JP6904244B2 - エレベーター装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベーター装置に関する。
特許文献1に、エレベーター装置が記載されている。特許文献1に記載されたエレベーター装置は、監視装置を備える。監視装置は、カメラによって撮影された画像と基準画像との比較処理を行い、人がかごに乗っているか否かを検出する。
特開2013−119461号公報
かごのドアに窓が設けられていると、外光等がこの窓を通ってかごの内部に進入する。特許文献1に記載された監視装置では、外光等に起因して画像が変化してしまう領域がマスク領域に設定される。マスク領域に関しては、画像の比較処理は常に行われない。このため、かごの内部の状態を精度良く検出できないといった問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、かごの内部の状態を精度良く検出できるエレベーター装置を提供することである。
この発明に係るエレベーター装置は、窓を有するドアを有し、昇降路を移動するかごと、かごの位置を検出する位置検出手段と、かごの内部の特定の領域を撮影する撮影手段と、撮影手段によって撮影された画像と基準画像との比較処理を行う処理手段と、処理手段による処理結果に基づいて、かごの内部の特定の状態を検出する状態検出手段と、を備える。特定の領域に窓は含まれる。処理手段は、位置検出手段によって検出されたかごの位置に関わらず、窓を示す画像情報を用いずに比較処理を行う。処理手段は、位置検出手段によって検出されたかごの位置が特定の除外範囲に含まれる場合は、特定の領域のうちの一部の領域を示す画像情報を用いずに比較処理を行う。処理手段は、位置検出手段によって検出されたかごの位置が除外範囲に含まれない場合は、一部の領域を示す画像情報を用いて比較処理を行う。一部の領域に窓は含まれない。

この発明によれば、かごの内部の状態を精度良く検出できる。
実施の形態1におけるエレベーター装置を示す図である。 図1に示すエレベーター装置の具体例を示す図である。 監視装置の動作例を示すフローチャートである。 乗場からかごの内部に進入する光を説明するための図である。 乗場からかごの内部に進入する光を説明するための図である。 乗場からかごの内部に進入する光を説明するための図である。 乗場からかごの内部に進入する光を説明するための図である。 乗場からかごの内部に進入する光を説明するための図である。 第2非検出領域及び除外範囲の設定例を示すフローチャートである。 かごが最下階の乗場から上方に移動する様子を示す図である。 監視装置のハードウェア資源の例を示す図である。 監視装置のハードウェア資源の他の例を示す図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるエレベーター装置を示す図である。図1に示すように、エレベーター装置は、例えばかご1及びつり合いおもり2を備える。かご1は、昇降路3を上下に移動する。つり合いおもり2は、昇降路3を上下に移動する。かご1及びつり合いおもり2は、主ロープ4によって昇降路3に吊り下げられる。
主ロープ4は、巻上機5の駆動綱車6に巻き掛けられる。巻上機5は、かご1を駆動する駆動装置の一例である。巻上機5は、制御装置7によって制御される。例えば、制御装置7は、駆動綱車6の回転及び停止を制御する。駆動綱車6の回転に応じてかご1は移動する。かご1は、例えば乗場8の高さに合わせて停止する。制御装置7に、監視装置30が接続される。
図2は、図1に示すエレベーター装置の具体例を示す図である。図2は、かご1について内部を示す。図1及び図2に示すように、かご1は、例えばドア11、ドアモータ12、照明器具13、操作パネル14、及び表示器15を備える。
ドア11は、かご1に形成された出入口を開閉する。かご1がある乗場8に停止すると、ドア11は、その乗場8に設けられたドア9に対向する。ドア11は窓11aを有する。ドア9は窓9aを有する。かご1がある乗場8に停止すると、窓11aは、その乗場8のドア9に形成された窓9aに対向する。
ドアモータ12は、ドア11を開閉するための駆動力を発生させる。乗場8に、ドア9を駆動するための装置は設けられていない。ドア9は、対向するドア11を介してドアモータ12によって駆動される。ドアモータ12は、制御装置7によって制御される。照明器具13は、かご1の内部を照らす。照明器具13の点灯及び消灯は、制御装置7によって制御される。
操作パネル14は、例えば開ボタン、閉ボタン、及び行先ボタンを備える。操作パネル14は、例えば、かご1に乗った乗客によって操作される。操作パネル14から入力された情報は、制御装置7に送信される。表示器15は、制御装置7によって制御される。
かご1に、カメラ16、及び映像記憶装置17が設けられる。カメラ16は、かご1の内部の特定の領域を撮影する。カメラ16は、かご1の内部を撮影する手段の一例である。例えば、カメラ16が図2に示すようにかご1の奥側の壁に設けられている場合、ドア11、照明器具13の一部、床の一部、及び側壁の一部がカメラ16によって撮影される。カメラ16によって撮影される領域は、これらに限定されない。カメラ16によって撮影された画像は、映像記憶装置17に記憶される。映像記憶装置17は、監視装置30に接続される。
図2に示すように、制御装置7は、例えば位置検出部21、及び動作制御部22を備える。監視装置30は、例えば記憶部31、処理部32、状態検出部33、及び判定部34を備える。
位置検出部21は、かご1の位置を検出する。本実施の形態において、かご1は昇降路3を上下に移動する。このため、かご1の位置はかご1の高さと同義である。例えば、巻上機5はエンコーダを備える。巻上機5のエンコーダは、駆動綱車6の回転に応じた信号を出力する。位置検出部21は、このエンコーダからの信号に基づいてかご1の位置を検出する。調速機(図示せず)がエンコーダを備える場合、位置検出部21は、このエンコーダからの信号に基づいてかご1の位置を検出しても良い。位置検出部21は、他の方法によってかご1の位置を検出しても良い。
動作制御部22は、各種機器を制御する。例えば、動作制御部22は、巻上機5の動作を制御する。動作制御部22は、かご1に備えられた機器の動作を制御する。
処理部32は、カメラ16によって撮影された画像と基準画像との比較処理を行う。基準画像は、記憶部31に予め記憶される。基準画像は、例えば、かご1が無人の時にカメラ16によって撮影された画像である。基準画像は、一定時間前にカメラ16によって撮影された画像でも良い。基準画像は、後述する状態検出部33の検出内容に合わせて適宜設定される。
状態検出部33は、処理部32による処理結果に基づいて、かご1の内部の特定の状態を検出する。例えば、状態検出部33は、かご1に乗客が乗っていることを検出する。他の例として、状態検出部33は、かご1の乗客が特定の動きを行ったことを検出する。上記特定の動きとは、例えば、他の乗客に危害を加える恐れがある動きとして予め設定された動きである。状態検出部33が検出する内容は、これらの例に限定されない。
以下に、図3から図8も参照し、監視装置30の機能について具体的に説明する。図3は、監視装置30の動作例を示すフローチャートである。
記憶部31に、画像の比較処理に必要な情報が予め記憶される。記憶部31に、かご1の内部の状態検出に必要な情報が予め記憶される。例えば、記憶部31に、非検出領域を特定するための情報及び除外範囲を特定するための情報が記憶される。非検出領域には、第1非検出領域と第2非検出領域とが含まれる。
非検出領域は、かご1が無人でも、カメラ16による撮影画像が変化する可能性がある領域である。なお、かご1が無人でもカメラ16による撮影画像が変化する可能性がある全ての領域が非検出領域であるとは限らない。非検出領域のうち、かご1の位置とは無関係にカメラ16による撮影画像が変化する可能性がある領域は、第1非検出領域である。非検出領域のうち、かご1が移動することによってカメラ16による撮影画像が常に変化する可能性がある領域は、第1非検出領域である。一方、非検出領域のうち、かご1が特定の範囲を移動してもカメラ16による撮影画像が変化しない領域は、第2非検出領域である。
例えば、ドア11の窓11aは防犯用であり、透明である。カメラ16によって窓11aを撮影すると、かご1が無人でもかご1が移動すれば窓11aの画像は常に変化する。このため、窓11aは第1非検出領域に設定される。また、表示器15の表示は、かご1の位置に応じて或いはかご1の位置に関わらず変化する。このため、表示器15は第1非検出領域に設定される。第1非検出領域に設定される領域は、これらの例に限定されない。
また、窓11aは透明であるため、例えばかご1が乗場8に停止すると、外光又は乗場8に設置された照明器具の光が窓11aからかご1の内部に差し込む。この光は、例えば、かご1の内壁に当たる。しかし、かご1が階間に配置されると、窓11aからかご1の内部に光は入らない。かご1の内壁のうち、かご1が乗場8に停止した時に窓11aから差し込む光が直接当たる部分は、第2非検出領域に設定される。第2非検出領域に設定される領域は、この例に限定されない。
監視装置30は、映像記憶装置17から画像の情報を取得する(S101)。例えば、カメラ16は、一定のコマ数でかご1の内部の特定の領域を撮影する。カメラ16によって撮影された画像の情報は映像記憶装置17に送信され、映像記憶装置17に記憶される。映像記憶装置17は、新たに記憶した画像の情報を監視装置30に送信する。これにより、監視装置30は、S101において、カメラ16によって撮影された最新の画像の情報を取得する。
監視装置30がS101で情報を取得した画像は、基準画像と比較するための画像である。以下においては、この画像のことを比較対象画像とも表記する。
次に、監視装置30は、比較対象画像が撮影された時のかご1の位置の情報を取得する(S102)。判定部34は、比較対象画像が撮影された時のかご1の位置が除外範囲に含まれるか否かを判定する(S103)。
例えば、かご1がある階の乗場8aに停止した際に、その乗場8aからの光が窓9a及び窓11aを通過してかご1の内壁に当たる場合を考える。図4から図8は、乗場8aからかご1の内部に進入する光を説明するための図である。図4から図8において、(a)はかご1と乗場8aを側方から見た図である。図4から図8において、(b)はかご1の内部をかご1の奥側から見た図である。
図4は、かご1が乗場8aの下方に位置する状態を示す。図4に示す状態では、窓11aは窓9aに対向していない。このため、窓11aからかご1の内部に光は入らない。
図5は、図4に示す状態からかご1が上方に移動した状態を示す。図5に示す状態では、窓11aの上部が窓9aの下部に対向する。但し、窓11aの下部は窓9aに対向していない。乗場8aからの光は、窓9aの下部及び窓11aの上部を通過し、かご1の内壁に当たる。図5等では、かご1の内壁のうち、窓9a及び窓11aを通過した乗場8からの光が直接当たる領域を符号1aで示している。図5に示す状態からかご1が更に上方に移動すると、窓11aが窓9aと同じ高さに配置されるまで領域1aは徐々に広くなる。
図6は、図5に示す状態からかご1が更に上方に移動し、かご1が乗場8aに停止した状態を示す。図6に示す状態では、窓11aが窓9aと同じ高さに配置される。この時、領域1aは最大になる。図6において符号1aで示される領域は、第2非検出領域として記憶部31に記憶されている。
図7は、図6に示す状態からかご1が更に上方に移動した状態を示す。図6に示す状態からかご1が上方に移動すると、窓11aの上部が窓9aに対向しなくなる。図7に示す状態では、窓11aの下部が窓9aの上部に対向する。但し、窓11aの上部は窓9aに対向していない。乗場8aからの光は、窓9aの上部及び窓11aの下部を通過し、かご1の内壁に当たる。図6に示す状態からかご1が更に上方に移動すると、窓11aが窓9aに対向しなくなるまで領域1aは徐々に狭くなる。
図8は、図7に示す状態からかご1が更に上方に移動した状態を示す。図8に示す状態では、窓11aは窓9aに対向していない。このため、窓11aからかご1の内部に光は入らない。かご1の内壁に領域1aは形成されない。
かご1が他の乗場8を下方から上方に通過する場合も、乗場8からかご1の内部に進入する光は図4から図8に示すようになる。また、かご1が乗場8を上方から下方に通過する場合、乗場8からかご1の内部に進入する光は、上述した例とは逆に、図8から図4に示すようになる。かご1が特定の第1範囲を移動する時、乗場8からの光がかご1の内壁に当たる。かご1が特定の第2範囲を移動する時、乗場8からの光はかご1の内壁に当たらない。第1範囲は、かご1の移動範囲から第2範囲を除く範囲である。記憶部31に、上記第1範囲が除外範囲として記憶されている。
かご1の位置が除外範囲に含まれるとS103で判定されると、処理部32は、カメラ16によって撮影された画像の情報のうち第2非検出領域を示す画像情報を用いずに比較処理を行う(S104)。即ち、S103でYesと判定されると、第2非検出領域を撮影した画像の情報は比較処理の対象から除外される。例えば、かご1が図5に示す位置にいる時に撮影された画像をS101で取得した場合、処理部32は、図6において符号1aで示された領域の画像情報を用いずに、カメラ16によって撮影された画像と基準画像との比較処理をS104において行う。なお、処理部32は、比較対象画像が撮影された時のかご1の位置に関わらず、比較処理において第1非検出領域を示す画像情報を用いない。例えば、窓11aを示す画像情報と表示器15を示す画像情報とは、処理部32による比較処理の対象から常に除外される。
一方、かご1の位置が除外範囲に含まれないとS103で判定されると、処理部32は、第2非検出領域を示す画像情報を用いて画像の比較処理を行う(S105)。即ち、S103でNoと判定されると、第2非検出領域を撮影した画像の情報は比較処理の対象となる。例えば、かご1が図8に示す位置にいる時に撮影された画像をS101で取得した場合、処理部32は、図6において符号1aで示された領域の画像情報も用いて、カメラ16によって撮影された画像と基準画像との比較処理をS105で行う。上述したように、S105においても、第1非検出領域を撮影した画像の情報は比較処理の対象から除外される。
状態検出部33は、S104或いはS105において行われた処理結果に基づいて、かご1の内部の特定の状態を検出する。監視装置30では、状態検出部33によって上記特定の状態が検出されたか否かが判定される(S106)。例えば、他の乗客に危害を加える恐れがある動きが状態検出部33によって検出されると、S106においてYesと判定される。
状態検出部33によって特定の状態が検出されると(S106のYes)、動作制御部22によって緊急動作が行われる(S107)。例えば、動作制御部22は、特定の状態が検出されたことを表示器15に表示させる。動作制御部22は、特定の状態が検出されたことを外部に通報しても良い。動作制御部22は、かご1を最寄り階に停止させ、戸開状態が維持されるようにドアモータ12を制御しても良い。S107で行われる緊急動作は、これらの例に限定されない。
本実施の形態に示す例であれば、図3のS104において、第2非検出領域を示す画像情報を用いずに画像の比較処理が行われる。上述したように、カメラ16によって撮影される領域のうち図6に示す領域1aには、乗場8からの光が当たったり当たらなかったりする。かご1の位置が除外範囲に含まれる時は、この領域を示す画像情報が比較処理の対象から除外される。このため、乗場8からの光がかご1の内壁に当たることによって生じる誤検出を防止できる。
一方、図3のS105では、第2非検出領域を示す画像情報も用いて画像の比較処理が行われる。かご1の位置が除外範囲に含まれない場合、図6において符号1aで示される領域の画像情報は、比較処理の対象から除外されない。このため、この領域の画像情報を用いないことによって生じる検出精度の悪化を防止できる。
本実施の形態に示す例では、かご1の位置に関わらず、窓11aを示す画像情報と表示器15を示す画像情報とが処理部32による比較処理の対象から除外される。窓11a越しの景色は常に変化するため、窓11aは第2非検出領域に含めず、第1非検出領域に含めることが好ましい。本実施の形態に示す例においてカメラ16の撮影領域に窓11a及び表示器15の双方が含まれていなければ、第1非検出領域は設定されなくても良い。
窓11aからかご1の内部に外光が差し込む場合、光の入り方は季節、時間帯、及び天気によって異なる。また、乗場8のレイアウトに変更があった場合等にも、かご1の内部への光の入り方は変化する。このため、監視装置30は、第2非検出領域と除外範囲とを定期的に更新しても良い。以下に、図9及び図10も参照し、第2非検出領域と除外範囲とを設定する手順について説明する。図9は、第2非検出領域及び除外範囲の設定例を示すフローチャートである。なお、図9に示す動作フローが行われる場合、監視装置30は、図2に示すように設定部35を更に備える。
先ず、第2非検出領域及び除外範囲を設定するための開始条件が成立したか否かが判定される(S201)。開始条件は予め設定される。例えば、エレベーター保守員が所有する保守端末から特定の信号が入力されると、開始条件は成立する。他の例として、制御装置7から特定の信号が入力されると、開始条件は成立する。他の例として、第2非検出領域及び除外範囲が前回設定されてから一定時間が経過すると、開始条件は成立する。他の例として、かご1が自動消灯中である時に状態検出部33によって特定の状態が検出されると、開始条件は成立する。開始条件として他の条件が採用されても良い。
開始条件が成立すると(S201のYes)、動作制御部22は、かご1を最下階の乗場8に停止させる(S202)。動作制御部22は、かご1が最下階の乗場8に停止すると、かご1を消灯させる(S203)。即ち、動作制御部22は、照明器具13をオフにする。
かご1が最下階の乗場8で消灯すると、かご1が無人であるか否かが判定される(S204)。かご1が無人であるか否かの判定は、例えばかご1に備えられた秤装置(図示せず)からの信号に基づいて行われる。かご1に人が乗っていることがS204で検出されると、動作制御部22は、ドアモータ12を制御し、ドア11を一定時間開放させた後に戸閉動作を行う(S205)。
かご1が無人であることがS204で検出されると、カメラ16による撮影が開始される。これにより、カメラ16によって撮影された画像が映像記憶装置17に記憶される。また、かご1が無人であることがS204で検出されると、動作制御部22は、かご1の走行を開始させる(S206)。動作制御部22は、かご1を最上階の乗場8に向けて走行させる。
かご1の走行が開始されると、かご1が最上階の乗場8に到着したか否かが判定される(S207)。かご1が最上階の乗場8に到着するまで、カメラ16によって撮影された画像の情報がかご1の位置情報に紐付けて記憶部31に記憶される(S208)。例えば、かご1が最下階の乗場8に停止している時のかご1の位置を0とする。かかる場合、最下階の乗場8からの高さを示す情報が画像の情報に紐付けて記憶部31に記憶される。
かご1が最上階の乗場8に到着すると(S207のYes)、設定部35は、消灯した無人のかご1が移動した時にカメラ16によって撮影された画像に基づいて、第2非検出領域及び除外範囲を設定する(S209)。例えば、設定部35は、カメラ16によって撮影された領域全体のうち、画像の明るさが基準値を超えた領域を第2非検出領域に設定する。予め第1非検出領域として設定されている領域は、第2非検出領域には設定されない。
例えば、図6に示す領域1aには、かご1が消灯していても、かご1が乗場8を通過する度に光が当たる。このため、カメラ16によって撮影された画像のうち、この領域1aに相当する部分の明るさは基準値を超える。これにより、図6に示す領域1aが第2非検出領域に設定される。
次に、設定部35は、基準値を超える明るさの画像が撮影されたかご1の位置に基づいて、除外範囲を設定する。図10は、かご1が最下階の乗場8から上方に移動する様子を示す図である。表1は、かご1の位置と第2非検出領域の有効性との関係を示す表である。
Figure 0006904244
図10(a)は、図9のS206でかご1が走行を開始する直前の状態を示す。図10(a)に示す状態は、図6に示す状態に相当する。図10(a)に示す状態では、最下階の乗場8からの光がかご1の内壁に当たる。このため、カメラ16によって撮影された画像の一部の明るさは、基準値を超える。
かご1が走行を開始した後、例えば、窓11aの下端が最下階のドア9の窓9aの上端と同じ高さになるまで、最下階の乗場8からの光がかご1の内壁に当たる。図10(b)は、かご1が走行を開始した直後の状態を示す。図10(b)に示す状態は、図7に示す状態に相当する。図10(b)に示す状態では、最下階の乗場8からの光がかご1の内壁に当たる。このため、カメラ16によって撮影された画像の一部の明るさは、基準値を超える。
図10(c)は、かご1が更に上方に移動することによって、窓11aの下端が最下階のドア9の窓9aの上端と同じ高さになった状態を示す。かご1が図10(c)に示す位置に達すると、最下階の乗場8からの光がかご1の内部に入らなくなる。このため、カメラ16によって撮影された画像の明るさは、基準値を超えなくなる。表1に示す例では、この時のかご1の位置は2000である。表1及び図10では、最下階の乗場8からの光がかご1の内壁に当たる状態でかご1が移動するエリアを「最下階」と表記している。
図10(d)は、図10(c)に示す状態からかご1が更に上方に移動し、窓11aの上端が「最下階+1階」、即ち2階のドア9の窓9aの下端と同じ高さになった状態を示す。かご1が図10(d)に示す位置に達するまで、乗場8からの光はかご1の内部に入らない。このため、カメラ16によって撮影された画像の明るさは、基準値を超えない。表1に示す例では、この時のかご1の位置は3000である。表1及び図10では、最下階と2階との間で、最下階の乗場8からの光及び2階の乗場からの光がかご1の内部に入らない状態でかご1が移動するエリアを「階間1」と表記している。
表1及び図10に示す例では、階間N(N=1、2、…、「かご1の停止数−1」)が除外範囲に設定される。設定部35によって設定された第2非検出領域の情報及び除外範囲の情報は、記憶部31に記憶される(S210)。この例であれば、例えば季節によってかご1の内部への光の入り方が変化しても、その変化に合わせて第2非検出領域及び除外範囲を適切に設定できる。
本実施の形態に示す例では、第2非検出領域及び除外範囲の双方を設定する例について説明した。設定部35は、図9に示す動作フローが行われることにより、第2非検出領域のみを設定しても良い。設定部35は、図9に示す動作フローが行われることにより、除外範囲のみを設定しても良い。
本実施の形態では、第2非検出領域及び除外範囲を設定する際に、かご1を最下階の乗場8から最上階の乗場8に移動させる例について説明した。これは一例である。第2非検出領域及び除外範囲を設定する際に、かご1を最上階の乗場8から最下階の乗場8に移動させても良い。特定の乗場8を出発階及び到着階とし、かご1を往復移動させても良い。
本実施の形態において、符号31〜35に示す各部は、監視装置30が有する機能を示す。図11は、監視装置30のハードウェア資源の例を示す図である。監視装置30は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ37とメモリ38とを含む処理回路36を備える。記憶部31が有する機能は、メモリ38によって実現される。監視装置30は、メモリ38に記憶されたプログラムをプロセッサ37によって実行することにより、符号32〜35に示す各部の機能を実現する。
プロセッサ37は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ或いはDSPともいわれる。メモリ38として、半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク或いはDVDを採用しても良い。採用可能な半導体メモリには、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM及びEEPROM等が含まれる。
図12は、監視装置30のハードウェア資源の他の例を示す図である。図12に示す例では、監視装置30は、例えばプロセッサ37、メモリ38、及び専用ハードウェア39を含む処理回路36を備える。図12は、監視装置30が有する機能の一部を専用ハードウェア39によって実現する例を示す。監視装置30が有する機能の全部を専用ハードウェア39によって実現しても良い。専用ハードウェア39として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
同様に、符号21〜22に示す各部は、制御装置7が有する機能を示す。制御装置7のハードウェア資源は、図11に示す例と同様である。制御装置7は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサとメモリとを含む処理回路を備える。制御装置7は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサによって実行することにより、符号21〜22に示す各部の機能を実現する。制御装置7は、ハードウェア資源として、プロセッサ、メモリ、及び専用ハードウェアを含む処理回路を備えても良い。また、制御装置7が有する機能の全部を専用ハードウェアによって実現しても良い。
1 かご、 2 つり合いおもり、 3 昇降路、 4 主ロープ、 5 巻上機、 6 駆動綱車、 7 制御装置、 8 乗場、 9 ドア、 9a 窓、 11 ドア、 11a 窓、 12 ドアモータ、 13 照明器具、 14 操作パネル、 15 表示器、 16 カメラ、 17 映像記憶装置、 21 位置検出部、 22 動作制御部、 30 監視装置、 31 記憶部、 32 処理部、 33 状態検出部、 34 判定部、 35 設定部、 36 処理回路、 37 プロセッサ、 38 メモリ、 39 専用ハードウェア

Claims (3)

  1. 窓を有するドアを有し、昇降路を移動するかごと、
    前記かごの位置を検出する位置検出手段と、
    前記かごの内部の特定の領域を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段によって撮影された画像と基準画像との比較処理を行う処理手段と、
    前記処理手段による処理結果に基づいて、前記かごの内部の特定の状態を検出する状態検出手段と、
    を備え、
    前記特定の領域に前記窓は含まれ、
    前記処理手段は、前記位置検出手段によって検出された前記かごの位置に関わらず、前記窓を示す画像情報を用いずに比較処理を行い、
    前記処理手段は、
    前記位置検出手段によって検出された前記かごの位置が特定の除外範囲に含まれる場合は、前記特定の領域のうちの一部の領域を示す画像情報を用いずに比較処理を行い、
    前記位置検出手段によって検出された前記かごの位置が前記除外範囲に含まれない場合は、前記一部の領域を示す画像情報を用いて比較処理を行い、
    前記一部の領域に前記窓は含まれないエレベーター装置。
  2. 前記除外範囲を設定する第1設定手段と、
    前記第1設定手段によって設定された前記除外範囲の情報を記憶する記憶手段と、
    を更に備えた請求項1に記載のエレベーター装置。
  3. 前記第1設定手段は、消灯した無人の前記かごを移動させた時に前記撮影手段によって撮影された画像に基づいて、前記除外範囲を設定する請求項に記載のエレベーター装置。
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