JP6390447B2 - 防水構造ケーブル、及び防水構造ケーブルの製造方法 - Google Patents

防水構造ケーブル、及び防水構造ケーブルの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、導体を絶縁体で被覆した電線がシースの一端から突出した状態で、ケーブル端部の防水を図った防水構造ケーブル、及び防水構造ケーブルの製造方法に関する。
従来、ケーブル内に浸入した水分や油分が、ケーブル内を通ってケーブルに接続された電装部品にまで至り、電装部品の機能を喪失させてしまうことを防止するため、各種の工夫が行われている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の電装ケーブル構造は、芯線が被覆チューブによって被覆された構成の一次側電装ケーブルと、一次側電装ケーブルに対して分断・配置され同じく芯線が被覆チューブによって被覆された構成の二次側電装ケーブルと、一次側電装ケーブルと二次側電装ケーブルの間に配置されこれら一次側電装ケーブルと二次側電装ケーブルを接続する中間基板と、中間基板を覆うように設けられたホットメルト樹脂モールド部と、を具備し、一次側電装ケーブルの中間基板側の端部の被覆チューブは中間基板に対して重合しないように離間・配置されており、同様に、二次側電装ケーブルの中間基板側の端部の被覆チューブも中間基板に対して重合しないように離間・配置されていて、仮に、一次側電装ケーブル側より水分・油分が浸入しても中間基板及びホットメルト樹脂モールド部からなる中間基板処理部によってこれを食い止めて二次側電装ケーブル側に浸入しないようにしたものである。
特開2010−80069号公報
特許文献1に記載の電装ケーブル構造は、中間基板に接続された一次側電装ケーブル及び二次側電装ケーブルの端部を、ホットメルト樹脂モールド部により一括して完全に覆うものである。これに対し、多芯ケーブル等のように、導体を絶縁体で被覆した電線と、当該電線をさらに被覆するシースとを有するケーブルでは、電線がシースの一端から突出し、電線が電装部品に接続可能な露出された状態で、水分や油分が電線とシースとの間に入り込まないように、ケーブルの端部の防水を行いたいという要求がある。その場合、従来は、当該端部をモールド樹脂で覆うことが行われていた。
一般に、ケーブルのシースは、ウレタン等の樹脂材料からなり、モールド樹脂とのシール性が比較的良い。一方、電線の導体を覆う絶縁体には、耐熱性や電気的特性を考慮して、架橋ポリエチレンやテフロン(登録商標)等の材料から構成されたものがあり、モールド樹脂とのシール性が良くない場合がある。その場合、従来のモールド樹脂で覆う構成では、水分や油分が、電線の絶縁体の外周面とモールド樹脂との間に入り込んで、電線とシースとの間にまで侵入する恐れがあった。
本発明は、導体を絶縁体で被覆した電線がシースの一端から突出した状態で、ケーブルの端部を防水することのできる防水構造ケーブル、及び防水構造ケーブルの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、導体を絶縁体で被覆した電線及び電線を被覆するシースを有し、シースの一端から電線が突出したケーブルと、シースの一端に取り付けられて、シースの一端から突出した電線の絶縁体との間にホットメルト及びモールド樹脂の導入口を形成するホルダと、導入口に挿入されたホットメルトと、シースの一端から突出した電線の一部、ホルダ、ホットメルト、及びシースの一端の周辺を一括して覆うモールド樹脂を有するモールド成形体と、を備え、ホットメルトは、モールド成形体の成形時に、溶融したモールド樹脂の熱で溶け、導入口に導入されたモールド樹脂に押圧されて、導入口の内壁及び電線の絶縁体の外周面に接着した、防水構造ケーブルを提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、導体を絶縁体で被覆した電線及び電線を被覆するシースを有し、シースの一端から電線が突出したケーブルの、シースの一端にホルダを取り付けて、ホルダとシースの一端から突出した電線の絶縁体との間に、ホットメルト及びモールド樹脂の導入口を形成し、導入口にホットメルトを挿入し、シースの一端から突出した電線の一部、ホルダ、ホットメルト、及びシースの一端の周辺をモールド樹脂により一括して覆って、モールド成形体を成形し、モールド成形体の成形時に、ホットメルトを、溶融したモールド樹脂の熱で溶かし、導入口に導入されたモールド樹脂により押圧して、導入口の内壁及び電線の絶縁体の外周面に接着させる、防水構造ケーブルの製造方法を提供する。
本発明によれば、導体を絶縁体で被覆した電線がシースの一端から突出した状態で、ケーブルの端部を防水することのできる防水構造ケーブル、及び防水構造ケーブルの製造方法を提供することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る防水構造ケーブルの斜視図である。 図2(a)は防水構造ケーブルの上面図、図2(b)は防水構造ケーブルの側面図、図2(c)は図2(b)のA−A線断面図である。 ホルダの取り付けを説明する図である。 ホットメルトの挿入を説明する図である。 ケーブルを金型に取り付けた状態を示す図である。 モールド樹脂を射出している状態を示す図である。 モールド樹脂を射出し終えた状態を示す図である。
[実施の形態]
図1は、本発明の一実施の形態に係る防水構造ケーブルの斜視図である。防水構造ケーブル1は、ケーブル2及びモールド成形体10を含んで構成されている。
ケーブル2は、第1の電線3aと、第2の電線3bと、それらを被覆するシース4とを含んで構成されている。第1の電線3aは、導体5a、及び導体5aを被覆する絶縁体6aを有する。第2の電線3bは、導体5b、及び導体5bを被覆する絶縁体6bを有する。導体5a,5bは、銅等の金属からなる。絶縁体6a,6bは、例えば架橋ポリエチレンやテフロン(登録商標)等からなる。シース4には、例えばウレタン等の樹脂材料が用いられている。
図2(a)は防水構造ケーブルの上面図、図2(b)は防水構造ケーブルの側面図、図2(c)は図2(b)のA−A線断面図である。図2(c)において、ケーブル2の第1の電線3a及び第2の電線3bは、シース4の一端から突出している。そのため、第1の電線3a及び第2の電線3bは、被覆された絶縁体6a,6bの一部を導体5a,5bから取り除くだけの処理で、導体5a,5bを電装部品に接続可能な状態となっている。しかしながら、そのままの状態では、シース4の端面側において、電線3a,3bとシース4との間に水分や油分が入り込む恐れがある。
そこで、本実施の形態では、シース4の一端にホルダ11を取り付け、ホルダ11内に挿入したホットメルト12と、シース4の一端から突出した電線3a,3bの一部、ホルダ11、ホットメルト12、及びシース4の一端の周辺を一括して覆うモールド樹脂13を有するモールド成形体10とにより、二重の防水構造を設けている。
以下、防水構造ケーブル1の製造方法について説明する。図3は、ホルダの取り付けを説明する図である。図3は、ホルダ11を取り付ける前の状態を示している。本実施の形態では、ホルダ11が、シース4の一端を挟む2つの分割片111,112により構成されている。シース4の一端を2つの分割片111,112で挟み込むことにより、ホルダ11をシース4の一端に取り付ける。電線3a,3bの端部をホルダ11に通してからホルダ11を移動させる必要がなく、電線3a,3bのシース4の一端から突出した部分が長くても、ホルダ11をシース4の一端に簡単に取り付けることができる。
ホルダ11は、シース4の一端の外周面41に接触する取り付け部113と、取り付け部113よりも内径が狭くなった段差部114とを有する。取り付け部113をシース4の一端の外周面41に接触させて、ホルダ11をシース4の一端に取り付けると、取り付け部113と段差部114との境の面115は、シース4の端面42に密着する。
ホルダ11には、例えば、モールド樹脂13よりも融点の高いプラスチック樹脂等の材料を使用することができる。なお、本実施の形態では、ホルダ11の外形が円筒状となっているが、ホルダ11の形状はこれに限らず、例えば外周部又は内周部の断面が多角形等であってもよい。
図4は、ホットメルトの挿入を説明する図である。ホルダ11をシース4の一端に取り付けた状態で、ホルダ11とシース4の一端から突出した電線3a,3bの絶縁体6a,6bとの間に、ホットメルト及びモールド樹脂の導入口14が形成されている。図3に示したホルダ11の段差部114は、導入口14の内壁141を構成している。この導入口14内に、矢印Bで示す方向へホットメルト12を挿入する。
ホットメルト12には、例えばエチレン酢酸ビニル(EVA)等の熱可塑性プラスチックが用いられ、その融点は約130℃である。ホルダ11と同様に、ホットメルト12を2つ以上に分割すると、電線3a,3bの端部をホットメルト12に通してからホットメルト12を移動させる必要がなく、電線3a,3bのシース4の一端から突出した部分が長くても、ホットメルト12を導入口14内に簡単に挿入することができる。なお、本実施の形態では、ホットメルト12の外形が円筒状となっているが、ホットメルト12の形状はこれに限らず、導入口14の形状に応じて適宜変更することができる。
次に、ケーブル2を金型に取り付け、モールド成形体10を成形する。図5は、ケーブルを金型に取り付けた状態を示す図である。金型20は、分割された2つの金型を図5の図面奥行方向に組み合わせて構成されており、図5〜図7では、組み合わせた状態の断面が示されている。金型20には、溶融したモールド樹脂を射出するための射出口21が設けられている。射出口21は、複数設けられていてもよい。
図6は、モールド樹脂を射出している状態を示す図である。金型20の射出口21から、溶融したモールド樹脂13を射出する。このときのモールド樹脂13の温度は、ホットメルト12の融点よりも高く、例えば約200℃〜300℃程度である。モールド樹脂13を射出すると、モールド樹脂13の熱がホルダ11を介してホットメルト12に伝わり、導入口14内に挿入されたホットメルト12が溶けてシース4の端面42を覆う。モールド樹脂13には、ポリフタルアミド(PPA)等の樹脂材料が用いられている。
図7は、モールド樹脂を射出し終えた状態を示す図である。モールド樹脂13の射出が進み、溶融したモールド樹脂13が導入口14内に導入されると、ホットメルト12は、導入口14に導入されたモールド樹脂13により矢印Cで示す方向へ押圧されて、導入口14の内壁141及び電線3a,3bの絶縁体6a,6bの外周面61に接着する。その後、自然冷却により温度が低下すると、ホットメルト12及びモールド樹脂13が固化し、モールド成形体10が成形される。
仮に、電線3a,3bの絶縁体6a,6bとモールド成形体10のモールド樹脂13との間のシール性が良くなくて、水分や油分が絶縁体6a,6bとモールド樹脂13との間に入り込んでも、導入口14の内壁141及び絶縁体6a,6bの外周面61に接着されたホットメルト12により、水分や油分のさらなる侵入が防止される。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明した実施の形態によれば、以下のような作用及び効果が得られる。
(1)シース4の一端にホルダ11を取り付けて、ホルダ11とシース4の一端から突出した電線3a,3bの絶縁体6a,6bとの間に、ホットメルト及びモールド樹脂の導入口14を形成し、導入口14にホットメルト12を挿入し,モールド成形体10の成形時に、ホットメルト12を、溶融したモールド樹脂13の熱で溶かし、導入口14に導入されたモールド樹脂13により押圧して、導入口14の内壁141及び電線3a,3bの絶縁体6a,6bの外周面61に接着させることにより、導体5a,5bを絶縁体6a,6bで被覆した電線3a,3bがシース4の一端から突出した状態で、ケーブル2の端部を防水することのできる防水構造ケーブル、及び防水構造ケーブルの製造方法を提供することが可能となる。
(2)ホットメルト12は、モールド成形体10の成形時に、溶融したモールド樹脂13の熱で溶けるので、ホットメルト12をヒーター等で加熱して溶かす工程を別途設ける必要がない。
(3)ホルダ11に、シース4の一端の外周面41に接触する取り付け部113と、取り付け部113よりも狭く、導入口14の内壁141を構成する段差部114とを設け、取り付け部113をシース4の一端の外周面41に接触させて、ホルダ11をシース4の一端に取り付けることにより、取り付け部113と段差部114との境の面115が、シース4の端面42に密着し、溶けたホットメルト12が導入口14から漏れ出ることがない。
(4)ホルダ11を、シース4の一端を挟む2つの分割片111,112で構成し、シース4の一端を2つの分割片111,112で挟んで、ホルダ11をシース4の一端に取り付けることにより、電線3a,3bのシース4の一端から突出した部分が長くても、ホルダ11をシース4の一端に簡単に取り付けることができる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]導体(5a,5b)を絶縁体(6a,6b)で被覆した電線(3a,3b)及び電線(3a,3b)を被覆するシース(4)を有し、シース(4)の一端から電線(3a,3b)が突出したケーブル(2)と、シース(4)の一端に取り付けられて、シース(4)の一端から突出した電線(3a,3b)の絶縁体(6a,6b)との間にホットメルト及びモールド樹脂の導入口(14)を形成するホルダ(11)と、導入口(14)に挿入されたホットメルト(12)と、シース(4)の一端から突出した電線(3a,3b)の一部、ホルダ(11)、ホットメルト(12)、及びシース(4)の一端の周辺を一括して覆うモールド樹脂(13)を有するモールド成形体(10)と、を備え、ホットメルト(12)は、モールド成形体(10)の成形時に、溶融したモールド樹脂(13)の熱で溶け、導入口(14)に導入されたモールド樹脂(13)に押圧されて、導入口(14)の内壁(141)及び電線(3a,3b)の絶縁体(6a,6b)の外周面(61)に接着した、防水構造ケーブル。
[2]ホルダ(11)は、シース(4)の一端の外周面(41)に接触する取り付け部(113)と、取り付け部(113)よりも狭く、導入口(14)の内壁(141)を構成する段差部(114)とを有する、防水構造ケーブル。
[3]ホルダ(11)は、シース(4)の一端を挟む2つの分割片(111,112)で構成された、防水構造ケーブル。
[4]導体(5a,5b)を絶縁体(6a,6b)で被覆した電線(3a,3b)及び電線(3a,3b)を被覆するシース(4)を有し、シース(4)の一端から電線(3a,3b)が突出したケーブル(2)の、シース(4)の一端にホルダ(11)を取り付けて、ホルダ(11)とシース(4)の一端から突出した電線(3a,3b)の絶縁体(6a,6b)との間に、ホットメルト及びモールド樹脂の導入口(14)を形成し、導入口(14)にホットメルト(12)を挿入し、シース(4)の一端から突出した電線(3a,3b)の一部、ホルダ(11)、ホットメルト(12)、及びシース(4)の一端の周辺をモールド樹脂(13)により一括して覆って、モールド成形体(10)を成形し、モールド成形体(10)の成形時に、ホットメルト(12)を、溶融したモールド樹脂(13)の熱で溶かし、導入口(14)に導入されたモールド樹脂(13)により押圧して、導入口(14)の内壁(141)及び電線(3a,3b)の絶縁体(6a,6b)の外周面(61)に接着させる、防水構造ケーブルの製造方法。
[5]ホルダ(11)に、シース(4)の一端の外周面(41)に接触する取り付け部(113)と、取り付け部(113)よりも狭く、導入口(14)の内壁(141)を構成する段差部(114)とを設け、取り付け部(113)をシース(4)の一端の外周面(41)に接触させて、ホルダ(11)をシース(4)の一端に取り付ける、防水構造ケーブルの製造方法。
[6]ホルダ(11)を、シース(4)の一端を挟む2つの分割片(111,112)で構成し、シース(4)の一端を2つの分割片(111,112)で挟んで、ホルダ(11)をシース(4)の一端に取り付ける、防水構造ケーブルの製造方法。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、以上説明した実施の形態では、ケーブル2が2本の電線3a,3bを備えていたが、本発明はこれに限らず、ケーブル2が1本又は3本以上の電線を備えていてもよい。
1…防水構造ケーブル
2…ケーブル
3a…第1の電線
3b…第2の電線
4…シース
5a,5b…導体
6a,6b…絶縁体
10…モールド成形体
11…ホルダ
111,112…分割片
113…取り付け部
114…段差部
12…ホットメルト
13…モールド樹脂
14…導入口
20…金型
21…射出口

Claims (6)

  1. 導体を絶縁体で被覆した電線及び該電線を被覆するシースを有し、前記シースの一端から前記電線が突出したケーブルと、
    前記シースの一端に取り付けられて、前記シースの一端から突出した前記電線の前記絶縁体との間にホットメルト及びモールド樹脂の導入口を形成するホルダと、
    前記導入口に挿入されたホットメルトと、
    前記シースの一端から突出した前記電線の一部、前記ホルダ、前記ホットメルト、及び前記シースの一端の周辺を一括して覆うモールド樹脂を有するモールド成形体と、を備え、
    前記ホットメルトは、前記モールド成形体の成形時に、溶融したモールド樹脂の熱で溶け、前記導入口に導入された前記モールド樹脂に押圧されて、前記導入口の内壁及び前記電線の前記絶縁体の外周面に接着した、
    防水構造ケーブル。
  2. 前記ホルダは、前記シースの一端の外周面に接触する取り付け部と、前記取り付け部よりも狭く、前記導入口の内壁を構成する段差部とを有する、
    請求項1に記載の防水構造ケーブル。
  3. 前記ホルダは、前記シースの一端を挟む2つの分割片で構成された、
    請求項1又は2に記載の防水構造ケーブル。
  4. 導体を絶縁体で被覆した電線及び該電線を被覆するシースを有し、前記シースの一端から前記電線が突出したケーブルの、前記シースの一端にホルダを取り付けて、前記ホルダと前記シースの一端から突出した前記電線の前記絶縁体との間に、ホットメルト及びモールド樹脂の導入口を形成し、
    前記導入口にホットメルトを挿入し、
    前記シースの一端から突出した前記電線の一部、前記ホルダ、前記ホットメルト、及び前記シースの一端の周辺をモールド樹脂により一括して覆って、モールド成形体を成形し、
    前記モールド成形体の成形時に、前記ホットメルトを、溶融したモールド樹脂の熱で溶かし、前記導入口に導入された前記モールド樹脂により押圧して、前記導入口の内壁及び前記電線の前記絶縁体の外周面に接着させる、
    防水構造ケーブルの製造方法。
  5. 前記ホルダに、前記シースの一端の外周面に接触する取り付け部と、前記取り付け部よりも狭く、前記導入口の内壁を構成する段差部とを設け、前記取り付け部を前記シースの一端の外周面に接触させて、前記ホルダを前記シースの一端に取り付ける、
    請求項4に記載の防水構造ケーブルの製造方法。
  6. 前記ホルダを、前記シースの一端を挟む2つの分割片で構成し、前記シースの一端を前記2つの分割片で挟んで、前記ホルダを前記シースの一端に取り付ける、
    請求項4又は5に記載の防水構造ケーブルの製造方法。
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