JP6898659B2 - 給与決定装置、給与決定方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

給与決定装置、給与決定方法及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6898659B2
JP6898659B2 JP2018248208A JP2018248208A JP6898659B2 JP 6898659 B2 JP6898659 B2 JP 6898659B2 JP 2018248208 A JP2018248208 A JP 2018248208A JP 2018248208 A JP2018248208 A JP 2018248208A JP 6898659 B2 JP6898659 B2 JP 6898659B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salary
amount
increase
unit
beneficiary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018248208A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020107259A (ja
Inventor
浩輝 堀
浩輝 堀
可南子 由利
可南子 由利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HR Brain Inc
Original Assignee
HR Brain Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HR Brain Inc filed Critical HR Brain Inc
Priority to JP2018248208A priority Critical patent/JP6898659B2/ja
Publication of JP2020107259A publication Critical patent/JP2020107259A/ja
Priority to JP2021092025A priority patent/JP2021144734A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6898659B2 publication Critical patent/JP6898659B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明は、給与を決定する給与決定装置、給与決定方法及びコンピュータプログラムに関する。
従来から、給与額、賞与額等の策定に対して様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、社員毎に、人事情報に基づいて、昇給していく速度の異なる複数の給与モデルから一つを選択し、選択された給与モデルを用いて将来に必要となる給与ファンドを予測し、かかる給与ファンド予測値と予め記憶された労働分配率とに基づいて、将来に必要となる資金を計算する方法が開示されている。
特開2000−322485号公報
一方、給与額、賞与額等の策定は、予算、各受給者の評価結果、寄与度等に基づいて行われる、時間と手間のかかる作業である。更に、利益の公平な分配による社員の士気高揚の観点から合理的な策定が必要である。
しかしながら、上述したような特許文献1の給与ファンド予測方法では、その容易性及び合理性において十分とは言えない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、より簡単、且つ合理的に昇給額及び給与額を定めることができる給与決定装置、給与決定方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明に係る給与決定装置は、支給すべき給与額を決定する給与決定装置において、所定の区分別に受給者毎の評価値の入力を受け付ける入力受付部と、過去の給与支給履歴を取得する履歴取得部と、昇給予算及び前記給与支給履歴に基づいて昇給額を演算する演算部と、前記演算部によって演算された昇給額及び前記評価値に基づいて、各受給者の給与額を表示する給与画像のデータを生成する画像生成部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前記入力受付部が所定の区分別に受給者毎の評価値の入力を受け付け、前記履歴取得部が過去の給与支給履歴を取得し、前記演算部が昇給予算及び前記給与支給履歴に基づいて昇給額を演算し、前記画像生成部が前記演算部によって演算された昇給額及び前記評価値に基づいて、各受給者の給与額を表示する前記給与画像のデータを生成する。
本発明に係る給与決定装置は、前記演算部は、過去複数回の給与支給履歴に基づいて前記昇給額を演算することを特徴とする。
本発明にあっては、前記演算部は昇給額を演算する際、例えば過去複数回の給与支給履歴に基づいて斯かる演算を行う。
本発明に係る給与決定装置は、前記昇給額に基づいて前記給与画像に表示された給与額の修正指示を受け付ける給与修正受付部を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前記給与修正受付部が前記給与画像に表示された給与額の修正指示を受け付け、斯かる給与額が変更される。
本発明に係る給与決定装置は、前記昇給額の分布の修正指示を受け付ける分布修正受付部を備え、前記分布修正受付部が前記修正指示を受け付けた場合、前記演算部は前記昇給額の再演算を行うことを特徴とする。
本発明にあっては、前記分布修正受付部が前記昇給額の分布の修正指示を受け付けた場合、前記演算部が前記昇給額の再演算を行う。
本発明に係る給与決定装置は、前記昇給額の分布は所定の関数にて表れ、前記分布修正受付部は前記昇給額の分布を定める前記関数のパラメータ値を受け付け、前記分布修正受付部が受け付けたパラメータ値に基づいて、前記演算部は前記昇給額の再演算を行うことを特徴とする。
本発明にあっては、前記分布修正受付部は、前記昇給額の分布の修正指示として前記昇給額の分布を定める所定関数のパラメータ値を受け付け、前記分布修正受付部がパラメータ値を受け付けた場合、斯かるパラメータ値に基づいて、前記演算部は前記昇給額の再演算を行う。
本発明に係る給与決定装置は、前記給与支給履歴は、各区分の受給者全員が最高評価値を受けた場合の昇給額の合計に対する、各区分の評価値毎の昇給額の比を含むことを特徴とする。
本発明にあっては、前記給与支給履歴は、各区分の受給者全員が最高評価値を受けた場合の昇給額の合計に対する、各区分の評価値毎の昇給額の比を含み、斯かる比に基づいて前記演算部が昇給額を演算する。
本発明に係る給与決定装置は、修正された昇給予算を受け付ける修正予算受付部を備え、前記修正予算受付部が受け付けた修正昇給予算に基づいて、前記演算部は前記昇給額の再演算を行うことを特徴とする。
本発明にあっては、前記修正予算受付部が修正された昇給予算を受け付け、前記修正予算受付部が受け付けた修正昇給予算に基づいて、前記演算部は前記昇給額の再演算を行う。
本発明に係る給与決定装置は、各受給者の過去の評価値を取得する評価値取得部と、前記入力受付部が受け付けた評価値及び前記評価値取得部が取得した過去の評価値に基づいて、前記給与画像に表示されるコメントを作成するコメント作成部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前記評価値取得部が各受給者の過去の評価値を取得し、前記入力受付部が受け付けた評価値及び前記評価値取得部が取得した過去の評価値に基づいて、前記コメント作成部が前記給与画像に表示すべきコメントを作成する。
本発明に係る給与決定方法は、支給すべき給与額を決定する給与決定方法において、受給者毎の評価値を受け付け、過去の給与支給履歴を取得し、昇給予算及び前記給与支給履歴に基づいて昇給額を演算し、演算された昇給額及び前記評価値に基づいて、各受給者の給与額を表示する給与画像のデータを生成することを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、支給すべき給与額を決定するコンピュータに、受給者毎の評価値を受け付け、過去の給与支給履歴を取得し、昇給予算及び前記給与支給履歴に基づいて昇給額を演算し、演算された昇給額及び前記評価値に基づいて、各受給者の給与額を表示する給与画像のデータを生成させる処理を実行することを特徴とする。
本発明にあっては、受給者毎の評価値の入力が受け付けられ、過去の給与支給履歴が取得され、昇給予算及び前記過去の給与支給履歴に基づいて昇給額が演算され、演算された昇給額及び前記評価値に基づいて、各受給者の給与額を表示する前記給与画像のデータが生成される。
本発明によれば、より簡単、且つ合理的に昇給額及び給与額を定めることができる。
本発明の実施の形態に係るコンピュータの要部構成を示す機能ブロック図である。 給与支給履歴の一例を概念的に説明する図である。 本発明の実施の形態に係るコンピュータの制御部の要部構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係るコンピュータにおいて、CPUが昇給額を演算する方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るコンピュータの画像生成部によって生成される給与決定画面の一例を示す例示図である。 本発明の実施の形態に係るコンピュータにおいて、メリハリバーのノブを調整した場合を説明する説明図である。 本発明の実施の形態に係るコンピュータにおける昇給額を決定する処理及び給与決定画面の画像データを生成する処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るコンピュータがクライアント端末の給与決定画面を介して修正指示を受け付ける処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るコンピュータの画像生成部によって生成される給与決定画面の他例を示す例示図である。 本発明の実施の形態に係るコンピュータの要部構成を示す機能ブロック図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る給与決定装置、給与決定方法及びコンピュータプログラムを、例えば、いわゆるクラウドサービスのコンピュータに適用した場合を例として、図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の実施の形態に係るコンピュータ100の要部構成を示す機能ブロック図である。コンピュータ100は、表示部10と、制御部20と、受付部30と、通信部40と、記憶部50とを備えている。
本発明の実施の形態に係るコンピュータ100は、受給者の給与額の決定に用いられる給与決定画面(給与画像)を、ネットワークNを介してクライアント端末の表示部に表示する。また、これに限定されるものではなく前記給与決定画面が表示部10に表示されるように構成しても良い。
コンピュータ100はユーザによって入力された各受給者の評価スコア等に基づいて昇給額の単価を演算し、演算された昇給額の単価に基づいて各受給者の給与額を算出する。コンピュータ100は算出された給与額を受給者毎に対応付けた前記給与決定画面の画像データを生成し(図5、図6参照)、通信部40がネットワークNを介してクライアント端末に送信し、又は表示部10に表示する。
即ち、前記給与決定画面には、受給者毎の給与額の一覧が表示される。例えば、クライアントは、前記給与決定画面に表示された給与額の一覧を視認したうえ、表示された給与額の適否を判断し、又は修正を行うことができる。
表示部10は、例えば、LCD又はEL(Electroluminescence)パネル等からなり、前記給与決定画面が表示される。また、表示部10は表示画面にタッチパネル装置が設けられても良い。
また、受付部30は、ユーザから入力を受け付けるキーボード、テンキー等である。また、受付部30は、上述したように、表示部10に設けられたタッチパネルであっても良い。
通信部40は、有線又は無線LAN、USB等、所定の通信規格に基づいて信号処理を行う通信インターフェースを備え、ネットワークNに接続している。例えば、コンピュータ100は通信部40を介して、クライアント端末に前記給与決定画面の画像データを送信し、各受給者に給与決定内訳データを送信できる。斯かる給与決定内訳データは、今期の評価スコア、給与額(昇給額)、コメント等を含む、給与決定の内訳を表すデータである。
記憶部50は、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(登録商標)、HDD、MRAM(磁気抵抗メモリ)、FeRAM(強誘電体メモリ)、又は、OUM等の不揮発性の記憶媒体により構成されている。
更に、記憶部50には、過去の給与支給履歴、各受給者の過去の評価スコア及び前記給与決定画面に表示される文字列が記憶されている。前記文字列は所定の条件に対応付けて記憶されている。これに限定されるものではなく、各受給者の過去の評価スコア及び前記給与決定画面に表示される文字列がクライアント端末に記憶され、コンピュータ100がネットワークNを介してクライアント端末から取得するように構成しても良い。
前記給与支給履歴は、各区分の受給者全員が最高評価スコアを受けた場合の昇給額の合計に対する、各区分の評価スコア毎の昇給額の比を含む。図2は、前記給与支給履歴の一例を概念的に説明する図である。前記区分としては、例えば、グレード、等級、ミッション又は職種等が挙げられる。以下、図2を用いて給与支給履歴について詳しく説明する。なお、以下においては、説明の便宜上、区分としてグレードを用いる場合を例として説明する。
各受給者は複数のグレード(図2においてはG1〜G5)の何れかに分類される。グレードは、その受給者の実績、職級、年齢、職種等によって定められる。
また、各グレードは評価結果によって更に複数に分けられる。図2においては、評価スコアが4種(S、A、B、C)である場合が例示されている。そして各評価スコアには「一人当たりの昇給額(平均)」が対応付けられている。斯かる昇給額は、前期において、そのグレードに分類され、その評価スコアを受けた受給者に支給された昇給額である。
また、図2において「一人当たり昇給比率/全体」のカラム(矢印参照)は、各グレードの受給者全員が最高評価スコアを受けた場合の昇給額の合計に対する、各グレードの評価スコア毎の昇給額の比を示す。
即ち、各グレードの受給者全員が最高評価スコアである「S」を受けた場合の昇給額の合計は、¥3,140,000(以下、最大昇給合計額と言う。)である。斯かる最大昇給合計額に対する、各グレードの評価スコア毎の昇給額(単価)の比を示す。
本発明の実施の形態に係るコンピュータ100においては、過去の給与支給履歴を用いて、今期の昇給額の演算を行う。記憶部50には、今期以前の過去複数回の給与支給履歴が記憶されている。
更に、記憶部50には、上述した、コメントの表示に用いられる文字列(以下、コメント用文字列と言う。)が記憶されている。なお、記憶部50には、各受給者の過去のグレード及び評価スコアが記憶されている。
以上においては、記憶部50に過去の給与支給履歴、過去の評価スコア及びコメント用文字列が記憶されている場合について説明したが、本発明の実施の形態に係るコンピュータ100はこれに限定されるものでない。必要に応じて、通信部40を介して外部のサーバー等から取得するように構成しても良い。
図3は、本発明の実施の形態に係るコンピュータ100の制御部20の要部構成を示す機能ブロック図である。制御部20は、CPU201(演算部)と、入力受付部202と、履歴取得部203と、評価値取得部204と、コメント作成部205と、給与修正受付部206と、分布修正受付部207と、修正予算受付部208と、画像生成部209を備える。
CPU201は、ROM(図示せず)に予め格納されている制御プログラムをRAM(図示せず)上にロードして実行することによって、上述した各種ハードウェアの制御を行ない、装置全体を本発明のコンピュータ100として動作させる。
入力受付部202は、例えば、受付部30を介して、グレード別に今期の受給者毎の評価スコアの入力を受け付ける。また、入力受付部202は、各受給者の個別情報の入力を受け付ける。前記個別情報は、例えば、各受給者の名前、職種、年齢、肩書、現在の給与額等を含む。
また、これに限定されるものでない。今期の受給者毎の評価スコア及び個別情報を、入力受付部202が通信部40を介して外部のサーバー等から取得するように構成しても良い。
履歴取得部203は、記憶部50から過去の給与支給履歴を取得する。また、これに限定されるものでなく、過去の給与支給履歴を、履歴取得部203が通信部40を介して外部のサーバー等から取得するように構成しても良い。
評価値取得部204は、記憶部50から各受給者の過去の評価スコアを取得する。また、これに限定されるものでなく、過去の評価スコアを、評価値取得部204が通信部40を介して外部のサーバー等から取得するように構成しても良い。
コメント作成部205は、例えば、入力受付部202が受け付けた今期の評価スコア及び評価値取得部204が取得した過去の評価スコアに基づいて、記憶部50からコメント用文字列を取得する。
例えば、記憶部50には、今期の評価スコア及び過去の評価スコアの組み合わせに対応付けて、コメント用文字列が記憶されている。従って、コメント作成部205は、各受給者に対する入力受付部202が受け付けた今期の評価スコア及び評価値取得部204が取得した過去の評価スコアに基づいて、これらの組み合わせに対応するコメント用文字列を記憶部50から取得する。
更に、記憶部50には、(目標)達成率毎、肩書毎に、コメント用文字列が記憶されている。コメント作成部205は、各受給者の達成率、肩書に応じて、コメント用文字列を取得する。
コメント作成部205はこのように取得した複数のコメント用文字列を用いてフレーズを作成し、前記給与決定画面に、コメントとして表示する。
また、これに限定されるものでなく、コメント用文字列を、コメント作成部205が通信部40を介して外部のサーバー等から取得するように構成しても良い。
給与修正受付部206は、前記給与決定画面の後述する給与修正ソフトキー60を介して、クライアント端末から、前記給与決定画面に表示された給与額の修正指示を受け付ける。
分布修正受付部207は、前記給与決定画面の後述するメリハリバー70を介して、クライアント端末から、昇給額の分布の修正指示を受け付ける。
修正予算受付部208は、前記給与決定画面の後述する「予算」ソフトキー80を介して、クライアント端末から、修正された昇給予算を受け付ける。
画像生成部209は、CPU201によって演算された昇給額及び給与額、コメント作成部205によって作成されたコメント、給与修正ソフトキー60、メリハリバー70、「予算」ソフトキー80等を含む給与決定画面の画像データを作成する。
図4は、本発明の実施の形態に係るコンピュータ100において、CPU201が昇給額を演算する方法を説明するための図である。詳しくは、図4は、ユーザから昇給予算、後述するメリハリ係数(パラメータ値)等の設定を受け付ける設定画面である。ユーザは図4の設定画面から、社員数、一人当たりの昇給額、一人当たり昇給比率/全体等を確認・変更することができる。
以下においては、説明の便宜上、前期の給与支給履歴を用いて、昇給額が演算される場合を説明するが、これに限定されるものでない。例えば、前期以前の給与支給履歴を用いても良く、過去複数回の給与支給履歴(例えば、平均)を用いても良い。また、以下においては、別途の記載がない限り、メリハリ係数(p)は0.5である(矢印III参照)。
本発明の実施の形態に係るコンピュータ100は、前期の給与支給履歴(図2参照)を用いて、今期の昇給予算を提案する。詳しくは、履歴取得部203が前期の給与支給履歴を記憶部50から取得し、取得された給与支給履歴に基づいて、CPU201が最大昇給合計額(昇給予算)を表示する(「推奨」セル参照)。
即ち、CPU201は、前期の給与支給履歴における評価スコア別の昇給額を用いて、各グレードの受給者全員が最高評価スコア(「S」)を受けた場合の昇給額の合計を算出し、これを今期の最大昇給合計額として提示する。
このように、前期の昇給予算が提示されるので、ユーザ(例えば、経営者)は、今期の売上高等を参照して提示された最大昇給合計額を増減すればよく、適切な昇給予算を容易に設定できる。ユーザは「設定」セルに昇給予算を入力する。
昇給予算(最大昇給合計額)が入力されると、CPU201は、前期の給与支給履歴の「一人当たり昇給比率/全体」を流用して(矢印I参照)、今期の昇給額(単価)を演算する。図4の例においては、CPU201は、前期の給与支給履歴の「一人当たり昇給比率/全体」に「設定」セルに入力された¥4,000,000をかけた額を評価スコア毎に提示する(「前年比率に基づく昇給額」カラム参照)。以下、評価スコア別の昇給額を昇給単価とも言う。
ユーザは、提示された昇給単価を確認したうえ、必要に応じて補正することができる(矢印II参照)。また、ユーザは「一人当たり昇給比率/全体」カラムの値、「設定」セルの値を修正することもできる。
例えば、「設定」セルの値が変更された場合、CPU201は、変更された予算を用いて、昇給単価に補正を行う。補正は、「一人当たり昇給比率/全体」が前期の給与支給履歴と同じになるように行われる。
このように、本発明の実施の形態に係るコンピュータ100においては、過去の給与支給履歴に基づいて、受給者の今期の昇給単価をユーザに提示する。ユーザは、必要に応じて提示された昇給単価を増減すれば良い。従って、ユーザは、より簡単、且つ合理的に昇給額を定めることができ、前記給与決定画面を介して合理的な給与額をクライアントに提案できる。
一方、演算された昇給単価は所定の分布をとり、これは前記グレード別及び前記評価スコア毎の昇給額が前記昇給予算に占める割合を表す分布である。しかし、場合によっては、このような昇給単価の分布を調整する必要がある。
例えば、売上高への寄与度等を勘案して、昇給単価の差異をより均等にする、若しくは、グレード(又は評価スコア)に応じて昇給額の差異を大きくする等の必要が生じ得る。本発明の実施の形態に係るコンピュータ100は、これに対応できるように構成されている。以下、詳しく説明する。
上述したように演算される昇給単価は右肩下がりの分布、いわゆる指数分布を取る。従って、昇給単価の分布は以下の関数式にて表すことができる。
f(a|p)=A*p′*(1−p)^(a−1) (式1)
但し、(1>p>0、p′>0、a>0)
一方、この関数は、a=1の時に(pの値に拘わらず)A*p′点を通り、aが増加するにつれて0に向けて減少する為、f(a|p)がある特定の値をとるときのa及びpは一つに定まる。また、f(1|p)=A*p′なので、各グレードの最高評価スコア時の昇給単価を使ってAを逆算する(「係数Aの算出」のカラム参照)。
昇給単価の分布が上述した関数の式1を従うものであり、昇給額f(a|p)がある値をとるときpが分かっていればaは逆算できるため、p=p′ (0.5。初期値)と置いて、前期の「一人当たり昇給比率/全体」に基づく昇給単価からその時のaを逆算する(「p=初期値(0.5)の時に前期同額になるaの算出」カラム参照)。
以上によって係数A及びaが算出されたので、式1はpの値に依存する。即ち、算出された係数A及びaを使えば、pを変更させることによってf(a|p)の形、即ち昇給単価の分布を変化させることができる。
具体的には、pを0に近づけると昇給単価の間の差異がより均等になり、pを1に近づけると、昇給単価の間の差異がより大きくなる。初期値はp=0.5である。ユーザは、図4の設定画面からpを調整することができる(矢印III参照)。
このように、本発明の実施の形態に係るコンピュータ100においては、pの値を0〜1の何れかに変更することによって、昇給単価の分布を変え、昇給単価にメリハリを付けることができる。以下、pをメリハリ係数と言う。
以上のように演算された昇給単価、及び、入力受付部202が受け付けた各受給者の評価スコアに基づいて、CPU201は受給者毎に給与額を算出する。画像生成部209は、算出された給与額を各受給者に対応付けて前記給与決定画面の画像データを生成する。
図5は、本発明の実施の形態に係るコンピュータ100の画像生成部209によって生成される給与決定画面の一例を示す例示図である。図5の給与決定画面には、複数の受給者に係る個別情報及び給与額等がスクロール表示されており、一例として山中弘樹さん及び小島健さんが選択されている状態を示す。
具体的に、前記給与決定画面には、受給者毎に、名前、職種、年齢、肩書、(今期の)評価スコア、目標達成度、前回の実績、現在の給与等が表示される。また、給与決定画面には、上述したように、CPU201によって算出された給与額が表示される(「結果」のカラム参照)。
例えば、山中弘樹さんの場合、現在給与が54万円であるが、今期支給される給与額が60万円として提示されている。即ち、山中弘樹さんは昇給額が6万円であると演算されている。
更に、前記給与決定画面には、「FIX」のカラムが設けられている。「FIX」のカラムの各セルには、表示された給与額の修正指示を受け付ける給与修正ソフトキー60が設けられている。デフォルトとして、給与修正ソフトキー60のウィンドウには、「結果」カラムと同じ額が表示されるが、クライアントが表示された給与額を視認したうえ、給与修正ソフトキー60を適宜操作することによって、給与額の微調整を行うことができる。
前記給与決定画面は図4の設定画面とネットワークNを介して同期している。従って、給与修正ソフトキー60が操作され、給与額が修正された場合、給与修正受付部206は給与修正ソフトキー60を介して給与額の修正指示を受け付ける。これに伴って図4の設定画面の対応する値も変更される。
また、前記給与決定画面には、メリハリバー70が設けられている。メリハリバー70は前記昇給額(昇給単価)の分布の修正指示を受け付ける。クライアントは、メリハリバー70のノブを小又は大の方に移動させることができ、斯かるノブの位置によってメリハリ係数pが変更する。即ち、メリハリバー70はクライアントからメリハリ係数pを受け付ける。
メリハリバー70はノブの位置を0〜100の数字にて表示する。例えば、メリハリバー70のノブが小に近い程、0に近い数字が表示され、メリハリバー70のノブが大に近い程、100に近い数字が表示される。
また、メリハリバー70のノブが小に近い程、メリハリ係数pが0に近くなり、メリハリバー70のノブが大に近い程、メリハリ係数pが1に近くなる。
なお、上述したように、前記給与決定画面は図4の設定画面と同期している。従って、メリハリバー70が操作されてノブの位置が変更された場合、分布修正受付部207はメリハリバー70を介して昇給額の分布の修正指示を受け付ける。これに伴って図4の設定画面のメリハリ係数pも変更される。
このように、メリハリ係数pが変更された場合、CPU201は変更後のメリハリ係数pに基づいて、昇給額(昇給単価)を再演算する。これによって、昇給額の分布が変わるので、図4の「一人当たり昇給比率/全体」のカラム(矢印IV参照)、及び「a、Aを前提として調整後の一人当たり昇給額」のカラム(矢印V参照)における値も変更される。また、このような設定画面における変更は、同期している給与決定画面に反映され、各受給者の給与額が変更される。
図6は、本発明の実施の形態に係るコンピュータ100において、メリハリバー70のノブを調整した場合を説明する説明図である。図5では、メリハリバー70のノブが大寄りに位置しているのに対し、図6では、メリハリバー70のノブが小寄りに位置している。
図5及び図6の「結果」カラムを対比してみると、図6の給与決定画面では図5より昇給額(給与額)の差異が小さくなっていることが見て取れる。
以上のように、クライアントは給与決定画面のメリハリバー70を調整する簡単な操作を行うのみで、昇給額の分布を調整し、給与額にメリハリをつけることができる。
また、前記給与決定画面には、昇給予算の修正指示を受け付ける「予算」ソフトキー80が設けられている。クライアントが「予算」ソフトキー80を選択(例えば、クリック)した場合、数字を入力する入力ウィンドウがアクティブ化されるので、入力ウィンドウに修正された昇給予算を入力できる。即ち、「予算」ソフトキー80は修正された昇給予算を受け付ける。
前記給与決定画面は図4の設定画面と同期しているので、このように、昇給予算が修正された場合、修正予算受付部208は「予算」ソフトキー80を介して修正昇給予算を受け付ける。この際、CPU201は、受け付けられた修正昇給予算に基づいて前記昇給額(昇給単価)の再演算を行う。即ち、昇給予算が修正された場合、これに伴って、図4の「設定」セルの値が変更されるので、CPU201は前記昇給額の再演算を行う。CPU201によって再演算された昇給額に応じて、図4の設定画面と同期している給与決定画面において「結果」カラムの値が変更される。
従って、クライアントが、給与決定画面を介して、簡単に昇給予算を変更できるうえ、昇給予算が変更された場合の給与額の変更を素早く確認できる。
更に、給与決定画面には、フィードバック欄90が設けられており、今期の評価結果に対して、各受給者に伝えるべきコメントが自動表示される。
上述したように、記憶部50には、今期の評価スコア及び過去の評価スコアの組み合わせ、達成率毎、肩書等に対応付けて、コメント用文字列が記憶されている。コメント作成部205は、各受給者の今期の評価スコア及び過去の評価スコアの組み合わせ、達成率毎、肩書等に応じて、記憶部50からコメント用文字列を適宜取得して、これを用いてフレーズを作成し、作成されたコメントがクライアント端末にて給与決定画面のフィードバック欄90に、コメントとして表示する。
例えば、今期の評価スコアが前期の評価スコアより下がった受給者に対しては、コメント作成部205は“前回実績に比べ、成果が上がっていない”とのコメント用文字列、及び“今期に立てた目標を見直す”とのコメント用文字列を記憶部50から読み出してフレーズを作成する。
また、今期の評価スコアが前期の評価スコアより上がった受給者に対しては、コメント作成部205は“目標達成度が最高を記録している”とのコメント用文字列、及び“今後も存分に力を発揮してもらえることを期待する”とのコメント用文字列を記憶部50から読み出してフレーズを作成する。
そして、給与決定画面には、「フィードバックを編集」ソフトキー91が設けられている。クライアントは「フィードバックを編集」のソフトキー91を選択(例えば、クリック)して、「フィードバックを編集」欄90のコメント内容を自ら編集することができる。
なお、給与決定画面には、「給与とフィードバックを確定」ソフトキー92が設けられている。クライアントが「給与とフィードバックを確定」ソフトキー92を操作(例えば、クリック)することによって、フィードバック欄90のコメント内容、及び、「FIX」カラムの給与額が確定される。
この際、CPU201は、「給与とフィードバックを確定」ソフトキー92を介してクライアントから確定指示を受け付ける。確定されたフィードバック欄90のコメント内容及び「FIX」カラムの給与額は、前記給与決定内訳データに含まれ、通信部40を介して各受給者に送信される。
図7は、本発明の実施の形態に係るコンピュータ100における昇給額を決定する処理及び給与決定画面の画像データを生成する処理を説明するフローチャートである。
先ず、CPU201は、前記設定画面を介して、ユーザから昇給予算の入力を受け付ける(ステップS101)。
次に、履歴取得部203は、記憶部50から過去の給与支給履歴を取得する(ステップS102)。CPU201は、ステップS101で受け付けた昇給予算及びステップ102で受け付けた過去の給与支給履歴に基づいて、昇給額(昇給単価)の演算を行う(ステップS103)。CPU201による昇給額の演算については既に説明しており、詳しい説明は省略する。
CPU201は演算された昇給額(昇給単価)と、各受給者の今期の評価スコア及び個別情報とに基づいて、受給者毎に給与額を算出する。
即ち、入力受付部202は、各受給者に対する今期の評価スコア及び個別情報の入力を受け付け(ステップS104)、受け付けた今期の評価スコア及び個別情報を前記RAMに一時的に記憶する。
CPU201は、ステップS103にて演算された昇給額(昇給単価)と、ステップS104で受け付けた各受給者の今期の評価スコア及び個別情報とに基づいて、受給者毎に給与額を算出する(ステップS105)。
また、評価値取得部204は、記憶部50から各受給者の過去の評価スコアを取得する(ステップS106)。コメント作成部205は、ステップS104で受け付けた各受給者の今期の評価スコア及び個別情報と、ステップS106で取得した過去の評価スコアに基づいて、記憶部50からコメント用文字列を読込み、これを用いてフレーズ(コメント)を作成する(ステップS107)。
CPU201は、ステップS105にて算出された給与額を受給者と対応付け、ステップS107で作成されたコメント及びステップS104で受け付けた各受給者の個別情報を用いて給与決定画面の画像データを生成する(ステップS108)。
このように、生成された給与決定画面の画像データを通信部40がネットワークNを介してクライアント端末(図示せず)に送信する。
図5〜図6に示しているように、給与決定画面には、受給者毎に、個別情報及び算出された給与額(「結果」カラム)が表示される。また、図5〜図6に示しているように、給与決定画面のフィードバック欄90に、デフォルトのコメントが表示される。
図8は、本発明の実施の形態に係るコンピュータ100がクライアント端末の給与決定画面を介して修正指示を受け付ける処理を説明するフローチャートである。以下、給与決定画面を表示する処理を図5〜図6を用いて説明する。
クライアント端末には、図5〜図6に示すような給与決定画面が表示される(ステップS201)。
CPU201は、給与決定画面にデフォルトとして表示された給与額及びフィードバック欄90のコメントが確定されたか否かを判定する(ステップS202)。斯かる判定は、CPU201が、クライアント端末から、図5〜図6の「給与とフィードバックを確定」ソフトキー92の操作有無を表す通知を受けたか監視することによって行われる。
CPU201は、給与決定画面にデフォルトとして表示された給与額及びフィードバック欄90のコメントが確定されていないと判定した場合(ステップS202:NO)、フィードバック欄90の編集指示があったか否かを判定する(ステップS203)。斯かる判定は、CPU201が、クライアント端末から、図5〜図6の「フィードバックを編集」ソフトキー91の操作有無を表す通知を受けたか監視することによって行われる。
CPU201によって、フィードバック欄90の編集指示があったと判定された場合(ステップS203:YES)、クライアントから入力される入力内容に基づいてフィードバック欄90が編集され、CPU201は斯かる編集内容をクライアント端末から受け付けて給与決定画面の画像データ(フィードバック欄90)を編集する(ステップS204)。以降、処理はステップS202に戻る。
CPU201は、フィードバック欄90の編集指示がなかったと判定した場合(ステップS203:NO)、給与額の修正指示があったか否かを判定する(ステップS205)。斯かる判定は、CPU201が、クライアント端末から、図5〜図6の給与修正ソフトキー60の操作有無を表す通知を受けたか監視することによって行われる。
CPU201によって、給与額の修正指示があったと判定された場合(ステップS205:YES)、クライアントの操作に応じて修正給与額が給与修正ソフトキー60のウィンドウに表示され、CPU201は斯かる修正内容をクライアント端末から受け付けて給与決定画面の画像データ(給与額)を修正する(ステップS206)。即ち、給与修正受付部206は給与修正ソフトキー60を介して給与額の修正指示を受け付ける。以降、処理はステップS202に戻る。
CPU201は、給与額の修正指示がなかったと判定した場合(ステップS205:NO)、昇給予算の修正指示があったか否かを判定する(ステップS207)。斯かる判定は、CPU201が、クライアント端末から、図5〜図6の「予算」ソフトキー80の操作有無を表す通知を受けたか監視することによって行われる。
CPU201によって、昇給予算の修正指示があったと判定された場合(ステップS207:YES)、クライアントから入力される入力内容に基づいて、「予算」ソフトキー80のウィンドウに表示される昇給予算が修正され、CPU201は斯かる修正内容をクライアント端末から受け付けて給与決定画面の画像データ(昇給予算)を修正する。(ステップS208)。即ち、修正予算受付部208は、「予算」ソフトキー80を介して、クライアント端末から、修正された昇給予算を受け付ける。以降、処理はステップS202に戻る。
CPU201は、昇給予算の修正指示がなかったと判定した場合(ステップS207:NO)、昇給額(昇給単価)分布の修正指示があったか否かを判定する(ステップS209)。即ち、給与額のメリハリを修正する指示を受け付けたか否かを判定する。斯かる判定は、CPU201が、クライアント端末から、図5〜図6のメリハリバー70のノブの操作有無を表す通知を受けたか監視することによって行われる。
CPU201によって、昇給額分布の修正指示があったと判定された場合(ステップS209:YES)、操作後のメリハリバー70のノブの位置に基づいて、分布修正受付部207はメリハリ係数pをクライアント端末から受け付ける(ステップS210)。メリハリバー70におけるノブの位置と、メリハリ係数pの値との関係については既に説明しており、詳しい説明は省略する。
CPU201は、分布修正受付部207が受け付けたメリハリ係数pに基づいて昇給額(昇給単価)の再演算を行う。即ち、CPU201は、受け付けられたメリハリ係数pを用いた前記式1に基づき、昇給額の分布を変更させる(ステップS211)。メリハリ係数pの変更に伴う昇給額の分布の変更については既に説明しており、詳しい説明は省略する。
これによって各受給者の昇給額が変更されたので、CPU201は、変更された昇給額に基づいて給与決定画面の画像データを変更してクライアント端末に送信し、図5〜図6に表示される給与額が変更して表示される。以降、処理はステップS202に戻る。
また、CPU201は、昇給額分布の修正指示がなかったと判定した場合(ステップS209:NO)、処理を再びステップS202に戻す。
一方、CPU201は、ステップS202にて、給与決定画面に表示された給与額及びフィードバック欄90のコメントが確定されたと判定した場合(ステップS202:YES)、通信部40を介して、フィードバック欄90のコメント内容及び「FIX」カラムの給与額を各受給者に送信する(ステップS212)。
また、CPU201は、「一人当たりの昇給額」(図4の矢印V参照)及び「一人当たり昇給比率/全体」(図4の矢印IV参照)を含む今期の給与支給履歴を記憶部50に記憶し(ステップS213)、次期に備える。
以上の記載においては、本発明の実施の形態に係るコンピュータ100によってクライアント端末に表示される給与決定画面として図5及び図6を例示しているが、これに限定されるものでない。
図9は、本発明の実施の形態に係るコンピュータ100の画像生成部209によって生成される給与決定画面の他例を示す例示図である。
図9に示す他例においては、給与決定画面に、今期の評価スコア及び目標達成度を前期と比較した結果が表示され、また、今期の給与額及び昇給額を前期と比較した結果が表示されている。更に、選択された受給者のみではなく、全受給者のフィードバック欄90が表示されている。
なお、上述した入力受付部202、履歴取得部203、評価値取得部204、コメント作成部205、給与修正受付部206、分布修正受付部207、修正予算受付部208及び画像生成部209は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、CPU201が所定のプログラムを実行することにより、ソフトウェア的に構築されてもよい。
また、CPU201でなく、GPU(Graphics Processing Unit)を用いるように構成しても良い。
また、以上においては、いわゆるクラウドサービスのコンピュータが入力受付部202、履歴取得部203、評価値取得部204、コメント作成部205、給与修正受付部206、分布修正受付部207、修正予算受付部208及び画像生成部209を備える場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、入力受付部202、履歴取得部203、評価値取得部204、コメント作成部205、給与修正受付部206、分布修正受付部207、修正予算受付部208及び画像生成部209がクライアント端末(パーソナルコンピュータ等)に設けられ、クライアント端末上で上述した各種の処理が行われるように構成しても良い。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態に係るコンピュータ100の要部構成を示す機能ブロック図である。
実施の形態2に係るコンピュータ100は、動作を行うためのコンピュータプログラムが、I/F200を介してUSBメモリ等の可搬型記録媒体Aで提供することも可能であるように構成されている。さらに、実施の形態2に係るコンピュータ100は、前記コンピュータプログラムを、外部装置から通信部40を介してダウンロードすることも可能であるように構成されている。以下に、その内容を説明する。
実施の形態2に係るコンピュータ100はI/F200に、受給者毎の評価スコアを受け付け、過去の給与支給履歴を取得し、昇給予算及び前記給与支給履歴に基づいて昇給額を演算し、演算された昇給額及び前記評価スコアに基づいて、各受給者の給与額を表示する給与画像のデータを生成させるプログラム等が記録された可搬型記録媒体Aを挿入して、例えば、CPU201が前記ROMにこのプログラムをインストールする。かかるプログラムは前記RAMにロードして実行される。これにより、本発明の実施の形態2に係るコンピュータ100として機能する。
可搬型記録媒体Aとしては、いわゆるプログラムメディアであっても良く、磁気テープ及びカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスク及びハードディスク等の磁気ディスク並びにCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM(登録商標)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムコードを担持する媒体であっても良い。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
以上においては、給与額を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものでない。例えば、賞与にも本発明を適用できることは言うまでもない。
10 表示部
20 制御部
50 記憶部
60 ソフトキー
70 メリハリバー
80 ソフトキー
100 コンピュータ(給与決定装置)
201 CPU(演算部)
202 入力受付部
203 履歴取得部
204 評価値取得部
205 コメント作成部
206 給与修正受付部
207 分布修正受付部
208 修正予算受付部
N ネットワーク

Claims (10)

  1. 支給すべき給与額を決定する給与決定装置において、
    所定の区分別に受給者毎の評価値の入力を受け付ける入力受付部と、
    過去の給与支給履歴を取得する履歴取得部と、
    昇給予算及び前記給与支給履歴に基づいて昇給額を演算する演算部と、
    前記演算部によって演算された昇給額及び前記評価値に基づいて、各受給者の給与額を表示する給与画像のデータを生成する画像生成部とを備えることを特徴とする給与決定装置。
  2. 前記演算部は、過去複数回の給与支給履歴に基づいて前記昇給額を演算することを特徴とする請求項1に記載の給与決定装置。
  3. 前記昇給額に基づいて前記給与画像に表示された給与額の修正指示を受け付ける給与修正受付部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の給与決定装置。
  4. 前記昇給額の分布の修正指示を受け付ける分布修正受付部を備え、
    前記分布修正受付部が前記修正指示を受け付けた場合、前記演算部は前記昇給額の再演算を行うことを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の給与決定装置。
  5. 前記昇給額の分布は所定の関数にて表れ、
    前記分布修正受付部は前記昇給額の分布を定める前記関数のパラメータ値を受け付け、
    前記分布修正受付部が受け付けたパラメータ値に基づいて、前記演算部は前記昇給額の再演算を行うことを特徴とする請求項4に記載の給与決定装置。
  6. 前記給与支給履歴は、各区分の受給者全員が最高評価値を受けた場合の昇給額の合計に対する、各区分の評価値毎の昇給額の比を含むことを特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の給与決定装置。
  7. 修正された昇給予算を受け付ける修正予算受付部を備え、
    前記修正予算受付部が受け付けた修正昇給予算に基づいて、前記演算部は前記昇給額の再演算を行うことを特徴とする請求項1から6の何れか一つに記載の給与決定装置。
  8. 各受給者の過去の評価値を取得する評価値取得部と、
    前記入力受付部が受け付けた評価値及び前記評価値取得部が取得した過去の評価値に基づいて、前記給与画像に表示されるコメントを作成するコメント作成部と
    を備えることを特徴とする請求項1から7の何れか一つに記載の給与決定装置。
  9. コンピュータが支給すべき給与額を決定する給与決定方法において、
    前記コンピュータが、
    受給者毎の評価値を受け付け、
    過去の給与支給履歴を取得し、
    昇給予算及び前記給与支給履歴に基づいて昇給額を演算し、
    演算された昇給額及び前記評価値に基づいて、各受給者の給与額を表示する給与画像のデータを生成することを特徴とする給与決定方法。
  10. 支給すべき給与額を決定するコンピュータに、
    受給者毎の評価値を受け付け、
    過去の給与支給履歴を取得し、
    昇給予算及び前記給与支給履歴に基づいて昇給額を演算し、
    演算された昇給額及び前記評価値に基づいて、各受給者の給与額を表示する給与画像のデータを生成させる処理を実行するコンピュータプログラム。
JP2018248208A 2018-12-28 2018-12-28 給与決定装置、給与決定方法及びコンピュータプログラム Active JP6898659B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018248208A JP6898659B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 給与決定装置、給与決定方法及びコンピュータプログラム
JP2021092025A JP2021144734A (ja) 2018-12-28 2021-06-01 給与決定装置、給与決定方法及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018248208A JP6898659B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 給与決定装置、給与決定方法及びコンピュータプログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021092025A Division JP2021144734A (ja) 2018-12-28 2021-06-01 給与決定装置、給与決定方法及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020107259A JP2020107259A (ja) 2020-07-09
JP6898659B2 true JP6898659B2 (ja) 2021-07-07

Family

ID=71449242

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018248208A Active JP6898659B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 給与決定装置、給与決定方法及びコンピュータプログラム
JP2021092025A Pending JP2021144734A (ja) 2018-12-28 2021-06-01 給与決定装置、給与決定方法及びコンピュータプログラム

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021092025A Pending JP2021144734A (ja) 2018-12-28 2021-06-01 給与決定装置、給与決定方法及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP6898659B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6970483B1 (ja) * 2021-03-15 2021-11-24 株式会社ビジネスリンク 基本給算出プログラム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3633017B2 (ja) * 1995-01-24 2005-03-30 カシオ計算機株式会社 賃金表作成装置
JP2001216354A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Toshiba Corp 総務システム、評価方法、記憶媒体
JP3398660B2 (ja) * 2000-10-27 2003-04-21 株式会社ユアーズブレーン 給与額算出システム
JP2003006392A (ja) * 2001-06-25 2003-01-10 Etona Kk 給与支給額算出プログラム
JP2004199597A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Yoichi Asega 簡易職能給賃金表作成方法,簡易職能給賃金表作成プログラム及び簡易職能給賃金表作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体
JP2017173937A (ja) * 2016-03-19 2017-09-28 雅之 島守 業績連動型給与算定システム、業績連動型給与算定方法、業績連動型給与算定プログラム、記憶媒体、およびクラウドコンピューティングシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020107259A (ja) 2020-07-09
JP2021144734A (ja) 2021-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200090265A1 (en) Credit score planner system and method
JP6101052B2 (ja) コンピュータプログラム、注文データ生成プログラム、ピボット算出方法及びピボット算出装置
AU2002353396B2 (en) Sales optimization
US11195008B2 (en) Electronic document data extraction
US20080154824A1 (en) Method and system for autocompletion of multiple fields in electronic forms
US20040249642A1 (en) Systems, methods and computer program products for modeling uncertain future benefits
JP5125307B2 (ja) 工数見積プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、工数見積装置、および工数見積方法
US20080077351A1 (en) Calibration curve fit method and apparatus
US8812386B2 (en) Retail planning application and method for consumer products
JP6898659B2 (ja) 給与決定装置、給与決定方法及びコンピュータプログラム
JP5865297B2 (ja) 候補提示装置、候補提示方法及びプログラム
US8751365B2 (en) Systems and methods for analyzing trading strategies
JP2019144775A (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2018063655A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2014052685A (ja) データ編集装置およびプログラム
JP5844293B2 (ja) データ編集装置およびプログラム
JP5781555B2 (ja) データ編集装置およびプログラム
JP3306806B2 (ja) 退職給付債務管理装置
JP5714037B2 (ja) データ編集装置およびプログラム
JP2015049820A (ja) 需要予測装置およびプログラム
JP2008192006A (ja) 適正入力支援装置及び適正入力支援プログラム
US8352339B2 (en) Bankruptcy relief calculator
JP2019128870A (ja) 経営支援装置、経営支援装置の制御方法および経営支援プログラム
US7957943B2 (en) Method and system for modeling effects visually
JP6745172B2 (ja) 金融情報処理装置、金融情報処理方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6898659

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250