JP6898708B2 - 歯車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、歯車装置に関する。
近年、産業用ロボットや工作機械といった様々な技術分野において、様々な歯車装置が開発されている。このような歯車装置の一例として、特許文献1には、内歯を有する外筒と、軸回りに回転可能なクランク軸と、当該クランク軸の回転に応じて外筒の内歯に噛み合いながら揺動回転する外歯歯車と、クランク軸を回転可能に支持するとともに外歯歯車の揺動回転に応じて外筒に対して相対的に回転するキャリアと、を備えた歯車装置が記載されている。この歯車装置のキャリアには、クランク軸が配置されるクランク軸孔と、クランク軸にトルクを入力する入力ギアを挿入する貫通孔と、が設けられており、クランク軸孔と貫通孔とがキャリアを回転軸方向に貫いている。
特許文献1の歯車装置では、回転軸方向の一方側から貫通孔に挿入された入力ギアがクランク軸にトルクを入力することにより、当該クランク軸が回転する。そして、クランク軸の回転に応じて外歯歯車が揺動回転し、これによってキャリアが回転軸回りに回転する。
特開2009−185986号公報
特許文献1の歯車装置において、キャリアの回転を相手側部材に伝達するには、当該キャリアの軸方向端面に形成されたネジ孔を利用して、相手側部材をキャリアの軸方向端面に直接取り付ける。
一方で、キャリアの軸方向端面に相手側部材を直接取り付けるのではなく、回転軸回りに回転可能な出力軸部を介して、キャリアの回転を相手側部材に伝達することがある。この場合、出力軸部は、キャリアの回転軸中心に沿って入力部ギアの反対側に延びるように当該キャリアに一体に形成されてもよいし、キャリアとは別個に形成されて入力ギアの反対側から当該キャリアの貫通孔に圧入されてもよい。
しかしながら、出力軸部をキャリアと一体に形成する場合、キャリアの製造過程において当該出力軸部の形成工程が必要となり、製造コストが増大する。一方で、出力軸部をキャリアの貫通孔に圧入する場合、当該出力軸部とキャリアとが周方向において接していないため、キャリアから出力軸部への伝達トルクが低くなってしまう。
そこで、キャリアから出力軸部への伝達トルクを十分に確保するためには、例えば出力軸部の外周面と貫通孔を取り囲むキャリアの内周面とを周方向の全体に亘って凹凸状に形成することが考えられる。これにより、出力軸部の外周面とキャリアの内周面とが噛み合い、周方向において出力軸部の外周面とキャリアの内周面とが接するため、キャリアから出力軸部への伝達トルクを十分に確保することができる。しかしながらこの場合、貫通孔への出力部の圧入によって、キャリアのうち貫通孔とクランク軸孔との間に位置する比較的薄肉な部位に対して径方向の外側に強い力が加わる。この場合、クランク軸孔の内周面に支持されるクランク軸にも強い力が加わることになり、当該クランク軸の回転に支障をきたす可能性がある。
本発明は、上記の観点からなされたものであり、その目的は、コストの増大を抑止しつつ伝達トルクを十分に確保できるとともに、クランク軸の回転に支障をきたす可能性を低減できる歯車装置を提供することにある。
本発明に係る歯車装置は、外周面に凹凸が形成された出力軸部が圧入されるとともに回転軸に沿って設けられた中央孔、および前記回転軸を中心とした径方向において前記中央孔と並ぶように設けられたクランク軸孔を有するキャリアと、前記クランク軸孔の内周面に支持されており、前記回転軸を中心として外筒と前記キャリアとの間の相対的な回転を生じさせるクランク軸と、を備える歯車装置であって、前記中央孔の内周面は、前記出力軸部の前記凹凸に噛み合う凹凸部を有しており、前記凹凸部は、前記径方向における最も外側に位置する複数の最外部と、当該径方向における最も内側に位置する複数の最内部と、前記最外部と前記最内部とを繋ぐとともに前記径方向に対して傾斜した複数の側面と、を含んでおり、前記中央孔の内周面は、前記径方向において、前記中央孔と前記クランク軸孔とが対向する領域に含まれる第1部位と、前記回転軸を中心とした周方向において前記第1部位に隣接する第2部位と、を有しており、前記各側面は、前記第2部位に形成され、前記出力軸部の前記凹凸は、周方向の全体に亘って形成されており、前記第2部位において、前記出力軸部の前記凹凸が前記凹凸部に噛み合いながら圧入されており、前記第1部位において、前記各側面のうち前記第1部位に最も近い側面における前記径方向の外端に繋がり前記周方向に沿って延びる曲面が形成され、前記第1部位では前記出力軸部の前記凹凸が圧入された状態になっておらず、前記回転軸から前記第1部位までの長さは、前記回転軸から前記最外部までの長さ以上である。
上記の歯車装置では、キャリアの中央孔に出力軸部を圧入することにより当該出力軸部をキャリアに固定しているため、キャリアと出力軸部とを一体に形成する場合に比してコストの増大を抑止することができる。
また、上記の歯車装置では、中央孔の内周面が出力軸部の凹凸に噛み合う凹凸部を有しており、当該凹凸部に含まれる複数の側面が周方向において出力軸部の外周面に接するため、キャリアから出力軸部への伝達トルクを十分に確保することができる。
ところで、中央孔に出力軸部が圧入されると、当該凹凸部に含まれる複数の側面には、出力軸部の外周面が押し当たることになる。ここで、複数の側面は、回転軸を中心とした径方向に対して傾斜している。このため、中央孔に出力軸部を圧入した際に、当該出力軸部から中央孔の内周面へと径方向の外側に加わる力は、複数の側面が形成された領域ほど大きくなる。
そこで、上記の歯車装置では、キャリアのうち中央孔とクランク軸孔との間に位置する比較的薄肉の部位に対して強い力が加わることを抑止するため、中央孔の内周面のうち、径方向において中央孔とクランク軸孔とが対向する領域に含まれる第1部位には複数の側面を形成せず、周方向において当該第1部位に隣接する第2部位にのみ複数の側面を形成している。これにより、クランク軸孔の内周面に支持されるクランク軸に強い力が加わることを抑止でき、当該クランク軸の回転に支障をきたす可能性を低減できる。
このように、上記の歯車装置では、キャリアの製造コストの増大を抑止しつつ、キャリアから出力軸部への伝達トルクを十分に確保できるとともに、クランク軸の回転に支障をきたす可能性を低減できる。さらに、出力軸部の外周面に形成される凹凸が周方向の全域に亘って一様な形状をなしている場合であっても、当該出力軸部を中央孔に圧入することが可能である。このため、中央孔の内周面に形成された凹凸部に合わせて出力軸部の外周面の一部にのみ凹凸を形成する必要がなく、従来の出力軸部をそのまま用いることが可能である。
本発明に係る歯車装置は、外周面に凹凸が形成された出力軸部が圧入されるとともに回転軸に沿って設けられた中央孔、および前記回転軸を中心とした径方向において前記中央孔と並ぶように設けられたクランク軸孔を有するキャリアと、前記クランク軸孔の内周面に支持されており、前記回転軸を中心として外筒に対して前記キャリアを相対的に回転させるクランク軸と、を備える歯車装置であって、前記中央孔の内周面は、前記出力軸部の前記凹凸に噛み合う凹凸部を有しており、前記凹凸部は、前記径方向における最も外側に位置する複数の最外部と、当該径方向における最も内側に位置する複数の最内部と、前記最外部と前記最内部とを繋ぐとともに前記径方向に対して傾斜した複数の側面と、を含んでおり、前記中央孔の内周面は、前記径方向において、前記中央孔と前記クランク軸孔とが対向する領域に含まれる第1部位と、前記回転軸を中心とした周方向において前記第1部位に隣接する第2部位と、を有しており、前記各側面は、前記第2部位に形成され、前記出力軸部の外周面は、前記第2部位に対応するように形成された前記凹凸と、前記第1部位に対応するように形成され、前記凹凸に繋がり前記周方向に沿って延びる曲面と、を有し、前記第2部位において、前記出力軸部の前記凹凸が前記凹凸部に噛み合いながら圧入されており、前記第1部位において、前記各側面のうち前記第1部位に最も近い側面における前記径方向の内端に繋がり前記周方向に沿って延びる曲面が形成され前記第1部位では前記出力軸部の前記曲面が圧入された状態になっていない。
上記の構成によれば、第1部位は、周方向に沿って延びるとともに側面のうち径方向の内端に繋がっており、当該側面のうち径方向の外端に繋がる場合に比べると径方向においてクランク軸孔から離間することになる。すなわち、上記の歯車装置では、第1部位が側面の外端に繋がる場合に比べて、キャリアのうち中央孔とクランク軸孔との間の部位の厚みを大きくすることができる。このため、中央孔への出力軸部の圧入によってクランク軸の回転に支障をきたす可能性をより低減できる。
本発明に係る歯車装置では、コストの増大を抑止しつつ伝達トルクを十分に確保できるとともに、クランク軸の回転に支障をきたす可能性を低減することができる。
第1実施形態の歯車装置の概略的な断面図である。 図1に示すA−A線に沿う歯車装置の概略的な断面時である。 第1実施形態の歯車装置をキャリアの第2軸方向端面側から視た概略的な正面図である。 図3におけるキャリアの中央孔を拡大した図である。 図4の中央孔に圧入される出力軸部の概略的な断面図である。 第2実施形態の歯車装置において、図4と同様に部分を示した図である。 図6の中央孔に圧入される出力軸部の概略的な断面図である。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本実施形態に係る歯車装置X1の構成要素のうち主要な構成要素のみを簡略化して示したものである。したがって、本実施形態に係る歯車装置X1は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成要素を備え得る。
<第1実施形態>
図1および図2に示すように、歯車装置X1は、偏心揺動型の歯車装置であって、外筒2と、キャリア3と、揺動歯車4と、クランク軸5と、伝達歯車7と、を備えている。歯車装置X1では、入力トルクが伝達歯車7を介してクランク軸5に伝達されることにより、当該クランク軸5が回転し、これに伴って揺動歯車4が揺動回転することにより、外筒2とキャリア3とが相対的に回転する。
外筒2は、回転軸C1を中心軸とする略円筒形状をなしている。外筒2の内周面2aには、多数のピン溝が形成されている。各ピン溝は、回転軸C1方向に延びるように配置され、当該回転軸C1方向に直交する断面において半円形の断面形状を有している。各ピン溝は、外筒2の周方向に等間隔で並んでいる。
歯車装置X1は、外筒2の内周面2aに取り付けられる複数の内歯ピン8をさらに備えている。各内歯ピン8は、回転軸C1方向に延びる円柱形状をなしている。また、各内歯ピン8は、外筒2の内周面2aに形成された各ピン溝に取り付けられている。
外筒2には、当該外筒2を回転軸C1方向に貫く取付け孔2bが複数形成されている。各取付け孔2bは外筒2の周方向に等間隔で並んでいる。各取付け孔2bは、例えば、外筒2に対して図略の相手側部材を取り付ける際に利用される。外筒2に対して取り付けられる相手側部材が回転しないベース部材である場合、外筒2は、歯車装置X1における固定側の部材となる。
キャリア3は、回転軸C1を中心として外筒2に対して相対的に回転可能なように構成される。キャリア3は、回転軸C1方向において揺動歯車4を挟むように構成されており、外筒2と同心状に配置されている。キャリア3は、回転軸C1方向において互いに対向する第1部材31および第2部材32を有している。第1部材31と第2部材32とは、締結部材Bを介して互いに締結されている。
第1部材31は、略円板状をなしている。第1部材31は、一部が外筒2の内部に位置しており、残部が回転軸C1方向において外筒2の外部に位置している。第1部材31は、回転軸C1方向において第2部材32に対向する対向面と、当該面の反対側に位置する第1軸方向端面31Aと、を含んでいる。
第1部材31には、中央孔31aと、クランク軸孔31bと、挿入孔31dと、が形成されている。
中央孔31aは、第1部材31を回転軸C1に沿って第1軸方向端面31Aから対向面に亘って貫くように、第1部材31の中央部分に形成されている。中央孔31aの中心は、回転軸C1である。
クランク軸孔31bは、クランク軸5の一部が収容される孔である。クランク軸孔31bは、キャリア3の径方向において中央孔31aと並んでいる。本実施形態では、3つのクランク軸孔31bが、中央孔31aの外側においてキャリア3の周方向に並んでいる。各クランク軸孔31bは、第1部位31を第1軸方向端面31Aから対向面に亘って回転軸C1方向に貫く貫通孔である。なお、クランク軸孔31bの数は任意であって、後述するクランク軸5の数に応じて適宜変更される。
挿入孔31dは、締結部材Bが挿入される孔である。挿入孔31dは、キャリア3の径方向において中央孔31aの外側に複数形成されている。挿入孔31dは、キャリア3を第1軸方向端面31Aから対向面に亘って回転軸C1方向に貫くように形成されており、締結部材Bと頭部が収容される。
第2部材32は、略円板状の基板部32aと、当該基板部32aから第1部材31側に延びるシャフト部32bと、を有している。
基板部32aは、一部が外筒2の内部に位置しており、残部が回転軸C1方向において外筒2の外部に位置している。基板部32aは、回転軸C1方向においてシャフト部32bに繋がるシャフト面と、当該シャフト面の反対側に位置する第2軸方向端面32Aと、を含んでいる。
シャフト部32bは、基板部32aのシャフト面から第1部材31に向かって回転軸C1方向に延びている。シャフト部32bは、キャリア3の周方向に並んで複数設けられている。本実施形態では、第2部材32は、3つのシャフト部32bを有している。
第2部材32には、中央孔32cと、クランク軸孔32eと、雌ネジ孔32gと、が形成されている。
中央孔32cは、第2部材32の基板部32aを回転軸C1に沿って第2軸方向端面32Aからシャフト面に亘って貫くように、基板部32aの中央部分に形成されている。中央孔32cの中心は、回転軸C1である。
クランク軸孔32eは、クランク軸5の一部が収容される孔である。クランク軸孔32eは、キャリア3の径方向において中央孔32cと並んでいる。本実施形態では、3つのクランク軸孔32eが、中央孔32cの外側においてキャリア3の周方向に並んでいる。各クランク軸孔32eは、第2部材32の基板部32aを第2軸方向端面32Aからシャフト面に亘って回転軸C1方向に貫く貫通孔である。なお、クランク軸孔32eの数は任意であって、後述するクランク軸5の数に応じて適宜変更される。
雌ネジ孔32gは、締結部材Bの雄ネジ部分が螺合する孔である。雌ネジ孔32gは、シャフト部32bのうち第1部材31の対向面に接する端面の一部が凹むように形成されている。雌ネジ孔32gは、回転軸C1方向において第1部材31の挿入孔31dに連続している。締結部材Bは、挿入孔31dを通じてキャリア3に挿入され、当該締結部材Bの雄ネジ部分がシャフト部32bの雌ネジ孔32gに螺合することによって、第1部材31と第2部材32とを締結する。
クランク軸5は、クランク軸孔31b,32dに収容されている。クランク軸5は、当該クランク軸5の一部がクランク軸孔31bの内周面31cとクランク軸孔32eの内周面32fとによって回転自在に支持されている。具体的に、歯車装置X1は、キャリア3に対するクランク軸5の回転を許容するクランク軸受6A,6Bをさらに備えており、当該クランク軸受6A,6Bを介してクランク軸5が内周面31c,32fに支持されている。本実施形態では、クランク軸5は、キャリア3の周方向に並んで3つ設けられている。なお、クランク軸5の数は任意であって、歯車装置X1の使用態様に応じて適宜変更することができる。
クランク軸5は、回転軸C1方向に延びる軸本体51と、当該軸本体51に対して偏心する偏心部52,53と、を有している。
軸本体51は、クランク軸孔31b,32eよりも小さい径を有している。軸本体51は、回転軸C1方向において、クランク軸孔32eから第1軸方向端面31Aの外側に亘って延びている。軸本体51は、クランク軸孔31bにおいてクランク軸受6Aを介して内周面31cに回転自在に支持されているとともに、クランク軸孔32eにおいてクランク軸受け6Bを介して内周面32fに回転自在に支持されている。
偏心部52,53は、軸本体51の回転中心軸に対して偏心するように当該軸本体51の中間部分に取り付けられている。偏心部52,53には、ころ軸受を介して後述する揺動歯車4が取り付けられている。これにより、偏心部52,53と揺動歯車4とは相対的に回転可能である。
揺動歯車4は、外筒2内に位置しており、回転軸C1方向において第1部材31と第2部材32の基板部32aとに挟まれている。揺動歯車4は、第1偏心部52に取り付けられた第1揺動歯車41と、第2偏心部53に取り付けられた第2揺動歯車42と、を有している。
揺動歯車41,42は、外筒2の内径よりも少し小さい外径を有しており、その外周面に複数の外歯が形成されている。揺動歯車41,42のそれぞれの外周面に形成された外歯の歯数は、内歯ピン8の数よりも僅かに少ない。これにより、第1揺動歯車41と第2揺動歯車42とは、外筒2の内部において各外歯が各内歯ピン8に噛み合うように、互いに異なる位相で揺動回転することができる。
第1揺動歯車41には、中央孔31a,32cの位置に対応する中央孔41aと、シャフト部32bが挿入された挿入孔41bと、第1偏心部52が挿入されたクランク軸孔41cと、が形成されている。中央孔41a、挿入孔41b、およびクランク軸孔41cは、第1揺動歯車41を回転軸C1方向に貫いている。
第2揺動歯車42には、中央孔31a,32cの位置に対応する中央孔42aと、シャフト部32bが挿入された挿入孔42bと、第2偏心部53が挿入されたクランク軸孔42cと、が形成されている。中央孔42a、挿入孔42b、およびクランク軸孔42cは、第1揺動歯車41を回転軸C1方向に貫いている。
なお、本実施形態では、揺動歯車4は、第1揺動歯車41と第2揺動歯車42との2つの揺動歯車を有しているが、これに限らず、1つの揺動歯車のみを有していてもよいし、3つ以上の揺動歯車を有していてもよい。
伝達歯車7は、クランク軸5に入力トルクを伝達して当該クランク軸5を回転させる。本実施形態では、伝達歯車7は、3つのクランク軸5の位置に対応して3つ設けられている。伝達歯車7は、回転軸C1方向において第1部材31を挟んで第2部材32とは反対側に位置している。伝達歯車7は、回転軸C1方向において第1軸方向端面31Aの外側に突出したクランク軸5の軸本体51に取り付けられている。伝達歯車7は、当該伝達歯車7を回転軸C1方向における両側から挟み込むように軸本体51の小径部51aに取り付けられた止め輪によって、当該回転軸C1方向の動きを規制される。
なお、本実施形態で伝達歯車7は、回転軸C1方向において第1部材31を挟んで第2部材32とは反対側に位置しているが、これに限らない。伝達歯車7は、例えば第1偏心部52と第2偏心部53との間に位置していてもよい。すなわち、伝達歯車7の配置は任意であって、歯車装置X1の態様に応じて適宜変更することができる。
伝達歯車7は、その外周面に複数の外歯を有しており、当該複数の外歯に図略のモータの入力軸等が噛み合うことにより、当該モータの入力トルクをクランク軸5に伝達する。そして、クランク軸5の偏心部52,53が回転することにより、当該回転に応じて揺動歯車4が外筒2内において揺動回転する。これにより、外筒2とキャリア3とが相対回転することになる。
ここで、図1に示すように、回転軸C1方向におけるキャリア3の第2軸方向端面32A側には、図略の相手側部材に対してキャリア3の回転を伝達する出力軸部100が設けられている。
出力軸部100の一部は、キャリア3における第2部材32の中央孔32cに圧入されており、これにより出力軸部100がキャリア3に固定されている。出力軸部100の残部は、回転軸C1方向における第2軸方向端面32Aの外側に突出している。これにより、出力軸部100は、キャリア3の回転に応じて回転軸C1を軸心として回転し、この回転が第2軸方向端面32A側に配置された図略の相手側部材に伝達されることになる。
ここで、図3〜図5を参照しながら、キャリア3における中央孔32cの内周面32dの形状、および当該中央孔32cに圧入される出力軸部100の形状について、詳細に説明する。
図3には、回転軸C1の中心とした径方向において中央孔32cとクランク軸孔32eとが対向する領域である第1領域E1を示すとともに、当該径方向において中央孔32cとクランク軸孔32eとが対向しない領域である第2領域E2を示している。具体的には、回転軸C1を中心として各クランク軸孔42cに接線を引いた場合に、当該各クランク軸孔42cを含む接線間の領域が第1領域E1であり、第1領域E1を除く接線間の領域が第2領域である。
本実施形態では、キャリア3の第2部材32には、3つのクランク軸孔32eが回転軸C1を中心とした周方向に並んで形成されているため、3つの第1領域E1と3つの第2領域E2とが当該周方向に並んでいる。
図3に示すように、中央孔32cの内周面32dは、凹凸部300と、当該周方向に沿って滑らかに延びるとともに凹凸部300に連続する曲面400と、を有している。本実施形態では、中央孔32cの内周面32dは、3つの凹凸部300と3つの曲面400とを有しており、周方向において凹凸部300と曲面400とが交互に連続することにより、略円状をなしている。
ここで、図4は、図3に示す中央孔32cの拡大図である。図4に示すように、中央孔32cは、第1領域E1に含まれる第1部位R1と、当該第1部位R1に対して周方向に連続する第2部位R2と、を有している。中央孔32cは、第1部位R1と第2部位R2とが周方向において交互に連続しており、これにより略円形状をなしている。
凹凸部300は、第2部位R2に形成されている。具体的に、本実施形態では、3つの凹凸部300のそれぞれが、3つの第2部位R2のそれぞれにのみ形成されている。このため、凹凸部300は、第1部位R1には形成されておらず、当該第1部位R1は周方向に沿って滑らかに延びる曲面400となっている。
なお、曲面400は、凹凸部300に繋がるため、凹凸部300が第2部位R2の一部にのみ形成されている場合には、曲面400の一部が第2部位R2まで延在していてもよい。
凹凸部300は、最外面301と、最内面302と、側面303と、を有しており、第2領域E2において当該側面303に曲面400が繋がっている。
最外面301は、凹凸部300のうち径方向において回転軸C1から最も遠い面である。本実施形態における最外面301は、本発明における最外部に相当する。凹凸部300には、複数の最外面301が含まれている。本実施形態では、各最外面301は、周方向に沿って滑らかに延びている。
最内面302は、凹凸部300のうち径方向において回転軸C1に最も近い面である。本実施形態における最内面302は、本発明における最内部に相当する。凹凸部300には、複数の最内面302が含まれている。各最内面302は、周方向において互いに隣り合う最外面301の間の領域に位置している。本実施形態では、各最内面302は、周方向に沿って滑らかに延びている。
側面303は、周方向に交差する面であって、当該周方向において互いに隣り合う最外面301と最内面302とを繋いでいる。凹凸部300には、複数の側面303が含まれている。本実施形態では、凹凸部300の全体が第2部位R2に形成されているため、複数の側面303も第2部位R2に形成されている。
各側面303は、径方向に対して傾斜している。具体的に、最外面301の両端部に繋がる2つの曲面は、径方向に対して互いに反対向きに傾斜している。このため、凹凸部300のうち最外面301と当該最外面301の両端部に繋がる2つの曲面とがなす部位は、径方向の外側に向かって凹むテーパ形状をなしている。
各側面303は、径方向において、最も内側に位置する内端303aと、最も外側に位置する外端303bと、を含んでいる。そして、内端303aは、周方向における最内面302の端部に繋がっており、外端303bは、周方向における最外面301の端部に繋がっている。
各側面303のうち、周方向において最も第1部位R1に近い側面303の外端303bは、曲面400に繋がっている。
本実施形態では、第2領域E2にて周方向において互いに隣り合う側面303の間の長さL2は、第1領域E1にて周方向に沿って延びる曲面400の長さL1よりも短い。
また、本実施形態では、第1領域E1に位置する中央孔32cの半径r1は、第2領域E2に位置する中央孔32cの最大半径r2と同じ長さに設定されている。半径r1は、回転軸C1から曲面400までの長さであり、最大半径r2は、回転軸C1から最外面301までの長さである。なお、半径r1は、最大半径r2と同じ長さでなくともよく、最大半径r2以上の長さであればよい。
次に、図5には、出力軸部100のうち、図4に示す中央孔32cに圧入される部位の断面を示している。出力軸部100の径は、中央孔32cの圧入可能な程度の径に設定されている。出力軸部100の外周面100Aは、回転軸C1を中心とした周方向に沿って蛇行する凹凸101を含んでいる。本実施形態では、周方向において外周面100Aの全体に亘って一様に凹凸101が形成されている。
なお、凹凸101は、周方向において外周面100Aの全体に亘って形成されていなくともよく、例えば中央孔32cの内周面32dにおける凹凸部300に対応する位置にのみ形成されてもよい。
出力軸部100における外周面100Aの凹凸101は、キャリア3の中央孔32cにおける内周面32dの凹凸部300に対応する形状に形成されている。凹凸101の一部は、出力軸部100を中央孔32cの圧入した状態で、凹凸部300に噛み合っている。このため、中央孔32cの内周面32fにおける各側面303は、中央孔32cの圧入された出力軸部100の外周面100Aに対して周方向において接している。
以上のように、歯車装置X1では、キャリア3の第2部材32における中央孔32cに出力軸部100を圧入することにより当該出力軸部100をキャリア3に固定しているため、キャリア3と出力軸部100とを一体に形成する場合に比してコストの増大を抑止することができる。
また、歯車装置X1では、中央孔32cの内周面32dは、出力軸部100の外周面100Aにおける凹凸101に噛み合う凹凸部300を有している。このため、内周面32dの凹凸部300に含まれる複数の側面303が回転軸C1を中心とした周方向において出力軸部100の外周面100Aに接する。これにより、キャリア3から出力軸部100への伝達トルクを十分に確保することができる。
ところで、内周面32dの凹凸部300に噛み合うように出力軸部100が中央孔32cに圧入されると、当該凹凸部300に含まれる複数の側面303には、出力軸部100の外周面100Aが押し当たることになる。ここで、複数の側面303は、回転軸C1を中心とした径方向に対して傾斜している。このため、中央孔32cに出力軸部100を圧入した際に、当該出力軸部100から中央孔32cの内周面32dへと径方向の外側に加わる力は、複数の側面303が形成された領域ほど大きくなる。
そこで、歯車装置X1では、キャリア3の基板部32aのうち中央孔32cとクランク軸孔32eとの間に位置する比較的薄肉の部位に対して強い力が加わることを抑止するため、内周面32dにうち、径方向において中央孔32cとクランク軸孔32eとが対向する第1領域E1に含まれる第1部位R1には複数の側面303を形成していない。そして、径方向において中央孔32cとクランク軸孔32eとが対向しない第2領域E2に含まれる第2部位R2に複数の側面303が形成されている。これにより、クランク軸孔32eの内周面32fに支持されるクランク軸5に対して強い力が加わることを抑止でき、当該クランク軸5の回転に支障をきたす可能性を低減できる。
さらに、歯車装置X1では、回転軸C1を中心とした周方向に沿って延びる曲面400(第1部位R1)が、当該曲面400に最も近い側に位置する側面303の外端303bに繋がっている。これにより、第1領域E1における中央孔32cの半径r1が第2領域E2における中央孔32cの最大半径r2以上に設定されている。このため、出力軸部100の外周面100Aにおける凹凸101が周方向の全域に亘って一様な形状であったとしても、当該出力軸部100を中央孔32cに圧入することが可能である。そのため、中央孔32cの凹凸部300に合わせて出力軸部100の凹凸101を形成する必要がなく、従来の出力軸部100をそのまま用いることが可能である。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る歯車装置X1について図6および図7を参照しながら説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明を行い、第1実施形態と同じ構造、作用及び効果の説明は省略する。
図6に示すように、第2実施形態の歯車装置X1は、中央孔32cの内周面32dの形状において第1実施形態の歯車装置X1とは異なる。
具体的には、第2実施形態では、第1領域E1において周方向に滑らかに延びる曲面400は、周方向において当該曲面400に最も近い側面303の内端303aに繋がっている。このため、第2実施形態では、第1領域E1における中央孔32cの半径は、第2領域E2における中央孔32cの最大半径よりも小さくなっている。
ここで、図7には、出力軸部100のうち図6の中央孔32cに圧入される部位の断面を示している。図7に示すように、出力軸部100の外周面100Aは、周方向に沿って蛇行する凹凸101と、周方向に沿って滑らかに延びる曲面102と、を含んでいる。
本実施形態では、外周面100Aには、中央孔32cの内周面32dにおける3つの凹凸部300に対応して3つの凹凸101が形成されているとともに3つの曲面400に対応して3つの曲面102が形成されている。すなわち、本実施形態では、3つの凹凸101と3つの曲面102とが、周方向において交互に連続している。これにより、凹凸101が凹凸部300に噛み合うように、出力軸部100が中央孔32cの圧入されることになる。
第2実施形態に係る歯車装置X1では、曲面400(第1部位R1)は、回転軸C1を中心とした周方向に沿って延びるとともに側面303の内端303aに繋がっている。このため、曲面400が側面303の外端303bに繋がる場合に比べて、キャリア3のうち中央孔32cとクランク軸孔32eとの間の部位の厚みを大きくすることができる。このため、中央孔32cへの出力軸部100の圧入によってクランク軸5の回転に支障をきたす可能性をより低減できる。
以上説明した本実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記の実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記の実施形態では、凹凸部300の各側面303は、回転軸C1を中心とした径方向に対して傾斜しているが、これに限らない。例えば、各側面303は、径方向に沿って延びていてもよい。
また、上記の実施形態では、凹凸部300は、回転軸C1を中心とした周方向において第2領域E2の略全域に亘って形成されているが、これに限らない。例えば、凹凸部300は、第2領域E2のうち、第1領域E1に近い両端の領域を除く中央領域にのみ形成されてもよい。
また、上記の実施形態では、凹凸部300は、最外面301、最内面302、および側面303を有する屈曲形状に形成されているが、これに限らない。例えば、凹凸部300は、周方向に沿って蛇行する滑らかな曲線形状をなしていてもよい。この場合、当該凹凸部300のうち最も回転軸C1から遠い点が最外部になるとともに、凹凸部300のうち最も回転軸C1に近い点が最内部になり、当該最外部と最内部とを繋ぐ滑らかな曲線部分が側面303となる。
C1 回転軸
R1 第1部位
R2 第2部位
X1 歯車装置
3 キャリア
5 クランク軸
32c 中央孔
32d 中央孔の内周面
32e クランク軸孔
32f クランク軸孔
100 出力軸部
100A 出力軸部の外周面
101 凹凸
300 凹凸部
301 最外面(最外部)
302 最内面(最内部)
303 側面
303a 内端
303b 外端
400 曲面

Claims (2)

  1. 外周面に凹凸が形成された出力軸部が圧入されるとともに回転軸に沿って設けられた中央孔、および前記回転軸を中心とした径方向において前記中央孔と並ぶように設けられたクランク軸孔を有するキャリアと、
    前記クランク軸孔の内周面に支持されており、前記回転軸を中心として外筒と前記キャリアとの間の相対的な回転を生じさせるクランク軸と、を備える歯車装置であって、
    前記中央孔の内周面は、前記出力軸部の前記凹凸に噛み合う凹凸部を有しており、
    前記凹凸部は、前記径方向における最も外側に位置する複数の最外部と、当該径方向における最も内側に位置する複数の最内部と、前記最外部と前記最内部とを繋ぐとともに前記径方向に対して傾斜した複数の側面と、を含んでおり、
    前記中央孔の内周面は、前記径方向において、前記中央孔と前記クランク軸孔とが対向する領域に含まれる第1部位と、前記回転軸を中心とした周方向において前記第1部位に隣接する第2部位と、を有しており、
    前記各側面は、前記第2部位に形成され、
    前記出力軸部の前記凹凸は、前記周方向の全体に亘って形成されており、
    前記第2部位において、前記出力軸部の前記凹凸が前記凹凸部に噛み合いながら圧入されており、
    前記第1部位において、前記各側面のうち前記第1部位に最も近い側面における前記径方向の外端に繋がり前記周方向に沿って延びる曲面が形成され前記第1部位では前記出力軸部の前記凹凸が圧入された状態になっておらず、
    前記回転軸から前記第1部位までの長さは、前記回転軸から前記最外部までの長さ以上である、歯車装置。
  2. 外周面に凹凸が形成された出力軸部が圧入されるとともに回転軸に沿って設けられた中央孔、および前記回転軸を中心とした径方向において前記中央孔と並ぶように設けられたクランク軸孔を有するキャリアと、
    前記クランク軸孔の内周面に支持されており、前記回転軸を中心として外筒と前記キャリアとの間の相対的な回転を生じさせるクランク軸と、を備える歯車装置であって、
    前記中央孔の内周面は、前記出力軸部の前記凹凸に噛み合う凹凸部を有しており、
    前記凹凸部は、前記径方向における最も外側に位置する複数の最外部と、当該径方向における最も内側に位置する複数の最内部と、前記最外部と前記最内部とを繋ぐとともに前記径方向に対して傾斜した複数の側面と、を含んでおり、
    前記中央孔の内周面は、前記径方向において、前記中央孔と前記クランク軸孔とが対向する領域に含まれる第1部位と、前記回転軸を中心とした周方向において前記第1部位に隣接する第2部位と、を有しており、
    前記各側面は、前記第2部位に形成され、
    前記出力軸部の外周面は、前記第2部位に対応するように形成された前記凹凸と、前記第1部位に対応するように形成され、前記凹凸に繋がり前記周方向に沿って延びる曲面と、を有し、
    前記第2部位において、前記出力軸部の前記凹凸が前記凹凸部に噛み合いながら圧入されており、
    前記第1部位において、前記各側面のうち前記第1部位に最も近い側面における前記径方向の内端に繋がり前記周方向に沿って延びる曲面が形成され前記第1部位では前記出力軸部の前記曲面が圧入された状態になっていない、歯車装置。
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