JP2016045545A - 影響調査システム、影響調査方法、および影響調査プログラム - Google Patents

影響調査システム、影響調査方法、および影響調査プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】種類またはバージョンが異なる各WEBブラウザの動作互換性と共に画面表示形態の変化についても効率的に確認可能とする。【解決手段】影響調査システムにおいて、WEBページの構成単位のマスタ126と、WEBブラウザの制御プログラム単位のマスタ127とを格納した記憶装置101と、WEBシステムの構成データに対して各マスタ126、127を照合し、WEBシステムにおいて構成単位及び制御プログラム単位の少なくともいずれかに該当する要素を特定し、当該特定した要素に基づく検証用WEBページのデータを生成する処理と、検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるWEBブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の挙動および出力形態に関するWEBブラウザ間での相違を特定して、当該特定した挙動および出力形態の相違についての情報を出力装置に表示する処理を実行する演算装置104を備える構成とする。【選択図】図2

Description

本発明は、影響調査システム、影響調査方法、および影響調査プログラムに関するものであり、具体的には、種類またはバージョンが異なる各WEBブラウザの動作互換性と共に画面表示形態の変化についても効率的に確認可能とする技術に関する。
WEBブラウザなど各種ユーザーエージェントを介し、様々なサービスをネットワーク上で提供するWEBシステムは、専用装置等の開発を前提とせず、設計コストや運用効率、更にはユーザビリティにも優れている。そのため、該当技術の進展に伴い今後も幅広い分野での採用が予想される。
一方、そうしたWEBシステムにアクセスし、その提供サービスを利用するためのWEBブラウザは様々な種類が存在し、しかもそれぞれがめまぐるしくバージョンアップされる状況にあり、このような多岐に亘るWEBブラウザとその変化にWEBシステムが対応しきれない事態も頻発している。例えば、或る時点の所定WEBブラウザにおいては、所定のWEBシステムから読み込んだスクリプトやタグが問題なく動作していたが、バージョンアップ後の同WEBブラウザないし他種のWEBブラウザが同じWEBシステムにアクセスした際、上述のスクリプトやタグが規定通りの動作をしなくなるという事態が該当する。
そこで、特にWEBブラウザのバージョンアップ後に、その動作検証を実施する必要が生じる。しかしながら、WEBシステムが提供するWEBページ総数が膨大であることは多く、効率的な動作検証技術の必要性は高い。こうしたWEBブラウザの動作検証に関連する従来技術としては、例えば、複数種のWEBブラウザにおけるWEBページの動作テストを効率的に実行するとの目的の下、WEBブラウザが公開するインタフェースをテスト・プログラムから呼び出させることによりWEBページの動作確認を実行する第1のテスト実行態様と、WEBページに対し新たに追加した制御コードをテスト・プログラムから呼び出させることによりWEBページの動作確認を実行する第2のテスト実行態様とを実装する動作検証装置(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2011−164784号公報
上述のような従来技術によれば、WEBブラウザの動作確認が可能であるが、ユーザが視認する画面表示の変化について検証することは出来ない。実際には、WEBシステムを利用するWEBブラウザの動作とその画面表示とは密接に関連しており、その一方だけ検証しても的確な検証がなされたことにはならず、精度の低い検証結果しか得られない傾向にある。対象となるWEBページ総数が膨大であれば検証漏れも増大し、こうした傾向は更に強まることとなる。また、WEBブラウザのバージョンアップ頻度が高ければ、上述の傾向はより一層強まる。
そこで本発明の目的は、種類またはバージョンが異なる各WEBブラウザの動作互換性と共に画面表示形態の変化についても効率的に確認可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の影響調査システムは、所定記述言語に基づくWEBページの構成単位のマスタと、所定スクリプト言語に基づくWEBブラウザの制御プログラム単位のマスタとを格納した記憶装置と、WEBシステムの構成データに対して前記各マスタを照合し、前記WEBシステムにおいて前記構成単位及び前記制御プログラム単位の少なくともいずれかに該当する要素を特定し、当該特定した要素に基づく検証用WEBページのデータを生成する処理と、前記検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるWEBブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の挙動および出力形態に関する前記WEBブラウザ間での相違を特定して、当該特定した挙動および出力形態の相違についての情報を出力装置に表示する処理を実行する演算装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の影響調査方法は、所定記述言語に基づくWEBページの構成単位のマスタと、所定スクリプト言語に基づくWEBブラウザの制御プログラム単位のマスタとを格納した記憶装置を備えた情報処理装置が、WEBシステムの構成データに対して前記各マスタを照合し、前記WEBシステムにおいて前記構成単位及び前記制御プログラム単位の少なくともいずれかに該当する要素を特定し、当該特定した要素に基づく検証用WEBページのデータを生成する処理と、前記検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるWEBブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の挙動および出力形態に関する前記WEBブラウザ間での相違を特定して、当該特定した挙動および出力形態の相違についての情報を出力装置に表示する処理と、を実行することを特徴とする。
また、本発明の影響調査プログラムは、所定記述言語に基づくWEBページの構成単位のマスタと、所定スクリプト言語に基づくWEBブラウザの制御プログラム単位のマスタとを格納した記憶装置を備えた情報処理装置に、WEBシステムの構成データに対して前記各マスタを照合し、前記WEBシステムにおいて前記構成単位及び前記制御プログラム単位の少なくともいずれかに該当する要素を特定し、当該特定した要素に基づく検証用WEBページのデータを生成する処理と、前記検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるWEBブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の挙動および出力形態に関する前記WEBブラウザ間での相違を特定して、当該特定した挙動および出力形態の相違についての情報を出力装置に表示する処理と、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、種類またはバージョンが異なる各WEBブラウザの動作互換性と共に画面表示形態の変化についても効率的に確認可能となる。
本実施形態における影響調査システムを含むネットワーク構成例を示す図である。 本実施形態における影響調査サーバのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態における影響調査対象システムのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態における運用端末のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態におけるHTMLマスタのデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるJavascriptマスタのデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるブラウザマスタのデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるブラウザバージョン管理テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における影響調査対象システム名称テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における影響調査対象システム技術要素テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における影響調査対象システム影響技術要素テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における影響調査方法の処理手順例1を示すフロー図である。 本実施形態の運用端末における表示画面例1を示す図である。 本実施形態の運用端末における表示画面例2を示す図である。 本実施形態における影響調査方法の処理手順例2を示すフロー図である。 本実施形態の運用端末における表示画面例3を示す図である。 本実施形態における影響調査方法の処理手順例3を示すフロー図である。 本実施形態における影響調査方法の処理手順例4を示すフロー図である。 本実施形態の運用端末における表示画面例4を示す図である。 本実施形態の運用端末における表示画面例5を示す図である。 本実施形態の運用端末における表示画面例6を示す図である。 本実施形態の運用端末における表示画面例7を示す図である。 本実施形態における影響調査方法の処理手順例5を示すフロー図である。 本実施形態の運用端末における表示画面例8を示す図である。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の影響調査システム10を含むネットワーク構成図である。図1に示す影響調査システム10は、種類またはバージョンが異なる各WEBブラウザの動作互換性と共に画面表示形態の変化についても効率的に確認可能とするコンピュータシステムである。こうした影響調査システム10においては、実際の影響調査処理を担う影響調査サーバ100が、WEBブラウザの種類やバージョンが異なることによる挙動や表示形態の相違、不具合等の影響を調査する対象、すなわち影響調査対象WEBシステム200、及び、WEBブラウザを実装して運用者等が利用する運用端末300と、ネットワーク20を介して接続されている。
なお、本実施形態では、影響調査システム10の最小構成として影響調査サーバ100を例示しているが、その他にも、影響調査サーバ100と影響調査対象WEBシステム200とで影響調査システム10を構成する場合や、影響調査サーバ100、影響調査対象WEBシステム200、および運用端末300で影響調査システム10を構成する場合とを想定出来る。また、本実施形態では説明を容易にするために、影響調査サーバ100、影響調査対象WEBシステム200、および運用端末300とがそれぞれ独立の装置構成となった例を示しているが、各々がハードウェア的に適宜一体となった構成も採用出来る。
また、影響調査システム10たる影響調査サーバ100のハードウェア構成は以下の如くとなる。図2は、本実施形態における影響調査サーバ100のハードウェア構成例である。影響調査システム100は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置101、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ103、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置104、ネットワーク20と接続し他装置との通信処理を担う通信装置105、を備える。
なお、記憶装置101内には、本実施形態の影響調査サーバ100として必要な機能を実装する為のプログラム102と、データベース125が少なくとも記憶されている。このプログラム102の実行によって実装される機能110〜113、およびデータベース125が格納しているマスタやテーブルの類の詳細については後述する。
続いて、本実施形態の影響調査システム10たる影響調査サーバ100が備える機能について説明する。上述したように、以下に説明する機能は、例えば影響調査サーバ100が備えるプログラム102を実行することで実装される機能と言える。
本実施形態の影響調査サーバ100は、影響調査対象WEBシステム200にアクセスして取得したその構成データに対し、後述するHTMLマスタ126およびJavascriptマスタ127の各マスタを照合し、上述の影響調査対象WEBシステム200の構成データにおいて、WEBページの構成単位(つまりHTMLにおける所定タグ)、及びWEBページでの所定処理に伴ってWEBブラウザを制御する制御プログラム単位(つまりJavascriptプログラムの所定記述)、の少なくともいずれかに該当する要素を特定し、当該特定した要素に基づく検証用WEBページのデータを生成する機能を備えている。
また、影響調査サーバ100は、上述の検証用WEBページのデータを、(例えば運用者の操作でアクセスしてきた)運用端末300における種類またはバージョンの異なるWEBブラウザの各々に与えて処理させ、運用端末300における該当要素毎の挙動および出力形態をWEBページのソースコードや画面表示データから取得し、これらに関するWEBブラウザ間での相違を特定して、当該特定した挙動および出力形態の相違についての情報を出力装置たる運用端末300に表示させる機能を備えている。この機能は、図2におけるプログラム102の実行で実装されるWEBブラウザ影響調査機能110に該当する。
なお、影響調査サーバ100は、上述の検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるWEBブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の挙動に関するWEBブラウザ間での相違を特定する機能として、検証用WEBページでの所定イベント発生(例:所定ボタンのクリックなど)に伴って行われるべき処理(例:画面遷移や印刷動作など)の成否をWEBブラウザ間での相違として特定する機能を備えている。
また、影響調査サーバ100は、上述の検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるWEBブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の出力形態に関するWEBブラウザ間での相違を特定する機能として、検証用WEBページの出力画面の画像データを運用端末300から取得してこれらをWEBブラウザ間で比較し、こうした画像データが含む所定表示物(例:特定の文字列、表、アイコンなど)の位置およびサイズの少なくともいずれかについて相違を特定する機能を備えている。
また、影響調査サーバ100は、上述の要素毎の出力形態に関するWEBブラウザ間での相違に関して、許容範囲の指定を入力装置たる運用端末300から受け付けて、当該許容範囲の情報を記憶装置101に格納する機能を備えている。
この場合、影響調査サーバ100は、上述の検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるWEBブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の出力形態に関するWEBブラウザ間での相違を特定する機能として、検証用WEBページの出力画面の画像データを運用端末300から取得してこれらをWEBブラウザ間で比較し、こうした画像データが含む所定表示物の位置およびサイズの少なくともいずれかについて相違を特定し、当該相違が上述の許容範囲に含まれるか判定し、上述で特定した出力形態の相違および
判定の結果についての各情報を出力装置たる運用端末300に表示させる機能を更に備えている。
なお、図2で示した、影響調査ユーザ補正機能111、影響調査対象システム登録機能112、およびブラウザ管理機能113については、処理フローの説明に伴って後述する。
次に、影響調査サーバ100とネットワーク20で接続された影響調査対象WEBシステム200の構成例について説明する。図3は、本実施形態における影響調査対象WEBシステム200のハードウェア構成例を示す図である。本実施形態における影響調査対象WEBシステム200は、AP(アプリケーション)サーバ210、DBサーバ220、バッチサーバ230、制御部201、およびネットワークインターフェイス部202で構成され、ネットワーク20を介して所定のサービスをユーザに提供するシステムである。図3に例示する構成の場合、APサーバ210が記憶装置211に備える業務アプリケーション(業務アプリケーションA212、業務アプリケーションB213)を実行して、必要なデータ類(業務テーブルA222、業務テーブルB223)をDBサーバ220にて読み書きしつつ、所定の機能を実装し外部にサービスを提供することとなる。また、バッチサーバ230が上述の業務アプリケーション等の処理に対応したバッチ処理をバッチアプリケーション(バッチアプリケーションA232、バッチアプリケーションB233)によって所定時間毎に実行する。
こうした影響調査対象WEBシステム200において、上述のAPサーバ210の記憶装置211には、業務アプリケーションA212、業務アプリケーションB213が格納されている。また、DBサーバ220の記憶装置221には、業務用テーブルA222、業務用テーブルB223が格納されている。また、バッチサーバ230の記憶装置231には、バッチアプリケーションA232、バッチアプリケーションB233が格納されている。なお、これらAPサーバ210、DBサーバ220、およびバッチサーバ230を制御するのが制御部201であり、ネットワーク20との通信を担うのがネットワークインターフェイス部202となる。いずれにしても、本実施形態で示した影響調査対象WEBシステム200は一例であり、他の様々な形態のコンピュータシステムを採用出来る。
続いて運用端末300の構成例について説明する。図4は、本実施形態における運用端末300のハードウェア構成例を示す図である。この運用端末300は、上述の影響調査対象WEBシステム200にアクセスしてそのサービスを享受するユーザが利用する端末であり、一般的なコンピュータ端末と同様の構成を備えている。図4で例示する構成において、運用端末300は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置301、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ303、記憶装置301に保持されるプログラム302をメモリ303に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置304、ユーザからのキー入力や音声入力を受け付ける入力装置305、処理データの表示を行うディスプレイ等の出力装置306、および、ネットワーク20と接続し他装置との通信処理を担う通信装置307、を備える。
なお、運用端末300における記憶装置301は、ブラウザソフトウェア310とメールソフトウェア311を少なくとも格納している。よって、運用端末300にて例えばWEBブラウザが実行された場合、上述の影響調査対象WEBシステム200から得たHTMLデータやJavascriptのデータをWEBブラウザで処理し、その処理結果を出力装置306にて表示させる。また出力装置306で表示する画面データやWEBページのソースコード等は、影響調査サーバ100に適宜取得される。
−−−データ構造例−−−
次に、本実施形態の影響調査システム10たる影響調査サーバ100が用いるテーブル類におけるデータ構造例について説明する。
図5は、本実施形態におけるHTMLマスタ126のデータ構成例を示す図である。このHTMLマスタ126は、所定記述言語すなわちHTML(HyperText Markup Language)に基づくWEBページの構成単位のパターンを網羅したマスタテーブルである。図5
のHTMLマスタ126においては、各構成単位に位置に対応したHTML_ID500をキーとして、タグ501、属性502、および説明503の各値を対応付けたレコードの集合体となっている。こうしたHTMLマスタ126には、World Wide Web Consortium(以下、W3C)で標準化されたHTML技術に対応したタグが全て格納されている。なお、本実施形態のHTMLマスタ126の各カラムに格納されている値は、予め登録されているものであり、本実施形態の影響調査方法の手順中に更新されることはない。
図6は、本実施形態におけるJavascriptマスタ127のデータ構成例を示す図である。このJavascriptマスタ127は、所定スクリプト言語すなわちJavascriptに基づくWEBブラウザの制御プログラム単位のパターンを網羅したマスタテーブルである。図6のJavascriptマスタ127においては、各制御プログラム単位に位置に対応したJS_ID600をキーとして、オブジェクト601、メソッド602、プロパティ603、イベントハンドラ604、および説明605の各値を対応付けたレコードの集合体となっている。こうしたJavascriptマスタ127には、Ecma Internationalで標準化されたJavascript技術における対応した上述のオブジェクト等のパターンが全て格納されている。HTMLマスタ126と同様、Javascriptマスタ127の各カラムに格納されている値は、予め登録されているものであり、本実施形態の影響調査方法の手順中に更新されることはない。
図7は、本実施形態におけるブラウザマスタ128のデータ構成例を示す図である。このブラウザマスタ128は、現存するWEBブラウザの名称リストであり、WEBブラウザを一意に特定するブラウザID700に対し、該当WEBブラウザの名称すなわちブラウザ名称701の値を対応付けたレコードの集合体となっている。ブラウザマスタ128におけるブラウザ名称701の各値は、影響調査サーバ100がブラウザ管理機能113を用いて、例えばネットワーク20を介してアクセスしたインターネット上から取得出来るWEBブラウザの名称である。影響調査サーバ100のブラウザ管理機能113は、こうして得られるブラウザ名称701の値に、所定の採番規則に従ってブラウザIDを付与し、これらを対応付けてブラウザマスタ128に格納することとなる。
図8は、本実施形態におけるブラウザバージョン管理テーブル129のデータ構成例を示す図である。このブラウザバージョン管理テーブル129は、上述のブラウザマスタ128で規定されているブラウザID700と共通するブラウザID800をキーとして、該当WEBブラウザのバージョン801の値を対応付けたレコードの集合体となっている。ブラウザバージョン管理テーブル129におけるバージョン801の各値は、影響調査サーバ100がブラウザ管理機能113を用いて、例えばネットワーク20を介してアクセスしたインターネット上から取得出来る。影響調査サーバ100のブラウザ管理機能113は、こうして得られるバージョンの値を、該当WEBブラウザのブラウザID800を対応付けてブラウザバージョン管理テーブル129に格納することとなる。
図9は、本実施形態における影響調査対象システム名称テーブル130のデータ構成例
を示す図である。この影響調査対象システム名称テーブル130は、影響調査対象WEBシステム200ごとに一意のシステムID900に対し、該当WEBシステムのシステム名称901を対応付けたレコードの集合体となっている。この影響調査対象システム名称テーブル130におけるシステムID900とシステム名称901の各値は、影響調査サーバ100が影響調査対象システム登録機能112を用いて、ネットワーク20上の各影響調査対象WEBシステム200にリクエストし、それに対応する返信から得た値となる。この影響調査対象システム名称テーブル130に格納されたシステムID900とシステム名称901の各値は、影響調査サーバ100におけるWEBブラウザの影響調査機能110で参照される。
図10は、本実施形態における影響調査対象システム技術要素テーブル131のデータ構成例を示す図である。この影響調査対象システム技術要素テーブル131は、上述の影響調査対象システム名称テーブル130におけるシステムID900と共通するシステムID1000をキーとして、該当WEBシステムが含む技術要素1001の値を対応付けたレコードの集合体となっている。この影響調査対象システム技術要素テーブル131における技術要素1001の値は、影響調査サーバ100がWEBブラウザの影響調査機能110を用いて、影響調査対象WEBシステム200から取得される。この処理の詳細については後述する。
図11は、本実施形態における影響調査対象システム影響技術要素テーブル132のデータ構成例を示す図である。この影響調査対象システム影響技術要素テーブル132は、上述の影響調査対象システム名称テーブル130および影響調査対象システム技術要素テーブル131、におけるシステムID900、1000と共通するシステムID1100をキーとして、比較元ブラウザID1101およびそのバージョン1102、比較先ブラウザID1103およびそのバージョン1104、技術要素1105、および影響内容1106の各値を対応付けたレコードの集合体となっている。この影響調査対象システム影響技術要素テーブル132における、システムID1100、比較元ブラウザID1101、バージョン1102、比較先ブラウザID1103、バージョン1104、技術要素1105、および影響内容1106の各値は、影響調査サーバ100がWEBブラウザの影響調査機能110を用いて取得する値となる。この処理の詳細については後述する。
−−−処理フローの例−−−
以下、本実施形態における影響調査方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する影響調査方法に対応する各種動作は、影響調査システム10の影響調査サーバ100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図12は、本実施形態における影響調査方法の処理手順例1を示すフロー図であり、具体的には全体フローを示す図である。例えば、ユーザが運用端末300を介し、影響調査サーバ100にアクセス操作を行い、影響調査対象WEBシステム200の登録確認の要求を行ってきたとする。
この場合、影響調査サーバ100は、影響調査対象システム登録機能112を起動し、記憶装置101に予め保持している登録システム確認画面1300を読み出して、上述の運用端末300に返すと共に、この登録システム確認画面1300の入力欄1301を介して、該当WEBシステムのシステム名称について指定を受け付ける(S1201)。この登録システム確認画面1300の例を図13に示す。
また、上述のステップS1201における影響調査サーバ100の影響調査対象システム登録機能112は、登録システム確認画面1300にて検索ボタン1302が押下され
たことを契機に、上述のシステム名称の値をキーに、記憶装置101の影響調査対象システム名称テーブル130での検索を実行し、テーブル未登録の新規システムか判定する。
この判定の結果、検索結果が0件だった場合(S1201:Yes)、該当WEBシステムは新規システムであると認識し、影響調査サーバ100の影響調査対象システム登録機能112は、ユーザ指定の影響調査対象システム200の登録処理を実行する(S1202)。他方、上述の判定の結果、検索結果が1件だった場合(S1201:No)、該当WEBシステムは登録済みシステムであると認識し、影響調査サーバ100の影響調査対象システム登録機能112は、処理をステップS1204に進める。
ステップS1202において、影響調査サーバ100の影響調査対象システム登録機能112は、記憶装置101に予め保持している影響調査対象システム登録画面1400を読み出し、これを上述の運用端末300に返すと共に、この影響調査対象システム登録画面1400の入力欄1401を介して、該当WEBシステムのシステム名称について指定を受け付ける。この影響調査対象システム登録画面1400の例を図14に示す。
影響調査サーバ100の影響調査対象システム登録機能112は、上述の影響調査対象システム登録画面1400のシステム名称1401から影響調査対象システムの名称を取得し、同画面1400にて登録ボタン1402の押下を受けて、影響調査対象システム名称テーブル130におけるシステム名称901の欄に該当名称を格納する。なお、影響調査対象システム名称テーブル130のシステムID900は、影響調査サーバ100が自動採番した値を格納するものと出来る。
続いて、影響調査サーバ100のWEBブラウザ影響調査機能110は、上述のステップS1202で新たに登録された影響調査対象WEBシステム200について、その構成データが含む技術要素の登録処理を実行する(S1203)。このステップS1203の処理の詳細を図15に示す。この場合、WEBブラウザ影響調査機能110は、HTMLマスタ126およびJavascriptマスタ127を元に、影響調査対象WEBシステム200に備わるAPサーバ301を検索し、使用されている技術要素(タグ、Javascriptの各データに対応する要素)を特定する(S1500)。この処理は、例えば、HTMLマスタ126が含む各レコードの示す、タグ(例:<title>)および属
性の値や、Javascriptマスタ127が含む各レコードの示す、オブジェクト(例:Date())、メソッド(例:getYear())、プロパティ、およびイベントハンドラの値
を、APサーバ301が保持する業務アプリケーションなど各構成データに照合し、該当するデータ群を特定できた場合、対応するHTML_ID500、JS_ID600の各値をHTMLマスタ126、Javascriptマスタ127から取得する処理となる。
次に、WEBブラウザ影響調査機能110は、上述のステップS1500で得た技術要素、すなわちHTML_ID500、JS_ID600の各値を、対応するシステムID900の値(ステップS1202で登録済み)をキーとして、影響調査システム技術要素テーブル131における該当システムID1000に対応付けて、技術要素1001の欄に設定する(S1501)。
ここで図12のフローの説明に戻る。続いてステップS1204において、影響調査サーバ100のWEBブラウザの影響調査機能110は、記憶装置101にて予め保持する、比較元ブラウザと比較先ブラウザ選択画面1600を読み出して、上述の運用端末300に返すと共に、当該画面1600において、影響調査を行うWEBブラウザについての指定を受け付ける。つまり、直近のバージョンアップ等によって、以前のバージョンと異なる挙動や出力形態が生じる懸念のたるWEBブラウザについて運用端末300にて指定を受けるのである。
比較元ブラウザと比較先ブラウザ選択画面1600の例を図16に示す。この比較元ブラウザと比較先ブラウザ選択画面1600における、比較元ブラウザ1601(選択1603、ブラウザ1604、バージョン1605から構成される)と、比較先ブラウザ1602(選択1606、ブラウザ1607、バージョン1608から構成される)の各欄は、WEBブラウザの影響調査機能110が、記憶装置101のブラウザマスタ128とブラウザバージョン管理テーブル129の各格納値を読み出し、それらを一覧表として生成したものとなる。
運用端末300のユーザは、当該画面1600における、比較元ブラウザ1601の選択1603にチェックを入れることで、比較元ブラウザを選択する。比較元ブラウザは、影響調査対象WEBシステム200の利用時に挙動や出力形態に問題無いことが判明済みのWEBブラウザである。なお、比較元ブラウザの選択1603は一つのみを選択できる。
また、運用端末300のユーザは、当該画面1600における、比較先ブラウザ1602の選択1606にチェックを入れることで、比較先ブラウザを選択する。比較先ブラウザは、影響調査対象WEBシステム200の利用時に挙動や出力形態に問題が無いか未だに不明であるWEBブラウザである。また、比較先ブラウザの選択1604は単数もしくは複数を選択することが可能である。
こうして、比較元ブラウザ1601の選択1603と比較先ブラウザ1602の選択1606が運用端末300のユーザにて指定され、更に選択ボタン1609が押下されることで、比較元ブラウザと比較先ブラウザが確定し、これらの情報は運用端末300から影響調査サーバ100に送られることとなる。
一方、影響調査サーバ100のWEBブラウザ影響調査機能110は、比較対象の検索を実行する(S1205)。この処理の詳細フローを図17に示す。この場合、WEBブラウザ影響調査機能110は、上述のステップS1204で取得した比較元ブラウザ情報(ブラウザとバージョン)、および比較先ブラウザ情報(ブラウザとバージョン)をキーに、影響調査対象システム影響技術要素テーブル132で検索を実行し、上述の比較元及び比較先の各ブラウザ情報のセットに対応する情報が、影響調査対象システム影響技術要素テーブル132に既に登録されているか特定する(S1700)。
上述のステップS1700の結果、影響調査対象システム影響技術要素テーブル132での既登録の対応情報が0件で、かつ後述のステップS1206(比較元と比較先のブラウザ間での挙動や出力形態の相違を特定するステップ)の処理回数が0回である場合(S1701:Yes)、WEBブラウザ影響調査機能110は、処理をステップS1206に進める。他方、上述のステップS1700の結果、影響調査対象システム影響技術要素テーブル132での既登録の対応情報が1件以上で、かつステップS1206の処理回数が1回である場合(S1701:No)、WEBブラウザ影響調査機能110は、過去に同様のWEBブラウザの組み合わせについて、挙動や出力形態の相違を既に特定したことがあると判断し、処理をステップS1208に進める。
次にステップS1206において、上述のWEBブラウザ影響調査機能110は、差異判断(S1206)を実行する。この差異判断の詳細フローを図18に示す。この場合、WEBブラウザ影響調査機能110は、システムID1000(上述のステップS1202で登録された影響調査対象WEBシステム200のID)をキーに、影響調査対象システム技術要素テーブル131から技術要素1001の値を抽出する(S1800)。この技術要素1001の値は、HTMLマスタ126、Javascriptマスタ127の
各ID500、600に対応した値である。
続いてWEBブラウザ影響調査機能110は、上述のステップS1800で得た技術要素1001の値をキーに、HTMLマスタ126からタグ501および属性502の各値、また、Javascriptマスタ127からオブジェクト601、メソッド602、プロパティ603、およびイベントハンドラ604の各値、をそれぞれ抽出し、これらを記憶装置101にて予め保持する所定の雛形ファイルに設定することで、検証用WEBページたるHTMLファイルを作成する(S1801)。ここで作成されるHTMLファイルは、例えば、印刷指示のボタンと所定のメッセージのみを含むWEBページ、などWEBブラウザ間での挙動や出力形態に変化の相違を特定するために必要な最低限の構成のHTMLファイルとなる。
次にWEBブラウザ影響調査機能110は、上述のステップS1801で得たHTMLファイルを、運用端末300の比較元ブラウザと比較先ブラウザに与え、或いは影響調査サーバ100自身で備える比較元ブラウザと比較先ブラウザに与え、実行させる(S1802)。
上述のHTMLファイルの実行の結果、比較元と比較先のブラウザ間で挙動や出力形態に変化に相違があるか、WEBブラウザ影響調査機能110は、各ブラウザにおける上述のHTMLファイルの実行後のWEBページのソースコードを取得して比較するなどして判定する(S1803)。例えば、比較元のブラウザで上述のHTMLファイルを実行した結果、「○○が完了致しました」といったメッセージを表示するWEBページに遷移したが、比較先のブラウザで上述のHTMLファイルを実行した結果、「エラーが発生しました」といったエラーメッセージを表示するWEBページに遷移したとすれば、WEBブラウザ影響調査機能110は、このWEBページのソースコードにてエラーメッセージを取得出来る。つまり、WEBブラウザ間で画面遷移の挙動に関して相違が生じていることが判明する。また、比較元のブラウザで上述のHTMLファイルを実行した結果、印刷ボタンの押下に伴う印刷ダイアログのポップアップ表示がなされたが、比較先のブラウザで上述のHTMLファイルを実行した結果、該当ポップアップ表示はされなかったとすれば、WEBブラウザ影響調査機能110は、Javascriptプログラムの実行に伴う挙動に関して相違が生じていることを特定する。
上述のように比較元、比較先のブラウザ間で挙動の相違がある場合(S1803:Yes)、WEBブラウザ影響調査機能110は、影響技術要素の登録(S1804)を実行する。他方、WEBブラウザ間で挙動に相違がない場合(S1803:No)、WEBブラウザ影響調査機能110は、ステップS1805に処理を進める。
次に、ステップS1804において、WEBブラウザ影響調査機能110は、上述のステップS1803でブラウザ間で相違ありと判断した技術要素(HTML、Javascriptの各ID)、比較元ブラウザのIDおよびバージョン、比較先ブラウザのIDおよびバージョン、の各値を対応付けて影響調査対象システム影響技術要素テーブル132に格納する。
次に、影響調査サーバ100の影響調査ユーザ補正機能111は、記憶装置101に予め保持する影響調査支援画面2400(図19)を読み出して、運用端末300に返すと共に、当該画面2400において、出力形態に関するWEBブラウザ間での相違に関して、許容範囲の指定を受け付けてメモリ103等に格納し、同画面2400の比較ボタン2403の押下を契機として、同画面2400のチェック欄2401でチェックが入っている項目について、出力形態の相違判断を実行する。この処理にあたり、影響調査サーバ100は、比較元ブラウザと比較先ブラウザでの上述のHTMLファイル実行に伴う出力画
面のハードコピーを画像データとして取得する(S1805)。
続いて、WEBブラウザ影響調査機能110は、上述のステップS1805で得ている、各ブラウザの画像データを比較する(S1806)。ここでの比較手法は、画像データにおける文字や表領域等のスタート地点及びエンド地点について、比較元ブラウザと比較先ブラウザの両者に関し取得し、該当地点の位置情報を比較して相違の有無を確認する処理となる。なお、画像データにおける地点は、例えば画像データの所定位置を原点とした座標系における座標値で特定出来る。
WEBブラウザ影響調査機能110は、上述のステップS1806での比較の結果、画像データ間で相違があることが判明した場合(S1807:Yes)、処理をステップS1808に進める。他方、上述のステップS1806での比較の結果、画像データ間で相違がないことが判明した場合(S1807:No)、WEBブラウザ影響調査機能110は、図12のフローにおけるステップS1205に処理を進める。
なお、WEBブラウザ影響調査機能110は、上述のステップS1806において、画像データに関してブラウザ間で判明した相違について、該当相違が、上述の影響調査支援画面2400を介して指定を受けている許容範囲に含まれるか判定する処理を更に行うとすれば好適である。こうした処理の結果、相違が許容範囲に含まれていない判定結果が得られた場合に、上述のステップS1807にて「画像データについてブラウザ間で相違あり」、と判定するか、或いは、「相違はあるが許容範囲内」と判定することとなる。
次にWEBブラウザ影響調査機能110は、上述のステップS1807の処理の結果、比較元と比較先のブラウザ間で画像データに相違があると判断した技術要素、比較元ブラウザおよびそのバージョン、比較先ブラウザおよびそのバージョン、各情報を、影響調査対象システム影響技術要素テーブル132に格納する(S1808)。この時、上述の相違が許容範囲に含まれるか否かに関する判定結果についても、例えば影響内容1106欄などに付記すれば好適である。
ここで図12のフローの説明に戻る。ステップS1205に引き続き、影響調査サーバ100の影響調査対象システム登録機能112は、上述のステップS1808までで各情報が格納された影響調査対象システム影響技術要素テーブル132から、影響調査対象WEBシステム200のシステムID1100、比較元ブラウザID1101、バージョン1102、比較元ブラウザ1103、バージョン1104をキーとして、技術要素1903および影響内容1904の各値を抽出して、影響のある技術要素一覧1900(図20)としてリスト化し、これを運用端末300に出力する(S1208)。
次に、影響調査対象システム登録機能112は、上述した、影響のある技術要素一覧1900を出力している運用端末300より、ユーザが詳細確認を希望する技術要素1903の押下事象を受け付け、該当技術要素1903の値をキーにして、影響調査対象WEBシステム200の構成データ(APサーバ210における業務アプリケーションのデータ等)中で該当技術要素に対応する画面を検索し(S1209)、影響のある一覧画面2000における一覧表2001(図21)を生成の上、これを運用端末300に出力する(S1210)。
この影響調査対象システムで影響のある一覧画面2000において、技術要素2003は、影響のある技術要素一覧1900でユーザが指定した値が設定され、使用画面2004は、技術要素2003をキーとして影響調査対象WEBシステム200のAPサーバ301から抽出した値が設定される。
続いて影響調査対象システム登録機能112は、上述の影響のある一覧画面2000を出力している運用端末300より、使用画面2004の押下事象を受けて、該当使用画面2004に対応する技術要素2003を含むHTMLファイル(図18:ステップS1801で作成したもの)を、比較元および比較先の各ブラウザで実行させた際の各出力画面のデータを、影響のある一覧画面2100(図22)として運用端末300に出力し、処理を終了する(S1211)。図22に示す影響のある一覧画面2100は、比較先ブラウザと比較元ブラウザのそれぞれにおける出力画面を並べて表示した画面であり、こうした表示を行うことで、運用端末300のユーザは実際に視認する場合の画面相違を容易に確認することが可能である。
なお、影響調査サーバ100が保持するブラウザマスタ128とブラウザバージョン管理テーブル129は、ユーザによって適宜に管理されるものとする。図23は、本実施形態における影響調査方法の処理手順例5を示すフロー図であり、具体的には、ブラウザ管理手順を示すフロー図である。例えばユーザが、新たなWEBブラウザを運用端末300にインストールして使用を開始するに際し、該当WEBブラウザに関する情報を、影響調査サーバ100におけるブラウザマスタ128とブラウザバージョン管理テーブル129に登録する必要がある。
そこで、影響調査サーバ100のブラウザ管理機能113は、運用端末300からの所定の登録処理開始要求を受けて、記憶装置101に予め保持するブラウザ管理画面2300(図24)を読み出して、これを運用端末300に出力し、当該画面2300にて受け付けた登録ブラウザ名称2301およびバージョン2302の各値をキーとして、ブラウザマスタ128とブラウザバージョン管理テーブルでの検索を実行する(S2200)。なお、この検索処理は、画面2300での登録ボタン2303の押下事象がトリガーとなる。
上述のステップS2200での検索の結果、検索結果が0であった、つまり、ユーザが登録を希望したWEBブラウザに関してブラウザマスタ128とブラウザバージョン管理テーブルでの登録は未だなされていなかった場合(S2201:Yes)、ブラウザ管理機能113は、処理をステップS2202へ進める。他方、上述のステップS2200での検索の結果、検索結果が0件ではなかった、つまり、ユーザが登録を希望したWEBブラウザに関してブラウザマスタ128とブラウザバージョン管理テーブルで既に登録がなされていた場合(S2201:No)、ブラウザ管理機能113は当該フローを終了する。
次にブラウザ管理機能113は、上述のステップS2201の判定でブラウザマスタ128とブラウザバージョン管理テーブルでの登録がなされていないとされたWEBブラウザに関し、画面2300を介して取得済みの登録ブラウザ名称2301とバージョン2302の各値を、ブラウザマスタ128およびブラウザバージョン管理テーブル129に格納し、処理を終了する(S2202)。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、種類またはバージョンが異なる各WEBブラウザの動作互換性と共に画面表示形態の変化についても効率的に確認可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の影響調査システムにおいて、前記演算装置は、前記検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の挙動に関する前記
ブラウザ間での相違を特定する処理に際し、前記検証用WEBページでの所定イベント発生に伴って行われるべき処理の成否を前記ブラウザ間での相違として特定するものであるとしてもよい。
これによれば、例えば所定のボタン押下に伴って生じるべき画面遷移やプリント処理が実行されない、といった事象についてブラウザ間での相違を、WEBページ数が膨大であっても確実かつ効率的に特定することが可能となる。
また、本実施形態の影響調査システムにおいて、前記演算装置は、前記検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の出力形態に関する前記ブラウザ間での相違を特定する処理に際し、前記検証用WEBページの出力画面の画像データを前記ブラウザ間で比較し、前記画像データが含む所定表示物の位置およびサイズの少なくともいずれかについて相違を特定するものであるとしてもよい。
これによれば、ユーザによる視認時に容易に認識されやすい、文字や表などの表示位置やサイズの相違について、WEBページ数が膨大であっても確実かつ効率的に特定することが可能となる。
また、本発明の影響調査システムにおいて、前記演算装置は、前記要素毎の出力形態に関する前記ブラウザ間での相違に関して、許容範囲の指定を入力装置で受け付けて、当該許容範囲の情報を記憶装置に格納する処理を更に実行し、前記検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の出力形態に関する前記ブラウザ間での相違を特定する処理に際し、前記検証用WEBページの出力画面の画像データを前記ブラウザ間で比較し、前記画像データが含む所定表示物の位置およびサイズの少なくともいずれかについて相違を特定し、当該相違が前記許容範囲に含まれるか判定し、前記特定した出力形態の相違および前記判定の結果についての各情報を出力装置に表示するものであるとしてもよい。
これによれば、出力形態の相違がブラウザ間で生じているものの、それがユーザとして許容出来るものか否かについて吟味した上で、それらの情報を提示することが可能となる。従って、WEBページ数が膨大で相違の発生箇所が多岐に亘る場合であっても、その相違に関してユーザにとって有意な情報を効率的に提示することが可能となる。
10 影響調査システム
20 ネットワーク
100 影響調査サーバ
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
110 ウェブブラウザの影響調査機能
111 影響調査ユーザ補正機能
112 影響調査対象システム登録機能
113 ブラウザ管理機能
125 データベース
126 HTMLマスタ
127 Javascriptマスタ
128 ブラウザマスタ
129 ブラウザバージョン管理テーブル
130 影響調査対象システム名称テーブル
131 影響調査対象システム技術要素テーブル
132 影響調査対象システム影響技術要素テーブル
200 影響調査対象WEBシステム
300 運用端末

Claims (6)

  1. 所定記述言語に基づくWEBページの構成単位のマスタと、所定スクリプト言語に基づくWEBブラウザの制御プログラム単位のマスタとを格納した記憶装置と、
    WEBシステムの構成データに対して前記各マスタを照合し、前記WEBシステムにおいて前記構成単位及び前記制御プログラム単位の少なくともいずれかに該当する要素を特定し、当該特定した要素に基づく検証用WEBページのデータを生成する処理と、前記検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるWEBブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の挙動および出力形態に関する前記WEBブラウザ間での相違を特定して、当該特定した挙動および出力形態の相違についての情報を出力装置に表示する処理を実行する演算装置と、
    を備えることを特徴とする影響調査システム。
  2. 前記演算装置は、
    前記検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるWEBブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の挙動に関する前記WEBブラウザ間での相違を特定する処理に際し、前記検証用WEBページでの所定イベント発生に伴って行われるべき処理の成否を前記WEBブラウザ間での相違として特定するものであることを特徴とする請求項1に記載の影響調査システム。
  3. 前記演算装置は、
    前記検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるWEBブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の出力形態に関する前記WEBブラウザ間での相違を特定する処理に際し、前記検証用WEBページの出力画面の画像データを前記WEBブラウザ間で比較し、前記画像データが含む所定表示物の位置およびサイズの少なくともいずれかについて相違を特定するものであることを特徴とする請求項1に記載の影響調査システム。
  4. 前記演算装置は、
    前記要素毎の出力形態に関する前記WEBブラウザ間での相違に関して、許容範囲の指定を入力装置で受け付けて、当該許容範囲の情報を記憶装置に格納する処理を更に実行し、
    前記検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるWEBブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の出力形態に関する前記WEBブラウザ間での相違を特定する処理に際し、前記検証用WEBページの出力画面の画像データを前記WEBブラウザ間で比較し、前記画像データが含む所定表示物の位置およびサイズの少なくともいずれかについて相違を特定し、当該相違が前記許容範囲に含まれるか判定し、前記特定した出力形態の相違および前記判定の結果についての各情報を出力装置に表示するものであることを特徴とする請求項3に記載の影響調査システム。
  5. 所定記述言語に基づくWEBページの構成単位のマスタと、所定スクリプト言語に基づくWEBブラウザの制御プログラム単位のマスタとを格納した記憶装置を備えた情報処理装置が、
    WEBシステムの構成データに対して前記各マスタを照合し、前記WEBシステムにおいて前記構成単位及び前記制御プログラム単位の少なくともいずれかに該当する要素を特定し、当該特定した要素に基づく検証用WEBページのデータを生成する処理と、
    前記検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるWEBブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の挙動および出力形態に関する前記WEBブラウザ間での相違を特定して、当該特定した挙動および出力形態の相違についての情報を出力装置に表示する処理と、
    を実行することを特徴とする影響調査方法。
  6. 所定記述言語に基づくWEBページの構成単位のマスタと、所定スクリプト言語に基づくWEBブラウザの制御プログラム単位のマスタとを格納した記憶装置を備えた情報処理装置に、
    WEBシステムの構成データに対して前記各マスタを照合し、前記WEBシステムにおいて前記構成単位及び前記制御プログラム単位の少なくともいずれかに該当する要素を特定し、当該特定した要素に基づく検証用WEBページのデータを生成する処理と、
    前記検証用WEBページのデータを、種類またはバージョンの異なるWEBブラウザの各々に処理させ、該当要素毎の挙動および出力形態に関する前記WEBブラウザ間での相違を特定して、当該特定した挙動および出力形態の相違についての情報を出力装置に表示する処理と、
    を実行させることを特徴とする影響調査プログラム。
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