JP6902540B2 - スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸を含む高ペイロード粒剤 - Google Patents

スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸を含む高ペイロード粒剤 Download PDF

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Description

本発明は、殺有害生物剤粒剤を製造する方法であって、1)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体、スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物、並びに殺有害生物剤及び液体を含む殺有害生物組成物を含むプレミックスを調製するステップと、2)続いて混合物を押出するステップとを含む、方法に関する。本発明はまた、上記製造する方法から得られる殺有害生物剤粒剤に関し、無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体、スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物、並びに殺有害生物剤を含む殺有害生物剤粒剤に関する。さらに、本発明は、望ましくない昆虫若しくはダニによる攻撃、有害な菌類及び/若しくは望ましくない植生を防除する方法、並びに/又は植物の生長を調整する方法であって、殺有害生物剤粒剤、又は殺有害生物剤粒剤を製造する方法によって得られる殺有害生物剤粒剤を、それぞれの有害生物、その環境、又はそれぞれの有害生物から保護すべき作物、土壌、及び/又は作物、及び/又はその環境に作用させる、方法に関する。本発明は、そのそれぞれの優先度に関わらず、実施形態を他の実施形態と組み合わせることを含む。
殺有害生物剤粒剤は、農薬業界において好都合な配合物の種類である。殺有害生物剤粒剤は、一般に押出によって製造される。しかし、押出には、押出されるプレミックスの所定の粘度範囲が必要となる。プレミックスが流動的すぎる場合、押出歩留まりは著しく減少する。しかし、多くの殺有害生物剤は、液体組成物としてのみ利用可能である。この殺有害生物剤は、最終使用者が使用するための市販組成物として既に配合されるか、又は多形体など液体で製造される。液体組成物がプレミックス中で用いられる場合、液体組成物は、プレミックスの最小粘度を維持するために少量でのみ混合することができる。またこれにより、製造された粒剤中の殺有害生物剤が低濃度になる。
本発明の目的は、より多量の、液体を含む殺有害生物組成物を組み込むことができる、殺有害生物剤粒剤を製造する方法を提供することであった。
本目的は、請求項1に記載の殺有害生物剤粒剤を製造する方法によって解決された。
一般に、押出物は、後続のステップ3)で粒状化される。粒剤は、典型的には水分散性粒剤である。乳化性粒剤は、一般に除外される。押出物はまた、粉末又はペーストに加工処理することもできる。
本方法は、殺有害生物剤及び液体を含む殺有害生物組成物を用意する、先行するステップ0を含むこともできる。一般に、殺有害生物剤を、ステップ0)の液体に溶解させるか、又は分散させ、好ましくは溶解させる。
プレミックスは、無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体を含む。本発明の脈絡において、不活性という用語は、任意の殺有害生物効果又は表面活性効果をもたない化合物を指すことができる。固体という用語は、一般に40℃より低い温度で、好ましくは80℃より低い温度で、最も好ましくは150℃より低い温度で固体である化合物を指す。
典型的な無機不活性材料は、シリケート、シリカゲル、滑石、カオリン、石灰岩、石灰、白亜、粘土、白雲石、珪藻土、ベントナイト、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウムなどの鉱物である。典型的な有機不活性材料は、セルロース、穀類、又は澱粉などの多糖類、並びに穀類粉、樹皮粉、木粉、及び堅果の殻粉などの動物由来の材料である。固体担体の混合物も用いることができる。
一般に、「シリケート」という用語は、ケイ酸又はその塩の純粋な縮合物を指す。したがって、シリケートという用語は、他の元素又はその酸化物、例えば第4周期の、アルカリ金属、アルカリ土類金属、又は遷移金属の酸化物、例えばFe2O3、Al2O3、Na2O、K2O、CaO、又はMgOを、5重量%より多く、好ましくは1重量%より多く含有した材料を含まない。とりわけ、シリケートという用語は、シラスと称されることもある火山性ガラス質粉体を含まない。典型的には、シリケートは粉末形態である。したがって、シリケートは、一般に中空球体などの中空構造を形成しない。
一実施形態において、固体担体は無機不活性材料である。別の実施形態において、固体担体は有機不活性材料である。さらに別の実施形態において、固体担体はシリケートである。さらに別の実施形態において、固体担体はベントナイトである。さらに別の実施形態において、固体担体は硫酸カルシウムである。さらに別の実施形態において、固体担体は珪藻土である。さらに別の実施形態において、固体担体は、ベントナイト、及びシリケート、好ましくは非晶質シリケートの混合物である。固体担体は、一般に水不溶性である。固体担体は、25℃で、1g/l以下の水溶解度、好ましくは0.1g/l以下の水溶解度、最も好ましくは0.01g/l以下の水溶解度を有することができる。
プレミックス中の固体担体の量は、プレミックスの全重量に対して、1〜90重量%、好ましくはプレミックスの全重量に対して、5〜80重量%、より好ましくは20〜60重量%であることができる。プレミックス中の固体担体の量は、プレミックスの全重量に対して、99重量%以下、好ましくは75重量%以下、より好ましくは65重量%以下であることができる。プレミックス中の固体担体の量は、一般にプレミックスの全重量に対して、少なくとも10重量%、好ましくは少なくとも25重量%、最も好ましくは少なくとも35重量%である。
殺有害生物剤粒剤中の固体担体の量は、プレミックスの全重量に対して1〜99重量%、好ましくはプレミックスの全重量に対して、5〜80重量%、より好ましくは20〜75重量%、最も好ましくは50〜65重量%であることができる。プレミックス中の固体担体の量は、プレミックスの全重量に対して、90重量%以下、好ましくは85重量%以下、より好ましくは75重量%以下であることができる。プレミックス中の固体担体の量は、一般に、プレミックスの全重量に対して、少なくとも10重量%、好ましくは少なくとも45重量%、最も好ましくは少なくとも55重量%である。
一実施形態において、ベントナイト及びシリケートの混合物は、プレミックスを調製するのに用いられる。プレミックス中の、及び殺有害生物剤粒剤中の、ベントナイトのシリケートに対する重量比は、一般に10:1〜1:10の範囲、好ましくは5:1〜1:5の範囲、最も好ましくは5:1〜1:2の範囲である。
プレミックス中のベントナイトの量は、一般に、プレミックスの全重量に対して、10〜80重量%、好ましくは20〜70重量%、より好ましくは20〜40重量%、最も好ましくは20〜35重量%である。一般に、プレミックス中のベントナイトの量は、プレミックスの全重量に対して、40重量%未満、好ましくは35重量%未満である。
プレミックス中のシリケートの量は、一般に、プレミックスの全重量に対して、1〜50重量%、好ましくは10〜30重量%、最も好ましくは10〜25重量%である。プレミックス中のシリケートの量は、一般に、プレミックスの全重量に対して、少なくとも8重量%、好ましくは少なくとも10重量%である。シリケートの量は、一般に、プレミックスの全重量に対して、40重量%以下、好ましくは25重量%以下である。
一実施形態において、プレミックス中のベントナイトの量は、プレミックスの全重量に対して20〜40重量%であり、プレミックス中のシリケートの量は、プレミックスの全重量に対して10〜30重量%である。別の実施形態において、プレミックス中のベントナイトの量は、プレミックスの全重量に対して20〜35重量%であり、プレミックス中のシリケートの量は、プレミックスの全重量に対して10〜25重量%である。
殺有害生物剤粒剤中のベントナイトの量は、一般に、殺有害生物剤粒剤の全重量に対して、10〜80重量%、好ましくは20〜70重量%、より好ましくは20〜50重量%である。一般に、殺有害生物剤粒剤中のベントナイトの量は、殺有害生物剤粒剤の全重量に対して、55重量%未満、好ましくは50重量%未満である。
殺有害生物剤粒剤中のシリケートの量は、一般に、プレミックスの全重量に対して、1〜50重量%、好ましくは10〜50重量%、最も好ましくは10〜35重量%、特に15〜35重量%である。プレミックス中のシリケートの量は、一般に、プレミックスの全重量に対して、少なくとも10重量%、好ましくは少なくとも12重量%である。シリケートの量は、一般に、プレミックスの全重量に対して、40重量%以下、好ましくは35重量%以下である。
一実施形態において、殺有害生物剤粒剤中のベントナイトの量は、殺有害生物剤粒剤の全重量に対して20〜70重量%であり、殺有害生物剤粒剤中のシリケートの量は、殺有害生物剤粒剤の全重量に対して10〜50重量%である。別の実施形態において、殺有害生物剤粒剤中のベントナイトの量は、殺有害生物剤粒剤の全重量に対して20〜50重量%であり、殺有害生物剤粒剤中のシリケートの量は、殺有害生物剤粒剤の全重量に対して10〜35重量%である。さらに別の実施形態において、殺有害生物剤粒剤中のベントナイトの量は、殺有害生物剤粒剤の全重量に対して20〜50重量%であり、殺有害生物剤粒剤中のシリケートの量は、殺有害生物剤粒剤の全重量に対して15〜35重量%である。
プレミックスは、スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物を含む。
スルホサクシネート界面活性剤は、一般にHLB値25〜40、好ましくは30〜35を有する、スルホン化サクシネートの誘導体を指す。スルホサクシネートなどのイオン物質のHLB値は、一般に、例えばMiddleton J.、A titration Method for the Determination of the HLB's of Emulsifiers、J. Soc. Cosmetic Chemists 1968、19巻、129〜136頁に記載されている他の界面活性剤と比較して測定される。
プレミックス中のスルホサクシネート界面活性剤濃度は、プレミックスの全重量に対して、0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%、最も好ましくは1〜10重量%であることができる。殺有害生物剤粒剤中のスルホサクシネート界面活性剤濃度は、殺有害生物剤粒剤の全重量に対して、0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%、最も好ましくは1〜10重量%、特に2〜6重量%であることができる。
一般に、スルホサクシネート界面活性剤は、スルホサクシネートと、C1〜C15脂肪族アルコール、又はC6〜C10芳香族アルコール、又は混合されたC1〜C15の、脂肪族アルコール及び芳香族アルコールとのエステルである。一実施形態において、スルホサクシネート界面活性剤は、スルホサクシネートとC1〜C15脂肪族アルコールとのエステルである。別の実施形態において、スルホサクシネート界面活性剤は、スルホサクシネートとC1〜C10脂肪族アルコールとのエステルである。別の実施形態において、スルホサクシネートは、スルホサクシネートとC5〜C10脂肪族アルコールとのエステルである。別の実施形態において、スルホサクシネート界面活性剤は、スルホサクシネートとC6〜C10芳香族アルコールとのエステルである。さらに別の実施形態において、スルホサクシネート界面活性剤は、混合C1〜C15脂肪族アルコール及び芳香族アルコールとのエステルである。
一実施形態において、C1〜C15脂肪族アルコールは分枝鎖状である。別の実施形態において、C1〜C15脂肪族アルコールは直鎖状である。
C1〜C15脂肪族アルコールの例は、メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、n-ブタノール、イソブタノール、tert-ブタノール、n-ペンタノール、アミルアルコール、ネオペンチルアルコール、ジエチルカルビノール、2-メチルブチルアルコール、イソペンタノール、n-ヘキサノール、2-ヘキサノール、3-ヘキサノール、2-メチルペンタン-1-オール、3-メチル-ペンタン-1-オール、4-メチルペンタン-1-オール、2-メチルペンタン-2-オール、3-メチルペンタン-2-オール、4-メチルペンタン-2-オール、2-メチルペンタン-3-オール、3-メチルペンタン-3-オール、2,2、ジメチルブタン-1-オール、2,3-ジメチルブタン-1-オール、3,3-ジメチルブタン-1-オール、2,3-ジメチルブタン-2-オール、3,3-ジメチルブタン-2-オール、2-エチルブタン-1-オール、n-ヘプタノール、2-ヘプタノール、3-ヘプタノール、4-ヘプタノール、2-メチル-1-ヘキサノール、3-メチル-1-ヘキサノール、4-メチル-1-ヘキサノール、5-メチル-1-ヘキサノール、2-エチル-1-ペンタノール、3-エチル-1-ペンタノール、n-オクタノール、2-メチル-1-ヘプタノール、3-メチル-1-ヘプタノール、4-メチル-1-ヘプタノール、5-メチル-1-ヘプタノール、6-メチル-1-ヘプタノール、2-エチル-ヘキサン-1-オール、3-エチル-ヘキサン-1-オール、4-エチル-ヘキサン-1-オール、2-オクタノール、3-オクタノール、4-オクタノール、n-ノナノール、2-ノナノール、3-ノナノール、4-ノナノール、5-ノナノール、2-メチル-オクタン-1-オール、3-メチル-オクタン-1-オール、4-メチル-オクタン-1-オール、5-メチル-オクタン-1-オール、5-メチル-オクタン-1-オール、6-メチル-オクタン-1-オール、2-エチル-ヘプタン-1-オール、3-エチル-ヘプタン-1-オール、4-エチル-ヘプタン-1-オール、5-エチル-ヘプタン-1-オール、トリイソプロピルメタノール、n-デカノール、7-メチル-オクタン-1-オール、n-ウンデカノール、n-ドデカノール、n-トリデカノール、イソトリデシルアルコール、n-テトラデカノール、n-ペンタデカノールである。一実施形態において、スルホサクシネート界面活性剤は、スルホサクシネートと、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デカノール、及びその異性体から選択されるアルコールとのエステルである。別の実施形態において、スルホサクシネート界面活性剤は、スルホサクシネートと、オクタノール及びその異性体から選択されるアルコールとのエステルである。さらに別の実施形態において、スルホサクシネート界面活性剤は、スルホサクシネートと、分枝鎖オクタノールから選択されるアルコールとのエステルである。さらに別の実施形態において、スルホサクシネート界面活性剤は、スルホサクシネートとn-オクタノールとのエステルである。さらに別の実施形態において、スルホサクシネート界面活性剤は、スルホサクシネートと、n-オクタノール、2-メチル-1-ヘプタノール、3-メチル-1-ヘプタノール、4-メチル-1-ヘプタノール、5-メチル-1-ヘプタノール、6-メチル-1-ヘプタノール、2-エチル-ヘキサン-1-オール、3-エチル-ヘキサン-1-オール、4-エチル-ヘキサン-1-オール、2-オクタノール、3-オクタノール、及び4-オクタノールから選択されるアルコールとのエステルである。さらに別の実施形態において、スルホサクシネート界面活性剤は、スルホサクシネートと、2-エチル-ヘキサン-1-オール、3-エチル-ヘキサン-1-オール、4-エチル-ヘキサン-1-オールから選択されるアルコールとのエステルである。さらに別の実施形態において、スルホサクシネート界面活性剤は、スルホサクシネートと2-エチル-ヘキサン-1-オールとのエステルである。
C6〜C10芳香族アルコールの例は、フェノール及びナフチルアルコールである。混合されたC1〜C15の、脂肪族アルコール及び芳香族アルコールの例は、ベンジルアルコール、2-フェニル-エタン-1-オール、3-フェニル-プロパン-1-オール、4-フェニル-ブタン-1-オール、5-フェニル-ペンタン-1-オール、6-フェニル-ヘキサン-1-オール、7-フェニル-ヘプタン-1-オール、8-フェニル-オクタン-1-オール、9-フェニル-ノナン-1-オール、2-メチル-フェノール、3-メチル-フェノール、4-メチル-フェノール、4-エチル-フェノール、4-プロピル-フェノール、4-イソプロピル-フェノール、4-ブチル-フェノール、4-tert-ブチル-フェノール、4-ペンチル-フェノール、4-ヘキシル-フェノール、及び1-(2-ナフチール)エタノールである。
スルホサクシネートのエステルという用語は、スルホサクシネートのモノエステル又はジエステルを指すことができる。一般に、スルホサクシネートのエステルという用語は、スルホサクシネートのジエステルを指す。
スルホサクシネート界面活性剤の分子量は、一般に1000g/モル未満、好ましくは500g/モル未満である。
上記の種類のスルホサクシネート界面活性剤は市販されている。
ポリカルボン酸は、一般に、重合形態でカルボン酸基を含むモノマーIを含むポリマーを指すことができる。一般にカルボン酸基を有するモノマーは、エチレン性不飽和である。
典型的には、モノマーIは、カルボン酸基を含むC3〜C8エチレン性不飽和モノマーから選択される。モノマーIの例は、重合形態の、アクリル酸、メタクリル酸、ビニル酢酸、アリル酢酸(allyl acetic acid)、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、メサコン酸、又はイタコン酸である。
一実施形態において、モノマーIはアクリル酸である。別の実施形態において、モノマーIはイタコン酸である。さらに別の実施形態において、モノマーIはマレイン酸である。さらに別の実施形態において、モノマーIはクロトン酸である。
ポリカルボン酸は、典型的には、ホモポリマー、又はモノマーIと、モノマーII及び場合によってさらなるモノマーとのコポリマーのいずれかである。一実施形態において、ポリカルボン酸は、モノマーI及びモノマーIIを含むコポリマーである。別の実施形態において、ポリカルボン酸は、モノマーI及びモノマーIIからなるコポリマーである。しかし一般に、ポリカルボン酸はポリ(メタ)アクリレートではない。
典型的なモノマーIIは、エチレン性不飽和であり、C1〜C20の、脂肪族基、芳香族基、又は混合された脂肪族基及び芳香族基を含む。一実施形態において、モノマーIIは、C1〜C20アルキル-α-オレフィン、C6〜C12アリール-α-オレフィン、及び混合されたC1〜C20アルキル-アリール-α-オレフィンなどの炭化水素である。
一実施形態において、モノマーIIは、C1〜C20アルキル-α-オレフィンなどのC1〜C20アルキル-α-オレフィンである。
別の実施形態において、アルキル-α-オレフィンはC1〜C10アルキル-α-オレフィンである。別の実施形態において、アルキル-α-オレフィンはC4〜C10アルキル-α-オレフィンである。さらに別の実施形態において、アルキル-α-オレフィンはC6〜C10アルキル-α-オレフィンである。
C1〜C20α-オレフィンの例は、プロペン、1-ブテン、イソブテン、1-ペンテン、2-メチルブタ-1-エン、3-メチルブタ-1-エン、1-ヘキセン、2-メチルペンタ-1-エン、3-メチルペンタ-1-エン、4-メチルペンタ-1-エン、3-メチレンペンタン、3,3-ジメチルブタ-1-エン、1-ヘプテン、2-メチルヘキサ-1-エン、3-メチルヘキサ-1-エン、4-メチルヘキサ-1-エン、5-メチルヘキサ-1-エン、2-エチルペンタ-1-エン、3-エチルペンタ-1-エン、2,4-ジメチルペンタ-1-エン、2,3-ジメチルペンタ-1-エン、2-メチル-3-メチレンペンタン、1-オクテン、2-メチルヘプタ-1-エン、3-メチルヘプタ-1-エン、4-メチルヘプタ-1-エン、5-メチルヘプタ-1-エン、6-メチルヘプタ-1-エン、2-エチルヘキサ-1-エン、3-エチルヘキサ-1-エン、4-エチルヘキサ-1-エン、4-メチレンヘプタン、2-メチル-3-メチレン-ヘキサン、2,4-ジメチル-3-メチレン-ペンタン、3-メチル-4-メチレン-ヘキサン、3-エチル-2-メチルペンタ-1-エン、3-エチル-4-メチルペンタ-1-エン、2,4,4-トリメチルペンタ-1-エン、3,4-ジメチルヘキサ-1-エン、4,5-ジメチルヘキサ-1-エン、2,5-ジメチルヘキサ-1-エン、1-ノネン、2-メチル-ノナ-1-エン、3-メチル-ノナ-1-エン、4-メチル-ノナ-1-エン、5-メチル-ノナ-1-エン、6-メチル-ノナ-1-エン、7-メチル-ノナ-1-エン、8-メチル-ノナ-1-エン、7-メチル-オクタ-1-エン、6,6-ジメチル-ヘプタ-1-エン、5,5,5-トリメチル-ヘキサ-1-エン、2-エチル-ヘプタ-1-エン、3-エチル-ヘプタ-1-エン、4-エチル-ヘプタ-1-エン、5-エチル-ヘプタ-1-エン、1-デセン、2-メチルノナ-1-エン、3-メチルノナ-1-エン、4-メチルノナ-1-エン、5-メチルノナ-1-エン、6-メチルノナ-1-エン、7-メチルノナ-1-エン、8-メチルノナ-1-エン、7,7-ジメチルオクタ-1-エン、6,6,6-トリメチルヘプタ-1-エン、2-エチルオクタ-1-エン、3-エチルオクタ-1-エン、4-エチルオクタ-1-エン、5-エチルオクタ-1-エン、6-エチルオクタ-1-エン、1-ウンデセン、1-ドデセン、1-トリデセン、及び12-メチルドデカ-1-エンである。一実施形態において、アルキル-α-オレフィンは、分枝鎖C2〜C20アルキル-α-オレフィンから選択される。別の実施形態において、アルキル-α-オレフィンは、プロペン、イソブテン、3-メチルブタ-1-エン、4-メチルペンタ-1-エン、3,3-ジメチルブタ-1-エン、4,4-ジメチルペンタ-1-エン、2,4,4-トリメチルペンタ-1-エン、5,5-ジメチルヘキサ-1-エン、2,5,5-トリメチルヘキサ-1-エン、6,6-ジメチルヘプタ-1-エン、2,6,6-トリメチルヘプタ-1-エン、7,7-ジメチルオクタ-1-エン、及び2,7,7-トリメチルオクタ-1-エンから選択される。別の実施形態において、アルキル-α-オレフィンは、4,4-ジメチルペンタ-1-エン、2,4,4-トリメチルペンタ-1-エン、5,5-ジメチルヘキサ-1-エン、2,5,5-トリメチルヘキサ-1-エン、6,6-ジメチルヘプタ-1-エン、2,6,6-トリメチルヘプタ-1-エン、7,7-ジメチルオクタ-1-エン、及び2,7,7-トリメチルオクタ-1-エンから選択される。さらに別の実施形態において、アルキル-α-オレフィンは、4,4-ジメチルペンタ-1-エンである。さらに別の実施形態において、アルキル-α-オレフィンは、5,5-ジメチルヘキサ-1-エンである。さらに別の実施形態において、アルキル-α-オレフィンは、6,6-ジメチルヘプタ-1-エンである。さらに別の実施形態において、アルキル-α-オレフィンは、2,4,4-トリメチルペンタ-1-エンである。さらに別の実施形態において、アルキル-α-オレフィンは、2,5,5-トリメチルヘキサ-1-エンである。さらに別の実施形態において、アルキル-α-オレフィンは、2,6,6-トリメチルヘプタ-1-エンである。さらに別の実施形態において、アルキル-α-オレフィンは、4,4-ジメチルペンタ-1-エン、2,4,4-トリメチルペンタ-1-エン、5,5-ジメチルヘキサ-1-エン、2,5,5-トリメチルヘキサ-1-エン、6,6-ジメチルヘプタ-1-エン、2,6,6-トリメチルヘプタ-1-エン、7,7-ジメチルオクタ-1-エン、及び2,7,7-トリメチルオクタ-1-エンから選択される。
別の実施形態において、モノマーIIは、スチロール及びビニルナフタレンなどのC6〜C12アリール-α-オレフィンである。さらに別の実施形態において、モノマーIIは、混合されたC1〜C20アルキル-アリール-α-オレフィン、例えば、α-メチルスチレン、ビニルトルエン、オルトメチルスチレン、メタメチルスチレン、及びパラメチルスチレン、エチルビニルベンゼン、ビニルナフタレン、ビニルキシレンである。
重合形態のポリカルボン酸中に存在することができる、さらなるモノマーは、例えば、ハロゲン化C6〜C12アリール-α-オレフィン、ニトロ、アルコキシ、ハロアルキル、カルバルコキシ(carbalkoxy)、カルボキシ、アミノ、及びアルキルアミノの各基を有する、C6〜C12アリール-α-オレフィン、ビニルアセテートなどのビニルアルコールエステル、塩化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン、臭化ビニリデンなどのハロゲン化ビニル、ビニルニトリル、ビニルカルボキシレート、1-ビニル-ピロリドン、1-ビニルピペリドン、1-ビニルカプロラクタム、1-ビニルホルムアミド、1-ビニルアセトアミド、又は1-メチル-1-ビニルアセトアミドなどの1-ビニルアミド、N-ビニルイミダゾール、C1〜C24アルキルエステル、並びにモノエチレン性不飽和モノマー、例えばアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、及びイタコン酸の、一置換及びニ置換及び非置換の、C1-からC24-のアルキルアミド、ビニルスルホン酸、アクロレインなどの不飽和アルデヒド、不飽和エーテル、例えば1,4-シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、1,4-シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル、ブタンジオールジビニルエーテル、ブタンジオールモノビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、エチレングリコールモノビニルエーテル、エチルビニルエーテル、メチルビニルエーテル、n-ブチルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、トリエチレングリコールビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル、ビニル2-エチルヘキシルエーテル、ビニルプロピルエーテル、ビニルイソプロピルエーテル、ビニルドデシルエーテル、ビニルtert-ブチルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、ヘキサンジオールモノビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、ジエチルアミノエチルビニルエーテル、ポリテトラヒドロフランジビニルエーテル、テトラエチレングリコールジビニルエーテル、エチレングリコールブチルビニルエーテル、エチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテル、及びアミノプロピルビニルエーテルである。一般に、ポリカルボン酸は、重合形態で任意のさらなるモノマーを含まない。
一実施形態において、ポリカルボン酸は、カルボン酸基を含むC3〜C8エチレン性不飽和モノマーから選択されるモノマーI、並びにC1〜C20の、脂肪族基、芳香族基、又は混合された脂肪族基及び芳香族基を含むエチレン性不飽和モノマーから選択されるモノマーIIを重合形態で含む。
別の実施形態において、ポリカルボン酸は、カルボン酸基を含むC3〜C8エチレン性不飽和モノマーから選択されるモノマーI、並びにC1〜C20アルキル-α-オレフィン、C6〜C12アリール-α-オレフィン、及び混合されたC1〜C20アルキル-アリール-α-オレフィンから選択されるモノマーIIを重合形態で含む。
別の実施形態において、ポリカルボン酸は、アクリル酸、メタクリル酸、ビニル酢酸、アリル酢酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、メサコン酸、又はイタコン酸から選択されるモノマーI、及びC6〜C10アルキル-α-オレフィンから選択されるモノマーIIを重合形態で含む。
別の実施形態において、ポリカルボン酸は、マレイン酸、並びに4-ジメチルペンタ-1-エン、2,4,4-トリメチルペンタ-1-エン、5,5-ジメチルヘキサ-1-エン、2,5,5-トリメチルヘキサ-1-エン、6,6-ジメチルヘプタ-1-エン、2,6,6-トリメチルヘプタ-1-エン、7,7-ジメチルオクタ-1-エン、及び2,7,7-トリメチルオクタ-1-エンから選択されるモノマーIIを重合形態で含む。
上記の種類のポリカルボン酸は、市販されているか、又はフリーラジカル重合によって得ることができる。しかし、他の重合方法、例えば制御されたフリーラジカル法を用いることもできる。重合は、モノマー及び1種以上の開始剤の存在下で実施され、溶媒の有無に関わらず、乳濁液中で、又は懸濁液中で実施することができる。重合は、回分反応として、准連続操作として、又は連続操作として実施することができる。反応時間は、一般的に1時間から12時間の間の範囲である。反応を実施することができる温度範囲は、一般的に20〜200℃、好ましくは40〜120℃である。
フリーラジカル重合に用いられる開始剤は、従来のフリーラジカル形成物質である。熱活性型重合開始剤の群からの開始剤が好ましい。これらは、好ましくは、20〜180℃の範囲、特に50〜120℃の範囲の分解温度を有する開始剤である。好適な熱開始剤の例は、無機ペルオキソ化合物、例えば、ペルオキソ二硫酸塩(ペルオキソ二硫酸アンモニウム、及び好ましくはペルオキソ二硫酸ナトリウム)、ペルオキソ硫酸塩、過炭酸塩、及び過酸化水素、有機ペルオキソ化合物、例えば、過酸化ジアセチル、ジ-tert-過酸化ブチル、過酸化ジアミル、過酸化ジオクタノイル、過酸化ジデカノイル、過酸化ジラウロイル、過酸化ジベンゾイル、過酸化ビス(o-トロイル(toloyl))、過酸化スクシニル、過ネオデカン酸tert-ブチル、過安息香酸tert-ブチル、過イソ酪酸tert-ブチル、過ピバル酸tert-ブチル、tert-ブチルペルオクトエート、過ネオデカン酸tert-ブチル、過安息香酸tert-ブチル、過酸化tert-ブチル、tert-ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、tert-ブチルペルオキシ-2-エチルヘキサノエート、及びペルオキシジカルバミン酸ジイソプロピル、アゾ化合物、例えば、2,2'-アゾビスイソブチロニトリル、2,2'-アゾビス(2-メチルブチロニトリル)、及びアゾビス(2-アミドプロパン)二塩酸塩である。これらの開始剤は、開始剤/調節剤系である還元性化合物と組み合わせて用いることができる。言及し得る、こうした還元性化合物の例は、亜リン酸、次亜リン酸塩、及びホスフィン酸塩などのリン含有化合物、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、及びホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウムなどのイオウ含有化合物、並びにヒドラジンである。
しばしば、ペルオキソ化合物、金属塩、及び還元剤で構成されるレドックス開始剤系を用いることもある。好適なペルオキソ化合物の例は、過酸化水素、ペルオキソ二硫酸塩(アンモニウム塩、ナトリウム塩、又はカリウム塩として)、ペルオキソ硫酸塩、及び有機ペルオキソ化合物、例えばtert-ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、又はジベンゾイルペルオキシドである。好適な金属塩は、主に硫酸鉄(II)七水和物などの鉄(II)塩である。好適な還元剤は、亜硫酸ナトリウム、2-ヒドロキシ-2-スルフィナト酢酸(sulfinatoacetic acid)の二ナトリウム塩、2-ヒドロキシ-2-スルホナト酢酸の二ナトリウム塩、ヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウム、アスコルビン酸、イソ-アスコルビン酸、又はこれらの混合物である。
熱開始剤を、無機ペルオキソ化合物、特に好まれるペルオキソ二硫酸ナトリウムと共に用いるのが好ましい。レドックス開始剤系として、イオウ含有還元剤又はリン含有還元剤、特に亜硫酸水素ナトリウム又は次亜リン酸ナトリウムと組み合わせたペルオキソ化合物を用いるのが特に有利である。
フリーラジカル重合は、好ましくは溶液中で実施される。溶媒は、1種の溶媒、又は2種以上の溶媒(複数可)の組み合わせのいずれかである。これには、例えば、水、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール、例えばDMF、DMSO、又はNMPなどの両性非プロトン性溶媒、例えばヘキサン、クロロベンゼン、トルエン、又はベンゼンなどの芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、又は非ハロゲン化炭化水素がある。好ましい溶媒は、水、イソプロパノール、メタノール、トルエン、DMF、NMP、DMSO、及びヘキサンである。特に好ましいのは、水及びイソプロパノールである。
ポリカルボン酸の質量平均分子量は、一般に1,000〜15,000g/モルの範囲、好ましくは5,000〜10,000g/モルの範囲である。ポリカルボン酸の質量平均分子量は、一般に12,000g/モル以下、好ましくは9,000g/モル以下である。ポリカルボン酸の質量平均分子量は、一般に少なくとも4,000g/モル、好ましくは少なくとも6,000g/モルである。質量平均分子量は、とりわけゲルろ過クロマトグラフィによって測定することができる。
プレミックス中のポリカルボン酸濃度は、プレミックスの全重量に対して、0.01〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%、最も好ましくは0.1〜5重量%であることができる。殺有害生物剤粒剤中のスルホサクシネート界面活性剤濃度は、殺有害生物剤粒剤の全重量に対して、0.01〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%、最も好ましくは1〜5重量%、特に2〜6重量%であることができる。
ポリカルボン酸とスルホサクシネート界面活性剤との重量比は、一般に5:1〜1:10、好ましくは2:1〜1:5、最も好ましくは1:1〜1:3の範囲であることができる。
プレミックス中のポリカルボン酸及びスルホサクシネート界面活性剤の混合物の濃度は、一般に、プレミックスの全重量に対して、1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%、より好ましくは2〜5重量%の範囲であることができる。殺有害生物剤粒剤中のポリカルボン酸及びスルホサクシネート界面活性剤の混合物の濃度は、一般に、プレミックスの全重量に対して、1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%、より好ましくは2〜8重量%の範囲であることができる。
殺有害生物組成物は、殺有害生物剤及び液体を含む。殺有害生物剤という用語は、殺菌剤、殺虫剤、殺線虫剤、除草剤、薬害軽減剤、バイオ殺有害生物剤、及び/又は成長調整剤の群から選択される、少なくとも1種の活性物質を指す。殺有害生物剤の混合物もまた好適である。一実施形態において、殺有害生物剤は殺虫剤である。別の実施形態において、殺有害生物剤は殺菌剤である。さらに別の実施形態において、殺有害生物剤は除草剤である。上記の類の2種以上の殺有害生物剤の混合物を用いることもできる。当分野の技術者には、例えば、the Pesticide Manual、第16版(2013)、The British Crop Protection Council、Londonで見つけることができる、こうした殺有害生物剤が周知である。好適な殺虫剤は、カルバメート、有機ホスフェート、有機塩素系殺虫剤、フェニルピラゾール、ピレスロイド、ネオニコチノイド、スピノシン、アベルメクチン、ミルベマイシン、幼若ホルモン類似体、ハロゲン化アルキル、有機スズ化合物ネライストキシン類似体、ベンゾイル尿素、ジアシルヒドラジン、METI殺ダニ剤(acarizide)の類からの殺虫剤、及びクロロピクリン、ピメトロジン、フロニカミド、クロフェンテジン、ヘキシチアゾクス、エトキサゾール、ジアフェンチウロン、プロパルギット、テトラジホン、クロロフェナピル、DNOC、ブプロフェジン、シロマジン、アミトラズ、ヒドラメチルノン、アセキノシル、フルアクリピリム、ロテノン、又はその誘導体などの殺虫剤である。好適な殺菌剤は、ジニトロアニリン、アリルアミン、アニリノピリミジン、抗生物質、芳香族炭化水素、ベンゼンスルホンアミド、ベンズイミダゾール、ベンズイソチアゾール、ベンゾフェノン、ベンゾチアジアゾール、ベンゾトリアジン、ベンジルカルバメート、カルバメート、カルボキサミド、カルボン酸ジアミド、クロロニトリル、シアノアセトアミドオキシム、シアノイミダゾール、シクロプロパンカルボキサミド、ジカルボキシイミド、ジヒドロジオキサジン、ジニトロフェニルクロトネート、ジチオカルバメート、ジチオラン、エチルホスホネート、エチルアミノチアゾールカルボキサミド、グアニジン、ヒドロキシ-(2-アミノ)ピリミジン、ヒドロキシアニリド、イミダゾール、イミダゾリノン、無機物質、イソベンゾフラノン、メトキシアクリレート、メトキシカルバメート、モルホリン、N-フェニルカルバメート、オキサゾリジンジオン、オキシイミノアセテート、オキシイミノアセトアミド、ペプチジルピリミジンヌクレオシド、フェニルアセトアミド、フェニルアミド、フェニルピロール、フェニル尿素、ホスホネート、ホスホロチオラート、フタルアミド酸、フタルイミド、ピペラジン、ピペリジン、プロピオンアミド、ピリダジノン、ピリジン、ピリジニルメチルベンズアミド、ピリミジンアミン、ピリミジン、ピリミジノンヒドラゾン、ピロロキノリノン、キナゾリノン、キノリン、キノン、スルファミド、スルファモイルトリアゾール、チアゾールカルボキサミド、チオカルバメート、チオファネート、チオフェンカルボキサミド、トルアミド、トリフェニルスズ化合物、トリアジン、トリアゾールの類からの殺菌剤である。好適な除草剤は、アセトアミド、アミド、アリールオキシフェノキシプロピオネート、ベンズアミド、ベンゾフラン、安息香酸、ベンゾチアジアジノン、ビピリジリウム、カルバメート、クロロアセトアミド、クロロカルボン酸、シクロヘキサンジオン、ジニトロアニリン、ジニトロフェノール、ジフェニルエーテル、グリシン、イミダゾリノン、イソオキサゾール、イソオキサゾリジノン、ニトリル、N-フェニルフタルイミド、オキサジアゾール、オキサゾリジンジノン、オキシアセトアミド、フェノキシカルボン酸、フェニルカルバメート、フェニルピラゾール、フェニルピラゾリン、フェニルピリダジン、ホスフィン酸、ホスホロアミデート、ホスホロジチオエート、フタラメート、ピラゾール、ピリダジノン、ピリジン、ピリジンカルボン酸、ピリジンカルボキサミド、ピリミジンジオン、ピリミジニル(チオ)ベンゾエート、キノリンカルボン酸、セミカルバゾン、スルホニルアミノカルボニルトリアゾリノン、スルホニル尿素、テトラゾリノン、チアジアゾール、チオカルバメート、トリアジン、トリアジノン、トリアゾール、トリアゾリノン、トリアゾロカルボキサミド、トリアゾロピリミジン、トリケトン、ウラシル、尿素の類からの除草剤である。一実施形態において、殺有害生物剤は、除草剤であり、好ましくはベンタゾンである。
殺有害生物剤という用語はまた、一般に、化合物の混合物及び/又はその塩を指す。一実施形態において、殺有害生物剤は塩の形態である。25℃での殺有害生物剤の水溶解度は、一般に、少なくとも10g/l、好ましくは少なくとも50g/l、最も好ましくは少なくとも100g/lである。
プレミックスは、プレミックスの全重量に対して、殺有害生物剤を、少なくとも10重量%、好ましくは少なくとも20重量%含むことができる。殺有害生物剤粒剤は、粒剤の全重量に対して、殺有害生物剤を、少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも30重量%含むことができる。殺有害生物剤粒剤は、殺有害生物剤粒剤の全重量に対して、殺有害生物剤を、10〜80重量%、好ましくは20〜60重量%、より好ましくは30〜60重量%含むことができる。
殺有害生物組成物の、スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物に対する重量比は、100:1〜1:1、好ましくは50:1〜5:1の範囲であることができる。
液体は、水又は有機溶媒であってもよい。有機溶媒は、高沸点の媒質の鉱油留分、例えばケロシン、ディーゼル油、植物由来又は動物由来の油、脂肪族炭化水素、環状炭化水素、及び芳香族炭化水素、例えばトルエン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレン、ハロゲン化炭化水素、例えばクロロホルム、ジクロロメタン、クロロメタン、アルコール、例えばエタノール、プロパノール、ブタノール、ベンジルアルコール、シクロヘキサノール、グリコール、DMSO、ケトン、例えばアセトン、シクロヘキサノン、エステル、例えば乳酸エステル、炭酸エステル、脂肪酸エステル、ガンマ-ブチロラクトン、脂肪酸、ホスホネート、アミン、アミド、例えばN-メチルピロリドン、脂肪酸ジメチルアミド、ニトリル、例えばアセトニトリル、エーテル、例えばジメチルエーテル、及びtertブチルエチルエーテル、並びにその混合物を指すことができる。
一実施形態において、液体は、25℃で1g/l未満の、好ましくは10g/l未満の水溶解度を有する有機溶媒を含まない。
一実施形態において、液体は、プロトン性溶媒、例えば水、又はアルコール、好ましくは水である。プレミックスは、液体を、少なくとも10重量%、好ましくは少なくとも20重量%、より好ましくは少なくとも25重量%含むことができる。
液体は、25℃で、少なくとも0.1mPasの、好ましくは少なくとも0.5mPasの、最も好ましくは少なくとも0.8mPasの動粘度を有することができる。動粘度は、標準試験法、例えばASTM D7042-14によって測定することができる。
殺有害生物剤は、一般に液体に分散させるか、溶解させる。好ましくは、殺有害生物剤を液体に溶解させる。殺有害生物組成物の好適な配合物の種類は、懸濁液(例えば、SC、OD、FS)、乳剤(例えば、EC)、乳濁液(例えば、EW、EO、ES、ME)、又はカプセル(例えば、CS、ZC)である。これらの組成物の種類及びさらなる組成物の種類は、「Catalogue of pesticide formulation types and international coding system」、Technical Monograph No.2、第6版、2008年5月、CropLife Internationalに定義されている。
殺有害生物組成物は、一般に、殺有害生物組成物の全重量に対して、液体を、5〜99重量%、好ましくは10〜95重量%、より好ましくは30〜95重量%、特に40〜80重量%含む。殺有害生物組成物は、殺有害生物組成物の全重量に対して、液体を、95重量%以下、好ましくは90重量%以下、最も好ましくは85重量%以下含むことができる。
殺有害生物組成物は、一般に、殺有害生物組成物の全重量に対して、80重量%以下、好ましくは70重量%以下、最も好ましくは60重量%以下、特に55重量%以下の殺有害生物剤を含む。
一般に、プレミックスは、プレミックスの全重量に対して、殺有害生物組成物を、少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも30重量%、最も好ましくは少なくとも40重量%含む。プレミックスは、プレミックスの全重量に対して、殺有害生物組成物を、70重量%以下、好ましくは60重量%以下含むことができる。プレミックスは、一般に、プレミックスの全重量に対して、殺有害生物組成物を、10〜80重量%、好ましくは20〜70重量%、より好ましくは40〜60重量%含む。
プレミックスは、プレミックスの全重量に対して、液体を、少なくとも10重量%、好ましくは少なくとも20重量%含むことができる。プレミックスは、プレミックスの全重量に対して、液体を、60重量%以下、好ましくは50重量%以下、最も好ましくは30重量%以下含むことができる。プレミックスは、一般に、プレミックスの全重量に対して、液体を、5〜90重量%、好ましくは10〜70重量%、より好ましくは10〜50重量%含む。
有利なことに、プレミックスを押出する前に、液体を除去する別のプロセスステップ、例えばプレミックスを乾燥させるステップを加える必要がなく、したがって時間、費用、及びエネルギーを節約する。むしろ、押出法は、液体が、依然としてプレミックス中で上記の濃度及び好ましい濃度で存在しても、高い歩留まりであることを特徴とする。
プレミックスは、典型的には、押出する前に、混合、混練、又は他の標準的な技術によって均質化される。いくつかの成分が粒子状形態であるにもかかわらず、「均質化される」という用語は、全ての成分がプレミックス中に均等に分布している状況を指す。特に、スルホサクシネート界面活性剤もポリカルボン酸も、先行するステップにおいて固体担体の表面を被覆することもなく、プレミックスを調製する際に、スルホサクシネート界面活性剤又はポリカルボン酸を被覆として固体担体に付着させることもない。
殺有害生物剤粒剤は、一般に液体を含まないが、殺有害生物剤粒剤の全重量の、せいぜい5重量%以下、好ましくは1重量%以下の液体を含む。
一実施形態において、プレミックスは、
a)ベントナイト及びシリケートの混合物、
b)スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物、並びに
c)殺有害生物剤及び液体を含む殺有害生物組成物
を含み、プレミックスが、プレミックスの全重量に対して、ベントナイト20〜40重量%、及びシリケート10〜30重量%を含む。
一実施形態において、プレミックスは、
a)ベントナイト及びシリケートの混合物、
b)スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物、並びに
c)殺有害生物剤及び液体を含む殺有害生物組成物
を含み、プレミックスが、プレミックスの全重量に対して、ベントナイト20〜35重量%、及びシリケート10〜25重量%を含み、
ベントナイトのシリケートに対する重量比が5:1〜1:2である。
一実施形態において、プレミックスは、
a)ベントナイト及びシリケートの混合物、
b)スルホサクシネートとオクタノール又はその異性体とのエステルと、ポリカルボン酸との混合物、並びに
c)殺有害生物剤及び液体を含む殺有害生物組成物
を含み、プレミックスが、プレミックスの全重量に対して、ベントナイト20〜35重量%、及びシリケート10〜25重量%を含み、
ベントナイトのシリケートに対する重量比が、5:1〜1:2である。
一実施形態において、プレミックスは、
a)ベントナイト及びシリケートの混合物、
b)スルホサクシネートとオクタノール又はその異性体とのエステルと、モノマーI及びモノマーIIを含むコポリマーから選択されるポリカルボン酸との混合物、並びに
c)殺有害生物剤及び水を含む殺有害生物組成物
を含み、プレミックスが、プレミックスの全重量に対して、ベントナイト20〜35重量%、及びシリケート10〜25重量%を含み、
ベントナイトのシリケートに対する重量比が5:1〜1:2である。
一実施形態において、プレミックスは、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体、
b)スルホサクシネートとオクタノール又はその異性体とのエステルと、
アクリル酸、メタクリル酸、ビニル酢酸、アリル酢酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、メサコン酸、及びイタコン酸から選択されるモノマーI、並びに
C1〜C10アルキル-α-オレフィン、C6〜C12アリール-α-オレフィン、及びC1〜C20アルキル-アリール-α-オレフィンから選択されるモノマーIIを重合形態で含むポリカルボン酸との混合物、並びに
c)殺有害生物剤及び液体を含む殺有害生物組成物
を含む。
一実施形態において、プレミックスは、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体、
b)スルホサクシネートとオクタノール又はその異性体とのエステルと、
マレイン酸及びC1〜C10アルキル-α-オレフィンを重合形態で含むポリカルボン酸との混合物、並びに
c)殺有害生物剤及び液体を含む殺有害生物組成物
を含む。
一実施形態において、プレミックスは、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体、
b)スルホサクシネートとオクタノール又はその異性体とのエステルと、
マレイン酸及びC1〜C10アルキル-α-オレフィンを重合形態で含むポリカルボン酸との混合物、並びに
c)25℃で、少なくとも10g/lの水溶解度を有する殺有害生物剤、及びプレミックスの全重量に対して、少なくとも20重量%の液体を含む殺有害生物組成物
を含む。
一実施形態において、プレミックスは、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体、
b)スルホサクシネートとオクタノール又はその異性体とのエステルと、
マレイン酸及びC1〜C10アルキル-α-オレフィンを重合形態で含むポリカルボン酸との混合物、並びに
c)25℃で、少なくとも10g/lの水溶解度を有する殺有害生物剤、及びプレミックスの全重量に対して、少なくとも20重量%の水を含む殺有害生物組成物
を含む。
一実施形態において、プレミックスは、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体、
b)スルホサクシネートとオクタノール又はその異性体とのエステルと、
マレイン酸及びC1〜C10アルキル-α-オレフィンを重合形態で含むポリカルボン酸との混合物、並びに
c)25℃で、少なくとも10g/lの水溶解度を有する殺有害生物剤、及びプレミックスの全重量に対して、少なくとも20重量%の水を含む殺有害生物組成物
を含む。
一実施形態において、プレミックスは、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体、
b)スルホサクシネートとオクタノール又はその異性体とのエステルと、
マレイン酸、並びに4,4-ジメチルペンタ-1-エン、2,4,4-トリメチルペンタ-1-エン、5,5-ジメチルヘキサ-1-エン、2,5,5-トリメチルヘキサ-1-エン、6,6-ジメチルヘプタ-1-エン、2,6,6-トリメチルヘプタ-1-エン、7,7-ジメチルオクタ-1-エン、及び2,7,7-トリメチルオクタ-1-エンから選択されるC1〜C10アルキル-α-オレフィンを重合形態で含むポリカルボン酸との混合物、並びに
c)25℃で、少なくとも10g/lの水溶解度を有する殺有害生物剤、及びプレミックスの全重量に対して、少なくとも20重量%の水を含む殺有害生物組成物
を含む。
一実施形態において、プレミックスは、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体、
b)スルホサクシネートとオクタノール又はその異性体とのエステルと、
マレイン酸、並びに4,4-ジメチルペンタ-1-エン、2,4,4-トリメチルペンタ-1-エン、5,5-ジメチルヘキサ-1-エン、2,5,5-トリメチルヘキサ-1-エン、6,6-ジメチルヘプタ-1-エン、2,6,6-トリメチルヘプタ-1-エン、7,7-ジメチルオクタ-1-エン、及び2,7,7-トリメチルオクタ-1-エンから選択されるC1〜C10アルキル-α-オレフィンを重合形態で含むポリカルボン酸との混合物1〜10重量%、並びに
c)25℃で、少なくとも10g/lの水溶解度を有する殺有害生物剤、及びプレミックスの全重量に対して、少なくとも20重量%の水を含む殺有害生物組成物
を含む。
一実施形態において、プレミックスは、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体5〜80重量%、
b)スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物1〜20重量%、並びに
c)殺有害生物剤及び液体を含む殺有害生物組成物10〜80重量%
を含む。
一実施形態において、プレミックスは、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体50〜65重量%、
b)スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物1〜20重量%、並びに
c)殺有害生物剤及び液体を含む殺有害生物組成物10〜80重量%
を含む。
一実施形態において、プレミックスは、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体50〜65重量%、
b)スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物1〜10重量%、並びに
c)殺有害生物組成物少なくとも40重量%
を含み、殺有害生物組成物が、殺有害生物組成物の全重量に対して、殺有害生物剤を60重量%以下含む。
一実施形態において、プレミックスは、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体50〜65重量%、
b)スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物1〜10重量%、
c)液体少なくとも10重量%、並びに
d)殺有害生物剤少なくとも20重量%
を含む。
一実施形態において、プレミックスは、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体30〜80重量%、
b)スルホサクシネート界面活性剤1〜20重量%、ポリカルボン酸0.5〜15重量%、並びに
c)殺有害生物剤10〜50重量%及び液体10〜50重量%
を含む。
一実施形態において、プレミックスは、
a)ベントナイト20〜40重量%、シリケート10〜30重量%、
b)スルホサクシネート界面活性剤1〜10重量%、ポリカルボン酸0.1〜5重量%、並びに
c)殺有害生物剤少なくとも30重量%及び液体少なくとも20重量%
を含む。
一実施形態において、殺有害生物剤粒剤は、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体20〜75重量%、
b)スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物0.5〜10重量%、並びに
c)殺有害生物剤10〜80重量%
を含む。
一実施形態において、殺有害生物剤粒剤は、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体50〜65重量%、
b)スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物2〜6重量%、並びに
c)殺有害生物剤30〜60重量%
を含む。
一実施形態において、殺有害生物剤粒剤は、
a)ベントナイト20〜50重量%及びシリケート10〜35重量%、
b)スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物2〜6重量%、並びに
c)殺有害生物剤30〜60重量%
を含む。
一実施形態において、殺有害生物剤粒剤は、
a)ベントナイト20〜50重量%及びシリケート15〜35重量%、
b)スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物2〜6重量%、並びに
c)殺有害生物剤30〜60重量%
を含む。
一実施形態において、殺有害生物剤粒剤は、
a)ベントナイト及びシリケートの混合物、
b)スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物、並びに
c)殺有害生物剤
を含む。
一実施形態において、殺有害生物剤粒剤は、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体、
b)スルホサクシネートとオクタノール又はその異性体とのエステルと、
マレイン酸及びC1〜C10アルキル-α-オレフィンを重合形態で含むポリカルボン酸との混合物、並びに
c)殺有害生物剤
を含む。
一実施形態において、殺有害生物剤粒剤は、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体、
b)スルホサクシネートとオクタノール又はその異性体とのエステルと、
マレイン酸、並びに4,4-ジメチルペンタ-1-エン、2,4,4-トリメチルペンタ-1-エン、5,5-ジメチルヘキサ-1-エン、2,5,5-トリメチルヘキサ-1-エン、6,6-ジメチルヘプタ-1-エン、2,6,6-トリメチルヘプタ-1-エン、7,7-ジメチルオクタ-1-エン、及び2,7,7-トリメチルオクタ-1-エンから選択されるC1〜C10アルキル-α-オレフィンを重合形態で含むポリカルボン酸との混合物、並びに
c)殺有害生物剤
を含む。
一実施形態において、殺有害生物剤粒剤は、
a)無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体、
b)スルホサクシネートとオクタノール又はその異性体とのエステルと、
マレイン酸、並びに4,4-ジメチルペンタ-1-エン、2,4,4-トリメチルペンタ-1-エン、5,5-ジメチルヘキサ-1-エン、2,5,5-トリメチルヘキサ-1-エン、6,6-ジメチルヘプタ-1-エン、2,6,6-トリメチルヘプタ-1-エン、7,7-ジメチルオクタ-1-エン、及び2,7,7-トリメチルオクタ-1-エンから選択されるC1〜C10アルキル-α-オレフィンを重合形態で含むポリカルボン酸との混合物、並びに
c)殺有害生物剤
を含む。
押出物は、ステップ3)で粒状化することができる。粒状化は、Mollet及びGrubemann、Formulation technology、Wiley VCH、Weinheim、2001、又はKnowles、New developments in crop protection product formulation、Agrow Reports DS243、T&F Informa、London、2005に記載されているように、当分野の技術者に公知である。
押出法に基づけば、粒剤は、押出物の形状を有することができる。押出機の円形孔の場合、スパゲッティ形状の押出物を管状形状に切断することができる。多角形孔(例えば、三角形又は長方形)の場合、押出物を対応する形状に切断することができる。得られるペレットをより短い粒剤に砕くことができる。好ましくは、得られる粒剤は、長さ0.2〜10mm及び直径0.2〜10mmの管状形状を有する。より好ましくは、得られる粒剤は、長さ0.5〜10mm及び直径0.5〜10mmの管状形状を有する。
棒状押出物は、乾燥させるステップの前又は後に、好ましくは乾燥させるステップの前に、例えば回転ナイフで、より短い棒に切断することができる。円形孔の場合、スパゲッティ形状の押出物を管状形状に切断することができる。多角形孔(例えば、三角形又は長方形)の場合、押出物を対応する形状に切断することができる。得られるペレットは、乾燥させるステップの前又は後に、好ましくは乾燥させるステップの後に、より短い粒剤に砕くことができる。任意で、ステップd)において、ステップc)から得られる押出物を乾燥させるステップは、従来の乾燥方法、例えば熱風又は真空によって実施することができる。乾燥させるステップは、30〜150℃の熱風、好ましくは50〜80℃の熱風など、高温を適用することによって行うことができる。加熱時間は、一般に、温度、押出物の大きさ、最終生成物で所望される液体量よって決まる。
殺有害生物剤粒剤又はプレミックスは、さらなる助剤を含むことができる。好適な助剤は、界面活性剤、分散剤、乳化剤、湿潤剤、補助剤、溶解剤、浸透促進剤、保護コロイド、接着剤、増粘剤、保湿剤、防虫剤、誘引剤、摂食刺激剤、相溶化剤、殺菌剤、凍結防止剤、消泡剤、着色剤、粘着付与剤、及び結合剤である。
好適な界面活性剤は、表面活性化合物、例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、及び両性界面活性剤、ブロックポリマー、高分子電解質、及びその混合物である。こうした界面活性剤は、乳化剤、分散剤、溶解剤、湿潤剤、浸透促進剤、保護コロイド、又は補助剤として用いることができる。界面活性剤の例は、McCutcheon's、第1巻、Emulsifiers & Detergents、McCutcheon's Directories、Glen Rock、USA、2008(International Ed.又はNorth American Ed.)に列挙されている。
好適なアニオン界面活性剤は、スルホネート、スルフェート、ホスフェート、カルボキシレートのアルカリ塩、アルカリ土類塩又はアンモニウム塩及びその混合物である。スルホネートの例は、アルキルアリールスルホネート、ジフェニルスルホネート、アルファ-オレフィンスルホネート、リグニンスルホネート、脂肪酸及び油のスルホネート、エトキシル化アルキルフェノールのスルホネート、アルコキシル化アリールフェノールのスルホネート、縮合ナフタレンのスルホネート、ドデシルベンゼン及びトリデシルベンゼンのスルホネート、ナフタレン及びアルキルナフタレンのスルホネート、又はスルホサクシナメート(sulfosuccinamate)である。スルフェートの例は、脂肪酸及び油のスルフェート、エトキシル化アルキルフェノールのスルフェート、アルコールのスルフェート、エトキシル化アルコールのスルフェート、又は脂肪酸エステルのスルフェートである。ホスフェートの例は、リン酸エステルである。カルボキシレートの例は、カルボン酸アルキル、カルボキシル化アルコール、又はアルキルフェノールエトキシレートである。
好適な非イオン界面活性剤は、アルコキシレート、N-置換脂肪酸アミド、アミンオキシド、エステル、糖ベース界面活性剤、高分子界面活性剤、及びその混合物である。アルコキシレートの例は、1〜50当量でアルコキシル化された、アルコール、アルキルフェノール、アミン、アミド、アリールフェノール、脂肪酸、又は脂肪酸エステルなどの化合物である。エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド、好ましくはエチレンオキシドをアルコキシル化に用いることができる。N-置換脂肪酸アミドの例は、脂肪酸グルカミド又は脂肪酸アルカノールアミドである。エステルの例は、脂肪酸エステル、グリセロールエステル、又はモノグリセリドである。糖ベース界面活性剤の例は、ソルビタン、エトキシル化ソルビタン、スクロースエステル及びグルコースエステル、又はアルキルポリグルコシドである。高分子界面活性剤の例は、ビニルピロリドン、ビニルアルコール、又はビニルアセテートのホモポリマー又はコポリマーである。
好適なカチオン界面活性剤は、第四級界面活性剤、例えば1個又は2個の疎水基を有する第四級アンモニウム化合物、又は長鎖第一級アミンの塩である。好適な両性界面活性剤は、アルキルベタイン及びイミダゾリンである。好適なブロックポリマーは、ポリエチレンオキシド及びポリプロピレンオキシドのブロックを含むA-B型又はA-B-A型のブロックポリマー、又はアルカノール、ポリエチレンオキシド、及びポリプロピレンオキシドのブロックを含むA-B-C型のブロックポリマーである。好適な高分子電解質はポリ塩基である。ポリ塩基の例は、ポリビニルアミン又はポリエチレンアミンである。
好適な補助剤は、殺虫活性を無視し得るか、又はそれ自体殺虫活性をもたず、標的に対して化合物Iの生物学的性能を高める化合物である。例には、界面活性剤、鉱油、又は植物油、及び他の助剤がある。さらなる例は、Knowles、Adjuvants and additives、Agrow Reports DS256、T&F Informa UK、2006、第5章に列挙されている。
好適な増粘剤は、多糖類(例えば、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース)、無機質粘土(有機修飾又は非有機修飾)、ポリカルボキシレート、及びシリケートである。
好適な殺菌剤は、ブロノポール、並びにアルキルイソチアゾリノン及びベンズイソチアゾリノンなどのイソチアゾリノン誘導体である。
好適な凍結防止剤は、エチレングリコール、プロピレングリコール、尿素、及びグリセリンである。
好適な消泡剤は、シリコン、長鎖アルコール、及び脂肪酸の塩である。
好適な着色剤(例えば、赤色、青色、又は緑色)は、低水溶性顔料及び水溶性染料である。例には、無機着色剤(例えば、酸化鉄、酸化チタン、ヘキサシアノ鉄酸鉄)、並びに有機着色剤(例えば、アリザリン着色剤、アゾ着色剤、及びフタロシアニン着色剤)がある。
好適な粘着付与剤又は結合剤は、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、生物学的ワックス又は合成ワックス、及びセルロースエーテルである。
植物保護において用いられる場合、施用される殺有害生物剤量は、所望の効果の種類に応じて、1ha当たり0.001〜2kg、好ましくは1ha当たり0.005〜2kg、より好ましくは1ha当たり0.05〜0.9kg、特に1ha当たり0.1〜0.75kgである。
例えば、種子の散粉、被覆、又は灌注による、種子などの植物繁殖材料の処理において、植物繁殖材料(好ましくは種子)100キログラム当たり、0.1〜1000g、好ましくは1〜1000g、より好ましくは1〜100g、最も好ましくは5〜100gの量の殺有害生物剤が、一般的に必要とされる。
材料又は保存製品の保護において使用される場合、施用される殺有害生物剤の量は、施用領域及び所望の効果の種類によって決まる。材料の保護において慣例的に施用される量は、処理される材料1立方メートル当たり活性物質0.001g〜2kg、好ましくは0.005g〜1kgである。
様々な種類の油、湿潤剤、補助剤、肥料、又は微量栄養素、及びさらなる殺有害生物剤(例えば、除草剤、殺虫剤、殺菌剤、成長調整剤、薬害軽減剤)は、適切であれば使用直前に、活性物質若しくはプレミックスとして活性物質を含む組成物に添加してもよい(タンクミックス)。これらの作用剤は、本発明の組成物と、1:100〜100:1、好ましくは1:10〜10:1の重量比で混合することができる。
使用者は、一般に、本発明の組成物を、用量設定装置(predosage device)、背負式噴霧器、噴霧タンク、噴霧飛行機、又は灌漑システムから施用する。一般に、農薬組成物は、水、緩衝剤、及び/又はさらなる助剤で所望の施用濃度とされ、したがって本発明の即時使用可能な噴霧液又は本発明の農薬組成物が得られる。一般に、農業有用面積1ヘクタール当たり、20〜2000リットル、好ましくは50〜400リットルの即時使用可能な噴霧液が施用される。
一実施形態によれば、キットの一部、又は二成分若しくは三成分の混合物の一部である、本発明の組成物の個々の成分は、使用者自身によって噴霧タンク内で混合することができ、適切であれば、さらなる助剤を添加することができる。
本発明はまた、上記の殺有害生物剤粒剤を製造する方法によって得られる殺有害生物剤粒剤に関する。本発明はさらに、無機不活性材料及び有機不活性材料から選択される固体担体、スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物、並びに殺有害生物剤を含む殺有害生物剤粒剤に関する。
本発明はまた、望ましくない昆虫若しくはダニによる攻撃、有害な菌類及び/若しくは望ましくない植生を防除する方法、並びに/又は植物の生長を調整する方法であって、殺有害生物剤粒剤、又は殺有害生物剤粒剤を製造する方法によって得られる殺有害生物剤粒剤を、それぞれの有害生物、その環境、又はそれぞれの有害生物から保護すべき作物、土壌、及び/又は作物、及び/又はその環境に作用させる、方法に関する。本発明はさらに、殺有害生物剤粒剤を調製するための、スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸を含む混合物の使用に関する。
有利な点:本発明は、液体を含む殺有害生物組成物をより多量に組み込むことができる、殺有害生物剤粒剤を製造する方法を提供する。液体含量が高いプレミックスから調製された粒剤の製造収率は増加する。液体中で希釈形態でのみ利用可能な殺有害生物剤を含む、高ペイロード粒剤を製造することができる。
以下の実施例は、本発明の範囲を限定することなく、本発明を説明するものである。
ベンタゾン:ベンタゾンナトリウム塩の50重量%水溶液
スルホサクシネート界面活性剤:スルホコハク酸ナトリウムの分枝鎖状C8-アルキルジエステル
ポリカルボキシレート:マレイン酸とC8アルキル-α-オレフィンとのコポリマー、質量平均分子量8000g/モル
実施例1
粒剤GR-1〜GR-6を製造した。表1に列挙した成分は、ベンタゾン(ベンタゾンナトリウム塩50重量%を含む水性組成物)を除いて、ブレンダー内で混合した。次いで、ベンタゾンを添加し、混合物を混練した。得られた混練材料を、スクリーン孔0.8mm(KAR-75、Tsutsuki Scientific Instruments Co., Ltd.)で押出した。押出後、押出物を、手作業で長さ1.0〜2.0mmの粒剤に切断し、乾燥機(FD-LAB-1、Powrex Corporation)で、80℃で20分間乾燥させた。次いで、メッシュサイズ1.2mm及び0.55mmの篩で篩分けして、大きな塊及び細かい粒子を取り除いた。調製スケールは、300グラムであった。最後に、調製された試料の量を測定し、調製収率を計算した。表2に殺有害生物剤粒剤の組成を示した。
Figure 0006902540
Figure 0006902540
(付記)
(付記1)
殺有害生物剤粒剤を製造する方法であって、
1)a)ベントナイト及びシリケートの混合物、
b)スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物、並びに
c)殺有害生物剤及び液体を含む殺有害生物組成物
を含むプレミックスを調製するステップと、
2)続いてプレミックスを押出するステップと
を含み、ベントナイトのシリケートに対する重量比が10:1〜1:10である、方法。
(付記2)
殺有害生物組成物が、殺有害生物組成物の全重量に対して、70重量%以下の殺有害生物剤を含む、請求項1に記載の方法。
(付記3)
殺有害生物剤及び液体を含む殺有害生物組成物を用意する、先行するステップ0)を含む、請求項1又は2に記載の方法。
(付記4)
押出物が粒状化される、後続のステップ3)を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
(付記5)
ステップ2)の前に、液体を除去するステップを含まない、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
(付記6)
ステップ1)のプレミックスが、殺有害生物組成物を少なくとも30重量%含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
(付記7)
殺有害生物組成物c)の混合物b)に対する重量比が、100:1〜1:1の範囲である、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
(付記8)
ステップ1)のプレミックスが、液体を少なくとも20重量%含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
(付記9)
殺有害生物剤がベンタゾンである、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
(付記10)
液体が水である、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
(付記11)
ステップ1)のプレミックスが、
a)ベントナイト及びシリケートの混合物30〜80重量%、
b)スルホサクシネート界面活性剤1〜20重量%、ポリカルボン酸0.5〜15重量%、並びに
c)殺有害生物剤10〜50重量%及び液体10〜50重量%
を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
(付記12)
粒剤が、長さ0.5〜10mm及び直径0.5〜10mmの管状形状を有する、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
(付記13)
ポリカルボン酸が、カルボン酸基を含むC 3 〜C 8 エチレン性不飽和モノマーから選択されるモノマーIと、C 1 〜C 20 の、脂肪族基、芳香族基又は混合された脂肪族基及び芳香族基を含むエチレン性不飽和モノマーから選択されるモノマーIIとのコポリマーである、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
(付記14)
殺有害生物剤が液体に溶解される、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
(付記15)
ベントナイト及びシリケートの混合物、
スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物、並びに
殺有害生物剤
を含む殺有害生物剤粒剤であって、ベントナイトのシリケートに対する重量比が10:1〜1:10である、殺有害生物剤粒剤。

Claims (11)

  1. 殺有害生物剤粒剤を製造する方法であって、
    1)a)ベントナイト及びシリケートの混合物、
    b)スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸の混合物、並びに
    c)殺有害生物剤及び水を含む殺有害生物組成物
    を含むプレミックスを調製するステップと、
    2)続いてプレミックスを押出するステップと
    を含み、ベントナイトのシリケートに対する重量比が10:1〜1:10であり、
    ステップ1)のプレミックスが、
    a)ベントナイト及びシリケートの混合物30〜65重量%、
    b)スルホサクシネート界面活性剤1〜20重量%、ポリカルボン酸0.5〜15重量%、並びに
    c)殺有害生物剤10〜50重量%及び水20〜50重量%
    を含む、方法。
  2. 殺有害生物組成物が、殺有害生物組成物の全重量に対して、70重量%以下の殺有害生物剤を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 殺有害生物剤及び水を含む殺有害生物組成物を用意する、先行するステップ0)を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 押出物が粒状化される、後続のステップ3)を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. ステップ2)の前に、水を除去するステップを含まない、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. ステップ1)のプレミックスが、殺有害生物組成物を少なくとも30重量%含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 殺有害生物組成物c)の混合物b)に対する重量比が、100:1〜1:1の範囲である、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 殺有害生物剤がベンタゾンである、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 粒剤が、長さ0.5〜10mm及び直径0.5〜10mmの管状形状を有する、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. ポリカルボン酸が、カルボン酸基を含むC3〜C8エチレン性不飽和モノマーから選択されるモノマーIと、C1〜C20の、脂肪族基、芳香族基又は混合された脂肪族基及び芳香族基を含むエチレン性不飽和モノマーから選択されるモノマーIIとのコポリマーである、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 殺有害生物剤が液体に溶解される、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
JP2018525600A 2015-11-18 2016-11-09 スルホサクシネート界面活性剤及びポリカルボン酸を含む高ペイロード粒剤 Active JP6902540B2 (ja)

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