JP2001160478A - 接続エレメント及び/あるいは終端エレメントを備えるヒーター並びにそれの製造のための方法 - Google Patents

接続エレメント及び/あるいは終端エレメントを備えるヒーター並びにそれの製造のための方法

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JP2001160478A
JP2001160478A JP2000309406A JP2000309406A JP2001160478A JP 2001160478 A JP2001160478 A JP 2001160478A JP 2000309406 A JP2000309406 A JP 2000309406A JP 2000309406 A JP2000309406 A JP 2000309406A JP 2001160478 A JP2001160478 A JP 2001160478A
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band
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synthetic material
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Juergen Meisiek
マイジーク ユルゲン
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Airbus Operations GmbH
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    • H05B3/40Heating elements having the shape of rods or tubes
    • H05B3/54Heating elements having the shape of rods or tubes flexible
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒーターバンドとヒーター導線とを有し且つ
フルオロポリマー保護層によって被覆されている本質的
に少なくとも一つの発熱体からなるヒーターの場合に、
このヒーターに、特に飛行機の水システムの領域での使
用のために適しており且つ影響因子、バイブレーショ
ン、熱交換、低い圧力環境、及び化学製品の影響に対し
て十分な密封作用を達成し且つヒーターの接続部領域へ
の水分ないし液体の侵入を妨げる接続エレメント及び/
あるいは終端エレメントを与える。 【解決手段】 接続エレメントないし終端エレメントの
領域にシールするためにフルオロポリマー合成物質材料
が施与されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接続エレメントを
備える、あるいは終端エレメントを備える、あるいは接
続エレメント及び終端エレメントを備えるヒーター(熱
導体)、並びにヒーターにおける接続エレメントのある
いは終端エレメントのあるいは接続エレメント及び終端
エレメントの製造のための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】そのようなヒーターは、能動的な霜害防
止を達成するために、特に送水管、水タンク、弁、及び
水栓(Armature)にて並びに以下のような部材、すなわち
当該部材内を液状の製品が搬送されるような部材にて管
路システムの与熱のために使用される。特に長い飛行の
際に極端な外気温にさらされている飛行機では、十分な
霜害防止をしないと、送水管(廃水及び新鮮な水)の凍
結が起こり得る。このことは、新鮮水システムないしは
廃水システム全体の故障を導く可能性があり、且つそれ
によって例えば乗客がトイレを使用するのを不可能にす
る可能性がある。
【0003】ヒーター装置のために使用されるヒーター
バンドは、周知の従来技術では、複数の接続心線(スト
ランド)を備える発熱体を有する。当該発熱体は、フル
オロポリマー合成物質(フルオロポリマープラスチッ
ク、フッ化炭素樹脂合成物質、Fluorpolymer-Kunststof
f)からなる絶縁層によって保護される。この内側被覆
上に保護導体編組(Schutzleitergeflecht)が配置され、
合成物質外側保護被覆がこのヒーターを覆う。ヒーター
バンドは、通常はメーターウエア(長さを測って切り売
りする商品、Meterware)として提供され、対応する使
用目的のために大量生産されねばならない。いくつかの
ヒーターあるいはヒーターの接続部をエネルギー供給部
につなぐために、接続部分がヒーターバンドに端部側に
作り出される必要がある。その際、まず第一に、外側及
び内側で被覆を剥ぎ取られたヒーターバンドにて接続心
線が露出させられて、発熱体が短くされる。それによっ
て接続心線がそのとき連結導線として使用される十分な
長さを達成する。保護導体編組はすき出され(編組の一
つのリード線を取り出す)てねじられねばならず、付加
的な延長導線に接続される。保護編組の延長導線及び接
続心線の長さは合わされる。その結果、それらは同一平
面で終わっている。ヒーターバンドと接続導線との間の
移行領域は、手間のかかる方法で圧力をもらさないよう
にシールされ且つ化学的な影響及び熱交換(Waermewechs
el)に対して抵抗力があるようにされねばならない。な
ぜならば、飛行機での使用のためには影響因子、バイブ
レーション、熱交換、低い圧力環境(圧力状況、圧力
比、Druckverhaeltnisse)、及び化学製品の影響、を絶
対に考慮にいれる必要があるからである。そのために、
周知の従来技術では、手で少なくともそれぞれ接着剤/
グラウト(Klebe-/Vergussmasse)が塗布されて収縮チュ
ーブ(熱収縮可能なスリーブ、Schrumpfschlauch)をか
ぶせられる。手間のかかる接着下準備が必要不可欠であ
る。その際、エポキシ接着剤とヒーターバンドのFEP
フルオロポリマー合成物質表面との間での十分な結合を
達成するために、以下のステップが実行されねばならな
い:すなわち、外側被覆及び内側被覆を粗面にする;接
着領域をコールドクリーナー(Kaltreiniger)、例えばエ
タノール(Aethanol)でクリーニングする;腐食剤、例え
ばテトラエッチ(Tetra Etch)を塗布し、反応させる;脱
イオン水での洗浄及びコールドクリーナーでの後クリー
ニング;換気オーブン(Umluftofen)での当該ヒーターバ
ンドの乾燥、である。この下準備の後に、限定された時
間内でエポキシ接着剤の塗布及び収縮チューブのはりつ
けを行わねばならない。複数の収縮チューブが複数の層
において貼り付けられるので、この接続部領域を作り出
すための時間消費が何倍にもなる。それに加えて、機械
的な負荷(取り付けの際の、バイブレーション)のもと
で剥離が接着箇所にて発生する。なぜならば、エポキシ
接着剤は硬化させられて相対的に弾力性がなくなるが、
フルオロポリマー合成物質(FEP)はフレキシブルな
ままであるからである。
【0004】また、エッチング過程のために、固有の排
気装置を備える特別の作業場所が必要不可欠である。腐
食剤の使用は、必然的に健康の侵害を伴い、腐食剤の廃
棄処理は、付加的なコストと結びついている。
【0005】ヒーターの終端部分にも、エポキシ接着剤
及びFEP材のはりつけの準備のためのエッチング過程
を伴うこの手間のかかる下準備が必要不可欠である。D
E19726418及びDE19726419には、接
続モジュールを用いて互いに連結され得るあるいは対応
するエネルギー供給部に接続され得るヒーター装置が示
されている。ここでは、結合テクノロジーとして、移行
領域に分割されたケーシングを与えることが予定されて
いる。その際、水分(湿気)及び液体(流動体)が入る
ことに対する防護を保証するために、当該ケーシングの
内部空間が接続部の完成の後にあらゆる側から接着剤/
グラウトで埋められる。FEPフルオロポリマー表面と
のグラウト(注入剤)の固着を保証するために、この解
決策では、同様に接着下準備、例えばエッチング技術を
用いての接着下準備が必要不可欠である。この場合に
は、同様に、時間集約的な下準備、テトラエッチのよう
な腐食剤の使用の際の健康の危険並びに腐食剤の必要不
可欠な廃棄処理のようなすでに言及した不都合が生じ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、本発明は、
はじめに述べた種類のヒーターに、前述の不都合を取り
除き且つ特に飛行機の水システムの領域での使用のため
に適しており且つ影響因子、バイブレーション、熱交
換、低い圧力環境、及び化学製品の影響に対して十分な
密封作用を達成し且つヒーターの接続部領域への水分
(湿気)ないし液体の侵入を妨げる接続エレメントをあ
るいは終端エレメントをあるいは接続エレメント及び終
端エレメントを与えることを課題とする。そのようなヒ
ーターの製造のための方法も提供される。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、はじめに述
べた種類のヒーターの場合に、請求項1ないし9におい
て述べられた措置によって解決される。ヒーターにおけ
る接続エレメントまたは終端エレメントの製造のための
方法は、請求項18ならびに33において述べられてい
る。
【0008】その際、特に、健康を損なうFEP層の表
面処理及び腐食剤のような環境に負担をかける薬剤が回
避されることが有利である。スカイドロール(Skydrol)
に対する抵抗力、水分(湿気)防護、絶縁保護並びに良
好な柔軟性のための最良の性質を有するフルオロポリマ
ー合成物質材料FEPのほかに別の合成物質材料が必要
不可欠でない。収縮チューブのような付加的な部材はも
はや必須でなく、それによってヒーターにおける接続エ
レメントないし終端エレメントの製造のための時間消費
が著しく減少させられている。
【0009】別の構成及び有利な形態が従属する請求項
に述べられている。
【0010】
【発明の実施の形態】図面には本発明の実施例が示され
ている。当該実施例が以下に図1〜4をもとにして詳細
に説明される。図では同一の部材は同一の符号を付され
ている。
【0011】図1は、端部側に配置された接続エレメン
トを備えるヒーターの構造並びに当該ヒーターにおける
接続エレメントの製造のためのプロセスステップa)〜
f)を示し、図2は、端部側に配置された終端エレメン
トを備えるヒーターの構造並びに当該ヒーターの終端エ
レメントの製造のためのプロセスステップg)〜i)を
示し、図3は、第二の実施形態での接続エレメントを備
えるヒーター並びに当該接続エレメントの製造のための
作業工程aa)〜ii)を示し、図4は、ヒーターの第二の
実施形態の終端エレメントを作り上げるための作業ステ
ップkk)〜nn)を示す。
【0012】図1a)には、ヒーター(熱導体)1の基
本エレメント、発熱体(Heizelement)2が示されてい
る。発熱体2は、図示された実施形態では、合成物質、
特にフルオロポリマー(フッ化カーボン樹脂)合成物質
(FEP)/炭素混合物バンド(Kunststoff-, insbesondere
Fluorpolymerkunststoff (FEP) / Kohlenstoffgemisch-
Band)3、いわゆるヒーターバンド(Heizband)からな
る。当該バンドは、ヒーターバンドストランド(ヒータ
ーバンド素線、Heizbandlitzen)4及び5、好ましくは
銅ストランドあるいはニッケルストランド(Kupfer- ode
r Nickellitze)として形成されたヒーターバンドストラ
ンドによって貫通されている。ヒーター接続部1Aない
し1Bの領域では、ヒーターバンドストランド4及び5
が露出させられており、且つ電流回路の供給電圧への接
続のための接続心線(Anschlussadern)として利用され
る。ヒーター1は、すでにそれの製造の際に、必要とさ
れる長さで製造される。ヒーターの長さは、要求に従っ
て、敷設されるべき且つ暖められるべき送水管から判明
する。本発明に係る解決策では、通常長さを測って切り
売りする商品で存在する発熱体2が接続領域において切
り離されるのではなく、単にストランド4及び5が露出
させられるだけであり、ヒーター1の分割はより後にな
ってからの製造ステップにおいてはじめて行われる。し
たがって、ヒーター接続部1Aを作り出すだけでなく同
時に別のヒーター接続部1Bを作り出すことも可能であ
る。
【0013】図1b)では、ヒーターバンドストランド
4及び5を露出させた後に押し出し成形過程(Extrudier
vorgang)が実行され且つフルオロポリマー合成物質(F
EP− フルオロエチレンプロピレン(Fluor-Ethylen-Pr
opylen))からなる層6が(ヒーターバンド3及び接続
心線4及び5からなる)発熱体2上に塗布されることが
明らかにされている。この合成物質成形材料(プラスチ
ック成形材料、Kunststoff-Formmasse)の押し出し成形
で、絶縁層兼保護層6が生み出される。当該絶縁層兼保
護層は、特にヒーターバンド3から露出させられたヒー
ターバンドストランド4及び5への層6の移行領域7に
おいて、水をもらさないように且つ圧力をもらさないよ
うに構成されており、それによってヒーター接続部1A
及び1Bにおける改善されたシール作用が保証されてい
る。空気封入を防止するために、すべての押し出し成形
過程が真空状態で行われる。
【0014】図1c)は、ヒーター接続部1A(ないし
1B)を備えるヒーター1の製造のためのひき続いての
プロセスステップを示す。絶縁層6の後に、発熱体2上
にシールド編組(シールドブレード、Schirmgeflecht)
8が施与される。シールド編組8は、好ましくはスピン
ドル状にされた(ツイストさせられた)銅編組/ニッケ
ル編組からなる。このシールド編組8は、図1d)にお
いて明らかにされているように、ヒーター接続部1A及
び1Bの領域で切りもどされ(切っており返され、zuru
eckschneiden)ねばならない。FEP被覆を備える追加
の延長導線(Verlaengerungsleitung)9がシールド編組
8とつながれる。
【0015】このことは、従来どおりに、当該編組のす
き出し(Auskaemmen、編組の単独のリードを得る)及びね
じり(縒り)並びに前記延長導線への接続によって行わ
れてもよい、あるいは、図1d)にて示されるように、
シールド編組8Aないし8Bの対応する側との導線接続
部9Aないし9Bの溶接あるいは組み継ぎが行われる。
溶接あるいは組み継ぎの前に、延長導線9が図示された
ように接着剤で点で固定される。さらに、接続心線4及
び5並びに延長導線9がテフロンバンド10Aないし1
0Bを用いて固定される。
【0016】図1e)では、プロセスステップa)〜
d)により作り上げられたヒーター1が明らかにされて
いる。当該ヒーターは、最後に、保護被覆11を与えら
れる。この保護被覆11は、同様に、フルオロポリマー
合成物質(フッ化炭素樹脂合成物質、Fluorpolymer-Kun
ststoff)(FEP)からなり、押し出し成形過程でヒ
ーター1及びヒーター接続部1A及び1B上に施与され
る。その際、接続心線4、5及び延長導線9が完全に覆
われる。当該押し出し成形の後に、接続心線4及び5並
びに延長導線9の領域において発熱体2が切断される。
いまや、ヒーター接続部1Aないし1Bが完成され得
る。
【0017】図1f)は、ヒーター接続部1Aを備える
完成させられたヒーター1を示す。導線4、5及び9の
端部は、完全なFEP被覆11及び6から解放されてお
り、それぞれの独立した導線だけがFEP保護層を与え
られたままである。三つの導線4、5、及び9の打ち抜
き(パンチ、Ausstanzen)によって、製造技術上相当に
簡単な手段で導線を分離させることが可能である。それ
ぞれの導線4、5、及び9は、それらの端部にシングル
プラグ接点(単独差し込み接点、Einzelsteckkontakte)
12、13、あるいは14を備える。好ましくはこれら
の接点がクリンプ結合される(かしめられる、スエージ
加工される、aufquetschen)。自由な導線端部4、5、
及び9は、しるしをつけるために色つきの(赤い、白
い、ないしは青い)収縮チューブ(熱収縮可能なスリー
ブ)15、16、17を備える。FEP保護被覆11か
ら接続心線4及び5並びに延長導線9が出てくる領域1
8は、もう一度押し出し成形される、あるいは熱溶接さ
れる。領域11Aが生じる。それによって、シールド編
組8に比べての十分な緊密さ(密封性)が作り出されて
いる。ヒーター1の引き続いての使用の際に確認を容易
にするために、保護被覆11ないし領域11Aにしるし
が取りつけられ得る。
【0018】図2には、仕上げのさまざまな状態におい
て、終端エレメント1Cないし1Dを備えるヒーター1
の実施形態が示されている。ヒーター1に終端エレメン
ト1Cを作り出すために、図1a)〜c)に示す接続エ
レメント1Aないし1Bを作り出すための作業ステップ
と同じ作業ステップが実行される必要がある。したがっ
て、第一のステップでヒーター1についてヒーター1の
端部領域におけるヒーターバンド3を備える発熱体2に
てヒーターバンドストランド4及び5が露出させられる
必要がある(図1a))。さらに、フルオロポリマー合
成物質(FEP)からなる層6が押し出し成形によって
施与され(図b))且つシールド編組8がFEP層6を
覆ってかぶせられる(図c))。
【0019】図2g)をもとにして、その次の作業ステ
ップを説明する。シールド編組8が、ここで同様に切り
戻される(切って折り返される)。しかしながら、露出
させられたヒーターバンドストランド4及び5の領域を
越えて切り戻される。その結果、ヒーターバンド3の一
部ももはやシールド編組8によっておおわれていない。
終端エレメント1Cないし1Dの領域におけるシールド
編組8を切り戻したものであるシールド編組8の領域8
Cないし8Dが明らかにされている。
【0020】図2h)には、幅の狭いテフロンバンド1
9Aないし19Bが切り戻されたシールド編組8Cない
し8Dを固定することが示されている。シールド編組8
Cないし8Dと延長導線との接続は、終端エレメント1
Cないし1Dでは必要不可欠でない。その結果、シール
ド編組8のワイヤ端部が完全に被覆され得る。接続心線
(ヒーターバンドストランド)4及び5は、同様に短く
される。その結果、終端エレメント1Cないし1Dの端
部領域には全くストランドがなく、従って電流を通す素
子がない。
【0021】図2i)では、外側保護被覆20が最後の
押し出し成形過程によってシールド編組8及び終端エレ
メント1Cないし1Dの領域を覆って施与されることが
明らかにされている。押し出し成形の後に、終端エレメ
ント1C及び1Dの間で発熱体2が切断され得る。切り
離し箇所20A及び20Bは、最終的なシールのために
FEP合成物質材料で満たされ且つ溶接される。熱供給
によって外側保護被覆20とFEP層6とが、最終的な
密封が達成されて付加的な収縮チューブを貼り付けるこ
とがもはや必要不可欠でないように互いに結合される。
【0022】図3では、第二の実施形態での端部側に配
置された接続エレメント1Fを備えるヒーター1が製造
ステップaa)〜ii)の図示で明らかにされている。図3
aa)は、図1a)についての記述においてすでに詳細に
説明されたのと同様に、ヒーター1の基本エレメント、
発熱体2、を示す。しかしながら、接続エレメント1F
を備えるヒーター1のこの実施形態では、第一の実施形
態のヒーター接続部1A及び1Bの場合にはそうである
ように二つのヒーター接続部を同時に作ることは考慮に
いれられていない。
【0023】図3bb)では、押し出し成形過程が実行さ
れて、フルオロポリマー合成物質(FEP - フルオロ
エチレンプロピレン(Fluor-Ethylen-Propylen))からな
る層6が(ヒーターバンドないしはヒーターマトリック
ス3とヒーターバンドストランド4及び5とからなる)
発熱体2に施与されることが明らかにされている。この
合成物質成形材料の押し出し成形で、当該使用される材
料に基づいて水及び圧力をもらさないように構成され且
つスカイドロール(Skydrol、飛行機のための作動油)
に対して抵抗力のある絶縁層兼保護層6がつくりだされ
る。
【0024】図3cc)は、ヒーター接続部1Fを備える
ヒーター1を作り出すための引き続いてのプロセスステ
ップを示す。ヒーターバンド3とヒーターバンドストラ
ンド4及び5とからなる発熱体2が相応の長さで切ら
れ、且つ、接続心線として利用され得るように、接続部
領域でヒーターバンドストランド4及び5が露出させら
れる。絶縁層6上にシールド編組8が施与される(取り
付けられる)。シールド編組8は、好ましくは、スピン
ドル状にされた銅/ニッケル編組からなる。
【0025】このシールド編組8は、ヒーター接続部1
Fの領域で切り戻されねばならない。付加的な固定措置
として考慮にいれられた次の作業工程(図dd))を実行
することができるように、ヒーターバンド端面ないしは
ヒーターマトリックス端面3A及び押し出し成形層6の
コロナ処理(Koronabehandlung)がこの領域において考慮
にいれられている。次のステップ、エポキシ層21ない
しはブチル合成物質充填材の施与について十分な固着
(粘着)を達成するために、当該コロナ処理で、層の表
面処理ないし表面をざらざらにすることが電子照射(電
子衝撃、Elektronenbeschuss)を用いて達成される。
【0026】図3dd)では、ヒーターマトリックス端面
3Aの領域に施与されたこのエポキシ層21が明らかに
されている。このエポキシ層21は、例えば、相応の導
線端部を備えるヒーター1をエポキシ溶液/エポキシ接
着剤内に沈め、引き続いて乾かすことによって、施与さ
れる。水分(湿気)のもれを防ぐことを達成することの
別の可能性としてブチル合成物質充填材が導線端部及び
組み継ぎ領域(Spleissbereich)に塗布(施与)されても
よい。
【0027】エポキシ層21ないしブチル層は、水分が
ヒーター1の端面に侵入することができず(アーク・ト
ラッキング)且つヒーター1の機能を果たす能力が損な
われないことの付加的な保証である。
【0028】図3ee)に示されている次の作業工程にお
いて、シールド編組8がテフロンバンド22を用いて固
定される。ヒーター接続心線4及び5は、FEP被覆さ
れて好ましくは色をもって(赤、青)作り上げられてい
るカプトン(Kapton)絶縁された導線24及び25と、貫
通コネクター(Durchgangsverbinder)23を用いてつな
がれる。これらの組み継ぎ接続(Splice-Verbindungen)
を覆って、絶縁目的及び保護目的のために収縮チューブ
が配設される。従来技術では必要不可欠であるような接
着剤/グラウトが収縮チューブをかぶせる前にもはや必
要不可欠でない。
【0029】図3ff)は、FEP被覆を備える付加的な
延長導線/カプトン導線26がシールド編組8と接続さ
れる際のヒーター1の状態を示す。これは、従来どおり
に、編組のすきとり及びねじりに並びに延長導線26へ
の接続により、貫通コネクター23を用いて及び引き続
いて収縮チューブをかぶせることにより行われ得る。シ
ールド編組8のねじられた端部は符号8Eを付されて示
されている。
【0030】図3gg)で明らかにされている次の作業工
程は、ヒーター2の接続部領域を覆ってかぶせられるF
EP成形部材27の使用、及び三つの貫通コネクター2
3を導線24、25及び26と一緒に中心合わせするこ
と、及び再現され得るシリーズ接続(Serienanschlus
s)を達成することを示す。成形部材27は、接続され
た導線24、25及び26を伴う接続心線4及び5の接
続部領域並びにシールド編組8を覆ってかぶせられ得る
フード(キャップ、カバー、Haube)として構成されて
いると好ましい。成形部材27のヒーターバンド3の方
へ向けられる端部27Aは、当該成形部材がエポキシ層
21を越えて押し動かされて(押し込まれて)テフロン
バンド22に当接し得るような内側直径を有する。均等
な(一様な)移行を達成するために、成形部材27の外
側直径は、端部27Aにて、テフロン巻き付け部22の
外側直径に合わされている。成形部材27は、この領域
において好ましくはシリンダ形状に形成されており、且
つ他方の端部27Bに向かってはじめてしだいに細くな
る。成形部材27の内側輪郭は、同様に、他方の端部2
7Bに向かってしだいに細くなり且つ以下のように形成
されている。すなわち、当該成形部材が導線24、25
並びに26への接続心線4、5及びシール編組8の接続
部をおおって且つ成形部材27Aの端部27Bによって
導線24、25、26が導線24、25、26の出口に
て限定されて保持されるないしは案内されるように形成
されている。そのために、端部27Bが、導線24、2
5及び26のための受容部を形成するようにFEP材料
で埋められている。導線24、25並びに26のFEP
被覆に基づいて、FEP材料からなる成形部材端部27
Bが導線被覆と溶かし合わされ得る。溶かし合わせ領域
28が図gg)にて明らかにされている。しかし、溶かし
合わせは、次の作業ステップではじめて実行される。
【0031】エポキシ層21の利用の代わりにブチル合
成物質充填材が使用されるときには、このブチル材はF
EP成形部材27のスライド取り付け(押し込み取り付
け)の後にはじめて成形部材27と成形部材27によっ
て包まれている部材との間の空所に入れられ、その後は
じめて押し出し成形が行われる。
【0032】図3hh)では、ヒーターバンド3上及び成
形部材27のシリンダ形状の部分上のFEP材料からな
る第二の押し出し成形層29の製造が明らかにされてい
る。押し出し成形層29とFEP成形部材27との間の
移行領域30にて及び成形部材端部27Bと導線24、
25並びに26の導線被覆との間の溶かし合わせ領域2
8にて、それぞれ、FEP材料が互いに溶かし合わされ
る。最終的に、導線24、25及び26の導線端部にプ
ラグ接点31、32及び33がクリンプ結合され(押し
つぶし取り付けされ、スエージ取り付け)され、ヒータ
ー1における水をもらさず圧力をもらさない接続エレメ
ント1Fがほぼ完成させられている。
【0033】最後に、図3ii)に示されているように、
ヒーター1がしるしをつけられ得る。目印(標識)34
は、ヒーター1に印刷され得る。表示(Angaben)とし
て、パートナンバーが考慮にいれられている。プラグ接
点31、32、33は、同様に部材目印のようなしるし
を備えている収縮チューブ(熱収縮可能なスリーブ)で
覆われる。
【0034】図4では、第二の実施形態での端部側に配
置された終端エレメント1Gを備えるヒーター1が製造
ステップkk)〜nn)の図示で明らかにされている。ヒー
ター1における終端エレメント1Gを作り出すために、
まず第一に、図3aa)〜cc)に示す接続エレメント1F
を作り出すための作業ステップと同じ作業ステップが実
行される必要がある。従って、第一のステップでヒータ
ー1についてヒーターバンド3を備える発熱体2にてヒ
ーター1の端部領域にてヒーターバンドストランド4及
び5が露出させられる(図3aa))。さらに、フルオロ
ポリマー合成物質(FEP)からなる層6が押し出し成
形によって施与され(図bb))、シールド編組8がFE
P層6を覆ってかぶせられる(図cc))。これ以上の詳
細については、対応する図の説明を参照のこと。
【0035】図kk)には、そのように準備されたヒータ
ー端部が示されている。付加的な固定措置として考慮に
いれられる次の作業工程(図ii))を実行することがで
きるように、ヒーターバンド端面ないしヒーターマトリ
ックス端面3A及び押し出し成形層6のコロナ処理がこ
の領域において考慮にいれられている。次のステップ、
エポキシ層35ないしブチル合成物質材の施与に関して
十分な固着を達成するために、当該コロナ処理によっ
て、電子照射を用いての前記層の表面処理ないし表面を
ざらざらにすることが達成される。
【0036】図4ll)では、ヒーターマトリックス端面
3Aの領域に施与されたこのエポキシ層35が明らかに
されている。このエポキシ層35は、例えば、相応の導
線端部を備えるヒーター1をエポキシ溶液/エポキシ接
着剤中につけ、引き続いて乾かすことによって施与され
る。エポキシ層35の代わりに、ブチル合成物質材の施
与も可能である。エポキシ層35ないしブチル層は、水
分がヒーター1の端面に侵入できず(アークトラッキン
グ)且つそれによってヒーター1の機能を果たす能力が
損なわれない付加的な保証である。
【0037】図4mm)は、引き続いてのプロセスステッ
プとして、テフロンバンド36を用いてのシールド編組
8の固定を施すことを示す。このテフロン固定部材36
によって、シールド編組8が第一の押し出し成形層6上
に固定される。ヒーターバンドストランド4及び5は、
それぞれ、テフロンチューブ37ないし38を用いて絶
縁される。FEP材料から作られた端部キャップ39
が、そのように準備されたヒーター端部にスライド取り
付けされる(押し込まれる)。その際、開いている端部
39Aがテフロン固定部材36に当接する程度に押し込
まれ得ると好ましい。端部キャップの閉じた端部39B
は、好ましくは丸くされている。端部キャップ39とし
てのそのようなFEP成形部材の使用により、そのつ
ど、再生可能なシリーズ終端(シリーズ閉鎖、シリーズ
遮断、Serienabschluss)が達成されている。ブチル合
成物質充填材が水分の侵入に対抗して利用されるとき、
これは端部キャップ39の空洞領域にいれられる。
【0038】ヒーター1における終端エレメント1Gの
製造のための最後のプロセスステップが、図4nn)をも
とにして説明され得る。少なくともヒーター1の全端部
領域を覆って、第二の押し出し成形層40が生み出され
る。FEP層40は、少なくとも端部キャップ39の
(丸くなる部分のはじまる前の)シリンダ形状の端部領
域を包囲する溶解領域41において押し出し成形層40
と熱溶接される。
【図面の簡単な説明】
【図1】端部側に配置された接続エレメントを備えるヒ
ーターの構造並びに当該ヒーターにおける接続エレメン
トの製造のためのプロセスステップa)〜f)を示す図
である。
【図2】端部側に配置された終端エレメントを備えるヒ
ーターの構造並びに当該ヒーターの終端エレメントの製
造のためのプロセスステップg)〜i)を示す図であ
る。
【図3】第二の実施形態での接続エレメントを備えるヒ
ーター並びに当該接続エレメントの製造のための作業工
程aa)〜ii)を示す図である。
【図4】ヒーターの第二の実施形態の終端エレメントを
作り上げるための作業ステップkk)〜nn)を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ヒーター 1A、1B (第一の実施例
の)接続エレメント 1C、1D (第一の実施例
の)終端エレメント 1F (第二の実施例
の)接続エレメント 1G (第二の実施例
の)終端エレメント 2 発熱体 3 ヒーターバンド/
ヒーターマトリックス 4、5 ヒーターバンド
ストランド/接続心線 6 FEP層 7 移行領域 8 シールド編組 8A、8B、8C、8D、8E、 シールド編組の
ねじられた端部 9 延長導線 9A、9B 導線接続部 10A、10B テフロンバンド 11 FEP製の保護
被覆 11A 11の熱溶接さ
れた領域 12、13、14 シングルプラグ
接点 15、16、17 色のある収縮チ
ューブ 18 11からの出口
領域 19A、19B テフロンバンド 20 外側保護被覆 20A、20B 切り離し箇所 21 エポキシ層ない
しブチル合成物質材 22 テフロンバンド 23 貫通コネクター 24、25、26 カプトン導線 27 FEP成形部材 27A、27B 成形部材の第一
及び第二の端部 28 溶かし合わせ領
域 29 第二の押し出し
成形層 30 移行領域 31、32、33 プラグ接点 34 しるし 35 エポキシ層 36 テフロンバンド 37、38 テフロンチュー
ブ 39 端部キャップ 39A、39B キャップ39の
第一の及び第二の端部 40 第二の押し出し
成形層 41 溶解領域

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続エレメント(1A、1B;1F)を
    備えるヒーター(1)であって、当該ヒーター(1)が
    本質的に少なくとも一つの発熱体(2)を有し、当該発
    熱体がヒーターバンド(3)とヒーター導線(4、5)
    とを有し且つフルオロポリマー保護層(6)によって被
    覆されているヒーターにおいて、前記接続エレメント
    (1A、1B;1F)の領域にシールするためにフルオ
    ロポリマー合成物質材料(11;27、29)が施与さ
    れていることを特徴とするヒーター。
  2. 【請求項2】 前記フルオロポリマー保護層(6)上に
    シールド編組(8)が施与されており、当該シールド編
    組が前記接続エレメント(1A、1B;1F)の領域に
    て除去され得ることを特徴とする、請求項1に記載のヒ
    ーター。
  3. 【請求項3】 前記フルオロポリマー合成物質層(6、
    11;29)が、好ましくはFEP材が、前記接続エレ
    メント(1A、1B;1F)の領域における付加的なフ
    ルオロポリマー合成物質材とともに、圧力をもらさず且
    つ水分をもらさない結合部(11A;27、28、3
    0)を形成することを特徴とする、請求項1または請求
    項2のいずれか一項に記載のヒーター。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載のヒ
    ーターにおいて、当該ヒーター(1)の前記接続エレメ
    ント(1F)の領域に合成物質成形部材(27)が、好
    ましくはFEP材料からなる合成物質成形部材が、配設
    されていることを特徴とするヒーター。
  5. 【請求項5】 前記合成物質成形部材(27)がフード
    状に形成されており、端部(27A)がヒーターバンド
    (3)に配設されており、前記成形部材(27)のまん
    中の領域が、接続された導線(24、25、26)への
    ヒーターバンドストランド(4、5)の移行部をおお
    い、且つ別の端部(27B)が外へ飛びだしている導線
    (24、25、26)の領域に設けられていることを特
    徴とする、請求項4に記載のヒーター。
  6. 【請求項6】 前記第二のフルオロポリマー層(押し出
    し成形層29)が移行領域(30)にて前記成形部材
    (27)と溶かし合わされていることを特徴とする、請
    求項4または請求項5のいずれか一項に記載のヒータ
    ー。
  7. 【請求項7】 外へ飛び出しているヒーターバンドスト
    ランド(4、5)の領域にてヒーターバンド端面(3
    A)に圧力をもらさず且つ水分をもらさない結合の達成
    のための合成物質層(21)が設けられていることを特
    徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のヒータ
    ー。
  8. 【請求項8】 前記合成物質層(21)がエポキシある
    いはブチル合成物質充填材から形成されていることを特
    徴とする、請求項7に記載のヒーター。
  9. 【請求項9】 終端エレメント(1C、1D;1G)を
    備えるヒーター(1)にして、当該ヒーター(1)が本
    質的に少なくとも一つの発熱体(2)を有し、当該発熱
    体がヒーターバンド(3)とヒーターバンドストランド
    (4、5)とを有し且つフルオロポリマー保護層(6)
    によって被覆されているヒーターにおいて、前記終端エ
    レメント(1C、1D;1G)の領域にシールするため
    にフルオロポリマー合成物質材(20;39、40)が
    施与されていることを特徴とするヒーター。
  10. 【請求項10】 前記フルオロポリマー保護層(6)上
    にシールド編組(8)が施与されており、当該シールド
    編組が前記終端エレメント(1C、1D;1G)の領域
    にて除去され得ることを特徴とする、請求項9に記載の
    ヒーター。
  11. 【請求項11】 前記フルオロポリマー合成物質層
    (6、20;40)が、好ましくはFEP材が、前記終
    端エレメント(1C、1D;1G)の領域における付加
    的なフルオロポリマー合成物質材といっしょに、圧力を
    もらさず且つ水分をもらさない結合部(11A;27、
    28、30)を形成することを特徴とする、請求項9ま
    たは請求項10のいずれか一項に記載のヒーター。
  12. 【請求項12】 請求項9〜11のいずれか一項に記載
    のヒーターにおいて、当該ヒーター(1)の前記終端エ
    レメント(1G)の領域に、合成物質端部キャップ(3
    9)が、好ましくはFEP材料からなる合成物質端部キ
    ャップが、配設されていることを特徴とするヒーター。
  13. 【請求項13】 端部(39A)を備える前記合成物質
    端部キャップ(39)がヒーターバンド(3)に配設さ
    れており、且つ閉じた端部が露出させられたヒーターバ
    ンドストランド(4、5)を絶縁することを特徴とす
    る、請求項12に記載のヒーター。
  14. 【請求項14】 前記第二のフルオロポリマー層(押し
    出し成形層40)が溶解領域(41)にて前記端部キャ
    ップ(39)と溶かし合わされていることを特徴とす
    る、請求項9〜13のいずれか一項に記載のヒーター。
  15. 【請求項15】 外へ飛び出しているヒーターバンドス
    トランド(4、5)の領域にてヒーターバンド端面(3
    A)に合成物質層(35)が設けられていることを特徴
    とする、請求項9〜14のいずれか一項に記載のヒータ
    ー。
  16. 【請求項16】 前記合成物質層(35)がエポキシあ
    るいはブチル合成物質充填材から形成されていることを
    特徴とする、請求項15に記載のヒーター。
  17. 【請求項17】 圧力をもらさず且つ水分をもらさない
    結合部が熱溶接装置ないしは押し出し成形装置を用いて
    作りだされ得ることを特徴とする、請求項9〜16のい
    ずれか一項に記載のヒーター。
  18. 【請求項18】 ヒーター(1)における接続エレメン
    ト(1A、1B;1F)の製造のための方法にして、以
    下のプロセスステップ a)少なくとも一つのヒーターバンドストランド(4、
    5)を備えるヒーターバンド(3)が設定された長さ寸
    法に基づいて接続エレメント(1A、1B;1F)のた
    めに予定された領域にて切り開かれ且つ前記少なくとも
    一つのヒーターバンドストランド(4、5)が露出させ
    られるステップ、 b)押し出し成形過程によって、フルオロポリマー合成
    物質層(6)が、好ましくはFEP(フルオロエチレン
    プロピレン)からなるフルオロポリマー合成物質層が、
    前記ヒーターバンド(3)上に施与されるステップ、 c)シールド編組(8)が前記フルオロポリマー合成物
    質層(6)上に施与されるステップ、 d)前記シールド編組(8)が少なくとも一つの接続エ
    レメント(1A、1B;1F)の領域にて切り戻され、
    前記シールド編組(8)の当該切断箇所にそれぞれ連結
    接続部(8A、8B;8E)が形成されるステップ、 e)前記連結接続部(8A、8B;8E)に延長導線
    (9;26)の端部が接続されるステップ、 f)少なくとも一つの別の押し出し成形過程によって、
    フルオロポリマー合成物質、好ましくはFEP、からな
    る外側の保護被覆(11;29)がヒーター1上に且つ
    少なくとも領域的にヒーター接続部(1A、1B;1
    F)上に施与されるステップ、 g)接続エレメント領域(1A、1B;1F)が、ヒー
    ターバンドストランド(4、5)に導線(24、25)
    を接続すること及び/あるいは接点エレメント(12、
    13、14;31、32、33)を前記導線(4、5、
    9;24、25、26)に与えることによって完成させ
    られるステップが実行されることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 前記シールド編組(8)における前記
    連結接続部(8A、8B;8E)が前記延長導線(9、
    26)との溶接ないし組み継ぎによって形成されること
    を特徴とする、請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記シールド編組(8)における前記
    連結接続部(8A、8B;8E)が、前記編組のすき出
    し及びねじりによって形成されることを特徴とする、請
    求項18に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記延長導線(9)と前記シールド編
    組(8)との連結の前に、ヒーターバンドストランド
    (4、5)並びに前記延長導線(9)がテフロン(登録
    商標)バンド(10A、10B)を用いて固定されるこ
    とを特徴とする、請求項18〜20のいずれか一項に記
    載の方法。
  22. 【請求項22】 前記外側の保護被覆(11)の押し出
    し成形(ステップf)の後に、接続エレメント(1A)
    を備えるヒーター(1)及び接続エレメント(1B)を
    備える別のヒーター(1′)の形成のために、前記ヒー
    ターバンドストランド(4、5)を備える前記ヒーター
    バンド(3)並びに前記延長導線(9)が切断されるこ
    とを特徴とする、請求項18〜21のいずれか一項に記
    載の方法。
  23. 【請求項23】 前記保護被覆(11)からなる前記導
    線(4、5、及び9)の出口領域(11A)が十分な密
    封の達成のために熱溶接されるないし押し出し成形され
    ることを特徴とする、請求項18〜22のいずれか一項
    に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記導線(4、5、9)が、接続部領
    域(1A)にて分離させられ、それぞれ接点エレメント
    (12、13、14)を与えられることを特徴とする、
    請求項18〜23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記接点エレメント(12、13、1
    4)が、前記導線(4、5、及び9)の端部にクリンプ
    結合させられるプラグ接点として構成されていることを
    特徴とする、請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記導線(4、5、及び9)の端部が
    しるしをつけるために好ましくは色つきの収縮チューブ
    (15、16、17)を与えられることを特徴とする、
    請求項18〜25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記ステップe)の後に、FEP成形
    部材(27)が前記接続エレメント(1F)の領域に配
    置され、それがフード状に前記ヒーターバンドストラン
    ド(4、5)及びそれに接続された導線(24、25)
    を覆って並びに前記シールド編組(8)の延長導線(2
    6)を覆ってかぶせられることを特徴とする、請求項1
    8〜20のいずれか一項に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記FEP成形部材(27)の端部
    (27A)が前記シールド編組(8)に接触させられて
    この領域が水密に閉鎖され、まん中の領域にてヒーター
    バンドストランド(4、5)並びにそれに接続された導
    線(24、25)及び延長導線(26)がおおわれ且つ
    固定され、並びに、別の端部(27B)にて当該端部領
    域から外へとびだしている導線(24、25、26)が
    限定されて案内されることを特徴とする、請求項27に
    記載の方法。
  29. 【請求項29】 FEP成形部材(27)から外へ飛び
    出している導線(24、25、26)の成形部材端部
    (27B)にて溶かし合わせ領域(28)にてテフロン
    層をかぶせられた導線被覆がFEP成形部材(27)と
    溶かし合わされることを特徴とする、請求項27または
    請求項28のいずれか一項に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記接続エレメント(1F)の領域に
    前記FEP成形部材(27)を配設する前に、合成物質
    層、好ましくはエポキシ層(21)が、前記接続エレメ
    ント(1F)のヒーターバンド端面(3A)の領域に施
    与されることを特徴とする、請求項27〜29のいずれ
    か一項に記載の方法。
  31. 【請求項31】 FEP成形部材(27)と内側に位置
    する部材との間の空所にブチル合成物質充填材料が与え
    られることを特徴とする、請求項27〜29のいずれか
    一項に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記合成物質層(21)あるいは前記
    ブチル材料の施与の前に、ヒーターバンド(3)及びヒ
    ーターバンド表面(3A)の関係した表面がコロナ処理
    によって前もって処理されることを特徴とする、請求項
    30または請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 ヒーター(1)における終端エレメン
    ト(1C、1D;1G)の製造のための方法にして、以
    下のプロセスステップ、 a)少なくとも一つのヒーター導線(4、5)を備える
    ヒーターバンド(3)が設定された長さ寸法に基づいて
    終端エレメント(1C、1D;1G)のための予定され
    た領域で切り開かれ、且つ前記少なくとも一つのヒータ
    ー導線(4、5)が露出させられるステップ、 b)押し出し成形過程によって、フルオロポリマー合成
    物質層(6)が、好ましくはFEPからなるフルオロポ
    リマー合成物質層が、前記ヒーターバンド(3)上に施
    与されるステップ、 c)シールド編組(8)が前記フルオロポリマー合成物
    質層(6)上に施与され且つ前記終端エレメント(1
    C、1D;1G)の領域にて切り戻されるステップ、 d)前記ヒーター導線のストランド(4、5)が前記終
    端エレメント(1C、1D;1G)の端部領域にて導線
    なしにされるステップ、 e)別の押し出し成形過程によって、フルオロポリマー
    合成物質、好ましくはFEP、からなる外側保護被覆
    (20;40)がヒーター(1)に及び少なくとも部分
    的にヒーター終端領域(1C、1D;1G)に施与され
    るステップ、 f)前記終端エレメント(1C、1D;1G)の端部領
    域(切り離し箇所20A、20B;溶解領域41)に十
    分な密封の達成のための最終的なシールのためにFEP
    材が熱溶接されるあるは押し出し成形されるステップが
    実行されることを特徴とする方法。
  34. 【請求項34】 前記ステップe)の後に、前記終端エ
    レメント領域(1C、1D)が、切り離し箇所(20
    A、20B)の形成のもとでの終端エレメント(1C)
    を備えるヒーター(1)及び終端エレメント(1D)を
    備える別のヒーター(1′)の形成のために切断される
    ことを特徴とする、請求項33に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記切り離し箇所(20A、20B)
    が前記最終的なシールの前にフルオロポリマー合成物
    質、好ましくはFEPで満たされることを特徴とする、
    請求項34に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記ステップd)の後に、フルオロポ
    リマー合成物質、好ましくはFEP、からなる端部キャ
    ップ(39)がヒーター終端領域(1G)に配設される
    ことを特徴とする、請求項33に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記端部キャップ(39)のスライド
    取り付けの前に、合成物質(エポキシ)層(35)が前
    記ヒーター終端領域(1G)のヒーターバンド端面(3
    A)の領域に施与されることを特徴とする、請求項36
    に記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記端部キャップ(39)内に、シー
    ルのためのブチル合成物質充填材が与えられることを特
    徴とする、請求項36に記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記エポキシ層(39)ないしブチル
    合成物質充填材の施与の前に、ヒーターバンド(3)及
    びヒーターバンド表面(3A)の関係した表面がコロナ
    処理によって予め処理されることを特徴とする、請求項
    37または請求項38に記載の方法。
  40. 【請求項40】 それぞれ前記シールド編組(8C、8
    D)の切断箇所に前記切断箇所の固定のためのテフロン
    バンド(19A、19B)が固定されることを特徴とす
    る、請求項33〜39のいずれか一項に記載の方法。
  41. 【請求項41】 押し出し成形プロセス及び熱溶接プロ
    セスが真空状態で進行することを特徴とする、上記請求
    項のいずれか一項に記載の方法。
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