルマ孔52のうち、大径孔部52aが、頭付きピン53の頭部53aの挿入を許し、かつ大径孔部52a内に位置する軸部53bを小径孔部52b側へ移行させる際の案内をすることになる。そして、軸部53bが小径孔部52bの最奥部に到達するまでの案内を小径孔部52b自身によって行うものである。
さらに詳述すると、頭付きピン53は、軸部53bよりも径方向の外側に張り出した頭部53aを備えている。この頭部53aは、ダルマ孔52の大径孔部52aよりは小径で、小径孔部52bよりは大径のものであり、軸部53bは小径孔部52b内に進入可能な径を備えている。そして頭部53aを、軸部53bの基端部から所定距離を空けた位置に備えている。この軸部53bの基端部から頭部53aまでの所定距離とは、ダルマ孔52を形成した取付部である中間ステー36の、ダルマ孔52外周部における周辺部分の厚さ分に相当する距離である。
ダルマ孔52は、中間ステー36の長さ方向に沿う孔径が、大径孔部52aの孔径に、長孔状の小径孔部52bの同方向長さを加えたものである。そして、ダルマ孔52のうち、中間ステー36の幅方向に沿う孔径は、最大径が大径孔部52aの孔径と同一である。
つまり、ダルマ孔52は、中間ステー36の長さ方向に沿う孔径が、中間ステー36の幅方向に沿う孔径よりも大きく形成されている。
このように形成されたダルマ孔52は、機体左右方向に沿う中間ステー36の長さ方向に長径方向を沿わせて設けられ、大径孔部52aの横側位置に直線状の小径孔部52bが設けられている。この小径孔部52bによる直線状の長孔において、その一端部に軸部53bを位置させるための使用位置が存在し、他端に頭付きピン53の軸部53b及び頭部53aを差し込み可能な係入部としての大径孔部52aが存在している。
〔ロック機構〕
ロック機構5Bは、板状部材40のフレーム材42に取り付けた第一ロック部材54と、ステー3Aの中間ステー36に備えた第二ロック部材55を備えている。
第一ロック部材54は、フレーム材42に支軸54aを用いて枢支連結され、その支軸54aの軸心回りに回動して姿勢変更可能に備えられたL字状の板部材であり、一辺に当接面54bを備えている。
第二ロック部材55は、中間ステー36によって兼用され、中間ステー36の長さ方向における端部のうち、第一ロック部材54が存在する側の端部によって構成される当接面55aを備えている。
このロック機構5Bでは、図8(a)に示すように、第一ロック部材54を、その当接面54bが第二ロック部材55の当接面55aから外れたロック解除姿勢にして、中間ステー36のダルマ孔52に頭付きピン53を挿通する。
この状態から、図8(b)に示すように、第一ロック部材54を図中反時計回りに回動させて、第一ロック部材54の当接面54bが第二ロック部材55の当接面55aに当接するロック状態に操作すると、中間ステー36のダルマ孔52内に位置する頭付きピン53の軸部53bが小径孔部52bの最奥部の使用位置に移動させられた状態に切り換えられる。
つまり、第一ロック部材54が第二ロック部材55に対してガイド機構5Aによる案内方向と同じ側に突っ張り作用することで、第一係止部50としてのダルマ孔52と、第二係止部51としての頭付きピン53と、の係止を保持するロック状態となる。
〔土寄せ部材〕
図4、図5、及び図7に示すように、板状部材40における左右両側の上部に対応して、板状部材40の左右両側部から左右側方に突出して板状部材40による土の掻き上げを補助可能な左右の土寄せ部材6が備えられている。
土寄せ部材6は、板状部材40と同程度以上の硬度を有した、比較的硬質のゴム又は合成樹脂材料等の、弾性変形可能な素材で構成されている。
土寄せ部材6は扁平板状に形成され、板状部材40に対面した状態で、板状部材40とこれに対向するフレーム材42とに亘って設けられた締結具60を介して板状部材40に支持されている。
締結具60は、長孔状の支持孔61と、その支持孔61に挿通可能な軸部材としての連結ボルト62と、連結ボルト62のネジ部に螺合する袋ナット63を備えている。
連結ボルト62は、板状部材40の左右両側部近くと、これに対向するフレーム材42の左右方向の両端部近くと、にわたって、板状部材40の表面に交差する方向の軸心を備え、板状部材40の厚み方向で締め付け操作可能に設けられている。
連結ボルト62のネジ部は前方側から後方側に向けられ、このネジ部に後方側から握り部の大きい袋ナット63が螺合し、袋ナット63を回転操作することで連結ボルト62を緊締状態と弛緩状態とに切換操作可能に構成されている。
このように設けられた土寄せ部材6は、連結ボルト62を緩めることで、連結ボルト62の軸心回りで回転可能に支持され、連結ボルト62の軸心回りで板状部材40に対する姿勢を変更することができる。そして、連結ボルト62を締め込むことで、その回転操作によって変更した姿勢に保持することができる。
また、支持孔61は長孔状であるから、その支持孔61の長さ分だけ、土寄せ部材6をスライド移動させることができる。
これにより、土寄せ部材6は、図4及び図7に仮想線で示すように、板状部材40の左右両端部から横外方へ突出した状態に、あるいは上方へ向けて突出した状態に、板状部材40に対する突出状態を変更可能である。このとき、土寄せ部材6は、図4及び図7に示すように、板状部材40とフレーム材42とによって挟持されている。したがって、このような挟持構造を用いずに、単に板状部材40又はフレーム材42の片面に取り付けた場合に比べて、板状部材40による土寄せ部材6の保持姿勢を強固な状態に維持し易い。
また、図4及び図7に実線で示すように、土寄せ部材6を板状部材40の左右両端部から横外方へ突出しない引退状態にも状態変更可能である。この引退状態では、土寄せ部材6が板状部材40とフレーム材42との間に位置して挟持された状態にあるので、土寄せ部材6に前後方向や上下方向からの土圧等による外力が直接的に作用する虞がない。また、このような引退状態に状態変更すれば、不使用時に培土装置4をコンパクトに格納し易い。
上記のように、土寄せ部材6を板状部材40の左右両端部から横外方へ全く突出しない引退状態にした場合に限らず、土寄せ部材6が板状部材40の左右両端部から横外方へ少し突出した状態に収納する場合にも、土寄せ部材6が板状部材40とフレーム材42との間に位置して挟持された状態にあると強度的に有利である。
つまり、土寄せ部材6が板状部材40とフレーム材42との間に位置して挟持されていると、土寄せ部材6の突出部分に土圧などによる前後方向の外力が作用したとしても、その土寄せ部材6の姿勢変化を、板状部材40及びフレーム材42による挟持箇所で極力抑制し、板状部材40やフレーム材42への取付状態を強固に維持し易い。
〔別実施形態の1〕
実施の形態では、駆動走行装置として、左右一対の走行輪14を採用した構造を例示したが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。
例えば、走行輪14として、単一の走行輪14を採用した一輪タイプのものであっても良い。要は、ロータリ耕耘装置2による耕耘幅よりも幅狭に構成された駆動走行装置を用いるものであればよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の2〕
実施の形態では、駆動走行装置として、駆動される走行輪14を採用した構造を例示したが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。
例えば、駆動走行装置が車輪に限らずクローラで構成されるものであってもよい。また、駆動走行装置として専用ものが設けられた構造に限らず、ロータリ耕耘装置2における耕耘爪20aの駆動回転を機体本体の推進力に利用するようにして、ロータリ耕耘装置2を駆動走行装置に兼用する構造のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の3〕
実施の形態では、抵抗棒3として、下端側が二股に分岐することによって、複数の抵抗部30を備えた構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。
例えば、下端側が三股以上に分岐して複数の抵抗部30を備えた構造のものであってもよい。また、下端側を分岐させて複数の抵抗部30を備えるように構成したものに限らず、単一の抵抗部30を備えた複数本の抵抗棒3を備えるようにした構造のものであってもよい。
さらにまた、抵抗部30が必ずしも左右方向での中央箇所に設けられるものに限らず、左右方向で中央箇所から外れた複数箇所に設けられるものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の4〕
実施の形態では、培土装置4の板状部材40を、全体が一体構造の単一部材で構成されたものを例示したが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。
例えば、板状部材40を左右方向での一箇所、又は複数箇所で分割された複数枚の分割板材で構成し、その複数枚の分割板材の上端部同士をフレーム材42で接続するなどして、一つの板状部材40を構成するようにしたものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の5〕
実施の形態では、板状部材40の切欠部40dに沿う状態の補強部材41と、板状部材40の上端部を補強するフレーム材42と、を別々の部材で構成した構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限定されるものではなく、両者を一体の部材で構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の6〕
実施の形態では、抵抗棒3に板状部材40を取り付けるためのステー3Aを、固定ステー35と中間ステー36との別部材で構成した構造を例示したが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。
例えば、中間ステー36を固定ステー35と一体に構成したものであっても良い。また、固定ステー35や中間ステー36の形状や具体的な連結構造等は、適宜の構造を採用することができる。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の7〕
実施の形態では、ステー3A側の中間ステー36にダルマ孔52による第一係止部50が設けられ、板状部材40側のフレーム材42に頭付きピン53による第二係止部51が設けられた構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。
例えば、第一係止部50が設けられる側と第二係止部51が設けられる側とが逆であっても差し支えない。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の8〕
実施の形態では、土寄せ部材6が、長孔状の支持孔61に連結ボルト62を挿通して、スライド移動、及び回転可能に構成された構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。
例えば、土寄せ部材6に丸孔を形成し、その丸孔に連結ボルト62を挿通させて回転のみ自在に構成したもの、あるいは、土寄せ部材6に複数本の長孔状の支持孔61を形成して、複数の連結ボルト62で固定できるようにして、スライド移動可能に構成するなど、適宜の構造を採用し得る。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明は、培土作業や中耕作業を行う各種の歩行型作業機に適用可能である。
2 耕耘装置
3 抵抗棒
4 培土装置
14 駆動走行装置
16 操縦ハンドル
30 抵抗部
40 板状部材
40d 切欠部
41 補強部材

Claims (5)

  1. 駆動走行装置が備えられ、畝間での耕耘作業走行が可能な歩行型作業機であって、
    操縦ハンドルが連結され、作業者によって操縦される機体本体と、
    前記機体本体の後部に支持された耕耘装置と、
    前記耕耘装置の後方に位置する状態で前記機体本体に支持され、前記耕耘作業走行時に機体左右方向での複数箇所で圃場に接地する抵抗部が備えられた抵抗棒と、
    前記耕耘装置の後方に設けられ、前記耕耘作業走行時に前記耕耘装置によって耕耘された土を弾性変形しながら左右の畝に掻き上げ可能な板状部材と、が備えられ、
    前記板状部材は、前記抵抗棒の左右両側方に亘って位置する状態、かつ、機体側面視において前記抵抗棒と重複する状態で設けられ
    前記板状部材の左右方向中央部の下部に、上下方向に沿って延びる切欠部が形成され、
    前記抵抗棒は、前記切欠部に入り込む状態で設けられ、
    前記板状部材に、前記板状部材よりも剛性の高い補強部材が、前記切欠部に沿う状態で支持され、
    前記抵抗棒は、前記切欠部よりも上側において前記補強部材の後方に位置するように前記切欠部に入り込んでおり、前記耕耘作業走行時に、前記補強部材に機体後方から当接して前記板状部材の後方への変形量を制限している歩行型作業機。
  2. 前記板状部材は、前記耕耘作業走行時において、前記板状部材の下端部の機体前後方向での位置が前記抵抗棒のうちの圃場に接地する箇所の機体前後方向での位置と一致または略一致するように構成されている請求項1記載の歩行型作業機。
  3. 前記抵抗棒の下端部は、機体後方に向けて屈曲されている請求項2記載の歩行型作業機。
  4. 前記補強部材は、前記耕耘作業走行時において、前記補強部材の下端部の上下方向での位置が、前記抵抗棒の下端部の上下方向での位置と一致または略一致するように構成されている請求項1から3の何れか一項記載の歩行型作業機。
  5. 前記板状部材の下端部は、前記補強部材の下端部よりも下方に突出している請求項1から4の何れか一項記載の歩行型作業機。
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