JP7447499B2 - 配線部材 - Google Patents

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Description

本開示は、配線部材に関する。
特許文献1は、1本の本線路と、本線路の先端部から分岐した2本の分岐路とを備えた導電路を開示している。特許文献1には、本線路は、合成樹脂製のシース内に複数本の電線を一括して埋設して構成されていること、シースの前端部には、電線を貫通させた状態のキャップが取り付けられていることが開示されている。
特開2017-98143号公報
本線部から複数の分岐線部が分岐する部分において複数の分岐線部間における水の侵入抑制効果をさらに改善することが望まれている。
そこで、本開示は、本線部から複数の分岐線部が分岐する分岐部分において分岐線部間を通った水の侵入抑制効果をさらに改善することを目的とする。
本開示の配線部材は、複数の電線が集合している本線部と、前記本線部の端部から前記複数の電線が分岐して構成されている複数の分岐線部と、前記本線部の端部から前記複数の分岐線部が分岐する分岐部分において前記複数の分岐線部の間を塞ぐ止水部と、前記本線部のうち前記分岐部分の隣の外周部分と前記複数の分岐線部のうち前記分岐部分の隣の外周部分とのそれぞれに密着した状態で、前記止水部を覆うようにモールド成形された樹脂部と、を備える配線部材である。
本開示によれば、樹脂部により覆われる止水部は、分岐部分において複数の分岐線部の間を塞ぐ。このため、本線部から複数の分岐線部が分岐する分岐部分において分岐線部間を通った水の侵入抑制効果がさらに改善される。
図1は実施形態1に係る配線部材を示す斜視図である。 図2は配線部材において樹脂部を省いた状態を示す斜視図である。 図3は配線部材において樹脂部を省いた状態を示す平面図である。 図4は図3におけるIV-IV線断面図である。 図5は変形例に係る配線部材を示す斜視図である。 図6は変形例に係る止水部を示す斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の配線部材は、次の通りである。
(1)複数の電線が集合している本線部と、前記本線部の端部から前記複数の電線が分岐して構成されている複数の分岐線部と、前記本線部の端部から前記複数の分岐線部が分岐する分岐部分において前記複数の分岐線部の間を塞ぐ止水部と、前記本線部のうち前記分岐部分の隣の外周部分と前記複数の分岐線部のうち前記分岐部分の隣の外周部分とのそれぞれに密着した状態で、前記止水部を覆うようにモールド成形された樹脂部と、を備える配線部材である。この配線部材によると、樹脂部により覆われる止水部は、分岐部分において複数の分岐線部の間を塞ぐ。このため、本線部から複数の分岐線部が分岐する分岐部分において分岐線部間を通った水の侵入抑制効果がさらに改善される。
(2)(1)の配線部材において、前記止水部は、前記分岐部分をインサート部分として、前記複数の分岐線部の間を塞ぐようにモールド成形された部分であってもよい。この場合、前記止水部は、前記分岐部分をインサート部分として、前記複数の分岐線部の間を塞ぐようにモールド成形された部分であるため、止水部は、複数の分岐線部の空間に倣った形状に形成される。これにより、分岐線部間を通った水の侵入抑制効果がさらに改善される。
(3)(1)又は(2)の配線部材において、前記本線部は、前記複数の電線を覆うシースを含み、前記シースの端部が前記分岐部分に向けて開口しており、前記止水部は、前記シースの前記端部を覆っていてもよい。この場合、止水部がシースの端部を覆っているので、シース内への水の侵入抑制効果が改善される。
(4)(1)から(3)のいずれか一つの配線部材において、前記樹脂部に前記本線部及び前記複数の分岐線部のうちの少なくとも1つを部分的に露出させる凹部が形成されていてもよい。この場合、樹脂部を形成する際の位置決めピン跡が、本線部及び複数の分岐線部のうちの少なくとも1つを部分的に露出させる凹部として残る。このため、止水部は、外部に露出され難く、分岐線部間を通った水の侵入抑制効果がさらに改善される。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の配線部材の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態]
以下、実施形態に係る配線部材について説明する。図1は実施形態に係る配線部材を示す斜視図である。図2は配線部材において樹脂部を省いた状態を示す斜視図である。図3は配線部材において樹脂部を省いた状態を示す平面図である。図4は図3におけるIV-IV線断面図である。
配線部材10は、本線部22と、複数の分岐線部26、28と、樹脂部30と、止水部50とを備える。
本線部22と複数の分岐線部26、28は、複数の電線によって構成されている。複数の電線は、2本以上であればよい。ここでは、複数の電線は、2つの電線40と、2つの電線42とを備える例が説明される。
電線40は、芯線40aと、芯線40aの周囲を覆う被覆40bとを備える。芯線40aは、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等によって形成された導電線である。芯線40aは、単線であってもよいし、撚り合せ線であってもよい。被覆40bは、樹脂等によって形成された絶縁被覆であり、芯線40aの周囲に樹脂を押出被覆等することによって形成される。被覆40bは、例えば、ポリエチレンによって形成される。例えば、電線40は、電力を伝達する電源線である。例えば配線部材10が車載される場合、電線40はEPB(Electric Parking Brake:電動パーキングブレーキ)、あるいはEMB(Electro-Mechanical Brake:電子機械ブレーキシステム)に対して電力を供給する電源線であってもよい。
電線42は、電線40と同様に、芯線42aと、芯線42aの周囲を覆う被覆42b(例えば、ポリエチレンによって形成される)とを備える。例えば、電線42は、信号の伝達を行う信号線である。例えば配線部材10が車載される場合、電線42はABS(Anti-Lock Brake System:アンチロックブレーキシステム)において、車輪の速度を検出するためのセンサからの信号を伝達する信号線であってもよい。本実施形態では、電線42は、電線40よりも細い。
2つの電線42は、シース46によって覆われていてもよい。シース46は、樹脂等によって形成された絶縁被覆であり、2つの電線42の周囲に樹脂を押出被覆等することによって形成される。シース46は、例えば、ポリウレタンによって形成される。2つの電線42は、シース46ではなく、コルゲートチューブ、曲げ可能なチューブ、巻回された粘着テープ等の保護部材によって覆われていてもよい。シース46は省略されてもよい。
複数の電線40、42は、シース44によって覆われている。シース44は、樹脂等によって形成された絶縁被覆であり、複数の電線40、42の周囲に樹脂を押出被覆等することによって形成される。シース44は、例えば、ポリウレタンによって形成される。複数の電線40、42、シース44ではなく、コルゲートチューブ、曲げ可能なチューブ、巻回された粘着テープ等の保護部材によって覆われていてもよい。シース44は省略されてもよい。
シース44は、複数の電線40、42の一端寄りの部分(図1から図3の左寄りの部分)を覆っている。シース44の一方側の開口は、複数の電線40、42の延在方向中間に位置している。複数の電線40、42は、シース44が存在する部分では、1つに束ねられている。このように、複数の電線40、42が集合している部分が本線部22である。
複数の電線40、42は、シース44の一方側の開口から延出し、複数方向に分岐している。ここでは、複数の電線40、42は、シース44の一方側の開口から、2つの電線40と、2つの電線42とに分岐している。シース44の一方側の開口は、本線部22の一方側の端部に位置し、この本線部22の端部から複数の電線40、42が分岐して構成されている部分が複数の分岐線部26、28である。本実施形態では、2つの電線40によって第1分岐線部26が構成され、2つの電線42によって第2分岐線部28が構成されている。分岐線部26、28は、本線部22の端部から異なる方向に延びる。シース44の端部は、本線部22の端部から複数の分岐線部26、28が分岐する分岐部分24に向けて開口している。
上記各電線40、42の端部は、コネクタ等を介し又は直接、電気制御ユニット、モータ、センサ等の電気部品に接続される。本配線部材10は、複数種類の電線を含む複合ハーネスとして使用されてもよい。上記のように、電線40が電源線であり、電線42が信号線であれば、配線部材10は、電源線(電線40)及び信号線(電線42)を含む複合ハーネスである。特に、配線部材10が電気ブレーキ用の電源線(電線40)及び車速検出等を行うセンサ用の信号線(電線42)を含む場合、配線部材10はブレーキ用の複合ハーネスである。
止水部50は、分岐部分24において、複数の分岐線部26、28の間を塞ぐ。ここでは、第2分岐線部28は、2つの電線42を覆うシース46を備える。このため、複数の分岐線部26、28の間は、2つの電線40の外周面と、シース46の外周面との隙間Sであり、止水部50は当該隙間Sを塞いでいる(図4参照)。止水部50は、複数の分岐線部26、28の間において分岐線部26、28の外形状に倣った形状となって前記隙間Sを充填した状態となっていてもよい。第1分岐線部26と第2分岐線部28とが直接接触している場合、その接触箇所には止水部50の部分が存在しない場合もあり得る。このような場合も、止水部50が複数の分岐線部26、28の間を塞ぐ場合に含まれる。
止水部50は例えばポリウレタンによって形成される。止水部50は、シース44の一方側の端部を覆っていてもよい。より具体的には、止水部50は、シース44の一方側の端部の外周に被さっていてもよい。これにより、シース44の開口、特に、シース44の開口の内周縁と電線40、シース46の外周面との間が止水部50によって塞がれるようになり、シース44内への水の侵入抑制効果が向上する。
このような止水部50は、分岐部分24をインサート部分として、複数の分岐線部26、28の間を塞ぐようにモールド成形することによって形成されてもよい。止水部50は、複数の分岐線部26、28の基端部に近い限定された場所に形成され得る。例えば、樹脂部30よりも限定された場所に形成され得る。このため、モールド成形時において、分岐部分24が精度よく一定位置に配置され易い。これにより、溶融した樹脂が狙った流れで複数の分岐線部26、28の間に供給され易くなる。また、モールド型内において、溶融した樹脂の供給口と複数の分岐線部26、28の間との距離が短くなり、この点からも、溶融した樹脂が複数の分岐線部26、28の間に供給され易くなる。
樹脂部30は、本線部22のうち分岐部分24の隣の外周部分と複数の分岐線部26、28のうち分岐部分24の隣の外周部分とのそれぞれに密着した状態で、止水部50を覆うようにモールド成形された部分である。例えば、樹脂部30は、止水部50と本線部22の端部と複数の分岐線部26の基端部とをインサート部分として、モールド成形することによって形成される。
樹脂部30は、樹脂によって形成されており、例えば、ポリウレタンによって形成される。止水部50と樹脂部30とが同じ樹脂、例えば、ポリウレタンによって形成されていれば、止水部50と樹脂部30とが一体化し、それらの境界に水が侵入し難い。止水部50は本線部22、複数の分岐線部26、28のいずれかの外周部の構成樹脂と同じ樹脂で形成されていてもよい。樹脂部30は、本線部22、複数の分岐線部26、28のいずれかの外周部の構成樹脂と同じ樹脂で形成されていてもよい。止水部50又は樹脂部30が、本線部22、複数の分岐線部26、28のいずれかの外周部の構成樹脂と同じ樹脂で形成されていれば、それらの間を通って水が侵入し難くなる。例えば、樹脂部30と止水部50とがポリウレタンによって形成され、シース44、46がポリウレタンによって形成されていてもよい。この場合、樹脂部30と止水部50とが、本線部22のシース46及び第2分岐線部28のシース46に良好に密着し、本線部22及び第2分岐線部28を伝った水が分岐部分24に侵入し難くなる。
樹脂部30は、止水部50の外周の全体を覆っている。樹脂部30は、本線部22のうちシース44の端部の周囲全体を覆っている。樹脂部30は、第1分岐線部26を構成する各電線40のうち止水部50の隣の部分の周囲全体を覆っている。樹脂部30は、第2分岐線部28を構成するシース46のうち止水部50の隣の部分の周囲全体を覆っている。樹脂部30のうち本線部22を覆う部分を本線側延長部分32という場合がある。樹脂部30のうち第1分岐線部26を覆う部分を第1分岐側延長部分36といい、樹脂部30のうち第2分岐線部28を覆う部分を第2分岐側延長部分38という場合がある。
本線側延長部分32に対して第1分岐側延長部分36と第2分岐側延長部分38とが異なる方向に延びている。ここでは、本線側延長部分32に対して第1分岐側延長部分36と第2分岐側延長部分38とがT字状をなすように延びている。本線側延長部分32によって本線部22が一定の経路に沿って保持され、第1分岐側延長部分36によって第1分岐線部26が一定の方向に沿って延出するように保持され、第2分岐側延長部分38によって第2分岐線部28が一定の方向に沿って延出するように保持される。本樹脂部30は、本線部22に対して分岐線部26、28が分岐して延出する方向を規制する役割を果す。
このように構成された配線部材10によると、樹脂部30によって覆われる止水部50は、分岐部分24において、複数の分岐線部26、28の間を塞ぐ。このため、本線部22から複数の分岐線部26、28が分岐する分岐部分24において、分岐線部26、28間を通った水の浸入抑制効果をさらに改善することができる。
例えば、樹脂部30といずれかの被覆部分とは異なる樹脂で形成される場合(例えば、樹脂部30がポリウレタンによって形成され、被覆40bがポリエチレンによって形成される場合)においても、樹脂部30及び止水部50による二重の止水構造によって本線部22への水の伝わりを抑制することができる。
また、止水部50は、分岐部分24をインサート部分として、分岐線部26、28の間を塞ぐようにモールド成形された部分であるため、止水部50は、複数の分岐線部26、28の空間に倣った形状に形成される。これにより、分岐線部26、28間を通った水の浸入抑制効果がさらに改善される。
また、止水部50は、シース44の端部を覆っているので、シース44内への水の浸入抑制効果がさらに改善され、本線部22への水の浸入がさらに抑制される。
[変形例]
変形例について説明する。
上記実施形態では、4本の電線40、42が2つに分岐する例が説明された。電線の数は2本以上であればよい。また、分岐も2つ以上であればよく、例えば、3つ以上に分岐されていてもよい。その場合、止水部は、3つの分岐線部間の少なくとも一つの間の隙間を埋めてもよく、すべての間を埋めてもよい。
各電線の被覆及びシースの少なくとも一つには、金属編組、金属テープ等による電磁シールド層が設けられていてもよい。
図5に示す変形例に係る配線部材110のように、樹脂部30に対応する樹脂部130に、本線部22、複数の分岐線部26、28の少なくとも一つを部分的に露出させる凹部132、133、134が形成されてもよい。
凹部132は、樹脂部130のうち本線部22の外周(ここではシース44の外周)を部分的に露出させるように形成されている。例えば、2つの凹部132が樹脂部130のうち本線部22を覆う部分の両側部に形成される。凹部132は、本線部22の長手方向に対して直交する方向に長い溝形状に形成されている。凹部132の底側に本線部22の一部であるシース44が露出している。この一対の凹部132は、樹脂部130をモールド成型する際に、本線部22を位置決めする位置決めピンを配置した跡として形成されてもよい。樹脂部130のうち本線部22を覆う部分に、一対の凹部132と直交する別の一対の凹部が形成されていてもよい。一対の凹部132及び別の一対の凹部が形成されていれば、本線部22を直交する2方向において位置決めすることができる。
一対の凹部133は、樹脂部130のうち分岐線部26を覆う部分の両側部に形成されている。一対の凹部134は、樹脂部130のうち分岐線部28を覆う部分の両側部に形成されている。一対の凹部133及び一対の凹部134についても、上記と同様に、別の一対の凹部が形成されていてもよい。
本線部22、複数の分岐線部26、28のすべてに対応して凹部が形成されている必要はない。本線部22、複数の分岐線部26、28のうちの少なくとも一つに対して少なくとも一つの凹部が形成されていれば、位置決めピンを配置するための跡として利用され得る。
本変形例によると、樹脂部130を形成する際の位置決めピン跡が、本線部22及び複数の分岐線部26、28の少なくとも一部を部分的に露出させる凹部132、133、134として残る。このため、止水部50は、樹脂部130によって覆われた状態に保たれ、外部に露出され難い。これにより、本線部22、分岐線部26、28が正確に位置決めされつつ、分岐線部26、28を通った水の浸入抑制効果が改善される。
上記実施形態では、止水部50は、モールド成形によって形成された部材である例が説明された。止水部は、他の構成、例えば、2液硬化型、湿気硬化樹脂、光硬化樹脂等が、分岐線部の間を埋めるように分岐部分に付着された状態で硬化したものであってもよい。また、図6に示すように、止水部50に対応する止水部250は、ゴム等の弾性部材によって形成されていてもよい。この場合、止水部250は、筒部251の一方側開口が蓋部252によって塞がれた形状であってもよい。蓋部252には、分岐線部26、28に対応する孔252h1、252h2が形成されていてもよい。筒部251は、シース44の端部に密着した状態で被さるとよい。分岐線部26、28は、孔252h1、252h2に挿入され、孔252h1、252h2の内周縁が分岐線部26、28の外周に密着しているとよい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
10 配線部材
22 本線部
24 分岐部分
26 第1分岐線部
28 第2分岐線部
30 樹脂部
32 本線側延長部分
36 第1分岐側延長部分
38 第2分岐側延長部分
40 電線
40a 芯線
40b 被覆
42 電線
42a 芯線
42b 被覆
44、46 シース
50 止水部
110 配線部材
130 樹脂部
132、133、134 凹部
250 止水部
251 筒部
252 蓋部
252h1、252h2 孔
S 隙間

Claims (4)

  1. 複数の電線が集合している本線部と、
    前記本線部の端部から前記複数の電線が分岐して構成されている複数の分岐線部と、
    前記本線部の端部から前記複数の分岐線部が分岐する分岐部分において前記複数の分岐線部の間を塞ぐ止水部と、
    前記本線部のうち前記分岐部分の隣の外周部分と前記複数の分岐線部のうち前記分岐部分の隣の外周部分とのそれぞれに密着した状態で、前記止水部に境界を介して一体化された状態で、前記止水部を覆うようにモールド成形された樹脂部と、
    を備え、
    前記止水部と前記樹脂部とが同じ樹脂によって形成されている、配線部材。
  2. 請求項1に記載の配線部材であって、
    前記止水部は、前記分岐部分をインサート部分として、前記複数の分岐線部の間を塞ぐようにモールド成形された部分である、配線部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配線部材であって、
    前記本線部は、前記複数の電線を覆うシースを含み、
    前記シースの端部が前記分岐部分に向けて開口しており、
    前記止水部は、前記シースの前記端部を覆っている、配線部材。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の配線部材であって、
    前記樹脂部に前記本線部及び前記複数の分岐線部のうちの少なくとも1つを部分的に露出させる凹部が形成されている、配線部材。
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