JP2019128870A - 経営支援装置、経営支援装置の制御方法および経営支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】手間と時間をかけることなく、適切な分析結果候補をユーザーに提示する。【解決手段】経営支援サーバー1は、企業の財務データに基づいて算出された経営に関する指標値を取得する指標値取得部110と、取得された指標値に基づいて、企業の分析結果候補を複数決定する第1の決定部120と、過去に選択された分析結果候補を示す選択結果情報を記憶部に記憶させる記憶制御部160と、選択結果情報に基づいて、過去に選択された分析結果候補に対応する参考情報を決定する第2の決定部180と、決定された複数の分析結果候補を出力する候補出力部130と、決定された参考情報を出力する参考情報出力部190と、を備える。【選択図】図8
Description
本発明は、企業の分析結果候補を出力する経営支援装置、経営支援装置の制御方法および経営支援プログラムに関する。
従来、この種の技術として特許文献1が知られている。特許文献1には、財務データに基づいて経営に関する指標値の変動を求め、その指標値を求めるための関係式を構成する変数の変動に関する質問をユーザーに提示し、その回答に基づいて、指標値を改善するための対策を出力する技術が開示されている。特許文献1では、質問に対する回答に応じて、次の質問を特定する方法を採用し、質問と回答を繰り返すことにより、対策の絞り込みを行う。
しかしながら、特許文献1の技術は、過去に対策を出力したことがある場合でも、質問と回答を繰り返すことにより対策の絞り込みを行うため、分析結果を得るために手間と時間がかかってしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑み、手間と時間をかけることなく、適切な分析結果候補をユーザーに提示することが可能な経営支援装置、経営支援装置の制御方法および経営支援プログラムを提供することを目的とする。
本発明の経営支援装置は、企業の財務情報に基づいて算出された経営に関する指標値を取得する指標値取得部と、取得された指標値に基づいて、企業の分析結果候補を複数決定する第1の決定部と、過去に選択された分析結果候補を示す選択結果情報を記憶する記憶部と、選択結果情報に基づいて、過去に選択された分析結果候補に対応する参考情報を決定する第2の決定部と、決定された複数の分析結果候補および決定された参考情報を出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
本発明の経営支援装置の制御方法は、企業の財務情報に基づいて算出された経営に関する指標値を取得するステップと、取得された指標値に基づいて、企業の分析結果候補を複数決定するステップと、過去に選択された分析結果候補を示す選択結果情報を記憶するステップと、選択結果情報に基づいて、過去に選択された分析結果候補に対応する参考情報を決定するステップと、決定された複数の分析結果候補および決定された参考情報を出力するステップと、を実行することを特徴とする。
本発明の経営支援プログラムは、コンピューターに、企業の財務情報に基づいて算出された経営に関する指標値を取得するステップと、取得された指標値に基づいて、企業の分析結果候補を複数決定するステップと、過去に選択された分析結果候補を示す選択結果情報を記憶するステップと、選択結果情報に基づいて、過去に選択された分析結果候補に対応する参考情報を決定するステップと、決定された複数の分析結果候補および決定された参考情報を出力するステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明の構成によれば、企業の財務情報から算出された指標値に基づいて、企業の分析結果候補を複数決定し、決定した複数の分析結果候補を出力するため、ユーザーは、出力された複数の分析結果候補の中から所望の分析結果候補を選択するだけで、適切な分析結果を得ることができる。また、過去に選択された分析結果候補に対応する参考情報を決定し、決定した参考情報を出力するため、ユーザーは、出力された参考情報を参考にして、分析結果候補を選択することができる。
上記の経営支援装置において、記憶部は、分析対象となる企業である対象企業以外の他の企業に関して選択された分析結果候補を示す選択結果情報を記憶可能であり、第2の決定部は、他の企業についての選択結果情報に基づいて、参考情報を決定することを特徴とする。
この構成によれば、対象企業だけでなく他の企業に関して選択された分析結果候補の選択結果に基づいて、参考情報を決定することができる。
上記の経営支援装置において、対象企業および他の企業の企業情報を取得する企業情報取得部を備え、記憶部は、対象企業を含む複数の企業についての選択結果情報に、それぞれの企業の企業情報を関連付けて記憶し、第2の決定部は、記憶部に、対象企業の企業情報に対応する企業情報が関連付けられた選択結果情報が記憶されている場合、その選択結果情報に基づいて、参考情報を決定することを特徴とする。
この構成によれば、対象企業の企業情報に対応する企業情報が関連付けられた選択結果に基づいて、参考情報を決定することができる。
上記の経営支援装置において、企業情報には、指標値が含まれ、第2の決定部は、記憶部に、対象企業の財務情報に基づいて算出された指標値との類似度が所定の閾値以上である指標値が含まれる企業情報が関連付けられた選択結果情報が記憶されている場合、その選択結果情報に基づいて、参考情報を決定することを特徴とする。
この構成によれば、対象企業の指標値との類似度が所定の閾値以上である指標値が含まれる企業情報が関連付けられた選択結果に基づいて、参考情報を決定することができる。
上記の経営支援装置において、記憶部は、選択された分析結果候補を示す選択結果情報に、その選択回数を関連付けて記憶し、第2の決定部は、記憶部に記憶された選択結果情報に関連付けられた選択回数に基づいて、参考情報を決定することを特徴とする。
この構成によれば、選択結果情報に関連付けられた選択回数に基づいて、参考情報を決定することができる。
上記の経営支援装置において、選択された分析結果候補に基づく分析結果を出力する分析結果出力部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、ユーザーにより選択された分析結果候補に基づく分析結果を出力することができる。
上記の経営支援装置において、分析結果候補は、定型文と、指標変数と、を含むコメントであり、出力部は、分析結果候補として、定型文に、分析対象となる企業である対象企業の財務情報に基づいて算出した指標値を指標変数として挿入したコメントを出力することを特徴とする。
この構成によれば、分析結果候補として、定型文に、対象企業の財務データに基づいて算出した指標値を指標変数として挿入したコメントを出力することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の経営支援装置、経営支援装置の制御方法および経営支援プログラムの一実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る経営支援システムSYのシステム構成図である。経営支援システムSYは、経営支援サーバー1と、経営支援サーバー1とネットワークNWを介して接続される1以上の端末2と、を含む。経営支援サーバー1は、本発明の「経営支援装置」の一例である。
本実施形態において、経営支援サーバー1は、経営支援サービスを提供するサービス提供者により、運営・管理される。また、端末2は、会計事務所や企業の経理部門等で用いられる。また、本実施形態において、ネットワークNWは、インターネット網を想定しているが、LAN(Local Area Network)などの通信網を用いてもよい。
次に、図2および図3を参照し、経営支援サーバー1および端末2のハードウェア構成について説明する。図2は、経営支援サーバー1のハードウェア構成を示すブロック図である。経営支援サーバー1は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、サーバー用インターフェース14およびHDD(Hard Disc Drive)15を備える。なお、同図では、経営支援サーバー1を1台の装置として図示しているが、複数台の装置により、経営支援サーバー1を構成してもよい。
CPU11は、経営支援サーバー1内の各部と信号の入出力を行い、各種演算処理を行うプロセッサーである。なお、プロセッサーは、1または複数のCPUや、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア回路、あるいはこれらが協働する構成であってもよい。ROM12は、不揮発性の記憶媒体であり、BIOS(Basic Input Output System)等のプログラムを記憶する。RAM13は、揮発性の記憶媒体であり、CPU11のワークエリアとして用いられる。サーバー用インターフェース14は、ネットワークNWを介して各端末2と通信する。
HDD15は、不揮発性の補助記憶装置であり、OS(Operating System)の他、Webアプリケーション31、ユーザー情報データベース32、財務データベース33、コメントデータベース34、選択結果データベース35、候補コメントルールデータベース36および参考コメントルールデータベース37を記憶する。選択結果データベース35は、本発明の「記憶部」の一例である。
Webアプリケーション31は、Webページを生成する。Webページとしては、例えばコメント選択画面D1(図9参照)や経営分析資料画面D2(図12参照)が生成される。ユーザー情報データベース32は、企業ごとに、ユーザーIDおよびパスワードを含むユーザー情報を記憶する。財務データベース33は、企業ごとに財務データを記憶する。財務データとしては、例えば、損益計算書を構成する数値情報、賃借対照表を構成する数値情報およびキャッシュフローを構成する数値情報などが記憶される。財務データは、本発明の「財務情報」の一例である。コメントデータベース34、選択結果データベース35、候補コメントルールデータベース36および参考コメントルールデータベース37については、後述する。
図3は、端末2のハードウェア構成を示すブロック図である。端末2は、例えばPC(Personal Computer)であり、ハードウェア構成として、CPU21、ROM22、RAM23、キーボード24、マウス25、ディスプレー26、端末用インターフェース27およびHDD28を備える。なお、端末2としては、PC以外に、スマートフォンや各種タブレット端末等を用いてもよい。
CPU21は、端末2内の各部と信号の入出力を行い、各種演算処理を行うプロセッサーである。ROM22は、BIOS等のプログラムを記憶する。RAM23は、CPU21のワークエリアとして用いられる。端末用インターフェース27は、ネットワークNWを介して経営支援サーバー1と通信する。キーボード24およびマウス25は、各種操作を行う操作手段として用いられる。ディスプレー26は、各種画面を表示する表示手段として用いられる。
HDD28は、OSの他、Webブラウザー41および財務会計アプリケーション42を記憶する。Webブラウザー41は、Webページを表示するためのソフトウェアプログラムである。財務会計アプリケーション42は、会計に関する情報入力、財務データの生成および決算書出力など、会計業務を補助するアプリケーションである。
端末2は、財務会計アプリケーション42を用いて生成した財務データを、ユーザーを識別するユーザーIDと共に、経営支援サーバー1にアップロードする。なお、ユーザーIDは、企業ごとに設定されているものとする。また、端末2は、Webブラウザー41を用いて、コメント選択画面D1(図9参照)や経営分析資料画面D2(図12参照)などの画面を表示する。また、端末2の操作者は、キーボード24やマウス25を用いて、これらの画面の操作を行う。なお、「端末2の操作者」を、以下「ユーザー」と称する。
ここで、ユーザーの操作について簡単に説明する。ユーザーは、経営分析資料画面D2に示すような経営分析資料を得るため、経営支援サーバー1がWebページとして提供する不図示のログイン画面に対し、ログイン操作を行う。ユーザーは、ログイン操作として、ユーザーIDおよびパスワードを入力する。経営支援サーバー1は、ユーザー情報データベース32を参照し、ログイン画面に入力されたユーザーIDおよびパスワードに基づいて、ユーザー認証を行う。ユーザー認証が完了すると、経営支援サーバー1は、Webページとして不図示の機能選択画面を提供する。
ユーザーが、この機能選択画面において、経営支援処理の開始を指示すると、経営支援サーバー1は、Webページとしてコメント選択画面D1を提供する。コメント選択画面D1には、ログインIDに対応する財務データに基づいて決定された複数の候補コメントと、選択結果データベース35に記憶された選択結果情報に基づいて決定された1以上の参考コメントと、が表示される。なお、候補コメントは、本発明の「分析結果候補」の一例である。また、参考コメントは、本発明の「参考情報」の一例であり、過去に選択された候補コメントに対応するコメントである。ユーザーは、参考コメントを参考にして、経営分析候補である複数の候補コメントの中から、所望のコメントを選択する。その後、ユーザーが経営分析資料の作成を指示すると、経営支援サーバー1は、Webページとして経営分析資料画面D2として提供する。経営分析資料画面D2に表示される経営分析資料には、選択されたコメントが含まれる。
次に、図4ないし図7を参照し、経営支援サーバー1に記憶されるコメントデータベース34、選択結果データベース35、候補コメントルールデータベース36および参考コメントルールデータベース37について説明する。
図4は、コメントデータベース34の説明図である。コメントデータベース34は、コメントIDと、コメント定型データと、を対応付けたコメントデータを記憶する。コメントIDは、コメント定型データを識別するための情報である。コメント定型データは、定型文と、指標変数の挿入位置と、を含む。図4の例において、「コメント定型データ」欄の文字列は、定型文を示す。また、「コメント定型データ」欄のアンダーバー「_」は、指標変数の挿入位置を示す。上述の候補コメントおよび参考コメントは、ログインしたユーザーIDに対応する財務データに基づいて算出された指標値が、指標変数として定型文に挿入されることにより生成される。なお、「ログインしたユーザーIDに対応する財務データ」とは、経営分析の対象となる企業の財務データを指す。
図5は、選択結果データベース35の説明図である。選択結果データベース35は、1以上の指標情報51と、コメントID情報52と、を含む選択結果情報を記憶する。コメントID情報52は、端末2で選択された候補コメントのコメントIDを示す。また、各指標情報51は、指標種類と、指標値と、を含む。例えば、ユーザーが、「企業A」のユーザーIDでログイン後、経営支援処理において「候補コメントa」を選択した場合、経営支援サーバー1は、その選択結果を、1つの選択結果情報として選択結果データベース35に記憶する。この場合、経営支援サーバー1は、「候補コメントa」のコメントIDと、財務データベース33内の「企業A」のユーザーIDに対応する財務データから得られる1以上の指標種類およびその指標値と、を選択結果情報として記憶する。ここで、指標種類とは、売上高、売上高経常利益率、経営安全率、限界利益、限界利益率、労働分配率、自己資本比率など経営指標の種類を指す。なお、選択結果情報は、コメントIDごとに生成される。つまり、複数の候補コメントが選択された場合は、それぞれの候補コメントに対応する複数の選択結果情報が生成される。
図6は、候補コメントルールデータベース36の説明図である。候補コメントルールデータベース36は、1以上の候補条件情報56と、コメント情報57と、を含む候補コメントルールデータを記憶する。各候補条件情報56は、指標種類と、範囲と、を含む。また、コメント情報57は、重要度と、コメントIDと、を含む。経営支援サーバー1は、候補コメントルールデータベース36に記憶された1以上の候補コメントルールデータと、ログインしたユーザーIDに対応する財務データに基づいて算出された1以上の指標種類の指標値と、に基づいて、複数の候補コメントのコメントIDを決定する。以下、「候補コメントのコメントID」を「候補コメントID」と称する。
例えば、候補条件情報56として、第1条件「指標種類a,範囲a」および第2条件「指標種類b,範囲b」が記憶されており、財務データに基づいて算出された「指標種類a」の指標値が「範囲a」に含まれ、且つ「指標種類b」の指標値が「範囲b」に含まれる場合、経営支援サーバー1は、コメント情報57に含まれるコメントIDを、候補コメントIDの候補として仮決定する。つまり、コメント情報57に含まれるコメントIDと、重要度と、が仮決定データとしてRAM13等に一時記憶される。経営支援サーバー1は、候補コメントルールデータベース36に記憶された全ての候補コメントルールデータに基づいて、この処理を繰り返し、一時記憶された仮決定データの中から、重要度にしたがって候補コメントIDを決定する。例えば、候補コメント数の上限が10個である場合、重要度の高い順に、10個の候補コメントが決定される。なお、候補コメントルールデータに含まれる各候補条件情報56は、AND条件で判定されるのではなく、OR条件で判定されてもよい。
図7は、参考コメントルールデータベース37の説明図である。参考コメントルールデータベース37は、1以上の参考条件情報61と、類似判定閾値情報62と、を含む参考コメントルールデータを記憶する。各参考条件情報61は、重要度と、指標種類と、範囲と、を含む。また、類似判定閾値情報62は、所定の閾値を示す。経営支援サーバー1は、参考コメントルールデータベース37に記憶された1以上の参考コメントルールデータと、選択結果データベース35に記憶された1以上の選択結果情報と、ログインしたユーザーIDに対応する財務データに基づいて算出された1以上の指標種類の指標値と、に基づいて、1以上の参考コメントのコメントIDを決定する。以下、「参考コメントのコメントID」を「参考コメントID」と称する。
より具体的には、経営支援サーバー1は、選択結果データベース35に記憶された1以上の選択結果情報について、ログインしたユーザーIDに対応する企業と指標値が近い企業に関して選択された候補データの選択結果を示すものであるか否かを判定する。そして、経営支援サーバー1は、対象となる選択結果情報が、指標値が近い企業に関して選択された候補データの選択結果を示すものであると判定した場合、その選択結果情報のコメントID情報52が示すコメントIDに基づいて、1以上の参考コメントIDを決定する。
例えば、経営支援サーバー1は、参考条件情報61として、第1条件「重要度a,指標種類a,範囲a」が記憶されており、対象の選択結果情報に含まれる「指標種類a」の指標値と、財務データに基づいて算出された「指標種類a」の指標値と、の差分が、「範囲a」に含まれる場合、「重要度a」の値を、合算候補値としてRAM13等に一時記憶する。経営支援サーバー1は、全ての参考条件情報61について、この処理を繰り返し、一時記憶しておいた合算候補値の合計値を算出する。この合計値が、経営分析の対象となる対象企業の財務データに基づいて算出された指標値と、対象の選択結果情報に基づく指標値との類似度となる。なお、対象企業とは、ログインしたユーザーIDに対応する企業を指す。また、経営支援サーバー1は、算出した合計値が、類似判定閾値情報62の閾値以上である場合、対象の選択結果情報が、ログインした企業と指標値が近い企業に関して選択されたものであると判定し、その選択結果情報のコメントID情報52が示すコメントIDを、参考コメントIDの一つとしてRAM13等に一時記憶する。また、経営支援サーバー1は、参考コメントルールデータベース37に記憶された1以上の参考コメントルールデータについて、本段落に示した処理を繰り返し、対象の選択結果情報が、対象企業と指標値が近い企業に関して選択された候補データの選択結果を示すものであるか否かを判定する。さらに、経営支援サーバー1は、選択結果データベース35に記憶されている全ての選択結果情報を対象として、本段落に示した処理を繰り返し、一時記憶しておいた全てのコメントIDを、参考コメントIDとして決定する。なお、参考コメント数の上限が10個である場合、類似度の高い順に、10個の参考コメントが決定される。
次に、図8を参照し、経営支援サーバー1の機能構成について説明する。経営支援サーバー1は、主な機能構成として、指標値取得部110と、第1の決定部120と、候補出力部130と、選択結果情報取得部140と、企業情報取得部150と、記憶制御部160と、分析結果出力部170と、第2の決定部180と、参考情報出力部190と、を備える。これらの機能は、いずれもCPU11が、Webアプリケーション31のプログラムに基づいて演算処理を行うことにより実現される。なお、候補出力部130および参考情報出力部190は、本発明の「出力部」の一例である。
指標値取得部110は、財務データ取得部111と、算出部112と、を含む。財務データ取得部111は、経営分析の対象となる対象企業の財務データを取得する。より具体的には、財務データ取得部111は、ログイン情報からユーザーIDを取得し、取得したユーザーIDに対応する財務データを財務データベース33から取得する。なお、取得する財務データは、所定の期間のデータでもよいし、ユーザーにより任意に指定された期間のデータでもよい。
算出部112は、財務データ取得部111により取得された財務データに基づいて、経営に関する指標値を算出する。算出部112は、予め設定された1以上の指標種類について、それぞれの指標値を算出する。なお、指標値取得部110は、財務データに基づいて指標値を算出するのではなく、経営支援サーバー1の外部装置から、経営分析の対象となる対象企業の指標値を取得してもよい。
第1の決定部120は、指標値取得部110により取得された指標値に基づいて、企業の分析結果候補である候補コメントIDを複数決定する。上述のとおり、第1の決定部120は、候補コメントルールデータベース36に記憶された1以上の候補コメントルールデータと、ログインしたユーザーIDに対応する財務データに基づいて算出された1以上の指標種類の指標値と、に基づいて、複数の候補コメントIDを決定する。なお、候補コメントルールデータベース36に記憶される1以上の候補コメントルールデータは、少なくとも2個以上の候補コメントIDが決定できるように設定されている。
候補出力部130は、第1の決定部120により決定された複数の候補コメントIDに基づく候補コメントを、選択候補として出力する。本実施形態において、候補出力部130は、Webページとしてコメント選択画面D1(図9参照)を端末2に提供することにより、複数の候補コメントを出力する。また、候補出力部130は、対象企業の財務データに基づいて算出した指標値を、指標変数として候補コメントIDに対応する定型文に挿入した候補コメントを出力する。
選択結果情報取得部140は、候補出力部130により出力された複数の候補コメントの中から選択された候補コメントを示す選択結果情報を取得する。本実施形態において、選択結果情報取得部140は、コメント選択画面D1の候補コメント選択領域E2における選択結果を、選択結果情報として取得する。
企業情報取得部150は、対象企業の企業情報と、対象企業以外の企業である他の企業の企業情報と、を取得する。本実施形態において、企業情報とは、1以上の指標種類の指標値を指す。企業情報としては、指標値以外に、企業の業種、従業員数、事業形態、所在地などを示す情報が含まれてもよい。
記憶制御部160は、複数の企業に関して選択された候補コメントの選択結果を示す選択結果情報を、その企業の企業情報と関連付けて選択結果データベース35に記憶する。図5に示したとおり、「選択結果情報」とは、選択結果データのコメントID情報52を指し、「企業情報」とは、指標情報51を指す。
分析結果出力部170は、選択結果情報取得部140により取得された選択結果情報に基づいて、選択された候補コメントIDに対応する候補コメントを出力する。以下、「選択された候補コメントIDに対応する候補コメント」を「選択コメント」と称する。選択コメントは、本発明の「分析結果」の一例である。本実施形態において、分析結果出力部170は、Webページとしてコメント選択画面D1(図9参照)および経営分析資料画面D2(図12参照)を端末2に提供することにより、選択コメントを出力する。また、分析結果出力部170は、対象企業の財務データに基づいて算出した指標値を、指標変数として、選択された候補コメントIDに対応する定型文に挿入した選択コメントを出力する。
第2の決定部180は、選択結果データベース35に選択結果情報が記憶されている場合、選択結果情報に基づいて、候補コメントの選択を行うための1以上の参考コメントIDを決定する。上述のとおり、第2の決定部180は、参考コメントルールデータベース37に記憶された1以上の参考コメントルールデータと、選択結果データベース35に記憶された1以上の選択結果情報と、ログインしたユーザーIDに対応する財務データに基づいて算出された1以上の指標種類の指標値と、に基づいて、1以上の参考コメントIDを決定する。
より具体的には、第2の決定部180は、選択結果データベース35に、ログインしたユーザーIDに対応する財務データに基づいて算出された指標値との類似度が、所定の閾値以上である指標値が関連付けられた選択結果情報が記憶されている場合、その選択結果情報に含まれるコメントID情報52が示すコメントIDを、参考コメントIDとして決定する。なお、「ログインしたユーザーIDに対応する財務データに基づいて算出された指標値との類似度が、所定の閾値以上である指標値が関連付けられた選択結果情報」は、本発明の「対象企業の企業情報に対応する企業情報が関連付けられた選択結果情報」の一例である。
参考情報出力部190は、第2の決定部180により決定された1以上の参考コメントIDに基づく参考コメントを出力する。参考情報出力部190は、少なくとも、選択結果情報取得部140による選択結果情報の取得前に参考コメントを出力する。本実施形態において、参考情報出力部190は、Webページとしてコメント選択画面D1(図9参照)を端末2に提供することにより、1以上の参考コメントを出力する。また、参考情報出力部190は、対象企業の財務データに基づいて算出した指標値を、指標変数として参考コメントIDに対応する定型文に挿入した参考コメントを出力する。
次に、図9ないし図12を参照し、コメント選択画面D1および経営分析資料画面D2について説明する。図9は、コメント選択画面D1の画面構成の一例を示す図である。コメント選択画面D1は、実行ボタン71と、閉じるボタン72と、選択コメント表示領域E1と、候補コメント選択領域E2と、参考コメント表示領域E3と、を表示する。
選択コメント表示領域E1は、候補コメント選択領域E2で選択された候補コメントである選択コメントを表示する。候補コメント選択領域E2は、第1の決定部120で決定された複数の候補コメントIDに基づく候補コメントを表示し、ユーザーによる選択操作を受け付ける。参考コメント表示領域E3は、第2の決定部180で決定された1以上の参考コメントIDに基づく参考コメントを表示する。
経営支援サーバー1は、選択コメント表示領域E1に選択コメントが表示された状態で、実行ボタン71が選択されると、経営分析資料を作成し、経営分析資料画面D2を表示する。また、経営支援サーバー1は、閉じるボタン72が選択されると、コメント選択画面D1を閉じる。
図10は、候補コメント選択領域E2の表示例を示す図である。候補コメント選択領域E2は、決定ボタン76と、キャンセルボタン77と、選択欄78と、を表示する。
選択欄78には、第1の決定部120で決定された複数の候補コメントIDに基づいて生成された複数の候補コメント78a,78b,78cが表示される。図10に示す各候補コメント78a,78b,78cは、それぞれ図4に示したコメントID「001」,「002」,「005」に対応するコメント定型データに基づいて生成されたものである。また、選択欄78には、各候補コメント78a,78b,78cに対応して、それぞれチェックボックス78d、78e,78fが設けられている。経営支援サーバー1は、チェックボックス78d、78e,78fのうちいずれかのチェックボックスがチェック状態とされ、決定ボタン76が選択されると、選択コメント表示領域E1に、選択された候補コメントを表示する。また、経営支援サーバー1は、キャンセルボタン77が選択されると、チェックボックス78d、78e,78fのチェックを解除する。なお、選択欄78のチェックボックス78d、78e,78fは、1つのみならず複数のチェックが可能である。
図11は、参考コメント表示領域E3の表示例を示す図である。参考コメント表示領域E3は、1以上の参考コメント81a,81b,81cを表示する。図11に示す各参考コメント81a,81b,81cは、それぞれ図4に示したコメントID「002」,「003」,「004」対応するコメント定型データに基づいて生成されたものである。上述のとおり、参考コメント表示領域E3には、ログインしたユーザーIDに対応する企業と指標値が近い企業に関して選択された候補データに基づく参考コメントが表示される。ユーザーは、この参考コメントを参考にして、候補コメント選択領域E2において候補コメントの選択を行う。例えば、候補コメント78a,78b,78cの中に、参考コメント81a,81b,81cと同じ候補コメントが含まれる場合、その候補コメント(図10および図11の例では、候補コメント78b)を選択する、などの選択方法が考えられる。
図12は、経営分析資料画面D2の一例を示す図である。経営分析資料画面D2は、売上推移グラフ領域E4と、損益計算書領域E5と、賃借対照表領域E6と、キャッシュフロー領域E7と、指標値領域E8と、コメント領域E9と、を表示する。売上推移グラフ領域E4には、各月の売上発生額の推移を示すグラフが表示される。損益計算書領域E5には、変動損益計算構造が表示される。賃借対照表領域E6には、賃借対照表に基づくグラフが表示される。キャッシュフロー領域E7には、キャッシュフローに基づくグラフが表示される。指標値領域E8には、1以上の指標種類の指標値、が表示される。コメント領域E9には、コメント選択画面D1で選択された選択コメントが表示される。なお、経営分析資料画面D2に表示される情報は一例であり、一部の情報を削除したり他の情報を追加したりしてもよい。ユーザーは、この経営分析資料画面D2に表示された情報に基づいて、対象企業の経営分析を行う。
次に、図13のフローチャートを参照し、経営支援サーバー1による経営支援処理の流れを説明する。経営支援サーバー1は、ユーザーにより、Webページへのログイン操作後、経営支援処理の開始が指示されると、財務データベース33から、ログインしたユーザーIDに対応する財務データを取得する(S01)。経営支援サーバー1は、取得した財務データに基づいて、1以上の指標種類の指標値を算出し(S02)、算出した1以上の指標種類の指標値に基づいて、候補コメントIDを決定する(S03)。経営支援サーバー1は、決定した候補コメントIDに対応するコメント定型データと、算出した1以上の指標種類の指標値と、に基づいて、候補コメントを生成する(S04)。
経営支援サーバー1は、参考コメントルールデータベース37に記憶された参考コメントルールデータに基づき、選択結果データベース35に記憶された選択結果情報の指標情報51と、対象企業の財務データに基づいて算出された指標値との類似度を算出する(S05)。経営支援サーバー1は、選択結果データベース35に、対象企業の指標値との類似度が類似判定閾値以上となる選択結果情報が存在すると判定した場合は(S06:Yes)、それらの選択結果情報に含まれるコメントID情報52が示すコメントIDを参考コメントIDとして決定する(S07)。経営支援サーバー1は、決定した参考コメントIDに対応するコメント定型データと、算出した1以上の指標種類の指標値と、に基づいて、参考コメントを生成する(S08)。
一方、経営支援サーバー1は、選択結果データベース35に、対象企業の企業情報に含まれる指標値との類似度が類似判定閾値以上となる選択結果情報が存在しないと判定した場合は(S06:No)、S07およびS08を省略する。その後、経営支援サーバー1は、S04で生成した候補コメントと、S08で生成した参考コメントと、を含むコメント選択画面D1をWebページとして出力する(S09)。なお、経営支援サーバー1は、参考コメントを生成しない場合(S06:Noの場合)、参考コメント表示領域E3を空欄とする。
経営支援サーバー1は、コメント選択画面D1において候補コメントが選択されると(S10)、選択された候補コメントである選択コメントを、選択コメント表示領域E1に表示する(S11)。経営支援サーバー1は、コメント選択画面D1において実行ボタン71が選択されると(S12)、経営分析資料を作成し(S13)、作成した経営分析資料を含む経営分析資料画面D2を出力する(S14)。また、経営支援サーバー1は、S10で選択された候補コメントを示す選択結果情報を、ログインしたユーザーIDに対応する企業の企業情報と関連付けて選択結果データベース35に記憶する(S15)。
以上、説明したとおり、本実施形態の経営支援サーバー1は、財務データに基づいて算出された指標値に基づいて、複数の候補コメントを決定し、決定した複数の候補コメントを出力するため、ユーザーは、所望の候補コメントを選択するだけで、適切な分析結果を得ることができる。また、候補コメントの過去の選択結果を示す選択結果情報に基づいて、候補コメントの選択を行うための1以上の参考コメントを決定し、決定した1以上の参考コメントを出力するため、ユーザーは、出力された参考コメントを参考にして、候補コメントを選択することができる。
また、選択結果データベース35には、他の企業に関して選択された候補コメントの選択結果情報も記憶されるため、対象企業だけでなく他の企業の選択結果に基づく参考コメントを、ユーザーに提示することができる。また、選択結果データベース35に記憶された全ての選択結果情報ではなく、対象企業の財務データに基づく指標値との類似度が所定の閾値以上である指標値が含まれる選択結果情報に基づいて、参考コメントを決定するため、経営指標が対象企業に近い企業の選択結果に基づく参考コメントを、ユーザーに提示することができる。
なお、上記の実施形態に限らず、以下の変形例を採用可能である。
[変形例1]
上記の実施形態において、参考コメントルールデータベース37は、重要度と、指標種類と、指標値の範囲と、を含む参考条件情報61を記憶したが、参考条件情報61として、経営指標に関する条件以外の条件を加えてもよい。この場合、企業情報取得部150は、条件に対応する情報を含む企業情報を取得する。また、選択結果データベース35は、指標情報51に代えてまたは指標情報51に加えて、条件に対応する情報を含む選択結果情報を記憶する。図14は、変形例1に係る参考コメントルールデータベース37の説明図である。本変形例に係る参考コメントルールデータベース37は、業種、売上高、従業員数に関する参考条件情報66と、類似判定閾値情報67と、を含む参考コメントルールデータを記憶している。
[変形例1]
上記の実施形態において、参考コメントルールデータベース37は、重要度と、指標種類と、指標値の範囲と、を含む参考条件情報61を記憶したが、参考条件情報61として、経営指標に関する条件以外の条件を加えてもよい。この場合、企業情報取得部150は、条件に対応する情報を含む企業情報を取得する。また、選択結果データベース35は、指標情報51に代えてまたは指標情報51に加えて、条件に対応する情報を含む選択結果情報を記憶する。図14は、変形例1に係る参考コメントルールデータベース37の説明図である。本変形例に係る参考コメントルールデータベース37は、業種、売上高、従業員数に関する参考条件情報66と、類似判定閾値情報67と、を含む参考コメントルールデータを記憶している。
例えば、経営支援サーバー1は、第1条件に示すように、ログインしたユーザーIDの企業の業種と、選択結果情報に含まれる業種と、が一致した場合、第1条件に含まれる「重要度」を合算候補値とする。また、経営支援サーバー1は、第2条件に示すように、ログインしたユーザーIDの企業の売上高と、選択結果情報に含まれる売上高と、の差分が第2条件に含まれる「範囲」内である場合、第2条件に含まれる「重要度」を合算候補値とする。同様に、経営支援サーバー1は、第N条件に示すように、ログインしたユーザーIDの企業の従業員数と、選択結果情報に含まれる従業員数と、の差分が第N条件に含まれる「範囲」内である場合、第N条件に含まれる「重要度」を合算候補値とする。そして、経営支援サーバー1は、合算候補値の合計値が、類似判定閾値情報67が示す閾値以上である場合、対象の選択結果情報が、ログインした企業と企業情報が近い企業に関して選択されたものであると判定し、その選択結果情報のコメントID情報52が示すコメントIDを、参考コメントIDの一つとしてRAM13等に一時記憶する。このように、本変形例によれば、業種や規模が対象企業に近い企業の選択結果に基づく参考コメントを、ユーザーに提示することができる。
[変形例2]
上記の実施形態において、第2の決定部180は、対象企業の指標値との類似度が高い指標情報51を含む選択結果情報のコメントID情報52が示すコメントIDを、参考コメントIDとして決定したが、候補コメントの選択回数を考慮して、参考コメントIDを決定してもよい。この場合、記憶制御部160は、選択された候補コメントのコメントIDに、その選択回数を関連付けた選択回数データを、HDD15内の所定の記憶領域に記憶しておく。所定の記憶領域は、「記憶部」の一例である。また、第2の決定部180は、所定の記憶領域に記憶された選択回数データに基づいて、参考コメントIDを決定する。このように、本変形例によれば、候補コメントの過去の選択回数に基づいて、参考コメントを決定することができる。例えば、第2の決定部180は、選択回数が所定回数以上の候補コメントのコメントIDに基づいて、参考コメントIDを決定してもよい。また、企業情報が対象企業に近い企業に関して選択された候補コメントのコメントIDを、参考コメントIDとして決定し、参考コメント表示領域E3における参考コメントの表示順序を、対応するコメントIDの選択回数に基づいて決定してもよい。
上記の実施形態において、第2の決定部180は、対象企業の指標値との類似度が高い指標情報51を含む選択結果情報のコメントID情報52が示すコメントIDを、参考コメントIDとして決定したが、候補コメントの選択回数を考慮して、参考コメントIDを決定してもよい。この場合、記憶制御部160は、選択された候補コメントのコメントIDに、その選択回数を関連付けた選択回数データを、HDD15内の所定の記憶領域に記憶しておく。所定の記憶領域は、「記憶部」の一例である。また、第2の決定部180は、所定の記憶領域に記憶された選択回数データに基づいて、参考コメントIDを決定する。このように、本変形例によれば、候補コメントの過去の選択回数に基づいて、参考コメントを決定することができる。例えば、第2の決定部180は、選択回数が所定回数以上の候補コメントのコメントIDに基づいて、参考コメントIDを決定してもよい。また、企業情報が対象企業に近い企業に関して選択された候補コメントのコメントIDを、参考コメントIDとして決定し、参考コメント表示領域E3における参考コメントの表示順序を、対応するコメントIDの選択回数に基づいて決定してもよい。
[変形例3]
上記の実施形態では、端末2は、Webブラウザー41により経営支援サーバー1が提供するWebページを操作したが、経営支援サーバー1から、コメント選択画面D1および経営分析資料画面D2の画面データを受信し、受信した画面データに対する操作信号を経営支援サーバー1に送信することにより、画面操作を行ってもよい。
上記の実施形態では、端末2は、Webブラウザー41により経営支援サーバー1が提供するWebページを操作したが、経営支援サーバー1から、コメント選択画面D1および経営分析資料画面D2の画面データを受信し、受信した画面データに対する操作信号を経営支援サーバー1に送信することにより、画面操作を行ってもよい。
[変形例4]
上記の実施形態では、経営支援サーバー1を、経営支援装置として例示したが、ユーザーが操作を行う端末2により、図8の各機能を実現してもよい。この場合、候補出力部130、分析結果出力部170および参考情報出力部190は、ディスプレー26に各情報を出力する。また、この場合、端末2は、HDD28内に、財務会計アプリケーション42の他、Webアプリケーション31と略同様に機能するローカルアプリケーション、ユーザー情報データベース32、財務データベース33、コメントデータベース34、選択結果データベース35、候補コメントルールデータベース36および参考コメントルールデータベース37を記憶すればよい。
上記の実施形態では、経営支援サーバー1を、経営支援装置として例示したが、ユーザーが操作を行う端末2により、図8の各機能を実現してもよい。この場合、候補出力部130、分析結果出力部170および参考情報出力部190は、ディスプレー26に各情報を出力する。また、この場合、端末2は、HDD28内に、財務会計アプリケーション42の他、Webアプリケーション31と略同様に機能するローカルアプリケーション、ユーザー情報データベース32、財務データベース33、コメントデータベース34、選択結果データベース35、候補コメントルールデータベース36および参考コメントルールデータベース37を記憶すればよい。
[変形例5]
上記の実施形態および変形例4において、候補出力部130、分析結果出力部170および参考情報出力部190は、Webページとして、またはディスプレー26に各情報を出力したが、情報出力の形態はこれらに限らない。例えば、各情報を、経営支援サーバー1または端末2が、ファイル出力、印刷出力または音声出力してもよい。また、各情報をファイル出力する場合は、一般的な表計算アプリケーションに対応したファイル形式で出力し、表計算アプリケーション上で、候補コメントの選択や、参考コメントおよび経営分析資料の参照を可能としてもよい。この場合、経営支援サーバー1または端末2の選択結果情報取得部140は、表計算アプリケーションにおける候補コメントの選択結果を示す選択結果情報を取得すればよい。
上記の実施形態および変形例4において、候補出力部130、分析結果出力部170および参考情報出力部190は、Webページとして、またはディスプレー26に各情報を出力したが、情報出力の形態はこれらに限らない。例えば、各情報を、経営支援サーバー1または端末2が、ファイル出力、印刷出力または音声出力してもよい。また、各情報をファイル出力する場合は、一般的な表計算アプリケーションに対応したファイル形式で出力し、表計算アプリケーション上で、候補コメントの選択や、参考コメントおよび経営分析資料の参照を可能としてもよい。この場合、経営支援サーバー1または端末2の選択結果情報取得部140は、表計算アプリケーションにおける候補コメントの選択結果を示す選択結果情報を取得すればよい。
[変形例6]
上記の実施形態において、ユーザー情報データベース32、財務データベース33、コメントデータベース34、選択結果データベース35、候補コメントルールデータベース36および参考コメントルールデータベース37のうち、少なくとも1つが、経営支援サーバー1外にあってもよい。同様に、変形例4においても、これらのデータベースの、少なくとも1つが、端末2外にあってもよい。
上記の実施形態において、ユーザー情報データベース32、財務データベース33、コメントデータベース34、選択結果データベース35、候補コメントルールデータベース36および参考コメントルールデータベース37のうち、少なくとも1つが、経営支援サーバー1外にあってもよい。同様に、変形例4においても、これらのデータベースの、少なくとも1つが、端末2外にあってもよい。
[変形例7]
上記の実施形態において、候補出力部130は、対象企業の財務データに基づいて算出した指標値を、指標変数として候補コメントIDに対応する定型文に挿入した候補コメントを出力したが、候補コメントIDのみ、または候補コメントIDに対応する定型文のみを出力してもよい。同様に、参考情報出力部190は、対象企業の財務データに基づいて算出した指標値を、指標変数として参考コメントIDに対応する定型文に挿入した参考コメントを出力したが、参考コメントIDのみ、または参考コメントIDに対応する定型文のみを出力してもよい。
上記の実施形態において、候補出力部130は、対象企業の財務データに基づいて算出した指標値を、指標変数として候補コメントIDに対応する定型文に挿入した候補コメントを出力したが、候補コメントIDのみ、または候補コメントIDに対応する定型文のみを出力してもよい。同様に、参考情報出力部190は、対象企業の財務データに基づいて算出した指標値を、指標変数として参考コメントIDに対応する定型文に挿入した参考コメントを出力したが、参考コメントIDのみ、または参考コメントIDに対応する定型文のみを出力してもよい。
[変形例8]
また、候補出力部130は、コメントを出力するのではなく、他の分析結果候補を出力してもよい。例えば、候補出力部130は、売上推移グラフ、損益計算書、賃借対照表、キャッシュフローなどの表形式や様式を、分析結果候補としてユーザーに提示し、それらの中からユーザーが所望の表形式や様式を選択してもよい。つまり、候補出力部130は、候補コメントに限らず、ユーザーが行う経営分析をサポートするための情報を、分析結果候補として出力してもよい。
また、候補出力部130は、コメントを出力するのではなく、他の分析結果候補を出力してもよい。例えば、候補出力部130は、売上推移グラフ、損益計算書、賃借対照表、キャッシュフローなどの表形式や様式を、分析結果候補としてユーザーに提示し、それらの中からユーザーが所望の表形式や様式を選択してもよい。つまり、候補出力部130は、候補コメントに限らず、ユーザーが行う経営分析をサポートするための情報を、分析結果候補として出力してもよい。
[変形例9]
また、参考情報出力部190は、対象企業で過去に選択された候補コメントのコメントIDに対応する参考コメントを出力してもよい。この構成によれば、過去と同じ観点での分析結果の出力を防ぐことができる。また、対象企業で前回選択された候補コメントのコメントIDに対応する参考コメントを出力してもよい。この構成によれば、前回と同じ観点での分析結果の出力を防ぐことができる。
また、参考情報出力部190は、対象企業で過去に選択された候補コメントのコメントIDに対応する参考コメントを出力してもよい。この構成によれば、過去と同じ観点での分析結果の出力を防ぐことができる。また、対象企業で前回選択された候補コメントのコメントIDに対応する参考コメントを出力してもよい。この構成によれば、前回と同じ観点での分析結果の出力を防ぐことができる。
[変形例10]
上記の実施形態において、第1の決定部120は、財務データに基づいて算出された指標値と、候補コメントルールデータベース36に記憶されている候補コメントルールデータと、に基づいて、候補コメントIDを決定したが、候補コメントルールデータを用いずに候補コメントを決定してもよい。例えば、第1の決定部120は、財務データに基づいて算出された指標値と、指標値を除く対象企業の企業情報と、に基づいて、候補コメントIDを決定してもよい。また、この場合、第1の決定部120は、指標値と、企業情報を数値化した値と、をパラメーターとした所定のアルゴリズムに従って、候補コメントIDを決定してもよい。
上記の実施形態において、第1の決定部120は、財務データに基づいて算出された指標値と、候補コメントルールデータベース36に記憶されている候補コメントルールデータと、に基づいて、候補コメントIDを決定したが、候補コメントルールデータを用いずに候補コメントを決定してもよい。例えば、第1の決定部120は、財務データに基づいて算出された指標値と、指標値を除く対象企業の企業情報と、に基づいて、候補コメントIDを決定してもよい。また、この場合、第1の決定部120は、指標値と、企業情報を数値化した値と、をパラメーターとした所定のアルゴリズムに従って、候補コメントIDを決定してもよい。
[その他の変形例]
上記の実施形態に示した経営支援サーバー1の各処理を、CPU11が実行するためのプログラムであるWebアプリケーション31またそのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。また、変形例4に示した端末2のローカルアプリケーション、そのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
上記の実施形態に示した経営支援サーバー1の各処理を、CPU11が実行するためのプログラムであるWebアプリケーション31またそのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。また、変形例4に示した端末2のローカルアプリケーション、そのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
1…経営支援サーバー、110…指標値取得部、111…財務データ取得部、112…算出部、120…第1の決定部、130…候補出力部、140…選択結果情報取得部、150…企業情報取得部、160…記憶制御部、170…分析結果出力部、180…第2の決定部、190…参考情報出力部
Claims (9)
- 企業の財務情報に基づいて算出された経営に関する指標値を取得する指標値取得部と、
取得された前記指標値に基づいて、前記企業の分析結果候補を複数決定する第1の決定部と、
過去に選択された前記分析結果候補を示す選択結果情報を記憶する記憶部と、
前記選択結果情報に基づいて、過去に選択された前記分析結果候補に対応する参考情報を決定する第2の決定部と、
決定された複数の前記分析結果候補および決定された前記参考情報を出力する出力部と、を備えることを特徴とする経営支援装置。 - 前記記憶部は、分析対象となる前記企業である対象企業以外の他の企業に関して選択された前記分析結果候補を示す前記選択結果情報を記憶可能であり、
前記第2の決定部は、前記他の企業についての前記選択結果情報に基づいて、前記参考情報を決定することを特徴とする請求項1に記載の経営支援装置。 - 前記対象企業および前記他の企業の企業情報を取得する企業情報取得部を備え、
前記記憶部は、前記対象企業を含む複数の企業についての前記選択結果情報に、それぞれの企業の前記企業情報を関連付けて記憶し、
前記第2の決定部は、前記記憶部に、前記対象企業の前記企業情報に対応する前記企業情報が関連付けられた前記選択結果情報が記憶されている場合、その選択結果情報に基づいて、前記参考情報を決定することを特徴とする請求項2に記載の経営支援装置。 - 前記企業情報には、前記指標値が含まれ、
前記第2の決定部は、前記記憶部に、前記対象企業の前記財務情報に基づいて算出された前記指標値との類似度が所定の閾値以上である前記指標値が含まれる前記企業情報が関連付けられた前記選択結果情報が記憶されている場合、その選択結果情報に基づいて、前記参考情報を決定することを特徴とする請求項3に記載の経営支援装置。 - 前記記憶部は、選択された前記分析結果候補を示す前記選択結果情報に、その選択回数を関連付けて記憶し、
前記第2の決定部は、前記記憶部に記憶された前記選択結果情報に関連付けられた前記選択回数に基づいて、前記参考情報を決定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の経営支援装置。 - 選択された前記分析結果候補に基づく分析結果を出力する分析結果出力部を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の経営支援装置。
- 前記分析結果候補は、定型文と、指標変数と、を含むコメントであり、
前記出力部は、前記分析結果候補として、前記定型文に、分析対象となる前記企業である対象企業の前記財務情報に基づいて算出した前記指標値を前記指標変数として挿入した前記コメントを出力することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の経営支援装置。 - 企業の財務情報に基づいて算出された経営に関する指標値を取得するステップと、
取得された前記指標値に基づいて、前記企業の分析結果候補を複数決定するステップと、
過去に選択された前記分析結果候補を示す選択結果情報を記憶するステップと、
前記選択結果情報に基づいて、過去に選択された前記分析結果候補に対応する参考情報を決定するステップと、
決定された複数の前記分析結果候補および決定された前記参考情報を出力するステップと、を実行することを特徴とする経営支援装置の制御方法。 - コンピューターに、
企業の財務情報に基づいて算出された経営に関する指標値を取得するステップと、
取得された前記指標値に基づいて、前記企業の分析結果候補を複数決定するステップと、
過去に選択された前記分析結果候補を示す選択結果情報を記憶するステップと、
前記選択結果情報に基づいて、過去に選択された前記分析結果候補に対応する参考情報を決定するステップと、
決定された複数の前記分析結果候補および決定された前記参考情報を出力するステップと、を実行させるための経営支援プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018011316A JP2019128870A (ja) | 2018-01-26 | 2018-01-26 | 経営支援装置、経営支援装置の制御方法および経営支援プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018011316A JP2019128870A (ja) | 2018-01-26 | 2018-01-26 | 経営支援装置、経営支援装置の制御方法および経営支援プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019128870A true JP2019128870A (ja) | 2019-08-01 |
Family
ID=67473114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018011316A Pending JP2019128870A (ja) | 2018-01-26 | 2018-01-26 | 経営支援装置、経営支援装置の制御方法および経営支援プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019128870A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2021176591A1 (ja) * | 2020-03-04 | 2021-09-10 |
-
2018
- 2018-01-26 JP JP2018011316A patent/JP2019128870A/ja active Pending
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JPWO2021176591A1 (ja) * | 2020-03-04 | 2021-09-10 | ||
JP7444966B2 (ja) | 2020-03-04 | 2024-03-06 | 株式会社マネーフォワード | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
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