JP6896221B2 - ワイヤハーネス - Google Patents
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Description
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るワイヤハーネス10を用いた車両100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、車両100には、電動式の制動装置として、電動パーキングブレーキ(以下、EPB)101が備えられている。
図2は、本実施の形態に係るワイヤハーネス10に使用されるケーブル1の横断面図である。
ケーブル1は、2本の第1電線2が対となっている一対の第1電線2と、2本の第2電線3が対となっている一対の第2電線3と、一対の第1電線2及び一対の第2電線3の外周を被覆するシース4と、を備えている。一対の第2電線3は、互いに撚り合わされており、一対の第1電線2は、互いに撚り合わされた一対の第2電線3とともに撚り合わされている。本実施の形態において、一対の第2電線3の撚り方向と、一対の第1電線2と互いに撚り合わされた一対の第2電線3とが撚り合わされたものの撚り方向とは、反対方向となっているが、同じ方向であってもよい。
図3は、本実施の形態に係るワイヤハーネス10の斜視図である。また、図4は、図3のA方向から見た側面図、図5は、図3のB方向から見た裏面図、図6は、図3のC方向から見た下面図、図7は、図3のD方向から見た前面図である。なお、図3及び4において、右側を前方、左側を後方、上側を上方、下側を下方ということがある。
第1突出部本体23aは、図6に示されている通り、下方から見た際における外形が円形状に形成されており、第1突出部本体23aを図6の上下方向から切った際の横断面形状も円形状である。すなわち、第1突出部本体23aは、一対の第1電線2の交差部2bが挿通している二つの中空部を有する円筒状に形成されている。第1突出部本体23aの上記外形が形成する円形状の面積は、図6に示す通り、第1側面の面積よりも小さく、第1突出部本体23aは、下方から見た際に第1側面内に収まっている。第1突出部本体23aの端面からは、一対の第1電線2の交差部2bが延出している。このような第1突出部本体23aは、一対の第1電線2が揺動するのに伴って揺動する揺動部となり、一対の第1電線2が揺動した際に一対の第1電線2が損傷(第1導体2Aの摩耗や第1絶縁体2Bの亀裂)することを低減することが可能となるという効果を奏する。また、第1突出部本体23aがJISA硬度10以上95以下のポリウレタンからなることにより、当該効果はより向上する。さらに、第1突出部本体23aは、本実施の形態において、横断面形状が円形状であるので、一対の第1電線2が揺動するのに伴って異方性なく揺動しやすくなるという効果を奏する。
第2突出部本体24aは、図7に示されている通り、前方から見た際における外形が円形状に形成されており、第2突出部本体24aを図7の上下方向から切った際の横断面形状も円形状である。すなわち、第2突出部本体24aは、一対の第2電線3が挿通している二つの中空部を有する円筒状に形成されている。第2突出部本体24aの上記外形が形成する円形状の面積は、図7に示す通り、第2底面の面積よりも小さい。すなわち、第2突出部本体24aは、前方から見た際に第2底面内に収まっている。第2突出部本体24aの端面からは、シース4の長手方向に沿って一対の第2電線3が延出している。このような第2突出部本体24aは、一対の第2電線3が揺動するのに伴って揺動する揺動部となり、一対の第2電線3が揺動した際に一対の第2電線3が損傷(第2導体3Aの摩耗や第2絶縁体3Bの亀裂)することを低減することが可能となるという効果を奏する。また、第2突出部本体24aがJISA硬度10以上95以下のポリウレタンからなることにより、当該効果はより向上する。さらに、第2突出部本体24aは、本実施の形態において、横断面形状が円形状であるので、一対の第2電線3が揺動するのに伴って異方性なく揺動しやすくなるという効果を奏する。なお、第2突出部本体24aの横断面形状の円形状の径は、第1突出部本体23aの横断面形状の円形状の径よりも小さい。
熱収縮チューブ30は、シース4から延出している複数の電線(一対の第1電線2及び一対の第2電線3)及びシース4を一括して覆っている。これにより、一対の第1電線2及び一対の第2電線3と被覆部材20との間から侵入してきた水は、熱収縮チューブ30の前方側の端部にて、(複数の電線(一対の第1電線2及び一対の第2電線3)が露出しているシース4の端部から)シース4内に侵入することが抑止され、シース4と被覆部材20との間から侵入してきた水は、熱収縮チューブ30の後方側の端部にて、(複数の電線(一対の第1電線2及び一対の第2電線3)が露出しているシース4の端部から)シース4内に侵入することが抑止される。ここで、一対の第1電線2は、前述の通り、被覆部材20内において折れ曲がっており、シース4の長手方向に沿ってシース4から延出する延出部2aと、延出部2aと連続しておりシース4の長手方向に対して交差する交差部2bと、を備えている。本実施の形態において、一対の第1電線2は、熱収縮チューブ30によりそれぞれの延出部2aが覆われている。
以上説明したように、複数の電線(一対の第1電線2及び一対の第2電線3)が被覆部材20から異なる方向に延出しているワイヤハーネス10において、ワイヤハーネス10は、シース4から延出している複数の電線(一対の第1電線2及び一対の第2電線3)及びシース4を一括して覆う熱収縮チューブ30を備えている。よって、一対の第1電線2及び一対の第2電線3と被覆部材20との間から侵入してきた水は、熱収縮チューブ30の前方の端部にて、シース4内に侵入することが抑止され、シース4と被覆部材20との間から侵入してきた水は、熱収縮チューブ30の後方の端部にて、シース4内に侵入することが抑止される。すなわち、一つの熱収縮チューブ30にて、一対の第1電線2、一対の第2電線3、及びシース4と、被覆部材20と、の間からシース4内に侵入する水を抑止することが可能である。これにより、被覆部材20と一対の第1電線2との間、被覆部材20と一対の第2電線3との間、及び被覆部材20とシース4との間に、それぞれ防水手段を設ける必要がなく、ワイヤハーネス10の製造工程の煩雑さを低減することが可能となる。
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
2・・・第1電線
3・・・第2電線
4・・・シース
10・・・ワイヤハーネス
20・・・被覆部材
30・・・熱収縮チューブ
Claims (7)
- 複数の電線と前記複数の電線の外周を被覆するシースとを備えたケーブルと、前記シースから延出している前記複数の電線及び前記シースを被覆する被覆部材と、を備え、前記複数の電線が前記被覆部材から異なる方向に延出しているワイヤハーネスにおいて、
前記シースから延出している前記複数の電線及び前記シースを覆う熱収縮チューブをさらに備え、
前記被覆部材は、前記シースから延出している前記複数の電線及び前記シースとともに、前記熱収縮チューブを被覆しており、
前記複数の電線は、前記シースの長手方向に対して交差する交差部を有し当該交差部が前記被覆部材から延出する第1電線を備え、
前記熱収縮チューブが前記シースを覆っている長さは、前記熱収縮チューブの前記交差部側の端部から前記交差部までの長さよりも長い、
ワイヤハーネス。 - 前記複数の電線は、前記シースの長手方向に沿って前記被覆部材から延出する第2電線を備える、
請求項1に記載のワイヤハーネス。 - 前記複数の電線は、2本の前記第1電線が対となっている一対の前記第1電線を備えるとともに、2本の前記第2電線が対となっている一対の前記第2電線を備える、
請求項2に記載のワイヤハーネス。 - 前記熱収縮チューブは、ポリオレフィン系樹脂からなる、
請求項1乃至3の何れかに記載のワイヤハーネス。 - 前記複数の電線と前記熱収縮チューブとの間には、ホットメルトが充填されている、
請求項1乃至4の何れかに記載のワイヤハーネス。 - 前記複数の電線の間には、ホットメルトが充填されている、
請求項1乃至5の何れかに記載のワイヤハーネス。 - 前記被覆部材には、前記第1電線に沿って形成されている第1突出部を備え、
前記第1突出部は、横断面形状が円形状の第1突出部本体を備える、
請求項1乃至6の何れかに記載のワイヤハーネス。
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