JP6909637B2 - 光導波路装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光導波路装置及びその製造方法に関する。
情報化社会の発展による伝送データの高速大容量化に伴い、電気信号の伝達速度の限界を補うために、高速部分を光信号で伝達するための光導波路が開発されている。
光導波路は、コア層がクラッド層に囲まれた構造を有し、電子機器などに搭載される。
特開2014−81586号公報 特開2014−81587号公報
後述する予備的事項で説明するように、シリコン導波路と光結合させる光導波路装置として、コア層がクラッド層から露出した光導波路装置がある。露出するコア層が光結合部となり、光結合部とシリコン導波路とを重ね合わせることで、シリコン導波路と光導波路装置とが光結合される。
光導波路装置は、第1クラッド層と、第1クラッド層の上に形成されたコア層とを有する大型基板を個片化することで得られる。その際、コア層の光結合部が剥き出しになった状態で基板を切断すると、切断時に発生する削りカスによりコア層が汚染される。また、コア層ごと基板を切断する場合は、コア層の端部が破損する不具合が発生する。
コア層の上面を光結合部として使用する光導波路装置及びその製造方法において、十分な信頼性が得られる新規な構造及び方法を提供することを目的とする。
以下の開示の一観点によれば、基板と、前記基板の上に形成された第1クラッド層と、前記第1クラッド層の上に形成されたコア層と、前記第1クラッド層及び前記コア層の上に形成された第2クラッド層とを有し、前記第2クラッド層は、前記コア層の延在方向の一方側部分を覆う未硬化の感光性樹脂と、前記コア層の延在方向の他方側部分を覆う硬化した感光性樹脂とを備え、前記未硬化の感光性樹脂、前記コア層、前記第1クラッド層及び前記基板の各端面は、面一になった面である光導波路装置が提供される。
また、その開示の他の観点によれば、基板の上に第1クラッド層を形成する工程と、前記第1クラッド層の上にコア層を形成する工程と、前記第1クラッド層及び前記コア層の上に未硬化の感光性樹脂を形成する工程と、前記未硬化の感光性樹脂の一部を硬化して、前記コア層の延在方向の一方側部分を覆う未硬化の感光性樹脂と、前記コア層の延在方向の他方側部分を覆う硬化した感光性樹脂とを備えた第2クラッド層を得る工程と、前記第2クラッド層、コア層、第1クラッド層及び前記基板を切断して個片化する工程とを有し、前記切断して個片化する工程において、前記コア層は、前記未硬化の感光性樹脂で保護された状態で切断される光導波路装置の製造方法が提供される。
以下の開示によれば、光導波路装置では、基板の上に、第1クラッド層、コア層及び第2クラッド層が順に形成されている。また、第2クラッド層は、コア層の延在方向の一方側部分を覆う未硬化の感光性樹脂と、コア層の延在方向の他方側部分を覆う硬化した感光性樹脂部とを有する。そして、コア層の一方側部分が光結合部となっている。
これより、大型基板から個々の光導波路装置を製造する際に、コア層の光結合部が第2クラッド層の未硬化の感光性樹脂で保護された状態で第2クラッド層から基板まで切断される。このため、コア層が削りカスで汚染されたり、コア層を切断する際に、コア層の破損が防止され、十分な信頼性が得られる。
コア層の光結合部を露出させる際には、第2クラッド層の未硬化の感光性樹脂が現像液によって除去される。
あるいは、コア層の全体が光結合部として機能するようにしてもよい。この態様では、第1クラッド層及びコア層の上に、全体が未硬化の感光性樹脂からなる第2クラッド層を形成するか、あるいは、粘着層で樹脂フィルムが仮接着される。
図1(a)及び(b)は予備的事項に係る光導波路装置の製造方法を示す平面図及び断面図(その1)である。 図2(a)及び(b)は予備的事項に係る光導波路装置の製造方法を示す平面図及び断面図その2)である。 図3(a)及び(b)は予備的事項に係る光導波路装置の製造方法を示す平面図及び断面図(その3)である。 図4(a)及び(b)は予備的事項に係る光導波路装置の製造方法を示す平面図及び断面図(その4)である。 図5は予備的事項に係る光導波路装置の製造方法を示す断面図(その5)である。 図6は第1実施形態の光導波路装置の製造方法を示す平面図(その1)である。 図7(a)及び(b)は第1実施形態の光導波路装置の製造方法を示す平面図及び断面図(その2)である。 図8(a)及び(b)は第1実施形態の光導波路装置の製造方法を示す平面図及び断面図(その3)である。 図9(a)及び(b)は第1実施形態の光導波路装置の製造方法を示す平面図及び断面図(その4)である。 図10(a)及び(b)は第1実施形態の光導波路装置の製造方法を示す平面図及び断面図(その5)である。 図11は第1実施形態の光導波路装置の製造方法を示す平面図(その6)である。 図12(a)〜(c)は第1実施形態の光導波路装置の製造方法を示す平面図及び断面図(その7)である。 図13(a)及び(b)は第1実施形態の光導波路装置の製造方法を示す平面図及び断面図(その8)である。 図14(a)〜(d)は第1実施形態の光導波路装置を示す平面図及び断面図である。 図15(a)及び(b)は図14(a)〜(d)の光導波路装置の第2クラッド層の未硬化部を除去した後の様子を示す平面図及び断面図である。 図16(a)及び(b)は図15(d)の光導波路装置のコア層の光結合部にシリコン導波路を重ね合わせて光結合させる様子を示す断面図である。 図17(a)及び(b)は第2実施形態の光導波路装置の製造方法を示す平面図及び断面図(その1)である。 図18(a)及び(b)は第2実施形態の光導波路装置の製造方法を示す平面図及び断面図(その2)である。 図19(a)及び(b)は第2実施形態の変形例の光導波路装置の製造方法を示す平面図及び断面図である。 図20は第2実施形態の光導波路装置の製造方法を示す平面図(その3)である。 図21(a)及び(b)は第2実施形態の光導波路装置を示す平面図及び断面図である。 図22(a)及び(b)は第2実施形態の変形例の光導波路装置を示す平面図及び断面図である。 図23は図21(b)の光導波路装置から未硬化の第2クラッド層を除去した後の様子を示す断面図である。 図24(a)〜(c)は図23の光導波路装置のコア層の上にシリコン導波路を重ね合わせて光結合させる様子を示す断面図である。
以下、実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
実施形態を説明する前に、基礎となる予備的事項について説明する。予備的事項の記載は、発明者の個人的な検討内容であり、公知技術ではない新規な技術を含む。
図1〜図5は、予備的事項に係る光導波路装置の製造方法の課題を説明するための図である。図1〜図4において、(a)が平面図であり、(b)が断面図である。
予備的事項に係る光導波路装置の製造方法では、図1(a)及び(b)に示すように、まず、基板100を用意する。基板100には複数の製品領域Rが区画されており、図1(a)及び(b)では、基板100の2つの製品領域Rが部分的に示されている。
次いで、図2(a)及び(b)に示すように、基板100の上に第1クラッド層200を形成する。さらに、第1クラッド層200の上にコア層300を帯状にパターン化して形成する。コア層300は、複数の製品領域Rの間の領域を跨ぐように各製品領域Rに横方向に延在して配置される。
このとき、図2(a)に示すように、各製品領域Rにおいて、コア層300の延在方向の一方側領域Aに配置された部分のコア層300が光結合部300aとして形成される。
続いて、図3(a)及び(b)に示すように、第1クラッド層200及びコア層300の上に第2クラッド層400をパターン化して形成する。このとき、各製品領域Rの他方側領域Bに第2クラッド層400のパターンが配置され、一方側領域Aに第2クラッド層400の開口部400aが一括して配置される。このようにして、複数のコア層300の光結合部300aが第2クラッド層400から露出した状態となる。
コア層300及び第2クラッド層400は、光硬化性樹脂にフォトマスクを介して紫外光を照射し、現像することにより、パターン化されて形成される。
次いで、図4(a)及び(b)に示すように、各製品領域Rが得られるように、第2クラッド層400から基板100まで切断する。このとき、切削装置の回転ブレードによって各製品領域Rの外周部に沿って切断される。
ここで、コア層300の光結合部300aを切断する際に、コア層300の光結合部300aは第2クラッド層400で被覆されておらず剥き出し状態となっている。このため、切断時に発生する削りカスによりコア層300が汚染されたり、図5に示すように、コア層300を切断する際にコア層300が破損してしまう。
コア層300の破損は、光結合時の信号のノイズの発生の原因となったり、第1クラッド層200からコア層300が剥離するきっかけとなってしまう。
図5の光導波路はシングルモードの光導波路であり、コア層300の幅及び高さがそれぞれ5〜10μmであり、微小な断面積を有して形成される。そして、図5の光導波路のコア層300に、コア層300よりも断面積の小さいコア層を備えたシリコン導波路が光結合される。
このとき、図5の光導波路の微小なコア層300の端面と、シリコン導波路の微小なコア層の端面とを位置合わせして光結合させることは困難である。
このため、図5の光導波路のコア層300の光結合部300aの上にシリコン導波路のコア層を重ね合わせることにより光結合される。
このような重ね合わせによる光結合の構造を採用することから、前述したように、コア層300の光結合部300aが剥き出しになった状態でコア層300の光結合部300aを切断する必要があるため、コア層300に破損が発生する。
以下に説明する実施形態の光導波路装置では、前述した不具合を解消することができる。
本願発明者は、コア層300の光結合部300aを切断する際にコア層300に破損が発生せず、かつ、コア層300の光結合部300aを第2クラッド層400から露出させることができる手法を見出した。
(第1実施形態)
図6〜図13は第1実施形態の光導波路装置の製造方法を示す図、図14は第1実施形態の光導波路装置を示す図である。以下、光導波路装置の製造方法を説明しながら、光導波路装置の構造を説明する。
第1実施形態の光導波路装置の製造方法では、図6に示すように、まず、基板10を用意する。基板10は、例えば、ガラスエポキシ樹脂などの絶縁樹脂材料から形成される。基板10は、剛性の強いリジッド基板であってもよく、あるいは、剛性の弱いフレキシブル基板であってもよい。基板10は、支持体や基材と呼ばれる絶縁物を含む。
前述した予備的事項で説明したように、基板10は複数の製品領域Rが区画された多面取り用の大型基板であり、最終的に製品領域Rの外周部に沿って切断されて個々の光導波路装置が得られる。
図7及びそれ以降の図面では、図6の基板10の一つの製品領域Rを部分的に示して説明する。図7(a)には、図6の基板10の一つの製品領域Rが部分的に示されており、図7(b)は図7(a)のX1−X1に沿った断面図である。図7(a)及び(b)に対応する以下の図面についても同じである。
そして、図8(a)及び(b)に示すように、基板10の上に第1クラッド層20を形成する。第1クラッド層20は、光硬化性樹脂に紫外光を照射した後に、150℃〜200℃の温度で加熱処理して、光硬化性樹脂を硬化させることにより得られる。
第1クラッド層20は、図6に示した複数の製品領域Rが区画された基板10の全面に形成される。第1クラッド層20をパターニングして外形を調整する場合は、フォトマスクを介して光硬化性樹脂に紫外線を照射し、現像することにより第1クラッド層20が得られる。
光硬化性樹脂の形成方法としては、樹脂シートを貼付してもよいし、あるいは、液状樹脂を塗布してもよい。第1クラッド層20の厚みは、例えば、10μm〜30μm程度である。
続いて、図9(a)及び(b)に示すように、第1クラッド層20の上にコア層を得るための光硬化性樹脂(不図示)を形成する。さらに、フォトマスクを介して光硬化性樹脂に紫外線を照射し、現像した後に、光硬化性樹脂を150℃〜200℃程度の温度で加熱処理することにより硬化させる。
これにより、複数のコア層22が第1クラッド層20の上に帯状パターンとして並んで配置される。コア層22の幅は5μm〜10μmに設定され、コア層22の高さは5μm〜10μmに設定される。
このように、本実施形態では、シングルモードの光導波路を得るために、コア層22が微小な断面積を有して形成される。
複数のコア層22は、前述した図6の複数の製品領域Rの間の領域を跨ぐように各製品領域Rに横方向に延在して配置される。
ここで、図9(a)に示すように、各製品領域R内のコア層22の延在方向の中央で2つの領域に分割し、右側の一方側領域Aと左側の他方側領域Bとに区画する。そして、各製品領域R内の一方側領域Aに配置されたコア層22の延在方向の一方側部分が光結合部22aに区画される。
このようにして、第1クラッド層20の上に、延在方向の一部分に光結合部22aが区画されたコア層22を形成する。
次いで、図10(a)及び(b)に示すように、第1クラッド層20及びコア層22の上に第2クラッド層を得るための光硬化性樹脂24xを形成する。光硬化性樹脂24xは、コア層22の上面及び側面を被覆した状態で上面が平坦になって形成される。
光硬化性樹脂24xとしては、例えば、ネガ型の感光性のエポキシ樹脂又はポリイミド樹脂などを使用することができる。前述した第1クラッド層20及びコア層22についても、同様な光硬化性樹脂が使用される。
光硬化性樹脂24xは、光硬化に寄与する反応性官能基と、熱硬化に寄与する反応性官能基とを含み、光硬化及び熱硬化によって硬化する。
続いて、図11に示すように、フォトマスク30を用意する。図11には、前述した図6の一つの製品領域Rに対応する領域のフォトマスク30が部分的に描かれている。フォトマスク30は遮光部30aと透光部30bとを備えている。
フォトマスク30の遮光部30aは、図10の各製品領域R内の一方側領域Aに対応して配置され、一方側領域Aに配置された光硬化性樹脂24xを露光せずに未硬化部とするために使用される。
また、フォトマスク30の透光部30bは、図10の各製品領域Rの他方側領域Bに対応して配置され、他方側領域Bに配置される光硬化性樹脂24xを露光して硬化部にするために使用される。
そして、図11のフォトマスク30の透光部30bを通して、図10の光硬化性樹脂24xに紫外線を照射して露光することにより、各製品領域Rの他方側領域Bの光硬化性樹脂24xを硬化させる。このとき、各製品領域Rの一方側領域Aの光硬化性樹脂24xはフォトマスク30の遮光部30aによって遮光されるため、露光されずに未硬化の状態に維持される。
この時点では、露光した光硬化性樹脂24xを現像液で処理せずに、各製品領域Rの一方側領域Aに配置された光硬化性樹脂24xの未露光部分を未硬化部として残しておく。
その後に、150℃〜200℃の温度で加熱処理(ポストベーク)を行う。これにより、第1クラッド層20及びコア層22の上に第2クラッド層24が形成される。第2クラッド層24の厚みは、例えば、10μm〜30μm程度である。
このようにして、図12(a)に示すように、各製品領域Rの一方側領域Aに第2クラッド層24の未硬化部24aがそれぞれ配置される。一方、各製品領域Rの他方側領域Bに第2クラッド層24の硬化部24bがそれぞれ配置される。
図12(b)は、図12(a)のX2−X2に沿った断面図である。また、図12(c)は、図12(a)のX3−X3に沿った断面図である。
図12などの図示では、第2クラッド層24の未硬化部24aが「ドット領域」で示され、硬化部24bが「白抜き領域」で示される。
第2クラッド層24の硬化部24bは、光硬化性樹脂24xが光硬化及び熱硬化によって完全に硬化して得られる。また、第2クラッド層24の未硬化部24aは、光硬化性樹脂24xが露光されずに150℃〜200℃の温度で加熱処理されるだけで得られるため、未硬化の状態で維持される。第2クラッド層24の未硬化部24aと硬化部24bとは一体的に繋がって形成される。
このようにして、図12(a)及び(b)に示すように、各製品領域Rにおいて、複数のコア層22の光結合部22aが第2クラッド層24の未硬化部24aで被覆される。また、図12(a)及び(c)に示すように、各製品領域Rにおいて、複数のコア層22の光結合部22a以外の領域が第2クラッド層24の硬化部24bで被覆される。
これにより、第1クラッド層20と、第1クラッド層20の上に形成されたコア層22と、第1クラッド層20及びコア層22の上に形成された第2クラッド層24とにより、光導波路5が構築される。
光導波路5では、コア層22の屈折率が第1クラッド層20及び第2クラッド層24の屈折率よりも高くなるように設定される。
本実施形態では、第2クラッド層24の未硬化部24a及び硬化部24bをネガ型の感光性樹脂である光硬化性樹脂24xをから形成している。
この他に、第2クラッド層24の未硬化部24a及び硬化部24bをポジ型の感光性樹脂から形成してもよい。
ネガ型は、光照射された露光部分が架橋反応により溶解性から不溶解性に変質し、未露光部分(未硬化部)が現像液で除去され、露光部分が硬化部として残される。
逆に、ポジ型は、光照射された露光部分(未硬化部)がアルカリ不溶性から可溶性に化学変化し、現像液で除去され、未露光部分が硬化部として残される。
ポジ型の感光性樹脂を使用する場合は、前述した図11のネガ用のフォトマスクを白黒反転させたポジ用のフォトマスクが使用される。そして、ポジ型の感光性樹脂にポジ用のフォトマスクを介して露光する。
これにより、ポジ型の感光性樹脂の露光部分が第2クラッド層24の現像液に溶解する未硬化部24aになる。またに、ポジ型の感光性樹脂の未露光部分が熱硬化して第2クラッド層24の硬化部24bになる。
以上のように、第2クラッド層24は、ネガ型の感光性樹脂(光硬化性樹脂24x)から形成してもよいし、ポジ型の感光性樹脂から形成してもよい。そして、第2クラッド層24の未硬化部24aは、ネガ用又はポジ用の現像液に溶解して除去される特性を有する。一方、第2クラッド層24の硬化部24bは、ネガ用又はポジ用の現像液に溶解しない特性を有する。
次いで、図13(a)及び(b)に示すように、各製品領域Rの外周部に沿って、第2クラッド層24、コア層22、第1クラッド層20及び基板10を切削装置の回転ブレードなどによって切断して個片化する。図13(b)は、図13(a)のX4−X4に沿った断面図である。
このとき、図13(b)に示すように、コア層22の光結合部22aは第2クラッド層24の未硬化部24aで被覆されて保護されている。このため、コア層22を切断する際に、コア層22の光結合部22aが破損するおそれがなく、信頼性よく、コア層22を切断することができる。また、コア層22が削りカスで汚染されるおそれもない。
これにより、コア層22の延在方法の第2クラッド層24の、コア層22、第1クラッド層20及び基板10の各端面は、切断面からなり、面一になった面で形成される。
以上により、図14(a)〜(d)に示すように、第1実施形態の光導波路装置1が得られる。図14(a)は平面図であり、図14(b)は図14(a)のX5−X5に沿った断面図である。また、図14(c)は図14(a)のX6−X6に沿った断面図である。さらに、図14(d)は図14(a)のX7−X7に沿った断面図である。後述する図15(a)〜(d)についても同じである。
図14(a)〜(c)に示すように、第1実施形態の光導波路装置1では、基板10の上に第1クラッド層20が形成されている。第1クラッド層20の上に複数のコア層22が横方向に延在して配置されている。
また、第1クラッド層20及びコア層22に上に第2クラッド層24が形成されている。コア層22の上面及び側面が第2クラッド層24で被覆されている。第1クラッド層20、コア層22及び第2クラッド層24により光導波路5が構築されている。
図14(d)を加えて参照すると、コア層22は延在方向で2分する右側の一方側部分P1と左側の他方側部分P2とに区画されている。そして、コア層22の延在方向の一方側部分P1が光結合部22aになっている。
また、第2クラッド層24は、コア層22の延在方向の一方側部分P1を覆う未硬化部24aと、コア層22の延在方向の他方側部分P2を覆う硬化部24bとを備えている。
このようにして、コア層22の光結合部22aが第2クラッド層24の未硬化部24aによって被覆されている。未硬化部24aは、未硬化の感光性樹脂からなる。また、硬化部24bは、硬化した感光性樹脂からなる。
前述した製造方法で説明したように、光導波路5及び基板10を切断する際に、コア層22の光結合部22aが第2クラッド層24の未硬化部24aで被覆されている。このため、コア層22の光結合部22aを切断する際に、コア層22が破損することが防止される。
よって、図14(d)に示すように、光導波路装置1のコア層22の延在方向の両側の端面は面一になった切断面である。光導波路装置1の一方側領域Aの端面は、第2クラッド層24の未硬化部24a(未硬化の感光性樹脂)、コア層22の光結合部22a、第1クラッド層20及び基板10の切断面であり、端面全体が面一になった面となる。
また、光導波路装置1の他方側領域Bの端面は、第2クラッド層24の硬化部24b、光結合部22a以外のコア層22、第1クラッド層20及び基板10の切断面であり、端面全体が面一になった面となる。
第2クラッド層24がネガ型の感光性樹脂(光硬化性樹脂24x)から形成される場合は、他方側領域Bの第2クラッド層24の硬化部24bは光照射と加熱処理によって硬化して形成される。また、一方側領域Aの第2クラッド層24の未硬化部24aは光照射されていない未露光部から形成される。
そして、第2クラッド層24の未硬化部24aはネガ用の現像液に溶解させて除去することができる。
あるいは、第2クラッド層24がポジ型の感光性樹脂から形成される場合は、他方側領域Bの第2クラッド層24の硬化部24bは光照射されていない未露光部が熱硬化して形成される。また、一方側領域Aの第2クラッド層24の未硬化部24aは光照射された露光部から形成される。
この場合は、第2クラッド層24の未硬化部24aはポジ用の現像液に溶解させて除去することができる。
このように、後の所要の段階で、第2クラッド層24を現像液で処理することにより、第2クラッド層24の未硬化部24aを除去して、コア層22の光結合部22aを第2クラッド層24から露出させることができる。
以上のように、第1実施形態の光導波路装置1では、コア層22の光結合部22aを切断する際にコア層22に破損が発生せず、かつ、コア層22の光結合部22aを第2クラッド層24から露出させることができる。
なお、光導波路装置1を外部に運搬する際には、第2クラッド層24の未硬化部24aが感光しないように、遮光された収容器に収容されて運搬される。第2クラッド層24がネガ型の感光性樹脂から形成される場合は、未硬化部24aが感光すると現像液で除去できなくなるためである。
次に、第1実施形態の光導波路装置1にシリコン導波路を光結合する方法について説明する。図15(a)、(b)及び(d)に示すように、上記した図14(a)〜(d)の光導波路装置1を現像液で処理することにより、光導波路装置1の第2クラッド層24の未硬化部24aを溶解させて除去する。
これにより、図15(a)、(b)及び(d)に示すように、光導波路装置1の一方側領域Aでは、コア層22の光結合部22a上の第2クラッド層24が開口されて、コア層22の光結合部22aが第2クラッド層24から露出する。
光硬化性樹脂24x(ネガ型の感光性樹脂)は使用する場合は、現像液として、炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)や水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)などの無機アルカリ溶液が使用される。
あるいは、第2クラッド層24をポジ型の感光性樹脂から形成する場合は、現像液として、TMHA(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)などの有機アルカリ溶液が使用される。
図15(a)、(c)及び(d)に示すように、光導波路装置1の他方側領域Bでは、コア層22の上に第2クラッド層24の硬化部24bが残される。
次いで、図16(a)に示すように、図15(d)の光導波路装置1とシリコン導波路40を用意する。シリコン導波路40は、シリコンチップに作り込まれた微細な光導波路であり、シリコンチップに光回路などを集積化するシリコンフォトニクス技術に使用される。
シリコン導波路40のコア層(不図示)の断面は、光導波路装置1のコア層22の断面よりも小さく設定されている。
例えば、光導波路装置1のコア層22の幅及び高さは5μm〜10μmあり、シリコン導波路40のコア層の幅及び高さは0.2μm〜1μmである。
そして、光導波路装置1のコア層22にシリコン導波路40のコア層が光結合される。
予備的事項で説明したように、光導波路装置1の微小なコア層22の端面と、シリコン導波路40の微小なコア層の端面とを位置合わせして光結合させることは困難である。
このため、図16(b)に示すように、光導波路装置1のコア層22の所定の長さの光結合部22aの上面にシリコン導波路40のコア層を重ね合わせることにより光結合させる。このとき、光結合での光損失を抑えるために、光導波路装置1のコア層22の光結合部22aとシリコン導波路40のコア層との間に適切なギャップG(空間)が設けられる。
そして、シリコン導波路40のコア層の下面からの染み出し光が光導波路装置1のコア層22の光結合部22aに入射することによって、両者が光結合される。
第1実施形態では、光導波路装置1のコア層22が破損することなく、コア層22の光結合部22aを露出させることができるため、シリコン導波路40を信頼よく光結合させることができる。
(第2実施形態)
図17〜図20は第2実施形態の光導波路装置の製造方法を示す図、図21は第2実施形態の光導波路装置を示す図である。
第2実施形態では、第1実施形態と同一工程及び同一要素についてはその詳しい説明を省略する。
第2実施形態の光導波路装置では、光導波路のコア層の全体が光結合部となっており、コア層の全体が、除去できる状態で形成された保護層で被覆される。
図17(a)及び(b)に示すように、まず、前述した第1実施形態の図7〜図9の工程と同一の工程を遂行することにより、図9(a)及び(b)と同一の構造体を得る。図17(a)及び(b)では、基板10の上に第1クラッド層20及びコア層22が形成される。
図17(a)及び(b)では、第1実施形態の図9(a)及び(b)と同様に、図6の基板10の一つの製品領域Rが部分的に示されている。
第2実施形態では、各製品領域Rに配置された各コア層22の全体が光結合部22aとして形成される。このようにして、第1クラッド層20の上に、全体が光結合部22aとして機能するコア層22を形成する。
次いで、図18(a)及び(b)に示すように、第1クラッド層20及びコア層22の上に光硬化性樹脂24xを形成する。第2実施形態では、光硬化性樹脂24xに露光を行わず、光硬化性樹脂24xの全体を未硬化状態とする。これにより、未硬化の光硬化性樹脂24xからなる第2クラッド層24が形成される。
後述するように、未硬化の第2クラッド層24を現像液に溶解させて除去して、コア層22の全体を露出させる。
または、光硬化性樹脂24x(ネガ型の感光性樹脂)の代わりに、ポジ型の感光性樹脂を使用してもよい。ポジ型の感光性樹脂を使用する場合は、光硬化性樹脂24xの全体を露光することにより、現像液に溶解する未硬化状態にする。
このように、第2実施形態の第1例では、第2クラッド層24は全体が未硬化の感光性樹脂から形成される。
第2実施形態では、後述するように、最終的に、光導波路装置から第2クラッド層24の全体が除去される。このため、所要の屈折率を有する樹脂からなる未硬化の第2クラッド層24を形成する以外に、最終的に除去できる各種の保護層を形成してもよい。
例えば、図19(a)及び(b)に示すように、保護層として、樹脂フィルム26を粘着層26aによって第1クラッド層20及びコア層22に仮接着してもよい。
この場合は、粘着層26aを第1クラッド層20及びコア層22との界面から引き剥がして樹脂フィルム26を除去することにより、コア層22の全体を露出させることができる。樹脂フィルム26としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムが使用される。
以上にように、第1クラッド層20及びコア層22の上に、除去できる状態で保護層を形成する。保護層の好適な例が、未硬化の第2クラッド層24、及び粘着層26aで仮接着された樹脂フィルム26である。
このように、第2実施形態の第2例では、未硬化の感光性樹脂からなる第2クラッド層24の代わりに、粘着層26aで樹脂フィルム26が仮接着される。
続いて、図20に示すように、前述した図13(a)及び(b)の工程と同様な方法により、基板10の各製品領域Rの外周部に沿って、第2クラッド層24、コア層22、第1クラッド層20及び基板10を切削装置の回転ブレードなどによって切断して個片化する。
第2実施形態においても、コア層22が未硬化の第2クラッド層24で被覆されているため、コア層22を切断する際にコア層22が破損することが防止される。また、コア層22が削りカスで汚染されるおそれもない。
以上により、図21(a)及び(b)に示すように、第2実施形態の光導波路装置1aが得られる。
第2実施形態の図21(a)の光導波路装置1aにおいても、コア層22の延在方向の第2クラッド層24、コア層22、第1クラッド層20及び基板10の各端面は、面一になった面となる。
図21(b)に示すように、第2実施形態の光導波路装置1aでは、基板10の上に第1クラッド層20が形成され、第1クラッド層20の上に帯状の複数のコア層22が形成されている。
また、第1クラッド層20及びコア層22の上に第2クラッド層24が形成されている。第2クラッド層24は全体にわたって未硬化の感光性樹脂から形成される。第2クラッド層24は未硬化の感光性樹脂から形成されるため、現像液で処理すると第2クラッド層24が現像液に溶解して除去される。
また、図22(a)及び(b)には、第2実施形態の変形例の光導波路装置1bが示されている。変形例の光導波路装置1bは、前述した図19の製造方法によって製造される。
図22(a)及び(b)に示すように、変形例の光導波路装置1bでは、未硬化の第2クラッド層24の代わりに、樹脂フィルム26が粘着層26aによって第1クラッド層20及びコア層22の上に仮接着されている。
このように、コア層22は除去できる状態で形成された保護層で被覆されていればよく、保護層として、未硬化の第2クラッド層24以外に、クラッド層として機能しない樹脂材料などを形成してもよい。
図22(a)の変形例の光導波路装置1bにおいても、コア層22の延在方向の樹脂フィルム26、コア層22、第1クラッド層20及び基板10の各端面は、面一になった面となる。
次に、第2実施形態の光導波路装置1aにシリコン導波路を光結合する方法について説明する。図23(a)及び(b)に示すように、上記した図21(a)及び(b)の光導波路装置1aを現像液で処理することにより、未硬化状態の第2クラッド層24の全体を溶解させて除去する。
これにより、コア層22の全体が光結合部22aとして露出する。図23(b)は、コア層22の延在方向に沿った断面である。
前述した図22(a)及び(b)の変形例の光導波路装置1bを使用する場合は、樹脂フィルム26の粘着層26aを第1クラッド層20及びコア層22から引き剥がすことにより、樹脂フィルム26が除去される。これにより、図23(a)及び(b)と同様に、コア層22の全体が光結合部22aとして露出する。
次いで、図24(a)に示すように、図23(b)の光導波路装置1aと前述した図16(a)と同様なシリコン導波路40を用意する。
そして、図24(b)に示すように、光導波路装置1aのコア層22(光結合部22a)の上面に、適切なギャップG(空間)を設けた状態で、シリコン導波路40のコア層を重ね合わせることにより光結合させる。
そして、シリコン導波路40のコア層の下面からの染み出し光が光導波路装置1aのコア層22(光結合部22a)に入射することによって、両者が光結合される。
さらに、図24(c)に示すように、光導波路装置1aのコア層22(光結合部22a)の一端にコネクタ50が取り付けられる。光導波路装置1aに取り付けられたコネクタ50の外端の側面から内部に嵌合孔(不図示)が設けられている。
外部の光ファイバなどのアライメントピン(不図示)をコネクタ50の嵌合孔に嵌め込むことにより、外部の光ファイバなどが光導波路装置1aのコア層22に位置合わせされて配置されて光結合されるようになっている。
第2実施形態においても、光導波路装置1aのコア層22が破損することなく、光結合部22aとなるコア層22の全体を露出させることができるため、シリコン導波路40を信頼よく光結合させることができる。
1,1a,1b…光導波路装置、5…光導波路、10…基板、20…第1クラッド層、22…コア層、22a…光結合部、24…第2クラッド層、24a…未硬化部、24b…硬化部、24x…光硬化性樹脂、26…樹脂フィルム、26a…粘着層、30…フォトマスク、30a…遮光部、30b…透光部、40…シリコン導波路、50…コネクタ、A…一方側領域、B…他方側領域、P1…一方側部分、P2…他方側部分、R…製品領域。

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板の上に形成された第1クラッド層と、
    前記第1クラッド層の上に形成されたコア層と、
    前記第1クラッド層及び前記コア層の上に形成された第2クラッド層と
    を有し、
    前記第2クラッド層は、前記コア層の延在方向の一方側部分を覆う未硬化の感光性樹脂と、前記コア層の延在方向の他方側部分を覆う硬化した感光性樹脂とを備え、
    前記未硬化の感光性樹脂、前記コア層、前記第1クラッド層及び前記基板の各端面は、面一になった面であることを特徴とする光導波路装置。
  2. 基板と、
    前記基板の上に形成された第1クラッド層と、
    前記第1クラッド層の上に形成されたコア層と、
    前記第1クラッド層及び前記コア層の上に形成された第2クラッド層と
    を有し、
    前記第2クラッド層は全体が未硬化の感光性樹脂であり、
    前記第2クラッド層、前記コア層、前記第1クラッド層及び前記基板の各端面は、面一になった面であることを特徴とする光導波路装置。
  3. 基板と、
    前記基板の上に形成されたクラッド層と、
    前記クラッド層の上に形成されたコア層と、
    前記クラッド層及び前記コア層の上に粘着層で仮接着された樹脂フィルムと
    を有することを特徴とする光導波路装置。
  4. 前記未硬化の感光性樹脂は、現像液に溶解して除去される特性を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光導波路装置。
  5. 前記樹脂フィルム、前記コア層、前記クラッド層及び前記基板の各端面は、面一になった面であることを特徴とする請求項3に記載の光導波路装置。
  6. 基板の上に第1クラッド層を形成する工程と、
    前記第1クラッド層の上にコア層を形成する工程と、
    前記第1クラッド層及び前記コア層の上に未硬化の感光性樹脂を形成する工程と、
    前記未硬化の感光性樹脂の一部を硬化して、前記コア層の延在方向の一方側部分を覆う未硬化の感光性樹脂と、前記コア層の延在方向の他方側部分を覆う硬化した感光性樹脂とを備えた第2クラッド層を得る工程と、
    前記第2クラッド層、コア層、第1クラッド層及び前記基板を切断して個片化する工程と
    を有し、
    前記切断して個片化する工程において、前記コア層は、前記未硬化の感光性樹脂で保護された状態で切断されることを特徴とする光導波路装置の製造方法。
  7. 基板の上に第1クラッド層を形成する工程と、
    前記第1クラッド層の上にコア層を形成する工程と、
    前記第1クラッド層及び前記コア層の上に、未硬化の感光性樹脂からなる第2クラッド層を形成する工程と、
    前記第2クラッド層、コア層、第1クラッド層及び前記基板を切断して個片化する工程と
    を有し、
    前記切断して個片化する工程において、前記コア層は、前記未硬化の感光性樹脂で保護された状態で切断されることを特徴とする光導波路装置の製造方法。
  8. 基板の上に第1クラッド層を形成する工程と、
    前記第1クラッド層の上にコア層を形成する工程と、
    前記第1クラッド層及び前記コア層の上に、樹脂フィルムを粘着層で仮接着する工程と、
    前記樹脂フィルム、コア層、第1クラッド層及び前記基板を切断して個片化する工程と を有することを特徴とする光導波路装置の製造方法。
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