JP2021068519A - 止水電線 - Google Patents

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弘之 守岩
Hiroyuki Moriiwa
弘之 守岩
瞬 榎田
Shun Enokida
瞬 榎田
大吾 岩田
Daigo Iwata
大吾 岩田
梓 山口
Azusa Yamaguchi
梓 山口
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Abstract

【課題】止水加工の手間を少なくし、ワイヤハーネスの生産効率を向上させることができる止水電線を提供する。【解決手段】止水電線10は、複数の導体素線12からなる導体11と、この導体11を被覆する絶縁被膜13と、導体11及び絶縁被膜13の止水領域における導体11の外周面11aと絶縁被膜13の内周面13bとの間の隙間S1及び複数の導体素線12間の隙間S2にそれぞれ内蔵された止水剤20と、を備えている。この止水剤20は、熱溶融性樹脂であり、止水処理が必要となった際に、止水領域の絶縁被膜13に熱を当てて熱溶融性樹脂20を溶かして止水する。【選択図】図2

Description

本発明は、止水電線に関する。
自動車等の車両の被水領域に配索されるワイヤハーネス用の電線は、内部に水が浸入しないように止水(防水)する必要がある。例えば、止水部を有する電線として、特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載の止水部を有する電線は、複数の素線からなる芯線を絶縁被覆層(絶縁被膜)で被覆している。そして、電線の中間部分の絶縁被覆層を部分的に剥ぎ取って芯線の一部を露出させ、この露出した芯線の一部の複数の素線の隙間に止水剤としてのシリコーン樹脂を滴下させて浸透させる。このシリコーン樹脂の浸透によって、芯線の複数の素線の隙間や芯線と絶縁被覆層との隙間を埋めて電線内への水の浸入を防止している。
特開2009−135073号公報
しかしながら、前記従来の止水部を有する電線では、止水部の加工に時間がかかり、ワイヤハーネスの生産性が低下してしまう。また、加工には専用の設備が必要になるため、設備費が掛かると共に、加工スペースが必要不可欠である。
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、止水加工の手間を少なくし、ワイヤハーネスの生産効率を向上させることができる止水電線を提供することにある。
本発明の態様に係る止水電線は、複数の導体素線からなる導体と、前記導体を被覆する絶縁被膜と、前記導体及び前記絶縁被膜の止水領域における前記導体の外周面と前記絶縁被膜の内周面との間の隙間及び前記複数の導体素線間の隙間にそれぞれ内蔵された止水剤と、を備えている。
前記止水剤は、熱溶融性樹脂であり、止水処理が必要となった際に、前記止水領域の前記絶縁被膜に熱を当てて前記熱溶融性樹脂を溶かして止水することが好ましい。
前記絶縁被膜の外周面に前記止水領域を示す指標が設けられていることが好ましい。
前記止水領域が電線の長さ方向に間隔をあけて複数設けられていることが好ましい。
前記指標としてのマーキング部が前記絶縁被膜の外周面に設けられていることが好ましい。
前記指標としての凹部が前記絶縁被膜の外周面に設けられていることが好ましい。
本発明によれば、止水加工の手間を少なくし、ワイヤハーネスの生産効率を向上させることができる止水電線を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る止水電線の一例を示す側面図である。 図1中II−II線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態に係る止水電線の一例を示す側面図である。 図3中IV−IV線に沿う断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態に係る止水電線について詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る止水電線の一例を示す側面図である。図2は図1中II−II線に沿う断面図である。
図1、図2に示すように、止水電線10は、導体(芯線)11と、この導体11を被覆する絶縁被膜13と、この絶縁被膜13の内側の止水領域Rに前もって等間隔に内蔵されている止水剤20と、を備えている。すなわち、中間止水をする必要がある止水電線10は、止水領域Rが電線の長さ方向Lに等間隔をあけて複数設けられている。
図2に示すように、導体11は、銅製で複数の導体素線12を同一方向に撚り合わせた撚線からなる。なお、導体11は、撚線の他に、複数の導体素線12を撚り合わせることなく束ねた集合線でも良い。
絶縁被膜13は、導体11の外周面11aを被覆するものであり、例えば、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂及びポリプロピレン樹脂等の熱可塑性樹脂で形成されている。そして、図1、図2に示すように、絶縁被膜13の外周面13aには、止水領域Rを示すマーキング部(指標)14が等間隔をあけて複数設けられている。この各マーキング部14は、止水電線10の製造時に、絶縁被膜13の外周面13aに所定の色をマーキングすることにより形成される。この各マーキング部14で止水領域Rが目視で判別できるようにしているため、止水剤20を内蔵している箇所を簡単に識別できるようになっている。
また、マーキング部14を等間隔あけて複数設けたのは、電線切り出し時に、等間隔でないと線長によって止水剤20が無いところだけ切り出してしまい、止水処理できなくなってしまうことを防ぐためである。すなわち、止水電線10に止水剤20を等間隔毎に内蔵しておき、線長によって止水剤20が内蔵されていないことが無いようにするためである。
図2に示すように、止水剤20は、電線製造時に、止水領域Rにおける導体11の外周面11aと絶縁被膜13の内周面13bとの間の隙間S1、及び、複数の導体素線12間の隙間S2に内蔵される。この止水剤20としては、熱溶融性樹脂を用いる。なお、止水剤20として熱溶融性樹脂の他に、熱溶融性エラストマー等でも良い。そして、止水処理が必要となった時に、止水領域Rの絶縁被膜13の上から図示しないヒートガンで熱を当てて、熱溶融性樹脂20を溶かして止水処理する。
なお、止水電線10は、自動車等の車両の被水領域に配索されるワイヤハーネスで部分的に被水箇所があって止水処理が必要な電線として使用されるものである。この他に、電線端部の端子取付部や中間部の分岐接続等から電線内に水が浸入し易い領域に配索される電線に使用される。具体的には、アース端子(LA端子)を接続するアース電線の端末やドレインワイヤ等に使用できる。例えば、止水電線10をアース電線に用いた場合には、アース端子を圧着接続するアース電線の芯線露出部から芯線を構成する複数の素線間の毛細管現象やコネクタ側の負圧等によりアース電線の内部に水が浸入するのを防止することができる。
以上第1実施形態の止水電線10によれば、絶縁被膜13の外周面13aに設けられた止水領域Rを示すマーキング部14にヒートガンで熱を当てるだけで止水処理が完了するため、止水加工の手間が少なくて済む。すなわち、止水加工が簡単な作業により短時間で済むため、ワイヤハーネスの生産効率をより一段と向上させることができる。
また、マーキング部14の上からヒートガンで熱を当てるだけで止水処理が完了するため、加工設備や加工スペースが不要となり、低コスト化を図ることができる。
図3は本発明の第2実施形態に係る止水電線の一例を示す側面図である。図4は図3中IV−IV線に沿う断面図である。
この第2実施形態の止水電線10Aは、止水領域Rを示す指標としての凹部15を絶縁被膜13の外周面13aに等間隔をあけて円環凹状に複数設けた点が、前記第1実施形態のものとは異なる。尚、他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
この第2実施形態の止水電線10Aでは、止水領域Rを示す指標としての凹部15を絶縁被膜13の外周面13aに等間隔をあけて複数設けたことにより、前記第1実施形態と同様の作用・効果を奏する。
特に、絶縁被膜13の凹部15の上からヒートガンで熱を当てて、熱溶融性樹脂20を溶かして止水処理する際に、第1実施形態の場合よりも熱を当てる箇所の絶縁被膜13の肉厚が薄いため、熱溶融性樹脂20をより短時間で溶かして止水処理することができる。
以上、各実施形態を説明したが、各実施形態はこれらに限定されるものではなく、各実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
すなわち、前記各実施形態によれば、止水領域が電線の長さ方向に等間隔をあけて複数設けられているが、止水領域が電線の長さ方向に異なった間隔をあけて複数設けても良い。
また、前記第2実施形態によれば、止水領域を示す指標としての凹部を絶縁被膜の外周面に等間隔をあけて複数設けたが、止水領域を示す指標としての凸部を絶縁被膜の外周面に等間隔をあけて複数設けても良い。
10,10A 止水電線
11 導体
11a 外周面
12 導体素線
13 絶縁被膜
13a 外周面
13b 内周面
14 マーキング部(指標)
15 凹部(指標)
20 熱溶融性樹脂(止水剤)
R 止水領域
L 電線の長さ方向
S1 導体の外周面と絶縁被膜の内周面との間の隙間
S2 複数の導体素線間の隙間

Claims (6)

  1. 複数の導体素線からなる導体と、
    前記導体を被覆する絶縁被膜と、
    前記導体及び前記絶縁被膜の止水領域における前記導体の外周面と前記絶縁被膜の内周面との間の隙間及び前記複数の導体素線間の隙間にそれぞれ内蔵された止水剤と、
    を備えている止水電線。
  2. 前記止水剤は、熱溶融性樹脂であり、
    止水処理が必要となった際に、前記止水領域の前記絶縁被膜に熱を当てて前記熱溶融性樹脂を溶かして止水する請求項1に記載の止水電線。
  3. 前記絶縁被膜の外周面に前記止水領域を示す指標が設けられている請求項1又は2に記載の止水電線。
  4. 前記止水領域が電線の長さ方向に間隔をあけて複数設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載の止水電線。
  5. 前記指標としてのマーキング部が前記絶縁被膜の外周面に設けられている請求項3に記載の止水電線。
  6. 前記指標としての凹部が前記絶縁被膜の外周面に設けられている請求項3に記載の止水電線。
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