JP2017124907A - エレベータシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】エレベータの乗りかごにおいて、出入口近辺の撮影画像の画質を適切に向上させる。【解決手段】一実施形態に係るエレベータシステムは、露光調整のための感度調整速度を制御可能とするカメラを用い、上記ドアが全閉、全開になるときと比較して、上記ドアの戸閉動作中、戸開動作中の時の感度調整速度を遅くし、戸開動作中、戸閉動作中の急激な露光量の増減による影響を軽減し、画像に生じる白とび、黒つぶれを抑制する。【選択図】 図4
Description
本発明の実施形態は、エレベータのドアの開閉を管理するエレベータシステムに関する。
エレベータでは、乗りかご出入口の上部に監視用のカメラを取り付け、このカメラで出入口近辺を撮影し、その撮影画像を処理して乗客の様子を判断することで、ドア開閉時の安全対策を図っている。
以上のように、エレベータでは、乗りかごの出入口近辺の撮影画像から乗客の様子を判断している。ところが、カメラが装備している調整機能では、ドア開閉時の環境変化に適切に対応することが困難であり、撮影画像の画質低下によってドア開閉時における安全対策に影響を及ぼしている。
本発明が解決しようとする課題は、乗りかごの出入口近辺の撮影画像の画質を適切に向上させることができ、これによってドア開閉時の安全対策をより一層効果的なものとすることのできるエレベータシステムを提供することである。
一実施形態に係るエレベータシステムは、乗りかご出入口の上部に設置され、上記出入口のドア付近を撮影してかご室内と乗場を撮像範囲とするカメラを備え、上記カメラで撮影した画像を解析処理して上記ドア付近の状態を管理するもので、露光調整のための感度調整速度を制御可能とするカメラを用い、上記ドアが全閉、全開になるときと比較して、上記ドアの戸閉動作中、戸開動作中の時の感度調整速度を遅くし、戸開動作中、戸閉動作中の急激な露光量の増減による影響を軽減し、画像に生じる白とび、黒つぶれを抑制する。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は本実施形態に係るエレベータシステムの構成を示すブロック図である。なお、ここで言う「エレベータ」とは、基本的には「乗りかご」のことを意味する。
図中の11はかご制御装置、12は乗りかごである。かご制御装置11は、図示せぬエレベータ制御装置に接続され、このエレベータ制御装置との間で乗場呼びやかご呼びなどの各種信号を送受信する。なお、「乗場呼び」とは、各階の乗場に設置された図示せぬ乗場呼び釦の操作により登録される呼びの信号のことであり、登録階と行先方向の情報を含む。「かご呼び」とは、乗りかご12のかご室内に設けられた図示せぬ行先呼び釦の操作により登録される呼びの信号のことであり、行き先階の情報を含む。
また、かご制御装置11は、戸開閉制御部111を備える。戸開閉制御部111は、乗りかご12が乗場に到着したときのかごドア13の戸開閉を制御する。詳しくは、戸開閉制御部111は、乗りかご12が乗場に到着したときにかごドア13を戸開し、所定時間経過後に戸閉する。ただし、かごドア13の戸開中に画像処理装置16の利用者検知処理によって乗車意思のある人物が検知された場合には、戸開閉制御部111は、かごドア13の戸閉動作を禁止して戸開状態を維持する。また、戸閉中に乗車意志のある人物が検知された場合には、戸閉動作を中断し、再戸開動作を行う。
なお、各階の乗場において、乗りかご12の到着口には乗場ドア14が開閉自在に設置されている。乗場ドア14は、乗りかご12の乗場到着時にかごドア13に係合して開閉動作する。動力源(ドアモータ)は乗りかご12側にあり、乗場ドアはかごドア13に追従して開閉するだけである。以下の説明において、かごドア13を戸開しているときには乗場ドア14も戸開しており、かごドア13を戸閉しているときには乗場ドア14も戸閉しているものとする。図2に乗りかご12の乗場到着時の戸開閉動作の様子を示す。
ここで、本実施形態では、乗りかご12の出入口上部、例えばかごドア13の上部の幕板内に監視用のカメラ15が設置されている。このカメラ15は、例えば車載カメラなどのように、1秒間に数コマの画像を撮影可能である。カメラ15は、乗りかご12が各階の乗場に到着して戸開するとき、乗降中、戸閉するときに、それぞれの階の乗場をかごドア13付近のかご室内を含めて撮影する(図4参照)。
カメラ15によって撮影された各画像(映像)は、画像処理装置16によってリアルタイムに解析処理される。画像処理装置16は、例えば各画像の中から動体物、例えば人物(ここではエレベータの利用者)を抽出し、その人物の動きを追跡して乗降完了の検知、戸開時の戸袋引き込まれ検知などの解析処理を行い、必要に応じて警報指示等の安全措置を担う。なお、ここでは画像処理装置16がかご制御装置11とは独立して設けられているが、かご制御装置11の中に画像処理装置16の機能が搭載されていてもよい。
図3は上記カメラ15の構成を示すブロック図で、(a)は全体構成を示し、(b)は制御部の具体的な構成を示している。図3(a)において、151は撮像部、152は画像メモリ、153は露光量計測部、154は露光制御部である。
上記撮像部151は、詳細は図示しないが、光学レンズ、画像センサ、電子シャッタを備え、光学レンズによりパンフォーカスで画像センサに結像し、電子シャッタで露光時間を調整し、画像センサにおいて、画素ごとに画像を電子化する。ここで得られた画像信号は、画像メモリ152にいったん記憶され、フレーム単位で読み出されて画像処理装置16に送られる。
上記露光量計測部153は、露光制御部154からの指示により、指定されたかご室内または乗場の検知エリアの画像を読み出して露光量を計測する。露光制御部154は、かごドア13の戸閉状態を初期状態とし、予め登録されたかご室内の検知エリアを露光するように露光量計測部153に通知してそのエリアの露光量計測値を取得する。そして、取得した露光量計測値が適正値となる露光時間を演算し(予め作成されたテーブル参照方式でもよい)、その露光時間に基づいて撮像部151の電子シャッタを制御する。以下、この一連の処理を露光調整とする。
上記露光制御部154は、かごドア13の全閉状態で、かご制御装置11からかごドア13に対する戸開指示があった場合には、かごドア13が全開となるまで、引き続きかご室内の検知エリアの露光量を計測させ、その計測値に基づいて露光調整を行う。
上記露光制御部154は、かごドア13の全開状態で、かご制御装置11からかごドア13に対する戸閉指示があった場合には、かごドア13が全閉となるまで、引き続き乗場側の検知エリアの露光量を計測させ、その計測値に基づいて露光調整を行う。
上記露光制御部154は、具体的には図3(b)に示すように、露光調整プログラムをロードして演算処理を実行するCPU(Central Processor Unit)21、CPU21で実行するプログラム、登録情報(検知エリア、露光時間参照テーブル等)を格納するROM(Read Only Memory)22、CPU21のプログラム実行のための作業領域となるRAM(Random Access Memory)23、登録情報の入力、計測された露光量の入力、かごドア開指示入力、計測された露光量を適正値にするための露光時間に相当する電子シャッタ駆動信号を出力するI/O(Input/Output)インターフェース24を備える。
(第1の実施例)
上記構成において、以下、図4及び図5を参照して第1の実施例の露光調整処理を説明する。なお、図4は、カメラ15の撮像範囲と露光調整を行うスポットの位置(検知エリア)を示す図、図5はカメラ15の第1の実施例の露光調整処理の流れを示すフローチャートである。
上記構成において、以下、図4及び図5を参照して第1の実施例の露光調整処理を説明する。なお、図4は、カメラ15の撮像範囲と露光調整を行うスポットの位置(検知エリア)を示す図、図5はカメラ15の第1の実施例の露光調整処理の流れを示すフローチャートである。
一般的なカメラの露光設定では、画面に写る画像全体が最適な明るさとなるように調整される。このため、カメラをエレベータで用いて撮影すると、戸開閉動作中に撮像範囲が変わり、その明るさが急激に増大するため、検知したい画像の範囲に白とびや黒つぶれが発生し、画像認識が不可能となる。そこで、本実施例では、感度調整速度を調整できるカメラを用い、ドアの位置によって感度調整速度を変更する。
図4において、13a,13bはかごドア、14a,14bは乗場ドアを示している。すなわち、カメラ15の撮像範囲は、戸閉中はかごドアとその近辺、戸開中は乗場側を含めるものとする。カメラ15に対して、戸開動作中は、戸袋への引き込まれを監視するため、かご内が適正露光で撮影されるように、図4に示すかご室内の出入口付近に検知エリアAを指定し登録する。また、全開及び戸閉動作中は、乗降状態を監視するため、乗場側が適正露光で撮影されるように、図4の乗場の出入口付近に検知エリアBを指定し登録する。
カメラ15では、図5に示す露光調整処理を実行する。
まず、運用開始時のかごドア13の全閉状態において、かご室内の画像中における検知エリアAを指定し、その検知エリアAの露光量を計測し、その計測結果に基づいて適正露光に調整する(ステップS1)。このとき、露光調整は、例えば、計測した露光量から適正な露光時間を求め、その露光時間に合わせて電子シャッタを駆動制御するが、その露光調整感度は、通常の速度(速度1)とする。
まず、運用開始時のかごドア13の全閉状態において、かご室内の画像中における検知エリアAを指定し、その検知エリアAの露光量を計測し、その計測結果に基づいて適正露光に調整する(ステップS1)。このとき、露光調整は、例えば、計測した露光量から適正な露光時間を求め、その露光時間に合わせて電子シャッタを駆動制御するが、その露光調整感度は、通常の速度(速度1)とする。
ここで、戸開指示入力による戸開開始を待機し(ステップS2)、戸開開始後は、引き続きかご室内の検知エリアAの露光量に基づいて適正露光に調整する(ステップS3)。このとき、かご室内より明るい乗場からの光量による急激な露光量増加を軽減するため、露光調整感度を速度1より遅い速度2とする。これにより、戸開動作時のかご室内画像の白とびを軽減することができる。
続いて、ドアの全開を判断し(ステップS4)、全開となった場合には、乗場画像の検知エリアBを指定し、その検知エリアBの露光量を計測し、その計測結果に基づいて適正露光に調整する(ステップS5)。この時の露光調整感度は、通常の速度(速度1)とする。
ここで、戸閉指示入力による戸閉開始を待機し(ステップS6)、戸閉開始後も引き続き乗場検知エリアBの露光量に基づいて露光調整を行う(ステップS7)。このとき、戸閉動作に伴う乗場の撮像範囲の縮小による急激な露光量低下を軽減するため、露光調整感度を速度1より遅い速度2とする。これにより、戸閉動作時の画像の黒つぶれを軽減することができる。
続いて、ドアの全閉を判断し(ステップS8)、全閉となった場合には、ステップS1に戻り、一連の処理を繰り返し実行する。
以上のように、本実施例において、全閉状態、戸開動作中は、かご室内全域の検知エリアAに露光値を合わせるが、全閉状態では露光調整の感度を速度1とし、戸開動作中ではその感度を感度1より遅い感度2とするようにしたので、戸開動作中で急激な露光量の増加があっても、かご室内の画像に生じる白とびを抑制することができ、乗客の引き込まれを確実に画像認識することが可能となる。また、全開状態では、乗場検知エリアB1に露光値を合わせるが、戸閉動作中は、乗場のドア側中央の検知エリアB2に露光値を合わせるようにしているので、出入口付近が適正露光で撮影され、乗場側の画像に白とびがなくなり、乗客の乗降状態を確実に画像認識することが可能となる。
(第2の実施例)
本実施形態において、各階の乗場では、それぞれ床の色、材質が異なることが多い。この場合、各階の床ごとに炉り場の明るさや床の色が異なり、その明るさの差によって適正や露光調整が困難になる。そこで、第2の実施例では、各階の乗場の仕様が異なる場合でも、各階の乗場の状態に合わせて露光調整を可能とする。各階の乗場における感度調整速度は予め階ごとに露光量計測結果に基づいて登録しておき、停止階の指定に応じて、全開状態及び戸閉動作中それぞれの適正速度情報が提供されているものとする。
本実施形態において、各階の乗場では、それぞれ床の色、材質が異なることが多い。この場合、各階の床ごとに炉り場の明るさや床の色が異なり、その明るさの差によって適正や露光調整が困難になる。そこで、第2の実施例では、各階の乗場の仕様が異なる場合でも、各階の乗場の状態に合わせて露光調整を可能とする。各階の乗場における感度調整速度は予め階ごとに露光量計測結果に基づいて登録しておき、停止階の指定に応じて、全開状態及び戸閉動作中それぞれの適正速度情報が提供されているものとする。
以下、図6を参照して第2の実施例の露光調整処理を説明する。なお、カメラ15の撮像範囲と露光調整を行うスポットの位置(検知エリア)については、図4を参照する。
本実施例において、カメラ15では、図6に示す露光調整処理を実行する。
まず、運用開始後、停止階を判別し(ステップS11)、停止階(ここではN階として説明する)Nの全開状態での適正速度SN1、戸閉動作中の適正速度SN2の情報を受け取る(ステップS12)。
まず、運用開始後、停止階を判別し(ステップS11)、停止階(ここではN階として説明する)Nの全開状態での適正速度SN1、戸閉動作中の適正速度SN2の情報を受け取る(ステップS12)。
次に、かごドア13の全閉状態において、かご室内の画像中における検知エリアAを指定し、その検知エリアAの露光量を計測し、その計測結果に基づいて適正露光に調整する(ステップS13)。このとき、露光調整は、例えば、計測した露光量から適正な露光時間を求め、その露光時間に合わせて電子シャッタを駆動制御するが、その露光調整感度は、初期設定された通常の速度(速度S1)とする。
ここで、戸開指示入力による戸開開始を待機し(ステップS14)、戸開開始後は、引き続きかご室内の検知エリアAの露光量に基づいて適正露光に調整するが、かご室内より明るい乗場からの光量による急激な露光量増加を軽減するため、露光調整感度を速度S1より遅い速度S2とする(ステップS15)。これにより、戸開動作時のかご室内画像の白とびを軽減することができる。
その後、ステップS16で、ドアが全開となったと判断された場合には、乗場検知エリアBを指定して露光調整を行うが、感度調整速度をステップS12で取得した停止階Nにおける全開時適正速度SN1を指定する(ステップS17)。続いて、ステップS18で戸閉開始の指示を受けると、感度調整速度をステップS12で取得した停止階Nにおける戸閉動作時の適正速度SN2(速度SN1よりも低速)で露光感度調整を実行する(ステップS19)。その後、ステップS20で、ドアが全閉となったと判断された場合には、ステップS11に戻り、一連の処理を繰り返し実行する。
以上の処理により、各階ごとに乗場の明るさや床色等の露光条件が異なる場合でも、それぞれの階において、適切な露光に調整することが可能となる。
以上の実施形態によれば、かご出入口近辺の撮影画像の画質を適切に向上させることができ、これによってドア開閉時の安全対策をより一層効果的なものとすることのできるエレベータシステムを提供することができる。
なお、上記実施形態において、カメラの機能上、感度調整速度が段階的に変更可能であれば、速度1〜4として各調整速度に差異を持たせてもよい。
また、上記実施形態では、露光調整方法として、電子シャッタによる露光時間で制御する場合を説明したが、画像センサの感度を制御する方法、フレーム間隔を制御する方法またはそれらの組み合わせを採用するようにしても実施可能である。
また、上記実施形態では、かごドアの戸開指示に基づいて露光調整の検知エリアを切り換える場合について説明したが、全閉状態、戸開動作中、全開状態、戸閉動作中それぞれの状態を検出し、その検出結果に基づいて露光調整の検知エリア切替を実行するようにしてもよい。
また、カメラの外部から適正露光値を設定可能である場合には、ドアの位置を検出し、その検出結果に基づいて適正露光値を固定したり変動させたりするようにしてもよい。例えば、戸開閉中のときは、適正露光値を固定しておき、全開中もしくは全閉中のときは、画面全体(もしくは画面の一部/検知エリア全体/検知エリアの一部)の輝度値の平均値が所定領域内に収まるように変動させる。
また、露光調整を時間帯によって変更するようにしてもよい。例えば、検知エリアが太陽光などの影響を受けるとき、時間(日中/夜間など)や季節の少なくとも一方によって、予め設定した露光値に切り替える。または、露光調整に学習機能を持たせ、時間別(+季節別)の最適な値を求めて露光設定を行う。
また、検知エリア内の輝度値が所定の範囲内に収まるように露光調整することが望ましい。例えば、検知エリア内の輝度値(0〜255)がある範囲内(例えば110〜140の中央付近など)に収まるように露光調整する。
また、露光値は各階の乗場の床色に応じて設定することが望ましい。すなわち、乗場の床の色が露光調整に関係するため、各階での露光値を個別に決定し、階床色によって露光値を変更する。
また、露光値は階床と時間帯の組み合わせによって変更することが望ましい。すなわち、床の色+太陽光で露光調整に影響が出るため、時間帯と床の色によって露光値を決定する。
また、カメラ近辺に取り付けられたセンサ(例えば赤外線センサ、照度計)を用いて、ドアが開いたときに乗場側の明るさの情報を入手し、その明るさを元に最適な露光値を算出し、その値を用いて露光を設定するようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…かご制御装置、111…戸開閉制御部、12…乗りかご、13,13a,13b…かごドア、14,14a,14b…乗場ドア、15…カメラ、151…撮像部、152…画像メモリ、153…露光量計測部、154…露光制御部、16…画像処理装置、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…I/Oインターフェース。
一実施形態に係るエレベータシステムは、乗りかご出入口の上部に設置され、上記出入口のドア付近を撮影してかご室内と乗場を撮像範囲とするカメラを備え、上記カメラで撮影した画像を解析処理して上記ドア付近の状態を管理するもので、露光調整感度を制御可能とするカメラを用い、上記ドアが全閉、全開のときと比較して、上記ドアの戸閉動作中、戸開動作中の時の露光調整感度を低くし、戸開動作中、戸閉動作中の急激な露光量の増減による影響を軽減し、画像に生じる白とび、黒つぶれを抑制する。
Claims (9)
- 乗りかご出入口上部に設置され、上記乗りかご室内のドアの付近を撮影してかご室内と乗場を撮像範囲とするカメラを備え、上記カメラで撮影した画像を解析処理して上記ドアの付近の状態を管理するエレベータシステムであって、
上記カメラに搭載され、上記画像の検知エリアの露光量に基づいて適正露光値にする露光調整のための感度調整速度を調整する感度調整手段と、
上記ドアが全閉、全開になるときと比較して、上記ドアの戸閉動作中、戸開動作中の時の感度調整速度を遅くする制御手段と
を具備するエレベータシステム。 - 上記制御手段は、さらに、各階の上記乗場の床の露光条件の差に基づいて上記感度調整速度を増減する請求項1記載のエレベータシステム。
- 上記制御手段は、上記カメラが外部から露光値を設定可能である場合に、上記ドアの位置を検出し、検出されたドアの位置に応じて露光値を固定もしくは変動させる請求項1記載のエレベータシステム。
- 上記制御手段は、上記適正露光値を時間、季節の少なくとも一方によって変更する請求項1記載のエレベータシステム。
- 上記制御手段は、露光調整の学習機能を備え、上記時間、季節の少なくとも一方の適正露光値を求めて露光設定を行う請求項4記載のエレベータシステム。
- 上記制御手段は、上記検知エリア内の輝度値が所定の範囲内に収まるように露光調整する請求項1記載のエレベータシステム。
- 上記制御手段は、上記適正露光値を各階の乗場の床色に応じて設定する請求項1記載のエレベータシステム。
- 上記制御手段は、上記適正露光値を上記各階の乗場の床色と時間帯の組み合わせによって変更する請求項7記載のエレベータシステム。
- さらに、上記カメラの近辺に、上記ドアが開いたときに乗場側の明るさに関する情報を入手するセンサを備え、
上記制御手段は、上記センサによって入手される明るさの情報を元に適正露光値を算出し、その値を用いて露光を設定する請求項1記載のエレベータシステム。
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