JP6894262B2 - 鞍乗り型車両の車体フレーム構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両の車体フレーム構造に関するものである。
自動二輪車等の鞍乗り型車両の車体フレームとして、ステアリング軸を回動自在に支持するヘッド部と、そのヘッド部から車体後方に延出する左右一対のメインフレームと、を備え、左右一対のメインフレームの後部にスイングアームを上下揺動可能に支持するためのピボットフレームが連結されるとともに、メインフレームとピボットフレームにパワーユニットが支持されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車体フレーム構造では、一対のメインフレームがアルミニウム合金等の金属材料によって形成されている。各メインフレームは、鋳造によって中空に形成されているが、メインフレームは、重量物であるパワーユニットや乗員荷重等を支える強度部材であるため、上下方向の高い剛性を要求され、また、車両の旋回性を高めるために左右方向の適度な撓み特性を要求される。このため、特許文献1に記載の車体フレーム構造では、左右のメインフレームは、車体前後方向と交差する方向の断面が、左右幅に比較して上下幅の広い略矩形状に形成されている。
特開2007−62618号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車体フレーム構造では、メインフレームの全域が金属材料によって形成されていることから、鋳造時に鋳巣や湯周り不良が発生するのを回避するために、メインフレームの上下壁の肉厚に対する側壁の肉厚の比率をある程度以上に下げることができない。即ち、メインフレームの上下壁の肉厚に対する側壁の肉厚の比率がある程度以上に下がると、上下壁には鋳造時に鋳巣が生じやすくなり、側壁には湯周り不良が生じやすくなる。
このため、特許文献1に記載の車体フレーム構造においては、製造上の制約から、メインフレームの左右方向の適度な撓み特性と上下方向の高い剛性を両立させることが難しく、高度な製造技術を必要し、コスト高になるものであった。
そこで本発明は、メインフレームの左右方向の適度な撓み特性と上下方向の高い剛性を得られるようにして、車両の旋回性を向上させることができる鞍乗り型車両の車体フレーム構造を提供しようとするものである。
本発明に係る鞍乗り型車両の車体フレーム構造は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、本発明に係る鞍乗り型車両の車体フレーム構造は、ステアリング軸を回動自在に支持するヘッド部(11)と、前記ヘッド部(11)から車体後方に延出するメインフレーム(12L,12R,112)と、を備え、前記メインフレーム(12L,12R,112)の車体前後方向と交差する方向の断面が、左右幅に比較して上下幅の広い略矩形状に形成された鞍乗り型車両において、前記メインフレーム(12L,12R,112)の金属製の本体部の上面と下面の少なくとも一方の面に、炭素繊維を車体前後方向に揃うように配向した炭素繊維強化樹脂(40)が設けられることを特徴とする。
上記の構成により、メインフレーム(12L,12R,112)に上下方向の曲げ荷重が入力されると、メインフレーム(12L,12R,112)の長手方向での上下方向の曲がりが、メインフレーム(12L,12R,112)の上面と下面の少なくとも一方の面に設けられた炭素繊維強化樹脂(40)によって抑制される。このため、メインフレーム(12L,12R,112)の上壁や下壁の肉厚を薄くしたまま、メインフレーム(12L,12R,112)の上下方向の剛性を高めることができる。これにより、メインフレーム(12L,12R,112)の上下壁の肉厚に対する側壁の肉厚の比率をある程度以上に下げることなく、側壁の肉厚を薄くすることが可能になる。したがって、この構造を採用した場合には、製造時に鋳巣や湯周り不良来すことなく、メインフレーム(12L,12R,112)の左右方向の適度な撓み特性と上下方向の高い剛性を得ることができる。
前記メインフレーム(12L,12R,112)の上面と下面の両面に、前記炭素繊維強化樹脂(40)が設けられるようにしても良い。
この場合、メインフレーム(12L,12R,112)の上壁と下壁の肉厚を薄くしたまま、メインフレーム(12L,12R,112)の上下方向の剛性をより高めることができる。
前記炭素繊維強化樹脂(40)は、前記メインフレーム(12L,12R,112)の上面または下面と、前記ヘッド部(11)のステアリング軸の外周面に略沿う領域とに跨って設けられるようにしても良い。
この場合、炭素繊維強化樹脂(40)の引っ張り強度を有効活用してヘッド部(11)の剛性も高めることができる。また、メインフレーム(12L,12R,112)とヘッド部(11)を連続した炭素繊維強化樹脂(40)によって補強することができるため、車体フレームの本体部に対する炭素繊維強化樹脂(40)の結合作業を容易に行うことができる。
前記炭素繊維強化樹脂(40)は、前記メインフレーム(12L,12R,112)の断面において、前記メインフレーム(12L,12R,112)の中心を基準に左右対称に設けられるようにしても良い。
この場合、メインフレーム(12L,12R,112)の断面において、炭素繊維強化樹脂(40)が左右対称に設けられているので、車両の旋回時に左右の剛性バランスが等しくなる。これにより、車両の旋回性がより向上する。
本発明によれば、メインフレームの上面と下面の少なくとも一方の面に、炭素繊維を車体前後方向に揃うように配向した炭素繊維強化樹脂が設けられているため、メインフレームの左右方向の適度な撓み特性と上下方向の高い剛性を得ることができる。これにより、車両の旋回性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 本発明の第1の実施形態の車体フレームの平面図である。 本発明の第1の実施形態の車体フレームの側面図である。 本発明の第1の実施形態の車体フレームの図2のIV−IV線に沿う断面図である。 本発明の第2の実施形態の車体フレームの側面図である。 本発明の第2の実施形態の車体フレームの斜視図である。 本発明の第2の実施形態の車体フレームの図6のVII−VII線に沿う断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特別に断らない限り車両における向きと同一とする。また、図中の矢印FRは車両の前方を指し、矢印UPは車両の上方を指し、矢印LHは車両の左側方を指すものとする。
最初に、図1〜図4に示す第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る鞍乗り型車両を左側方から見た図である。
本実施形態に係る鞍乗り型車両は、前輪Wfと後輪Wrを各一つずつ有し、エンジン2によって後輪Wrが駆動される自動二輪車である。以下、本実施形態の鞍乗り型車両については、「自動二輪車1」と呼ぶものとする。
自動二輪車1の車体フレームFは、前端部に配置されて図示しないステアリング軸を回動自在に支持するヘッド部11と、ヘッド部11から左右に分岐して後斜め下方へ延出する左右一対のメインフレーム12L,12Rと、メインフレーム12L,12Rの後部領域から下方に延出する左右一対のピボットプレート13L,13Rと、メインフレーム12L,12Rの後端部から車体の後斜め上方に向かって延出する左右一対のシートフレーム14L,14Rと、を備えている。ヘッド部11には、ステアリング軸を軸支するヘッドパイプ11aが埋設されている。
なお、上記の部材のうち紙面前後で重なって隠れている部材(例えば、メインフレーム12R)は、図示都合上括弧書きで符号を付している。以下の説明では、紙面前後で重なって隠れている部材については同様に扱っている。
ヘッド部11に支持されたステアリング軸の上下の各端部には、トップブリッジ9とボトムブリッジ10が固定されている。トップブリッジ9とボトムブリッジ10には、サスペンション部材である左右のフロントフォーク15L,15Rが支持されている。フロントフォーク15L,15Rの下端部には、前輪Wfが回転自在に軸支されている。トップブリッジ9の上部には操向ハンドル4が取り付けられている。
また、ヘッド部11には、ヘッド部11の前方を覆うフロントカウル16が取り付けられている。
メインフレーム12L,12Rの上部には燃料タンク50が取り付けられている。燃料タンク50の後部側のシートフレーム14L,14Rには乗員が着座するためのシート51が支持されている。
メインフレーム12L,12Rの下方には、エンジン2及び変速機3を主要素とするパワーユニットPUが設置されている。パワーユニットPUは、メインフレーム12L,12Rとピボットプレート13L,13Rに支持されている。パワーユニットPUのエンジン2は、シリンダ部2aが前部上方側に起立している。シリンダ部2aの上方側には吸気管8が接続され、シリンダ部2aの下方側には排気管7が接続されている。
左右のメインフレーム12L,12Rの前部寄りの下縁には、後斜め下方に延出するハンガー部30が一体に設けられている。エンジン2の一部は、そのハンガー部30に支持されている。
吸気管8には、図示しないスロットルボディを介してエアクリーナ19が接続されている。エアクリーナ19は、シリンダ部2aの上方の左右のメインフレーム12L,12R間に配置されている。
また、排気管7は、シリンダ部2aの下方から車体後方側に引き回され、その後端部にマフラー6が接続されている。
左右のピボットプレート13L,13Rにはピボット軸35が設けられている。ピボット軸35には、スイングアーム34の前端部が上下揺動可能に軸支されている。スイングアーム34の後端部には、後輪Wrが回転可能に軸支されている。後輪Wrの車軸は、パワーユニットPUの出力軸36に、ドライブチェーン37を介して動力伝達可能に接続されている。
図2は、車体フレームFの主要部を上方から見た図であり、図3は、車体フレームFの主要部を左側方から見た図である。また、図4は、図2の車体フレームFのIV−IV線に沿う断面を示した図である。
車体フレームFは、図2,図3に示すように、ヘッド部11と左右のメインフレーム12L,12Rの前部領域と、左右のメインフレーム12L,12Rの中間部領域と、左右のピボットプレート13L,13Rとメインフレーム12L,12Rの後部領域とが、それぞれアルミニウム合金等の金属材料によって鋳造されている。これらの金属ブロックの主要部は、例えば、図4に示すように中空に形成されている。また、これらの金属ブロックは鋳造後に相互に溶接等によって接合されている。
左右のメインフレーム12L,12Rは、図4に示すように、車体前後方向と交差する方向の断面が、左右幅に比較して上下幅の広い略矩形状に形成されている。そして、左右のメインフレーム12L,12Rの前部領域の上面12uと下面12lには、炭素繊維を車体前後方向に揃うように配向した帯状の炭素繊維強化樹脂40が接合されている。
本実施形態の場合、炭素繊維強化樹脂40は長尺な一連の帯状片によって構成されており、その帯状片は二組設けられている。炭素繊維強化樹脂40は、左右のメインフレーム12L,12Rの上面12u及び下面12lと、ヘッド部11の上縁側と下縁側の周域部とに接合されている。具体的には、一つの炭素繊維強化樹脂40の帯状片は、左右のメインフレーム12L,12Rの上面12uと、ヘッド部11の上縁のステアリング軸の外周面に略沿う領域とに跨って接合され、別の炭素繊維強化樹脂40の帯状片は、左右のメインフレーム12L,12Rの下面12lと、ヘッド部11の下縁のステアリング軸の外周面に略沿う領域とに跨って接合されている。メインフレーム12L,12Rの左右の側面12sには炭素繊維強化樹脂40は接合されていない。
炭素繊維強化樹脂40の帯状片の幅は、左右のメインフレーム12L,12Rの上下の各面と略同幅とされている。メインフレーム12L,12Lの上面12uと下面12lに接合される炭素繊維強化樹脂40は、メインフレーム12L,12Lの前後方向と交差する断面において、メインフレーム12L,12Lの各幅方向の中心c1を基準に左右対称に設けられている。
なお、本実施形態においては、メインフレーム12L,12Rの上面12uと下面12lに炭素繊維強化樹脂40が設けられているが、メインフレーム12L,12Rの上面12uと下面12lのいずれか一方の面にのみ炭素繊維強化樹脂40を設けるようにしても良い。
以上のように、本実施形態に係る車体フレーム構造では、メインフレーム12L,12Rの上面12uと下面12lに、炭素繊維を車体前後方向に揃うように配向した炭素繊維強化樹脂40が接合されている。このため、メインフレーム12L,12Rに上下方向の曲げ荷重が入力されると、メインフレーム12L,12Rの長手方向での上下方向の曲がりが、炭素繊維強化樹脂40の車体前後方向に揃うように配向された炭素繊維によって抑制される。
したがって、この車体フレーム構造では、メインフレーム12L,12Rの鋳造部の上壁や下壁の肉厚を薄くしたまま、メインフレーム12L,12Rの上下方向の剛性を高めることができる。
このため、上記の理由により、メインフレーム12L,12Rの鋳造部の上下壁の肉厚に対する側壁の肉厚の比率をある程度以上に下げることなく、側壁の肉厚も薄くすることができる。よって、本実施形態に係る車体フレーム構造を採用した場合には、メインフレーム12L,12Rの鋳造時に鋳巣や湯周り不良を発生させることなく、メインフレーム12L,12Rの左右方向の適度な撓み特性と上下方向の高い剛性とを得ることができる。この結果、車両の旋回性能を向上させることができる。
また、本実施形態においては、炭素繊維強化樹脂40の帯状片が、メインフレーム12L,12Rの上面12uまたは下面12lと、ヘッド部11のステアリング軸の外周面に略沿う領域とに跨って接合されている。このため、炭素繊維強化樹脂40の引っ張り強度を有効活用してヘッド部11の周域の剛性も高めることができる。
また、本実施形態のように、炭素繊維強化樹脂40の連続した帯状片をメインフレーム12L,12Rの上面12uまたは下面12lと、ヘッド部11のステアリング軸の外周面に略沿う領域とに跨って接合するようにした場合、メインフレーム12L,12Rとヘッド部11に対する炭素繊維強化樹脂40の結合作業を容易に行うことができる。
さらに、本実施形態の車体フレーム構造においては、炭素繊維強化樹脂40が、メインフレーム12L,12Rの前後方向と交差する断面において、各メインフレーム12L,12Rの幅方向の中心を基準に左右対称に設けられている。このため、この構成を採用した場合には、車両の旋回時における左右の剛性バランスが等しくなり、車両の旋回性が向上する。
図5は、第2の実施形態の車体フレームFaの主要部を左側方から見た図であり、図6は、第2の実施形態の車体フレームFaの斜視図である。また、図7は、図6のVII−VII線に沿う断面図である。
第1の実施形態の車体フレームFは、ヘッド部11から一対のメインフレーム12L,12Rが左右に分岐して車体後方側に延出する車体フレームであるが、第2の実施形態の車体フレームFaは、ヘッド部111から一本のメインフレーム112が車体後方側に延出し、そのメインフレーム112の後部に一本のピボットフレーム113が接合された車体フレームである。
なお、図5,図6中の符号130は、メインフレーム112の左右両側から斜め下方に延設されたハンガー部である。
第2の実施形態の車体フレームFaは、炭素繊維を車体前後方向に揃うように配向した炭素繊維強化樹脂40がメインフレーム112の上面112uと下面112lの略全幅に亘って接合されている。本実施形態の場合、炭素繊維強化樹脂40の帯状片がメインフレーム112の上面112uと、ヘッド部111のステアリング軸の外周面に略沿う領域とに跨って接合され、かつ、別の炭素繊維強化樹脂40の帯状片がメインフレーム112の下面112lと、ヘッド部111のステアリング軸の外周面に略沿う領域とに跨って接合されている。
第2の実施形態の車体フレームFaの場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
また、本発明に係る鞍乗り型車両は、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)に限らず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の小型車両も含まれる。
1…自動二輪車(鞍乗り型車両)
11,111…ヘッド部
12L,12R,112…メインフレーム
40…繊維強化樹脂
F,Fa…車体フレーム

Claims (4)

  1. ステアリング軸を回動自在に支持するヘッド部(11)と、
    前記ヘッド部(11)から車体後方に延出するメインフレーム(12L,12R,112)と、を備え、
    前記メインフレーム(12L,12R,112)の車体前後方向と交差する方向の断面が、左右幅に比較して上下幅の広い略矩形状に形成された鞍乗り型車両において、
    前記メインフレーム(12L,12R,112)の金属製の本体部の上面と下面の少なくとも一方の面に、炭素繊維を車体前後方向に揃うように配向した炭素繊維強化樹脂(40)が設けられることを特徴とする鞍乗り型車両の車体フレーム構造。
  2. 前記メインフレーム(12L,12R,112)の上面と下面の両面に、前記炭素繊維強化樹脂(40)が設けられることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム構造。
  3. 前記炭素繊維強化樹脂(40)は、前記メインフレーム(12L,12R,112)の上面または下面と、前記ヘッド部(11)のステアリング軸の外周面に略沿う領域とに跨って設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム構造。
  4. 前記炭素繊維強化樹脂(40)は、前記メインフレーム(12L,12R,112)の断面において、前記メインフレーム(12L,12R,112)の中心を基準に左右対称に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム構造。
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